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小学生ママの 4 人に 1 人が「子供が疲れている」と回答。

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小学生ママの 4 人に 1 人が「子供が疲れている」と回答。
2016 年 7 月 11 日
こそだて家族の「ママが実感する子どもの疲れとその理由」 レポート
小学生ママの 4 人に 1 人が「子供が疲れている」と回答。
■小学校高学年では 3 人に 1 人、低学年でも 5 人に1人が、「疲れている」とママが実感
■ママが考える疲れの理由は、「勉強や習い事が多い 43.0%」「集団生活のストレス 29.2%」
「睡眠時間が短い 25.3%」「ゲームやテレビのやり過ぎ・見過ぎ 25.3%」
■居住エリアで「子どもの疲れの理由」に差異。「勉強や習い事が多い」が地方よりも都市部が高スコア。
2012 年 10 月に設立した「博報堂こそだて家族研究所」は、子どもをもつ家族の消費やライフスタイルについ
て研究しています。今回のレポートは 2016 年 3 月 2 日~9 日に実施した調査に基づき、「子どもの疲れとその
理由」についてまとめたものです。調査結果から、小学生ママの 4 人に 1 人が、自分の子どもが疲れていると実感
していることが分かりました。ママが考える疲れの理由は、「勉強や習い事が多い」がトップで、次いで「集団生活
のストレス」、「睡眠時間が短い」「ゲームやテレビのやり過ぎ・見過ぎ」となりました。
こそだて家族研究所は、こそだてに関わる調査データ等をもとに、今後も行政や企業に提案をしてまいります。
◆調査手法:インターネット調査
◆対象者 :20~49歳の女性/同居している小学生の子どもが居る方 n=1,428名(長子年齢で割付)
◆調査エリア :全国
◆調査時期 :2016年3月2日-9日
<調査結果ポイント>
■ 小学生ママの実感として、小学生の 4 人に 1 人(26.9%)が疲れている。
低学年で 5 人に 1 人(21.1%)。高学年では、3 人に 1 人(33.2%)が疲れており、慢性的な疲れは約 1 割
(9.5%)。
※疲れている:「慢性的に疲れている」「週に 2,3 日疲れている」と答えた合計
■ ママが考える理由のトップは「勉強や習い事が多い 43.0%」。
次いで「集団生活のストレス 29.2%」、「睡眠時間が短い 25.3%」「ゲームやテレビのやり過ぎ・見過ぎ 25.3%」。
低学年でも「勉強や習い事が多い」が 4 割を超す。
■ 子どもが疲れた時の対処法は「充分な睡眠」が 77.6%でトップ。
次いで「やりたいことを自由にさせる 36.2%」「おやつ等子どもの好きなものを食べさせる 24.7%」
特に低学年ママは「睡眠の充実」と「好きなものを食べさせる」が高い傾向。
■居住エリアで異なる「疲れの理由」。
居住するエリア(都市部、地方)によって、子どもの疲れへのママの実感や、対処法は大きな差異はないものの、
疲れの理由では傾向の違いが明らかに。「勉強や習い事が多い」が地方よりも都市部が高スコア。
「先生や学校の集団生活のストレス」「運動不足」は地方の方が高い傾向。
1
<全体 学年別>
■小学生ママの実感として、小学生の 4 人に 1 人が疲れている。
低学年で 5 人に 1 人、高学年では 3 人に 1 人が疲れており、慢性的な疲れは約 1 割。
小学生ママに「自分の子どもが疲れている」か聞いたところ、週 2,3 日以上「子供が疲れている」と答えたママが全体で
26.9%、4 人に 1 人は何らかの理由で定期的に子供が「疲れ」を示していることがわかりました。
学年別では、小学校低学年では 21.1%、中学年 26.5%、高学年では 33.2%が、週 2,3 日以上疲れていると回答。高
学年では慢性的に疲れていると回答したママが 9.5%と、高学年の約 10 人に 1 人は常に疲れていることがわかりました。
Q.お子さまは普段、どれくらい疲れていると思いますか?
※n=1,428(全体)、476(低学年)、476(中学年)、476(高学年)
■ママが考える子供の疲れの理由。トップは「勉強や習い事が多い 43.0%」。次いで「先生や学校の集団生活のス
トレス 29.2%」、「睡眠時間が短い 25.3%」「ゲームやテレビのやり過ぎ見過ぎ 25.3%」。低学年でも「勉強や習い
事が多い」が 4 割を超す。
子どもが疲れていると実感している小学生ママ。その理由として最も多く回答したのが「勉強や習い事が多い 43%」でした。
次いで「先生や学校の集団生活のストレス 29.2%」「睡眠時間が短い 25.3%」「ゲームやテレビのやり過ぎ見過ぎ 25.3%」と
なりました。
学年ごとの傾向としては、低学年でも「勉強や習い事が多い」を理由にする回答が 4 割強であり、学校生活に馴染みつつあ
るはずの中学年は 3 人に 1 人が「先生や学校の集団生活のストレス」で疲れを感じています。また、高学年においては「ゲー
ムやテレビのやり過ぎ見過ぎ」が他の学年に比べて高いスコアとなっています。
Q.お子さまが疲れている理由として思い当たるものを全てお選びください。
勉強や習 先生や学 睡眠時間
い事が多 校の集団 が短い
い
生活のスト
レス
ゲームや 運動不足 姿勢が悪
テレビのや
い
り過ぎ、見
過ぎ
学校や習 運動クラブ 家族とのス その他
い事のお の練習が トレス
友達との 激しい
人間関係
ストレス
病気や体
調がよくな
い
n=
全体
低学年
中学年
高学年
384
100
126
158
43.0
43.0
44.4
41.8
29.2
29.0
33.3
25.9
25.3
25.0
23.0
27.2
25.3
12.0
26.2
32.9
19.5
11.0
20.6
24.1
2
18.5
15.0
20.6
19.0
16.4
8.0
17.5
20.9
11.5
8.0
16.7
9.5
8.6
9.0
10.3
7.0
7.8
13.0
7.1
5.1
4.4
6.0
4.0
3.8
■子どもが疲れた時の対処法は「充分な睡眠」が 77.6%でトップ。
次いで「やりたいことを自由にさせる 36.2%」「おやつ等子どもの好きなものを食べさせる 24.7%」
子どもが疲れた時の対処法への回答として、全体の 8 割弱が「充分な睡眠」と回答。学年では低学年のスコアが高く、学年が
低いほど「充分な睡眠をとることで疲れが解消する」と考えていることがわかります。次いで、「やりたいことを自由に」「好きな食
べ物を食べさせる」と続きます。
Q.疲れているお子さまに対して、普段どんな対応をしていますか?
100.0
全体
低学年
中学年
高学年
80.0
60.0
40.0
20.0
0.0
睡眠を充 本人のや おやつ等 ドリンク剤 市販の疲
分にとらせ りたいこと 子供の好 を飲ませる 労回復マ
る
を自由にさ きなものを
スクやシー
せる
食べさせる
トを使用す
る
アロマオイ マッサージ マッサージ その他
ルなどの をしてあげ 機器を使
香りでリ
る
わせる
ラックスさ
せる
特になし
n=
全体
低学年
中学年
高学年
384
100
126
158
77.6
87.0
79.4
70.3
36.2
34.0
39.7
34.8
24.7
28.0
25.4
22.2
1.6
1.0
0.8
2.5
0.3
0.0
0.0
0.6
1.6
2.0
0.8
1.9
7.6
6.0
7.9
8.2
0.3
0.0
0.0
0.6
3.1
2.0
3.2
3.8
7.8
6.0
6.3
10.1
<居住エリア別>
※都市部/地方:人口 100 万以上都市=「都市部」、それ以外=「地方」
(都市部:札幌市/仙台市/東京 23 区内/さいたま市/横浜市/川崎市/名古屋市/京都市/大阪市/神戸市/広島市/福岡市)
■「子どもの疲れ」、居住エリアでは大きな差異は見られず。
都市部と地方、それぞれに居住する小学生ママに、「子どもの疲れ」を聞いたところ、エリアによって大きな差異は見られませ
んでした。
Q.お子さまは普段、どれくらい疲れていると思いますか?
都市部 4.7
地方
6.9
0.0
20.3
49.2
20.6
20.0
44.0
40.0
※ n=1068(地方)、360(都市部)
25.8
28.5
60.0
80.0
慢性的に疲れている
週に2、3日疲れている
運動や、1日中の外出などを行った時のみ疲れている
普段あまり疲れているように見えない
100.0
3
■一方、「疲れの理由」では、居住エリアで回答に差異が。「勉強や習い事が多い」が地方よりも都市部が高スコア。
「先生や学校の集団生活のストレス」「運動不足」は地方の方が高い傾向。
「勉強や習い事が多い」では、地方が 39.5%に対し、都市部が 54.4%と半数以上の小学生ママが理由にあげています。また、
「集団生活のストレス」や「運動不足」では、都市部にくらべて地方の方が高いスコアとなっており、居住エリアによって疲れの
理由に相違が見られました。
Q.お子さまが疲れている理由として思い当たるものを全てお選びください。
60.0
都市部
50.0
地方
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
勉強や習 睡眠時間 ゲームや 先生や学 運動クラブ 姿勢が悪
い事が多 が短い
テレビのや 校の集団 の練習が い
い
り過ぎ、見 生活のスト 激しい
過ぎ
レス
運動不足 学校や習
い事のお
友達との
人間関係
ストレス
家族とのス 病気や体 その他
トレス
調がよくな
い
n=
都市部
地方
90
294
54.4
39.5
21.1
26.5
21.1
26.5
20.0
32.0
15.6
10.2
15.6
19.4
14.4
21.1
12.2
17.7
6.7
9.2
5.6
4.1
5.6
8.5
■「疲れ対処法」では、上位回答に大きな差異はなし。
「マッサージをしてあげる」と答えたママに都市部在住が多い傾向。
疲れの対処法では、「充分な睡眠」「本人のやりたいことを自由に」「子どもの好きなものを食べさせる」の上位 3 回答は、都市
部も地方も同じ傾向となりました。一方で、「マッサージをしてあげる」は、地方では 5.8%に対し、都市部では 13.3%と地方に
比べ高い傾向を示しています。
Q.疲れているお子さまに対して、普段どんな対応をしていますか?
90.0
80.0
都市部
70.0
地方
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
睡眠を充 本人のや
分にとらせ りたいこと
る
を自由にさ
せる
おやつ等 マッサージ 特になし
子供の好 をしてあげ
きなものを る
食べさせる
アロマオイ ドリンク剤 その他
ルなどの を飲ませる
香りでリ
ラックスさ
せる
市販の疲 マッサージ
労回復マ 機器を使
スクやシー わせる
トを使用す
る
n=
都市部
地方
90
294
81.1
76.5
41.1
34.7
21.1
25.9
13.3
5.8
6.7
8.2
4
3.3
1.0
2.2
1.4
1.1
3.7
0.0
0.3
0.0
0.3
<博報堂 こそだて家族研究所とは>
晩産化・少子化、共働き世帯の増加、夫や祖父母の育児参加など、この10年で大きく変わってきた「子供のいる家族」につ
いて、研究・提案を行う専門組織。1996 年より活動していたBaBU プロジェクトを発展改組し、2012 年 10 月設立。「妊娠期か
ら小学生の子どもを持つ家族」に関する専門知識を元に、調査、商品開発支援、広告などコミュニケーション支援、メディア開
発、事業開発などを手掛ける。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社博報堂 広報室
5
竹本・西尾
03-6441-6161
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