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サイバー空間の安全確保に向けた 警察の取組みについて
サイバー空間の安全確保に向けた 警察の取組みについて 平成20年9月10日 警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課 資料2 サイバー犯罪情勢 ・ 平成20年上半期のサイバー犯罪(情報技術を利用する犯罪)の検挙件数は2,192 件で前年同期(1,808件)より21.2%増加。 ・ 平成20年上半期に都道府県警察の相談窓口で受理したサイバー犯罪等に関する 相談件数は38,506件で、前年同期(33,058件)より16.5%増加。 検挙件数の推移 (件) 6000 不正アクセス禁止法違反 コンピュータ・電磁的記録対象犯罪 ネットワーク利用犯罪 5473 5000 4425 4000 3161 3000 2000 1849 2192 2081 1808 1 56 41 1000 1 611 1 57 73 1 962 0 H 15 H 16 H 17 H 18 H 19 H 19 (上) H 20 (年) (上) サイバー空間の安全確保に向けた取組み 1 違法情報、有害情報対策 1) サイバーパトロールを通じた取締りの実施等 2) 出会い系サイトに係る広報啓発 3) 自殺予告事案への対応 2 サイバー犯罪対策 1) サイバー犯罪の未然防止に向けた取組み ア 広報啓発活動 イ 相談対応 2) サイバー犯罪の取締り ア サイバー犯罪対策のための体制の強化 イ 都道府県警察間の情報共有 ウ 関係機関・団体との情報共有による取締り 3 公共の安全を害するサイバーテロ等に対する取組み 1) サイバーテロ対策のための態勢の整備 2) サイバーテロに係る技術的基盤の強化 3) 国際テロ組織等によるインターネット利用 に対する取組み 警察庁セキュリティポータルサイト「@police」 (http://www.cyberpolice.go.jp) 4 産業界、関係機関等との連携強化 1) 産業界、関係機関等と連携した対策等 ア 学校、教育委員会等と連携した対策 イ 産業界と連携した対策 ウ 総合セキュリティ対策会議 エ 民間企業との連携 2) サイバーテロ対策に関する官民連携 ア 重要インフラ事業者等への個別訪問 イ サイバーテロ対策セミナー ウ サイバーテロ対策協議会 エ 重要インフラ事業者等との共同訓練 総合セキュリティ対策会議の最近の検討課題 H17年度 インターネット上の違法・有害情報 への対応における官民の連携の在り方 H18年度 インターネット・ホットラインセンター の運営の在り方及びインターネットカフェ等に おける匿名性その他の問題と対策 H19年度 Winny等ファイル共有ソフトを用い た著作権侵害問題とその対応策について H20年度 インターネット上での児童ポルノの 流通に関する問題とその対策 5 国際連携 1) 国際的なサイバー犯罪捜査協力の推進 2) 国際的なサイバー犯罪捜査技術協力の推進 3) FIRSTへの参加 プロバイダ連絡協議会 セキュアジャパンにおける警察庁の施策 第3章 対策実施4領域における情報セキュリティ対策の強化 第1節 政府機関・地方公共団体 サイバーテロ対策に係る体制等の強化・整備 ア‐④‐イ)‐b) 第4節 個人 全国的な情報セキュリティ教育の推進 ①‐イ)‐a) サイバーセキュリティ・カレッジの実施 ①‐イ)‐b) 情報セキュリティに関する周知・啓発活動の推進 ②‐ア)‐a) 不正アクセス行為からの防御に関する啓発及び知識の普及 ②‐ア)‐b) ネットワークの不適正な利用からの被害防止対策の推進 ②‐ア)‐c) 「情報セキュリティの日」の実施 ②‐イ)‐a) 第4章 横断的な情報セキュリティ基盤の形成 第1節 情報セキュリティ技術戦略の 推進 第4節 犯罪の取締り及び権利利益の 保護・救済 中長期的目標に対する研究開発・技術開発の促進 ②‐ア)‐a) 短期的目標設定のなされている研究開発・技術開発の投資バラ ンスの改善検討 ②‐イ)‐a) デジタルフォレンジックに係る技術開発等の推進 ②‐イ)‐c) 萌芽的研究開発に係る基本方針等の策定 ②‐ウ)‐a) サイバー犯罪の取締りのための技能水準の向上 ①‐ア)‐a) サイバー犯罪の取締りのための体制の強化・整備 ①‐ア)‐b) サイバー犯罪の取締りのための捜査・解析用資機材の充実・強 化 ①‐ア)‐c) 重要インフラに対するサイバーテロ対策に係る官民の連携強化 ①‐ア)‐e) サイバー犯罪の取締りのための国際連携の推進 ①‐ア)‐f) デジタルフォレンジックに係る知見の集約・体系化の推進 ①‐ア)‐i) サイバーテロ対策に係る大学との共同研究の推進 ②‐ア) 「個人」領域における施策の実施状況 施策名 担当省庁 平成19年の実施状況 ①情報セキュリティ教育の強化・推進 ・全国的な情報セキュリ ティ教育の推進 経済産業省 警察庁 経産省に協力しインターネット安全教室を平成19年度末までに130 件開催。 ・サイバーセキュリティカ レッジの実施 警察庁 平成19年の広報啓発強化月間(5月)中に、全国で2,513回実施 (平成20年の広報強化月間は2月に設定し2,206回実施) ②広報啓発・情報発信の強化・推進 ・情報セキュリティに関す る周知・啓発活動の推進 内閣官房 警察庁 総務省 経済産業省 ・警察庁の「サイバー犯罪対策」のページにおいてサイバー犯罪に 関する情報提供等を実施(平成19年中に206,399人がアクセス)。 ・警察庁セキュリティポータルサイト(@police)にて、脆弱性等に係 る注意喚起等を実施(平成19年中に1,469,025人がアクセス)。 ・不正アクセス行為からの 防御に関する啓発及び知 識の普及 警察庁 総務省 経済産業省 ・総務省及び経済産業省とともに、平成19年中の不正アクセス行 為の発生状況及びアクセス制御機能に関する研究開発の状況に ついて公表(平成20年2月) ・ネットワークの不適正な 利用からの被害防止対策 の推進 警察庁 ・ネットワーク相談システムにより、インターネット上でのトラブルに 対する基本的な対策について注意喚起を実施 ・出会い系サイトに関連した犯罪の被害防止を図るため、中・高校 生用のリーフレットを作成し配布等した。 ・「情報セキュリティの日」 の実施 内閣官房 警察庁 総務省 文部科学省 経済産業省 ・情報セキュリティの日(2月2日)に伴う関連行事として、サイバー セキュリティカレッジを全国で387回実施 サイバーセキュリティ・カレッジ ○ サイバーセキュリティ・カレッジとは、 情報セキュリティに関する国民の知識及 び意識の向上を図るため、警察やプロバイダ 連絡協議会が主催する研修会、学校関係者等 からの依頼による講演会、地域の各種セミ ナー、情報通信技術関連イベント等の機会を 活用して、手口の実演を交えるなどして、サイ バー犯罪の現状、対策等に周知を図るもの。 サイバーセキュリティカレッジ(H20.7 群馬) ○ 広報強化月間中のサイバーセキュリティ・カレッジ実施状況 H18年(4~5月) H19年(5月) H20年(2月) 実施回数 約2,600回 約2,500回 約2,200回 受講者数 約361,000人 約360,000人 約336,000人 広報啓発用パンフレット、情報セキュリティ対策ビデオ 広報啓発用パンフレット 警察署、サイバーセキュリティカレッジ等での配布 のほか、警察庁ウェブページでの掲載を実施。 情報セキュリティ対策ビデオ サイバーセキュリティカレッジでの上映のほか、 ケーブルテレビでの放映、特定非営利活動法人 POLICEチャンネルのウェブサイト等への掲載、警察 署や図書館での貸出し等を実施。 サイバー犯罪等に関する相談、安全安心相談システム 都道府県警察における相談対応 インターネット安全・安心相談システム 不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能 に関する技術の研究開発の状況の公表 不正アクセス禁止法第7条第1項の規定に基づき、国家公安委員会、総務大臣及び経済 産業大臣が、不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究 開発の状況を毎年公表しているもの(不正アクセス行為の発生状況については、半期毎 に公表)。 公表内容 ○ 不正アクセス行為の発生状況 ・ 認知件数、検挙件数 ・ 不正アクセス行為後の行為 ・ 不正アクセス行為の手口 ・ 不正アクセス行為の動機 ・ 利用されたサービス ・ 防御上の留意事項 ・ 検挙事例 等 ○ アクセス制御機能に関する技術の研 究開発の状況 警察庁セキュリティポータルサイト(@police) ○ 警察庁セキュリティポータルサイト「@police」(http://www.cyberpolice.go.jp)では、 警察で収集したサイバー攻撃等の発生状況等の情報を公開している。