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飲食料品小売業における 省エネルギー実施要領 平成 20 年 3 月 農林水産省 目 次 はじめに 1 1.飲食料品小売業の省エネルギー推進 2 (1)省エネルギー推進に向けて 2 (2)省エネルギー推進の基本 3 2.飲食料品小売業のエネルギー消費 4 (1)エネルギー消費量の推移(月別) 4 (2)エネルギー消費量の推移(時間別) 5 (3)設備ごとのエネルギー消費量 6 (4)統一された指標でのエネルギー消費量の把握 6 3.店舗での省エネルギーの進め方 (1)あなたの店舗のエネルギー消費量を表示してみましょう! 9 9 (2)省エネトップランナー店長への心得 10 (3)省エネのための店舗チェックリスト 11 4.省エネルギーの具体的方法 (1)すぐにでも取り組める方法「運用による省エネ」例 12 13 (2)より大きな効果が期待できる方法 「設備・建築の改善等による省エネ」例 14 【参考】 省エネルギー設備導入に対する税制優遇、補助金等 15 はじめに 我が国は世界全体で温室効果ガスの排出量を現状から 2050 年までに半減させる という長期目標を掲げ、我が国の地球温暖化対策の提案として、 「美しい星 50」を 発表しました。 特に、業務部門、家庭部門のエネルギー需要の増加を踏まえ、今年(2008 年) から京都議定書の第一約束期間を迎えるに当たり、省エネルギー分野の国民運動の 一層の強化が必要とされております。また、原油価格の高騰等を踏まえ、エネルギ ー安全保障の強化のためにも、更なる省エネルギーの推進が求められているところ です。 上記の背景を踏まえ、平成 19 年 11 月 29 日に各府省庁の次官級のメンバーによ る「省エネルギー・省資源対策推進会議」を開催しました。 本会議では、平成 9 年に決定した「省エネルギー広報の強化について」を改訂す るとともに、今回新たに業務部門、家庭部門をはじめとした各部門における省エネ ルギー分野の国民運動の基本方針を設けた「省エネルギー国民運動の強化につい て」を決定し、国民・政府の取組を強化することといたしました。 この省エネルギー国民運動の強化の中で、政府は政府実行計画等に基づき自ら政 府部門のエネルギー管理を徹底してまいります。 また、飲食料品小売業など業務部門の所管省庁は、主要産業における省エネルギ ーの具体的な実施方法を提示して、省エネルギーを推進することとしております。 この省エネルギー実施要領も、それに即して作成されたものです。 飲食料品小売業に携わる皆様におかれましては、この省エネルギー実施要領を 活用し、日頃の省エネルギー活動をさらに進めて頂けますよう御協力をお願いしま す。 「飲食料品小売業における省エネルギー実施要領について」 飲食料品小売業の典型的な業種としては、食品スーパーが挙げられます。 食品スーパーには、飲食料品販売に必要な冷凍・冷蔵ショーケース、冷凍機、空調機や 装飾照明など様々なエネルギーを消費する機器が集約されています。施設の単位面積あた りのエネルギー消費量が多いのも特徴です。 「飲食料品小売業における省エネルギー実施要領」は、食品スーパーを例に記載してお りますが、食品スーパーのみならず各種の飲食料品小売店で働く方々がエネルギー管理の 徹底とともに省エネを推進していくことを期待して、省エネルギー実現に向けたポイント 等を紹介しています。 1 1.飲食料品小売業の省エネルギー推進 省エネルギーの推進は、経営者の意気込みと従業員の協カが成功のもと。 お店の省エネルギーを成功させるには、何はともあれ全従業員に対し経営者の 方針をはっきり示して、従業員一人一人の十分な協力を得ることが絶対に必要で す。 (1)省エネルギー推進に向けて 省エネルギーを推進していくためには、従業員が省エネの意識を持って参加していくこと が大切です。次のような方法で全員参加の気運をもり立てましょう ○具体的な省エネルギー目標を示す。(例:電力消費量○○%削減) ○毎月実績を把握して、目標達成の度合、努カの成果を従業員に知らせる。 ○従業員から省エネルギーのアイデアを求める。 ○外部の専門家のアドバイスを求める。 ○「省エネルギー責任者」 「○○部門節電担当者」等従業員に役割を与える。 ○対前年実績と比較する。 電気、ガス、石油等のエネルギー使用実績の動きを分析し、問題点やその原因 をチェックする。 ○対売上高(原価)構成比を確認する。 売上高(または原価)に占めるエネルギー支払金額の割合を(エネルギー支払金 額/総売上金額(または総原価額)×100%)を毎月算出し、チェックする。 省エネルギーは売上 UP と同じ!! 無駄な消費エネルギーを節約すると、その光熱費も節約できます。すなわち、上手な「省 エネルギー活動」が店舗経営にも寄与することになります。 たとえば・・・ 年間 900 万円の光熱費を 10%削 減した場合、90 万円の節約になり ます。 利益率を 3%であれば、売上を 3,000 万円伸ばしたことと同等の 効果になります。 (90 万円÷3%=3,000 万円) 光熱費ダウン 2 売上 UP (2)省エネルギー推進の基本 省エネの実践は、各企業において、省エネルギーを着実に実行するための「省エネマニュアル」 を策定することから始まります。 「省エネマニュアル」は省エネの PDCA サイクルを実行するた めのもので、省エネのポイント(管理、計測・記録、保守、点検内容等)を明確に基準化するも のです。 【PLAN】 現状を把握して目標とそのための実行計画を立案します。 【DO】 その実行計画にもとづいて実行します。 【CHECK】 計画どおりエネルギー削減が実現できているか検証し、効果が上がっていない 場合はその原因を突き止めます。 【ACTION】 対策を見直し、現状を踏まえて計画を練り直します。 ・エネルギー消費量を把握 (データを数値化) ・数値目標を設定 ・実行計画の立案 PLAN 現状把握 対策立案 ・検証にもとづき、 対策を練り直す。 ・場合によっては、 数値目標も含め て是正する。 ACTION DO 対策の見直し 対策の実行 ・計画の実施 ・広報、教育、訓練 ・省エネ活動の実践 CHECK 対策の検証 計画どおり効果が出たか検証 する。計画どおりにならな かったら、その理由を突き止 める。 「省エネ法」や「温対法」を知っていますか? 日本には、燃料資源やその他エネルギーの有効利用のため、省エネに関する法律、「エネルギーの 使用合理化に関する法律」 (省エネ法)があります。省エネ法では、一定規模の事業者にエネルギー 消費に関する定期的な報告などが求められるほか、機器のエネルギー消費効率に基準を設定して省エ ネルギー化を促すなどの措置が求められています。 また、地球温暖化対策推進法(温対法)でも、一定規模の事業者への温室効果ガスの排出抑制の義 務付けがなされています。 3 2.飲食料品小売業のエネルギー消費 自分たちの店舗がどのようにエネルギーを消費しているかを知ることは、省エネを 推進していくために、とても大切なことです。以下は一般的な食品スーパーのエネル ギー消費の特徴を示しています。 (ここでは、わかりやすくするため食品スーパーでの主な消費エネルギーである電力消費を中心に記載しています) (1)エネルギー消費量の推移(月別) まずは、エネルギー消費量が月別にどのように推移しているかを把握すること。 下図は、月別に電力消費量と最大電力の値を示した例です。 350,000 800 300,000 700 600 250,000 500 400 kW kWh 200,000 150,000 300 100,000 200 50,000 100 0 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 電力消費量(kWh) 8月 9月 10月 11月 12月 最大電力(kW) 関東圏内食品スーパー(営業時間 11.5 時間/日、電気式個別空調機タイプ)の実績例より エネルギー使用実態を把握がポイント!! 省エネを実践するためには、エネルギーの使用実態の把握が重要! まずは、身近にあるデータから電気、ガス、灯油などの使用量を集計してみることがポイントです。 たとえば・・・ 月別の電気の使用量を去年と比較してみて夏場の電気が多くなっていたらどうしますか? 340,000 kWh 空調の設定温度は? 運転時間は? 300,000 チェックしよう! 260,000 220,000 冷房期に去年より多くなっ ていることがわかります。 180,000 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 昨年度 4 8月 本年度 9月 10月 11月 12月 (2)エネルギー消費量の推移(時間別) エネルギー消費量を時間別に把握することは、店舗の動きを知ることにもなります。 下図は 6 月のある一日の電力消費量の推移を示した例です。 開店 2.5 時間前から作業が開始されるとともに電力の消費量も増加し、閉店後の作業が 1.5 時間程度続いていたことがわかります。 700 営業時間帯 600 電力消費量(kWh) 500 400 300 200 100 0 00時 01時 02時 03時 04時 05時 06時 07時 08時 09時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 23時 関東圏内食品スーパー(営業時間 11.5 時間/日、電気式個別空調機タイプ)の実績例より 意外に多い「時間外の無駄を」見つけるポイント 「個別機器のモニタリング」 細かくエネルギーの使用実態や設備の稼働時間を調べると作業時間などがチェックでき、省 エネにつながります。 たとえば・・・ 照明の点灯時間をモニタリングすることで、営業時間外の作業時間や不要な点灯を低減する などの削減努力が出てきます。下図は営業用と作業用に照明を分けて点灯している店舗ですが、 作業用照明が合計で 4 時間程度もかかっています。 700.0 営業時点灯 時間外点灯 600.0 作業時点灯 500.0 営業時間点灯 時間外点灯 店舗の1日の電力量推移 店舗の1日の照明点灯時間 時間外点灯 営業時間点灯 時間外点灯 2 3 4 電力消費量(kWh) 時 1 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 400.0 その他(コンセント・ショーケース等) 300.0 開店準備作業が2時間以 上も掛かっているん 200.0だ! 効率的に進めるように 検討しよう! 空調室外機 店内天井照明 100.0 冷凍機圧縮機 0.0 00時 01時 02時 03時 04時 05時 06時 07時 08時 09時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 関東圏内食品スーパー(営業時間 11.5 時間/日、電気式個別空調機タイプ)の 6 月日電力消費量内訳 (日本工営㈱モニタリング結果より) 5 23時 (3)設備ごとのエネルギー消費量 厨房・作業場 その他動力 1% インストア動 力 空調システム 11% 3% 動力系 55% どの機器が多くのエネルギーを消 売場天井照明 12% 費しているかを考えてみるのも大切 です。 電灯系 45% 売場、バック ヤードの照 明・コンセン ト 15% 左図は、設備毎の店舗全体に占める エネルギー消費の比率を示した例で す。 冷凍、冷蔵設備の消費量が非常に多 ショーケース 照明 10% 冷設動力 40% ショーケース ファン 8% くなっています。 関東圏内売場面積 1500 ㎡程度の店舗の事例(通年季節別加重平均 1 日あたり) 日本生活協同組合連合会「施設の省エネハンドブック 2005 年 3 月」より (4)統一された指標でのエネルギー消費量の把握 1)統一されたエネルギー消費単位での把握 飲食料品小売業で消費するエネルギーは電気、都市ガスなど多岐にわたる場合があります。 そのため、あなたの企業や各店舗で消費しているエネルギー消費量を把握するためには統 一したエネルギー消費単位として、発熱量換算 MJ(メガジュール)や原油量換算 kl(キロリッ トル)を用いることが一般的です。 また、二酸化炭素排出量換算 kg-CO2 で把握することも地球温暖化防止への視点からとて も重要です。 あなたの店舗で消費しているエネルギーを統一された単位に変換してみましょう。 ①各エネルギー量→熱量換算(MJ)へ換算 種別 電気 都市ガス(13A)※1 LPガス 灯油 A重油 軽油 エネルギー消費量 (固有単位) kWh/年 × 3 m /年 × kg/年 × 9.8 MJ/kWh 45.0 MJ/m3 50.2 MJ/kg = = = エネルギー消費量 (MJ換算値) MJ/年 MJ/年 MJ/年 36.7 MJ/リットル 39.1 MJ/リットル 38.2 MJ/リットル = = = MJ/年 MJ/年 MJ/年 = MJ/年 熱量換算値 リットル/年 × リットル/年 × リットル/年 × 合 計 6 ②熱量換算(MJ)→原油量(kl)への換算 原油量換算(kl)= MJ×0.0258(GJ/kl)÷1000 (GJ=1000MJ) ③各エネルギー量→二酸化炭素排出量(kg-CO2) エネルギー消費量 (固有単位) kWh/年 × m3/年 × 種別 電気※2 都市ガス(13A)※1 LPガス 灯油 A重油 軽油 kg/年 リットル/年 リットル/年 リットル/年 × × × × 二酸化炭素 排出量換算値 0.555 kg-CO2/kWh = 2.277 kg-CO2/m3 = 3.000 kg-CO2/kg = 2.489 kg-CO2/リットル = 2.710 kg-CO2/リットル = エネルギー消費量 (MJ換算値) kg-CO2/年 2.619 kg-CO2/リットル = kg-CO2/年 = kg-CO2/年 合 計 (注) kg-CO2/年 kg-CO2/年 kg-CO2/年 kg-CO2/年 熱量(MJ)換算、原油量換算(kl)は省エネ法より。ただし、電気については昼間、夜間に よって異なるが、昼夜間以外の電力を引用。 二酸化炭素排出量換算方法は温対法より引用。 二酸化炭素排出量(tCO2)=(燃料の種類ごとに)燃料の使用量(t, kl, 1,000Nm3) × 単位発熱量(GJ/t, GJ/kl, GJ/1,000Nm3) × 単位発熱量当たり排出量(tC/GJ) ×44/12 ※1 都市ガスの換算値はガス会社によって熱量換算値が異なります。熱量換算値がわから ない場合はガス会社に確認ください。なお、上記数値は暫定的に東京ガスを用いていま す。 ※2 電気の換算値は電力会社によって異なります。以下のアドレスで確認ください。 なお、上記数値はデフォルト値を用いています。 http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/material/denkihaishutu.html 2)売場面積などの統一単位あたりのエネルギー消費量での把握 店舗どうしでエネルギー消費量を比べることも現状把握では大切です。 しかし、売場面積などが異なる店舗のエネルギー消費量を単純には比較できません。 そのため、単位あたりのエネルギー消費量を 原単位 として指標とする方法もあります。 同じ設備構成や営業形態であれば、統一されたエネルギー消費単位を売場面積などで割っ た値、すなわち 原単位で比較 するとエネルギー消費の効率化が確認できます。 (例)売場面積と営業時間を用いた原単位(営業時間 1 時間、売場面積 1 ㎡あたりのエネルギー消費量) エネルギー消費原単位(kl/㎡・h 年)=原油換算量(kl/年)÷売場面積(㎡)÷年間営業時間(h) 7 (ちょっと裏ワザ) チェーン店の相関がとれる近似曲線を用いて各店の効率化をチェックする!! チェーン店を展開している場合、各店舗が省エネルギーに向けて努力をしている状況を把握する 方法の一例が原単位比較です。 しかし、それらを単純に比較してもそのチェーン店の消費傾向と必ずしも合致するとはいえませ ん。 そこで、より詳しく比較分析するために、チェーン店全体で相関がとれる原単位から、それらの 近似線を求めて比較することが有効です。 たとえば・・・ A 店と B 店があり、営業時間は同じで店舗の大きさが異なる場合、どちらの店舗がエネルギ ーを効率的に使用しているでしょうか? A 店:売場面積 1200 ㎡ 年間電力消費量 1,200,000kWh B 店:売場面積 600 ㎡ 年間電力消費量 600,000kWh このとき、単純に電力消費量を売場面積で割ると 1000kWh/㎡となり、一見同じ効率でエネ ルギーを消費しているように見えますが、このチェーン店の近似線で比較すると A 店の方が やや非効率になっていることがわかります。 1,800,000 A店は近似線より上位にあ り、他店に比べエネルギーの 使用効率がやや悪いと見受け られます。 1,600,000 1,400,000 近似線 電力消費量(kWh) 1,200,000 1,000,000 近似式(R 2 が1に近ければ精度が高い) y = 783.33x + 133300 R 2 = 0.8269 800,000 600,000 B店は近似線とほぼ同じ線上 にあり、平均的なエネルギー の使用効率であると見受けら レます。 400,000 200,000 0 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 2000 売場面積(㎡) 関東圏内食品スーパーチェーン(営業時間 11 時間/日、電気式個別空調機タイプ)の年間電力消費量と売場面積との相関 (日本工営㈱調査より) A店はB店に比べてもう 少し省エネを推進して ほしいね。 ★比較する原単位を売場面積のほか、売上高な どを用いてお店で働く人のやる気を引き出 すなど、工夫を凝らしてみてください。 8 3.店舗での省エネルギーの進め方 省エネルギーは、エネルギーを使わないということではありません。 「限られた資源を 有効活用し、創意工夫をもって無駄を省きながら使っていく」ということです。 省エネルギーの実践に向けた体制やポイントについて概要を以下に示します。 (1) あなたの店舗のエネルギー消費量を表示してみましょう! 店舗で省エネルギーの推進を継続的に実践する上で、従業員全員が店舗のエネルギー消費状況 を把握しながら削減努力をしていくことが大切です。 店舗の月別エネルギー消費量、光熱費支出額をグラフ化し、事務所内に表示(見える化)して 従業員の意識を喚起させましょう。 ○○店 ○月度電力消費量のチェック 電力消費量 先月のエネルギー消費量 前年同月のエネルギー消費量 ●●●●●kWh/月 □□□□□円/月 ○○○○○kWh/月 △△△△△円/月 ■% □% 対前年同月増加率 4月∼先月迄のエネルギー消費量 前年の4月∼先月迄のエネルギー消費量 電気代 ●●●●●●kWh/月 □□□□□□円/月 ○○○○○○kWh/月 △△△△△△円/月 ▼% ▽% 対前年増加率 電力消費量の推移グラフ 400,000 ○○○○ kWh 300,000 ○○○○ 200,000 ○○○○ 100,000 ○○○○ 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 前年度 11月 12月 1月 2月 今年度 電力消費量累計の比較グラフ 電気代累計の比較グラフ 円 kWh 2,000,000 ○○○○ 25,000,000 ○○○○ 11%の省エネ 10%の省エネ 20,000,000 ○○○○ 1,500,000 ○○○○ 15,000,000 ○○○○ 20,425,723 ○○○○ 1,000,000 ○○○○ 1,442,088 ○○○○ 18,523,153 ○○○○ 10,000,000 ○○○○ 1,292,704 ○○○○ 500,000 ○○○○ 5,000,000 ○○○○ 0 0 前年同月まで累計 前年同月まで累計 先月まで累計 9 先月まで累計 3月 (2)省エネトップランナー店長への心得 省エネ実践を遂行していくなかで、とくに重要といえる項目をトップランナー店長の心得とし てまとめました。 日頃、リーダーとしてお店を引っ張る店長にむけて「トップランナーへの13のノウハウ」と して活用してください。 ノウハウ 1 2 ナイトカバー 概 要 をきちんと機能させ る 重点 を決め、計画的に清掃を実施 毎月特定日に機器の不具合の有無を 3 チェック 具体例 ナイトカバーをキチンと機 能させると省エネが確実に なる ・ナイトカバーは、夜間のショーケース庫内の 鮮度管理対策であるとともに、冷気漏れを 抑制する省エネ対策でもある。 ・ナイトカバーが壊れている場合は、店長自身 によって修理する。 ショーケース清掃を定期 的、計画的に行うと性能が 十分に発揮されて省エネと なる。 ・空調機のフィルター ・ショーケースのハニカム ・冷凍多段ショーケース庫内の氷塊 ・リーチイン型アイスクリーム庫内での氷塊 機器の不具合は、余計な電 力消費となる。 ・空調機のフィルター汚れ ・ショーケースのハニカム氷塊 ・冷凍多段ショーケース庫内の氷塊 ・リーチイン型アイスクリーム庫内での氷塊 ・プレハブ冷凍・冷蔵庫の扉のパッキン 4 店内の空調温度をきめ細かく制御する 気象条件の応じて空調の設 定温度をきめ細かに設定 し、省エネを図る。 ・夏季の冷房時、外気状況に応じて空調システムを きめ細かに変更する。 ・温度センサーの場所とその特徴に注意する。 5 開店前、閉店後の売場照明の点灯時間 を管理する 開店前、閉店後の作業時間 の点灯範囲を限定し、さら に店内業務の効率化を行 い、点灯時間を短くする。 ・開店前は点灯範囲を最小限とし、開店直前まで 全灯しない。 ・閉店後の売場内での作業を15分で終わらせる。 6 バックヤードの照明は間引きが基本 バックヤードの照明は、夜 間の暗い時をベースに不要 な灯具は取り外す。 ・通路などに窓がある光が入る場合は、昼間全消灯、 夕方以降のみ点灯する。 ・夜間の暗い時をベースに余計な灯具は間引くよう にする。 7 ひも付きスイッチは場所を絞る ひも付きスイッチは、消し 忘れがちな照明に限り設置 する。 ・事務室、会議室など局所的照明で済む場合は、 ひも付きスイッチでの点灯とする。 ・消し忘れがちな照明にはラベルを吊るし、簡明 に見分けられるようにする。 8 待機電力の削減、余計な機器の撤去 バックヤード内の余計な機 器は撤去し、待機電力も含 めて省エネを図る。 ・使用していないときはコンセントから抜く機器を 特定する。(ハンドラッパー、食堂の湯沸ポット) ・客用トイレの洗浄用便座など、夜間に不要な機 器を特定する。 9 職員全員の 職員全員へのコスト意識の 付与のために、月次の電力 消費量等の数量的情報を提 示する。 ・水道光熱費の実態を店員に数値を合わせて説明する。 ・前年、前週などと対比して増減を把握し、その原因を 議論する場を設ける。 職員参加型の取組を企画・ 実践し、職員の省エネへの 意識を高める。 ・省エネに向けた取り組みを店員一人一人に作成させ、 それらを提示する。 ・継続的にエネルギー消費データの実績を提示し、意識 を高める。 10 職員参加型 コスト意識 の付与 の省エネ活動の実施 11 店長、副店長、部門責任者による率先 実行 店長による率先実行に加え て、職員に対して省エネの 徹底を言い続ける。 ・店員、パートによる省エネの徹底には、店長など 責任者が率先して行動することが大切である。 12 空間演出による見ための涼しさを工夫 見ための涼しさの演出に向 けて、職員参加型で省エネ に取り組む。 ・夏季に空間演出面で"目"でみる 涼しさ を演出 することで、来店者が暑くないと感じる仕掛けを 講ずる。 費用のかからない対策の実行 機器の機能を把握と改良と により実行可能な省エネ対 策を実行する。 ・特別な工事も必要ない省エネ方策を実行する。 -売場照明の作業時点灯範囲の見直し -自動販売機の庫内灯の消灯 -ショーケースの結露ヒータの冬季off -ショーケースの霜取時間の変更、分散化 13 日本生活協同組合連合会「施設の省エネハンドブック 2005 年 3 月」より抜粋 10 (3)省エネのための店舗チェックリスト 「省エネ店舗」とは、エネルギーを削減することと同時にコストを削減する意味から「環 境保全と経済性の両立を可能とする」店舗と位置付けられます。あなたのお店では、どの程 度、実践されているでしょうか? 売場 Q01. 開店準備中は、必要最低限の照明だけ点灯している。 Q02. 店内の照明器具やランプを定期的(2週1回以上)に清掃している。 Q03. 営業中は、時間帯により点灯・消灯させる照明器具を決めている。 Q04. 空調機は、その日の気温や天候を考慮して稼働させている。 Q05. 直射日光の入る窓には、遮光スクリーン(ロールブラインド等)を設けている。 Q06. 空調室内機のフィルター清掃は定期的(2週1回以上)に実施している。 Q07. 適正な位置(床から150cm)に温度計を取り付け、室温チェックをしている。 Q08. 店内に隙間風が入ってこない。(排気と吸気のバランスがとれている) Q09. 閉店と同時に、不必要な照明器具は消灯し、BGMも消している。 Q10. 閉店と同時に、不必要な空調機は停止させている。(その他不要機器もOFF) Q11. 営業時間以外は、ショーケースの照明を消している。 Q12. ショーケースの送風部に商品を置かないように陳列している。 Q13. ショーケースの清掃を定期的に実施している。 Q14. 閉店後ショーケースのナイトカバーを設置している。 Q15. 閉店後に換気扇と空調機を速やかに停止している。 化粧室 Q16. 水洗トイレや蛇口から漏水していないか点検している。 Q17. 手洗い水栓の水量を適正になるよう調整している。(目安は、10秒1,000cc程度) Q18. 暖房便座のあるトイレでは、温度設定を季節毎に調整し、閉店後はコンセントを抜いている。 厨房・作業場 Q19. 開店準備中は、必要最低限の照明だけを点灯している。 Q20. 調理機器の立ち上げは、開店時に必要な温度になるようそれぞれスイッチを入れている。 Q21. 仕込み作業や食材の解凍は、時間帯使用量を計算し、計画的に実施している。 Q22. 調理機器・冷凍冷蔵庫の温度確認(温度チェック)を定期的(約4時間に1回)に実施している。 Q23. 鍋底から炎がはみ出さないように調整している。 Q24. ガス器具の炎の色を点検し、空気口、排気口、バーナーの目詰まりが無いよう清掃している。 Q25. 冷凍冷蔵庫の庫内は、詰め込みすぎず、整理整頓を心掛けている。 Q26. 冷凍冷蔵庫のドアの開閉を少なくし、開けている時間を短くするよう心掛けている。 Q27. 冷凍冷蔵庫等のドアのパッキンのゆるみを点検し、ゆるみがある場合は修理している。 Q28. 給湯器の温度設定をこまめに調整している。 Q29. 調理終了と同時に、不必要な調理機器のスイッチを切っている。 Q30. バットなどの油分は、洗浄前にゴムベラなどで除去してから洗っている。 Q31. グリドル・フライヤーのメンテナンスが終わると、フード換気扇(シロッコファン)を切っている。 Q32. 製氷機・冷凍冷蔵庫・厨房内空調機等のフィルター清掃を定期的(週1回)に実施している。 Q33. コンデンサー(凝縮器)に付着した油汚れやほこりを定期的(ひと月1回)に清掃している。 事務所・バックヤード Q34. 人がいない時は、照明をつけっぱなしにしないようにルール化し、実行されている。 Q35. 冷暖房機器は不必要なつけっぱなしをしないようにルール化し、実行されている。 Q36. 空調機のフィルターを定期的(2週1回以上)に清掃している。 Q37. 空調機(家庭用)を使用しない季節は、コンセントからプラグを抜いている。 Q38. 照明は、白熱灯を避け、省エネ型の蛍光灯や電球型蛍光ランプを使用している。 Q39. 使用しない電気器具(TVなど)は、電源を切りコンセントからプラグを抜いている。 Q40. 勤務を終えたスタッフが長時間事務所内にいないようにルール化し、実行されている。 店舗外部 Q41. 看板点灯・消灯の時刻がルール化され、実施されている。 Q42. 看板類は、定期的(半年に1回以上)に清掃メンテナンスを行い、蛍光灯の交換時期を知っている。 Q43. 自店の外部照明や駐車場灯は、時刻・季節・天候の変化に伴う点灯・消灯の時刻がルール化し、実行されている。 Q44. 空調機の室外機の周りに空気の流れが悪くなるような物を置いていない。 Q45. 冷凍機室外機の周りに空気のながれが悪くなるような物をおいていなしい。 YESが35個以上 よく取組んで います YESが25∼35個 かなり取組んで います YESが15∼25個以下 やや取組が たりません 11 YESが15個以下 もっと省エネ意識 を持ちましょう □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES □ YES □ YES □ YES □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES YES □ □ □ □ □ □ □ YES YES YES YES YES YES YES □ □ □ □ □ YES YES YES YES YES YESの合計 4.省エネルギーの具体的方法 省エネルギーの実現には、すぐにでも取組める方法「運用による省エネ」とより大き な効果が期待できる方法「設備・建物の改善による省エネ」の2つの視点があります。 以下にそれぞれの特徴を示します。 すぐにでも取組める方法 運用による 省エネ 既存設備の運用方法を見直して省エネを推 進する 事例 特徴 ・不要照明の消灯 ・外気導入量の見直し ・ショーケース設定温度 の見直し 他 ・設備投資が不要 ・いつでも実行可能 留意点 ・ひとつひとつの省エネ効 果は小さいのでコツコツと 積み上げることがコツ。 ・従業員への運用ルールの 周知が大切 より大きな効果が期待できる方法 設備・建物に よる 省エネ 事例 ・高効率照明設備の設置 ・インバータ空調機の導入 ・デマンドコントロール の導入 他 既設設備を高効率設備に更新、省エネ設備 を設置する 特徴 ・比較的大きな省エネ効 果が得られる ・従業員の手間が掛から ずに継続して省エネが 実現する 12 留意点 ・設備投資が必要 省エネ効果の試算も必要で す。専門家のノウハウ活用 がコツ。 ・省エネ設備の最適化 (チューニング)が大切。 (1)すぐにでも取り組める方法「運用による省エネ」例 冷凍ショーケース 空調システム( バックヤード) 屋外タイプの機械設置 ・ 排気用ファンを夜間に停止 ・機械室の自然換気 ・ 室外機周辺の通気性確保 ・管理温度に基づき設定値を見 直す ・ ナイトカバーを確実に取り付 ける ・ 営業時間外の照明を消灯す る ・ 吸気吸込口をふさがない ・定期清掃を実施する キュービクル 空調システム( 店内) ・営業時間外の空調は最低限 に運転する ・店内設定温度を見直す ・フィルターの定期清掃の実施 ・春・秋などの季節に応じた外 気使用の空調 バックヤード照明 ・ 必要分だけ間引きしての点 灯 トイレ ・客用トイレの便座ヒータの夜 間「切」 ・トイレ照明の常時点灯の見 直し 店内天井照明 ・営業時間外には必要部分だ けの点灯にする 自動販売機 ・照明タイマーの点灯時間を見 直す(店内) R その他 R R R R 店内スポット照明 R 風除室 ・販促用ディスプレー、ゲーム 機の不要時の電源「切」 ・コピー機の営業時間外電源 「切」 ・ 営業時間外は優先的に消灯 する 風除室 エネルギー管理 外部照明 ・月次エネルギー集計、比較 ・集計結果の提示 ・屋外の明るさに応じた点灯と する 【照明点灯の工夫による省エネ事例】 6.7t-CO2 の二酸化炭素の低減 (設備単位での削減率 15.3%) 年間 109 千円の電力料金 (現状)開店前、閉店後の作業に売場照明を点灯している。 (改善)開店前の準備時と閉店後の片付時には必要部分の照明だけを点灯する。 (効果)①仮定条件 ・消費電力 110W2 灯式(225W)×10 台×5 列を消灯(全体の 2/3 に相当) ・作業時間 開店前作業時間 2 時間、閉店後作業時間 1 時間 ・対象日数 360 日 ・電力料金 9.0 円/kWh(従量料金部分) ・二酸化炭素排出係数 (営業時間 10 時間) 0.555kg-CO2/kWh ②算定結果 {(225W×10 台×5 列)×3 時間/日×360 日×9.0 円/kWh}/1000≒109 千円 {(225W×10 台×5 列)×3 時間/日×360 日×0.555kg-CO2/kWh}/1000≒6.7tCO2 関東近郊の食品スーパーの事例を基に推定 【空調設定の緩和による省エネ】 年間 114 千円の電力料金 7.1t-CO2 の二酸化炭素の低減(設備単位での削減率 14.6%) (現状)空調設定温度を冷房 26℃(8 月) 、暖房 22℃(2 月)に設定している。 (改善)空調設定温度を冷房 27℃(8 月) 、暖房 20℃(2 月)に設定する。 (効果)①仮定条件 ・消費電力 既存空調機総容量 ・実運転時間 ・電力料金 7 月∼9 月 130kW(電気空調機圧縮機容量負荷率 1) 360 時間 1 月∼3 月 310 時間 9.0 円/kWh(従量料金部分) ・二酸化炭素排出係数 0.555kg-CO2/kWh ・削減率 冷房設定 1℃上昇=約 10%削減 暖房設定 2℃低下=約 20%削減 ②算定結果 {(130kW×360 時間×10%)+(130kW×310 時間×20%)}×9.0 円/kWh≒114 千円 {(130kW×360 時間×10%)+(130kW×310 時間×20%)}×0.555kg-CO2/kWh}≒7.1tCO2 削減率:省エネセンター発行「省エネルギー手帳」より 13 運転時間:関東近郊の食品スーパーの事例を基に推定 (2)より大きな効果が期待できる方法「設備・建築の改善による省エネ」例 屋外タイプの機械設置 空調シス テム( バックヤード) ・ 室外機は直射日光を避け風通 しの良い場所 ・ 点検・整備・清掃を行いやすい 場所 ・ 省エネインバータエアコン (スーパーインバータエアコン) ・ 間歇運転 空調シス テム 冷設動力 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 省エネインバータエアコン GHP デシカント空調(排熱利用タイプ) 間歇運転 屋上機械室 3台マルチ、セントラルユニット 冷凍機のインバータ制御 最新型の制御システム 間歇運転 デジタル圧力スイッチ 受変電設備 ・ 機械室配置は屋根への遮光・断熱効果を考慮 キュービクル 東西の日射 ・ アモルファストランス 冷凍ショーケース ・ 効率100 lm/W以上 ・ 外部照明使用 ・ インバータファン ・ 電子膨張弁 ・ 防露ヒータ間歇運転 ・ 東西の窓を小さくし遮光する ・ 東西に植木を配し遮光する 屋根/屋上 ・ ポリスチレンフォーム板圧50mm 以上 ・ 屋上緑化面積40%以上 ・ 屋上散水 ・ バックヤードの自然採光を考慮 バックヤード照明 ・白熱灯廃止、効率100lm/W以上 ・不在時消灯システム 壁面 店内天井照明 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 効率100 lm/W以上 ・ 調光(適正照度)タイプ ・電子安定器、Hf照明 吹付断熱フォーム20mm以上 断熱性の高いガラス 窓にルーバー、ブラインド装備 壁面緑化 断熱塗装 店内スポット照明 R R R R R R ・ 白熱灯を廃止 ・セラミックメタハラ使用 天井 ・ 天井裏温度上昇防止のため 南北に通風口(冬は閉口) ・ 天井にファンを儲け暖房時の 空気循環を考慮 ・ 天井面からの採光 (トップライトなど) 風除室 風除室 風除室 ・ 風除室のドア2枚の位置関係 ・ 風除室/店舗内を正圧に維持 非常口誘導灯 ・ 冷陰極線管 タイプの使用 エネルギー管理 外部照明 ・ モニタリング・自動集計 システム導入 ・ セラミックメタハラの使用 ・電球形蛍光灯を使用 【ナイトカバー設置による省エネ】 年間 35 千円の電力料金 2.1t-CO2 の二酸化炭素の低減(設備単位での削減率 19.0%) (現状)冷凍多段ケースにナイトカバーが設置されていない。 (改善)閉店後ナイトカバーを設置する。 (効果)①仮定条件 ・実験方法 ナイトカバー設置の有無で消費電力を計測して比較する。 ・消費電力 「設置前」 閉店中の冷凍機消費電力 55.6kWH/14 時間 「設置後」 閉店中の冷凍機消費電力 45.0kWH/14 時間 (削減率 (55.6kWh-45.0kWh)/55.6kWh≒19.0%) ・電力料金 9.0 円/kWh(従量料金部分) ・二酸化炭素排出係数 0.555kg-CO2/kWh ②算定結果 {(55.6kWh-45.0kWh)×365 日×9.0 円/kWh}≒35 千円 {(55.6kWh-45.0kWh)×365 日×0.555kg-CO2/kWh}≒2.1tCO2 日本生活協同組合連合会「施設の省エネハンドブック 2005 年 3 月」実験結果より 【インバータ照明(安定器)への交換による省エネ】 年間 300 千円の電力料金 18.5t-CO2 の二酸化炭素の低減(設備単位での削減率 25.8%) (現状)店内照明が銅鉄型安定器式となっている。 (改善)蛍光管は現状のまま、電子式安定器に変更する。 (効果)①仮定条件 ・実験方法 電子式安定器への変更前後の消費電力を計測して比較する。 ・消費電力 「設置前」 銅鉄型 110W2 灯式 106 台 23.99kW(226.3W/台) 「設置後」 電子式 110W2 灯式 106 台 17.79kW(167.8W/台) (削減率 (23.99kW-17.79kW)/23.99kW≒25.8%) ・点灯時間 15 時間/日 360 日 ・電力料金 9.0 円/kWh(従量料金部分) ・二酸化炭素排出係数 0.555kg-CO2/kWh ②算定結果 {(23.99kW-17.79kW)×15 時間×360 日×9.0 円/kWh}≒300 千円 {(23.99kW-17.79kW)×15 時間×360 日×0.555kg-CO2/kWh}≒18.5tCO2 北陸方面の食品スーパーの事例(日本工営㈱実施結果より) 14 省エネルギー設備導入に対する税制優遇、補助金等 省エネルギー設備導入に対する税制優遇、補助金等 省エネルギー設備導入に対して税制優遇,補助金等が受けられます。 下記を参照ください。 (問合せ先) 経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー対策課 ■エネルギー需給構造改革投資促進税制 → http://www.eccj.or.jp/enekaku ■住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業(補助金) → http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/hojo_josei/index.html ■金融上の助成措置 → http://www.eccj.or.jp/promote/06/index.html (問合せ先) 財団法人 食品流通構造改善促進機構構造改善部 ■食品流通構造改善促進法に基づくリース等支援事業 (食品流通構造改善緊急対策事業) → http://www.ofsi.or.jp/strct_dept/kinkyu_taisaku/index.html 15 飲食料品小売業省エネルギー実施要領作成検討委員会名簿 委員長 社団法人全国スーパーマーケット協会 専務理事 澤藤 正義 委 員 日本スーパーマーケット協会 事務局長 江口 法正 委 員 全日本食品株式会社 代表取締役社長 齊藤 充弘 委 日本工営株式会社 電力事業本部プラント事業部 鈴木 雅登 首都圏建設部施設管理課長 馬場 義彦 環境事業推進室 羽田 哲也 課長補佐 中里 靖 課長補佐 前島 仁 同 食品産業企画課(食品環境対策室) 係長 岩崎 泰章 同 流通課 平野 靖幸 係長 中村 良子 資源エネルギー調査官 茅根 康弘 鈴木 淳也 常務理事 石原 明 ビル調査グループ長 本橋 孝久 同 技術部部長 橋本 信一 同 技術専門職 松原 芳克 員 エネルギーソリューション部課長 委 員 委 員 ㈱ライフコーポレーション 首都圏開発本部 日本生活協同組合連合会 農林水産省総合食料局流通課(商業指導班) 同 食品産業企画課(食品環境対策室) 商業指導班 経済産業省資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部省エネ対策課 事務局 同 政策課 同 政策課 (財)省エネルギーセンター 同 技術部部長