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微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案) (H21

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微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案) (H21
微破壊・非破壊試験による
コンクリート構造物の強度測定要領(案)
平成 21 年 3 月
国土交通省大臣官房技術調査課
目
次
1. 適用範囲 ........................................................................................................................................ 1
2. 測定の対象等 ................................................................................................................................. 1
(1) 対象構造物に対する測定方法 ............................................................................................... 1
3. 測定方法 .......................................................................................................................................3
(1) 試験法の条件等 ..................................................................................................................... 3
(2) 試験回数、測定位置.............................................................................................................. 3
4. 測定者............................................................................................................................................ 8
5. 事前準備 ........................................................................................................................................ 8
6. 判定基準 ........................................................................................................................................ 9
7. 報告 ..............................................................................................................................................11
8. 検査の実施 ...................................................................................................................................11
1. 適用範囲
この要領は請負者の施工管理(品質管理)及び発注者の検査において、コンクリート構造物の
強度測定を行う場合に適用する。なお、対象構造物としては、橋長 30m 以上の橋梁上・下部工(工
場製作のプレキャスト製品は対象外)とする。
また、完成検査、中間技術検査等において、発注者から足場設置等の検査に必要な指示があっ
た場合は検査できるように準備するものとする。
本要領の「2.測定の対象等」~「7.報告」については、請負者の施工管理(品質管理)に関
する記述であり、「8.検査の実施」については、発注者の検査に関する記述となっている。
なお、非破壊試験にて測定される値は非破壊検査特有の誤差を有した概算値であり、この要領
にて定める判定基準を下回った場合は、微破壊試験によりその測定値の信頼性を確認することを
前提とする。
2. 測定の対象等
(1)対象構造物に対する測定方法
コンクリート構造物の強度測定の試験は、構造物の対象部位毎に表 1 に従い実施する。
強度測定に用いる技術は、「微破壊試験」と「非破壊試験」に大別され、その特徴を表 2 に示
す。
本測定の対象構造物である、橋梁上部、橋梁下部工に対して、完成後不可視部分となるフーチ
ング部は、構造物の側面に設けた供試体(以下、「外部供試体」)による試験を標準とする。これ
は、「外部供試体」による試験精度が、非破壊試験に対して高いことに加え、型枠脱型直後から供
試体の採取が可能であり、埋戻しなどの工程への影響が避けられるためである。さらに、
「外部供
試体」の割取り面は、平滑な状態ではないが、埋戻される場合、補修の必要性がない。なお、埋
戻し等の工程に支障がない場合には、「外部供試体」に替えて「内部供試体」(以下
小径コア)
による試験を実施しても良い。
完成後可視部分である、柱部及び桁部は、非破壊試験である超音波を用いた試験方法(以下 「超
音波法」及び衝撃弾性波を用いた試験方法(以下 「衝撃弾性波法」
)のいずれかの方法で実施す
る。これは、非破壊試験は、微破壊試験に比較して比較的簡易に実施できるためコンクリート構
造物の初期強度のみならず、継続して試験を行うことにより、維持管理段階においてコンクリー
ト構造物の強度を把握することができ、これにより対象構造物の品質の一層の向上を目指すもの
である。また、非破壊試験による強度推定値が合否判定基準を満たさない場合には、構造体に与
える損傷が小さい、「小径コア」による試験を実施する。
表 1 構造物の対象部位による強度試験法
対象
対象部位
橋梁上部工
桁部
橋梁下部工
柱部、張出し部
フーチング部
強度試験法
非破壊試験(衝撃弾性波法又は、超音波法)
※非破壊試験において判定基準を満たしていない
場合には、小径コア試験を実施(図 4 参照)
非破壊試験(衝撃弾性波法又は、超音波法)
※非破壊試験において判定基準を満たしていない
場合には、小径コア試験を実施(図 4 参照)
外部供試体による試験
※工程等に支障がない場合には、小径コア試験を
実施しても良い
1
表 2 各種強度試験法の特徴
試験可能
試験法
補修の要否
使用コンクリート
試験実施必要条件
時期
スランプ≧8cm
不要
外部
微
供試体
壊
必要水平幅として
(美観等の
脱型直後
問題により
から可能
外部型枠寸法+
必要な場合
(注1)
100mm 以上
強度
内部供試
体(小径
必要
コア)
考
る必要があるため
粗骨材最大寸法≦
事前に発注者との
圧縮強度≦70N/mm2
10N/mm2以
部材厚さとしてコ
上より可能
ア直径の2倍以上
粗骨材最大寸法≦
40mm
(注2)
外部型枠を設置す
(注 3)
40mm
もあり)
破
備
の条件
協議が必要
鉄筋探査により鉄
筋がない位置を選
定
必要幅として 1000
㎜以上(探触子設置
超音波法
非
脱型直後
不要
破
壊
衝撃
から可能
(注1)
弾性波法
特になし
コンクリートの種
類ごとに事前に円
間隔)
柱供試体を用いた
必 要 幅 と し て
検量線の作成(圧
450mm 以 上 (探 触
特になし
縮強度推定用)が
必要
子・ハンマー間隔)
注1) 測定精度を向上するため可能な限りコンクリート材齢 28 日に近い時期に試験を実施する
ことが望ましいが、現場の工程に支障の及ばないよう材齢によらず、同日中に複数個所の
試験を行うことができる。
注2) コンクリートの配合によるが目安として打設日から 1 週間以降。
注3) スランプ 8cm は購入時に指定する値であり、測定値は許容の下限値である 5.5cm 以上のコ
ンクリートを使用。
2
3. 測定方法
(1)試験法の条件等
強度測定に用いる各試験法は、表3に示す試験法の条件を満たすものとする。
なお、表3に示した試験方法で測定を行う場合は、事前にその試験方法に関する技術資料
を添付して監督職員の承諾を得るものとする。
表 3 試験法の条件等
試験法
試験法の条件
・外部型枠の作成・設置・強度測定・強度補正方法について確立している方
外部供試体
法を用いること
微
破
壊
内
部
供
試
体
( 小 径 コ ア )
超音波法
・φ50mm以下とし通常用いられているφ100mmコアに対する強度補正方法が確
立していること
・寸法効果が確認されている試験法であること
・コンクリート構造物の音速測定方法、強度推定方法が確立されていること
・φ100mmコア強度に対して、±15%程度の精度を有していること
非
破
壊
・コンクリート構造物の弾性波速度測定方法、強度推定方法が確立されてい
衝撃弾性波法
ること
・φ100mmコア強度に対して、±15%程度の精度を有していること
(2)試験回数、測定位置
試験は、原則として表 4 に示す回数の測定を行うこととし、測定位置は、図 1、図 2、図 3 を
参考として可能な限り対象構造物の異なる側面において打設高さの中間付近を選定する。ただし、
コンクリート配合が異なる場合には、その都度表 4 に示す試験回数の測定を実施する。また、試
験回数や測定位置について、対象構造物の形状や構造により上記により難い場合には、発注者と
協議の上変更してもよい。
3
表 4 対象部位における試験回数
対象
対象部位
橋梁上部工
桁部
試験回数
非破壊(超音波法又は、衝撃弾性波法)により打設回毎、
かつ、150m3 ごとに1回の試験を行うことを原則とする。
また、試験回数3回以上※で判定ロットを構成する。
1回の試験における測定は3測線とする。
※小径コア試験を実施する場合は、1回の試験あたりコ
アを 2 本採取する。
橋梁下部工
柱部、張出し部
非破壊(超音波法又は、衝撃弾性波法)により打設回毎、
かつ、150m3 ごとに1回の試験を行うことを原則とする。
また、試験回数3回以上※で判定ロットを構成する。
1回の試験における測定は3測線とする。
※小径コア試験を実施する場合は、1回の試験あたりコ
アを 2 本採取する。
フーチング部
150m3 ごとに 1 回の試験を行う。また、1回の試験に用
いる外部供試体は1供試体する。
※小径コア試験を実施する場合は、コアを 6 本以上採取
する。
※1ロットまたは2ロットの場合は、試験回数2回で判定ロットを構成してもよい。
4
フーチング部
柱部、張出し部
側面図
打継目
3回目
打設
2回目
打設
1回目
打設
(裏面)
打継目
柱
断面図
張出し部
外部供試体
超音波法又は、衝撃弾性波法測線
図 1 橋梁下部工の測定位置(例)
側面図
(裏面)
(裏面)
断面図
超音波法又は、衝撃弾性波法測線
図 2 橋梁上部の測定位置(例)
5
(裏面)
(裏面)
(P5 図 1 参照)
A1 橋台
A3 橋台
:1 測線ずつ測定
:2 測線ずつ測定
P2 橋脚
図 3 判定ロットの構成(例)
表 5 判定ロットと試験回数(例)
部位
上部工
張出部
数量
コンクリー
(カ所)
トの種類
2
36H
1 ヵ所当り
判定する
参考
ート数量
のロット数
ロット数
(図3におけ
(m3/ヵ所)
(ロット/ヵ所)
(ロット)
る部位)
200
2
4
100
1
(注 4)
180
2
100
1
P2
1
A1
1
P2
2
部
A3
1
180
2
工
A1
1
200
2
P2
1
350
3
A3
1
200
2
下
壁・柱
フーチング
30BB
コンクリ
27BB
24BB
1
6
7
※打設時期が 1 基ごとに離れている場合(例えば、A1 は春、P2 は夏、A3 は秋のような場合)1 基
ごとに判定ロットを構成する。この場合、A1 の壁は 1 ロット 2 回、フーチングは 2 ロット 2 回
の試験を行う。
注4) 2 ロット以下の為、試験回数 2 回で判定ロットを構成する。
6
【測定位置決定及び測定に際しての留意点】
各測定方法において測定位置を決定する際には、下記の留意事項に配慮し決定するものと
し、「5.事前」の記述にあるように、測定方法や測定位置等については施工計画書に記載す
るものとする。
表 6 測定位置決定及び測定に際しての留意点
試験法
留意点
型枠取付け位置は、打設計画から高さの中間層の中央付近とし、仮設物との
微
外部供試体
干渉が生じないよう留意する。
破
壊
内部供試体)
(小径コア)
鉄筋位置を避けて採取することが必要であるため配筋状態を把握する。
鉄筋の影響を受けないよう、右
超音波法
図に示す様に鉄筋に対して斜
めに測定する。
非
強度測定線
1 回当たり 3 測線の測定を行
破
い、平均を 1 回の試験値とする。
壊
衝撃弾性波法
図
7
鉄筋に対する強度測定線例
4. 測定者
本測定の実施に際しては、各試験に固有の検査技術ならびにその評価法について十分な知
識を有することが必要である。このため、測定者の有する技術・資格などを証明する資料を
添付し、事前に監督職員の承諾を得るものとする。
5. 事前準備
測定を開始する前には、測定位置の設計図及び既存資料より、測定対象のコンクリート構造
物の設計諸元(コンクリートに関する資料、構造物の形状、配筋状態など)を事前に確認す
る。事前調査結果に基づき測定方法や測定位置等について、施工計画書に記載(4に示す測
定者を含む)し監督職員へ提出するものとする。
また、超音波法及び衝撃弾性波法による試験については、圧縮強度推定において検量線(キ
ャリブレーション)が必要であり、円柱供試体を作製し、強度と推定指標の定量的な関係を
求める。
8
6. 判定基準
測定により得られたコンクリート構造物の強度の適否判定は、基本的に試験回数3回以上
かつ、同一条件の場合できるだけ大きい判定ロットを構成(図 3 および表 5 を参照)し、表
4 に示す対象部位毎に表 7 及び 図 4 により行う。
表 7 試験回数と判定基準
試験回数
3 回の場合
強度平均値≧設計基準強度(SL)
※
2 回 及び 4 回以上の場合
※
判定基準
強度平均値≧下限値(XL)
現場条件により、やむを得ず試験回数が3回に満たない場合(1 ロットまたは 2 ロットのみの場合、図 3 の張出し部参照)
下限値 XL は、以下のとおり算定する。
下限値:XL=m’-Tα・σ/ n =1.11SL-0.21SL / n
ただし、SL:設計基準強度 n:試験回数である。
上記算定式は、以下の条件により求めている。
平均値:m’=1.11×SL(設計基準強度)
(変動係数 10%、割り増し係数 1.21 を前提)
標準偏差:σ/ n =0.121×SL(設計基準強度)/ 試験回数
生産者危険率αの場合の正規偏差:Tα= 3
平均値:m’、標準偏差:σ/ n 、Tα:生産者危険率αの場合の正規偏差。
9
試験法、測定位置の選定、立案
事前準備
「試験実施計画」を盛り込んだ
施工計画書の作成
施工計画書の提出
準備
(ボス供試体:型枠設置、
超音波、衝撃弾性波:検量線算定)
不可視部分(フーチング)
可視部分(柱、壁、桁)
測定対象部位
非破壊試験による強度測定
微破壊試験による強度測定
3 回以上の試験の平均
値が SL 以上、または、
XL(下限値)以上か
YES
3 回以上の試験の平均
値が SL 以上、または、
XL(下限値)以上か
YES
NO
NO
YES
*
平均値が 0.85XL 以上か
再試験
測定位置付近の
他の位置で再調査
YES
NO
平均値が SL 以上、かつ
XL(下限値)以上か
NO
**
小径コア試験実施
YES
平均値が SL 以上、かつ
XL(下限値)以上か
NO
不合格
合格
不合格
対策について協議
対策について協議
測定結果の作成
(合格判定基準に適合していない場合は、
対策についての協議結果を含む)
* 0.85 は、非破壊試験による
測定精度を考慮しているため
測定結果の提出
(測定後随時及び完成検査時)
図 4 微破壊・非破壊試験の流れ
10
**小径コア試験を実施する際に
は、1 回の試験当たり 2 本計 6
本以上採取する。
7. 報告
請負者は、本測定の実施に関する資料を整備、保管し、監督職員の請求があった場合は、
遅滞なく提示するとともに検査時に提出しなければならない。
また、測定結果については、表 8 に示す内容を網羅した測定結果報告書を作成し、完成検
査時等に提出、報告を行うこと。
表 8 報告書に記載すべき事項
No.
記載すべき事項
1
構造物名称
2
測定年月日
3
測定位置の概要(測定位置図)
4
測定者名※
5
使用コンクリート
6
測定結果
7
判定結果
※外部供試体において、講習会受講者より指導を受けた者が測定した場合、指導を受けた
「証明書」保有者の氏名を併記するとともに、指導者の「証明書」のコピーを添付する。
8. 検査の実施
検査職員は、完成検査時に対象となる全ての測定結果報告書を確認する。また、非破壊試
験については、測定結果報告書の確認に加え、任意の位置を選定(1箇所以上)し、本要領
に基づく非破壊試験を実施することにより、コンクリート構造物の強度の適否を判断する。
監督職員は足場等が必要となる位置の測定を実施する場合は、あらかじめ、足場等の確保を
指示しておくものとする。
なお、中間技術検査においても、対象となる全ての測定結果報告書を確認するものとする。
(現地における任意位置での測定については、完成検査時に実施するものとする。)
11
「微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物
の強度測定要領(案) (解説)」
平成21年4月
国土交通省大臣官房技術調査課
目
次
1. 適用範囲
1
2. 強度測定要領(案)の解説
(1) 測定要領(案)3
測定方法について
1
(2) 測定要領
(案)4
測定者要件について
2
(3) 測定要領(案)5
事前準備について
2
(4) 測定要領
(案)6
判定基準における下限値 XL の算定方法と算定例
2
3. 測定データ記入様式
4
4. その他
4
5. 測定データ記入要領
4
1.適用範囲
この解説は、微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案)平成21
年3月一部改定に基づく強度測定試験に関する補足事項を参考にとりまとめたものである
2. 強度測定要領(案)の解説事項
(1)測定要領(案)
(1)試験法の条件等
3.測定方法について
表3の試験法の測定要領については下記の測定要領(案)を参
考に実施するものとする。なお、最新の測定要領については((独)土木研究所HP
を参照すること。(4.その他欄にアドレス記載)
試験法
測定要領等
外部供試体
微破 壊
・ボス供試体による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
[土木研究所]
・非破壊・局部破壊試験によるコンクリート構造物の品質検査に関する共同研究報告書(11)2008.3
・共同研究報告書379号
非破壊
内部供試体(小径コア) 超音波法
・小径コア試験による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
[土木研究所]
・非破壊・局部破壊試験によるコンクリート構造物の品質検査に関する共同研究報告書(8)2007.3
・共同研究報告書367号
・超音波試験 土研法による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
[土木研究所]
・非破壊・局部破壊試験によるコンクリート構造物の品質検査に関する共同研究報告書(12)2008.3
・共同研究報告書380号
衝撃弾性波法
・衝撃弾性波試験iTECS法による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
・衝撃弾性波試験 表面2点法による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
[土木研究所]
・非破壊・局部破壊試験によるコンクリート構造物の品質検査に関する共同研究報告書(12)2008.3
・共同研究報告書380号
1
(2)測定要領(案)
4.測定者要件について
使用する試験方法の検査技術ならびにその評価法について十分な知識を有しているこ
とについて、公的機関による証明書等を有する技術者
証明書等
①
資格証明書
②
講習会受講証明書
③
その他
(3)測定要領(案)
5.事前準備について
検量線の求め方の詳細な方法については、上記(1)の各試験方法の関連要領を参
照すること。
(4)
測定要領(案)6
判定基準における下限値 XL の算定方法と算定例
下限値 XL の算定方法と算定例
1)XL 算定方法
円柱供試体の強度分布は、JIS に準じると以下のとおり示すことができる。
平均値(配合強度)m=SL+ 3 σ
-----------①
ここで、SL:設計基準強度、σ:標準偏差
コンクリート構造物の強度分布(平均値m’
、標準偏差σ)は、円柱供試体と同じ(標準偏差は
同じ)とするが、SL に対して 10%低下するものとし、SL’=0.9SL とするとコンクリート構造
物の平均値m’は、以下のとおり示すことができる。
コンクリート構造物の平均値m’=SL’+ 3 σ
------------②
コンクリート構造物の強度分布を(平均値m’、標準偏差σ)と仮定すると、平均値の分布(参
考図2)より下限値は次のように示すことができる。
下限値:XL=m’-Tα・σ/ n
平均値:m’、標準偏差:σ/ n 、Tα:生産者危険率αの場合の正規偏差。
2
2)XL 算定例
具体的に設計基準強度 SL=27.00 とし変動係数を 10%とした場合の円柱供試体とコンクリー
ト構造物の強度分布、強度の平均値の分布は参考表1、参考表2のとおりである。
参考表1 円柱供試体とコンクリート構造物の強度分布(SL=27(MPa)とした場合)
円柱の強度分布
コンクリート構造物の強度分布
平均値
m=1.21×27.00=32.67(配合強度) m’=1.11×27.00=29.97
標準偏差
σ=0.121×27.00=3.267
σ=0.121×27.00=3.267
設計基準強度(MPa)
SL=27.00
SL’=27.00×0.90=24.30
参考表 2 強度分布を考慮した判定基準(SL=27(MPa)とした場合)
試験により得られたコンクリート構造物の強度の平均値の判定基準
算定式
2 回の場合
3 回の場合
4 回の場合
5 回の場合
・・
m’=1.11×設計基準強度
29.97
29.97
29.97
29.97
・・
標準偏差
σ/√n
2.31
1.886
1.634
1.461
・・
判定基準
XL=m’-Tα・σ/√n
25.97
27.00※
27.14
27.44
・・
平均値
SL’=24.30
※判定値 XL を求めるに当って Tα=√3 とし、3 回の
m’= 29.97
3σ
コンクリート構造物の強度分布
3σ
試験の場合、XL=0.989SL となるため XL=SL とす
円柱の強度分布
る。4 回以上の場合は、強度分布を考慮し設計基準
強度より大きな値となる。なお、判定基準算定に際
しては、小数点以下第 3 位で四捨五入する。
設計基準強度 SL= 27.00
配合強度 m= 32.67
参考図 1 コンクリート構造物の強度分布
Tα・σ/√n
試験 5 回の場合の強度分布
試験 4 回の場合の強度分布
試験 3 回の場合の強度分布
XL(n=3)=27.00
XL(n=4)=27.14
m’= 29.97
XL(n=5)=27.44
・
・
参考図 2
3
試験回数(n回)による平均強度の分布
3.測定データ記入様式
各工事における測定データの測定データ記入様式は別紙-1の様式によるものとする。
なお、提出様式については下記のホームページに掲載している。
ダウンロード先HP:http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou.html
4.その他
具体的な方法については、下記を参考に行う。
(独)土木研究所HP:http://www.pwri.go.jp/renewal/relation/conc-kyoudo.html
・ボス供試体による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
・小径コア試験による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
・超音波試験
土研法による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
・衝撃弾性波試験 iTECS 法による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
・衝撃弾性波試験 表面2点法による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案)
5.測定データ記入要領
3.の測定データ記入様式への記載の具体的方法については、別紙-2の「測定データ記
入要領」を参考に行う。
4
別紙-1
微破壊試験(外部供試体、小径コア)
発注担当事務所名
工 事 名
◎試験結果判定(変動係数10%、割り増し係数1.21を前提)
測定箇所概略
判定
ロット
番号
設計基準 下限値
強度(SL)
(XL)
2
2
(N/mm ) (N/mm )
判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)
微破壊試験
試験
回数
円柱
強度
強度
判定基準 試験結果
平均値
平均値
2
判定
(N/mm )
2
2
(N/mm )
(N/mm )
◎微破壊試験結果及び円柱供試体(φ100)による圧縮強度試験結果
コンクリート示方配合
判定ロット
番号
判定ロット構成
(コンクリート
打設箇所番号)
測定対象
測定対象
部位
試験法
粗骨材の
最大寸法
(mm)
スランプ
(cm)
呼び強度
(N/mm2)
セメント
種 類
コンクリート
配合強度 1カ所当たり 1箇所当り
のロット数
2
(N/mm ) 打設数量 (ロット/ヶ所)
(m3/ヶ所)
5
コンクリート打設日
年
月
日
年
月
円柱供試体(φ100)の圧縮強度(N/mm2)
σ28
2
試験実施日
微破壊試験ロット毎の強度(N/mm )
日
測定時の
材齢
(日)
①
②
③
④
⑤
試験
強度
平均値
試験
回数
①
②
③
④
⑤
円柱
強度
平均値
円柱
試験
回数
非破壊試験(超音波、衝撃弾性波)
発注担当事務所名
工 事 名
◎試験結果判定(変動係数10%、割り増し係数1.21を前提)
判定
ロット
番号
測定箇所概略
測定時
の分類
設計基準 下限値
(XL)
強度(SL)
2
2
(N/mm ) (N/mm )
判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)
非破壊試験
試験
回数
円柱
強度
強度
判定基準 試験結果
平均値
平均値
2
判定
(N/mm )
2
2
(N/mm )
(N/mm )
◎非破壊試験結果及び円柱供試体(φ100)による圧縮強度試験結果
判定ロット
番号
(対象部位)
判定ロット構成
(コンクリート
打設箇所番号)
測定時
の分類
(初回また
は再試験)
コンクリート示方配合
測定対象
測定対象
部位
試験法
粗骨材の
最大寸法
(mm)
スランプ
(cm)
呼び強度
(N/mm2)
セメント
種 類
コンクリート
配合強度 1カ所当たり 1箇所当り
のロット数
2
(N/mm ) 打設数量 (ロット/ヶ所)
(m3/ヶ所)
6
年
月
日
年
月
円柱供試体(φ100)の圧縮強度(N/mm2)
σ28
非破壊試験ロット毎の強度(N/mm2)
試験実施日
コンクリート打設日
日
測定時の
材齢
(日)
①
②
③
④
⑤
試験
強度
平均値
試験
回数
①
②
③
④
⑤
円柱
強度
平均値
円柱
試験
回数
非破壊試験結果判定による小径コア試験
※非破壊試験において判定基準を
満たしていない場合に小径コア試験を実施する。
発注担当事務所名
工 事 名
◎試験結果判定(変動係数10%、割り増し係数1.21を前提)
判定
ロット
番号
測定箇所概略
設計基準 下限値
強度(SL)
(XL)
(N/mm2) (N/mm2)
判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)
小径コア試験
試験
回数
強度
判定基準 試験結果
平均値
判定
(N/mm2)
2
(N/mm )
◎非破壊試験結果の判定により実施した小径コア試験結果
コンクリート示方配合
判定ロット
番号
(対象部位)
判定ロット構成
(コンクリート
打設箇所番号)
測定対象
測定対象
部位
粗骨材の
最大寸法
(mm)
スランプ
(cm)
呼び強度
(N/mm 2)
セメント
種 類
コンクリー
1箇所当り
ト
の
配合強度
1カ所
ロット数
2
(N/mm ) 当たり
打設数量 (ロット/ヶ
所)
3
(m /ヶ所)
7
コンクリート打設日
年
月
日
非破壊試験結果の判定により実施した
微破壊試験(小径コア試験)
ロット毎の圧縮強度(N/mm2)
試験実施日
年
月
日
測定時の
材齢
(日)
①
②
③
④
⑤
試験
強度
平均値
試験
回数
別紙-2
微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定
測定データ記入要領
目
次
1 調査票のシート構成............................................................................................................................... 1
2 「①共通記入」シート ........................................................................................................................... 2
3 「②測定データ(微破壊)」シート........................................................................................................ 3
3-1
3-2
3-3
3-4
3-5
3-6
測定箇所略図(微破壊) ................................................................................................................... 3
測定対象、測定対象部位、試験法(微破壊)................................................................................... 4
コンクリート示方配合、配合強度(微破壊)................................................................................... 5
試験ロット数、測定時の材齢(微破壊) .......................................................................................... 6
試験の強度、円柱供試体の圧縮強度(微破壊) ............................................................................... 7
試験結果判定(微破壊) ................................................................................................................... 8
4 「③測定データ(非破壊)」シート........................................................................................................ 9
4-1
4-2
4-3
4-4
4-5
4-6
測定箇所略図(非破壊) ................................................................................................................... 9
測定対象、測定対象部位、試験法(非破壊)................................................................................. 10
コンクリート示方配合、配合強度(非破壊)..................................................................................11
試験ロット数、測定時の材齢(非破壊) ........................................................................................ 12
試験の強度、円柱供試体の圧縮強度(非破壊) ............................................................................. 13
試験結果判定(非破壊) ................................................................................................................. 14
5 「④測定データ(非破壊試験結果判定による小径コア)
」シート ....................................................... 15
6 記入例 .................................................................................................................................................. 16
6-1
6-2
6-3
6-4
「①共通記入」シート ..................................................................................................................... 16
「②測定データ(微破壊)」シート ................................................................................................. 17
「③測定データ(非破壊)」シート ................................................................................................. 18
「④測定データ(非破壊試験結果判定による小径コア)
」シート.................................................. 19
1
調査票のシート構成
本調査票は、以下のシートで構成されています。
当該工事の工種に従い、該当するシートへ入力してください。
当該工事に複数の工種が含まれる場合は、該当するシートの全てを入力してください。
工
シート名
種
橋梁下部工
(フーチング部)
橋梁下部工
(柱・壁部)
橋梁上部工
①共通記入
○
○
○
②測定データ
(微破壊)
○
○
○
③測定データ
(非破壊)
④測定データ
(非破壊結果判定によ
る小径コア)
適
宜※
適 宜※
※非破壊試験結果の判定により、小径コア試験を実施した場合に入力してください。
橋梁下部工のフーチング部で実施する小径コア試験については、
『②測定データ(微破壊)』シート
へ入力してください。
1
2
「①共通記入」シート
当該工事の地方整備局等名、事務所名および工事名を入力してください。
本シートは、別添のアンケート調査との整合を図りますので、必ず入力してください。
2
3
「②測定データ(微破壊)」シート
3-1 測定箇所略図(微破壊)
測定箇所を明示した正面図・断面図の略図(施工図などの活用も可)を貼り付け、判定ロット番号
および判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)を略図に明記してください。
略図内の判定ロット番号および判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)は、下表の測定デー
タ入力との整合を図ってください。
3
3-2 測定対象、測定対象部位、試験法(微破壊)
各判定ロットにおける測定対象、測定対象部位および試験法を入力(選択)してください。
4
3-3 コンクリート示方配合、配合強度(微破壊)
各判定ロットにおけるコンクリートの示方配合(強度・スランプ・粗骨材の最大寸法・セメント
種類)および配合強度(変動係数を考慮した数値)について入力(選択)してください。
5
3-4 試験ロット数、測定時の材齢(微破壊)
各判定ロットにおける1箇所あたりのコンクリート打設数量を入力してください。
1箇所あたりのロット数が自動算出されます。
コンクリート打設日および試験実施日を入力(選択)してください。
測定時の材齢(日)が自動算出されます。
6
3-5 試験の強度、円柱供試体の圧縮強度(微破壊)
各判定ロットにおける試験ロット毎の強度と生コンクリート荷卸し地点において作成される円柱
供試体(φ100)の圧縮強度試験の圧縮強度を入力してください。
7
3-6 試験結果判定(微破壊)
各判定ロットにおいて、測定データ表の入力が終了すると、判定に必要な情報が『試験結果判定
表』に自動出力され、試験結果の判定が表示されます。
試験結果の判定に間違いないか確認してください。
試験結果判定が表示されます。
8
4
「③測定データ(非破壊)」シート
4-1 測定箇所略図(非破壊)
測定箇所を明示した正面図・断面図の略図(施工図などの活用も可)を貼り付け、判定ロット番号
および判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)を略図に明記してください。
略図内の判定ロット番号および判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)は、下表の測定デー
タ入力との整合を図ってください。
9
4-2 測定対象、測定対象部位、試験法(非破壊)
各判定ロットにおける測定対象、測定対象部位および試験法を入力(選択)してください。
測定時の分類については、『微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案)
(平成 21 年 3 月)』の P.10「図 4 微破壊・非破壊試験の流れ」での再試験の場合に「再試験」を
選択してください。
10
4-3 コンクリート示方配合、配合強度(非破壊)
各判定ロットにおけるコンクリートの示方配合(強度・スランプ・粗骨材の最大寸法・セメント
種類)および配合強度(変動係数を考慮した数値)について入力(選択)してください。
11
4-4 試験ロット数、測定時の材齢(非破壊)
各判定ロットにおける1箇所あたりのコンクリート打設数量を入力してください。
1箇所あたりのロット数が自動算出されます。
コンクリート打設日および試験実施日を入力(選択)してください。
測定時の材齢(日)が自動算出されます。
12
4-5 試験の強度、円柱供試体の圧縮強度(非破壊)
各判定ロットにおける試験ロット毎の強度と生コンクリート荷卸し地点において作成される円柱
供試体(φ100)の圧縮強度試験の圧縮強度を入力してください。
13
4-6 試験結果判定(非破壊)
各判定ロットにおいて、測定データ表の入力が終了すると、判定に必要な情報が『試験結果判定
表』に自動出力され、試験結果の判定が表示されます。
試験結果の判定に間違いないか確認してください。
試験結果判定が表示されます。
14
5
「④測定データ(非破壊試験結果判定による小径コア)」シート
非破壊試験結果の判定により、小径コア試験を実施した場合の小径コア試験について入力してく
ださい。
詳細は、
『微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案)
(平成 21 年 3 月)』
の P.10「図 4 微破壊・非破壊試験の流れ」を参照してください。
測定箇所略図および測定データ表は、
「③測定データ(非破壊)」シートと同様の手順で入力してく
ださい。
また、試験結果判定についても同様に自動出力され、試験結果の判定が表示されます。
試験結果の判定に間違いないか確認してください。
試験結果判定が表示されます。
15
6
記入例
以下の各シートの記入例を参考に、入力してください。
6-1「①共通記入」シート
共通記入シート
凡例) 選択:
○ 本調査票は、1工事毎に記入をお願いします。
地方整備局等名 関東地方整備局
事務所名
○○国道事務所
工事名
○○橋工事
16
記入:
6-2「②測定データ(微破壊)」シート
微破壊試験(外部供試体、小径コア)
発注担当事務所名
工 事 名
○○国道事務所
○○橋工事
凡例
:選択
:記入
:自動計算
◎試験結果判定(変動係数10%、割り増し係数1.21を前提)
測定箇所概略図
判定
ロット
番号
フーチング断面図
全体縦断面図
1-1断面
(A1橋台、A3橋台)
フーチング部
2-2断面
(P2橋脚)
1
1-1
断面
設計基準 下限値
強度(SL)
(XL)
(N/mm2) (N/mm2)
判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)
1-(1)
1-(2)
1-(3)
24
微破壊試験
強度
平均値
(N/mm2)
試験
回数
24.74
7
円柱
判定基準 試験結果
判定
(N/mm2)
25.0
24.74
合格
強度
平均値
(N/mm2)
27.8
1-1
断面
②
②
①
①
1-(1)
A1橋台
2-2
断面
③
②
1-(3)
A3橋台
①
コンクリート打設箇所
凡例:
■ :外部供試体(1個)設置位置
破線 :ロット分け
丸数字:ロット番号
1-(2)
P2橋脚
◎微破壊試験結果及び円柱供試体(φ100)による圧縮強度試験結果
コンクリート示方配合
判定ロット
番号
判定ロット構成
(コンクリート
打設箇所番号)
1-(1)
1-(2)
1-(3)
測定対象
橋梁下部工
橋梁下部工
橋梁下部工
測定対象
部位
試験法
フーチング部 ボス供試体
フーチング部 ボス供試体
フーチング部 ボス供試体
粗骨材の
最大寸法
(mm)
25
25
25
スランプ
(cm)
12
12
12
呼び強度
(N/mm2)
セメント
種 類
24 高炉セメントB種
24 高炉セメントB種
24 高炉セメントB種
コンクリート
配合強度 1カ所当たり 1箇所当り
のロット数
2
(N/mm ) 打設数量 (ロット/ヶ所)
3
(m /ヶ所)
29.0
29.0
29.0
200.0
350.0
200.0
2
3
2
コンクリート打設日
年
月
2008
2009
2008
1
日
12
1
12
年
16
15
16
2009
2009
2009
月
測定時の
材齢
(日)
日
1
2
1
2
円柱供試体(φ100)の圧縮強度(N/mm )
σ28
微破壊試験ロット毎の強度(N/mm2)
試験実施日
13
12
13
28
28
28
①
25.5
24.5
25.2
②
23.4 22.8
30.3 -
③
23.3 -
④
⑤
試験
強度
平均値
①
-
30.0
27.5
33.0
25.0
17
試験
回数
7
②
25.6 25.1
25.5 -
③
27.9 -
④
⑤
円柱
強度
平均値
円柱
試験
回数
27.8
7
6-3「③測定データ(非破壊)」シート
非破壊試験(超音波、衝撃弾性波)
発注担当事務所名
工 事 名
○○国道事務所
○○橋工事
凡例
:選択
:記入
:自動計算
◎試験結果判定(変動係数10%、割り増し係数1.21を前提)
測定箇所概略図
全体縦 断図
桁部
3-(1)
2-2
断面
①
1-1
断面
②
張出し部
壁・柱部
1-1断面
3-3
断面
(A1橋台・P2橋脚・A3橋台)
2-2断面
(P2橋脚)
判定
ロット
番号
測定時
の分類
1
2
2
3
初回
初回
再試験
初回
3-(2)
②
②
①
②
2-(1) ①
張り出し部
設計基準 下限値
(XL)
強度(SL)
(N/mm2) (N/mm2)
判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)
1-(1)
2-(1)
2-(1)
3-(1)
1-(2)
1-(3)
1-(4)
27
30
30
36
3-(2)
非破壊試験
試験
回数
27.66
28.85
28.85
36.18
円柱
強度
平均値
(N/mm2)
判定基準 試験結果
判定
(N/mm2)
強度
平均値
(N/mm2)
27.7
24.9
29.2
36.9
27.66
合格
28.85 再試験
28.85 小径コア
36.18
合格
35.0
34.7
34.7
42.8
6
2
2
4
②
柱部
1-(1)
①
1-(3)
①
1-(2)
①
1-(4)
①
3-3断面
A1橋台
(上部工桁部断面図)
A3橋台
フーチング部
凡例:
▲△ :1測線。白抜きは裏面
破線 :ロット分け
実線 :打継ぎ目
丸数字:ロット番号
P2橋脚
◎非破壊試験結果及び円柱供試体(φ100)による圧縮強度試験結果
判定ロット
番号
(対象部位)
判定ロット構成
(コンクリート
打設箇所番号)
測定時
の分類
(初回また
は再試験)
1-(1)
1-(2)
1-(3)
1-(4)
橋梁下部工
橋梁下部工
橋梁下部工
橋梁下部工
測定対象
部位
壁・柱部
壁・柱部
壁・柱部
壁・柱部
試験法
衝撃弾性波(iTECS法)
衝撃弾性波(iTECS法)
衝撃弾性波(iTECS法)
衝撃弾性波(iTECS法)
粗骨材の
最大寸法
(mm)
25
25
25
25
呼び強度
2
(N/mm )
スランプ
(cm)
8
8
8
8
27
27
27
27
セメント
種 類
高炉セメントB種
高炉セメントB種
高炉セメントB種
高炉セメントB種
コンクリート
配合強度 1カ所当たり 1箇所当り
のロット数
2
(N/mm ) 打設数量 (ロット/ヶ所)
3
(m /ヶ所)
33.0
33.0
33.0
33.0
180.0
100.0
100.0
180.0
2
1
1
2
コンクリート打設日
年
2008
2008
2009
2008
月
日
12
12
1
12
年
19
19
9
19
2009
2009
2009
2009
月
非破壊試験ロット毎の強度(N/mm )
測定時の
材齢
(日)
日
1
1
1
1
2-(1)
2
22
22
22
22
34
34
13
34
①
30.1
29.9 28.6 24.4
②
27.3 26.1 -
③
④
-
⑤
張出し部
衝撃弾性波(iTECS法)
25
8
30 高炉セメントB種
36.0
100.0
1
2009
1
9
2009
1
22
13
24.7
25.1 -
-
張出し部
衝撃弾性波(iTECS法)
25
8
30 高炉セメントB種
36.0
100.0
1
2009
1
9
2009
2
1
23
28.9
29.4 -
-
33.1
橋梁上部工
橋梁上部工
桁部
桁部
超音波
超音波
25
25
12
12
36 早強ポルトランドセメント
36 早強ポルトランドセメント
43.0
43.0
200.0
200.0
2
2
2009
2009
初回
2
2
8
8
2009
2009
2
2
26
26
18
18
36.8
35.9
37.1 37.6 -
-
18
③
④
-
⑤
36.3 -
-
36.3 -
-
42.9
41.6
4
43.8 42.8 -
-
円柱
強度
平均値
円柱
試験
回数
35.0
6
34.7
2
34.7
2
42.8
4
-
-
2
-
36.9
36.7 36.6 -
2
33.1
29.2
②
6
-
再試験
3-(1)
3-(2)
①
33.5
32.9 36.9 33.1
24.9
橋梁下部工
試験
回数
-
初回
2
試験
強度
平均値
27.7
橋梁下部工
2-(1)
円柱供試体(φ100)の圧縮強度(N/mm2)
σ28
2
試験実施日
初回
1
3
コンクリート示方配合
測定対象
-
6-4「④測定データ(非破壊試験結果判定による小径コア)」シート
非破壊試験結果判定による小径コア試験
発注担当事務所名
工 事 名
※非破壊試験において判定基準を
満たしていない場合に小径コア試験を実施する。
○○国道事務所
○○橋工事
凡例
:選択
:記入
:自動計算
◎試験結果判定(変動係数10%、割り増し係数1.21を前提)
※非破壊試験において判定基準を
満たしていない場合に小径コア試験を実施する。
測定箇所概略図
全体縦断図
桁部
判定
ロット
番号
張出し部断面図
(P2橋脚)
2
小径コア試験
設計基準 下限値
強度(SL)
(XL)
(N/mm2) (N/mm2)
判定ロット構成(コンクリート打設箇所番号)
2-(1)
30
強度
平均値
(N/mm2)
試験
回数
28.85
2
31.6
判定基準 試験結果
判定
(N/mm2)
28.85
合格
②
①
張り出し部
2-(1)
①
柱部
②
A1橋台
フーチング部
凡例:
▲ :小径コア実施位置
丸数字:ロット番号(測定番号)
※試験1回あたりコア2本を採取
P2橋脚
◎非破壊試験結果の判定により実施した小径コア試験結果
コンクリート示方配合
判定ロット
番号
(対象部位)
判定ロット構成
(コンクリート
打設箇所番号)
2-(1)
測定対象
橋梁下部工
測定対象
部位
張出し部
粗骨材の
最大寸法
(mm)
25
呼び強度
(N/mm2)
スランプ
(cm)
8
セメント
種 類
30 高炉セメントB種
コンクリー
1箇所当り
ト
の
1カ所
配合強度
ロット数
2
(N/mm ) 当たり
打設数量 (ロット/ヶ
所)
(m3/ヶ所)
36.0
100.0
1
2
コンクリート打設日
年
2009
月
日
1
非破壊試験結果の判定により実施した
微破壊試験(小径コア試験)
ロット毎の圧縮強度(N/mm2)
試験実施日
年
9
2009
月
測定時の
材齢
(日)
日
2
4
26
①
31.9
②
31.2 -
③
④
-
⑤
試験
強度
平均値
-
31.6
19
試験
回数
2
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