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ディスクロージャー2015を公開しました(PDF)

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ディスクロージャー2015を公開しました(PDF)
心豊かな大地づくり人づくり
ディスクロージャー誌
2015
JA 広島中央
広島中央農業協同組合
目
ごあいさつ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.経営理念および経営方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2.経営管理体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
3.事業概況(平成 26 年度) ・・・・・・・・・・・・・・・・・2
4.農業振興活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
5.地域貢献情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
6.リスク管理の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
7.自己資本の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
8.主な事業の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
2.損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
3.注記表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
4.剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
5.部門別損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
損益の状況
1.最近5事業年度の主要な経営指標 ・・・・・・・・・・・・25
2.利益総括表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
3.資金運用収支の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
4.受取・支払利息の増減額 ・・・・・・・・・・・・・・・・25
次
3.主要な経済事業取扱実績
(1)買取購買品取扱実績
(2)受託販売品取扱実績
(3)買取販売品取扱実績
Ⅳ
経営諸指標
1.利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
2.貯貸率・貯証率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
Ⅴ
自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項 ・・・・・・・・・・・・31
2.自己資本の充実度に関する事項 ・・・・・・・・・・・33
3.信用リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・33
4.信用リスク削減手法に関する事項 ・・・・・・・・・・35
5.派生商品取引および長期決済期間取引の
取引相手のリスクに関する事項・・・・・・・・・・・・36
6.証券化エクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・36
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項・36
8.金利リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・36
Ⅵ
連結情報
1.グループの概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
(1)グループの事業系統図
(2)子会社等の状況
(3)連結事業概況(平成 26 年度)
(4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
(5)連結貸借対照表
(6)連結損益計算書
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
(8)連結注記表
(9)連結剰余金計算書
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況
(11)連結事業年度の事業別経常収益等
2.連結自己資本の充実の状況 ・・・・・・・・・・・・・52
(1)自己資本の構成に関する事項
(2)自己資本の充実度に関する事項
(3)信用リスクに関する事項
(4)信用リスク削減手法に関する事項
(5)派生商品取引および長期決済期間取引の
取引相手のリスクに関する事項
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
(8)出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
(9)金利リスクに関する事項
Ⅶ
財務諸表の正確性等にかかる確認・・・・・・・・・・・・59
Ⅱ
Ⅲ 事業の概況
1.信用事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
② 定期貯金残高
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
② 貸出金の金利条件別内訳残高
③ 貸出金の担保別内訳残高
④ 債務保証見返額の担保別内訳残高
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
⑥ 貸出金の業種別残高
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
⑧ リスク管理債権の状況
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金の
リスク管理債権の状況
⑪ 貸倒引当金の期末残高および期中の増減額
⑫ 貸出金償却の額
(3)内国為替取扱実績
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
② 商品有価証券種類別平均残高
③ 有価証券残存期間別償還予定額
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
② 金銭の信託の時価情報等
③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、
有価証券関連店頭デリバティブ取引
2.共済取扱実績
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(2)医療系共済の入院共済保有高
(3)年金共済の年金保有高
・・・・・・・・・・・・・・30
【JAの概要】
1.機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60
2.役員構成(役員一覧) ・・・・・・・・・・・・・・・61
3.特定信用事業代理業者の状況 ・・・・・・・・・・・・61
4.店舗等のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・61
法定開示項目掲載ぺージ一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・62
自己資本比率の算定に関する用語解説一覧・・・・・・・・・・63
ごあいさつ
組合員の皆さまには、ますますご健勝のこととお喜びを申しあげます。
平素は農協の各事業運営に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
経済を巡る情勢については、平成 27 年 1 月から 3 月期の実質国内総生産(GDP)の成長率は、消費増税後に落ち込んだ個人消
費の持ち直しが続き、1 次速報によると年率換算で 2.4%となり、2 四半期連続のプラス成長となると発表されました。
農業においては、農業従事者の高齢化が進む一方、担い手不足も深刻化しているなかで、平成 26 年は米価が 22%下がり、稲
作主体の管内において、農家経済を直撃し、農家の生産意欲の減退も危惧されたことから、当 JA は、水稲生産振興積立金を取
り崩し、総額 2,800 万円の支援を行うことを決定いたしました。農村に活力を取り戻すためにも米価の回復が望まれるところで
す。
我が国の食料自給率は現在 39%(平成 25 年度:農林水産省「食料需給表」)と、先進国の中で最低であり、これ以上の悪化
は、将来に禍根を残すと思っています。地域農業、とりわけ美しい水田を守り、文化伝統の宝庫である農村社会を壊してはなり
ません。
JA を取り巻く情勢については、政府主導で進められている農協改革への対応が急務であります。協同組合の理念に沿って農協
が自らの問題として将来を決める「自己改革」として「JA グループ広島改革プラン」を基本に進めてまいります。
その内容は、1)営農経済改革 2)地域づくり改革 3)組織 JA 運営改革
の 3 つの改革を進め農家所得の増大と地域の活性化をめざします。
具体的には、当 JA で進めている地域農業戦略に基づいて野菜を中心とした戦略的農業の振興と、地産地消を中心とした都市
型農業の振興を進めます。また、米については、生産コストの低減、販売力の強化をはかるとともに、水田のフル活用などを進
め、所得の増大に努めてまいります。
地域活性化については「支店ふれあい委員会」の活動をさらに活発化させて地域との連携を深め、地域社会への貢献を進めて
まいります。
経営基盤の強化については、財務体質の改善に引き続き取り組むとともに収益構造の安定化に向け、業務の効率化とコストの
削減を進め、健全経営に努めてまいります。
今年度は、経営刷新中期計画の最終年度として、「実践」を合言葉にして役職員一丸となって組合員の営農と生活を守るため、
全力をあげて事業を展開いたします。一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
広島中央農業協同組合
代表理事組合長 德永 雄
1.経営理念および経営方針
《経営理念》
あったかーい 大地をめざし
私たちは地域農業の創造と
心豊かな大地づくり人づくりをめざします。
【行動指針】
共生・創造・信頼・公平・実践
《経営方針》
◇農業振興と地域社会への貢献
農業をめぐる環境は、農業者の減少(高齢化・後継者不足)などがあいまって農業生産の衰退や耕作放棄地の拡大など、農
業の継続、集落の存続が危ぶまれる状況が生じています。
農業者の所得向上を図り、地域農業を支え、安全・安心な農産物を消費者に提供するため、集落営農の組織化、新規就農者
の支援に取り組むとともに、担い手支援を中心に管内の多様な農業者ニーズと、安全・安心な農産物に対する消費者のニーズ
を結ぶ活動を実践し、生産者と消費者の期待に応えます。
◇組合員と消費者の満足度向上
JAは日常生活のあらゆる場面に密着した事業を営んでいます。各種商品やサービスが多様化・高度化するなかで、利用者
のニーズは安全、安心でかつ健康志向になってきており、またゆとりを重視する傾向も見られます。当JAは、JAが提供す
るサービスの質を高め、組合員と消費者のニーズに応えた、真心のこもった商品・サービスの提供に努めます。
◇信頼と期待に応える経営
将来にわたって組合員の営農と生活を守るためには継続的な改革を行い、信用・共済事業依存型の収支構造からの脱却と、
より効率的・効果的な事業運営を徹底し、メリットを具体的に感じることができる事業運営の確立が必要です。財務体質の健
全性向上に努め、リスク管理態勢の確立とコンプライアンスを重視した職場づくりに取り組みます。
当 JA では、「“選ばれる JA 広島中央”への挑戦!」をビジョンに掲げ、地域とともに歩み、地域から信頼される JA を
めざします。安心して暮らせる住み良い町づくりのため、将来とも農業・地域において最も信頼され頼りにされ、組合員をは
じめとする利用者・地域住民・消費者から第一に選ばれる JA であることをめざします。
2.経営管理体制
◇経営執行体制
当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定事項を踏まえ、総代会
において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っています。また、総代会で選任された監事が理事会の
決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。また、組合員の意志反映を目的に、定期的に地区別総代説明会を開催し、
組合員からの意見や苦情を組織的な業務改善に繋げる取り組みを行っています。
信用事業については、専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第 30 条に規定する常勤監事および員外監事を設置
し、ガバナンスの強化を図っています。
- 1 -
3.事業概況(平成 26 年度)
①指導事業
●農地集積と法人設立の支援
「人・農地プラン」
「農地中間管理機構」を活用した農地の集積に向け、関係機関と連携して支援を行いました。その結果、管内で新
たに1法人が設立され、13 地区で法人化する話し合いを開始しました。また、東広島市から事務委託を受け行った農作業受委託マッ
チング事業(農作業受委託斡旋事業)では、137 件・約 42 ha の実績となりました。
●農家所得向上に向けた取り組み
農家の所得向上をめざした稲作の低コスト栽培の取り組みとして、水稲鉄コーティング直播栽培の実証展示圃を設置し、省力化と併
せた栽培体系の確立に向けて情報収集を行いました。
●水稲栽培講習による品質の向上とコスト削減の取り組み
農家所得の向上と品質確保のために、管内 54 会場で水稲栽培ごよみ説明会を開催し、715 人の生産者に参加いただきました。生産
数量と等級比率向上に向け、徹底した技術指導を行うとともに、新たな取り組みとして、栽培コスト削減に向けた栽培ごよみと土壌マ
ップを活用した低コストの施肥を提案しました。
●野菜振興の取り組み
主要品目のアスパラガス・ナス・ピーマン・カボチャ・白ネギの収量拡大と品質向上に向けた取り組みとして、栽培技術講習会・出
荷目合わせ会を定期的に開きました。ピーマン・ナスは、エコファーマー認定を受け、安全・安心を消費者に伝える仕組みにより、販
売を行いました。12 月には、生産者相互での意見交換や技術的交流を促す仕組みづくりのために、アスパラガス・ナス・ピーマン・
カボチャの合同の野菜生産者大会を開き、90 人の部会員に参加いただきました。新規就農および栽培希望者を対象に、各グリーンセ
ンターにおいて園芸講座を開き、186 人が野菜の栽培技術を取得しました。
●食農教育の取り組み
食と農の大切さを伝える食農教育の一環として、管内の小学校 15 校で高学年を対象に、地域の生産者が出張授業を行いました。ま
た、管内の小学生と保護者を対象に農業体験イベント「賀茂大地満喫ツアー」を開催し、59 人に参加いただきました。
②販売事業
●米の集荷
管内産米の販売を拡大するために、集荷数量 361,000 袋を目標に取り組みました。しかしながら、県内の作況指数が 95 に止まる
なか、集荷実績は 322,872 袋となりました。
品質においては、登熟期に天候が回復したことから、1 等比率 86.9%と前年を 9.1 ポイント上回る結果になりました。
●野菜の販売拡大と JA ブランドの確立への取り組み
ピーマン・ナス・アスパラガスなどの主要品目の生産振興と冬場の所得確保をはかるため、全農型契約農場による白ネギの生産拡大を
行いました。また、JA ブランド産品の確立に向け、全農育成品種・長玉ミニトマト「アンジェレ」を「あまいでがんす!」として 425Kg
のPR販売を行いました。
●農産物直売所「となりの農家」
「安全・安心」の地元農産物の生産・販売を行うために、産直友の会や支店・グリーンセンター・ふれあい委員会と連携し、地域の特
色を活かしたイベントを開いたことから、来店者は 3 店舗合計で前年対比 108%となり、販売高は 3 億 7,687 万円、前年対比で 109%
の実績となりました。また、地元農産物の企画販売の強化のために、特別栽培米にこまる「う米でがんす」10.5tの販売や「大和もも」・
「加工品詰合せセット」など産直ギフト 229 万円の販売などに取り組みました。あわせて、地域情報誌やケーブルテレビ等の各種メデ
ィアを通じて、旬の野菜やイベントなどの情報発信を定期的に行いました。
●加工品の開発と販売拡大の取り組み
管内産米の加工販売を強化するため、東広島市米粉普及推進協議会・商工会議所・学校給食センターと連携し、からあげ専用の米粉「コ
メカラの米粉」を、東広島市内の学校給食センターや量販店・飲食店へ 1,159 ㎏販売しました。
③購買事業
●農家所得の維持・向上への取り組み
平成 26 年産の米価下落対策として作成した「低コスト米栽培ごよみ」に基づき資材提案を行いました。また、今年度出荷いただいた
くず米の紙袋代金還元・入出庫料・保管料助成、農機具ローン等にかかる金利助成、予約肥料農薬購入に対する還元助成(平成 27 年産
対象)の実施を目的とした「JA広島中央緊急対策」に取り組みました。
●個別の経営実態に即した農機関連情報の提供
農機部門では、農機保有台帳を基に、継続的な農家訪問活動に取り組み、ニーズに合った情報の提供と省力化や効率化の提案に取り組
みました。また、白ネギに関する機械の研修会ならびに実演会を開催し、野菜関連機械の供給につなげました。農作業事故撲滅の活動と
して、年 3 回開催した展示会内で安全講習会を行い、安全に対する啓発に取り組みました。
④葬祭事業
●利用者の視点に立った施行
施行技術や価格だけではなく、当家・会葬者の視点に立ったサービスの提供に努めました。自宅葬・会館葬をはじめとし、近年需要
が増している家族葬にも積極的に対応した結果、349 件の施行が実現しました。
⑤信用事業
●貯金残高伸長への取り組み
JAらしい金融事業をめざし、民間金融機関との差別化をはかるために、農畜産物をアピールする企画商品「食農応援隊定期貯金」
を手掛け、利用者の皆さまに好評をいただきました。そのほか、県内統一キャンペーン「熱闘応援団!!2014」「当たってええJAん
2014」
、および独自キャンペーン「定期貯金ステップアップ」
「冬のキャンペーン金利定期貯金プラスワン」を提案し、積極的に事業展
開を行いました。年金受給者の会「ねんきん倶楽部」の設立に伴い、年金受取者の特典を充実させました。そのなかでも「年金感謝デー」
では、全店で延べ 2,112 人に来店いただきました。また、公的年金に関する各種相談に対応するため、全店で年金相談会を開き、延べ
106 人の相談に応じました。また、窓口相談機能の向上をはかるため、集合研修および店内OJTを実践しました。それと同時に、事
務堅確性向上と不祥事未然防止を目的に本店事務リーダーを設置し、臨店での点検指導を行いました。こうした取り組みの結果、昨年度
から 35 億円純増させ、総貯金残高 1,536 億円となりました。
●生活に関する資金需要への取り組みと農業メインバンクの実践
貸出金業務では、全店で開催した年間 4 回の住宅ローン相談会で 305 組、ローンプラザで年間 3 回の独自ローン相談会を開き、48
組の相談に対応しました。また東広島ハウジングフェアへ年間 4 回参加し、772 組の方からアンケートの回答をいただきました。また、
農業メインバンクを実践するため、担い手や営農法人への訪問活動を延べ 1,307 回実施した結果、稲作経営安定緊急対策資金として
14 件、4,943 万円のご利用をいただきました。
●相続支援室の取り組み
専門的な知識を必要とする相続相談業務などを行うため新設した相続支援室では、組合員・利用者を対象に、年 3 回の相続対策セミ
ナーを開催し、175 人の参加をいただきました。あわせて、セミナー当日に 30 組の個別相談を行うなど、その後も継続的な対応をさ
せていただき、相続に関する様々な疑問や不安・悩みに対し、問題解決への助言および支援活動を行いました。
●組合員・利用者の健康増進への取り組み
金融事業を通じた地域貢献活動として、組合員の健康増進を目的に、健康促進体操を各地区で行い、延べ 1,007 人に参加いただきま
した。
- 2 -
●自己資本比率
金融機関の健全性指標である自己資本比率については、一層の財務基盤の強化に努め、JAバンク自主ルール基準 8%を上回る
12.49%を維持しています。
⑥共済事業
●不安に対する安心の提供
異常気象による自然災害や地震に対しての不安を解消するため、地域の方に防災マップを配布し、これらに対応する商品を提供しま
した。また、貯蓄性に優れた建物更生共済(振替払)や、相続対策の商品など、時代ニーズに合った商品の提案を行いました。また、日
本人の死亡原因第1位のがんに対応する「がん共済」や社会問題化している介護のための「介護共済」の推進に重点をおいて活動しまし
た。
「自動車共済」においては、高齢者による事故多発などの時代背景を受けて、既存の保障内容の見直しを積極的に行いました。こう
した取り組みの結果、平成 26 年度の契約実績は、がん共済 248 件・年金共済 325 件・介護共済 298 件・建物更生共済 2,230 件・
自動車共済においてはJA広島中央管内で 20,668 台、推進ポイント実績は計画対比 102.8%となりました。なお、平成 25 年度全国
共済農業協同組合連合会が算出したソルベンシー・マージン比率(支払余力)は、821.2%となっており、保険会社の健全性を示す水
準とされる 200%をはるかに超えています。
●平成 26 年度共済金支払額
平成 26 年度、JA広島中央管内でお支払した共済金支払金額は、71 億円となりました。主な内訳は、生命共済が 11 億 9 千万円・
建物共済が 1 億 1 千万円・自動車自賠責共済が 5 億 1 千万円・傷害共済等が 5 千万円・満期共済金や年金などが 52 億 2 千万円です。
●組合員・利用者へ感謝の取り組み
交通安全ポスター・書道コンクールをはじめ、生活習慣病予防健診やアンパンマン交通安全キャラバン・心が通う認知症セミナーに
加えて、8 月には「JA広島中央が贈る感謝の集い」のイベントを開催し、組合員・利用者の皆さまに喜んでいただきました。
4.農業振興活動
◇安全・安心な農産物づくりへの取り組み
(生産履歴記帳の徹底・特別栽培農産物およびエコファ-マ-への推進など)
◇担い手・新規就農者への支援
(就農相談会・担い手専任指導員の設置・集落法人との情報交換会実施など)
◇JAパディマップ(水田土壌調査図)・土壌診断による肥培管理対応
◇野菜パッケ-ジセンタ-の設置
◇農産物直売所の設置・管内量販店等へのインショップ展開・管内学校給食への地場農産物供給など地産地消の拡大
◇農業関連特別融資制度(農業サポ-トロ-ン・農機ハウスロ-ン・営農ロ-ンなど)の推進
◇農業祭の開催、消費者との産地交流イベントの実施、管内の小学校を中心とした農業体験学習(食農教育)への取り組みなど
5.地域貢献情報
◇地域貢献活動
●JA女性部活動
JA女性部の基本方針である 3 カ年計画「JA女性 心をひとつに 今をつむぎ 次代へつなごう!」の実践2年目とし
て、さまざまな活動を展開しました。地元野菜を使ったバザー活動をはじめとし、ちゃぐりんフェスタ・グラウンドゴル
フ大会の実施や環境保全運動としてエコキャップ運動に取り組みました。広島市で発生した土砂災害に対しては、支部単
位で義援金を募り、JA広島県女性組織協議会を通じて寄付をしました。また、組織活性化に向けて、他のJA女性部フ
レッシュミズ部会と交流を行いました。
●地域社会への貢献から活性化へ
地元組合員・利用者の皆さまとのさらなる関係性の構築と地域社会の活性化をはかることを目的とした「支店ふれあい
委員会」の活動を本格的に開始しました。地域イベントへの参加や支店祭りの主催をはじめ、清掃活動・各種セミナーな
どを開催し、地域ならびに各支店環境に応じた特色のある地域貢献活動に取り組みました。
◇社会貢献活動(社会的責任)
● 環境問題への取り組み(廃プラ・廃農薬回収、太陽光発電の推進等)
● 各種募金活動、公益団体への寄付
● 偽造キャッシュカード対策 など
◇地域貢献情報
● ホームページや FM 東広島による地域情報発信
● 集落、地域社会の活性化対策への取り組みを目的とした広報活動(地域の様々な取り組みの調査・取材・紹介による地域
に根ざした取り組み)
● 住宅ローンおよび無料年金相談会の開催
● 職場体験学習の受け入れ など
◇地域密着型金融への取り組み(中小企業等の経営の改善および地域の活性化のための取り組みの状況を含む)
● 地域農業の担い手となる農業者および生産者団体組織への支援・助言を目的とした相談訪問活動
● 営農指導員による農業メインバンク CS(顧客満足度)調査の実施
● 「金融円滑化にかかる基本的方針」に沿った農業者等への経営支援に関する取り組みの実践 など
≪金融円滑化にかかる基本的方針≫
当JAは、農業者の協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者をはじめとする地域のお客さまに対して
必要な資金を円滑に供給していくこと」を、「当組合の最も重要な役割のひとつ」として位置付け、当組合の担う公
共性と社会的責任を強く認識し、その適切な業務の遂行に向け、以下の方針を定め、取り組んでまいります。
1
当JAは、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込みがあった場合には、お客さまの特性お
よび事業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対応するよう努めます。
2 当JAは、事業を営むお客さまからの経営相談に積極的かつきめ細かく取り組み、お客さまの経営改善
に向けた取り組みをご支援できるよう努めてまいります。
また、役職員に対する研修等により、上記取り組みの対応能力の向上に努めてまいります。
- 3 -
3
当JAは、お客さまから新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みがあった場合には、お客さまの経
験等に応じて、説明および情報提供を適切かつ十分に行うように努めてまいります。
また、お断りさせていただく場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努めます。
4 当JAは、お客さまからの、新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談お
よび苦情については、公正・迅速・誠実に対応し、お客さまの理解と信頼が得られるよう努めてまいりま
す。
5 当JAは、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込み、事業再生ADR手続の実施依頼の確
認または地域経済活性化支援機構もしくは東日本大震災事業者再生支援機構からの債権買取申込み等の求
めについて、関係する他の金融機関等(政府系金融機関等、信用保証協会等および中小企業再生支援協議
会を含む。)と緊密な連携をはかるよう努めてまいります。
また、これらの関係機関等から照会を受けた場合は、守秘義務に留意しつつ、お客様の同意を前提に情
報交換しつつ連携に努めます。
6 組合長以下、関係役員部長を構成員とする「コンプライアンス委員会」にて、金融円滑化にかかる対応
を一元的に管理し、組織横断的に協議します。
7 当JAは、本方針に基づく金融円滑化管理態勢について、その適切性および有効性を定期的に検証し、
必要に応じて見直しを行います。
6.リスク管理の状況
◇リスク管理体制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保し、信頼性を高めてい
くことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく「リスク管理基本方針」を策定し、
認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備しています。
また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じてリスク管理体制の充
実・強化に努めています。
①
信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む)の価値が減少ないし消失し、金
融機関が損失を被るリスクのことです。当JAは、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決
定しています。また、通常の貸出取引については、本店に融資審査部門を設置し各支店と連携を図りながら、与信審査を行
っています。審査にあたっては、取引先の償還能力評価をはじめ、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を
行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上をはかるため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債
権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金
については「債権の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産および財務の健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフ・バランスを含
む。)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金
利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利また
は期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、
価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化および財務
の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債
の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析および当JAの保有有価証券ポートフォ
リオの状況などを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層を含んで構成するALM委員会を定期的に開
催して、日常的な情報交換および意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針およびALM委員会で
決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管
理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、または通常よ
りも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)および市場の混乱等に
より市場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリス
ク(市場流動性リスク)のことです。
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めて
います。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性を把
握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④
事務リスク管理
事務リスクとは、職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機関が損失を被るリスクのこ
とです。当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務研修の徹底をはかるととも
に、自主検査を実施し事務リスクの削減に努めています。
また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善をはかるとともに、内部監査により重点的なチェック
を行い、再発防止策を実施しています。
〔リスク管理体系〕
事業部により信用リスク・市場リスク・流動性リスク・事務リスクの管理を行い、またリスク管理部署によりリスク測定・
リーガルチェック等を行い、これらを各種委員会や審議会で協議・審議し、最終的に理事会に報告・協議する管理体制とし
ています。
- 4 -
◇法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
利用者保護への社会的要請が高まっており、また企業の不祥事に対する社会の厳しい批判に鑑みれば、組合員・利用者か
らの信頼を得るためには、法令等の遵守はもとより、透明性の高い経営を行うことがますます重要になっています。
このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、この徹底こそが不祥事を未然に
防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点にたち、コンプライアンスを重視した経営に取り組みます。
〔コンプライアンス運営態勢〕
● 本店各部署・各支店等にコンプライアンス担当者を設置し、コンプライアンスの推進を図っています。
● 毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統括部署を設置し、その進捗管理
を行っています。
● コンプライアンス研修は、毎月各部署単位で行い、統括部署でその内容と実施状況を検証し、経営層へ報告しています。
● 組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情・相談等の専門窓口を設置し、本店各
部署・各支店等に苦情担当者と苦情責任者を配置して迅速な報告体制を構築しています。
● 内部通報窓口となる専門部署を設けるとともに、県域の「JAグループ広島ヘルプライン」への参加および独自のヘル
プライン窓口を設置し職場からの情報を収集しています。
◇金融ADR制度への対応
① 苦情処理措置の内容
当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホームページ・チラシ等で公表
するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等の解決を図ります。
当JAの苦情等受付窓口(電話:082-422-6168(月~金 9 時~17 時 ※祝日、1 月 1 日~3 日、12 月 31 日は除
く))
② 紛争解決措置の内容
当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
● 信用事業
弁護士会仲裁センター(公益社団法人「総合紛争解決センター」)
①の窓口または広島県JAバンク相談所(電話:082-545-1601)にお申し出ください。
● 共済事業
(社)日本共済協会 共済相談所(電話:03-5368-5757)
(財)自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部 03-5296-5031)
(財)日弁連交通事故相談センター(電話:本部 03-3581-4724)
(財)交通事故紛争処理センター(電話:東京本部 03-3346-1756)
上記以外の連絡先については、①の窓口にお問い合わせ下さい
◇内部監査体制
当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理および各部門の業務の遂行状況を、
内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善に努
めています。
また、内部監査は、JAの本店・支店のすべてを対象とし、中期および年度の内部監査計画に基づき実施しています。監
査結果は代表理事組合長および監事に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部門の改善取り組み状況をフォ
ローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項について
は、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。
7.自己資本の状況
◇自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基盤の強化を経営の重
要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理および業務の効率化等に取り組んだ結果、平成
27 年 3 月末における自己資本比率は、12.49%となりました。
◇経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
項 目
内 容
発 行 主 体
広島中央農業協同組合
資本調達手段の種類
普 通 出 資
コア資本に係る基礎項目に算入した額
3,053 百万円(前年度 3,070 百万円)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、当JAが抱える
信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理およびこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持をはかるとともに、
内部留保の積増しにより自己資本の充実に努めています。
また、平成 19 年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別の方法で質的ま
たは量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価することにより、経営の健全
性維持・強化を図っております。
- 5 -
8.主な事業の内容
(1)主な事業の内容
〔信用事業〕
信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。この信用事業は、JA・信
連・農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」として大きな力を発揮しています。
◇貯金業務
組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。普通貯金、当座貯金、定期
貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額にあわせてご利用いただいています。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振込等もご利用いただけます。
なお、定期的に年金相談会を開催しています。
商品名
内
容
主として、営業資金の決済口座として小切手や手形の支払口
座にご利用いただけます。
出し入れ自由で、年金・給与振込や公共料金の自動支払いが
できます。
出し入れ自由で、年金・給与振込や公共料金の自動支払いが
できます。ペイオフに対する全額保護商品『無利息貯金』
当座貯金
普通貯金
決済用普通貯金
お預入れ期間
自由
自由
自由
普通貯金(総合口座)
普通貯金と定期貯金を一冊の通帳にセットし、定期貯金を担
保に自動貸越ができる機能を備えています。
貯蓄貯金
出し入れ自由でキャッシュコーナーもご利用になれます。
(公共料金等の自動支払、および給与・年金・配当金等の自
動受取はご利用できません)
自由
納税準備貯金
納税資金を準備するための貯金です。普通貯金よりも利息が
お得で非課税です。
自由
通知貯金
お預入れから7日経てばいつでも払戻ができます。短期間の
お預入れに適しています。
7 日以上
定期積金
スーパー定期貯金
大口定期貯金
積み立て期間を決めて掛金を払込み、満期日にまとまった給
付金を受取るもので、満期に対して積立てる目標式と掛金を
決めて積立てる定額式があります。
1 か月・3 か月・6 か月・1 年・2 年・3 年・4 年・5 年の定額方式
と 1 か月超 5 年未満の期日指定方式があり、自動継続・総合
口座の取り扱いもできます。
また、1 年ごとの単利型と 6 か月ごとの複利型があります。
大口の資金運用に最適です。単利型の商品ですから毎年利息
を受け取れます。
変動金利
定期貯金
金利情勢の変動に伴い、6 か月毎に金利が変動します。
期日指定
定期貯金
お預入れから 1 年経過後は、ご指定いただいた満期日に払戻
しできる 1 年複利の定期貯金です。
自由
お預入れ金額・単位
1円以上
1円単位
1円以上
1円単位
1円以上
1円単位
1円以上
1円単位
1円以上
1円単位
1円以上
1円単位
5 万円以上
1円単位
6 か月以上
8 年以内
1,000 円以上
1円単位
1,000 円以上
1 か月以上
5 年以内
1 か月以上
5 年以内
1円単位
1,000 万円以上
1円単位
3年
1 か月以上
3 年以内
1,000 円以上
1円単位
1,000 円以上
300 万円未満
1円単位
◇貸出業務
農業専門金融機関として、農業の振興をはかるための農業関連資金はもとより、組合員の皆さまの生活を豊かにするための
生活改善資金等を融資しています。
また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共団体、農業関連産業・地元企業等、
農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興はもとより、地域社会の発展のために貢献しています。
さらに、株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付も取り扱っています。
商品名
内容・特色
融資金額
融資期限
ク イ ッ ク
クイックカードローン専用カードで生活に必要な一切の資金にご利
最高 50 万円
2年更新
カードローン
用いただけます。手続き簡単でご利用いただけるローンです。
ワイドカードローン専用カードで生活に必要な一切の資金にご利用
ワ イ ド
いただけます。ご契約金額は、100・200・300 万円の 3 コース
最高 300 万円
1 年更新
カードローン
あります。
JAが指定する保証機関(三菱UFJニコス株式会社)の保証型カー
ドローン専用カードで、生活に必要な一切の資金にご利用いただけま
カードローン
最高500万円
1年更新
(三菱UFJニコス型) す。ご契約金額は、10万円以上500万円以内とし、10万円単位
とします。
営農貯金口座にセットする営農に必要な一切の資金にご利用いただ
営農ローン
最高 300 万円
1 年更新
けるローンです。
農機具ローン
農業機械器具の取得に必要な資金にご利用いただけます。
最高 600 万円
最長 7 年
農業サポート
ローン
農業機械、農業施設の取得に必要な資金から災害時には運転資金
100 万円以内を簡便な手続きでご利用いただけます。
最高 300 万円
最長 7 年
農機ハウス
ローン
農業を営む方または農業に従事している方へ農機具の購入からパイ
プハウス・格納庫の建設資金まで幅広くご利用いただけます。
最高 1,800 万円
最長 10 年
新規就農支援資金
就農開始 5 年目までの新規就農者の農業経営にかかる設備、農機具
の購入、運転資金の借入にご利用いただけます。
最高 1,000 万円
最長 12 年
- 6 -
土地購入や住宅の新築・購入・増改築などのマイホーム資金にご利用
いただけます。
ライフプランに併せて次の金利タイプをご用意しています。
長プラ変動金利型:長期プライムレートに連動した変動金利商品
短プラ変動金利型:住宅ローンプライムレートに連動した変動金利
商品
固定・変動選択型:一定の期間(3 年・5 年 10 年)固定金利か住宅
ローンプライムレートに連動した変動金利を選択できます。
住宅ローン
最高 5,000 万円
最長 35 年
住宅ローン
(借換応援型)
住宅の新築・購入・増改築資金の借換にご利用いただけます。
ライフプランに併せて次の金利タイプをご用意しています。
長プラ変動金利型:長期プライムレートに連動した変動金利商品
短プラ変動金利型:住宅ローンプライムレートに連動した変動金利
商品
固定・変動選択型:一定の期間(3 年・5 年・10 年)固定金利か
住宅ローンプライムレートに連動した変動金利を選択できます。
最高 4,000 万円
最長 32 年
リフォーム
ローン
変動金利の商品でマイホームの増改築資金にご利用いただけます。
最高 1,000 万円
最長 15 年
マイカーローン
マイカーローン
リピーター型
フリーローン
マイカー購入、車 、修理、運転免許取得等に必要な資金をご利用い
ただけます。金利タイプは固定金利型と変動金利型の2種類がありま
す。
当JAでマイカーローンを 利用中で返済実績が 2 年以上ある方、ま
たは、2年以上返済実績があり完済後2年以内の方にご利用いただけ
ます。金利タイプは固定金利型と変動金利型の2種類があります。
最高 500 万円
最高 500 万円
最長7年
(JA住宅ローン
借入者は 10 年)
最長7年
(JA住宅ローン
借入者は 10 年)
最長 5 年
耐久消費財の購入など生活に必要な資金のローンです。
最高 200 万円
教育ローン
お子様の学資資金にご利用いただくもので、在学期間中の据置期間も
設定でき、固定金利と変動金利の2種類があります。
最高 500 万円
カード型教育
ローン
お子様の学資資金にご利用いただくもので、在学期間中は、カードを
使ってATMでご利用でき、卒業後最長 7 年のゆとり返済ができま
す。
最高 300 万円
最長 14 年間
賃貸住宅
ローン
資産活用としての賃貸住宅の新築・増改築など経営に必要な資金にご
利用いただけます。
最高 4 億円
最長 30 年
(JA住宅ローン
借入者は 7 年)
最長13年 6 か月
(JA住宅ローン借
入者は15年)
ローン以外に不動産等を担保とした証書貸付や、国等の利子補給制度を活用した近代化資金等があります。なお、各種ロー
ンのご利用に際しましては、ご契約の規定がありますのでご確認のうえ、ゆとりある計画的なご活用をお願いします。
◇為替業務
全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、当JAの窓口を通して
全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安全・確実・迅速にできます。
◇その他の業務およびサービス
当JAでは、コンピューター・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払や事業主のみなさまのための
給与振込サービス、自動集金サービスなど取り扱っています。
また、国債(利付・割引国庫債券)の窓口販売の取り扱い、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、信用金庫などでも現金
引き出しのできるキャッシュサービスなど、いろいろなサービスに努めています。
〔共済事業〕
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の「生命と財産」を相互扶助によりト
ータルに保障する共済です。事業実施当初から生命保障と損害保障の両方を実施しており、個人の日常生活のうえで必要とさ
れるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。
JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。
種
類
終身共済
特
徴
保障切れの心配が無く、大切なご家族の生活資金や万が一の備えを一生涯保障する共済です。
一時払終身共済
共済掛金を契約時にまとめてお支払いただくことで、死亡のときに備えながら、長期資金確保・相
続対策ニーズに応えることができます。
積立型終身共済
病歴のある方、持病のある方、通院中の方でも、一定の範囲でご加入いただける終身共済です。
養老生命共済
一時払養老生命共済
万が一の保障と、将来の資金づくりに「満期金」を受け取れる共済です。
簡単な告知で加入でき、共済期間は 5 年または 10 年の 2 つのプランから選べます。毎月予定利率
の見直しがあり、貯蓄性を重視した共済です。
介護共済
所定の要介護状態になったとき、「介護共済金」をお受取りになれる、一生涯の介護保障です。
一時払介護共済
所定の要介護状態になったとき、「介護共済金」をお受取りになれる、一生涯の介護保障です。被
共済者が万一の場合には、一時払共済掛金と同額の「死亡給付金」をお受け取りになれます。
- 7 -
がん共済
引受緩和型
定期医療共済
医療共済
こども共済
建物更生共済
予定利率変動型
年金共済
自動車共済
自賠責共済
がんと闘うための安心を一生涯にわたって手厚く保障します。上皮内がんのほか、脳腫瘍も対象と
しています。
通院中など健康状態に不安がある方も簡単な告知で加入できます。また、所定の条件で 5 年ごとに
健康祝金が受け取れます。
病気やケガによる入院・手術を保障する共済です。共済期間を 10 年更新型・80 歳満了型・終身
保障型、1 回の入院支払限度日数を 120 日・200 日・365 日と契約者のニーズにあわせて保障内
容が選択できます。
日帰り入院から保障を行い、先進医療や高齢期になっても医療費の経済的な負担に備えることがで
きるので安心です。
お子さまの入学資金の準備に最適なプランです。お子さまの病気やけがによる入院・手術にも充実
した医療保障でカバーできるのが特長です。
大切なお住まいを、火災はもちろん地震や台風などの自然災害からも幅広く保障します。リフォー
ム資金や家財の買い替え資金に活用できる満期タイプの共済です。
快適なセカンドライフを楽しむために、積立て感覚で生活資金の準備ができます。予定利率変動型
ですので、年金額の増額も期待できます。
対人賠償や対物賠償をはじめ、人身傷害、搭乗者傷害、車両保障、車両諸費用保障など、割安な掛
金で万一の自動車事故を幅広く保障します。
法律ですべての自動車に加入が義務づけられています。ハンドルを握る人には欠かせないクルマの
共済です。
傷害共済
日常のさまざまな災害によるアクシデント(死亡、後遺障害、治療)を、安心プランで保障します。
大切なお住まいが、万が一、火災などによって損害を受けた場合に、共済金をお支払いする掛け捨
てタイプの共済です。
平成 26 年度における当JAの共済金のお支払い額は 71 億円となりました。主な内訳は、生命共済が 11 億 9 千万円、建物
共済が 1 億 1 千万円、自動車自賠責共済が 5 億 1 千万円、傷害共済等が 5 千万円、満期共済金や年金などが 52 億 2 千万円で
す。
火災共済
〔農業関連事業〕
◇購買事業
農産物生産に係る生産購買においては、低コスト資材の提案、推進、また生産技術・資材の情報提供によるサービス向上に
取り組んでいます。
日常生活に関連する生活購買においては、環境・健康を意識した生活資材の提案を行っています。
◇販売事業
管内で生産される農畜産物の販売を行っています。新鮮で安全・安心な農畜産物を消費者にお届けするため、栽培管理・出
荷販売に関する研修会を実施し、生産履歴記帳の徹底と食品表示に関する指導などに取り組んでいます。農産物直売所を 3
ヵ所設置し、生産者と消費者の交流拠点と位置付け、農業への理解や地域の食文化継承など、食と農の重要性を唱え「地産地
消」を推進しています。また、管内の特産品「原産西条柿」販売では、脱渋した生柿と干し柿を全国各地に発送しています。
◇農機事業
農家訪問活動を充実させ、適格なニーズ把握による適期・適切な点検、更新提案を行っています。また、農作業事故撲滅活
動として、定期的な安全講習会の開催、実演機による安全使用指導を行っています。
〔営農・生活相談事業〕
◇営農指導相談
多様な農家・農業経営者が意欲的かつ前向きに農業に取り組めるよう、確かな活動の展開と施策の提案・実践を基本に、営
農指導員を各グリ-ンセンタ-に配置するとともに、品目別専門指導員や担い手専任指導員を設け、農業相談・作物別栽培管
理講習会や青色申告相談会など営農支援を行っています。また、消費圏を抱えている立地条件を活かす都市型農業戦略により、
小規模農家への営農メニュ-提案および「園芸講座」などによる新たな小規模農家育成に取り組んでいます。
◇福祉活動
高齢化の進行する地域において、健康維持・生きがいづくりの取り組みとして、JA 女性部ふれあい助け合い組織「すみれ
の会」と連携し、地域事情に沿った活動を実践しています。
〔生活関連事業〕
◇葬祭事業
「安心」「明瞭」「信頼」を基本とし、利用者の多様なニーズにお応えする体制づくりに取り組むとともに地域に密着した
JA らしさを前面に出した施行を実践しています。
◇旅行事業
利用者の皆様とのふれあい・交流の場の提供、楽しい思い出づくりのために、一枚の切符から団体旅行まで、旅のお手伝い
をしています。
- 8 -
(2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み)
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険制度(農水産業協
同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られています。
◇「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名称です。組合員・利用者の皆
さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関
として活動する「JAバンクシステム」を運営しています。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱としています。
◇「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。JAバンク法(農林中央金庫
および特定農水産業協同組合等による信用事業の再編および強化に関する法律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、
JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成
すべき自己資本比率の水準、体制整備など)を設定しています。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導を行います。
◇「一体的な事業推進」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営システムの利用、全国
統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取り組みをしています。
◇貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者を保護し、また資金決済
の確保をはかることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預
金保険制度」と同様な制度です。
- 9 -
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表
(
資
科
目
の
部
産
(単位:千円)
25 年度
26 年度
(平成 26 年 3 月 31 日) (平成 27 年 3 月 31 日)
)
1.信用事業資産
(
147,953,291
負
科
目
の
部
債
25 年度
)
151,528,628 1.信用事業負債
151,553,220
154,628,222
150,032,145
153,622,408
247,814
213,122
1,273,260
792,691
181,251
233,002
1,092,008
559,689
1,101,484
1,223,848
72,210
79,069
613,644
748,304
978
917
394,919
376,460
19,184
18,543
547
552
956,503
829,983
903,467
773,425
(2)経済受託債務
30,637
34,119
(3)その他の経済事業負債
22,398
22,438
321,009
320,174
(1)未払法人税等
82,074
2,727
(2)リース債務
21,425
19,920
(1)現金
520,452
502,882
(2)預金
72,467,198
75,427,163
(2)借入金
72,465,849
75,427,014
(3)その他の信用事業負債
1,349
148
(3)有価証券
6,085,560
6,900,840
国債
2,342,410
1,266,042 2.共済事業負債
地方債
1,824,340
1,459,068
(1)共済借入金
受益証券
1,918,810
4,175,730
(2)共済資金
69,180,455
68,964,574
464,703
401,992
未収収益
129,032
88,991
その他の資産
335,670
313,000
系統預金
系統外預金
(4)貸出金
(5)その他の信用事業資産
26 年度
(平成 26 年 3 月 31 日) (平成 27 年 3 月 31 日)
(1)貯金
未払費用
その他の負債
(3)共済未払利息
(4)未経過共済付加収入
(5)共済未払費用
(6)その他の共済事業負債
(6)貸倒引当金
▲ 765,078
2.共済事業資産
91,706
105,414
(1)共済貸付金
72,540
81,622
974
917
(3)その他の共済事業資産
18,501
23,222
(4)貸倒引当金
▲ 309
▲ 347
3.経済事業資産
1,423,163
1,287,481
1,025,428
867,966
(3)資産除去債務
13,259
13,319
3,168
5,806
(4)その他の負債
204,249
284,207
1,248,602
1,228,452
156,258
141,097
1,064,897
1,058,072
24,969
26,905
2,477
2,376
1,808,211
1,778,704
156,989,031
160,009,384
(2)共済未収利息
(1)経済事業未収金
(2)経済受託債権
▲ 668,823 3.経済事業負債
(1)経済事業未払金
4.雑負債
(3)棚卸資産
391,311
413,002 5.諸引当金
購買品
243,131
217,117
(1)賞与引当金
その他の棚卸資産
148,179
195,884
(2)退職給付引当金
14,178
12,061
▲ 10,922
▲ 11,353
(4)その他の経済事業資産
(5)貸倒引当金
4.雑資産
(3)役員退職慰労引当金
(4)ポイント引当金
193,467
192,661 6.再評価に係る繰延税金負債
(1)雑資産
195,032
217,327 負債の部合計
(2)貸倒引当金
▲ 1,565
5.固定資産
▲ 24,665
(
純
資
産
の
部
)
10,709,860
10,517,048 1.組合員資本
5,776,287
5,816,432
10,688,829
10,481,528
(1)出資金
3,070,779
3,053,063
建物
6,891,039
6,850,125
(2)利益剰余金
2,730,586
2,782,510
機械装置
1,534,931
1,557,438
利益準備金
880,990
930,990
土地
8,272,045
8,156,747
その他利益剰余金
1,849,596
1,851,520
22,340
22,340
税効果積立金
195,405
151,336
その他の有形固定資産
1,493,427
1,521,243
水稲生産振興積立金
137,504
149,465
減価償却累計額(控除)
▲ 7,524,954
▲ 7,626,366
81,604
96,227
21,030
35,519
経営安定化積立金
110,000
260,000
6,262,025
6,252,965
別途積立金
627,742
627,742
5,933,680
5,933,680
当期未処分剰余金
697,339
566,749
308,345
299,285
うち当期剰余金
180,083
174,816
20,000
20,000
(3)処分未済持分
▲ 25,078
▲ 19,141
175,481
67,781
2.評価・換算差額等
4,043,676
4,126,164
48,327
207,972
3,995,348
3,918,191
9,819,964
9,942,597
166,808,995
169,951,981
(1)有形固定資産
リース資産
(2)無形固定資産
6.外部出資
系統出資
系統外出資
子会社等出資
7.繰延税金資産
葬祭積立金
(1)その他有価証券評価差額金
(2)土地再評価差額金
純資産の部合計
資産の部合計
166,808,995
169,951,981 負債および純資産の部合計
- 10 -
2.損益計算書
科
目
(単位:千円)
平成 25 年度
平成 26 年度
(自 平成 25 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 26 年 3 月 31 日)
至 平成 27 年 3 月 31 日)
科 目
平成 25 年度
平成 26 年度
(自 平成 25 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 26 年 3 月 31 日)
至 平成 27 年 3 月 31 日)
1.事業総利益
3,516,563
3,428,552 (11)加工事業収益
16,916
15,529
(1)信用事業収益
1,960,410
1,888,133 (12)加工事業費用
9,459
9,033
資金運用収益
1,676,931
1,664,843 加工事業総利益
7,457
6,495
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
487,945
476,612 (13)利用事業収益
259,972
266,500
71,788
71,612 (14)利用事業費用
144,038
148,556
115,933
117,944
1,068,753
1,025,821 利用事業総利益
(うちその他受入利息)
48,443
90,796 (15)宅地等供給事業収益
467,087
242,449
役務取引等収益
83,267
83,748 (16)宅地等供給事業費用
421,971
200,295
45,116
42,154
その他事業直接収益
その他経常収益
115,454
94,114 宅地等供給事業総利益
84,756
45,427 (17)共同利用施設事業収益
309,022
320,527
(2)信用事業費用
458,102
361,682 (18)共同利用施設事業費用
169,270
185,621
資金調達費用
165,927
188,326 共同利用施設事業総利益
139,752
134,906
(うち貯金利息)
149,384
175,397 (19)その他事業収益
203,287
203,794
(うち給付補てん備金繰入)
2,280
2,208 (20)その他事業費用
191,557
193,021
(うち借入金利息)
6,330
5,042 その他事業総利益
11,729
10,773
(うちその他支払利息)
7,931
5,677 (21)指導事業収入
4,050
2,318
14,948
15,227 (22)指導事業支出
30,144
23,737
100
- 指導事業収支差額
▲ 26,094
▲ 21,418
2.事業管理費
3,266,843
3,193,396
役務取引等費用
その他事業直接費用
その他経常費用
277,125
158,129
145,349
▲ 11,292
(1)人件費
2,210,362
2,159,523
信用事業総利益
1,502,308
1,526,451
(2)業務費
321,984
339,236
(3)共済事業収益
1,177,745
1,176,802
(3)諸税負担金
109,422
109,914
共済付加収入
1,142,199
1,129,111
(4)施設費
595,453
560,247
1,898
1,744
29,621
24,475
(うち貸倒引当金繰入額)
共済貸付金利息
(5)その他事業管理費
その他の収益
33,647
45,946 事業利益
249,719
235,155
(4)共済事業費用
60,361
63,275
123,630
120,117
1,875
1,797
(1)受取出資配当金
65,048
65,710
共済推進費
44,994
46,110
(2)賃貸料
40,424
37,801
共済保全費
9,074
9,227
(3)貸倒引当金戻入益
542
-
その他の費用
4,417
6,140
(4)雑収入
17,613
16,605
40
38
2,766
25,641
共済事業総利益
1,117,384
1,113,527
(1)貸倒損失
10
100
(5)購買事業収益
2,834,117
2,399,328
(2)寄付金
-
20
購買品供給高
2,690,871
2,264,967
(3)雑損失
-
2,421
その他の収益
143,246
134,360
2,756
23,100
(6)購買事業費用
2,425,791
2,077,687 経常利益
370,582
329,631
2,283,084
1,940,603
5.特別利益
12,718
313
136,361
128,804
(1)固定資産処分益
11,185
-
6,345
8,279
(2)一般補助金
1,533
313
▲ 957
1,018
6.特別損失
121,240
137,218
購買事業総利益
408,326
321,640
(1)固定資産処分損
16,373
41,032
(7)販売事業収益
341,398
392,286
(2)固定資産圧縮損
1,533
313
(買取)販売品販売高
162,547
230,069
(3)減損損失
85,121
78,258
(受託)販売手数料
149,553
133,889
(4)その他特別損失
18,212
17,614
262,061
192,726
104,944
2,727
8,331
-
▲ 31,297
15,182
81,978
17,909
180,083
174,816
464,092
432,102
共済借入金利息
(うち貸倒引当金繰入額)
購買品供給原価
購買供給費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
3.事業外収益
4.事業外費用
(4)貸倒引当金繰入
その他の収益
29,297
(8)販売事業費用
196,116
257,529
7.法人税、住民税および事業税
148,794
211,922
8.過年度法人税等支払額
販売費
31,071
30,330
その他の費用
16,251
15,276 法人税等合計
(買取)販売品販売原価
(うち貸倒引当金繰入額)
販売事業総利益
1,245
145,281
(9)農業倉庫事業収益
51,681
(10)農業倉庫事業費用
2,312
農業倉庫事業総利益
49,368
28,327 税引前当期利益
9.法人税等調整額
▲ 817 当期剰余金
134,756 当期首繰越剰余金
44,038 会計方針変更による累積的影響額
▲ 170,260
2,718 会計方針の変更を反映した当期首繰越剰余金
41,320 税効果積立金取崩額
水稲生産振興積立金取崩額
土地再評価差額金取崩額
当期未処分剰余金
- 11 -
261,841
-
44,895
-
8,038
53,164
77,156
697,339
566,749
3.注記表
H25年度
重要な会計方針に係る事項に関する注記
1 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準および評価方法
(1)その他有価証券
① 時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
② 時価のないもの:移動平均法による原価法
(2) 子会社株式:移動平均法による原価法
2 棚卸資産の評価基準および評価方法
棚卸資産の評価基準および評価方法は、購買品については売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、それ以外の棚卸
資産については個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)により評価している。
3 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用している。
なお、耐用年数および残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっている。
また、取得価額 10 万円以上 20 万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っている。
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
定額法により直接償却している。
(3)リース資産
① 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用している。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとする定額法を採用している。
4 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程および資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上している。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権およびそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に
係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上している。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権
額から担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認め
られる額を計上している。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上している。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した金額に基づき計上している。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した監査部署が査定結果を監査しており、そ
の査定結果に基づいて上記の引当を行っている。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、次期支給見込額のうち当事業年度負担分を計上している。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認められ
る額を計上している。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっている。
② 数理計算上の差異、過去勤務費用および会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の平均残存勤務期間の一定の年数(10 年)による定額法により按分した額
を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしている。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上している。
(5)ポイント引当金
組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上している。
5 リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主(当組合)に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引
を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっている。
6 消費税および地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっている。
7 決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示している。
貸借対照表に関する注記
1 直接控除した引当金
貸出金から控除されている貸倒引当金の額
51,935 千円
購買未収金から控除されている貸倒引当金の額
1,504 千円
雑資産から控除されている貸倒引当金の額
27,753 千円
2 資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 2,196,172 千円であり、その内訳は、次のとおりである。
建
物
957,004 千円
構 築 物
284,984 千円
機械装置
931,519 千円
車両運搬具
9,310 千円
器具備品
13,353 千円
3 リース契約により使用する重要な固定資産
(1)平成 20 年 3 月 31 日以前契約締結のリース取引
貸借対照表に計上した固定資産のほか、ホストコンピューター1 セット、サーバー3 台については、リース契約により使用している。
リース物件の所有権が当組合に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引はない。
(2)平成 20 年 4 月 1 日以後契約締結のリース取引
① 所有権移転ファイナンス・リース取引
該当事項はない。
- 12 -
H25年度
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引
リース資産の内容
販売事業における建物。
リース資産の減価償却の方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を 0 とする定額法によっている。
4 担保に供している資産
定期預金 3,000,000 千円を為替決済の担保に、定期預金 101 千円を指定金融機関等の事務取扱に係る担保に、それぞれ供している。
5 子会社等に対する金銭債権および金銭債務
子会社等に対する金銭債権の総額
47,585 千円
子会社等に対する金銭債務の総額
340,646 千円
6
貸出金のうちリスク管理債権の合計額およびその内訳
(単位:千円)
債権区分
金額(貸倒引当金控除前)
破 綻 先 債 権
152,366
延
滞
債
権
1,669,996
3か月以上延滞債権
貸出条件緩和債権
257,643
リスク管理債権合計
2,080,005
○ 破 綻 先 債 権:元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の
見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出
金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事
由または同項第4号に規定する事由が生じている貸出金
○ 延
滞
債
権:未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援をはかることを目的として利息の支
払を猶予した貸出金以外の貸出金
○ 3か月以上延滞債権:元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権および延滞債権に該当し
ないもの
○ 貸 出 条 件 緩 和 債 権:債務者の経営再建または支援をはかることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放
棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権および3か月以上延滞債権に該当し
ないもの
7 土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)および「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づ
き、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に
計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上している。
○ 再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
○ 再評価の方法は土地の再評価に関する法律施行令第 2 条第 1 号、第 3 号または 4 号の規定に基づき、合理的に算出している。
○ 再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 3,745,771 千円
損益計算書に関する注記
1 子会社等との事業取引による取引高の総額
(1)子会社等との取引による収益総額
65,026 千円
うち事業取引高
58,815 千円
うち事業取引以外の取引高
6,210 千円
(2)子会社等との取引による費用総額
10,223 千円
うち事業取引高
7,562 千円
うち事業取引以外の取引高
2,660 千円
2 減損損失に関する注記
(1)資産をグループ化した方法の概要および減損損失を認識した資産または資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支店または事業所をグルーピングの最小単
位としている。また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としている。
また、本店および共同利用施設(育苗センター・ライスセンター・カントリーエレベーター)等については、独立したキャッシュ・フローを
生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与していることから、共用資産と認識している。
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりである。
(単位:千円)
種類
区分
場所
用途
土地
建物
その他
合計
(科目)
豊栄支店
14,183
14,183
営業用店舗等 1 か所
土地
稼働資産
河内支店
1,077
1,077
営業用店舗等 1 か所
土地
500
500
賃貸資産 旧久芳支店倉庫
賃 貸 資 産 等 1 か所
土地
69,359
69,359
遊休資産 旧東高屋支店倉庫ほか 遊 休 資 産 等 13 か所
土地
(2)減損損失の認識に至った経緯
稼働資産および賃貸資産は、事業損益が 2 期連続赤字であると同時に、短期的に業績の回復が見込まれないグループについて、帳簿価額を回
収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失額として認識している。
遊休資産は、早期処分対象であることから、処分可能価額で評価しその差額を減損損失額として認識している。
(3)回収可能価額の算定方法
減損損失計上対象となった資産グループの回収可能価額については、すべて正味売却価額により測定しており、「不動産鑑定評価基準」に準
じた方法により算定している。
- 13 -
H25年度
金融商品に関する注記
1 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取り組み方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸し付け、残った余裕金を広島県信用農業協
同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの有価証券による運用を行っている。
(2)金融商品の内容およびそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金および有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によ
ってもたらされる信用リスクに晒されている。
また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的(その他有価証券)で保有している。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスクおよび
市場価格の変動リスクに晒されている。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定している。また、通常の貸出取引については、本店に
融資管理課を設置し各支店との連携をはかりながら、与信審査を行っている。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償
還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っている。貸出取引において資産の健全性の維持・
向上をはかるため、資産の自己査定を厳正に行っている。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでい
る。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産および財務の健全化に努め
ている。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化および財務の安定化をはかって
いる。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情
勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めている。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析および当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALM
などを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換および意思
決定を行っている。運用部門は、理事会で決定した運用方針およびALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッ
ジを行っている。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行
い経営層に報告している。
市場リスクに係る定量的情報
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品である。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの
影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金である。
当組合では、これらの金融資産および金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の
変動リスクの管理にあたって、期末時点の定量的分析に利用している。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.30%上昇したものと想定した場合には、経
済価値が 535,012 千円減少するものと把握している。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していない。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性がある。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めている。
また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、
運用方針などの策定の際に検討を行っている。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに
準ずる価額を含む)が含まれている。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当
該価額が異なることもある。
2 金融商品の時価等に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額は、次のとおりである。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載している。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
預
有
金
価
証
券
そ の 他 有 価 証 券
貸 出 金 ( * 1 )
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
資産計
貯
金
負債計
時価
差額
72,467,198
72,395,897
▲71,301
6,085,560
69,266,587
▲766,352
68,500,235
6,085,560
-
71,161,089
2,660,854
147,052,993
149,642,546
2,589,552
150,032,145
150,073,266
41,120
150,032,145
150,073,266
41,120
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金 86,131 千円を含めている。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金および個別貸倒引当金を控除している。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっている。満期のある預金については、期間に基づ
く区分ごとに、リスクフリーレートである円 Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定している。
② 有価証券
取引金融機関等から提示された価格によっている。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳
簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっている。
- 14 -
H25年度
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類および期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・ス
ワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定している。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としている。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしている。また、定期性貯金については、期間に基づく区
分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円 Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として
算定している。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていない。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*)
6,262,025
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示
の対象とはしていない。
(4)金銭債権および満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1 年以内
預
金
有
価
証
券
その他有価証券のうち満期があるもの
貸 出 金 ( * 1 ・ 2 )
合
計
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
72,467,198
5,318,999
4,259,567
4,697,474
3,944,276
3,777,181
6,018,810
46,661,593
77,786,198
4,259,567
4,697,474
3,944,276
3,777,181
52,680,403
(*1)貸出金のうち、当座貸越 732,342 千円については「1 年以内」に含めている。
(*2)貸出金のうち、3 か月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 521,362 千円は償還の予定が見込まれないため、
含めていない。
(5)有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
貯
金(*)
1 年以内
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
118,473,645
14,547,108
15,790,876
631,966
474,425
114,124
(*)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めている。
有価証券に関する注記
1 有価証券の時価等
有価証券の時価および評価差額に関する事項は次のとおりである。
(1)その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価または償却原価、貸借対照表計上額およびこれらの差額については、次のとおりである。
(単位:千円)
取得原価
種類
貸借対照表計上額
差額(*)
または償却原価
国
債
2,316,502
2,342,410
25,907
貸借対照表計上額が
取得原価または償却
原価を超えるもの
貸借対照表計上額が
取得原価または償却
原価を超えないもの
合
計
地 方 債
1,502,405
1,524,880
22,474
受益証券
1,900,000
1,918,810
18,810
小 計
5,718,908
5,786,100
67,191
地 方 債
299,738
299,460
▲278
小 計
299,738
299,460
▲278
6,018,646
6,085,560
66,913
(*)上記差額から繰延税金負債 18,585 千円を差し引いた額 48,327 千円が、「その他有価証券評価差額金」となっている。
2 有価証券の売却状況等
(1)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券
(単位:千円)
種 類
売却原価
売却額
売却損益
売却の理由
国
債
400,000
400,350
350
投資先の変更
(2)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりである。
(単位:千円)
種 類
売却額
売却益
国
債
2,360,514
60,519
地
方
債
2,800,552
54,485
合
計
5,161,066
115,004
3 当事業年度中において、保有目的区分が変更となった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はない。
- 15 -
H25年度
退職給付に関する注記
1 退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用している。また、この制度に加え、同規程に基づき
退職給付の一部にあてるため全国農林漁業団体共済会との契約による特定退職金共済制度を採用している。特定退職金共済制度の積
立額は 1,123,736 千円である。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における退職給付債務
1,175,258 千円
② 勤務費用
21,824 千円
③ 利息費用
29,364 千円
④ 数理計算上の差異の発生額
4,873 千円
⑤ 退職給付の支払額
▲107,248 千円
⑥ 期末における退職給付債務
1,124,073 千円
(3)退職給付債務の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
① 退職給付債務
1,124,073 千円
② 未認識数理計算上の差異
▲59,175 千円
③ 貸借対照表計上額純額
1,064,897 千円
④ 退職給付引当金
1,064,897 千円
(4)退職給付費用およびその内訳項目の金額
① 勤務費用
21,824 千円
② 利息費用
29,364 千円
③ 数理計算上の差異の費用処理額
16,969 千円
小
計
68,158 千円
④ 外部積立への拠出金(注)
72,594 千円
合
計
140,753 千円
(注)特定退職金共済制度への拠出金 72,594 千円は「厚生費」で処理している。
(5)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
① 割引率
1.8 %
② 数理計算上の差異の処理年数
10 年
2
特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)は、厚生年金保険制度および農林漁業団体職員共済組合制度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等を
廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠出した特例業務負担
金 27,254 千円を含めて計上している。
なお、同組合より示された平成 26 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の将来見込額は、408,509 千円となっている。
税効果会計に関する注記
1 繰延税金資産および繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
(1)繰延税金資産および繰延税金負債の内訳
(単位:千円)
金額
退職給付引当金
294,498
賞与引当金
43,142
未払費用否認額
8,707
減価償却超過額
4,273
減価償却圧縮超過額(茶製造機)
16
貸倒引当金繰入超過額
150,346
未収貸付金利息不計上額
12,845
役員退職慰労引当金
6,906
減損損失
26,763
貸倒償却否認額(貸出金)
324
繰延税金資産
県連協賦課金(通帳残高)
89
ポイント引当金
683
繰延消費税
166
パイプハウス圧縮否認分
20
未払事業税
5,907
有価証券評価損
77
資産除去債務
3,667
繰延税金資産小計
558,437
控除額(評価性引当額)
▲362,205
繰延税金資産合計(A)
196,231
その他有価証券評価差額金
▲18,585
繰延税金負債
資産除去費用資産計上額
▲2,164
繰延税金負債合計(B)
▲20,750
繰延税金資産の純額(A)+(B)
175,481
(2)法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の主な原因
(単位:%)
法定実効税率
29.39
交際費等永久に損金に算入されない項目
1.20
受取配当等永久に益金に算入されない項目
▲0.43
1.04
調 住民税均等割
整 評価性引当額の増減
▲3.53
追徴課税
3.18
その他
0.43
税効果会計適用後の法人税等の負担率
31.28
- 16 -
H26 年度
重要な会計方針に係る事項に関する注記
1 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準および評価方法
(1)その他有価証券
① 時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
② 時価のないもの:移動平均法による原価法
(2)子会社株式:移動平均法による原価法
2 棚卸資産の評価基準および評価方法
棚卸資産の評価基準および評価方法は、購買品については売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、それ以外の棚卸
資産については個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)により評価している。
3 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用している。
なお、耐用年数および残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっている。
また、取得価額 10 万円以上 20 万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っている。
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
定額法により直接償却している。
(3)リース資産
① 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用している。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとする定額法を採用している。
4 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程および資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上している。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権およびそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に
係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上している。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権
額から担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認め
られる額を計上している。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上している。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した金額に基づき計上している。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した監査部署が査定結果を監査しており、そ
の査定結果に基づいて上記の引当を行っている。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、次期支給見込額のうち当事業年度負担分を計上している。
(3) 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認めら
れる額を計上している。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっている。
② 数理計算上の差異、過去勤務費用および会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の平均残存勤務期間の一定の年数(10 年)による定額法により按分した額
を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしている。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上している。
(5)ポイント引当金
事業利用の促進を目的とする総合ポイント制度に基づき組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当事業年度
末において将来発生すると見込まれる額を計上している。
5 リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主(当組合)に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引
を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっている。
6 消費税および地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっている。
7 決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示している。
会計方針の変更に関する注記
1 退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第 26 号 平成 24 年 5 月 17 日。以下、「退職給付会計基準」。)および「退職給付に関する
会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 25 号 平成 24 年 5 月 17 日)が平成 26 年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用さ
れることになったことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等を適用している。
これに伴い、退職給付債務および勤務費用の計算方法を見直し、割引率の決定方法について、職員の平均残存勤務期間に近似した年数に基づく
割引率から、退職給付の支払見込期間ごとに設定された複数の割引率を使用する方法へ変更した。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第 37 項に定める経過的な扱いに従って、当事業年度の期首において、退職給付債務
および勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を当事業年度の期首の利益剰余金に加減している。
この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が 170,260 千円減少している。また、当事業年度の事業利益、経常利益および税引前当期利益はそ
れぞれ 13,883 千円増加している。
- 17 -
H26 年度
貸借対照表に関する注記
1 資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 2,124,344 千円であり、その内訳は、次のとおりである。
建 物
885,804 千円
構築物
284,984 千円
機械装置
930,890 千円
車両運搬具
9,310 千円
器具備品
13,353 千円
2 リース契約により使用する重要な固定資産
(1)平成 20 年 3 月 31 日以前契約締結のリース取引
貸借対照表に計上した固定資産のほか、ホストコンピューター1 セット、サーバー3 台については、リース契約により使用している。
3 担保に供している資産
定期預金 3,000,000 千円を為替決済の担保に、定期預金 101 千円を指定金融機関等の事務取扱に係る担保に、それぞれ供している。
4 子会社等に対する金銭債権および金銭債務
子会社等に対する金銭債権の総額
446,313 千円
子会社等に対する金銭債務の総額
433,709 千円
5
貸出金のうちリスク管理債権の合計額およびその内訳
(単位:千円)
債 権 区 分
金額(貸倒引当金控除前)
破
綻
先
債
権
45,029
延
滞
債
権
1,970,293
3か月以上延滞債権
貸 出 条 件 緩 和 債 権
リスク管理債権合計
2,015,322
○ 破 綻 先 債
権:元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の
見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸
出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げ
る事由または同項第4号に規定する事由が生じている貸出金
○ 延
滞
債
権:未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援をはかることを目的として利息の支
払を猶予した貸出金以外の貸出金
○ 3か月以上延滞債権:元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権および延滞債権に該当し
ないもの
○ 貸 出 条 件 緩 和 債 権:債務者の経営再建または支援をはかることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放
棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権および3か月以上延滞債権に該当し
ないもの
6
土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)および「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づ
き、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部
に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上している。
○再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
○再評価の方法は土地の再評価に関する法律施行令第 2 条第 1 号、第 3 号または 4 号の規定に基づき、合理的に算出している。
○再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 2,303,449 千円
損益計算書に関する注記
1 子会社等との事業取引による取引高の総額
(1)子会社等との取引による収益総額
69,409 千円
うち事業取引高
63,306 千円
うち事業取引以外の取引高
6,103 千円
(2)子会社等との取引による費用総額
10,160 千円
うち事業取引高
6,256 千円
うち事業取引以外の取引高
3,904 千円
2 減損損失に関する注記
(1)資産をグループ化した方法の概要および減損損失を認識した資産または資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支店または事業所をグルーピングの最小単
位としている。また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としている。
また、本店および共同利用施設(育苗センター・ライスセンター・カントリーエレベーター)等については、独立したキャッシュ・フローを
生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与していることから、共用資産と認識している。
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりである。
(単位:千円)
種類
区分
場所
用途
土地
建物
その他
合計
(科目)
稼働資産
福富支店
営業用店舗 1 か所
土地
5,179
5,179
賃貸資産
旧吉川支店事務所ほか 賃貸資産等 6 か所
土地
20,737
20,737
遊休資産
旧東高屋支店倉庫ほか 遊休資産等 13 か所
土地
52,340
52,340
(2)減損損失の認識に至った経緯
稼働資産および賃貸資産は、損益が 2 期連続赤字であると同時に、短期的に業績の回復が見込まれないことから、帳簿価額を回収可能価額
まで減額し、当該減少額を減損損失額として認識した。
遊休資産は、早期処分対象であることから、処分可能価額で評価しその差額を減損損失額として認識した。
(3)回収可能価額の算定方法
減損損失計上対象となった資産グループの回収可能価額については、すべて正味売却価額により測定しており、「不動産鑑定評価基準」に準
じた方法により算定している。
- 18 -
H26 年度
金融商品に関する注記
1 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取り組み方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸し付け、残った余裕金を広島県信用農業
協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券・投資信託等の有価証券による運用を行っている。
(2)金融商品の内容およびそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金および有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によ
ってもたらされる信用リスクに晒されている。
また、有価証券は、主に債券・投資信託であり、純投資目的(その他有価証券)で保有している。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リ
スクおよび市場価格の変動リスクに晒されている。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定している。また、通常の貸出取引については、本店に
融資管理課を設置し各支店との連携をはかりながら、与信審査を行っている。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償
還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っている。貸出取引において資産の健全性の維持・
向上をはかるため、資産の自己査定を厳正に行っている。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでい
る。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産および財務の健全化に努め
ている。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化および財務の安定化をはかっ
ている。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、 金
融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めている。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析および当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やAL
Mなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換および
意思決定を行っている。運用部門は、理事会で決定した運用方針およびALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリス
クヘッジを行っている。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の
測定を行い経営層に報告している。
市場リスクに係る定量的情報
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品である。当組合において、主要なリスク変数である金利リスク
の影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金である。
当組合では、これらの金融資産および金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利
の変動リスクの管理にあたって、期末時点の定量的分析に利用している。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.5%上昇したものと想定した場合には、経
済価値が 931,876 千円減少するものと把握している。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していない。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性がある。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めている。
また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、
運用方針などの策定の際に検討を行っている。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに
準ずる価額を含む)が含まれている。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当
該価額が異なることもある。
2 金融商品の時価等に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額は、次のとおりである。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載している。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
差額
預
金
75,427,163
75,371,303
▲55,859
有
価
証
券
その他有価証券
6,900,840
6,900,840
-
貸 出 金 ( * 1 )
69,042,958
貸倒引当金(*2)
▲669,628
貸倒引当金控除後
68,373,329
71,180,952
2,807,623
資産計
150,701,332
153,453,096
2,751,763
貯
金
153,622,408
153,669,478
47,070
負債計
153,622,408
153,669,478
47,070
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金 78,384 千円を含めている。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金および個別貸倒引当金を控除している。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっている。満期のある預金については、期間に基
づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定している。
② 有価証券
債券は取引金融機関等から提示された価格によっており、投資信託については、公表されている基準価格によっている。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は
帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっている。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類および期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定している。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としている。
- 19 -
H26 年度
【負債】
① 貯金
要求 払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしている。また、定期性貯金については、期間に基 づく
区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金
額として算定している。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていない。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*)
6,252,965
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示の対
象とはしていない。
(4)金銭債権および満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1 年以内
預
金
有
価
証
券
その他有価証券のうち満期があるもの
貸 出 金 ( * 1 ・ 2 )
合 計
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
75,427,163
-
-
-
-
-
5,042,121
80,469,284
4,801,539
4,801,539
4,302,197
4,302,197
4,116,380
4,116,380
3,893,534
3,893,534
6,775,730
46,372,230
53,147,960
有価証券に関する注記
1 有価証券の時価等
有価証券の時価および評価差額に関する事項は次のとおりである。
(1)その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価または償却原価、貸借対照表計上額およびこれらの差額については、次のとおりである。
(単位:千円)
取得原価
種類
貸借対照表計上額
差額(*)
または償却原価
国
債
1,207,998
1,266,042
58,043
貸借対照表計上額が
取得原価または償却
原価を超えるもの
貸借対照表計上額が
取得原価または償却
原価を超えないもの
合
地 方 債
1,203,380
1,260,074
56,693
受益証券
3,000,000
3,180,260
180,260
小 計
5,411,378
5,706,376
294,997
地 方 債
199,892
198,994
▲898
受益証券
1,000,000
995,470
▲4,530
小計
1,199,892
1,194,464
▲5,428
6,611,271
6,900,840
289,568
計
(*)上記差額から繰延税金負債 81,596 千円を差し引いた額 207,972 千円が、「その他有価証券評価差額金」となっている。
2 有価証券の売却状況等
(1)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりである。
(単位:千円)
種
類
国
債
地 方 債
政府保証債
合
計
3
売 却 額
1,542,137
3,054,336
300,045
4,896,518
売 却 益
37,864
56,205
45
94,114
当事業年度中において、保有目的区分が変更となった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はない。
- 20 -
H26 年度
退職給付に関する注記
1 退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用している。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の
一部にあてるため全国農林漁業団体共済会との契約による特定退職金共済制度を採用している。
特定退職金共済制度の積立額は 1,047,145 千円である。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における退職給付債務
1,294,334 千円
② 勤務費用
37,582 千円
③ 利息費用
279 千円
④ 数理計算上の差異の発生額
▲3,480 千円
⑤ 退職給付の支払額
▲233,345 千円
⑥ 期末における退職給付債務
1,095,370 千円
(3)退職給付債務の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
① 退職給付債務
1,095,370 千円
② 未認識数理計算上の差異
▲37,298 千円
③ 貸借対照表計上額純額
1,058,072 千円
④ 退職給付引当金
1,058,072 千円
(4)退職給付費用およびその内訳項目の金額
① 勤務費用
37,582 千円
② 利息費用
279 千円
③ 数理計算上の差異の費用処理額
18,396 千円
小
計
56,259 千円
④ 外部積立への拠出金(注)
67,612 千円
合
計
123,871 千円
(注)特定退職金共済制度への拠出金 67,612 千円は「厚生費」で処理している。
(5)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
① 割引率
0.1 %~1.9%
2 特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)は、厚生年金保険制度および農林漁業団体職員共済組合制度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等を
廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠出した特例業務負担
金 27,121 千円を含めて計上している。
なお、同組合より示された平成 27 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の将来見込額は、393,061 千円となっている。
税効果会計に関する注記
1 繰延税金資産および繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
(1)繰延税金資産および繰延税金負債の内訳
(単位:千円)
金額
退職給付引当金
292,662
賞与引当金
39,027
未払費用否認額(賞与法定福利費)
6,120
未払費用否認額(未払貯金利息差額)
45
未払費用否認額(懸賞金付定期貯金)
1,825
減価償却圧縮超過額(茶製造機)
13
貸倒引当金繰入超過額
131,575
未収貸付金利息不計上額
12,421
7,442
役員退職慰労引当金
減損損失(土地)
8,701
減損損失(建物)
19,801
減損損失(構築物)
125
繰延税金資産
減損損失(機械装置)
165
減損損失(器具備品)
162
県連協賦課金(通帳残高)
101
ポイント引当金
657
パイプハウス圧縮否認分
101
パソコン(少額資産限度超過額)
16
繰越欠損金
3,445
有価証券評価損
1,501
資産除去債務
3,684
繰延税金資産小計
529,599
控除額(評価性引当額)
▲378,263
繰延税金資産合計(A)
151,336
その他有価証券評価差額金
▲81,596
繰延税金負債
資産除去費用資産計上額
▲1,958
繰延税金負債合計(B)
▲83,555
繰延税金資産の純額(A)+(B)
67,781
(2)法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の主な原因
(単位:%)
法定実効税率
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当等永久に益金に算入されない項目
調
住民税均等割等
整
評価性引当額の増減
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
27.61
1.39
▲4.33
1.41
▲16.10
▲0.69
9.29
- 21 -
4.剰余金処分計算書
(単位:円)
科目
当期未処分剰余金
剰余金処分額
利益準備金(法定準備金)
税効果積立金
水稲生産振興積立金
葬祭積立金
経営安定化積立金
出資配当金
繰越剰余金
25 年度
26 年度
697,339,695
265,236,944
50,000,000
825,667
20,000,000
14,623,000
150,000,000
29,788,277
432,102,751
(注)1.普通出資に対する配当の割合は、次のとおりです。
平成 25 年度
1.0%
平成 26 年度
1.0%
2.目的積立金の種類、積立目的、積立目標額、積立基準等は次のとおりです。
積立金の種類
税効果積立金
水稲生産振興積立金
葬祭積立金
経営安定化積立金
積立目的
積立目標額および積立・取崩基準
繰延税金資産の取
崩しに充てる
・当期末の繰延税金資産と税効果
積立金との差額を積立てもしく
は取崩す
生産量の維持拡大
および再生産可能
な体制の整備に充
てる
・目標額:2億円
・初年度 5,000 万円、次年度以降は
当期未処分剰余金の 10%以内で
積立て、生産振興および再生産
にかかる費用に充てる場合にそ
の相当額を取崩す
葬祭施行における
施設および備品等
の整備に充てる
・葬祭会員入会金の累計総額を目標
額とし、当期未処分剰余金残高の
範囲内で目標額まで積立て、葬祭
施設の整備や修繕等を行った年度
に相当額を取崩す
組合経営の健全性
確保のため
・目標額:10 億円
・初年度 5,000 万円、次年度以降は
当期未処分剰余金残高の範囲内で
積立て、不良債権処理費用、運用
損失、その他不測の費用や法改正
等に伴い多額の費用が生じた年度
の決算期に相当額を取崩す
3.次期繰越剰余金には、教育、生活・文化改善の費用に充てるための繰越額が含まれています。
平成 25 年度
9,004,170 円
平成 26 年度
8,740,843 円
- 22 -
566,749,501
197,314,673
35,000,000
20,000,000
12,673,000
100,000,000
29,641,673
369,434,828
5.部門別損益計算書
(平成 25 年度)
区
(単位:千円)
分
計
信用事業
共済事業
農業関連
事
業
生活その他
事
業
営農指導
事
業
共通管理費
事業収益
①
7,625,689
1,960,410
1,177,745
2,919,342
1,564,140
4,050
事業費用
②
4,109,126
458,102
60,361
2,289,446
1,281,276
19,939
事業総利益 (①-②)
③
3,516,563
1,502,308
1,117,384
629,896
282,863
▲ 15,889
事業管理費
④
3,266,843
1,211,567
931,069
795,904
220,985
107,316
⑤
(2,210,362)
(794,442)
(606,192)
(594,454)
(140,302)
(74,969)
(うち減価償却費)
⑥
(199,605)
(49,697)
(38,637)
(70,110)
(34,776)
(6,383)
※うち共通管理費
⑦
72,248
58,823
34,444
17,725
6,100
▲ 189,342
⑧
(38,075)
(31,000)
(18,152)
(9,341)
(3,215)
(▲99785)
⑨
(3,981)
(3,241)
(1,898)
(976)
(336)
(▲10435)
(うち人件費)
1
(うち人件費)
(うち減価償却費)
事業利益
(③-④)
⑩
249,719
290,740
186,314
▲ 166,008
61,878
▲ 123,205
事業外収益
⑪
123,630
46,106
35,397
26,470
11,483
4,171
2,656
2,162
1,266
651
224
990
756
639
287
91
41
33
19
10
3
※うち共通分
⑫
事業外費用
⑬
※うち共通分
2,766
⑭
経常利益
(⑩+⑪-⑬)
⑮
370,582
335,856
220,955
▲ 140,177
73,073
▲ 119,125
特別利益
⑯
12,718
5,067
3,763
2,509
681
696
1,082
881
516
265
91
48,300
35,878
23,923
6,498
6,639
10,317
8,400
4,918
2,531
871
292,622
188,841
▲ 161,590
67,256
▲ 125,068
20,419
15,187
85,616
3,844
▲ 125,068
272,202
173,653
▲ 247,207
63,412
※うち共通分
⑰
特別損失
⑱
※うち共通分
⑲
税引前当期利益
(⑮+⑯-⑱)
⑳
営農指導事業分配賦額
㉑
121,240
262,061
営農指導事業分配賦後
262,061
税引前当期利益
㉒
(⑳-㉑ )
※ ⑦、⑫、⑭、⑰、⑲は、各事業に直課できない部分
▲ 6,960
▲ 108
▲ 2,836
▲ 27,039
1.共通管理費および営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費
人件費(平均)の割合から、正職員1に対し臨時・パート職員を1/3の割合とし、各事業に関係している職員を人頭割し、
それに事業総利益を加味し配賦した。人頭割(7割)事業総利益割(3割)
(2)営農指導事業
農業依存度を 10%とし、信用事業・共済事業・生活その他事業の事業総利益の 10%と農業関連事業の事業総利益の割合で配賦した。
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
区
分
共通管理費
営農指導事業
信用事業
38.16%
16.33%
共済事業
31.07%
12.14%
農業関連
事
業
18.19%
68.46%
生活その他
事
業
9.36%
3.07%
営農指導
事
業
3.22%
計
100.00%
100.00%
3.部門別の資産
区
(単位:千円)
分
合
計
166,808,995
事業別の総資産
166,808,995
総資産(共通資産配分後)
(10,709,860)
(うち 固定資産)
(注)共通資産の他部門への配賦基準
信用事業
共済事業
農業関連
事
業
生活その他
事
業
営農指導
事
業
154,994,650
3,414,243
4,835,695
2,409,465
525,647
155,234,774
3,609,746
4,950,172
2,468,378
545,923
(2,666,520)
(2,073,520)
(3,761,812)
(1,865,914)
(342,516)
人件費(平均)の割合から、正職員1に対し臨時・パート職員を1/3の割合とし、各事業に関係している職員を人頭割し、
それに事業総利益を加味し配賦した。人頭割(7割)事業総利益割(3割)
- 23 -
共通資産
629,293
(平成 26年度)
区
(単位:千円)
分
計
信用事業
共済事業
農業関連
事
業
生活その他
事
業
営農指導
事
業
共通管理費
事業収益
①
6,951,710
1,888,133
1,176,802
2,577,431
1,307,024
2,318
事業費用
②
3,523,158
361,682
63,275
2,043,674
1,040,266
14,259
事業総利益
(①-②)
③
3,428,552
1,526,451
1,113,527
533,756
266,757
▲ 11,940
事業管理費
④
3,193,396
1,184,505
911,823
769,554
223,459
104,053
⑤
(2,159,523)
(771,522)
(587,927)
(577,277)
(148,955)
(73,840)
(うち減価償却費)
⑥
(188,345)
(46,766)
(36,621)
(68,536)
(30,397)
(6,024)
※うち共通管理費
⑦
76,382
62,038
34,542
17,713
6,475
▲ 197,153
⑧
(43,748)
(35,533)
(19,784)
(10,145)
(3,708)
(▲112920)
⑨
(3,845)
(3,123)
(1,739)
(891)
(325)
(▲9925)
(うち人件費)
(うち人件費)
(うち減価償却費)
事業利益
(③-④)
⑩
235,155
341,946
201,704
▲ 235,797
43,297
▲ 115,994
事業外収益
⑪
120,117
44,171
33,879
26,612
11,435
4,018
2,688
2,183
1,216
623
227
8,695
6,645
6,481
3,075
744
43
35
19
10
3
※うち共通分
⑫
事業外費用
⑬
※うち共通分
25,641
⑭
経常利益
(⑩+⑪-⑬)
⑮
329,631
377,422
228,938
▲ 215,666
51,657
▲ 112,720
特別利益
⑯
313
125
94
60
16
16
26
21
12
6
2
54,885
41,429
26,688
7,047
7,167
11,688
9,493
5,285
2,710
990
322,662
187,603
▲ 242,294
44,626
▲ 119,872
22,194
16,190
77,608
3,878
▲ 119,872
300,468
171,413
▲ 319,902
40,747
※うち共通分
⑰
特別損失
⑱
※うち共通分
⑲
税引前当期利益
(⑮+⑯-⑱)
⑳
営農指導事業分配賦額
㉑
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益
(⑳-㉑ )
㉒
※
137,218
192,726
192,726
▲ 6,940
▲ 112
▲ 68
▲ 30,169
⑦、⑫、⑭、⑰、⑲は、各事業に直課できない部分
1.共通管理費および営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費
人件費(平均)の割合から、正職員1に対し臨時・パート職員を1/3の割合とし、各事業に関係している職員を人頭割し、
それに事業総利益を加味し配賦した。人頭割(7割)事業総利益割(3割)
(2)営農指導事業
農業依存度を 10%とし、信用事業・共済事業・生活その他事業の事業総利益の 10%と農業関連事業の事業総利益の割合で配賦した。
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
区
分
共通管理費
営農指導事業
信用事業
38.75%
18.51%
共済事業
31.47%
13.51%
農業関連
事
業
17.52%
64.74%
生活その他
事
業
8.98%
3.24%
営農指導
事
業
3.28%
計
100.00%
100.00%
3.部門別の資産
区
(単位:千円)
分
合
計
信用事業
共済事業
農業関連
事
業
生活その他
事
業
営農指導
事
業
共通資産
169,951,981
158,493,277
3,365,243
4,776,867
2,191,697
510,286
614,609
事業別の総資産
169,951,981
158,731,394
3,558,643
4,884,551
2,246,919
530,472
総資産(共通資産配分後)
(10,517,048)
(2,611,397)
(2,044,909)
(3,827,014)
(1,697,345)
(336,381)
(うち 固定資産)
(注)共通資産の他部門への配賦基準
人件費(平均)の割合から、正職員1に対し臨時・パート職員を1/3の割合とし、各事業に関係している職員を人頭割し、
それに事業総利益を加味し配賦した。人頭割(7割)事業総利益割(3割)
- 24 -
Ⅱ 損益の状況
1.最近5事業年度の主要な経営指標
(単位:百万円、口、人、%)
22 年度
7,204
2,090
1,258
2,391
1,458
5
147
74
3,137
3,137,707
9,372
158,542
142,130
70,037
4,636
30
30
261
13.60
事業収益
信用事業収益
共済事業収益
農業関連事業収益
生活その他事業収益
営農指導事業収益
経常利益
当期剰余金
出資金
出資口数
純資産額
総資産額
貯金等残高
貸出金残高
有価証券残高
剰余金配当額
出資配当額
事業利用分量配当額
職員数
単体自己資本比率
23 年度
7,439
1,992
1,236
2,532
1,673
5
271
57
3,114
3,114,639
9,633
158,873
142,586
72,425
1,630
30
30
264
13.48
24 年度
7,288
1,817
1,183
2,553
1,727
6
217
57
3,094
3,094,372
9,669
162,380
145,784
71,093
2,389
30
30
252
13.36
25 年度
7,625
1,960
1,177
2,919
1,564
4
370
180
3,070
3,070,779
9,819
166,808
150,032
69,180
6,085
29
29
247
13.51
26 年度
6,951
1,888
1,176
2,577
1,307
2
329
174
3,053
3,053,063
9,942
169,951
153,622
68,964
6,900
29
29
229
12.49
(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成18年金融庁・農水省告示第2号)に基づき
算出しております。なお、平成24年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載しています。
2.利益総括表
項
目
資 金 運 用 収 支
役 務 取 引 等 収 支
その他信用事業収支
信 用 事 業 粗 利 益
(信用事業粗利益率)
事 業 粗 利 益
(事業粗利益率)
25 年度
26 年度
1,511
68
▲ 77
1,502
(1.02)
3,516
(2.14)
1,476
68
▲ 18
1,526
(1.00)
3,428
(2.04)
3.資金運用収支の内訳
項
目
平均残高
144,654
70,272
3,818
70,563
148,180
147,901
278
資金運用勘定
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
資金調達勘定
うち貯金・定積
うち譲渡性貯金
うち借入金
総資金利ざや
25 年度
利息
1,676
500
71
1,068
165
151
6
利回り
1.15
0.71
1.88
1.51
0.11
0.10
2.27
0.22
平均残高
150,405
75,427
5,703
69,275
152,328
152,092
236
(単位:百万円、%)
増減
▲ 34
0
58
24
(▲ 0.02)
▲ 88
(▲ 0.10)
(単位:百万円、%)
26 年度
利息
利回り
1,664
1.10
520
0.68
71
1.25
1,025
1.48
188
0.12
177
0.11
5
2.12
0.20
(注)1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額
項
目
25 年度増減額
受取利息
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
支払利息
うち貯金等
うち譲渡性貯金
うち借入金
差引
(注)
33
48
62
▲ 97
13
15
▲ 1
20
(単位:百万円)
26 年度増減額
▲ 12
19
0
▲ 42
22
25
▲ 1
▲ 34
1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
- 25 -
Ⅲ 事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
種
類
流
動
性
貯
金
定
期
性
貯
金
計
譲
渡
性
貯
金
合 計
25 年度
49,781
(33.66)
98,120
(66.34)
147,901
(100.00)
( - )
147,901
(100.00)
26 年度
50,413
(33.15)
101,678
(66.85)
152,092
(100.00)
( - )
152,092
(100.00)
(単位:百万円,%)
増減
631
3,558
4,190
4,190
26 年度
99,231
(99.57)
433
(0.43)
99,664
(100.00)
(単位:百万円,%)
増減
2,321
▲ 66
2,255
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.( )内は構成比です。
②
定期貯金残高
種
類
固 定 自 由 金 利 定 期
変 動 自 由 金 利 定 期
合 計
25 年度
96,909
(99.49)
499
(0.51)
97,409
(100.00)
(注) 1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.( )内は構成比です。
(2)貸出金等に関する指標
①
手
証
当
割
科目別貸出金平均残高
種
類
形
貸
付
書
貸
付
座
貸
越
引
手
形
合
計
貸出金の金利条件別内訳残高
種
類
固 定 金 利 貸 出
変 動 金 利 貸 出
合 計
25 年度
68,591
684
69,275
(単位:百万円)
増減
▲ 2,165
▲ 49
▲ 1,598
26 年度
47,220
(68.47)
21,744
(31.53)
68,964
(100.00)
(単位:百万円,%)
増減
338
▲ 554
▲ 215
26 年度
69,835
728
70,563
②
25 年度
46,881
(67.77)
22,298
(32.23)
69,180
(100.00)
(注)( )内は構成比です。
③
貯
有
動
不
そ
農
そ
④
貸出金の担保別内訳残高
種
類
金
等
価
証
券
産
動
産
の 他 担 保 物
計
業 信 用 基 金 協 会
の
他
保
証
計
合 計
1,275
15,470
348
17,094
35,784
16,086
51,870
68,964
(単位:百万円)
増減
▲ 60
▲ 98
128
▲ 31
▲ 1,518
1,334
▲ 184
▲ 215
26 年度
51,919
(75.28)
17,045
(24.72)
68,964
(100.00)
(単位:百万円,%)
増減
▲ 1,215
999
▲ 215
25 年度
26 年度
1,335
15,569
220
17,125
37,303
14,751
52,054
69,180
債務保証見返額の担保別内訳残高
該当するものはありません。
⑤
貸出金の使途別内訳残高
種
類
設
備
資
金
運
転
資
金
合 計
25 年度
53,134
(76.81)
16,046
(23.19)
69,180
(100.00)
(注)( )内は構成比です。
- 26 -
⑥
貸出金の業種別残高
種 類
農
業
林
業
水
産
業
製
造
業
鉱
業
建
設
業
不
動
産
業
電気・ガス・熱供給・水道業
運
輸
・
通
信
業
卸 売 ・ 小 売 業 ・ 飲 食 業
サ
ー
ビ
ス
業
金
融
・
保
険
業
地
方
公
共
団
体
そ
の
他
合 計
25 年度
1,895
(2.74)
44
(0.06)
59
(0.09)
13,959
(20.18)
159
(0.23)
4,150
(6.00)
14,724
(21.28)
591
(0.85)
1,776
(2.57)
1,817
(2.63)
11,687
(16.89)
735
(1.06)
4,699
(6.79)
12,878
(18.62)
69,180
(100.00)
26 年度
1,728
(2.51)
39
(0.06)
57
(0.08)
13,443
(19.49)
149
(0.22)
3,987
(5.78)
13,946
(20.22)
535
(0.78)
1,774
(2.57)
1,668
(2.42)
11,514
(16.70)
691
(1.00)
6,680
(9.69)
12,746
(18.48)
68,964
(100.00)
(単位:百万円、%)
増減
▲ 167
▲ 4
▲ 2
▲ 516
▲ 9
▲ 163
▲ 778
▲ 56
▲ 1
▲ 148
▲ 172
▲ 43
1,980
▲ 132
▲ 215
(注)( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
1) 営農類型別
種
類
農
25年度
業
(単位:百万円)
増
減
26年度
1,036
226
926
187
▲109
▲39
15
8
9
6
▲6
物
-
-
-
養豚・肉牛・酪農
15
14
0
養 鶏 ・ 養 卵
0
-
0
-
0
769
-
709
-
▲60
1036
926
▲109
穀
作
野 菜 ・ 園 芸
果樹・樹園農業
工
芸
作
養
蚕
そ の 他 農 業
農業関連団体等
合
計
▲2
-
(注) 1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、農産物の生産・加
工・ 流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
なお、上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。
2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従となる農業者等が含ま
れています。
3.「農業関連団体等」には、JAや全農とその子会社等が含まれています。
2) 資金種類別
〔貸出金〕
種
類
25年度
プロパー資金
農業制度資金
(単位:百万円)
増
減
26年度
454
581
397
529
▲57
▲52
農業近代化資金
45
44
▲1
その他制度資金
535
485
▲50
1,036
926
▲109
合
計
(注) 1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。
2. 農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等を行うことでJAが低利
で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金と②を対象としています。
3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当します。
〔受託貸付金〕
種
類
25年度
日本政策金融公庫資金
そ
の
他
合
計
(単位:百万円)
増
減
26年度
-
-
-
-
-
-
(注)日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。
⑧
リスク管理債権の状況
区
分
破綻先債権額(A)
延滞債権額(B)
3 ヵ月以上延滞債権額 (C)
貸出条件緩和債権額(D)
合 計(E)=(A)+(B)+(C)+(D)
25 年度
26 年度
152
1,669
257
2,080
- 27 -
45
1,970
2,015
(単位:百万円)
増減
▲ 107
300
▲ 257
▲ 64
(注)1.破綻先債権
元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとし
て未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第
96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由または同項第4号に規定する事由が生じている貸出金)をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援をはかることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の
貸出金をいいます。
3.3か月以上延滞債権
元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上延滞している貸出金で、破綻先債権および延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建または支援をはかることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる
取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3か月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
⑨
金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
債
権
区
(単位:百万円)
分
債権額
破産更生債権およびこれらに準ずる債権
危
険
債
権
要
管
理
債
権
小 計
正
常
債
権
合 計
(注)
保全額
引当
担保・保証
319
1,253
1,572
626
1,388
2,015
67,087
69,102
合計
307
135
442
626
1,388
2,015
上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、債務者の財政状態お
よび経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが参考として同法の定める基準
に従い債権額を掲載しております。
①破産更生債権およびこれらに準ずる債権:法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権およびこれらに準ずる債権
②危険債権:経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができない可能性の高い債権
③要管理債権:3か月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権
④正常債権:上記以外の債権
⑩
元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はありません。
⑪
貸倒引当金の期末残高および期中の増減額
区
分
期首残高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合
計
⑫
25年度
期中減少額
目的使用
その他
期中増加額
232
439
672
(単位:百万円)
230
535
765
貸出金償却の額
項 目
貸出金償却額
51
51
期末残高
232
387
620
期首残高
230
535
765
期中増加額
230
535
765
225
442
668
25年度
代金取立為替
雑
為
合
計
替
230
450
680
225
442
668
26年度
-
(単位:千件、百万円)
26 年度
25 年度
類
送金・振込為替
84
84
期末残高
(単位:百万円)
(3)内国為替取扱実績
種
26年度
期中減少額
目的使用
その他
仕
件
金
件
金
件
金
件
金
数
額
数
額
数
額
数
額
向
被 仕 向
45
38,717
0
4
3
3,736
48
42,459
仕
280
61,330
0
10
3
3,152
283
64,493
向
44
36,146
0
42
2
2,903
47
39,092
被 仕 向
284
63,114
0
20
2
3,492
286
66,627
(4)有価証券に関する指標
①
国
地
政
金
社
受
②
種類別有価証券平均残高
種 類
債
方
債
府
保
証
債
融
債
債
益
証
券
合 計
25 年度
26 年度
1,474
1,308
1,035
3,818
1,210
1,672
32
2,788
5,703
商品有価証券種類別平均残高
該当する取引はありません。
- 28 -
(単位:百万円)
増減
▲264
363
32
1,753
1,884
③ 有価証券残存期間別償還予定額
25 年度
種
類
国
地
方
政 府 保 証
金
融
社
受 益 証
合 計
(単位:百万円)
1 年以内
債
債
債
債
債
券
1 年超 5 年以内
-
5 年超 10 年以内
-
期間の定めの
ないもの
10 年超
400
600
1,918
2,918
1,900
1,200
3,100
合計
-
2,300
1,800
1,918
6,018
26 年度
種
類
国
地
方
政 府 保 証
金
融
社
受 益 証
合 計
1 年以内
債
債
債
債
債
券
1 年超 5 年以内
-
5 年超 10 年以内
-
期間の定めの
ないもの
10 年超
422
4,175
4,598
843
1,459
2,302
合計
-
1,266
1,459
4,175
6,900
(5)有価証券等の時価情報等
①
有価証券の時価情報等
売
種
類
買
目
(単位:百万円)
25 年度
取得価額
26 年度
時価
評価損益
取得価額
時価
評価損益
的
-
-
-
-
-
-
満期保有目的
-
-
-
-
-
-
6,018
6,085
66
6,611
6,900
289
6,018
6,085
66
6,611
6,900
289
そ
の
合
(注)1.
2.
3.
4.
②
③
他
計
時価は期末日における市場価格等によっております。
取得価額は取得原価または償却原価によっています。
満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。
その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。
金銭の信託の時価情報等
該当する取引はありません。
デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
該当する取引はありません。
2.共済取扱実績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
種
類
長期共済保有高
共済付加収入高
うち長期共済
うち短期共済
(単位:百万円)
25 年度
26 年度
609,820
1,142
866
275
585,060
1,129
840
288
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
(単位:万円)
25 年度
26 年度
種
類
医
療
共
済
1,026
5,660
944
6,394
が
ん
共
済
157
1,620
155
1,645
定 期 医 療 共 済
3
756
4
708
1,187
8,037
1,104
8,748
合
新契約高
計
保有高
新契約高
保有高
(注)金額は、入院共済金額を表示しています。
(3)年金共済の年金保有高
種
類
年 金 開 始 前
(単位:万円)
25 年度
新契約高
16,070
年 金 開 始 後
合
計
26 年度
保有高
新契約高
181,226
17,865
83,003
16,070
264,230
(注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
- 29 -
保有高
182,301
80,831
17,865
263,132
3.主要な経済事業取扱実績
(1)買取購買品取扱実績
生
生
種
類
活
産
合
物
資
計
(単位:百万円)
25 年度
供給高
資
材
26 年度
粗収益
602
2,087
2,690
供給高
64
342
407
粗収益
547
1,717
2,264
(2)受託販売品取扱実績
種
(単位:百万円)
25 年度
類
取扱高
米
麦・豆・雑穀
精米
野菜・果実
花き・花木
畜産物
その他農産物直売所取扱
合 計
26 年度
手数料
1,681
13
203
460
54
163
88
2,663
取扱高
48
0
31
41
5
6
15
149
手数料
1,146
9
149
512
54
178
100
2,151
(3)買取販売品取扱実績
種
56
267
324
33
0
24
44
6
6
18
133
(単位:百万円)
25 年度
類
取扱高
米
26 年度
手数料
162
取扱高
13
手数料
230
18
Ⅳ 経営諸指標
1.利益率
総
資
総
資
項 目
資 産 経 常 利 益
本 経 常 利 益
資 産 当 期 純 利 益
本 当 期 純 利 益
25 年度
率
率
率
率
26 年度
0.22
3.80
0.10
1.85
増
0.19
3.36
0.10
1.78
(単位:%)
減
▲ 0.02
▲ 0.43
0.00
▲ 0.06
(注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100
2.資 本 経 常 利 益 率=経常利益/純資産勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率
区
貯
貸
率
貯
証
率
分
期
末
期中平均
期
末
期中平均
(単位:%)
25 年度
26 年度
46.11
47.70
4.05
0.99
(注)1.貯貸率(期
末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期
末)=有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
- 30 -
増減
44.89
45.54
4.49
3.74
▲ 1.21
▲ 2.16
0.43
2.75
Ⅴ 自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円)
項
25年度
目
コア資本にかかる基礎項目
(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額 (△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
うち、回転出資金の額
うち、上記以外に該当するものの額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに相当する額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額
(イ)
コア資本にかかる調整項目
(2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
前払年金費用の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
特定項目に係る10パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る15パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額
経過措置による不算入額
5,746
3,070
2,730
29
▲ 25
234
234
2,611
8,592
-
15
15
-
-
-
(ロ)
-
(ハ)
8,592
自己資本
自己資本の額((イ)―(ロ))
リスク・アセット等
(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
資産(オン・バランス)項目
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることにな
ったものの額のうち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)に係
るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることにな
ったものの額のうち、繰延税金資産に係るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることにな
ったものの額のうち、前払年金費用に係るものの額
うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係る経過措置を用いて算出したリスク・アセット
の額から経過措置を用いずに算出したリスク・アセットの額を控除した額(△)
57,121
57,121
▲ 3,507
15
9,326
5,803
うち、上記以外に該当するものの額
オフ・バランス項目
CVAリスク相当額を8パーセントで除して得た額
中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・アセットの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8パーセントで除して得た額
6,440
信用リスク・アセット調整額
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
63,562
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
13.51%
- 31 -
(単位:百万円)
項
26 年度
目
コア資本にかかる基礎項目
(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額 (△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
うち、回転出資金の額
うち、上記以外に該当するものの額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の 45 パーセントに相当する額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額
(イ)
コア資本にかかる調整項目
(2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
前払年金費用の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
特定項目に係る 10 パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
5,786
3,053
2,782
29
▲ 19
229
229
2,307
8,323
(ロ)
5
5
5
(ハ)
8,318
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る 15 パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額
経過措置による不算入額
自己資本
自己資本の額((イ)―(ロ))
リスク・アセット等
(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
資産(オン・バランス)項目
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
60,186
60,186
▲ 60186
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることにな
ったものの額のうち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)に係
るものの額
20
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることにな
ったものの額のうち、繰延税金資産に係るものの額
-
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることにな
ったものの額のうち、前払年金費用に係るものの額
-
うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係る経過措置を用いて算出したリスク・アセット
の額から経過措置を用いずに算出したリスク・アセットの額を控除した額(△)
6,525
5,696
うち、上記以外に該当するものの額
オフ・バランス項目
CVAリスク相当額を8パーセントで除して得た額
-
中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・アセットの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を 8 パーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
- 32 -
66,571
63,562
12.49%
20
20
-
2.自己資本の充実度に関する事項
①
信用リスクに対する所要自己資本の額および区分ごとの内訳
(単位:百万円)
26 年度
25 年度
信用リスク・アセット
我が国の中央政府および中央銀行向け
我が国の地方公共団体向け
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関および第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向けおよび個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
3か月以上延滞等
信用保証協会等保証付
共済約款貸付
出資等
他の金融機関等の対象資本調達手段
特定項目のうち調整項目に算入されないもの
複数の資産を裏付とする資産(いわゆるファンド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産
証券化
経過措置によりリスク・アセットの額に算入、不算入となるもの
上記以外
標準的手法を適用するエクスポージャー別計
CVAリスク相当額÷8%
中央清算機関関連エクスポージャー
信用リスク・アセットの額の合計額
オペレーショナル・リスクに対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
所要自己資本額
エクスポージャ
リスク・
ーの期末残高 アセット額 a
所要自己資本
額
エクスポージャ
リスク・
ーの期末残高 アセット額 a
所要自己資本
額
b=a×4%
b=a×4%
4,210
5,197
6,514
8,093
72,512
14,502
580
75,452
15,090
603
781
718
28
634
581
23
3,697
1,844
73
3,874
2,017
80
6,989
2,429
97
5,932
2,063
82
8,360
8,214
328
7,875
7,738
309
438
55
2
412
139
5
37,338
3,700
148
35,822
3,553
142
72
81
660
660
26
651
651
26
6,217
15,544
621
6,217
22,069
882
9
24
- ▲ 3,507
▲ 140
▲ 808
▲ 32
13,727
12,959
518
8,603
7,063
282
161,519
57,121
2,284 158,859
60,186
2,407
オペレーショナル・リスク相当
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク相当 所要自己資本額
額を8%で除して得た額 a
b=a×4%
額を8%で除して得た額 a
b=a×4%
6,440
257
6,385
255
所要自己資本額
リスク・アセット等(分母)
リスク・アセット等(分母) 所要自己資本額
合計 a
合計 a
b=a×4%
b=a×4%
63,562
2,542
66,571
2,662
(注)
1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向
け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部
または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形
固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたも
のが該当します。
7.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・
取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバ
ティブの免責額が含まれます。
8.オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、当JAでは基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近 3 年間の合計額
÷8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
3.信用リスクに関する事項
①
標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出しています。また、信用リスク・アセットの
算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととし
ています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです
- 33 -
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコアは、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
カントリー・リスク・スコア
金融機関向けエクスポージャー
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー(長期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
法人等向けエクスポージャー(短期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
②
信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)および3か月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
25 年度
26 年度
信用リスクに
関するエクスポ
ージャーの残高
国内
国外
地 域 別 残 高 計
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
法 建設・不動産業
人 電気・ガス・熱供給・水道業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・飲食・サービス業
日本国政府・地方公共団体
上記以外
個人
その他
業 種 別 残 高 計
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
5年超7年以下
7年超 10 年以下
10 年超
期限の定めのないもの
残 存 期 間 別 残 高 計
161,519
161,519
343
6
1,024
42
75
73,185
249
10,724
6,262
62,341
7,265
161,519
73,071
1,871
2,065
2,188
7,398
59,233
15,691
161,519
うち
貸出金等
69,325
69,325
343
6
1,024
42
75
616
249
4,706
62,261
69,325
558
1,871
2,065
2,188
4,499
56,115
2,027
69,325
3か月以上延
滞エクスポー
ジャー
うち
債券
4,126
4,126
4,126
4,126
1,008
3,118
4,126
438
438
438
438
信用リスクに
関するエクスポ
ージャーの残高
158,859
158,859
343
5
940
56
67
76,068
235
13,290
6,252
60,195
1,404
158,859
74,989
2,776
2,316
3,360
7,684
58,584
9,147
158,859
うち
貸出金等
69,113
69,113
343
5
940
39
67
616
235
6,686
60,180
69,113
537
1,776
2,316
2,953
3,696
56,374
1,458
69,113
うち
債券
2,616
2,616
3か月か以上
延滞エクスポ
ージャー
2,616
2,616
406
2,209
2,616
412
412
17
395
412
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)並
びにオフ・バランス取引および派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメントおよびその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャーを含ん
でいます。「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のこ
とをいいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「3か月以上延滞エクスポージャー」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上延滞しているエクスポージャーを
いいます。
4.「その他」には、個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
③
貸倒引当金の期末残高および期中の増減額
区
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
④
分
期首残高
236
478
期中増加額
234
543
(単位:百万円)
25年度
期中減少額
目的使用
その他
81
236
396
期末残高
234
543
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額および貸出金償却の額
25年度
期中減少額
区 分
期首
期中
期末
貸出金
残高
増加額 目的使用 その他
残高
償却
国 内
478
543
81
396
543
国 外
地域別計
478
543
81
396
543
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
法 建設・不動産業
48
48
人
電気・ガス・熱供給・水道業
27
27
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・飲食・サービス業
2
2
上記以外
- 34 -
期首残高
234
543
期中増加額
229
475
26年度
期中減少額
目的使用
その他
84
234
458
期末残高
229
475
(単位:百万円)
26年度
期中減少額
期首
期中
残高
増加額 目的使用 その他
543
475
84
458
543
475
84
458
17
-
期末
貸出金
残高
償却
475
475
17
-
個 人
業 種 別 計
⑤
399
478
543
543
2
81
396
396
543
543
-
543
543
信用リスク削減効果勘案後の残高およびリスク・ウエイト 1250%を適用する残高
25 年度
格付あり
格付なし
計
13,139
13,139
リスク・ウエイト
0%
リスク・ウエイト
2%
リスク・ウエイト
4%
37,034
37,034
リスク・ウエイト 10%
信
用
72,590
72,590
リスク・ウエイト 20%
勘リ
6,941
6,941
リスク・ウエイト 35%
案ス
418
418
リスク・ウエイト 50%
後ク
残削
2,464
2,464
リスク・ウエイト 75%
高減
34,738
34,738
リスク・ウエイト 100%
効
果
10
10
リスク・ウエイト 150%
リスク・ウエイト 200%
リスク・ウエイト 250%
そ
の
他
リスク・ウエイト
1250%
167,338
計
167,338
458
475
84
84
458
458
458
475
-
(単位:百万円)
格付あり
-
26 年度
格付なし
15,576
35,563
75,525
5,896
218
2,695
23,304
5,787
9
164,577
計
15,576
35,563
75,525
5,896
218
2,695
23,304
5,787
9
164,577
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)並び
にオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエクスポージャーのリスク・
ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエイトによって集計していま
す。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額に係るもの、
重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250%を適用したエクスポージャーがあります。
4.信用リスク削減手法に関する事項
①
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針および手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エクスポージャーに対して一定の要件を
満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用
するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手または取引相手のために第三者が提供する適格
金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いてい
ます。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、
我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国際開発銀行、および金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で
長期格付が A-または A3 以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分につい
て、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
ただし、証券化エクスポージャーについては、これら以外の主体で保証提供時に長期格付が A-または A3 以上で、算定基準日に長期格付が
BBB-または Baa3 以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、
被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウェイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組
合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金を
いずれの時点においても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視および管理されていること、④貸出金と自組合
貯金の相殺後の額が、監視および管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信
用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。
②
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
区
分
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関向けおよび第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向けおよび個人向け
抵当権住宅ローン
不動産取得等事業向け
3か月以上延滞等
上記以外
合 計
(単位:百万円)
25 年度
適格金融資産担保
47
6
53
- 35 -
保証
21
21
26 年度
適格金融資産担保
54
54
保証
13
13
(注)1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等
が該当します。
2.「3か月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーおよび
「金融機関向けおよび第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのこ
とです。
3. 「上記以外」には、現金・外国の中央政府および中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀
行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)等が含まれます。
5.派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6.証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
①
出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針および手続の概要
「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定および外部出資勘定の株式または出資として計上さ
れているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社および関連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管
理しています。
① 会社および関連会社については、経営上も密接な連携をはかることにより、当JAの事業のより効率的運営を目的として、株式を保有し
ています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分析の他、定期的な経営状況確認を行う等適切な業況把握に努めています。
② その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの把握およびコントロールに努めています。
具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析およびポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定める
とともに経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換および意思決定を行っています。運用部門は理事会で決
定した運用方針およびALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行
った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告してい
ます。
③ 系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求め
ており、系統外出資についても同様の対応を行っています。
なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、①子会社および関連会社については、取得原価を記載し、
毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価証券については時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、「その
他有価証券評価差額金」として純資産の部に計上することとしています。③系統および系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状
況に応じて外部出資等損失引当金を設定することとしています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表にその旨記載するこ
ととしています。
②
出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額および時価
25 年度
貸借対照表計上額
時価評価額
上 場
非上場
合 計
6,262
6,262
-
(単位:百万円)
26 年度
貸借対照表計上額
6,252
6,252
時価評価額
-
③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却および償却に伴う損
該当する取引はありません。
④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
該当する取引はありません。
⑤ 貸借対照表および損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
該当する取引はありません。
8.金利リスクに関する事項
①
金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在する中で金利が変動することにより、
利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕
金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、適切なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のと
おりです。
・ 「保有期間 1 年(240 営業日)、観測期間 5 年(5 年前応答日を含む)」で計測される金利変動の 1 パーセントタイル値と 99 パー
セントタイル値により金利リスク量を算出しています。
・ 要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出される要求払貯金のうち、引き出されるこ
となく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義し、①過去 5 年の最低残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し引い
た残高、③現残高の 50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0~5 年の期間に均等に振り分けて(平均残存 2.5 年)リスク量を算定し
ています。
・ 金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(▲)
算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにALM委員会に報告して承認を得ています。
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
25 年度
▲818
- 36 -
(単位:百万円)
26 年度
▲610
Ⅵ 連結情報
1.グループの概況
(1)グループの事業系統図
JA広島中央のグループは、当JA、子会社 1 社(子法人等を除く)、関連法人等 1 社で構成されています。
このうち、当年度および前年度において連結自己資本比率を算出する対象となる連結子会社は 1 社です。
(2)子会社等の状況
主たる営業所または
事務所の所在地
事業の内容
設立年月
株式会社
広島中央クミアイ燃料
広島県東広島市西条町
寺家 7369 番地の 1
・LPガスおよび
付帯業務
・農産物の生産
および販売等事業
平成 7 年 6 月
東広島流通センター
株式会社
広島県東広島市八本松
東 2 丁目 21 番地の 1
青果物の卸売
名
称
当JAの 他の子会社等
議決権比率 の議決権比率
資本金
昭和 57 年 11 月
35,000
千円
57.1%
-
330,000
千円
28.1%
-
(3)連結事業概況(平成 26 年度)
広島中央農協では、営農販売事業においては、農家の所得向上をめざした稲作の低コスト栽培の取り組みとして、水稲鉄コーティ
ング直播栽培の実証展示圃場を設置し省力化と併せた栽培体系の確立に向けて情報収集を行いました。野菜に関しては、JAブラン
ド産品の確立に向け、全農育成品種・長玉ミニトマト「アンジェレ」を「あまいでがんす!」として425㎏のPR販売を行いました。
購買事業においては「低コスト米栽培ごよみ」に基づき資材提案を行いました。農機部門において、最新機械の情報提供と安全使
用に重点を置いた販売展開を行いました。
葬祭事業においては、施行技術や価格だけではなく、当家・会葬者の視点に立ったサービスの提供に努めました。
信用事業においては、民間金融機関との差別化をはかる企画商品を手掛け貯金残高は昨年度から35億円純増し1536億円となりま
した。
共済事業では、時代のニーズにあった商品の提案を行うことにより、将来の不安に対する安心の提供に取り組みました。なお、平
成26年度、広島中央管内にてお支払した共済金支払額は合計で71億円となっています。
また、地元組合員・利用者の皆さまとのさらなる関係性の構築と地域社会の活性化をはかることを目的とした「支店ふれあい委員
会」の活動を本格的に開始しました。
こうした取り組みの結果、平成26年度においては174百万円の当期剰余金を計上することができました。
(株)広島中央クミアイ燃料においては、災害に強い分散型エネルギーであるLPガスを安全に安定供給し、「選ばれるガス事業者」
になるため、保安面において、全社員に対して保安教育を実施し知識の向上に努め、お客様に対して計画的な供給設備・消費設備の
点検調査及び保安啓発活動により、LPガス事業の無事故を達成することができました。
営業活動においては、広島ガスによる都市ガス供給が始まったことやオール電化住宅の普及により今までにまして厳しい環境とな
っております。しかしながら、LPガスの仕入価格が平成26年度前半は高値で推移していましたが、需要期には仕入価格が下落し、
ガス料金改定によって経営が圧迫しないように改定内容・改定時期を決定するのが、以前にもまして困難な状況でしたが、経常利益
は計画に到達することができました。
(4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
(単位:百万円、%)
22 年度
経常収益
23 年度
24 年度
25 年度
26 年度
8,099
8,296
8,106
8,435
6,950
信用事業収益
2,089
1,991
1,816
1,960
1,887
共済事業収益
1,258
1,235
1,182
1,177
1,176
農業関連事業収益
2,391
2,532
2,553
2,919
2,577
生活その他事業収益
2,354
2,532
2,547
2,374
1,307
5
5
6
4
2
219
361
302
431
414
96
87
85
201
205
純資産額
9,680
9,996
10,082
10,227
10,418
総資産額
158,760
159,099
162,625
167,058
170,169
13.84%
13.79%
13.72%
13.96%
13.02%
営農指導事業収益
経常利益
当期剰余金
連結自己資本比率
(注)「連結自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成18年金融庁・農水省告示第2号)
に基づき算出しております。なお、平成24年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく連結自己資本比率を記載しています。
- 37 -
(5)連結貸借対照表
科
目
(単位:千円)
25年度
26 年度
(平成 26 年 3 月 31 日)
(平成 27 年 3 月 31 日)
科
(資産の部)
1.信用事業資産
147,912,788
151,490,564 1.信用事業負債
521,429
503,909
(2)預金
72,467,596
75,427,537
6,085,560
6,900,840
(4)貸出金
(5)その他の信用事業資産
25 年度
26 年度
(平成 26 年 3 月 31 日)
(平成 27 年 3 月 31 日)
(負債の部)
(1)現金
(3)有価証券
目
69,138,432
151,213,191
154,195,091
149,692,117
153,189,277
247,814
213,122
1,273,260
792,691
1,101,484
1,223,848
72,210
79,069
(2)共済資金
613,644
748,304
(3)その他の共済事業負債
415,629
396,473
(1)貯金
(2)借入金
(3)その他の信用事業負債
68,924,970 2.共済事業負債
464,703
401,992
(6)貸倒引当金
▲ 764,932
▲ 668,685
2.共済事業資産
91,706
105,414
(1)共済貸付金
72,540
81,622 3.経済事業負債
996,639
853,555
(2)その他の共済事業資産
19,475
24,139
(1)経済事業未払金
943,602
796,997
(3)貸倒引当金
▲ 309
▲ 347
(2)その他の経済事業負債
53,036
56,557
3.経済事業資産
1,517,389
378,544
405,269
(1)受取手形および
経済事業未収金
(2)棚卸資産
(3)その他の経済事業資産
(4)貸倒引当金
(1)共済借入金
1,368,068 4.雑負債
1,117,950
948,955
(1)未払法人税等
102,832
35,622
396,198
415,517
(2)その他負債
275,711
369,647
1,332,709
1,294,157
164,397
149,547
19,357
19,445 5.諸引当金
▲ 16,117
▲ 15,849
208,640
201,249
(2)退職給付に係る負債
1,139,761
1,113,779
10,883,143
10,680,228
(3)役員退職慰労引当金
26,073
28,453
10,861,380
10,643,976
(4)ポイント引当金
2,477
2,376
建物
6,970,231
6,929,000
(5)退職給付引当金
-
-
機械装置
2,009,746
2,031,137 6.再評価に係る繰延税金負債
1,808,211
1,778,704
土地
8,315,259
8,199,961
156,830,780
159,750,626
5,950,032
6,020,546
3,070,779
3,053,063
2,904,431
2,986,724
▲ 25,078
▲ 19,141
▲ 100
▲ 100
4,000,868
4,099,182
48,327
207,972
(2)土地再評価差額金
3,995,348
3,918,191
(3)退職給付に係る調整累計額
▲ 42,807
▲ 26,981
3.少数株主持分
276,392
298,662
純資産の部合計
10,227,293
10,418,391
167,058,073
170,169,018
4.雑資産
5.固定資産
(1)有形固定資産
リース資産
その他の有形固定資産
減価償却累計額
(2)無形固定資産
6.外部出資
7.退職給付に係る資産
8.繰延税金資産
22,340
1,543,745
▲ 7,999,943
21,763
6,242,025
16,367
186,012
(1)賞与引当金
負債の部合計
22,340 (純資産の部)
1,556,620 1.組合員資本
▲ 8,095,084 (1)出資金
36,252 (2)利益剰余金
6,232,965 (3)処分未済持分
10,316 (4)子会社の所有する親組合出資金
80,211 2.評価・換算差額等
(1)その他有価証券評価差額金
資産の部合計
167,058,073
170,169,018
負債および純資産の部合計
- 38 -
(6)連結損益計算書
(単位:千円)
25 年度
(自 平成 25 年 4 月 1 日
至 平成 26 年 3 月 31 日)
3,941,426
26 年度
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 27 年 3 月 31 日)
3,886,013
(1)信用事業収益
1,960,185
1,887,921
資金運用収益
1,676,705
1,664,630
487,945
476,612
71,788
71,612
1,068,528
1,025,608
(うちその他受入利息)
48,443
90,796
役務取引等収益
83,267
83,748
115,454
94,114
84,756
45,427
(2)信用事業費用
457,992
361,496
資金調達費用
165,809
188,131
(うち貯金利息)
149,266
175,202
(うち給付補てん備金繰入)
2,280
2,208
(うち借入金利息)
6,330
5,042
(うちその他支払利息)
7,931
5,677
14,948
15,227
100
-
277,133
158,137
145,357
▲ 11,283
信用事業総利益
1,502,192
1,526,424
(3)共済事業収益
1,177,129
1,176,188
共済付加収入
1,141,584
1,128,496
その他収益
35,545
47,691
(4)共済事業費用
60,361
63,275
54,068
55,337
その他の費用
6,292
7,937
共済事業総利益
1,116,768
1,112,912
(5)購買事業収益
3,647,125
3,175,632
購買品供給高
3,557,630
3,094,788
89,495
80,844
2,810,509
2,394,756
2,668,363
2,259,072
136,361
128,804
5,784
6,879
▲ 1,518
▲ 380
購買事業総利益
836,616
780,875
(7)販売事業収益
341,398
393,824
販売品販売高
162,547
230,069
149,553
133,704
29,297
30,050
196,116
258,131
148,794
211,922
31,071
30,931
16,251
15,276
1,245
▲ 817
145,281
135,693
1,309,321
1,093,089
(10)その他事業費用
968,754
762,983
その他事業総利益
340,567
330,105
2.事業管理費
3,625,069
3,558,875
(1)人件費
2,377,490
2,334,314
(2)その他事業管理費
1,247,578
1,224,561
316,357
327,137
118,494
118,186
30
12
(2)受取出資配当金
64,049
64,711
(3)その他の事業外収益
54,414
53,463
4.事業外費用
3,224
30,521
(1)その他の事業外費用
3,224
30,521
科
1.事業総利益
目
(うち預金利息)
(うち有価証券利息配当金)
(うち貸出金利息)
その他事業直接収益
その他経常収益
役務取引等費用
その他事業直接費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金繰入額)
共済推進費および共済保全費
その他の収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買供給費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
販売手数料
その他の収益
(8)販売事業費用
販売品販売原価
販売費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
販売事業総利益
(9)その他事業収益
事業利益
3.事業外収益
(1)受取雑利息
- 39 -
経常利益
431,627
414,802
5.特別利益
12,738
▲ 373
(1)固定資産処分益
11,205
13
1,533
▲ 387
121,240
137,316
(1)固定資産処分損
16,373
41,130
(2)減損損失
85,121
78,258
(3)その他の特別損失
19,745
17,927
323,125
277,112
134,033
35,622
▲ 29,084
13,283
16,337
23,020
201,839
205,186
61,186
18,165
(2)その他の特別利益
6.特別損失
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主損益
当期剰余金
当期首繰越剰余金
会計方針変更による累積的影響額
▲ 170,260
会計方針の変更を反映した当期首繰越剰余金
▲ 152,095
税効果積立金取崩額
土地再評価差額金取崩額
53,164
44,895
318,402
77,156
2,213
6,139
316,357
181,282
任意積立金取崩額
当期未処分剰余金
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
25 年度
科
目
26 年度
(自 平成 25 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月
至 平成 26 年 3 月 31 日)
1 日
至 平成 27 年 3 月 31 日)
1 事業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益
323,125
277,112
減価償却費
221,272
208,111
減損損失
85,121
78,258
貸倒引当金の増加額
62,985
▲ 73,376
賞与引当金の増加額
▲ 717
▲ 14,850
退職給付引当金の増加額
▲ 40,496
▲ 171,984
その他引当金等の増加額
55
▲ 100
信用事業資金運用収益
▲ 1,675,718
▲ 1,663,372
信用事業資金調達費用
165,809
188,131
共済貸付金利息
▲ 1,898
▲ 1,744
共済借入金利息
1,875
1,797
▲ 64,079
▲ 64,723
有価証券関係損益
▲ 116,341
▲ 95,372
固定資産売却損益
5,168
41,116
1,910,312
213,461
預金の純増減
▲ 4,750,000
▲ 4,150,000
貯金の純増減
4,209,903
3,497,233
信用事業借入金の純増減
▲ 37,873
▲ 34,692
その他信用事業資産の増減
56,291
62,710
その他信用事業負債の増減
61,795
▲ 480,568
共済貸付金の純増減
▲ 10,396
▲ 9,082
共済借入金の純増減
11,554
6,859
▲ 40,543
134,660
その他共済事業資産の増減
1,004
▲ 4,721
その他共済事業負債の増減
7,429
▲ 19,094
▲ 139,501
168,995
33,389
▲ 2,637
▲ 6,014
▲ 19,318
88,949
▲ 146,605
経済受託債務の純増減
▲ 2,746
3,481
その他経済事業資産の増減
▲ 1,521
2,550
その他経済事業負債の増減
859
40
80,299
▲ 15,709
受取雑利息および受取出資配当金
(信用事業活動による資産および負債の増減)
貸出金の純増減
(共済事業活動による資産および負債の増減)
共済資金の純増減
(経済事業活動による資産および負債の増減)
受取手形および経済事業未収金の純増減
経済受託債権の純増減
棚卸資産の純増減
支払手形および経済事業未払金の純増減
(その他の資産および負債の増減)
その他資産の増減
- 40 -
その他負債の増減
▲ 30,678
101,872
20,714
▲ 8,433
信用事業資金運用による収入
1,675,718
1,663,372
信用事業資金調達による支出
▲ 166,877
▲ 188,205
共済貸付金利息による収入
1,581
1,802
共済借入金利息による支出
▲ 1,577
▲ 1,859
1,938,232
▲ 514,884
65,079
65,723
▲ 114,559
▲ 104,277
1,888,752
▲ 553,438
有価証券の取得による支出
▲ 10,120,845
▲ 5,389,440
有価証券の売却による収入
6,562,490
4,892,188
固定資産の取得による支出
▲ 44,586
▲ 126,248
固定資産の売却による収入
79,726
1,364
外部出資による支出
▲ 960
▲ 940
外部出資の売却等による収入
▲ 990
9,000
1,533
313
▲ 3,523,632
▲ 613,763
120,353
116,033
▲ 139,915
▲ 135,756
持分の取得による支出
▲ 18,030
▲ 15,192
持分の譲渡による収入
27,341
25,078
▲ 31,286
▲ 29,788
▲ 750
▲ 750
▲ 42,287
▲ 40,375
-
-
▲ 1,677,165
▲ 1,207,578
未払消費税の増減額
小
計
雑利息および出資配当金の受取額
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュ・フロー
2
投資活動によるキャッシュ・フロー
補助金の受入による収入
投資活動によるキャッシュ・フロー
3
財務活動によるキャッシュ・フロー
出資の増額による収入
出資の払戻しによる支出
出資配当金の支払額
少数株主への配当金支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
4
現金および現金同等物に係る換算差額
5
現金および現金同等物の増加額(または減少額)
6
現金および現金同等物の期首残高
4,561,089
2,883,924
7
現金および現金同等物の期末残高
2,883,924
1,676,345
- 41 -
(8)連結注記表
25 年度
連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
1 連結の範囲に関する事項
農業協同組合法に定める「子会社」であって、かつ当該会社等の行う事業が量的もしくは質的に重要性が高い場合、当該会社等を連結の範囲
に含めるものとする。
これに基づき、クミアイ燃料を連結の対象とする。
2 持分法の適用に関する事項
農業協同組合法に定める「特殊の関係にある会社」であって、かつ当該会社等の行う事業が量的もしくは質的に重要性が高いと判断される場
合、持分法を適用するものとする。
これに基づき、該当なし。
3 連結される子会社及び法人等の事業年度に関する事項
毎年4月1日から翌年3月31日までとする。
4 連結される子会社及び法人等の資産及び負債の評価に関する事項
取得原価により評価している。
5 連結調整勘定の償却方法及び償却期間
設立時取得であるので発生しない。
6 剰余金処分項目等の取り扱いに関する事項
確定方式によっている。
7 連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
(1)現金及び現金同等物の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金」及び「預金」中の当座預金、普通預金及び通知預金
となっている。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表上の科目の金額との関係
現金および預金勘定
72,989,025 千円
定期性預金および譲渡性預金
▲ 70,105,101 千円
現金および現金同等物
2,883,924 千円
重要な会計方針に係る事項に関する注記
1 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準および評価方法
(1)その他有価証券
① 時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
② 時価のないもの:移動平均法による原価法
(2) 子会社株式:移動平均法による原価法
2 棚卸資産の評価基準および評価方法
棚卸資産の評価基準および評価方法は、購買品については売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、それ以外の棚卸
資産については個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)により評価している。
3 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用している。
なお、耐用年数および残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっている。
また、取得価額 10 万円以上 20 万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っている。
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
定額法により直接償却している。
(3)リース資産
① 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用している。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとする定額法を採用している。
4 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程および資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上している。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権およびそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)
に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上している。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債
権額から担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認
められる額を計上している。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上している。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した金額に基づき計上している。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した監査部署が査定結果を監査しており、
その査定結果に基づいて上記の引当を行っている。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、次期支給見込額のうち当事業年度負担分を計上している。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認めら
れる額を計上している。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっている。
② 数理計算上の差異、過去勤務費用および会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の平均残存勤務期間の一定の年数(10 年)による定額法により按分した額
を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしている。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上している。
(5)ポイント引当金
組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上してい
る。
- 42 -
H25 年度
5
リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主(当組合)に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取
引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっている。
6 消費税および地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっている。
7 決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示している。
貸借対照表に関する注記
1 直接控除した引当金
貸出金から控除されている貸倒引当金の額
51,935 千円
購買未収金から控除されている貸倒引当金の額
1,504 千円
雑資産から控除されている貸倒引当金の額
27,753 千円
2 資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 2,196,172 千円であり、その内訳は、次のとおりである。
建 物
957,004 千円
構 築 物
284,984 千円
機械装置
931,519 千円
車両運搬具
9,310 千円
器具備品
13,353 千円
3 リース契約により使用する重要な固定資産
(1)平成 20 年 3 月 31 日以前契約締結のリース取引
貸借対照表に計上した固定資産のほか、ホストコンピューター1 セット、サーバー3 台については、リース契約により使用している。
①リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額および期末残高相当額 (単位:千円)
機械装置
合計
取得価額相当額
19,155
19,155
減価償却累計額相当額
13,769
13,769
期末残高相当額
5,385
5,385
②未経過リース料期末残高相当額
(単位:千円)
1 年以内
1 年超
合計
1,915
2,476
4,392
③支払リース料、減価償却費相当額および支払利息相当額
(単位:千円)
支払リース料
減価償却費相当額
支払利息相当額
1,915
1,915
-
④減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を 0 とする定額法によっている。
⑤利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価額相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法については利息法によっています。
(2)平成 20 年 4 月 1 日以後契約締結のリース取引
① 所有権移転ファイナンス・リース取引
該当事項はない。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引
リース資産の内容
販売事業における建物および LP ガス事業における機械装置。
リース資産の減価償却の方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を 0 とする定額法によっている。
4 担保に供している資産
定期預金 3,000,000 千円を為替決済の担保に、定期預金 101 千円を指定金融機関等の事務取扱に係る担保に、それぞれ供している。
5 貸出金のうちリスク管理債権の合計額およびその内訳
(単位:千円)
債権区分
金額(貸倒引当金控除前)
破 綻 先 債 権
152,366
延
滞
債
権
1,669,996
3か月以上延滞債権
貸出条件緩和債権
257,643
リスク管理債権合計
2,080,005
○ 破 綻 先 債 権:元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の
見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸
出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げ
る事由または同項第4号に規定する事由が生じている貸出金
○ 延
滞
債
権:未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援をはかることを目的として利息の支
払を猶予した貸出金以外の貸出金
○ 3か月以上延滞債権:元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権および延滞債権に該当し
ないもの
○ 貸 出 条 件 緩 和 債 権:債務者の経営再建または支援をはかることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放
棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権および3か月以上延滞債権に該当し
ないもの
6 土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」
(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)および「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づ
き、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部
に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上している。
○ 再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
○ 再評価の方法は土地の再評価に関する法律施行令第 2 条第 1 号、第 3 号または 4 号の規定に基づき、合理的に算出している。
○ 再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 3,745,771 千円
- 43 -
H25 年度
損益計算書に関する注記
1 減損損失に関する注記
(1)資産をグループ化した方法の概要および減損損失を認識した資産または資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支店または事業所をグルーピングの最小
単位としている。また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としている。
また、本店および共同利用施設(育苗センター・ライスセンター・カントリーエレベーター)等については、独立したキャッシュ・フロー
を生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与していることから、共用資産と認識している。
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりである。
(単位:千円)
区分
場所
用途
種類
(科目)
土地
建物
その他
合計
豊栄支店
14,183
14,183
営業用店舗等 1 か所
土地
河内支店
1,077
1,077
営業用店舗等 1 か所
土地
旧久芳支店倉庫
500
500
賃貸資産
賃 貸 資 産 等 1 か所
土地
旧東高屋支店倉庫ほか 遊 休 資 産 等 13 か所
69,359
69,359
遊休資産
土地
(2)減損損失の認識に至った経緯
稼働資産および賃貸資産は、事業損益が 2 期連続赤字であると同時に、短期的に業績の回復が見込まれないグループについて、帳簿価額を
回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失額として認識している。
遊休資産は、早期処分対象であることから、処分可能価額で評価しその差額を減損損失額として認識している。
(3)回収可能価額の算定方法
減損損失計上対象となった資産グループの回収可能価額については、すべて正味売却価額により測定しており、
「不動産鑑定評価基準」に準
じた方法により算定している。
稼働資産
金融商品に関する注記
1 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取り組み方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸し付け、残った余裕金を広島県信用農業
協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの有価証券による運用を行っている。
(2)金融商品の内容およびそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金および有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行に
よってもたらされる信用リスクに晒されている。
また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的(その他有価証券)で保有している。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスクおよび
市場価格の変動リスクに晒されている。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定している。また、通常の貸出取引については、本店に
融資管理課を設置し各支店との連携をはかりながら、与信審査を行っている。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償
還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っている。貸出取引において資産の健全性の維持・
向上をはかるため、資産の自己査定を厳正に行っている。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでい
る。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産および財務の健全化に努め
ている。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化および財務の安定化をはかっ
ている。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金
融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めている。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析および当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やAL
Mなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換および
意思決定を行っている。運用部門は、理事会で決定した運用方針およびALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリス
クヘッジを行っている。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の
測定を行い経営層に報告している。
市場リスクに係る定量的情報
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品である。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの
影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金である。
当組合では、これらの金融資産および金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の
変動リスクの管理にあたって、期末時点の定量的分析に利用している。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.30%上昇したものと想定した場合には、経
済価値が 535,012 千円減少するものと把握している。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していない。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性がある。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めている。
また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、
運用方針などの策定の際に検討を行っている。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これ
に準ずる価額を含む)が含まれている。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、
当該価額が異なることもある。
- 44 -
H25 年度
2 金融商品の時価等に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額は、次のとおりである。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載している
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
差額
預
金
72,467,596
72,396,294
▲71,301
有
価
証
券
その他有価証券
6,085,560
6,085,560
-
貸 出 金 ( * 1 )
69,224,563
貸倒引当金(*2)
▲766,205
貸倒引当金控除後
68,458,357
71,120,801
2,662,443
資産計
147,011,513
149,602,656
2,591,142
貯
金
149,692,117
149,803,075
110,958
負債計
149,692,117
149,803,075
110,958
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金 86,131 千円を含めている。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金および個別貸倒引当金を控除している。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっている。満期のある預金については、期間に基
づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定している。
② 有価証券
取引金融機関等から提示された価格によっている。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は
帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっている。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類および期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定している。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としている。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしている。また、定期性貯金については、期間に基づく区
分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額
として算定している。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていない。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*)
6,242,025
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示の
対象とはしていない。
(4)金銭債権および満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1 年以内
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
預
金
72,467,596
有
価
証
券
その他有価証券のうち満期があるもの
6,018,810
貸 出 金 ( * 1 ・ 2 )
5,316,579
4,257,135
4,695,029
3,941,818
3,774,710
46,631,796
合計
77,784,175
4,257,135
4,695,029
3,941,818
3,774,710
52,650,606
(*1)貸出金のうち、当座貸越 732,342 千円については「1 年以内」に含めている。
(*2)貸出金のうち、3 か月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 521,362 千円は償還の予定が見込まれないため、含
めていない。
(5)有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1 年以内
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
貯金(*)
118,213,729 14,497,108 15,790,876
601,853
474,425
114,124
(*)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めている。
有価証券に関する注記
1 有価証券の時価等
有価証券の時価および評価差額に関する事項は次のとおりである。
(1)その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価または償却原価、貸借対照表計上額およびこれらの差額については、次のとおりである。
(単位:千円)
取得原価
種類
貸借対照表計上額
差額(*)
または償却原価
国
債
2,316,502
2,342,410
25,907
貸借対照表計上額が取
得原価または償却原価
を超えるもの
地 方 債
1,502,405
1,524,880
22,474
受益証券
1,900,000
1,918,810
18,810
5,718,908
5,786,100
67,191
299,738
299,460
▲278
299,738
299,460
▲278
6,018,646
6,085,560
66,913
小
貸借対照表計上額が取
得原価または償却原価
を超えないもの
地 方 債
小
合
計
計
計
(*)上記差額から繰延税金負債 18,585 千円を差し引いた額 48,327 千円が、「その他有価証券評価差額金」となっている。
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H25 年度
2 有価証券の売却状況等
(1)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券
(単位:千円)
種 類
売却原価
売却額
売却損益
売却の理由
国
債
400,000
400,350
350 投資先の変更
(2)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりである。
(単位:千円)
種 類
売却額
売却益
国
債
2,360,514
60,519
地 方 債
2,800,552
54,485
合 計
5,161,066
115,004
3 当事業年度中において、保有目的区分が変更となった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はない。
退職給付に関する注記
1 退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用している。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付
の一部にあてるため全国農林漁業団体共済会との契約による特定退職金共済制度を採用している。特定退職金共済制度の積立額は
1,179,204 千円である。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における退職給付債務
1,194,484 千円
② 勤務費用
24,003 千円
③ 利息費用
29,364 千円
④ 数理計算上の差異の発生額
4,873 千円
⑤ 退職給付の支払額
▲112,965 千円
⑥ 期末における退職給付債務
1,139,761 千円
(3)退職給付費用およびその内訳項目の金額
① 勤務費用
24,003 千円
② 利息費用
29,364 千円
③ 数理計算上の差異の費用処理額
16,969 千円
小
計
70,337 千円
④ 外部積立への拠出金(注)
78,263 千円
合
計
148,601 千円
(注)特定退職金共済制度への拠出金 78,263 千円は「厚生費」で処理している。
(4)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
① 割引率
1.8 %
② 数理計算上の差異の処理年数
10 年
2
特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)は、厚生年金保険制度および農林漁業団体職員共済組合制度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等
を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠出した特例業務
負担金 27,254 千円を含めて計上している。
なお、同組合より示された平成 26 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の将来見込額は、408,509 千円となっている。
税効果会計に関する注記
1 繰延税金資産および繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
(1)繰延税金資産および繰延税金負債の内訳
(単位:千円)
金額
貸倒引当金超過額
151,804
退職給付引当金超過額
299,980
賞与引当金超過額
45,932
役員退職慰労引当金繰入否認額
7,292
貸倒償却否認額
324
減損損失
26,763
繰延税金資産
資産除去債務
3,667
未収貸付金利息不計上額
12,845
その他
20,358
繰延税金資産小計
568,968
控除額(評価性引当額)
▲362,205
繰延税金資産合計(A)
206,762
その他有価証券評価差額金
▲18,585
繰延税金負債
資産除去費用資産計上額
▲2,164
繰延税金負債合計(B)
▲20,750
繰延税金資産の純額(A)+(B)
186,012
- 46 -
H26年度
連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
1 連結の範囲に関する事項
農業協同組合法に定める「子会社」であって、かつ当該会社等の行う事業が量的もしくは質的に重要性が高い場合、当該会社等を連結の範囲に含め
るものとする。
これに基づき、クミアイ燃料を連結の対象とする。
2 持分法の適用に関する事項
農業協同組合法に定める「特殊の関係にある会社」であって、かつ当該会社等の行う事業が量的もしくは質的に重要性が高いと判断される場合、持
分法を適用するものとする。
これに基づき、該当なし。
3 連結される子会社及び法人等の事業年度に関する事項
毎年4月1日から翌年3月31日までとする。
4 連結される子会社及び法人等の資産及び負債の評価に関する事項
取得原価により評価している。
5 連結調整勘定の償却方法及び償却期間
設立時取得であるので発生しない。
6 剰余金処分項目等の取り扱いに関する事項
確定方式によっている。
7 連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
(1)現金及び現金同等物の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金」及び「預金」中の当座預金、普通預金及び通知預金となっ
ている。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表上の科目の金額との関係
現金及び預金勘定
75,931,446 千円
定期性預金及び譲渡性預金
▲74,255,101 千円
現金及び現金同等物
11,676,345 千円
重要な会計方針に係る事項に関する注記
1 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準および評価方法
(1)その他有価証券
① 時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
② 時価のないもの:移動平均法による原価法
(2) 子会社株式:移動平均法による原価法
2 棚卸資産の評価基準および評価方法
棚卸資産の評価基準および評価方法は、購買品については売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、それ以外の棚卸資産
については個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)により評価している。
3 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用している。
なお、耐用年数および残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっている。
また、取得価額 10 万円以上 20 万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っている。
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
定額法により直接償却している。
(3)リース資産
① 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用している。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとする定額法を採用している。
4 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程および資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上している。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権およびそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る
債権については、債権額から、担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上している。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権額か
ら担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額
を計上している。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上している。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した金額に基づき計上している。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した監査部署が査定結果を監査しており、その査
定結果に基づいて上記の引当を行っている。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、次期支給見込額のうち当事業年度負担分を計上している。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認められる額
を計上している。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっている。
② 数理計算上の差異、過去勤務費用および会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の平均残存勤務期間の一定の年数(10 年)による定額法により按分した額
を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしている。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上している。
(5)ポイント引当金
組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上している。
- 47 -
H26 年度
5
リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主(当組合)に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行
ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっている。
6 消費税および地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっている。
7 決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示している。
会計方針の変更に関する注記
1 退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第 26 号 平成 24 年 5 月 17 日。以下、「退職給付会計基準」。)および「退職給付に関す
る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 25 号 平成 24 年 5 月 17 日)が平成 26 年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用さ
れることになったことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等を適用している。
これに伴い、退職給付債務および勤務費用の計算方法を見直し、割引率の決定方法について、職員の平均残存勤務期間に近似した年数に基づく割引
率から、退職給付の支払見込期間ごとに設定された複数の割引率を使用する方法へ変更した。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第 37 項に定める経過的な扱いに従って、当事業年度の期首において、退職給付債務およ
び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を当事業年度の期首の利益剰余金に加減している。
この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が 170,260 千円減少している。また、当事業年度の事業利益、経常利益および税引前当期利益はそれぞ
れ 13,883 千円増加している。
貸借対照表に関する注記
1 資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 2,124,344 千円であり、その内訳は、次のとおりである。
建 物
885,804 千円
構 築 物
284,984 千円
機械装置
930,890 千円
車両運搬具
9,310 千円
器具備品
13,353 千円
2 リース契約により使用する重要な固定資産
(1)平成 20 年 3 月 31 日以前契約締結のリース取引
貸借対照表に計上した固定資産のほか、ホストコンピュータ 1 セット、サーバー3 台については、リース契約により使用している。
①リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額および期末残高相当額
(単 位:千円)
機械装置
取得価額相当額
減価償却累計額相当額
期末残高相当額
19,155
15,684
3,470
合計
19,155
15,684
3,470
②未経過リース料期末残高相当額
(単位:千円)
1 年以内
1 年超
合計
1,238
1,238
2,476
③支払リース料、減価償却費相当額および支払利息相当額
(単位:千円)
支払リース料
減価償却費相当額 支払利息相当額
1,915
1,915
-
④減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を 0 とする定額法によっている。
⑤利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価額相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法については利息法によっています。
(2)平成 20 年 4 月 1 日以後契約締結のリース取引
① 所有権移転ファイナンス・リース取引
該当事項はない。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引
リース資産の内容
販売事業における建物および LP ガス事業における機械装置。
リース資産の減価償却の方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を 0 とする定額法によっている。
3 担保に供している資産
定期預金 3,000,000 千円を為替決済の担保に、定期預金 101 千円を指定金融機関等の事務取扱に係る担保に、それぞれ供している。
4 貸出金のうちリスク管理債権の合計額およびその内訳
(単位:千円)
債権区分
金額(貸倒引当金控除前)
破綻先債権
45,029
延滞債権
1,970,293
3か月以上延滞債権
貸出条件緩和債権
リスク管理 権合計
2,015,322
○破 綻 先 債 権:元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見
込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」とい
う。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由または同項第
4号に規定する事由が生じている貸出金
○延
滞
債
権:未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援をはかることを目的として利息の支払
を猶予した貸出金以外の貸出金
○3か月以上延滞債権:元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権および延滞債権に該当しな
いもの
○貸 出 条 件 緩 和 債 権:債務者の経営再建または支援をはかることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄
その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権および3か月以上延滞債権に該当しないもの
- 48 -
H26年度
5 土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」
(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)および「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、
事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、
これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上している。
○再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
○再評価の方法は土地の再評価に関する法律施行令第 2 条第 1 号、第 3 号または 4 号の規定に基づき、合理的に算出している。
○再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 2,303,449 千円
損益計算書に関する注記
1 減損損失に関する注記
(1)資産をグループ化した方法の概要および減損損失を認識した資産または資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支店または事業所をグルーピングの最小単位と
している。また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としている。
また、本店および共同利用施設(育苗センター・ライスセンター・カントリーエレベーター)等については、独立したキャッシュ・フローを生み
出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与していることから、共用資産と認識している。
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりである。
(単位:千円)
種類
区分
場所
用途
土地
建物
その他
合計
(科目)
福富支店
5,179
5,179
稼働資産
営業用店舗 1 か所
土地
旧吉川支店事務所ほか
20,737
20,737
賃貸資産
賃貸資産等 6 か所
土地
旧東高屋支店倉庫ほか 遊休資産等 13 か所
52,340
52,340
遊休資産
土地
(2)減損損失の認識に至った経緯
稼働資産および賃貸資産は、事業損益が 2 期連続赤字であると同時に、短期的に業績の回復が見込まれないグループについて、帳簿価額を回収
可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失額として認識している。
遊休資産は、早期処分対象であることから、処分可能価額で評価しその差額を減損損失額として認識している。
(3)回収可能価額の算定方法
減損損失計上対象となった資産グループの回収可能価額については、すべて正味売却価額により測定しており、「不動産鑑定評価基準」に準じた
方法により算定している。
金融商品に関する注記
1 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取り組み方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸し付け、残った余裕金を広島県信用農業協同組
合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの有価証券による運用を行っている。
(2)金融商品の内容およびそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金および有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によって
もたらされる信用リスクに晒されている。
また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的(その他有価証券)で保有している。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスクおよび市場
価格の変動リスクに晒されている。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定している。また、通常の貸出取引については、本店に融資管
理課を設置し各支店との連携をはかりながら、与信審査を行っている。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価
を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っている。貸出取引において資産の健全性の維持・向上をはかるため、
資産の自己査定を厳正に行っている。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいる。また、資産自己査定の
結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産および財務の健全化に努めている。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化および財務の安定化をはかっている。
このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に
機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めている。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析および当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなど
を考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換および意思決定を行
っている。運用部門は、理事会で決定した運用方針およびALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行ってい
る。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告し
ている。
市場リスクに係る定量的情報
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品である。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響
を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金である。
当組合では、これらの金融資産および金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動
リスクの管理にあたって、期末時点の定量的分析に利用している。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.30%上昇したものと想定した場合には、経済価
値が 931,876 千円減少するものと把握している。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していない。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性がある。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めている。
また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用
方針などの策定の際に検討を行っている。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ず
る価額を含む)が含まれている。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が
異なることもある。
- 49 -
H26年度
2 金融商品の時価等に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額は、次のとおりである。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載している。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
差額
預
金
75,427,537
75,371,677
▲55,859
有
価
証
券
そ の 他 有 価 証 券
6,900,840
6,900,840
-
貸 出 金 ( * 1 )
69,003,354
貸倒引当金(*2)
▲669,490
貸倒引当金控除後
68,333,863
71,141,859
2,807,995
資産計
150,662,240
153,414,376
2,752,135
貯
金
153,189,277
153,358,866
169,588
負債計
153,189,277
153,358,866
169,588
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金 78,384 千円を含めている。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金および個別貸倒引当金を控除している。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっている。満期のある預金については、期間に基づく区
分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定している。
② 有価証券
取引金融機関等から提示された価格によっている。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価
額と近似していることから当該帳簿価額によっている。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類および期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワッ
プレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定している。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としている。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしている。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ご
とに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定
している。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていない。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*)
6,232,965
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示の
対象とはしていない。
(4)金銭債権および満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1 年以内
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
預
金
75,427,163
有
価
証
券
その他有価証券のうち満期があるもの
6,775,730
貸 出 金 ( * 1 ・ 2 )
5,039,688
4,799,094
4,299,739
4,113,909
3,891,051 46,344,917
合 計
80,467,225
4,799,094
4,299,739
4,113,909
3,891,051 53,120,647
(*1)貸出金のうち、当座貸越 678,470 千円については「1 年以内」に含めている。
(*2)貸出金のうち、3 か月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 436,569 千円は償還の予定が見込まれないため、含
めていない。
(5)有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
1 年以内
5 年超
貯金(*)
128,418,252
15,585,004
8,192,787
492,086
389,372
111,774
(*)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めている。
有価証券の時価等
有価証券の時価および評価差額に関する事項は次のとおりである。
(1)その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価または償却原価、貸借対照表計上額およびこれらの差額については、次のとおりである。
(単位:千円)
取得原価
種類
貸借対照表計上額
差額(*)
または償却原価
国債
1,207,998
1,266,042
58,043
貸借対照表計上額が取
地方債
1,203,380
1,260,074
56,693
得原価または償却原価
受益証券
3,000,000
3,180,260
180,260
を超えるもの
小計
5,411,378
5,706,376
294,997
1
地方債
貸借対照表計上額が取
得原価または償却原価
を超えないもの
合計
199,892
198,994
▲898
受益証券
1,000,000
995,470
▲4,530
小計
1,199,892
1,194,464
▲5,428
6,611,271
6,900,840
289,568
(*)上記差額から繰延税金負債 81,596 千円を差し引いた額 207,972 千円が、「その他有価証券評価差額金」となっている。
- 50 -
H26年度
2 有価証券の売却状況等
(1)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりである。
(単位:千円)
種 類
売却額
売却益
国債
1,542,137
37,864
地方債
3,054,336
56,205
政府保証債
300,045
45
合 計
4,896,518
94,114
3 当事業年度中において、保有目的区分が変更となった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はない。
退職給付に関する注記
1 退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用している。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部
にあてるため全国農林漁業団体共済会との契約による特定退職金共済制度を採用している。
特定退職金共済制度の積立額は 1,047,145 千円である。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における退職給付債務
1,310,022 千円
② 勤務費用
40,303 千円
③ 利息費用
279 千円
④ 数理計算上の差異の発生額
▲3,480 千円
⑤ 退職給付の支払額
▲233,345 千円
⑥ 期末における退職給付債務
1,139,761 千円
(3)退職給付費用およびその内訳項目の金額
① 勤務費用
40,303 千円
② 利息費用
279 千円
③ 数理計算上の差異の費用処理額
18,396 千円
小
計
58,396 千円
④ 外部積立への拠出金(注)
73,281 千円
合
計
132,261 千円
(注)特定退職金共済制度への拠出金 67,712 千円「厚生費」で処理している。
(4)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
① 割引率
0.1 %~1.9%
2 特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)は、厚生年金保険制度および農林漁業団体職員共済組合制度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止
する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠出した特例業務負担金 27,1
21 千円を含めて計上している。
なお、同組合より示された平成 27 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の将来見込額は、393,061 千円となっている。
税効果会計に関する注記
1 繰延税金資産および繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
(1) 繰延税金資産および繰延税金負債の内訳
(単位:千円)
金額
貸倒引当金超過額
退職給付引当金超過額
賞与引当金超過額
役員退職慰労引当金繰入否認額
減損損失
資産除去債務
繰延税金資産
未収貸付金利息不計上額
その他
繰延税金資産小計
控除額(評価性引当額)
繰延税金資産合計(A)
その他有価証券評価差額金
資産除去費用資産計上額
繰延税金負債
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
- 51 -
132,732
299,015
41,687
7,976
28,957
3,684
12,841
12,108
542,029
▲378,263
163,766
▲81,596
▲1,958
▲83,555
80,211
(9)連結剰余金計算書
科
(利益剰余金の部)
1 利益剰余金期首残高
2 利益剰余金増加高
当期剰余金
再評価差額金取崩額
3 利益剰余金減少高
配当金
再評価差額金取崩額
4 利益剰余金期末残高
(単位:千円)
目
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況
項
目
破
綻
先
債
権
額
延
滞
債
権
額
3 ヵ 月 以 上 延 滞 債 権 額
貸 出 条 件 緩 和 債 権 額
合
計
25 年度
26 年度
2,680,371
255,003
201,839
53,164
30,944
30,944
2,904,431
25 年度
2,734,920
282,342
205,186
77,156
30,538
30,538
2,986,724
26 年度
152
1,669
257
2,080
45
1,970
2,015
(単位:百万円)
増減
▲ 107
300
▲ 257
▲ 64
(注) 1.破綻先債権
元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとし
て未収利息を計上しなかった貸出金をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および債務者の経営再建または支援をはかることを目的として利息の支払を猶予したもの以外
の貸出金をいいます。
3.3か月以上延滞債権
元金または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上延滞している貸出金で、破綻先債権および延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建または支援をはかることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利とな
る取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3か月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
(11)連結事業年度の事業別経常収益等
区分
項目
事業収益
信
用
事
業
経常利益
資産の額
事業収益
共
済
事
業
経常利益
資産の額
事業収益
農 業 関 連 事 業
経常利益
資産の額
事業収益
生活その他事業
経常利益
資産の額
事業収益
営 農 指 導 事 業
経常利益
資産の額
事業収益
計
経常利益
資産の額
25年度
1,960
335
147,912
1,177
220
91
2,919
▲ 140
(単位:百万円)
26年度
1,887
377
151,490
1,176
228
105
2,577
▲ 215
2,374
134
▲ 5,316
137
4
▲ 119
2
▲ 112
8,435
431
167,058
327
414
170,169
(注)連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に相当するものです。
2.連結自己資本の充実の状況
◇連結自己資本比率の状況
平成 27 年3月末における連結自己資本比率は、13.02%となりました。
連結自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額
項 目
内 容
発行主体
広島中央農業協同組合
資本調達手段の種類
普 通 出 資
コア資本に係る基礎項目に算入した額
3,052 百万円(前年度 3,070 百万円)
当連結グループは、適正なプロセスにより連結自己資本比率を正確に算出し、JAを中心に信用リスクやオペレーショナル・リス
クの管理およびこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持をはかるとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努
めています。
- 52 -
(1)自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円)
項
目
25年度
コア資本にかかる基礎項目
(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額 (△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に算入される評価・換算差額等
うち、退職給付に係るものの額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る調整後少数株主持分の額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、上記以外に該当するものの額
適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
うち、回転出資金の額
うち、上記以外に該当するものの額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに相当する額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
少数株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額
(イ)
コア資本にかかる調整項目
(2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む)の額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
退職給付に係る資産の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
特定項目に係る10パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
5,918
3,070
2,904
31
▲25
276
234
234
2,611
9,040
(ロ)
--
(ハ)
9,040
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る15パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額
経過措置による不算入額
自己資本
自己資本の額((イ)―(ロ))
リスク・アセット等
(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
資産(オン・バランス)項目
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることとなっ
たものの額のうち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)に係るも
のの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることとなっ
たものの額のうち、繰延税金資産に係るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることとなっ
たものの額のうち、退職給付に係る資産に係るものの額
うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係る経過措置を用いて算出したリスク・アセ
ットの額から経過措置を用いずに算出したリスク・アセットの額を控除した額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
オフ・バランス項目
CVAリスク相当額を8パーセントで除して得た額
中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・アセットの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8パーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
57,362
57,362
▲3,507
15
9,326
5,803
7,389
64,751
64,751
連結自己資本比率
13.96%
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))
- 53 -
15
15
16
-
(単位:百万円)
項
目
26 年度
コア資本にかかる基礎項目
(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
経過措置による不算入額
5,989
3,052
-
うち、利益剰余金の額
2,986
うち、外部流出予定額 (△)
31
うち、上記以外に該当するものの額
-
コア資本に算入される評価・換算差額等
-
うち、退職給付に係るものの額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る調整後少数株主持分の額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、上記以外に該当するものの額
適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
うち、回転出資金の額
うち、上記以外に該当するものの額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる 額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の 45 パーセントに相当する額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる 額
少数株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額
(イ)
コア資本にかかる調整項目
(2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む)の額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
298
229
229
2,307
8,824
5,138
21
-
-
5,138
-
21
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
-
退職給付に係る資産の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
特定項目に係る 10 パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
-
-
--
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
-
-
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
-
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る 15 パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額
(ロ)
5,138
(ハ)
8,819
自己資本
自己資本の額((イ)―(ロ))
リスク・アセット等
(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
資産(オン・バランス)項目
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることとな
ったものの額のうち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)に係
るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることとな
ったものの額のうち、繰延税金資産に係るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリスク・アセットの額に算入されることとな
ったものの額のうち、退職給付に係る資産に係るものの額
うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係る経過措置を用いて算出したリスク・ア
セットの額から経過措置を用いずに算出したリスク・アセットの額を控除した額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
60,410
60,410
▲ 807
21
▲ 6,525
5,696
オフ・バランス項目
-
CVAリスク相当額を 8 パーセントで除して得た額
-
中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・アセットの額
-
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を 8 パーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
67,739
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額
連結自己資本比率
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))
7,329
-
(ニ)
67,739
13.01%
- 54 -
(注) 1.農協法第 11 条の 2 第 1 項第 2 号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出しています。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減手法の簡便手
法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
(2)自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額および区分ごとの内訳
(単位:百万円)
26 年度
25 年度
信用リスク・アセット
我が国の中央政府および中央銀行向け
我が国の地方公共団体向け
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関および第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向けおよび個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
3 か月以上延滞等
信用保証協会等保証付
共済約款貸付
出資等
他の金融機関等の対象資本調達手段
特定項目のうち調整項目に算入されないもの
複数の資産を裏付とする資産(いわゆるファンド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産
証券化
経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの
上記以外
標準的手法を適用するエクスポージャー別計
CVAリスク相当額÷8%
中央清算機関関連エクスポージャー
信用リスク・アセットの額の合計額
オペレーショナル・リスクに対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
所要自己資本額
エクスポージャ
ーの期末残高
リスク・
アセット額 a
4,210
6,514
72,513
781
3,654
6,989
8,360
439
37,338
72
640
6,217
14,030
161,762
14,502
718
1,813
2,429
8,214
56
3,700
640
15,544
▲ 3,507
13,250
57,362
オペレーショナル・リスク相当
額を8%で除して得た額 a
7,389
リスク・アセット等
(分母)合計 a
64,751
所要自己資本額
b=a×4%
580
28
72
97
328
2
148
25
621
▲ 140
530
2,294
所要自己資本額
b=a×4%
295
所要自己資本額
b=a×4%
2,590
エクスポージャ
ーの期末残高
リスク・
アセット額 a
所要自己資本
額
b=a×4%
603
23
79
82
309
5
142
25
882
▲ 32
293
2,416
5,197
8,093
75,452
15,090
634
581
3,835
1,987
5,932
2,063
7,875
7,738
414
141
35,822
3,553
81
631
631
6,217
22,069
9
24
▲ 808
8,869
7,335
159,068
60,410
オペレーショナル・リスク相 所要自己資本額
当額を8%で除して得た額 b=a×4%
a
6,385
リスク・アセット等
(分母)合計
67,515
255
所要自己資本額
b=a×4%
2,700
(注)
1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当し
ます。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機
関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その
一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入、不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無
形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)及び土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入とし
たものが該当します。
7.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向
け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・
デリバティブの免責額が含まれます。
8.当連結グループでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近 3 年間の合計額
÷8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
- 55 -
(3)信用リスクに関する事項
① リスク管理の方法および手続の概要
連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける信用リスク管理の方針および手続等は定めて
いません。JAの信用リスク管理の方針および手続等の具体的内容は、単体の開示内容(P.4~)をご参照ください。
②
標準的手法に関する事項
連結自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、
リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコアは、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
カントリー・リスク・スコア
金融機関向けエクスポージャー
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー(長期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
法人等向けエクスポージャー(短期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
③
信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)および3か月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
25 年度
26 年度
信用リスクに関
するエクスポー
ジャーの残高
うち
貸出金等
3か月以上
延滞エクス
ポージャー
うち
債券
国内
161,762
69,283
4,126
国外
-
-
-
161,762
69,283
4,126
農業
343
343
-
-
林業
-
-
-
水産業
-
-
製造業
6
鉱業
信用リスクに関
するエクスポー
ジャーの残高
3か月以上
延滞エクス
ポージャー
うち
債券
69,074
2,616
414
-
-
-
-
439 159,068
69,074
2,616
414
343
343
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
6
-
-
5
5
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1,024
1,024
-
-
940
940
-
-
-
-
-
-
17
-
-
17
運輸・通信業
75
75
-
-
67
67
-
-
金融・保険業
73,185
616
-
-
76,068
616
-
-
卸売・小売・飲食・サービス業
249
249
-
-
235
235
-
-
日本国政府・地方公共団体
10,724
4,706
4,126
-
13,290
6,686
2,616
-
6,242
-
-
-
6,232
-
-
-
62,343
62,261
-
439
60,196
60,180
-
397
7,568
-
-
-
1,670
-
-
-
161,762
69,283
4,126
439 159,068
69,074
2,616
414
73,071
558
-
74,989
537
-
1年超3年以下
1,829
1,829
-
2,736
1,736
-
3年超5年以下
2,065
2,065
-
2,316
2,316
-
5年超7年以下
2,188
2,188
-
3,360
2,953
406
7年超 10 年以下
7,398
4,499
1,008
7,684
3,696
-
10 年超
59,233
56,115
3,118
58,584
56,374
2,209
期限の定めのないもの
15,976
2,027
-
9,395
1,458
-
161,762
69,283
4,126
159,068
69,074
2,616
地域別残高計
建設・不動産業
法
人 電気・ガス・熱供給・水道業
上記以外
個人
その他
業種別残高計
1年以下
残存期間別残高計
- 56 -
439 159,068
うち
貸出金等
-
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)
並びにオフ・バランス取引および派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメントおよびその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャーを
含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する
契約のことをいいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「3か月以上延滞エクスポージャー」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上延滞しているエクスポージャ
ーをいいます。
4.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
④
貸倒引当金の期末残高および期中の増減額
区
分
期首残高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
⑤
⑥
233
486
期中増加額
(単位:百万円)
25年度
期中減少額
目的使用
その他
235
545
81
233
405
期末残高
期首残高
235
545
期中増加額
235
545
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額および貸出金償却の額
25年度
期中減少額
区 分
期首
期中
期末
貸出金
残高
増加額 目的使用 その他
残高
償却
国 内
486
545
81
405
545
国 外
地域別計
486
545
81
405
545
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
法
48
48
人 建設・不動産業
電気・ガス・熱供給・水道業
27
27
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・飲食・サービス業
2
2
上記以外
個 人
407
545
2
405
545
業種別計
486
545
81
405
545
-
230
477
84
期末残高
235
460
230
477
(単位:百万円)
期首
残高
期中
増加額
545
545
545
545
477
477
17
460
477
26年度
期中減少額
目的使用 その他
84
460
84
460
84
460
84
460
信用リスク削減効果勘案後の残高および自己資本控除額
25 年度
格付あり
26年度
期中減少額
目的使用
その他
期末
残高
貸出金
償却
477
477
17
460
477
-
(単位:百万円)
26 年度
格付なし
計
格付あり
格付なし
計
リスク・ウエイト
0%
-
13,140
13,140
-
15,577
15,577
リスク・ウエイト
2%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト
4%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト
10%
-
37,034
37,034
-
35,563
35,563
リスク・ウエイト
20%
-
72,591
72,591
-
75,525
75,525
リスク・ウエイト
35%
-
6,941
6,941
-
5,896
5,896
リスク・ウエイト
50%
-
418
418
-
218
218
リスク・ウエイト
75%
-
2,422
2,422
-
2,656
2,656
リスク・ウエイト 100%
-
35,023
35,023
-
29,264
29,264
リスク・ウエイト 150%
-
10
10
-
5,787
5,787
リスク・ウエイト 200%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト 250%
-
-
-
9
-
-
-
-
-
9
-
リスク・ウエイト 1250%
-
-
-
-
-
-
計
-
167,582
167,582
-
170,498
170,498
勘
案
後
残
高
信
用
リ
ス
ク
削
減
効
果
そ
の
他
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)
並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエクスポージャーのリ
スク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用して
います。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエイトによって集計して
います。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額に係るも
の、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250%を適用したエクスポージャーがあります。
- 57 -
(4)信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針および手続の概要
連結自己資本比率の算出にあって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」において定めています。信用リスク削減
手法の適用および管理方針、手続は、JAのリスク管理の方針および手続に準じて行っています。JAのリスク管理の方針およ
び手続等の具体的内容は、単体の開示内容(P.35~)をご参照ください。
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
25 年度
26 年度
適格金融
適格金融
区 分
保証
保証
資産担保
資産担保
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関向けおよび第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
47
21
54
13
中小企業等向けおよび個人向け
抵当権住宅ローン
不動産取得等事業向け
3か月以上延滞等
6
上記以外
53
21
54
13
合
計
(注)1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産のことをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2.「3か月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーお
よび「金融機関向けおよび第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポ
ージャーのことです。
3.「上記以外」には、現金・外国の中央政府および中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開
発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)等が含まれます。
(5)派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
① オペレーショナル・リスクに関するリスク管理の方針および手続の概要
連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社等においてはJAのリスク管理およびその手続に準じたリスク管
理を行っています。JAの信用リスク管理の方針および手続等の具体的内容は、単体の開示内容(P.4~)をご参照ください。
(8)出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針および手続の概要
連結グループにかかる出資等その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理は、子会社等においてはJAのリスク管
理およびその手続に準じたリスク管理を行っています。JAのリスク管理の方針および手続等の具体的内容は、単体の開示内容
(P.36)をご参照ください。
②
出資その他これに類するエクスポージャーの連結貸借対照表計上額および時価
25 年度
26 年度
連結貸借対照表計上額
時価評価額
連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
時価評価額
上 場
非上場
6,242
6,232
合 計
6,242
6,232
③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却および償却に伴う損益
該当する取引はありません。
④ 連結貸借対照表で認識され、連結損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評
価損益等)
該当する取引はありません。
⑤ 連結貸借対照表および連結損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
該当する取引はありません。
(9)金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
連結グループの金利リスクの算定方法は、JAの金利リスクの算定方法に準じた方法により行っています。JAの金利リスクの
算定方法は、単体の開示内容(P.37)をご参照ください。
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
25 年度
▲815
- 58 -
(単位:百万円)
26 年度
▲608
Ⅶ.財務諸表の正確性等にかかる確認
確認書
1 私は、当JAの平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの事業年度にかかるディスクロージャ
ー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な点において、農業協同組合法施行規則に
基づき適正に表示されていることを確認いたしました。
2 この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有効に機能していること
を確認しております。
(1) 業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備されております。
(2) 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検証しており、重要な事
項については理事会等に適切に報告されております。
(3) 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。
平成
27 年 7 月 17 日
広島中央農業協同組合
代表理事組合長
- 59 -
2.役員構成(役員一覧)
役 職 名
代表理事組合長
代表理事専務
代表理事常務
代表理事常務
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
氏
德永
河野
仁井
佐伯
高橋
上田
重光
脇田
寳利
松原
河元
木原
新川
高藤
河本
井川
腰本
名
雄
孝行
和憲
隆弘
武志
励二
昭雄
茂行
俊之
國昭
利行
竹志
健午
忠之
正信
信孝
義文
役 職 名
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
代表監事
常勤監事
監
事
監
事
監
事
員外監事
員外監事
(平成 27 年 7 月現在)
氏
名
吉田
繁
杉田
要
中谷 章悟
鈴田 博行
上垣内 悟
角 春太朗
重友 輝夫
村上 基治
阿部 清代美
神田 悦子
門山 幸人
森川 清司
鈴木 健三
加栗 建男
舛田 繁明
梶川 正治
栗原 秋憲
3.特定信用事業代理業者の状況
該当ありません。
4.店舗等のご案内
店舗名
西 条 支 店
向 陽 支 店
八本松南支店
八 本 松 支 店
高 屋 支 店
志 和 支 店
黒 瀬 支 店
福 富 支 店
豊 栄 支 店
河 内 支 店
大 和 支 店
西条グリーンセンター
八本松グリーンセンター
高屋グリーンセンター
志和グリーンセンター
黒瀬グリーンセンター
福富グリーンセンター
豊栄グリーンセンター
河内グリーンセンター
大和グリーンセンター
農機センター
ローンプラザ
葬祭センター
旅行センター
食糧センター
農産物直売所 おいしい旬館 となりの農家 西条店
農産物直売所 おいしい旬館 となりの農家 高屋店
農産物直売所 おいしい旬館 となりの農家 黒瀬店
※ 店舗外ATM設置台数 21 台
所在地
東広島市西条栄町 10-35
東広島市西条町田口 3544-1
東広島市八本松町原 6846
東広島市八本松町飯田 180-3
東広島市高屋町杵原 1264-1
東広島市志和町別府 733
東広島市黒瀬町川角 564
東広島市福富町久芳 3691
東広島市豊栄町清武 351-1
東広島市河内町中河内 782
三原市大和町下徳良 111-1
東広島市西条町田口 3544-1
東広島市八本松町原 6847
東広島市高屋町杵原 1264-1
東広島市志和町志和堀 3536
東広島市黒瀬町川角 564
東広島市福富町下竹仁 505-1
東広島市豊栄町清武 351-1
東広島市河内町河戸 112
三原市大和町下徳良 740-1
東広島市高屋町杵原 1276
東広島市西条町下見 1476-3
東広島市八本松飯田 5-10-25
東広島市西条栄町 10-35
東広島市西条中央 5-8-10
東広島市西条中央 5-8-10
東広島市高屋町杵原 1264-1
東広島市黒瀬町南方 829-1
- 61 -
(平成 27 年 7 月現在)
電話番号
ATM設置台数
082-422-8687
1台
1台
082-425-1115
1台
082-429-0811
082-428-2030
1台
1台
082-434-2111
1台
082-433-2411
1台
0823-82-2340
082-435-2002
1台
1台
082-432-2316
1台
082-437-1201
1台
0847-33-0211
082-425-1314
082-429-0806
082-491-0066
082-433-2025
1台
0823-82-2093
082-435-2221
1台
082-432-2558
082-438-0700
1台
0847-33-0511
082-434-3936
0120-238-506
1台
0120-927-490
1台
082-421-8600
082-431-6966
082-431-0051
1台
082-439-1147
0823-83-2700
法定開示項目掲載ページ一覧
<組合単体開示項目 農業協同組合施行規則第204条関係>
開示項目
●概況及び組織に関する事項
○業務の運営の組織
○理事、経営管理委員及び監事の氏名及び役職名
○事務所の名称及び所在地
○特定信用事業代理業者に関する事項
●主要な業務の内容
○主要な業務の内容
●主要な業務に関する事項
○直近の事業年度における事業の概況
○直近の5事業年度における主要な業務の状況
・経常収益(事業の区分ごとの事業収益及びその合計)
・経常利益又は経常損失
・当期剰余金又は当期損失金
・出資金及び出資口数
・純資産額
・総資産額
・貯金等残高
・貸出金残高
・有価証券残高
・単体自己資本比率
・剰余金の配当の金額
・職員数
○直近の2事業年度における事業の状況
◇主要な業務の状況を示す指標
・事業粗収益及び事業粗利益率
・資金運用収支、役務取引等収支及びその他事業収支
・資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残高、利息、利回り及び
総資金利ざや
・受取利息及び支払利息の増減
・総資産経常利益率及び資本経常利益率
・総資産当期純利益率及び資本当期純利益率
◇貯金に関する指標
・流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金その他の貯金の平均残高
・固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及びその他の区分ごとの
定期貯金の残高
◇貸出金等に関する指標
・手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形の平均残高
・固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金の残高
・担保の種類別(貯金等、有価証券、動産、不動産その他担
保物、農業信用基金協会保証、その他保証及び信用の区分
ページ
開示項目
60
61
61
61
6∼9
2
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
25
30
30
26
26
26
26
26
をいう。)の貸出金残高及び債務保証見返額・使途別(設備
ページ
資金及び運転資金の区分をいう。)の貸出金残高
26
・使途別(設備資金及び運転資金の区分をいう。)の貸出金残高
27
・主要な農業関係の貸出実績
27
・業種別の貸出金残高及び当該貸出金残高の貸出金の総額に対す
る割合
30
・貯貸率の期末値及び期中平均値
◇有価証券に関する指標
28
・商品有価証券の種類別(商品国債、商品地方債、商品政府保証
債及びその他の商品有価証券の区分をいう。)の平均残高
29
・有価証券の種類別(国債、地方債、短期社債、社債、株式、外
国債券及び外国株式その他の証券の区分をいう。次号において
同じ。)の残存期間別の残高
28
・有価証券の種類別の平均残高
30
・貯証率の期末値及び期中平均値
●業務の運営に関する事項
4∼5
○リスク管理の体制
5
○法令遵守の体制
3∼4
○中小企業の経営の改善及び地域の活性化のための取組の状況
5
○苦情処理措置及び紛争解決措置の内容
●組合の直近の2事業年度における財産の状況
10∼12,22
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書又は損失金処理計算書
○貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
27
・破綻先債権に該当する貸出金
27
・延滞債権に該当する貸出金
27
・3か月以上延滞債権に該当する貸出金
27
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
28
○元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうち破綻先
債権、延滞債権、3か月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権に該当す
るものの額ならびにその合計額
31∼36
○自己資本の充実の状況
○次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時価及び評価損益
29
・有価証券
29
・金銭の信託
29
・デリバティブ取引
29
・金融等デリバティブ取引
29
・有価証券関連店頭デリバティブ取引
34∼35
○貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
34∼35
○貸出金償却の額
<連結(組合及び子会社等)に関する開示項目 農業協同組合施行規則第205条関係>
開示項目
●組合及びその子会社等の概況
○組合及びその子会社等の主要な事業の内容及び組織の構成
○組合の子会社等に関する事項
・名称
・主たる営業所又は事務所の所在地
・資本金又は出資金
・事業の内容
・設立年月日
・組合が有する子会社等の議決権の総株主、総社員又は総出資者
の議決権に占める割合
・組合の1の子会社等以外の子
会社等が有する当該1の子会社等の議決権の総株主、総社員又
は総出資者の議決権に占める割合
●組合及びその子会社等の主要な業務につき連結したもの
○直近の事業年度における事業の概況
○直近の5連結会計年度における主要な業務の状況
・経常収益(事業の区分ごとの事業収益及びその合計)
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●単体における事業年度の開示事項
○定性的開示事項
・自己資本調達手段の概要
・組合の自己資本の充実度に関する評価方法の概要
・信用リスクに関する事項
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関す
るリスク管理の方針及び手続の概要
・証券化エクスポージャーに関する事項
・オペレーショナル・リスクに関する事項
・出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理
の方針及び手続の概要
・金利リスクに関する事項
○定量的開示事項
・自己資本の構成に関する事項
・自己資本の充実度に関する事項
・信用リスクに関する事項
・信用リスク削減手法に関する事項
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関す
る事項
・証券化エクスポージャーに関する事項
・出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
・金利リスクに関して組合が内部管理上使用した金利ショックに
対する損益又は経済的価値の増減額
ページ
37
37
37
37
37
37
37
37
37
開示項目
ページ
37
・経常利益又は経常損失
37
・当期利益又は当期損失
37
・純資産額
37
・総資産額
37
・連結自己資本比率
●直近の2連結会計年度における財産の状況につき連結したもの
38,39∼40,52
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金計算書
○貸出金のうち次に掲げるものの額およびその合計額
52
・破綻先債権に該当する貸出金
52
・延滞債権に該当する貸出金
52
・3か月以上延滞債権に該当する貸出金
52
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
52∼58
○自己資本の充実の状況
52
○事業の種類ごとの事業収益の額、経常利益又は経常損失の額及び資産
の額として算出したもの
37
ページ
5
5
4,33
35
36
36
4,31
36
36
31∼32
33
33∼35
35
36
36
36
36
62
●連結における事業年度の開示事項
○定性的開示事項
・連結の範囲に関する事項
・自己資本調達手段の概要
・連結グループの自己資本の充実度に関する評価方法の概要
・信用リスクに関する事項
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関す
るリスク管理の方針及び手続の概要
・証券化エクスポージャーに関する事項
・オペレーショナル・リスクに関する事項
・出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理
の方針及び手続の概要
・金利リスクに関する事項
○定量的開示事項
・自己資本の構成に関する事項
・自己資本の充実度に関する事項
・信用リスクに関する事項
・信用リスク削減手法に関する事項
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関す
る事項
・証券化エクスポージャーに関する事項
・出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
・金利リスクに関して連結グループが内部管理上使用した金利
ショックに対する損益又は経済的価値の増減額
ページ
42,47
52
52
56
58
58
58
58
58
58
52∼55
55∼56
58
58
58
58
58
58
自己資本比率の算定に関する用語解説一覧
用語
内容
自己資本比率
自己資本の額をリスク・アセット等の総額(信用リスク・アセット額およびオペレーショナル・リ
スク相当額)で除して得た額。国内基準を採用する金融機関では 4%以上が必要とされていますが、
JAバンクでは自主的な取り決めにより 8%以上が必要とされています。
エクスポージャー
リスクを有する資産並びにオフ・バランス取引および派生商品取引(以下「資産等」といいます。)
の与信相当額のことです。
リスク・ウェイト
リスクを有する資産等を保有するために必要な自己資本額を算出するためのリスクの大きさに応じ
た掛目のことです。
信用リスク・アセット額
エクスポージャー(リスクを有する資産等)に対して、信用リスク削減手法を適用後、対応するリ
スクの大きさに応じた掛目(リスク・ウェイト)を乗じて算出したものです。
所要自己資本額
リスクを有する資産等を保有するのに必要となる自己資本の額のことです。国内基準では各リス
ク・アセットに 4%を乗じた額となります。
金融機関の業務において不適切な処理等により生じるリスクのことを指し、不適切な事務処理によ
オペレーショナル・リスク り生じる事務リスクやシステムの誤作動により生じるシステムリスクなどが該当します。なお、自
(相当額)
己資本比率の算出にあたっては、一定の手法によりオペレーショナル・リスクを数値化した額をオ
ペレーショナル・リスク相当額として分母に加算します。
基礎的手法
新BIS規制においてオペレーショナル・リスク相当額を算出する最も簡易な手法です。1 年間の
粗利益に 0.15 を乗じた額の直近三年間の平均値によりオペレーショナル・リスク相当額を算出す
る方法です。1 年間の粗利益は、事業総利益から信用事業に係るその他経常収益、信用事業以外の
事業にかかるその他の収益、国債等債券売却益・償還益、補助金受入額を控除し、信用事業に係る
その他経常費用、信用事業以外の事業にかかるその他の費用、国債等債権売却損・償還損・償却、
役務取引等費用および金銭の信託運用見合費用を加算して算出しています。
抵当権付住宅ローン
住宅ローンのうち、抵当権が第 1 順位かつ担保評価額が十分であるもののことです。
コミットメント
契約した期間・融資枠の範囲内で、お客さまのご請求に基づき、金融機関が融資を実行することを
約束する契約における融資可能残額のことです。
証券化エクスポージャー
証券化とは、原資産に係る信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、
その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引のことであり、証券化エクスポージャー
とは証券化に伴い第三者に移転する資産のことです。
信用リスク削減手法
金融機関が保有している信用リスクを軽減する措置であり、新BIS規制では、貯金や有価証券な
ど一定の要件を満たす担保や保証がある場合には、担保や保証人のリスク・ウェイトに置き換える
ことができます。
想定元本
投資元本がない金融派生商品において、金利計算等を行うための名目上の元本のことです。
再構築コスト
同一の取引を市場で再度構築するのに必要となるコスト(ただし0を下回らない)をいいます。
派生商品取引
有価証券取引等から派生し、原資産の価格によりその価格が決定される商品のことであり、先物、
オプション、スワップ取引等が該当します。
金利ショック
保有している資産や負債等に金利の変化を当てはめることです。
上下 200 ベーシスポイン 金利リスクの算出において、市場金利が一律 2%(0.01%が 1 ベーシスポイント)上昇あるいは低
トの平行移動
下した場合の現在価値の変化額を算出する方法のことです。
1パーセンタイル値・
99 パーセンタイル値
金利リスク量の算出において、各期間ごとの金利の 1 年前との変化幅のデータを最低 5 年分集め、
小さい方から大きい方へ並べて、データ数の 1%目もしくは 99%目の値を変化幅として使用する
方法のことです。
アウトライヤー基準
金融機関が保有する金利リスク量が自己資本(基本的項目と補完的項目)に対して 20%を超える
経済価値の低下が生じる場合にアウトライヤーとし、当局が早期警戒制度の枠組みの中でモニタリ
ングを行います。
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心豊かな大地づくり人づくり
ディスクロージャー誌
2015
JA 広島中央
広島中央農業協同組合
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