ライムギが「やまといも」を雑草から救う（PDF：257KB）

（一般情報）
ライムギが｢やまといも｣を雑草から救う
印旛農業事務所改良普及課 平成２５年１０月３日発
佐倉市特産の｢やまといも｣は、ソルゴー、落花生などとの輪作で連作障害を防いでき
ました。しかし、高齢化による作付の負担や未熟な緑肥が翌年の芋の障害になることか
ら空き畑が増え、｢ゴウシュウアリタソウ｣など難防除雑草の増加が問題となっていま
す。耕うんによる除草は年に数回に及び生産者の負担となっているため、農業事務所、
種苗メーカー、生産者で検討を行った結果、ライムギを春播きして抑草効果をねらう試
験栽培が始まりました。生育が早く、被覆効果が高かったことから農業事務所では現地
検討会を企画し、生産者への情報提供を図りました。
生産者からは、「耕うんと比較すると労力・コスト削減になる」と導入を希望する声
もあり、農業事務所では今後、翌年の｢やまといも｣に障害を起こさないか調査を継続し
たうえで、ライムギ活用推進を図っていきます。
夏に枯れたライムギで被覆された圃場
やまといも生産者で検討を行いました