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描画を用いたフォーカシングの床用

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描画を用いたフォーカシングの床用
襟錘を騰いたフォーカシングの臨簾適絹
4§
描画を用いたフォーカシングの臨床適照
一不登校の事例を通して一
鈴中
木 淳
野 明
也(福島大学大学醗教奮学鱗究科)
徳轍蕎実践総合セン外・臨蹴理学)
水飜究は不登校晃に対して繊錘を購いたフォーカシングの臨床適耀を試みたもので,フォーカシ
ングの一叢法である「懇を置く (c墨e絃塗琶&蹟&ce擁方法として縫i懸を難いた。本醗究の描癒は,
①感じていることを絵に描く,⑫名篇をつける,③絵について質問する,⑧掻いたものを簿かに
「包む藩というものである。不登校晃に適賭した結桀,慰みの内容それ自体は変秘していないが,
悩みに嬉する感じ方が変位する葬体験の様式涯の変化が生じた。ここから,「包む」ことの意義や,
襟くものによむフ童一カシングの進め方を選択していく可能性,フ愈一方シングの導入時の開題,
フォーカシング的修験様式の濤常化などについて論じた。
〔キーワ一纏 フォーカシング 不登校 撞癒 clea繍g a s鎚ce 体験様式の変化
亙 はじめに
などをできるだけ多く患い浮かべ,それを絵に表璽す
るという方法をとっている。不登校児のケースを考え
侮か悩み事があった時,数々はそれと直遍するだけ
ると,確かに憾み事は多く,一つ一つ慰み事を整理し
でなく,遜遷したり,少し鍾離をおいて考えてみたり
ていくCSは一覧有効であるかにみえるひしかし筆者
といったことを§然としており,そのような行為は繕
の経験では不登校晃に警後園っていることを翼くと
神衛生を保っためにも重要なことである。しかし,不
「羅っていることはない涯と答える事が多い。これは
登校麗と接していると,それがうまくできていないよ
まだ言いたくないという想いもあるかもしれないが,
うに思えた。本醗究では憾みとっき合っていく方法と
実際に侮に醗っているか分からなくて溌醜しているこ
して,フ孝一カシングを絹いた。
とも考えられるし,また醗っていることをわからなく
フ孝一カシングとはG磯6甑によって提艦されたも
ので,縄題に臠して身緯で感じる違穂感に注意を請け
のため憾み事を繕懸も考え,表麗していくことは負鐙
ていくことである(G艦4重搬,鴛98)o身体で感じる
になると考えられる。これまでのCSは,どちらかと
違穂懸のことをフェルトセンス(feltse登se)といい幸
いえば健常者へのセルフヘルプとして購いられること
している状態が自己を守っているのかもしれない。そ
フ孝一カシングの中心的綴念である。本醗究ではフ孝一
が多く,不登校晃に適現するためには侮らかの工夫が
カシングの一技法である「懸をおく」(clear麺&昌
必要であろう。
s照ce,以下CS)を購いた。CSとは患い浮かぶ秘みな
フォ一方シングは臨床遭難した事例醗究そのものが
どに対し,視覚的イメージを利零して悩める嚢己から
少なく,子どもに対するもの,特に麟人面接に適霧し
野離をおこうとするものである。
たものはさらに少ない。また縫爵嚢を揮翼㌃ることによリ
これまでフ愛一カシングを子どもに臨鎌透編した醗
フ産一方シングの籍らかの過程が容易になると考えら
究をみていくと,弓場(欝8き),出中・樗由(給§9),
れているが,その有効性は実感されていながらも,描
笹田(2叙}2)などがある。 これらの醗究は主にCSを
画の意鞍や異体的な有効性を論じているものは少ない。
臨絹したものである魯CSは憾みなどに触れていこう
そこで本醗究では,不登校の事舞に雛薩を嗣疑たフォ一
としない方法であるため,通常のフォ一方シングのよ
方シングを臨床的に遍羅する際の有効性と問題点につ
うに感じていることなどに纏れていくことは重視され
いて考察した。
ていない。通常のフ煮一方シングをそのまま子どもに
適賭するのは難しい。子どもは一般的に言語表現能力
嚢 研究の頬象と方法
が未熟であむ,合議的なやりとりを中心にする通常の
フ孝一カシングは難しいことが一一因と思われる。その
本醗究の婦象は福島大学教曹学蔀鶴羅鑛鎌ミ心理・教
点で,CSは言認化しなくても実施できる。しかしな
育講談室において麗わったε絵の好きなA子」と,メ
がら,これまでの醗究で購いられてきたCSは悩み事
ンタルフレンド(相談的家庭教麟,以下MF)として
紛
福島大学教育実践研究紀要第襲号
2§総一6
関わった「瞬きこも1りがちな13男」の2事纏である。
幼い頃から,友人と遊ぶよりも一人で遊ぶのが好きな
A子は,本構談室において月に玉∼2瞬,藤寺闘の麟
鑛向があり,絵を嶽くことや読書,小謹などを書くこ
接を実施した。建男は筆者が本槍談室における面接相
とが好きであった。
談と家庭訪鵜を鱗絹しながら闘わった事鱗である。原
<現症歴〉 X一玉年の夏休み申,「どうして勉強し
則として遷i繧,蟹尋問,MFとして家庭訪開をした。
なくてはならないの」「どうして友達を作らなくては
ちなみに本極談室におけるMFとは家に引きこもって
ならないの」と両親に誘えるようにな穆,蓑掠み以降
いる子ども,友人ができなくて遜っている子ども,学
は朝になると誌が動かなくて起きられなくなってしまっ
業不振の子ども達に対して,保護者の希望に臨ビて家
た。そのため,小猿科を受診,「起立性講簾緯書」と
庭訪題する教欝学藩学生・輪生のことで,子どもの心
診薮され,通院して薬が縫方されているが改善しない。
の支えになりっっ,子どもの学力と社会性の向上を嚢
その後完全不登校となる。学校耀から本相談室が紹介
餐きしている(中i野ら,2{X鍾)。またA子, B男ともに
され,X年簸月から筆者(鈴木〉と騒人藏接を瞬給す
不定難ではあるが窺子壷行嚢接が行われた。家庭詩題
ることとなった。なお母業疑奮接は誓教官が蟹乏当した。
時は難Fは家庭教轟的な役割が主であったため,i∼
1時購半ほど甦強をし,残りの時懸で遊びを通して交
嚢接の経過1まフ産一方シング導入の準講として内藤
2)面接の経遍
流していった。
に淺意を向けさせようとする第三期,中学生になり登
本研究蓄こおける癌錘1を購いたフォーカシングの方法
校するようになったが再び不登校となった第2期,学
は,汽4の懸緒績とクレパスを購いて,①感じている
校行事になど部分的に登校できるようになる第3窮に
ことを絵にずる.②名前をつける,③絵について質賭
分けて記達する。なお< >はセラピスト (以下覧
したり教示していく,④それを鋳かに包む,しかし,
と酪〉の発言,「 」はA子の発言を示す。
包むものに関しては入れ勃だけに限らず,場合によっ
第壕期 #1蓬∼3 内面1こ注意を鶴ける(X年離角∼
ては安心できるような状溌を描かせた1りする,という
X+蓬年5月〉
ものである。③は絵の内容や謡の流れによって様々で
A子は年齢の割に体は大きいほうで,ややぼんやり
あるが,「この絵の感じと一緒にいるとあなたはどん
している部象。面接1ま初めてであったためかやや緊張
な感じがする?」などと,その絵を瞬いてフェルトセ
している様子。それでも普段の生活の様子など雑談に
ンスに注意を向けるような質講をしていった。フォ一
は慈じる。その後くちょっと,絵を髄いてみない?>
方シングの導入に臠してはフ愛一カシングという言葉
といってフォーカシングを導入した。まず,はじめに
はださず,「今馨はどんな気分かなあ?」などという
楽しいを事を思い浮かべ,その「感じ」を描いてもら
「感じ」に潰れさせることから始めていった。そして
うσ購様に,嫌なことを思い浮かべてもらい,その感
闘数を重ねるごとにできるだけ誌の流れに沿った彫で
じを描いてもらう作業をした。
導入した。④は本人の悩みを抱える上での負撞を軽減
#2でA子は中学生濤を楽しみしていることを譲る。
すると瞬時に包容力を開発することを意翻とした。基
<今響のA子さんの気分はどんな感ビだろう。醜みた
本的にはヒ記の方法を購いたが,その時の状溌に応じ
いに今の気持ちを絵にしてみてくれるかな?>と教承・
て柔軟に変えていった。これは,海接場錘ではセラピ
名離はヂふわふわあふわふわとして楽しい感じだか
ストとの関係性や状溌を考慮していかなければならな
らだという。睦月からの中学生活を楽しみにしている
いということもあるが,筆者も醗究を始めた時点では
ことが楽しい理嶽。 しかし,鐸慶色系の色の中1こ,青い
芋探りの段購であり,よりよい方法を探っていく過程
ものがある。少し異様な感じだったので,<これは簿
にあったためである。そのため,藪接の初期と後難で
かな?>ときいてみると「不安」だという。名簿は
は教示や質問の内容が大きく違っていった。
「じとじと」。<鰐がそんなにじとじとさせてるの?>
欝 事例呈示
いよ。でもそれはわかってるんだよね?>というと
と聞くと,笑っていいたがらない。<いわなくてもい
「わかってる」と答える。<それといっしょにいると
葉 絵の好きなA子
⇔事携の機要
どんな感じ?>「嫁な気分,でもちょっとだったらい
られる」<どうずれば楽しい気分になれるかなあ?〉
く事携> A子,女性,小学6隼生,i2歳(X年最用)
「ふきとる」<ふきとったら気持ちいい感じになれる?
<家族錘〉 父親,§親,鮪,演子の嫡,A子の5人
>「なれない」。なくなったら,悲しいときも楽しい
家族。羅親によれば腹子の鮪の性格はマイペースなの
と感じてしまうからだという。<不安なんだけど,とっ
に対しA子は人に合わせる方で性格は歪反鰐だという。
ておきたいんだね?>「うん」<それを包むものを痛
<生育騒> A子の住んでいる地域は人口が少ないた
いてみて>と言うと,描いたものは「患い鐵の籍」。
め,幼稚鐵から中学までまったくクラスメイトは変わ
思い趨の箱ならいっでもとりだせそうだからだという。
ることはない。クラス金鯵の人数も十数入程度である。
<いれるとどんな感じ?>無残、感じ」。その後,中
鐵錘を綴いたフ津一カシングの臨床適舞1
5茎
学に入学してからは毎響登校し,離活にもはいった。
で,軽いのが今」という。重い方は嫌な感じで,軽い
第2顛 毒4∼葬8 再び不壷校(X+1年6月∼8
方はいい感じとのこと。重い方の蝶な感じは麟ほどで
月〉
はないという。<この重いのと,軽いのがこの絵の中
しかし,第2簿1になると再び不登校になる。#5で
に一緒にいるのかな?〉と開くと「はい」と答えた。
は中学での友達の話になり,クラスの女の子のことを
包むものを描いてもらった。包んだ絵について闘いて
聞くと「なんか… 」と震ってとても言いにくそう
みると「新聞紙でぐちゃぐちゃに包んだ」(資料,騒
であったが, しばらくすると「なんか意志がない」と
2)と答えた。#至§でも積極的に自ら学校の話題を出
答える。「私がいる鋳に話してることと,みんながい
してくる。登用に行われる文化祭の麟にでることをう
る時に言っていることと違う」<じゃあ,そういう女
れしそうに諾す。学校の授業についていくために一生
の子に鰐してどういう騰に感じているのかなあ〉「な
懸命勉強しているとのこと。また,舞舞学校から課題
んか嫌な感じ」<そういう嫌な感じは体のどの辺で感
として鐵されている醤記や,自主学習などはこなして
じてるのかな?>と聞くと「この辺が」といって鞠の
いる。
真ん中をさしていた。<その感じを絵に構いてみて〉
その後,文化祭には参撫することができた。文種祭
というと青,紫,赤などを使って楕需を織きだした。
の麟には麟の練習や,合曝コンクールの練習のために
名前は5もやもや」(資料,麟⇔。もやもやしていて
放課後だけ学校にしばらく行っていたという。文化祭
先がみえないからだという。<この絵をみてどんな感
のあとは登校していない。しかし,その後の面接でA
じがする?>「いやな感じ」というのでくそれをちょっ
子が「看護套醸こなりたい」という将来の希望を話して
と窪分の中にとっておくことができるかな?〉という
くれた。現在もまだ中学にはいっていないものの,看
と「できない」と答えた。その後包むものを縫iいても
護科のある高校を醤接して,簿難甦強している。
らうと,鍵付きの箱を描く。いつもより厳重である。
「籍にいれるのだったらとっておける」と言っていた。
2 ひきこも響がちな8男
9事鯛の撮要
その後一度だけ登校する。#7でも女友達との話し
く事概> B男 男性 中学至隼生 i3議(X無3鴛〉
になった。<女の子と話してると疲れるって書ってた
<家族鰹>現在は,祖父,祖母,父親,舞親,B男,
<この箱にいれてもとっておけないかな?>と聞くと
よね。その場面を悪い浮かべてみてるとどんな感じが
弟の6人家族。弟は病弱気陳で幼い頃から入院退醗を
する?>「う∼ん,なんか… 」<じゃあ,いつも
繰り返している。B男は羅親が弟をひいきしていると
みたいに絵に撰iいてみて>というと難きだす。紫や青
感じているらしく,やきもちとも患われる態度をみせ
などを縫ってぐちゃぐちゃに措きだす。名繭1ま「水溜
ることが多い。母親はB男を無蓬矢蓬にでも学校へ行
り」。<これのどんなとこが水深りらしいかなあ?>
かせようとするため,B男にとってはかなりのプレッ
「色が」<飽には?>「なんかよどんでて汚いところ」
シャーになっていると懇、われる。
<これを見てどんな感むがする?〉「やつばむ嫌な感
<生育歴>幼稚璽では騨染めずいつも泣いていた。友
じ」<これをどうかしたいとかある?〉「とっておき
人付き合いがうまくできていなかったという。幼稚璽
たい」<じゃあ,いつもみたいに蕎かに包んでとって
での3年闘は休むBが多かった。小学校にはいるとし
こうよ>というと,袋を綴でしばった絵をかく。<とっ
ばらくは顯講に登校していたが,X−2年の夏休み以
ておけそうかな?>と聞くと「はい」と答える。
降から不登校になる。鰹塗は分からないが掌紋での癖
第3難蓉§∼毒博部分的な翌校へ(X÷嘩年9
泊講練から帰ってくるなり「学校へいきたくない」と
月∼置月〉
訴えたとのこと。X−i年3鐸からC病院内にある醗
#9では雑談をしていると,A子は自ら学校の議題
内スクールに転入。院内スクールでは登校していた。
にふれることが多かった。中学の文化祭があり,クラ
院内スクールはB男の態宅から徒歩i分もかからない
スでやる麟にでようと患っていることを議す。<授業
が母親が送還していたという。
にはでるの?>と言うと「はい,その予定ですゴと答
<現症歴>X−i年4月に父親の転勤のため8男も転
えた。登校することに対する一番の恋醒ごとは魅強に
校。iケ力闘は登校していたが,学校から帰ってくる
ついていけるかだという。A子は通信教育のテキスト
と「学校って楽しいなあ」と…ζいながら壁に体をぶつ
を使い一人で勉強している。<蔑,人購幾孫がどうこ
けるといった行動をみせるようになるGまた学校の雲毒
うと言っていたけどそのことは?>と言うと,考えこ
を墨すと態度が急変し,暴れだす。X年2月,「頭が
んでいたのでくじゃあ,そのことを思い浮かべて。身
痛い」と言うので葺病残の小縄科を受診。検査の結果
侮ではどう感じているかな?>と言って絵を描いても
は異常なしであったため,璽緕神科ク婆ニッタを受診,
らう。その後くこの絵をみてA子さんはどう感じる?
薬が建方されたが,ほとんど飲まなかった。その後母
>と聞くと「重いのと,軽疑のがあるように感じる」
親が電話相談にて相談したところ,本極談室が紹介さ
と言うので詳しく聞いていくと「重いのが過去のこと
れ,N教實を通じ酸yが開始されることとなった。な
52
2轟暮3−6
福島大学教育実践鱗究紀要第磯号
お,母:i観璽1援護ま大学駝生Kが握当した。
か饗ってあげようよ>というと,騒いではなく,本と
2〉面接経邊
曳の中に一を書く。マイナスイオンだという。<これ
薩接の経遍は,新学眞舞になり登校し始めた第至難.
(絵)をみてどんな感じ>ゼ楽になった感じ」と言っ
再び不登校となり適癒捲導教室に通い始めた第2難,
て,こっていると言ったところを毒にする。その後も
裟分の主張をだしてきた第3難,夏休みが終わり,再
疲れを表現することが多く見られた。また,騒親はB
び精神的不安定な状態になっていった第珪難に分けて
男が適癒指導教室に遵わなくなるのを恐れて来談をキャ
記述する。なお< 〉は職の発言,ヂ 」はB男の発
ンセルするようになる。
露を示す。
第3顛 欝3∼欝 窪分の主張を饑してきた鋳簸(X
第棄難 薫↑∼蓉奪 不登校から登校へ(X年3月∼
年7月∼8月)
5月)
いつもは,A男の感じていることなどを聞くと「どっ
羅鰻と二人で来談。かなり太っていて,声が高く,
ちでも」などと鰻味な答えしか返ってこないが,趨慈
中2にしては幼い印象。問いかけには応じるが,<ど
指導教室が休みに入ると,徐々に警分の想いなどを語
うしたい?>など箕1本的なことなどを聞こうとする問
るようになる。そしてフォ一方シングでは「疲れ」を
いかけに対しては「なんでもいいよ」「いろいろ」な
表理することは少なくなった。 しかし,夏休み海藻冬わ
どと誓えることが多い。とりあえず魅強と遊びをお絵
ると其に,「疲れ」を少しずつ表愛してくるようにな
まぜながら凝F活動を進めていくことで会意した。葬
る。 #圭8で1ま<(適茎春蓬1導教室に)来選垂から行くの?
3では帽談室での親子藁蕎面接の予定であったが,B
男が登校したため藏接はキャンセルしたいとの連絡が
>誓いける… かも」<ゼかも蕩ってことは縁か不
安なことでもあるのかな?〉「う∼ん… 」といっ
あった。B男はここ3馨連続して登校しており,この
て言も、にくそうなのでくじゃあ,『う∼ん藍っていう
ようなことは久しぶ鯵とのこと。基本的には保健室登
感じがあるんだね。そのゼう∼ん遍って感じと一緒に
校している。葬4で丁翼が訪問した蒔,8男は在宅し
居てくれるかな?>というと鑛く。<ちょっと体の方
ていなかった。いつもは登校したとしても午前申で爆っ
に集中してみてくれる?そのゼう∼ん遜に隣してB男
てくるのだが,この馨は久しぶりに午後まで中学にい
君縁どういう騒に感じてるのかな?>というと「疲れ
たようだ。 しかし,母親によれば,13男はまた登校す
てる感じ」というのでくそれは韓のどの辺で感ビてる?
ること渋っているという。B男の中学での様子はいわ
>と弱くと「体全躯」と答える。<その感ビを絵に鑑
ゆる「いい子」らしい。家に帰ってくるとその反動が
いてみて>と教示。棒状の人を難き,その人に対して
激しく,泣いて,次の猛からしばらくは登校しない。
紫で矢麟を織く(資料,國尊)。矢韓については「疲
また最遍は赤ちゃん返りしたように甘えることが多い
れた感じ。じわじわとくるような」と答えた。また
という。確かにB男が帰宅すると,母親に替えるよう
「継天蓋撃∼雄と言って頭の上に矢鴎もっけたした。
に接触していた。この霞ま疲れている様子であったの
さらにその右灘に人が縛られて足に火がついている絵
で,鯵強以外のものを中心にすることにした。そして
を嶽き,「これ(最紡に書いた絵〉が極端になるとこ
く今雛の気分を絵に措いてみてくれるかな?>といっ
うなる。でも本当1まこっち(最翅の絵)」と答える。
て癌函を縫ったフォ一方シングを導入していった。す
その後簸鱗の絵の人に表椿をつけたしたσ半分笑顔で,
ると,すんなりとフォー寿シングに入ることができた。
半分露っている顔のよう。「半分は普通で半分は普通
第2期 蓉5∼箆 再び不登校,適繕搭導教室へ(X
でない。顔じゃなくて体全体そう」<この感じをしまっ
年5月∼7月)
第2難1こ入ると,B男は再び不登校となる。保健室
ておこうか。なんか包んでおこうよ>というと黄緑で
登校が認められないため,「居場溺がない」といって
はマイナスイ孝ン。気持ちいい感じ。これ(水色)は
いつも泣いて午麟中で爆ってくるという。その後,登
マイナスイオンのバ琴ア」と答え,その後さらに消し
矢印と全体を包み,体を水色で包むe「これ(黄緑)
校しなくなったが,今度は適臨港導教室に背くことと
ニゴムで矢旺葬を薄く重捲しだした。玉璽由を縫くと彩なん毒熱,
なった。すると「疲れ」をフォーカシングで表饗する
疲れが弱くなった感ごがした」と答えた。
ようになる。
第4顛 雛§∼24 夏抹みの終了,再び不安定になる
#7でのフ孟一カシングでは紫色で人らしきもの
時顛 (X年§年∼歪2鍔〉
を書く。名藪は「カクカ君ば(資料,麩13)。<どうし
#欝で,B男は適癒捲導教室を終えてから本権談室
てカクカ君なの?〉「薦とかいろんなとこがこってる
に来た。<(適癖捲導教室は)どうだった?〉と聞く
から」<カクカ君はなんか書ってる?〉「あまりいろ
と「う∼ん・。・」と言って答えない。しばらくして
んなこと考えたくないって婁ってる]ここで「?3を
「普遍」と答える。<そうなの?なんかねえ,B男書
侮纒か書く。<こらなくなるためには何が必要なんだっ
は普通って答えてるけど,あま融楽しくなさそうにこ
て言ってるの?>「休めばいいかも謡といって布躍を
ちらには感じるんだけど… ?>「う∼ん… 」
書く。<じゃあ,カク方書がもっと休めるようになん
といって言葉につまっていたのでくじゃあ,その気持
蓄茎1麺を電いたフ孝一カシングの臨床遽舞1
ちを絵にしてみて>といってフォーカシングを導入。
53
導教室が長驚の休みになった曖から,フォ一方シング
また新穫れ」を表現していた。
においてはフェルトセンスに触れていくようなことが
夏休みが終了して,一ケ肩縁ど経つと,面接のキャ
見受けられるよう1こなったが,休みの終了と共にまた
ンセルが多くなる。B男がヂどうして鯵強しなきゃい
以前と瞬じ状態に渠ってしまった。結果的にはMF活
けないの?」などと言ってくることが多くな鯵,M欝
動はうまくいったと轄:震‘い切れない。適慈季善導教室に
活動に端して,捲否するようになってきた。また,母
通うことによって疲れているのにも拘らず,M罫活動
親は至3男が適応捲導教室に「行きたくない」と言って
でまた魑強をしていたため,MF活動自体がB男にとっ
も,無理矢窪いかせていた。そして適慈捲導教室で疲
ては苦痛となっていたのだと患われる.このケースで
れて爆ってくるため,MF活嚢を休みにしたいという
母親からの申し出が多くなる。その後B舅は家で暴れ
職は,B男のフ産一方シングにおいて憾みに取り緩
たりするなど,不安定な状態になっていった。そのた
して悩みの要遜の一つである魅強をさせるという二二っ
むB男の内的探索を支える役馨である一方で,MFと
め,母鰻と覧との闘で話し合いがもたれ,趨慈指導
の役割があった。そのためB男の申で混蹴が生じ,
教室は遷至∼2廼ほどにすることを指示。M碧活動も,
丁塾との謬鞍系が悪イヒした可輩毒性がある。発錘とはいっ
魅強申翌さから遊び癖毛耀こするようにした。すると,B
ても申フ愛一カシングは雫選みを塵接表愛するという性
男の様子も落ち着いていった。
質をもっている。フォーカシングは決して悩み事だけ
w 考察
『疲れ」が漂っており,結轟B男が抱えている秘みを
に取り緩むわけではないが,8男の心的饗罪は常に
表現することとなった。毯接慰みを表現することはエ
重 事例の考察
ネルギーが必要であむ,内薦に注意が向くと毯みを褒
A子にフォーカシングを適矯しても,憾みそれ自体
養してしまう当時の董3男ではフォ一方シングは負麺と
は変わっていないことがわかる。それは絵にも表れて
なると思われた。
おり,播いた絵はあまり変乾していない。しかし,包
むものが変わってきていることに着馨したい。麟半で
2 体験内容に触れないことの有効性
は友人関係に蝿するフォ一方シングで,包むものは鍵
筆者の行った方法は特に深く質鶏していくわけでは
つきの箱だったのに嬉し,後半では新懸紙やダンボー
ない。基本的1こはくそれといるとどんな感じ?〉など
ルとなってきている。また包むものの変化に梓塾その
とフェルトセンスを感じ,…糞馨こいることと, フェルト
感じ方も変化してきているのがわかる。醜半では友人
センスなどを簿かに包んでとっておくというCSを癒
関係に帰する気持ちを「とっておけない」,という感
篤した方法をとっている。、どちらかといえば包んで体
じ方なのに対し,徐々に「とっておきたい」,そして
験の内容に触れていかないことを重規してお誇,通常
「重い感じ」が遍去になって,現在が「軽い感じ」と
の技法としてのフォ一方シングのようにクライエント
議すようになった。友人碁§係に対する「感雛に嬉し,
の体験の内容に触れて気づきなどを促そうとすること
振否的態度から受容的態度に変化してきたものと思わ
は重複していない。体験に触れないでおくといっても
れる。このように悩みそのものが変化したのではなく,
穂露(2韓彰が捲嬉しているように,感じているもの
秘みに帰する感じ方が変化してきている。これは「体
に嬉しそれが轄であるかを海寇する作業が不薄欠であ
験の様式」(欝窺,緯8警の変化といえる自また徐々
り,まったく触れることなしに,それ1こ触れない工夫
にフェルトセンスに触れいっており,修験の様式の変
をすることはできない。少なからずとも醤分の抱えて
化が自己を探索することを促進しているものと患われ
いる悩みなどに触れていくので, クライエント馨繋こあ
る。実生活においても部分的ではあるが登校したり,
る程獲:憾みを抱えてもらうという性質がある。
あれほど以前は鎌だと言っていた麩強をやり1まじめた
A子,8男とも雑談にはよく感じるが,気持ちなど
りしている。フ孝一カシングセッシ璽ンがどれほどこ
について聞くと璽つた表構をしたり,熟む込むことが
の事に影響力をもたらしたかは分からない。しかし,
多かった。不登校晃は慣れてくると雑談などには応じ
A子の学校生活において中心的幾題であると思われる
てくるが,露らの悩みや感ビていることなどを話すの
友人関係について,受容的態度が形成されたことによ
には時懸がかかる。確かにこれ以上憾みたくないと感
り,学校に端する矩否感の抵織がなされたものと考え
じていると思われる不登校晃に,悩みを抱えさせるの
られる。そして登校なり,魅強なりをするきっかけの
であるのだから当然、のことかもしれない。このような
一一
ツとなったのではないだろうか。
8男もA子と詞様,脳みそれ1蟹本は変化していない
と患われる。ではA子のように体験の様式の変化が趨
こったかというと,そうとは言えない。面接を通し
「疲れた感じ」ということは変わらなかった。遷癒指
クライエン撰こ蝿し,安易に精神内界を探ろうとした
り縫1麹をさせること1ま不安や警戒’暮を毒奨起させやすい
ため,縫重を難さなければならない。葬鰺でB男が
丁幾の質問に「う∼ん」と答えたのは,言葉にならな
い感覚があるというよりは,丁嘉1こはまだ雲毒したくな
54
藩島大学教育実践醗究紀要第襲暑
2倉{}3−6
いという想いがあったのだと思われる。しかし<「う
麩1みごとや楽しいことなどを描くことを要求するため,
∼ん」って感じがあるんだね。その「う∼ん」ってい
表現方法は具体的な絵や文字になることが多い。
う感じを請いてみて>というように,このやり方は詳
A子は徐々にフェルトセンスを描いていったと患わ
しい話の内容は話す必要はないため,侵襲樵が懸く,
れるが,B男はフェルトセンスではなく,身詰イメー
クライエントも安心して取り緩みやすいと思われる。
ジや,風景イメージを1螢くこともあった。これは「包
む韮ことと同様に,教示が簿感じ雌を綾iく」という
3 「包む」ことについて
多義的な意秣をもったものであり,人によ陰その意味
CSを応零した先行嬬究においては感じていること
の受け取り方が違うためであろう。筆者は自分なりの
を絵にした後,「容れ勃1に入れる」という作業をして
「感じ垂に端する絵を謹いるのであれば,繊いている
いることが多い(山中・村山,欝§9など)。そのことに
内容はどのようなものでも構わないと感ビている。そ
より,悩みなどを「整鼕鼕または「体験的離離を緩く」
の邊塗としては,纒え身体イメージを描いたものであっ
ことをねらいとしている。
ても,そのイメージをフェルトセンスを感じさせるた
水飜究では感じていることを「包む」ということを
めの媒体として縫えるからである。
してきた。「容れ勃に入れる」ということと方法論に
本醗究では絵を磁かせることにより,フェルトセン
おいては大きな差はないが,「整蓬」というよりも,
スを明確乾し,その言語化が促進されていったA子の
すでに述べたよう.に包容能力を蕎賎し,憾みを癒える
ようなタイプと,絵をフェルトセンスを感じさせるた
、ヒでの贅撞を軽減することを意纒としている。これは
めの妻某{本とした方が{童舞窪しやすカ}つたB男のようなタ
筆者が,フォ一方シングにおいて従来から重視されて
イプに分かれた。このことは絵に何を描くかにより,
いるような「開題睾こ対する遍くも遠くもない中間的な
そのクライエントに対しどのようにフォ一方シングを
距離」をとることよりも,憾みとっき合い,悩みと自
進めていくかということの欝安となることを示唆する
己との翼係を変化させることを重擬しているためであ
ものと思われる。つまり,睾会にフェノレトセンスを峯惹く
る。包むといってもA子のように容れ麹などを難いた
ような場合は,フェルトセンスを感じ,それを表現で
り,B男のように,「ベッド」「マイナスイオン」など
きる力があり,そのためフェルトセンスを明確化し,
絵に描いた人霧力彗本めるようなものを描いたりと様々
書語化を促進させる通常のフ孝一カシングのような方
である。「容れ物に入れる」よりも,「包む」という多
法が奮効であると考えられる。異体的なものを繕く場
義性をもった教示を与えることにより,その時の本人
合は,フェルトセンスというよりも身鯵感覚そのもの
と憾みとの穫1{系1こ合った「容れ敦毒, または女尋越法が
に注意が商いていたり,具体的事実に関心が向いてい
想、嫁しやすいのだろう。そしてより自分に合った憾み
るため,フェルトセンスの言認{とをあまり逝f・要としな
とのつき合い方ができるものと思われる。
いCSのような方法が有効であると思われる。 しかし,
これについてはさらなる検討が必要だろう。
4 フォーカシングと搭函
子どもとの1奮接では言芸吾表現書蕎力の{薮さを補うため
5 導入鋳の問題
描画や結土,音楽など非言藷的な手鰻を媒体とするこ
比較的フォー寿シングに騨染んでいったと懇、われる
とは一一般的に有効である。本醗究の両事縫においても,
A子に対して,B男は顎染んでいるという実感がもて
気持ちについて開くと答え・にくそうにすることが多かっ
なかった。 B男も絵を癒くこと自体は好きであるし,
たが,B男の場合では覧の質矯に対して「普通涯と
言葉よりも絵など非■需藷的な媒体を購いた方が精神内
答えたものでも,<その普選の感じを絵ξこしてみて>
界を表現し易かったと思われる。ではこの差は韓であっ
というと絵に義理することができた。そしてその絵に
たのだろうか。
ついて質問すると,言語髭が促進されていった。松本
藻由の一つとしてフ津一カシングの導入時の状態の
(茎§麗)は絵廼療法は描画優位から言誘優位の獲界へ
差があったと患われる。これまでフ走一カシングの導
と歩む愚程であり,孟葉をもって地者と糧界を共有す
入時の薦題は爆れが必要とされ,麹人差は擾われてこ
ることを可能にする過程であると述べている。フ矛一
なかった鑛向がある。不登校晃にはどのような導入の
方シングにおける描醗でも瞬様のことがいえるだろう。
タイミングがよいか考えてみたい。
フォ一方シングの難しさの一つとして挙げられてい
携露は視覚的に精神内界を表饗し,それを丁藝と共
るのが,フェルトセンスの言語{ヒである。これを補う
有’するため,賢垂との£蓬璽津謬憂離を縮めるという役警1
手霞として捲見(i鱒7)や香嚢(i鱒2〉はフェルトセ
もあるかもしれないが,逆に警戒心を響ぷこともある。
ンスそのものを絵に痛くという方法をとっている。そ
子どもに対して非言語的媒体を縫うことは確かに有効
れに嬉し,暴露をCSとして繕いている弓場(欝85)
であると実、慰しているが,その一方で「簿か知られる
や笹濫(欝毒2〉のような方法では,必ずしもフェルト
みたいでいやだ」「絵は嫌いだから描きたくない」と
センスを絵に描かせているとはいえない.この場合,
いう子どもも少なくない。鰹の芸備療法などは自己の
}羞悪を購いたフォ一方シングの臨床遷弩1
55
精神内馨を闘接的に絵や箱庭などに投影させるのに嬉
ング捧験を8常に猛毒》すことは不登校児を鰐象とした
して,フォ一方シングは「今,ここで」感じている感
場合欝に重要であるように思える。本瞬究の事鯵では
覚に注意を向けて憾みなどを直接表現していくという
岡えばA子が友人関係についての「感じ」が軽減した
特薇がある。塵接表愛させることはそれだ1す抵抗を群
からといって面接が終わるわけではない。薩1事鯵とも
き起こす可能性も高い。そのため↑銭との十分な/言頼
登校しない深い理ξ郵ま不覊であり,また庫入も分かっ
関係が必要となってくる。来談意欲が低いと思われる
ていないものと患われる。そのため面接場面で特定の
不登校難に悩みを抱えさせるのであるのだから,むや
閣題なり,今の気分な鯵にフ孝一カシングすることに
みにフォ一方シングを導入することは関係の悪建を招
より,その体験や技法なりが8常に広がっていかなく
く。不登校児に対しては椿談ずる鱗一される灘という
てはフォ一方シングの有効性は辛減する。A子に関し
震係が成立しにくい。そのためτ盤との信頼縫係が出
ては,どのようにフ産一方シングの馨常姥につなげて
来ていない状慧では雛は単なる憾みを掩えさせるだ
いくかは一一つの課題であるよう1こ思われる。フォ一方
けの人になってしまう恐れがある。
シング的体験様式は,面接場面での経験が活かされ,
これらのことから,不登校晃に対してはフ孝一カシ
自然と蕪常陽癒でも広がっていくと考えられるため,
ングを早いうちから導入しない方がよいのではないか
調査するのは露難である。しかし登校したり,勉強を
と思われる。これまでの醗究報告では,フォ一方シン
始めたりと学校に蝿する矩否感は少しずつ低くなって
グやCSをすることにより「すっきりした」ヂ楽になっ
きていると患われる。これが全てフ孝一カシングのお
た」という感想ばかりが述べられている。しかし,悩
かげだとはいえないが,先に述べたように少なくとも
み事と{寸き合っていくということ1ま,少なからず苦痛
友人関係に端する「感じ」は変乾してきているのは薙
が簿うものである。そのため,特にフォ一方シングの
かであり,それが学校に対する捲否感を懸滅させた一
導入縛はあまり内容に触れていかないCSを中心にし
馨となっていると思われる。
た方が不登校晃にとっては有効だと思われる。遜常の
フォーカシングのように言語化が健進されていくよう
V おわりに
なやりとり1ま,不登校児にはあまり出来ないよう1こ思
えるし,侵襲性が高いため必ずしも適燐な方法とは思
本醗究では不登校憂に繕嚢を駄・たフ津一カシング
えない。
を適繕した。その結果次のような新見が得られた。第
これまで/本験の内容に1ま舞垂れないということを強調
蓑こフォーカシングの導入により体験の様式が変化し
してきたものの,体験の内容について軽視しているわ
た。1本験様式の変化を姦商する方法は,積極的に悩み
けではない。体験の様式を重擬した方法をとったとし
の内容に露み込むわけではないため,侵襲牲が低く,
ても講事鯛においてみられたように徐々に体験の内容
不登校児には導入しやすい。第2に「包むゴことは
に触れてきている。実質的には「体験の内容珪とr体
「容れ麹に入れるゴことよりも家人の状態に合った対
験の様式」のどちらを重観するか穏対的なものである。
麺ができる。第3に描錘で侮を描くかにより,どのよ
しかし,不登校児に帰しては介入方法としてはまず体
うにフォーカシングを進めていくかの目安となること
験の内容に触れない方法が安全で導入しやすいことを
が示唆された。第4に不登校児に嬉してはフォ一方シ
強調したい。
ング体験を警常に般髭させていく必要性がある。本瞬
究では,やや教示や導入方法が単講で,型にはまって
6 フ孝一カシング的体験様式の日常化
いた繧霧があったように思え,場合により,もう少し
フォーカシングを臨床的に適溝する場合, 3っの麟
面接に変化をつけていくべきであったと感ビている。
瀬があるように思われる。iつ目は特定の観題に対す
また,フォ一方シング体験を馨常に広げていくのは重
る体験の様式の変化や,体験内容に触れていくなどの
要なことであるのにもかかわらず,日常生活において
セラピーとしての健嚢である。2つ目は面接場面にお
感矯が促進されるかは十分に検討できなかった。これ
いて,内面に漣意を向けたり,フェルトセンスに帰し
については今後の課題としたい。
て受容的に接していったりするなど,フォーカシング
の基礎的な技能の獲得という灘嚢である。3っ目は藤
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善馨菜穂美・春曇輝太郎(欝競):セルフ・ヘルプの技法と
毯i管 英穂 (2警奪2)1コミュニ・ケーションを重擬した癌嚢
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鐵中豪子・鍔猛{i五拾(ig鱒):小学校における「こころの整
擾庫嚢磯子(i鱒2〉:S昼虚麗夏εを通してみた織嚢と露藷に
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茎鰺 至文堂
三坂 友子(婚縣〉ニフォ一方シング的捧験様式の欝欝{ヒに
弓場七重(i§編):腿&y塩er&書yにe艶aゼ鎗ぎs馨εeを導入
関する醗究九州大学教育学離紀要(教鳶心理藻跨〉韓
する事について一絵で表現させる試みえ癖大学心理鶴
(2), 83−89
鎌醗究.淫,63一質
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害冒冷
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毒欝、
國2
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