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土地賃貸付分譲住宅供給促進のための特別措置法施行令

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土地賃貸付分譲住宅供給促進のための特別措置法施行令
[韓国の法令]
[周藤利一:訳]
土地賃貸付分譲住宅供給促進のための特別措置法
施行令
2009 年 10 月 19 日
大統領令第 21791 号
新規制定
所管:国土海洋部住宅政策課
第 1 条(目的) この令は、「土地賃貸付分譲住宅供給促進のための特別措置法」で委任さ
れた事項及びその施行に関して必要な事項を規定することを目的とする。
第 2 条(土地賃貸料決定等) 「土地賃貸付譲住宅供給促進のための特別措置法」(以下「法」
という。)第 8 条第 2 項前段による土地賃貸住宅の土地使用持分に相当する面積に対する賃
貸料(以下「土地賃貸料」という。)は、次の各号の区分により算定した金額以下とする。
一 「住宅法」第 2 条第五号による公共宅地(以下「公共宅地」という。)に土地賃貸付
譲住宅(以下「土地賃貸住宅」という。)を建設する場合:当該公共宅地の造成原価に
入居者募集公告日(法第 6 条第四号による土地賃貸住宅建設事業施行者の場合には、入
居者募集承認申込日をいう。以下、この項において同じ。)が属する月の前々月の「銀
行法」による金融機関の 3 年満期定期預金平均利率を適用して算定した金額を 12 月に
分割した金額
二 公共宅地以外の宅地に土地賃貸住宅を建設する場合:
「不動産価格公示及び鑑定評価
に関する法律」により鑑定評価した価額に入居者募集公告日が属する月の前々月の
「銀行法」による金融機関の 3 年満期定期預金平均利率を適用して算定した金額を 12
月に分割した金額。この場合、鑑定評価した価額の算定時期及び算定方法等は、国土
海洋部令で定める。
2 法第 8 条第 2 項により土地所有者は、土地賃貸住宅の分譲を受けた者と土地賃貸料に
関する約定を締結した後 2 年以内は、土地賃貸料の増額を請求することができず、2 年が経
過した後土地賃貸料の増額を請求する場合にも、その増額率は特別自治道・市・郡又は自
治区の平均地代上昇率を考慮して算定するものとし、「住宅賃貸借保護法施行令」第 2 条第
1 項による借賃等の増額請求限度の比率を超過してはならない。
3 土地所有者は、第 1 項により算定した月別土地賃貸料の納付期限を定めて土地賃貸住
宅所有者に告知するものとし、具体的な納付方法、延滞料率等に関する事項は法第 18 条に
よる標準賃貸借契約書で定めるところによる。
第 3 条(土地賃貸料の保証金転換) 法第 8 条第 2 項後段により土地賃貸料を保証金に転換
しようとする場合、当該保証金を算定するときに適用される利子率は、「銀行法」による金
融機関の 3 年満期定期預金平均利率以上でなければならない。
第 4 条(賃貸保証金に対する保証保険加入等) 法第 8 条第 3 項により土地賃貸料を保証金
の方法で受領する場合、土地所有者は、保証金全額に対して保証保険に加入しなければな
らず、保証金に対する保証保険は、法第 16 条による賃貸借契約期間の間維持しなければな
らない。
2 法第 8 条第 4 項による保証保険加入の具体的な方法、手続及び費用負担等に関する事
項は、次の各号で定めるところによる。
一 保証金保証手数料(以下「保証手数料」という。)の負担比率は、土地所有者の場合
には保証手数料の 100 分の 75 とし、土地賃貸住宅所有者の場合には保証手数料の 100
分の 25 とすること
二 保証金に対する保証保険加入及び保証手数料納付は、土地所有者が行うこと。この
場合、土地所有者は、土地賃貸住宅所有者が負担すべき保証手数料を土地賃貸料に含
めて徴収するものとし、土地賃貸料納付告知書にその内容を明示しなければならない。
三 保証保険加入後、遅滞なく、保証書の写し及び保証約款の写しを土地賃貸住宅所有
者に与えること
四 保証手数料は毎年再算定すること
第 5 条(土地賃貸住宅の転売行為制限期間) 法第 10 条第 1 項の「大統領令で定める期間」
とは、土地賃貸住宅の入居者募集をして最初に住宅供給契約の締結が可能な日から 5 年を
いう。
第 6 条(土地賃貸住宅の転売がやむを得ないと認められる場合) 法第 10 条第 4 項前段の「大
統領令に定める場合」とは、次の各号のいずれかに該当し、土地所有者の同意を受けた場
合をいう。
一 世帯員(世帯主が含まれた世代の構成員をいう。以下、この条において同じ。)が職
場勤務若しくは生業による事情又は疾病治療、就学若しくは結婚により世帯員全員が
他の特別自治道、広域市、市又は郡(広域市の管轄区域内にある郡を除く。)に移転す
る場合。ただし、首都圏に移転する場合を除く。
二 相続により取得した住宅に世帯員全員が移転する場合
三 世帯員全員が海外で移住する場合又は 2 年以上の期間海外に滞留しようとする場合
四 離婚により土地賃貸住宅の入居者として選定された地位又は土地賃貸住宅の所有権
をその配偶者に移転する場合
五 「公益事業のための土地等の取得及び補償に関する法律」第 78 条第 1 項により公益
事業の施行により住居用建築物を提供した者が事業施行者から移住対策用土地賃貸住
宅の供給を受けた場合(事業施行者の斡旋により供給を受けた場合を含む。)であって
特別自治道知事、市長、郡守又は区庁長が確認する場合
六 土地賃貸住宅の所有者が国、地方自治体及び金融機関(「住宅法施行令」第 44 条第 2
項第一号各目の金融機関をいう。)に対する債務を履行することができず、競売又は公
売が施行される場合
七 土地賃貸住宅の入居者として選定された地位又は土地賃貸住宅の所有権の一部をそ
の配偶者に贈与する場合
第 7 条(優先購入手続) 第 6 条第一号から第三号まで及び第五号に該当する場合であって
法第 10 条第 4 項により第 5 条の転売制限期間内に土地賃貸住宅の入居者として選定された
地位を譲渡しようとする者又は土地賃貸住宅を転売しようとする者は、第 6 条第一号から
第三号まで及び第五号のいずれかに該当することを証明する資料を土地所有者に提出して
優先購入を申請しなければならない。
2 土地所有者は、前項の申請を受理した日から 10 日以内に、その事由を審査して土地賃
貸住宅の購入申請をした者に優先購入の可否を通報しなければならない。
3 土地所有者は、前項により優先購入する旨を通報した場合には、その通報日から 15 日
以内に購入申請をした者と優先購入契約を締結しなければならない。
第 8 条(優先購入した住宅の再供給価格及び手続) 法第 10 条第 5 項による優先購入した住
宅の再供給価格は、最初に供給したときの入居金(契約金、中間払金及び残金をいう。以下
同じ。)及びその入居金に利子(入居金を納付した時点から再供給時点までの「銀行法」に
よる金融機関の 1 年満期定期預金平均利子率を適用した利子をいう。)を加えた金額から再
供給時点までの建物に対する減価償却費(第 9 条による減価償却費をいう。)を控除した金
額とする。この場合、優先購入及び再供給による租税公課金、法定手数料、「法人税法施行
令」第 31 条第 2 項による資本的支出を再供給価格に加算することができる。
2 優先購入した住宅の再供給手続、方法等に対しては、法第 9 条を適用する。
第 9 条(建物に対する減価償却費) 法第 10 条第 6 項による建物に対する減価償却費は、
「法
人税法施行令」第 26 条により計算した金額とする。
第 10 条(附記登記内容) 法第 10 条第 9 項により附記登記には、
「この住宅は、最初に所有
権移転登記された後は、
「土地賃貸付譲住宅供給促進のための特別措置法」第 10 条第 1 項
で定める期間が経過する前に土地所有者(同法第 10 条第 4 項により土地賃貸住宅の所有権
の移転を受ける者を含む。)以外の者に所有権を移転するいかなる行為も行うことができな
い」と明示しなければならない。
第 11 条(宅地の買戻利率)
による法定利率をいう。
法第 12 条の「大統領令で定める利率」とは、
「民法」第 379 条
第 12 条(分譲されない土地賃貸住宅の活用) 法第 13 条の「大統領令で定める期間」とは、
1 月をいう。
2 法第 13 条により土地賃貸住宅を供給する事業施行者は、前項で定める期間まで分譲さ
れない土地賃貸住宅については、これを賃貸することができる。
第 13 条(権限の委任) 国土海洋部長官は、法第 20 条第 1 項により次の各号の事項に関す
る権限を特別市長、広域市長、道知事又は特別自治道知事(以下「市・道知事」という。)
に委任する。
一 法第 19 条による是正命令等
二 法第 22 条による過怠料の賦課・取り立て
第 14 条(過怠料の賦課基準) 法第 22 条第 1 項による過怠料の賦課基準は、別表のとおり
とする。
2 国土海洋部長官、市・道知事、市長・郡守・区庁長(自治区の区庁長をいう。)は、違
反行為の程度、違反回数、違反行為の動機及びその結果等を考慮して、別表による過怠料
金額を 2 分の 1 の範囲内で軽減又は加重することができる。
附
則<第 21791 号、2009.10.19>
第 1 条(施行日) この令は、2009 年 10 月 23 日から施行する。
第 2 条(他の法令の改正) 住宅法施行令の一部を次のとおり改正する。
第 42 条の 13 から第 42 条の 15 までをそれぞれ削除する。
[別
表]
過怠料の賦課基準(第 14 条第 1 項関係)
違反行為
1.土地所有者が法第 18 条に
よる標準賃貸借契約書を使
用しない場合又は標準賃貸
借契約書の内容を履行しな
い場合
2.法第 19 条による国土海洋
部長官、市・道知事、市長・
郡守・区庁長の命令に違反し
た場合
該当法条文
法第 22 条第 1 項第一号
過怠料賦課金額
1,000 万ウォン
法第 22 条第 1 項第二号
500 万ウォン
(以
上)
Copyright of Japanese Translation 2009 SUTO Toshikazu, All rights reserved.
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