...

レポートのまとめはこちら

by user

on
Category: Documents
15

views

Report

Comments

Transcript

レポートのまとめはこちら
地理学特講 F リベンジレポート
2016 年 12 月 3 日
遠藤宏之氏の公開講演会(10/21)のレポートを提出しなかった人が対象です。以下のいずれか
①G 空間 EXPO(11/24~26)に行って、イベントの内容について 400 字程度でまとめてください。
②高橋洋氏の公開講演会(11/24)に参加して、講演の内容について 400 字程度でまとめてください。
【G 空間 EXPO】私たちが普段使っているカーナビやグーグルマップや店舗でのクーポンの両方など、位置情報
の活用によって、私たちの生活を便利にしていることが分かった。その位置情報を用いて生活や産業に役立てよ
うとすることが G 空間を利用した技術だということを学んだ。G 空間 EXPO では、様々な企業や団体などが、
G 空間情報を活用して開発したものがたくさん展示してあった。一番印象に残ったのは、Geo アトラクション
ズのコーナーで、富士山についての地図や写真をつかって日本地図センターの専門家の方からのお話を聞き、富
士山の立体模型を作るブースだ。普通の富士山だけでなく、ダイヤモンド富士やパール富士、路上富士や富士山
可視マップなど、これまで見たことのない角度から富士山を見ることができとても勉強になった。(ももか)
【G 空間 EXPO】講演『私たちの考えるみらいの衛星画像の利活用』を聞いて。日本の空間情報産業を代表する
企業の 5 人の講演は、未来に向けてどのように衛星画像を有効活用していくかといったものである。主に、衛星
画像の利用には植生、気象、災害等があるがその中でも 5 人が口を揃えていっていたことが災害時における衛星
画像の発展と、衛星画像の分析ができる技術者の育成である。現在の技術では災害後に衛生画像を撮り、それを
解析し、地図データに組み込むことが精一杯だがこれからの技術にはリアルタイムで衛生画像を映し出し、人命
救助にもそれが使えるようになることを望むとのことであった。そのためにも、リモートセンシングの技術をも
つ人材が増えなければならないということである。特に発展途上国では先進国の技術と人材の供与にたよる解析
だけでなくて、人材の育成の面にも目を向け技術者を育ててより一般市民にもその技術や便利さを浸透させてい
くべきだということである。(ニシコリ)
【G 空間 EXPO】G 空間 EXPO を見学してみて、まず一つ思ったことは、私達が知っている最新技術はあまり
大きくない企業によって作られており、業界を支えているということを深く感じた。例えば、地図を立体化させ、
閲覧することができる技術や、今流行りのドローンをゲームで操作できる展示が主に印象に残った。概要として
は企業ごとに見やすく分かれており、講演はまた別の部屋、階に分かれており、見やすいと感じた。イベント会
場の立地は行き方が限られてくる点で少し通いづらいと思うところがあった。見学者の層としては、児童から高
齢者、外国人までおり、幅広く感じた。ビジネスマンも多く、名刺交換のシーンが多く見られた。自身の進路に
関わることはないが、このようなイベントを開催することで多くの人から最新技術を認知され、広まっていくこ
とや、未来の担い手が生まれてくることが期待できるであろうと感じた。雪が降っていたのと海沿いでとても寒
かった。
(いくちゃん)
【G 空間 EXPO】日本科学未来館で開かれた地理空間情報科学の博覧会を訪ねた。地理空間情報フォーラムでは
官公庁を始め、測量、GIS 開発、地図製作等の会社の展示が開かれていた。GIS 開発会社のブースではドローン
で空撮した土地を GIS で立体的に再現するソフトの展示が行われていた。土地の起伏が細やかに表れており、ド
ローンと GIS を合わせて使用することで分析の幅が広がると考えている。人工衛星が展示されたブースでは、準
天頂衛星システム(QZSS)についての説明があった。いわゆる日本の GPS 衛星である。現在は1機のみの運
用だが、2017年度に更に3機を打ち上げ、4機体制にすることで位置測定の精度を格段に上げられるのであ
る。これによってビル影等での位置情報のズレの軽減が期待できる。地理空間情報科学はより多くの場面で一般
の人々に関わっていくと思われる。
(ポテト)
【G 空間 EXPO】2016 年 11 月 24 日~11 月 26 日にかけて江東区青海にある日本未来科学館で開催され
た G 空間 Expоに赴いた。私は 11 月 24 日に伺ったが、東京都内で降雪が確認されるなどの寒空の 1 日だっ
た。悪天候のなかではあったが多くの来場者がかけつけていた。HP によると 1 日目の入場者数は 5321 名だ
という。3 日間ともに 10 時~17 時の開催という事だが、限られた時間しか滞在できなかった私は多くの時間
を有する講演会などには参加出来なかった。エキスポは展示ゾーンを多く占める 1 階と講演会場がある 7 階と
いう2つのフロアで構成されている。私は 1 階の展示ゾーンの体験コーナーで時間を過ごした。展示ゾーンでは
多くの企業が自社の技術を体験コーナーにて披露しており、社会科見学の子供たちの人気を集めていた。感想と
して、地理情報を扱ってはいるものの地理とは直接関係ないような企業も多く出展しているのを目の当たりに出
来たのはいい経験になった。様々な企業において多様な地理情報を扱っているという事が、自分の就職活動にお
いての企業の見方に幅を持たせてくれた。
(マニア)
【ブータン】かつてブータンには国全体を正確に表す自国の地図を持っていなかった。ブータンの王様ですら正
確な地図をもっていなかったため、ブータン王は国を把握するために実際に国中を歩き回ったという。今回の講
演会でお話をしてくれた高橋さんはそのブータンの地図を世界で 2 番目に作った人だと知り、驚いた。ブータン
の都市間構造は比較的単純なもので、主要都市以外はほとんどが自然林を占めており、都市が点在している。そ
して、この主要都市間は道路で結ばれている。都市(集落)の数もそんなに多くはないため、観光で訪れた際の
観光コースは大体特定されてくるという。地図が今まで普及しなかったのはこの単純な都市間構造が一つの要因
であるらしい。そして、ブータン国民自身があまり地図を必要としなかったというのも要因の一つであるという。
つまりは国民は移動することがなく、それぞれの集落で生活が完結されていたらしい。また話の中で、植民地時
代にイギリスやチベットがブータンに攻めてきたことがあるらしいが、地図がなかったのでことごとく失敗した
というのを聞き、地図を持たないということに利点もあったというのが面白かった。(シュン)
【ブータン】山脈の麓の国のブータンは、標高の高低差が激しく、移動するのにすごく時間ヒマラヤがかかり、
開発が困難な土地である。その上、山脈の麓で不安定な気候により、洪水や土砂災害が度々発生し、人々はそれ
らの困難と向き合って生活してきた。そのような国であるにも関わらず、なぜ地図が無いのか非常に疑問に思っ
た。しかしながら今回の講義で、ブータンの歴史に地図がないことの裏側に、いかにこの国が平和であったか、
いかに豊かな生活のなかで暮らしてきたかという点が存在した事がわかった。大国による侵略が過去になく、民
族のアイデンティティーを尊重しながら人々が生きてきたことや、北側にヒマラヤ山脈が存在しているため、北
側に行くにつれて標高が高くなり、それによって植生が変わってくるため、自分がだいたいどの位置にいるのか
がそれでわかることなどが例としてあげられる。したがって、不便であるにも関わらず、人々がそれでも生活し
てきたのには、国民の生活に対する満足度と重なるものがあると感じた。(ともかず)
「G 空間 EXPO」および「公開講演会」には参加していないので、詳細な講評はできません。なので、学生諸
君に激励のコメントを書きます。みなさんは、いずれ社会人となります。世の中で働いていく上で大切なのは、
「知識」
「スキル」
「経験」です。
「知識」は大学の講義を積極的に受講し、本をたくさん読めば、自然に増えてい
きます。
「スキル」については、それなりの訓練が必要ですが、大学の実習的科目を受講すれば、初歩的なテクニ
ックは身につくかもしれません。また、
「G 空間 EXPO」などのイベントに参加すれば、企業で活用されている
最先端の技術について理解が深まる可能性があります。
「経験」については、その仕事に就いてから積み重ねてい
くものですが、公開講演会などで、その道の専門家の話を聞けば、講師の経験の一部を共有できるかも知れませ
ん。大切なのは知的好奇心です。新しいことを知りたいという気持ちを持ち続ければ、自分を磨くことができま
す。本学地理学科はアジア研究の教員がたくさんいます。江口卓先生はブータン、平井幸弘先生はベトナム、高
橋健太郎先生は中国、佐藤哲夫先生はタイやインドなどなど。地理学科教員の“知的資源”を有効に活用してく
ださい。
(平井史生)
Fly UP