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H25工事現場監査結果報告書(PDF文書)
平成24年度 工事現場監査 1 監査の種類 地方自治法第199条第5項の規定による随時監査 2 監査対象及び日程 平成24年度に請負契約を締結した工事及び平成23度から繰越して平成24年度に施工 (竣工)した工事317件の中から、次の30件の工事について監査を行いました。 期 日 5月 21日 (火) 5月 22日 (水) 工 事 名 前宮公園リニューアル整備工事 前宮公園リニューアル整備トイレ改修工事 都市計画課 単独公共下水道その1 水道課(下水) 山田地区配水管布設工事 水道課(上水) 平成23年度新中村配水池築造工事その1 平成23年度新中村配水池築造工事その2 平成23年度新中村配水池配管工事 平成23年度新中村配水池電気計装設備工事 平成23年度新中村配水池送配水管布設工事 平成24年度新中村配水池配水管布設工事 水道課(上水) 農業体質強化基盤整備促進事業宮原汐地区 農林課 永明寺山公園墓地擁壁補強工事 市民課 スケートセンター製氷設備整備工事 長峰中学校改築事業プール建設主体工事 長峰中学校改築事業プール建設機械設備工事 長峰中学校改築事業プール建設電気設備工事 長峰中学校改築事業グラウンド整備工事 長峰中学校改築事業グラウンド照明設備工事 7 月 28 日から 7 月 29 日発生7月豪雨災害横堰地区 7 月 28 日から 7 月 29 日発生豪雨災害復旧事業大柏木地区 田 7 月 28 日から 7 月 29 日発生豪雨災害復旧事業川向地区 田 5月 23日 (木) 担 当 課 スポーツ健康課 学校教育課 農林課 交付金白樺湖汚水幹線第1工区 交付金白樺湖汚水幹線第2工区 交付金白樺湖汚水幹線第3工区 水道課(下水) 県補助 白樺湖遊歩道整備工事 観光課 24 年災第 112 号公共土木施設災害復旧工事第1工区 24 年災第 112 号公共土木施設災害復旧工事第2工区 24 年災第 112 号公共土木施設災害単独復旧工事第2工区 24 年災第 113 号公共土木施設災害復旧工事 24 年災第 113 号公共土木施設災害単独復旧工事 1 建 設 課 3 監査の方法 (1)所管課から提出された事業概要資料について説明を求め、工事契約に基づき設計書どおり に施工されているか、また工期内に完成しているか等について、監督職員の立会によって現 場の確認を行いました。 (2)工事の設計変更に伴う変更契約の手続き、また請負代金が契約に定められた期間内に支払 われているか書類によって確認しました。 (3)事業費の財源内訳については資料を提出させて、補助事業等を積極的に取り入れられてい るかについて説明を求めました。 4 監査の結果 (1)各工事とも工期内に竣工して供用されており、初期の目的にそった成果をあげているもの と認めました。 (2)工事の執行にあたっては、中間検査及び竣工検査を徹底し、良質な工事の確保と業者の健 全な育成に、今後も引き続き努めてください。 特に、竣工後には設計どおりに施工されたかについて確認することが困難な工事について は、中間検査を確実に実施するとともに、工事現場写真の提出を求めるよう、今後も徹底す るようにしていただきたい。設計から施工にいたるまでの品質等の管理については、市が希 望した品質等が保たれるかが重要であり、現場で打ち合わせをするとともに、市が納得した うえで施工されるよう配慮していただきたい。 (3)工事の現場については、労働災害及び交通事故等に十分な留意をするとともに、市民に迷 惑がかからないよう、工事を施工する業者等に適切な指導を、今後も引き続き実施していた だきたい。 (4)公共施設にあっては、工事竣工後における施設の有効活用を図るとともに、日常における 清掃等の維持管理については、市、業者及び地元住民の分担を明確にして、徹底するよう努 めていただきたい。 (5)総合評価落札方式による入札における、価格以外の評価項目のうちの社会地域貢献につい て、工事の下請け、資機材等の購入や使用などを市内業者によって行った工事の実績を点数 として加算することについて、引き続き検討いただくよう提案いたします。 2 (6)随意契約においては、請負業者主導になりやすいので、単価等比較するなど業者主導にな らない工夫をしていただきたい。 (7)工事施工にあたっては、設計から施工方法に至るまで業者と対等に議論できる専門性を有 した職員及び部署が必要であると感じる。職員の育成と併せて検討していただきたい。 5 工事の状況及び所見 (1)前宮公園リニューアル整備工事 前宮公園リニューアル整備トイレ改修工事 ① 工 事 の 内 容 【整備】 舗装工 A=513㎡ ブロック擁壁工 =104.1㎡ 組立歩道工 L=30.0m 【トイレ改修】 トイレ改修工事一式 ② 入 札 年 月 日 【整備】 平成24年 6月21日 【トイレ改修】 平成24年 8月28日 ③ 契 約 金 額 【整備】 13,390,650円 【トイレ改修】 4,462,500円 ④ 契 約 の 相 手 方 【整備】 有限会社 原田興業 【トイレ改修】 菊島工業 株式会社 ⑤ 竣 工 年 月 日 【整備】 平成24年12月13日 【トイレ改修】 平成24年12月13日 ⑥ 請負代金の最終支払日 【整備】 平成24年12月27日 【トイレ改修】 平成24年12月27日 ⑦ 工事費の財源内訳 【整備】 市 支出金(100%)13,390,650円 【トイレ改修】 市 支出金(100%) 4,462,500円 ⑧ 所 見 少子高齢化の進行や社会環境が変化する中で、公園に対するニーズも多様化してきてい ます。こうした中、新しい公園建設よりも「今のあるものを有効活用する」をテーマとし 3 て平成17年3月に「公園わくわくプラン」が策定されました。プランの基本理念「みん なで親しみ愛し楽しめる市民参加公園づくり」を合言葉に、市民の皆さんと共に公園づく りを進めて来ました。この公園わくわくプランに基づく第4期目の公園として、平成23 年度に、前宮公園わくわくプラン推進員会を中心にリニューアル計画を検討し、計画案に 基づき平成24年度に整備工事を実施しました。駐車場を整備して16台が駐車可能とな り、遊具エリアまでの道路整備も併せておこない、グラウンドを通らなくても遊具エリア へ行かれるようになりました。また、汲み取り式であったトイレを水洗化し、内外装の塗 装などをおこない、清潔で使いやすいトイレに改修されました。 整備された公園が多くの住民に利用されることを期待するとともに地域の公園として、 市と地元住民の管理分担を明確にし、地元と連携した維持管理ができるように検討された い。 (2)単独公共下水道その1 ① 工 事 の 内 容 管布設工 径200mm L=74.40m 圧送管布設工 径75mm L=95.69m 1号マンホール設置工 3箇所 2号マンホール設置工 1箇所 汚水桝設置 7箇所 ② 入 札 年 月 日 平成24年 6月28日 ③ 契 約 金 額 17,850,000円 ④ 契 約 の 相 手 方 株式会社 常富興業 ⑤ 竣 工 年 月 日 平成24年10月19日 ⑥ 請負代金の最終支払日 平成24年11月 9日 ⑦ 工事費の財源内訳 市 支出金(100%) 17,850,000円 ⑧ 所 見 公共下水道単独事業は、現在、補助対象幹線管渠工事が終了し、幹線から支線整備を進 め、下水道認可区域内の下水道普及区域の解消を図り、効率の良い面整備によりコスト縮 減に努めています。下水道普及率は、96%に達していますが、面整備率は、70%とな っており、下水道事業を開始して30年以上を経過した現在においても下水道未整備地区 が点在している状況である。 未整備区域解消を進め、区域全域が供用開始により、さらに快適な生活環境の増進が図 れることを期待する。 (3)山田地区配水管布設工事 ① 工 事 の 内 容 配水管布設工 DCIP-Kφ100ほか L=353.0m 減圧弁設置工 減圧弁組込型ハイレジコンピットφ100 1基 ② 入 札 年 月 日 平成24年 8月28日 4 ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 契 約 金 額 22,239,000円 契 約 の 相 手 方 共進エネ―ブ 株式会社 竣 工 年 月 日 平成24年12月14日 請負代金の最終支払日 平成24年12月27日 工事費の財源内訳 市 支出金(100%) 22,239,000円 所 見 山田区内上部の地域は、穴山上配水池から山田配水池への送水管から分岐した管から配 水がされており、送水管での使用量が多く、配水管への水量が十分に確保できていなかっ たことから日常的に低水圧となっていました。この状況を改善するために上部の高圧水系 から分岐し、減圧弁を経由させる新たなルートで配水管を布設するものです。 この工事により、安定した給水が提供できるようになり、生活面での改善が図られた。 (4)平成23年度新中村配水池築造工事その1 平成23年度新中村配水池築造工事その2 平成23年度新中村配水池配管工事 平成23年度新中村配水池電気計装設備工事 平成23年度新中村配水池送配水管布設工事 平成24年度新中村配水池配水管布設工事 ① 工 事 の 内 容 【築造その1】 場内土工 掘削(1,800㎥)、埋戻し、残土処理 一式 基礎杭工 φ500 L=5m×12本 L=7m×49本 内面防食塗装工 1,271㎡ 緊急遮断弁・流量計室築造工 1室(内法寸法 7.0m×6.2m×H2.5m) 滅菌室・電気室築造工 鉄筋コンクリート造り 地下1階 (芯寸法 7.3m×4.3m 延床面積 A=24.82㎡) 場内付帯工 重力式擁壁、L型擁壁、配水工、舗装工、植生工 一式 【築造その2】 配水池築造工事 プレストレスコンクリート配水池 1,500㎥(2池造り) 有効水深 H=5.0m 内径 D=20.0m 【配管】 池内配管工 流入管、流出管 φ250等 L=66.1m 弁室内配管工 流入管、流出管 φ250等 L=32.2m 場内配管工 流入管 φ200他 L=88.7m、消火栓 1基 【電気計装設備】 電気・計装設備工 緊急遮断弁制御盤 1面、計装盤 1面 等 5 【送配水管布設】 送配水管布設工 DCIPφ200他 L=1,081.2m 【配水管布設】 配水管布設工 DCIP-GXφ200他 L=298.0m ② 入 札 年 月 日 【築造その1】 平成23年12月22日 【築造その2】 平成23年12月22日 【配管】 平成23年12月22日 【電気計装設備】 平成23年12月22日 【送配水管布設】 平成24年 3月 8日 【配水管布設】 平成24年 5月15日 ③ 契 約 金 額 【築造その1】 73,363,500円 【築造その2】 74,494,350円 【配管】 35,700,000円 【電気計装設備】 30,450,000円 【送配水管布設】 46,725,000円 【配水管布設】 11,865,000円 ④ 契 約 の 相 手 方 【築造その1】 株式会社 カネトモ 【築造その2】 泉建設 株式会社 【配管】 株式会社 キタハラ 【電気計装設備】 藤田エンジニアリング 株式会社 上田営業所 【送配水管布設】 有限会社 大信設備 【配水管布設】 株式会社 オケヤス ⑤ 竣 工 年 月 日 【築造その1】 平成24年10月31日 【築造その2】 平成24年10月31日 【配管】 平成24年10月31日 【電気計装設備】 平成24年10月31日 【送配水管布設】 平成24年 7月31日 【配水管布設】 平成24年 9月14日 ⑥ 請負代金の最終支払日 【築造その1】 平成24年11月30日 【築造その2】 平成24年11月30日 【配管】 平成24年11月30日 6 【電気計装設備】 平成24年11月30日 【送配水管布設】 平成24年 9月10日 【配水管布設】 平成24年 9月25日 ⑦ 工事費の財源内訳 【築造その1】 市 支出金(100%)73,363,500円 【築造その2】 市 支出金(100%)74,494,350円 【配管】 市 支出金(100%)35,700,000円 【電気計装設備】 市 支出金(100%)30,450,000円 【送配水管布設】 市 支出金(100%)46,725,000円 【配水管布設】 市 支出金(100%)11,865,000円 ⑧ 所 見 中村配水池系に新規に用地の造成と大口需要者でる企業の進出することに伴い、さらに 水の需要が増加することになった。既存の中村配水池は、容量が67tであり、十分な供 給ができないこと、また昭和37年に建設されたもので、既に50年以上が経過し、老朽 化が著しいことから、安定した水の供給と老朽施設の整備を目的として、1,500㎥の 容量が確保できる配水池を建設したものです。 新中村配水池築造工事は、平成23年度に入札が行われ、平成24年度へ繰越明許され 工事が完了されています。また、新中村配水池築造に伴い、平成24年度にはイースタン への配水管を新たに布設する工事も併せて実施された。この工事により、大口需要者への 安定した給水が図られるようになった。早い時期の大口需要者の完全稼働が期待されると ころである。 工事発注については、分割されているが、工事の効率性を考慮する中で分割する基準を 検討していただきたい。 (5)農業体質強化基盤整備促進事業宮原汐地区 ① 工 事 の 内 容 ベンチフリュームU字溝700型 L=219.3m ベンチフリュームU字溝500型 L=203.9m ② 入 札 年 月 日 平成24年11月 7日 ③ 契 約 金 額 12,736,500円 ④ 契 約 の 相 手 方 株式会社 宮沢工務店 ⑤ 竣 工 年 月 日 平成25年 3月22日 ⑥ 請負代金の最終支払日 平成25年 5月10日 ⑦ 工事費の財源内訳 国庫支出金(55%) 7,005,075円 県 支出金( 1%) 127,365円 市 支出金(36%) 4,585,140円 地元負担金( 8%) 1,018,920円 7 ⑧ 所 見 水路が昔ながらの石積みとなっており、老朽化により石積みが崩れるなど安定した用水 の確保が難しく、地元では維持管理に苦労していました。このため、宮原汐工区にはU字 溝700型を敷設し、宮原汐から分岐する日影汐へはU字溝500型を敷設し、宮原汐、 日影汐への安定した用水の供給が図られました。農業環境を整備することは、大切な事業 であります。完成後の水路の維持管理については、地元で充分管理していただくよう望む ものです。 (6)永明寺山公園墓地擁壁補強工事 ① 工 事 の 内 容 第1工区 鉄筋挿入工 L=3.0m 124本、 L=3.5m 26本 法面工 373㎡他 第2工区 ブロック積工 コンクリートブロック積工 58.2㎡他 撤去工 構造物取り壊し工 23.65㎥他 第3工区 ブロック積工 コンクリートブロック積工 27.3㎡他 撤去工 構造物取り壊し工 11.8㎥他 ② 入 札 年 月 日 平成24年 9月 6日 ③ 契 約 金 額 13,482,000円 ④ 契 約 の 相 手 方 宮川建設 株式会社 ⑤ 竣 工 年 月 日 平成25年 1月31日 ⑥ 請負代金の最終支払日 平成25年 2月20日 ⑦ 工事費の財源内訳 市 支出金(100%) 13,482,000円 ⑧ 所 見 永明寺山公園墓地は、1,134の分譲区画数があり、平成8年までに全てが分譲され、 その後も分譲希望があり、使用の解約の申し入れがあり次第、順次再分譲がされていると ころです。平成23年に実施した擁壁診断では、上部の擁壁に湧水やブロックのたわみ・ 目地孔・クラック等が発生し危険であることが判明しました。そのため擁壁3箇所の補強 工事を実施したものです。 永明寺山公園墓地は、現在70名の方が再分譲を希望しており、公園墓地内の山林を用 地取得し区画造成がおこなわれています。今後永明寺山公園墓地の利用及び維持管理につい てさらなる検討をお願いするものです。 (7)スケートセンター製氷設備整備工事 ① 工 事 の 内 容 ストレート用パネル交換 60m×48本、 コーナー用パネル交換 55m×48本 サブヘッタ―交換 128本 ② 入 札 年 月 日 平成24年 8月20日 ③ 契 約 金 額 63,000,000円 8 ④ ⑤ ⑥ ⑦ 契 約 の 相 手 方 竣 工 年 月 日 請負代金の最終支払日 工事費の財源内訳 株式会社 パティネレジャー 平成24年11月22日 平成24年12月20日 諸 収 入(66%) 42,000,000円 市 支出金(34%) 21,000,000円 ⑧ 所 見 茅野市運動公園国際スケートセンターは、アイスパネル方式による国際規格スケート場 として平成元年12月1日より供用開始してきました。施設設備の老朽化に伴い平成11 年度にストレート用アイスパネル、平成13年度にコーナー用アイスパネルを改修し、平 成22年度と平成23年度にはサブヘッタ―を改修してきました。 しかし、平成22年度からアイスパネル等の破損が頻繁に発生し氷が融解してしまい利 用者にとって危険な状態となってきたため、平成24年度においてストレート用及びコー ナー用アイスパネルと残りのサブヘッタ―を改修し、利用者が安全に利用できるよう整備 工事を実施したものです。事業費の一部は、日本スポーツ振興センターの助成金(tot oスポーツ振興くじ助成)2千4百万円が充てられています。 アイスパネル方式は、㈱パティネレジャーの特許製品であり、概ね10年ごとに整備が 必要になることから今後も随意契約にならざるを得ないが、随意契約にあたっては、単価 を確認するなどの工夫をしていただきたい。 茅野市から世界で活躍するスケート選手が育っています。整備された国際規格のスケー ト場でまた活躍する選手が出ることを期待します。 (8)長峰中学校改築事業プール建設主体工事 長峰中学校改築事業プール建設機械設備工事 長峰中学校改築事業プール建設電気設備工事 長峰中学校改築事業グラウンド整備工事 長峰中学校改築事業グラウンド照明設備工事 ① 工 事 の 内 容 【プール】 ステンレス製プール 無塗装 25m 7コース 付属建物 コンクリートブロック造 プールサイド床エポキシ系樹脂塗り床 メッシュフェンス設置 【グラウンド】 防球ネット H=10m L=80m H=12m L=137m 舗装 A=11,345㎡ 9 1基 1棟 501㎡ H=1.2m 照明塔 8灯 1500W 4基 ② 入 札 年 月 日 【プール建設主体】 平成24年11月 1日 【プール機械設備】 平成24年11月 1日 【プール電気設備】 平成24年11月 5日 【グラウンド整備】 【グラウンド照明設備】 ③ 契 約 金 額 【プール建設主体】 【プール機械設備】 【プール電気設備】 【グラウンド整備】 【グラウンド照明設備】 ④ 契 約 の 相 手 方 【プール建設主体】 【プール機械設備】 【プール電気設備】 【グラウンド整備】 【グラウンド照明設備】 ⑤ 竣 工 年 月 日 【プール】 【グラウンド】 ⑥ 請負代金の最終支払日 【プール】 【グラウンド整備】 【グラウンド照明設備】 ⑦ 工事費の財源内訳 【プール】 【グラウンド】 平成24年11月 1日 平成24年10月25日 63,315,000円 20,475,000円 8,662,500円 49,612,500円 18,900,000円 株式会社 宮沢工務店 共進エネ―ブ 株式会社 南新電気工業 株式会社 株式会社 司建設 株式会社 電管エンジニアリング茅野営業所 平成25年 3月28日 平成25年 3月28日 平成25年 4月15日 平成25年 5月10日 平成25年 4月15日 国庫支出金(20.29%)18,758,653円 市 支出金(79.71%)73,693,847円 国庫支出金(29.48%)20,199,918円 市 支出金(70.52%)43,312,582円 ⑧ 所 見 長峰中学校は、市内にある小中学校の校舎のなかでも最も建築年数が経過しており、経 年劣化が進み耐力度が国の基準を下まわる建物となっていました。地震に対する耐震補強 等の改修工事を施すにも多額の経費が必要になり、また全体的に現在の中学校校舎として 10 は機能的に劣ってきていることから、平成22年度から文部科学省の「安全・安心な学校 づくり交付金」を活用して、全面的な改築事業を行ってきました。平成22年度には旧校 庭に体育館を建築、平成23年度には、旧校舎の新体育館南側に新校舎を建築し、併せて 太陽光発電装置と付帯工事が施工されました。 平成24年度は、長峰中学校改築事業の最終年度として、旧校舎を解体し、旧校舎跡地 を校庭とする工事と既存のプールの場所に25mのプール建設をする工事を施工したもの です。 プールは、ステンレス製で無塗装にすることにより、塗り替えの必要がないことから維 持経費の削減が図られている。 グラウンド整備工事では、夜間でも使用できるように8灯1500Wの照明灯が4基設 置された。また、グラウンドの舗装は、表面処理として塩化カルシウムを混ぜ、上層路盤 にふるい山砂を15センチ、下層路盤にCR40-0 を15センチ敷き、さらに雨水調整層 として、現場で発生した砕石を50cm敷き込まれている。 しかし、グラウンドの面が高くなり、雨天時には、側溝にグラウンドの砂が流れてしま うことから、平成25年度工事で側面に芝張りの工事をしたと説明があった。 プールとグラウンドの工事は、着工が旧校舎の解体終了後とプール使用期間終了後とな り、工事現場が道路に対して前後する位置であったことから、グラウンド奥のプール建設 工事を優先して工事を進めた。また、冬期間に雪が多かったことも重なり工事延長をせざ るを得なかった。冬期の天候不順と工期日程が厳しい中であったとはいえ、工事の完成度 及び使用の安全面で課題があると言わざるを得ない箇所が見受けられる。 既に工事は完了しているが、設計業者及び施工業者と整備していただきたい。 (9)7 月 28 日から 7 月 29 日発生7月豪雨災害 横堰地区 7 月 28 日から 7 月 29 日発生豪雨災害復旧事業 大柏木地区 田(畦畔)復旧工事 7 月 28 日から 7 月 29 日発生豪雨災害復旧事業 川向地区 田(畦畔)復旧工事 ① 工 事 の 内 容 【横堰地区】 土砂排土工 L=840m 【大柏木地区】 田復旧 A=2.14ha 畦畔(法)復旧 5箇所(L=71m) 【川向地区】 田(畦畔) A=0.25ha 畦畔 L=44m ② 入 札 年 月 日 【横堰地区】 平成24年 8月14日 【大柏木地区】 平成24年11月20日 【川向地区】 平成24年11月13日 ③ 契 約 金 額 【横堰地区】 3,024,000円 【大柏木地区】 7,010,850円 【川向地区】 1,228,500円 11 ④ 契 約 の 相 手 方 【横堰地区】 【大柏木地区】 【川向地区】 ⑤ 竣 工 年 月 日 【横堰地区】 【大柏木地区】 【川向地区】 ⑥ 請負代金の最終支払日 【横堰地区】 【大柏木地区】 【川向地区】 ⑦ 工事費の財源内訳 【横堰地区】 【大柏木地区】 【川向地区】 栄工建設 株式会社 株式会社 司建設 株式会社 白樺造園土木 平成24年 9月14日 平成25年 3月25日 平成25年 1月31日 平成24年10月30日 平成25年 5月10日 平成25年 3月 5日 国庫支出金(75.5%) 2,283,000円 市 支出金(24.5%) 741,000円 国庫支出金(62.6%) 4,388,000円 市 支出金(37.4%) 2,622,850円 国庫支出金(62.6%) 769,000円 市 支出金(37.4%) 459,500円 ⑧ 所 見 7月28日から29日に発生した局地的なお豪雨により、農地と堰に多大な被害をこう むったことによる復旧工事が実施されたものです。 川向地区と大柏木地区では、田んぼに土砂が流れ込み、畦畔が崩落するなど工作不可能 となった。そのため土砂の搬出と畦畔の補修がおこなわれたが、石が多く入った場所につ いては、今に至っても農地として使えてない状況にある。災害に対しては、いたしかたな いところはあるが、何か良い手立てを検討していただくようお願いするところです。 横堰は、土砂崩落により水路が埋没し、用水が供給できなくなった。横堰は、柏原地区 の幹線水路であり、水稲の出穂期であったことから早急な復旧工事がなされた。今回の災 害時には、住民に配慮した早急な復旧が図られたことは、望ましいことである。 (10)交付金白樺湖汚水幹線第1工区 交付金白樺湖汚水幹線第2工区 交付金白樺湖汚水幹線第3工区 ① 工 事 の 内 容 【第1工区】 管布設工 径350mm 基準延長 223.2m 1号マンホール設置工 5箇所 付帯工 1式 12 【第2工区】 管布設工 径350、300mm 基準延長 169.2m 1号マンホール設置工 6箇所 付帯工 1式 【第3工区】 管布設工 径350mm 基準延長 206.0m 1号マンホール設置工 10箇所 付帯工 1式 ② 入 札 年 月 日 【第1工区】 平成24年 7月31日 【第2工区】 平成24年 7月31日 【第3工区】 平成24年 7月31日 ③ 契 約 金 額 【第1工区】 22,884,000円 【第2工区】 20,916,000円 【第3工区】 13,062,000円 ④ 契 約 の 相 手 方 【第1工区】 豊平建設 株式会社 【第2工区】 泉建設 株式会社 【第3工区】 株式会社 平成 ⑤ 竣 工 年 月 日 【第1工区】 平成25年 3月22日 【第2工区】 平成24年12月14日 【第3工区】 平成24年11月19日 ⑥ 請負代金の最終支払日 【第1工区】 平成25年 3月29日 【第2工区】 平成24年12月27日 【第3工区】 平成24年11月30日 ⑦ 工事費の財源内訳 【第1工区】 国庫支出金(50%)11,442,000円 市 支出金(50%)11,442,000円 【第2工区】 国庫支出金(50%)10,458,000円 市 支出金(50%)10,458,000円 【第3工区】 国庫支出金(50%) 6,531,000円 市 支出金(50%) 6,531,000円 ⑧ 所 見 茅野市及び北佐久郡立科町にまたがる白樺周辺地域は、特定環境保全公共下水道として 白樺湖処理区で単独処理をおこなっています。処理場の白樺湖浄化センターは昭和56年 13 度の供用開始以来、30年以上が経過しており、施設設備の老朽化が進んできています。 施設を更新するためには、多額の経費が必要なことから将来的な施設の維持管理費を考慮 するうえで、単独処理を廃止して諏訪湖流域下水道に接続することとしたものです。 全体事業は、茅野市特定環境保全下水道(未普及解消)の白樺湖浄化センターから諏訪 湖流域下水道へ接続するまでの管路を布設する工事です。事業は、総延長17.11㎞の 内県施工分が茅野市ちの上原から北山湯川までの10.96㎞、市施工分が湯川から白樺 湖浄化センターまでの6.15㎞となっています。平成20年度から白樺湖汚水幹線の事 業に着手し、平成24年度には75%が完成し、平成27年度末の供用開始に向けて事業 を推進しています。国が平成22年度新たに創設した国庫補助(社会資本整備総合交付金) 事業で実施している事業です。 本年度は、工事費約5,600万円、L=598.7mの施行となります。 本工事が終了して共用開始となり、白樺湖地区の下水道環境が改善され、単独処理して いた時と比べて維持経費が軽減されることを期待するものです。接続後の白樺湖浄化セン ターの跡地利用等についても、検討されることが望まれる。 (11)県補助 白樺湖遊歩道整備工事 ① 工 事 の 内 容 施行延長 L=1,116m W=3.0m 防護柵工 L=371m 組合せL型側溝 L=371.4m 基層(透水性舗装) A=2,699㎡ ② 入 札 年 月 日 平成24年11月 1日 ③ 契 約 金 額 37,170,000円 ④ 契 約 の 相 手 方 株式会社 司建設 ⑤ 竣 工 年 月 日 平成25年 3月21日 ⑥ 請負代金の最終支払日 平成25年 4月30日 ⑦ 工事費の財源内訳 県 支出金(45%) 16,726,000円 市 支出金(55%) 20,444,000円 ⑧ 所 見 茅野市を訪れる観光客数は、平成 3 年の 532.6 万人をピークに減少傾向が続いており、 平成 21 年にはピーク時の 6 割の水準にとどまっています。観光地別にみると、観光消費 額を見ても、平成 4 年(約 185 億円)をピークに低下傾向が続いています。 観光客のニーズもテーマ別観光や体験型観光への需要が高まっており、 「健康」というキ ーワードを基にした旅行商品の開発が望まれるところです。具体的には、八ヶ岳や車山、蓼 科高原の自然を活かした山岳登山やスポーツに加え、遊歩道を活用したトレッキング、トレ ーニング場での健康増進など、宿泊施設と連携した滞在型の商品開発を進める必要がありま す。 古くから観光地として知名度が高い白樺湖の湖周を、散策や大自然をロケーションとし 14 た眺望を楽しむほかに、 「スポーツ、健康」を目的としたランニングコース、ジョギング等 に適した歩道(ジョギングロード)を整備しました。これにより、スポーツトレーニングを 目的とした誘客と、湖周を散策する観光客の快適度が高まることを期待します。 (12)24年災第112号公共土木施設災害復旧工事1工区 24年災第112号公共土木施設災害復旧工事2工区 24年災第112号公共土木施設災害単独復旧工事2工区 24年災第113号公共土木施設災害復旧工事 24年災第113号公共土木施設災害単独復旧工事 ① 工 事 の 内 容 【112号第1工区】 復旧延長 L=42.4m (右岸)L=28.4m(左岸)L=28.4m(河床)L=42.4m 護岸工(練ブロック積工)(右岸)L=28.4m SL=2.3~2.7m A=72㎡ (左岸)L=28.4m SL=2.4~3.1mA=81㎡ 底張工 L=42.4m W=1.72~4.17m A=114㎡ 防護柵工 L=27.0m 【112号第2工区】 復旧延長 L=42.4m (右岸)L=28.4m(左岸)L=28.4m(河床)L=42.4m 護岸工(練ブロック積工)(右岸)L=28.4m SL=2.3~2.7m A=72㎡ (左岸)L=28.4m SL=2.4~3.1mA=81㎡ 底張工 L=42.4m W=1.72~4.17m A=114㎡ 防護柵工 L=27.0m 【112号単独第2工区】 復旧延長 L=39.5m 底張工 L=14.8m W=2.5~3.4m A=26㎡ 浚渫工 L=7.0m 護岸部 L=10.0m 河床部 L=7.0m 【113号】 復旧延長 L=189.0m (右岸)L=6.2m(左岸)L=6.6(河床)L=181.8m 護岸工(練ブロック積工)(右岸)L=5.6m SL=1.8~2.1m A=12㎡ 護岸工(練石積工) (左岸)L=6.0m SL=4.1~5.8mA=24㎡ 底張工 L=181.8m W=2.22~4.16m A=576㎡ 【113号単独】 復旧延長 L=60.6m (河床)L=60.6m 15 底張工 L=37.24m W=0.82~3.48m A=116㎡ 浚渫工一式 ② 入 札 年 月 日 【112号第1工区】 平成24年 8月24日 【112号第2工区】 平成24年11月15日 【112号単独第2工区】 平成25年 2月18日 【113号】 平成24年11月15日 【113号単独】 平成25年 2月19日 ③ 契 約 金 額 【112号第1工区】 9,576,000円 【112号第2工区】 5,334,000円 【112号単独第2工区】 3,433,500円 【113号】 11,939,550円 【113号単独】 2,121,000円 ④ 契 約 の 相 手 方 【112号第1工区】 宮川建設 株式会社 【112号第2工区】 株式会社 東城組 【112号単独第2工区】 株式会社 東城組 【113号】 宮川建設 株式会社 【113号単独】 宮川建設 株式会社 ⑤ 竣 工 年 月 日 【112号第1工区】 平成24年10月30日 【112号第2工区】 平成25年 2月28日 【112号単独第2工区】 平成25年 3月26日 【113号】 平成25年 3月26日 【113号単独】 平成25年 3月26日 ⑥ 請負代金の最終支払日 【112号第1工区】 平成24年11月20日 【112号第2工区】 平成25年 3月29日 【112号単独第2工区】 平成25年 4月25日 【113号】 平成25年 4月10日 【113号単独】 平成25年 4月10日 ⑦ 工事費の財源内訳 【112号第1工区】 国庫支出金(66.7%)6,387,192円 市 支出金(33.3%)3,188,808円 【112号第2工区】 国庫支出金(66.7%)3,557,778円 16 【112号単独第2工区】 【113号】 市 支出金(33.3%)1,776,222円 市 支出金(100%) 3,433,500円 国庫支出金(66.7%)7,963,679円 市 支出金(33.3%)3,975,871円 市 支出金(100%) 2,121,000円 【113号単独】 ⑧ 所 見 7月20日の豪雨災害、7月28日の集中豪雨では、土砂災害警戒情報が発せられ、北 山地区を中として甚大な被害が発生しました。 7月28日の夜、雷を伴った激しい雨が降り、茅野市北山では土砂崩れが相次ぎ、白樺 湖に通じる国道152号では路肩が崩落するなど、柏原地区では家屋の浸水被害も出まし た。北山にある国の雨量計では、28日午後11時までの1時間に30ミリの激しい雨が 観測されました。 柏原地籍を流れる普通河川持栗川も7月28日の豪雨により、護岸の崩落や河床の低下 が生じました。本工事は、被災した護岸の復旧と底張の施工をおこなったものです。 この工事により、地域の安全と安心が確保さてるものと思われます。 17