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②ツアーの皆さんのオランウータンの森づくり植林の様子
No Forest No Future We Love Earth We Love Peace ★ツアーの皆さんのオランウータンの森づくり植林の様子 ツアー参加者の皆さんに植林をしていただきました 蒸し暑い二次林のなかで、みなさん熱心に植林をしていただきました。 70 歳を超えても元気に植林 植林の証として名札 昨年に続き大成建設株式会社様の社員の皆様による「大成 1 トンクラブ」プロジェクトの一環として寄付金をいただ きました。その費用により苗木、植林現場の準備を行い、今回の植林ボランティアツアー参加者 15 名により植林を 行いました。 一人 3~5 本の植林を実行して、自分の名前の名札を立てていただきした。 植林した樹種は、将来主木に育つ地場の樹種ビンタンゴール(Calophyllum)果物のなる樹種ランバイ(Baccaurea motleyana Mull)ランブータン(Nephelim lappaceum)を二次林の下に植える「樹下植林」を行いました。 人から移された肝炎や結核などの病気から回復の見込めないオランウータンを半自然状態の森で保護するために 果物のなる木を中心に植林をしてゆく予定にしています。 ※今回の植林は合計で120 本を実行し費用は大成建設㈱の皆さんからのご寄付より行わせていただきました。 ■2014 年 12 月 4 日午前:Kawasan Wisata Bukit Bangkirai ~バンキライの丘・森林公園・保護林~ ~★残された貴重な熱帯雨林を見ることができます。~ 林業公社(インフタニ)が管理するこの公園は、1997年に発生した大森林火災からも難をのがれ、豊かな熱帯雨林が残さ れている公園です。公園内には、地上30mから熱帯雨林を見下ろせる「キャノピーブリッジ」や、樹齢200年を超えるバン キライの大木にふれることができます。運がよければエンガン(サイチョウ)やアカザルに出会えるかもしれません。 しかし、林業公社がここで所有する1,600haのうち、火災から逃れた土地は600haしかありません。再生が必要な土地に 1999年からメランティーなど在来樹種の「樹下植林」の活動を行っています。 No Forest No Future ブキットバンキライのトレッキング道路の入り口にて We Love Earth We Love Peace この土地の地名の由来バンキライの木 ※バンキライ Bangkirai は別名、インドネシアではセランガンバツ (Selangan batu) 、マレーシアではバラウ (Balau) フタバガキ 科 Shorea 属 Shorea グループの広葉樹。 インドネシアで呼ばれるセランガンバツーの「バツー」は石を意 味し、石のようにとても硬いことを表している。 ラワン類の生産が最盛期の時には固くて重いバンキライは商業利用に向いていないということで残された資源 20~30分のトレッキングをして、キャノピーブリッジの入り口に到着します。 途中植物についてガイドさんの説明を受ける 高さ30~40mのキャノピーブリッジからは、わずかに残された天然の熱帯雨林を見ることができます ※キャノピーブリッジから見ることができる「熱帯雨林」は他の森とは違う生命力の旺盛なかけがえのない森であることがわ かっていただけたと思います。 ◆生物種の半分以上が生息している熱帯雨林~生物多様性の維持~ 生態系が崩れ、地球全体の気候の安定が壊れないようにする偉大な役割を持った熱帯雨林とそこから与えられ るその恩恵であるすべてのものに、我々は感謝し、畏敬の念を払わなくてはならない。 No Forest No Future We Love Earth We Love Peace この保護林の再生には1999年から㈱ビーボコーポレーションの 2 本植えて 1 本を利用するという「2イン1」 シスステムの対象地の一つとして、メランティーやウリン、バンキライなどの地場の樹種の寄付植林を行ってきて おります。これまで累計18万本の樹下植林に貢献してきています。 ※今回は時間の関係で植林はやっていただけませんでしたが、現在も企業の協力植林として実行しています。 例)㈱ビーボコーポレーション、ソニーマガジンズ、アズコーポレーション、㈱コンステックほか 「生命の森づくり」のチークとのセットのうちの「地場の樹種の植林」をここでも進めています。 ステテコの森づくり 「参考 コンステックの森づくり リンカランの森づくり 過去の植林の生育状況について」 ★樹下植林の成長状況は大変いい状態です。1999 年からの成果です。 ■ポンガミアの植林 ~油の実のなる樹をアランアラン草原に 植林して、緑の油田に! バイオマスエネルギー作りで未来社会を創る~ 今回初めて、ポンガミア(油)(Pongamia Pinnata)の植林を行いました。オーストラリア、インド原産の 樹木です。第2世代の BDF 原料油種として、最近特に注目されています。 食用ではありませんが、毒性が無いために、絞りカスは、高タンパク質で家畜の飼料として使え、地元の産 業振興につながります。マメ科植物ですのでチークの植林木との相乗効果も期待できるのではないかと考え ています。 最も重要なことは、油の収量が多いということですが、新エネルギー財団の資料によりますとアブラヤシ(パ ーム油)と同じ程度の収量が期待でき、最も BDF 用油脂の収量が多い有望な植物の一つといえます。 No Forest No Future We Love Earth We Love Peace ツアー参加の皆さんは、1 本 1 本丁寧に心を込めて植林に取り組んでいただきました。 皆さんの植林に対する気持ちが通じて、素直に育つことを!! ポンガミアの植林は苗木が 64 本しか育たなかったために 100 本の植林は実行できませんでし た。 植え付け用の穴は 100 本分あ り、有機肥料も投入してあるの で次の苗が育ち次第追加で植林 をする予定です。 この植林にかかる費用は、クラ ウドファンド MAKUAKE で皆 様に支援頂いた資金を使わせて いただいています。この土地に 根づいてよく育ってくれること を願っています。 12月29日生育良好です クラウドファンド Makuakeでご協力いただきました皆様:佐村秀夫・後藤考宏・瀬尾光教・天野一廣・慶林坊葉 子・山内純一郎・丹下誠司・高橋知世・丹羽薫・八坂静・杉崎彩乃・山本穣・稲葉幸子・小林久人・太田和重・ありが とうございました。試験植林をスタートできました。現在育苗中の苗を2月に追加して植林してまいります。 ※準備、下草の刈り払いと今後の手入れは㈱ビーボコーポレーションの現地スタッフが実行します。 ■チークの植林~生命の森づくり~の一環として 今回は足の状態が良くなかったためにツアーにご参加いただけませんでしたが、日頃より「生命の森づくり」にた くさん継続的に参加していただいています波多野蓉子様と継続的に支援をいただいています国際ソロプチミスト 東京―西様、毎月継続的にご支援ご参加をいただいておりますODA ERI,USHIZAKI KOUT様分とツアー 参加者の皆様に1本ずつ合計15本、合計 100 本のチークの植林を実施させていただきました。 参加の全員には、記念植樹として「ウリン=鉄木」という腐りにくい木で、手作りの名札を立てていただきました。 No Forest No Future We Love Earth We Love Peace 植林用の植穴と有機肥料の施用は㈱ビーボコーポレーションの現地スタッフが事前に実行済みでしたので予定時 間内に完了できてよかったです。植林後の手入れは現地スタッフが継続して実行します。 参考)2001 年にはアランアランの草原がこんな「チークの森」に再生 ■2014 年 12 月 5 日~カリマンタン島からバリ島へ移動~ これまでカリマンタン島バリックパパン市からバリ島デンパサールまでの航空路線がありませんでしたが、 9 月より就航が始まり、約 90 分でつながったのでスケジュールが組みやすくなりました。 そこでこの路線を活用して、東カリマンタン州での植林とバリ州での植林をあわせたツアーが実現しました。 ※バリックパパン市からバリ島 デンパサール市まで 850 ㎞ 飛行時間 1 時間 20 分 10 月に開港した新ターミナル 東カリマンタンンは山岳民族ダヤック族がもともと住んでいた島でしたが、木材や石油、石炭などの鉱物資源が豊富でその開 発に伴いほかの島々からたくさんの移住者が集まっています。 地元の文化は、基本的にはダヤック族の文化しかなく貴重な存在になっています。 バリ島は、長い歴史の中で培われてきた農耕文化とヒンズー教の文化があり、落ち着いた雰囲気があります。 No Forest No Future We Love Earth We Love Peace 到着後、昼食、ショッピングモールの見学ののち、レゴンダンスの鑑賞をしながら食事のできるレストランで食事をとり、宿泊地 ウブドへバスで移動しました。 レゴンダンスを鑑賞しながら夕食をいただいて宿泊先のウブドへ移動しました。 ※ウブドはデンパサールから車で約 1 時間内陸に入ったところにあります。植林地はさらに内陸に 1 時間ほどかかります。 デンパサールの北に位置する「ウブド」は、インドネシアの避暑地として昔から知られるバリ中部のリゾート地。“神々の島”と謳われるバリ 島を一番象徴しているのがこのエリアで、村々には人々の深い信仰に基づいた宗教文化が今も根強く浸透し、辺りに独特の癒し効果を 放っています。 ■12 月 6 日~バリ植林 1 日目~ ◆なぜ、バリで植林か? カリマンタン州は森林率がまだ50%ありますが、バリ州では森林率が22%しかないことを 2006 年に知り、その 中でも一番厳しい環境での植林に協力を申し出て 2007 年より取り組み始め 8 年目を迎えます。 バトゥール山は標高 1,717mの活火山。その裾野に広がっているのは噴火によって創られたバトゥール湖です。 火山爆発で破壊された森林のためにバツール湖の水位が雨期でも2mも下がって、バリの水がめが水不足の危機 です。このためにこの裾野で水源涵養林の育成のための植林を 2007 年より行っています。 ●火山岩だらけて厳しい環境です ●水位が2m以上も下がっている 同じ場所からの情景です。植林によりこんなにも回復しています。 160 年余り植林をしなければ、回復しなかった 植生が 7 年余りで左の写真の状態に回復 しています。↑は火山爆発の被害分布図 No Forest No Future We Love Earth We Love Peace NPO アジア植林友好協会・宮崎代表理事に心より感謝申し上げます。 貴殿はこの土地での植林が他所とは全く異なることをよくご理解されております。 この岩石に覆われた土地では特別の処置と相当のコストが必要とされるにもかかわらず、貴殿は果敢に このプロジェクトに取り組まれております。ありがとうございます。 ~中略~ 最後に、バリ州政府の代表として、バリ島の自然保護に多大な関心と努力をそそがれているアジア植林 友好協会とこのプロジェクトを推進するにあたって協力をいただいた全ての支援者および関係者に改め て感謝申し上げます。(2009 年 3 月 9 日州知事より) このメッセージをいただいて「日本人として恥ずかしくない活動をしなければ」と感じました。 ■2014 年 12 月 6 日~公財)イオン環境財団環境活動助成事業他として実施~ この日は公財)イオン環境財団からの助成金で 600 本と世界日報社の植林平和大使の皆様からの 支援金ほかで 400 本合計 1000 本の植林を行いました。 インドネシア共和国バリ州バンリ県キンタマーニ群ペネロカン地区(海抜 900~1000m) 場所 ◆参加者 日本からのツアー参加者 15 名とバリ植林祭から参加の2名合計 17 名と現地で参加頂いた日本人 2 名の日本人合計 19 名と、STIBA ( http://stiba-bali.blogspot.jp/ 外国語大学の日本語コースの学生)がボランティアで 18 名そし てウダヤナ大学(http://www.unud.ac.id/eng/)の学生ボランティア 5 名、ペネロカン村の現場労 動者 15 名の総勢 57 名で植林を実行しました。 皆さん積極的に熱心に植林に取り組んで いただくことができました。 今回の場所 ◆植林実施日時 2014 年 12 月 6 日 AM8:00 ~PM5:00 ◆事前準備 ① 植林現場確認 2014 年 4 月 22~24 日に植林予定地の事前確認 を現地パートナーであるバリ緑化協会(YBHL)のメンバーと 行いました。2007 年から植林を続けている対象地とあまり 変わらない土地条件であることを確認しました。 ② 植林苗木の準備~ゴミにならないポットを使用~ 厳しい植林環境での活着率を高めるためと植林後の現場で不燃ゴミを 残さないように BIOPOT を 3 年前から使用しています。このポットは 生分解性のプラスチックと紙を貼り合わせた素材を使っていますので、 そのまま植えつけることができる環境に負荷をかけない製品です。 ★BIOPOT=生分解プラスチックのポットを日本からバリに 8 月 2 日に発送 No Forest No Future ★BIO ポットの特徴 We Love Earth We Love Peace ①不燃ごみを出さない ②植栽時間の短縮ができるのでコスト削減 ③植苗の根っこを傷めない。という優れ特徴 があります。(有)グリーンサポート製 http://www.green-support.com/about.html) 植栽時には、足場の悪い現場に苗木を運び、植え付ける前にポリポットを外して植林を行います。 これまでポットを外す際に根っこの周りの土が壊れ苗木を痛め、活着率を下げてしまっていました。 また、やっと植え終わって周りを見回すと空のポリ容器のゴミが山積み。そのゴミを片付けて回るのが大変でした がこのポットの使用でプラスチィックごみが無くなり環境にもいい効果がでています。 ③ 植林開始前に植穴堀⇒有機堆肥投入⇒土の入れ替え(客土)の準備(8 月下旬~) ※足下が不規則な岩石ののために植穴の掘る作業は大変 ※有機堆肥と土を運んで植穴に投入 ④ 竹の支柱の制作と資材の運搬と植林祭に向けて苗木、給水用の水、紐などを分配作業 苗木の支柱を制作と支柱を配布 植穴の所に立てる ブロック別に苗木の配布 風が強い場所なので保護のためと 植林の際に場所を確認し 苗畑から現場まで苗木を 植林実行の確認のために支柱を立てる。 やすいように支柱を立てる 運搬して配布しています ⑥植林作業へ 今回はこれまでの経験から活着率のよいアンププの苗を植林しました ~ それぞれが植林現場に歩行移動 ◆誰一人として不満を述べることなく真剣にでこぼこの道なき道を歩いて植林地に向かいました。 No Forest No Future We Love Earth We Love Peace ◆日本語を学ぶ学生ボランティアと笑顔の交流も ★日本人とインドネシア人との植林活動を通じて交流を一層深めるために 1 昨年からインドネシアの外国語学校で 日本語を学ぶ学生ボランティアに参加協力してもらっています。 お互いにコミニケーションができる上、植林の方法についても確実になると参加者に大変好評です。 ※親子ほどの年齢差がありいい交流ができました。 共に植林に取り組んでホット一息 それぞれの皆さんがそれぞれの想いで植林に取り組んで頂きました ※ほとんど全員が集合の写真:遠くにいて戻れない人は入れなかったようで残念です。 途中今にも雨が降りそうな天候でしたが、バツゥール山に守られてなんとか天候にも恵まれて無事に 皆様のお蔭で 1,000 本の植林を終了することができました。 「お互いに植林をする歓びを共有し交流できる喜びを分かち合える」とてもいい時間を持つことができました。 幸い今年は植林した日の前日まで雨が降っていて、土に水分が多かったので確率高く根づくことが期待でき そうでよかったです。年末の報告では、植林後も雨が続いていて植林木の生育にはとてもいい状態との報告 がありました。少し安心です。ありがとうございます。 NPO アジア植林友好協会 http://www.agfn.org No Forest No Future We Love Earth We Love Peace ■2014 年 12 月 6 日「Global Peace Forest」 ~「世界平和の森づくり」看板を Re-new~ ★良い森づくりのために追加植林と看板の建て替え 2008 年 11 月 26 日に世界平和連合より支援金をいただき 2008 年 12 月 から植林を始めました。今回、一層の植林推進のために若者たちの参加 意識を共有するために「世界平和青年連合」(YFWP)のロゴの看板に一新 して新の出発を祈念致しました。 これは世界平和を目指す青年たちの団体「世界平和青年連合」が様々な 世界にある問題解決に「自ら行動」する」ための「ワンコインプロジェクト」 の一つとして「世界平和の森づくり」への参加に取り組んで頂いています。 写真の中の大きい木は 2009 年に植 この植林活動を通じて「自然とのかかわりの機会を広げ」「地球市民とし 林した木々ですが、今回この木々の ての感覚を養って、世界で活躍してほしい」との願いによるものです。 間に追加 200 本の新しい苗を植林して より豊かな森を目指しています この植林プロジェクトは、「水」「生命」「平和」「人類共生」の価値観は支援をいただいた団体と共有できることと、世 界的なリゾート地「バリ」は寺院が多くて「神々の島」と呼ばれることから、「世界平和の森づくり」と命名して取り組ん でいます。 ◆その後も現在もUPFの「平和大使」の皆様にも参加、ご協力をいただき継続してまいりました。 今回、「世界平和青年連合」YFWP のワンコインプロジェクトとしても全面的に支援をいただける方針が打ち出さ れました。 ◆この植林活動を通じて感じ取れる価値観は大地への感謝であり、自然への感謝、自然との共生、国や人種や宗 教の違いを超えて協力することの大切さです。 ◆この価値観を地球に住まう人類が共有できてこそ、地球の自然環境が安定し、「世界平和」が実現できます。 ◆だから、神々の島といわれ、世界からさまざまな人々が集うバリ島からこの価値観を世界に向けて発信したいと 願い「バリ植林祭」というイベントにも取り組んでいます。 ~世界中に緑豊かで平和の社会を創造する~ ▲バトゥール山 バトゥール湖 スタートの植林地 看板設置場 ★湖の水位が2m低下で危機感 所 島の人々は標高の高い位置にある バツゥール湖から流れ出る「水」が ウブド方 面 生活を支える「いのちの水」なのです。 水源を守る植林プロジェクトなのです。 No Forest No Future We Love Earth We Love Peace 看板のもとに追加で 200 本をみんなで植林しました。大きい木は 2009 年植林分です。 平らな土地に植林をするのではないので打ち合わせが必要でした。 早朝から夕方まで皆さんそれぞれに熱心に植林に取り組んで頂きました。 現地の大学 1 年生 18 歳から 70 歳代までの皆さんが協力して、足場の悪い 現場を行ったり来たりしながらの作業をこなしていただきました。 参加者の皆さんからは、現地の大学生との交流ができて大変よかったと いう印象でした。世代、人種、国、宗教すべてを超えて「平和の木」を植える という時間を共有できて最高!との声をいただきました。