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結果への対処方針(案)
資料 2-1 技術 WG(第1回)結果への対処方針(案) 分野/論点番号 技術 WG でのご意見 対処方針案 全般 目標設定の地域 ・どんな特性を持った自治体がどのような目標設定をするとよいか整理 ⇒総量目標以外の地域特性を踏まえた個別目標を設定するための判断フロ 特性の考え方 ・自治体の特性に合わせて、重点分野を絞っていける内容にしていただきたい ー(フローチャート)を検討・作成する。 現況推計方法の ・排出量全体の概算はした上で、各自治体のターゲットを絞り込む考え方を示すべき ⇒現況推計方法の選び方それ自体を示すフロー図を作成する。また、現況 選択方法につい ・全体推計として、A 法で算定し、必要箇所については B 法を採用する、といった算定方法の使 推計については、共通的な基本の方法を整理するとともに、個別分野の詳 て い方のフロー図を用意し、新たな情報として入れる 細な方法は資料編とする(それが分かるように本文に記載する)。 ・特に市町村では、簡易版を活用してある程度方針、重点分野を決めてから、詳細な分析に進 検討報告:資料 2-2【検討2】 検討報告:資料 2-2【検討 1】 むというアプローチがよいか。 現況推計 論点 3:現況推計 ・分野(部門)別にオプション案を整理するとよい。 ⇒現況推計方法の基本あるいは詳細を選択するための考え方を整理する の方向性につい て 中で、詳細な方法で取組むことの目的や意義について加筆する。 ・データについては、現状のデータと入手可能性等について整理すると良い ⇒統計データの特徴整理で、データの入手可能性についても言及する。 ・目標設定や進捗管理の方針(下記2パターン)によって、現況推計方法の方針も変わる。 ⇒「CO2 排出量の算定は概算でも良いが、対策・施策の事業量目標の進捗 -CO2 排出量の進捗管理を第一としつつ、政策効果についても CO2 排出量に反映 管理を徹底する」というスタンスを採用する。 -CO2 排出量の算定は概算でよいが、進捗管理の指標を別途設定し 2 本立てで評価 ・進捗管理指標の議論は、地域活力指標や持続可能性指標等、これまでも環境省で検討してき ⇒指標の詳細議論には踏込すぎないように例示するにとどめ、自治体の裁 た経緯もある。本検討会との整合性、温室効果ガス発生量及びその削減量を算定する本マニュ 量に任せる余地を残す。既に世に出されている主要な指標程度は、計測可 アルの主旨は尊重するべきではないか。主観や行動を含む各種指標の取捨選択については委 能性とともに整理。 員ごとに大きく意見が異なることも多いため、取扱いについては環境省と事務局で整理をした方 検討報告:資料 2-2【検討3】 が良い。CO2 排出量か、地域活性化か、マニュアルの主旨を整理する必要がある。 ・算定報告公表制度の対象となっている事業所のデータについては、情報開示請求で環境省か ⇒SHK の開示データを活用した積み上法の改良版について加筆。合わせ ら入手して、住所等から市町村別に示すことが出来るため、活用してはどうか。制度の対象とな て、開示データの取扱いについて検討。 らない小規模な事業所については、従来の按分法を用いるなど、活用方法を示すとよい。 論点 4:エネルギ ・地域内の再エネ発電量をカウントするなどして、参考値として示すなどできないか。 ⇒現況推計の章ではなく、目標設定の章で扱う。 ー転換部門の扱 ・総量目標とは別に、事業量目標を設定することを推奨するのであれば、再生可能エネルギー ⇒地域特性を踏まえた個別目標を設定するための判断表等にて考え方を整 いをどうすべきか 導入量の目標を設定することは当然の話である。直接の排出削減量にはならないが、別の枠 理 論点 5:自動車の ・B 法で活用する「市区町村別自動車交通 CO2 排出テーブル」のデータは、更新されたか。 組みで評価しても良いのではないか。 現況推計手法に ⇒テーブルのマニュアルを引用し、参考資料に追加。想定される CO2 排出テ ーブル更新のタイミングを考慮して、マニュアル上の記載ぶりを検討。 1 分野/論点番号 ついて 技術 WG でのご意見 対処方針案 ・国総研の報告書をベースに、国土交通省が道路計画の CO2 削減ガイドラインの策定を進めて ⇒国総研・土木学会『社会資本ライフサイクルを通した環境評価技術の開発 いる。その辺の情報も参考し、国交省の算定方法をレビューすべし。 に関する報告』等を参照、情報を整理。 ・自動車は、算定方法論と課題とのギャップが多い。その点を整理することも必要か。 ⇒運輸部門について、総排出量に反映できる施策は少ない。その限界を示 しつつ、事業量目標で対応する。 ・毎年、自動車から LRT への転換や、自動車から市民共同自転車への転換について、独自アン ⇒自治体独自にアンケート調査を実施して推計する方法のイメージを加筆す ケートを行い、運輸部門の排出量算定に反映させている。 る。その上で、例えば富山市の取組みを優良事例(参考資料)として紹介。 論点 6:エネルギ ・自治体特性(例:北海道の畜産都市等)があり一定のインパクトがある自治体に対しては、詳 ⇒自治体特性の判断材料を冒頭に示し、活動量の把握方法等必要事項に ー起源 CO2 以外 細な計算方法が必要。 ついて追記。 の現況推計手法 ・一般廃棄物の燃料代替について複数の検討会で議論されているところである。それらの議論 ⇒対策の削減効果として、廃棄物のエネルギー利用による燃料代替効果に について をフォローし、将来推計に反映すべき。 ついてどのように取り扱うべきか、まず現時点の各種検討状況をフォロー。 論点 7:森林吸収 ・森林吸収の算定方法について、J-VER や国内クレジット、低炭素ガイドライン等を比較整理し ⇒森林吸収の算定方法について、J-VER、国内クレジット及び低炭素ガイド の算定方法 ていただきたい。その上で、どれが良いかという議論としたい。また、J-VER の方法論の中に ラインを比較整理する。J-VER の算定方法についても、市町村に取って必ず は、吸収量だけでなく、削減効果の算出に使える部分も多い。 しも対応不可能という訳ではないので、実施可能性について検討する。 ・SCOPE3 について、重要な事項であるため、情報を整理し、加筆できる部分はすべき。 ⇒間接的な CO2 排出量について、どこまで書くかの範囲を示した上で、再 論点 8:間接的な CO2 排出量 度、検討会本体でも議論。 目標設定 論点 1:自治体が ・環境省から自治体に対してどのようなメッセージ出すかに依存するのではないか。他省庁で ⇒環境基本計画の 2050 年▲80%も基準年を厳格に定めていないので、ここ 責任を持つべき は、基準年を 1990 年に拘らないケースもあるが、2050 年の目標について 1990 年比で論じるべ は自治体の裁量とする。 範囲 き根拠があれば、変更する必要はないのではないか。 論点 2∼3:目標 ・総合計画の計画期間を乗り越えて、温暖化対策が自治体のビジョンを作っていいのかという懸 ⇒2050 年を見据えた低炭素化の将来像(長期目標)を、自治体内で共有し、 設定・将来像に 念もあるため、例えば、低炭素を先に打ち出した場合でも、総合計画をその方向に誘導するよう 総合計画等に反映することが望ましい旨、またそのための検討の段取り等 ついて な工夫が必要。 について、推進体制のパートに記載する。 論点 2∼3:目標 ・2050 年 80%削減目標を掲げると、2030 年以降は、その削減計画に論理飛躍が出るが、その ⇒将来像のパートにて記載する。 設定・将来像に ままで良いのか。ある程度の社会変革を想定する考え方をマニュアルに明記しないと、目標値 ついて が数字合わせになってしまう。 将来推計 論点 2∼3:将来 ・排出係数について国が見通しを示し、自治体が悩まずに将来推計できるようにすべき。 像・排出係数 ・優良事例や関連情報を充実化させることで、自治体の悩みの軽減に資する。 関連データにつ ・国立社会保障・人口問題研究所が推計している将来推計人口データの推計対象期間が、 いて 2060 年まで伸びた点をマニュアルにても紹介すべき。 その他 ・低炭素まちづくりガイドライン等他省庁も含めた政策との関連性を明記し、本実行計画の位置 ⇒他省庁による取組との関係について、併記する。 づけを図示化。土地利用の戦略をどのようにマニュアルに盛り込んでいくのか、議論すべき。 ⇒土地利用の戦略、空間単位の対策について、熟度との関係で記載方法を ・可能であれば空間単位の議論を本マニュアルにも入れられると良い。 検討する。 2 ⇒政府としてどこまで対応可能か検討する。 ⇒将来推計人口データについてマニュアル資料編に加筆する。