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子育て支援事業
こども部こども政策室
平成26年1月
1
目次
■ 1.子育て支援分野における現状・課題とその対応策 ・・・3ページ
■ 2.保育ニーズの増加 ・・・4~6ページ
○ 現状・課題 …4ページ
○ 対応策① 「緊急対策 待機児童解消アクションプラン」の積極的な取組み …5ページ
○ 対応策② 未整備地域へのこどもルームの整備とルーム規模の適正化 …6ページ
■ 3.子育て支援のニーズの増大 ・・・7~9ページ
○ 現状・課題 …7ページ
○ 対応策① 子育て支援情報提供方法の拡充 …8ページ
○ 対応策② 地域の子ども・子育て支援の充実 …9ページ
■ 4.要支援家庭・児童への対応 ・・・10~11ページ
○ 現状・課題 …10ページ
○ 対応策 虐待防止対策強化及び連携強化/障害児への支援ニーズの増大への対応 …11ページ
■ 5.子ども・子育て支援新制度 ・・・12~13ページ
○ 現状・課題 …12ページ
○ 対応策 子ども・子育て支援新制度への対応 …13ページ
■ 6.平成26年度の取組みの優先順位と予算 ・・・14ページ
2
1.子育て支援分野における現状・課題とその対応策
現状・課題
保育ニーズの増加
対応策
 「緊急対策 柏市待機児童解消アクショ
ンプラン」の積極的な取組み
 未整備地域へのこどもルームの整備と
ルーム規模の適正化
子育て支援のニーズの増大
 子育て支援情報提供方法の拡充
 地域の子ども・子育て支援の充実
 虐待防止対策強化及び連携強化
要支援家庭・児童への対応
子ども・子育て支援新制度
 障害児への支援ニーズの増大への対
応
 子ども・子育て支援新制度への対応
3
2.保育ニーズの増加 [現状・課題]
 長引く景気の低迷や女性の社会進出の拡大
等による共働き志向により,子どもの預かりを希
望する子育て世帯が増加しています。
 柏市では,近年,私立認可保育園の整備によ
り,待機児童数を大幅に上回る定員増を行って
います。待機児童は減少しているものの,解消に
は至っていません。
 今後も児童数の推移に留意しながら,保育需
要に対応していく必要があります。
待機児童の推移と保育園開園・定員増の状況(各年4月)
23年度
待機児童数
24年度
25年度
154人
133人
117人
保育園数
5園
4園
3園
定員増数
361人
260人
270人
入所率の高いこどもルーム(平成25年8月現在)
こどもルーム
 こどもルーム(学童保育施設)は,児童数の動
定員
入所児童数
入所率
高柳小こども
ルーム
50人
71人
142.0%
光ケ丘小こど
もルーム
50人
63人
126.0%
田中小こども
ルーム
50人
63人
126.0%
中原小こども
ルーム
60人
68人
113.3%
態を見極めながら,新たな整備や過密ルームの
解消を図っていく必要があります。
4
2.保育ニーズの増加 [対応策①]
「緊急対策 柏市待機児童解消アクションプラン」の積極的な取組み
1.私立認可保育園の整備強化
私立認可保育園の整備予定
整備年度
国基準の待機児童の解消を図るため,平成25年
度に5園,平成26年度に5園,2か年に合わせて
10園の私立認可保育園を整備する予定です。
25年度
26年度
保育園数
5園
5園
定員増数
345人
450人
2.幼稚園預かり保育の拡充
幼稚園預かり保育の拡充(予定)
幼稚園で教育時間外の早朝や夕方,また夏休み
等の長期休業中に園児を預かる「預かり保育事
業」に対して支援を行っていますが,預かり保育の
時間の延長や日数の増加を目指し,幼稚園に対
する支援を拡充していきます。
25年度
幼稚園預かり保
育受入人数
250人
幼稚園預かり保
育幼稚園数
10か所
26年度
410人
拡充
18か所
3.幼保連携型認定こども園への移行に対する支援
認定こども園は,幼稚園と保育園の制度の枠組みを超えて,小学校就学前の子どもに対
して幼児教育,保育を一体的に提供するとともに,地域における子育て支援の取組みを
充実させる新たな選択肢として導入された制度です。柏市も,幼稚園が認定こども園に移
行する場合には,移行への支援や移行に関する適切な情報の提供に努めていきます。
5
2.保育ニーズの増加 [対応策②]
未整備地域へのこどもルームの整備とルーム規模の適正化
1.未整備地域への対応
平成26年度は富勢東小に,平成27年度は田中北小に,それぞれこ
どもルームを設置する予定です。
2.ルーム規模の適正化
未整備の小学校区
田中北小
富勢東小
平成26年度に高柳小こどもルーム等に第二保育室
を設置し,施設の増床を図る予定です。
手賀東小
6
3.子育て支援のニーズの増大 [現状・課題]
 柏市子育てサイト「はぐはぐ柏」は,子育てに
かかわる多くの情報を掲載しており,子育て中の
保護者を中心にアクセス件数は増加しています。
今後は,分散する子育て情報の集約や情報量を
増加させる方法及び提供方法を検討する必要が
あります。
 核家族化や地縁の希薄化等により,子育てに
おいて親族や地域から援助が得られず,子育て
に対する孤立感・負担感が大きくなっていると言
われています。このため,子育て家庭が様々な支
援を円滑に利用できるよう身近な場所での総合
的な情報提供・相談機能が求められています。
 また,子どもの一時預かりのニーズが増大し
ています。上記の点からも,保護者のリフレッシュ
のための一時預かりの拡充が必要だと考えられ
ます。
 ファミリー・サポート・センターの利用会員は近
年増加していますが,協力会員と両方会員は横
ばいの状況にあります。このことから,事業のより
一層の周知と会員数を増加するための対策が求
められています。
はぐはぐ柏アクセス件数(全ページの年度別推移)
年度合計
月当たり平均
22年度
452,187件
37,682件
23年度
543,216件
45,268件
24年度
562,044件
46,837件
一時保育の実施・利用状況
実施保育園数
利用件数
23年度
10園
14,191件
24年度
15園
19,752件
25年度
18園
-
ファミリー・サポート・センター登録・援助状況
会員数
援助件数
協力会員
利用会員
両方会員
22年度
200人
845人
27人
6,794件
23年度
213人
856人
30人
7,151件
24年度
212人
913人
38人
7,211件
7
3.子育て支援のニーズの増大 [対応策①]
子育て支援情報提供方法の拡充
インターネットによる子育て情報提供体制を強化します。
 サイトのスマートフォン対応により,今後も増加するスマートフォンユーザーの使用環境の最適化を行いま
す。
 子育て支援団体等が自発的かつ簡易に情報入力できるシステム(CMS)とし,分散する子育て情報の集
約と情報量の増加を目的とした情報共有ネットワークを構築するとともに,ネットワークの拡大に努めます。
 施設マップ,イベントカレンダーを刷新して,目的にあった情報検索が容易にできるサイトとし,またSNS
と連携して情報の拡散性を図ります。
[スマートフォン画面イメージ]
8
3.子育て支援のニーズの増大 [対応策②]
地域の子ども・子育て支援の充実
1.利用者支援,地域子育て支援拠点事業
子育ての悩み等の相談受付,幼稚園・保育園等
の子育て支援施設の情報提供,専門機関への紹
介等を行う利用者支援のあり方を検討します。
また,子育て中の親子が気軽に集い,相互交流や
子育ての不安・悩みを相談できる地域子育て支援
拠点についても,現状を踏まえつつ,今後の整備
について検討していきます。
一時保育
• 保護者の労働等による保育の利用
• 保護者の傷病等による保育の利用
• 保護者のリフレッシュ等による保育の
利用
充実
2.一時保育等の充実・拡充
保護者の育児負担を軽減するため,新たに公立
保育園の一部で,リフレッシュに特化した一時保
育を実施します。
また,地域の中で育児の相互援助活動を行う会員
組織「ファミリー・サポート・センター」事業について,
事業の周知を強化し,会員数を増やすとともに,
多くの子育て世帯が利用しやすい相談体制の確
立を図ります。
アドバイザー
援助の
申し込み
利用会員
援助の打診
援助
協力会員
ファミリー・サポート・センターのしくみ
9
4.要支援家庭・児童への対応 [現状・課題]
 子育てへの不安やストレスを抱える家庭は多く,
このことが児童虐待や子どもを伴う家庭内暴力の
相談・対応件数の増加につながっています。この
ため,相談・支援体制の強化が急務です。
 こども発達センターにおける各種相談・支援の
利用者数は増加しています。また,保育園等にお
いても,サポートが必要な子など障害児としてとら
えられる児童が増えています。このことから,支援
を必要とする児童への対応が求められています。
家庭児童相談件数・要保護児童数推移(新規件数)
内容
23年度
24年度
25年度
障害児数
※サポートが必要な
子を含む
入園児童数
151人
4,039人
174人
4,142人
196人
4,477人
うち,訪問支援を受けている児童
数:18人(平成25年11月現在)
23年度
24年度
家庭児童相談件数(子
育ての不安や悩み,虐
待などの相談・支援)
646件
574件
733件
要保護児童数
217人
193人
243人
こども発達センター利用状況
23年度
キッズ
利用実人数
支援実施回数
保育園における障害児の状況(各年4月1日現在)
22年度
利用児1人当たり
の支援実施回数
24年度
発達
キッズ
発達
81人
777人
90人
897人
11,711
人
7,550
人
13,182
人
8,542
人
114.6
回
9.7
回
146.5
回
9.5
回
新規利用実人数
326人
353人
利用割合(出生数
約3,600人に対
する割合)
9.1%
9.8%
※「キッズ」…キッズルーム,「発達」…発達センター
10
4.要支援家庭・児童への対応 [対応策]
虐待防止対策強化及び連携強化
子どもの人権を守る観点から,平成25年6月に「児童虐待及びいじめ防止条例」が施行されました。
一層の児童虐待防止対策の強化を図ります。具体的には,以下のとおりです。
 要保護児童対策地域協議会の活用により,関係機関・地域関係者との連携を一層強化し,虐待の早期
発見,早期対応を図ります。
 虐待対応にあたる職員,相談員の研修を強化します。
 市民向けに児童虐待予防の啓発活動を強化します。
 虐待リスクのある家庭の訪問事業を強化するため,訪問を行う助産師等の専門職員の勤務日数を増やし
ます。
 新たに家庭児童相談・虐待対応業務に電子計算機システムを導入し,事務効率の向上を図るとともに情
報一元管理によるケース進行管理をより適切に行えるようにします。
障害児への支援ニーズの増大への対応
保育士,作業療法士等の専門職を増員し,集団療育支援
事業,個別療育支援事業の拡充を図ります。
保育課が実施している公立保育園への巡回支援をこども
発達センターの所管とする幼稚園・保育園等巡回支援事
業に統合し,事業の効率化,公平化を図るとともに,多様
かつ適切な専門職による巡回支援を実施することで当該
支援の充実を図ります。
また,訪問支援従事職員を増員し,保育所等訪問支援事
業の拡大を図ります。
26年度
25年度
幼稚園・保育園等巡回支援
対象園
50園
延べ
150回
対象園
60園
延べ
180回
保育所等訪問支援事業
職員1人
対象児20人
訪問支援(2週間に1回)
職員2人
対象児40人
11
5.子ども・子育て支援新制度 [現状・課題]
 柏市では,新制度への移行(平成27年4月予定)に向けて,平成25年7月26日に「柏市子ども・
子育て会議」を設置しました。
 この会議で出された意見や,平成25年度に行う「ニーズ調査」の結果について,「市町村子ども・
子育て支援事業計画」に反映させていきます。
 また,既存の柏市健康福祉審議会児童健康福祉専門分科会では幼保連携型認定こども園等の認
可に関する意見聴取等を行います。
附属機関名
柏市子ども・子育て会議
新たな給付制度の創設等
認定こども園制度の改善
地域子ども・子育て支援事業
「子ども・子育て支援事業計画」の策定,見直し,点検・評価
教育・保育(教育・保育施設や地域型保育事業等),地域子ども・子育て支援
事業の「量の見込み」「提供体制の確保の内容及びその実施時期」など
教育・保育施設,地域型保育事業所の利用定員の
設定
柏市健康福祉審議会
(児童健康福祉専門分
科会)
・保育園,地域型保育事業
の認可に関する意見聴取
・地域型保育事業の認可基
準
・給付の対象となる施設・事
業の運営基準
・幼保連携型認定こども園
の認可に関する意見聴取
・幼保連携型認定こども園
の認可基準
・放課後児童クラブの設備
運営基準
12
5.子ども・子育て支援新制度 [対応策]
子ども・子育て支援新制度への対応
平成27年4月に実施が予定されている子ども・子育て支援新制度に対応するため,こども部全体で
次のとおり対応します。
平成26年度
平成27年4月
こども部の新体制の確立
子ども・子育て支援事業計画の策定
幼保連携型認定こども園等の認可基準(条例)等の
制定
給付制度に対応するための電子計算機システムの
導入
給付施設の認可・確認及び施設利用者の支給認定
27年度の入所申込み
は,26年秋から開始
するため,
26年9月末までには,
準備作業を概ね終えて
いる必要があります。
子ども・子育て支
援新制度スタート
(予定)
幼稚園,保育園等の事業者及び施設利用者への制
度の周知
13
6.平成26年度の取組みの優先順位と予算
優先
順位
事 業 等
H26予算
保育ニーズの増加
1
 「緊急対策 柏市待機児童解消アクションプラン」の積極的な取組み
○私立認可保育園の整備(720,925千円)
○幼稚園預かり保育の拡充(34,576千円)
○幼保連携型認定こども園への移行に対する支援(60,000千円)
833,752千円
 未整備地域へのこどもルームの整備とルーム規模の適正化(18,251
千円)
子育て支援のニーズの増大
2
 子育て支援情報提供の拡充(3,240千円)
 地域の子ども・子育て支援の充実(30,974千円)
34,214千円
要支援家庭・児童への対応
3
 虐待防止対策強化及び連携強化(20,849千円)
 障害児への支援ニーズの増大への対応(13,401千円)
34,250千円
子ども・子育て支援新制度
4
 子ども・子育て支援新制度への対応(878千円)
878千円
14
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