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沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン

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沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン
沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン
平 成 1 7 年 3 月
沖
縄
県
目
次
第1 マスタープラン策定の目的
1
第2 バイオマス総合利活用システムの確立に関する基本的事項
1
1 マスタープランの対象となる資源
1
2 バイオマスの利活用の現状と課題
2
3 バイオマス利活用を進める上での地域区分の考え方
4
4 バイオマス利活用の推進に当たっての基本方針
5
第3 利用の目標に関する事項
6
1 利用計画
6
(1)有機物量(湿潤重量)ベース
6
(2)炭素量換算ベース
8
2 バイオマス製品及びエネルギー等の生産計画
11
3 バイオマス の発生量 、バイオマス 及びバイオマス 製品 の需要量 の季節的変動 の状況
12
4 バイオマス
12
、 バイオマス
製品及 び エネルギー
等 の 利活用 を 促進 するための
措置 に 関 する 事項
(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針
12
(2)関係機関の連携方策
13
(3)バイオマス製品の高品質化のための方策
13
(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策
13
第4 広域循環利用に関する事項
14
1 バイオマスの地域別の発生状況
14
2 バイオマス及びバイオマス製品の地域別需要量
15
3 広域循環利用の状況
15
4 広域循環利用に係る考え方
16
5 広域循環利用システム体制整備の考え方
16
第5 窒素成分の投入量
16
第6 バイオマス利活用の推進のためのソフト事業
17
第7 施設整備計画
18
第8 バイオマス利活用フロンティア整備事業におけるモデル地区に関する基本的事項
19
1 モデル地区選定の考え方
19
2 実証する新技術等の内容
19
3 循環利用システム体制整備の考え方
19
第9 その他バイオマスの総合的な利活用の推進に関する事項
参考資料
19
20
沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン
都道府県名
第1
沖 縄 県
マ ス タ ー プ ラ ン 策定の 目的
バイオマスとは、生物資源の量を表す概念で、「再生可能な生物由来の有機性資源で
化石資源を除くもの」であり、生命と太陽がある限り再生可能な資源である。
これまでの石油などの化石資源に依存した大量生産、大量消費、大量廃棄の社会シス
テムは、自然の浄化能力を超え、地球温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊、廃棄物の増大
等様々な環境問題を深刻化させている。
このような現代社会が抱える地球環境の悪化等の課題に対応するため、自然の循環機
能を基本としたバイオマスを資源・エネルギー源として活用し、持続可能な循環型社会
システムの構築を図ることが重要である。
国においては、「バイオマス・ニッポン総合戦略」を平成14年12月に閣議決定し、
バイオマスの利活用対策を総合的に推進することとしている。
唯一の島しょ県である本県においては、国の施策と整合を図りながら、本島及び離島
地域の特性に応じたバイオマスの利活用を総合的・計画的に推進する必要がある。
本マスタープラン策定の目的は、本県におけるバイオマス利活用の実態を把握し、今
後のバイオマス利活用の方向性を示すとともに、その重要性や意義についての認識を深
め、意識の醸成を図ることによりバイオマスの利活用を推進し、資源循環型産業の育成
や農林漁業の活性化等を通じて、環境への負荷の少ない循環型社会の構築に資すること
である。
第2
1
バ イ オ マ ス 総合利活用シ ス テ ム の 確立に 関す る 基本的事項
マ ス タ ー プ ラ ン の 対象と な る 資源
本マスタープランで対象とする利活用可能なバイオマスを下記により整理・分類する。
これらは、本県の地域特性を踏まえた上、今後、県内で堆肥や飼料等として利用が可能
と想定されるものを対象としている。
【対象となるバイオマス】
資源別
廃棄物系
バイオマス
対象バイオマス
畜産資源(家畜排せつ物等)
食品資源(生ごみ、食品残さ、泡盛粕、廃食用油等)
農産資源(製糖副産物等)
木質資源(製材工場残材、建設廃材、剪定枝等)
水産資源(水産物加工残さ等)
下水汚泥(公共下水道・浄化槽汚泥、集落排水汚泥、上水道浄化汚泥等)
古紙等
未利用
バイオマス
林産資源(林地残材等)
1
2
バ イ オ マ ス の 利活用の 現状と 課題
前表の「対象となるバイオマス」のうち、県内における発生量や利活用の現状をもと
に、今後優先的に利活用の推進を図るべきものとしては、次のものが挙げられる。
なお、バイオマスの種類によっては、既に有効利用がなされていながらも資源化に必
要な経費が販売価格を上回っているものが見受けられることから、現に再利用率の高い
バイオマスについても、費用対効果及び環境への貢献、地域課題解決などを考慮して、
より付加価値の高い利活用が図られる利用技術の開発等を行う必要がある。種別ごとの
利活用の現状と課題を次のように整理した。
(1)家畜排せつ物
県内で排出される家畜排せつ物量は、平成15年度においては、肉用牛70万トン、
乳用牛25万トン、豚54万トン、鶏6万トンとなっており、年間で約155万トンと推計
される。
利用の状況は、堆肥センター等での堆肥化処理のほか、個々の畜産農家が自ら堆肥
化処理し耕種農家等へ販売するなど、大半が堆肥等として農業利用されていると見込
まれている。
平成16年11月から「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法
律」が完全施行され、野積・素堀の防止等、家畜排せつ物の適正な処理と管理が求め
られており、家畜排せつ物を資源として有効利用することが重要な課題となっている。
堆肥化等により、家畜排せつ物を有機物資源として利活用するためには、畜産農家
と耕種農家が相互に連携の強化を図る必要がある。
このため、畜産サイドは、耕種農家の堆肥利用の実態やニーズを的確に把握し、良
質な堆肥を供給する体制づくりが必要である。また、耕種サイドは、地域における堆
肥の需給バランスを把握し、畜産サイドと調整するとともに、土づくり等資源循型環
農業を一層推進する必要がある。
(2)生ごみ、食品残さ
県内での食品残さ等の食品廃棄物の平成13年の排出量は、約27万トンと推計され
ており、その内訳としては、一般家庭から排出される生ごみ等が約17万トン、調理残
さや加工残さ等の事業系食品残さが約10万トンとなっている。
利用の事例としては、再生利用業者において食品関連事業者が提供する食品残さを
堆肥化後、これを農業生産に使用し、生産された農産物を同じ食品関連事業者へ供給
する取り組みが見られるが、排出量全体から見ればごくわずかな利用であり、大半は
産業廃棄物として焼却・埋立処理されている状況にある。
再利用を阻む要因として、事業系については、リサイクルに係る設備投資やランニ
ングコストなどが廃棄処分より高くつくこと、利活用方法に関する情報が不足してい
ることなどが挙げられる。
食品関連事業者においては、食品リサイクル法に基づき食品残さ等の発生を抑制、
再利用及び減量を実施し、平成18年度までにその実施率を20%に向上させること
が義務づけられている。
家庭系については、広く薄く発生する特性により効率的な収集が困難であること、
分別の過程で異物が混入しやすく再利用が進まないことなどが挙げられる。
(3)製糖副産物(バガス、ケーキ、廃糖蜜、さとうきびトラッシュ)
製糖副産物の平成15/16年期の推計排出量は、バガスが約23万7千トン、ケー
キが約4万6千トン、廃糖蜜が約2万5千トン、さとうきびトラッシュが約7万トン
となっている。
用途別の利用状況として、バガスについては、製糖工場の燃料用として大半が利用
されており、残りについては、堆肥の原料として利用されている。
2
廃糖蜜については、大半が飼料用に利用されているほか、一部に堆肥化利用が見ら
れる。
また、ケーキ及びさとうきびトラッシュについても、ほぼ全量が堆肥の原料として
農地還元されている現状にある。
含みつ糖生産地域では、さとうきびを製糖原料のほか、製糖副産物として、製紙原
料、飼料原料、健康飲料原料等、総合的に利用するため、さとうきびの有効成分・組
成物を効率的に分離・抽出する「ケーン・セパレーション・システム」実証プラント
(CSS)を活用しながら、実証・開発を行っていく必要がある。
(4)製材工場残材、建設廃材、剪定枝等
製材工場残材や剪定枝等の木質バイオマスの平成14年の推計排出量は、建設廃材
等が約2万2千トン、剪定枝等が約2万5千トンとなっている。
利用の現状としては、チップ化され、堆肥水分調整材、バーク堆肥、家畜用敷き料
等として一部利用されているが、大半は未利用のまま焼却処分されている。今後、エ
ネルギー利用も含め、関係機関との連携や、有効利用のためのシステムづくりが必要
なバイオマスである。
建設廃材については、廃材に含まれる薬品等が及ぼす影響から安全性に不安がある
ため、農業利用は困難である。
(5)水産物加工等残さ
県内での推計発生量は、平成12年から14年の平均で年間約7千トン余となって
いる。利用方法については、一部は飼料・堆肥の原料として利用されているほか、現
在、食品化実証化事業を実施し、再食品化に向けた取り組みがなされている。水産系
資源の発生状況としては、季節的要因等により変動が見込まれる。また、単独では利
用が難しく、他のバイオマスとの組み合わせによる利用方法の検討が必要である。
(6)廃食用油
平成14年の実態調査から資源量は年間約4千トン余が推計されているが、一般家
庭の廃食用油の大半が生活雑排水として廃棄されている状況であり、業務用の廃食用
油と併せ、有効なバイオマスとしてその利用面での開発が望まれる。
利活用状況としては、石鹸の原料として再製品化されている事例が一部に見られる
が、食品残さ等と同様、収集コストの面で課題が残るバイオマスであり、大半は未利
用の状況である。
(7)泡盛粕
泡盛の酒造所は、県内各地域で事業展開されており、平成15年で推計3万トン余
の排出量を有する泡盛副産物は、水分含有率が高くその利用が困難なバイオマスの一
つである。利活用の実態としては、堆肥化や飼料化のほか、一部の事業所ではメタン
発酵処理によるエネルギー利用が見られる。
一方、泡盛蒸留後の酒粕を活用したもろみ酢製造が盛んとなっているが、事業所に
よっては原材料となる酒粕が不足がちな事業所も見られる。発生元が各地域に散在し
ており、回収面の効率化も課題であり、事業者間の連携も含め、有効利用システムの
構築が必要である。
成分的には優れた副産物であり、新たな用途も含め、技術開発の確立が期待される
バイオマスである。また、沖縄を代表する産業分野であり、産業振興面からも有効な
利活用が求められている。
(8)古紙類
平成13年で約14万トン強の排出量を有するバイオマスで、資源回収業者や地域団
体等により回収され、再資源化業者に引き渡され再生紙として再生されている。最近
3
では、海外等からの再生紙の移入による競争もあり、可燃ごみとして焼却処理されて
いるものも多いと思われる。古紙類の利用促進には、用途開発はもちろんのこと、よ
り一層の分別排出の促進が課題となっている。
(9)下水汚泥、浄化槽汚泥、集落排水汚泥、浄化汚泥
平成15年の県内での年間推計排出量は、下水汚泥が約44万トン、浄化槽汚泥が約
13万トン、集落排水汚泥が約6千トン、浄化汚泥が約4万3千トンとなっている。
利用の現状としては、いずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが、水分含
有率の高いバイオマスであるため、回収・輸送コスト面が課題となっている。
また、セメント原料、エネルギー利用も可能な資源であるため、今後の方向性とし
て、より幅広い利用方法の検討が望まれる。
3
バ イ オ マ ス 利活用を 進め る 上で の 地域区分の 考え 方
バイオマスは、広く薄く賦存し、また水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる
という特性を持っている。このため、地域で発生するバイオマスはできる限りその地域
内で利用するのが効率的であり、島しょ地域特性を有する本県にあっては、ことさら地
域内利用を推進する必要がある。
また、地域において、循環利用を進める上で指導機関である市町村、JA及び農業改
良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据え、これらの
関係機関・団体等の推進体制を考慮した区分が必要である。
このため、地域区分については、県内を下記の5つの圏域に区分し、各圏域の特性に
合ったバイオマス利活用モデルを推進する。
(1)北部圏域
山林が約7割を占める北部圏域は、耕種、畜産、林業、水産業と多岐にわたる農林
水産業が盛んな地域である。本圏域には、有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布
していることから、土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する。
また、本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから、林地残材等の木質バイ
オマスの有効な利活用の可能性についても、今後、検討していく。
(2)中部圏域
沖縄本島の中間に位置する中部圏域は、住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広
大な米軍施設が立地するほか、工場系事業所、研究機関、大学、廃棄物資源処理場等
の集積が見られ、様々な機能が混在する地域であり、排出されるバイオマスも多種に
わたる。圏域内の堆肥センター等を活用し、各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を
推進する。
(3)南部圏域
都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は、観光関連施設、ホテルやレス
トラン等の飲食店、大型スーパー、住宅地等が混在し、食品残さ等の都市部ならでは
のバイオマスが多く排出される地域でもある。各種バイオマスの効率的回収システム
を確立し、野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進し、さらに、
生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する。
(4)宮古圏域
製糖副産物、肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである。地
下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら、耕畜連携の強化を図り、バガスや家
4
畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する。
(5)八重山圏域
優れた自然環境を有する八重山圏域は、大小32の島々からなる島しょ地域であり、
製糖副産物、肉用牛等の家畜排せつ物、ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域
の主要なバイオマスである。島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し、堆
肥の農地還元を推進するとともに、ホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的
な循環システムを構築する。
4
バ イ オ マ ス 利活用の 推進に 当た っ て の 基本方針
(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築
当面は、家畜排せつ物、製糖副産物、食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討
する。さとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため、需要量と供給
量とのバランス、耕種農家のニーズ等の把握に努め、安価で良質な堆肥製造に向けて
の取り組みを推進する。
(2)安価で安定した収集・利用・流通システムの構築と高付加価値利用の推進
その他のバイオマス(水産物加工残さ、廃食用油、泡盛粕など)は、収集コスト等
の効率的システムの構築等に努め、既に利用されている実態の拡充を推進しながら、
高付加価値利用の可能性を検討する。
建設廃材等、安全性が解明されていないバイオマスについては、当面、農業利用を
控える。安全性の解明状況等の情報収集に努め、随時、利活用の在り方を検討する。
(3)地域内循環利用の促進
本県の地域特性のほか、広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な
く効率的に利用するため、地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する。
なお、地域内循環利用を基本としながらも、地域によってバイオマスの発生量と堆
肥等の消費量バランスが異なるため、必要に応じて広域循環にも対応する。その他、
各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば、必要に応じて広域循環利
用も検討する。
(4)県民全体の理解と推進体制の構築
地域住民による分別徹底、事業者による再利用、行政による普及啓発と指導・支援
など、産学官の参画と協働による取り組みを徹底する。
5
第3 利用の 目標に 関す る 事項
1 利用計画
( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベ ー ス
(単位:トン/年)
区分
①家畜排せつ物
1,545,300
2,117,000
見込み値は、沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より
②生ごみ、食品残さ
268,918
260,850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計
③バガス(製糖副産物)
237,140
275,000 バガス及びケーキ利用状況調査より
④ケーキ(製糖副産物)
45,978
57,000 〃
⑤廃糖蜜(製糖副産物)
25,398
28,830 〃
⑥さとうきびトラッシュ
69,903
73,000 〃
⑦建設系発生木材
22,142
22,142 設計図面の各種材料構成比等から推計
24,500
23,765 市町村ごみ性状率から係数算定5%
発 ⑧剪定枝、刈り草類
生
量 ⑨水産物加工等残さ
⑩廃食用油
⑪泡盛粕
8,160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算
4,215
4,215 アンケート及び事業者聞き取り調査による
39,305 アンケート調査による
147,320
⑬集落排水汚泥
142,900 市町村ごみ性状率から係数算定30%
54,550 見込み値は、沖縄県下水道等整備構想から試算
5,564
⑭下水・浄化槽汚泥
⑮浄化汚泥
合
7,022
31,990
⑫古紙
計
①家畜排せつ物
堆肥化
メタン発酵
その他(浄化放流等)
②生ごみ、食品残さ
575,510
582,046 事業所処理実績による
42,763
42,763 事業所処理実績による
3,053,663
3,731,526
1,545,300
2,117,000
948,887
1,873,000
0
0
596,413
244,000
268,918
260,850
飼料化
0
2,608
堆肥化
2,428
26,085
0
2,608
メタン発酵
焼却(廃熱利用)
用
途
別
仕
向
量
備考
現状(H12~15年) 見込み・目標(H22年)
0
45,471
焼却(廃熱未利用)
266,490
184,078
③バガス(製糖副産物)
237,140
275,000
堆肥化
燃焼利用
炭化
その他(未利用)
④ケーキ(製糖副産物)
堆肥化
その他(未利用)
⑤廃糖蜜(製糖副産物)
35,213
40,835 見込み値は、現状の比率(14.9%)から推計
198,276
229,931 見込み値は、現状の比率(83.6%)から推計
0
0 見込み値は、現状の比率(0.0%)から推計
3,651
4,234 見込み値は、現状の比率(1.5%)から推計
45,978
57,000
45,739
56,704 見込み値は、現状の比率(99.5%)から推計
239
296 見込み値は、現状の比率(0.5%)から推計
25,398
28,830
堆肥化
1,612
1,830 見込み値は、現状の比率(6.4%)から推計
エタノール化
1,001
1,136 見込み値は、現状の比率(4.0%)から推計
15,976
18,135 見込み値は、現状の比率(62.9%)から推計
飼料化
その他(未利用)
6,809
⑥さとうきびトラッシュ
69,903
73,000
69,903
73,000 見込み値は、現状の比率(100.0%)から推計
堆肥化
その他(未利用)
7,729 見込み値は、現状の比率(26.8%)から推計
0
0 見込み値は、現状の比率(0.0%)から推計
6
⑦建設系発生木材
敷き料
焼却(廃熱利用)
22,142
22,142
0
4,428
0
14,600
21,279
2,251
863
863
24,500
23,765
堆肥化
17,935
17,935
敷き料
2,000
4,500
0
0
4,565
1,330
7,022
8,160
飼料化
1,600
2,760
堆肥化
200
200
焼却(廃熱未利用)
その他(未利用)
⑧剪定枝、刈り草類
焼却(廃熱利用)
焼却(廃熱未利用)
⑨水産物加工等残さ
再食品化
その他(未利用)
⑩廃食用油
飼料化
製品化
0
500
5,222
4,700
4,215
4,215
73
73
523
その他(未利用)
用
途 ⑪泡盛粕
別
飼料化
仕
向
堆肥化
量
メタン発酵
その他(未利用)
⑫古紙
再製品化
焼却(廃熱利用)
焼却(廃熱未利用)
その他(未利用)
⑬集落排水汚泥
堆肥化
その他(未利用)
⑭下水・浄化槽汚泥
堆肥化
焼却(廃熱利用)
1,908 県外へ出荷(石鹸原料)
3,619
2,234
31,990
39,305
5,694
7,003
19,100
24,722
1,825
3,650
5,371
3,930
147,320
142,900
82,794
82,794
0
16,441
7,389
7,389
57,137
36,276
5,564
54,550
5,536
54,550
28
0
575,510
582,046
554,330
554,330
0
27,716
21,180
0
0
0
⑮浄化汚泥
42,763
42,763
堆肥化
42,763
42,763
0
0
3,053,663
3,731,526
焼却(廃熱未利用)
その他(未利用)
その他(未利用)
合
計
注1 )現状(H12~15年)と なっ ている のは、各バイ オマスによ っ て 把握年が異なる ためである 。
注2 )四捨五入によ り 、一部、合計の不一致がある 。
7
( 2 ) 炭素量換算ベ ー ス
(単位:トン/年、%)
区分
現状(H12~15年) 見込み・目標(H22年)
備考
①家畜排せつ物
92,208
②生ごみ、食品残さ
11,530
11,184 含水率0.903 炭素割合0.442
③バガス(製糖副産物)
38,796
44,990 含水率0.60
炭素割合0.409
④ケーキ(製糖副産物)
3,761
4,663 含水率0.80
炭素割合0.409
⑤廃糖蜜(製糖副産物)
1,089
1,236 含水率0.903 炭素割合0.442
⑥さとうきびトラッシュ
126,321 含水率0.83
20,013
⑦建設系発生木材
発 ⑧剪定枝、刈り草類
生
量 ⑨水産物加工等残さ
⑩廃食用油
⑪泡盛粕
⑫古紙
20,900 含水率0.30
炭素割合0.409
9,749
9,749 含水率0.15
炭素割合0.518
10,787
10,464 含水率0.15
炭素割合0.518
301
350 含水率0.903 炭素割合0.442
1,863
1,863 炭素割合0.442
1,372
1,685 含水率0.903 炭素割合0.442
64,865
⑬集落排水汚泥
⑭下水・浄化槽汚泥
⑮浄化汚泥
62,919 含水率0.15
計
733 含水率0.965 炭素割合0.384
5,525
5,588 含水率0.975 炭素割合0.384
328 含水率0.98
262,262
①家畜排せつ物
堆肥化
メタン発酵
その他(浄化放流等)
92,208
126,321 含水率0.83
56,620
111,762
0
0
35,588
14,559
小計
92,208
126,321
56,620
111,762
利活用率
61.4
88.5
11,530
0
112
堆肥化
104
1,118
0
112
焼却(廃熱利用)
焼却(廃熱未利用)
用
小計
途
うち利活用量
別
仕
利活用率
向
③バガス(製糖副産物)
量
堆肥化
0
1,950
11,425
7,892
11,529
11,184
104
3,292
0.9
29.4
38,796
44,990 含水率0.60
5,761
6,681
32,438
37,617
0
0
597
693
小計
38,796
44,991
うち利活用量
38,199
44,298
利活用率
98.5
98.5
燃焼利用
炭化
その他(未利用)
④ケーキ(製糖副産物)
堆肥化
その他(未利用)
炭素割合0.351
11,184 含水率0.903 炭素割合0.442
飼料化
メタン発酵
炭素割合0.384
302,973
うち利活用量
②生ごみ、食品残さ
炭素割合0.518
75
328
合
炭素割合0.351
3,761
4,663 含水率0.80
3,741
4,638
20
24
小計
3,761
4,662
うち利活用量
3,741
4,638
利活用率
99.5
99.5
8
炭素割合0.409
炭素割合0.409
⑤廃糖蜜(製糖副産物)
堆肥化
1,089
1,236 含水率0.903 炭素割合0.442
69
エタノール化
78
43
49
飼料化
685
778
その他(未利用)
292
331
1,089
1,236
小計
うち利活用量
797
905
利活用率
73.2
73.2
⑥さとうきびトラッシュ
20,013
20,900 含水率0.30
20,013
20,900
0
0
小計
20,013
20,900
うち利活用量
20,013
20,900
利活用率
100.0
100.0
9,749
9,749 含水率0.15
堆肥化
その他(未利用)
⑦建設系発生木材
敷き料
0
1,950
焼却(廃熱利用)
0
6,428
9,369
991
380
380
小計
9,749
9,749
うち利活用量
用
途
利活用率
別
⑧剪定枝、刈り草類
仕
向
堆肥化
量
敷き料
0
8,378
0
85.9
焼却(廃熱未利用)
その他(未利用)
焼却(廃熱利用)
焼却(廃熱未利用)
10,787
10,464 含水率0.15
7,897
7,897
881
1,981
0
0
2,010
586
小計
10,788
10,464
うち利活用量
8,778
9,878
利活用率
81.4
94.4
⑨水産物加工等残さ
301
69
118
堆肥化
9
9
再食品化
0
21
224
202
小計
302
350
うち利活用量
78
148
利活用率
25.8
42.3
⑩廃食用油
1,863
炭素割合0.518
1,863 炭素割合0.442
飼料化
32
32
製品化
231
844
1,600
987
その他(未利用)
炭素割合0.518
350 含水率0.903 炭素割合0.442
飼料化
その他(未利用)
炭素割合0.409
小計
1,863
1,863
うち利活用量
263
876
利活用率
14.1
47.0
9
⑪泡盛粕
1,372
飼料化
244
300
堆肥化
819
1,060
78
156
230
168
小計
1,371
1,684
うち利活用量
1,141
1,516
利活用率
83.2
90.0
メタン発酵
その他(未利用)
⑫古紙
再製品化
焼却(廃熱利用)
焼却(廃熱未利用)
その他(未利用)
64,865
62,919 含水率0.15
36,454
36,454
0
7,239
3,253
3,253
25,157
15,972
小計
64,864
62,918
うち利活用量
36,454
43,693
利活用率
56.2
69.4
⑬集落排水汚泥
用
途
別
仕
向
量
1,685 含水率0.903 炭素割合0.442
堆肥化
その他(未利用)
小計
75
733 含水率0.965 炭素割合0.384
74
733
0
0
74
733
うち利活用量
74
733
利活用率
99.5
100.0
⑭下水・浄化槽汚泥
堆肥化
焼却(廃熱利用)
焼却(廃熱未利用)
その他(未利用)
5,525
5,588 含水率0.975 炭素割合0.384
5,322
5,322
0
266
203
0
0
0
小計
5,525
5,588
うち利活用量
5,322
5,588
利活用率
96.3
100.0
⑮浄化汚泥
328
328 含水率0.98
堆肥化
328
328
0
0
328
328
その他(未利用)
小計
合
炭素割合0.518
うち利活用量
328
328
利活用率
100.0
100.0
計
262,262
302,973
うち利活用量
171,912
256,933
利活用率
65.5
84.8
炭素割合0.384
注1 )現状(H12~15年)と なっ ている のは、各バイ オマスによ っ て 把握年が異なる ためである 。
注2 )四捨五入によ り 、一部、合計の不一致がある 。
注3 )炭素量換算は、下記の計算式によ っ て 求めら れる 。
バ イ オ マ ス の 炭素量換算=バ イ オ マ ス 重量( 湿潤ベ ー ス ) Õ( 1 -含水率) Õ炭素割合
注4 )炭素量換算について 、廃食用油に限っ ては 、下記の計算式によ っ て 求めら れる 。
廃食用油の 炭素量換算=廃食用油の 重量( 湿潤ベ ー ス ) Õ炭素割合
10
2
バ イ オ マ ス 製品及び エ ネ ル ギ ー 等の 生産計画
区
分
現状(H15)
飼料
内
訳
7,156t
12,444t
7,156
12,444
県外販売等
0
0
(参考)県外から購入等
0
0
県内消費
堆肥
内
訳
県内消費(土壌還元)
家畜敷料
320,914t
289,585
320,914
0
0
28,095
20,000
2,000t
8,928t
2,000
8,928
県外販売等
0
0
(参考)県外から購入等
0
0
県内消費
メタン発酵による発電
内
訳
289,585t
県外販売等
(参考)県外から購入等
内
訳
施設内利用
6,062,650kwh
6,062,650kwh
6,062,650
6,062,650
0
0
販売等
メタン発酵による熱及び廃熱利用 3,338,472,500
kcal
内
訳
施設内利用
3,338,472,500
販売等
内
訳
kcal
3,338,472,500
0
0㍑
1,908㍑
県内消費
0
1,908
県外販売等
0
0
(参考)県外から購入等
0
0
エタノール
1,001㍑
県内消費
県外販売等
1,136㍑
0
0
1,001
1,136
0
0
(参考)県外から購入等
備 考
3,338,472,500
0
BDF
内
訳
目標(H22)
(参考)バイオマス製品の利活用計画
区
分
現状(H16)
生分解性マルチフィルム
0
11
目標(H22)
一定量
備 考
3
バ イ オ マ ス の 発生量、 バ イ オ マ ス 及び バ イ オ マ ス 製品の 需要量の 季節的変動の 状況
製糖副産物等の農業系バイオマスは、一般に収穫期に発生が集中するほか、木質系バ
イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性
が大きく、これらのバイオマスを利活用するに当たっては、季節的変動を想定した計画
に基づき実施することが必要である。
一方、季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは、通年的な利活用が可能
である。
堆肥の需要に関しては、作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため、
これら発生と需要の実態を踏まえ、効率的な利活用を進めることが必要である。
4
バ イ オ マ ス 、 バ イ オ マ ス 製品及び エ ネ ル ギ ー 等の 利活用を 促進す る た め の 措置に 関す る
事項
(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針
区
分
共
通
課
廃棄物系
家畜排せつ物
食品残さ
製糖副産物
泡盛粕
建設廃材
剪定枝
下水汚泥
古紙
等
未利用系
林地残材
等
題
方
針
・回収方法、利用技術の効率化
・経済性、事業性
・利活用需要面の開拓
・行政・事業者・県民等の連携
・利用マニュアル等の作成
・品質・成分等の情報整備
・利用促進広報
・搬出、輸送等コストが高い
・分別回収及び供給体制の未整備
・保管などの施設整備
・含水率が高い
・利用面での高付加価値化
・一部安全性の確認
・流通面でのコストの適正化
・焼却処分
・搬出、輸送等コスト低減
・分別回収システムの構築
・安定供給体制の整備
・価格差の低減
・水分調整技術対策
・流通量の調査
・新たな用途開発
・搬出先の分散、輸送等コスト高い ・堆肥化への有効利用促進
・資源量等の現状把握が不十分
・炭化など焼却以外の有効利
・破砕等の前処理コスト、運賃コス
用推進
トの効率化
12
(2)関係機関の連携方策
バイオマスの利活用の推進に当たっては、広範な分野における連携調整が必要とな
ることから、県、市町村、関係団体、事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら
推進を図る必要がある。
県においては、関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協
議会」などの組織により、バイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて
協議するとともに、パンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を
実施する。また、堆肥化施設の整備に当たっては、地域における堆肥の需要・供給を
十分に把握するため、地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生
所を構成員に入れて、耕畜連携の一層の強化を図る。さらに、大学、試験研究機関、
関係企業との連携により、各種技術的課題の解決を推進する。
各地域においては、県出先機関や市町村を中心として、排出、消費、加工、流通分
野の関係団体との連携を図りながら、バイオマスの地域循環型利用システム構築に向
けた取り組みを推進する。
(3)バイオマス製品の高品質化のための方策
バイオマス製品の高品質化に向け、バイオマスの賦存量やその種類といった地域特
性、製品に対する市場ニーズ、品質改善に関する技術情報を収集整理し、バイオマス
製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う。
また、堆肥の高品質化については、下記の方策を実施する。
・堆肥生産組合の中央研修会参加の推進。
・堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成・配布。
・堆肥化施設の整備計画の作成。
(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策
ア 堆肥
堆肥に関しては、その利用拡大が進まない要因として、耕種農家が期待する品質
・価格条件が満たされていないこと、散布労力が確保できないこと、散布効果が不
明確で生産活動に活かされていないことなどがある。
耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため、堆肥散布に係る労働力の不足など地
域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる
よう堆肥生産組合等の育成を図るほか、堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン
フレットの作成・配布等)に取り組む。
イ
生分解性マルチフィルム等
化石資源を原料とするマルチフィルムについては、キク、ばれいしょ、たばこ等
への利用が一定量あり、使用後は産業廃棄物として処理されている。生分解性マル
チフィルムは、使用後にすき込むだけで分解されるため、フィルムの除去作業や産
業廃棄物としての処理が不要になり、農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が
図られる資材である。
今後、廃プラスチック排出量の削減対策として、生分解性マルチ等の実証等によ
り普及啓発を図る必要がある。
ウ
エネルギー利用
製糖副産物であるバガスについては、従来から燃料としての利用が見られるが、
今後、全国的な取り組みを踏まえた上で、家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等
のエネルギー利用についても検討する。現時点で実用段階にない技術も含め、先進
事例や最新技術開発状況等の把握・整理に努め、地域の実情やバイオマスの種類ご
とに最適と考えられる技術が選定・導入できるよう努めるものとする。
また、バガス炭、再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う。
13
第4
1
広域循環利用に 関す る 事項
バ イ オ マ ス の 地域別の 発生状況
(単位:t)
圏域 種類
①家畜排せつ物
北部圏域
中部圏域
南部圏域
宮古圏域
八重山圏域
合計
431,593
179,706
443,261
155,800
334,940
1,545,300
30,783
111,919
103,232
9,646
13,338
268,918
③バガス(製糖副産物)
7,254
34,430
79,657
80,304
35,495
237,140
④ケーキ(製糖副産物)
1,250
7,827
16,933
13,580
6,388
45,978
⑤廃糖蜜(製糖副産物)
951
3,716
9,704
7,690
3,337
25,398
⑥さとうきびトラッシュ
5,980
9,962
24,682
15,364
13,914
69,903
⑦建設廃材等
2,084
9,338
8,926
955
839
22,142
⑧剪定木、刈り草類
2,333
10,295
9,791
977
1,104
24,500
⑨水産物加工等残さ
621
713
5,172
76
440
7,022
⑩廃食用油
470
1,651
1,711
178
205
4,215
7,217
1,910
13,627
7,050
2,184
31,990
13,875
62,150
59,338
6,374
5,583
147,320
993
0
3,961
611
0
5,564
49,748
233,449
268,221
14,637
9,455
575,510
0
19,108
23,655
0
0
42,763
555,152
686,174
1,071,871
313,242
427,222
3,053,663
②生ごみ、食品残さ等
⑪泡盛粕
⑫古紙
⑬集落排水汚泥
⑭下水・浄化槽汚泥
⑮浄化汚泥
合計
注1)四捨五入により、一部、合計の不一致がある。
注2)製糖工場等事業所から排出 されるバイオマスに関しては、各事業所の立地する圏域区分による。
14
2
バ イ オ マ ス 及び バ イ オ マ ス 製品の 地域別需要量
県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について、下記のとおり整理した。な
お、これは各作物別の栽培指針として、栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ
て試算したものであるため、県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており、
実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる。
沖縄県全体での堆肥必要量(推計値)
耕種 さとうきび
圏域名
北部圏域
37,070
中部圏域
17,760
(単位:t)
花卉
野菜
果樹
牧草
水稲
合計
10,704
8,271
24,745
12,775
6,540
1,500
8,520
2,000
2,760
2
90,339
42,308
南部圏域
宮古圏域
55,120
182,360
4,032
60
53,025
11,135
1,740
1,140
4,580
10,800
95
0
118,592
205,495
八重山圏域
合計
68,210
360,520
129
23,196
5,460
107,140
960
11,880
30,760
56,660
4,463
7,320
109,982
566,716
(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)
堆肥の圏域別必要量については、平成15年現在、北部圏域で約9万トン、中部圏
域で約4万2千トン、南部圏域で約11万8千トン、宮古圏域で約20万5千トン、
八重山圏域で約10万9千トンとなっており、県内合計が約56万6千トンとなって
いる。
製品化された堆肥以外に、耕種・畜産農家間で直接取引され、利用される堆肥の量
を勘案すると、潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる。
このため、堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに、堆肥センター
等の計画的整備、農家に対する普及啓発や指導など、堆肥の利用拡大に向けた取り組
みを強化する必要がある。
3
広域循環利用の 状況
家畜排せつ物については、畜産農家自身で堆肥化し、近隣の耕種農家へ循環利用し
ているほか、民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている
事例が見られる。また、近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模
な堆肥製造施設の整備が進められ、堆肥の広域的な流通が可能な状態にある。
地域内利用を基本とする堆肥であるが、広域的利用に供されている堆肥の現状につ
いて、詳細は把握されていない。
15
4
広域循環利用に 係る 考え 方
畜産農家で生産された堆肥については、近隣農家での循環利用を基本とするが、大
規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については、市町村やJA
支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる。
また、畜産の盛んな地域では、地域内の耕種農家だけでは、窒素など栄養塩類の過
剰を招くこともあるため、その場合は、広域的な利用が望ましい。
家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上、各圏域を越え
た循環利用を推進するものとする。
5
広域循環利用シ ス テ ム 体制整備の 考え 方
堆肥の広域的利用については、沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ
くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し、広域における資源の循環利用を十
分に検討できる体制を整える。
その他のバイオマスについては、発生、製品化及び利用にかかる関係者が連携し、
処理施設の共同設置と利用、再生利用事業者への共同委託など、収集・輸送コスト等
採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する。
第5
窒素成分の 投入量
投入堆肥等区分
農地投入有機物量
実績
計画
158,147
牛ふん
(単位:t/y)
投入窒素総量
実績
計画
312,166
2,269
4,479
94,461
186,456
839
1,655
豚ふん
54,086
106,760
1,181
2,332
鶏ふん
9,600
18,950
249
492
食品廃棄物
202
782
剪定木等
水産加工残
17,935
17
17,935
17
-
-
-
-
323
3,182
-
-
14,927
14,927
-
-
44,000
44,000
6,361
6,361
235,551
393,009
11,529.6
15,352
①堆肥
家畜排せつ物
集落排水汚泥
し尿及び浄化汚泥
②化学肥料
合
計
8.6
33
(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる。
(参考)農地への窒素投入可能量
区
分
面
積
窒素投入可能量
畑
24,582ha
10,102t
水田
1,098ha
31t
合計
25,680ha
10,133t
16
第6
バ イ オ マ ス 利活用の 推進の た め の ソ フ ト 事業
単位:千円
地 域
全域
事 業 名
実施年
実施主体
事業内容
事業費
使 用済 資 材 適
正 処理 推 進 対
策
H16
沖縄県
~17
協議会の開催、
パンフレットの
作成等
2,192
畜 産環 境 保 全
推進対策
H16~
沖縄県
畜産環境保全の
実態調査及び家
畜排せつ物適正
処理の推進
7,322
土づくり
H17
沖縄県
有機物連用試
験、肥効調節型
肥料の施肥技術
確立試験等
11,820
食品残さ等肥料化・ H17
食品化実証(土づ
くり)
沖縄県
製造技術等の実
証試験、検討会
の開催等
4,645
食品残さ等肥料化・ H16
食品化実証(水産
加工廃棄物食品
化)
沖縄県
ソデイカ未利用
部位を利用した
食品化試験
6,000
国頭村
畜 産環 境 保 全
関連対策
H17
国頭村
家畜排せつ物の
適正処理
1,000
宜野座
村
使 用済 資 材 適
正 処理 関 連 対
策
H16
宜野座村 協議会の開催、パン
~17
フレットの作成、生
分解性マルチ実証展
示ほの設置等
700
土 づく り 関 連
対策
H17
宜野座村 協議会の 開催、
実証ほ等の 設置、
研修会の開催等
400
玉城村
畜 産環 境 保 全
関連対策
H16
玉城村
家畜排せつ物の
適正処理
800
宮古島
使 用済 資 材 適
正 処理 関 連 対
策
H16
沖縄県 たば 生分解性マルチ実
~17 こ耕作組合 証展示ほの設置、
研修会の開催等
1,000
石垣市
使 用済 資 材 適
正 処理 関 連 対
策
H16
石垣市
合
計
協議会の開催、パン
フレットの作成、生
分解性マルチ実証展
示ほの設置等
700
36,579
17
備 考
第7
施設整備計画
単位:千円
地 域
施 設 名
整備年
実施主体
処理量
事業費
国頭村
家畜排せつ物処理施設 H17
(浄化 、堆肥化施設)
北斗牧場
37.5t/日
81,125
名護市
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
真喜屋養
豚団地
6.8t/日
11,340
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
源河養豚
生産組合
18.7t/日
15,621
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
屋部養豚
団地
18t/日
10,250
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
数久田養
豚団地
6.8t/日
10,290
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
杣山堆肥
生産組合
18t/日
14,700
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
前川原堆肥
生産組合
10.5t/日
20,000
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
伊是名原
堆肥組合
3.1t/日
8,000
伊是名
村
資源リサイクルセ
ンター
伊是名村
355t/年
267,000
玉城村
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化施設)
前川養豚
生産組合
50t/日
66,700
具志頭
村
家畜排せつ物処理施設 H16
(浄化 、堆肥化施設)
~17
具志頭畜
産
196t/日
237,140
森林バイオマス 等活用 H16
施設
(オガコ製造施設)
~17
南部
オガ
粉生産 13,200‰/年
事業協同組合
226,285
久米島
町
地域資源センター
H16
~19
久米島町
9,605t/年
494,000
石垣市
石垣市新堆肥化セ
ンター
H15
~19
石垣市
23,287t/年
1,910,000
上野村
地域資源リサイク
ルセンター
H15
~19
上野村
8,305t/年
690,000
合
H18
~20
計
4,062,451
18
備考
第8
1
バ イ オ マ ス 利活用フ ロ ン テ ィ ア 整備事業に お け る モ デ ル 地区に 関す る 基本的事項
モ デ ル 地区選定の 考え 方
(1)バイオマスの利活用により、循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら
れる地域であること。
(2)バイオマス資源が豊富に賦存し、バイオマスの利活用のため施設整備が必要な地
域であること。
(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること。
(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること、又は、策定が確実と見込
まれること。
(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること。
2
実証す る 新技術等の 内容
(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの。
(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの。
(3)悪臭や汚水の発生防止等、環境への負荷軽減が図られるもの。
3
循環利用シ ス テ ム 体制整備の 考え 方
モデル地区において、新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには、
原料となるバイオマスの供給から、再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機
能する必要があることから、地域において市町村や農協などの経済団体、生産者の代
表などで構成する協議会等を組織し、この協議会等を中心に、必要な調整や合意形成
を図るものとする。
第9
そ の 他バ イ オ マ ス の 総合的な 利活用の 推進に 関す る 事項
本マスタープランの対象としてないバイオマスについては、関連技術の開発等の状
況の変化に留意し、関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか、必要に
応じ計画の見直しを行う。
19
参考資料
バ イ オ マ ス の 市町村別発生状況
ア ン ケ ー ト 調査結果概要( 耕種・ 畜産農家)
県内の 主な 堆肥生産施設
バ イ オ マ ス の 市町村別発生状況
種類 (把握年)
圏域名
北部圏域
名護市
国頭村
大宜味村
東村
今帰仁村
本部町
恩納村
宜野座村
金武町
伊江村
伊平屋村
伊是名村
中部圏域
沖縄市
石川市
具志川市
宜野湾市
浦添市
与那城町
勝連町
読谷村
嘉手納町
北谷町
北中城村
中城村
西原町
南部圏域
那覇市
豊見城市
糸満市
東風平町
具志頭村
玉城村
知念村
佐敷町
与那原町
大里村
南風原町
久米島町
渡嘉敷村
座間味村
粟国村
渡名喜村
南大東村
北大東村
宮古圏域
平良市
城辺町
下地町
上野村
伊良部町
多良間村
八重山圏域
石垣市
竹富町
与那国町
合計
①家畜排せつ物
②生ごみ、食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝、刈り草類
⑩廃食用油
(単位:t)
⑫古紙
(H15)
(H13)
(H14)
(H13)
(H14)
(H13)
431,593
67,416
92,929
49,564
46,141
24,452
25,619
18,580
22,344
33,150
48,355
1,264
1,780
179,706
55,106
23,409
42,529
551
935
14,648
9,126
10,980
5,744
0
174
2,729
13,776
443,261
17
29,231
88,779
61,769
68,446
53,321
14,097
12,812
3,374
69,797
16,398
20,462
24
160
1,796
0
2,779
0
155,800
34,545
56,416
16,074
16,562
1,734
30,470
334,940
247,264
67,145
20,530
30,783
14,710
616
503
344
2,386
3,907
4,337
910
1,715
869
137
349
111,919
26,974
4,177
12,124
16,152
22,732
1,527
1,943
5,831
2,647
7,991
2,410
1,944
5,467
103,232
65,787
8,098
11,218
1,695
841
1,423
596
1,470
2,725
1,509
4,612
1,789
260
789
96
127
127
70
9,646
7,337
570
381
466
737
155
13,338
12,577
623
138
2,084
945
97
58
31
155
239
162
82
170
88
26
31
9,338
2,132
370
1,038
1,457
1,796
20
221
611
228
429
261
239
536
8,926
5,156
819
930
288
133
177
89
177
243
199
509
155
11
18
13
7
2
0
955
584
128
53
51
117
22
839
748
60
31
2,333
895
83
60
44
202
336
286
98
178
99
20
32
10,295
2,292
374
1,206
1,486
1,979
176
208
638
267
641
261
208
559
9,791
6,099
781
1,046
214
105
148
82
154
250
150
436
186
23
57
14
18
18
10
977
659
98
51
46
101
22
1,104
1,018
66
20
470
232
10
7
4
35
56
64
13
27
13
2
6
1,651
407
69
194
264
386
8
32
64
39
50
27
25
85
1,711
1,093
136
173
33
15
25
8
27
44
29
83
25
3
10
1
1
2
0
178
116
31
8
8
13
2
205
191
11
3
13,875
6,290
648
383
206
1,031
1,591
1,075
545
1,134
589
177
206
62,150
14,200
2,460
6,909
9,693
11,947
133
1,473
4,066
1,517
2,858
1,738
1,591
3,565
59,338
34,147
5,451
6,187
1,915
884
1,178
589
1,277
1,620
1,326
3,388
1,031
74
118
88
44
15
6
6,374
3,900
854
353
339
781
147
5,583
4,980
397
206
1,545,300
268,918
22,142
24,500
4,215
147,320
注1)四捨五入により、一部、合計の不一致がある。
注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては、圏域単位で発生量をとらえるため、上の表から削除している。
20
バ イ オ マ ス の 市町村別発生状況(つ づ き)
下記の主なバイオマスの発生状況について、図表にて示す。
○ 家畜排せつ物
○ 事業系食品残さ
○ 一般廃棄物厨芥物
○ 建設系廃木材
○ 剪定枝、刈り草類
○ 事業系廃食用油
○ 一般廃棄物食用油
○ 古紙排出
○ 浄化槽汚泥
21
t/年
22
家畜排せつ物
市町村
家畜排せつ 物
名護市
67,416
国頭村
92,929
大宜味村
49,564
東村
46,141
今帰仁村
24,452
本部町
25,619
恩納村
18,580
宜野座村
22,344
金武町
33,150
伊江村
48,355
伊平屋村
1,264
伊是名村
1,780
沖縄市
55,106
石川市
23,409
具志川市
42,529
宜野湾市
551
浦添市
935
与那城町
14,648
勝連町
9,126
読谷村
10,980
嘉手納町
5,744
北谷町
0
北中城村
174
中城村
2,729
西原町
13,776
那覇市
17
豊見城市
29,231
糸満市
88,779
東風平町
61,769
具志頭村
68,446
玉城村
53,321
知念村
14,097
佐敷町
12,812
与那原町
3,374
大里村
69,797
南風原町
16,398
久米島町
20,462
渡嘉敷村
24
座間味村
160
粟国村
1,796
渡名喜村
0
南大東村
2,779
北大東村
0
平良市
34,545
城辺町
56,416
下地町
16,074
上野村
16,562
伊良部町
1,734
多良間村
30,470
石垣市
247,264
竹富町
67,145
与那国町
20,530
t/年
23
事業系食品残さ
市町村名
名護市
国頭村
大宜味村
東村
今帰仁村
本部町
恩納村
宜野座村
金武町
伊江村
伊平屋村
伊是名村
沖縄市
石川市
具志川市
宜野湾市
浦添市
与那城町
勝連町
読谷村
嘉手納町
北谷町
北中城村
中城村
西原町
那覇市
豊見城市
糸満市
東風平町
具志頭村
玉城村
知念村
佐敷町
与那原町
大里村
南風原町
久米島町
渡嘉敷村
座間味村
粟国村
渡名喜村
南大東村
北大東村
平良市
城辺町
下地町
上野村
伊良部町
多良間村
石垣市
竹富町
与那国町
事業系食品残さ
6,721
39
87
39
974
1,558
2,338
224
467
175
-
126
11,493
1,558
4,383
5,747
8,378
292
487
1,363
779
3,507
584
487
1,558
23,370
2,630
3,896
194
97
389
19
389
974
457
1,558
487
97
389
-
-
-
-
2,825
87
126
127
29
-
5,650
264
-
t/年
24
一般廃棄物厨芥物
市町村名 厨芥物
名護市
国頭村
大宜味村
東村
今帰仁村
本部町
恩納村
宜野座村
金武町
伊江村
伊平屋村
伊是名村
沖縄市
石川市
具志川市
宜野湾市
浦添市
与那城町
勝連町
読谷村
嘉手納町
北谷町
北中城村
中城村
西原町
那覇市
豊見城市
糸満市
東風平町
具志頭村
玉城村
知念村
佐敷町
与那原町
大里村
南風原町
久米島町
渡嘉敷村
座間味村
粟国村
渡名喜村
南大東村
北大東村
平良市
城辺町
下地町
上野村
伊良部町
多良間村
石垣市
竹富町
与那国町
7,989
577
416
305
1,412
2,349
1,999
686
1,248
694
137
223
15,481
2,619
7,741
10,405
14,354
1,235
1,456
4,468
1,868
4,484
1,826
1,457
3,909
42,417
5,468
7,322
1,501
744
1,034
577
1,081
1,751
1,052
3,054
1,302
163
400
96
127
127
70
4,512
483
255
339
708
155
6,927
359
138
t/年
25
建設系廃木材
市町村
建設系廃木材
名護市
945
国頭村
97
大宜味村
58
東村
31
今帰仁村
155
本部町
239
恩納村
162
宜野座村
82
金武町
170
伊江村
88
伊平屋村
26
伊是名村
31
沖縄市
2,132
石川市
370
具志川市
1,038
宜野湾市
1,457
浦添市
1,796
与那城町
20
勝連町
221
読谷村
611
嘉手納町
228
北谷町
429
北中城村
261
中城村
239
西原町
536
那覇市
5,156
豊見城市
819
糸満市
930
東風平町
288
具志頭村
133
玉城村
177
知念村
89
佐敷町
177
与那原町
243
大里村
199
南風原町
509
久米島町
155
渡嘉敷村
11
座間味村
18
粟国村
13
渡名喜村
7
南大東村
2
北大東村
0
平良市
584
城辺町
128
下地町
53
上野村
51
伊良部町
117
多良間村
22
石垣市
748
竹富町
60
与那国町
31
t/年
26
剪定枝、刈り草類
市町村
剪定枝、刈り草類
名護市
895
国頭村
83
大宜味村
60
東村
44
今帰仁村
202
本部町
336
恩納村
286
宜野座村
98
金武町
178
伊江村
99
伊平屋村
20
伊是名村
32
沖縄市
2,292
石川市
374
具志川市
1,206
宜野湾市
1,486
浦添市
1,979
与那城町
176
勝連町
208
読谷村
638
嘉手納町
267
北谷町
641
北中城村
261
中城村
208
西原町
559
那覇市
6,099
豊見城市
781
糸満市
1,046
東風平町
214
具志頭村
105
玉城村
148
知念村
82
佐敷町
154
与那原町
250
大里村
150
南風原町
436
久米島町
186
渡嘉敷村
23
座間味村
57
粟国村
14
渡名喜村
18
南大東村
18
北大東村
10
平良市
659
城辺町
98
下地町
51
上野村
46
伊良部町
101
多良間村
22
石垣市
1,018
竹富町
66
与那国町
20
t/年
27
事業系廃食用油
市町村
事業系廃食用油
名護市
138
国頭村
1
大宜味村
2
東村
1
今帰仁村
20
本部町
32
恩納村
48
宜野座村
5
金武町
10
伊江村
4
伊平屋村
伊是名村
3
沖縄市
194
石川市
32
具志川市
90
宜野湾市
118
浦添市
206
与那城町
6
勝連町
10
読谷村
3
嘉手納町
16
北谷町
7
北中城村
1
中城村
1
西原町
32
那覇市
580
豊見城市
54
糸満市
80
東風平町
4
具志頭村
2
玉城村
8
知念村
0
佐敷町
8
与那原町
20
大里村
9
南風原町
32
久米島町
10
渡嘉敷村
2
座間味村
8
粟国村
渡名喜村 南大東村 北大東村 平良市
58
城辺町
18
下地町
3
上野村
3
伊良部町
1
多良間村
石垣市
116
竹富町
5
与那国町
-
t/年
28
一般廃棄物廃食用油
市町村
廃食用油
名護市
国頭村
大宜味村
東村
今帰仁村
本部町
恩納村
宜野座村
金武町
伊江村
伊平屋村
伊是名村
沖縄市
石川市
具志川市
宜野湾市
浦添市
与那城町
勝連町
読谷村
嘉手納町
北谷町
北中城村
中城村
西原町
那覇市
豊見城市
糸満市
東風平町
具志頭村
玉城村
知念村
佐敷町
与那原町
大里村
南風原町
久米島町
渡嘉敷村
座間味村
粟国村
渡名喜村
南大東村
北大東村
平良市
城辺町
下地町
上野村
伊良部町
多良間村
石垣市
竹富町
与那国町
94
9
5
3
15
24
16
8
17
9
2
3
213
37
104
146
180
2
22
61
23
43
26
24
53
513
82
93
29
13
17
8
19
24
20
51
15
1
2
1
1
2
0
58
13
5
5
12
2
75
6
3
t/年
29
古紙排出
市町村
古紙排出
名護市
6,290
国頭村
648
大宜味村
383
東村
206
今帰仁村
1,031
本部町
1,591
恩納村
1,075
宜野座村
545
金武町
1,134
伊江村
589
伊平屋村
177
伊是名村
206
沖縄市
14,200
石川市
2,460
具志川市
6,909
宜野湾市
9,693
浦添市
11,947
与那城町
133
勝連町
1,473
読谷村
4,066
嘉手納町
1,517
北谷町
2,858
北中城村
1,738
中城村
1,591
西原町
3,565
那覇市
34,147
豊見城市
5,451
糸満市
6,187
東風平町
1,915
具志頭村
884
玉城村
1,178
知念村
589
佐敷町
1,277
与那原町
1,620
大里村
1,326
南風原町
3,388
久米島町
1,031
渡嘉敷村
74
座間味村
118
粟国村
88
渡名喜村
44
南大東村
15
北大東村
6
平良市
3,900
城辺町
854
下地町
353
上野村
339
伊良部町
781
多良間村
147
石垣市
4,980
竹富町
397
与那国町
206
t/年
30
浄化槽汚泥
市町村
浄化槽汚泥
名護市
10,310
国頭村
862
大宜味村
928
東村
967
今帰仁村
1,999
本部町
2,535
恩納村
3,084
宜野座村
301
金武町
2,078
伊江村
862
伊平屋村
1,542
伊是名村
118
沖縄市
4,417
石川市
523
具志川市
6,455
宜野湾市
5,749
浦添市
3,190
与那城町
2,378
勝連町
1,516
読谷村
5,410
嘉手納町
118
北谷町
261
北中城村
2,901
中城村
3,136
西原町
5,475
那覇市
12,074
豊見城市
5,279
糸満市
5,031
東風平町
431
具志頭村
719
玉城村
2,809
知念村
1,098
佐敷町
1,868
与那原町
2,744
大里村
2,286
南風原町
2,940
久米島町
3,123
渡嘉敷村
340
座間味村
810
粟国村
810
渡名喜村
南大東村
666
北大東村
222
平良市
7,827
城辺町
39
下地町
1,816
上野村
2,587
伊良部町
1,620
多良間村
327
石垣市
7,461
竹富町
392
与那国町
52
ア ン ケ ート 調査結果概要( 耕種・ 畜産農家)
1.調査結果
対象農家数
回収農家数
回収率(%)
さとうきび
412
106
25.7
果樹農家
111
50
45.0
野菜農家
267
111
41.6
花卉農家
240
32
13.3
その他耕種
畜産農家
84
215
29
65
34.5
30.2
1,329
393
29.5
計
(アンケート送付後、面談及び返送での回収方式)
【設問1】
1.堆肥の使用状況について
堆肥等有機資源利用に関しては、全体で82.6%の農家が使用している。サトウキビ
農家は若干低くなっている。また、使用していない農家からは、
「コストの問題」と
の回答が多いが、
「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた。
堆肥の使用状況について
回答内容
使用している
種 別
(単位:件、%)
使用していない
回答数
構成比
さとうきび
65
61.3
41
38.7
果樹農家
43
86.0
7
14.0
野菜農家
109
98.2
2
1.8
花卉農家
29
87.9
4
12.1
その他耕種※
26
89.7
3
10.3
272
82.6
57
17.3
計
※ 葉たばこ、薬草、牧草等
31
回答数
構成比
2.購入形態について
購入形態は、全体では「バラ購入」が58.6%、袋詰めが41.3%の結果になっている。
散布方法等にもよるが、さとうきび農家を除いては、バラでの購入と袋詰め購入は約
半々である。
購入形態について
バラで購入
回答内容
種 別
(単位:件、%)
回答数
袋詰め(15kg)
構成比
回答数
構成比
さとうきび
89
90.8
9
9.2
果樹農家
13
30.2
30
69.8
野菜農家
47
43.1
62
56.8
花卉農家
17
48.6
18
51.4
その他耕種
17
63.0
10
37.0
183
58.6
129
41.3
計
3.堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格・希望購入価格について)
堆肥の購入価格は、全体的に2,000円以下が34.8%、2,000~4,000円が32.0%で
4,000円以下の回答が66.8%である。また、希望価格も、2,000円以下が44.6%、2,000
~4,000円が35.9%になっている。農家にとっての堆肥価格は、2,000円以下及び高く
ても4,000円までのとの意向である。
堆肥の購入価格について
さとうきび
種 別
選択肢
(単位:件)
果樹
野菜
花卉
その他
購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正
2,000円以下
43
46
5
12
10
18
4
6
1
10
2,000~ 4,000円
35
38
2
15
13
11
2
6
6
4
4,000~ 6,000円
6,000~ 8,000円
4
6
16
2
4
-
2
8
4
2
8
6
1
3
2
4
1
1
8,000~10,000円
3
-
1
-
7
1
4
2
2
1
10,000~12,000円
-
-
-
-
2
-
1
-
1
-
12,000~14,000円
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
14,000~16,000円
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
16,000~18,000円
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
18,000~20,000円
-
-
1
1
-
-
-
-
1
-
その他(具体額)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
※ トンあたりの価格
32
4.堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)
堆肥使用にあたっての農家意向としては、
「散布しやすい」が30.6%ともっとも多
くの回答状況で、次に、
「完熟度を重視」25.5%になっている。また、価格面を重視
するとの回答も、「価格」16.3%、「安価」13.9%で両者併せて30.2%と高い回答状
況である。
堆肥使用にあたって留意すること
種 別
選択肢
さとうきび
(単位:件、%)
果樹
構成
完熟している
36
25.8
17 23.9
45 23.9
21 23.3
22 28.9
成分が均一
18
12.9
10 14.1
11 14.1
11 12.2
8 10.5
散布しやすい
22
15.8
8 11.2
30 11.2
16 17.7
14 18.4
価格を考慮
20
14.3
10 14.1
28 14.1
16 17.7
9 11.8
安全性(原料表示)
16
11.5
12 16.9
20 16.9
11 12.2
8 10.5
コストが安いこと
22
15.8
14 19.7
29 19.7
14 15.5
15 19.7
5
3.5
2.8
構成
4
2.8
選択
その他
構成比
2
選択
花卉
選択肢
その他
選択
野菜
構成
1
選択
1.1
構成
-
-
【設問2】使用していない農家の要因について
堆肥を使用しない要因
種 別
選択肢
(単位:件、%)
さとうきび
果樹
価格が高い
18
29.5
-
-
1 33.3
-
-
1 16.6
成分が不明
-
-
-
-
-
-
-
1 16.6
散布が困難
6
9.8
-
-
1 33.3
1 25.0
2 33.3
化学肥料を使用
14
22.9
4 71.4
-
-
1 25.0
1 16.6
入手が困難
16
4
26.2
6.5
1 14.2
1 14.2
-
-
-
1 16.6
3
4.9
-
1 33.3
-
33
選択
構成
-
選択
その他
構成比
その他
構成
花卉
選択肢
満足する堆肥ない
選択
野菜
構成
-
2 50.0
選択
-
構成
-
県内の主な堆肥生産施設
施設名
処理量(年間)
原料処理量 堆肥生産量
伊平屋村堆肥センター
1,500t
原
料
( )内構成比%
700t トラッシュ(52)、籾殻(30)
ケーキ(13)、米糖(5)
価 格
備考
円/t
6,500円 配 送 、 散
農家負担1
布可能
500円
伊是名堆肥センター
4,400t
2,300t 牛ふん(34)、バカス(14)
ケーキ(11)、トラッシュ(41)
6,000円 配送応談
袋15kg
散布可
285円
伊江島堆肥センター
800t
400t 牛ふん(31)、バカス(13)
オガコ(43)、トラッシュ(13)
12,000円 配送応談
袋15kg
散布不可
350円
(社)沖縄畜産センタ
4,500t
東村堆肥センター
1,500t 牛ふん(15)、豚ぷん(35) 8,000円 配送応談
戻し堆肥(50)
袋15kg
散布不可
300円
名護堆肥センター
15,000t
4,500t 牛ふん(23)、鶏糞(47)
豚ぷん(2)
、バカス(5)
10,000円 店舗まで
袋15kg 散布可
戻し堆肥(水分調整)
315円
脱水ケーキ(汚泥)
(21)
その他鶏肉(2)
宜野座堆肥センター
2,000t
800t 牛ふん(10)、鶏糞(50)
豚ぷん(40)
、戻し堆肥
12,000円 店舗まで
袋15kg
散布可
350円
金武堆肥センター
2,000t
800t 牛ふん(60)、鶏糞(40)
戻し堆肥(水分調整程度)
12,000円 店舗まで
袋15kg
散布不可
290円
㈱沖縄有機
9,000t
(石川市)
(有)北中城有機
肥料
3,000t 牛ふん(50)、鶏糞(50)
戻し堆肥(水分調整程度)
7,000t
袋15kg
店舗まで
300円
散布応談
3,700t 牛ふん(75)、くん炭(15) 19,000円 店舗まで
すすき(10)
袋15kg 散布不可
370円
津嘉山堆肥センター
5,000t
2,700t 牛ふん(60)、豚ぷん(10) バラ応談 店舗まで
バカス(30)
袋15kg
散布不可
320円
見奈須エッグセンター
4,600t
(大里村)
㈱ソイル
(大里村)
786t 鶏糞(100)、戻し堆肥
(水分調整程度)
1,300t
1,000t 牛ふん(90)、残さ(10)
戻し堆肥
袋/15kg
350円
10,000円 店舗まで
袋/15kg 散布不可
350円
34
つづき
施設名
処理量(年間)
原料処理量 堆肥生産量
丸福堆肥
5,000t
(大里村)
原
料
( )内構成比%
2,250t 牛ふん(30)、鶏糞(20)
豚ふん(10)
、バカス(40)
価 格
備考
円/t
応談
店舗まで
袋15kg
散布不可
330円
大城有機肥料
5,000t
3,500t 牛ふん(20)、豚(50)
バカス(30)、戻し堆肥
なし
配送応談
袋15kg
散布不可
300円
知念村堆肥センター
1,200t
500t 牛ふん(50)、バカス(50)
12,000円 配送応談
袋15kg
散布不可
350円
(有)具志頭畜産
1,300t
310t 豚ぷん(45)、バカス(27)
ケーキ(18)、オガクズ(10)
応談
配送応談
袋15kg
散布不可
330円
育農開発㈱
4,500t
1,500t 脱水ケーキ(汚泥)(60)、
2,000円 店舗まで
バカス(20)
、食料残債(10) 袋15kg
散布不可
オカラ(10)
戻し堆肥(水分調整)
(社)伊良部堆肥
3,000t
センター
1,500t バカス(60)、ケーキ(30)
魚粕(10)
250円
( 工場渡し)
8,000円 配送可
袋15kg
散布可
315円
(社)石垣島堆肥
12,000t
センター
沖縄市美里酪農団
地協同組合
4,000t 牛ふん(25)、ケーキ(25)
バカス(50)
15,000t
5,000t 牛ふん(60)
剪定木チップ(40)
7,500円 配送500円
袋15kg
散布500円
280円
t当たり
2,500円 店舗まで
袋15kg
300円
35
散布不可
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