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資料 - 和歌山県ホームページ
(平成21年12月現在) 1.和歌山経済 和歌山経済と 経済と産業の 産業の特徴 ○ 県内総生産の推移 かつては好調だったが、長期的な伸び率では全国で最下位 昭和50年 順位 平成18年 順位 S50→H18 伸び 順位 和歌山県 1兆3,242億円 34位 3兆4,688億円 40位 2.6倍 47位 全 国 151兆6,402億円 - 518兆8,242億円 - 3.4倍 - ○ 製造品出荷額(生産額)の状況 大正14年 (1925年) 昭和50年 (1975年) 平成7年 (1995年) 平成20年 (2008年) 和歌山県 1億円 1兆8,374億円 2兆2,560億円 3兆2,656億円 全 国 69億円 126兆3,535億円 306兆296億円 334兆160億円 全国順位 15位 22位 35位 28位 全国シェア 1.8% 1.5% 0.7% 1.0% ○ 製造業構造比較 S50 和歌山県 構成 比率 (%) 出荷額 (億円) 億円) 化学 1,130 6.2 石油 5,884 鉄鋼 上記3業種 電気機械 下記4業種 H20( 20(速報) 速報) 構成 比率 (%) 出荷額 (億円) 億円) 合計 出荷額 (億円) 億円) 構成 比率 (%) H20( 20(速報) 速報) 構成 比率 (%) 出荷額 (億円) 億円) 出荷額 伸 び率 H20/S50 2.5 化学 104,762 8.3 281,015 8.4 2.7 32.0 7,690 23.5 1.3 石油 75,677 6.0 140,058 4.2 1.9 5,702 31.0 11,323 34.7 2.0 鉄鋼 114,818 9.1 242,324 7.3 2.1 12,716 69.2 21,894 67.0 1.7 上記3業種 295,257 23.4 663,397 19.9 2.2 30 0.2 508 1.6 16.9 電気機械 105,943 8.4 167,706 5.0 1.6 169 0.9 896 2.7 5.3 下記4業種 167,796 13.3 1,071,517 32.1 6.4 電子部品・デバイス 精密機械 S50 全国 8.8 2,881 情報通信機械 輸送用機械 出荷額 伸 び率 H20/S50 - 情報通信機械 144,796 4.3 - 204,578 6.1 - 636,954 19.1 4.2 215 0.7 - 電子部品・デバイス 134 0.7 158 0.5 1.2 輸送用機械 35 0.2 523 1.6 15.1 精密機械 18,374 100.0 32,656 100.0 1.8 合計 150,799 11.9 16,997 1.3 1,263,535 100.0 85,188 2.6 3,340,160 100.0 5.0 2.6 ◇ 和歌山県の産業構造は、30年前と変化なし(鉄鋼・石油・化学で約7割) 〔全国は、輸送用機械(自動車)、電子機械等が伸展〕 1 ○ 人口の推移 和歌山の人口のピークは昭和57年の1,090千人 平成12年~17年の人口減少率は、全国2位(▲3.2%) 単位:千人 S50 S60 H7 H12 H17 H21.8月 和歌山県 1,072 1,087 1,080 1,070 1,036 1,006 順位 35位 39位 39位 39位 39位 39位 ○ 高速道路の整備と工場立地の状況 ◇ モータリゼーション時代に取り残された和歌山 H12-17 の減少率ワースト4県 人口減少率 1位 秋田県 2位 和歌山県 3位 青森県 4位 島根県 県税減少率 1位 高知県 2位 島根県 3位 和歌山県 4位 鳥取県 高規格幹線道路 2車線 4車線 6車線 高速道路空白地 ◇ 工場の新規立地は、新しく開通した高速道路 沿道を中心に進展 2 ○ 和歌山県の成長の芽 ◇ 日本の産業界で特に優れた技術を生み出した企業や個人に授与され る「大河内記念賞」に2社が生産特賞を受賞しています。 ・ 無縫製コンピューター横編機及びデザインシステムを活用してニット製 品の高生産方式を開発した「(株)島精機製作所」 ・ シームレスパイプの製鋼工程において高品質・高効率・低環境負荷を同時 実現する次世代製鋼プロセスを開発した「住友金属工業㈱和歌山製鉄所」 ◇ 日本が世界に誇れる中小企業を選定する「元気なモノ作り中小企業 300社」に22社が選ばれ、これは全国の人口比率と比べて高い 割合となっています。 ※ 平成 18 年度…6 社、平成 19 年度…6 社、平成 20 年度…4 社、平成 21 年度…6 社 ・ 高機能ポリマー原料の世界シェア約80%を誇る「和歌山精化工業(株)」 ・ マグロの生の美味しさを損なわない独自の新冷凍技術を開発した「(株)ヤ マサ脇口水産」 ・ 食べても安心な可食性インクを開発して注目されている「紀州技研工業(株)」 ◇ 果樹など日本一の生産量を誇る農林水産物が数多くあります。 ・ みかん(全国シェア 19.2%)、うめ(57.9%)、かき(20.2%)、スターチス (39.7%)、山椒(65.6%)、備長炭(48.1%)、鮎(養殖)(21.1%) ◇ 世界各国の食品メーカーが出品する代表的な食品コンクールである 「モンド・セレクション」で、平成 21 年度は 73 カ国、2,180 商 品が出品されたと言われるなかで、最高金賞を10社13品が受賞 しました。 ・ 江戸時代創業した「田端酒造(株)」は、21年連続の受賞(日本最高記録) ◇ 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」をはじめ、美しい海岸線や数々 の清流など、観光資源に恵まれています。 奇岩の列柱「橋杭岩」 「白崎海岸」 パンダ家族が生活する 「アドベンチャーワールド」 ほんまもん 体験 川の熊野古道 「熊野川」 ホエールウオッチング 林業(間伐)体験 3 2.企業誘致と 企業誘致と県内企業の 県内企業の育成 ○ 企業誘致のための環境整備 高速道路等のインフラ整備はすぐには進みませんが、手続きの 迅速化を図るなど企業を受け入れるための条件整備を進めることで、 大きな実績を上げました。 ◇ 平成18年12月からの企業誘致実績 72件(投資額 3,365億円) それ以前の企業誘致実績(約25年間) 94件 ○ 県内企業の育成 第1 日本が世界に誇れる中小企業を選定する「元気なモノ作り中小 企業300社」に選ばれた企業をはじめ、独創的で高い技術力を 誇る企業のさらなる技術革新等を支援しています 。 ◇ 国の研究開発プロジェクトの活用 ◇ 知的財産の戦略的活用促進 ◇ わかやま中小企業元気ファンド(80億円) ◇ わかやま農商工連携ファンド(20億円) 等 ※ 発明の祭典in和歌山 (社)発明協会和歌山県支部60周年を機に、平成21年11月に発明協会 総裁である常陸宮同妃両殿下をお迎えし「発明の祭典in和歌山」を開催 しました。 第2 販路を世界市場も含め、広く開拓する積極的企業経営を支援 ◇ 和歌山県優良県産品(プレミア和歌山)推奨制度 悠久の歴史の中で先人が育んできた技術・技能や温暖な気候 風土の恵みによる農林水産品、いにしえより伝わる伝統芸能な ど、“和歌山ならでは”の産品を『プレミア和歌山』として認定 ◇ ドイツで開催される国際消費財見本市「アンビエンテ」をはじめ、 国内外の展示会等へ出展 ※プレミア和歌山認定推奨品(321件) 分 野 製造物 生鮮物 観光資産 認定推奨品 加工食品 梅干し、ジャム、蒲鉾、水産加工品、酒類など 伝統的工芸品 那智黒硯、紀州たんす 産業製品 墨、はさみ、耐熱手袋、シュロ箒 農産物 温州みかん、梅、桃、宿根カスミソウなど 認定件数 234 17 8 28 畜産物 鶏卵、鶏肉、熊野牛 8 特用林産物 備長炭、ぶどう山椒 11 水産物 マダイ、カツオ、マグロ、クエ 10 祭り 熊野御燈祭、熊野速玉祭、那智の火祭り、粉河祭 4 5 3.農林水産業の 農林水産業の再活性化 ○ 国内外への和歌山産品の販売促進のため、数多くの展示会へ出展して います。 ◇ アジア・環太平洋地域で最大規模の食品・飲料専門展示会 「F00DEX JAPAN」 ◇ 来場者60万人を超える日本最大の食のイベント「食博覧会・大阪」 ◇ 県内事業者約100社が参加して県外バイヤーとのマッチング機 会を毎年創出する「わかやま産品商談会IN大阪」 ◇ 国際見本市への出展に加え、シンガポールやタイ、マレーシアな ど各国の大手百貨店等で和歌山フェアを7回開催(平成21年度) ○ 「わがまち元気プロジェクト」や「新農林水産業戦略プロジェクト」 により、県内各地の特産物や優れた景観などを活用した産業づくりを 展開しています。 プロジェクト項目 プロジェクトの概要 事業地域 “真田・紀州九度山” まちづくり 関ヶ原合戦ののち、真田昌幸・幸村父子が隠棲し た地としての知名度を活かし、真田物語の作成と 語り部の養成、まちなか観光拠点の充実、「紀州 真田そば」店舗設置など「真田」ブランドを活用 した観光と特産品づくりを推進 九度山町 “イノブタ”を核と した新複合産業の 創出 イノブタ発祥の地(昭和45年3月誕生)の知名 度を活かし、イノブタ生産の拡大、加工品の製 造・販売、食による観光を組み合わせた新たな複 合産業を創出 すさみ町 “花のまち御坊” ステップアップ プラン 全国有数の花き産地(スターチス生産量は日本 一)である素地を活かし、生産コスト低減と販路 拡大による産地力の強化を進めるとともに、本願 寺日高別院の寺内町として発展してきた歴史を活 かし、花と町並みを資源とした観光産業を創出 御坊市 “由良・白崎海岸” 観光まちづくり 石灰岩でできた白亜の岬と紺碧の海という景観を 誇る“白崎海岸”を核に、体験型観光のメニュー づくりや教育旅行などの誘致、地元食材による料 理・特産品づくりなど、観光業・農業・漁業・商 業が一体となった町おこしを推進 由良町 “南紀白浜・川添茶” の振興と白浜観光 魅力アップ 上級煎茶で名高い”南紀白浜・川添茶”の魅力を 活かし、新品種(べにふうき)の導入、全国手揉 み茶品評会への出展など生産・加工・販売対策を 進めるとともに、白浜温泉の旅館・ホテルでの 「川添茶でのおもてなし」など、観光とタイアッ プしたブランド力向上を推進 白浜町 5 4.世界遺産を 世界遺産を活かした戦略的観光 かした戦略的観光の 戦略的観光の展開 ○ 豊富な観光資源(3頁を参照) ◇ 世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道 ◇ ラムサール条約湿地に登録された串本の海 ◇ 山・川・海に多数のすばらしい温泉 ◇ 中国以外では世界最多となる 7 頭のパンダ ◇ 全国で6番目に多い国宝・重要文化財 ◇ 1000年以上の長きにわたり、高野・熊野の地を訪れる人々を 分け隔てなく受け入れてきたおもてなしの伝統 アクションプログラムに基づく戦略的な観光振興 ○ 世界遺産登録5周年記念事業 高野・熊野の魅力を世界に発信するため、東京での「高野・熊野三山 シンポジウム」をはじめとして、シンポジウム、世界遺産ウォーク、 世界遺産展などのイベントを展開 ○ 体験型観光の推進 ◇ ほんまもん体験 … 337メニューで28.8万人を誘客(平成20年度) ◇ 修学旅行誘致 … 8府県から15校 2,450人を誘致(平成21年度) ○ 積極的な誘客活動 ◇ 赤坂Sacasでの「Le わかやまマルシェ2009 in赤坂サカス」 をはじめ、首都圏で10回のプロモーションを実施(平成21年度) ◇ 高野山への観光客が多いフランス・イタリアにおいて、平成21年10月 にプロモーションを実施 観光客数(宿泊者数)の推移 700 642 650 600 550 585 外国人宿泊者数の推移 20.0 668 619 16.8 15.0 585 580 12.6 546 10.0 530 500 5.0 450 1.3 400 0.0 S50年 S55年 S60年 H2年 H7年 H12年 H18年 H20年 昭和60年 平成18年 平成20年 外国人宿泊者数(万人) 宿泊者数(万人) 6