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2013.4月~6月期 地域産業景気動向調査報告

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2013.4月~6月期 地域産業景気動向調査報告
2013
Vol.6
夏号
CONTENTS
1.地域産業景気動向調査
2.特別調査
「中小企業における“本業”の
現状と今後について」
3.企業紹介 イヅハラ産業 株式会社
株式会社 群南製作所
株式会社 日本デント
株式会社 丸和製作所
4.経営者なら気になる『事業承継』特集
INFORMATION
きりしんで始めようNISA(ニーサ)
きりしん
検索
きりしん職域サポート
平成25年夏季資金のご案内
地域産業景気動向調査
平成25年4月~6月期
全体としては曇り空が多い状況ですが、建設業については、医療福祉施設や太陽光発
電、復興需要やインフラの補修等で明るい景況感となっています。
卸売業については、円安や株高等の影響から、国内製造関連の卸売りがやや明るい景
況感となっています。
この調査は、当金庫取引先590先のご協力を得て聴き取り調査したものです。
当金庫営業地域の景気動向把握とともに、事業の経営指針に多少なりとも参考にしていた
だければ幸いです。
[業種別天気図]
25年
1月~3月
全
業
種
製
造
業
卸
売
業
小
売
業
25年
4月~6月
25年
7月~9月(予想)
サ ー ビ ス 業
建
不
設
動
業
産
業
(この天気図は、景気指標を総合的に判断して作成したものです。
)
好調
低調
本景気動向調査の内容については、お客様からのアンケートの結果であり、投資等の判断を
断定するものではないことを、ご理解ください。
虚
業況DI
の推移
業
種
全 業 種
製
造
卸
売
小
売
サービス
建
設
不 動 産
平成23年3月 平成23年6月 平成23年9月 平成23年12月 平成24年3月 平成24年6月 平成24年9月 平成24年12月 平成25年3月 平成25年6月
▲17.
8 ▲36.
6 ▲15.
1 ▲12.
5
▲5.
6
3.
1
0.
2
▲1.
5
▲4.
6
3.
8
▲14.
5 ▲45.
0 ▲12.
8 ▲13.
5
▲7.
9
4.
3
▲0.
6
▲4.
9
▲7.
4
3.
7
▲30.
2 ▲39.
6 ▲34.
0 ▲ 24.
5
▲9.
7
▲6.
7
▲6.
5 ▲19.
4
▲6.
5
9.
7
▲22.
4 ▲33.
3 ▲12.
9
▲5.
9
▲2.
3 ▲11.
6
▲7.
0
▲2.
3
▲4.
8
2.
4
▲20.
0 ▲30.
0 ▲17.
7
1.
3
0.
0
10.
3
2.
8
10.
2
▲4.
6
0.
9
▲ 9.
5 ▲27.
4 ▲11.
9 ▲17.
9
4.
3
2.
1
15.
2
10.
6
15.
2
17.
0
▲21.
6 ▲27.
0
▲8.
1 ▲22.
2 ▲15.
2
▲3.
2
▲6.
5
▲6.
5
▲3.
2 ▲10.
0
平成25年9月(予想)
2.
1
4.
3
3.
3
▲9.
5
▲5.
6
21.
3
▲10.
3
30.0
20.0
10.0
0.0
▲10.0
▲20.0
▲30.0
▲40.0
年
25
月
建設
平成
サービス
25
月
12
︵予想︶
24
年6月
3
平成
年
25
月
小売
年
24
平成
平成
年9月
24
平成
卸売
年6月
製造
平成
3
月
24
月
年
年
12
平成
平成
23
月
9
全業種
年
23
月
月
6
3
年
年
23
23
平成
平成
平成
▲50.0
9
不動産
業況判断(全業種)
30.0
20.0
10.0
0.0
▲10.0
▲20.0
▲30.0
▲40.0
平成
平成
平成
平成
平成
平成
平成
平成
平成
平成
平成
▲50.0
年 月︵予想︶
年 月
年 月
年 月
年 月
年 月
年 月
年 月
年 月
年 月
年 月
23
23
23
23
24
24
24
24
25
25
25
3
6
9
12
3
6
9
12
3
6
9
良い 悪い DI
※ DI
は、「良い」「やや良い」と回答した企業の割合から「悪い」
「やや悪い」と回答した企業の割合を差し引き、
プラスであれば上向き、0であれば中立、マイナスであれば下向き、というように判断します。
業
良
悪
D
種 平成23年3月
い
14.
7
い −32.
4
I −17.
8
平成23年6月
8.
3
−44.
8
−36.
6
平成23年9月 平成23年12月
13.
9
13.
6
−29.
0 −26.
0
−15.
1 −12.
5
平成24年3月
19.
9
25.
6
5.
6
平成24年6月
26.
1
−34.
8
3.
1
平成24年9月 平成24年12月
18.
5
21.
9
−18.
3
23.
3
0.
2
1.
5
平成25年3月 平成25年6月
18.
1
21.
2
−22.
6 −17.
4
−4.
6
3.
8
平成25年9月(予想)
17.
1
−14.
1
2.
1
許
業種別景況コメント
全 業
種
DI
590企業
6.0
経営上の問題点 上位5位
3.8
4.0
同業者間の競争激化
2.0
2.1
0.0
売上の停滞・減少
利幅の縮小
−2.0
販売納入先からの値下げ要請
−4.0
原材料高
−4.6
−6.0
25年3月
25年6月
0.0
25年9月予想
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
全業種では、業況DI
が3.
8と前回調査比で+8.
4と大幅に改善しており、25年9月予想に
おいても、2.
1とアベノミクス効果により好景況になっています。経営上の問題点として
は、
「同業者間の競争激化」「売上の停滞・減少」をあげる企業が多い状況です。
製 造
業
DI
330企業
6.0
3.7
4.0
経営上の問題点 上位5位
4.3
売上の停滞・減少
2.0
利幅の縮小
0.0
−2.0
同業者間の競争激化
−4.0
販売納入先からの値下げ要請
−6.0
−8.0
−7.4
原材料高
−10.0
25年3月
25年6月
25年9月予想
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
【自動車 金型】
金型業界については、業況、売上、受注、収益等で「良い」 と回答する企業が多く、富
士重工業の北米向け販売の好調や各メーカーの増産が影響しているものと思われます。
【自動車 プレス】
プレス業界も金型業界と同様に、業況、売上、受注、収益等の項目で「良い」と回答す
る企業が多く、富士重工業他、各メーカーの増産等の影響が大きいと思われます。自動車
関連の中でも、金型やプレス等は重い金属部品となるため、輸送面からも海外移転は進ま
ず、地元業者の受注増加につながっています。
【自動車 樹脂】
樹脂業界も、売上、受注、収益の項目について「良い」と回答する企業が増えてきてい
距
ます。業況については「悪い」と回答する企業がまだ多く、自動車関連の中でも軽い部品
で簡単な加工のものは、メーカー側の海外調達比率はまだ高いですが、徐々に国内向けも
出てきているようです。
【自動車 他】
業況、売上、収益等の項目について「良い」と回答する企業が増えてきています。自動
車関連では軽加工部品である樹脂、その他部品についてもメーカー側の国内調達が少しず
つ増えてきていると思われます。
【電機】
売上、収益の項目で「良い」と回答する企業がやや増えてきており、円安、株高等の影
響から今後の見込みについても、業況は改善傾向であり、国内の生産が回復基調であると
思われます。
【機械】
業況、売上、受注、収益等の項目で「良い」と回答する企業が大幅に増加し、25年9月
予想でも円安、株高等の影響から大きく改善、自動車関連の好況から、関連の機械生産が
増加しているものと思われます。
【パチンコ】
全体的には、売上、受注、収益等で「良い」と回答する企業は多いものの、総体的には
前回比で悪化傾向であり、パチンコ業界全体が縮小傾向であると思われます。
【繊維・衣料】
業況、売上、収益、資金繰りとも「悪い」と回答する企業が多く、25年9月予想におい
ても、同様に「悪い」と回答する企業が多い状況です。業種的に不況業種と思われます。
【その他製造】
業況、売上、収益とも「良い」と回答する企業が多く、25年9月予想においても同様に
「良い」と回答する企業が多い状況です。
卸 売
業
DI
32企業
10.0
8.0
人手不足
6.0
4.0
3.3
2.0
0.0
売上の停滞・減少
同業者間の競争激化
−2.0
−4.0
−6.0
経営上の問題点 上位5位
9.7
流通経路変化による競争激化
−6.5
−8.0
輸入品との競争激化
−10.0
25年3月
25年6月
25年9月予想
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
業況DI
は9.
7で前回調査比では+16.
2と大幅に改善しています。売上、収益等の項目に
ついても「良い」と回答する企業が多くなっており、製造業の回復から関連の材料卸が回
復傾向と思われます。
鋸
小 売
業
DI
43企業
4.0
経営上の問題点 上位5位
2.4
2.0
同業者間の競争激化
0.0
利幅の縮小
−2.0
売上の停滞・減少
−4.0
−6.0
−4.8
大型店との競争激化
−8.0
人手不足
−9.5
−10.0
25年3月
25年6月
25年9月予想
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
業況DI
は2.
4と前回調査比で+7.
2の改善となっていますが、売上、収益については「悪
い」と回答する企業のほうが多く、総体的には依然厳しい状態です。25年9月予想では大
幅に悪化見込みとなっており、アベノミクスによる景気回復期待感から一時的に改善した
ものの、円安等から仕入価格増加し、今後の業況に影響してくるものと思われます。
サービス業
DI
107企業
2.0
経営上の問題点 上位5位
0.9
0.0
同業者間の競争激化
−2.0
利幅の縮小
−4.0
売上の停滞・減少
−4.6
−5.6
−6.0
人手不足
−8.0
材料価格の上昇
−10.0
25年3月
25年6月
25年9月予想
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
【運輸業】
業況、売上、収益、資金繰り等で「悪い」と回答する企業が多い状況で、25年9月予想
では、円安、株高等の景況感からやや改善見込みとなっていますが、燃料費の高騰が運賃
に反映しづらいなど、全体としては、業況は悪い状態です。
【医療・介護】
医療、
介護では、高齢者人口の増加によって、
介護関係の安定成長が見込めることから、
売
上、収益、資金繰り、業況ともに「良い」と回答する企業が多い状況です。
【他サービス(飲食等)】
売上、収益、資金繰り等で「悪い」と回答する企業が多い状況で、25年9月予想でも、
業況は「悪い」と回答する企業が多い状況です。
漁
建 設
業
DI
47企業
25.0
経営上の問題点 上位5位
21.3
同業者間の競争激化
20.0
17.0
15.2
利幅の縮小
15.0
売上の停滞・減少
10.0
材料価格の上昇
5.0
大手企業との競争激化
0.0
25年3月
25年6月
25年9月予想
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
70.0
業況、売上、受注残、施工高、収益等多くの項目で「良い」と回答する企業が多く、25
年9月予想においても、
「良い」と回答する企業が多い状況です。医療介護施設建設、太陽
光発電建設、耐震、インフラ改修等好材料が多いことが要因と思われます。
不動産業
DI
31企業
0.0
経営上の問題点 上位5位
−3.2
同業者間の競争激化
−5.0
商品物件の不足
−10.0
−10.0
−10.3
売上の停滞・減少
利幅の縮小
−15.0
問題なし
−20.0
25年3月
25年6月
25年9月予想
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
【不動産販売業】
業況、売上、収益、販売価格、在庫、資金繰り等多くの項目で「悪い」と回答する企業
が多く、これから3ヶ月についても同様に「悪い」と回答する企業が多い状況です。全体
的に低位横ばい状態となっています。
【不動産賃貸業】
収益、資金繰り等で「悪い」と回答する企業が多い状況ですが、25年9月予想において
は製造業の好況から、関連の入居が見込まれるなど、業況、収益等についてやや改善傾向
となっています。
禦
特 別 調 査 「中小企業における“本業”の現状と今後について」
「中小企業における“本業”の現状と今後について」についての特別調査を実施しました。
その結果は次のとおりです。円円円円円円円円円円円円円円円円円円円円円円円円 調査対象先 590先
問1
貴社の業歴について、該当するものを以下の1∼5より1つお答え下さい。
また、貴社の売上規模(年商)について、該当するものを以下の6∼10より1つお答え下さい。
問1
(業歴)
① 10年未満
10.3 %
② 10年以上30年未満
45.0
③ 30年以上50年未満
33.8
④ 50年以上100年未満
10.3
⑤ 100年以上
0.6
(売上規模)
⑥ 1,000万円未満
1.9
⑦ 1,000万円以上5,000万円未満
26.8
⑧ 5,000万円以上1億円未満
18.2
⑨ 1億円以上5億円未満
36.1
⑩ 5億円以上
17.0
問2
(本業の変化)
① 本業に変化はない
86.8 %
② 本業が変化した(主要取扱商品・サービスの変化)
12.0
③ 本業が変化した(業種転換)
1.2
(市場の将来性)拡大が見込まれる
④ 拡大が見込まれる
3.5
⑤ やや拡大する見込み
19.0
⑥ 横ばい見込み(変わらない)
61.6
⑦ やや縮小する見込み
13.0
⑧ 縮小が見込まれる
2.9
20.0
40.0
60.0
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
①
②
③
0.0
50.0
100.0
④
⑤
⑥
⑦
⑧
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
貴社では、今後どのような事業展開を実施・検討することが想定されますか。
該当するものを以下の1∼9より最大3つまでお答え下さい。
なお、特にないという方は、10を選択下さい。
問3
① 本業の国内取引先深耕(生産・販売・調達等) 56.0 %
② 本業の新商品・サービスの展開
20.2
③ 本業の海外展開(生産・販売・調達等)
3.6
④ 副業(既存の別事業)の拡大
3.7
⑤ 新規事業への参入(多角化)
4.2
⑥ 本業の縮小
1.4
⑦ 副業(既存の別事業)の縮小
0.1
⑧ 業種転換
0.3
⑨ その他( )
0.0
⑩ 特にない
0.5
魚
0.0
貴社では、創業時と現在を比較して 本業(売上額の最大構成事業)に変化はありましたか。
該当するものを以下の1∼3より1つお答え下さい。
また、現在の貴社の本業に係る市場の将来性(今後5∼10年程度の市場の推移見通し)についてどの
ように認識していますか。該当するものを以下の4∼8より1つお答え下さい。
問2
問3
①
②
③
④
⑤
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
0.0
20.0
40.0
60.0
問4
昨今の円安傾向によって、貴社の 本業 にはどのような影響がありますか。
該当するものを以下の1∼4より1つお答え下さい。
また、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加が決まった場合、貴社の 本業 にはどのような
影響があると考えられますか。
該当するものを以下の5∼8より1つお答え下さい。
問4
(円安の影響)
① 良い影響がある
17.0 %
② どちらともいえない
50.0
③ 悪い影響がある
17.2
④ 影響はない
15.8
①
②
③
④
0.0
20.0
40.0
60.0
(TPPの影響)
⑤ 良い影響がある
⑥ どちらともいえない
⑦ 悪い影響がある
⑧ 影響はない
5.3
68.0
3.1
23.6
⑤
⑥
⑦
⑧
0.0
問5
20.0
40.0
60.0
80.0
貴社では将来的な事業(経営)の引継ぎに際して、どのような選択肢を想定・検討しますか。
該当するものを以下の1∼7より最大3つまでお答え下さい。
問5
全業種
① 子供(娘婿を含む)への承継
62.6 %
② 兄弟姉妹・その他の親族への承継
13.0
③ 非同族の役員・従業員への承継
13.7
④ 非同族の社外人材への承継
1.3
⑤ 他社への譲渡(M&A等)
3.2
⑥ 廃業(事業の清算)
4.3
⑦ その他( )
1.9
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
0
20
40
60
80
店舗内ATMの営業時間を拡大!
全店舗における店舗内ATMコーナーの
営業時間を延長しました! 平日なら朝7
時から夜9時まで営業しておりますので、
出勤前はもとより、お仕事終わりでも便利
にご利用いただけます。
また、これに伴い、現在13店舗に設置し
ている全自動貸金庫の営業時間について
も、店舗内ATMコーナーと同様の営業時
間となります。
●店舗内ATMコーナー
(全自動貸金庫)
の営業時間
平 日 7:
00~ 21:
00
※一部店舗8
:30~21
:00
土 曜 8:
30~ 17:
00
日・祝日 8:
30~ 17:
00
亨
企業紹介
イヅハラ産業 株式会社
群馬県桐生市
(高級ジャガード織、婦人服企画デザイン製造、
スカート・ワンピース・スーツ製造販売)
TEL 0277-52-8787 URL ht
t
p:
/
/
i
zuhar
asangyo.
com/
伝統と最先端のコラボレーション
今年で創業80周年を迎えるイヅハラ産業株式会社は、昭和8年に先々代の社長
が織物業として創業し、現在ではジャガード織物の真髄を追い求める繊維メー
カーとして、常に新しい発想とオリジナリティを発揮しています。
現在の新社屋が完成して4年、地元桐生の伝統を大切にし、最先端のコンピュー
タと電子ジャガードにより、企画・デザインを一貫して自社にて行っています。
織物から最終製品完成まであらゆるニーズに応え、最先端のプレタポルテ(高級
既製品服)をオリジナルブランドとして提供しています。
社長の赤石 使外雄氏
平成21年完成の新社屋
フリル織の製品
ものづくりの新しい発想は「考え方を変えること」「視点を変えること」だと、
社長は考えています。「織物業は傷の無い製品を作ることが仕事」「縫製業は織り
あがった生地を切ることが仕事」このような視点を変えて考えることで、ものづ
くりの新しい発想が生まれ、織物の段階でスカート等の形状を形成できる「フリ
ル織」の特許も取得しています。
「社内に技術が無ければ製造業ではない」織物の産地である桐生の将来のために
も、誇りを持って働ける環境を提供し、若い力を育むことが責務と社長は考えて
います。高い技術力と新しい発想で、伝統を大切にした「Medei
nKi
r
yu」のオ
リジナルブランド「I
ZUHARA」として、良い製品を出来るだけ安く提供できる
ように、技術と情熱で「ものづくり」にチャレンジしています。
享
企業紹介
株式会社 群南製作所
群馬県佐波郡玉村町
(自動車部品加工・組立、各種精密部品加工)
TEL 0270-65-2724 URL ht
t
p:
/
/
www.
gunnan.
co.
j
p/
「創造」
と
「開発」
をテーマに、
「未来」
へ
昭和30年11月に、父であり現会長の田口菊雄氏により創業された群南製作所。自動
車部品加工を中心として業容を拡大していきました。創業当時から精密部品加工の技術
に定評があり、昭和35年には車両から鉄塔、あらゆる構築物に対応できる特殊ナット
(SWT弛み止めナット)を開発、特許権の取得に至りました。当時、その商品性の高さから
NTTをはじめ東京電力の指定工場になるなど、自動車業界だけでなくあらゆる業界から
群南製作所の技術が支持されました。
その技術力、開発力の高さは現社長である田口泰
広氏に受け継がれ、更なる発展を続けています。
現在当社では、日産車を中心とした2500CCクラスの自動車エンジン部チェーン
ケースを主に、各自動車メーカーのタイヤホイール製造加工など取扱製品は幅広く、加工
から組立・検査まで一貫した生産を行なっています。
「常に生産性向上を考えている」
と田
口社長。専用機、自社システムを開発製造するなど機械設備の内製化にも積極的に取
組んでいます。
本社工場
(玉村町)
田口 泰広社長
平成6年1月には、前橋市粕川町に赤城工場を開設。質の高い製品を量産できる体制
整備を行ないました。
「創造」と「開発」をテーマに常に前進を続ける群南製作所。
その中心にいる田口社長
のアイディアは尽きること無く、平成8年には大量の水をミスト状に散水できる自社製品「きら
ら」
(散水ノズル)を製作しました。
この商品は当社が培ってきた精密加工における技術を
最大限に応用し、設計・製造されています。
販売に至っては、口コミだけで広がっていき、
園芸業者や農業者を中心に絶大なる支持を得ています。
群南製作所が発信するモノづくりに対する情熱と、確かな技術を様々な業界に提供し
ていきたいと考えている田口社長は、
「今後は、決められた業界・業種にこだわらず積極的
に新分野への進出をしていく」
と意欲的です。
たゆみない技術革新と創意工夫に満ち溢れた群南製作所は、未来に向かって確かな
歩みを進めています。
京
企業紹介
株式会社 日本デント
群馬県伊勢崎市
(歯科技工・補聴器)
TEL 0270-25-4663 URL ht
t
p:
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www.
ndent
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co.
j
p/
「歯科技工」
の力で、
世界中に
「笑顔」
を届ける
当社は、昭和41年に伊勢崎歯科技工所として創業しました。創業者である渋澤一良社
長は、昭和30年の歯科技工法施行後すぐに国家資格を取得し、現在まで日々進化する
歯科技工業界の最先端を走り続けてきました。当社は創業当初から徹底した品質保証体
制の維持に努め、
I
SOの認証を国内業界では初めて取得した企業でもあります。
当社では、創業以来50年以上に渡り培ってきた技術のもとに、
あらゆる色・形状の技工
物を精密に製作することができます。現在の歯科技工分野に欠かせない存在であるCAD
/CAMシステムを業界でいち早く導入し、最新テクノロジーと手作業における繊細な技
術の融合にも成功し、
当社でしかできない高品質な
「ものづくり」
を可能としています。
このように質の高いサービスを維持していくうえで、欠かせない人材育成にも力をいれ
ています。
在籍する技工士のアメリカ・アトランタ海外研修を実施、更に、現役歯科医師と
のセミナー、
研修会を定期的に実施するなどスペシャリストの育成に取組んでいます。
本社工場
(伊勢崎市)
渋澤 一良社長
社長を中心とした改善意識の高いスタッフ達による、特殊な技工道具・機械設備の開
発も積極的に行なっており、数多くの特許製品を生み出しています。
今では一般開業医から公共機関、大学病院など600機関を超える取引先を保有する
までに成長した日本デント。
“誠の心を持って、お互いに良く”
これは、
「誠実な心を持ち何
事にも真摯に取組むことで、顧客・従業員をはじめ当社に関わる全ての人達が良い関係
になる」
という意味であり、渋澤社長が最も大切にしている言葉です。
「これから先、歯科技工業界の世界標準化・グローバル化が鍵になる」
と渋澤社長。
自
社のことだけでなく業界全体の発展を考え、先を見据えます。
『日本デント』の技術が世界中へ届き、皆が良い関係になる日が来るまで渋澤社長の
挑戦は続いて行きます。
供
企業紹介
株式会社 丸和製作所
群馬県邑楽郡大泉町
(自動車マフラー部品、自動車タンク部品、
その他自動車部品製造)
TEL 0276-62-4158
「品質第一」
を常に胸に
当社は、昭和35年に現社長の父である平田武雄氏により創業されました。武雄氏は富
士重工業の前身である中島飛行機の出身で、初めは金型の製造業として営業、主に富
士重工業からの受注を請け、昭和36年に法人を設立し現在に至っています。
昭和47年には得意の溶接技術を活かし、ホンダ系平田プレスの協力工場として、金
型の製造から、自動車の部品製造へと転換を図ります。
主にエンジン周り部品を手がけて
いましたが、加工技術が徐々に認められ、富士重工業の協力工場として本格的にプレス
加工を手がけることになります。初めは、サンバーのサッシフレーム部品を製造し、徐々に
プレス設備を増設して事業の拡大を図りました。
世が平成に替わる頃、現社長である平田茂氏に社長が交代、同じくして富士重工業の
生産方針も大きく変わることとなります。富士重工業は下請企業を一次、二次等に分け、ま
た事業も、地域別に区分し生産体制の構築を図っていきました。
その結果、当社は富士重
工業との直接取引はなくなり、以前から取引のあった一次下請企業との取引がメインに
なっていきます。
本社工場
社長の平田 茂氏
平成18年に、当時のインプレッサのモデルチェンジを機に坂本工業㈱よりマフラーの
部品を受注し、今では、当元受会社の協力工場として、インプレッサ、フォレスターを中心
にほぼ全車種の部品を手がけています。平成20年には第二工場を稼動させ、また当元受
会社の協力工場として、要請、指導を受けながら、
平成21年にI
SO9001を取得するなど、
事業規模の拡大とともに、品質管理においても認められることとなります。
社長はものづくりを担う者として、
「品質第一」
を常に考え、
「現場で製造する段階で不良
を絶対に出さない」
「社外に不良を絶対出さない」ことを徹底して実践してきました。万一製
造段階で不良が出た場合には、全社員を集めて、原因、改善策を検討し、全社員に改善
方法を周知徹底しています。
また、将来的な展望として、マフラー部品は工程が多く、自動
化が難しいことから、低単価に対応できるだけの、効率化、複数工程の一本化等いかに自
動化を図っていくことができるかを常に考えています。
侠
経営者なら気になる「事業承継」特集
速やかに事業承継し、承継後の経営を安定させたいが…
◎このコーナーでは「事業承継」について新春号から全3回に分け、シリーズで紹介してい
ます。
事業承継問題
近年、中小企業経営者の高齢化が進む一方で、経営者のご子息が経営を承継しない傾向に
あり、後継者の確保が困難という理由で廃業が増加傾向にあります。
また、中小企業庁のデータによると、後継者が決定しているのは企業全体の約43%で、日
本経済にとって事業承継問題は今後ますます重要な課題になってきます。事業承継とは、経
営と所有を現在の経営者から、後継者に引き継ぐ行為です。
後継者を誰にするのか、経営体制をどのように見直していくのか、いろいろな方法があり
ますが事前の十分な検討と準備が必要です。
事業承継の選択肢
(1)生前贈与・遺言 (平成25年1月25日発刊 新春号に掲載)
経営者が所有している自社株式や事業用資産を後継者に集中させる方法としては、後継者
への生前贈与や遺言の活用があります。
生前に何の対策もしないまま経営者が死亡すると、相続財産の大半が自社株式や事業用資
産である場合、後継者がこれらを集中的に取得することについて他の相続人の同意を得るこ
とが難しくなります。
したがって、経営者の生前に贈与をしたり、遺言を作成するなどして、予め対策を講じる
のが有効です。
(2)会社や後継者による買取り (平成25年3月25日発刊 春号に掲載)
経営者の死亡によって相続人間に自社株式や事業用資産が分散してしまう場合などには、
会社や後継者が、これらを相続人などから買い取るという方法もあります。
(3)会社法の活用 (本号にて特集)
他にも、相続の際に自社株式(議決権)を後継者に集中又は分散を防止する方法として、
①株式の譲渡制限や相続人に対する売渡請求制度
②種類株式(議決権制限株式など)
といった会社法の制度を活用する方法もあります。
前回の春号では(2)「会社や後継者による買取り」について紹介しました。
最終回の今回は… 「会社法の活用」についてです。
(出典:中小企業庁HP等)
僑
Q.自社株式の集中や分散防止のために、会社法のどの制度を活用すれ
ばよいですか?
A.自社株式(議決権)の集中や分散防止のためには、会社法の(1)株式の譲渡制限、
(2)
相続人に対する売渡請求、(3)種類株式(議決権制限株式など)が活用できます。
(1)株式の譲渡制限
定款で、株式を譲渡する場合に会社の承認を必要とすることにより、自社株式の分散を
防ぐことができます。
※新たにこの制度を導入する定款変更のためには、株主総会の特殊決議(総株主の人数の
半数以上で、かつ、総株主の議決権の2/
3以上の賛成)が必要となります。
(2)相続人に対する売渡請求
株主の譲渡制限を行なっても、相続や合併による取得には適用されませんので、相続な
どによる分散を防ぐため、定款を変更して、株式を相続した株主に対して会社がその売渡
しを請求できるようにする、という方法があります。
※この定款変更には株主総会の特別決議(議決権の2/
3以上を有する株主の賛成)が必要
で、売渡請求をする場合にも、その都度、特別決議が必要です。また、経営者が死亡し
て自社株式を後継者が相続した場合にも、会社から売渡請求がなされる可能性があるの
で、注意が必要です。
(3)種類株式
株式会社は、普通株式のほかに種類株式(剰余金の配当、議決権などの権利内容の異な
る株式)を発行することができますが、自社株式(議決権)の集中や分散防止に活用でき
るのは、①議決権制限株式、②拒否権付株式(黄金株)などです。
①議決権制限株式
議決権制限株式(株主総会での議決権の全部または一部が制限されている株式)を活用
して、後継者には議決権のある株式を、それ以外の相続人には議決権のない株式をそれぞ
れ取得させて、後継者に議決権を集中することが考えられます。
※議決権のない株式会社の株主は、基本的に会社からの配当を期待するしかありませんの
で、非後継者に納得してもらうには、優先的に配当を実施するなどの配慮が必要です。
②議決権制限株式(黄金株)
経営者が、自社株式の大部分を後継者に譲るけれども不安が残る、という場合には、経
営者が拒否権付株式(一定事項について、株主総会決議のために必ず、拒否権付株式の株
主総会が必要、という株式)を保有し、後継者の経営に助言を与えられる余地を残してお
く、といった方法があります。
※経営者と後継者の間で意見の対立が生ずると、どちらの議案も可決できない状態に陥る
危険性もあるので注意が必要です。また、拒否権付株式は強い効力を有するので、万が
一にも他の人の手に渡ることのないよう、できれば前経営者の生前に消却するようにし
ましょう。
◎新春号から全3回に渡って特集してきました「事業承継」
。中小企業経営者にとって、避け
ては通れない問題になっています。本誌では今後も、旬な情報をタイムリーに提供してい
きます。
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きりしん経営情報 2013夏号
発行日 平成25年7月10日
発行者
編 集 桐生信用金庫融資Ⅰ部
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