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くまとり創生戦略
人口減少時代を 平成 27 年 10 月 熊取町 切り拓く! くまとり創生戦略 熊取町まち・ひと・しごと創生総合戦略 目 次 第1章 基本的な考え方 ··························· 第1節 はじめに · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 第2節 趣旨 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 第3節 総合戦略の位置づけ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 第4節 計画期間 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 1 1 4 4 4 第2章 基本目標・基本的方向性・具体的な施策等 ··············· 5 <基本目標1> 魅力ある選ばれ続けるまちづくり · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 5 <基本目標2> 子育て世代の希望を実現するまちづくり · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 11 <基本目標3> 活力あふれるまちづくり · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 14 別添 主な具体的事業 第1章 第1節 基本的な考え方 はじめに 熊取町は、昭和26年の町制施行以来、昭和38年に京都大学原子炉実験所が設置され、 翌年昭和39年に熊取駅が快速停車駅となったことを契機として、人口が急増し、農村型 集落から大都市近郊住宅都市へ、また、この間、関西医療大学、大阪観光大学、大阪体育 大学が設置され、府内有数の「学園文化都市」へと大きな発展を遂げてきました。 過去の駅の様子 現在の駅の様子 一方、先人たちから引き継いできた貴重な財産である自然環境を守り続け、大阪みどり の百選・全国水源の森百選に選ばれた「奥山雨山自然公園」や、全国ため池百選に選ばれ た「長池オアシス」をはじめ、近年は、中心市街地でもホタルの生息が確認されるなど、 大阪都心部から約30㎞、JR天王寺駅から快速で約30分という大都市近郊にありなが ら、豊かな自然環境に恵まれた、まさに、“トカイナカ”(都会で田舎)と呼ぶにふさわし いベットタウンとして、まちの魅力を拡充させてきました。そして、このまちの魅力拡充 は、行政だけでは決して成し得ないものであり、住民の皆様をはじめとする多様な関係者 との協働のまちづくりにより実現されてきたことは言うまでもありません。 長池オアシス 奥山雨山自然公園 1 特に、本町では、古くから地域コミュニティ活動が盛んであり、現在39の自治会が設 立され、89.81%という極めて高い自治会加入率を誇っています。このような強固な基盤 を活かし、自主防災組織の結成率が94.7%、自治会管理の防犯灯のLED化率が86.6%と なるなど、住民間の自主的な話し合いにより、地域の問題を解決するという理念のもと、 協働のまちづくりが進展してきました。 自治会による道路清掃の様子 自主防災組織による訓練の様子 さらに、本町の特長の1つである大学との協働では、町内大学の学生などに登録いただ き、一人一人の子どもに応じた細かな指導・支援を行う「学習支援ボランティア派遣事業」 や、「泉州RUSHプロジェクト学生による熊取町プロモーション事業」、「体力若返り講 座and地域リーダー養成講座」と題した、学生による高齢者の健康づくりを支援する取組 など、各大学の特長を活かした様々な連携事業を実施しています。 学習支援ボランティア派遣事業 熊取町プロモーション事業 2 また、関西初の取組として始まった「ホームスタート事業」や、「ブックスタート」、 「文庫活動」に代表される、地域のボランティアの方など、様々な関係者との協働による 地域全体での子育て支援の取組は、多方面から高評価をいただき、子育てしやすいまちと しての“熊取ブランド”の確立に大きく貢献しています。 ブックスタート 文庫活動 このように、「自然と共生」しながら、地域コミュニティや大学との協働により、子ど も、学生から高齢者まで、多世代が交流しながら互いに支え合える熊取町ならではの人の 良さを活かし、人口減少・少子高齢化が進展する中、将来にわたり活力ある地域社会を維 持するため、「熊取町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、地方創生の取組を進 めます。 3 第2節 趣旨 熊取町まち・ひと・しごと創生総合戦略は、熊取町人口ビジョンで示した将来展望を踏 まえ、本町がまち・ひと・しごとの創生に取り組み、今後もまちの活力を維持し続けるた め、平成27年度を初年度とする、今後5か年の基本目標や施策の基本的方向性、具体的 な施策をまとめるものです。 第3節 総合戦略の位置づけ 熊取町総合戦略の策定に当たっては、まちづくりを総合的かつ計画的に進めるための最 上位計画である熊取町第3次総合計画(平成20年~29年)と整合を図るため、第3次 総合計画第3次実施計画・財政計画に掲載された事業の中から、まち・ひと・しごとの創 生の趣旨に合致する事業を抽出するとともに、随時、新規事業を追加して総合戦略を策定 するものとします。 熊取町第3次総合計画 基本構想 整 合 熊取町総合戦略 基本計画 実施計画 抽 出 主な具体的事業 (第3次実施計画・ 財政計画) 第4節 計画期間 総合戦略の期間は、平成27年度から平成31年度までの5年間とします。なお、必要 に応じ、総合戦略の内容を見直すこととします。 4 第2章 基本目標・基本的方向性・具体的な施策等 <基本目標1> 魅力ある選ばれ続けるまちづくり 数値目標: 社会増減数:5年間で269人増加 基本的方向性 ○ 豊かなみどりと良好な住環境が調和するまちとしての魅力の維持・向上を図り、 「住んでみたい・住んでよかったまち“くまとり”」を実現する。 (1)本町への転入・定住の促進 ①シティプロモーションの推進 充実した子育て・教育施策に関する情報をはじめ、熊取町の特長や魅力を広く発信 し、若年世代の住居決定の動機付け等にも資するよう、あらゆる媒体を活用した積極 的、効果的なプロモーションを実施していく。 重要業績評価指標(KPI) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 転入定住促進特設サイトへのアクセス数 (件) - 3,100 25歳から39歳までの転入者数 (人) 586 612 21 42 町内大学学生の住民登録者率 (%) 【主な具体的事業】 ・シティプロモーション事業 ・広報事業 ・ホームページ管理事業 5 (2)持続可能な地域社会の構築 ①みどり豊かな自然環境の保全・活用 奥山雨山自然公園や「永楽ゆめの森公園」周辺の山間部はもちろんのこと、中心市 街地においてもホタルが観察できる豊かな自然環境を維持・保全するとともに、NP O等との協働により、野外活動ふれあい広場等を活用した住民の憩いや自然との触れ 合い、環境学習の機会づくりを推進していく。 重要業績評価指標(KPI) 野外活動ふれあい広場利用者数 (内、町外利用者数) ※イベント参加者数を除く。 (人) 野外活動ふれあい広場イベント参加者数 (人) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 6,419 8,400 (1,532) (2,000) 885 1,100 【主な具体的事業】 ・緑化対策事業 ・河川維持事業 ・野外活動ふれあい広場管理事業 ②社会基盤の整備 道路・公園・上下水道施設など、住民の生活基盤を支える施設について、国の財政 支援を積極的に活用しながら、計画的に整備するとともに、主要都市計画道路整備に 向けた関係機関との協議を推進していく。 重要業績評価指標(KPI) 道路整備延長 (m) 交差点改良箇所数 (箇所) 上水道施設(管路)更新率 (%) 下水道普及率 (%) 【主な具体的事業】 ・道路新設改良事業 ・公園整備事業 ・上水道施設整備事業 ・下水道建設事業 6 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) - 620 - 2 6.8 17.0 77.5 81.0 ③社会基盤の長寿命化 老朽化する社会資本について、中長期的な視点に立った長寿命化計画により、国の 財政支援を受け、計画的・効果的に長寿命化を図っていく。 重要業績評価指標(KPI) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 道路橋梁長寿命化計画に基づく修繕・更新橋梁数 (橋) - 5 - 41.2 - 100 公園施設長寿命化計画の進捗率 (%) 下水道施設長寿命化計画の進捗率 (%) 【主な具体的事業】 ・道路維持事業 ・公園整備事業 ・公園維持管理事業 ・下水道建設事業 ④地域公共交通の推進 17.24 ㎢の行政区域に約4万5千人の人口が暮らす効率的な人口分布という地域特 性を活かし、買物弱者への支援等に対応するため、商業施設及び医療施設へのアクセ スや土・日における運行の検討を含め、コミュニティバス等の交通ネットワークを充 実させるなど、地域公共交通の推進を図っていく。 重要業績評価指標(KPI) コミュニティバス利用者数 (人) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 36,328 57,000 【主な具体的事業】 ・町内循環バス運行事業 ⑤健康づくりの推進 住民の健康寿命の延伸につなげるため、生活習慣病の発症予防と重症化予防、介護 予防などに住民活動グループや町内大学との協働により取り組み、地域の中で支えあ い、ひとりひとりがいきいきと豊かに暮らせる健康まちづくりを推進する。 また、医療や介護に携わる関係者によるネットワークを活かし、団塊の世代が75 歳以上になる2025年を見据えた地域包括ケアシステム(医療・介護・予防・住ま い・生活支援が包括的に確保される体制)の構築を進める。 7 重要業績評価指標(KPI) がん検診受診率 (%) 要介護認定率(65歳以上) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 肺がん 15.7 肺がん 35.0 胃がん 6.7 胃がん 40.0 乳がん 21.7 乳がん 40.0 12.7 (%) 【主な具体的事業】 ・健康増進事業 ・介護予防事業 ・包括的支援事業 8 14.5 (3)自然災害発生などに備える安全・安心なまちづくり ①防犯対策の推進 「安全パトロール隊」による地域パトロールの実施や全小学校区へのスクールガー ドリーダーの配置により、犯罪の抑止力を高めるとともに、子ども見まもり活動や 「安全なまちづくり大会」の開催など、地域コミュニティ、所轄警察署との協働によ り、防犯意識の醸成を図り、安心して暮らせるまちづくりを推進していく。 重要業績評価指標(KPI) 町内における犯罪認知件数 (件) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 428 380 【主な具体的事業】 ・防犯事業 ・地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業 ・地域連携推進事業 ②防災対策の推進 発生が予測される南海トラフ巨大地震などに備えた様々な対策を図り、住民の安 全・安心を確保していく。 重要業績評価指標(KPI) 自主防災組織の結成率 (%) 自主防災組織の年間防災訓練実施回数 (回) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 94.7 100 22 40 【主な具体的事業】 ・防災事業 ・小学校大規模改造事業 ・中学校大規模改造事業 ・民間住宅耐震改修等事業 ③交通安全対策の推進 通学路における路側帯のカラー化をはじめ、防護柵の設置などの交通安全対策を推 進していく。 9 重要業績評価指標(KPI) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 町内における交通事故発生件数 (件以下/年) 155 135 【主な具体的事業】 ・交通安全対策事業 ・交通安全施設整備事業 ・地域連携推進事業 10 <基本目標2> 子育て世代の希望を実現するまちづくり 数値目標: 出生数:5年間で1,640人 10歳未満児童の転入者数:5年間で1,031人増加 基本的方向性 ○ 子どもを産み・育てる希望の実現のための「子育てしやすいまち“くまとり”」の 更なるブランド力の向上を図る。 ○ “凛として、そして自立した一人の人間”の育成を図り、子育て施策と一体的に 「教育のまち“くまとり”」としての確固たる熊取ブランドを確立する。 (1)子育て支援の充実 ①妊娠・出産・子育て期の切れ目のない支援等の推進 妊婦健康診査、乳幼児健康診査、予防接種、育児相談など、妊娠・出産期から、子 育て期に至るまで、民間のサポートを含め、切れ目のない支援体制を構築していく。 また、子ども医療費助成制度の取組や、不妊・不育治療費助成など、子育て世帯の経 済的負担の軽減を図っていく。 重要業績評価指標(KPI) 乳幼児家庭訪問率 (%) 子育て施策がより充実したと感じる 住民の割合 (%) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 89.8 98.0 - 55.0 (※平成27年度) 【主な具体的事業】 ・子育て支援事業 ・児童相談事業 ・母子保健事業 ・こども医療費助成事業 ②保育サービスの充実 保育を必要とするすべての方が安心して子どもを預けられるよう保育サービスの充 実などを図る。また、放課後に保育を必要とするすべての児童が、安全・安心に過ご せるよう学童保育の充実を図っていく。 11 重要業績評価指標(KPI) 保育所待機児童数 (人) 学童保育待機児童数 (人) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 0 0 0 0 【主な具体的事業】 ・保育所運営事業 ・民間保育所等助成事業 ・学童保育運営事業 (2)教育の充実 ①基礎的な知識・技能の確実な定着と学力・体力の向上 教育における基礎・基本の習得を徹底し、一人ひとりに応じた能力の伸長を図り、 学習意欲の喚起や生涯にわたる学習の基盤づくりとしての学習習慣を育成するととも に、地域資源を活用し、子どもが運動に親しむ機会を増やすことにより、基礎的な知 識・技能の定着と学力・体力の向上を図っていく。 重要業績評価指標(KPI) 外国人英語指導助手配置人数 (人) 学校図書館司書の配置校数 (校) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 3 6 8(全校配置) 8(全校配置) ※府内トップレベル ※府内トップレベルを堅持 【主な具体的事業】 ・学習支援ボランティア派遣事業 ・外国青年英語指導助手招致事業 ・小学校英語活動推進事業 ・小学校運営事業 ・中学校運営事業 ②教育環境の向上 半世紀以上も続く全小中学校での学校給食をはじめ、学校プールや武道館の設置な ど、本町の特長である充実した教育環境を維持するとともに、時代に応じた学校IC T化等に向けた取組を推進していく。 12 重要業績評価指標(KPI) 学校給食(自校方式)の実施校数 (校) 高機能調理機器の導入校数 (校) 【主な具体的事業】 ・小学校維持管理事業 ・中学校維持管理事業 ・小学校給食事業 ・中学校給食事業 13 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 8(全校実施) 8(全校実施) ※府内トップレベル ※府内トップレベルを堅持 3 8(全校導入) <基本目標3> 活力あふれるまちづくり 数値目標: 交流人口: 73,000人(平成31年度) ↑ 66,700人(平成26年度) 基本的方向性 ○ 住民や大学等との協働、観光推進、熊取アトムサイエンスパーク構想推進、産業活 性化基金を活用した地場産業の振興等による地域活性化を図る。 (1)熊取アトムサイエンスパーク構想の推進 ①BNCTの周知 熊取アトムサイエンスパーク構想の柱であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の 早期実用化に向け、住民向けの講演会を開催するなど、BNCTのさらなる周知を図 っていく。 重要業績評価指標(KPI) 実 績 (平成26年度) 目 標 (※平成27年度) - 300 講演会参加者数 (人) 【主な具体的事業】 ・熊取アトムサイエンスパーク構想推進事業 ②BNCTによる町の活性化 投資促進優遇税制による関連産業(企業)の進出を促すとともに、既存事業者によ る投資を促し産業を活性化していく。 重要業績評価指標(KPI) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 投資促進優遇税制利用事業者数 (者/年) 1 3 【主な具体的事業】 ・熊取アトムサイエンスパーク構想推進事業 14 ③BNCT相談室の開設 医師や看護師を配置した「BNCT相談室」を設置するとともに、看護師を活用し たBNCT研究の推進を支援していく。 重要業績評価指標(KPI) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) - 100 BNCT相談室相談者数 (人) 【主な具体的事業】 ・熊取アトムサイエンスパーク構想推進事業 (2)交流人口の拡大 ①観光プロモーションの推進 関西国際空港が近接する立地を活かし、「泉州観光プロモーション推進協議会」等 を通じた広域的な観光プロモーションを通じて、地域の自然や文化等の魅力を広く発 信し、交流人口の増加を図っていく。 重要業績評価指標(KPI) 観光案内所利用者数 (人) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 6,798 10,000 【主な具体的事業】 ・地域活性化事業 ②交流拠点における産業振興 交流拠点である「永楽ゆめの森公園」において、地場産品等の販売所を設けること による産業振興を図るとともに、併せて、更なる来場者の増加という相乗効果を図っ ていく。 重要業績評価指標(KPI) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 販売所の売上げ金額(1店舗あたり) (円/年) - 1,000,000 【主な具体的事業】 ・商工業振興事業 15 (3)地場産業の振興 ①中小企業の経営基盤強化の支援 「産業活性化基金」を活用し、中小企業者の起業や経営安定、事業拡大を支援する ため、開業資金等の融資制度に対する信用保証料助成を実施するなど、中小企業の経 営基盤強化・起業家支援を図っていく。 重要業績評価指標(KPI) 信用保証料助成率 (%) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 45.0 70.0 【主な具体的事業】 ・産業活性化基金事業 ②「熊取ブランド」の創出・産業振興拠点づくりの推進 「産業活性化基金」を活用し、地場産品の製造(生産)、加工、販売、PR、企画 立案等を行う事業を支援することにより、「熊取ブランド」を創出していくとともに、 新たなチャレンジへの支援など、商工業、農業をはじめとする地場産業の活性化を図 っていく。また、地域の魅力発信、地場産業の振興を図るための産業振興拠点づくり や都市計画道路の整備促進により期待される新たな人の流れを活かした「道の駅」の 設置に向けた取組を推進していく。 重要業績評価指標(KPI) 基金活用事業件数 (件) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) - 4 【主な具体的事業】 ・産業活性化基金事業 (4)協働のまちづくりの推進 ①地域コミュニティとの協働の推進 地域コミュニティの醸成を図るため、自治会活動を支援するとともに、住民と行政、 また、住民同士が連携、協力し、それぞれの特性を発揮しながら、協働のまちづくり を推進していく。 重要業績評価指標(KPI) 自治会加入率 (%) 【主な具体的事業】 ・町政連絡事務事業 16 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 89.81 92.5 ②大学・NPO等との協働の推進 町内に4つの大学等が立地する特長を活かし、行政との相互の協調関係を構築する とともに、大学、NPO、住民団体等が主体となった協働事業を支援していく。 重要業績評価指標(KPI) 各大学等との連携事業数 (事業) 住民提案協働事業実施件数 (件) 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 80 90 3 7 【主な具体的事業】 ・町内大学連絡会運営事業 ・住民提案協働事業 (5)しごとづくりの推進 ①就労支援・就労機会拡大の推進 求職中の若者等が就労しながら職業能力を身に付け、その後の就労につなげる取組 を実施するとともに、就労相談や職業能力向上講座の開催、近隣市町、商工会議所 (商工会)及びハローワークと連携した合同就職面接会の開催など、就労支援、就労 機会の確保等を図っていく。また、多様な知識や経験を有する人材や、若年世代等の 潜在的な労働供給力を活かし、地域活力を支える人材の確保を図るため、就労機会の 確保や活躍の機会を創出していく。 重要業績評価指標(KPI) 就労相談者の就職者数 (人) 新規雇用者数(資格取得者数) (人) 【主な具体的事業】 ・地域就労支援事業 17 実 績 (平成26年度) 目 標 (平成31年度) 1 3 5(5) 10(10) (※平成27年度) 別添 主な具体的事業 <基本目標1> 魅力ある選ばれ続けるまちづくり 基本的方向性 豊かなみどりと良好な住環境が調和するまちとしての魅力の維持・向上を図り、「住んでみたい・ 住んでよかったまち“くまとり” 」を実現する。 (1)本町への転入・定住の促進 ①シティプロモーションの推進 充実した子育て・教育施策に関する情報をはじめ、熊取町の特長や魅力を広く発信し、若 年世代の住居決定の動機付け等にも資するよう、あらゆる媒体を活用した積極的、効果的な プロモーションを実施していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 ”子育てママ”に焦点を当て、”熊取ブランド”を構成する充実した子育て・ シティプロモ 継続 教育施策をはじめとする本町の魅力について、様々な媒体を活用してプロモー ーション事業 ションすることにより、若年世代を中心とした転入・定住を促進する。 広報事業 広報紙やマスコットキャラクターをはじめとする、様々な媒体を戦略的に活用 し、町政情報やイベント情報を提供するとともに、町への愛着の醸成に努め 継続 る。 また、パブリックモニター制度等を活用し、町政に対する意見や提案をいただ く機会づくりに努める。 情報量を充実させ、利用者側のアクセシビリティに配慮したホームページづく ホームページ 継続 りを行うとともに、ホームページで積極的に情報を提供し、住民と行政情報の 管理事業 共有化を図る。また、府や他市町村と連携した情報化施策の検討を行う。 (2)持続可能な地域社会の構築 ①みどり豊かな自然環境の保全・活用 奥山雨山自然公園や「永楽ゆめの森公園」周辺の山間部はもちろんのこと、中心市街地に おいてもホタルが観察できる豊かな自然環境を維持・保全するとともに、NPO等との協働 により、野外活動ふれあい広場等を活用した住民の憩いや自然との触れ合い、環境学習の機 会づくりを推進していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 開発事業者への緑化指導(大阪府自然環境保全条例、本町開発指導要綱、みど りの基本計画等に基づく指導)を実施することにより、公園等の適正な管理、 緑化対策事業 継続 運営を図る。 また、自然緑地拠点活用推進事業を実施する「熊取町緑と自然の活動推進委員 会」への助成を行う。 河川維持事業 継続 河川及び調整池の適正な維持管理を図るため、河川及び調整池内の草刈工事や 維持修繕工事等を実施する。 野外活動ふれ 指定管理者による野外活動ふれあい広場の管理運営を実施し、経費の削減と住 あい広場管理 継続 民サービスの充実を図る。 事業 ②社会基盤の整備 道路・公園・上下水道施設など、住民の生活基盤を支える施設について、国の財政支援を 積極的に活用しながら、計画的に整備するとともに、主要都市計画道路整備に向けた関係機 関との協議を推進していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 第 2 次道路整備計画に基づき、地域幹線道路網の整備として、現道狭あい区間 道路新設改良 継続 の拡幅、改良及び歩道の設置を進めるとともに、危険度や混雑度の高い交差点 事業 改良により、渋滞の緩和や安全安心な歩行空間を確保し事故の削減を図る。 (永楽ゆめの森公園)奥山雨山地区の豊かな自然と調和した公園の整備・維持 管理を行うことにより、年中にぎわう自然緑地拠点を創出する。 (奥山雨山自然公園)永楽ゆめの森公園の整備に併せて、隣接する奥山雨山自 然公園の施設等を改修することにより、年中にぎわう自然緑地拠点を創出す る。 公園整備事業 継続 ((仮称)天神山公園)「熊取町みどりの基本計画」の整備方針による誘致圏に 属さない地域の充足を図るとともに、災害時の一時的な緊急避難所として、第 1次開設避難所に安全に移動することができるよう、公園・広場等を整備す る。 (まちなか公園)「熊取町公園施設長寿命化計画」に基づき、公園施設の改 築・更新、バリアフリー化を行い、快適な公園・緑地づくりを推進する。 事業名 種類 概要 (施設整備・更新事業)「将来にわたり、安全と質の高いサービスを提供しつ づけるために、安心で良質な水を安定的に効率良く供給する施設を整備するこ と」を基本の目的とし、(仮称)熊取町水道事業ビジョンに基づいた施設整備 を実施する。 (断水等の緊急時における事業継続対策)近い将来、発生する確率の高い南 海・東南海地震などの災害に備え、緊急給水拠点の設定と住民周知および本町 上水道施設整 継続 給水継続に必要な資機材を精査し順次整備するとともに、職員の技術力向上と 備事業 継承に取り組む。 (水道料金の見直し)老朽化した水道施設の耐震化等更新に必要となる財源を 確保しつつ、安全・安心な水道の安定供給を継続していくとともに、将来の水 需要減少にも対応可能な水道料金の考え方を基準とした見直しを検討するとと もに、アセットマネジメントを活用した中期の経営シミュレーションと更新費 用のバランスを新たな考えとして取り組みを開始する。 国の補助金を最大限活用する等、下水道財政の健全化を図りながら、未整備地 区への主要管渠の延伸及び各戸への面的整備を計画的に推進する。また、下水 下水道建設事 継続 道施設長寿命化計画を策定することで、国の補助金を活用した計画的なマンホ 業 ール鉄蓋の交換及びマンホールポンプの更新を実施し、下水道施設の適正な維 持管理に努める。 ③社会基盤の長寿命化 老朽化する社会資本について、中長期的な視点に立った長寿命化計画により、国の財政支 援を受け、計画的・効果的に長寿命化を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 (維持管理の推進)道路構造の保全及び円滑な道路交通を確保するため、町内 全域における道路パトロール及び住民からの要望をもとに、道路施設の修繕、 補修、草刈工事により、町道等及び熊取駅東西自由通路の適正な維持管理を行 道路維持事業 継続 う。 (道路施設修繕計画事業)「道路舗装修繕計画」、「橋梁長寿命化修繕計画」 及び「道路附属物修繕計画」に基づき、計画的に道路施設の修繕工事等を実施 する。また、永楽ダム周辺道路における道路法面の安全対策を実施する。 公園整備事業 継続 (再掲) 事業名 種類 概要 (永楽ゆめの森公園)奥山雨山地区の豊かな自然と調和した公園の整備・維持 管理を行うことにより、年中にぎわう自然緑地拠点を創出する。 公園維持管理 継続 事業 地域に親しまれる公園を目指し、従来の手法による公園の維持管理に加え、住 民との協働による公園の清掃や草刈等の維持管理を行う。 下水道建設事 継続 (再掲) 業 ④地域公共交通の推進 17.24㎢の行政区域に約4万5千人の人口が暮らす効率的な人口分布という地域特性を活か し、買物弱者への支援等に対応するため、商業施設及び医療施設へのアクセスや土・日にお ける運行の検討を含め、コミュニティバス等の交通ネットワークを充実させるなど、地域公 共交通の推進を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 町の公共施設の利用促進等を図るため、町内循環バス(ひまわりバス)を運行 町内循環バス 管理する。また、町内循環バス利用者の利便性を向上させるため、南海ウイン 継続 運行事業 グバス南部(株)が保有するひまわりバス車両のICカードシステム対応運賃 箱(IC部分のみ)導入費用の補助を行う。 ⑤健康づくりの推進 住民の健康寿命の延伸につなげるため、生活習慣病の発症予防と重症化予防、介護予防な どに住民活動グループや町内大学との協働により取り組み、地域の中で支えあい、ひとりひ とりがいきいきと豊かに暮らせる健康まちづくりを推進する。また、医療や介護に携わる関 係者によるネットワークを活かし、団塊の世代が75歳以上になる2025年を見据えた地 域包括ケアシステム(医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制)の 構築を進める。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 (各種検診の推進)健康増進法に基づく健康増進事業として、各種がん検診を 実施するほか、その他検診、保健指導、健康相談などを実施する。 (健康まちづくりの推進) 「第2次健康くまとり21」に基づき、住民個々 健康増進事業 継続 の自発的な健康づくりに対する啓発、住民主体の健康づくり活動グループの育 成支援、大学等との連携・協働による健康教室の開催などを通じて総合的な健 康づくりを展開し、ひとりひとりがいきいきと豊かに暮らせる健康まちづくり を推進する。 「高齢者保健福祉計画」及び「介護保険事業計画」に基づき、高齢者の介護予 防と健康づくりを推進する。要介護・要支援認定を受けていない高齢者の中 で、生活機能の低下が見られる高齢者(「二次予防事業対象者」という。)を 把握 介護予防事業 継続 し、個々に応じた介護予防事業を実施する。また、自主的な介護予防活動が地 域で活発に行われるよう、ボランティアの育成・支援を行うとともに、住民運 営による住民主体の通いの場を創出し、高齢者の心身機能、活動、参加の促進 を図る。 介護保険法第 115 条の 46 に規定する地域包括支援センターにおける包括的支 包括的支援事 継続 援事業(総合相談支援業務、権利擁護業務、介護予防ケアマネジメント業務、 業 包括的継続的ケアマネジメント支援業務)を実施する。 (3)自然災害発生などに備える安全・安心なまちづくり ①防犯対策の推進 「安全パトロール隊」による地域パトロールの実施や全小学校区へのスクールガードリー ダーの配置により、犯罪の抑止力を高めるとともに、子ども見まもり活動や「安全なまちづ くり大会」の開催など、地域コミュニティ、所轄警察署との協働により、防犯意識の醸成を 図り、安心して暮らせるまちづくりを推進していく。 【主な具体的事業】 事業名 防犯事業 種類 概要 警察・民間と連携した防犯対策及び防犯灯の維持管理を実施するとともに、自 継続 主的な防犯活動に対する支援を通じた犯罪の抑止、防犯意識の醸成を図り、す べての住民が安全で安心して暮らせるまちづくりを推進する。 事業名 種類 概要 地域ぐるみの 各小学校区にスクールガードリーダーを配置し、児童の登下校時の安全確保及 学校安全体制 継続 び犯罪の未然防止を図る。 整備推進事業 地域、家庭、学校の連携による教育活動の充実を図るとともに、地域コミュニ 地域連携推進 継続 ティの醸成をめざす。 事業 ②防災対策の推進 発生が予測される南海トラフ巨大地震などに備えた様々な対策を図り、住民の安全・安心 を確保していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 防災計画の見直し、防災会議の開催、防災訓練の実施、防災行政無線等機器の 継続 管理やデジタル化への更新、原子力防災活動資機材の維持管理、自主防災組織 の育成や災害協力隊への活動助成等により、大規模災害に備える。 防災事業 東日本大震災以降、非構造部材(天井・照明器具等)の耐震化の必要性が高ま る中、耐震補強工事が完了している躯体部分に加え、非構造部材についても、 小学校大規模 継続 速やかに、計画的に耐震化を推進する。また、避難所に指定されている小学校 改造事業 体育館において、夜間停電時等に照明電源が確保できるよう、太陽光発電設備 等を整備する。 東日本大震災以降、非構造部材(天井・照明器具等)の耐震化の必要性が高ま る中、耐震補強工事が完了している躯体部分に加え、非構造部材についても、 中学校大規模 継続 速やかに、計画的に耐震化を推進する。また、避難所に指定されている中学校 改造事業 体育館において、夜間停電時等に照明電源が確保できるよう、太陽光発電設備 等を整備する。 「熊取町耐震改修促進計画」に基づき、大阪府や関係団体と連携して、既存建 民間住宅耐震 継続 築物の「耐震診断」から「耐震改修」までを総合的・計画的に促進する。 改修等事業 ③交通安全対策の推進 通学路における路側帯のカラー化をはじめ、防護柵の設置などの交通安全対策を推進して いく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 春・秋の全国交通安全運動における各種啓発活動や新学期における通学路街頭 交通安全対策 指導、児童を対象とした交通安全教室を通じて、交通安全意識と交通マナーの 継続 事業 向上に努めるとともに、道路交通環境の安全性確保を図り、交通事故防止に努 める。 交通安全施設(道路反射鏡・防護柵・区画線等)の整備を実施するとともに、 交通安全施設 継続 通学路における合同点検等に基づく交通安全施設の整備を実施する。 整備事業 地域、家庭、学校の連携による教育活動の充実を図るとともに、地域コミュニ 地域連携推進 継続 ティの醸成をめざす。 事業 <基本目標2> 子育て世代の希望を実現するまちづくり 基本的方向性 子どもを産み・育てる希望の実現のための「子育てしやすいまち“くまとり”」の更なるブランド 力の向上を図る。 “凛として、そして自立した一人の人間”の育成を図り、子育て施策と一体的に「教育のまち “くまとり” 」としての確固たる熊取ブランドを確立する。 (1)子育て支援の充実 ①妊娠・出産・子育て期の切れ目のない支援等の推進 妊婦健康診査、乳幼児健康診査、予防接種、育児相談など、妊娠・出産期から、子育て期 に至るまで、民間のサポートを含め、切れ目のない支援体制を構築していく。また、子ども 医療費助成制度の取組や、不妊・不育治療費助成など、子育て世帯の経済的負担の軽減を図 っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 熊取町子ども・子育て支援計画に基づき、子どもの健全育成と家庭養育支援の 子育て支援事 継続 ため、各種子育て支援事業を実施するとともに、子育て環境の基盤整備を図 業 る。 不登校やいじめ、問題行動など、子どもの育ちに関する保護者の悩み等に対応 できる相談窓口体制の充実を図る。 子どもと家庭の様々な相談にきめ細かく対応し、発育・発達のおくれ、疾病及 び虐待等の早期発見、支援を目的に、専門的な相談を実施するとともに、療育 児童相談事業 継続 が必要となる子どもや親への相談・助言を行う。 熊取町子ども・子育て支援計画に基づき、0歳から18歳までの支援を必要と する子ども及び家庭を対象に、子どもの健全な育成と家庭状況の改善を図るた め、総合相談事業を実施するとともに、相談体制の充実を図る。 母子保健事業 継続 (妊産婦の健康)安心して妊娠・出産ができるよう、妊娠時の母子の健康管理 のため、妊婦健康診査に対する助成を行う。また、父親の育児参加を促すとと もに、妊婦に対する周囲の配慮を促すなど、安心して子どもを産める環境づく りに努める。 (乳幼児の健康)乳幼児の疾病予防と健全な成長発達のため、生後4か月児ま での乳児のいる家庭へ助産師等が訪問するとともに、必要に応じて保健師等に よる訪問指導を実施する。また、各種乳幼児健診・歯科健診や育児相談、各種 講座等を実施し、子どもの疾病や育児不安などの早期発見や支援に努める。 事業名 種類 概要 中学校3年生までの入院(食事療養費含む)及び中学校3年生までの通院医療 こども医療費 費の一部負担額の保険適用分について、1医療機関あたり1日500円(50 継続 助成事業 0円未満はその額)を月2日までの負担となるよう、また、1ヶ月の支払額の 合計額が、2,500円を超えないよう助成する。 ②保育サービスの充実 保育を必要とするすべての方が安心して子どもを預けられるよう保育サービスの充実など を図る。また、放課後に保育を必要とするすべての児童が、安全・安心に過ごせるよう学童 保育の充実を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 (施設の維持管理等)町立保育所施設の適切な維持管理等を行う。 保育所運営事 継続 (保育サービスの提供)熊取町子ども・子育て支援計画に基づき、地域での子 業 育て支援の拠点として充実した保育サービスの提供に努め、「待機児童ゼロ」 を維持する。 多様化する保育ニーズに対応するため、民間保育所に対して民間保育所補助金 民間保育所等 交付要綱に基づいて補助金を交付し、民間保育所の適正な運営及び保育内容を 継続 助成事業 支援する。また、社会福祉法人が新設(平成28年4月開所予定)する保育所 についてもその対象とし、公立保育所の最適化を図る。 保護者の就労等により放課後の家庭保育に欠ける児童(小学校1年生から6年 学童保育運営 生)の学童保育運営について、運営主体に事業委託する。(平成28年4月 継続 事業 ~) また、適正な運営及び保育内容を支援していく。 (2)教育の充実 ①基礎的な知識・技能の確実な定着と学力・体力の向上 教育における基礎・基本の習得を徹底し、一人ひとりに応じた能力の伸長を図り、学習意 欲の喚起や生涯にわたる学習の基盤づくりとしての学習習慣を育成するとともに、地域資源 を活用し、子どもが運動に親しむ機会を増やすことにより、基礎的な知識・技能の定着と学 力・体力の向上を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 大阪体育大学などの大学生や教育活動に関心の高い地域人材を活用して学習支 学習支援ボラ 援ボランティアとして派遣することにより、一人ひとりに応じたきめ細かい教 ンティア派遣 継続 育活動を実施し、読み・書き・計算などの学力の基礎・基本の確実な定着を図 事業 る。 町立中学校 3 校に外国青年英語指導助手を 1 名ずつ配置し、日本人英語教師と ともに授業に参加し、生徒の英語学習を指導する。リスニングテストの作成、 外国青年英語 暗唱大会の審査、町内教職員研修の講師、国際理解教育のための活動にも従事 指導助手招致 継続 する。平成 19 年度からは、町立小学校 3 校に毎週水曜日に配置し、英語活動 事業 の指導を学級担任とともに行っている。平成 28 年度からは小学校外国語活動 教科化に向けて、外国人を 2 名増員する。 ネイティブスピーカーや英語に堪能な地域の方等を各小学校に配置し、「外国 小学校英語活 継続 語」の研修会を開催することで、「外国語活動」の充実を図る。 動推進事業 小学校運営上必要な消耗品、校用器具等の整備・維持管理を行うとともに、支 小学校運営事 継続 援教育介助員及び学校図書館司書の配置等により、適切な学校運営を行う。 業 中学校運営上必要な消耗品、校用器具等の整備・維持管理を行うとともに、支 中学校運営事 継続 援教育介助員及び学校図書館司書の配置等により、適切な学校運営を行う。 業 ②教育環境の向上 半世紀以上も続く全小中学校での学校給食をはじめ、学校プールや武道館の設置など、本 町の特長である充実した教育環境を維持するとともに、時代に応じた学校ICT化等に向け た取組を推進していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 小学校維持管 継続 小学校施設の適切な維持管理・修繕等を行う。 理事業 事業名 種類 概要 中学校維持管 継続 中学校施設の適切な維持管理・修繕等を行う。 理事業 小学校給食事 業務委託による学校給食(自校方式)を実施するとともに、給食備品の計画的 継続 業 な更新を行う。 中学校給食事 業務委託による学校給食(自校方式)を実施するとともに、給食備品の計画的 継続 業 な更新を行う。 <基本目標3> 活力あふれるまちづくり 基本的方向性 住民や大学等との協働、観光推進、熊取アトムサイエンスパーク構想推進、産業活性化基金を活 用した地場産業の振興等による地域活性化を図る。 (1)熊取アトムサイエンスパーク構想の推進 ①BNCTの周知 熊取アトムサイエンスパーク構想の柱であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の早期実 用化に向け、住民向けの講演会を開催するなど、BNCTのさらなる周知を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 熊取アトムサ 京都大学原子炉実験所の研究成果を地域の活性化に生かす「熊取アトムサイエ イエンスパー ンスパーク構想」の実現に向け、大阪府・京都大学原子炉実験所とともに、ホ 継続 ク構想推進事 ウ素中性子捕捉療法(BNCT)の実用化に向けた研究・医療拠点づくりや関 業 連企業の誘致などに取り組む。 ②BNCTによる町の活性化 投資促進優遇税制による関連産業(企業)の進出を促すとともに、既存事業者による投資 を促し産業を活性化していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 熊取アトムサ イエンスパー 継続 (再掲) ク構想推進事 業 ③BNCT相談室の開設 医師や看護師を配置した「BNCT相談室」を設置するとともに、看護師を活用したBN CT研究の推進を支援していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 熊取アトムサ イエンスパー 継続 (再掲) ク構想推進事 業 (2)交流人口の拡大 ①観光プロモーションの推進 関西国際空港が近接する立地を活かし、「泉州観光プロモーション推進協議会」等を通じた 広域的な観光プロモーションを通じて、地域の自然や文化等の魅力を広く発信し、交流人口 の増加を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 「にぎわいづくりアクションプログラム」に基づき、地域コミュニティ組織、 地域活性化事 大学、商工農業団体、住民活動団体等と連携し、地域資源の活用と交流の促進 継続 業 を図り、地域活性化を推進するとともに、イベント等をプロモーションツール として位置付け、転入・定住につなげていく。 ②交流拠点における産業振興 交流拠点である「永楽ゆめの森公園」において、地場産品等の販売所を設けることによる 産業振興を図るとともに、併せて、更なる来場者の増加という相乗効果を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 町内商工業の振興を図り、活力にあふれたまちづくりを進めるため、産業振興 商工業振興事 継続 ビジョンに基づき、既存産業の活性化に努めるとともに、商工業者団体への助 業 成を行う。 (3)地場産業の振興 ①中小企業の経営基盤強化の支援 「産業活性化基金」を活用し、中小企業者の起業や経営安定、事業拡大を支援するため、 開業資金等の融資制度に対する信用保証料助成を実施するなど、中小企業の経営基盤強化・ 起業家支援を図っていく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 中小企業の経営安定と業績回復を図るため、大阪府又は熊取町の融資制度を活 産業活性化基 用する中小企業者に対し、信用保証料の補助を行うとともに、商工業者、農業 継続 金事業 者を含む産業全体の振興と活性化を図るため、「熊取ブランド」の創造にチャ レンジする者等への支援を行う。 ②「熊取ブランド」の創出・産業振興拠点づくりの推進 「産業活性化基金」を活用し、地場産品の製造(生産)、加工、販売、PR、企画立案等を 行う事業を支援することにより、 「熊取ブランド」を創出していくとともに、新たなチャレン ジへの支援など、商工業、農業をはじめとする地場産業の活性化を図っていく。また、地域 の魅力発信、地場産業の振興を図るための産業振興拠点づくりや、都市計画道路の整備促進 により期待される新たな人の流れを活かした「道の駅」の設置に向けた取組を推進していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 産業活性化基 継続 (再掲) 金事業 (4)協働のまちづくりの推進 ①地域コミュニティとの協働の推進 地域コミュニティの醸成を図るため、自治会活動を支援するとともに、住民と行政、また、 住民同士が連携、協力し、それぞれの特性を発揮しながら、協働のまちづくりを推進してい く。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 町内の区・自治会の区長に町政との連携窓口としての町政連絡事務嘱託員を委 町政連絡事務 継続 嘱し、町行政と住民とのパイプ役を担っていただくことで、円滑な町政運営に 事業 繋げる。 ②大学・NPO等との協働の推進 町内に4つの大学等が立地する特長を活かし、行政との相互の協調関係を構築するととも に、大学、NPO、住民団体等が主体となった協働事業を支援していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 町内大学連絡 継続 町及び町内に存在する大学・研究機関相互の協調関係を築く。 会運営事業 住民提案協働 住民提案協働事業として提案のあった事業を提案団体との協働により実施す 継続 事業 る。 (5)しごとづくりの推進 ①就労支援・就労機会拡大の推進 求職中の若者等が就労しながら職業能力を身に付け、その後の就労につなげる取組を実施 するとともに、就労相談や職業能力向上講座の開催、近隣市町、商工会議所(商工会)及び ハローワークと連携した合同就職面接会の開催など、就労支援、就労機会の確保等を図って いく。また、多様な知識や経験を有する人材や、若年世代等の潜在的な労働供給力を活かし、 地域活力を支える人材の確保を図るため、就労機会の確保や活躍の機会を創出していく。 【主な具体的事業】 事業名 種類 概要 (人事)求職中の若者(学校卒業後に正規社員として就職した経験がない方 や、今まで職業能力を身につける機会がなかった方)を臨時職員として任用 し、その業務経験を通じて今後の就職に役立ててもらう。 地域就労支援 継続 (商工)地域就労支援コーディネーターによる「地域就労支援センター」を開 事業 設し、働く意欲がありながら就労を妨げる様々な要因を抱える就労困難者を対 象に、就労に関する相談に応じるとともに、就業に繋がるような能力向上講座 等を開催し就労機会の拡大に努める。 熊取町まち・ひと・しごと創生総合戦略 人口減少時代を切り拓く! くまとり創生戦略 発行:平成27年10月 編集:熊取町 企画部 政策企画課 〒590-0495 大阪府泉南郡熊取町野田1丁目1番1号 (TEL) 072-452-9016 (FAX) 072-452-7103 (E-mail)[email protected]