...

第5回審議会会議録

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

第5回審議会会議録
平成28年度大田原市水道料金審議会 議事録
日
時 平成28年9月2日(金)午前10時から午前10時40分
場
所 地域職業訓練センター 101研修室
出席者 水道料金審議会委員
鴇巣会長、君島委員、菊池(久)委員、相澤委員、室井委員、渋谷委員、筒井委員、岡本委員、
渡邉委員、伊藤委員、菊池(惠)委員 計11名
事務局 福田水道部長、大城水道課長、磯管理係長、菊地工務係長、土屋主査、佐藤主事
計6名
事務局(管理係長)
ただいまから第5回水道料金審議会を開会致します。開会にあたって、本
日の委員の御出席は11名でございますので、本日の会が成立していること
を御報告致します。
前回は答申書の中身について激変緩和を含めて御審議いただきました。本
日の議事日程は、答申書(案)について御審議いただきたいと思いますので、
よろしくお願い致します。
それでは、会長に議事進行をお願い致します。
【議事】
鴇巣会長
おはようございます。早朝からお集まりいただき、ありがとうございま
す。残暑が厳しい日が続いております。しかしながら、朝夕いくらか涼し
くなったかなという秋の気配を感じるこの頃です。
先日の台風の影響による雨風は、想定した以上にはならなかったようで
す。我々の水道の水源と言われます深山地区では、一時枯渇の危機にあっ
たようですが、今回かなりの雨が降りました。それにより水かさも十分に
回復したようで、一安心です。ただ、東北、北海道は多くの被害が出てお
りますので、素直に喜んでいいのかどうか分かりませんが、自然の災害と
いうことで納得するしかないのかなと思います。
今日は第5回の審議会です。よろしくお願い致します。
それでは、議事事項であります答申案について、事務局から説明をいた
だきます。前回の会議で了解いただきましたが、私と事務局で皆様の意見
の調整をした結果、既に手元に配布している文面になりました。その辺り
を踏まえて、事務局の説明をお聞きいただきたいと思いますので、よろし
くお願いします。
1
事務局(管理係長)
事前に配布しました答申書(案)を基に御説明致します。
答申書は、3つの項目に分けて整理致しました。
1つ目に「水道料金の統一について」
。2つ目に「水道料金の統一時期及
び激変緩和措置について」
。3つ目に「附帯意見」です。答申は、具体的に
は1番と2番になると思います。
まず、ひと通り読み上げさせていただきます。
1、水道料金等の統一について
旧湯津上那珂川流域簡易水道及び旧湯津上箒川流域簡易水道の区域の
水道料金及び加入金については、市町村合併から10年を経過した今、市
内同一サービス、同一料金の原則を踏まえ、大田原黒羽地区の料金に統一
することが妥当である。
2、水道料金等の統一時期及び激変緩和措置について
湯津上地区の水道料金及び加入金の統一時期は平成29年4月1日と
することが妥当である。ただし、水道料金については統一に伴い急激な引
き上げとなることから、平成29年4月1日から平成32年3月31日ま
での3年間、激変緩和措置を講ずることが妥当である。
3、附帯意見
(1)湯津上地区の水道使用者に対しては、統一の必要性と統一後の料
金について十分な周知説明に努められたい。
(2)浄配水場など水道施設の老朽化が進んでいる。いずれこれらの施
設の更新時期を迎えることとなり、更新にかかる費用は原則水道料金等で
賄わなければならない。このような状況を踏まえ、水道料金等については、
能率的な経営を前提として原価に照らし合わせ、見直しの必要性の有無を
継続的に検討していくよう努められたい。
以上ですが、各項目について、御説明致します。
まず、1つ目の「水道料金等の統一について」です。委員皆様の御意見
が、統一すべきであるということで一致しましたので、これは「統一する
ことが妥当である」という表現を致しました。
また、今までの審議会では「湯津上地区」という言葉で説明致しました
が、大田原市の給水条例上の「湯津上地区」は、
「旧湯津上那珂川流域簡易
水道及び休湯津上箒川州域簡易水道の区域」と表現されています。そのた
め、条例上の表現に致しました。
次に、2つ目の「水道料金等の統一時期及び激変緩和措置について」で
す。
「統一時期」については、統一するならば、できる限り早くということ
でした。また、施設の老朽化も進んでいるので、期間を置かず実施するべ
きという意見も多数ございました。よって、平成29年4月1日と具体的
に統一する日を記述致しました。
2
「激変緩和措置」については、統一はするが、ただし、激変緩和措置を
設けるべきだ、ということで、激変緩和期間は3年間と記載しました。こ
の期間についてですが、前回の審議会の中では、
「激変緩和措置は必要でな
い」や、
「5年が良い」等、いくつか意見がございました。その中で最終的
に「3、4年設ける」ことでまとまりましたが、具体的に3年か、4年か
ということは会長と事務局で相談することになりました。相談した結果、
3年間設けることになりましたので、期日を記載致しました。3年とした
のは、1年などの短い期間では、激変緩和措置の効果が薄いということ。
逆に、5年や10年といった長い期間を設けるのは、今まで10年間水道
料金が据え置かれてきたことや、長い期間水道料金が増えないことで経常
収支に影響することから、適当ではないと考えられます。3年であれば急
激な値上げを回避する点、経営基盤の安定という点から、適当と考え、3
年と致しました。
具体的な適用方法については、前回の激変緩和措置の説明でもお話しま
したが、旧料金と新料金の差額に、ある一定の率を掛けて段階的に値上げ
をし、最終的に4年目に同じ料金体系にする方法です。1年目では4分の
1、2年目では4分の2、3年目が4分の3、4年目に4分の4になると
いう方法で激変緩和措置を講じることが適当と考えております。この説明
については、条例の附則で具体的に規定し、文言に漏れや誤りがないよう
法務担当と調整したいと思いますので、よろしくお願いします。
3つ目の附帯意見ですが、大きく3つに分けました。まず、
(1)周知説
明をきちんとすること。周知説明をしっかり行うよう、委員の中から意見
がありました。その他、激変緩和を設けないとしても、事前に説明が必要
という意見もありました。これについて発言がなかった方も、周知説明は
当然すべきだと考えていると思いますので、まずは広報活動をきちんとす
ることを記載致しました。
(2)に、皆様の御意見の中で、水道施設の老朽化に関する発言があり
ました。老朽化が進めば更新しなければならないし、更新すれば多額な費
用がかかります。今後の水道料金の見直しも視野に入れて、検討すべきと
の意見もありましたので、施設の老朽化と今後の料金見直しの二つを合わ
せ、一つの項目として表現致しました。老朽化対応の費用は、多額になり
ます。今まで30年余りに渡り、水道料金の見直しがなされていませんが、
今後は適宜行う必要があります。これから数年間の原価がどの程度で、そ
の原価を賄うために、水道料金をいくらにする必要があるのか。しっかり
検討した上で、今の料金が適正か検証していくことを、
(2)に記載致しま
した。
この(1)と(2)で、皆様からお伺いした意見は盛り込まれていると
考えておりますが、新たな意見等ありましたら御発議いただき、答申案を
3
検討いただければと思っております。
答申書の内容についての説明は以上でございます。
鴇巣会長
ありがとうございました。ただいま事務局から答申書(案)
、それから、
その背景について説明がありました。各委員の皆様、答申書について御意
見があるかと思いますので、お伺いしたいと思います。
事務局(管理係長)
欠席されている委員のうち3名は、事前に連絡をし、答申書の内容につ
いて意見の有無を確認しております。3名共、特段意見はなく、この通り
でよいとのことでしたので、報告させていただきます。以上です。
鴇巣会長
「水道料金の統一」、
「統一時期と激変緩和措置について」
、
「附帯意見」
、
それぞれ文案が示されていますが、まず「水道料金等の統一について」は、
皆様特に異論はないでしょうね。
(
「ない」との声多数)
では、
「水道料金等の統一について」は、文案に示されている案文で答申
書に致します。
2つ目の「料金等の統一時期」と「激変緩和措置」については、それぞ
れ御意見あるかと思いますが、積極的に出していただければと思います。
委員
「ただし、」以降の「3年間」の話ですが、「平成29年4月1日から平
成32年3月31日まで」となっていますね。これは期間を表しているの
か、この間の水道料金を表しているのかということが、この表現では曖昧
かと感じます。もし期間だとすると、
「平成29年4月1日から」と言いま
すと、湯津上地区は偶数月の2、4、6、8月・・・の月にメーター検針
をしており、2か月に1回ですね。そうすると、平成29年の2月、3月
使用分を4月にメーター検針をし、その分が4月の料金になると。つまり、
4月1日以前の料金がここに入ってきてしまいますね。ですから、もしこ
の表現をするのであれば、
「平成29年4月1日から平成32年3月31日
までの水道料金」というように、はっきりと料金なのか期間なのかを整理
しないと、誤解を招くのではないかと感じます。
鴇巣会長
期間の表し方が、メーターの検針月とのずれがあり、誤解が生じるので
はないかということですが、事務局いかがですか。
事務局(管理係長)
委員が御指摘のとおり、検針の月と実際に水道を利用した月に2か月の
ずれが出てしまうので、
「平成29年4月1日から平成32年3月31日ま
で」という期間で切ってしまうと、4月に検針された水道料金は、2月、
4
3月に使った水となり、条例施行日が平成29年4月1日であれば、条例
施行前に使った水が新料金になってしまうことになります。事務局として
は、できれば、湯津上地区の方が分かりやすいように、4月1日に条例が
施行され、それ以降使った水については新しい料金となり、6月の請求分
から新料金で激変緩和措置を適用する方法がベストだと考えます。施行前
の期間を入れてしまうと、誤解が生じるという御指摘のとおりだと思いま
す。委員の御指摘のとおり、期間を入れるのであればその期間使った水道
の使用水量に対しての料金とする。それか、その期間を全部取ってしまっ
て、
「急激な引き上げとなることから、3年間の激変緩和措置を講ずること
が妥当である。」とする方がよいかと考えます。文言の期間を抜いて、「3
年間の激変緩和措置」を設ける形です。6月の請求分から3年間というこ
となので、平成32年の4月請求分までということです。そうすると1年
に6回、3年間で18回の請求について、激変緩和措置を講ずることにな
りますから、期間の表記を抜き、文言を「3年間、激変緩和措置を講ずる」
として、条例の施行に、6月請求分から適用されるように記述できればと
思いますので、ここを修正していただければと思います。
事務局(水道部長)
委員のおっしゃるとおりで、この答申の内容ですと、期間なのか料金な
のかが分からず誤解を招くということですので、係長の説明のように、文
言を訂正させていただきたいと思いますので、皆様の御了解をいただけれ
ばと思います。この文言をそのまま使い、料金を基準にするのであれば、
「平
成29年4月1日から平成32年3月31日の3年間の水道料金につい
て、段階的な激変緩和措置を講ずることが妥当である。
」というように、4
月1日以降に発生する料金が、3年間の激変緩和措置になるという趣旨の
内容に改めたいと思いますので、御了解いただきたいと思います。
鴇巣会長
大田原黒羽地区のメーター検針月はいつですか。
事務局(管理係長)
大田原黒羽地区は奇数月です。5月、7月、9月・・・ですので、年度
初めの検針日が5月ということです。
鴇巣会長
その辺りでずれてくるのですね。
事務局(管理係長)
いつ使った分の水道料金が統一になり、いつ激変緩和措置を講ずるとい
うのが曖昧で、誤解が生じるところがあるので、3年間という激変緩和措
置に誤解が生じないように、できれば修正させていただければと思います。
答申書としては、具体的な期間まで入れなくてもよいと思うので、
「3年間
の激変緩和措置を講ずることが妥当である。」という形にしていただけれ
5
ば、分かりやすいかなと思います。
鴇巣会長
ただいま事務局から、期間についてこのままだと誤解を生じるので削除
をしたいという話がありましたが、委員の皆様はいかがでしょうか。答申
案の期間は、削除してよろしいでしょうか。
「3年間、激変緩和措置を講ず
る」と。それから条例の施行時期は平成29年4月1日。そうすると、湯
津上地区の料金値上げについて、広報する中で具体的に示すかどうか。平
成29年の4月からの具体的な料金はこうなる等、その辺は相手方がある
ことですから、分かりやすいように考えなければならないと思います。
事務局(管理係長)
施行にあたっては、分かりやすく広報したいと思います。4月1日から
料金が統一になるという話をして、実際に6月の検針で計算された料金か
ら新しい料金で請求する、という形をきちんと広報したいと思います。
鴇巣会長
この具体的な期間については、答申からは削除をして、
「3年間」という
ことでよろしいでしょうか。
(「よい」との声多数)
それでは、答申の期間は「3年間、激変緩和措置を講ずる」ということ
で、いきたいと思います。
その他「附帯意見」については御意見ございませんか。
(1)は3年間とは言っても、年間にすれば、13ミリ口径の利用者で
は9千円近い値上げ、20ミリですと4万6千円くらいになります。利用
者は、建前論としては理解していても、実際に払うとなると抵抗感が出て
くるかと思います。その辺りを踏まえて十分周知徹底をすることを、私か
らも事務局にお願いをしたいと思います。
それから、(2)水道施設の老朽化の問題について、「能率的な経営を前
提とした原価に照らし合わせ・・・」という表現にしておりますが、この
辺りも原案どおりでよろしいでしょうか。
特にその他御意見がなければ、答申案につきましては、一部修正をした
上で答申書にするということで御了解をいただきます。よろしいですか。
(「よい」との声多数)
ありがとうございます。
事務局(管理係長)
ありがとうございました。それでは、答申書については先ほど申し上げ
た点については修正させていただきます。一部修正しましたら市長に対し
て答申を行いますが、鴇巣会長と室井副会長に審議会を代表して答申して
もらうということでよろしいですね。
(
「異議なし」の声多数)
6
ありがとうございます。では、会長、副会長と日程調整を後日行い、答
申したいと思いますので、よろしくお願いします。
鴇巣会長
6月28日から当審議会を開会致しまして、本日で5回の会を重ねまし
た。委員の皆様の積極的、且つ具体的な御意見をいただき、ただいま御了
解いただいた答申が出来上がりました。日程を調整した上で、早々に市長
に答申をさせていただきたいと思います。
長期間に渡り御審議いただき、大変ありがとうございました。以上をも
ちまして、大田原市水道料金審議会、全て終了したいと思います。御協力
大変ありがとうございました。
事務局(水道部長)
ありがとうございました。事務局より御礼申し上げます。まず、鴇巣会
長にございましては、議長の大役を務めていただき、審議会の答申を作成
いただき、ありがとうございました。また、委員の皆様におかれましても、
本当にお忙しい中、日程を調整し、審議会に御参加いただき、御提案、御
意見をいただいたことに厚く御礼を申し上げます。答申につきましては、
附帯意見も十分参考にしつつ、庁内の手続きを済ませ、議会にお諮りして、
手続きを進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
また、水道事業におきましても、今後とも負担の公平性を確保しつつ、水
道水が安定的に供給されるよう事務局より取り組んで参ります。委員の皆
様におかれましても、今後とも水道事業に対しての御理解、御支援の程お
願い申し上げまして、御礼の言葉と代えさせていただきます。ありがとう
ございました。
それでは、以上で水道料金審議会を閉会したいと思います。長きに渡り、
事務局(管理係長)
御審議、御意見等いただきまして、大変ありがとうございました。以上で
閉会致します。
7
Fly UP