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私の留学体験記 - 広島県立広島中学校・広島高等学校
私の留学体験記 広島県立広島高等学校 留学期間 留学先 2年 山田帆夏(やまだほのか) 平成 25 年8月 17 日 ∼ ル・ジャルダン・アカデミー 平成 25 年9月9日(3週間) (ホノルル,アメリカ合衆国・ハワイ州) 私が留学したハワイは日本人の旅行者が多い場所で,行ったことのある人から日本語がかな り通じると聞いていました。でも,実際に行ってみると観光地であるワイキキは日本語が通じ るけれど,そのほかの場所では日本語はほとんど通じませんでした。日本と違ってちょうどよ い温かさと湿度の低いさらっとした空気は,とても気持ち良く,過ごしやすかったです。また, 澄んだ海はゆったりとした雰囲気を醸し出し,時間の流れはゆっくりで,一日一日がとても充 実していました。ハワイの人は日本語が少しだけなら話せる人もいて,行った場所どこででも 日本語で話しかけてくれました。 ホームステイ先の家族の方は,日本が大好きで私のことを快く受け入れてくださいました。 ハワイの伝統料理や文化など色々なことを教えてもらいました。ホストマザーや友達とスーパ ーに行ったりカフェに行ったりと,本当にハワイでの生活を満喫できました。ハワイには大型 の Japanese Market もあり,日本で売られているお菓子や食材,生活用品までたくさんのもの があって,びっくりしました。また,家にはプールはあるし,海もすぐ近くなので,ほぼ毎日 散歩したり泳いだりしました。 学校での授業はもちろんすべて英語で,プレゼンテーションなどの発言する機会もたくさん ありました。第二言語の授業には,フランス語,スペイン語,中国語,日本語がありました。 私は初めて日本語の授業を受けました。英語で授業するのではなく,日本語でほとんどの活動 を行い,意味を確認する時だけ英語を使っていました。それぞれ第二言語の授業は,ネイティ ブの先生が指導しているので,日本語は日本人の先生でした。日本語を英語で教えるのは私に とって初めてだったので,とても貴重な経験になりました。 また,日本と違う文化がたくさんありました。私のホームステイ先では毎週日曜日にホーム パーティーがあり,たくさんの人と話すことができました。日本が好きな方は多いので,色々 なことを聞かれ,嬉しかったです。また,アメリカには 13 歳ごろから自立するという文化があ るそうです。だから,ハワイの高校生は自分でたくさんのことができました。私も自分のお昼 ご飯は自分で作っていました。最初の日はそんな文化も知らず,お弁当がない!と戸惑いまし たが,教えてもらって自分で作ることができました。 最初は慣れない生活で大変だったけれど,ホストファミリーの支えで生活にも慣れ,聞き取 れなかった英語も聞き取れるようになりました。話すときはとにかく知っている簡単な単語で 話すよう心がけました。また,私のホームステイ先にはドイツからの留学生もいて,お互い母 語ではない英語で話していました。世界中の人とコミュニケーションを取る時に英語はとても 便利なツールなのだと実感しました。でも,英語は一つのツールでしかありません。ほかの国 の人とコミュニケーションを取るのに最も重要なのは,相手を尊重し,自分の意見を言う前向 きな姿勢だと改めて実感しました。きちんとした英語でなくても,伝えようとすると自然とジ ェスチャーがついたりするものです。伝えようとする姿勢はいつまでたっても一緒だと思いま す。この貴重な留学で感じたこと学んだことを,これからの人生の中で生かしていきたいです。 私の留学体験記 広島県広島高等学校 留学期間 留学先 2年 佐々木愛佳(ささきあいか) 平成 25 年8月 17 日 ∼ ル・ジャルダン・アカデミー 平成 25 年9月9日(3週間) (ホノルル,アメリカ合衆国・ハワイ州) ハワイは空が青く,自然にあふれていました。また日本と比べ湿度も低く,涼しくてとても 過ごしやすかったです。ハワイの地に足を踏み入れた時からハワイを去るその時まで,私はホ ームファミリー,ル・ジャルダン・アカデミーの先生や学生たち,共にハワイに行った友達た ちに囲まれ,本当に夢のような楽しい日々を送りました。 ホームステイ先の家族に会う前は,これから約一カ月間いっしょに生活する家族はどのよう な人たちだろう,仲良くしていけるだろうか,と緊張と不安でいっぱいでしたが,ハグして温 かく迎え入れてもらったとき「自分は歓迎されている」と実感して嬉しく思い,安心しました。 ホームファミリーと過ごして驚いたことは,ファミリーで一番小さかったジオバーニ(7 歳) の英語が一番聞き取りにくかったことです。ジオバーニは一生懸命に学校での出来事やゲーム のことなどいろんなことを話してくれましたが,あまり理解できなかったので申し訳なく,も っと英語の勉強をしないといけないと思いました。また,ホームマザーのナンヒーさんは韓国 系アメリカ人だったので,アメリカだけでなく韓国の文化も聞くこともでき,よい経験になり ました。夜には,みんなで Twister というゲームやかくれんぼをしたり,日本での生活や食べ 物,ハワイでも人気のあるジブリのことについて話したりしました。 ル・ジャルダン・アカデミーでは同じ学年の現地の生徒と一緒に授業を受けました。これは 私たち日本人の生徒たちにとっては,ものすごい挑戦でした。Language art, history , Mathematics, P.E, Japanese, science などの様々な科目の授業を,ほぼ全て英語で受けました。 Mathematics 以外の科目はまだ私たちが習っていない範囲で,それを英語で聞いて理解するこ とは容易なことではありませんでした。どの授業も単語が難しくて理解できないことが度々あ りましたが,先生に訊いたり,現地の生徒に助けてもらったりして乗り切ることができました。 また,日本人の先生もいらっしゃったので,細かな点について色々相談することができ,安心 して過ごすことができました。約一カ月間の短期留学は長いようで短く,あっという間に終わ った感じがしました。私はこの留学で現地の人々と暮らし,英語に触れることで自分に足りな いことを知ることができ,一つ大きなステップを踏めたと思います。ハワイの姉妹校留学を企 画してくださった先生方,ル・ジャルダン・アカデミーの方々,ホームファミリー,そしてこ のような貴重な体験をさせてくれた父と母に本当に感謝したいです。短期留学で得た経験をこ れからの将来に生かしていきたいです。 私の留学体験記 広島県立広島高等学校 留学期間 留学先 2年 山本あかね(やまもとあかね) 平成 25 年8月 17 日 ∼ ル・ジャルダン・アカデミー 平成 25 年9月9日(3週間) (ホノルル,アメリカ合衆国・ハワイ州) ‘‘You are our daughter’’.ホストペアレンツはそう言って私を家族の一員として迎えてくれま した。このホームステイは私にとって初めての海外渡航でした。ハワイにあるたくさんの自然 やきれいな海,晴れ渡った空などすべてのものが新鮮に感じられました。 初めてのホームステイで緊張していたのかもしれませんが,始めはなかなかホストファミリ ーが話していることが理解できず,ただ笑顔でいることしかできませんでした。すると,ホス トブラザーが私に「分からないことを分からないと言うことは恥ずかしいことではないよ。恥 ずかしがらないで。」と言ってくれました。私はこの言葉のおかげで,大きく変わることができ ました。ホストファミリーは私が理解できるまで丁寧に簡単な単語をつかって教えてくれまし た。また,私自身も自分の意見を一生懸命伝えました。おかげで,ホストファミリーとの会話 もとても楽しく充実したものになりました。ホストファミリーの家では家族の一員として料理 の手伝いや片づけなどの手伝いをしました。また,ホストファミリーにホームステイの感謝の 気持ちを込めてお好み焼きを作りました。材料がなくて,ソースも手作りでした。大変でした がホストマザーも手伝ってくれたのでなんとか作ることができました。ホストファミリーもお いしいと言って全部食べてくれました。とても嬉しかったです。ホームステイ中の一日一日が とても楽しくて,家族が集まる食事の時間がとても待ち遠しかったです。 現地の学校は,システムや建物など日本の学校とは大きく違っていました。しかし,先生も 生徒もみんなとても親切でハワイでの学校生活は本当に楽しかったです。特に印象に残ってい るのは,日本語の授業です。授業の中で現地の生徒が日本語の問題を解くのを手伝うことをし たのですが,英語で日本語を教えるということは難しかったです。しかし,その分,多くのコ ミュニケーションをとることができました。授業は日本語以外にも英語,数学,歴史,理科な どがあり,どの教科ももちろん英語だったので授業内容を理解するのは本当に大変でした。先 生の指示が分からなかったときには,周りの生徒が助けてくれました。同じ教室で同年代の生 徒と交流することはとても刺激的で印象深く,今でも鮮明に思い出されます。留学しなければ 味わえなかった体験ができて良かったです。 今回のホームステイで学んだことは,どんな環境,どんな文化の中に置かれたとしても,と にかく楽しむことが大切だということです。不安や緊張もあるけれど短期留学だったので時間 を無駄にしないように何事もしっかり楽しもうと思っていました。また,言語が違う人と話す ときこそ自分の意見や気持ちをはっきり持つことが大切だと思いました。また,笑顔であいさ つすることもコミュニケーションの一環であると思いました。今後,ハワイでのホームステイ の経験を活かせるような生活をしていきたいです。 私の留学体験記 広島県立広島高等学校 留学期間 留学先 2年 小池 平成 25 年8月 17 日 ∼ ル・ジャルダン・アカデミー 明里(こいけ あかり) 平成 25 年9月9日(3週間) (ホノルル,アメリカ合衆国・ハワイ州) 青く美しい空と海と涼しさに感嘆しながらホノルル空港に到着し,入国審査を受けました。 日本のジメジメした空気とは違い,サラサラとして涼しいハワイの空気は,留学を目前に控え た高校生の私をまるで別世界に連れ込むかのように感じました。 高校生が日本を離れ,言葉も価値観も生活習慣も違う国で過ごすというのは,ものすごいチ ャレンジで,最初は期待と同時に不安でいっぱいでした。実際に生活してみると,異国での生 活は,想像を超えるものでした。 『当たり前』が通用しないのです。例えば,日本では時間を守 るのは当たり前ですが,ハワイではその当たり前が通用しません。待ち合わせ時間より30分 遅れても何も言われません。また,ハワイにはお風呂につかって疲れをとるという習慣もあり ませんし,朝食をしっかりとるという習慣もありません。このように,価値観の違いに最初は 戸惑いましたが,だんだんと慣れてきて,しだいに価値観や文化の違いについて関心を持てる ようになりました。 学校では,アメリカのスクールライフを体感することができました。すべて英語で行われる 授業を受けるのはすごく大変でしたが,日本の授業とは全く違い,意見交換が多く,活動的で, すごく楽しかったです。また,日本のように黒板を使って授業をするのではなく,みんな自分 のパソコンを使って授業をしていたのが印象的でした。また,日本の授業中の雰囲気とは違い, 自由な雰囲気で,意見を言いやすい雰囲気だと感じました。また,たくさんの友達や先生に出 会いましたが,みんなとても優しく親しみやすい人たちばかりで,すぐに仲良くなりました。 授業で同じクラスになったことのない人でも,すれ違うたびに「コンニチワ!」と声をかけて くれたのが印象的でした。日本の学校にはない体験がたくさんでき,とても充実した学校生活 を送ることができました。 そしてなんといっても,ホストファミリーへの感謝の気持ちは忘れられません。毎日おいし いごはんを作ってくれたり,休みの日にはいつもきれいな海やチャーチに連れて行ってくれた り,宿題を手伝ってくれたり……そんなホストファミリーとは,本当の家族のように絆を深め ることができました。空港で別れる時は,自然と涙が止まりませんでした。 この留学を通して,私は大きく成長したと思います。特に,物事に対して積極的に取り組む ようになったし,自分のことは自分でやるという意識が高まったと思います。また,異文化に 触れることによって,ものの見方や考え方の視野が広がったと思います。今回の私の留学を支 えてくださったすべての人への感謝の気持ちを忘れず,この経験で培った力をこれからの人生 に役立てて行きたいです。 私の留学体験記 広島県立広島高等学校 留学期間 留学先 2年 池田 平成 25 年8月 17 日 ∼ ル・ジャルダン・アカデミー 周平(いけだ しゅうへい) 平成 25 年9月9日(3週間) (ホノルル,アメリカ合衆国・ハワイ州) 幼い頃からハワイに行ってみたいと思っていました。そして,実際に行ってみると,やはり 本当に楽しかったです。ハワイ全体が日本と全く違っていて,自然豊かで,独特の雰囲気に心 癒されました。気温は 25∼28℃ぐらいで心地よい風が吹き,のんびりとしていて,とても過ご しやすかったです。 ホノルル空港でル・ジャルダン・アカデミーの校長先生に出迎えられ,姉妹校留学は始まり ました。まず,一番に驚いたことは,何もかもが自由ということでした。まず,自分のしたい ことを毎朝ホストファミリーに言いました。 「海に行きたい。」 「ショッピングに行きたい。」 「ダ イヤモンド・ヘッド(山)に登りたい。 」様々な自由が許されてとても満喫できました。しかし, この自由には自己責任というものがついてきました。このことを理解できたのは留学が終わっ た後でした。この自己責任というものが私を大きく成長させてくれたと思います。 学校でも,また「自由」が多かったです。授業中にお菓子を食べてもOK(先生も食べてい る。)でした。受ける授業や部活動,学校行事等,自分で決めることが多く,迷いましたが,自 分に一番合った形の学校生活になったように思います。当たり前のことですが,授業はすべて 英語で,配られるプリントもすべて英語でした。辞書片手に毎日必死に語句の意味を調べまし た。先生に何回も何回も質問したり,クラスメイトたちに助けてもらっているうちに,自然と 英会話力が身に付きました。力をつけるには実際に使ってみるのが一番いいということを実感 しました。 私はクロスカントリー部に入りました。準備運動の際,数を数えるとき,この学校のトレー ドマークである,‘bulldog’(ブルドッグ)と言う習慣に驚きました。走っているときも,友達 から励まされて,最後まで走りきることができました。友達と楽しく話しているうちに,ここ でもやはり英会話力が自然と身に付きました。やはり,24 時間ずっと英語の世界は,英語が上 達するのにはとても良い環境だと,身をもって実感しました。 今,インターネット社会で,家の中から一歩も出ずに,世界の裏側まで知ることができます。 しかし,私が学んできたことは,実際に行って,体験してみないとわからないことだと思いま す。そしてこの学んだものは必ず将来の役に立つと確信しています。そういう意味でも,この 留学は,異文化を理解し,また日本の文化を伝えられる大切な学習だったと思います。「自由」 が多かった中で,自分を自立させてくれるいい機会になりました。このかけがえのない大切な ことを学べたのも,ホストファミリーや現地での友達・先生方のおかげだと思います。本当に ありがとうございました。