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狭山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(PDF:2847KB

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狭山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(PDF:2847KB
目
次
第1章 狭山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の概要 ....................................... 1
1.作成の背景 ......................................................................... 1
2.人口ビジョンの概要 ................................................................. 1
3.総合戦略の概要 ..................................................................... 2
4.総合戦略の位置付け ................................................................. 2
5.総合戦略の対象期間 ................................................................. 2
6.総合戦略の進行管理 ................................................................. 2
長期ビジョンと国の総合戦略の全体像(まち・ひと・しごと創生本部資料) ............... 3
第2章 基本目標 ......................................................................... 4
第3章 基本目標別の施策 ................................................................. 5
基本目標1 安定した雇用を創出する ..................................................... 5
基本目標2 新しいひとの流れをつくる ................................................... 8
基本目標3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる .............................. 11
基本目標4 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守る .............................. 14
基本目標5 元気な健康高齢社会をつくる ................................................ 17
第1章 狭山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の概要
1.作成の背景
日本の総人口は、平成 20 年(2008 年)をピークに減少に転じ、国立社会保障・人口問題
研究所の推計によれば、2020 年代初めは毎年 60 万人程度の減少が見込まれ、2040 年代頃
には毎年 100 万人規模の減少スピードにまで加速するものと見込まれており、こうした人
口の急減は、経済規模の縮小を引き起こすだけでなく、国民の生活に必要な社会生活サー
ビスの低下を招く恐れがあります。
このような問題に適確に対応し、将来にわたって活力ある地域・社会を維持するため、
平成 26 年 9 月に「まち・ひと・しごと創生法」が制定されるとともに、同年 12 月に「ま
ち・ひと・しごと創生長期ビジョン」(以下、「長期ビジョン」という。)及び「まち・
ひと・しごと創生総合戦略」(以下、「国の総合戦略」という。)が閣議決定され、地方
自治体においても、人口の現状と将来の展望を定める「地方人口ビジョン」及び地域の実
情に応じて今後 5 か年の施策の方向性を示す「地方版総合戦略」を策定するよう努めるこ
ととなりました。
本市においても、平成 6 年(1994 年)をピークとして人口減少に転じており、国立社会保
障・人口問題研究所推計に準拠すると、平成 72 年(2060 年)の本市の人口は 8 万 9 千人と
推計されます。この人口減少を抑制するため、現在の地方創生の動きを契機とし、まち・
ひと・しごとのさらなる好循環を生み出すため、狭山市人口ビジョン(以下、「人口ビジ
ョン」という。)及び狭山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下、「総合戦略」とい
う。)を策定するものです。
2.人口ビジョンの概要
人口ビジョンは、本市における人口及び産業・経済等の現状を分析し、今後目指すべき
将来の方向性と平成 27 年度(2015 年度)から平成 72 年度(2060 年度)までの人口の将来展望
を示したものです。
目指すべき将来の方向については、①若い世代が住みたくなる環境整備の推進、②安心
で暮らしやすいまちづくりの推進、③元気で健康な高齢社会づくりの推進、の3つを掲げ、
人口の将来展望については、平成 38 年(2026 年)に 140,000 人台を、平成 72 年(2060 年)
に 105,000 人を維持し、将来においても持続可能な人口構造の構築を目指すものです。
1
3.総合戦略の概要
総合戦略は、国及び県の総合戦略を踏まえ、本市における人口減少対策と、地方創生の
実現に向け、今後、特に注力していくべき施策、事業を明らかにするために策定したもの
です。人口ビジョンで示した、目指すべき将来の方向性と人口の将来展望を踏まえ、具体
的に推進する施策をとりまとめました。
4.総合戦略の位置付け
平成 28 年度を始期とする「第 4 次狭山市総合計画」は、本市の行政運営を総合的かつ計
画的に推進するための方針を示した計画であり、総合戦略は、とりわけ人口減少への対応
と地方創生の推進に特化し、集中的に取り組む施策を示した計画です。そして、総合戦略
に位置づけた施策は、「第 4 次狭山市総合計画」に基づく施策との整合や連携を前提とし
ており、より確実に実現していくことを目指しています。
また、広域化により、高い相乗効果が見込める施策は、所沢市、飯能市、入間市、日高
市など近隣市との連携を目指します。
国・県の
総合戦略を
狭山市まち・ひと・
第 4 次狭山市
しごと創生総合戦略
総合計画
踏まえて作成
整合・連携
5.総合戦略の対象期間
総合戦略の対象期間は、平成 27 年度(2015 年度)から平成 31 年度(2019 年度)までの 5 年
間とします。
6.総合戦略の進行管理
総合戦略の取組みは、各基本目標ごとに KPI(Key Performance Indicators:重要業績評価
指標)を設定し、実施効果の点検・検証のなかで、各事業の新設・廃止も含めた見直しを
行いながら柔軟性を持って取り組んでいきます。
2
長期ビジョンと国の総合戦略の全体像(まち・ひと・しごと創生本部資料)
3
第2章
基本目標
総合戦略を推進するにあたり、人口ビジョンにおける目指すべき将来の方向を踏まえ、
以下の5つの基本目標を設定します。
◆基本目標1:安定した雇用を創出する
◆基本目標2:新しいひとの流れをつくる
◆基本目標3:若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
◆基本目標4:時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守る
◆基本目標5:元気な健康高齢社会をつくる
基本目標とこれらを実現するための施策の方向は、次のとおりです。
【総合戦略の体系図】
基本目標
施策の方向
1
企業誘致のための環境整備
【基本目標1】
2
産業振興、事業拡大支援
安定した雇用を創出する
3
創業・起業支援
4
安定した就労機会・就労環境づくり
【基本目標2】
1
住みよい生活圏域(広域)の形成
新しいひとの流れをつくる
2
幅広い「狭山」ファンづくり
【基本目標3】
1
婚活事業の推進
若い世代の結婚・出産・子育ての
2
安心して子どもを産める環境整備
希望をかなえる
3
安心して子どもを育てられる環境整備
【基本目標4】
1
魅力的な拠点の整備
時代に合った地域をつくり、
2
空家の有効活用
安心なくらしを守る
3
安全安心なまちづくりの推進
1
高齢者の元気促進
【基本目標5】
元気な健康高齢社会をつくる
4
第3章
基本目標1
基本目標別の施策
安定した雇用を創出する
■施策の概要
総人口は平成 6 年、産業の担い手となる
生産年齢人口(15 歳~64 歳)は平成 7 年を
ピークに減少に転じ、平成 27 年の 94,688
人から平成 72 年には 36,752 人と大幅に減
少することが予測されます。今後は、産業
の担い手不足が深刻になると予想される
ため、地域が必要とする企業の誘致や起業、
事業の継続を促しつつ、地域資源の活用を
通じて付加価値の向上を図るなど、狭山市
内で就業を望む人が働き続けられる環境
づくりが必要となります。
具体的には、土地利用転換などを通じた
企業誘致のための環境整備、市の有する多
様な地域資源の活用や PR 等を通じた産業
振興・事業拡大支援、新たな企業や事業を
起こすための支援、若者や女性が市内企業
で働き続けるための安定した就労機会・就
労環境づくりを進め、安定した雇用の創出
を目指します。
■基本指標
就業者(15 歳~64 歳)の
減少抑制
現状値(H27)
目標値(H31)
63,914 人(※1)
60,000 人(※2)
※1:平成 22 年の生産年齢人口に占める就業者の割合(国勢調査)は 67.5%であり、平成 27 年の生産年齢人口は
94,688 人である
(1 月 1 日時点、住民基本台帳)。
上記の就業者の割合が変化しないと仮定すると、
就業者は 63,914
人となる。
※2:人口ビジョンにおいて算出した平成 31 年度(平成 32 年)の生産年齢人口は 85,969 人であり、※1で使用した
就業者の割合が変化しないと仮定すると 58,029 人となるが、次ページ以降の施策を通じて、就業者の割合を 70%
まで高めた場合には、60,178 人となる。
5
■主な施策・重要業績評価指標(KPI)
1.企業誘致のための環境整備
○田園都市産業ゾーン等への企業立地
・田園都市産業ゾーンの土地利用転換を推進し、企業立地を促進する
○企業誘致のためのインフラ整備
・企業立地(誘致、既存企業の拡張)のためのインフラ整備を計画的に推進する
○入間川地区土地利用転換の推進
・入間川地区における土地利用転換についての検討調査を実施し、問題点や課題を
整理する
○若者に魅力のある産業の誘致
・本市の強みである産業集積を活かした、次世代を担う付加価値の高い産業(航空
産業、ロボット産業など)の誘致に向けた環境整備やPRを行う
KPI
現状値(H27)
目標値(H31)
企業立地に資する環境整備
の実施
-
誘致が可能な状態
2.産業振興、事業拡大支援
○ふるさと納税の実施
・狭山市版ふるさと納税の実施
○市内企業育成ネットワークの強化
・産業労働センターを拠点とした現在のネットワークを強化し、新しい取組みを支
えるための企業同士の交流促進、ニーズに応じた支援を中長期的に実施する
○市内企業の積極的なPR
・市内企業の優れた製品や技術、熟練者の存在等についての情報を市内外に発信す
るとともに、公共施設に市内企業の生産品等を展示し、積極的なPRを行う
○地元産品の振興
・狭山茶、地場産野菜など、本市の地元産品の積極的な振興を図るとともに、それ
らを活用した商品を広く積極的にPRし、消費ニーズの拡大につなげる
○お茶(狭山茶)を飲む習慣への回帰
・狭山茶を取巻く産業の活性化を目指し、日本茶を飲む機会を、市民、企業、団体、
行政の各主体で意図的に設けていくよう、PRと実行動を促す
KPI
現状値(H26)
目標値(H31)
企業立地奨励金活用件数
(増設企業分)(平成 20 年
度以降の累計)
15 件
23 件
6
3.創業・起業支援
○創業支援の推進
・産業競争力強化法に基づく狭山市創業支援事業計画を策定し、地域一体で、創業
希望者に対して支援を行うことができる環境を整備する
○ビジネスプランコンテストの実施
・市内で新たに事業を創出しようとする者のビジネスプランを募集・評価し、表彰
を行うことを通じて、発表後のビジネスパートナーとの出会いを促す
○インキュベーションセンターの利用促進
・さやまインキュベーションセンター21 のさらなる活用により、新製品またはサー
ビスの研究・開発に取り組む企業や地域の課題解決に向けた事業などを新たに展
開する起業家の育成を促進する
KPI
現状値(H26)
目標値(H31)
埼玉県起業家育成資金活用
件数(平成 22 年度以降の累
計)
85 件
136 件
4.安定した就労機会・就労環境づくり
○市内企業と市内学校のマッチング
・市内企業と市内学校の交流を通じて、市内企業への就職率の向上を目指す
○市内企業の新規採用者合同説明会の実施
・工業会、商工会議所などの関係機関と連携し、市内企業の「新規採用者合同説明
会」を開催し、市内企業のPRとともに就職率の向上を目指す
○保育室、託児所を設置する企業の支援
・市内の企業の社内保育室、託児所の設置を支援するとともに、子育て優良企業と
して市が公表する
○市内雇用を創出する企業の支援
・子どもが学校に行っている間だけ、主婦が自転車で通って働くことができるよう
な子育てに配慮した雇用形態を創出するなど、新たな市内雇用を創出する企業を
支援する
KPI
市内学校とのマッチングに
協力した企業数(累計)
保育室、託児所を設置した企
業(累計)
現状値(H27)
目標値(H31)
-
30 社
-
10 社
7
基本目標2
新しいひとの流れをつくる
■施策の概要
人口の移動状況を見ると、転入数が
5,000 人台後半で安定する一方、転出数
は減少傾向にあり、平成 26 年には転出
が転入をわずかに 42 人上回る状況であ
ることから、今後は転入が転出を上回る
社会増に転じることが期待されます。一
方、長期的な視点から見ると、若者・子
育て世代(15 歳~39 歳)の移動は、30
年前は転入が転出を上回っていました
が、平成 22 年からは転出が転入を上回
る状況となり、年代構成に偏りのない安
定した人口を維持するためには、これら
の年代の転出を抑制し、転入を促進する
ことが必要です。
具体的には、若者・子育て世代が本市
に魅力を感じるような住みやすい生活
圏域を形成するための各種環境整備や
支援メニューの充実を図り、移住・定住
を促進するとともに、近隣自治体と連携
しながら本市の魅力をアピールして、
「狭山ファン」を多くつくり、新しいひ
との流れを生み出すことを目指します。
■基本指標
転入者と転出者の差
(転入超過数)
現状値(H26)
目標値(H31)
-42 人
1,200 人(5年間累計)
8
■主な施策・重要業績評価指標(KPI)
1.住みよい生活圏域(広域)の形成
○子育て世帯と祖父母世帯の近居支援
・2世代同居または3世代同居、もしくは親の家と近居するための住宅取得費用を
助成し、若年夫婦や子育て世帯等の定着を図る
○住宅取得資金借入支援
・市内金融機関と提携し、新たな提携ローンを作成することにより、住宅取得資金
の借入を支援し、若年夫婦や子育て世帯等の定着を図る
○市営住宅への若年夫婦・子育て世帯の定着
・市営住宅に子育て世帯が入居しやすいよう、所得制限の緩和や、家賃の減額等を
検討して、市営住宅への若年夫婦や子育て世帯等の定着を図る
○西武鉄道株式会社と連携した住みよい生活圏域の形成
・西武鉄道株式会社と連携し、住みよい生活圏域を形成することで、転入促進を図
る
○市内循環バスの広域化
・市内循環バスのルートを見直すとともに、さらなる利便性向上のため、コミュニ
ティバスを運行している近隣市(所沢市・入間市)との相互乗り入れを目指す
KPI
転入者数
現状値(H26)
目標値(H31)
5,982 人
7,200 人
9
2.幅広い「狭山」ファンづくり
○シティプロモーションの推進
・本市の強み、弱みといった要因分析を行いつつ戦略を明確化するなど、地域の魅
力を市内外に発信し、本市のブランド力を高める取組みを展開する
○準市民制度の実施
・本市から転出される方を希望により「準市民」として認定し、市内諸施設の利用
料金の割引や特典など何らかのインセンティブを付与することで、狭山市への関
心や郷土愛を継続させ、ふるさと納税や再転入への契機とする
○観光ARマップの作成
・AR技術(コンピューターを利用して、現実の風景に情報を重ね合わせて表示す
る技術)を利用した観光ガイドマップを作成し、シティプロモーションと観光振
興を推進する
○航空祭でまちおこし
・航空自衛隊入間基地で毎年開催される「入間基地航空祭」において、有料の観覧
スペースを設置するとともに、本市の特産品紹介や基地内限定の自衛隊グッズの
委託販売などを実施し、本市のプロモーションを展開する
○スタディツアーの実施
・市民や民間団体と連携して、農業体験、入間川における魚や昆虫の観察、自然体
験を通じた情操教育など、本市の自然環境を活かしたスタディツアーを実施する
○親水空間の有効活用
・入間川の河川敷は、都市に残された貴重な自然資源であり、生態系に配慮し多く
の市民が憩える水辺空間の整備を推進する
○ふるさと納税の実施【再掲】
○市内企業の積極的なPR【再掲】
KPI
現状値(H26)
目標値(H31)
公式フェイスブックの観
光・シティプロモーション関
係記事閲覧数
341,676 件
1,000,000 件
10
基本目標3
若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
■施策の概要
年少人口(0 歳~14 歳)は昭和 55 年以降
減少傾向にあり、平成 17 年には老年人口
(65 歳以上)の割合を下回りました。将来
人口推計によれば、年少人口は平成 27 年
の 17,887 人から平成 37 年には 14,098 人
へ大幅に減少すると見込まれ、少子化は
一層加速することが予測されます。安定
的な人口構成を実現するためには、結婚、
妊娠・出産、子育てなどの様々な要因に
包括的に取り組み、年少人口の減少に歯
止めをかける必要があります。
具体的には、婚活セミナーの実施など
出会いの場の提供を通じて結婚を希望す
る若者の希望をかなえ、安心して子ども
を産める環境や育児環境の整備を図るな
ど、妊娠・出産や子育ての不安を解消し、
結婚・妊娠・出産・子育てに対して切れ
目ない支援を展開するとともに、学童保
育や学習支援の充実を図ることにより、
次世代を担う子どもが多く生まれ、健全
に育つ社会づくりを目指します。
■基本指標
合計特殊出生率
現状値(H25)
目標値(H31)
1.13
1.36
11
■主な施策・重要業績評価指標(KPI)
1.婚活事業の推進
○婚活セミナーの実施
・結婚力の向上を目的に、異性に対して好印象を与えられるようなマナーなどに関
するセミナーを実施する
○出会いの場の提供
・婚活セミナーとともに、結婚希望者を対象とした自治体主催の婚活イベントを開
催し、出会いの場を提供する
KPI
現状値(H27)
目標値(H31)
-
24 人(5年間)
支援による結婚成立件数
2.安心して子どもを産める環境整備
○不妊治療費の助成
・保険適用外である不妊治療に対し、経済的負担を軽減するための助成金を支出し、
子どもを望む夫婦の妊娠・出産を促進する
○妊婦に対する支援
・産後支援だけではなく、妊婦期間中からの各種支援の実施や情報提供を行うことで、
マタニティライフを充実させる
○子育て世帯と祖父母世帯の近居支援【再掲】
KPI
出生数
現状値(H26)
目標値(H31)
1,031
1,400
12
3.安心して子どもを育てられる環境整備
○中学生対象学習支援事業
・市内の全中学校を対象に学習支援事業を実施し、生徒の学習習慣の定着や学習支
援の充実による基礎学力の確実な定着を目指す
○学童保育室の保育時間の延長
・学童保育室における保育時間の延長を実施する
○公民館寺子屋事業
・公民館において、休日を利用して児童を対象に寺子屋を開設し、家庭学習の補完
と家庭学習の励行の動機付けを図る
○駅前保育ステーションの実施
・駅前で市内保育所に入所する乳幼児の預かり業務、引渡し業務及び各保育所等へ
の送迎業務の実施を検討し、子育てしながら働く方の負担軽減を目指す
○子育て支援ネットワークの充実
・市民・民間事業者・行政など地域における子育て支援サービスのネットワークを
整備し、さらなる充実を図る
○保育室、託児所を設置する企業の支援【再掲】
KPI
出生数
現状値(H26)
目標値(H31)
1,031
1,400
13
基本目標4
時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守る
■施策の概要
総人口は減少傾向にあります
が、地区によっては減少の割合や
人口構成に差異があり、平成 22
年度から平成 26 年度の 5 年間の
増減率を見ると、狭山台地区、奥
富地区、堀兼地区、柏原地区、入
曽地区は市全体の平均よりも減
少率が大きくなっています。一方
で、空き家率も増加し、老朽住宅
も年々増加しています。こうした
現状を踏まえると、人口減少を抑
制しながら、市民が快適な日常生
活を送ることができる地域づく
りが必要となります。
具体的には、公共施設跡地を利
用した拠点整備を進めるととも
に、空家の利活用やリノベーショ
ンを通じた魅力的な住宅の供給
を促進し、公共交通や医療の充実、
防犯防災対策等を通じた安全安
心なまちづくりを推進します。
■基本指標
KPI
本市に住み続けたいと思う人
の割合(市民意識調査の「ずっ
と住み続けたい」
・
「できれば住
み続けたい」の計)
現状値(H25)
目標値(H31)
70.2%
80%
14
■主な施策・重要業績評価指標(KPI)
1.魅力的な拠点の整備
○民間活力を利用した入間小学校跡地の利活用
・入間小学校跡地の利活用について、民間活力を活用した公募型プロポーザルによ
る利活用提案の募集事業を実施し、入曽駅前の活性化に資する新たな拠点整備を
図る
○民間活力を利用した旧中央公民館等跡地の利活用
・旧中央公民館等跡地の利活用について、民間活力を活用した公募型プロポーザル
による利活用提案の募集事業を実施し、中心市街地の活性化に資する新たな拠点
整備を図る
KPI
現状値(H27)
目標値(H31)
入間小学校跡地の利活用
-
施設の立地
旧中央公民館等跡地の利活用
-
施設の立地
2.空家の有効活用
○空家の利用促進
・県の空家バンクを活用することにより、空家の利用促進を行う
○都市再生機構と連携した狭山台団地のリノベーションの促進
・都市再生機構と連携し、自治会組織との話し合いのもと、狭山台団地のリノベーシ
ョンを促進する
KPI
空家バンクの登録件数
現状値(H26)
目標値(H31)
-
10 件
15
3.安全安心なまちづくりの推進
○地域防犯ネットワークと連携した防犯活動の推進
・市内各地区の地域防犯ネットワークの活動を支援するとともに、より防犯性の高
まる取組みについて検討する
○自助・共助による地域防災力の向上
・自主防災組織を増やすとともに、災害時要援護者の避難支援のさらなる充実を進
め、地域防災力の向上を図る
○先端医療とかかりつけ医で安心な街さやまのPR
・地域支援病院と市内の他の病院・診療所が連携して、安心して入院治療を受けら
れる体制整備を行うための環境づくりを行い、
「狭山市は医療が充実していて、安
心して暮らせる街である」とのPRを行う
○子どもを守る防災対策事業
・子ども・乳幼児のための防災対策について、子育て支援施設を指定避難所等とし
て位置づけ、市が地域の関係機関とともに、子ども・乳幼児に対して適切な支援
を進めることにより、安全・安心な子育て環境の構築を図る
○市内循環バスの広域化【再掲】
KPI
現状値(H26)
目標値(H31)
市内の犯罪発生率(人口 1,000
人あたりの刑法犯認知件数)
9.6 件
8.8 件
自主防災組織の結成率
77.9%
90%
16
基本目標5
元気な健康高齢社会をつくる
■施策の概要
平成 17 年以降、老年人口は年
少人口を上回っており、総世帯
に占める高齢単身者世帯及び高
齢夫婦世帯の割合は増加傾向に
あります。将来人口推計による
と平成 37 年の後期高齢者人口
(75 歳以上)は平成 26 年の 1.8
倍になる見通しであり、急速な
高齢化が予測されるなか、平成
25 年の市民意識調査では、老後
の過ごし方として「健康の維
持・増進に努めたい」を挙げる
方が回答者の 64.2%を占めてお
ります。
このように、いつまでも元気
でいたいという思いを実現する
ために、健康づくりや地域での
活動の場の充実等を図ることで、
あらゆる世代がいつまでも健康
に活躍できるまちづくりを目指
します。
■基本指標
65 歳からの健康寿命(※1)
現状値(H25)
目標値(H31)
男性:17.26 年
男性:18 年
女性:20.09 年
女性:21 年
※1:65 歳からの健康寿命は、埼玉県の考え方であり、平均余命(平均してあと何年生きられるのかの年数を表すもの)
のなかで健康に生活できる期間のことをいいます。なお、障害発生時点を介護保険の要介護 2 以上に認定された
時点と考え、それまでの期間を健康寿命としています。
17
■主な施策・重要業績評価指標(KPI)
1.高齢者の元気促進
○健康遊具で介護予防
・市内公園等に健康遊具を設置し、健康づくり関係団体に使用方法の講習を実施し、
体力づくりを市民に広める
○健康管理アプリの導入
・スマートフォンアプリを利用し、健康管理を推進する
○健康長寿に向けた産学官マッチング
・地域の企業・大学・自治体がお互いの強みを生かしながら連携を図り、高齢者の健
康増進のために新たな取組みの創出を行う
○高齢者の「たまり場」づくり
・現在実施しているサロン等で、気軽に参加できる介護予防の事業を実施し、だれで
も気軽に集まれる「たまり場」づくりの支援を行う
○健康・体力づくりポイント制度
・健康づくりに関係する事業への参加、病院にかからなかった方や健康診断の受診な
どにポイントを付与し、ポイントに応じたインセンティブを受けることができる制
度の導入を図る
○スタディツアーの実施【再掲】
KPI
現状値(H26)
基本指標と同じ
18
目標値(H31)
狭山市まち・ひと・しごと創生総合戦略
平成 28 年3月発行
発行・編集:狭山市 総合政策部 政策企画課
〒350-1380 埼玉県狭山市入間川 1 丁目 23 番 5 号
電
話:04-2953-1111(代表)
F A X:04-2954-6262(代表)
e - m a i l:[email protected]
U R L:http://www.city.sayama.saitama.jp
イ ラ ス ト:世鳥アスカ
※表紙、イラストの無断転載を禁じます。
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