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宗像市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)1(PDF:817 KB)
宗像市地球温暖化対策実行計画(区域施策編) ~市民・事業者・市による持続可能なまちづくり~ 平成23年3月 宗像市 はじめに 46億年の地球の歴史の中で、18世紀半ばの産業革命は「ほんの一瞬前」の出来事といえま す。しかし、その「ほんの一瞬前」から地球環境は人間活動により急激な変化にさらされること になりました。 人類が太陽エネルギー以外の石油や石炭などの化石燃料をエネルギーとして獲得した瞬間です。 これにより、さまざまな技術が革新され大規模な事業も可能になりました。私たちの暮らしは物 質的に豊かで便利になりましたが、その一方で資源の大量消費や環境破壊が行われてきました。 かつては、高度経済成長期に産業公害も経験しましたが、原因を究明し、法整備や技術的な工夫 を施して状況は改善されつつあります。 さて、20世紀末から「地球温暖化」という言葉が注目されるようになりました。 「地球温暖化」 は身近な公害問題と異なり、直接の被害が実感しにくいものですが、近年多くの市民の皆さまも 感じられていることと思われる気候変動をはじめ、土砂災害・森林の減少・食糧危機・海面の上 昇・健康障害などあらゆる災厄へつながるたいへん大きな環境問題です。世界各国はこの問題に 対し危機感を募らせ、国際的課題としての認識を共有し取り組みを進めています。 わが国も、京都議定書により、温室効果ガス排出量を 1990 年比で 2012 年までに 6%削減する ことを国際社会に約束し、さらに 2020 年に向けては同年比 25%削減という目標を掲げています。 これまで多くのエネルギーを費やしてきた先進国の一員として、私たち一人ひとりに求められ ている地球温暖化防止の取り組みとは、消費に偏った社会を見直し、社会(経済)発展と環境保 全を両立する「持続可能な社会」を構築していくことにほかなりません。そして、この時代の要 請に応えていくことは、将来の宗像市に生きる次世代のために健全なまちづくりを進めていくこ とと符合します。 宗像市はこれまで、 「海・山・川に育まれ、教育・文化と歴史がいきるコミュニティのまち宗像」 を都市像とし、自然豊かなまち、安全で快適な生活環境のまち、活発な市民活動、コミュニティ 活動を基盤とするコミュニティのまち等の実現を目指してきました。今後は、さらに、地球温暖 化対策を通した「持続可能なまちづくり」の視点を加え、市民や事業者の皆さまと手を携え、3 0年先・40年先を見据えたまちづくりを進めていきたいと考えております。皆さまの一層のご 理解とご協力をお願いいたします。 平成23年3月 宗 像 市 長 谷 井 博 美 目 次 はじめに 第1章 実行計画策定の背景................................................ 1 1 地球温暖化の仕組みと影響............................................ 1 (1)地球温暖化の仕組み ........................................................ 1 (2)地球温暖化の影響 .......................................................... 1 2 実行計画策定の背景.................................................. 2 (1)国際的な動向 .............................................................. 2 (2)わが国の動向 .............................................................. 2 第2章 宗像市の現況...................................................... 5 1 本市の地域特性...................................................... 5 (1)本市の自然的特性 .......................................................... 5 (2)本市の社会的特性 .......................................................... 7 2 本市の温室効果ガスの排出状況....................................... 11 (1)温室効果ガスの種類と主な発生原因・抑制対策 ............................... 11 (2)本市の温室効果ガス排出量の推計 ........................................... 12 (3)まとめ ~本市における温暖化対策の対象~ .................................. 16 3 わが国の目標に対する本市の二酸化炭素(CO2)排出量の現況推計 ........ 17 (1)家庭部門 ................................................................. 17 (2)業務部門 ................................................................. 18 (3)自動車部門 ............................................................... 19 第3章 宗像市における温暖化対策の方向性................................. 20 1 わが国の目標と、地域に期待される役割............................... 20 2 本市における取り組みの方向性....................................... 21 3 本市における具体的な実施計画....................................... 23 第4章 宗像市における具体的な取り組み................................... 24 第5章 進行管理......................................................... 35 1 計画の位置づけ..................................................... 35 2 計画の期間......................................................... 35 3 推進体制........................................................... 36 4 進行管理........................................................... 37 【資料編】............................................................... 38 1 温室効果ガス算定資料............................................... 38 2 これからの宗像市の環境を考える市民ワークショップ................... 42 3 宗像市環境保全市民協働会議委員..................................... 46 4 宗像市環境保全審議会委員........................................... 47 5 用語集............................................................. 48 第1章 1 実行計画策定の背景 地球温暖化の仕組みと影響 (1)地球温暖化の仕組み 地球(地上)の平均気温は、大気中に含まれる「温室効果ガス」により、これまで概ね 15℃ 程度に保たれてきました。 「温室効果ガス」とは、大気中に含まれる二酸化炭素やメタン、水 蒸気などのことをいい、太陽光を受けた地表から放射される赤外線の一部を吸収し、その一 部を地表に向けて再放射することで、あたかも温室のように地上付近の気温を一定に調整す る機能を持っています。現在、地球規模の問題となっている「地球温暖化」は、人間の活動 (エネルギーの大量消費)で過剰となったと考えられている「温室効果ガス」により地球が 高温化している問題です。 ■温室効果ガスと地球温暖化メカニズム 【資料:全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より】 (2)地球温暖化の影響 地球温暖化が進行することで、さまざまな影響があると考えられています。 気候については、真夏日・熱帯夜の増加、真冬日の減少、集中豪雨の多発などによる不作 や都市機能への被害増加のおそれがあります。また、サクラの開花日が早まるなど四季の様 相の変化による文化的な影響も考えられます。 海水面の上昇による高潮被害の増大や海岸侵食、砂浜の消失等も懸念されています。日本 海沿岸では、1970 年頃から年間約2㎜程度水位が上昇しています。 生物の生育環境も崩れつつあります。本市でも、これまで沿海で獲れていた魚の漁獲高が 減少傾向にある、南方の魚が獲れることがあるなどの変化が見られます。 私たちの健康についても、熱波による熱中症患者や日本脳炎患者の増加などが警戒されて います。このままさらに、地球温暖化が進行していけば、熱帯性の伝染病が広がるおそれも あります。 1 2 実行計画策定の背景 (1)国際的な動向 地球温暖化問題は、1992 年に開催された「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」 での「気候変動に関する国際連合枠組条約」採択により、大気中の温室効果ガス濃度の安定 化を目的とする国際的な取り組みが本格化しました。 その後、1997 年に京都で開催された同条約締約国会議(COP3)で「京都議定書」が採択さ れました。先進各国には 1990 年を基準年として第一約束期間(2008 年から 2012 年の 5 年間) での温室効果ガス排出削減量の目標値が定められました。 ■主な出来事 1988 年 「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」設立。気候変動に関する科学的 な知見、社会・経済的な影響評価、対策の視点での評価がはじまる。 1992 年/リオデジャネイ 「地球サミット」開催。大気中の温室効果ガス濃度の安定化を目的とする「気 ロ(ブラジル) 候変動に関する国際連合枠組条約」採択。 1997 年/京都 「気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)」開催。温室効果ガス削減に 関する「京都議定書」採択。 2005 年 「京都議定書」発効。 2007 年 IPCC 第4次報告。地球温暖化は人間による CO2 の排出に起因すると明言。 2008 年 「京都議定書」第一約束期間はじまる。 2008 年/洞爺湖 「G8 サミット」開催。2050 年までに CO2 排出量 50%削減の目標を共有し、 気候変動枠組条約の場で採択を求めるも、合意に至らず。 2009 年/コペンハーゲン COP15 開催。 「ポスト京都議定書」について議論。「コペンハーゲン合意」の (デンマーク) 採択は断念され、「合意に留意する」 (法的拘束力なし)に留まった。 2010 年/カンクン(メキシ コ) COP16 開催。 「ポスト京都議定書」について議論。「カンクン合意」の採択。 先進国及び途上国が提出した排出削減目標等を国連文書とし、これらの目標 等を COP として留意することとした。 (2)わが国の動向 「京都議定書」に基づき、わが国は温室効果ガス排出量を 2012 年までに基準年比で 6%削 減することを約束しています。 国は「京都議定書」で課せられた目標の確実な達成に向け、国内での地球温暖化対策の推 進に関する基本的な方向を示すものとして「京都議定書目標達成計画」を策定(排出量が増 加している業務部門・家庭部門への対策強化のため、2008 年 3 月に全部改定)し、温室効果 ガスの各部門排出量の基準年比 0.8~1.3%削減に、森林吸収分(3.8%)・京都メカニズム活 用分(1.6%)を含め、全体として 6%の削減達成を計画しています。 現在、わが国の温室効果ガス排出量は 12 億 8,200 万 t-CO2(2008 年確定値)であり、未だ 基準年(1990 年)の排出量(12 億 6,100 万 t-CO2)を上回っています。そのような中、2020 年時点での温室効果ガス排出量を 25%削減(基準年比)することを国際的に表明しており、 さらなる施策の推進とともに今後の中長期的な計画策定が緊急の課題となっています。 2 ■主な出来事 1998 年 「地球温暖化対策の推進に関する法律」施行。 「京都議定書目標達成計画」策定。国内での地球温暖化対策の推進に関する基本 的な方向を示す。 2005 年 国民運動「チーム・マイナス6%」はじまる。 価格メカニズムを活用し、温室効果ガス排出量取引を行う「自主参加型国内排出 量取引制度(JVETS)」はじまる。 「京都議定書目標達成計画」改定。 「地球温暖化対策の推進に関する法律」改正。 2008 年 福田ビジョン(「低炭素社会・日本」をめざして)発表。2050 年に現状比 60~80% の温室効果ガス排出量削減を目指す。 JVETS を含めた「排出量取引の国内統合市場の試行」開始。 麻生首相(当時)、 「2020 年までに 2005 年比 15%削減を目指す」と発表。 カーボン・フットプリント制度の試行事業開始。 2009 年 太陽光発電買取制度開始。 鳩山首相(当時)、国連気候変動首脳会合で「全ての主要国による公平かつ実効 性のある国際的枠組み構築や意欲的な目標の合意を前提に、2020 年までに 1990 年比 25%削減を目指す」と表明。 1990 年比で 2020 年の排出量を 25%削減する目標を気候変動枠組条約事務局に提 出。 「環境経済成長ビジョン~チャレンジ 25 を通じた経済成長~」公表。 「新成長戦略~「元気な日本」復活のシナリオ~」閣議決定。我が国の強みを活 2010 年 かす成長分野の筆頭に「グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国 戦略」を掲載。 「地球温暖化対策基本法案」閣議決定するも、第 174 回通常国会の閉会に伴い廃 案。 再度「地球温暖化対策基本法案」閣議決定するも、第 176 回臨時国会会期中には 成立せず、衆議院で閉会中審査となる。 3 ■日本の温室効果ガス排出量の推移 +10% 1,400 温室効果ガス排出量(百万トンCO2) +5% ±0% 1,200 六ふっ化硫黄 パーフルオロ カーボン類 1,000 ハイドロフルオ ロカーボン類 一酸化二窒素 800 メタン 二酸化炭素 2008 2007 2006 2005 2000 1995 1990 京都議定書 京都議定書 の基準年 の基準年 0 600 (年度) ※京都議定書の基準年の値は、「割当量報告書」(2006年8月提出、2007年3月改訂)で報告された1990年の二酸化炭素、メタン、 一酸化二窒素の排出量および1995年のハイドロフルオロカーボン類、パーフルオロカーボン類、六ふっ化硫黄 の排出量であり、 変更されることはない。一方、毎年「日本国温室効果ガスインベントリ 報告書」で報告される1990年値、1995年値は算定方法の 変更等により変更されうる。 【資料:「日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2008 年度)確定値」、国立環境研究所 温室効果ガスインベントリオフィス】 4 第2章 1 宗像市の現況 本市の地域特性 (1)本市の自然的特性 本市は、福岡県の北部に位置し、離島を除くほぼ全域が釣川(二級河川)の流域を構成し ています。海岸部を除いた周囲を標高 200~400m前後の山地が囲む盆地状の地形をなしてい ます。 気候は、日本海型気候に属し、年平均気温は 16℃前後。県内他市に比べ、気温はやや低い 傾向にあります。年間降水量は 1,600 ㎜程度で内陸型気候区に比べるとやや少なめの地域で すが、近年は夏季に強烈な集中豪雨がたびたび発生するようになりました。 ■本市の気象データ(年平均値) (mm、日) (℃) 2,500.0 17.0 2,000.0 16.5 1,500.0 16.0 1,000.0 15.5 500.0 15.0 0.0 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 1,233.0 1,685.0 1,223.0 1,719.0 1,715.0 1,211.0 2,048.0 1,436.0 1,545.5 年間日照時間 1,865.3 1,776.4 1,746.7 1,572.5 1,972.4 1,823.5 1,865.2 1,954.0 1,906.3 15.9 16.2 15.7 16.2 16.0 15.9 16.5 15.9 年降水量 年平均気温 16.0 【資料:福岡管区気象台「福岡県気象月報」、気象庁 web データ】 ■県内市の気象データ(2008 年) 宗像市 福岡市 北九州市 久留米市 大牟田市 飯塚市 太宰府市 前原市 平均気温(℃) 15.9 16.8 16.4 16.7 16.0 15.9 16.6 16.3 降水量(mm) 1,546 1,771 1,592 1,876 1,897 1,853 1,780 1,659 【資料:気象庁 web データ】 5 自然環境は、福岡県内の 10 万人規模の都市(大野城市、春日市、筑紫野市)と比較しても、 市域面積に占める山林・田畑の割合が高く、豊かな自然環境を保持しており、かなり高い二 酸化炭素(CO2)吸収能力を有していると言えます。 なお、本市は 10 万人弱の人口規模であるにも関わらず、身近に自然とふれあえる環境であ る一方、住宅地が散在し、市域内の移動には非効率となっています。 ■地目別土地利用面積の比較(2007 年 1 月 1 日現在) 宗像市 32.2% 大野城市 5.6% 46.0% 15.8% 6.0% 37.9% 52.6% 3.9% 田・畑 春日市 3.9% 5.4% 筑紫野市 77.1% 22.0% 13.7% 48.3% 19.7% 10.0% 山林・ 原野 宅地 雑種地 福岡市 16.1% 北九州市 14.6% 0% 29.3% 47.0% 28.5% 20% 7.6% 48.0% 40% 60% その他 8.6% 80% 100% 【資料:ふくおかデータ web】 ■本市の土地利用(平成 14 年) 【資料:国土地理院旧版地形図 ほか】 6 (2)本市の社会的特性 本市は、福岡市・北九州市の両政令都市の中間に位置する住宅都市として発展してきまし た。2005 年度の国勢調査による総人口は 94,148 人、世帯数は 34,914 世帯となっています。 近年の人口は微増傾向ながら、世帯数は着実に伸びており、核家族世帯や単身者世帯が増 えています。 1990 年度と比較した場合、2009 年度の人口は約 21%、世帯数は約 ■本市の人口・世帯数と平均世帯人員の推移 52%の伸びに対し、平均世帯人員 人口(人)、世帯数(戸) 平均世帯人員(人/世帯) は約 0.64 人減っています。 100,000 5.0 90,000 80,000 4.0 70,000 60,000 3.0 50,000 2.0 40,000 30,000 1.0 20,000 10,000 0 1990 1995 2000 2005 2006 2007 2008 2009 人口(人) 78,197 86,938 92,056 94,148 94,813 94,990 94,963 94,900 世帯数(戸) 24,796 29,027 32,550 34,914 36,336 36,870 37,339 37,747 3.15 3.00 2.83 2.70 2.61 2.58 2.54 2.51 平均世帯人員 0.0 【資料:国勢調査、住民基本台帳人口】 市内の産業は近年、事業所数・事業所延べ床面積ともに横ばいの傾向にありますが、大型 店舗の相次ぐ出店等により、1990 年度と比較すると特に延べ床面積は大きく増加しています。 ■本市の事業所数・延床面積の推移 (㎡) (事業所) 1,200,000 2,306 2,161 1,000,000 2,193 2,500 2,239 2,239 1990 年度と比較した場 合、2007 年度の事業所数 は約 15%、延べ床面積は 1,943 2,000 約 99%伸びています。 800,000 1,500 600,000 業務系 延床面積 業務系 事業所数 1,019,013 1,018,772 983,049 1,000 850,529 400,000 660,536 200,000 500 493,621 0 0 1990 1995 2000 2005 2006 2007 【資料:事業所・企業統計調査、ふくおかデータ web】 7 ごみの総排出量は、増加に歯止めがかかる傾向にあります。総排出量のうち主に資源とし て再生利用される集団回収資源物と分別収集の割合は約 19%で推移しています。 2003 年度と比較した場合、2008 年度のごみの総排出量は約 7% 減少しています。 ■本市におけるごみ排出状況の推移 また、燃やすごみは、約 11%減 少しています。 (t) 40,000 35,866 35,000 3,165 1,705 36,740 3,120 1,693 37,609 37,073 3,264 3,382 1,565 1,493 35,307 1,385 30,000 7,299 25,000 46 156 3,593 7,810 61 188 4,088 3,174 8,595 50 179 4,107 20,000 33,389 2,882 1,255 9,080 43 157 3,811 8,700 38 123 3,790 7,875 42 110 3,475 集団回収資源物 自己搬入 ごみ 事業系 ごみ 不法投棄 粗大ごみ 15,000 分別収集 10,000 19,902 19,780 19,849 19,107 18,097 17,750 2006年度 2007年度 2008年度 燃やすごみ 5,000 0 2003年度 2004年度 2005年度 【資料:市民環境部資源廃棄物課】 本市の自動車保有台数については、1990 年度と 2007 年度はともに乗用車と軽自動車を合 わせた割合が 9 割を超えています。また、1990 年度と 2007 年度を比較すると、全体で 82.6% 増加しており、乗用車と軽自動車が大きく伸びています(乗用車 67.9%増、軽自動車 140.2% 増)。 8 1990 年度と比較した場合、2007 ■本市における自動車保有台数の推移 年度の自動車保有台数は約 83%伸びています。 (台) 60,000 55,703 56,279 18,621 19,567 20,489 2,781 262 2,717 255 2,656 265 54,961 49,342 50,000 40,241 15,160 40,000 30,819 30,000 8,531 10,610 3,011 245 軽自動車 2,897 168 貨物車 乗合用自動車 乗用車 2,586 120 20,000 33,297 33,164 32,869 2005年度 2006年度 2007年度 30,926 26,566 10,000 19,582 0 1990年度 1995年度 2000年度 ※1990 年度、1995 年度は推計値 【資料:国土交通省九州運輸局】 福岡県内の低公害車普及率は 37.3%で九州内では最も高く、全国平均の 37.4%とほぼ同水 準です。 ■本県の低公害車の普及状況(2009 年 3 月末現在) 【参考】 電気自動車 0.0007% 天然ガス 自動車 0.02% ハイ ブリッド車 0.96% ガソリン車 36.4% 低公害車 37.3% 低公害車 以外 62.7% 低公害車 以外 62.7% 【資料:国土交通省九州運輸局】 9 市民の環境への意識・行動について市民アンケート(平成 21 年 12 月)を実施したところ、 「冷暖房機器のつけっぱなしをしない」 「こまめな消灯を心がける」など、省エネ行動を行っ ている市民が大半を占めており、高い意識を持っていると言えますが、行動別に見た場合、 自動車の利用方法など今後一層の努力が期待される行動もあります。 ■市民アンケート調査より(省エネルギーに配慮した行動について) 0% 10% 20% 30% 40% 70% 80% 90% 100% 1.5 29.2 3.5 2.0 電気カーペットは部屋の広さや用途にあったものを選び、 設定温度をこまめに調節している 冷暖房機器は不必要なつけっぱなしをしないように気を付 けている こたつはこたつ布団と一緒に敷布団と上掛けも使用し、温 度設定をこまめに調節している 照明は、省エネ型の蛍光灯や電球形蛍光ランプを使用する ようにしている 38.6 9.9 2.5 2.0 47.0 1.0 11.9 2.5 1.5 2.5 83.2 31.7 5.4 9.4 51.0 43.6 32.2 人のいない部屋の照明は、こまめな消灯を心がけている 82.7 テレビをつけっぱなしにしたまま、他の用事をしないよう にしている 冷蔵庫の庫内は季節にあわせて温度調整をしたり、ものを 詰め込み過ぎないように整理整頓に気を付けている 26.7 44.6 80.7 冷蔵庫の扉は開閉を少なくし、開けている時間を短くする ように気を付けている 洗いものをする時は、給湯器の温度設定を出来るだけ低く するようにしている 54.5 43.1 22.8 12.9 電気ポットは長時間使わない時、コンセントからプラグを 抜くようにしている 食器洗い乾燥機を使用する時は、まとめ洗いや温度調節を 心がけている お風呂は、間隔をおかずに入るようにして、追い炊きをし ないようにしている シャワーはお湯を流しっぱなしにしないように気を付けて いる 温水洗浄便座は温度設定をこまめに調節し、使わない時は ふたを閉めるようにしている 48.0 10.4 28.7 11.9 39.1 3.0 5.0 1.0 32.7 61.4 29.2 21.8 洗濯する時は、まとめて洗うようにしている 2.0 52.5 4.0 43.1 1.5 5.4 2.5 2.0 18.8 14.4 80.2 12.4 50.5 26.2 56.9 加減速の少ない運転をするように気を付けている 早めのアクセルオフをするように気を付けている 26.2 23.8 5.0 1.0 1.5 2.0 8.4 6.9 27.2 44.1 10.9 12.9 28.7 54.5 アイドリングはできる限りしないように気を付けている 8.9 19.8 38.6 1.0 6.4 7.4 2.0 6.9 3.0 58.9 19.3 1.5 5.4 49.0 16.3 22.3 ふんわりアクセル「eスタート」(やさしい発進)を心が けている 4.0 2.5 1.5 3.0 0.0 42.1 2.0 11.9 0.5 2.0 25.2 1.5 6.9 2.0 9.9 0.5 1.5 33.2 10.4 0.5 1.5 22.3 10.4 32.2 22.3 17.8 12.9 43.6 冷蔵庫は壁から適切な間隔をあけて設置している 外出時は、できるだけ車に乗らず、電車・バスなど公共交 通機関を利用するようにしている 電気製品は、使わない時はコンセントからプラグを抜き、 待機時消費電力を少なくしている 電気、ガス、石油機器などを買う時は、省エネルギータイ プのものを選んでいる 60% 63.9 冷房・暖房は、設定温度をこまめに調節している 煮物などの下ごしらえは電子レンジを活用している 50% 2.0 4.5 1.5 39.6 1.0 61.9 いつも実行している 該当しない 28.2 たまに実行している 未回答 5.9 2.0 2.0 実行していない n=202 10 2 本市の温室効果ガスの排出状況 (1)温室効果ガスの種類と主な発生原因・抑制対策 「京都議定書」及び「地球温暖化対策推進法」により、削減対象とされる温室効果ガスは、 二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、 パーフルオロカーボン(PFC) 、六フッ化硫黄(SF6)の6種類が指定されています。 ■削減対象とされている温室効果ガスと本市の排出部門 種類・部門 産業部門 エネルギー起源 運輸部門 二酸化炭素( CO ) 2 民生部門 家庭部門 業務部門 主な発生原因 一般家庭における燃料の燃焼や電気の使用に伴い発生。 第三次産業(店舗・病院・ホテル・事務所等)における燃料の燃焼 や電気の使用に伴い発生。 農林水産業部門 農林水産業における燃料の燃焼や電気の使用に伴い発生。 建設業・鉱業部門 建設業・鉱業における燃料の燃焼や電気の使用に伴い発生。 製造業部門 製造業における燃料の燃焼や電気の使用に伴い発生。 自動車部門 乗用車(自家用を含む) ・バス等の運行に伴い発生。 鉄道部門 鉄道の運行に伴い発生。 国内船舶部門 船舶の航行に伴い発生。 廃棄物部門 ) CO 2 非エネルギー起源 二酸化炭素( 廃棄物の焼却に伴い発生。 一般廃棄物 メタン(CH4) 一酸化二窒素(N2O) 稲作、家畜の腸内発酵など農業部門からの発生が半分以上を占め、 廃棄物の埋め立てからも 2~3 割を占める。 燃料の燃焼に伴うものや農業部門からの排出がそれぞれ 3~4 割を 占める。 代替 フロン類 ハイドロフルオロカーボン(HFC) エアゾール製品の噴射剤、カーエアコンや断熱発泡剤などに使用。 パーフルオロカーボン(PFC) 半導体等製造用や電子部品などの不活性液体などとして使用。 六フッ化硫黄(SF6) 変電設備に封入される電気絶縁ガスや半導体等製造用などに使用。 11 (2)本市の温室効果ガス排出量の推計 温室効果ガス排出量は、 「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュ アル(第1版)、環境省」に沿って、各種統計資料を収集・整理して推計しました。 本市域の温室効果ガス排出量は、1990 年度以降増加し続け、2006 年度までに約 157 千 t-CO2 増えたもの(増加率 56.6%)と推計されます。 ■本市の温室効果ガス種類別排出量の推移 (t-CO2) 450,000 398,182 400,000 355,431 350,000 662 11,679 8,612 853 11,052 8,226 276,945 300,000 1990 年度と比較した場合、2006 1,118 10,637 8,209 年度の温室効果ガス排出量(全 体)は約 57%増加しています。 0 11,237 7,556 250,000 代替フロン類 200,000 150,000 433,756 378,050 334,479 一酸化二窒素 413,791 メタン 二酸化炭素 258,153 100,000 50,000 0 1990年度 1995年度 2000年度 2006年度 1990 年度と 2006 年度の本市域で排出された温室効果ガスの内訳は次のとおりとなってい ます。二酸化炭素(CO2)がいずれも圧倒的な割合を占めていることがわかります。 ■本市の温室効果ガス種類別排出割合の推移 メタン 2.7% 一酸化 二窒素 4.1% 代替 フロン類 0.0% メタン 1.9% 一酸化 二窒素 2.5% 二酸化 炭素 95.4% 二酸化 炭素 93.2% 1990 年度 2006 年度 12 代替 フロン類 0.3% ■本市の二酸化炭素部門別排出量の推移 1990 年度と比較した場合、2006 (t-CO2) 年度の二酸化炭素排出量(全体) 450,000 400,000 334,479 350,000 258,153 300,000 0 1,275 1,847 250,000 0 1,275 1,679 378,050 413,791 0 1,265 1,280 8,755 1,271 1,455 150,229 150,000 鉄道部門 125,812 自動車部門 75,353 51,618 6,726 15,140 100,000 一般廃棄物 ※ 国内船舶部門 156,484 82,769 200,000 は約 60%増加しています。 46,322 63,074 6,346 11,570 81,280 57,213 64,405 5,972 11,879 5,155 11,618 82,906 製造業部門 建設業・鉱業部門 農林水産業部門 業務部門 家庭部門 50,000 52,455 67,511 55,484 1990年度 1995年度 2000年度 77,050 0 2006年度 ※2002 年度までは宗像清掃工場が稼働していなかったため、2000 年度までの一般廃棄物部門の排出量は 0 となっています。 1990 年度と 2006 年度の二酸化炭素(CO2)の排出量を比較すると、全体として約 60%増加 しています。部門別では、家庭部門約 2 万 5 千 t(約 47%増) 、業務部門約 3 万 7 千 t(約 79% 増)、自動車部門約 6 万 7 千 t(約 82%増)、製造業部門約 2 万 4 千 t(約 46%増)の伸びが 目立ち、大きな割合を占めています。 ■本県の二酸化炭素部門別排出量の推移【参考】 1990 年度と比較した場合、2006 年 (万t-CO2) 度の二酸化炭素排出量(全体)は、 7,000 6,000 5,873 58 876 ほぼ横ばいとなっています。 6,252 5,978 66 977 70 771 1,084 1,204 5,832 78 660 5,000 899 1,140 4,000 廃棄物部門 工業プロセス部門 運輸部門 産業部門 3,000 3,016 2,997 2,842 2,718 業務部門 家庭部門 2,000 エネルギー転換部門 1,000 0 483 525 524 594 481 60 549 54 520 47 603 39 1990年度 1995年度 2000年度 2006年度 13 ■本市の二酸化炭素排出量の部門別割合(2006 年度) ■本県の二酸化炭素排出量の部門別割合(2006 年度)【参考】 廃棄物部門 1.3% 廃棄物部門 2.1%一般廃棄物 国内船舶部門 0.3% 鉄道部門 0.4% 運輸部門 37.0% 2.1% 家庭部門 18.6% 製造業部門 18.2% 産業部門 22.3% 業務部門 10.2% 運輸部門 19.5% 自動車部門 36.3% 業務部門 20.0% 家庭部門 10.3% 工業プロセス 部門 11.3% 家庭部門 18.6% エネルギー 転換部門 0.7% 業務部門 20.0% 農林水産業 部門 建設業・鉱業 2.8% 部門 1.3% 産業部門 46.6% ※本市に該当のない「工業プロセス部門」は、セメントや鉄鋼等の製造時に、「エネルギー転換部門」は、電力・ガス等エネルギーを作る際に二酸化炭素を排出します。 本市における各部門の二酸化炭素(CO2)排出量増加の原因として、パソコンやエアコン、 携帯電話、温水洗浄便座など多くの家電製品が 1990 年度以降急激に普及しており、家庭部 門・業務部門での増加に大きく影響していると考えられます。また、1990 年度から 2005 年 度にかけて自動車保有台数が顕著に増加し続けており、自動車部門の排出量増加につながっ ています。一方、製造業部門については、本市の製造品出荷額が倍増していることを考慮す ると、排出量そのものの伸びは小さくとどまっています。 なお、本県の場合と比べてみると、製造業部門の排出割合は小さく、逆に、家庭部門、業 務部門、運輸部門の割合が大きくなっているところに特徴が見られます。 ■わが国の家電製品の普及状況の推移【参考】 100.0 90.0 80.0 温水洗浄便座 70.0 衣類乾燥機 食器洗い機 ファンヒーター 60.0 ルームエアコン 空気清浄機 50.0 液晶・プラズマテレビ 光ディスクプレーヤー・レコーダー 40.0 DVDレコーダー(再生録画兼用機) ビデオカメラ 30.0 デジタルカメラ パソコン 20.0 携帯電話 10.0 0.0 1990年度 1995年度 2000年度 2005年度 2009年度 14 【資料:消費動向調査(総務省) 】 1990 年度と比較した場合、2006 ■本市の産業部門における製造品出荷額の推移 年度の製造品出荷額は、ほぼ倍増 (百万円) 40,000 しています。 35,484 35,000 32,632 30,000 23,580 25,000 20,000 17,215 15,000 10,000 5,000 0 1990年度 1995年度 2000年度 2006年度 【資料:ふくおかデータ web】 ■本市・本県における自動車保有台数の推移 乗用車( 福岡県) 乗合用自動車(福岡県) 貨物車( 福岡県) 軽自動車(福岡県) 乗用車(宗像市) 乗合用自動車(宗像市) 貨物車(宗像市) 軽自動車(宗像市) (台) 100,000 2,965,280 2,983,260 2,987,674 1,015,956 1,051,708 1,083,093 280,587 276,781 271,806 2,804,710 90,000 2,597,688 80,000 2,196,581 861,146 2,000,000 664,113 60,000 305,231 326,781 50,000 10,141 313,706 10,225 40,000 30,819 40,241 10,000 49,342 2,897 168 1,503,248 2,586 1,208,537 120 26,566 54,961 9,963 55,703 56,279 10,217 10,183 10,222 1,500,000 18,621 19,567 2,781 262 2,717 255 20,489 15,160 10,610 8,531 20,000 2,500,000 757,518 70,000 30,000 (台) 3,000,000 3,011 245 1,628,370 1,658,554 2,656 265 1,644,554 1,622,553 30,926 33,297 33,164 32,869 2000年度 2005年度 2006年度 2007年度 1,000,000 500,000 19,582 0 0 1990年度 1995年度 【資料:宗像市統計書、ふくおかデータ web、国土交通省九州運輸局】 15 (3)まとめ ~本市における温暖化対策の対象~ 本市から排出される6種類の温室効果ガスのうち、その大半を二酸化炭素(CO2)が占めてい ます。他の温室効果ガスについても無視することはできませんが、農業部門からのメタンや一 酸化二窒素の発生など、やむを得ないものが含まれており、排出量自体も少なくほぼ横ばいで あることから、本計画における削減対象温室効果ガスは、 「二酸化炭素(CO2) 」とし、低炭素化 (二酸化炭素排出の抑制)を図ることとします。 また、本市における低炭素に向けた取り組み・仕組みづくりの主体は、市民・事業者・市と し、 「家庭部門」「業務部門」「自動車部門」を二酸化炭素(CO2)排出量削減の重点部門としま す。 16 3 わが国の目標に対する本市の二酸化炭素(CO2)排出量の現況推計 わが国は、 「京都議定書」により 2012 年度の温室効果ガスの基準年(1990 年)比 6%削減(※1)、 さらに、全ての主要国による公平かつ実効性のある国際的枠組み構築や意欲的な目標の合意を前 提としながらも、2020 年度における基準年比 25%削減(※2)を目標として掲げています。 国はこれらの目標を達成するために、地方公共団体に期待される役割として「地域の特性に応 じた対策の実施」「率先した取り組みの実施」「地域住民等への情報提供と活動推進」を掲げてい ます。 ※1 森林吸収分や京都メカニズム活用分を含む削減目標 ※2 森林吸収分や京都メカニズム活用分を含みうる削減目標 ここでは、参考までに、国全体の削減目標を、仮に直接本市にあてはめた場合、家庭・業務・ 自動車の各部門の削減規模がどの程度の大きさになるかについて示すこととしました。 ただし、これらの削減は、 「京都議定書目標達成計画」をはじめ、国の施策を中心に、都道府県・ 政令市・中核市・特例市、一般市町村それぞれの位置づけからの施策により達成するものです。 また、基準年(1990 年)から現況年(2006 年)にかけての原単位あたりの二酸化炭素(CO2) 排出量の伸びについても併せて示しました。 (1)家庭部門 国は、「京都議定書目標達成計画」において、2010 年の家庭部門における二酸化炭素(CO2) 排出量を基準年(1990 年)比で約 1%の増加に抑えるという目標を立てています。また、 「地球 温暖化対策に係る中長期ロードマップ~環境大臣小沢鋭仁試案~」では、2020 年における同比 約 29.1%の削減を検討しています。 国は、家庭部門における温室効果ガス削減目標達成に向け、住宅設備の性能改善を見込むと ともに、家庭で取り組める省エネ対策、トップランナー基準の家電や商品の普及、新エネルギ ー利用拡大の推進などの施策を進めています。 ■本市の家庭部門における二酸化炭素(CO2)排出量【参考】 (t-CO2) 90,000 80,000 2006年値から 31.2%削減 70,000 2006年値から 51.7%削減 60,000 50,000 40,000 30,000 1990年値から 1.0%増 77,050 1990年値から 29.1%削減 52,980 52,455 20,000 37,191 10,000 0 1990年度 (基準年) 2006年度 (現況年) 2012年度 (国の目標に準じた場合) 17 2020年度 (国の目標に準じた場合) ■本市の1世帯あたり二酸化炭素(CO2)排出量【参考】 1990 年度 伸び率 2006 年度 家庭部門 CO2 排出量(t-CO2) (A) 52,455 77,050 46.8% 世帯数(世帯) (B) 24,796 36,336 46.5% 2,115 2,120 0.2% 世帯あたり CO2 排出量(㎏-CO2) (A)/(B) (2)業務部門 国は、「京都議定書目標達成計画」において、2010 年の業務その他部門における二酸化炭素 (CO2)排出量を基準年比(1990 年度)で約 3.5%の増加に抑えるという目標を立てています。 また、「地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ~環境大臣小沢鋭仁試案~」では、2020 年 における同比約 18.9%の削減を検討しています。 国は、業務部門における温室効果ガス削減目標達成に向け、業務設備の性能改善を見込むと ともに、省エネ法の改正に基づく事業所の省エネ対策の徹底、中小企業の排出削減対策の推進 などの施策を進めています。 ■本市の業務部門における二酸化炭素(CO2)排出量【参考】 (t-CO2) 90,000 80,000 70,000 2006年値から 42.2%削減 2006年値から 54.7%削減 60,000 50,000 82,906 40,000 30,000 20,000 1990年値から 18.9%削減 1990年値から 3.5%増 47,943 46,322 37,567 10,000 0 1990年度 (基準年) 2006年度 (現況年) 2012年度 (国の目標に準じた場合) 2020年度 (国の目標に準じた場合) ■本市の事業所床面積1㎡あたり二酸化炭素(CO2)排出量【参考】 1990 年度 2006 年度 伸び率 業務部門 CO2 排出量(t-CO2) (A) 46,322 82,906 78.9% 事業所床面積(㎡) (B) 493,621 1,018,772 106.3% 93 81 △12.9% 事業所床面積あたり CO2 排出量(㎏-CO2) (A)/(B) 18 (3)自動車部門 国は、「京都議定書目標達成計画」において、運輸部門における二酸化炭素(CO2)排出量を 基準年比で約 1.9%の増加に抑えるという目標を立てています。また、 「地球温暖化対策に係る 中長期ロードマップ~環境大臣小沢鋭仁試案~」では、2020 年における同比約 29.5%の削減を 検討しています。 国は、自動車部門における温室効果ガス削減目標達成に向け、車両性能の改善、交通流対策 の進展、中長期的な自動車市場の縮小を見込むとともに、クリーンエネルギー自動車の導入支 援やエコドライブの普及啓発、公共交通機関の利用促進などの施策を進めています。 ■本市における自動車部門の二酸化炭素(CO2)排出量【参考】 (t-CO2) 160,000 140,000 2006年値から 43.9%削減 120,000 2006年値から 61.2%削減 100,000 80,000 150,229 40,000 1990年値から 29.5%削減 1990年値から 1.9%増 60,000 84,342 82,769 58,352 20,000 0 1990年度 (基準年) 2006年度 (現況年) 2012年度 (国の目標に準じた場合) 2020年度 (国の目標に準じた場合) ■本市の自動車1台あたり二酸化炭素(CO2)排出量【参考】 1990 年度 2006 年度 伸び率 自動車部門 CO2 排出量(t-CO2) (A) 82,769 150,229 81.5% 自動車保有台数(台) (B) 30,819 55,703 80.7% 自動車 1 台あたり CO 2 排出量(㎏-CO2) (A)/(B) 2,685 2,696 0.4% 19