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指導案 1(PDF:270KB)

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指導案 1(PDF:270KB)
第5学年
外国語活動指導案
平成26年10月30日(木)
活動場所 5年2組教室
第5校時
Let's play with the Alphabet's sounds!
- 英語と日本語の“音に目をこらせ”!
1
単元名
「 Hi, friends! 1」 Lesson 6 What do you want? に対応の活動
2
単元のねらい
“文字に出会う”ということ
児童は、日頃、日常生活や学校生活の中で、多くのアルファベットの文字を目にしている。分類す
るための1項目の一つであったり、体育のチームや係のグループ名であったり、算数の図形に記され
る辺や頂点の名前であったりと様々である。しかし、それらはどれも、児童にとっては、記号として
認識されるアルファベットであるように思われる。
しかし、記号ではなく、“文字”として文字と出会う、ということは、その文字を使って「読み」
「書く」ことができるようになるということである。これまでに、児童は、様々な活動やゲームの中
で英語を「聞き」「話す」ことを通し、すでに、“音声としての”文字にふれてきている。そこで、
ここでは、児童に、このような視覚的な英語(文字)と出会うことが、英語を「読み」「書ける」よ
うになることにもつながり、英語でのコミュニケーション手段をより一層広げてくれることになる喜
びを味合わせたい。
そのため、本単元では、そのように児童がアルファベットと出会い、出会った後も文字とふれ合っ
ていけるよう、文字自体へと目を向ける活動を取り入れるようにした。ここにおいて文字自体へと目
を向けさせるようにするために、このLesson 6 に入るまでに、まずは文字に目を向けさせる活動とし
て、事前に、主にカルタ取りゲームや「Alphabet Song」などを活用し、ゆっくりとまた児童の思考に
沿った形で、文字と名前を一致させる活動に取り組んできた。このような土台の上で、本単元におい
て、文字自体に目を向けさせるようにする。そして、ここで、今、目の前にあるアルファベットの文
字の一つ一つが、単語を作り、やがてそれが文となって並ぶことになり、実はそれは、今までに自分
達が口にしてきた“音声としての”文字と一致することを実感、納得させたいと考える。そうするこ
とで、英語のアルファベットは、単なる記号ではなく、文字としての価値や必要性が意識される“生
きた文字”となりえる。
3
児童観
国語科との連携と交流を図ることで、「ことば」への意識が高い児童となる
本校の児童は、1年生から4年生までに、年間10時間ほどの英語活動に親しんでいる。この低・
中学年の英語活動においては、主に、楽しいゲームや歌などを通して、楽しく英語とふれ合い、その
中でより多くの「単語」と出会い、フレーズとしての英語を使ってコミュニケーションを図る楽しさ
を味わってきた。高学年からは、週1時間の外国語活動となり、そこでは、4年生までに蓄積してき
た多くの「単語」を活用し、コミュニケーションを図る必要性のある活動の中での実践的な楽しさを
味合っている。本校においては、英語活動においても外国語活動においても、特に国語科との連携や
交流を図りながら、本指導案巻頭にある「こんな授業を目指しています」に挙げた視点を加え、発達
段階に即した授業を展開させている。
〇「ことば」として英語をとらえさせる授業
〇児童の実態を一番に理解している学級担任主導による授業の展開
〇学級担任による、縦断的・横断的な国語の力の基盤の上で展開される英語の授業
このような授業の展開により、児童においては、次のような変容が見られるようになった。日本語
においても英語においても、「ことば」に対して高い意識を持つようになった。「ことば」に対して
敏感になった。「ことば」への高い意識と同時に、「ことば」を向ける相手への意識も高まり、「こ
とば」をより正確に、より豊かに使い、友達とのコミュニケーションを図ろうとする姿勢が見られる
ようになった。これは、国語をはじめとする様々な授業の中での発表であったり、普段の生活の中で
の会話であったりするが、その時、児童が常に強く意識しているのは、「ことば」の働きや仕組みと
いった「ことば」に関しての本質的な部分である。このような児童の実態から、本単元における英語
のアルファベットという文字に対しても、英語の文字文化に対して、科学的視点からせまることがで
きると考えた。
そのため、ここでの活動をアルファベットの文字と名前の一致にとどめることなく、文字自体へと
目を向けさせる活動を本学級の児童の実態に応じた形で取り入れることとした。ここでの英語のアル
ファベットの文字、また日本語のひらがなやカタカナ、そしてローマ字との出会いが、児童にとって
“生きた文字”としての魅力的な出会いの瞬間となってくれればと願う。
4
単元の目標 (Lesson 5 で作成したオリジナルTシャツを本単元でも活用)
〇好きなアルファベットの文字や英語の言葉を積極的に伝えようとしたり、友だちが好きなアルファ
ベットの文字や言葉を聞こうとしたりする。
〇文字が持つ面白さを通して、文字への興味・関心を高め、「書くこと」への意欲を持つ。
【コミュニケーションへの関心・意欲・態度】
〇アルファベットの文字とその読み方を一致させ、好きなアルファベットの文字やお気に入りの物を
紹介する表現に慣れ親しむ。
【外国語への慣れ親しみ】
〇英語のアルファベットが、日本語のひらがなが持つ文字の音の特性とちがうことに気付く。
【言語や文化に関する気付き】
5
単元の評価規準
【コミュニケーションへの関心・意欲・態度】
・積極的にアルファベットの大文字を読もうとしている。
・自分の好きな言葉を英語で伝えようとしている。
・友達の伝えようとしているアルファベットを聞こうとしている。
【外国語への慣れ親しみ】
・アルファベットの文字とその読み方を一致させ、好きなアルファベットを紹介している。
・好きな物を紹介する表現に慣れ親しみ、自分のお気に入りの物を紹介している。
【言語や文化に関する気付き】
・身の回りにアルファベットの大文字で表現されているものがあることに気付いている。
・英語のアルファベットが、日本語のひらがなが持つ文字の音の特性とちがうことに気付いてい
る。
6
指導と評価の計画(3時間扱い)
時
目標・活動
コ 慣 気
2
学
期
か
ら
〇アルファベットの文字とその読み
方を一致させる。
・身の回りにあるアルファベット
探し
・アルファベットカードを活用し
てのカルタ取りゲーム
・Alphabet Song
※2学期に入っての授業から、
少しずつアルファベットを
導入していく。
評 価
評 価 規 準
〇 ・身の回りにあるアルファベ
ットの大文字で表現されて
いるものがあることに気付
いている。
〇
・アルファベットの文字とその
読み方を一致させ、カードを
探したり、言ったりしている。
評価方法
行動観察
ワークシート
(文字の導入順①)
ねらい:文字と名前の一致
導入場面:授業のはじめの10分程度
導入数:1回につき5~6個
A, B, C......Y, Zの順番ではなく、児童が身近でより多く目にしてい
たり、口にしていたりする文字、形に特徴的な相違の見られる文字か
ら取り上げていく。
1回目:A, B, O,....
2回目:C, M, W, D........
3回目:U, Y, I, T, V,.....
「Hi, friends! 1」【Lesson 5】
前 〇好きな物について、積極的に尋 〇
単 ねたり、答えたりしようとする。
元 〇色や形を表現する英語の言い方
を知る。
・オリジナルTシャツ作り
〇
・オリジナルTシャツの紹介
スピーチⅠ(グループ)
〇音から文字への意識を持ち、英語の
オリエンテーション★
アルファベットが、日本語のひ
らがなの音の特性とちがうこと
〇アルファベットの大文字とその読み方
に、日本語の文字を通して気付く。
に慣れ親しみ、言ったり、尋ねたりす
る。
・ひらがなとアルファベットの
「ことばあそび」
行動観察
発表
作品
・好きな色や形を積極的に伝
えようとしている。
Hi!
(This is)My T-shirt.
Yellow、red and green.
Three blue stars and two
yellow stars.
I like chicks.
I feel F.
That’s all. Thank you.
1
1 ★アルファベットの文字のオリエンテ
-ション★
本
本 のの
時 ○アルファベットの大文字とその
読み方に慣れ親しみ、言ったり、
尋ねたりする。
時 ・ひらがなとアルファベットの「こ
とば遊び」
・“中学校の教科書をのぞいて
みよう!”
・好きな物を伝える表現を使
って、好きな物を紹介して
いる。
〇
○
・アルファベットの文字とその
・アルファベットの文字とその
読み方を一致させ、言ったり、
読み方を一致させたり、言った
尋ねたりしている。
り尋ねたりしている。
〇 ・英語のアルファベットの持
つ文字が、日本語のひらが
なとはちがう特性であるこ
とに気付いている。
行動観察
行動観察
ワークシート
〇
〇積極的にアルファベットの大文
2 字を読んだり、身の回りから探
したりする。
「Hi, friends! 1」【Lesson 6】
・Let's play 2 「ポインティング
ゲーム」(p.23)
・Let's listen 「アルファベット
の大文字や数を線で結ぼう」
(p.24)
〇
〇文字とその読みと音を意識しな
がら文字を「書き」写す。
・オリジナルTシャツに、自分
の好きな言葉を英語で書き、
Tシャツを仕上げる。
行動観察
ワークシート
〇日本語の文字の並び(ローマ字)
と英語の音のちがいに気付く。
・“アルファベットカードの文
字カードで言葉を作ろう&英
語の単語を作ろう!”
(例: SUGITO , SIT)
3
・積極的に身の回りからアル
ファベットを探している。
・「子音+母音」でできてい
るひらがなと文字一つ一つ
の音で単語ができている英
語のちがいに気付く。
〇
・アルファベットの文字とその
読み方を一致させ、言ったり、
尋ねたり、「書いて」いる。
〇色や形を表現する英語の言い方
に慣れ親しみ、好きな文字やお
気に入りの物についてを伝える。
・オリジナルTシャツの紹介
〇
スピーチⅡ(クラス全体)
行動観察
行動観察
発表
作品
・好きな物を伝える表現を使
って、好きな色や形、好き
な物を積極的に伝えようと
している。
Hi!
(This is)My T-Shirt. Red and white.
Three red circles and two red squares.
I like dogs.(This is)My dog,Chaplin.
I like K. ”BEAUTIFUL”
Do you like dogs?
That’s all. Thank you.
本
単
元
以
降
(文字の導入順②)
ねらい:文字の音にふれる、「書いてみる」
導入場面:授業のはじめの10文程度
導入数:1回につき2個
A,B,C.
.
.Y,Z の順番に扱い、26文字の順番を知る。その文字が持つ音にふ
れ、Alphabet Song の曲が流れる3分程度の時間の間にかける量をアルファベ
ットシートに書いてみる。 1回目:A,B,O….
2回目:C,M,W,D….
3回目:U,Y,I,T,V…
〇アルファベットの文字とその読み
〇
・アルファベットの文字とその
方を一致させる。
〇一つ一つのアルファベットが持
つ音にふれ、その文字を含む単
語の発音にふれる。
〇文字の大きさ、高さ、幅、形な
どへの気付きを促しながら、文
字を「書くこと」への興味・関
心・意欲を持たせる。
※扱う活動内容と児童の実態に
応じて、中学校の教科書を効
果的に活用していく。
〇
読み方を一致させ、言ったり、
書いたりしている。
・アルファベットの文字とその
読み方、音、文字の形を一致
させ、言っている。
〇 ・文字のモデルを見ながら、
「書いて」いる。
行動観察
アルファ
ベットシート
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