...

新潟県農業近代化資金事務取扱要領

by user

on
Category: Documents
97

views

Report

Comments

Transcript

新潟県農業近代化資金事務取扱要領
新潟県農業近代化資金事務取扱要領
昭和52年9月24日付け農経第1984号
新潟県農林部長通達制定
改正昭和54年3月13日付け農経第 403号
改正昭和54年5月31日付け農経第1178号
改正昭和54年8月22日付け農経第1985号
改正昭和56年11月5日付け農経第1888号
改正昭和58年6月1日付け農経第1134号
改正昭和61年5月29日付け農経第 293号
改正昭和62年3月9日付け農経第2055号
改正昭和63年3月28日付け農経第2052号
改正平成元年3月29日付け農経第 435号
改正平成3年3月13日付け経普第1080号
改正平成4年3月31日付け経普第1178号
改正平成5年2月4日付け経普第 998号
改正平成7年1月10日付け経普第 440号
改正平成7年4月18日付け経普第
26号
改正平成9年4月9日付け経普第
21号
改正平成11年4月1日付け経普第
11号
改正平成12年3月10日付け経普第 645号
改正平成14年4月1日付け経普第
9号
改正平成14年8月28日付け経普第 280号
改正平成14年11月5日付け経普第 394号の2
改正平成15年11月4日付け経普第 459号
改正平成16年4月1日付け経普第
3号
改正平成17年3月16日付け経普第 619号
改正平成17年4月1日付け経普第 198号
改正平成20年1月29日付け経普第0388号
改正平成24年1月31日付け経普第0814号
第1
趣旨
農業近代化資金(以下「近代化資金」という。)の取扱いについては、法律、政令及びこれらに
基づく要綱等に定めるほかこの要領の定めるところによる。
第2
資金種類の細目
新潟県農業近代化資金融通措置要綱(平成17年4月1日付け経普第131号農林水産部長通知。以下
「措置要綱」という。)第2の3に定める資金種類の細目は、別表1のとおりである。
第3
1
利子補給契約
融資機関は知事と利子補給契約を締結しようとするときは、その旨知事に申し出なければなら
ない。
2
第4
新潟県農業近代化資金利子補給金交付要綱第2に定める利子補給契約書は別紙のとおりとする。
利子補給の承認
融資機関が農業者等に近代化資金を貸付けようとする場合は、あらかじめ知事の利子補給の承認
(貸付金及び貸付条件等を含む。)を得なければならない。ただし、措置要綱第3に定めるクイック
融資による貸付けの場合は、第6の3の規定によるものとする。
第5
1
借入申込書提出時期等
近代化資金を借入れようとする農業者等(以下「借入希望者」という。)は、原則として、実
際に資金を必要とする時期(農業者等が当該資金を使って農機具等を購入する時期をいう。以下同
じ。)よりおおむね45日前に借入申込書等を融資機関に提出しなければならない。ただし、措置要
綱第3に定めるクイック融資による貸付けの場合は、第6の3の規定によるものとする。
2
融資機関は、第4の規定により、利子補給の承認を得たときは、借入希望者が実際に資金を必
要とする時期に合わせて貸付けを行わなければならない。また、借入希望者が近代化資金の借り
入れ前に代金を支払うことのないよう周知徹底を図らなければならない。
3
借入希望者の事情によりやむを得ない理由で利子補給承認通知書に定める貸付予定日を変更す
る場合において、融資機関は借入希望者から農業近代化資金借入れに係る事業計画等変更届(別
記第7号様式)を徴し、知事に農業近代化資金の貸付実行日変更届(別記第10号様式)を提出し
なければならない。
第6
1
借入申込及び利子補給承認申請
措置要綱第2の1の(1)に掲げる者に対する貸付け(個人施設)の場合
(1) 融資機関における借入申込書の取扱い
ア
融資機関は、近代化資金の借入希望者から次の書類を提出させる。ただし、農業信用基金
協会に債務保証の委託の申込みがあった場合は(ア)から(ウ)までに掲げる書類を各1通追加し
て提出させる。
(ア) 借入申込書(別記第1号様式。ただし、農業経営改善関係基本要綱(平成14年7月1日
付け14経営第1704号農林水産事務次官依命通知。以下「基本要綱」という。)で定める経
営改善資金計画書(以下「経営改善資金計画書」という。)と重複する項目については記
載を省略することができる。)
正1通写し2通(正は融資機関、写しは県)
(イ) 添付書類(提出通数は(ア)に同じ。)
a
一般添付書類
経営改善資金計画書(個人又は法人用)、見積書、仕様書、設計書、導入施設規模決
定根拠を記載した書面
b
追加添付書類
(a) 認定農業者(農業経営基盤強化促進法(昭和55年法律第65号)の農業経営改善計画
(酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律(昭和29年法律第182号)の経営改善計画又
は果樹農業振興特別措置法(昭和36年法律第15号)の果樹園経営計画を含む。)の認
定を受けた者(ただし簿記記帳を行っている者(簿記記帳を行うことが確実と見込まれ
る者を含む。)に限る。)であって、措置要綱第2の6の(2)及び第2の7の(2)に掲げ
る、農業近代化資金における認定農業者等の特例(以下「認定農業者等に係る特例」と
いう。)を受けようとする場合
(ⅰ) 上記制度に基づく認定通知書の写し
(ⅱ) 特別融資制度推進会議設置要綱(平成13年9月12日付け13経営第2931号農林水産事
務次官依命通知。以下「推進会議設置要綱」という。)第1に基づき市町村段階に設
置されている特別融資制度推進会議(以下「推進会議」という。)において、経営改
善資金計画書が認定を受けたことを証する書面
(b) 法人、農業を営む任意団体及びその他の任意団体の場合
(ⅰ) 定款、規約又は申合せ事項
(ⅱ) 構成員の概要(別記第2号様式)
(c) 連帯借入の場合
(ⅰ) 管理運営及び自己資金並びに償還金の賦課徴収等の申合せ事項
(d) 下記部門の場合(1人当たりの貸付通算金額が1,800万円以上である場合に限る。)
(ⅰ) 畜産部門
畜産関係経営計画書(別記第3号様式の1)
(ⅱ) 野菜部門
野菜
花き、花木、球根部門
特用作物部門
花き、花木、球根
特用作物
関係経営計画書
(別記第3号様式の2)
(ⅲ) 果樹部門
果樹関係経営計画書(別記第3号様式の3)
(ⅳ) 養蚕部門
養蚕関係経営計画書(別記第3号様式の4)
(ⅴ) 内水面養殖部門
内水面養殖関係経営計画書(別記第3号様式の5)
(ⅵ) 稲作(転作)部門
稲作(転作)経営計画書(別記第3号様式の6)
(e)各号の資金のうち次の場合
(ⅰ) 4号資金の「肥育牛、肥育豚及び鶏の購入資金又は肥育牛の育成資金」
事業地(事業)適合証明願兼証明書(別記第4号様式の1)
(ⅱ) 7号資金の「特定の農家住宅の改良、造成又は取得に必要な資金」
事業者及び事業適合証明願兼証明書(別記第4号様式の2)
(ⅲ) 4号資金の「肥育牛、肥育豚及び鶏の購入資金又は肥育牛の育成資金」のうち、新
たに品質等の優れた肥育牛、肥育豚及び鶏の導入を行おうとする者
肥育牛等の品質等向上事業計画書(別記第11号様式)
(f) 補助残融資の場合
補助事業計画書の写し(実施設計書、実施計画書)
(g) 畜産施設等公害の恐れのある場合
近隣者の同意書(別記第5号様式)
(h) 育成資金の場合
育成資金借入計画書(別記第6号様式)
(i) 長期運転資金の場合
借入金額の根拠を記載した書面
(ウ) 上記のほか融資機関が特に必要と定める書類(提出通数は(ア)に同じ。)
なお、融資機関は借入申込者が借入申込みに係る事業を実施する場合において、法令によ
る許可又は確認を受け又は届出をしなければならないと認められるときは、許可書等の写し
を提出させるものとする。
イ
融資機関は、借入申込書を受理したときは、その内容を審査し、必要ある場合は市町村、
農業委員会、農業普及指導センター等の意見を徴し、利子補給申請の可否を決定する。
(2) 小土地改良資金に係る借入申込みがあった場合は、次のアとイの場合を除き、融資機関は当該
借入申込みに係る事業地を明示した位置図(融資機関において、5万分の1地図に事業地を明示
すること。)を作成し、添付すること。
ア
現況田以外の農用地及び農用地以外の地に係る開畑、桑園改良造成、牧野改良(障害物除去、
起土、整地、土壌改良、用排水路、牧道、牧草播種等)
イ
2
土壌改良(農用地の種類を問わない。)
措置要綱第2の1の(2)から(4)に掲げる者に対する貸付け(共同利用施設)の場合
(1) 融資機関における借入申込書の取扱い
融資機関は、近代化資金の借入希望者から次の書類を提出させる。ただし、農業信用基金協
会に債務保証の委託の申込みがあった場合は(ア)(イ)の書類各1通を追加して提出させる。
(ア) 借入申込書(別記第1号様式)
正1通写し2通(正は融資機関、写しは県)
(イ) 添付書類(提出通数は(ア)に同じ。)
1の(1)のアの(イ)の書類又はこれに準じて作成した書類
ただし、a及びbの(b)については以下のとおりとする。
a
一般添付書類
見積書、仕様書、設計書、導入施設規模決定根拠を記載した書面
b
追加添付書類
(ⅰ) 定款、規約又は申合せ事項
(ⅱ) 最近1年間の事業実績報告書(設立後1年を経過しないものは不要)
(ⅲ) 事業計画書(3年以上の事業計画、収支計画、労務配分計画及び出資計画)
(ⅳ) 構成員の概要(別記第2号様式)
また、1の(1)のアの(イ)のbの(d)に該当する場合、農業近代化資金共同利用施設、機械
利用計画書(別記第3号様式の7)を作成するものとする。
(ウ) 上記の他融資機関が特に必要と認める書類
1の(1)のアの(ウ)のなお書き以下を準用する。
(2) 市町村に対する協議の指導
承認申請書を直接県本庁に提出する融資機関は、借入希望者に対し、所管する地域振興局若
しくは支局(以下「地域振興局等」という。)及び市町村と十分協議するよう指導するものと
する。
(3) 小土地改良資金に係る借入申込みの場合
1の(2)を準用する。
3
措置要綱第3のクイック融資による貸付けの場合
(1) 推進会議設置要綱第3の3の(1)で委任を受けた融資機関(以下「受任融資機関等」とい
う。)は、クイック融資の借入希望者から次の書類を提出させる。
ア
借入希望書(クイック融資)(別記第12号様式)
イ
経営改善資金計画書(別記第13号様式の1又は別記第13号様式の2)
ウ
必要な添付書類
(2)受任融資機関等の審査等
受任融資機関等は、借入希望書(クイック融資)(別記第12号様式)等を受理した日(以下
「受理日」という。)から5営業日以内に、融資審査を行うとともに、推進会議から委任され
た認定等に関する審査(農業経営改善計画と経営改善資金計画との整合性、農業経営改善計画
の達成確実性、借入金の償還確実性等)を行うものとする。
(3)審査後の手続等
ア
受任融資機関等は、(2)の審査の結果、経営改善資金計画の認定をした場合には、借入希望者
に対し、受理日から6営業日以内に通知するとともに、正式な借入申込書(別記第15号様式)、
債務保証委託申込書(別記第16号様式)等の提出を求めるものとする。
イ
受任融資機関等は、アの通知を行った日から5営業日以内にすべての手続きを完了させる
ために、期日を指定し、必要となる書類の整備・提出等を借入希望者に対して求めるものと
する。
ウ
借入希望者は、資金を必要とするときに受任融資機関等から確実に融資を受けることがで
きるように、イで指定された期日までに、必要となる書類の整備・提出を受任融資機関等に
対して行うものとする。
エ
受任融資機関等は、借入希望者に対して、県の利子補給承認が得られない場合には、措置
要綱第2の6の貸付利率が変更されることがある旨説明するものとする。
オ
受任融資機関等は、クイック融資の貸付決定を行った営業日中に所管する地域振興局等に
通知するものとする。
(4)通常借入手続への移行
受任融資機関等は、(2)の審査の結果、基本要綱第3以下に規定する借入手続(以下「通常
借入手続」という。)に移行すべきと判断した場合は、借入希望者に対し、受理日から6営業日
以内に、通常手続移行通知書(別記第14号様式)により、あらかじめ借入希望者が指定した方法
(借入希望者に対する直接手交、郵送、ファックス又は電子メール)により通知するものとする。
(5)その他
ア
クイック融資は、無担保・無保証人(本融資に際して、新たに、融資対象物件に対する抵
当権設定その他いかなる担保も徴せず、かつ、同一経営の範囲内の者その他いかなる保証人
も立てないことをいう。なお、クイック融資においては、農業信用基金協会は保証人にはあ
たらない。)による融資とする。
イ
受任融資機関等(機関の役職員を含む。)は、個人情報の保護に関する法律(平成15年法
律第57号)その他の法令の個人情報の保護に関する規定を遵守するとともに、クイック融資
に関して知り得た借入希望者の個人情報について、厳正に取り扱うものとする。
ウ
受任融資機関等は、借入希望書(クイック融資)(別記第12号様式)の受理に当たり、借
入希望者に対し、推進会議の定めるところにより当該借入希望書を推進会議の構成機関に送
付することがある旨についての同意を求めるものとし、個人情報の取扱いに関する同意書
(別記第12号様式裏面)の確認欄に署名又は記名及び押印を求めることとする。
4
利子補給承認申請
融資機関は、借入申込書の内容を審査し、利子補給承認申請をすることに決定したときは、新
潟県農業近代化資金事務機械処理要領の定めるところにより書類を作成し、県(地域振興局等又
は経営普及課)に提出するものとする。
第7
審査基準及び承認
1
県における審査は法令、要綱等及び別に定める審査基準により行う。
2
県は、審査に当たり必要のある場合は、当該事項について市町村へ照会するものとする。
3
県は、必要に応じて承認前現地調査を実施することとし、調査にあたっては、あらかじめ融資
機関等に通知するものとする。
4
県本庁に直接提出する承認申請については、別に定める利子補給承認審査会に付議する。
5
承認通知は、新潟県農業近代化資金事務機械処理要領の定めるところにより行う。
第8
貸付けに係る経理
融資機関は近代化資金の貸付け及び借受者の貸付金を含む事業費の使途について、当該貸付金の
適正な運用を図るため当該借受者の貯金口座を通じてその受払いが確認できるよう、次の事項に留
意するものとする。
(1) 他の貸付けと明確に区分すること。
(2) 借受者が預金口座を開設していない場合を除き当該貯金口座(普通貯金、別段貯金の指定は
しない。)に必ず振り込むこと。
(3) 払出しに当っては、貸付金のみでなく事業費全体について、それが近代化資金の貸付けに係
る事業に対する支払いであるか否かを確認するように努めること。
なお、原則として、貸付実行後1か月以上の資金滞留が発生しないようにすること。
第9
1
貸付金の管理
融資機関は、県の利子補給承認後又は貸付実行後において次の事項に該当する場合は、借受者
から農業近代化資金事業計画等変更届(別記第7号様式)を提出させ必要な措置をとるとともに、
その写しを速やかに県へ提出し、必要に応じて指示を求めるものとする。
(1) 施設導入の内容(種類、構造等)の変更
(2) 施設利用方法又は管理方法の変更
(3) 資金計画の変更(事業費の増減、補助金の追加交付等)
(4) 団体の定款又は規約等の変更
(5) その他事業の中止等の事業計画に著しい変更を及ぼすと認められる事項
2
融資機関は、近代化資金の適正な運用を図るため、対象事業の完了後1ヵ月以内に借受者から
事業完成報告書(別記第8号様式)を徴し、かつ、次の事項に留意の上実地検査を行い事業実施
状況を確認し、その状況を県へ報告しなければならない。
(1) 事業実施状況の確認は、貸付け後6か月以内に完了するようにしなければならない。
(2) 借受者に対し、その借受けに係る書類・帳票等を償還が終了するまで保存するよう指導する
こと。
(3) それぞれの事業の内容により、契約書、請書又は納品書を共通書類として、請求書、領収書、
伝票の写し等と突合し、事業の実施状況と承認申請の内容とを比較して把握するとともに、着
工年月日を確認すること。
3
融資機関は、クイック融資の借受者から経営改善資金計画期間中、当該計画が達成されるまで
の間、毎年、決算書又は青色申告書の写しを提出させ、経営状況を確認するものとする。
第10
償還
1
償還期日は毎年10月20日とする。
2
償還は元金均等年賦償還とし、1回の償還額が3万円以上となるようにする。この場合、年賦
償還額に端数を生じたときは、第1年目に加算するものとする。
3
償還は、すべて千円単位とする。
第10の2
繰上償還
融資機関は、借受者が次の各号の一に該当し、借受者が是正措置を講じないと認めるときは、
貸付金の全部又は一部について、期限を示し繰上償還の請求をしなければならない。
ただし、特別の事情があると認めるときはこの限りでない。
1
貸付金を定められた使途以外に使用したとき。
2
貸付金を貸付後長期にわたり使用しないとき。
3
最高融資率を超えて貸付けているとき。
具体的には事業費減少に伴う融資率超過、補助金の追加交付に伴う融資率超過等をいう。
なお、補助金等の交付による繰上償還額等は次により算出する。
(1) 借入後補助金等の交付を受けた場合
貸付金額-(事業費-補助金等)×80/100(認定農業者の場合100/100)
(2) 貸付実行前に補助金等の交付を受けた場合は、前項の貸付金額を貸付承認額と読みかえて算
出した額を貸付承認額から差引いて貸付実行すること。
4
貸付限度額を超えて貸付けているとき。
5
貸付けに際し又は貸付後、虚偽の申出若しくは報告をし又は報告を要する事項について報告し
なかったとき。
6
貸付金により改良、造成、復旧又は取得された施設(土地を含む。)が、他に譲渡、転用又は
公用収用されたとき。
7
第11
その他知事が特に必要と認めるとき。
1
弁済の充当方法等
第10の2による繰上償還の場合及び第13の貸付状況調査によって繰上償還をした場合の償還額
については、最終約定償還年の償還額から充当するものとする。
2
新潟県農業近代化資金利子補給金交付要綱の定めるところにより利子補給金の打切りのあった
場合は、打切りの対象となった額に達するまで1と同じ方法で減額するものとする。
3
小土地改良資金と他の資金をあわせて貸付けた場合の償還額は、貸付けた時における小土地改
良資金の額と他の資金の額との割合により充当するものとする。
第12
1
貸付条件の変更
融資機関は、借受者が次の理由により償還が著しく困難であると認められる場合には、貸付条
件の変更をすることができる。
(1) 天災(暴風雨、豪雨、地震、降雪、低温、降霜、降ひょう及び高潮等)
(2) 火災
(3) 盗難
(4) 借受者(連帯借入の場合は借入者個々、団体借入の場合は受益構成員)又はその者と住居及
び生計を一にする親族の死亡、疾病又は負傷
(5) その他知事が特に必要と認める場合
2
天災の場合の認定基準は、次のいずれにも該当するものであること。
(1) 農作物等の減収量が平年の3割以上であること。
(2) 減収による損失額が平年の農業総収入の1割以上であること。
3
貸付条件の変更をしようとする場合は、農業近代化資金利子補給変更承認申請書(別記第9号
様式)により、あらかじめ知事の承認を得なければならない。
第13
1
貸付状況調査
県は制度の適正な運用を期するため、別に定めるところにより貸付対象事業及び融資機関の貸付
状況について調査するものとする。
2
第14
この調査にあたり借受者及び融資機関は、これに協力しなければならない。
その他
1
地域振興局等は、利子補給の承認決定をした場合、すみやかに申請状況をとりまとめ、別に定め
る様式により県本庁に報告しなければならない。
2
この要領に定めのないものは、必要の都度知事が定める。
附則
1
この要領は、昭和52年9月1日から適用する。
2
新潟県農業近代化資金取扱要綱(昭和41年5月25日付け農経第1052号)及び新潟県農業近代化資
金事務処理要領(昭和37年3月13日付け農政第652号)は廃止する。
附則
この要領は、昭和54年3月13日から適用する。
附則
この要領は、昭和54年5月31日から適用する。
附則
この要領は、昭和54年8月22日から適用する。
附則
この要領は、昭和56年6月26日から適用する。
附則
この要領は、昭和58年6月1日から適用する。
附則
この要領は、昭和61年6月1日から適用する。
附則
この要領は、昭和62年4月1日から適用する。
附則
この要領は、昭和63年4月1日から適用する。
附則
この要領は、平成元年4月1日から適用する。
附則
この要領は、平成3年4月1日から適用する。
附則
この要領は、平成4年3月31日から適用する。
附則
この要領は、平成5年2月4日から適用する。
附則
この要領は、平成7年1月10日から適用する。
附則
この要領は、平成7年4月18日から適用する。
附則
この要領は、平成9年4月9日から適用する。
附則
この要領は、平成11年4月1日から適用する。
附則
この要領は、平成12年4月1日から適用する。
附則
この要領は、平成14年8月28日から適用する。
附則
この要領は、平成14年11月5日から適用する。
附則
この要領は、平成15年11月4日から適用する。
附則
この要領は、平成16年4月1日から適用する。
附則
この要領は、平成17年4月1日から適用する。
附則
この要領は、平成20年1月29日から適用する。
附則
この要領は、平成24年1月31日から適用する。
別表1
農業近代化資金の種類及びその細目
区分
資
金
種
類
「建構築物資金」
細
目
措置要綱第2の3の(1)のアに掲げるもののうち施設に関するもの
農
舎 農舎、作業場等
畜
舎 牛舎、豚舎、鶏舎(鶏舎と同時に取得するケージを含むが、ケージのみ
の場合には畜産用機具として取り扱う。)等
蚕
室 蚕室、稚蚕共同飼育所(その付帯施設として稚蚕共同飼育用の採桑園を
含む。)等
農 産 物 乾 燥 施 設 葉たばこ乾燥室、穀物乾燥施設、しいたけ・ホップ・こんにゃく・球根
・除虫菊・なたね等の乾燥施設、コンクリート稲架等
1 た
い
肥
舎 たい肥舎
農 産 物 育 成 管 理 用 施 設 農業用温室、ビニールハウス(耐久性のものに限る)、れき耕栽培施
設、室内育苗施設等
サ
イ
号 た
農
い
業
ロ サイロ
肥
用 貯
盤 たい肥盤、鶏糞乾燥盤等
留
槽 貯水槽、肥料だめ、尿だめ等
果
樹
棚 果樹棚、ホップ棚等
牧
さ
く 牧さく、電気牧さく(電牧器を含む。)
資 農
業
用
索
道 事業費400万円を超える農業用索道(事業費400万円以下のものは小土地
改良として取り扱う。)
排
か
水
ん
施
水
施
設 排水用配管等
設 かんがい用配管、かん水用配管、散水用配管、農用井戸等
金 農 産 物 集 出 荷 施 設 荷受施設、処理施設(洗浄、選別、包装等の施設)、計画的出荷のため
の貯蔵施設、荷さばき施設等
農 産 物 処 理 加 工 施 設 缶詰製造施設、果汁製造施設、でん粉製造施設、漬物製造施設、製茶施
設、選果施設、集乳施設、生乳処理施設、乳製品製造施設、屠場施設、
畜肉加工施設、羊毛加工施設、製糸施設、わら加工施設等
農 産 物 貯 蔵 施 設 農業倉庫、畜産物(鶏卵、枝肉等)貯蔵施設、冷凍冷蔵施設等
農 産 物 販 売 施 設 店舗、陳列台(棚)、冷蔵施設等
農 業 生 産 資 材 貯 蔵 施 設 肥料倉庫、飼料倉庫、農機具用燃料貯蔵施設等
農 業 生 産 資 材 製 造 施 設 肥料製造施設、肥料配合施設、飼料製造施設、農機具製造施設、蚕種製
造施設等
農 機 具 保 管 修 理 施 設 農機具倉庫、農機具修理施設等
病 害 虫 等 防 除 施 設 薬剤散布用配管、薬剤調整施設、野猪防除施設等
ふ 卵 育 す う 施 設 ふ卵施設、育すう施設
区分
資
金
種
類
細
目
き の こ 栽 培 施 設 しいたけ栽培施設、なめこ栽培施設等
1 家 畜 人 工 受 精 施 設
家
畜
市 場
施
設
号 家
畜
診 療
施
設
農業生産等公害防止施設 農業生産又は農産物の処理加工に伴って生ずる公害の防止のために必要
資
な施設
金 観
光
農 業
施
設 観光農園管理施設、農産物直売施設、観光樹木、こん虫等用繁殖施設、
駐車場、便所、総合案内所、休養施設、観光農業センター、自然景観保
全施設、自然観察用動植物園等施設、特産民芸品加工施設、更衣施設、
つ
ごみ焼却施設、屋内外調理施設、農家民宿施設、体験学習施設、又はこ
れらと一体的に機能する食品提供施設
づ 未 利 用 資 源 活 用 施 設 自然エネルギー及び廃棄物等エネルギーを農業用エネルギーとして活用
するための蓄熱装置、燃焼装置、発電施設等
き 農 業 労 働 力 確 保 資 金 雇用労働者に提供する宿泊施設又は休憩施設(食堂、浴室等)
「農機具等資金」
原
措置要綱第2の3の(1)のアに掲げるもののうち農機具等に関するもの
動
機 電動機、ディーゼルエンジン、石油エンジン、ガソリンエンジン等
農 用 地 改 良 造 成 用 機 具 ブルドーザー、レーキドーザー、トラクターショベル、トレンチャー、
2
石礫除去機等
揚
排
水 用
機
具 ポンプ、簡易揚水機、排水機等
耕 う ん 整 地 用 機 具 農用トラクター、プラウ、砕土機、ハロー、みぞさらい機、鎮圧機、均
号
平機、作茶機等
農 作 物 育 成 管 理 用 機 具 田植機、は種機、馬鈴しょ植付機、電熱育苗機、スプリンクラー、倍土
機、水田中耕除草機、モアー、ビートシンナー、カルチベーター等
資 肥 料 調 整 散 布 用 機 具 肥料散布機、肥料調整機等
病 害 虫 等 防 除 用 機 具 スピードスプレヤー、噴霧機、くん蒸用タブレットダスター、散粉機、
収 穫 調 整 用 機 具 ミスト機、土壌消毒機、カーバイト爆音機等
金
コンバイン、リーバー、バインダー、馬鈴しょ掘取機、茶摘機、ルート
リフター、脱穀機、スレッシャー、籾すり機、選果機、大豆選粒機、乾
燥機等
農 産 物 処 理 加 工 用 機 具 製茶用機具、わら加工用機具等(農産物処理加工施設の項に掲げられて
いるもので、機械器具のみの場合は本項に該当し、同時に設置する場合
には、農産物処理加工施設に含める。)
区分
資
2 畜
産
金
種
用
類
機
細
目
具 草刈機、飼料調整機具(カッター、わら切機、チョッパー、飼料製造機
号
等)、ふ卵機、育すう機、養鶏用ケージ、搾乳機、脂肪検定機等
資 養
蚕
用
機
具 飼育箱、回転まぶし、まぶし製造機等
金 運
搬
用
機
具 農用トラック(牛乳輸送車、飼料バラ輸送車等を含む。)、トレーラー
つ
等
づ 生産・経営管理情報処理用機具 パソコン等(パッケージソフト等は除く。)
き
「果樹等植栽育成資金」
措置要綱第2の3の(1)のイに掲げるもの
(果樹等の種類)
3
①
果樹等
果樹、オリーブ、茶、ホップ、桑、アスパラガス
②
花き・花木
アヤメ類、ユリ類等観賞用の草木又は樹木
号
③
薬用作物
薬用人参、オウレン等
④
ハーブ
食用又は加工用の原料又は材料として栽培するもの
資
※
②~④については、生産ほ場段階で2年以上の栽培を目的とする
ものに限る。
(植栽資金の範囲)
上記のものの定植、樹園地整備(地ごしらえ、石垣積、土波打、
金
深耕、抜根等)及び樹苗養成(苗木代、雇用労賃、第1年目の肥料
代等の直接的現金経費)に要する経費
(育成資金の範囲)
上記のものの育成期間中の肥料代、農薬代、雇用労賃、農機具の
賃借料、その他生産諸材料費等の直接的現金経費(自家労賃及び自
家生産諸材料等の評価部分を除く。)
「家畜購入育成資金」
措置要綱第2の3の(1)のウに掲げるもの
4
号
(購入資金の範囲)
資
下記のものを購入する際に要する経費
金
①
家畜
乳牛、繁殖用肉牛、繁殖豚、軽種馬、馬・めん羊・山羊
区分
資
金
種
類
細
4
②
肥育牛、肥育豚及び鶏
③
特用家畜
号
目
あひる、あいがも、きじ等
資
(育成資金の範囲)
金
下記のものの育成期間中の飼料代、衛生費、種付料、雇用労賃、
つ
畜産用機械器具等の賃借料、生産用諸材料費等の直接的現金経費
づ
(自家労賃及び自家生産飼料等の評価部分を除く。)
き
①
家畜
乳牛、繁殖用肉牛及び繁殖豚
②
5 「小土地改良資金」
肥育牛
措置要綱第2の3の(1)のエに掲げるもの
号 事業費1,800万円以下の
客土、床締め、暗きょ排水、区画整理、畦畔改良、用排水路(土地に固
規模の農地又は牧野の改 定した畑地かんがい用の配管施設を含む。)、開田、開畑、桑園改良造
資 良又は造成
成(桑苗代を含むことができる。)、農道、農業用索道、溜池、障害物
除去、起土、整地、土壌改良、牧道、牧草播種、耕地防風林の造成等
金
「農村環境整備資金」
診
療
施
措置要綱第2の3の(2)のイに掲げるもの
設
6 老人福祉施設、有料老人ホーム
水
下
道
水
施
道
設
施
設 浄化槽、配水管等
託
児
施
設
号 研
修
施
設
集
会
施
設
農村情報処理・通信施設 ①作付計画、集出荷計画等の樹立及び調整、②情報の収集及び伝達、
(農事放送及び農業管理 ③技術及び経営に関する指導及び研修等を総合的に行う施設をいい、そ
資 センターを含む。)
ガ
ス
供 給
施
れに必要な建物、電子計算機、送受信機等
設 充墳タンク、充填装置、容器置場、車輌、建物、構築物、ガスメーター
等(市町村のガス供給事業に係る受益者負担金は含まない。)
融 雪 ・ 除 雪 用 施 設
金 農作業管理休養施設
区分
資
金
種
類
細
目
農 業 者 等 健 康 増 進 施 設 農業者トレーニングセンター、農業者健康管理施設、運動広場施設、農
6
村広場施設等
号 地
域
休 養
施
設
資 生 活 改 善 セ ン タ ー
金 生 活 安 全 保 護 施 設 防火用水、貯水槽、街路灯、ガードレール等
つ 集
落
道
づ 廃 棄 物 処 理 施 設
き 地
域
交 流
施
「大臣特認資金」
設
措置要綱第2の3の(1)のカに掲げるもの
7
(1)内 水 面 養 殖 施 設 ふ化室、養魚池、餌料倉庫等
号 (2)特 定 の 農 家 住 宅
(3)農 村 給 排 水 施 設 共同利用の水道施設又は下水道施設に接続する給排水施設、浄化槽及び
資
これと一体的な配水管等
金
「長期運転資金」
措置要綱第2の3の(1)のオに掲げるもの
(1)農地又は採草放牧地
8
農地又は採草放牧地(農地又は採草放牧地とする土地を含む。)につい
の賃借権等取得に対す て農産物の生産の用に供するための賃借権その他の所有権以外の使用及
る権利金及び借賃
び収益を目的とする権利を取得する場合において、権利金を支払い、又
は当該権利の存続期間に対する対価の全額を一時に支払うのに必要な資
号
金
(2)農機具、運搬用機具、 農機具、運搬用機具その他の農業経営の改善を図るのに必要な施設につ
施設の賃借権等取得に いて賃借権を取得する場合において、当該賃借権の存続期間に対する借
資
対する借権
権の全額を一時に支払うのに必要な資金(認定農業者以外の者に対する
貸付にあっては、農機具及び運搬用機具に限る。)
(3)研修費
金
能率的な農業の技術又は経営方法を取得するための研修を受けるのに必
要な資金
(4)品種転換費
品種の転換に必要な資金
(5)新たな農産加工品等
農産物の需要を開拓するための新たな農産加工品等の調査及び開発並び
の調査・開発費並びに に通信・情報処理機材の取得に必要な資金
通信・情報処理機材の
取得費
区分
資
金
種
類
(6)営業権・商法権その
細
目
営業権、商標権その他の無形固定資産の取得又は研究開発費その他の繰
他の無形固定資産の取 延資産に計上し得る費用に充てるのに必要な資金
8
得又は研究開発費その
号
他の繰延資産に計上し
資
得る費用
金 (7)農業経営の法人化又
農業経営を法人化するため又は農業者が構成員として法人に参加するた
つ
は法人に参加するため めに必要な資金
づ
の費用
き
(8)その他の長期運転資
金
上記(1)から(7)に掲げるもののほか、農業経営の規模の拡大、生産方式
の合理化、経営管理の合理化、農業従事の様態の改善その他の農業経営
の改善に伴い必要となる農薬費その他の費用に充てるのに必要な資金
Fly UP