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Aplix Corporation Business Update 040816
Business Update 2004.8.16 野村證券株式会社 日本橋本店7階講堂 注意事項 本資料には、2004年8月16日現在の当社及び当社グループの将来に関する前提・見通し・計画に基づく予想が含まれており ますが、その性質上、国内外での経済動向・市場の需要・為替レート・税制等の制度変更といった潜在的リスクや不確定要 素によって変動する可能性が存在します。当社は、このような情報内容を保証するものではなく、株主および投資家の皆様 がこのような情報を使用されたことより生ずるいかなる損害についても責任を負うものではありません。 この資料に含まれる金額は、単位未満桁の数値を切り捨てております。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. アジアマーケットをキーとした拡大戦略 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. この資料ではiaSolutionの子会社化に伴うアジアマーケットをキーとした戦略を 中心にご説明いたします。 2 基本戦略 Basic Strategy 短期戦略 中期戦略 長期戦略 既存製品による展開 既存技術による展開 既存顧客への展開 地域を拡大 用途を拡大 技術を拡大 Japan Wireless Java Europe Asia North America AV Watch Printer Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 3 短期戦略 いま持っている製品をより広い地域で販売して収益を上げていく戦略です。 我々の提供する組み込み用Javaプラットフォーム「JBlend」は、米国のモトロー ラにも採用され、堅調に出荷が延びています。ヨーロッパでもアルカテルの出荷 が始まり、新規顧客を獲得しながら出荷を伸ばしていますが、アジアに関して は苦戦していたのが現状です。 中期戦略 既存のJavaに関する技術を活用して携帯電話以外の製品に提供していく戦略 です。 JBlendはハイビジョンテレビやケーブルテレビ用のセットトップボックスなどにも 搭載されていますが、現状の携帯電話ビジネスとの開発リソースの配分が難し い面もあります。 長期戦略 これまでの技術的な実績をもとにJava以外の技術を開発し、既存顧客へ提供し ていく戦略です。 携帯電話とプリンタを直接接続して印刷を行うソリューションMobile PictDirect など新しい技術の提供をはじめていますが、さらに拡大していく必要があると考 えています。 顧客要望と期待の増大 Strong Customer Demands and Expectations アジア圏での著しい市場の拡大 Rapid Growth in Asian Region デジタル家電の急激な普及 Rapid Proliferation of Smart Digital Appliances 民生用電子機器向けソフトウェアの急速な進化と多様化 Rapid Propagation of Consumer Embedded Software Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 我々の直面している問題としてこの3点が挙げられます。 4 アジア圏での著しい市場の拡大 Rapid Growth in Asian Region 日米欧等世界各国のメーカーがアジアに研究開発を移管開始 Worldwide manufacturers moving R&D to Asia 中国や韓国等のアジアメーカーの台頭 Growing success of Asian manufactures 中国を中心としたアジア市場の急成長 Emergence of Asian market EU A US Japan EU USA Japan Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 5 アジア圏での市場拡大については、中国というマーケットが広がっているだけで はありません。 日欧米のメーカーが製造拠点だけでなく、研究開発の拠点までを中国に移しは じめており、我々としても中国でのサポート体制や製品供給体制が重要になっ てきています。 こういった動きは、携帯電話開発費の8割をソフトウェアが占めるような製品もあ ると言われている現状に起因しており、ソフトウェア開発費の安い国に研究開 発拠点を移し、製造コストを下げることを目的としています。 中国や韓国で携帯電話の開発から製造までが一貫して行われる中で、中国を 中心としたアジア圏は非常に重要なマーケットであると考えております。 デジタル家電の急激な普及 Rapid Proliferation of Smart Digital Appliances 中大規模 DVD/HD レコーダー、デジタルTV 携帯電話 ポータブルAV機器 IC カード、腕時計 超小型 EmbeddedJBlend MicroJBlend NanoJBlend PicoJBlend Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 6 デジタル家電が急激に普及する中で、その開発拠点も中国に移っていくと考え ています。 既にDVDプレイヤーは中国が最大の製造拠点となっていますが、今後さらに高 度な製品も中国、台湾、韓国などで開発製造されていくことになると考えられて います。 これらの製品開発に対応できる体制を作っていくことが非常に重要であると考 えています。 民生用電子機器向けソフトウェアの急速な進化と多様化 Rapid Propagation of Consumer Embedded Software 機能、規模、親和性 Contents Service Service Enabling Technology FeliCa, RF-ID, Bio-Metrics, DRM, Device Manager, Service Deployment, Speech Recognition . . . MIDP(DoJa) Ext. Ext. Ext. Ext. Ext. Ext. ..... ..... .. .. .. .. .. .. VM Flash Flash Lite Lite HTTP, Text, Graphics, TCP/IP, SSL, Sound, 3D . . . . M/W M/W M/W M/W M/W M/W M/W M/W Platform ( H/W, OS, DD, F/W, M/W ) Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 7 JavaVMとDoJaプロファイルといったコア部分からスタートした我々のJavaプラッ トフォーム製品は、携帯電話や家電製品の高機能化に伴い、グラフィックスや 音声といった数々のエクステンション(拡張機能)を追加することでロイヤリティ 価格を支え、収益を維持してきました。 今後JavaだけでなくFlash Liteなど、移動機上の様々なアプリケーションも求め られています。iaSolutionがライセンスを取得しているFlash Liteは、日本では NTTドコモとKDDIがすでに採用している技術で、今後欧米や中国でも採用され ていくと考えています。 また、図の下の方、プラットフォームと我々の製品を結合する部分のポーティン グレイヤーについても合わせて提供していくことで、メーカーの工数を削減する と共に、我々の収益を上げていけると考えています。 さらに大きなチャレンジとして、様々なコンテンツサービスを実現するためのベー スとなるテクノロジー開発にも注力してまいります。非接触ICカード技術を始め とする新しい技術はネットワークと連動しながら動いており、これらの機能をコン テンツから簡単に利用できる環境を提供することは、我々の収益を飛躍的に伸 ばすキーになると考えています。 市場のデマンドに応える Meeting and Exceeding Customer Expectations 地域性 Regional Presence 緊密な協力体制 Intensive Collaboration 多様な技術 Extensive Solutions Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 8 すでに欧米の子会社を中心に展開しておりますように、地域でお客様に密着し て、そのニーズを掴みながら必要な技術を適宜開発していくのが重要であると 考えています。 コストコンシャスな市場要求 Conflicting Demands より強固な関係と幅広い解決・・・規模拡張 Tighter Relation and Broader Solution - Expansion より高い競争力・・・コスト圧縮 Higher Competitiveness - Compression Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 9 しかし、お客様の幅広いニーズに対して、収益を維持しながら応えていく為には、 コストを圧縮しながら開発規模を拡張しなければならないという相反する課題 が発生します。 ソリューション Solution アジアの組み込みソフトウェアメーカーの連携 Consolidation of Asian Consumer Embedded Software Companies 日 中 台 韓 Japan - China - Taiwan - Korea Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 10 こういった課題に対応するひとつのソリューションとして、今回台湾のiaSolution の子会社化を実施いたしました。 高性能なVMとプロファイルやエクステンションが重要だった日欧米のメーカー 対応を中心に開発を続けてきた当社と、後発市場として音声のみの端末から 一気にマルチメディア端末を開発する必要があった中国メーカーをターゲットと してきたiaSolutionでは、同じ携帯電話向けのソフトウェアではあっても、補完で きる部分が非常に多く、両社の製品を融合することで、対応の遅れていた様々 な開発課題が、両社それぞれに一気に解決する結果となりました。 iaSolutionと当社は、どちらも米国サンマイクロシステムズ社からJavaに関する ライセンスを取得して、そのテクノロジーをもとに製品を開発しており、このこと が両社の製品の融合を短期間で可能にしています。 今後もアジアの携帯電話や家電製品メーカーのニーズに応えていく為に、状況 に応じて的確なM&Aを実施する方向での事業拡大を検討しております。 iaSolution Inc. Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. iaSolutionについて簡単に紹介いたします。 11 HIGHLIGHT HIGHLIGHT OF OF iaJET iaJET MOBILE MOBILE JAVA JAVA SOLUTION SOLUTION Key iaSolution efforts/offerings • The largest commercial company with J2ME full license in Great China region • iaJET Java platform development and deployment • Mobile extension with distinguished features for handset maker and operator needs such as China Mobile • TCK testing services Reference clients • 12 leading OEM handset manufacturers in China, Taiwan and South Korea 4 of those handset companies selected as top IT 100 are iaSolution’s clients June 21, 2004 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Successfully penetrate into China and Korea market by beating domestic and int’l competition 12 iaSolutionは、我々と同じように携帯電話向けのJavaプラットフォームを開発して います。 iaSolution’s iaSolution’s AS AS THE THE PARTNER PARTNER OF OF CHOICE CHOICE Under Carrier’s shifting focus of handset sourcing target, iaSolution is the partner of choice on KVM given its leading position China, Taiwan and Korea with its quality KVM solution and close/accumulated cooperation relationship/knowledge with handset makers in the region! Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. z First and largest J2ME partner of Sun in Greater China region z Extensive business coverages in China, Taiwan and Korea z Cooperation with large and leading handset manufacturers and worldwide carriers z Dozens of development and commercial models by end of 2003 z First GPRS Java phone launched in Greater China z First MIDP 2.0 Java phone on Windows Mobile 2003 for global market z CDMA Java solution alligned with with strategic partner Veloxsoft 13 iaSolutionは2000年の設立当初から中国市場に注目しており、我々や同業他社 が中国市場が立ち上がるにはもっと時間がかかるだろうと考えている間に、着 実に中国メーカーとの関係を築いてきました。 ODM ODM RELATIONSHIP RELATIONSHIP AND AND COOPERATION COOPERATION EXPERIENCE EXPERIENCE The strategic alliance of iaSolution and Veloxsoft consolidates the leading position in J2ME market in Asia with following track records! OEM/ODM customer/partner and mobile operator customers: Veloxsoft customers Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. iaSolutionは中国や台湾の大手メーカーに製品を供給しており、 14 iaJET-ENABLED iaJET-ENABLED JAVA JAVA HANDSETS HANDSETS Selected iaJET-enabled models.... Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. すでに製品の出荷も多数始まっています。 15 PARTICIPATION PARTICIPATION OF OF INDUSTRY INDUSTRY CONSORTIUM CONSORTIUM z Java Community Process (JCP) expert group z CMCC-led MTT forum in China (Mobile Terminal Technology Forum) z Macromedia Flash Community z OMA- the leading worldwide wireless technology organization z ARM Connected Community Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 16 彼らはこのマーケットでソフトウェア開発技術の足場を固める為に、様々なフォー ラムやグループにも参加しています。 CHINA CHINA MOBILE MOBILE TERMINAL TERMINAL TECHNOLOGY TECHNOLOGY FORUM FORUM Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. z The most significant mobile technology association in China z Objective as to enhance the cooperation among mobile operator, device maker, technology developer, content provider and end users z Founded by 10 influential industry players z iaSolution is the 1st and only one Java company in this forum since its setup 17 特に重要なのはチャイナモバイルが主催しているMTTF(MOBILE TERMINAL TECHNOLOGY FORUM)というフォーラムに唯一のJavaベンダーとして当初か ら参加しており、チャイナモバイル仕様のJavaプラットフォームをすでに提供し ているということです。 SOLID SOLID EXPREIENCE EXPREIENCE IN IN CROSS-PLATFORM CROSS-PLATFORM DESIGN DESIGN z Baseband Platform Experience z z z z z z RTOS Experience z z z z z ADI TI Infineon Intel (Manitoba & XScale) Tropian AMX Nucleus APOXI Windows Mobile Platform Others z z z z Browser: Teleca, Openwave, Pocket IE Melody: Yamaha, OAK LCD controller: Sharp, EPSON, Hitachi, Samsung, Hynix File System: TTPCom GFS, Intel FDI, TI FFS Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 18 また、これから新しくマルチメディア携帯を開発する必要がある中国メーカーを ターゲットに、ベースバンドチップメーカーと協力して対応製品を提供しています。 この製品に我々の持っている、数多くのオペレーター(移動体通信事業者)向け の拡張仕様を融合させることで、より大きなビジネスを獲得できると考えており ます。 iaJET iaJET SOFTWARE SOFTWARE ARCHITECTURE ARCHITECTURE TODAY TODAY Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. iaSolutionのソフトウェア製品「iaJET」の基本構成図です。 19 FUTURE FUTURE PRODUCT PRODUCT DEVELOPMENT DEVELOPMENT ROADMAP ROADMAP Phase 2 Phase 1 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Phase 3 20 iaSolutionの戦略は我々の物とよく似ており、当初はJava (Phase 1) 、次に周 辺ソフトウェア(Phase 2)を提供し、最後にサービスを実現するテクノロジを実現 (Phase 3)するという方針でやってきています。 この資料は本日の発表の為に作ったのではなく、iaSolutionが独自に作成して いたものです。こういったことからも我々とiaSolutionの企業としての親和性の高 さが伺われます。 子会社化のスキーム Consolidation Scheme 株式買収 US$ 70M iaSolution Inc.株式 第三者割当増資 @2,500千円×2,357株= 5,892,500千円 アプリックス株式 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 21 クロスボーダーの株式交換ができないので、iaSolutionの株式を一旦現金で取 得し、その後第三者割当増資で発行した当社株式を割り当てるキャッシュtoス トックという方式をとることにしています。 シナジー Synergy 共通する企業文化 Identical Corporate Culture 高い親和性 High Coherency 技術と地域の補完 Complementary Technology and Regional Presence Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 22 以上のような現状を踏まえ、アプリックスとiaSolutionは企業としてより高い融合 を目指しています。 新組織計画案 New Company Organization Plan 代表取締役会長(CEO) (Ryu Koriyama) 社長(COO) Ryu Koriyama 戦略担当プレジデント(CSO) Wesley Kuo CEO Office Product, Strategy & Marketing Sales & Business Development Europe Japan APAC America Product Development Strategic Business Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Research & Development Pre-sales & Marketing RD 1 RD 4 RD 2 RD 5 RD 3 RD 6 Corporate Services Finance & Accounting HR & Admin Investor Relations 23 そのための体制として検討段階ではありますが、郡山龍は引き続き代表取締 役会長兼社長として事業全体をみていくとともに、研究開発部門のトップを務め ます。これに加えてiaSolutionのWesley Kuoが営業およびマーケティングの部門 を統括し、今後ワールドワイドの展開を進めてまいります。 iaSolutionの営業部門はアプリックスの国際営業部と一緒になり、研究開発部 門は現在アプリックスにある5つのグループに加わる形で第6グループとしてす でに開発を始めております。 高い親和性 High Coherency 両社ソフトウェアの統合を速やかに進め 年内には統合製品を提供開始 JBlend SOFTWARE ARCHITECTURE Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. iaJET SOFTWARE ARCHITECTURE 24 技術と地域の補完 Complementary Technology and Regional Presence 高い即効性 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 25 アプリックスは日本、ドイツおよび米国に拠点があり、日欧米のマーケットに対 して事業を展開してきました。 iaSolutionは中国、台湾およびシンガポールに拠点があり、両社の統合によりワー ルドワイドな事業展開が可能になると考えています。 市場規模拡大への対応 Excessively Extend Market Presence 移動体通信事業者の独自仕様に対応した製品を 中国を含む世界各メーカーのアジア地域の開発拠点に提供 DoJa, VFX, JSRs 携帯電話用マルチメディアプレイヤー「Flash Lite」を 日欧米の携帯電話メーカーに提供 営業・開発拠点のグローバル化 EU, US, Japan, China, Taiwan, Korea, Singapore Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 26 www.aplix.co.jp Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved.