...

品目紹介『にら』 - 東京多摩青果株式会社

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

品目紹介『にら』 - 東京多摩青果株式会社
目指せ野菜博士!
皆さんの食卓に
おいしい野菜と、楽しい情報を
お届けできるよう
一生懸命頑張ります!
にらの巻
多摩青果職員 東京たまお(25)
1.『 に ら 』の旬について考える にら ネギ科 中国西部原産
2.多摩青果で取り扱う『 に ら 』
■多摩青果に入荷するにらの主な種類
日本では、「古事記」や「万葉集」に記述されているほど古くから知られており、薬用植物として利用されていました。
強いにおいのもとは、硫化アリルという“ねぎ”や“たまねぎ”と同じ物質です。色や食用する部分によって、青にら(葉
にら)・黄にら・花にらに大別されます。比較的栽培しやすく、刈り取ってもすぐに新しい葉が伸びてくるため、年に数
回収穫が可能です。北海道から沖縄まで全国的に栽培され、一年中食べることができます。
■東京多摩青果のにらの年間入荷量に対する、各月入荷量の占める割合(%)
12%
9.9%
10%
8%
7.7%
東京多摩青果H23~25年入荷量より
10.9%
9.9%
9.7%
8.5%
8.2%
5.9%
6%
6.4%
8.9%
7.2%
株にビニールをかけて光をさえぎる
「軟化栽培」という方法で栽培し、葉は
細長く柔らかいのが特徴です。ほの
かに甘みがあります。
一年中出回りますが、
11月~3月がいちばん
美味しい時期です。葉
の幅が広く、色が濃い
のが特徴です。
とう立ちした花茎を食べるもので、
シャリッとした独特の歯ごたえです。
葉の幅は狭く、細長くて硬めの葉で
すが、茎は柔らかいのが特徴です。
入荷期間は7月~8月と短く、青にら
よりにおいは少なめです。
6.9%
4%
2%
0%
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
■産地別 年間入荷量に対する、各月入荷量の占める割合(%)
産 地
1月
2月
3月
4月
5月
6月
10月
11月
12月
東京多摩青果H23~25年入荷量より
色の基準
0%
~5%
~10%
~15%
15%超
7月
8月
9月
10月
11月
12月
■多摩青果に入荷するにらの主な産地
夏場はロジ物を、冬場はハウス
物を主に入荷しています。
自動小袋包装機を使い鮮度保持フィルムに包み、さら
に真空予冷装置で品温を下げて出荷することにで、よ
り新鮮な状態を保っています。年間収穫されています
が、夏場は鮮度上関西方面中心の出荷となります。
福島
福 島
群馬
茨 城
栃木
茨城
栃 木
群 馬
千 葉
高知
高 知
宮崎
宮 崎
その他
どの産地も基本的には年間を通して栽培をしています。ただし、四国・九州産地は長い輸送
時間による品傷みを防ぐため主に冬場中心、東北産地は雪や低温により栽培しにくいことか
ら主に夏場中心とリレーをしながら、周年入荷の関東産地と並行して入荷しています。
パーシャルシール包装という特許を取得した独自の包装袋を利用し、鮮
度維持を図っています。パーシャル包装とは、シール部を完全密閉にせ
ず、適切な間隔で溶着することにより、ガス透過性を調節したものです。
この袋により、鮮度を保ちながら遠方への出荷が実現しました。
11月~3月収穫の冬にらが中心です
が、4月~10月収穫の夏にらもあり、予
冷庫の活用などで、年間での出荷体制
を確立しています。
中でも、一番刈りのにらが出回る1月下
旬~2月上旬頃のものは、葉が肉厚で
幅広く、柔らかいのが特徴です。
目指せ野菜博士!
こちらのレシピの詳細は
ホームページにて公開!
にらの巻
TOP→取扱商品→レシピ
3.『 に ら 』もっと知りたい!もっと美味しく!
生産者によって違いはありますが、同
じ株で2年間収穫します。
その間『収穫→再成長→収穫』を繰り返
し、出荷しています。
4.実践!たまおの『 に ら 』鉄板レシピ
何度も刈り取るための強い株を養成するために、半年~1年
ほど畑で生やしたままにします。その後一度全て刈り取り、再
成長後に刈ったものを、『一番刈り』と言います。この『一番刈
り』は、株養成のための刈り取り作業を含めると、工程上『二
番刈り』となりますが、出荷される中では一番初めのものにな
るので、『一番刈り』と言われています。
豚挽肉…200g
にら…1束
餃子の皮(大判)…約30枚
おろし生姜(チューブ)…約1cm
塩・こしょう…少々
ごま油…適量
1.にらを細かく切り、にらと豚挽肉を
ボウルに入れ、塩・こしょう、おろし生
姜を入れて粘りが出るまで混ぜる。
2.餃子の皮のふちを水で濡らし、中
心に具を適量のせ、ひだを中心に向
かって折り、具を包む。
3.熱したフライパンにごま油をひき、
両面をこんがり焼く。
一番刈りは、『肉厚・幅広』ですが、刈り取る回数が増えていくと、にらの再生上段々と細いものが増えていきます。
一番刈りが美味しいと言われているのは、シャキシャキと歯応えがあり、幅が広いので甘みをより感じやすいため
です。
【保存前】
【袋に入れて保存】
【裸で保存】
直接空気に触れることで
乾燥し、全体がしなしな!
【立てて保存】 【寝かせて保存】
寝かせると、葉が多く重
なった中央部分が蒸れ
て、トロケる!
【1週間後】
少し根が伸びている!
冷蔵庫で保存しても成長が続くた
め、栄養が使われてしまうようだ!
1.空気に触れないようにラップなどにしっかり包み、重みで葉が重なった部分が蒸れないように立てて保存する!
傷がついたところからにおいが発生してしまうので、折れないように注意!
2.早めに食べ切る!!やはり美味しい新鮮なうちに味わいましょう!
にら
… 1束
しょう油 … 150ml
みりん … 50ml
ごま油 … 大さじ1
唐辛子 … 1本(お好みで)
1.洗ったにらは水気をしっかりと切り、細かく刻み、保
存容器に入れる。
2.容器にしょう油、みりん、ごま油、お好みで種を取っ
た唐辛子を加えて混ぜ合わせる。
にら…1束
卵…2個
ダシの素…小さじ1
しょう油…大さじ1
塩・こしょう…少々
1.にらは食べやすい長さに切り、サラダ油をひいて熱したフ
ライパンで、少ししんなりするまで炒める。
2.卵にしょう油、ダシの素、塩・こしょうを入れかき混ぜ、1に
入れて素早く混ぜ合わせる。
にらの秘密を知っている!他にはこんな食べ方がオススメ!などみなさんからの情報・ご意見・
ご感想をぜひお寄せください!もちろん!にらに限らずその他野菜果物なんでも大歓迎です!
宛先 メール:[email protected] お手紙:東京都国立市谷保367 東京多摩青果㈱ 開発課宛
参考文献 ・高橋書店「からだにおいしい野菜の便利帳」 監修 板木利隆
参考サイト・独立法人 農畜産業振興機構
・食材レシピ 他
担当:佐藤・利根川・有馬
Fly UP