...

Agilent Technologies 8114A 100V/2Aプログラマブル

by user

on
Category: Documents
29

views

Report

Comments

Transcript

Agilent Technologies 8114A 100V/2Aプログラマブル
Agilent Technologies 8114A
100V/2Aプログラマブル・パルス・
ジェネレータ
妥協を許さない、迅速な特性把握とテスト機能
自動テスト・システムへのスムーズな取り組み
テクニカル・データ DEC. '93
ご注意
2002 年 6 月 13 日より、製品のオプション構
成が変更されています。
カタログの記載と異なりますので、ご発注の
前にご確認をお願いします。
妥協を許さない、迅速な特性把握とテスト
高電圧、高電流で・・・
ベンチで・・・
構成機器やシステムの機能および特性
の検証は、代表的なディジタルCMOS
やTTLデバイスの電圧、電流レベルの
評価だけではとどまりません。
ベンチ時間を節約するには、設定と操
作が迅速にできること、測定結果が信
頼できること、およびテストの自動化
によって一定時間内でできるテスト範
囲を向上させることが必要です。
8114Aには、つぎの機能があります。
今日のテレコミュニケーション・シス
テムやコンピュータ・システムには、
パワーデバイスをはじめ、レーザ・ダ
イオード、IRダイオード、EEPROM、
およびフラッシユ・メモリなど、高電
流、高電圧で動作するデバイスが、ま
すます多く組み込まれるようになって
います。
これらの構成機器を設計したり製造し
ようとする場合や、あるいは的確なデ
バイスを選択して設計に組み込もうと
する場合の何れにおいても、その課
題−時間と費用を節約して、顧客の期
待に沿う品質を提供すること−は同じ
です。
製品の質を落とすことなく、商品化に
必要な時間を節約するためのキーは、
最大のテスト効率を得られるように支
援する測定器にあります。
Agilent Technologies 8114A 100V/2Aパ
ルス・ジェネレータは、つぎの特長に
よって、特性把握時間とテスト時間を
短縮します。
・信頼性、再現性のあるきれいなパル
ス波形
・簡単な設定および操作
・フル・プログラマブル
・テストデバイスの保護
・すべてのパルス・パラメータを一度
に表示
・メモリカードによる、何百もの設定
の迅速なストアおよびリコール
・正確で、再現性のあるパルス
・SCPIプラグラミング・コマンド
8114Aの特長
・50Ωで100Vpp(2A)
・7 nsの立ち上がり時間
・15MHzの繰り返し速度
・可変パルス幅
・可変パルス・ベースライン±25V
(オプション)
・3 桁の分解能
・SCPIプログラミング・コマンド
・外部トリガおよび外部ゲート
・カウンテッド・バースト・モード
・グラフィック表示
また、事故によって、貴重なデバイス
をテスト中に損傷することのないよ
う、8114Aは、つぎの機能を備えてい
ます。
・可変レベルおよび可変デューティ・
サイクルのリミット
・クリーンで信頼性のあるパルス
・DUTフィードバック信号によってパ
ルス出力を抑止できる抑止入力
テスト・システムで・・・
自動テスト・システムで時間を節約す
ることは、テストの高スループットが
得られるばかりでなく、いろいろなテ
スト用測定器を効率的に組み込むこと
と同じ意味になります。また、テス
ト・プログラムを効率的に作成するこ
ともできます。8114A 100V/2Aパル
ス・ジェネレータは、つぎの機能を備
え、自動テスト・システムにスムーズ
に組み込むことができます。
・SCPIプログラミング・コマンドによ
るプログラミングの手間を軽減
・オプションのリア・パネル・コネク
タを使った、簡単なラックへの組み
込み
・広い温度範囲にわたる、信頼性の高
い再現性のあるパルス
2
信頼性の高い測定
クリーンで、信頼性の高いパルス
確度および再現性
8114Aは、どのトリガ・モードでも、
指定したすべての設定値で、ジッタの
低く、信頼性の高い、クリーンなパル
スを発生します。また、この特性は、
もちろん、すべての動作温度範囲にわ
たって維持されます。パラメータおよ
びトリガ・モードを変更しても、不要
なパルスを発生しないので、信頼性の
高い測定が保証されます。
8144Aの優れた確度、再現性、および
分解能によって、測定手順に気をとら
れることなく、測定結果のみに集中す
ることができます。測定結果の信頼性
は、テストのセット・アップの信頼性
によって保証されますが、8114Aでは、
そのパルス性能が指定されたパルス振
幅すべてにわたって維持されます。
よってその信号が調整され、表示画面
に表示された通り、またはGPIBを介し
てプログラムされた通りに、必要なレ
ベルが達成されます。
デバイスの保護
テスト中、デバイスが偶発的に損傷す
る危険性を減らすために、8114Aでは、
電圧、電流、およびデューティ・サイ
クルのリミットを調整することができ
ます。リミットがイネーブルになって
いる限り、選択したリミット範囲外の
設定やプログラムの実行はできませ
ん。
8114Aの抑止入力は、テスト中のテス
ト・システムまたはデバイスからの
TTLフィードバック信号により、ハー
ドウェアによって制御されているパル
ス信号を抑止します。
電圧または電流
外部同期
連続パルス・ストリームの発生と同様
に、8114Aは、外部信号またはMANual
(手動)
トリガ・キーで、
トリガまたはゲー
トすることができます。周期毎にダブ
ル・パルスとカウンテッド・バーストを
発生する機能を組み合わせると、外部
信号に同期したいろいろなパルス・パ
ターンを発生することができます。
8114Aでは、電圧または電流に関して
パルス・レベルを設定することがで
き、テストしようとするデバイスに対
応します。
負荷補正
真の50Ω負荷でない場合でも、デバイ
スのパルス・レベルを迅速に設定する
ことができます。出力に予想されるイ
ンピーダンスを設定すると、8114Aに
SCPIによるプログラミング時間
の減少
8114Aのすべてのパラメータは、GPIB
によってプログラムすることができま
す。SCPI(プログラマブル計測器の標
準コマンド)で、テスト・プログラム
の標準化を容易にし、他の測定器と共
通なプログラミング・シンタックスを
提供します。
ローカル・ユーザー・インタフェース
によって、画面上のヘルプ情報の一部
として、各パラメータのSCPIコマン
ド・シンタックスが表示されるので、
簡単に手動テストから自動テストへの
移行ができます。
ラックへの簡単な取り組み
オプションのリア・パネル・コネクタ
およびラック・マウント・キットで、
8114Aをラック・ベース・システムに簡
単にインストールすることができます。
最新のヨーロッパEMC標準に準拠して
いるので、テスト・システムへの放射
および電導による電磁妨害が最小にな
ります。
信頼性の高い測定が、テスト・ラック
内の温度範囲全体にわたって保証され
ます。
3
簡単なセット・アップと操作
簡単なセット・アップと操作
・すべてのパラメータを一度に表示
・グラフィック表示およびテキスト
表示
・カーソルおよびつまみによる操作
・キー・パラメータのショート・
カット・キー
・ヘルプ・テキスト
・負荷補正
・選択可能なソース・インピーダンス
・電流または電圧ソース
・各種パラメータ・フォーマット
(e.g.位相としての遅延)
・メモリ・カードによるストア/
リコール
グラフィック表示
OUTPUT画面から、GRAPHを押して、
英数表示からグラフィック表示に切り
替えます。グラフィック表示を選択し
たときにどのパラメータが有効になっ
ていたかによって、パルス・タイミン
グまたはパルス・レベルが表示されま
す。
トリガ・モード
出力
リミット
トリガ・モードに入り、トリガ・ソー
スを一つ選択します。また複数パルス
のバーストを設定したり、シングル・
パルスまたはダブル・パルスを選択し
たりします。
出力パルス信号のすべてのパラメータ
を表示して調整します。周期または周
波数、帯域幅またはデューティ・サイク
ル、電圧または電流など、フォーマッ
トの交換も可能です。
デューティ・サイクルと、電圧および
電流レベルのリミットを設定し、テス
ト中の偶発的損傷からデバイスを保護
します。リミットがイネーブルの間は、
パルス・パラメータをリミットの範囲
外に設定することはできません。
4
カーソル・キー
カーソルを移動して、パラメータを選
択します。SHIFT CURSORを使って、
適当な数値を選択、変更します。
ロータリ・ノブ
ロータリ・ノブを使って、選択したパ
ラメータの数値を変更したり、または
モードやフォーマットをリストから選
択します。
メモリ・カード
測定器の設定をPCMCIAメモリ・カー
ドにストアし、別のテスト・セットアッ
プ時のセット・アップまたは複写を迅
速に行うことができます。
ヘルプ・キー
データ・入力キー
HELPを押すと、範囲またはSCPIコマ
ンドなど、選択したパラメータの情報
が得られます。
数字キー・パッドを使って、選択した
パラメータの数値を直接入力します。
オートセット
SHIFT AUTOSETを押すと、設定タイ
ミングの矛盾がすべて解決します。
SHIFTを使うと、ショート・カットで
カーソル・キーを使わずに直接キー・
パラメータが得られます。
5
仕様
仕様は、測定器の保証性能を示すもの
です。保証されていない数値は、代表
値として記述されています。仕様はす
べて、50Ωソース・インピーダンスで
50Ω負荷、30分のウォームアップ後の
位相に適用され、また、0℃∼55℃の
周囲温度で有効です。パラメータは、
指定範囲を超えた値、または指定範囲
に満たない値にプログラムすることが
できます。
リミット: プログラマブル・レベルお
よびデューティ・サイクルのリミット
が、使用可能な出力範囲を制限して被
測定デバイスを保護します。
パルス性能
オーバシュート/プリシュート/
リンギング:
<振幅の±5%±50mV
RMSジッタ: 0.03%±25ps(50nsに対
して0.05%±25ps<幅<100ns)
デューティ・サイクル・レンジ:0.1%∼
100%(幅および周期仕様に準じます)。
図1は、指定した動作範囲の実際の
デューティ・サイクルおよび振幅を示
します。ダブル・パルス・モードでは、
実際のデューティ・サイクルが、デュー
ティ・サイクルのパラメータ値の2倍
になることに注意してください。
出力
振幅
レンジ:1.00V∼50.0V
(50Ωから50Ωへ)
2.00V∼100V(Hi-Zから50Ωへ)
電流:40.00mA∼2.00A
確度:振幅の±1%±100mV
分解能: 3 桁、最良時10mV
ベースライン:振幅の0V±100mV±0.5%
可変ベースライン:(オプション001)
50Ωソース・インピーダンスのみ、±
50Vウィンドウ内のパルス
レンジ:−25.0V∼+25.0V
確度:振幅の±1%±100mV±0.5%
極性: ポジティブまたはネカティブの
パルスを選択
セットリング・タイム:<100ns
(代表値)
遷移時間:振幅の10%∼90%で測定
50Ωから50Ω:<7ns
(振幅>5V)
ハイ-Zから50Ω:<12ns
(振幅>10V)
パルス・タイミング
振幅の50%で測定できます。
再現性:確度の4倍
ソース・インピーダンス:50Ωまたはハイ・
インピーダンス(>10kΩ代表値)を選択
負荷補正:50Ω以外の負荷では、実際の
負荷を入力して、出力値を補正します。
コネクタ:BNC
オン/オフ:リレー結合/非結合出力
出力保護: 50Ωソースからの最大外部
電圧100Vpp(0Ωソースから±20Vdc)
周期
周期または周波数として設定できます。
レンジ:66.7ns∼999ms
(周波数:1.00Hz∼15.0MHz)
確度:±5%±100ps
分解能:3桁、最良時100ps
R M S ジ ッ タ : 0 . 0 3 % + 2 5 p s( 周 期 <
100nsに対して0.05%+25ps)
パルス幅
パルス幅、デューティ・サイクルまた
は立ち下がり時間で設定できます。
レンジ:10.0ns∼150ms
確度:±5%±500ps
分解能:3桁、最良の場合100ps
遅延
絶対遅延、位相または周期の%として
設定できます。
固定遅延:42ns( 代表値)
( トリガ出力
と出力の間で測定)
可変レンジ:0.00ns∼999ms(最大値:
周期-4ns)
確度:±5%±1ns
分解能: 3桁、最良の場合10ps
RMSジッタ:0.03%+25ps
(50nsに対し
て0.05%+25ps<遅延<100ns)
ダブル・パルス遅延
ダブル・パルスを選択すると遅延がダ
ブル・パルス遅延に変わります。ダブ
ル・パルス間の遅延は、絶対遅延また
は周期の%として設定できます。最小
周期は、133.4nsです。
レンジ:20.0ns∼999ms
(最大値:周期帯域幅-4ns)
確度:±5%±250ps
分解能:3桁、最良の場合100ps
6
トリガ出力
レベル:固定TTL
(50Ω負荷で2.5V)
出力インピーダンス:50Ω
(代表値)
トリガ・パルス幅:50%の周期
(代表値)
最大外部電圧:−2V/+7V
遷移時間:5ns
(代表値)
外部入力からトリガ出力までの遅延:
26ns
(代表値)
外部入力
外部入力端子の外部信号を使って、出
力信号をトリガまたはゲートすること
ができます。トリガ・モードを参照し
てください。
入力インピーダンス:10kΩ
しきい値: 100mV分解能で−10V∼+
10V
最大入力電圧:±50V
入力遷移:<100ns
入力周波数:dc∼15MHz
最小パルス幅:10ns(代表値)
入力感度:≦300mVpp(代表値)
抑止入力
外部TTL信号によって、出力信号をベー
スライン・レベルに保持し、パルス出
力を抑止します。
トリガ・モード
連続:連続したパルスまたはバース
ト・パルスの列が生成されます。
トリガ:外部入力またはMANual(手動)
トリガ・キーでの遷移(立ち上がり、
立ち下がり、またはその両方)が、パ
ルスまたはバースト・パルスをトリガ
します。
ゲート:外部入力またはMANual(手動)
トリガ・キーでの有効レベル(ハイま
たはロー)が、パルスまたはバース
ト・パルスをイネーブルにします。最
後のパルスまたはバースト・パルスは
必ず完結しています。
ントパネルまたはGPIBからのリセット
時まで、パルス信号を抑止します。
レベル・モード: 有効レベルが、パル
ス信号を抑止します。
入力インピーダンス:100kΩ
しきい値:1.5V
(TTL)
(代表値)
最大入力電圧:±50V
入力遷移:<100ns
入力周波数:dc∼5MHz
最小パルス幅:100ns
(代表値)
抑止応答時間:200ns
(代表値)
ASCⅡコマンド
パラメータまた
はモード1個
リコール設定
実行時間
の代表値
5...20ms
<250ms
一般特性
環境
外部幅: 出力信号の周期および信号幅
は、外部入力の信号から取り入れます。
レベルは、最大振幅20V(50Ωから50
Ω)まで設定できます。
パルス・モード
バースト: 2∼65536のバースト・パル
スを設定(正常なパルスは、1 パルス
のバーストに相当します)。
動作温度:0℃∼+55℃
保管温度:−40℃∼+70℃
湿度:95%
(0℃∼40℃)
EMC:EN55011、グループ1、クラスA
音響的送出:5.5ベル
(代表値)
安全性:IEC 1010、安全クラス 1
バッテリ:リチウム
所用電源:
ダブル・パルス:パルス周期毎に2 個の
エッジ・モード: 有効エッジが、フロ
リモート・コントロール
IEEE標準488.2,1987およびSCPI 1992.0
に従って動作します。
機能コード:SH1、AH1、T6、L4、SR1、
RL1、PP0、DC1、DT1、C0
プログラミング時間:(全チェックおよ
び表示はオフ)
パルスが発生します。最初のパルスは、
パルス周期のスタートで開始し、ダブ
ル遅延が第 2 パルスのスタートの遅延
を設定します。ダブル・パルスは、外
部幅を除くトリガ・モードすべてで使
えます。
ヒューマン・インタフォース
ディスプレー: パルス・パラメータが
すべて一度に表示されます。
ヘルプ・キー:文脈依存情報を表示し
ます。
メモリ: 測定器のスイッチをオフにし
たとき、実際の設定および 9 個のユー
ザー設定を不揮発性メモリにストアし
ます。
クリア・メモリ: ストアしたユーザー
設定をすべてクリアにします。
メモリカード: 測定器の設定(350バイ
ト )が 、 M S - D O S フ ォ ー マ ッ ト の
PCMCIAメモリカードにストアされま
す。また、カードは、ファームウェア
の更新にも便利です。
100∼240Vac±10%、50∼60Hz
100∼120Vac、400Hz
消費電力:最大500VA
外形寸法:
約133(高さ)×422(幅)×422(奥行)mm
質量:14kg、出荷時17kg
校正の周期:1 年をおすすめします。
保証:1 年
7
オーダ情報
8114A
オプション001
オプションUFH
オプションUN2
オプション1CM
オプション1CN
オプション1CP
オプション1CR
オプション0BW
オプション0B2
100V/2プログラマブル・パルス・ジェネレータ
変調ベースライン±25V
128-kBメモリ・カード
リア・パネル・コネクタ
ラック・マウント・キット(5062-3977)
ハンドル・キット(5062-3989)
ラック・マウントおよびハンドル・キット
(5062-3983)
ラック・スライド・キット(1490-0060)
サービス・ガイド
追加英語版ユーザーズ・ガイド
(08114-91012)
詳細については、最寄りのアジレン
ト・テクノロジー営業所までお問い合
わせください。
データは、予告なしに変更されること
があります。
1A724
070000005-H
Fly UP