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f(S)NISDAS-x FAQ集 PDF

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f(S)NISDAS-x FAQ集 PDF
データ収集・解析支援パッケージソフト
f(S)NISDAS-X
Using Open Network & IT, based on SX, Diagnosis and Analysis System
FAQ集
高速データ収集
容易な導入
高い拡張性
データ解析
目
次
1. FAQ 集(よくある質問)................................................................................................................................................... 2
1.1. 全般 ...................................................................................................................................................................................... 2
1.2. ライセンス........................................................................................................................................................................... 3
1.3. f(S)NISDAS-x リアルタイムデータ収集・高速リアルタイムデータ収集......................................................... 4
1.4. f(S)NISDAS-x リアルタイムデータ収集.................................................................................................................... 5
1.5. f(S)NISDAS-x 高速リアルタイムデータ収集.......................................................................................................... 7
1.6. f(S)NISDAS-x トリガ条件............................................................................................................................................... 8
1.7. f(S)NISDAS-x 通信 ........................................................................................................................................................... 8
1.8. f(S)NISDAS-x スケジュール(リブート&再起動) .................................................................................................... 9
1.9. f(S)NISDAS-x オプション................................................................................................................................................. 9
1.10. f(S)NISDAS-x モニタ...................................................................................................................................................... 9
1.11. f(S)NISDAS-x チャート画面.......................................................................................................................................10
1.12. f(S)NISDAS-x メインウィンドウ.................................................................................................................................12
1.13. f(S)NISDAS-x CSV ファイル変換............................................................................................................................12
1.14. Utility.................................................................................................................................................................................12
1.15. Analyzer...........................................................................................................................................................................13
1.16. Analyzer チャート画面...............................................................................................................................................14
1.17. Analyzer メインウィンドウ.........................................................................................................................................20
1
1. FAQ 集(よくある質問)
1.1. 全般
Q. 対応しているO/Sは。
A. Microsoft Windows 2000 Professional、Microsoft XPです。
Q. Linux版はあるのですか。
A. 現在計画中です(詳細は公表できません)
Q. MICREX-Fシリーズ、MICREX-AXシリーズからデータ収集できるのですか。
A. 直接データ収集はできませんが、MICREX-SXをゲートウェイとしてPE-Link等NetworkでMICREX-F等
に接続すればNetwork経由でデータ収集が可能となります。弊社まで御相談下さい。
Q. 他社PLCからデータ収集できるのですか。
A. 次のバージョンでMELSEC版(三菱)、H8Q版(日立)をリリースする予定です。またFA-M3版(横河)も
計画中です。
Q. FRENIC VG7などインバータからデータ収集できるのですか。
A. 直接データ収集はできませんが、MICREX-SXをゲートウェイとしてSXバス等でインバータに接続すれ
ばデータ収集が可能となります。弊社まで御相談下さい。
Q. 他社のインバータからデータ収集できるのですか。
A. CC-Link経由でMELSECからのデータ収集となる予定です(MELSEC版は次のバージョンでリリースす
る予定です)。この場合CC-Linkの伝送リフレッシュ時間が4msなのでデータ収集の最短周期は4msと
なる予定です。なおこの場合125HzまでのFFT(パワースペクトル解析)ができます。
Q. インバータのデータが1msでデータ収集できると聞いたのですが。
A. 弊社の汎用ベクトルインバータFRENIC VG7シリーズとMICREX-SXを組み合わせると1msサンプリング
のデータ収集が可能となります。またFALDIC-αのサーボでも1msサンプリングのデータ収集が可能で
す。なおこの場合500HzまでのFFT解析(パワースペクトル解析)ができます。
Q. UPACから1msデータ収集はできないのですか。
A. UPACはRS-485の伝送のみのサポートとなるため1msサンプリングのデータ収集はできません。
Q. サーボのデータを1msでデータ収集できないのですか。
A. 弊社のFALDIC-αとMICREX-SXを組み合わせると1msサンプリングのデータ収集が可能です。なおこ
の場合500HzまでのFFT解析(パワースペクトル解析)ができます。
2
Q. 加速度センサなしでモータの振動を測定できると聞いたのですが。
A. 弊社の汎用ベクトルインバータFRENIC VG7シリーズとMICREX-SXを組み合わせると1msサンプリング
のデータ収集が可能です。トルク指令をFFT解析すると500Hzまでの振動が測定できます。FFT(パ
ワースペクトル解析)は、FFTアナライザと同じようにリアルタイム(オンライン)でも、データ収集した過去
のファイルでも可能です。またCC-Link経由でMELSECからのデータ収集を行うと4msのデータ収集が
可能となる予定です(MELSEC版は次のバージョンでリリースする予定です)。なおこの場合125Hzまで
のFFT(パワースペクトル解析)ができます。
Q. 異なったPLC、異なったパソコンで収集したデータのタイムスタンプを1ms単位で一致(補正)させるこ
とはできるのですか。
A. おのおののMICREX-SXに同期信号(ノコギリ波)を入れ、その同期信号も一緒にデータ収集すれば、
異なったPLCおよび異なったパソコンで収集したデータのタイムスタンプを1ms単位で一致(補正)させ
ることができます(特許出願中)。弊社まで御相談下さい。
Q. 何日分のデータが保存されるのですか。
A. データ収集 WORD 数、サンプリング時間、ハードディスク容量で何日のデータが保存されるかが決まり
ます。例えば 1ms/8words の高速リアルタイムデータ収集を行っている場合、ハードディスクの空き容
量が 40GBytes なら 2 ヶ月以上のデータが保存できます。f(S)NISDAS-x メインメニューの“オプションの
設定“で、どのぐらい古いデータ収集ファイルを自動的に削除するかを設定できます。
Q. ハードディスクにたまったデータを削除したのですが、空き容量が増加しないのですが。
A. 削除したファイルは、デスクトップのゴミ箱内に一時格納されます。この作業のみではハードディスクに
まだ存在するため容量が増えません。ハードディスクの容量を増やすためにはゴミ箱の中身を空にし
てください。ただし、ゴミ箱を空にすると二度とデータを復元できなくなりますので、注意して下さい。
1.2. ライセンス
Q. インストール後30日過ぎたら" f(S)NISDAS-x使用ライセンスの期限が切れています"とエラーが表示
され動かなくなったのですが。
A. インストール後30日は体験期間です。「ライセンスの設定」をすれば動くようになります。スタートメ
ニューのプログラムのf(S)NISDAS-xからLicenseManagerを実行してキーコードを設定してください。
Q. f(S)NISDAS-xをインストールしているパソコンのLANカード(ネットワークボード)を交換したら
"f(S)NISDAS-xライセンスが無効です"とエラーが表示され動かなくなったのですが。
A. f(S)NISDAS-xのライセンスはネットワークアダプタ(LANカードやネットワークボードなど)のMACアドレス
に基づいて管理しています。このためネットワークアダプタを交換するとf(S)NISDAS-xは動かなくなりま
す。
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Q. RS-232Cのみの通信を行いたいのですが、" f(S)NISDAS-x使用ライセンスの期限が切れています"と
エラーが表示され動かないのですが。
A. f(S)NISDAS-xのライセンスはネットワークアダプタのMACアドレスに基づいて管理しています。このため
RS-232Cのみの通信を行う場合も、パソコンにはネットワークアダプタ(LANカードやネットワークボード
など)がインストールされている必要があります。ライセンスの発行については弊社まで御連絡くださ
い。
1.3. f(S)NISDAS-x リアルタイムデータ収集・高速リアルタイムデータ収集
Q. リアルタイムデータ収集と高速リアルタイムデータ収集はどう違うのですか。
A. リアルタイムデータ収集はPLCにデータ送信用のアプリケーションを入れないでデータ収集を行うもの
です。MICREX-SX の場合、Ethernet通信を利用すると20ms/243wordsのデータ収集が実現できます
(最大で8192wordsのデータ収集)。一方高速リアルタイムデータ収集はPLCにデータ送信用の専用ア
プリケーションを入れてEthernet通信でデータ収集を行います。MICREX-SXの場合 1ms/8words の
データ収集が実現できます(最大で32wordsのデータ収集)。
Q. データ収集中にランカウンタが停止しているのですが。
A. 伝送エラーによりデータ収集が停止しています。PLCの稼動状態・ケーブル接続などを確認してくださ
い。確認後、もう一度「実行」ボタンをクリックしてください。
Q. 設定の保存・読み込みはできるのですか。
A. f(S)NISDAS-xメインメニューのファイルの"上書き保存"または"設定に名前を付けて保存"で設定の保
存ができます。保存した設定は"設定を開く"で復元できます。
Q. 今この瞬間のデータを後でチャート表示・解析することはできるのですか。
A. インターネットブラウザなどのブックマークを追加と同じように、マークに現在時刻を追加すれば
Analyzerで簡単に"今この瞬間"のデータをチャート表示・解析できます。f(S)NISDAS-xメインメニュー
の"マークに現在時刻を追加"またはチャート画面メニューの"マークに現在時刻を追加"を実行して下
さい。
Q. 停止しているチャート画面のデータを後でチャート表示・解析することはできるのですか。
A. インターネットブラウザなどのブックマークを追加と同じように、マークにチャート時刻を追加すれば
Analyzerで簡単に今この瞬間のデータをチャート表示・解析できます。f(S)NISDAS-xメインメニューの"
マークにチャート時刻を追加"またはチャート画面メニューの"マークにチャート時刻を追加"を実行し
て下さい。
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1.4. f(S)NISDAS-x リアルタイムデータ収集
Q. 任意の変数のデータ収集はできないのですか。
A. 次のバージョンで、任意の変数名でデータ収集ポイントを設定する機能を追加する予定です。
Q. MICREX-SXでマルチCPUは対応していますか。
A. 対応しています。リアルタイムデータ収集の設定でメモリ指定アドレスのCPU番号にCPU番号を設定し
て下さい。
Q. P-Link、PE-Linkのデータをデータ収集したいのですが。
A. リアルタイムデータ収集の設定でメモリ指定アドレスのCPU番号に8または9を設定して下さい。
Q. ウォッチウィンドウに、アドレスだけでなくコメントは表示できないのですか。
A. ウォッチウィンドウに直接書き込む方法の他に、D300winで設計したプロジェクトの変数名ファイルから
コメントを読み込む方法があります。D300inの拡張メニューの"変数名ファイルへの出力"を実行して変
数名ファイル(CSVファイル)を作成して下さい。そしてf(S)NISDAS-xの設定メニューのオプションで
D300win変数名ファイルの読み込みで変数名ファイルを指定して下さい。その後ウォッチウィンドウ上で
右クリックして"ウォッチウィンドウのクリア"を実行すればコメントが表示されます。
Q. D300win変数名ファイルの設定をしたのにウォッチウィンドウにコメントが表示されません。
A. ウォッチウィンドウ上で右クリックを実行して"ウォッチウィンドウのクリア"を実行すればコメントが表示さ
れます。
Q. INT型だけでなくDINT、 BOOL型など他の型のデータ収集はできないのですか。
A. D300win変数名ファイルの設定をすれば設計したデータ型(BOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT,
DWORD, REAL型をサポート)でデータ収集できます。なおこの方法以外にウォッチウィンドウで右クリッ
クして型変換を実行すると任意の型(BOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT, DWORD, REAL型をサ
ポート)でデータ収集が可能となります。型変換した後にウォッチウィンドウへ直接コメントを書きこむこと
もできます。
Q. PLCでWORD型に編集したデータをBOOL型に分解することはできないのですか。
A. ウォッチウィンドウで右クリックして型変換を実行するとBOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT,
DWORD, REAL型のいずれかに変換できます。型変換した後にウォッチウィンドウへ直接コメントを書き
こむこともできます。
Q. 型変換で値は変わらないのですか。
A. ウォッチウィンドウで右クリックして型変換を実行するだけでは値は変わりません。データ収集を実行す
5
ると値が変化します。
Q. RS-232CまたはRS-485でデータ収集しているときに伝送エラーが続出するのですが。 あるいは、非
常に動作が遅くなるのですが。
A. 他のWindowsアプリケーションとの競合、あるいは割り込みにより通信アプリケーションが停止する場合
に伝送エラーが続出します。ノートパソコンの場合、電源管理ユーティリティが動いている場合や、
Intel®SpeedStep機能が働いている場合、または、一部のソフトウェアが常駐している場合に伝送エ
ラーが続出することが報告されています。電源管理ユーティリティとIntel®SpeedStep機能を無効にする
ことを推奨します。
Q. サンプリング時間を30msと設定しても30msサンプリングでデータ収集できないのですが。
A. 実際のデータ収集のサンプリング時間はパソコンとPLCの通信能力・パソコンの負荷状況等に依存し
ます(7.1項参照)。なおチャート画面でプロット点数が多いと、30msでのデータ収集は不可能になる場
合があります。PLCで1ms単位で1づつ増加するクロックカウンタを作成しこれをデータ収集しチャート
画面で差分を取ることでデータ収集のサンプリング時間が確認できます。
Q. サンプリング時間がばらつくのですが。
A. リアルタイムデータ収集のサンプリングはパソコンのタイマを使って実現しています。このためパソコン
の負荷状況によりサンプリングがばらつきます。7.1項の表をもとに30msサンプリングと指定した場合、
平均して30msサンプリングとなります(ただしパソコンの負荷急増による大きなばらつきは対象外で
す)。なお高速リアルタイムデータ収集では、PLCでデータ収集のサンプリングを実現しているため、厳
密なサンプリングが実現できます。
Q. SX1の実行を押すと"SX1のリアルタイムデータ収集に失敗しました"とエラーが表示されデータ収集
が行えませんが。
A. 通信の設定が正しくないか、PLCが停止している、または伝送ケーブルが正常に接続されていないこ
とが考えられます。
Q. SX1の実行を押すと"SX1のコネクション接続に失敗しました"とエラーが表示されデータ収集が行えま
せんが。
A. 通信の設定が正しくないか、PLCが停止している、または伝送ケーブルが正常に接続されていないこ
とが考えられます。設定、PLC、伝送ケーブル等を確認した後にも"SX1のコネクション接続に失敗しま
した"とエラーが表示される場合は、f(S)NISDAS-xメインメニューのファイルの再イニシャルを実行して
下さい。
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1.5. f(S)NISDAS-x 高速リアルタイムデータ収集
Q. REAL型、TIME型のデータ収集はできないのですか。
A. 高速リアルタイムデータ収集でサポートしている型はBOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT, DWORD
型です。なおREAL型のデータを扱いたいかたは弊社まで御相談下さい。
Q. PLCでWORD型に編集したデータをBOOL型に分解することはできないのですか。
A. ウォッチウィンドウで右クリックして型変換を実行するとBOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT,
DWORD, REAL型のいずれかに変換できます。型変換した後にウォッチウィンドウへ直接コメントを書き
込めます。
Q. 型変換で値は変わらないのですか。
A. ウォッチウィンドウで右クリックして型変換を実行するだけでは値は変わりません。データ収集を実行す
ると値が変化します。
Q. 高速1msのデータ収集をする場合、MICREX-SXのソフトウェアはどのように作ればいいのですか。
A. 3.3.2項を参照して下さい。
Q. 高速リアルタイムデータ収集の設定画面でデータ収集ポイントの設定の欄に何も出力されていない
のですが。
A. "設定の読み込み"をクリックして下さい。PLCからデータを読み出します。
Q. SX1の実行を押すと"SX1の高速リアルタイムデータ収集に失敗しました"とエラーが表示されデータ
収集が行えませんが。
A. 高速リアルタイムデータ収集のIPアドレスの設定が正しくないか、PLCが停止している、または伝送
ケーブルが正常に接続されていないことが考えられます。
Q. SX1の実行を押すと"SX1の Ethernet 通信に失敗しました"とエラーが表示されデータ収集が行えま
せんが。
A. Ethernetの通信の負荷が大きいために発生したものです。もう一度高速リアルタイムデータ収集を実行
して下さい。
Q. 高速リアルタイムデータ収集中に"データの取りこぼしが発生しました"とログウィンドウに表示されま
したが。
A. パソコンの負荷状況やEthernetの負荷状況により高速リアルタイムデータ収集でデータの取りこぼしが
発生することがあります。頻繁にこのメッセージが表示される場合はパソコン上で動かすソフトを必要最
低限にして下さい(ハードディスクを頻繁にアクセスするソフトはあまり良くありません)。またチャート表
7
示は、チャンネル数を減らす、チャートプロット点数を減らすなど極力必要最低限のものにして下さい。
1.6. f(S)NISDAS-x トリガ条件
Q. あるメモリがONしたときなどあるトリガの前後のデータ収集したいのですが。
A. 4つのデータの <、<=、=、>=、>、!= の AND/OR でトリガの設定ができ、データ収集(保存)条件として
このトリガの成立中(成立の前後XXXX秒の設定を含む)あるいはトリガの立ち上がり前後XXXX秒が設
定できます。メインメニューの設定のトリガ条件でこれらの設定を行います。トリガ条件の立ち上がりで、
インターネットブラウザなどのブックマークを追加と同じようにマークが付けられます。
Q. あるメモリ(トリガ)がONしたときのみデータ収集したいのですが。
A. 比較条件を"≧"に、比較値を"1"に設定して下さい。データ収集(保存)条件としてこのトリガの成立中
(成立の前後XXXX秒の設定を含む)あるいはトリガの立ち上がり前後XXXX秒が設定できます。メインメ
ニューの設定のトリガ条件でこれらの設定を行います。トリガ条件の立ち上がりで、インターネットブラウ
ザなどのブックマークを追加と同じようにマークが付けられます。
Q. マークコメントが設定できる条件の欄とできない条件の欄がありますが。
A. 4つのデータの <、<=、=、>=、>、!= の AND/OR でトリガの設定でORで設定した項目ごとマークがつ
きます。このORごとの項目でマークコメントを個別に付けることができます。
Q. トリガ条件の設定で"常時保存"とした時どうなるのですか。
A. マークがつくだけでデータ収集(保存)は常時行われます。
1.7. f(S)NISDAS-x 通信
Q. 通信の設定で Ethernet を選択した時にポート番号には何を設定すればいいのですか。
A. MICREX-SX PCインタフェースモジュール設定の「自己ポート基準番号」(デフォルト256)に251を加えた
ものになります。この値がMICREX-SXのローダコマンド送受信用のポート番号です。デフォルトでは
507となります。
Q. USBでデータ収集ができないのですが。
A. f(S)NISDAS-x単体ではUSB通信はできません。別売のD300win (Version 2.2.1.0以降)に含まれている
USBドライバが必要となります。D300winでUSBによるモニタが可能状態ならばf(S)NISDAS-xでUSB通
信ができます。ドライバのインストール方法はD300winの取説などを参照して下さい。なおWindows 、
WindowsNTはUSBには対応していません。
8
Q. UPACからデータ収集したいのですが。
A. UPACからのデータ収集はRS-485のみとなります。通信の設定でCOMポートRS-485の設定を選択して
下さい。なおRS-485の局番にはFRENIC VG-7のUPACアドレス(o40)に設定値を入れて下さい(デフォ
ルトは100)。
Q. UPAC2台からデータ収集したいのですが。
A. FRENIC VG-7 のUPACアドレス(o40)を、例えば100、101と異なった値に設定し、f(S)NISDAS-xの通信
の設定でRS-485の局番をそれぞれ100、101と設定すればUPAC2台からデータ収集が可能です。
1.8. f(S)NISDAS-x スケジュール(リブート&再起動)
Q. Windowsログオン情報のユーザ名とパスワードには何を設定すればいいのですか。
A. Windowsにログオンしたパスワードを設定して下さい。
Q. パソコンのリブート後Windowsに自動的にログオンできないのですが。
A. スケジュール(リブート&再起動)の設定でWindowsログオン情報のユーザ名・パスワードが間違ってい
る可能性があります。
Q. パソコンのリブート後f(S)NISDAS-xが起動してもデータ収集を開始しないのですが。
A. スケジュール(リブート&再起動)の設定だけではデータ収集は自動的に開始しません。自動起動の設
定でデータ収集タイプを設定して下さい。
1.9. f(S)NISDAS-x オプション
Q. 外部ハードディスクへ保存したデータ収集ファイルはタイムスタンプが古くなると消去されるのです
か。
A. 外部ハードディスクへ保存したデータ収集ファイルは削除されません。外部ハードディスクの容量が一
杯になるとその外部ハードディスクへの書き込みは停止します。
1.10. f(S)NISDAS-x モニタ
Q. データ収集は行えますがチャート画面・ウォッチウィンドウモニタを実行することができません。
A. オプションの設定のモニタ機能にチェックが入っていません。オプションの設定のモニタ機能にチェッ
クを入れて下さい。
9
Q. ウォッチウィンドウモニタを実行してもウォッチウィンドウの表示がリフレッシュしません。
A. オプションの設定のモニタ機能にチェックが入っていません。オプションの設定のモニタ機能にチェッ
クを入れて下さい。
Q. マークにチャート時刻を追加(またはマークに現在時刻を追加)を実行してもマークが追加されませ
ん。
A. トリガ条件のデータ保存条件が「条件成立中」または「条件成立立ち上がり(↑)前後」となっていませ
んか。マークにチャート時刻を追加(またはマークに現在時刻を追加)はデータ保存条件が「常時」の
時のみにしか働きません。
1.11. f(S)NISDAS-x チャート画面
Q. チャート画面で実行ボタンをクリックしてもチャートが表示されません。
A. チャート表示したいデータのデータ収集(リアルタイムデータ収集・高速リアルタイムデータ収集)を実
行して下さい。
Q. チャート画面を2画面表示することはできないのですか。
A. 現在チャート画面は1画面しかありません。
Q. チャート表示を再現することはできるのですか。
A. Analyzerによりチャート表示を再現できます。チャート画面の“マークにチャート時刻を追加”を実行す
ると、インターネットブラウザなどのブックマークを追加と同じようにマークが付けられます。Analyzerでこ
のマークを選択すれば簡単にチャート時刻のデータを読み込むことができます。
Q. マークにチャート時刻を追加とマークに現在時刻を追加とはどう違うのですか。
A. マークにチャート時刻を追加はチャート表示している時刻に対してマークを追加します。マークに現在
時刻を追加は、チャート表示時刻でなく、今現在の時刻をマークに追加します。
Q. 異なったPLCのデータを同時にチャート画面に表示したいのですが。
A. SX1のデータをウォッチウィンドウからチャートへ追加した後、SX2のデータをウォッチウィンドウから
チャートへ追加すればSX1とSX2のデータを同時にチャート画面に表示できます。
Q. 同一チャンネルに複数の信号を同時に表示したいのですが。
A. 例えば、チャートの設定画面でチャンネル2のデータを選択してチャンネル1にドロップすればチャンネ
ル1に2つのデータを同時に表示できます。なおチャート表示を実行している時にはドラッグアンドドロッ
プ操作はできません。
Q. チャンネル1・チャンネル2とチャートにデータを表示している状態で2チャンネルのみを表示したいの
10
ですが。
A. チャートの設定画面でチャンネル2のツリーを"-"をクリックして閉じれば、チャンネル1のみのデータを
表示できます。
Q. チャートのラベル(コメント)を変更したいのですが。
A. チャートの設定画面でチャートラベルでチャートのラベル(コメント)を変更できます。
Q. 1msでデータ収集している時に10msのサンプリングでチャート表示したいのですが。
A. チャート画面でまびき点数を9に設定すれば10msサンプリングでのチャート表示となります。
Q. チャートの縦軸のスケールを一括で変更したいのですが。
A. f(S)NISDAS-xではできません。ただしAnalyzerでは一括してチャートの縦軸を変更する機能がありま
す。
Q. チャート画面のズーム・スクロールはできないのですか。
A. チャート画面上でマウスを左クリックしたまま右下にマウスを移動するとズームインします。マウスを左ク
リックしたまま左上にマウスを移動するとズームアウトします。またチャート画面上で右クリックドラッグす
るとチャートがスクロールします。
Q. パワースペクトル表示(FFT解析)のチャート画面の縦軸はどういった量ですか。
A. FFTにより演算したパワースペクトルをdB表示した量となります。
Q. パワースペクトル表示(FFT解析)で周波数が間違っているようですが。
A. パワースペクトル表示の周波数は、リアルタイムデータ収集の設定または高速リアルタイムデータ収集
の設定で設定したサンプリング時間を元に演算しています。このため、例えば、30msと設定してリアル
タイムデータ収集を実行していた場合、実際のデータ収集サンプリング時間が50msだったらパワース
ペクトル表示の周波数が間違った値になります(実際のデータ収集のサンプリング時間はパソコンと
PLCの通信能力・パソコンの負荷状況等に依存します)。なお、PLCにて1msで1づつ増加するクロック
カウンタを作成しこれをデータ収集しチャート画面で差分を取ることでデータ収集のサンプリング時間
が確認できます。
Q. XYプロット表示のプロット点数を変更したいのですが。
A. タイムチャート表示のプロット点数を変更するとXYプロット表示のプロット点数も変化します。
Q. 設定の保存はできないのですか。
A. f(S)NISDAS-xメインメニューのファイルの"上書き保存"または"設定に名前を付けて保存"で設定の保
存ができます。保存した設定は"設定を開く"で復元できます。
11
1.12. f(S)NISDAS-x メインウィンドウ
Q. メインメニューの設定の保存(開く)では何が保存(開く)されるのですか。
A. 設定の保存の対象は①リアルタイムデータ収集の設定②高速リアルタイムデータ収集の設定③トリガ
条件の設定④通信の設定⑤オプション⑥自動起動⑦チャート画面です。
Q. ウォッチウィンドウを印刷したいのですが。
A. f(S)NISDAS-xのメインメニューのファイルから印刷を実行すればウォッチウィンドウを印刷できます。
1.13. f(S)NISDAS-x CSV ファイル変換
Q. データ収集したデータをMicrosoft Excelで見ることはできますか。
A. データ収集したファイルをエクスプローラ上でダブルクリックするとCSVファイルに変換されます。デ
フォルトの設定ならCSVファイルに変換後Microsoft Excelが立ち上がります。なおSX1のリアルタイム
データ収集ファイルはNISDAS\SX1DATA\Rに、SX1の高速リアルタイムデータ収集は
NISDAS\SX1DATA\Hに保存されています。
Q. WORD型、DWORD型のデータをキャラクタの形式でCSVファイルに出力したいのですが。
A. f(S)NISDAS-xメインメニューの拡張からCSVファイル変換の設定を開いて下さい。“WORD型、DWORD
型をキャラクタに変換する”を選択するとキャラクタの形式でデータ収集ファイルがCSVファイルに変換
されます。
Q. WORD型、DWORD型のデータを16進の形式でCSVファイルに出力したいのですが。
A. f(S)NISDAS-xメインメニューの拡張からCSVファイル変換の設定を開いて下さい。“WORD型、DWORD
型をキャラクタに変換する”を選択しなければ16進の形式でデータ収集ファイルがCSVファイルに変換
されます。
1.14. Utility
Q. MICREX-SXの内部メモリを一括して設定したいのですが。
A. UtilityによりMICREX-SXの内部メモリを一括して退避・格納できます。 f(S)NISDAS-xの拡張から"デー
タ退避・格納"を実行するか、スタートメニューのプログラム→f(S)NISDAS→Utilityを立ち上げて下さい。
Q. MICREX-SXの内部メモリの設定値をMicrosoft Excelで作りたいのですが。
A. ウォッチウィンドウをCSVファイルへエキスポートしてMicrosoft Excelで編集した後、ウォッチウィンドウ
へインポートできます。ウォッチウィンドウ上で右クリックして"ウォッチウィンドウのエキスポート"を実行
12
することでウォッチウィンドウのデータがCSVファイルにエキスポートできます。同様にウォッチウィンドウ
上で右クリックして"ウォッチウィンドウのインポート"を実行することでウォッチウィンドウへCSVファイル
のデータをインポートできます。
Q. MICREX-SXの内部メモリをバイナリのまま読み出したいのですが。
A. SX1のデータ退避を実行するとNISDAS\SX1DATA\Eフォルダ内にバイナリファイル(*.bin)ができます。
このファイルはMICREX-SXの内部メモリをバイナリのまま読み出したものです。
Q. MICREX-SXの内部メモリをバイナリで設定したいのですが。
A. ウォッチウィンドウにバイナリファイルのデータを読み込むことができます。ウォッチウィンドウのバイナリ
で設定したいメモリの値のセルを選択し右クリックして"バイナリデータの読み込み"を実行して下さい。
Q. MICREX-SXの内部メモリを16進、2進、キャラクタなどでも設定できますか。
A. できます。16進で設定したい場合は、値のセルを空白にして値(HEX)のセルに設定したいデータを書
き込みます。2進で設定したい場合は、値と値(HEX)のセルを空白にして値(BIN)のセルに設定したい
値を書きこみます。キャラクタで設定したい場合は、値と値(HEX)および値(BIN)のセルに空白を書き
込み値(CHAR)に設定したい値を書きこみます。
Q. INT型だけでなくDINT, BOOL型など他の型のデータ退避・格納はできないのですか。
A. D300win変数名ファイルの設定をすれば設計したデータ型(BOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT,
DWORD, REAL型をサポート)でデータ退避・格納ができます。なおこの方法以外にウォッチウィンドウ
で右クリックして型変換を実行すると任意の型(BOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT, DWORD, REAL
型をサポート)でデータ退避・格納が可能となります。
Q. PLCでWORD型に編集したデータをBOOL型に分解することはできないのですか。
A. ウォッチウィンドウで右クリックして型変換を実行するとBOOL, INT, UINT, WORD, DINT, UDINT,
DWORD, REAL型のいずれかに変換できます。
Q. 型変換で値は変わらないのですか。
A. 型変換しただけでは値は変化しません。データ退避あるいは格納を実行すると値が変化します。
1.15. Analyzer
Q. 他のコンピュータにデータ収集したファイルをチャート表示・解析したいのですが。
A. Analyzerを使うと他のコンピュータにデータ収集したファイルをチャート表示・解析できます。まず他のコ
ンピュータのデータ収集ファイルが入っているフォルダ(NISDAS\SX1DATAなど)をエクスプローラなど
13
でネットワークドライブに割り当てて下さい。そしてAnalyzer設定の“データパスの設定”でSX2などに
ネットワークドライブに割り当てたフォルダを指定して下さい。するとAnalyzerのターゲットファイルを開く
の日時指定とマーク指定が有効になります。なおターゲットファイルを開くでファイル指定を利用する場
合は“Analyzerの設定”のデータパスの設定は不要です。
Q. リアルタイムデータ収集・高速リアルタイムデータ収集でINT型でデータ収集したものをDINT, BOOL型
など他の型に変換したいのですが。
A. Analyzerのウォッチウィンドウ上で右クリックして型変換を実行して下さい。
Q. 前回作業ファイルを開くを選んで Analyzer を立ち上げたら"該当するファイル xxxxx.xxx が存在し
ません"とエラーが表示されますが。
A. f(S)NISDAS-xの古いデータ収集ファイルを自動的に削除する機能により該当するファイル xxxxx.xxx
が消去されたものと考えられます。
1.16. Analyzer チャート画面
Q. チャート画面は2画面表示することはできないのですか。
A. 現在チャート画面は1画面しかありません。
Q. Analyzerでリアルタイムチャート表示はできませんか。
A. 次のバージョンでリリースする予定です。
Q. チャート画面のデータをCSVファイルに出力したいのですが。
A. チャート画面のメニューからデータリストのタイムチャートを開くとチャート画面に表示しているデータを
リスト形式で表示できます。このタイムチャート画面のファイルメニューのCSVファイル出力で、チャート
画面のデータをCSVファイルに変換できます。なおチャート表示がパワースペクトルの場合はデータリ
ストのパワースペクトルを、周波数応答の場合はデータリストの周波数応答を、ステップ応答の場合は
データリストのステップ応答を、XYプロットの場合はデータリストのXYプロットを開いて下さい。
Q. データリストでパワースペクトルを実行したのですが何も表示されません。
A. データリストはチャート画面に表示してるデータを表として表示するものです。このためチャート画面に
パワースペクトルが表示されていない場合、データリストには何も表示されません。
Q. 10000 より大きいなどの条件を満たす時刻のデータを表示したいのですが。
A. チャート画面の検索を実行すると指定した条件を満たすデータを検索しチャート表示します。
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Q. 2点間の差(値、時刻など)を求めたいのですが。
A. チャート画面上で差を求めたい2点を左クリックして下さい。チャート画面上のグラフを左クリックすると
チャート画面上にカーソルが表示されチャート画面下部にカーソル点ウィンドウが表示されます。カー
ソル点ウィンドウのdX項には時刻(横軸)の差が、dY項には2点間の値(縦軸)の差が出力されます。な
おチャート表示がパワースペクトル(FFT解析)ならdXには2点間の周波数の差が出力されます。
Q. パワースペクトル解析でピークの周波数とピーク値を求めたいのですが。
A. チャート画面の表示メニューから現在値ウィンドウを開いて下さい。するとチャート画面下部に現在値
ウィンドウが表示されます。現在値ウィンドウ上で右クリックして共振点の表示を実行すると、ピーク値が
共振1[値]、共振2[値]...に、共振周波数が共振1[周波数]、共振2[周波数]...に表示されま
す。
Q. 現在値ウィンドウはどの値を表示しているのですか。
A. チャート画面に最後にプロットした点を表示しています。すなわち自動巻き戻し以外ではチャート画面
の右端の値を、自動巻き戻しではチャート画面の左端の値を表示しています。
Q. FFT(パワースペクトル解析)の平均点数とは何ですか。
A. FFTを用いたパワースペクトル解析では、数多くのデータを細部に分割しその各々でパワースペクトル
を計算してそれらの平均を求めることでパワースペクトル推定値の精度を上げる(分散を少なくする)こ
とができます。Analyzerではこの平均の個数の設定ができるようにしています。パワースペクトル推定値
の精度を上げるためにできるだけ大きな値を設定することを奨めます(MATLABではFFTの点数のデ
フォルトを256点とし、パワースペクトル解析する対象の信号を256点で分割化し平均化しています)。な
おパワースペクトル解析する対象の信号が、例えば、256サンプリングしかない場合にFFT点数を256
点として平均点数を8としても無意味です。この場合は平均点数をなしとします。
Q. ズームをした時などチャートのプロットに" ・ "がつくことがあるのですが。
A. チャート画面上のプロット点数が30点以下の時に" ・ "が付きます。
Q. チャート画面下部のチャンネル・データなどの表を隠したいのですが。
A. チャート画面下部のチャンネル・データなどの表(現在値ウィンドウ)上で右クリックして「隠す」を選んで
下さい。なお表示する場合はチャート画面の表示メニューから現在値ウィンドウを開いて下さい。
Q. チャート画面下部のチャンネル・データなどの表を表示したいのですが。
A. チャート画面の表示メニューから現在値ウィンドウを開いて下さい。
Q. チャート画面下部のカーソル点ウィンドウの表を隠したいのですが。
A. チャート画面下部のカーソル点ウィンドウ上で右クリックして「隠す」を選んで下さい。なお表示する場
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合はチャート画面の表示メニューからカーソル点ウィンドウを開いて下さい。
Q. チャート画面下部のカーソル点ウィンドウの表を表示したいのですが。
A. チャート画面の表示メニューからカーソル点ウィンドウを開いて下さい。
Q. 現在のチャート表示時刻を簡単に再現できるのですか。
A. インターネットブラウザなどのブックマークを追加と同じように、マークにチャート時刻を追加すれば
Analyzerで簡単に現在のチャート表示時刻をチャート表示・解析できます。チャート画面のチャートメ
ニューの"マークにチャート時刻を追加"を実行して下さい。
Q. 異なったPLCのデータを同時にチャート画面に表示したいのですが。
A. SX1のデータをウォッチウィンドウからチャートへ追加した後、SX2のデータをウォッチウィンドウから
チャートへ追加すればSX1とSX2の出たを同時にチャート画面に表示できます。
Q. 同一チャンネルに複数の信号を同時に表示したいのですが。
A. 例えば、チャートの設定画面でチャンネル2のデータを選択してチャンネル1にドロップすればチャンネ
ル1に2つのデータを同時に表示できます。なお、チャート表示を実行している時にはドラッグアンドド
ロップ操作はできません。
Q. 1チャンネル・2チャンネルとチャートにデータを表示している状態で2チャンネルのみを表示したいので
すが。
A. チャートの設定画面でチャンネル2のツリーを"-"をクリックして閉じればチャンネル1のみのデータを表
示できます。
Q. チャートのラベル(コメント)を変更したいのですが。
A. チャート上のラベルをダブルクリックしてください。するとラベルの書式が変更できます。
Q. パワースペクトル表示(FFT解析)のチャート画面の縦軸はどういった量ですか。
A. FFTにより演算したパワースペクトルをdB表示した量となります。
Q. パワースペクトル表示(FFT解析)で周波数が間違っているようですが。
A. パワースペクトル表示の周波数は、リアルタイムデータ収集の設定または高速リアルタイムデータ収集
の設定で設定したサンプリング時間を元に演算しています。このため、例えば、30msと設定してリアル
タイムデータ収集を実行していた場合、実際のデータ収集サンプリング時間が50msだったらパワース
ペクトル表示の周波数が間違った値になります(実際のデータ収集のサンプリング時間はパソコンと
PLCの通信能力・パソコンの負荷状況等に依存します)。なおPLCにて1msで1づつ増加するクロックカ
ウンタを作成しこれをデータ収集しチャート画面で差分を取ることでデータ収集のサンプリング時間が
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確認できます。
Q. FFTによるノンパラメトリック同定とARXモデルによるパラメトリック同定とはどう違うのですか。
A. ノンパラメトリック同定は、ある与えられたパラメータ化されたモデルを使わずにモデルの挙動を推定す
る方法で、Analyzerではシステムの周波数応答を推定するスペクトル解析を実装しています。パラメト
リック同定は、与えられたモデル構造に含まれるパラメータを推定する方法で、モデルの出力と測定値
との一致度が最良になるようにパラメータの数値を求めるものです。Analyzerでは、線形差分方程式で
表されるARXモデルによるパラメトリック同定を実装しています。
Q. 同定機能のトレンドの除去を選択するとどうなるのですか。
A. 質の良い同定を行うためには平均値を取り除きトレンドを除去することが良く行われます。データのトレ
ンドを除去することにより、モデルは入力の中の変化が出力の中の変化にどのように影響するかを示
すものとなります。なおトレンドの除去を行うと、モデルは信号の実際のレベルを説明するものではなく
なります。この結果DCゲインが、実際の値と大きく異なったものになることがあります。
Q. ARXモデルで同定した時、周波数応答のゲインでDCゲインがおかしいのですが。
A. トレンドの除去を行うとDCゲインが実際の値と大きく異なる場合があります。DCゲインに着目している
場合はトレンドの除去を行わないで下さい。
Q. 同定機能のクロスバリデーションを選択するとどうなるのですか。
A. クロスバリデーションは、データの前半を使って推定作業を行い後半のデータで検証を行う方法で、モ
デル選択問題に対する良いアプローチです。通常はクロスバリデーションを選択することを推奨しま
す。ただし同定を行うデータが前半部、後半部に分けると意味を持たない場合(例えば1つのステップ
応答のみを含むデータなど)はクロスバリデーションを選択しない方が良い結果が得られます。
Q. 同定機能のシミュレーションを表示すると何が表示されるのですか。
A. 同定により得られたARXモデルに実際の入力信号を入力した結果をシミュレーションにより求めます。
このシミュレーション結果と実際の出力と重ねあわしてプロットしたものです。
Q. 同定機能のニコルス線図を表示すると何が表示されるのですか。
A. 同定により得られたARXモデルの周波数応答を計算し、それをNichols座標にプロットしたものです。
Q. 同定機能のナイキスト線図を表示すると何が表示されるのですか。
A. 同定により得られたARXモデルのNyquist線図を計算します。Nyquist線図は、ゲイン余裕、位相余裕、
安定度などのシステム特性を解析するために用いられます。
Q. 同定機能の特異値プロットを表示すると何が表示されるのですか。
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A. 同定により得られたARXモデルの特異値応答を計算します。伝達関数H(s)に対し周波数・の関数とし
てH(j・)の特異値を計算します。
Q. 同定機能の極-零点配置図を表示すると何が表示されるのですか。
A. 同定により得られたARXモデルの極‐零点配置図をプロットします。極はxでプロットされ、ゼロ点はo
マークでプロットされます。
Q. 同定機能の根軌跡を表示すると何が表示されるのですか。
A. 同定により得られたARXモデルを用いて開ループモデルの根軌跡を計算します。根軌跡はフィード
バックゲインkの関数として閉ループ極の軌道を与えます。なお根軌跡の軌跡上のマウスでクリックする
とその点のゲインが表示されます。
Q. XYプロット表示のプロット点数を変更したいのですが。
A. タイムチャート表示のプロット点数を変更するとXYプロット表示のプロット点数も変化します。
Q. ディジタルフィルタはどのように設定するのですか。
A. 設定したいディジタルフィルタの伝達関数の分母多項式と分子多項式の係数を直接設定する方法と、
連続系の伝達関数から離散系の伝達関数へ変換したものを設定する方法があります。ディジタルフィ
ルタの伝達関数を直接設定する方法では、データの演算機能画面に分子多項式・分母多項式の値を
直接設定します。連続系の伝達関数から設定する方法では、まず初めに"連続系から離散系への変
換"をクリックして連続系から離散系への変換画面を立ち上げます。そして連続系伝達関数の分子多
項式・分母多項式の係数およびサンプリング時間を設定し"変換"をクリックします。この結果、離散系と
連続系の伝達関数のボード線図とステップ応答が図示され、離散系伝達関数の分子多項式・分母多
項式の値が得られます。変換方法を変えたことによる影響がこれらボード線図とシミュレーション結果
により確認できます。"ディジタルフィルタへ設定"をクリックするとデータの演算機能画面へ設定されま
す。
Q. 移動平均はできないのですか。
A. ディジタルフィルタで実現できます。3次の移動平均は、次の様に設定します。分子多項式の設定で、
N0、N1、N2=1、N3、N4=0とし、分母多項式の係数D0=3、D1、D2、D3、D4=0とします。
Q. バンドパスフィルタ・ノッチフィルタはできないのですか。
A. ディジタルフィルタにより実現できます。希望するフィルタの離散系の伝達関数を直接設定する方法
と、連続系のフィルタの伝達関数から離散系の伝達関数に変換する方法があります。ディジタルフィル
タの伝達関数を直接設定する方法では、データの演算機能画面に分子多項式・分母多項式の値を直
接設定します。連続系の伝達関数から設定する方法では、まず初めに"連続系から離散系への変換"
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をクリックして連続系から離散系への変換画面を立ち上げます。そして連続系伝達関数の分子多項
式・分母多項式の係数およびサンプリング時間を設定し"変換"をクリックします。この結果、離散系と連
続系の伝達関数のボード線図とステップ応答が図示され、離散系伝達関数の分子多項式・分母多項
式の値が得られます。変換方法を変えたことによる影響がこれらボード線図とシミュレーション結果によ
り確認できます。"ディジタルフィルタへ設定"をクリックするとデータの演算機能画面へ設定されます。
Q. ディジタルフィルタの設定で連続系から離散系への変換方法は何を選べばいいのですか。
A. 一般的にはゼロ次ホールドが良く使われています。ただし双一次変換では、連続系の伝達関数を離
散系に変換したときも位相特性が変化しないため、振動が発生するとき等位相特性が気になる場合
に、しばしば使われます。
Q. ディジタルフィルタの設定で変換をクリックした時に表示される二つの図は何を示しているのですか。
A. 連続系と離散系のフィルタのボード線図とステップ応答が図示されます。連続系を離散系に変換した
結果ゲイン特性あるいは位相特性が変化します。この様子が確認できます。
Q. 1msでデータ収集している時に10msのサンプリングでチャート表示したいのですが。
A. チャート画面でまびき点数を9に設定すれば10msサンプリングでのチャート表示となります。
Q. チャートの縦軸のスケールを一括で変更したいのですが。
A. チャンネルの設定画面で、例えば、チャンネル1を選択した後Ctrlキーを押しながらチャンネル2、チャ
ンネル3を選択するとチャンネル1、2、3の設定が、チャートの縦軸以外でも、一括でできます。
Q. チャート画面のズームはできないのですか。
A. チャート画面で拡大・縮小を実行すれば全てのチャンネルで一括してズームイン・ズームアウトができ
ます。なお個別のチャンネルのズームも可能です。チャート画面上でマウスを左クリックしたまま右下に
マウスを移動するとズームインし、マウスを左クリックしたまま左上にマウスを移動するとズームアウトしま
す。
Q. チャート画面のスクロールはできないのですか。
A. チャート画面の巻き戻し・送りで全てのチャンネル一括でスクロールします。なお個別のチャンネルの
スクロールも可能です。チャート画面上で右クリックするとチャートがスクロールします。
Q. 設定の保存はできないのですか。
A. Analyzerのメインメニューのファイルの"上書き保存"または"設定に名前を付けて保存"で設定の保存
ができます。保存した設定は"設定を開く"で復元できます。
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1.17. Analyzer メインウィンドウ
Q. メインメニューの設定の保存(開く)では何が保存(開く)されるのですか。
A. すべての設定を保存(開く)できます。
Q. ウォッチウィンドウを印刷したいのですが。
A. Analyzerのメインメニューのファイルから印刷を実行すればウォッチウィンドウを印刷できます。
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