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*私はだれ? 右の図を見てください。 私は・・・・・。 ここにはたくさんの「私
人権教育推進委員会発行 NO.3
2011/05/31
*私はだれ?
右の図を見てください。
私は・・・・・。
ここにはたくさんの「私は」という言葉が
私は・・・・・。
書かれています。
私は・・・・・。
皆さんは「私は」のあとに思うまま、心に
浮かんでくるままに文章をつくってみてください。
どんなことでもかまいません。
私は・・・・・。
私は・・・・・。
私は・・・・・。
「私は・・・です。
」とか、
「私は・・・の
私は・・・・・。
ような人です。
」といったようにです。
私は・・・・・。
この「・・」の部分は「自己概念」とか「自己
理解」といって、
「自分が自分に対して持ってい
る枠組み」を表しています。
皆さんは「・・・。
」の部分にどのような言葉を思い浮かべましたか?
「私は女性です。
「私は学生です。
」などが思い浮かんだかもしれません。これは
「属性」と言われています。
それから、「私は人の前に出ると緊張します。」「私は気が短いです。」などとい
う「性格」に関することを思いついた人もいるでしょう。
また、
「趣味」やあれをしたいこれをしたいという「欲求」が出て
きた人もいるでしょう。
さらに「私は今眠たいです。
」のように「今の状態」を書い
た人もいるのではありませんか?
さて、人とかかわっていくときに、自分がどのような「態度」「行動」を
とっているのかを考えたことがありますか?
学校の中でたくさんの人と接している時の自分を知ること、それはとても大切
な事です。でもその事でもしかしたら、周囲に対し、または自分自身に対しての
いやな一面を発見することになるかもしれませんね。
「なぜ人はこんな自分を理解してくれないのだろう?」
「わかってくれない」と周囲に対して、不満を持つ人も
いるかもしれません。
これは、自分が思っている「枠組み」が認めてもらっていないように感じ、
「あ
の人が悪い」
「今、ここで・・・したから悪い」など原因を人や環境のせいにする
ことになります。これは自分に対し、よくないイメージを持ちますが、してはい
けないのことではありません。このように思うことで実はなんとかストレスをた
めないですんでいたり、どうにか毎日を暮らしていけたりしています。しかし、
自分の「枠組み」を広げることにならず、せっかく経験したことを受け入れずに
捨ててしまっているかもしれません。
また、自分がとった態度を振り返り、「自分自身を上手
に表現できていない」と感じることがあるかもしれません。
これは、無意識のうちに「枠組み」を抑え込んでいること
になります。自分で自分を認めないことはとても辛いことです。
こんな時は、
「自分はこんなこともできない人間なんだ・・・」
と否定的に考えず、
「できないこともある」と自分の「枠組み」を広げてみましょ
う。自分を許して、できない自分を、自分として受け入れてあげましょう。
(裏面に素敵な詩を印刷しました。読んでくださいね。)
自分の態度や行動をしっかりと見つめ、ふりかえり、事実を受け入れることは
自分自身の枠組みを広げるきっかけになると思います。
清水谷で出会う人、清水谷での経験・・・
これらを自分の中に少しでも取り込んでいけたら、
大切な自分の人生がより豊かになると思いませんか?
たくさんの「私は・・・」を見つけてください!
自分の主人公たれ
六浦 基
今の自分から変わりたければ
どうすれば変われるかと問うことをやめよ
ひとの顔色をうかがい
ひとの思惑を気にする生き方をやめよ
自分が自分のいやなところをきらい
否定的に見ることをやめよ
過ぎたことを悔やみ先のことを見積もり考えることをやめて
有限の自分を自覚して本当にやりたいことを探し
今ここに生きよ
失敗することが権利だと
傷つく覚悟をせよ
変わらないとあきらめている
自分を捨て去る覚悟をせよ
どんないやな自分も自分自身だと認め
受け入れて愛する自分になり
哀しみ 孤独感 怒り 喜びを素直に表現すれば
おのずからひとと心が通い
戦慄し感動する自分をつくりだせば出会いの世界が開く
怖れは自己中心的な妄想
矛盾や不安を感じるのは生きている証拠
ひとは変わるとき誰しも勇気がいり
悩みや苦しみを体験する
だがその悩みや苦しみには大きな意味がある
ひとには誰しも成長し適応する力がある
自分が自分の主人公になって生きることは
自分が自分に課する義務であり持って生まれた権利である
君よ
その権利を行使せよ
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