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平成 23 年度 子ども手当特別措置法施行事務等について

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平成 23 年度 子ども手当特別措置法施行事務等について
(平成 23 年 9 月 8 日
全国子ども手当主管課長会議資料)
資料2
平成 23 年度
子ども手当特別措置法施行事務等について
(注意事項)
現時点の検討状況を踏まえた資料であり、今後、地方自治体からのご意見等
を踏まえ、修正することもあり得ます。
平成 23 年 9 月 8 日(木)
厚生労働省雇用均等・児童家庭局
育成環境課子ども手当管理室
(目次)
1. 子どもの国内居住要件について ............................... P1
2. 未成年後見人について ....................................... P3
3. 父母指定者について ......................................... P5
4. 「同居優先」について ....................................... P8
5. 児童福祉施設等へ入所等している子どもにかかる手当の支給について
(1)「施設入所等子ども」に係る子ども手当の支給事務について.... P10
(2)「施設入所等子ども」に係る子ども手当の費用負担について.... P29
6. 申出による学校給食費等及び保育料の徴収について ............. P32
7. 子ども手当からの保育料の特別徴収について ................... P35
8. 認定請求・経過措置等について ............................... P37
9. 子ども手当交付金について ................................... P39
1. 子どもの国内居住要件について
(定義)
第3条 この法律において「子ども」とは、18 歳に達する日以後の最初の 3 月 31 日まで
の間にある者であって、日本国内に住所を有するもの又は留学その他の厚生労働省令で
定める理由により日本国内に住所を有しないものをいう。
2 (略)
【ポイント】
原則として、国外に居住する子どもにかかる手当は支給されないが、「留
学その他の厚生労働省令で定める理由」により、海外に居住している場合は、
子ども手当の支給対象。
「留学その他の厚生労働省令で定める理由」とは?
「留学」については、以下の要件を全て満たすものであること(省令で
規定予定)
① 日本国内に住所を有しなくなった前日までに日本国内に継続して3
年を超えて住所を有していたこと
② 教育を受けることを目的として外国に居住しており、父母等と同居
していないこと
③ 日本国内に住所を有しなくなった日から3年以内のものであること
※ ただし、「留学」に準ずる理由として、上記「留学」の②及び③を満た
すもので、日本国内に住所を有しなくなった前日までに日本国内に継
続して3年を超えて住所を有していたことに準ずる基準(別途定める
予定)を満たす者
「留学」等をどのように確認するのか?
○ 請求者からの「海外留学に関する申立書」や留学先の学校における在学証
明書等、当該事実を証明する書類により確認(従前の日本国内での居住状
況については、住民基本台帳や国内の学校における在学証明書等により確
認)。
【事務の流れ】
(認定時)
① 請求者は、子どもが海外留学をしている場合、認定請求書にその旨を記
載するとともに、「海外留学に関する申立書」及び留学先の学校の在籍
証明書等、当該事実がわかる書類を提出。
② 市町村は、①で提出された書類により「留学」の要件に該当することを
確認し、認定を判断。
③ 認定した場合は、認定通知書の備考欄に例えば以下のとおり付記。
・ 海外留学しているお子さんにかかる手当の支給は、国内に住所を有しなくなっ
た日から3年以内に限られます。3年を経過した場合は、その時点で「受給事
由消滅届」を提出してください。3年以内に子どもが帰国し、再び国内に住所
を有するに至った場合は、速やかに「子ども手当氏名・住所変更届」を提出し
てください。
(認定後)
④ 受給者は、子どもの留学が3年を経過した際は、「受給事由消滅届」を
提出。
→ 市町村は消滅処分等を行う。届がない場合であっても、職権により
消滅処分等を行う。
⑤ 受給者は、留学している子どもが3年以内に帰国し、再び住所を有する
に至った場合は、「子ども手当氏名・住所変更届」を提出。
→ 市町村は確認のうえ、引き続き子ども手当を支給。
2. 未成年後見人について
(支給要件)
第4条 子ども手当は、次の各号のいずれかに該当する者に支給する。
一 次のイ又はロに掲げる子ども(以下「支給要件子ども」という。)を監護し、かつ、
これと生計を同じくするその父又は母(当該支給要件子どもに係る未成年後見人があ
るときは、その未成年後見人とする。以下この項において「父母等」という。)であ
って、日本国内に住所を有するもの
【ポイント】
未成年後見人は父母と同様の要件(監護し、かつ、生計同一)により支給
される。
未成年後見人とは?
親権を行い(民法第 867 条)、子の監護・教育等に関し、親権者と同様の
権利義務を有する者(民法第 857 条)であり、①未成年者に対して親権を行
う者がないとき、又は親権を行う者が管理権を有しないとき、②後見開始の
審判があったときに開始されるもの。
未成年後見人であることをどのように確認するのか?
後見を行う子どもの戸籍抄本に未成年後見人が記載されていることから、
請求時に子どもの戸籍抄本を添付してもらうことにより確認する。
【事務の流れ】
(認定時)
① 未成年後見人(請求者)は認定請求書にその旨記載し、証明書類として
「戸籍抄本」を添付して提出。また、父母の状況について申立書を提出
(父母がいる場合は父母の住所 など)。
 戸籍抄本の入手方法
子どもの本籍地の市町村において発行
 未成年後見人の選任手続き等
○ 人数(民法第 842 条)
:1名に限られる
○ 選任手続(民法第 840 条等)
・ 未成年者の住所地の家庭裁判所へ申立
・ 申立人は未成年者、未成年者の親族、その他の利害関係人。
・ 家庭裁判所の審判により選任
・ 選任後、未成年後見人は 10 日以内に未成年者の本籍地もしくは未成年後見人の住所
地の役場に届出を行い、未成年者の戸籍に記載。
○ 解任等
A.解任手続(民法第 846 条等)
・ 後見人の住所地の家庭裁判所へ申立
・ 申立人は後見監督人、未成年者、未成年者の親族、検察官(家庭裁判所の職権でも解
任は可能)
。
・ 家庭裁判所の審判により解任。
B.辞任(民法第 844 条、第 845 条)
・ 子どもの住所地の家庭裁判所に未成年後見人が申立。
・ 家庭裁判所の許可を得て辞任。
② 市町村は、①で提出された書類により未成年後見人であることを確認し、
認定を判断。必要に応じて父母の住所地の市町村に状況を確認(←二重
認定の防止)
。
③ 未成年後見人を認定した場合は、認定通知書の備考欄に例えば以下のと
おり付記。
・ 未成年後見人を解任され又は辞職した場合は、速やかに「受給事由消滅届」を
提出してください
(認定後)
④ 受給者(未成年後見人)は、未成年後見人を解任され又は辞職した場合
は、「受給事由消滅届」を提出。
→ 市町村は消滅処分等を行う。届がない場合であっても、職権によ
り消滅処分等を行う。
3. 父母指定者について
(支給要件)
第4条 子ども手当は、次の各号のいずれかに該当する者に支給する。
一 (略)
二 日本国内に住所を有しない父母等がその生計を維持している支給要件子どもと同
居し、これを監護し、かつ、これと生計を同じくする者(当該支給要件子どもと同居
することが困難であると認められる場合にあっては、当該支給要件子どもを監護し、
かつ、これと生計を同じくする者とする。)のうち、当該支給要件子どもの生計を維持
している父母等が指定する者であって、日本国内に住所を有するもの(当該支給要件
子どもの父母等を除く。以下「父母指定者」という。)
三、四 (略)
【ポイント】
子どもの生計を維持する父母等が海外に居住する場合、日本国内で子ども
を養育している「父母指定者」は父母と同様の要件(監護、かつ、生計同一)
により支給される。
父母指定者とは?
例えば、子どもの生計を維持している父又は母が海外に居住しており、子
どもは祖父母と国内で同居しているような場合、当該父又は母が祖父母のい
ずれかを、「父母指定者」に指定することにより、祖父母に子ども手当を支
給することとなる。
父母指定者であることをどのように確認するのか?
父母指定者に指定された者は、子どもの住所地の市町村に対して「父母指
定者指定届」を提出することにより、父母指定者となる。
○ 父母指定者と子どもが同居している場合は、届出先市町村=認定をする市
町村となり、父母指定者であることを確認する。
○ 父母指定者と子どもが別の市町村に居住している場合は、子どもの住所地
の市町村から発行される「父母指定者指定届受領証」を認定請求書に添付
してもらうことで確認する。
【事務の流れ】
(父母指定者の指定)
① 海外に居住する父母等(子どもの生計維持者)は、
「父母指定者指定届」
により父母指定者を指定。
② 父母指定者は「父母指定者指定届」に必要な事項を記入し、子どもの住
所地の市町村に対して届け出る。
③ 市町村は「父母指定者届出受領証」を父母指定者に対して交付するとと
もに(父母指定者が子どもと同居している場合は省略可)
、
「父母指定者
管理台帳」により父母指定者の指定状況を管理
(認定時)
④ 父母指定者は、本人の住所地の市町村に対して認定請求。その際、父母
の海外居住の状況がわかる書類(居住証明書など)を添付する。また、
子どもと別居している場合は、「父母指定者届出受領証」を添付すると
ともに、別居している子どもの状況がわかる書類(学校の寮への入寮証
明書など)を添付する。
⑤ 市町村は審査のうえ、認定を判断(父母指定者が子どもと別の市町村に
別居している場合は「父母指定者指定届」の届出先市町村に指定状況を
確認)
⑥ 父母指定者を認定した場合は、認定通知書の備考欄に例えば以下のとお
り付記
・ 子どもの生計を維持する父母等が帰国し、国内に住所を有するに至った場合は、
速やかに「受給事由消滅届」を提出してください。
(認定後)
⑦ 受給者(父母指定者)は、子どもの生計を維持する父母等が帰国し、国
内に住所を有するに至った場合は、「受給事由消滅届」を提出。
→ 市町村は消滅処分を行う。届がない場合であっても、職権により消
滅処分を行う。
⑧ 父母指定者と子どもが別居している場合は、「父母指定者指定届」の届
出先市町村に対して父母指定者の消滅処分を行った旨を文書で連絡。
⑨ 「父母指定者指定届」の届出先市町村においては、父母指定者管理台帳
に消滅年月日を記載。
父母指定者の指定から認定請求までの流れ
父母指定者
指定届
市町村
国内
③受理
②届出
④認定請求
海外
①指定
父母
父母指定者
指定届
父母指定者
指定届
父母指定者
子ども
(子の生計を維持する者)
4. 「同居優先」について
(支給要件)
第4条 子ども手当は、次の各号のいずれかに該当する者に支給する。
一~四 (略)
2 前項第一号又は第二号の場合において、父及び母並びに父母指定者のうちいずれか二
以上の者が当該父及び母の子である子どもを監護し、かつ、これと生計を同じくすると
きは、当該子どもは、当該父若しくは母又は父母指定者のうちいずれか当該子どもの生
計を維持する程度の高い者によって監護され、かつ、これと生計を同じくするものとみ
なす。
3 前項の規定にかかわらず、子どもを監護し、かつ、これと生計を同じくするその父若
しくは母又は父母指定者のうちいずれか一の者が当該子どもと同居している場合(当該
いずれか一の者が当該子どもを監護し、かつ、これと生計を同じくするその他の父若し
くは母又は父母指定者と生計を同じくしない場合に限る。)は、当該子どもは、当該同
居している父若しくは母又は父母指定者によって監護され、かつ、これと生計を同じく
するものとみなす。
【ポイント】
父母が別居し、当該父母が生計を同じくしない場合は、子どもの生計を維
持する程度に関わらず、子どもと同居している者を支給要件を満たす者とし
て認定
父母が生計を同じくしない場合とは?
○ 離婚協議中である父母が別居しているような場合は、当該父母は生計を同
じくしないものと考えられる。
→ この場合、子どもの生計を維持する程度に関わらず、同居している者
に支給
○ 一方で、仕事上の出張や転勤等で父又は母のいずれかが単身赴任している
ような場合は、別居後も父母は生計を同じくしているものと考えられる
→ この場合、同居する者ではなく、生計維持の程度の高い者に支給
父母が生計を同じくしない場合をどうように確認するのか?
請求者(子どもと同居している者)からの申立及び申立にかかる事実を証
明する書類を提出してもらうことにより確認。
【事務の流れ】
父母が別居しており、子どもと同居している者が認定請求を行う場合
(離婚協議中で別居している場合=父母は生計を同じくしない)
① 請求者(離婚協議中で配偶者と別居し、子どもと同居している者)は、
認定請求書に申立書及び申立にかかる事実を証明する書類を添付して
提出。
② 認定請求を受けた市町村は、提出された書類等により「同居優先」の支
給要件に該当するか否かを判断するとともに、支給要件に該当する場合
は、配偶者(子どもと別居している父又は母)の住所地に対して、当該
請求者を認定する旨、連絡する。(→ 配偶者の住所地の市町村は消滅
処理を行う。
)
③ 市町村は、「同居優先」により認定した際は、受給者台帳にその旨記載
(留意点)
・ DV被害者が配偶者と別居し、子どもと一緒に居住している場合、通常は当該被害者
が現に子どもを監護し、かつ、生計を維持する程度の高い者と考えられ、当該被害者
に対して支給される(現行の運用を踏襲)
・ 子どもが 2 人以上おり、父と同居している子どもと母と同居している子どもに分かれ
ている場合、
「同居優先」により、それぞれの子どもと同居している父と母のそれぞれ
が受給資格者となる場合がある。
(参考)単身赴任で子どもと別居している者の請求手続き(従前と同じ)
① 請求者(単身赴任等により、配偶者及び子どもと別居している者)は、子どもと
別居している場合、認定請求書にその旨を記載するとともに、「別居監護申立書」
及び子どもの属する世帯全員の住民票の写しを提出。
② 認定請求を受けた市町村は、子どもの住所地の市町村に対して、子どもと同居す
る者の認定等の状況を確認したうえで、認定を判断。
③ 別居監護で認定した場合は受給者台帳にその旨記載
※ 単身赴任の場合、住民票に子どもが記載されていないことにより、転出先市町
村での認定請求が漏れる可能性があり、転出手続きの際、転出先市町村で請求
を行うよう、周知に努めていただきたい。
5. 児童福祉施設等へ入所等している子どもにかかる手当の支給について
5-(1)「施設入所等子ども」に係る子ども手当の支給事務について
(支給要件)
第4条 子ども手当は、次の各号のいずれかに該当する者に支給する。
一~三 (略)
四 15 歳に達する日以後の最初の 3 月 31 日までの間にある施設入所等子ども(以下「中
学校修了前の施設入所等子ども」という。)が委託されている小規模住居型児童養育
事業を行う者若しくは里親又は中学校修了前の施設入所等子どもが入所している児
童福祉施設、障害者支援施設、旧身体障害者更生援護施設等、のぞみの園、救護施設、
更生施設若しくは婦人保護施設(以下「児童福祉施設等」という。)の設置者
(子ども手当の額)
第5条 子ども手当は、月を単位として支給するものとし、その額は、1 月につき、次の
各号に掲げる子ども手当の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める額とする。
一 (略)
二 子ども手当(中学校修了前の施設入所等子どもに係る部分に限る。) 1 万 5 千円に
次条の認定を受けた受給資格に係る 3 歳に満たない施設入所等子ども(月の初日に生
まれた施設入所等子どもについては、出生の日から 3 年を経過しない施設入所等子ど
もとする。)の数を乗じて得た額と、1 万円に当該受給資格に係る 3 歳以上の施設入所
等子ども(月の初日に生まれた施設入所等子どもについては、出生の日から 3 年を経
過した施設入所等子どもとする。)であって 15 歳に達する日以後の最初の 3 月 31 日ま
での間にある者の数を乗じて得た額とを合算した額
(認定)
第6条 (略)
2 子ども手当の支給要件に該当する者(第 4 条第 1 項第 4 号に係るものに限る。以下「施
設等受給資格者」という。)は、子ども手当の支給を受けようとするときは、その受給
資格及び子ども手当の額について、厚生労働省令で定めるところにより、次の各号に掲
げる者の区分に応じ、当該各号に定める者の認定を受けなければならない。
一 小規模住居型児童養育事業を行う者当該小規模住居型児童養育事業を行う住居の
所在地の市町村長
二 里親当該里親の住所地の市町村長
三 児童福祉施設等の設置者当該児童福祉施設等の所在地の市町村長
3 前 2 項の認定を受けた者が、他の市町村(特別区を含む。以下同じ。)の区域内に住
所(施設等受給資格者が小規模住居型児童養育事業を行う者である場合にあっては当該
小規模住居型児童養育事業を行う住居の所在地とし、児童福祉施設等の設置者である場
合にあっては当該児童福祉施設等の所在地とする。次条第 3 項において同じ。)を変更
した場合において、その変更後の期間に係る子ども手当の支給を受けようとするとき
も、また前 2 項と同様とする。
(施設等受給資格者が国又は地方公共団体である場合の子ども手当の取扱い)
第 27 条 市町村長は、施設等受給資格者が国又は地方公共団体である場合においては、
厚生労働省令で定めるところにより、当該施設等受給資格者に委託され、又は当該施設
等受給資格者に係る児童福祉施設等に入所している中学校修了前の施設入所等子ども
に対し子ども手当を支払うこととする。この場合において、当該施設等受給資格者は、
厚生労働省令で定めるところにより、当該中学校修了前の施設入所等子どもが子ども手
当として支払を受けた現金を保管することができる。
2 前項の規定による支払があったときは、当該施設等受給資格者に対し当該子ども手当
の支給があったものとみなす。
【ポイント】
里親等に委託されている子ども又は児童福祉施設等へ入所している子ど
も(以下、
「施設入所等子ども」という。)にかかる子ども手当は、父母の監
護・生計関係に関わらず、原則として(※)施設の設置者等に対して支給
※ 省令で定める短期間の入所等をしている子どもは、
「施設入所等子ども」から除かれ、
具体的には以下のとおり省令で規定する予定。
・ 保護者の疾病、疲労その他の身体上若しくは精神上又は環境上の理由により家庭
において子どもを養育することが一時的に困難となったことに伴い、2月以内の
期間を定めて行われる小規模住居型児童養育事業を行う者又は里親への委託
・ 保護者の疾病、疲労その他の身体上若しくは精神上又は環境上の理由により家庭
において子どもを養育することが一時的に困難となったことに伴い、2月以内の
期間を定めて行われる児童福祉施設への入所
・ 2月以内の期間を定めて行われる障害児施設給付費の支給を受けて行う知的障害
児施設等への入所
・ 2月以内の期間を定めて行われる救護施設、更生施設又は婦人保護施設への入所
※ 上記に該当するか否かについては、措置決定通知書の写し等により判断
支給額は?
○ 施設入所等子どもにかかる子ども手当の支給月額は、出生順位に関わらず、
一律
・ 3歳未満の子ども
1万5千円
・ 3歳以上中学校修了前の子ども 1万円
どこの市町村が認定・支給を行うのか?
○ 認定及び支給は施設等の所在地の市町村において行う。また、施設等の所
在地が他の市町村に変わった場合は、改めて変更先の市町村への認定請求
が必要。(なお、施設入所等子どもにかかる認定請求等は施設ごとに行う
こととなり、例えば同じ法人が設置する複数の施設間で子どもが異動した
場合、当該子どもにかかる認定請求は異動先の施設において改めて行う必
要がある。)
○ 施設入所等子どもに係る認定・支給は受給資格者が公務員の場合も含め、
施設等の所在地の市町村が実施(公務員である里親の場合など)
国公立施設も同様の取扱いか?
○ 国公立施設についても、当該施設が所在する市町村において認定・支給を
行う。
○ 国公立施設については、子ども手当が国や自治体の歳入となってしまわな
いようにするため、施設設置者が受給者であるが、当該施設に入所等して
いる子どもに対して支払を行う。また、支払を受けた手当については、施
設設置者(国又は地方公共団体)が保管することができる。(歳入歳出外
現金として取り扱う)
子どもが施設等へ入所(退所)した事実をどのように把握するのか?
→ 施設等へ入所した後も、親に支給し続ける恐れがある
○ 児童福祉施設等への入所措置等を行った機関(都道府県等)から保護者の
住所地の市町村等へ情報提供(通知)を行うことにより、入所事実等を把
握し、二重支給を防止。
施設等に支給された子ども手当はどのように管理するのか?
○ 児童福祉施設最低基準等により、施設等における子ども手当の適切な管理
等について規定する予定
【事務の流れ等】
(※次ページ以降の資料を参照)
施設入所等子どもに係る
子ども手当支給事務について
(案)
1.児童福祉施設等に入所の場合
(1)-①入所時(措置入所の場合)
○ 都道府県(※1)の措置により、児童福祉施設等(※2)に入所している子どもにかかる手当については、施
設設置者・里親等への支給となるが、これまでは当該子どもの保護者に支給されていたことから、当該子ど
もの保護者との二重支給を防止する必要がある
○ このため、都道府県が保護者の住所地の市町村へ措置した旨を通知することにより、二重支給を防止し、
適切な認定を担保する
※1:救護施設及び更生施設の場合は市及び福祉事務所設置町村を含む。それ以外の施設(婦人保護施設を除く)については、指定都市及
び児童相談所設置市を含む(以下、(1)及び(2)において同じ。)
※2:児童福祉施設等:小規模住居型児童養育事業を行う者、里親、知的障害児施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児
施設、乳児院、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、救護施設、更生施設、婦人保護施設
②通知
B市
都道府県
子ども手当担当部門
A市
④所属庁の連絡
①情報提供
③消滅処理
認定請求
措置決定通知
都道府県(措置担当部門)
〔児童相談所〕
認定・支給
措置決定通知
措置
児童福祉施設等
(施設設置者等)
保護者
(受給者)
子ども
(入所)
【事務の流れ】
① 都道府県の措置担当部門(児童相談所)は、児童を措置した際、子ども手当担当部門に対して措置児童
に係る情報(措置年月日、児童の氏名、児童の住所(措置前)、保護者の氏名・住所、(保護者が公務員で
あり、勤務先を把握している場合は所属庁))を提供
※施設設置者等への支給の対象とならない短期間の措置の場合は、情報提供は不要
② 都道府県の子ども手当担当部門は、保護者の住所地の市町村(A市)に対して、措置児童に係る情報を
通知
③ 通知を受けたA市は、保護者(=受給者)の消滅処理等を行う
④ A市自らが支給を行っていない場合(保護者が公務員である場合)には、A市は当該保護者の所属庁の
確認に努め、所属庁の名称を都道府県に報告する → 報告を受けた後の都道府県及び所属庁の事務は
上記②及び③に準じる
※ A市が消滅処理を行った後に、当該保護者が他の市町村へ転出したことを把握した場合には、当該転出先市町村へ連絡を行う
(1)-②入所時(契約入所の場合)
○ 保護者と児童福祉施設等の契約に基づき入所している子どもについては、児童福祉法に基づく障害児施
設給付費の支給を行う都道府県が把握していることから、当該都道府県が保護者の住所地の市町村へ入
所した旨を通知することにより、二重支給を防止し、適切な認定を担保する
※ 知的障害児施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設及び重症心身障害児施設(以下、「知的障害児施設等」とい
う。)については、保護者と施設の契約により、子どもが入所する場合がある
②通知
都道府県
子ども手当担当部門
A市
B市
④所属庁の連絡
③消滅処理
①情報提供
都道府県
(障害児施設給付費担当部門)
〔児童相談所〕
保護者
(受給者)
認定請求
ⅱ契約した
旨の報告
知的障害児施設等
ⅰ契約
(施設設置者)
子ども
(入所)
認定・支給
【事務の流れ】
○ 子どもが知的障害児施設等に入所した場合、入所契約した時点(ⅰ)で都道府県に対して当該施設
から報告があるため(ⅱ) 、都道府県で入所事実を把握することが可能
①
知的障害児施設等からの報告により、入所事実を把握した都道府県の障害児施設給付費担当部門
(児童相談所)は、子ども手当担当部門に対して当該児童に係る情報(入所年月日、児童の氏名、児童
の住所(入所前)、保護者の氏名・住所(保護者が公務員であり、勤務先を把握している場合は所属
庁) )を提供
※施設設置者等への支給の対象とならない短期間の措置の場合は、情報提供は不要
②
③
④
都道府県の子ども手当担当部門は、保護者の住所地の市町村(A市)に対して、入所児童に係る情報
を通知
通知を受けたA市は、保護者(=受給者)の消滅処理等を行う
A市自らが支給を行っていない場合(保護者が公務員である場合)には、A市は当該保護者の所属庁
の確認に努め、所属庁の名称を都道府県に報告する → 報告を受けた後の都道府県及び所属庁の事
務は上記②及び③に準じる
※ A市が消滅処理を行った後に、当該保護者が他の市町村へ転出したことを把握した場合には、当該転出先市町村へ連絡を行う
(2)-①退所時(措置入所の場合)
○ 措置解除を行う都道府県が施設・里親等の所在する市町村及び保護者の住所地の市町村へ通知するこ
とにより、二重支給を防止し、適切な認定を担保する
②通知
②’通知
都道府県
子ども手当担当部門
A市
認定請求
B市
①情報提供
認定・支給
措置解除通知
③消滅処理
都道府県(措置担当部門)
〔児童相談所〕
措置解除通知
措置解除
保護者
児童福祉施設等
(施設設置者等)
(受給者)
子ども
(退所)
【事務の流れ】
① 都道府県の措置担当部門(児童相談所)は、児童を措置解除した際、子ども手当担当部門に対して措置
児童に係る情報(措置年月日、児童の氏名、児童の住所(措置前)、保護者の氏名・住所、施設・里親等の
所在市町村)を提供
② 都道府県の子ども手当担当部門は、児童福祉施設・里親等の所在地の市町村(B市)に対して、措置児
童に係る情報を通知
②’ また、保護者の住所地の市町村(A市)に対しても②と同様に通知(保護者から申請があった場合、A市
が適切に認定できるようにする)。保護者が公務員である場合は、所属庁に対して②と同様に通知する。
③ 通知を受けたB市は、児童福祉施設等設置者(=受給者)の消滅処理等を行う
(2)-②退所時(契約入所の場合)
○ 保護者と児童福祉施設等の契約に基づき入所している子どもについては、児童福祉法に基づく障害児施
設給付費の支給を行う都道府県が把握していることから、当該都道府県が施設の所在する市町村及び保
護者の住所地の市町村へ退所した旨を通知することにより、二重支給を防止し、適切な認定を担保する
②’通知
A市
②通知
都道府県
子ども手当担当部門
B市
①情報提供
認定請求
認定・支給
③消滅処理
都道府県
(障害児施設給付費担当部門)
〔児童相談所〕
保護者
ⅰ契約期間の終了等
(受給者)
ⅱ契約期間が終
了した旨の報告
知的障害児施設等
(施設設置者)
子ども
(退所)
【事務の流れ】
○ 子どもが知的障害児施設等を退所した場合、契約期間が終了した時点(ⅰ)で都道府県に対して当
該施設から報告があるため(ⅱ) 、都道府県で退所事実を把握することが可能
①
知的障害児施設等からの報告により、退所事実を把握した都道府県の障害児施設給付費担当部門
(児童相談所)は、子ども手当担当部門に対して当該児童に係る情報(入所年月日、児童の氏名、児童
の住所(入所前)、保護者の氏名・住所、施設の所在市町村)を提供
②
都道府県の子ども手当担当部門は、施設の所在地の市町村(B市)に対して、退所児童に係る情報を
通知
②’
また、保護者の住所地の市町村(A市)に対しても②と同様に通知(保護者から申請があった場合、A
市が適切に認定できるようにする)。保護者が公務員である場合は、所属庁に対して②と同様に通知す
る。
③
通知を受けたB市は、知的障害者施設等設置者(=受給者)の消滅処理等を行う
【入所時及び退所時の申請等の勧奨について】
以上、(1)及び(2)の場合において、都道府県の措置担当部門等と子ども手当担当部門
が連携し、例えば、措置決定通知書を通知する際に施設入所等子どもにかかる手当の取扱
いを説明したリーフレット等(子ども手当担当部門が作成・依頼)を同封することにより、保護
者や施設設置者・里親等に対して、申請の勧奨や消滅届提出を促すなどの取組を行われた
いこと。
2.障害者支援施設等に入所の場合
(1)入所時(措置or契約)
○ 障害者支援施設等(※)に入所している子どもについては、入所措置又は障害者自立支援法に基づく介護
給付費等の支給を行う市町村(保護者の居住地の市町村:A市)が把握していることから、当該市町村は把
握時点で保護者(=受給者)の消滅処理を行う。
※障害者支援施設、心身障害者更生援護施設、知的障害者援護施設、のぞみの園
A市
障害者支援施設等
担当部門
B市
①情報提供
A市
子ども手当担当部門
(連絡 ※保護者が公務員の場合)
ⅱ契約した旨の報告
所属庁
認定請求
認定・支給
②消滅処理
ⅰ契約
障害者
支援施設等
(施設設置者)
保護者
(受給者)
子ども
(入所)
【事務の流れ】
○ 子どもが障害者支援施設等に入所した場合、入所契約した時点(ⅰ)で子どもの入所前の居住地の
市町村(A市)に対して施設等から報告があるため(ⅱ) 、A市において入所事実を把握することが可
能(措置入所の場合もA市が行うため把握可能)
①
施設等からの報告により、入所事実を把握したA市の障害者施設等担当部門は、子ども手当担当部
門に対して児童に係る情報(入所年月日、児童の氏名、児童の住所(入所前)、保護者の氏名・住所)を
提供
※施設設置者等への支給の対象とならない短期間の措置の場合は、情報提供は不要
②
情報提供を受けたA市の子ども手当担当部門は保護者(=受給者)に対して消滅処理等を行う。A市
自らが支給を行っていない場合(保護者が公務員である場合)には、A市は当該保護者の所属庁を把握
し、所属庁に対して児童に係る情報を提供
(2)退所時(措置解除or契約期間の終了等)
○ 障害者支援施設等に入所している子どもの退所事実については、入所措置又は障害者自立支援法に基づ
く介護給付費等の支給を行う市町村(保護者の住所地の市町村:A市)が把握していることから、保護者の
住所地の市町村(A市)は把握時点で施設等の所在する市町村(B市)に対して連絡することにより、二重認
定の防止を担保する
A市
障害者支援施設等
担当部門
②連絡
B市
①情報提供
A市
子ども手当担当部門
②’’申請勧奨
ⅱ契約期間が終了
した旨の報告
③消滅処理
認定・支給
認定請求
ⅰ契約期間の終了等
障害者
支援施設等
(施設設置者)
保護者
(受給者)
子ども
(退所)
【事務の流れ】
○ 子どもが障害者支援施設等を退所した場合、契約が終了した時点(ⅰ)で児童の入所前の居住地の
市町村(A市)に対して施設等から報告があるため(ⅱ) 、A市において退所事実を把握することが可
能(措置入所の場合もA市が措置解除を行うため把握可能)
①
退所事実を把握したA市の障害者施設等担当部門は、施設等からの報告があった際、子ども手当担
当部門に対して児童に係る情報(入所年月日、児童の氏名、児童の住所(入所前)、保護者の氏名・住
所、施設等の所在市町村)を提供
②
情報提供を受けたA市の子ども手当担当部門は、施設等の所在する市町村(B市)に対して児童に係
る情報(退所年月日、児童の氏名、入所施設名)を提供するとともに、保護者に対して申請勧奨(※)を
行う(②’)
③
退所事実を把握したB市においては、施設等に対して消滅処理等を行う。
※保護者が公務員の場合は、施設入所時に保護者の消滅処理をする際、児童が退所し、再び支給要件
を満たすこととなった時には申請をするよう、所属庁から勧奨する
3.児童福祉施設最低基準等の改正について
(施設設置者・里親等による子ども手当の適切な管理)
○ 子ども手当の支給を受けた児童福祉施設等の設置者・里親等は、法の趣旨に鑑み、子ども手当をその趣
旨に従って用いなければならないことから、児童福祉施設・里親等における子ども手当の取扱いについて
児童福祉施設最低基準や里親が行う養育に関する最低基準等において規定する予定。
【最低基準等に規定する事項(予定)】
○施設設置者・里親等は、子ども手当の支給を受けたときは、次により管理しなければならない。
•
•
•
•
自己の所有する財産と区分して管理すること
子ども手当の支給の趣旨に従って用いること
収支の状況を明らかにする帳簿を整備しておくこと
子ども手当を入所中に、又は退所後速やかに児童に帰属させること
【最低基準等の施行通知等に規定する事項(予定)】
○ 上記を満たす管理方法として、施設の設置者・里親等は、原則、子ども名義の口座を開設して子ども手
当を預金し、通帳を管理することとする
○ 親権との関係で、子ども手当の受給権者である施設設置者・里親等は、原則、子どもに贈与(子ども名
義で預金)する際に、子どもに対し、民法第830条に基づき、親権を行う父母等ではなく、施設長・里親
等において子ども手当管理する旨の意思表示をすること。(国公立施設については、 子ども手当の請
求に際して、設置者たる自治体等が子ども手当の贈与及び民法第830条の意思表示をすること)
【参考】民法(抄)
(第三者が無償で子に与えた財産の管理)
第830条 無償で子に財産を与える第三者が、親権を行う父又は母にこれを管理させない意思を表示したときは、その財産は、父又
は母の管理に属しないものとする。
○ 子ども手当の使途については、措置費でカバーされないプラスの部分であること
4.施設入所等子どもの銀行口座開設のための
本人確認書類について
○ 施設等入所等子どもにかかる子ども手当については、子どもごとに管理する仕組みとなること
から、原則として、子どもの名義の新規の口座開設が必要となる
○ 口座開設のためには、本人確認の書類として、子どもの氏名、住居、生年月日が記載された公
的機関が発行した書類(写し不可)が必要
施設設置者等から認定請求等があった時点で、認定に係る子どもの口座が開設されておらず、
口座開設のために必要な本人確認書類が他にない場合、市町村が証明書を発行する仕組みとす
る。
※ 上記については、通知等でお示しする予定
5-(2)「施設入所等子ども」に係る子ども手当の費用負担について
(市町村に対する交付)
第 18 条 政府は、政令で定めるところにより、市町村に対し、市町村長が第 7 条第 1 項
の規定により支給する子ども手当の支給に要する費用のうち、次の各号に掲げる費用の
区分に応じ、当該各号に定める割合に相当する額を交付する。
一 被用者(児童手当法第 18 条第 1 項に規定する被用者をいう。以下同じ。)のうち 3
歳に満たない子ども(月の初日に生まれた子どもについては、出生の日から 3 年を経
過しない子どもとする。以下この号及び次号において同じ。)であって特定施設入所
等子ども(父母に監護されず又はこれと生計を同じくしない施設入所等子どもをい
う。以下同じ。)でないものがいるものに対する費用(当該 3 歳に満たない子どもで
あって特定施設入所等子どもでないものに係る子ども手当の額に係る部分に限る。)
15 分の 13
二 被用者等でない者(被用者又は公務員(施設等受給資格者である公務員を除く。)
でない者をいう。以下同じ。)であって 3 歳に満たない子ども(特定施設入所等子ど
もを除く。)がいるものに対する費用(当該 3 歳に満たない子どもに係る子ども手当
の額に係る部分に限る。) 9 分の 5
三 3 歳に満たない特定施設入所等子ども(月の初日に生まれた特定施設入所等子ども
については、出生の日から三年を経過しない特定施設入所等子どもとする。以下この
号において「三歳未満特定施設入所等子ども」という。)がいる者に対する費用(当
該三歳未満特定施設入所等子どもに係る子ども手当の額に係る部分に限る。) 10 分
の 10
四 3 歳以上の子どもであって 12 歳に達する日以後の最初の 3 月 31 日までの間にある
もの(以下「3 歳以上小学校修了前の子ども」という。)がいる者に対する費用(当
該 3 歳以上小学校修了前の子どもに係る子ども手当の額に係る部分に限り、次号から
第 8 号までに掲げる費用を除く。) 3 分の 2
五~七 (略)
八 3 歳以上の特定施設入所等子ども(月の初日に生まれた特定施設入所等子どもにつ
いては、出生の日から 3 年を経過した特定施設入所等子どもとする。)であって 12 歳
に達する日以後の最初の 3 月 31 日までの間にあるもの(以下この号において「3 歳
以上小学校修了前特定施設入所等子ども」という。)がいる者に対する費用(当該 3
歳以上小学校修了前特定施設入所等子どもに係る子ども手当の額に係る部分に限
る。) 10 分の 10
九 12 歳に達する日以後の最初の 3 月 31 日を経過した子どもであって 15 歳に達する
日以後の最初の 3 月 31 日までの間にあるもの(以下この号において「小学校修了後
中学校修了前の子ども」という。)がいる者に対する費用(当該小学校修了後中学校
修了前の子どもに係る子ども手当の額に係る部分に限る。) 10 分の 10
【ポイント】
○ 「特定施設入所等子ども」(父母に監護されず又はこれと生計を同じくし
ない施設入所等子ども)については、全額国庫負担
※ 安心こども基金の特別支援事業の対象となっていた、親がいない子ども、虐待を
受けて入所している子ども等(従前も親に子ども手当が支給されていなかったケ
ース)が「特定施設入所等子ども」に該当する
○ 施設設置者等が法人の場合は、
「被用者等でない者」に該当。里親や個人
事業者の場合は、被用者に該当する場合がある。ただし、当該里親が公
務員である場合は、費用負担区分上、公務員ではなく、
「被用者等でない
者」となる。
「特定施設入所等子ども」に該当するかどうかをどのように判断するのか?
(特別措置法施行日において既に入所等している子どもの場合)
○ 都道府県等から施設等の所在地の市町村に対して、施設入所等子どもの情
報を提供してもらう。(具体的には、施行日前までに安心こども基金によ
る特別支援事業の対象となっていた子どもの氏名等の情報)
ア 子どもが施行日前までに安心こども基金による特別支援事業の対象と
なっていなかった場合
→ 親は監護・生計要件を満たしている者と判断(=子どもは特定施
設入所等子どもに該当しない)
イ 子どもが施行日前までに安心こども基金による特別支援事業の対象と
なっていた場合
→ 親は監護・生計要件を満たしていない者と判断(=子どもは特定
施設入所等子どもに該当)
(特別措置法施行日以降に新たに入所等した子どもの場合)
○ 施設設置者等からの認定請求時に添付される措置決定通知の写しにより、
入所等した子どもに親がいないことや強制入所措置(児童福祉法第 28 条
の規定による施設入所等の措置)がとられていることなど、親との監護・
生計要件が明らかに認められない場合は、特定施設入所等子どもと判断。
○ その他の場合については、入所等した子どもの親の氏名及び住所地の市町
村について、措置等を行う機関(都道府県等)から情報提供してもらい、
当該親の住所地の市町村へ親の監護・生計要件を確認
ア 当該親が子どもの入所等の前まで子ども手当を受給していた場合
→ 親は監護・生計要件を満たしている者と判断(=子どもは特定施
設入所等子どもに該当しない)
イ 当該親が子どもの入所等の前に子ども手当を受給していなかった場合
→ 親は監護・生計要件を満たしていない者と判断(=子どもは特定
施設入所等子どもに該当)
施設入所等子どもに係る子ども手当交付金の申請区分(負担割合)について
○左表は、実際に想定されるケースを類型
化したもの。
里親等
(※1)
父母による
監護・生計
関係あり
父母による
監護・生計
関係なし
被用者
3歳未満
(13/15)
3歳以上
(4/6)
里親等
以外(※2)
非被用者
3歳未満
(5/9)
3歳以上
(4/6)
非被用者
3歳未満
(5/9)
3歳以上
(4/6)
全額国庫負担
()は国庫負担割合
【里親】
受給資格者が、被用者かどうかで、交付金
の申請区分が分かれる。※なお、里親が公
務員の場合は、所属庁ではなく非被用者区
分になるので注意。
【小規模住居型児童養育事業を行う者】
個人の場合→里親のケースと同様
法人の場合→非被用者
【上記以外のケース】
基本的には非被用者区分になる。(理論上
は、サラリーマンの施設設置者(=被用者区
分に分類)等もあり得る。)
○父母に監護されず又はこれと生計を同
じくしない施設入所等子どもの場合は、全
額国庫負担。また、親がいない、又は親の
住所が不明の子どもも全額国庫負担。
○対象となる施設等は以下のとおり。
※1 ・ 小規模住居型児童養育事業を行う者、里親
※2 ・ 乳児院、児童養護施設、乳児院、児童養護施設、知的障害児施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、重
症心身障害児施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設(通所者を除く。)
・ 障害児支援施設、独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園が設置する施設、身体障害者更生
援護施設、知的障害者援護施設
・ 救護施設、更生施設、婦人保護施設(※子どものみで構成する世帯に属している者に限る。)
6. 申出による学校給食費等及び保育料の徴収について
(受給資格者の申出による学校給食費等の徴収等)
第 25 条 市町村長は、受給資格者が、子ども手当の支払を受ける前に、厚生労働省令で
定めるところにより、当該子ども手当の額の全部又は一部を、学校給食法(昭和 29 年
法律第 160 号)第 11 条第 2 項に規定する学校給食費(次項において「学校給食費」と
いう。)その他の学校教育に伴って必要な厚生労働省令で定める費用又は児童福祉法第
56 条第 3 項の規定により徴収する費用(同法第 51 条第 3 号又は第 4 号に係るものに限
る。次条において「保育料」という。)のうち当該受給資格者に係る中学校修了前の子
どもに関し当該市町村に支払うべきものの支払に充てる旨を申し出た場合には、厚生労
働省令で定めるところにより、当該受給資格者に子ども手当の支払をする際に当該申出
に係る費用を徴収することができる。
2 市町村長は、受給資格者が、子ども手当の支払を受ける前に、厚生労働省令で定める
ところにより、当該子ども手当の額の全部又は一部を、学校給食費、就学前の子どもに
関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成 18 年法律第 77 号)第 13
条第 4 項に規定する保育料その他これらに類するものとして厚生労働省令で定める費用
のうち当該受給資格者に係る中学校修了前の子どもに関し支払うべきものの支払に充
てる旨を申し出た場合には、厚生労働省令で定めるところにより、当該子ども手当の額
のうち当該申出に係る部分を、当該費用に係る債権を有する者に支払うことができる。
3 前項の規定による支払があったときは、当該受給資格者に対し当該子ども手当(同項
の申出に係る部分に限る。)の支給があったものとみなす。
【ポイント】
○ 受給者からの申出により、子ども手当から学校給食費、保育所保育料等を
徴収することが可能。
○ (申出を前提に)徴収する対象者、費用等については、市町村において決
定。
※ 保育所保育料については、受給者の申出なしに徴収できる仕組みも別途設けられている。
徴収できる費用は?
徴収できる費用として、保育所保育料のほか、学校給食費、幼稚園又は特
別支援学校の幼稚部の保育料、義務教育諸学校の児童又は生徒が各学年の課
程において使用する学用品の購入に要する費用、放課後児童健全育成事業の
利用に要する費用、その他義務教育諸学校又は幼稚園若しくは特別支援学校
の幼稚部の学校教育に伴って必要な費用を省令で規定する予定。
【事務の流れ等】
(※次ページ以降の資料を参照)
申出による子ども手当からの学校給食費等の徴収にかかる事務の流れ(例)
②申出書の配布
及び回収依頼
⑤申出書と申出
者リストを提出
(教育委員会)
(学校)
③
申出書
配付
④
申出書
提出
保護者
⑧徴収対象者等が決定
した旨の連絡
⑦
徴収対象
⑨’申出者について
者等が
子ども手当から徴収
決定した
する旨の周知
旨の連絡
⑨申出者について
子ども手当から徴収
する旨の通知
⑥申出書と
申出者
リスト送付
①
申出書様式
の送付
⑩子ども手当支払
(徴収後)
支払通知
(子ども手当担当部門)
教育委員会と子ども手当担当部門で調整のうえ、子ども手当から徴収等を行う費用を決定
① 子ども手当担当部門から教育委員会へ申出書の様式を送付
② 教育委員会から学校へ申出書の配布及び回収依頼
③ 学校から、申出書の様式を保護者へ配付
・申出期限までに申出書を提出するよう案内
④ 保護者は申出期限までに学校宛に申出書を提出
・申出者が特定されないよう、申出(同意)しない者も含めて回収するなどの配慮が必要
⑤ 学校は、申出者リスト(申出者氏名、子どもの氏名・年齢(生年月日)、徴収費目・徴
収額など)を作成し、申出書とともに教育委員会へ提出
⑥ 教育委員会は各学校から提出された申出者リストをとりまとめのうえ、申出書とともに
申出者リストを子ども手当担当部門に送付 ・教育委員会は、申出書(写)を保管
⑦ 子ども手当担当部門は、申出書及び申出者リストをもとに、徴収対象者等を決定し、
教育委員会に対して徴収対象者等リスト(申出者氏名、子どもの氏名、徴収費目・徴
収額など)を送付
⑧ 教育委員会は徴収対象者が決定した旨、学校へ連絡
⑨ 保護者に対して、申出のあった費用について子ども手当から徴収する旨を通知
・申出については変更・撤回ができる旨、併せて周知
・必要に応じ、学校は申出はあったものの徴収を行わない者(生活保護受給者など)について、
個別に説明
⑩ 子ども手当担当部門は支払期に学校給食費等徴収後の子ども手当を支払い。
・支払通知に、学校給食費等の費用について、子ども手当の額から支払に充てることを申し出ている場合は、
当該費用の額を差し引いた額が子ども手当の支払金額となる旨を記載
7. 子ども手当からの保育料の特別徴収について
第 26 条 市町村長は、児童福祉法第 56 条第 3 項の規定により保育料を徴収する場合にお
いて、第 6 条の認定を受けた受給資格者が保育料を支払うべき扶養義務者である場合に
は、政令で定めるところにより、当該扶養義務者に子ども手当の支払をする際に保育料
を徴収することができる。
2 市町村長は、前項の規定による徴収(以下この項において「特別徴収」という。)の
方法によって保育料を徴収しようとするときは、特別徴収の対象となる者(以下この項
において「特別徴収対象者」という。)に係る保育料を特別徴収の方法によって徴収す
る旨、当該特別徴収対象者に係る特別徴収の方法によって徴収すべき保育料の額その他
厚生労働省令で定める事項を、あらかじめ特別徴収対象者に通知しなければならない。
【ポイント】
○ 子ども手当から保育料を徴収することが可能。ただし、平成 23 年 10 月か
ら平成 24 年 3 月までの間に行われた保育に係る費用に限ることを予定
(政
令で規定)。
○ 徴収する対象者、徴収額等については、市町村において決定。
(ただし、
本人の申出により子ども手当から保育料を徴収する仕組みも設けられる
ことから、保育料を支払う意思のある保護者にまで特別徴収の方法を執る
ことについては、必要性も含め、十分な検討を要する)
予め徴収対象者に通知しなければならない事項は?
○ 法律に規定している、徴収すべき保育料の額の他、特別徴収対象者の氏名
及び住所とする予定(省令で規定)。
【事務の流れ等】
① 市町村は特別徴収する対象者、徴収すべき額等を決定する
(ア) 特別徴収する対象者
対象者の範囲は市町村の判断で決定。しかしながら、本人の申出に
より子ども手当から保育料を徴収する仕組みも設けられることから、
保育料を支払う意思のある保護者にまで特別徴収の方法を執ることに
ついては、必要性を含め、十分に検討すること
(イ) 特別徴収できる保育料の範囲(政令で規定)
平成 23 年度の保育料(平成 23 年 10 月から平成 24 年 3 月までの間
に行われた保育に係るものに限る。)を徴収するものとする予定。
(ウ) 特別徴収額
・ 各支払期に特別徴収する保育料の額は、子ども手当支給額の範囲
内で市町村の判断で決定
・ 特別徴収を行うことができるのは、特別徴収を行う保育料の対象
となる子どもにかかる子ども手当支給額の範囲内の金額となる
② 保育担当部署から子ども手当担当部署に対して、特別徴収対象者の情報
(徴収者氏名、対象となる子どもの氏名・年齢(生年月日)
、徴収額 な
ど)を支払期の前に連絡
③ 子ども手当担当部署から保育担当部署に対して、各支払期に子ども手当
から特別徴収する保育料の額を連絡(特別徴収額等の確定)
④ 特別徴収対象者に対しては、ⅰ保育料を特別徴収の方法によって徴収す
る旨、ⅱ保育料の額、ⅲ特別徴収対象者の氏名及び住所を子ども手当支
給期日前に扶養義務者へ通知
※ 支給対象となる子どもが 3 歳に達し、子ども手当の支給額が変わったこと等に伴
い、徴収額を変更する場合は改めて通知することが必要
⑤ 子ども手当担当部署においては、特別徴収額を差し引いた額を対象者に
支給する。(子ども手当額の全額を特別徴収する場合は支給しない。
)
8. 認定請求・経過措置等について
(子ども手当の支給及び額の改定に関する経過措置)
附則
第3条 次の各号に掲げる者が、平成 24 年 3 月 31 日までの間に第 6 条第 1 項(第 16 条
第 1 項において読み替えて適用する場合を含む。)又は第 2 項の規定による認定の請求
をしたときは、その者に対する子ども手当の支給は、第 7 条第 2 項の規定にかかわらず、
それぞれ当該各号に定める月から始める。
一 この法律の施行の日(以下「施行日」という。)において現に子ども手当の支給要
件に該当している者 施行日の属する月
二 施行日から平成 24 年 2 月 29 日までの間に子ども手当の支給要件に該当するに至っ
た者であって、当該支給要件に該当するに至った日において、第 4 条第 3 項の規定が
適用されることにより同条第 1 項第 1 号に掲げる者に該当するに至った父又は母 そ
の者が同号に掲げる者に該当するに至った日の属する月の翌月
三 施行日から平成 24 年 2 月 29 日までの間に子ども手当の支給要件に該当するに至っ
た者であって、当該支給要件に該当するに至った日において、未成年後見人、父母指
定者又は第 4 条第 1 項第 4 号に掲げる者として中学校修了前の子どもを養育すること
となったことにより同項第 1 号、第 2 号又は第 4 号に掲げる者に該当するに至った者
その者が同項第一号、第二号又は第四号に掲げる者に該当するに至った日の属する月
の翌月
第4条 次の各号に掲げる者が、平成 24 年 3 月 31 日までの間に第 8 条第 1 項の規定によ
る認定の請求をしたときは、その者に対する子ども手当の額の改定は、同項の規定にか
かわらず、それぞれ当該各号に定める月から行う。
一 中学校修了前の子どもを監護し、かつ、これと生計を同じくするその父又は母であ
って、施行日から平成 24 年 2 月 29 日までの間に当該中学校修了前の子どもと同居す
ることとなったことにより子ども手当の額が増額することとなるに至ったもの そ
の者が当該中学校修了前の子どもと同居することとなった日の属する月の翌月
二 施行日から平成 24 年 2 月 29 日までの間に未成年後見人、父母指定者又は第 4 条第
1 項第 4 号に掲げる者として中学校修了前の子どもを養育することとなったことによ
り子ども手当の額が増額することとなるに至った者 その者が当該中学校修了前の
子どもを養育することとなった日の属する月の翌月
【ポイント】
○ 支給要件に該当する全ての者について、認定請求が必要
○ 施行日において、現に支給要件に該当している者については、平成 24 年
3 月 31 日までに請求を行えば、
平成 23 年 10 月分の手当から受給できる。
○ ただし、10 月以降に他の市町村へ転出した者については、転出先では請
求の翌月分からの支給となり、遡って支給されないことに注意。
(10 月以
降の出生により、新たに支給対象となる者又は増額対象となる者について
も、請求の翌月からの支給となる。)
なぜ全ての者について認定請求が必要なのか?
○ 特別措置法により、子ども手当に対する国内居住要件を設けるなど、支給
要件等の変更が行われることから、これまで受給者であった者が、10 月
以降必ずしも受給者とならない場合があるため、支給対象となり得る全て
の者から認定請求してもらい、支給要件を判断することが必要。
○ なお、平成 23 年 6 月は、通常全受給者が提出を要する「現況届」を実施
しておらず、受給者の負担の軽減を図っている。
【申請勧奨について】
○ 市町村においては、対象者に対する申請勧奨について、特段の取組をお願
いしたい。
○ また、10 月以降に出生により新たに支給対象となる者や他の市町村への
転出により転出先で改めて認定請求を行う者については、原則どおり、
請求の翌月分からの支給となり、経過措置の対象とはならないため、請
求漏れが発生しないよう、関係部門と連携のうえ周知に努めていただき
たい。
○ 厚生労働省では、申請勧奨等にかかる広報に活用していただくための参考
資料(ひな形)を作成したので、適宜ご活用いただきたい。(別途送付)
9.子ども手当交付金について
平成
年
月以降の子ども手当交付金の算定について
市町村における子ども手当( 歳未満については 万 千円、 歳以上小学校修了前については(第 子・第 子) 万円、(第 子以降)
万 千円、中学生については 万円)の給付費に占める国、都道府県、市町村のそれぞれの費用負担の割合を計算すると下表のとおりであり、
国庫負担金(子ども手当交付金)は、次により算定することを予定。
国庫負担金(子ども手当交付金)(平成
年
月分~平成
年
月分の
か月分)
= 各々の支給対象となる子どもの区分ごとの「子どもの数×月額×支払月数( か月)×費用負担の割合」の合計額
※来年度
月期支払となる平成
年 ・ 月分については、平成
支給対象となる子ども
年
国
月からの新制度における費用負担の割合により算定。
都道府県
市町村
被用者
0歳~3歳未満
非被用者
3歳以上~
第1子・第2子
小学校修了前
第3子以降
中学生
※上記の負担割合は、平成 23 年 10 月からの子ども手当の額に占める負担割合を示したものであり、国の負担割合には、従前の児童手当分とそれ以外
の子ども手当分の負担が含まれる。
※従前の児童手当の特例給付の対象者及び所得制限超の者については、児童手当(小学校修了前特例給付)と同様の費用負担の割合を適用。
※0 歳~3 歳未満の被用者に係る国の負担部分については、事業主負担分が含まれる。
※上記には、地方公務員は含まれていない。
※児童福祉施設等に入所している子ども等への子ども手当については、親に監護されず、又はこれと生計を同じくしない子ども(親がいない子ども、
強制入所措置の子ども等)に係る費用は全額国庫負担。
平成23年10月以降の交付金スケジュール等について (次ページ参考)
○児童手当交付金について
・本年度対象となる支払い(随時払い等)については、2月に精算交付決定を行う予定として
おり、1月上旬に所要額の把握をする予定。
○つなぎ法に基づく子ども手当交付金について
・支払状況報告については、交付要綱において11月15日提出となっていますが、予算編成
の資料として必要なことから、提出時期を早める予定。
・精算交付申請は、11月中旬に提出とし、12月中に精算交付決定をする予定。
○特措法に基づく子ども手当交付金について
・交付要綱は、11月中旬メドに発出予定。
・交付申請については、12月中旬までの提出とし、1月末に交付決定をする予定。
※平成23年度特措法に基づく子ども手当交付金については、WISHを使用せず、紙面及び
excelファイルでの提出とします。
※平成23年度特措法に基づく子ども手当交付金については、精算交付決定は行いません。
本年度は、交付決定のみとなります。
☆交付申請及び実績報告に当たっての留意点
つなぎ法に基づく平成23年9月分までの「子ども手当」と特措法に基づく平成23年10月からの
「新たな子ども手当」との間では 内払い調整ができないことから、それぞれの交付金間におけ
る相殺(過年度支払調整)はできませんのでご留意ください。
平成23年度子ども手当交付金等スケジュール(予定)
22年度
子手・児手
交付金
確定
計数確定
追加交付・返納(最大90日)
児童手当※
支払状況
報告
つなぎ法
交付金
交
付
申
請
要
綱
発
出
特措法
交付金
10月
11月
交
付
申
請
精算
交付決定
※本年度発生する支
払(随時払い等)分
戻入
交
付
申
請
12月
交 付
決 定
財源
交 付
決 定
1月
2月
3月
(参考)
平成23年度子ども手当市町村事務取扱交付金のスケジュール(案) 24年度
国
9月~12月
○
交
付
要
綱
発
出
1月~3月
○
変
更
交
付
決
定
○
受
給
見
込
者
数
調
○
変
更
交
付
決
定
通
知
都道府県
市町村
○
額
確
定
◎
資
金
交
付
○
受
給
見
込
者
数
調
提
出
○
変
更
交
付
申
請
○
額
確
定
通
知
○
事
業
実
績
報
告
◎
額
確
定
に
よ
る
返
納
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