...

県内でノロウイルスを病因物質とする食中毒事件が多発しています。

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

県内でノロウイルスを病因物質とする食中毒事件が多発しています。
今年に入り、県内でノロウイルスを病因物質とする食中毒事件が多発しています。
今一度、予防方法を確認し、ノロウイルスによる食中毒を予防しましょう!
【最近の食中毒事例(平成 24 年1月~3 月)】
No.
発生月日
主な発生場所
患者数
原因食品
(疑い含む)
1
2
3
1月9日
2月13日
2月22日
出雲市
浜田市
松江市
38名
64名
140名
複合調理品
かき
複合調理品
飲食店(仕出し屋) 下痢、嘔吐
イベント(臨時営業) 下痢、発熱
飲食店(旅館)
下痢、嘔吐
4
5
6
7
2月29日
3月18日
3月20日
3月18日
出雲市
浜田市
浜田市
浜田市
3名
229名
49名
28名
かき
複合調理品
複合調理品
複合調理品
飲食店(一般食堂)
飲食店(弁当屋)
飲食店(仕出し屋)
飲食店(仕出し屋)
8
3月16日
松江市
12名
かき
【感
染
経
原因施設
主な症状
下痢、嘔気
嘔吐、嘔気
下痢、嘔吐
下痢、嘔吐
飲食店(一般食堂) 嘔気、発熱
路】
主な感染経路は、
①ノロウイルスを保有している食品(カキ、あさりなどの二枚貝)を生又は加熱丌十分で食べたとき。
②ノロウイルスに感染している人の手指を介して汚染された食品を食べたとき。
③ノロウイルスに汚染された調理器具、施設等を介して汚染された食品を食べたとき。
※ 食品を介さずに手指などから感染した場合は、食中毒ではなく感染症となります。
【予 防 対 策】
主な予防対策としては、
①加熱調理は、85℃1 分間以上で十分に加熱する。
②調理従事者の健康状態を毎日確認し、下痢、嘔気等の症状がある場合は、調理業務から外れるなど
必要な措置をとる。
③正しい手洗いを徹底する。また、共用タオルは避け、ペーパータオル等を使用する。
④調理器具等は次亜塩素酸ナトリウム又は熱湯で効果的に消毒する。
<ノロウイルスの特徴>
・感染性胃腸炎(腸感冒)の主な原因の一つ。
・主な症状は下痢・嘔吐・嘔気・腹痛。
・潜伏期間は 24 時間から 48 時間。
・人の腸管内のみで増殖し、食品中では増殖しない。
・少量のウイルス(10~100 個)で感染する。
・ウイルスの便への排出は、症状が消失した後も 1 週間ほど
(長い場合 1 ヶ月程度)持続する。
ノロウイルス
<手洗い方法>
ノロウイルスを消毒する
【消毒液の作り方】
①水で手をぬらし、石けんをつけ
1000ppm 消毒液
200ppm 消毒液
る。
②指、腕を洗う。特に指の間、指
消毒液
5%原液
50 倍に
250 倍に
の
の場合
希釈する
希釈する
作り方
10%原
100 倍に
500 倍に
(30 秒程度)
液の場合
希釈する
希釈する
③石けんをよく洗い流す。
吐物・便で汚染された
調理器具・床・トイレ
場所や衣類の消毒
のドアノブ・便座の消毒
使用する場所
※薬店などで消毒剤として市販されているものの塩素濃度は、
5%と 10%があります。必ず確認して使用しましょう。
【ペットボトルで消毒液を作ろう】(塩素濃度 5%濃度の場合)
先をよく洗う。
④使い捨てペーパータオル等でふ
く。
(タオル等の共用はしないこと。
)
⑤消毒用のアルコールをかけて手
指によくすりこむ。
●1000ppm 消毒液の作り方
漂白剤(ペットボトルのキャップ 2 杯分)
+
※作業開始前及び用便後や汚染作
水
ふたをして
500ml ペットボトル(全体を 500ml としてよく混ぜ合わせる)
に入念な手洗いが望まれます。
※ノロウイルスに有効な手洗い用
●200ppm の消毒液の作り方
漂白剤(ペットボトルのキャップ 2 杯分)
業から清潔作業に移る際には特
+
消毒液はありませんので、石け
水
ふたをして
2L のペットボトル(全体を2L としてよく混ぜ合わせる)
んで手指に付着しているウイル
スを十分に洗い流すことが重要
です。
【お問い合わせ先】
・松江保健所 0852-23-1317
・浜田保健所
0855-29-5557
・雲南保健所 0854-42-9645
・益田保健所 0856-31-9551
・出雲保健所 0853-21-1185
・隠岐保健所 08512-2-9714
・県央保健所 0854-84-9807
・島前支所
08514-7-8121
・健康福祉部薬事衛生課 0852-22-6292/5264
Fly UP