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原美術館コレクション展 - Hara Museum Web

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原美術館コレクション展 - Hara Museum Web
Press Release
2009/09/01
原美術館コレクション展
2009年8月1日[土]‐10月12日[月・祝]
会場:原美術館 (東京・品川)
<図版1>
原美術館コレクションの中から選りすぐった、内外のさまざまなアーティストによる絵画・立体・写真・ヴィデオ作品、28 点を
展示いたします。 原美術館では、昨年の春以来となる全館を使ったコレクション展示「原美術館コレクション」展を開催いた
します。世界各国の現代美術を集めた約 1,000 点のコレクションの中から選んだ絵画・彫刻・写真・ヴィデオ作品 28 点を紹介。
日本・アジア・欧米のアーティストによる多彩な表現を通して現代美術の魅力をご堪能いただけます。また、近年収集した作
品で今回が初公開となる作品[曹斐(ツァオ フェイ) 、フランチェスカ ウッドマン、エルネスト ネトなどもいくつかご覧いただけ
ます。この会期中にはワークショップや音楽ライブなど、さまざまなイベントも行いますのであわせてお楽しみください。
【開催要項】
展覧会名
原美術館コレクション展
会期
2009 年 8 月 1 日 [土] - 10 月 12 日 [月・祝]
会場
原美術館 東京都品川区北品川 4-7-25 〒140-0001
Tel: 03-3445-0651(代表) Fax: 03-3473-0104(代表)
ウェブサイト: http://www.haramuseum.or.jp
E-mail: [email protected]
携帯サイト: http://mobile.haramuseum.or.jp
主催
原美術館
出品作家
艾未未(アイ ウェイウェイ)/カレル アペル/荒木経惟/フランチェスカ ウッドマン/ギルバート&ジョー
ジ/スラシ クソンウォン/笹口数/曹斐(ツァオ フェイ) /エルネスト ネト/クリスチャン ボルタンスキー
/森弘治/やなぎみわ/米田知子/ピピロッティ リスト/刘建華(リュウ ジャンホア) ほか(50 音順)
開館時間
11:00 am - 5:00 pm (9 月 23 日を除く水曜日は 8:00 pm まで開館/入館は閉館時刻の 30 分前まで)
休館日
月曜日 (9 月 21 日・10 月 12 日は開館)、9 月 24 日
入館料
一般 1,000 円、大高生 700 円、小中生 500 円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の
入館無料/20 名以上の団体は 1 人 100 円引
交通案内
JR「品川駅」高輪口より徒歩 15 分/都営バス「反 96」系統「御殿山」停留所下車、徒歩 3 分
ギャラリーガイド 日曜・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを実施(2:30 pm より 30 分程度)
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原美術館 プレスリリース 2009/09/01
【主な出品作家について】
■艾未未( ア イ ウェ イ ウェ イ)
1957 年北京生まれ。
1980 年前後に前衛芸術集団「星星画会」に参加後渡米し、パフォーマンスやコンセプチュアルアートを展開。93 年に帰国し
てからは、出版活動の他、チャイナ アート アーカイヴス&ウエアハウスのディレクターとして、中国の若手アーティストを支
援した。また、99 年に自宅兼スタジオを設計して以来、数多くの建築・都市開発プロジェクトにも携わっている。活動の分野
は多岐におよぶが、一貫して、自国の経済・社会状況を独自の視点で見つめ続けている。
■カレル アペル
1921 年アムステルダム生まれ、2006 年没。
1948 年に「コブラ(COBRA)」グループを結成。この名称は、主要メンバーの出身地である、コペンハーゲン、ブリュッセル、
アムステルダムからとられたが、これは彼等が、パリやニューヨークといった戦後現代美術の中心地から物理的・精神的に距
離を置いていることを象徴している。プリミティヴアートや子供の絵に手本を求め、純粋に自由であることを主張したため、作
品は「粗野である」といったそしりをまぬかれなかったが、活力に満ちた活動は、後の世代へも大きな影響を与えた。
■フランチェスカ ウッドマン
1958 年デンバー(米国コロラド州)生まれ、1981 年没。
13 歳からセルフポートレイトを撮り始め、22 歳の若さで自ら命を絶つまでに、約 800 点もの写真を制作。若い女性の裸体を被
写体にすることの多かった彼女は、シンディ シャーマンやナン ゴールディンなど、女性の視点から女性の身体を解釈し直
すアーティストの先駆けと位置付けられている。
■曹斐(ツァオ フェイ)
1978 年広州生まれ、北京在住。
経済開放後の中国の若手有力アーティストとして注目を集めている曹斐(ツァオ フェイ)。経済発展とともに急激に変化して
いく自国の社会問題や大衆文化を題材に、映像や写真、パフォーマンスなど、様々な手法で表現活動を行なっている。ここ
数年ヴェネチア ビエンナーレや横浜トリエンナーレなど、各国の大型国際展にたてつづけに出品しているほか、オンライン
ゲームの一種とされるバーチャル世界「Second Life」上でも活動している。
■クリスチャン ボルタンスキー
1944 年パリに生まれる。
1968 年より実験映画の制作を手がけ、自身の幼少期の記憶を蘇らせる作品を発表。後に子供の肖像写真による「モニュメン
ト」シリーズへと展開した。写真は、蚤の市で見つけた見知らぬ家族のアルバムなどから選ばれ、引き伸ばされて、インスタレ
ーションを構成する要素のひとつとなり、元の意味や役割を失う。結果、個々の写真は個人的な出来事の記録ではなく、普
遍性を獲得し、作家のメッセージを見るものに伝える重要な役割を担っている。
■森 弘治
1969 年神奈川県生まれ、神奈川県在住。
デジタル技術の発展で、様々な映像加工を施したメディアアート作品が増加する中、加工に極力頼らず、対象の観察と記録
というドキュメンタリー的手法が森の作品の特徴である。一方で、ドキュメンタリーにみられる起承転結の 物語 的結実を拒ん
でいるかのような側面もあり、映像の中で叙述されていない余白の部分を強く喚起させる。
■やなぎ みわ
神戸市生まれ、京都市在住。
1990年代前半より写真作品を発表。女性をマネキン人形のようにモノ化した「エレベーター ガール」のシリーズで人気を博
した。その後も、若い女性が半世紀後の理想の自分を演じる「マイ グランドマザーズ」や寓話シリーズなど、女性、身体、老
いなどをテーマに、独特の感性で制作を続けている。現在開催中のヴェネチア ビエンナーレに日本代表として出品してい
る。
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原美術館 プレスリリース 2009/09/01
■米田知子
1965 年兵庫県生まれ、ロンドン在住。
アメリカとイギリスで写真を学んだのち、世界各国に被写体を求めながら、独自の世界を確立した。米田の写真の特徴は、
「見えないものを見る」視線とでもいうべきものにある。その視線に気づいたとき、鑑賞者は米田知子が提示する静謐な風景
が奇妙にざわめきはじめることを感じる。同時に、カメラのレンズという機械の視線が表現行為にもたらす可能性にあらためて
気づかされるだろう。
■ピピロッティ リスト
1962 年グラブス(スイス)生まれ、チューリッヒ在住。
ミュージックグループのステージデザイナー等を経て、1980 年代後半よりヴィデオ作品を発表。後に持ち前のカラフルでリズ
ミカルな映像をシアトリカルなセッティングで見せるヴィデオインスタレーションを展開する。女性性や身体性をテーマに自由
な発想で繰り広げられるリストワールドは、軽やかで前向きなエネルギーに満ち溢れている。
(50 音順)
【広報用図版】
図版掲載時には下記クレジットをあわせてご記載ください。スペースに制約がある場合は、素材技法、サイズの記載は省略
可能です。図版のトリミング、文字乗せはご遠慮ください。※他の写真のご希望がある場合はお問い合わせください。
<図版 2>
<図版 3>
<図版 4>
<図版 1> 曹斐(ツァオ フェイ) 「RMB City: セカンドライフでの都市計画」 2007 年、DVD、6 分
Courtesy of Vitamin Creative Space ©Cao Fei
<図版 2>フランチェスカ ウッドマン 「Seven Cloudy Days, Rome」 1977-78 年、ゼラチンシルバープリント、25.4 x 20.3cm
Courtesy of George and Betty Woodman and Victoria Miro Gallery
<図版 3>艾未未(アイ ウェイウェイ) 「毛像組
1」 1985 年、カンヴァスにアクリル絵具、167.4 x 146.5cm
<図版 4>やなぎみわ 「案内嬢の部屋 1F」 1997 年、カラー写真、240 x 200cm
■ 本展についてのお問い合わせ
原美術館 野田・松浦(広報)/安田篤生(本展担当学芸員)
Tel: 03-3280-0679 Fax: 03-5791-7630(いずれも直通/掲載の際には代表番号をご掲載ください。)
E-mail: [email protected]
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