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2014年09月19日号
http://www.nochuri.co.jp 農林中金総合研究所 2014 年 9 月 19 日号 調査第二部 多田 忠義・趙 玉亮 ≪来週のポイント≫ 米利上げ時期の見方をめぐって、思惑交錯か 16∼17 日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後、記者会見に臨んだイエレン FRB 議長は、雇用状 況に対する懸念を表明し、利上げ時期に関する文言の修正は行わず、事実上のゼロ金利政策を「相 当な期間」続けると表明した。その後に発表された経済指標がまちまちだったこともあり、早期利上げ観 測は後退している。来週は、設備投資の指標である耐久財受注や 4∼6 月期 GDP 確定値などの発表 や、FOMC メンバーの講演も複数控えており、米利上げ時期をめぐって思惑交錯となるだろう。 経済指標など 日本では、26 日に「消費者物価指数(8 月全国・9 月都区部)」が発表される。8∼9 月の悪天候で生 鮮食料品は値上がりしている一方、それ以外のモノ・サービスの価格上昇圧力は一服している。そのた め、コア指数は前年比でみると、横ばい、またはわずかながら鈍化するとみられる。 米国では、25 日に「耐久財受注(8 月)」が発表される。コンセンサス中央値(Bloomberg 集計、19 日 現在)によれば、前月比▲17.0%と、7 月(同 22.6%)から大幅なマイナス、輸送用機器を除くコアは前 月比 0.5%と、7 月(同▲0.7%)からプラスへ転換する予想である。ボーイング社で航空機を大量受注し たことなどで大幅な伸びとなったため、8 月は反動減が出るとみられる。一方、コアは再び増勢となるこ とから、製造業の業況に底堅さを確認できるだろう。 ドイツでは、24 日に「ifo 景況感指数(9 月)」が発表される。コンセンサス中央値によれば、景況感指 数は 105.7 と、8 月(106.3)からさらに低下し、4 月の 111.2 をピークに 5 ヶ月連続で低下する可能性が 高い。ユーロ圏経済をけん引するドイツ経済は、7∼9 月期も 4∼6 月期に引き続き弱含むとみられる。 中国では、23 日に「HSBC 製造業 PMI(9 月速報)」が発表される。コンセンサス中央値によれば、 50.1 と、8 月(50.2)からさらに低下するものの、判断基準とされる 50 をわずかに超える予想である。中 国経済は減速傾向が続いているとの見方が強まるだろう。 来週のスケジュール(9/22∼9/26) 月 日 国内の予定 9 月 22 日(月) 安倍首相、訪米(∼27 日) 9 月 23 日(火) 休場(秋分の日) 国庫短期証券(3M)入札(5.7 兆円程度) 流動性供給入札(0.4 兆円程度) 欧 米 欧 米 中 欧 米 米 米 米 独 米 米 「消費者物価指数(8 月全国・9 月都区部)」(2p に予測掲載) 米 米 米 米 9 月 24 日(水) 9 月 25 日(木) 9 月 26 日(金) 海外の予定 ドラギ ECB 総裁、欧州議会証言(経済金融委員会) ダドリー・ニューヨーク連銀総裁講演 「ユーロ圏消費者信頼感指数(9 月速報)」 「中古住宅販売件数(8 月)」 「HSBC 製造業 PMI(9 月速報)」 「ユーロ圏 PMI(9 月)」 国連総会開催(ニューヨーク、∼30 日) メスター・クリーブランド連銀総裁講演 「新築住宅販売件数(8 月)」 「MBA 住宅ローン申請指数(9 月 19 日)」 「ifo 景況感指数(9 月)」 安倍首相、国連総会で演説 「耐久財受注(8 月)、製造業受注(資本財、非国防・ 除航空機、8 月)」 「新規失業保険申請件数(9 月 20 日週)」 「失業保険継続受給者数(9 月 13 日週)」 「GDP(4∼6 月期確定値)」 「ミシガン大学消費者信頼感指数(9 月確報)」 農林中金総合研究所 無断転載を禁ず。本資料は、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するも のではありません。本資料は情報提供を目的に作成されたものであり、投資のご判断等はご自身でお願い致します。 1 http://www.nochuri.co.jp 1.来週発表予定の経済指標予測 8 月全国、9 月東京都区部の消費者物価【8 月 26 日(金)8:30】 <当社予測>9月東京 総合:前年比 2.8%(8月:2.8%)、コア:同 2.7%(8月:2.7%) 8月全国 総合:前年比 3.3%(7月:3.4%)、コア:同 3.2%(7月:3.3%) 8 月のレギュラーガソリン価格(全国)は前年比 5.0%と、6 月をピークにして上昇率の鈍化が続いてお り、エネルギーの物価押上げ効果は徐々に鈍ってきた。8 月(中旬速報)の東京都区部分では季節調整 済み前月比が 11 ヶ月ぶりに下落するなど、物価上昇圧力の剥落がみられることから、全国コアの前年 比は 7 月分からやや鈍化するものと予想する。一方、8 月下旬から 9 月上旬にかけての天候不順で、生 鮮野菜の価格上昇がみられたこともあり、全国総合では 0.1 ポイント程度の押上げ要因になるとみている。 また、9 月の東京コアは、保険料や高速料金の値上げ分が引き続き物価を一定程度押上げたものとみ られ、上昇率は 8 月と変わらずと予想する。(多田) 全国消費者物価の推移 (%前年比) 4 総合 3 生鮮食品を除く総合 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合 2 1 0 (1) (2) (3) 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 (資料)総務省「消費者物価指数」を用いて作成 農林中金総合研究所 2 http://www.nochuri.co.jp 2.債券市場 寺林 暁良 ◎相場概況 (9/16∼9/19 前場) 長期金利(新発 10 年国債利回り)は、国債入札の結果を受けて一時低下したが、株高・円安の進行 によって上昇に転じた。 連休明けの長期金利は 17 日の 20 年国債入札を控えての様子見となったが、同入札が順調な結果と なると低下に転じ、0.550%を付けた。しかし、週末には米 FOMC の結果を受けて株高・円安が進行した ことから、一時 0.580%を付けるなど上昇に転じている。 イールドカーブは、入札のあった 20 年を中心に小幅ながら低下した。19 日の 11:00 時点の新発 10 年国債(#335)は、0.575%(先週末比+0.5 ベーシスポイント)。同 11:02 時点の 10 年国債先物(中心限 月 12 月物)は、145 円 31 銭(先週末比▲3 銭)。 ◎来週の相場予想 (9/22∼9/26) 来週は大きなイベントや国債入札が予定されていない他、期末を控えて様子見での推移となるだろ う。引き続き米長期金利や為替・株価の動向に注視しておきたい。 (%) (%) 日本国債のイールドカーブ 2.0 1.8 2014年9月18日 2014年9月12日 (先週末) 2014年8月18日 (1ヶ月前) 2014年6月18日 (3ヶ月前) 2014年3月18日 (6ヶ月前) 1.6 1.4 1.2 イールドスプレッド 1.0 0.8 5年−2年 10年−5年 20年−10年 0.6 0.4 1.0 0.2 0.8 0.0 0.6 4/18 0.4 5/18 (%) 0.2 6/18 7/18 8/18 9/18 新発10年物国債利回り 0.600 0.0 1 0.09 2 3 4 5 6 7 8 9 10 15 20 25 30 40 (年) 0.550 先週末差 1ヶ月前差 3ヶ月前差 0.06 0.03 0.575 0.525 0.00 0.500 ▲ 0.03 ▲ 0.06 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 15 20 25 30 40 0.475 7/9 7/24 8/7 8/21 9/4 9/19 (年) (資料)財務省「国債金利情報」より作成。新発 10 年国債利回りは Bloomberg より作成 ◎国債入札結果 入札日 銘柄 ( 回号) 表面利率 発行予定額 応札倍率 テール 最低価格 最高利回 9/19 20年利付国債 (#150) 1.4% (1.5%) 1.2兆円 3.89倍 (3.62倍) 5銭 (2銭) 99.40円 1.438% (資料) 財務省ホームページより農中総研作成。表面利率及び応札倍率、テールの( )内数値は前回入札の値 農林中金総合研究所 3 http://www.nochuri.co.jp 3.株式市場 趙 玉亮 ◎相場概況 (9/16∼9/19 前場) 日経平均株価は、FOMC で早期利上げ観測が後退したことで買い安心感が広がり、13 年末以来の高値 を更新。 週明け 16 日は反落、円安が一服したことから、利益確定売りが優勢だった。17 日は小幅続落、FOMC やス コットランド独立の住民投票を控え、様子見姿勢が強まった。18 日は大幅反発、前日の FOMC で早期利上げ 観測が後退したことで、買い安心感が広がり、8 ヶ月ぶりに 16,000 円台を回復した。19 日前場は大幅続伸、 米株高や円安基調の継続を背景に、前場高値は 16,325.54 円となり、13 年末の高値(16,320.22 円)を更新し た。 ◎来週の相場予想 (9/22∼9/26) 日本では、消費者物価指数に注目。また、中国では景気が減速しているとの観測が強まるなか、HSBC 中 国製造業 PMI 指数に注目したい。短期的な過熱感があり、来週は全体として 16,000 円を中心とするレンジ相 場を予想する。 日経平均株価の日足グラフ (円) 25日移動平均線 100日移動平均線 50日移動平均線 年度初来(14年3月末)比 前週(9/12)比 株価等の指標騰落率 16,400 16,200 16,000 15,800 15,600 15,400 15,200 15,000 14,800 14,600 日経225 TOPIX TOPIXコア30 JPX日経400 日経JASDAQ 東証REIT 8/5 (億株) 8/11 8/15 8/21 8/27 9/2 9/8 9/12 出来高 株数 出来高 金額 東証一部 出来高 ▲2% 0% 9/19 (千億円) 30 30 25 25 20 20 15 15 10 10 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% (兆円) 投資部門別株式売買状況(12年1月∼累積) 20 海外投資家 15 10 買越 5 8/4 8/8 8/14 8/20 8/26 9/1 9/5 9/11 9/18 信託銀行 0 -5 -10 売越 個人 -15 12/6/29 12/12/7 ●決算発表 注目銘柄 (変更になることがありますのでご注意ください) 13/5/17 13/10/25 14/4/4 14/9/12 (資料) Bloomberg より農中総研作成 (9/25) ニトリホールディングス (9/26) DCM ホールディングス、壱番屋、ハイデイ日高、三益半導体工業、ミルボン、 アオキスーパー など 農林中金総合研究所 4 http://www.nochuri.co.jp 4.外国為替市場 竹光 大士 ◎相場概況 (9/15∼9/19 前場) ドル・円相場は日米金利差拡大観測から 109 円台とさらに円安が加速した ドル円は週前半、1 ドル=107 円台前半でもみ合ったが、週後半にかけて、17 日の FOMC で金利予想が 引き上げられ、日米金利差が拡大するとの思惑や、早期利上げ観測の後退から、108 円台と約 6 年ぶり の円安水準に。19 日前場はスコットランド住民投票の結果への警戒感があるものの、株高になり、109 円 台前半まで円安が進んだ。 ユーロ円は週を通じてユーロ高・円安の展開、19 日前場にかけては 141 円台となった。特に FOMC の 結果を受け、一旦ドル高ユーロ安となったものの、その後 18 日の TLTRO の応札結果が予想より少なか ったこともあり、ECB が進める緩和が進んでいないとの観測から、クロス円での円安が目立った。 ◎来週の相場予想 (9/22∼9/26) 週前半は、今週末に発表されるスコットランド住民投票の結果が独立賛成多数となれば、影響が大き いと考えられる。また、23 日に HSBC 中国製造業 PMI が発表される。最近は、中国経済の減速が再び懸 念されており、注目度は大きい。 (円/ドル) 円/ドル・レート 101 (円/ユーロ) 円 高 101 135 102 102 103 103 104 50日移 動平均 105 106 104 137 137 138 138 50日移 動平均 107 139 円 安 108 109 110 2014/06/27 2014/07/25 2014/08/22 ドル/ユーロ・レート 1.38 50日移動 平均 1.36 1.34 109 ユ 1.38 ロ 高 1.36 1.32 ー ユ 1.3 ロ 安 1.28 2014/06/27 2014/07/25 2014/08/22 1.28 2014/09/19 25日移動 平均 140 110 141 2014/09/19 2014/06/27 1.34 25日 移動 平均 1.32 108 ー (ドル/ユーロ) 1.3 135 136 106 107 円/ユーロ・レート 136 105 25日移 動平均 円 高 2014/07/25 139 円 安 2014/08/22 140 141 2014/09/19 シカゴIMM円ポジション(先物のみ) (円ドル) (1万コントラ クト) ▲ 20 ▲ 18 ▲ 16 ▲ 14 ▲ 12 ▲ 10 ▲8 ▲6 ▲4 ▲2 0 2 4 13/10 13/12 14/02 111 108 105 102 99 96 93 90 87 84 円ポジション(左軸) 81 円ドル(右軸) 78 75 14/04 14/05 14/07 14/09 (注) 1コントラクト=1250万円 (資料)Bloombergより農中総研作成 農林中金総合研究所 5 http://www.nochuri.co.jp 5−1.海外市場(米国、欧州) (米国)木村俊文、 (欧州)山口 勝義 ◎相場概況 (9/12∼9/18) 【米国】 米国の長期金利(10 年債利回り)は、先週末に発表された 8 月の小売売上高や 9 月のミシガン大学消費者 信頼感指数が好調な内容となったことから 2.6%台と 7 月初旬以来の水準に上昇した。その後は 8 月の鉱工業 生産指数(15 日)が予想を下回ったことからやや低下したものの、FOMC 声明(17 日)で量的緩和終了後もゼ ロ金利を「相当の間」維持するとあらためて表明した一方、同時に公表された経済見通しでは 15 年末の FF 金 利予想(中央値)が 1.375%と前回比 25bp 引き上げられたことから、先行き利上げに対する思惑で再び 2.6% 台に上昇した。一方、株価は FOMC が無難に通過したことから上値を追う展開となり、18 日のダウ工業株 30 種平均は先週比 217.0 ドル(1.3%)高い 17,265.99 ドルと前日に続き史上最高値を更新して取引を終了した。 【欧州】 国債市場は、18 日のスコットランドの独立を巡る住民投票や TLTRO への需要動向等を見極めたいとの思 惑から方向感に乏しい動きが続いた。その後は 18 日に発表された TLTRO の割当額は市場予想を下回る 826 億ユーロにとどまったことで、ECB がさらなる緩和策に踏み切らざるを得なくなるとの観測が浮上し周辺国債を 支えた。週を通じてドイツ国債は 4bp の利回り上昇。一方、株式市場では 18 日に ECB による追加策への期待 を材料に上伸し、週間でストックス欧州 600 指数は 1.0%の上昇、うち銀行セクターは 1.7%の上昇となった。 欧州の国債利回り(10年債) (%) 米国債のイ-ルドカーブ (%) 4.0 8 3.5 ギリシャ 7 3.0 14/03/21 2.5 14/06/20 2.0 14/09/18 5 1.5 4 1.0 3 0.5 2 0.0 1 ▲ 0.5 1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月 ポルトガル 6 1年 2年 3年 5年 7年 10年 30年 イタリア スペイン アイルランド ドイツ 0 14/3 0.25 (bp) 0.20 20 1週前差 0.15 3ヵ月前差 0.05 14/5 14/6 14/7 14/8 14/9 ドイツ国債との利回りスプレッド(直近1週間の変動幅)(10年債) 10 1ヵ月前差 0.10 14/4 0 0.00 ▲ 10 ▲ 0.05 ▲ 0.10 米国の株価指数 (ドル) (ポイント) 17,500 17,000 欧州の株価指数 400 155 350 150 145 300 16,500 135 200 NYダウ工業株30種 15,500 14/3 140 250 16,000 14/4 14/5 14/6 14/7 14/8 14/9 (参考)日本 30年 (参考)米国 10年 英国 7年 ポルトガル 5年 アイルランド 3年 ギリシャ 2年 スペイン 1年 イタリア 1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月 フランス ▲ 20 ▲ 0.15 ストックス欧州 600指数① うち銀行 セクター② 130 150 125 100 14/3 14/4 14/5 14/6 14/7 14/8 14/9 120 ①−② (右軸) (資料)Bloomberg より農中総研作成 農林中金総合研究所 6 http://www.nochuri.co.jp 5−2.海外市場(中国、その他新興・資源国) (中国)王 雷軒、 (その他新興・資源国)多田 忠義 ◎相場概況 (9/12∼9/18) 【中国】 13 日に発表された鉱工業生産(8 月)などの経済指標が総じて芳しくなかったことで、景気減速感が強まっ ている。こうしたなか、15 日に金融当局(CSRC)が 11 社の新規株式公開(IPO)を承認したほか、高値からの 利益確定売りも出たため、16 日の上海総合指数は大きく下落した。しかし、その後、中国人民銀行(中央銀 行)が短期流動性ファシリティー(SLC)を通じて大手商業銀行 5 行に 5,000 億元(約 9 兆円)の資金を供与す るとの報道が好感され、節目の 2,300 ポイントを回復した。 【その他新興・資源国】 米 FOMC 後のイエレン FRB 議長発言を受けて早期利上げ観測は後退し、先週から続いた米ドル全面高 は一服した。一方で、世界的な資源価格の下落、中国経済の減速傾向などで新興・資源国の株価は週を通 じてさえない動きとなった。国別に見ると、ロシアでは原油安を背景に、ルーブル安が一段と進行した。インド ネシア、ブラジル、オーストラリアといった資源国でも、世界経済が低迷していることを背景とした需給緩和で 商品価格は下落基調となったことから、自国通貨安の流れが続いている。ニュージーランドでは、17 日に 4 ∼6 月期の GDP が発表され、前年比 3.9%増と、約 10 年ぶりの高水準となったものの、季調済前期比でみる と、1∼3 月期から伸びは鈍化した。乳製品価格が 14 年 2 月から 50%近くの下落したほか、建設需要も一服 したことなどで、景気拡大局面がピークに達した可能性が示唆される。 (ポイント) 上海総合指数 2,400 新興・資源国通貨:対米ドル騰落率 前週(9/12)比 2,350 トルコ・リラ 2,250 南アフリカ・ランド 欧・中東・アフリカ 2,300 2,200 2,150 2,100 2,050 2,000 MSCI-EM EMアジア EMラテンアメリカ EMヨーロッパ ポーランド・ズウォティ ノルウェー・クローネ カナダ・ドル ラテンアメリカ 新興国株価指数(MSCI Index) ('13.01=100) ロシア・ルーブル エジプト・ポンド 14/09 14/08 14/07 14/06 14/05 14/04 14/03 1,950 メキシコ・ペソ アルゼンチン・ペソ コロンビア・ペソ チリ・ペソ ブラジル・レアル シンガポール・ドル ブラジル 6 4 2 0 14/03 14/04 14/05 14/06 14/07 14/08 14/09 ロシア ニュージーランド インドネシア 韓国・ウォン インドネシア・ルピア ド ル 高 ) インド マレーシア・リンギット ド ル 安 自 国 通 貨 安 ( 8 オーストラリア タイ・バーツ フィリピン・ペソ ) 10 アジア・オセアニア 14/09 14/08 14/07 14/06 14/05 政策金利の推移 自 国 通 貨 高 オーストラリア・ドル ( (%) 12 14/04 ニュージーランド・ドル 14/03 115 110 105 100 95 90 85 80 75 70 前月(8/20)比 インド・ルピー 中国元 ▲5% ▲4% ▲3% ▲2% ▲1% 0% 1% 2% (注)一部通貨は前営業日終値、それ以外は本グラフ作成時点との比較 (資料)Bloombergより農中総研作成 農林中金総合研究所 7 http://www.nochuri.co.jp 6.指標分析・注目点 南 武志 ① 今週のレビュー 9 月 17∼18 日に開催された米 FOMC では、事前の予想通り、現行の資産買入れ額を 10 月から 100 億ドル減額し、月 150 億ドルとすることを決定した。QE3 での資産買入れ規模は 1 月から漸次減額されて きたが、FOMC メンバーの想定通りに雇用・物価が動けば、次回 10 月 28∼29 日の会合にて 10 月終了を 決定するとの見通しを示した。イエレン FRB 議長は記者会見で、利上げ開始時期は景気指標次第とした が、注目はそれに加えてどのようなペースで利上げされるかといった点になりつつある。終了後の声明文 などからは、現在のゼロ金利政策(FF レートの誘導目標:0∼0.25%)は「相当な期間(for a considerable time)」維持するとした。一方で、終了後に発表された FRB の経済予測では、15 年末の政策金利見通し (中央値)が前回 6 月時点の 1.125%から 1.375%への上方修正されており、一旦利上げが開始されれば、 その後の利上げペースは速い、との観測を呼んでいる。 また、FOMC 終了後には、今後の金融政策正常化の進め方(“Policy Normalization Principles and Plans”)についても方向性を示した。緩和解除はまず、FF レートの誘導目標の引上げから実施し、そのた めの超過準備への付利金利やリバースレポ金利の調節を行うとした。保有金融資産の再投資について は、利上げ開始後に停止もしくは段階的削減をするとしている。なお、MBS の売却は今回の計画には含 まれていない。長期的には米国債を中心に、適度な量の資産保有規模にすることを示している。もちろん、 こうした計画の実施は、米国経済は金融政策からのサポートなしに順調な回復を続けることができるかどう かにかかっている。足元、回復力に欠ける世界経済のなかで、堅調に推移しているとされる米国経済であ るが、今後の展開にも目が離せそうもない。 (2010年=100) (2010年=100) 実質輸出入の動向 120 200 以下、今週発表された主要な経済指標を確認 150 110 していきたい。8 月の貿易統計によれば、通関貿 易収支尻は▲9,242 億円(季節調整後)と、東日 100 100 50 本大震災以降 42 ヶ月連続での赤字となった。た 90 だし、赤字額は 2 ヶ月連続での縮小となっている。 80 日銀が試算した実質輸出・実質輸入の各指数は、 前月比でそれぞれ▲0.5%(2 ヶ月ぶりのマイナス)、 ▲1.2%(2 ヶ月連続のマイナス)であり、内外経済 0 -50 実質貿易収支(右目盛) 70 実質輸出(左目盛) -100 実質輸入(左目盛) 60 2005年 -150 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 (資料)日本銀行 (注)3ヶ月移動平均。 の鈍さが意識させられる内容である。地域別に輸出数量の動きを見ても、概ね弱含みでの推移となって いる。世界経済を見渡しても、底堅いのは米国くらいで、他の国・地域は下振れリスクも意識されるなど、 決して輸出環境はよくはない。この状態が長引けば、設備投資の先送りなどが始まることもありうるだろう。 また、8 月の首都圏・近畿圏のマンション販売によれば、両地域合計の販売戸数は前年比▲53.1%(7 ヶ月連続のマイナス)の 2,341 戸であった。うち、首都圏は同▲56.5%の 1,469 戸、近畿圏は同▲46.1% の 872 戸。契約率は 70.4%(首都圏:69.6%、近畿圏:71.7%)と、前回景気の谷(12 年 11 月:69.9%)以 来の低調さであった。20 年東京五輪開催などへの期待を背景に、東京ベイエリアの物件は販売好調とさ れるが、全般的には冴えない。消費税増税対策として、住宅ローン減税の拡充などが打ち出されたとは いえ、マンション販売には反動減が色濃く残っており、まだ持ち直しが見えない状況である。 農林中金総合研究所 8 http://www.nochuri.co.jp 南 武志 ②指標予測:日銀短観(9 月調査) 10月1日に日銀短観(9月調査)が公表される。4月の消費税増税直後は、増税の影響は限定的で、夏 場以降は再び回復傾向が強まっていく、といった楽観的な見方が多かったが、時間が経過するとともに 消費、住宅など家計部門の需要が大きく落ち込んだ後も、なかなか持ち直し傾向が強まらないといった状 況が明らかとなってきた。実際、4∼6月期の経済成長率は前期比年率▲7.1%と大幅なマイナス成長とな ったほか、鉱工業生産、第3次産業活動指数とも前期比▲3.8%と、企業活動も大きく落ち込んでいる。7 月以降も、生産や消費などの経済指標は低調な状態が続いている。 一方、企業業績をみると、そうした影響を大きく影響を受けているわけでもない。売上高、経常利益とも、 好調だった1∼3月期に比べれば減収減益となってはいるが、水準的には比較的高い。一部では雇用人 員、資本設備などの不足感は根強く、雇用関連や物価関連の動きは底堅さが保たれるなど、経済指標の 動きには濃淡がある。 (1)業況判断DI 前回6月調査では、代表的な大企業製造業の業況判断DIは足元で12と、6期ぶりの悪化(3月調査時 から▲5ポイント)。一方、先行きは15と、小幅ながらも改善見通しであり、持ち直しの動きが想定されてい た。関連するビジネス・サーベイを見ると、政府短観とも呼ばれる法人企業景気予測調査(7∼9月期)で の大企業・製造業の景況感は、大きく悪化した4∼6月期から概ね改善(3か月前の改善予想ほどは強くな い)、景気ウォッチャー調査(企業動向)も5月をボトムに現状判断DIは改善が見られている。一方、先行き については、上掲の2調査とも慎重な姿勢が強まっている。 冒頭でも触れた通り、消費税増税後に企業活動は大きく悪化したが、その後も事前の想定に反して、 鈍い展開が続いている。特に消費税増税の影響を大きく受けたのは家計部門であり、耐久消費財や住 宅関連での低調さが目立っている。これらは駆け込み需要が強かったことの反動が残っているほか、増 税によって物価がさらに2%ほど押し上げられたことによる実質賃金の目減りの影響も出ていると考えられ る。なお、自動車など輸送機械工業では在庫が大きく積み上がるなど、生産調整が長期化する様相を見 せている。さらに、本格的な円高修正が始まってから2年弱が経過したが、この数年に加速した感のある 生産拠点の海外シフトや海外経済の回復テンポの緩慢さなどにより、輸出は頭打ち気味に推移するなど、 落ち込んだ国内需要の穴埋めには至っていない。 以上の点を踏まえ、製造業の業況判断DIは、大企業が10(前回調査時点から▲2ポイント)、中小企業 業況判断DI(「良い」-「悪い」、%ポイント) 2 0 1 4 年6 月調査 大企業 中小企業 製造業 非製造業 製造業 非製造業 最近 ① 先行き 12 19 1 2 15 19 3 0 9 月調査 最近 ② 変化幅②-① 先行き ③ 変化幅③-② ▲2 8 ▲2 10 ▲4 17 2 15 ▲5 ▲6 ▲2 ▲4 ▲3 ▲5 ▲2 1 (資料)日銀短観を基に農林中金総合研究所作成 農林中金総合研究所 9 http://www.nochuri.co.jp は▲4(同▲5ポイント)と景況感の悪化を予測した。先行きに関しては、耐久消費財の販売不振が長期化 し、生産調整が本格化する可能性が高いことから、大企業は8、中小企業は▲6と、いずれも悪化継続の 見通し(今回予測値からはともに▲2ポイント)となるだろう。ちなみに、前回消費税増税時の97年は、増税 後の6月調査で大企業・中小企業とも小幅改善したが、9月調査では大企業は「足元が▲5ポイント、先行 きも▲5ポイントといずれも悪化」、同じく中小企業では「足元が▲5ポイント、先行きも▲3ポイントといずれ も悪化」という結果であった。 また、非製造業については、増税後の消費低調などの影響が小売・卸売業や個人向けサービス業を 中心に出ている。とはいえ、夏季賞与の好調さなどもあり、弱々しいとはいえ持ち直しつつあるのも確かで ある。なお、一部のサービス業では人手不足感の強まりから人件費が増加し始めており、売上高が伸び 悩む中、先々の収益圧迫懸念も浮上している。一方、経済対策で持ち込まれた公共事業などが徐々に 始っていることは景況感の下支えに貢献するだろう。 以上から、大企業は15、中小企業は▲3と、製造業と同様、前回6月調査時からは悪化(前回からそれ ぞれ▲4ポイント、▲5ポイント)すると予測した。先行きは反動減からの持ち直しへの期待感から大企業・ 中小企業とも改善見込み(それぞれ17(今回から+2ポイント)、▲2(同+1ポイント))と見込む。ちなみに、 前回97年の際、大企業では「足元が▲6ポイントの悪化、先行きは+6ポイントの改善見通し」、中小企業で は「足元が▲2ポイントの悪化、先行きも▲2ポイントの悪化見通し」であった。 (2)設備投資計画 4∼6月期のGDP第2次速報での民間設備投資(実質)は5四半期ぶりの減少となったほか、機械受注 (船舶・電力を除く民需)、資本財出荷(除く輸送機械)も消費税増税後は一旦調整する場面が見られた。 ただし、家計消費などと比較すると、設備投資の悪化幅は軽く、かつ6月以降は持ち直し傾向となってい る。なお、類似統計である法人企業景気予測調査(7∼9月期)の14年度設備投資計画調査は、全産業 ベースで前年度比5.7%増へ上方修正された(金融・保険業、ソフトウェア投資を含む)。増税後の景気情 勢に対しての不透明さが徐々に強まっているとはいえ、企業業績への影響はそれほど大きくないという認 識を企業が現時点でも維持していると思われ、これまで見送り続けてきた更新需要を中心に設備投資計 画は全般的に底堅い内容が予想される。 以上から、14年度設備投資計画(除くソフトウェア、含む土地投資額、除く金融・保険業)は、大企業 (全産業)が前年度比6.2%へやや下方修正されるが、中小企業(同)では同▲11.0%へ上方修正され、 全体でも同 3.0%へ上方修正されると予想する。 設備投資計画調査(対前年度比、%) 2013年度 全規模 大企業 中小企業 2014年度 実績 9月調査時点 6月調査時点 9 月調査 6月調査時点 5.6 3.3 2.0 3.0 1.7 2.5 5.1 5.5 6.2 7.4 21.0 ▲0.7 ▲8.1 ▲1 1 . 0 ▲19.7 (資料)日銀短観を基に農林中金総合研究所作成 (注)全産業ベース、土地投資額を含み、ソフトウェアは含まず。 農林中金総合研究所 10 http://www.nochuri.co.jp 7.今週の主なできごと 月 日 9 月 12 日(金) 9 月 13 日(土) 9 月 14 日(日) 政治・財政 ・ 政 府 ・ 経 団連 ・ 日 本 経 済新聞 社・日本国際問題研究所:「女性 が輝く社会に向けた国際シンポ ジウム」を開催 ・谷垣自民幹事長:消費税の 10%への再増税で、「上げなかっ たときのリスクは対応が難しい」 ・浜田内閣官房参与:消費再増 税は「大幅法人減税と一体なら、 景気が良い限り許容されるだろ う」 9 月 15 日(月) 9 月 16 日(火) 9 月 17 日(水) ・民主党:代表代行に岡田氏、幹 事長に枝野氏を起用 ・日中韓:2 年 5 ヶ月ぶり財務相 会談へ、金融協力進める ・塩崎厚労相:GPIF に関して「な るべく早くガバナンスの強化は図 らなければならない」 ・菅官官房長官:沖縄を訪問、仲 井真知事と会談、普天間基地の 名護市辺野古への移設に協力を 要請 9 月 18 日(木) ・小渕経済産業相:外形標準課 税の拡大について「慎重に検討 されるべき課題だ」と述べる 9 月 19 日(金) ・内閣府:甘利経済財政相が TPP 巡り 23∼24 日に訪米すると 発表 経済・金融 ・理化学研究所・先端医療振興 財団:世界で初めて iPS 細胞を使 った患者への移植を実施 ・G20 :G-SIFIs の貸出等資産に 対する自己資本の最低比率を現 行の 2 倍近い 16∼20%に引き上 げることで合意へ ・損保各社:15 年 10 月以降に契 約する火災保険の期間を現行の 最長 36 年から最長 10 年に改め る ・三井住友銀行:専門機関と連携 し、イスラム圏での融資拡大へ ・寺門全国地方銀行協会会長: 「円安がもたらす負の側面につい ても十二分に認識を」 ・ソニー:連結最終損益 2,300 億 円の赤字で上場以来初の無配 ・1 年物の短期国債の利回りが▲ 0.005%と初めてマイナス金利で 取引される ・国土交通省: 3 大都市圏の商 業地が 6 年ぶりに上昇 ・スズキ:軽自動車 45 万台超のリ コールを国交省に届け出 ・政府:9 月の月例経済報告で景 気判断を 5 ヶ月ぶりに下方修正 海外・その他 ・FRB:新たに創設した金融安定 委員会の委員長に、フィッシャー 副議長が就任する ・米アップル社:新型 iphone の世 界予約数は、受け付け開始後 24 時間で計 400 万台を超え、過去 最多 ・パリ:イラク支援を巡る国際会 議で、イラクとシリアの一部を支 配する過激派「イスラム国」に対 抗するため「適切な軍事支援を 含む必要なあらゆる措置」を取る ことで一致 ・オバマ米大統領:西アフリカで 感染が拡大するエボラ出血熱に 関して、米兵 3 千人を派遣し、医 療関係者の訓練施設などをつく ることも表明 ・中国人民銀行:国有銀行 5 行を 対象に、計 5 千億元(約 8.7 兆円) の短期資金を供給 ・英北部スコットランドの独立の 賛否を問う住民投票の開票が始 まる 農林中金総合研究所 11 http://www.nochuri.co.jp 8.日米経済指標の動向(グラフ) 【日本】 (千億円) 貿易収支:通関収支尻(8月) 5 0 ▲5 ▲ 10 ▲ 15 ▲ 20 原数値 季節調整値 ▲ 25 ▲ 30 '12.8 '13.2 '13.8 '14.2 '14.8 通関ベース貿易収支は▲9,485億円と26ヶ月連続で赤字と なった。季調済では▲9,242億円と42ヶ月連続の赤字。輸出 額は前年比▲1.3%、輸入額は同▲1.5%。 【米国】 (万人) 新規失業保険申請件数(9月13日週) (万人) 36 新規失業保険申請者件数 4週移動平均 失業保険継続受給者(右軸) 34 (%) 295 2.0 280 1.5 78.0 0.0 77.5 235 ▲ 0.5 77.0 250 28 220 ▲ 1.0 6/21 8/2 79.0 0.5 30 5/10 鉱工業生産(左軸) 設備稼働率(右軸) 78.5 265 3/29 (%) 79.5 1.0 32 26 鉱工業生産:季調済前月比(8月速報) 9/13 76.5 '12.8 '13.2 '13.8 '14.2 '14.8 新規失業保険申請者件数は、28.0万人と事前予測(30.5万 人)を下回った。また、失業保険継続受給者数(9月6日週) は、242.9万人。 鉱工業生産(速報値)は、前月比▲0.1%と事前予測(同 0.3%)を下回った。設備稼働率は78.8%と前月から低下。 (pt) (%) ミシガン大学消費者信頼感指数(9月速報) 小売売上高:季調済前月比(8月) 2.0 110 総合指数 現況指数 先行指数 100 小売売上高 除自動車 1.5 1.0 90 0.5 80 0.0 70 ▲ 0.5 60 '12.9 '13.3 '13.9 '14.3 '14.9 ミシガン大学消費者信頼感指数の総合指数は、84.6と前月 (82.5)から上昇した。また、現況指数は98.5、先行指数は 75.6。 (資料)Bloomberg より農中総研作成 ▲ 1.0 '12.8 '13.2 '13.8 '14.2 '14.8 小売売上高は、前月比0.6%と事前予測どおりとなった。自動 車を除いた小売売上高は、同0.3%。 農林中金総合研究所 12 http://www.nochuri.co.jp (%) (%) 生産者物価指数:季調済前月比(8月) 0.8 最終需要 コア 0.6 消費者物価指数:季調済前月比(8月) 0.6 総合 コア 0.4 0.4 0.2 0.2 0.0 0.0 ▲ 0.2 ▲ 0.2 ▲ 0.4 ▲ 0.4 '12.8 '13.2 '13.8 '14.2 '14.8 '12.8 '13.2 '13.8 '14.2 '14.8 生産者物価指数(PPI)の最終需要は、前月比0.0%と事前予 消費者物価指数(CPI)の総合は、前月比▲0.2%と事前予測 (同0.0%)を下回った。また、食料品・エネルギーを除くコア 測どおりだった。食料品・エネルギーを除くコアは同0.1%。 は、同0.0%。 (万件) 住宅着工件数:季調済年率(8月速報) (億ドル) 120 0 110 ▲ 250 100 経常収支:季調済(4∼6月期) ▲ 500 90 ▲ 750 80 住宅着工件数 建設許可件数 70 60 '12.8 '13.2 '13.8 '14.2 '14.8 住宅着工件数は、前月比▲14.4%の95.6万件と、事前予測 (同103.7万件)を下回った。先行指標となる建設許可件数 は、同99.8万件。 (資料)Bloomberg より農中総研作成 ▲ 1,000 ▲ 1,250 '12.6 '12.12 '13.6 '13.12 '14.6 経常収支は、▲985億ドルと2四半期ぶりに赤字幅が縮小し た。 農林中金総合研究所 13 内外金融市場データ http://www.nochuri.co.jp 長期金利 新発 10年 国債 利回 14/07/24 14/07/25 14/07/28 14/07/29 14/07/30 14/07/31 14/08/01 14/08/04 14/08/05 14/08/06 14/08/07 14/08/08 14/08/11 14/08/12 14/08/13 14/08/14 14/08/15 14/08/18 14/08/19 14/08/20 14/08/21 14/08/22 14/08/25 14/08/26 14/08/27 14/08/28 14/08/29 14/09/01 14/09/02 14/09/03 14/09/04 14/09/05 14/09/08 14/09/09 14/09/10 14/09/11 14/09/12 14/09/15 14/09/16 14/09/17 14/09/18 14/09/19 0.520 0.530 0.525 0.525 0.525 0.530 0.530 0.525 0.515 0.520 0.525 0.500 0.510 0.510 0.510 0.500 0.500 0.495 0.500 0.515 0.525 0.505 0.505 0.495 0.490 0.485 0.490 0.495 0.500 0.535 0.530 0.535 0.530 0.530 0.545 0.560 0.570 休場 0.575 0.555 0.565 0.580 金利 債先 スワップ 無担保 10年物 レート コール 5年物 中心 翌日物 限月 (円-円) 仲値 146.00 145.91 145.97 145.99 145.98 145.92 145.94 145.99 146.06 146.03 145.95 146.16 146.08 146.12 146.10 146.17 146.16 146.22 146.19 146.02 145.86 146.07 146.08 146.19 146.24 146.29 146.23 146.23 146.16 146.16 146.15 146.05 146.18 146.21 146.10 145.42 145.40 休場 145.37 145.61 145.41 145.37 0.248 0.067 0.254 0.070 0.254 0.066 0.258 0.066 0.258 0.065 0.260 0.065 0.259 0.068 0.255 0.067 0.251 0.072 0.254 0.069 0.259 0.070 0.250 0.068 0.254 0.066 0.255 0.067 0.258 0.067 0.256 0.068 0.259 0.068 0.255 0.066 0.261 0.067 0.273 0.073 0.285 0.067 0.271 0.068 0.265 0.068 0.262 0.071 0.259 0.067 0.255 0.074 0.259 0.070 0.259 0.068 0.264 0.070 0.263 0.069 0.264 0.074 0.269 0.070 0.263 0.067 0.265 0.067 0.270 0.071 0.284 0.067 0.288 0.070 休場 休場 0.289 0.067 0.276 0.066 0.285 0.068 短期金利 外国為替 国庫 短期 証券 3ヶ月物 TIBOR ユーロ 円 3ヶ月 TIBOR ユーロ 円 6ヶ月 金利 先物 (利回) 中心 限月 ユーロ ドル円 円 スポット ユーロ スポット レート ドル レート 東京 スポット 東京 17:00 レート 17:00 現在 現在 0.022 0.031 0.031 0.030 0.030 0.030 0.026 0.025 0.022 0.020 0.021 0.023 0.021 0.020 0.019 0.019 0.024 0.024 0.024 0.025 0.025 0.030 0.030 0.030 0.030 0.031 0.024 0.023 0.023 0.015 0.004 0.000 -0.004 -0.003 -0.001 -0.001 -0.009 休場 -0.009 -0.010 -0.009 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 0.2100 休場 0.2100 0.2100 0.2100 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 0.299 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NYダウ 工業株 30 米国 ナスダック 総合 ストッ クス 欧州 600 17,083.80 16,960.57 16,982.59 16,912.11 16,880.36 16,563.30 16,493.37 16,569.28 16,429.47 16,443.34 16,368.27 16,553.93 16,569.98 16,560.54 16,651.80 16,713.58 16,662.91 16,838.74 16,919.59 16,979.13 17,039.49 17,001.22 17,076.87 17,106.70 17,122.01 17,079.57 17,098.45 休場 17,067.56 17,078.28 17,069.58 17,137.36 17,111.42 17,013.87 17,068.71 17,049.00 16,987.51 17,031.14 17,131.97 17,156.85 17,265.99 4,472.11 4,449.56 4,444.91 4,442.70 4,462.90 4,369.77 4,352.64 4,383.89 4,352.84 4,355.05 4,334.97 4,370.90 4,401.33 4,389.25 4,434.13 4,453.00 4,464.93 4,508.31 4,527.51 4,526.48 4,532.10 4,538.55 4,557.35 4,570.64 4,569.62 4,557.70 4,580.27 休場 4,598.19 4,572.57 4,562.29 4,582.90 4,592.29 4,552.29 4,586.52 4,591.81 4,567.60 4,518.90 4,552.76 4,562.19 4,593.43 344.33 341.95 341.34 342.27 340.44 335.99 331.91 331.15 332.10 329.19 326.96 324.91 329.36 328.74 330.02 331.04 329.72 333.60 335.49 335.30 337.51 336.75 340.46 342.96 343.33 341.05 342.00 342.86 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2.611 2.589 2.592 2.620 2.614 2.644 1.177 1.147 1.148 1.120 1.170 1.155 1.131 1.135 1.167 1.101 1.062 1.053 1.059 1.059 1.027 1.017 0.953 1.014 1.001 0.990 0.993 0.982 0.948 0.939 0.910 0.883 0.890 0.882 0.931 0.955 0.970 0.928 0.953 0.996 1.047 1.041 1.082 1.067 1.061 1.050 1.081 その他 NY 金 先物 期近 NY 原油 先物 WTI 期近 OPEC 原油 バス ケット 価格 1,292.7 1,305.3 1,305.8 1,300.5 1,296.9 1,282.8 1,294.8 1,288.9 1,285.3 1,308.2 1,312.5 1,311.0 1,310.5 1,310.6 1,314.5 1,315.7 1,306.2 1,299.3 1,296.7 1,295.2 1,275.4 1,280.2 1,278.9 1,285.2 1,283.4 1,290.4 1,287.4 休場 1,265.0 1,270.3 1,266.5 1,267.3 1,254.3 1,248.5 1,245.3 1,239.0 1,231.5 1,235.1 1,236.7 1,235.9 1,226.9 1,227.3 102.07 102.09 101.67 100.97 100.27 98.17 97.88 98.29 97.38 96.92 97.34 97.65 98.08 97.37 97.59 95.58 97.35 96.41 94.48 96.07 93.96 93.65 93.35 93.86 93.88 94.55 95.96 休場 92.88 95.54 94.45 93.29 92.66 92.75 91.67 92.83 92.27 92.92 94.88 94.42 93.07 92.99 105.22 105.31 105.11 105.44 105.21 103.60 102.89 102.58 102.23 102.05 102.22 103.10 102.29 101.66 100.88 100.99 99.94 99.42 98.93 99.52 99.03 99.19 99.09 99.82 100.06 99.97 99.99 100.10 98.95 98.66 99.15 98.38 97.00 96.99 95.93 95.35 95.68 94.68 95.30 95.84 (資料)Bloombergより農中総研作成。最終日は12時49分時点で入手可能な最新データを掲載。最終日のTOPIXは20分ディレイで表示。 農林中金総合研究所 14