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石井氏講演資料「市民主体の地域事業構築の可能性」[PDF

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石井氏講演資料「市民主体の地域事業構築の可能性」[PDF
ふじみ野市未来政策研究会講演資料
市民主体の地域事業構築の可能性
~福岡高校跡地活用の取り組みをきっかけとして~
平成26年3月16日
滋賀大学社会連携研究センター
教授 石井 良一
本日の内容
滋賀大学社会連携研究センター
公共施設整備を取り巻く現状
公共施設再編成からはじめる地域事業創出の可能性
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例
本資料の内容の無断転載・複製を禁じます。すべての内容は日本の著作権法および国際条約により保護されています。
Copyright© 2014 Shiga University Social Cooperation Research Center. All rights reserved. No reproduction or republication without written permissions
1
公共施設整備を取り巻く社会ニーズ
自治体はさまざまな公共施設を保有、運営
滋賀大学社会連携研究センター
 自治体は各種公共サービス実現のためにさまざまな公共施設を管理運営。各課が所管し、単一的な利用
に留まっているものが多い。
種類
学校教育
施設
生涯学習
施設
文化・ス
ポーツ施設
・小学校
・中学校
・公民館等
・集会施設
・スポーツ
施設
・公立保育
園
・児童館
・高齢者憩
い施設
・高齢者福
祉施設
・障がい者
福祉施設
・給食セン
ター
・高等学校
・図書館
・市民活動
支援セン
ター
・ホール
・博物館、資
料館、美術
館
・公立病院、
診療所
・保健セン
ター
近隣
レベ
ル
全市
レベ
ル
福祉・医療
施設
公営住宅
・公営住宅
・改良住宅
本資料の内容の無断転載・複製を禁じます。すべての内容は日本の著作権法および国際条約により保護されています。
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都市基盤
施設
産業施設
・公共駐車
場
・公共駐輪
場
・公園、緑地
・道路、橋梁
・下水道施
設
・葬祭場
・公共墓地
行政施設
・出張所
・産業振興
施設
・道の駅
・市庁舎・支
所
2
公共施設の老朽化
公共施設の多くも老朽化
 公共施設の多くは人口が急増し
た1960~70年代に建設され、建
設後30年以上経過し、大規模修
繕、更新時期を迎えている。
 ふじみ野市でも例外ではなく、40
年以上経過した施設が増加。
滋賀大学社会連携研究センター
ふじみ野市における公共施設の建設時期、経過年数
ふじみ野市における長寿命施設
施設名
建設年
経過年数
本庁舎(第1庁舎)
S47
42
大井総合庁舎
S46
43
亀久保保育所
S46
43
亀居、鶴が丘、西保
育所
S48
41
福岡小学校
S39
50
大井小学校
S40
49
駒西、上野台小学校
S42
47
鶴が丘、西小学校
S44
45
大井中学校
S41
48
葦原中学校
S46
43
上福岡学校給食セン
ター
S46
43
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3
公共施設の過不足
少子高齢化の影響で、児童向け施設は余剰、高齢者施設は不足に
滋賀大学社会連携研究センター
 日本の人口は
2005年から減少
し、高齢者が増加
。2050年には高
齢化比率は4割と
なり、1.2人の現役
世代で支えること
に。
日本の人口減少・超高齢化
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(出所)厚生労働白書
4
公共施設の余剰
学校が余剰に
滋賀大学社会連携研究センター
 少子化により、子供を対象にした公
共施設が余剰になる。特に、小、中
、高等学校の余剰が課題に。
学校種別の在学数の推移
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(出所)「子ども・若者白書」(H25)
5
公共施設の不足
高齢者のサービスニーズが強まる
生活シーン
元気高齢者(65~概ね80歳)
滋賀大学社会連携研究センター
介護・看護高齢者(概ね80歳~)
・アンチエイジング化粧品
・ヘアカラー、増毛、かつら
・大人用紙オムツ
・高齢者衣服
・訪問理美容
・健康食品、サプリメント
・カット野菜、中食、宅配弁当、宅配食材
・ネットスーパー、移動販売
・介護食、流動食
住む、生活する
・有料老人ホーム
・高齢者専用賃貸住宅
・家事サービス
・住宅リフォーム
・見守り、セキュリティ
・在宅介護
働く、貢献する
・シルバー人材センター
・人材紹介サービス
・ボランティア、NPO等市民活動
着る、装う
食べる
-
遊ぶ
・旅行商品
・サークル
・デイサービスセンター
・話し相手
・トラベルヘルパー
知る
・社会人大学、通信講座、生涯学習講座
通信講座
・関節サポーター
・コミュニティバス
・杖、シルバーカー、車椅子
・介護タクシー
・資産運用
・遺言、相続
・権利擁護
・筋トレ、フィットネス、ウォーキング
・人間ドック、健康診断、歯科健診
・病院(かかりつけ医)
・病院(高度診療)、リハビリ施設
・在宅医療、在宅看護、在宅歯科
・老人保健施設
・ショートステイ・宅老所
・小規模多機能型サービス
・ケアハウス
・特別養護老人ホーム、有料老人ホーム
歩く、移動する
守る
予防する、看る
・セレモニーホール
・火葬場
・墓園
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看取る
-
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赤字:自治体が主に提供
青字;自治体と民間が提供
黒字:民間が主に提供
6
公共施設の不足
高齢者福祉施設が不足
滋賀大学社会連携研究センター
 75歳以上人口が急増し、高齢者を対象とした福祉施設のニーズが拡大。
主な高齢者福祉施設定員の動向イメージ
施設名称
施設概要
2010
75歳以上人口
特別養護老人
ホーム
8,773
65歳以上の者であって、身体上または精神上著しい障
害があるために常時の介護を必要とする者(いわゆるねた
きり老人等)であって、居宅において適切な介護を受ける
ことが困難な者を入所させる施設。設置主体は地方公共
団体や社会福祉法人であり、入所決定は居住市町村の
措置決定による。
心身の病気や障害により、病院で治療を受けたが、自宅
で自力で生活できる状態には回復せず、自宅で自力で生
活できる状態に回復することを目的に、心身の機能回復
介護老人保健施
(リハビリ)訓練、食事・排泄・入浴・就寝・健康管理などの
設
日常生活の介護、心身の機能維持、通院への付き添い、
急性の病気・負傷時の病院への搬送・付き添い、介護保
険が適用されるサービスに関する相談などを行なう施設。
常時1人以上の65歳以上の高齢者を入所させて、生活
サービスを提供することを目的とした施設で老人福祉施設
でないもの。民間企業が経営しているケースが多く、料金
有料老人ホーム
設定も様々(数百万円 - 数千万円)で入居一時金を支払
う(終身)利用権方式、賃貸借方式、終身建物賃貸借方
式がある。
箇所数
2020
2030
2040
15,952
18,499
17,967
3
定員
250
455
527
512
定員/
75歳以
上人口
2.8
2.8
2.8
2.8
1,144
1,326
1,288
7.2
7.2
7.2
168
305
354
344
1.9
1.9
1.9
1.9
箇所数
5
定員
629
定員/
75歳以
上人口
7.2
箇所数
3
定員
定員/
75歳以
上人口
(注)現状の定員数は、埼玉県「施設名簿」に基づく。将来推計は将来人口に現状の湖南地域平均の定員率を乗じて推計
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公共施設の管理運営のアウトソーシング
自治体財政の厳しさもあいまって民間活用が進展
滋賀大学社会連携研究センター
 自治体財政が厳しくなり、効率性とサービスの向上を期待して、包括的業務委託、指定管理者制度、PFIな
どにより民間活用が進展。指定管理者制度については、民間企業、NPOの活用が進む。
指定管理者制度による委託先の内訳
平成18年9月2日
平成24年4月1日
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(出所)総務省「指定管理者制度導入状況調査」
8
公共施設の管理運営のアウトソーシング
運営権の移譲などを通じて大型のアウトソーシングも可能に
滋賀大学社会連携研究センター
 PFI法が改正され、運営権の移譲が可能となり、空港などの大型施設の民間運営が本格化。
(出所)内閣府民間資金等活用事業推進室(H25.10)「PFIの現状について」
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自治体の対応
大津市:公共施設の再編整備を全庁的に検討
滋賀大学社会連携研究センター
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(出所)大津市「大津市公共施設マネジメント基本方針(案)」H26.1
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自治体の対応
神奈川県:県有施設の原則廃止の提言を受ける
滋賀大学社会連携研究センター
 神奈川県の財政再建策を検討している有識者らによる
「緊急財政対策本部調査会」(神奈川臨調、座長・増田
寛也元総務相)は、3か年での県有施設の原則廃止を
提言。
神奈川県における緊急財政対策に対する最終意見(H24.9.21)
3 財政健全化に向けた6つの課題への意見
(1) 県有施設について
ア 「原則全廃」の視点による見直しの断行
県は、県有施設について、これまでも行政改革の取組みによる統廃合等を進
めてきており、例えば出先機関では、平成9年度当初と比較して平成24年度に
は半減されるなど、その成果は大きく評価されるべきである。県当局とすれば、
現時点で、無駄な施設はない、との認識に立っているだろう。しかしながら、近年、
これまで公共が主要な担い手として機能してきた公共サービスの領域にも民間
事業者が積極的に参入してきているし、同一地域で市町村施設と県施設のサー
ビスが重複している例も見受けられる。予測される巨額の財源不足を解消する
ためには、個々の施設について、多額の一般財源を投入してまで運営を継続し
ていくべき施設かどうか、改めて検証していくべきである。
そこで、本調査会としては、「県有施設は原則全廃」という視点に立ち、設置目
的、民間代替性、県・市町村の役割分担、更新期に見込まれる財政需要、税負
担の公平性といった様々な観点から、その必要性・あり方について原点に立ち
返った見直しを進めることを提言する。なお、民間サービスと公共サービスに重
複する部分が増えつつあるとはいえ、公共の関与によらなければ、住民に十分
なサービスが提供できない分野があることも事実である。従って、本調査会で言
う「廃止」とは、施設の機能を維持したまま市町村等へ移譲することや、必要性を
精査のうえ、存続の必要があると判断した施設に関して「独立採算」「受益者負
担」等の観点から、「当該施設の機能を維持しつつ、維持管理に係る県の一般
財源負担を限りなくゼロに近づけること」も含むものであることに留意されたい。
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11
滋賀大学社会連携研究センター
公共施設整備を取り巻く現状
公共施設再編成からはじめる地域事業創出の可能性
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例
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12
公共施設再編成からはじめる地域事業創出の可能性
公共施設の再編成を契機として、ソーシャルビジネスの創出を
滋賀大学社会連携研究センター
教育施設の
余剰
余剰施設の廃止、跡地の
発生、建替えの必要性
高齢者施設の
不足
施設の老朽化
地域活性化の
必要
公共施設のリニューアル、
機能変換、複合化
行政の財源不足
若者、女性、
NPOの活躍
民間活力の活用
ソーシャルビジネス*
の創出
心豊かなふじみ野市に!
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元気高齢者の
増加
*ソーシャルビジネスとは、環境保護、高齢者・障が
い者の介護・福祉から、子育て支援、まちづくり、観光
等の社会課題の解決に向けて、住民、NPO、企業な
ど、様々な主体が協力しながらビジネスの手法を活用
して取り組むこと
13
公共施設再編成からはじめる地域事業創出の可能性
機能変換は、施設規模と地域の課題を踏まえて
滋賀大学社会連携研究センター
公共施設のリニューアル、
機能変換、複合化
交流・観光事業
物産館、レストラン、宿泊、体験活動セン
ター、など
文化まちづくり事業
博物館、美術館、現代美術創作工房、な
ど
地域資源活用型生産事業
農産物加工施設、伝統工芸創作施設、
家具工場、など
複合化
創業支援事業
シェアオフィス、試作研究レンタルラボ、
など
教育研修事業
教育研修事業
学習困難児教育施設、インターナショナ
ルスクール、スポーツ専門学校、大学サ
テライト、など
福祉サービス事業
保育所、発達障害児支援センター、授産
施設、介護保険施設、有料老人ホーム、
など
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滋賀大学社会連携研究センター
公共施設整備を取り巻く現状
公共施設再編成からはじめる地域事業創出の可能性
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例
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15
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【交流・観光事業】
みらい館大明「地域で運営する生涯学習施設」(豊島区)
滋賀大学社会連携研究センター
みらい館大明
所在地:東京都豊島区池袋3-30-8
http://www.toshima.ne.jp/~taimei/
経緯
・平成17年3月末に閉校となった「豊島区立大明小学校」の跡地を
活用した生涯学習施設。校舎をほとんど改装せずに、そのまま再
利用。
施設概要
1階:オーディオルーム、レク・ルーム、会議室、和室、小和室、文
化教室
2階:体育館、会議室、小会議室、パソコンルーム、工作室。
活動概要
・主にサークル団体の展示・発表などに使われており、体験教室
、映画上映会などの企画、フリーマーケットなども開催されている
。パソコン講座など学習講座もあるので、楽しみ、学びながら地域
とのコミュニケーションを図れる。午後9時と夜遅くまで開いている
ため社会人には便利。
・劇団の稽古、テレビ番組、映画等の撮影・イベントにも貸出。
・若者支援事業として「おとな大学」、「ブックカフェ大明」を実施、
運営
・地元有志が立ち上げた「特定非営利活動法人 いけぶくろ大明」
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(出所)施設HP等
16
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【文化、まちづくり事業】
戸隠地質化石博物館「博物館を統合し全国有数の博物館に再生」(長野市)
滋賀大学社会連携研究センター
長野市立戸隠地質化石博物館
長野県長野市戸隠栃原3400 http://www.avis.ne.jp/~kaseki/
経緯
・昭和58 年(1983)建築、鉄筋コンクリート造3階建(延面積約
2700 ㎡)。
・平成18 年から3 年間かけて整備し、総事業費は約2 億円。
規模的には、県下でも最大級の自然史系博物館。
・長野市立博物館分館の戸隠地質化石館と茶臼山自然史館
の既存2施設を統合し、廃校となった旧柵(しがらみ)小学校の
校舎建築をそのまま生かして自然史系博物館として再生。東
京大学総合研究博物館は企画構想段階から参画し、受託研
究を通して再生型博物館の基本デザインと実施計画を提案。
施設概要
3 階 戸隠で発見された化石をもとに、長野の大地がどのよう
に変化してきたのかを展示。ダイカイギュウ全身骨格(全長7
m)、1/5 万大型地形模型などが目玉。
2 階 化石や動植物など、資料の収蔵の場。
1階 利用者の学習の場。多目的室、企画展示室、ライブラリ
ー、学校資料室など。2 トンの化石岩塊やミンククジラ全身骨
格(全長9m)も展示。
運営
長野市
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(出所)施設HP等
17
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【文化、まちづくり事業】
3331 Arts Chiyoda「若者が集い楽しみ発信する芸術創造センター」(千代田区)
滋賀大学社会連携研究センター
3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 http://www.3331.jp/
経緯
平成17年3月 練成中学校閉校
平成18年10月 ちよだアートスクエア検討会から提言が提出
平成20年7月 答申を受けて、区において実施計画書を策定
平成20年9月 公募でコマンドAを第一候補団体として決定
平成22年6月 グランドオープン
施設概要
屋上 屋上菜園ほか
3階 入居団体スペース、シェアオフィス
2階 入居団体スペース、貸し会議室、体育館(多目的スペース)
1階 ウッドデッキ、コミュニティースペース、カフェ、ラウンジ、等
地下1階 アーティストスタジオ、ワークショップルーム
活動概要
・文化芸術に携わる様々な団体が入居し、活動。1年を通して、様々な展覧
会やイベント、ワークショップを実施しているほか、アートスクールも開講。
運営
合同会社コマンドA
区は、バリアフリー対策など建物改修工事費の一部を補助。建物賃借料の
減額やPR活動を通じて支援するほか、アーティスト・イン・レジデンス及び障
害者アート支援の事業を提供。
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(出所)施設HP等
18
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【地域資源活用型生産事業】
あいあいファーム「地元農産物を使った加工品の生産」(今帰仁村)
滋賀大学社会連携研究センター
あいあいファーム
沖縄県今帰仁村湧川369 http://happyaiaifarm.com/
経緯
・2010年4月に閉校した湧川小学校の跡地を、農業
中心の体験型観光交流施設に活用してもらおうと、
今帰仁村は農業生産法人あいあいファームと校舎、
運動場、体育館などを含む跡地の無償貸与契約を
締結。
・2014年3月オープン。
施設概要
校舎内:しいたけ生産、加工品工場、カフェ、レストラ
ン、直売所、宿泊施設、等
校庭:ガーデン、広場
活動概要
・農産物生産、地元農産物を使った加工品(パン、豆
腐、味噌、ドレッシング、ソーセージ等)生産
・レストラン、直売
・体験教室、宿泊
運営
(株)あいあいファーム
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(出所)施設HP等
19
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【創業支援事業】
世田谷ものづくり学校「クリエーターの創業オフィスを提供」(世田谷区)
滋賀大学社会連携研究センター
世田谷ものづくり学校
東京都世田谷区池尻 2-4-5 http://setagaya-school.net/
経緯
2004年03月 世田谷区立池尻中学校が統廃合で廃校する
2004年10月 廃校跡地再生プロジェクトとしてスタートする
・閉校となった旧池尻中学校の施設利用について住民を交えた検討が行われ
、校庭部分及び体育館は池尻小学校に統合、校舎部分は一般向けに有効活
用されることとなった。
・ 区内外の複数の組織に意向打診を行い、施設活用及び運営について総合
的かつ波及効果の高い提案である「世田谷ものづくり学校」が採用。
世田谷区による、5年間契約の定期借家(年1千万円)
2004年~2009年 第1期、2009年~2013年 第2期
施設概要
・個性溢れるクリエイター達のオフィススペースの他、ギャラリーやカフェ、影写
室、会議室などをパブリックスペースとして開放。
活動概要
・「デザイン・建築・映像・食・アート・ファッション」など、さまざまな分野のクリエ
ーターに教室を開放し、ワーキングスペースとして機能。
・展示や撮影、イベントなど様々な使い方の出来る「IID Gallery」をはじめ、試
写室、木工房のほかパブリックスペースを開放し、様々なプログラムを実施。
運営
・アールプロジェクト㈱
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(出所)施設HP等
20
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【創業支援事業】
SOHO CITYみたか構想「官民の遊休施設を市民の創業支援施設に転換」
滋賀大学社会連携研究センター
・「SOHO CITYみたか構想」は、三鷹産業プラザ、三鷹市三立SOHOセ
ンター、三鷹市SOHOパイロットオフィスの3つのSOHO施設と、民間の
SOHOオフィスを拠点に、市内に敷設された光通信網を活かして、情報
関連企業の集積とSOHOなどの創業支援をおこなうものです。
・あわせて、市民の情報化へのリテラシィを高める一方、市内の事業者
の情報化を推進する、新たな都市型産業振興を含む地域情報化の構想
です。
・株式会社まちづくり三鷹は三鷹市と共にその主体を担います。
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(出所)施設HP等
21
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【教育研修事業】
たまがわ・みらいパーク「市民が企画運営する子育て交流の場」(立川市)
滋賀大学社会連携研究センター
プログラムの例
たまがわ・みらいパーク
東京都立川市富士見町6-46-1
http://miraipark.net/index.html
経緯
・旧多摩川小学校の跡地をどう活用するか、立川市で
ははじめてのケースであり、近隣市民を中心に数年の
協議・検討を経て、平成18年4月に「子どもを中心に
様々な人が集い、楽しみ、学びあう場」としてオープン
、その後公募により「たまがわ・みらいパーク」の愛称
も決定。
活動概要
たまがわ・みらいパークは公民館などのような「場所貸
し」の施設ではなく、「たまがわ・みらいパーク企画運
営委員会」が企画運営し、子どもたちや市民の皆さん
に積極的にサービスを提供するための施設。「プログ
ラム」は全て企画運営委員会が主催となり、また「立川
市協働事業」となる。
運営
・市民有志で設立した市民団体「たまがわ・みらいパー
ク企画運営委員会」が立川市とパートナーシップ協定
を締結し、企画運営
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(出所)施設HP等
22
公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【教育研修事業】
シュタイナー学園「公立にはない個性的な学校を誘致」(相模原市)
滋賀大学社会連携研究センター
学校法人シュタイナー学園
初等部・中等部 神奈川県相模原市緑区名倉2805-1
高等部
神奈川県相模原市緑区吉野407
http://www.steiner.ed.jp/
経緯
・2004年 構造改革特区制度を活用し、特区申請の認可
と私立学校審議会の認可を得て、日本国内のシュタイナ
ー学校として初めて学校法人格を取得。同年10月、神奈
川県津久井郡藤野町(現・相模原市緑区)の名倉小学校
跡地に移転。これと同時に、校名を現在の「学校法人シュ
タイナー学園」に変更。
2012年1月 高等部設置認可を取得。
2012年4月 相模原市立吉野小学校の跡地に、学校法人
シュタイナー学園高等部が開校。日本国内の学校法人格
をもつシュタイナー学校として初めて、小中高一貫の12年
制が完成。
活動概要
・「教育そのものが芸術行為であることが大切」と考えたル
ドルフ・シュタイナーの教育観、人間観に基づく12年一貫
のカリキュラムを実践する。知育偏重ではない子どもの心
、体、知性、精神性を含めた全人教育を目指している。
運営
学校法人シュタイナー学園
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(出所)施設HP等
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公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【教育研修事業】
神流湖スポーツアカデミー「地域型総合スポーツクラブの基地に」(藤岡市)
滋賀大学社会連携研究センター
神流湖スポーツアカデミー
群馬県藤岡市保美濃山2218
http://www.k-sc.jp/index.html
経緯
・廃校になった旧美原小・中学校を改装した
スポーツ施設。 平成15年より荒れ果てた
グラウンドを整備し、校舎内も少しずつクラ
ブハウス仕様に改装。平成21年7月「スポ
ーツ振興くじ(toto)」の助成を受けて全面人
工芝のグラウンドが完成。この間、地域住
民の多くの方々がボランティアとして協力。
施設概要
・最高級の人工芝グラウンド (フットサル3
面、サッカージュニア用1面)、夜間照明(ナ
イター)完備、屋外プール、宿泊施設、浴場
、食堂、調理場、会議室、ミーティングルー
ム、娯楽室など
活動概要
・スポーツ教室、合宿受入れ
運営
NPO神流川スポーツクラブ(総合型地域ス
ポーツクラブ)、市は賃貸
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公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【福祉サービス事業】
おうるの郷「広い空間を活用した老人ホーム」(新冠町)
滋賀大学社会連携研究センター
有料老人ホーム おうるの郷
新冠郡新冠町字共栄318番地2
http://ouru.jp/index.html
経緯
・新冠町立東川小学校が平成20年3月に閉校
・平成20年の12月に訪問介護ステーションを開設、翌
21年5月には有料老人ホーム、デイサービスステーシ
ョンを順次、開設
・平成22年10月に社会福祉法人「ふくろう会」として認
可を受け、11月には「特別養護老人ホームおうるの郷
」として開設
施設概要
ケアハウス、特別養護老人ホーム、デイサービスセン
ター
運営
社会福祉法人「ふくろう会」、(株)TMS
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公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【福祉サービス事業】
ラボラーレ登米「在宅障害者支援の拠点施設に」
滋賀大学社会連携研究センター
ラボラーレ登米
登米市迫町新田字対馬51-7
http://www.micare.net/laborare/
経緯
・2007年に新田第二小学校同校は児
童減少から新田第一小と統合し廃校
・市が「地域が寂れないように」と廃校
利用を公募。「ふれあいの里」が土地・
建物の無償貸与を条件に「ラボラーレ
登米」を開設
施設概要
・古い校舎を取り壊し新鋭機械を導入
したクリーニング工場棟を新設。職員
室、保健室などがあった鉄筋2階建て
新校舎1100㎡は事務室、調理室、休
憩・更衣室、浴室などに改修
活動概要
・パンづくり、厨房作業、野菜、果実栽
培、公園、グラウンド管理、理念作業
運営
・社会福祉法人ふれあいの里
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公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【福祉サービス事業】
さめがわこどもセンター「幼保一体化、子育て支援拠点の形成」(鮫川村)
滋賀大学社会連携研究センター
さめがわこどもセンター
福島県鮫川村大字赤坂西野字酒垂3番地3
http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/index.php
?code=89
経緯
・村内には保育所2施設、幼稚園1施設があった
が老朽化し、改築の時期に達していた。
・平成15年3月に廃校となった旧西野小学校校
舎を活用し、幼保一体化施設に変更するため、「
地域再生計画認定書(里山の食と農、自然を活
かす地域再生計画)」の認定を受け、平成16年
8月から整備し、平成17年3月に完成。
施設概要
幼稚園2室、保育園8室、子育て支援センター1
室
活動概要
・幼保一体化により、すべての子供たちが同じカ
リキュラムで保育。
運営
鮫川村
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公共施設再編成からはじめる地域事業創出事例 【複合施設】
門真市民プラザ「不足していた公共施設を複合化」(門真市)
滋賀大学社会連携研究センター
門真市民プラザ
門真市北島546
http://www.city.kadoma.osaka.jp/kyoiku
/shisetsushokai/shimin_plaza/plaza.htm
l
経緯
・平成15年4月 府立門真南高等学校
閉校
・平成18年7月に市は大阪府から取得
し、新たな複合型公共施設「門真市民プ
ラザ」として、再生整備
施設概要
・生涯学習センター
・スポーツ施設(体育館、グラウンド)
・図書館分館
•子育て支援スペース
•教育センター(教職員の研修施設)
・市民公益活動センター
・防災倉庫 など
運営
・市(指定管理者 奥アンツーカ(株)
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(出所)施設HP等
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福岡高校跡地活用で考えてほしいこと
滋賀大学社会連携研究センター

市全体の施設か、地域の施設か

地域社会の課題解決に資するか

「校舎」の雰囲気や空間を十分活かしているか

機能複合の可能性を検討したか

自分たちのビジネスチャンス、社会参加のチャンスも創出できているか、おもしろいか

十分魅力的で、ふじみ野市の価値を高めているか
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