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平成27年産水稲の収穫量(島根県)

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平成27年産水稲の収穫量(島根県)
平成27年12月4日公表
平成27年産水稲の収穫量(島根県)
- 10a当たり収量は503kg、収穫量は9万t -
【調査結果の概要】
1
平成27年産水稲の作柄は、8月中旬以降の低温・日照不足等の影響により、10
a当たり収量は503kgとなりました。(農家等が使用しているふるい目幅ベースの
作況指数は98)。
作柄表示地帯別にみると、出雲は509kg、石見は491kg、作況指数は出雲は98、
石見は99となりました。
2
収穫量(子実用)は、9万tとなりました。
主食用作付面積に10a当たり収量を乗じた収穫量(主食用)は、8万8,000t
となりました。
表1
区 分
平成27年産水稲の作付面積及び収穫量(島根県及び作柄表示地帯別)
作付面積
(子実用)
10a当たり
収 量
①
②
ha
(参考)農家等が使用している
ふるい目幅で選別
10a当たり 10a当たり 作況指数
収 量
平年収量
③
kg
④
kg
⑤=③/④
参 考
収穫量
(子実用)
⑥=①×②
kg
主食用作付
面 積
収穫量
(主食用)
⑦
⑧=⑦×②
t
ha
t
島 根 県
17,900
503
492
500
98
90,000
17,500
出 雲
12,300
509
497
505
98
62,600
…
…
石 見
5,640
491
482
489
99
27,700
…
…
注:1
2
88,000
①作付面積(子実用)とは、青刈り面積(飼料用米等を含む。)を除いた面積です。
②10a当たり収量、⑥収穫量(子実用)及び⑧収穫量(主食用)は、1.70mmのふるい目幅で選別され
た玄米の重量です。
3 (参考)農家等が使用しているふるい目幅で選別された③10a当たり収量、④10a当たり平年収量、
⑤作況指数は、全国農業地域の農家等が使用しているふるい目幅の分布において、大きいものから数え
て9割を占めるまでのふるい目幅(中国は1.80mm、四国は1.75mm)以上に選別された玄米を基に算出し
た数値です。
4 ⑦主食用作付面積とは、水稲作付面積(青刈り面積を含む。)から、生産数量目標の外数として取り扱
う米穀等(備蓄米、加工用米、新規需要米等)の作付面積を除いた面積です。
5 ⑦主食用作付面積及び⑧収穫量(主食用)は、作柄表示地帯別に備蓄米、加工用米、新規需要米等の
面積を把握していないことから「…」で示しています。
本資料は、中国四国農政局ホームページ中の「統計情報」でご覧いただけます。
【http://www.maff.go.jp/chushi/info/index.html】
- 1 -
◎
水稲調査結果の主な利活用
・ 主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)
に基づき毎年定めることとされている米穀の需給及び価格の安定に関す
る基本指針及び米穀の需給見通しのための資料
・ 食料・農業・農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況
検証のための資料
・ 米・畑作物の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)の交付金算定のた
めの資料
・ 農 業災害補償 法(昭和22年法律第185号)に基づく農作物共済事業に
おける共済基準収穫量算定のための資料
【調査結果】
1
作柄概況
(1)
穂数は 、田植 え後か らの 生 育がお おむね 順調 であった ことか ら平年並
み と なり 、1穂 当 たり もみ 数は、 7月下旬 から8 月上 旬 にかけ て高温・
多照で経過したことから、平年並みとなりました。
この結果、全もみ数は平年並みとなりました。
登 熟は 、出穂 期にあ たる 7 月下 旬から8 月上旬 が高 温 ・多照 で経過し
た こ とか ら稔実 は良好 であ っ たも のの、8 月中旬 以降 低温 ・日 照不 足が
続 い たこ とによ り 、 登熟 が 抑制さ れたこ と から やや不 良 となり ました。
こ のこ とから 、10a当 たり 収量は 503㎏(前年産 並み)となりま した。
また、作柄の良否を表す作況指数は98となりました。
作柄表示地帯別では、出雲が509㎏(前年産に比べ2㎏減少)、石見は
491㎏( 前年産 に 比べ6 ㎏増 加)、作況 指数は出雲 が98、石見が99と なり
ました。
(2)
以上の結果、島根県の収穫量(子実用)は9万t(前年産に比べ3,600t
の減少)となりました。
また、主食用作付面積に10a当たり収量を乗じた収穫量(主食用)は、
8万8,000t(前年産に比べ3,500tの減少)となりました。
2
被害概況
水稲の被害を被害種類別にみると、気象被害の日照不足が最も大きく(被
害総量に占める割合40%)、次いで病害のいもち病(同13%)、紋枯病(同
13%)となりました。
- 2 -
表2
平成27年産水稲の作柄概況
平 年 比 較
注:
区 分
穂数の
多 少
1穂当た
りもみ数
の 多 少
全もみ数
の多少
登熟の
良 否
島 根 県
平年並み
平年並み
平年並み
やや不良
出 雲
やや多い
平年並み
やや多い
やや不良
石 見
平年並み
平年並み
平年並み
やや不良
本表における平年比較の表示区分は、「多い・良」が対平年比106%以上、「やや多い・やや良」が
105~102%、「平年並み」が101~99%、「やや少ない・やや不良」が98~95%、「少ない・不良」が
94%以下に相当します。
表3
平成27年産水稲の生育ステージ
田 植 期
区 分
島 根 県
出 雲
石 見
始
期
最
盛
期
終
期
月 日
月 日
月 日
4.30
5. 2
4.29
5.13
5.13
5.10
5.31
5.31
5.30
最盛期
の比較
対平年
対前年
2日早
2日早
5日早
1日早
1日早
4日早
出 穂 期
区 分
島 根 県
出 雲
石 見
始
期
最
盛
期
終
期
月 日
月 日
月 日
7.20
7.20
7.19
8. 3
8. 3
7.31
8.23
8.26
8.16
最盛期
の比較
対平年
対前年
1日早
1日早
1日早
並 み
1日早
1日遅
刈 取 期
区 分
島 根 県
出 雲
石 見
始
期
最
盛
期
終
期
月 日
月 日
月 日
9. 2
9. 4
8.28
9.22
9.23
9.19
10.13
10.14
10.10
最盛期
の比較
対平年
対前年
4日遅
5日遅
4日遅
1日遅
2日遅
並 み
注:始期、最盛期、終期は、面積割合が5%、50%、95%にそれぞれ達した期日です。
- 3 -
図1
島根県の作柄表示地帯別作況指数
【農家等が使用しているふるい目幅ベース】
島
根
県
出
作況指数: 98
雲
作況指数:98
石
見
作況指数:99
注:1
2
「作況指数」とは、10a当たり平年収量に対する10a当たり収量の比率です。
作況指数については、本年産から当該全国農業地域の農家等が使用しているふるい目幅の分布にお
いて、大きいものから数えて9割を占めるまでのふるいの目幅(中国は1.80mm、四国は1.75mm)以上
に選別された玄米を基に算出した数値です。
表4
被害種類別被害面積及び被害量
被 害 量
区 分
被害面積
実 数
ha
t
%
数
41,900
7,930
100
気 象 被 害
24,500
3,980
50
風 水 害
2,270
510
6
日照不足
17,500
3,200
40
害
13,600
2,950
37
いもち病
4,700
1,050
13
紋 枯 病
4,700
1,000
13
害
3,070
430
5
カメムシ
1,900
100
1
700
570
7
総
うち
うち
うち
うち
注:1
2
構 成 比
病
虫
そ
の
他
被害面積は、同一地域で2種類以上の被害を受けた場合は重複して計上しています。
その他の主な被害は、獣害です。
- 4 -
◎累年データ
島根県及び作柄表示地帯別の水稲の年次別推移
作 付 面 積 10 a 当 た り
収 穫 量
( 子 実 用 )
収
量
( 子 実 用 )
区 分
ha
島
根
県 平成17年産
3
ha
t
516
106,300
…
…
102
18
19
20,200
19,900
488
484
98,600
96,300
…
…
…
…
96
95
20
21
22
19,400
19,300
19,400
511
490
482
99,100
94,600
93,500
19,200
19,200
19,200
98,100
94,100
92,500
100
96
95
23
24
25
19,000
19,100
19,100
514
519
514
97,700
99,100
98,200
18,800
18,900
18,800
96,600
98,100
96,600
101
102
101
26
27
18,600
17,900
503
503
93,600
90,000
18,200
17,500
91,500
88,000
99
98
13,900
13,800
13,500
523
492
484
72,800
67,900
65,300
…
…
…
…
…
…
102
96
95
20
21
22
13,200
13,000
13,100
513
495
486
67,700
64,400
63,700
…
…
…
…
…
…
100
96
95
23
24
12,900
13,000
514
523
66,300
68,000
…
…
…
…
100
102
25
26
27
13,000
12,700
12,300
522
511
509
67,900
64,900
62,600
…
…
…
…
…
…
102
99
98
6,650
6,430
6,380
503
479
485
33,500
30,800
30,900
…
…
…
…
…
…
101
96
97
20
21
6,200
6,210
506
480
31,400
29,800
…
…
…
…
101
96
22
23
24
6,220
6,080
6,100
474
514
510
29,500
31,300
31,100
…
…
…
…
…
…
95
103
102
25
26
27
6,070
5,860
5,640
498
485
491
30,200
28,400
27,700
…
…
…
…
…
…
100
97
99
石 見 地 帯 平成17年産
18
19
2
t
作況指数
20,600
出 雲 地 帯 平成17年産
18
19
注:1
㎏
参 考
主 食 用
収 穫 量
作 付 面 積 (主食用)
作付面積(子実用)とは、青刈り面積(飼料用米等を含む。)を除いた面積です。
10a当たり収量及び収穫量は、1.70㎜のふるい目幅で選別された玄米の重量です。
主食用作付面積とは、水稲作付面積(青刈り面積を含む。)から、生産数量目標の外数として取り
扱う米穀等(備蓄米、加工用米、新規需要米等)の作付面積を除いた面積です。
4
作況指数は、平成26年産以前は1.70㎜のふるい目幅以上に選別された玄米を基に算出した数値です。
5
「…」は、事実不詳又は調査を欠くことを示しています。
- 5 -
◎気象データ
出雲地帯の気象(松江市)
(℃)
40
平年値
最高
30
気
20
温
10
出穂期
田植期
最低
刈取期
0
(h)
90
日
照
時
間
60
平年値
30
0
(mm)
120
90
降
水
量
平年値
60
30
0
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4月
4
5
6
1
2
5月
3
4
5
6
1
2
6月
3
4
5
6
1
2
7月
3
4
5
6
1
2
8月
3
4
5
6
1
2
9月
3
4
5
6
5
6
10月
石見地帯の気象(浜田市)
(℃)
40
平年値
最高
30
気
20
温
10
出 穂期
田 植期
最低
刈取期
0
(h)
90
日
照
時
間
平年値
60
30
0
(mm)
120
90
降
水
量
平年値
60
30
0
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4月
4
5月
5
6
1
2
3
4
6月
5
6
1
2
3
4
7月
5
6
1
2
3
4
8月
5
6
1
2
3
4
9月
5
6
1
2
3
4
10月
資料:気象庁「アメダス」
注:グラフ中に表示した田植期、出穂期、刈取期は、島根県の地帯別の一般的な期間を表示したものです。
- 6 -
水稲玄米のふるい目幅別重量分布状況、10a当たり収量
及び収穫量(子実用)(島根県)
本調査における収量基準は、子実用については飯用に供し得る玄米の全量を把握するこ
とを目的としていることから、農産物規格規程に定める三等の品位(整粒歩合45%)以上
に相当するよう、ふるい目幅1.70mm以上で選別された玄米の重量としています(9ページ
【参考1】参照)。
農家等が販売するために使用しているふるい目幅は、地域、品種等により異なるため、
ふるい目幅別の重量割合並びにふるい目幅別10a当たり収量及び収穫量(子実用)を示すと
次のとおりです。
表5
平成27年産水稲玄米のふるい目幅別重量分布状況(島根県)
ふ る い 目 幅
県・作柄
表示地帯
区 分
計
重 量割 合( %)
島 根 県 平
対
均
平
値
均
差
重 量割 合( %)
出 雲
平
対
均
平
値
均
差
重 量割 合( %)
石 見
平
対
注:1
均
平
値
均
差
1.70㎜
100.0
100.0
0.0
100.0
100.0
0.0
100.0
100.0
0.0
1.75㎜
1.80㎜
1.85㎜
1.90㎜
2.00㎜
以 上
1.3
1.0
0.3
1.4
1.0
0.4
1.2
1.2
0.0
2.3
1.6
0.7
2.5
1.5
1.0
1.7
1.8
△ 0.1
2.4
1.9
0.5
2.6
1.9
0.7
1.8
1.9
△ 0.1
14.5
10.9
3.6
15.9
10.7
5.2
11.2
11.2
0.0
78.7
83.9
△ 5.2
76.7
84.3
△ 7.6
83.4
83.2
0.2
0.8
0.7
0.1
0.9
0.6
0.3
0.7
0.7
0.0
平均値は、直近5か年の重量割合の平均です。
2 未熟粒・被害粒等の混入が多く農産物規格規程に定める三等の品位に達しない場合は、再選別を行って
おり、その選別後の値を含んでいます。
表6
平成27年産水稲玄米のふるい目幅別10a当たり収量及び収穫量(子実用)
(島根県)
ふるい目幅別10a当たり収量及び収穫量(子実用)
区 分
10a当たり収量(kg)
1.70㎜
選 別
1.75㎜
1.80㎜
1.85㎜
1.90㎜
2.00㎜
選 別
選 別
選 別
選 別
選 別
503
499
492
481
469
396
90,000
89,300
88,100
86,000
83,900
70,800
509
504
497
485
471
390
62,600
62,000
61,200
59,600
58,000
48,000
491
488
482
473
464
409
27,700
27,500
27,200
26,700
26,200
23,100
島 根 県
収穫量(子実用)(t)
10a当たり収量(kg)
出 雲
収穫量(子実用)(t)
10a当たり収量(kg)
石 見
収穫量(子実用)(t)
注:1
ふるい目幅別の10a当たり収量とは、島根県及び作柄表示地帯別の10a当たり収量にふるい目幅別重量
割合を乗じて算出したものです。
2 ふるい目幅別の収穫量(子実用)とは、島根県及び作柄表示地帯別の収穫量にふるい目幅別重量割合を
乗じて算出したものです。
- 7 -
表7 水稲における農家等が使用したふるい目幅の分布(島根県)
【平成27年産水稲作況標本(基準)筆農家からの聞き取り結果】
区 分
合計
1.70mm
島根県
100.0
1.75mm
-
1.80mm
1.85mm
4.7
83.6
-
単位:%
2.00mm
1.90mm
以上
11.1
0.6
注:この表は水稲作況標本(基準)筆農家が使用したふるい目幅別の農家数割合を示したものです。
表8
平成27年産水稲の作況標本筆の10a当たり玄米重の分布状況(島根県)
単位:%
区 分
計
100kg未満
100
200
300
400
500
600
700
800kg以上
~200 ~300 ~400 ~500 ~600 ~700 ~800
筆数割合
100.0
-
1.0
1.5
7.7
34.9
37.4
14.4
2.6
0.5
前年値
100.0
0.5
1.5
2.1
6.7
31.3
42.0
15.4
0.5
-
-
△ 0.5
△ 0.5
△ 0.6
1.0
3.6
△ 4.6
△ 1.0
2.1
0.5
対前年差
注:10a当たり玄米重は、1.70mmのふるい目幅で選別された玄米の重量です。
図2
平成27年産水稲の作況標本筆の10a当たり玄米重の分布状況(島根県)
(%)
40
35
30
25
20
15
10
5
0
100kg未満
100~
200
200~
300
300~
400
400~
500
- 8 -
500~
600
600~
700
700~
800
800kg以上
【参考1】
収穫量調査の流れ
収穫量調査は、飯用に供し得る玄米の全量を把握することを目的として、
作況標本筆(【参考2】参照)ごとに一定面積の稲を刈り取り、農産物規格
規程に定める三等の品位(整粒歩合45%)以上に相当するよう、ふるい目幅
1.70mm以上で選別を行い、その重さを計測しています(下図参照)。
作況標本筆(島根県 195筆)
刈 取 り
脱穀・乾燥・もみすり
飯
用
に
供
し
得
る
玄
米
の
選
別
(災害が発生した場合)
被害調査筆等
で調査
被害量を除外
ふるい目幅別に重量を
測定
ふるい選別
1.70㎜以上
農産物検査員等
による品位検査
三等不合格
1.70mm
三
等
以
上
未満
再選別
三等に達するまで
被害粒等を除去
1筆ごとの
10a当たり玄米重
コンバインのロスを
除外
くず米
10a当たり収量
- 9 -
【参考2】
ふで
作況標本筆とは
ふで
収穫量の実測調査の対象とした作況標本筆(1枚のほ場を筆と呼ぶ。)は、
各都道府県の水稲の状況が把握できるように、標本理論に基づいて以下の
ように各地で選定し(島根県で195筆)調査しています。
全国の全ての土地
(母集団)
1 全国の全ての土地を200m四方(北海道は、400m四
方)に区切って編成した単位区のうち、水田が含ま
れる単位区を調査母集団とし、その中から、無作為
抽出法(人間の恣意を排したくじ引きのような選び
方)により「標本単位区」を選んでいます。
標本単位区
(200m四方の土地)
2 標本単位区の中から無作為に1枚の水田ほ場を選び、
「作況標本筆」としています。
作況標本筆
(全国で1万200筆)
②
③
3 各作況標本筆の対角線上の3か所(①、②、③)を
実測調査箇所として、調査箇所ごとに1㎡(合計3㎡)
分のサンプル採取(坪刈り)を行っています。
①
- 10 -
【調査の概要】
1
調査の目的
本調査は、作物統計調査の水稲作付面積調査及び水稲収穫量調査として実施
し、水稲の作付面積、作柄状況・収穫量を明らかにすることにより、生産対策、
需給調整、経営安定対策、技術指導等の農政推進のための資料とすることを目
的としています。
2
調査の対象
調査は、全国の各都道府県を対象に調査を行っています。
島根県の作柄表示地帯の区分は、次のとおりです。
作柄表示地帯
3
市 町 村 名
出 雲
松江市、出雲市、安来市、雲南市、奥出雲町、飯南町、海士町、
西ノ島町、知夫村、隠岐の島町
石 見
浜田市、益田市、大田市、江津市、川本町、美郷町、邑南町、
津和野町、吉賀町
調査対象数
(1)
作付面積調査
標本単位区:502単位区
(2)
巡回・見積り:19市町村
収穫量調査
作況標本筆調査:195筆 作況基準筆調査:9筆 巡回・見積り:19市町村
4
調査事項
水稲の作付面積、登熟状況、被害状況、被害種類別被害面積・被害量、耕種
状況等
5
調査期日
(1)
作付面積調査:7月15日現在
(2)
収 穫 量 調 査:収穫期
6
(1)
調査方法
作付面積調査
調査は、標本単位区に対する職員又は統計調査員による実測調査及び職員
による巡回・見積りにより行いました。
(2)
収穫量調査
調査は、職員又は統計調査員による、作況標本筆及び作況基準筆に対する
実測調査並びに巡回・見積りにより行いました。
ふるい目幅別の調査は、刈取り・もみすりした粗玄米を縦目ふるいにより、
ふるい目幅別に選別し重量を計測することにより行いました。
- 11 -
7
集計方法
(1)
作付面積調査
対地標本実測調査結果及び巡回・見積り結果により取りまとめています。
(2)
収穫量調査
調査事項について、作況標本筆調査結果を集計し、巡回・見積りにより補
完して取りまとめています。
ふるい目幅別については、ふるい目幅別の重量の計測結果を集計し取りま
とめています。
8
用語の解説
(1)
「青刈り」とは、子実の生産以前に刈り取られて飼肥料用などとして用い
られるもの(WCS用稲、わら専用稲等を含む。)のほか、飼料用米、バイオ
燃料用米を指します。
(2)
「穂数の多少」とは、1㎡当たりに出穂した全ての穂の数が平年と比較し
て多いか少ないかを表しており、多い、やや多い、平年並み、やや少ない、
少ないの5段階で表しています。
(3)
「1穂当たりもみ数の多少」とは、1穂についている全てのもみの平均数
が平年と比較して多いか少ないかを表しており、多い、やや多い、平年並み、
やや少ない、少ないの5段階で表しています。
(4)
「全もみ数の多少」とは、1㎡当たりの全てのもみ数が平年と比較して多
いか少ないかを表しており、多い、やや多い、平年並み、やや少ない、少な
いの5段階で表しています。
(5)
「登熟の良否」とは、登熟(開花、受精から成熟期までのもみの肥大、充
実)が平年と比較して良いか悪いかを表しており、良、やや良、平年並み、
やや不良、不良の5段階で表しています。
(6)
前述の平年比較とは、過年次の作況標本筆結果から作成した各収量構成要
素(穂数、もみ数等)の平年値との比較です。
多
(7)
少
少ない
やや少ない
( 良 否 )
(不良)
(やや不良)
対平年比
94%以下
95~98%
平年並み
99~101%
やや多い
多 い
(やや良)
(良)
102~105%
106%以上
「作況指数」とは、10a当たり平年収量に対する10a当たり収量の比率で
す。
なお、平成26年産以前は1.70mmのふるい目幅で選別された玄米を基に算出
していましたが、平成27年産からは当該全国農業地域の農家等が使用してい
るふるい目幅の分布において、大きいものから数えて9割を占めるまでのふ
るいの目幅(中国は1.80mm、四国は1.75mm)以上に選別された玄米を基に算
出しています。
- 12 -
(8)
「10a当たり平年収量」とは、水稲の栽培を開始する以前に、その年の気
象の推移や被害の発生状況などを平年並みとみなし、最近の栽培技術の進歩
の度合いや作付変動等を考慮し、実収量のすう勢をもとに作成したその年に
予想される10a当たり収量をいいます。
(9)
「被害面積」とは、農作物に損傷を生じ、その被害が発生しなかったと仮
定した場合に穫れ得ると見込まれる収量から減収した面積をいいます。
(10) 「被害量」とは、農作物の栽培が開始されてから収納されるまでの期間に、
災害等によって損傷を生じ、その被害が発生しなかったと仮定した場合に穫
れ得ると見込まれる収量より減収した量をいいます。
9
利用上の注意
統計数値は下記の方法で四捨五入しており、合計値と内訳の計が一致しない
場合があります。
原 数
7桁以上
( 100万 )
四捨五入する桁数(下から)
3桁
6桁
( 10万 )
5桁
( 万 )
2桁
4桁
(1,000)
1桁
3桁以下
( 100 )
四捨五入
し な い
四捨五入する前(原数)
1,234,567
123,456
12,345
1,234
123
四捨五入した後(統計数値)
1,235,000
123,500
12,300
1,230
123
例
【ホームページ掲載案内】
○各種農林水産統計調査結果は、中国四国農政局ホームページの「統計情報」で
ご覧いただけます。
【 http://www.maff.go.jp/chushi/info/index.html 】
○政府統計の総合窓口(e-Stat)では、各種統計データがご覧いただけます。
【 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do 】
【お問合せ先】
中国四国農政局 島根支局
統計チーム
電話:0852-26-7700(直通)
F A X:0852-32-2630
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