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事業報告 - 宇治市福祉サービス公社
一般財団法人 宇治市福祉サービス公社 平成 27 年度 事業報告書 ・・・・・目次・・・・・ Ⅰ 事業計画の総括(事業方針と重点項目) 総括 ・・・・・・・・・・・・・・・1 重点項目実施状況 ・・・・・・・・・・・・・・・2 Ⅱ 理事会・評議員会等開催状況 (1) 理事会開催状況 ・・・・・・・・・・・・・・・6 (2) 評議員会開催状況 ・・・・・・・・・・・・・・・8 Ⅲ 役員・評議員等名簿 ・・・・・・・・・・・・・・・9 Ⅳ 事業実績 (1) 公社独自事業 ・・・・・・・・・・・・・・10 (2) 介護保険事業 ・・・・・・・・・・・・・・17 (3) 障害者総合支援事業 ・・・・・・・・・・・・・・21 (4) 宇治市委託事業 ・・・・・・・・・・・・・・23 【初めて開催した社協との合同勉強会】 Ⅰ 事業計画の総括(事業方針と重点項目) 総括 平成 27 年度は、公社の主要事業である『公社独自事業』、 『介護保険事業』、 『障害者総合支援事 業』、『市委託事業』のそれぞれの事業部門において、多種・多様化していく局面に対して、具体的 な対策や柔軟且つ積極的な対応等に鋭意取り組んだ。また、平成 28 年度には公社設立 20 周年を 迎えることから、プロジェクトチームを立ち上げてその準備に取り組んだ。 中でも介護保険事業においては、第 6 期介護保険制度改正による厳しい影響が想定されたが、訪 問介護事業と通所介護事業で特定事業所加算や中重度加算等の新たな加算を積極的に取得したこと、 加えて通所介護事業での実績等が向上したことにより、介護報酬改定等のマイナス要因を乗り越え、 介護保険事業全体の収入額としては過去最高値を得ることができた。 市委託事業においても、平成 29 年度より要支援者等への介護予防・生活支援サービスが市町村 で実施する地域支援事業として移行するにあたり、体制整備に向けた「生活支援体制整備事業」を 新たに受託し、その一環として実施した地域での新たな担い手を養成する“健康長寿サポーター養 成研修”では、定員を上回る応募となった。 受託 3 年目となる「初期認知症総合相談支援事業」は、認知症対応型カフェ(れもんカフェ)や 認知症初期集中支援チームをはじめとする取り組みが全国からも注目を受け、視察や講演依頼等が 数多く寄せられた。そして、宇治市と共に全国でも初めてとなる「宇治市認知症アクションアライ アンス(れもねいど) 」の設立に向けた準備会の運営に取り組み、3 月 21 日開催の「第 2 回認知症 フォーラム in 宇治」において、その始動の宣言をフォーラム参加者全員で行った。 一方、一般財団法人移行後に取り組んでいる公益目的事業については、「特定寄附事業」を平成 25・26 年度の2カ年で完了し、平成27年度以降は「地域力助成事業」等を軸に、助成開始 3 年 目となる今年度も、地域福祉の向上を目指して宇治市内で活動している 4 団体に対して、それぞれ の活動支援として助成を行った。また、市委託事業として平成 17 年度から 10 年間取り組んだ「輝 き支援 2015-高齢期支援システム創造事業」のうち、特に市民参加の多かった講座やこれまでに 継続・発展的な活動を展開してきた団体への活動支援等を中心に、今年度より公社独自事業の「輝 き支援事業」として、その他介護予防事業も含めて継続事業として実施した。 これらの状況の中、介護保険事業と障害者総合支援事業において、処遇改善加算Ⅰを取得して介 護職員の処遇改善に充当した他、介護職員以外の職員に対しても公社一般財源を投入して最大限の 処遇改善を図った。また、「きょうと福祉人材育成認証事業所」、「(京都モデル)ワーク・ライフ・ バランス認証企業」として、それらに相応しい働き甲斐・働きやすさが両立する職場環境の整備に 向けても努力をしてきた。その結果、収支面においては、事業収支の部で辛うじて均衡を保つこと はできたものの、年度末に経験年数のある職員への退職金の支出が重なり、最終的には支出超過と なった。 地域福祉の大きな転換期が目前に迫る中、これからも公社は、宇治市や宇治市社会福祉協議会を はじめとする関係機関・諸団体との連携のもと、宇治市域における在宅保健・福祉サービスの充実 に取り組み、設立趣旨を踏まえた役割等を積極的に果たしていく所存である。 1 重点項目実施状況報告 平成 27 年度の重点項目については以下の通り取り組んだ。 ◆公社独自性を発揮した柔軟且つ有効な公益目的事業の推進 1)地域包括ケア推進の拠点施設として、地域住民にとって身近で、使いやすい、地域福祉活動の 拠点機能を充実、強化するための提案や、 「地域福祉のつどい」 ・ 「コミュニティカフェ」等の具体 的な事業を発展させ、地域住民との協働による、より地域に密着した事業運営の実施について。 →3つの地域福祉センターの管理運営団体をはじめとする地域団体との連携、協力により例年 開催している「地域福祉のつどい」や「コミュニティカフェ」は、地域福祉センターを活用する 団体からの活動報告や、多くの地域住民の参加を得て地域に定着している。 (詳細は P32 参照) また、今年度は中宇治事業所においても地域住民を対象としたコミュニティカフェ(中宇治ぽっ ぽカフェ)を開催し、住民参加による催し(餅つき、コロッケ販売)を行い、住民参加、協働に よるイベントとして開催することができた。 2)平成 26 年度を以て終了した「宇治市輝き支援 2015-高齢期支援システム創造事業-」の継 続事業となる公社独自事業「輝き支援事業」の実施について。 →公社独自事業としての初年度は、市委託事業で行った事業の中で特に参加者の多かった講座 を中心に開催した。また、活動支援としては「FOREVER FOLK in 宇治」の取り組みを継続・ 発展させていくため、これまでの事業に参加のあった市民等による「宇治市フォークソング愛好 会」の設立を支援し、自主運営という形で、市内の地域イベントやボランティア演奏等にも参加 してもらう等、輝き支援の当初の目的を継承することができた。 (詳細は P14・15 参照) 3)マンパワー養成として、介護職員初任者研修課程「ほほえみ介護塾」及び平成 29 年度からの 新しい生活支援サービスの供給体制を整備するための生活支援サービス従事者の養成について。 →ほほえみ介護塾については、年 3 回の開催を計画していたが、3 回目については 1 名の応募 しかなく、最少催行人数に満たず止む無く休講とした。新しい生活支援サービス提供に向けたマ ンパワー養成としては、宇治市委託事業である生活支援体制整備事業の一環として「健康長寿サ ポーター養成研修」を開催し、こちらは定員を上回る応募があった。(詳細は P12・34 参照) 4)介護予防サポートセンターと障害者相談支援センターの事業の充実、強化を図るための人員体 制構築等について。 →年度当初にそれぞれの係に職員を 1 名ずつ配置することができた。 5)地域の諸課題を地域自身の主体的力量で対応する道筋をつけるための連携・支援を目的とした 「地域力助成事業」の実施について。 →4団体に対して、総額 1,900 千円の助成を行った。 (詳細は P16 参照) 2 ◆制度改正への対応 1)要支援者層に対する介護予防、日常的生活支援サービスの提供という公社の新たな役割に向け た調査・研究と具体的なモデル事業の実施について。 →平成 29 年度より要支援者等に対する介護予防・生活支援サービスが市町村で実施する地域 支援事業に移行するにあたり、それらの体制整備を行う事業を宇治市より委託を受けた。地域で の新たな担い手の養成研修をモデル的に実施した他、地域の支え合い活動に取り組む町内会組織 に対して、研修への講師派遣や、会議での助言等に取り組んだ。 2) 「認知症の人にやさしいまち・うじ」の実現に向けた取り組みについて。 →宇治市初期認知症総合相談支援事業の 3 年目となる今年度は、平成 27 年 3 月 21 日に発表 された「認知症の人にやさしいまち・うじ」市長宣言の実現に向けて、認知症対応型カフェ(れ もんカフェ)や認知症初期集中支援チームをはじめとする事業に取り組み、全国からの視察や講 演依頼も多く寄せられた。とりわけ全国でも初めてとなる「宇治市認知症アクションアライアン ス(れもねいど)」の設立に向けた準備会の運営やフォーラムの開催等、宇治市と共に実施した。 (詳細は P31 参照) 3)介護報酬改正への対応について。 →マイナス改定となった今回の改定に対応するため、訪問介護、通所介護では特定事業所加算 や中重度加算等を積極的に取得するために、業務・体制の見直しを図った。このことにより厳し い改定にもかかわらず、介護保険事業収入としては過去最高値を得ることができた。 4)第三者評価の結果を踏まえた更なるサービスの向上について。 →昨年度に受診した第三者評価結果のホームページ上での公表の他、 「B」評価項目については、 次回の受診で「A」評価を得られるよう、業務の見直しを図った。また、サービス向上検討委員会 では、サービス満足度調査を実施した。 ◆「きょうと福祉人材育成認証事業所」として相応しい職場環境づくりの推進 1) 「きょうと福祉人材育成認証事業所」として、魅力的な職場環境づくりについて。 →「きょうと福祉人材育成認証事業所」として受けられる助成を有効に活用し、特に新卒者を 対象とする「宇治市福祉サービス公社リクルートプロジェクト“POPPO ISM”」と銘打った求 人用パンフレットや DVD を作成した。また、平成 27 年 11 月には、特に産・育休の取得率等、 働きやすい職場環境の整備に取り組んでいることを高く評価され、「(京都モデル)ワーク・ライ フ・バランス認証企業」として京都府より認証を受けた。 *「(京都モデル)ワーク・ライフ・バランス認証企業」とは、ワーク・ライフ・バランス推進を宣言し た企業の中で、自社の実情に合った制度を推進し、その取得実績の状況等において一定基準を満たして いる企業が認証される京都府独自の取り組み。 3 2)階層別(経験年数別・役職者別) 、職種別研修の実施と社内研究発表会の開催について。 →「きょうと福祉人材育成認証事業所」として受講できる各種の職員向け研修を有効的に活用 し、職員の階層に応じた外部研修を積極的に受講させた。また、職種別の研修としても係単位や 係を超えた合同開催での社内研修にも取り組んだ。更に、昨年度に引き続いて社内研究発表会を 事業所ごとで開催し、日頃の業務の成果等を相互に発表し合うことで、それぞれの業務の「見え る化」にも取り組んだ。 *社内研究発表会一覧 西小倉事業所 平成 27 年 12 月 22 日(火)開催 地域包括支援センター係 西小倉事業所のみんなで考える地域包括ケアシステムについて ケアマネジメント係 ケアマネジャー業務の時間分析と業務改善 ヘルプサービス係 メールを活用した情報伝達の取組 デイサービス係 お客様疑似体験から学ぶ~お客様目線のサービスの提供を目指して~ 広野事業所 平成 28 年 1 月 19 日(火)開催 ケアマネジメント係 家族が望む最期を迎えるためにケアマネジャーができること ヘルプサービス係 障がい児を養育されているお客様の支援の現状と課題について デイサービス係 ひろの楽笑(がっしょう)くらぶ~歌う門には福来る!~ 東宇治事業所 平成 28 年 2 月 16 日(火)開催 地域包括支援センター係 『私のまちの声かけプロジェクト』取り組み報告 ケアマネジメント係 事業者様満足度アンケートを実施して ヘルプサービス係 特定事業所加算Ⅱを算定するに当たって デイサービス係 稼働率UPへの道のり~100%を目指して~ 中宇治事業所 平成 28 年 2 月 29 日(月)開催 総務係 健康で生き生きと働きたい! ~健康ポイント制度導入について~ 地域包括支援センター係 「苦しみの語らい」から「心の鉱脈を掘り当てる」支援とは 介護予防サポートセンター係 介護予防って何でしょう?~ボランティア活動から学ぶもの~ 福祉情報センター係 今年度新事業「歌笑会」の紹介とミニ歌笑会 障害者相談支援センター係 障害者相談支援センターの現状 ケアマネジメント係 中宇治居宅介護支援事業所開所から2年を振り返って 4 3)効果的な処遇改善の方途に向けた多角的研究・試行について。 →今年度は、新たな処遇改善加算制度による手当の改善や介護保険事業の実績を踏まえて、3 月に 3 回目の特別賞与をアルバイト職員も含めた全ての職員に支給した。 ◆その他(新規事業等) 1) 「20 周年事業企画プロジェクトチーム」の立ち上げについて。 →来年度から本格的に実施する 20 周年事業を計画的・効果的に進めるため、20 周年事業企画 プロジェクトチーム」を立ち上げ、会議を延べ 5 回開催し、ロゴマークやキャッチコピー・キャ ッチフレーズの募集・決定、取り組みに向けた具体的な準備・協議等を行った。 2)通所介護事業のサービス向上・拡充に向けた検討(介護保険事業)について。 →稼働率の向上に取り組み、3 事業所あわせて稼働率 90%を超える月が延べ 18 回あった。特 に東宇治事業所については通常規模型で 96%、認知症対応型で 50%を超える月もあった。また、 広野事業所通所介護サービスでは、年度末に 20 名から 23 名へ定員の拡充を図った。 3)宇治市社会福祉協議会との合同勉強会の開催について。 →公社 20 周年事業企画「設立の原点に立ち返って考える」の一環として、宇治市社会福祉協 議会に呼びかけて合同勉強会を開催した。今後、相互の理解、協力が重要となることから、来年 度 1 年間をかけた合同プロジェクトとして、連携、協働の在り方について議論を深めていく。 ◆第1回 日 時 平成 27 年 12 月 15 日(火)18 時~20 時 場 所 宇治市総合福祉会館 内 容 タイトル: 「その時歴史は動いた!~公社設立時のこと~」 ゲストスピーカー:塚原理俊氏(宇治市福祉サービス公社理事) 岡野英一氏(龍谷大学特任教授) ◆第 2 回 日 時 平成 28 年 1 月 26 日(火)18 時~20 時 場 所 宇治市総合福祉会館 内 容 タイトル: 「お互いを知る第一歩“いま”を知る」 講 師 :島崎貴士氏(宇治市社会福祉協議会事務局長) 田實敬幸(宇治市福祉サービス公社事務局長) ◆第3回 日 時 平成 28 年 2 月 22 日(月)18 時~20 時 場 所 宇治市総合福祉会館 内 容 タイトル:みんなで語る、みんなで考える、 「未来(あす)の宇治の 福祉」のカタチ(グループディスカッション) 講 師 :志藤修史氏(大谷大学文学部社会学科教授) 5 Ⅱ 理事会・評議員会等開催状況 (1)理事会開催状況 第 17 回 理事会 [平成 27 年 5 月 28 日開催] 議 案 第 1 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 26 年度事業報告書(案)」について 議 案 第 2 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 26 年度決算報告書(案)」について 議案第3号 議案第4号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 26 年度公益目的支出計画実施報告 書(案)」について 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 情報公開規程及び個人情報保護規程」の 一部改正について 議 案 第 5 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 給与規程」の一部改正について 議案第6号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 契約職員規程及びパートタイマー等規 程」の一部改正について 議 案 第 7 号 「第 7 回評議員会の招集」について 報告第 1 号 「理事長等執務報告」について 報告第 2 号 「平成 27 年度地域力助成事業」について 報告第 3 号 「平成 26 年度事故・苦情・サンクスレポート」について 報告第 4 号 「平成 27 年度夏季賞与、特別賞与の支給」について 第 18 回 理事会 [平成 27 年 6 月 18 日開催] (みなし理事会) 議案第 8 号 「代表理事(理事長)及び副理事長の選定」について 議案第 9 号 「平成 27 年度地域力助成事業(助成団体)の採択」について 第 19 回 理事会 [平成 27 年 7 月 21 日開催] (みなし理事会) 議案第 10 号 「第8回評議員会の招集」について 第 20 回 理事会 [平成 27 年 8 月 6 日開催] 報告第 5 号 「理事長等執務報告」について 報告第 6 号 「平成 27 年度第 1 四半期収支実績」について 報告第 7 号 「マイナンバー制度の導入」について 報告第 8 号 「宇治市出資法人自己評価報告書の提出」について 6 第 21 回 理事会 [平成 27 年 11 月 4 日開催] 議案第 11 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 個人情報保護規程」の一部改正について 議案第 12 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 職員就業規則」の一部改正について 議案第 13 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 契約職員規程」の一部改正について 議案第 14 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 パートタイマー等規程」の一部改正につ いて 議案第 15 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 職員給与規程」の一部改正について 報 告 第 9 号 「理事長等執務報告」について 報告第 10 号 「平成 27 年度上半期収支実績報告」について 報告第 11 号 「平成 27 年度冬季賞与、特別賞与の支給」について 報告第 12 号 「平成 27 年度上半期事故・苦情・サンクスレポート」について 第 22 回 理事会 [平成 28 年 1 月 27 日開催] 報告第 13 号 「理事長等執務報告」について 報告第 14 号 「平成 28 年度事業計画の概要」について 報告第 15 号 「平成 27 年度第 3 四半期の収支実績」について 報告第 16 号 「京都モデル ワーク・ライフ・バランス認証企業の認証」について 第 23 回 理事会 [平成 28 年 3 月 23 日開催] 議案第 16 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 28 年度事業計画書(案)」について 議案第 17 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 28 年度収支予算書(案)」について 議案第 18 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 職員就業規則」の一部改正について 議案第 19 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 契約職員規程」の一部改正について 議案第 20 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 パートタイマー等規程」の一部改正につ いて 議案第 21 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 職員安全衛生規程」の一部改正について 報告第 17 号 「理事長等執務報告」について 報告第 18 号 「平成 27 年度収支決算見込み」について 報告第 19 号 「平成 28 年度地域力助成事業の実施」について 7 (2)評議員会開催状況 第 7 回 定時評議員会 [平成 27 年 6 月 18 日開催] 議案第 1 号 「理事の選任」について 議案第 2 号 「監事の選任」について 議案第 3 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 26 年度決算報告書(案)」について 報告第 1 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 27 年度事業計画書及び収支予算 書」について 報告第 2 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 26 年度事業報告書」について 報告第 3 号 「一般財団法人宇治市福祉サービス公社 平成 26 年度公益目的支出計画実施報告 書」について 報告第 4 号 「理事会等の体制」について 報告第 5 号 「理事長等執務報告」について 報告第 6 号 「平成 27 年度地域力助成事業」について 報告第 7 号 「平成 26 年度事故・苦情・サンクスレポート」について 第 8 回 評議員会 [平成 27 年 8 月 6 日開催] 議案第 4 号 「評議員の選任」について 議案第 5 号 「監事の選任」について 報告第 8 号 「理事長等執務報告」について 報告第 9 号 「平成 27 年度第 1 四半期収支実績」について 報告第 10 号 「マイナンバー制度の導入」について 報告第 11 号 「宇治市出資法人自己評価報告書の提出」について 8 Ⅲ 役員・評議員等名簿 (1)役員名簿(平成 28 年 3 月 31 日現在) 役 職 氏 名 備 考 理 事 長 岡本 民夫 同志社大学名誉教授 副理事長 伊藤 義明 宇治市社会福祉協議会会長 専務理事 五艘 雅孝 宇治市福祉サービス公社理事 理俊 有識者 理 事 塚原 理 事 有賀やよい 医師 理 事 池田 正彦 宇治東福祉会理事長 理 事 笹部 和男 弁護士 理 事 斎藤 剛 宇治市健康長寿部部長 理 事 山崎 彰 宇治市連合喜老会副会長 監 事 土肥 誠 宇治市会計管理者 監 事 服部 広志 京都銀行宇治支店長 (2)評議員名簿(平成 28 年 3 月 31 日現在) 役 職 氏 名 備 考 評 議 員 大西 幸江 宇治市女性の会連絡協議会役員 評 議 員 岡野 英一 龍谷大学特任教授 評 議 員 門阪 庄三 宇治久世医師会副会長 評 議 員 寺澤耕一郎 宇治市民生児童委員協議会理事 評 議 員 藤田 佳也 宇治市健康長寿部副部長 評 議 員 舩川 菊枝 宇治市シルバー人材センター理事 (3)第三者委員名簿(平成 28 年 3 月 31 日現在) 役 職 氏 名 備 委 員 山口 委 員 山北千代子 考 勲 ※介護保険事業・障害者総合支援事業の利用者等に対しての第三者的な相談・苦情窓口 9 Ⅳ 事業実績 公社独自事業 <定款第 4 条(1)> 在宅保健福祉サービスの調査研究、知識の普及啓発、相談等に関 する事業 <定款第 4 条(2)> 自主的な在宅保健福祉サービスの提供に関する事業 <定款第 4 条(9)> 地域保健福祉に寄与する関係団体等に関する支援、助成事業 【愛好会組織として開催した FOREVER FOLK in 宇治】 【毎回多くの方が参加される青春歌声広場】 10 【料理教室は根強い人気】 在宅保健福祉サービスの調査研究、知識の普及啓発、相談等に関する事業 (1)> <定款第 4 条 公社会員の状況 ≪平成 27 年度会員数≫ 賛助会員(法人会員 41 団体・個人会員 84 名) 情報誌の発行 公社情報誌「ぽっぽ」 (各 3,000 部発行)を公社会員や利用者、関係機関等に配布し、知識・情 報の普及啓発を行った。 ◆実績 第 37 号(平成 27 年 8 月発行) 「新入職員紹介」「 『認知症の人にやさしいまち・うじ』に向けて」他 第 38 号(平成 28 年 1 月発行) 「理事長年頭挨拶」 「事業所通信」他 講師派遣 「ほほえみ介護塾」をはじめ、様々な講習会等に職員を派遣し、在宅保健福祉サービスについて の知識の普及啓発を行った。 ◆実績 派遣内容 派遣回数 介護塾講師 70 サポートセンター出張講座講師派遣(地域団体、学校) 29 認知症関連講演会等講師派遣 7 弁護士による相談事業 高齢者や障害者、その家族を対象に、弁護士による予約制(月 1 回)の法律相談を実施した。 ◆実績 (実施日) 月 1 回(原則第 4 木曜日)午後 2 時~4 時 30 分 (実施場所) 奇数月…西小倉地域福祉センター (延相談者数) 30 名 (相談内容例) 相続…12 件 債務…6 件 / / 遺言…1 件 / 財産管理…3 件 11 偶数月…東宇治地域福祉センター 家族関係…2 件 情報の収集と提供 公社情報誌「ぽっぽ」 、公社ホームページを活用して利用者・市民に向け、公社で実施する事業の 情報提供を行った。 また、インターネット上における介護関係の情報収集に努め、各職員に周知を図るとともに、事 業所ブログ(年間更新 256 回)や Facebook を活用して、公社の取り組みや最新情報の発信に努 めた。 自主的な在宅保健福祉サービスの提供に関する事業 <定款第 4 条(2)> 家事援助サービス(自主サービス) 介護保険法では対応できない院内介助等の利用者ニーズに対して、自主サービスとして実施した。 ◆実績 (単価)生活援助<350 円/15 分>・身体介護<450 円/15 分> 実人員 派遣回数 西小倉 東宇治 広野 計 13 11 20 44 199 402 291 892 福祉人材研修事業 1)ほほえみ介護塾 今年度は 3 期まで予定をしたが、3 期目については応募者が最少催行人数に満たず止む無く休講 とした。 ◆実績 第1期 第2期 実施時期 5月8日~8月21日 7月29日~11月20日 受講者数 10 4 修了者数 10 4 入職者数 4 1 12 2)介護技術習得・介護予防ボランティア養成サービス 介護予防事業「パワーリハビリ教室」「足しっかり体操教室」「あたまイキイキ教室」を支援する サポーターの育成や、既にサポーターとして活躍している方々の研修の場として、健康づくりのテ ーマ研修と各教室事業内容の紹介を行った。 開催日 テーマ 7 月 2 日 健康長寿をのばす食生活の基礎知識 10 月 1 日 介護保険が変わって私達のくらしはどう変わるのか 1 月 21 日 自分の体力を知って健康を維持しよう! ~ロコモティブシンドロームを予防! 3 月 30 日 介護予防で地域を活性化しよう! 参加者数 32 26 47 48 3)公社サービス利用者等リハビリサポート リハビリ専門職が公社内外のデイサービスやケアマネジャーからの依頼を受けて、サービス利用 者へ運動指導や住環境改善等のアドバイスを行った。 ◆実績 個別リハビリ指導 実施回数 19 財産保全・管理サービス 宇治市在住の概ね 65 歳以上の方で、身体の障害や、判断能力が不十分なために、日常生活を営 むことが困難である公社利用会員を対象に、公社が契約した貸金庫にて、重要書類(有価証券、権 利書等)を預かるサービスであるが、ここ数年は問い合わせも利用実績もなく、今後の事業見直し を検討中である。 13 輝き支援事業 平成 17 年度から平成 26 年度までの 10 年間に亘り、宇治市委託事業として取り組んできた「輝 き支援 2015~高齢期支援システム創造事業~」では、団塊世代をはじめとするこれから高齢期を 迎える市民が、これまで取得した様々な知識、経験を活用しながら、豊かで健康的な市民生活を送 ることができるきっかけとなる事業を実施してきた。また、講座終了後の主体的な活動をバックア ップすることでグループの組織化につなげ、一定の成果を挙げることができた。こうした成果を踏 まえ、この間蓄積されたノウハウを活用、発展させるために、今年度より公社独自事業として実施 した。 1)市民講座 これまで開催してきた市民講座の中で、特に継続の要望の高かった人気講座を中心に開催した。 ◆実績 実施事業名 実施回数 延参加者数 シニアのためのスマートフォン講座 ① 1 23 シニアのためのスマートフォン講座 ② 3 56 こだわり料理教室 4 54 ~10 歳若返る~パーソナルカラー&カラーセラピーで元気に! 6 120 青春歌声広場 5 199 2)活動支援 ◎ 地域の美化活動支援(ガーデニングボランティア) 西小倉地域福祉センター及び公社中宇治事業所近くの空き地(「ぽっぽガーデン」と命名)の 2ヶ所の花壇を、ガーデニング教室から派生したガーデニングボランティアの皆さんと、春・ 秋の花壇の設計、植え替えを中心に 4 月~10 月は延べ 28 回、11 月~3 月は延べ 10 回の管 理を行った。また、宇治支援学校の協力も得て、生徒とボランティアが協働で活動した。 ◎ コーヒーボランティア活動支援 「おいしいコーヒーの淹れ方教室」の受講者が、教室で学んだコーヒーの淹れ方の技術を活 かして、公社が主催、協力するイベント( 「コミュニティカフェ」 、 「FOREVER FOLK in 宇治」、 「れもんカフェ」等)で出張喫茶を行った。 また、他団体が実施している集い活動に個別に参加し、喫茶のサポート活動も行い、今年度 は宇治ボランティア活動センター主催の「ボランティアマッチングサロン」の喫茶コーナーで 活動を広げた。 14 ◎ 自主グループの継続支援 昨年度までの輝き支援事業での各種講座がきっかけとなり誕生した自主グループ、 「旬菜クラ ブ」「楽菜クラブ」「鱚菜クラブ」「楽歩会]「旅サークル」「写遊会」「青春同好会」の定例活動 を支援した。 ◎ FOREVER FOLK in 宇治の継続 宇治市委託事業が終了し、過去 12回にわたり開催してきた「FOREVER FOLK in 宇治」 の継続を望む声に、これまでの出演者・スタッフが 6 月に独立した団体として『宇治市フォー クソング愛好会 FOREVER FOLK』を設立。公社は、事業初年度として事務局機能を果たす等 の支援を行った。 そして、自主団体として初めての主催となる「第 13 回 FOREVER FOLK in 宇治」を平成 27 年 11 月 29 日に開催し、300 名近い参加者を得る盛況のもとで終了した。 更に、愛好会として京都府立山城運動公園太陽が丘でのイベント協力や、宇治支援学校のカ フェでの演奏等、地域活動にも貢献した。 3)共催事業 宇治市生涯学習センター、宇治ボランティア活動センターと共催で、 『仕事に没頭していた現役時 代を卒業し、今までとは違った地域社会での活動や余暇の時間の活用を模索されている方』を対象 に、生涯学習やボランティア活動等について紹介し、参加者同士の交流と活動に参加するきっかけ 作りにつなげるために「はじめようセカンドライフ」を行った。 ◆実績 実施日 6 月 20 日 6 月 27 日 9 月 30 日 10 月 6 日 2 月 16 日 2 月 23 日 内容 参加者数 「ボランティア活動~新しい生き方を 目指して~ 場所 一般 21 関係者 17 「セカンドライフの第一歩~新たな発 見で日々を楽しく~」 一般 23 関係者 17 「新しいことはじめ~ボランティア活 一般 16 動と楽しい仲間と充実した繋がり~」 関係者 13 「セカンドライフの新たな発見~趣味 一般 16 やボランティアの多彩な活動~」 関係者 8 「新しいことはじめ~ボランティア活 一般 15 動と楽しい仲間と充実した繋がり~」 関係者 11 「セカンドライフの新たな発見~趣味 一般 13 やボランティアの多彩な活動~」 15 関係者 9 宇治市生涯学習センター 地域保健福祉に寄与する関係団体等に関する支援、助成事業 <定款第 4 条(9)> 地域力助成事業 地域住民が主体となって、地域力の向上や地域福祉の向上を目指して活動している 4 団体に対し て、それぞれの活動を支援するために総額 1,900 千円の助成を行うことにより、福祉のまちづくり の原動力となる地域力の育成に寄与することができた。 ◆実績 助成団体名 助成事業内容 特定非営利活動法人「まちづくりねっと・うじ」 すはあつ 就労ネットうじ ーターの交流事業等 みっく 「ゆめハウス」 温かなご用聞きねっと りカフェの開催事業等 高齢者等の日常生活サポート事業。利用者(高齢者等)とサポ サポートセンター「きんと雲」 特定非営利活動法人 障害者授産施設の制作した製品販売の支援事業。まちづく 「たんぽぽ」 障がいのある人の居場所兼働く場所づくり事業。手話ラン チカフェの開催や障がいをテーマにした映画の上映会事業 元気なシニア層による高齢者世帯のご用聞き活動事業。た んぽぽ交流事業の実施等 【シニアのためのスマートフォン講座】 【カラーセラピーで 10 歳若返り】 【地域の環境美化に貢献するガーデニングボランティア】 16 介護保険事業 <定款第 4 条(3)> 居宅介護支援、介護予防支援に関する事業 <定款第 4 条(4)> 訪問介護、介護予防訪問介護に関する事業 <定款第 4 条(5)> 通所介護、介護予防通所介護に関する事業 【地元小学校との交流会】 【中学生の福祉体験学習の受け入れ】 17 居宅介護支援、介護予防支援に関する事業 <定款第 4 条(3)> 居宅介護支援事業 要支援・要介護の方からの相談に応じて、利用者の希望や心身の状態等を考慮した、適切な在宅 または施設のサービスが利用できるよう、各種サービス事業者との連携を図り、介護及び介護予防 サービス計画の作成、サービス提供の確保を行った。 ◆実績 西小倉 介護支援専門員数 東宇治 広野 中宇治 計 4.7 5 5 2 16.7 1,809 2,308 2,207 538 6,862 要 支 援 1 55 138 170 12 375 要 支 援 2 68 120 180 49 417 要 介 護 1 547 825 839 197 2,408 要 介 護 2 548 545 564 152 1,809 要 介 護 3 274 395 231 96 996 要 介 護 4 130 191 153 25 499 要 介 護 5 187 94 70 7 358 30.98 36.32 33.87 21.15 32.27 延給付管理件数 一人当り給付管理/月 ※一人当り給付管理は、予防給付(要支援 1・2)については 1/2 件でカウント 【事業所内の事例検討をリードするケアマネジャー】 18 訪問介護、介護予防訪問介護に関する事業 <定款第 4 条(4)> 訪問介護事業(ホームヘルプサービス) 要支援・要介護の方に対して、ホームヘルパーを派遣し、自立した日常生活を営むことができる よう、排泄・食事・入浴等の身体介護や、掃除・調理等の生活援助を行った。 ◆実績 西小倉 * * 予 防 給 付 計 381 366 536 1,283 延派遣回数 6,843 5,257 7,642 19,742 延利用人数 161 205 365 731 延派遣回数 1,242 1,703 2,984 5,929 延利用人数 746 571 901 2,218 延派遣回数 7,902 5,936 8,538 22,376 予 防 介 護 Ⅰ 延利用人数 235 349 469 1,053 (週 1 回程度の訪問) 延派遣回数 904 1,327 1,873 4,104 予 防 介 護 Ⅱ 延利用人数 84 226 139 449 (週 2 回程度の訪問) 延派遣回数 668 1,789 1,117 3,574 予 防 介 護 Ⅲ 延利用人数 39 20 22 81 (週 2 回程度を超える訪問) 延派遣回数 467 250 272 989 延利用人数 1,646 1,737 2,432 5,815 18,026 16,262 22,426 56,714 身 体・生 活 給 付 広野 延利用人数 身 体 介 護 介 護 東宇治 生 活 援 助 計 延派遣回数 ※介護給付は要介護 1~5 の方、予防給付は要支援 1~2 の方を対象 【頼もしい存在 公社のホームヘルパー】 19 通所介護、介護予防通所介護に関する事業 <定款第 4 条(5)> 通所介護事業(デイサービス) 要支援・要介護状態の方に対して、通所(送迎)による入浴、食事等の各種サービス、及びそれ ぞれのニーズに応じた介護、機能訓練等を提供し、利用者個々に満足してもらえるサービスの提供 を行った。 また、家族(介護者)に対しても身体的・精神的介護負担の軽減が図れるようサポートした。 ◆実績 西小倉 施設区分 定 員 通常型 東宇治 認知症型 通常型 広野 認知症型 通常型 計 25 10 25 10 20 362 311 362 311 362 延利用人員 7,873 1,421 8,305 1,219 6,425 25,243 要 支 援 1 146 0 212 0 222 580 要 支 援 2 866 0 889 0 75 1,830 要 介 護 1 1,880 385 2,438 104 2,709 7,516 要 介 護 2 2,541 289 2,242 225 1,843 7,140 要 介 護 3 971 449 2,062 528 1,006 5,016 要 介 護 4 739 145 325 201 367 1,777 要 介 護 5 730 153 137 161 203 1,384 1日平均人数 21.75 4.57 22.94 3.92 17.75 運営日数 90 【評判の広野御膳】 【百歳をお迎えになるお客様をお祝い】 20 障害者総合支援事業 <定款第 4 条(6)・(7)> 障害者児福祉サービスに関する事業 【サービスの質の向上のために毎月研修を行うヘルプサービス係】 21 障害者児福祉サービスに関する事業 <定款第 4 条(6)・(7)> 居宅介護事業(ホームヘルプサービス) 障害者総合支援法に基づき、対象の方に対して、ホームヘルパーを派遣し、可能な限りその有す る能力に応じた日常生活を営むことができるよう支援した。 ◆実績 西小倉 実利用者数 東宇治 広野 計 38 49 35 122 派遣回数 5,813 5,880 3,469 15,162 派遣時間 5,374 6,463:40 3,081 14,918:40 移動支援 障害者総合支援法に基づき、対象の方に対してホームヘルパーを派遣し、外出のための移動支援 を行った。 ◆実績 西小倉 実利用者数 東宇治 広野 計 2 3 3 8 派遣回数 170 467 33 670 派遣時間 85:30 224:30 71 381 障害者相談支援センター 平成 23 年 1 月に中宇治事業所内に開設して以降、年々利用者数も増加する中、今後高まる相談 支援ニーズに対応するために、職員 1 名の増員を図った。 ◆実績 サービス利用計画作成 総件数 467 実人数 50 22 宇治市委託事業 <定款第 4 条(8)> 在宅保健福祉サービスに関する受託事業 【健康長寿サポーター養成研修】 【歌と笑いで楽しく認知症予防“歌笑会”】 【介護予防教室】 【年々関心が高まる認知症予防教室】 23 在宅保健福祉サービスに関する受託事業 <定款第 4 条(8)> 訪問指導事業 1)訪問指導事業(健康増進法に基づく事業) 40 歳以上 65 歳未満の心身機能が低下している方を対象に、自宅に訪問し、運動指導や日常生 活動作指導、及び機能訓練事業への参加に向けた事前のアセスメント等を行った。 ◆実績 8 件 2)訪問型介護予防事業 二次予防事業の対象者で通所型事業に参加されない方を対象に、自宅に訪問し、運動器機能向 上プログラムとして、介護予防となる運動を中心とした指導等を行った。 ◆実績 64 件 機能訓練事業 1)機能訓練事業(健康増進法に基づく事業) 40 歳以上 65 歳未満の心身機能が低下している方を対象に、機能の維持と日常生活の自立・活 性化に資するための運動を「パワーリハビリ教室」の中で実施した。 ◆実績 (実人数) 2名 (延参加者数) 28 名 2)通所型介護予防事業 65 歳以上で、宇治市の「お元気チェックリスト」で「機能低下あり」と判断された二次予防事 業対象者に対して、自分の体重を活用した運動を主とする「足しっかり体操教室」と、機器を使 ったトレーニングで身体の動きやすさを改善する「パワーリハビリ教室」と複合型のプログラム を有した「足腰改善体操教室」を、広野地域福祉センターをはじめとする各会場にて実施した。 「足 腰改善体操教室」は、参加者数の向上のために公募、送迎対応等の工夫を行った。 ◆足しっかり体操教室 (実施回数) 176 回 <3 会場 (実人数) 185 名 会場 実人数 4 グループ×44 回> (延参加者数) 延参加者数 回数 3,081 名 平均参加者数 延ボランティア数 東宇治A 39 655 44 14.89 727 東宇治B 35 631 44 14.34 446 西小倉 67 1,111 44 25.25 413 広野 44 684 44 15.55 348 185 3,081 176 17.51 1,934 計 24 ◆パワーリハビリ教室 (実施回数) 264 回 <2 会場 (実人数) 153 名 会場 実人数 3 グループ×22 回×4 クール> (延参加者数) 延参加者数 2,911 名 回数 平均参加者数 延ボランティア数 A広野 55 1,016 88 11.55 391 B黄檗 56 1,054 88 11.98 398 C広野 42 841 88 9.56 429 153 2,911 264 11.03 1,218 計 ◆足腰改善体操教室 (実施回数) 88 回 <2 会場 (実人数) 52 名 22 回×2 クール> (延参加者数) 回数 871 名 平均参加者数 延ボランティア数 会場 *実人数 延参加者数 広野 30 521 44 11.84 87 黄檗 22 350 44 7.95 67 計 52 871 88 9.90 154 *一般公募の 16 名(広野 10 名、黄檗 6 名)を含む 3)パワーリハビリ事業 65 歳以上の利用希望者で、宇治市健康生きがい課で受け付け登録された方が、実施日に広野地 域福祉センター、宇治黄檗体育館へ来所してトレーニングを行う。基本的に利用者の自己管理・ 自主トレーニングであるが、機器操作や運動方法、安全管理等を専門職員が指導した。これまで は広野会場分のみを担当していたが、今年度については、黄檗体育館での事業も担当した。 ◆実績 会場 実施回数 登録者数 延参加者数 広野 90 57 3,691 黄檗 190 80 6,020 計 280 137 9,711 25 認知症予防事業 1)認知症予防教室 介護予防事業として、65 歳以上で認知症の予防に関心のある方に対して、伊勢田明星園をはじめ とする各会場にて「頭いきいき教室」を開催し、教室に継続的(年 22 回)に参加する中で、他者 との交流を深めながら、脳活性化訓練等を積極的に行い、認知症の予防を図ることを目的として実 施した。今年度は希望者が多かったため、定員より多く申し込みを受け付け、参加率も高く予定を 超える参加者となった。 ◆実績 (実施回数) 132 回 <6 会場×22 回> (実人数) 128 名 会場 (延参加者数) 実人数 2,425 名(請求は 2,112 名分) 延参加者数 回数 平均参加者数 延ボランティア数 伊勢田明星園 25 466 22 21.18 116 特養まごころ園 19 330 22 15.00 91 ハーモニーやまはた 24 456 22 20.73 120 宇治愛の郷 20 399 22 18.14 111 まごころ大久保 20 364 22 16.55 45 ヴィラ鳳凰 20 410 22 18.64 57 128 2,425 132 18.37 540 計 2)脳活性化教室 昨年度に引き続き、申込不要の認知症予防事業として、3 会場で月各1回ずつ 4 回シリーズの講 座を実施した。 脳の健康度チェックにファイブコグテストを取り入れ、自身の認知機能の状況を把握し、健康に 過ごすための講話や脳活性化ゲームを行った。 ◆実績 (実施回数) (延参加者数) 36 回 <3 会場×12 回> 697 名 会場 延参加者数 回数 平均参加者数 東宇治地域福祉センター 145 12 12.08 西小倉地域福祉センター 232 12 19.33 うじ安心館 320 12 26.67 計 697 36 19.36 26 きらり教室 宇治市の要請を受けて、就学前の児童で発達に不安のある子どもと親を対象とした教室等に、作 業療法士、理学療法士を、教室 36 回・会議 13 回の計 49 回(33 日)派遣した。 地域包括支援センター運営事業 宇治市からの委託を受けて市内 3 か所(西宇治、東宇治南、中宇治)にて地域包括支援センター の運営事業を行った。 1)介護予防支援事業(要支援 1・2 の方の給付管理) ◆実績 ※居宅介護支援事業所への委託件数含む 西宇治 年間給付管理件数 東宇治南 中宇治 計 2,258 3,873 2,247 8,378 188 322 187 697 月平均給付管理件数 2)総合相談・権利擁護・包括的支援事業 ◆実績 ※( 相談対応の内容等 東宇治南 中宇治 計 4,105 3,892 (306) 3,233 11,230 (306) 42 4 (0) 1 47 (0) 226 195 (0) 51 472 (0) 27 62 (1) 461 550 (1) 4,400 4,153 (307) 3,746 12,299 (307) (再掲)ケ ア マ ネ 支 援 104 63 (13) 262 429 (13) 当 年 度 新 規 実 人 数 890 694 (88) 643 2,227 (88) 介護保険サービスに関すること 成年後見制度に関すること 高齢者虐待に関すること その他の権利擁護に関すること 相 談 件 数 計 西宇治 )内は支所「宇治明星園」による別途対応数 27 3)小地域包括ケア会議開催 包括名 開催日 西宇治 東宇治南 5 月 29 日 11 「西小倉ふれあいランド」3 年間の振り返り 7 月 18 日 15 「地域で見守るということ」 1月 23 日 24 「在宅医療・介護の連携」 9 月 25 日 (徘徊模擬訓練)実施に向けて) 66 『私のまちの声かけプロジェクト』 11 月 12 日 1 月 21 日 中宇治 テーマ 参加者数 66 『私のまちの声かけプロジェクト』の実施 59 『私のまちの声かけプロジェクト』の振り返り 10 月 29 日 18 事例検討「真夏にジャンバーで相談に・・」 12 月 22 日 10 事例検討 partⅡ 1 月 21 日 7 事例検討 partⅢ 3 月 10 日 20 事例検討「介入困難な人への糸口をさぐるには」 4)初期認知症総合相談支援事業 認知症になっても住み慣れた地域で生活が継続できるよう、専任の認知症コーディネーター2 名 (社会福祉士)とアルバイトの看護師 1 名を配置し、医療、福祉等とのネットワークを形成し、認 知症の人や家族に対し、状況に応じた適切な支援を行うことと、初期認知症の特性に配慮して切れ 目のない支援を提供するために、状況に応じた適切な医療、介護等との連携を図るとともに、必要 となる社会資源等を構築することを目的に実施した。 3 年目となる今年度は、全国的にも高い関心と注目を集める認知症対応型カフェ「れもんカフェ」 と認知症初期集中支援チームの運営を両輪として、認知症当事者、家族への初期からの支援を行う 一方で、認知症サポーター養成研修や認知症を正しく理解するための連続講座の開催等、啓発活動 にも力を入れた。 特に、平成 27 年 3 月 21 日に全国の自治体として初めて宣言された「認知症の人にやさしいま ち・うじ市長宣言」の実現に向けた新たな取り組みとして、医療・介護・福祉・行政に加え、企業・ 団体等とも連携し、市域全体で認知症の人の視点に立った支援体制の構築を図るために、 「宇治市認 知症アクションアライアンス(れもねいど) 」の設立に向けた準備会の運営と、 「第 2 回認知症フォ ーラム in 宇治」において正式にアクションアライアンスの始動を宣言する等大きな成果をあげた。 ① 二次予防事業該当者訪問(初期スクリーニング訪問)の実施 宇治市内の二次予防事業該当者のうち認知機能低下に該当する人で、宇治市が開催する介護予防 事業への参加がなかった人 508 名を対象に、訪問による実態の把握と必要に応じて本人支援や家族 支援につなぐことを目的に実施した。 対象者の大半は日常生活に大きな支障なく過ごされていたが、8 名の方については介護保険サー ビスが必要な状態の方もおられ、地域包括支援センターに訪問依頼し、住宅改修やデイサービスの 利用につながったケースもあった。 28 ② 認知症対応型カフェの企画・管理 「れもんカフェ」の名称で市内圏域にて計 33 回開催した。宇治市の認知症カフェは全国的にも 先進事例として紹介をされていることから、今年度も全国の自治体や関係団体等からの視察や、マ スコミ等からの取材を受け入れた。 【れもんカフェ開催状況】 圏域名 開催場所 開催回数 参加者数 東宇治北圏域 カフェ頼政道・ハーモニーやまはた・カフェそらまめ 4 136 東宇治南圏域 東宇治地域福祉センター・カフェ SHIN 4 129 中宇治圏域 カフェアドリアーナ・ノーヴェ 4 102 西宇治圏域 西小倉地域福祉センター・床の宿 4 183 北宇治圏域 Reos 槇島 12 468 南宇治圏域 とんがり山のてっぺん de・まごころ大久保 5 151 33 1,169 合 計 【カフェ視察・取材受け入れ状況】 受入日 視察・取材希望団体 5 月 9 日 茨木市、京都リビング新聞 場所 人数 アドリアーナノーヴェ 4 Reos 槇島 2 西小倉地域福祉センター 3 6 月 14 日 京都市地域包括支援センター Reos 槇島 2 7 月 12 日 交野市地域包括支援センター Reos 槇島 2 8 月 9 日 滋賀県 NPO 団体 Reos 槇島 2 8 月 29 日 認知症センター大府 アドリアーナノーヴェ 2 Reos 槇島 2 とんがり山のてっぺん de 1 Reos 槇島 3 11 月 8 日 城陽市 Reos 槇島 1 11 月 28 日 同和園 アドリアーナノーヴェ 1 12 月 6 日 山形県庁、大府若年性認知症コールセンター Reos 槇島 3 3 月 13 日 鹿児島県 Reos 槇島 2 5 月 17 日 名古屋市 5 月 24 日 新潟県長岡市 9 月 13 日 東京パーソンドケアセンター、朝日新聞 9 月 19 日 朝日新聞 10 月 11 日 京都市有料老人ホーム、橘大学 ③ 認知症初期集中支援チーム事業の実施 認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けら れるために、認知症の方やその家族に早期に関わるための「認知症初期集中支援チーム」を配置し、 早期診断・早期対応に向けた支援体制を構築することを目的に実施した。 チームは市内全域を対象として、圏域の包括等との連携により実施し、54 ケースの訪問調査と介 護サービス導入や、医療受診等必要な支援を行った。 29 ④ 認知症を正しく理解するための連続講座の開催 市民や市内の介護保険事業者、医療関係者に対して啓発事業の一環として、京都府立洛南病院副 院長の森俊夫先生等を講師に、認知症を正しく理解いただくための連続講座を開催した。今年度は 一般市民向けと専門職向けとに内容を分け、それぞれ 5 回シリーズで開催し、全ての講座を受講さ れた 58 名の方に宇治市長名で修了証を発行した。 【一般市民対象講座】 開催日 内容 受講者数 6 月 14 日 認知症を正しく理解する 41 7 月 12 日 認知症当事者から学ぶ 44 8 月 9 日 地域で支える認知症~介護サービス・社会資源等~ 30 9 月 13 日 地域で支える認知症~サポーター養成研修~ 10 月 11 日 認知症の人にやさしいまち 35 うじ 31 【医療・介護専門職対象講座】 開催日 内容 受講者数 11 月 8 日 認知症を正しく理解する 60 12 月 6 日 認知症当事者から学ぶ 56 1月 7 日 認知症ケア総論① 53 2 月 14 日 認知症ケア総論② 48 3 月 13 日 認知症の人にやさしいまち うじ 51 ⑤ 初期集中支援チーム、認知症カフェ関連の研修会・視察等への講師派遣 全国的な注目を受ける宇治市の取り組みについて、全国各地の自治体や関係団体から講師派遣依 頼を受け職員を派遣した。 【講師派遣】 開催日 依頼・講演先 テーマ・内容 6 月 22 日 大阪市 認知症カフェのつどい 6 月 25 日 名古屋市 認知症カフェ研修会 7 月 5 日 山城認知症地域ケア連絡協議会 初期集中支援実践報告 7 月 9 日 第 2 岡本病院連携室勉強会 認知症関連事業内容 7 月 30 日 大津市 初期集中支援チーム研修 9 月 5 日 日本高齢者生活協同組合 認知症カフェ実践報告 9 月 17 日 岡屋地区民生児童委員勉強会 認知症関連事業内容 10 月 4 日 大阪市作業療法士会 初期集中支援チーム事例検討会 10 月 18 日 大阪市高齢者生活協同組合 認知症カフェ実践報告 12 月 12 日 朝日新聞厚生文化事業団講演会 認知症カフェ実践報告 12 月 13 日 京都府作業療法士会 初期集中支援チーム員研修会 30 【視察対応】 開催日 視察団体等 内容 6 月 17 日 大和高田市社会福祉協議会 認知症カフェについて 7 月 2 日 韓国 宇治市の認知症施策全般について 10 月 13 日 木津川市地域包括支援センター 初期集中支援チーム 10 月 26 日 松坂市 宇治市の認知症施策全般について 11 月 13 日 名古屋市認知症当事者チーム 宇治市の当事者との交流 11 月 30 日 山城南圏域保健所管内関係機関 初期集中支援チームについて 12 月 7 日 山形県認知症施策担当者 宇治市の認知症施策全般について ⑥ 第 2 回認知症フォーラム in 宇治の開催 全国の自治体として初めて「認知症の人にやさしいまち・うじ市長宣言」がされてからちょうど 1 年目にあたる平成 28 年 3 月 21 日に開催された。ここでは宣言を実現していくための取り組み として、認知症当事者、家族の声を行政施策や介護サービス等に反映させるために、宇治市の認知 症当事者チームの声をまとめた「旅のしおり」の経過報告や、 「宇治市認知症アクションアライアン ス(れもねいど) 」の趣旨に賛同いただいた民間企業や関連団体より取り組みの報告がなされ、山本 宇治市長がアクションアライアンスの始動を正式に宣言された。 また、本フォーラムは来年日本で開催される国際アルツハイマー病協会第 32 回国際会議のプレ イベントとしても位置付けられ、当日は国際アルツハイマー病協会の事務局長も出席された。 ◆ 開催日 平成 28 年 3 月 21 日(月) ◆ 場 所 宇治市文化センター小ホール ◆ 参加者 450 名 31 宇治市地域福祉センター指定管理事業 指定管理者として、西小倉地域福祉センター、東宇治地域福祉センター、広野地域福祉センター の施設・設備にかかる管理運営の指定を受けた。 1)デイルーム等の利用状況 ◆実績 西小倉 東宇治 広 野 計 利用者数 (内入浴) 利用者数 (内入浴) 利用者数 (内入浴) 利用者数 (内入浴) 男性 5,537 5,192 4,433 4,213 2,223 1,124 12,193 10,529 女性 1,831 1,683 3,522 2,796 3,862 1,379 9,215 5,858 計 7,368 6,875 7,955 7,009 6,085 2,503 21,408 16,387 2)施設の利用状況 ◆実績 西小倉 利用区分 ※( )は広野での呼称 件数 利用者数 東宇治 件数 利用者数 広野 件数 ボランティアルーム 249 4,483 地域交流室(会議室) 385 12,159 557 15,482 493 研修室(介護者教育室) 385 12,159 552 15,228 料理教室 246 6,883 150 1,265 35,684 計 計 利用者数 件数 利用者数 249 4,483 12,051 1,435 39,692 491 12,028 1,428 39,415 4,277 61 1,401 457 12,561 1,259 34,987 1,045 25,480 3,569 96,151 3)コミュニティカフェ及び地域福祉のつどい開催 【コミュニティカフェ】 開催日 場所 8 月 29 日 西小倉地域福祉センター 10 月 12 日 広野地域福祉センター 10 月 17 日 東宇治地域福祉センター 内容 百歳を迎えられたデイサービスご利用の お客様の「百賀のお祝い」開催等 大開小学校金管バンド等演奏、宇治支援 学校の美術作品展示等 和太鼓・人形劇鑑賞、縁日コーナー等 参加人数 120 名 150 名 130 名 【地域福祉のつどい】 開催日 場所 内容 2 月 20 日 東宇治地域福祉センター 登録団体活動発表とコミュニティカフェ 2 月 21 日 広野地域福祉センター 介護予防講演会とコミュニティカフェ 3 月 5 日 西小倉地域福祉センター センター登録団体活動発表 32 参加人数 70 名 103 名 82 名 生活支援の訪問介護事業 それぞれの対象の方に対して、下記の通りにホームヘルパーを派遣し、可能な限りその有する能 力に応じた日常生活を営むことができるよう支援した。 利用者は広野事業所で 1 名であった。 ◆実績 (派遣回数)19 回 (派遣時間)19 時間 宇治市生活支援体制整備事業 平成 29 年度より完全実施となる地域支援事業への移行に向けて、要支援者層に対する新たな介 護予防サービスの創設や、協議体の組織化に向けた調査研究をはじめ、地域における担い手養成や 住民主体による支え合い活動づくりのサポート等を行う目的で、今年度より新規事業として宇治市 より委託を受けて実施した。 1.高齢者の日常生活支援体制整備に関する調査研究事業 1)要支援者に対する生活支援サービスのニーズ調査の実施 平成 24 年、25 年、26 年の 11 月度の介護予防訪問介護、介護予防通所介護サービス利用者 のリストをもとに、地域包括支援センター圏域別に利用者数、男女比、年齢、要支援別、サービ ス事業所数の整理を行う。 その後、現在の要支援者の介護予防訪問介護、介護予防通所介護サービスの利用内容や状態等 の実態把握のため、地域包括支援センターより「利用者基本情報」及び「介護予防サービス・支 援計画書」の提出を受け分析を行った。(調査・分析対象者数 48 名) 2)事業所・団塊の世代等への意向調査 生活支援サービスの担い手として想定される団塊の世代等の市民に対して、生活支援サービス の実施に対する意識、自らがサービスの担い手になることについての意向を把握するために実施 した。(調査対象者数 147 名) 3)生活支援サービス提供に関する需給バランスの分析 モデル地区に選定した若葉台自治会(伊勢田町砂田・遊田地域で構成された世帯数 427 世帯の 自治会)における助け合い活動の仕組みのたたき台をつくるため、10 月に全世帯を対象に「助け 合い活動アンケート」を実施した。 33 4)生活支援サービス提供に向けたサポーター養成に関する研究 一人暮らし高齢者など日常的なサポートが必要な方が、住み慣れた地域で安心して暮らし続け られるよう、掃除や買い物などのちょっとした家事をサポートする担い手になっていただき、地 域住民の暮らしを支えることや新たに地域の活動に参加いただくことを目的に、「健康長寿サポ ーター養成講座入門編」を 3 回シリーズで西小倉地域福祉センターと宇治市生涯学習センターの 2 会場で実施した。 【内容】 開催日 会場 2 月 24 日 西小倉地域福祉センター 3 月 4 日 宇治市生涯学習センター 2 月 26 日 西小倉地域福祉センター 内容 ①地域ぐるみの支援で安心して暮らせる宇治のまちに ②活動体験談発表 ①信頼関係を築くコミュニケーション~傾聴の大切さ~ 3月 9 日 宇治市生涯学習センター ②ドクター直伝!!豊かな人生は健康から 3月1日 西小倉地域福祉センター ①認知症について知ろう ②体を動かしていつまでも元気に暮らそう 3月 11 日 宇治市生涯学習センター ③修了式・健康長寿サポーターの登録 【修了者人数】 会場 修了者数 男性 女性 西小倉地域福祉センター 18 9 9 宇治市生涯学習センター 37 15 22 5)サポーターを活用した生活支援サービス提供システムに関する研究 一人暮らしの高齢者など日常的なサポートが必要な方が住み慣れた地域で安心して暮らし続け られるよう、ちょっとした生活援助をする担い手になっていただき、地域住民の暮らしを支える ことや新たに地域での支え合いの活動を増やしていくことで、地域の支え合いの輪を広げていく ことを目的に、「健康長寿サポーター養成講座 入門編」の修了者に対し、「健康長寿サポーター」 への登録を呼びかけ、平成 28 年 3 月 31 日時点で 45 名の登録となった。 34 2.生活支援体制整備に関する地域関係団体等の組織化事業 1)地域関係団体等の調査・マッピング 住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、高齢者の多様なニーズに応じていくためには、専門 職・専門機関によるサービス・支援に加えて、住民主体の多様なサービスも充実させていくこと が必要となり、住民主体の多様なサービスを広げていくにあたって、地域の中でどのような団体 や居場所が存在しているのかを把握していくことが必要となることから、福祉分野に限らず、生 涯学習、スポーツ等多方面から情報を収集し、地域包括支援センター圏域ごとに整理を行った。 2)地域関係団体等の意見交換会の実施 伊勢田町砂田・遊田を中心に構成された若葉台自治会(427 世帯)では、平成 26 年度より地 域でお互い様の助け合い活動の仕組みづくりに向けて、講演会を設けて助け合い活動の先進地実 践について研鑚を深められていることから、本事業の一環として、仕組み作りに向けて支援して いくことになり、若葉台自治会が主催される講演会や意見交換会への参加、自治会代表者との懇 談会を実施した。 3)生活支援体制に関する研究会の立ち上げ・運営 生活支援等サービスの体制整備にあたっては、元気な高齢者をはじめ、住民主体の活動、NPO、 社会福祉法人、社会福祉協議会、地縁組織、協同組合、民間企業、シルバー人材センター等の多 様な主体による多様なサービス提供体制を構築し、地域の支え合いの体制づくりを推進すること が必要となり、多様な主体が参画する中で「定期的な情報の共有・連携強化の場」とする研究会 の立ち上げの前段階として、市、社会福祉協議会、シルバー人材センター、公社の 4 者で協議を 図る場を 5 月に立ち上げ、以後おおむね毎月 1 回の定例会を実施した。 4)研修 介護予防・日常生活支援総合事業の移行に向けた取り組みについて学ぶため、フォーラムへの 参加、先進地への視察研修を実施した。 5)意見交換会への参加 地域包括支援センターを対象に、新しい介護予防・日常生活支援総合事業への移行に向けた説 明及び意見交換会に参加した。 35 脳活性化事業(歌笑会) 認知症予防事業の一環として、本年度より市内 3 会場にて月 1 回、音楽を用いて身体を動かし、 懐かしい歌を歌いながら、認知症を正しく理解(ミニ講座)し、楽しく予防する教室を企画・開催し、 好評を得た。(定員:伊勢田明星園 30 名・ヴィラ鳳凰 40 名・まごころ園 40 名) ◆実績 会場 男性(延べ) 女性(延べ) 未提出者 合計 定員参加率 実人数 伊勢田明星園 24 325 0 349 96.94 95 ヴィラ鳳凰 50 343 2 395 82.29 86 まごころ園 36 254 1 291 60.63 69 110 922 3 1,035 78.41 250 計 宇治市福祉人材研修事業 宇治市の委託事業として、市内の介護保険事業者を対象とした研修を実施した。 研修名 実施日 参加人数 「宇治市の行政施策とインフォーマルサービスを学ぼう」 ① 5 月 21 日 25 「ケアマネジメント業務において押さえておきたいポイント」 ② 5 月 28 日 36 5 月 26 日 25 介護職員のための介護技術研修「移動・移乗介助を学ぶ!」 施設も在宅も!「支援の質を高めるケアプラン」を目指して! ~もう一度振り返ってみませんか!アセスメントからモニタリングまで~ 6 月 16 日 午前…施設職員向け 午後…在宅職員向け 高齢者を介護する家族の介護負担 7 月 24 日 ~介護負担の軽減が図れるケアプランとは~ 【認知症ケアを学ぶ】 午前…適切な認知症ケアとは?~事例を通して学ぶ~ 8月7日 午後…最新の認知症医療の動向を学ぶ 医療系サービス導入のポイントとケアプランへの位置付け方を事例から学ぶ 介護・福祉職のための知っておきたい医療知識と服薬ケアのポイント 第 2 弾~昨年参加した人も!ケアマネジャーも!~ 障害者の高齢化を考える ~障害福祉サービスから介護保険サービスへのスムーズな移行のために~ 看取りについて考える~多職種協働でお見送りできた事例を通して~ 地域で支えよう心の病~出会いから関わり方まで~ (うつ病、統合失調症 等々・・・) 伝えたいことが伝わり、情報の共有ができる記録の書き方・残し方を学ぶ 36 午前…15 午後…37 51 午前…28 午後…56 9 月 15 日 27 10 月 29 日 45 11 月 12 日 44 12 月 17 日 34 1 月 19 日 39 2 月 18 日 32 利用者とともに 市民とともに