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「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案」についての パブリックコメント

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「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案」についての パブリックコメント
「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案」についての
パブリックコメント実施結果
-ご協力ありがとうございました。-
本パブリックコメントは、神奈川県、茅ヶ崎協同株式会社及び茅ヶ崎市で本基本方針
素案を作成していることや茅ヶ崎ゴルフ場の特性から応募資格を神奈川県内まで拡大し
て実施しました。なお、ご意見に対する回答についても、3者で作成しています
1 募集期間
平成27年8月27日(木)
2 意見の件数
271件
3 意見提出者数
196人(市内:124名
4 内容別の意見件数
分類
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
~
平成27年9月26日(土)
市外:72名)
項 目
基本方針の構成に関する意見
アイデア募集の公開と素案の関係に関する意見
住環境に関する意見
利活用が前提であるとの意見
ゴルフ場の存続を希望する署名の取り扱いに関する意見
まちづくりに求める機能に関する意見
避難場所に対する機能についての意見
みどりの環境に対する機能についての意見
海や健康とのつながりについての意見
ゴルフ場の存続を希望する意見
土地利用に関する提案(公園・緑地)
土地利用に関する提案(スポーツ施設)
土地利用に関する提案(その他施設)
土地利用に反対する意見
所有権に関する意見
用途地域に関する意見
意見交換会に関する意見
今後の進め方に関する意見
ゴルフ場の経営に関する意見
茅ヶ崎市史に関する意見
情報公開に関する意見
パブリックコメントの実施方法に関する意見
その他の意見
市民(県民)要件を満たさない意見
合 計
・・・・= 一部修正を加えた項目
問合せ先
電話
件数
4件
8件
1件
8件
6件
8件
17件
12件
2件
110件
21件
8件
10件
15件
1件
6件
7件
8件
7件
1件
1件
1件
6件
3件
271件
茅ヶ崎市 企画部企画経営課 企画経営担当
0467-82-1111(内線2461)
-1-
(意見及び3者の考え方)
■基本方針の構成に関する意見(4 件)
(意見1)
素案の「検討の視点」「テーマ」「必要な機能」は、ゴルフ場跡地内に限定して考え
る、ということでよいのでしょうか。或いは、周辺地域も含んだエリアとして考えるの
でしょうか。或いは、市全域を見たときに、ゴルフ場跡地、或いは周辺地域も含んだエ
リアがどうあるべきかを考える、ということなのでしょうか。
『21の提案内容p5』も、『「検討の視点」「テーマ」「必要な機能」』も商業系
・住居系開発、環境・自然配慮、防災、健康など総合的、総花的な内容になっています。
決して広くはないゴルフ場跡地の土地利用を、市としてどのようにするべき、或いは、
どのようにしたいと考えているのか、基本的な枠組みを示す責任が市にはあるのではな
いでしょうか。読み取りにくいのですが、市は、総合的(総花的?複合的?)な利用を
考えている、と捉えてよいでしょうか。
(意見2)
素案で、跡地活性化の方向性のテーマとして「新たなまちづくりによる活性化の実現」
として、4つのコンセプトが挙げられている。
極めて総花的で漏れなく掲げたという感じである。
意見交換のなかでもあったが、市として、あそこの跡地を今後どのような土地として
位置づけるのか、最も何を重要視するのか、その考えが示されていない。さらに言えば、
既に5回の住民意見交換会が、開催されているが、そこで出された意見、希望は、この
素案に盛り込まれているのか、いるようにはみえない。
(意見3)
現時点の方針はほとんど内容は無いものと認識しています。方針の公開を受けて、以下
の点を要望いたします。
複数の選択肢を準備した上でのあらためてのパプリックコメント募集の実施、現時点
の方針はなにも具体性は無く、今後どんな施設でもできうるような中身となっています。
そのため、この方針に対してのコメント募集ではなく、具体的な案に対してのコメント
募集の機会をあらためて設けて下さい。具体性があればイエス、ノーと意見を表明出来
るでしょうし、複数の案があれば選ぶことも出来るでしょう。
(意見4)
素案を一読した感想は、総花的で如何様にでも説明のつく都合の良い内容ですね。
(3者の考え方)
本基本方針は、市域全体を対象とする計画を踏まえたうえで、当該ゴルフ場の範囲を
-2-
対象として作成しております。
茅ヶ崎市における「ちがさき都市マスタープラン」においては、当該地を含む南東部
地域について、「良好な生活文化を持った風格ある海辺のまち」と方向付けており、本
基本方針(素案)においても、その方向性を前提として記載しています。
今回のパブリックコメントや茅ヶ崎市が実施した住民説明会・アンケート調査では、
「広域避難場所」や「みどり」を残して欲しいという意見が多く寄せられました。
また、これまでの神奈川県、茅ヶ崎市及び茅ヶ崎協同株式会社間の協議においても、
茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や「みどり」としての機能を確保してい
くこととしています。
今後は、こうした機能を確保しつつも、「にぎわい・交流」や「健康増進」などの機
能も視野に入れ、茅ヶ崎ゴルフ場のエリアだけではなく茅ヶ崎市や湘南地域全体の活性
化にも資するようなまちづくりをイメージし、検討していきたいと考えています。
■アイデア募集の公開と素案の関係に関する意見(8件)
(意見5)
14日に説明会があるようですが、参加できませんので一つわかりにくい点を申し述
べます。これまでの経過で、事業アイデアの募集(5p)が行われていますが、その結
果と今後予定されている公募型プロポーザルの実施(9p)との関連が不明です。事業
アイデアを募集又は選定することと事業者を選定するプロポーザルを二段階で行う理由
です。また、その費用支出者と事業アイデアの公開場所はどこなのかも不明です。
(意見6)
今回のパブリックコメントの趣旨が分かりにくい。
近隣住民なので関心があるのですが、このパブリックコメントの趣旨をどのように理
解したらよいのか悩んでいます。
21の事業アイデアの応募・提案があった。
p6 →土地の利活用検討の視点がある。
p7 →跡地利用の方向性として、「テーマ」p7 と「必要な機能」p8がある。
→パブコメ実施後、基本方針を確定し、公募条件を検討する。
→事業者を募集する。
というように読み取れますが、
提案のあったアイデアは、今回素案にある「検討の視点」「テーマ」「必要な機能」
を前提として応募されたのでしょうか。
提案のあったアイデアの詳細は、公開されているのでしょうか。
-3-
提案のあったアイデアとは切り離して、改めて、今回素案の「検討の視点」「テーマ」
「必要な機能」を前提として基本方針を策定し、事業者を募集するということなのでし
ょうか。[市の基本的な考え方が見えない]
(意見7)
アイデア募集がなぜ事業者限定で行われたのですか?アイデアを募集するだけの段階
なら、幅広く市民からも募集するべきです。市民は除外された理由はなぜですか?
(意見8)
跡地利用の進め方について、「利活用基本方針」が、未だ決まっていないのに、既に
事業アイデアを、この4月に募集しているのは、進め方としておかしいのではないか。
「利活用基本方針」が決まってから募集すべきではないか?
(意見9)
市民への素案の内容説明もいっさいなく、いきなり言葉の羅列について、パブコメで
見解を求められても書けない。市民側から、圧倒的な要望が出たのは、ゴルフ場の存続
のはずなのに、具体的な言葉として示されていない。このような経緯の分からない素案
は延期として、パブコメも中止にしてください。
(意見 10)
1.概要(2)敷地の概況を見ますと、ゴルフ場継続、ゴルフ場の跡地を生かした自
然公園とか辻堂にある海浜公園等のようなものではないか
事業アイディアの募集結果の詳細を掲載できなかったでしょうか。
また(2)敷地の概要と相反するアイディアが多いように思います。
また方針なく募集するからこの様な結果になるのでは
ゴルフ場の利活用については、市議会全協で報告があったそうですが、その内容も当
パブコをはじめ広く市民に情報公開し実施できなかったでしょうか。
市は①土地買取る意向ない②計画段階から協議したい H26,6,18 県回答
県市株三者は土地譲渡価格・貸付料減額しないうえ対象事業明記してアイディア募集
等々
マスコミ(新聞)では「ゴルフ場終了 広がる不安 26.9.4」「「防災拠点」会員ら存
続訴え 26.8.30」と報じています。市民は情報はマスコミに頼るしかないのでしょうか。
パブコ・国134号線活方と同一時期に当パブコ行なってますが何か意味があるでし
ょうか。時期(パブコ実施)別々に行なわれなかったでしょうか
現ゴルフ場利用につていて、ゴルフ以外でも散歩等々利用できるとかこの点の情報公
開も
ゴルフ場2年間暫定延長とか、この点の情報や事情説明を
-4-
(意見 11)
市長がゴルフ場をどのようにしたいのかという考えが全くなく、それ故一般から企画
を出させ、意見を取り入れていくのかと思いきや、実はそれらを全く無視した形で、密
室で、利害関係だけで進めているように思えます。ビジョンもなければ市民目線での方
針づくりというスタンスも見えません。少なくとも先日のアイデア募集に応募した案を
公表して、住民に問うべきです。
(意見 12)
素案には市が描いている利活用の構想が示されていないにも拘わらず、素案について
のパブリックコメン受付終了から最長でもわずか1か月後の10月末までに利活用の基
本計画を策定することになっています。住民の声に真摯に耳を傾け基本計画に反映しよ
うとする姿勢が見られず不安を感じます。
市は基本方針策定前に基本方針案をまとめ、これを市民に示してパブリックコメント
の実施や多くの住民との意見交換会の機会を設定してください。このようなプロセスを
経て市民の声を反映した基本計画の策定を年末までに延期してください。
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場はこれまで50年以上、観光日本株式会社が運営してきました。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しました。
そのため、今後の利活用については、神奈川県、茅ヶ崎市及び茅ヶ崎協同株式会社の
3者で協議を進めるとともに、平成27~28年度の2年間に限り、観光日本株式会社
に対し、暫定的にゴルフ場用地としての貸付けを継続しています。
事業アイデアの募集については、当該地での事業成立の可能性を確認するため、提案
者の資格については提案内容を自ら実施する法人又はテナントへの転貸により実施する
法人として、提案にあたり必要な費用については提案者の負担にすることとし、神奈川
県、茅ヶ崎市及び茅ヶ崎協同株式会社の3者により実施しました。
また、事業アイデアの募集は、次の事業を対象として募集しています。
・県及び市の総合計画推進に資する事業とし、湘南海岸の魅力向上や湘南地域の活性化を図
る事業。
・にぎわい・交流、安全・防災、緑・環境保全、健康増進の機能確保に配慮した事業。なお、
ゴルフ場の継続も含みます
事業アイデアの募集要項では、応募事業者名を公表しないこととし、提案内容につい
ても、提案者に事前確認の上、概要のみを公表することとしており、この基本方針の中
で募集結果の概要を公表しているところです。具体的な内容については、事業者独自の
企画やノウハウが含まれており、今後実施する公募型プロポーザル方式による事業者募
集にも影響を及ぼす可能性があるため、現段階で公表することはできません。
「土地の利活用検討の視点」は、近年の社会情勢や当該地における状況、課題を整理
-5-
し、「跡地利活用の方向性」「まちづくりに必要な機能」については、事業アイデアを
踏まえて当該地における方向性を整理したものです。
今後は、12月以降に公募型プロポーザル方式による事業者の募集を開始し、平成2
8年度に事業提案の審査、事業候補者の決定を行い、平成29年度以降に事業着手する
予定ですが、既に実施した事業アイデアの募集とは一切の関連はありません。
また、公募型プロポーザル方式による事業者の募集にあたり、改めてパブリックコメ
ントを実施する考えはありません。
ゴルフ場の存続を求める要望に対しては、「広域避難場所」の扱いも含め、今後の利
活用の検討を進めていく旨回答しています。
■住環境に関する意見(1 件)
(意見 13)
今日の茅ヶ崎ゴルフ場は、「茅ヶ崎に住みたい」と人を惹きつける源であると共に、
茅ヶ崎ブランドの空間イメージを象徴する蓄積ある場所となっています。 しかし、利活
用については、現状、かなりギスギスしており、それが勿体なく感じており、茅ヶ崎市
内のまちづくりを手伝う者として、パブリックコメントに応募いたします。よろしくご
査証願います。
今回の利活用の基本方針において湘南地域の活性化を掲げておりますが、現況、並び
に周辺が低層住居系の用途地域となっているといった都市計画的な観点からも、住環境
に関する事項も基本方針に加えるべきではないでしょうか?
(3者の考え方)
都市計画制限は、「第一種低層住居専用地域」であり、建蔽率50%、容積率100
%、高さ制限10mの制限があることを基本方針に記載しております。また、当該地周
辺においても同様の都市計画制限が指定されており、良好な住環境が保たれています。
跡地利活用の方向性のテーマとして「新たなまちづくりによる湘南地域の活性化の実
現」を掲げておりますが、ここでの「まちづくり」とは、地域の機能を維持発展させて
いくものとしています。
ご指摘の住環境に関する事項については、具体的な土地利用を公募する際に、明示し
ていく予定です
-6-
■利活用が前提であるとの意見(8件)
(意見 14)
9月14日に茅ヶ崎市役所で行われた「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案」の説
明会に参加しました。
テーマが「新たなまちづくりによる湘南地域の活性化の実現」でしたがこれは県・市
がすでに開発の方針が決まっているということではないでしょうか?地域の住民の意見
を聞くといってもゼスチャーだけではと疑ってしまいます。安保法案の採決前日の公聴
会と同じですね。
私は老後の楽しみにと5年前に茅ヶ崎ゴルフクラブの会員権を購入しましたが、ゴル
フ場がなくなってしまうことは残念ですが、茅ヶ崎海岸地区の住民7万人の避難場所と
して、また次世代の人々のために緑地を残して戴きたいと切に思うものです。
神奈川県が税収不足で県有地を処理しようとしているなら、県民税や法人税を上げる
のもやむを得ないと考えております。
子や孫の次の世代のためにも、開発してしまえば自然は戻らないという長期的視野に
立った決断をお願いいたします。
(意見 15)
市長はなぜ、ゴルフ場を閉鎖してまで開発したいとする本当の理由を説明しないので
しょうか。それがない中で住民を説得するのは無理があります。
提示された基本方針素案は全体的に場当たり的で、市民の「思い」が無視されている
稚拙な案(プラン)であり、典型的なお役所仕事のたまものに見えます。普通ならば市
長は、もっと真剣に考えろと差し戻しするはずです。
これらのことをかんがみると総てが、結論が先にあり、後はアリバイ作りのイベント
に思えてしまいます。
今後の市の対応について今回のパブリックコメントの位置づけを明確に市民に知らせ
ること。
以上述べてきたことを踏まえて、市民に対して十分な説明をするとともに、透明性を
前面に出して展開していただき市民と合意形成するプロセスを踏むよう切にお願いいた
します。今からでも遅くありません、
(意見 16)
これだけ地域に密着した市民に愛されているゴルフ場はないのではないでしょうか?
半世紀の間、湘南茅ヶ崎のシンボルであったこの貴重な宝を、なぜ、残そうとしないの
ですか?神奈川県の人気ゴルフ場常に上位ランク、世界に通じる上田治氏監修、日本唯
一の都市部住宅地に面したシーサイドリンクス。貴重な黒松と砂丘を生かした景観。オ
リンピックでも正式競技に選ばれ、高齢者や若い人にも生涯健康スポーツとして人気復
活。茅ヶ崎市にとっても世界に誇れる貴重な財産ではないでしょうか?残すためにどう
するかを、市民や団体、一般民間会社やスポーツ界、政財界人含め、案や支援を求める
-7-
べきです。
事業者による開発前提の進め方はおかしいのではないでしょうか?
(意見 17)
この間の経過は、昨年の4月に閉鎖H27年4月に事業提案、H27年8月「利活用
基本方針」素案の公表、パブリックコメントの実施
今後のスケジュールは、9月に住民説明会、10月に公募条件の検討、12月以降プ
ロポーザル方式による事業者募集開始、H28年度事業提案の審査事業候補者の決定、
所有権移転又は定期借地契約
一方地域の住民は様々な形で集会を持って運動を進めています。
この間の市主催の説明会でも多くの意見、アイディアが寄せられています。
以上の経過を踏まえて次のように考えます。
経過を見るとあまりにも拙速です。市はパブリックコメントを募集しても結局意見を
聞いたとのアリバイづくりをしているとしか思えません。(説明会の意見やパブリック
コメントをまじめに検討するつもりならとてもこんなスケジュールは考えられません。
もっともこれまでの市の姿勢は殆んどそうでしたが・・・)
(意見 18)
方針5(注)用途地域変更・・・検討とあるのは、土地を民間等売却し施設の導入を
前提に検討しているのでしょうか。
市職員担当者は「ゴルフ場は市街化区域にあり「非常に特殊な立地」・・・市担当指
摘 そして・・民間に売却されても計画段階から協議を開て一定規模の公園用地を確保
・・要望とあり」これでは基本方針(素案)が出来る前から民間に土地売却し施設あり
きを一定の方針のもとすすめているように感じられます。
十分な情報公開なく、十分な意見交換会なく、時に迫られ(追れ)パブコを実施では
パブコの意見募集の意味がなくなってしまうのでは?
(意見 19)
本課題につき、数度の意見交換会を開催されたことに対し担当部署に感謝する
しかしながら、県、市、協同㈱がまとめられた「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素
案」は、意見交換で圧倒的な意見であった“ゴルフ場の存続”あるいは、全面的に“緑
の保全”“広域避難場所の確保”とは程遠いものであることに大いに失望したと同時に、
この素案は市民にとって許せないものであることを表明する。
本課題への取り組姿勢は、当初より、“利活用”にあり、利益を上げること、開発す
ることに軸足を置いて来ている。
県は、茅ヶ崎市が購入しない限り、“利”こそ県民のためであると考え、市は「市民
の声でこの地区の保全を県に促す」とし、市のイニシアティブを頭初から放棄している
としか思えない。言動に終始している。
意見交換会で、多くの市民は、“開発は望まない”“建物は要らない”と主張して来
-8-
ている事を、市も多分県も承知した上で、それでも『“緑りも保全する”“広域避難場
所も確保する”しかし開発も行う』と結論づけた。
“開発する”ならば、今回の素案に「緑は×㎡残し広域避難場所として×㎡を残し、
その他を開発する」と市民に提示しないのか。市民を疑心暗鬼に落し入れている。多分、
「応募案を見ないと決まらない」と言うのであろうが、それは全く逆で、緑の保全規模
を先ず決めて、その上で計画の公募をするべきであろう。即ち、“緑の保全”はこの次
であり、開発優先を市民に見せつけているのだろう。
“全面的に緑りを残す”という市民の声、県民の声を無視するならば、環境破壊の手
本として、糾弾され続けることになるだろう。
再度願いする。この素案を撤回し、多くの市民の声を反映するものにして頂きたい。
(意見 20)
市は2020東京オリンピックを土地利活用の視点に入れていますが、どのような意
味なのか明確に示すべきです。ゴルフは次回のリオ・オリンピックから公式種目に復帰
しており、未来のプレーヤー育成、ジュニア選手の育成という視点でゴルフ場を存続さ
せる(茅ヶ崎ゴルフ場はジュニア育成に向いた全国的に希有のゴルフ場)という視点は、
始めから除外されているのではないですか?東京オリンピック選手村などのハコモノ誘
致を、いきなり茅ヶ崎ゴルフ場の土地活用検討に加えることは、あまりに勝手で一貫性
がない。素案の3.土地の利活用検討の視点について「再生可能エネルギーなどの導入や
省エネルギーの取り組みなど環境負荷軽減への配慮」「さがみロボット産業特区の指定」
「ロボット技術、最先端医療による生活機能の改善・回復」5.まちづくりに必要な機能
「さがみロボット産業特区指定を踏まえた事業活動の展開」「ロボット技術や最先端医
療の研究・展開」とあるが、これを見て、意味する内容が即答出来る市民、住民がどれ
だけいるのか?おそらく、限りなくゼロに近いだろう。市民は上記のことについて説明
を受けたことは一度もない。内容の意味さえ分からないのに、パブコメを出せと言われ
ても無理である。また、施設が建設されればゴルフ場は閉鎖せざるを得ないため、この
ような記述があるということは初めから茅ヶ崎ゴルフ場の存続の道を閉ざす前提に立っ
ており、ゴルフ場の存続が圧倒的に多数だった周辺住民の声を民主的に反映していない。
(意見 21)
素案には「土地利活用検討の視点」の中に施設建設に結びつく「東京2020オリン
ピック競技他大会の開催」や「さがみロボット産業特区の指定」があります。「まちづ
くりに必要な機能」には「省エネ、創エネなどの環境やバリアフリーへ配慮した施設の
導入」、「人々の健康志向に対応した施設の導入」が盛り込まれています。施設が建設
されればゴルフ場は閉鎖せざるを得ないため、このような記述は初めから茅ヶ崎ゴルフ
場の存続の道を閉ざす前提に立っており、周辺住民の声を反映していません。
市は2020東京オリンピックを土地利活用の視点に入れていますが、除外すべきで
す。東京オリンピック選手村誘致を茅ヶ崎ゴルフ場の土地活用検討の視点に加えること
はご都合主義ととられます。一貫性のある行政を求めます。
-9-
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場はこれまで50年以上、観光日本株式会社が運営してきました。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しました。
また、事業アイデアを募集した結果、確かに7法人からゴルフ場を継続したい旨の提
案がありましたが、いずれも県有地の正規貸付料の負担を前提とした提案ではありませ
んでした。
そのため、今後、このままゴルフ場を存続していくことは難しいと判断し、これを機
に新たな利活用を検討する必要があると考え、基本方針を策定していくものです。
長いゴルフ場経営において、防災の分野での「広域避難場所」としての役割や、ゴル
フ場の形態に伴う「みどり」空間創出においては、多大なる貢献をいただいておりまし
たが、社会経済状況の変化等に伴う結果として撤退表明に至った事実を受け止めなけれ
ばなりません。
当該ゴルフ場が閉鎖されますと、茅ヶ崎市のまちづくりにとっては、災害時における
広域避難場所の確保や隣接する地域における生活環境の変化などに大きな影響がありま
す。神奈川県及び茅ヶ崎協同株式会社においても、まちづくりへの影響を踏まえ、県及
び市の総合計画における政策・施策等を効果的に進めるとともに、茅ヶ崎市と周辺地域
への貢献が可能な土地利用のあり方について協議を進めております。
また、茅ヶ崎市として、当該地に対する市民のみなさまのご意向を把握するため、4
回の住民意見交換会を実施するとともに、ホームページを通じたアンケート調査を実施
しております。
なお、これまでの協議においては、茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や
「みどり」としての機能を確保してくこととしています。
本基本方針は、こうした取組みのほか、近年の社会情勢や当該地における状況、課題
を整理したもので、その内容についてパブリックコメントを通してみなさまのご意見を
伺うものです。
■ゴルフ場の存続を希望する署名の取り扱いに関する意見(6件)
(意見 22)
・ゴルフ場の存続について
昨年来の署名の結果、相当数の方から「ゴルフ場の存続」を求める意見があったと聞
いているが、茅ヶ崎市及び県がこれをどう受け止めているのか、しっかりとした回答が
示されていない。又、このことについて、「茅ヶ崎市の考え方」が全くわからない。土
地所有者である神奈川県の方を見て、大きな判断をしている様な姿しか見えない。
- 10 -
(意見 23)
地域行政においては、県民及び市民の声に耳を傾ける必要があり、特に様々な人格権
が尊重される今日においては、土地利用に際しては、近隣住民の意向を反映させなけれ
ばなりません。この点、茅ヶ崎ゴルフ場の閉鎖問題が発覚して以降、近隣住民を中心に、
約2万3千人もの人が、広域避難場所の機能を有するゴルフ場を存続させてほしいと、
ゴルフ場閉鎖反対の署名を行っています。この署名は、すでに県及び市に提出されてい
ます。県及び市は、これだけの数の住民の声を無視してはいけません。これらの署名者
がパブリックコメントに意見を述べなかったとしても、ゴルフ場反対署名の効力は維持
されています。県及び市は、ゴルフ場存続の意思を示した約2万3千人もの声を重く受
け止める必要があります。また、茅ヶ崎ゴルフ場は、茅ヶ崎市の南側地域において最大
にして唯一残された緑地です。茅ヶ崎市においては、平成24年度に茅ヶ崎市景観・み
どり・広報施策に関するアンケート調査報告書を公表しています。同報告書によると、
美しいまち並み景観の維持・創出に重要な点では「電柱をなくし街路樹の整備など道路
をきれいにする」38.1%に次いで、「山や丘陵、水辺などの自然環境を残す」が3
2.6%となっています。一方景観阻害要因としては「大規模なビル・マンションの建
設」が30.6%と高くなっています。また、茅ヶ崎のまちづくりで大切にしたいこと
では、「安全・安心なまちづくり」が51.6%と過半数を占めおり、市内において自
然環境の視点から優先的に保全すべき場所では、「市街地に残るみどり」が51.3%、
次いで「海岸沿いのみどり」が46.3%となり、97%もの人が優先的に市街地ない
し海岸沿いのみどりを保全すべきと考えています。同報告書からも明らかなとおり、茅
ヶ崎市民は、ゴルフ場用地について、開発を望んでおらず、ゴルフ場のまま緑地を保全
することを望んでいることは明らかであります。茅ヶ崎市は、市民の声をまちづくりに
反映させるために、アンケートを行い同報告書を作成したはずです。今こそ、集めた市
民の声を反映させるべき時なのではないでしょうか。
(意見 24)
「ゴルフ場をそのまま存続させる」という住民の多数意見が、はじめから排除されて
いる。
(意見 25)
湘南の緑と市民の命を守る・・・(茅ゴルフ・閉鎖反対・・)署名の結果をどのよう
に位置づけているのでしょうか。
そして26年度海岸地区市民集会(市民の集い)で司会者より、情報公開とゴルフ場
の継続もしくは公園化を市に要望する旨の発言があったと思います。このことを市はど
のように考えているでしょうか
27.1 月現ゴルフ場存続の要望のほか周辺自治会から要望として公園の整備や公共・公
益な土地利用を望む要望が出されているとか、どう回答しているのでしょうか
- 11 -
(意見 26)
市・県に既に提出済みの「ゴルフ場存閉鎖反対署名」に住所氏名を記入された 2 万 3
千人のご意志は無視されるという事でしょうか?お答えください。
いい政治とは国民生活の片隅にあるものだ。目立たずつつましく国民の後ろに控えて
いる。吹きすぎて行く風、・・・政治はそれでよい。ある政治家の言葉ですがこの謙虚
さを忘れた茅ヶ崎行政とても危険な時と考えます。
(意見 27)
現状のままでゴルフ場存続してほしいとの茅ヶ崎や周辺地域の人々の強い要求は、駅頭
や商店など集めた約2万3千名の署名となって、県や茅ヶ崎などにこれが提出されてい
ます。これは、ゴルフ場の歴史的価値や利用状況、更に生命、身体の安全と自然環境と
しての重要性を考えたうえでの運動であります。県や市はこの人々の要求を真剣に応え
るべきです。
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場はこれまで50年以上、観光日本株式会社が運営してきました。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しました。
また、事業アイデアを募集した結果、確かに7法人からゴルフ場を継続したい旨の提
案がありましたが、いずれも県有地の正規貸付料の負担を前提とした提案ではありませ
んでした。
そのため、今後、このままゴルフ場を存続していくことは難しいと判断し、これを機
に新たな利活用を検討する必要があると考え、基本方針を策定していくものです。
茅ヶ崎ゴルフ場の存続に対する署名については、複数の団体から神奈川県及び茅ヶ崎
市に提出があり、これまで茅ヶ崎ゴルフ場が果たしてきた「広域避難場所」、「緑地」
としての機能確保の必要性の表れだと考えています。
しかし、茅ヶ崎市では、(仮称)柳島スポーツ公園の整備やしおさい公園の移管に向け
た取組みなどによりスポーツ施策を進めるとともに、浜見平地区のハマミーナまなびプ
ラザ内に体育室を設けるなど、スポーツに触れることのできる新たな施策を実施してい
るところであり、主たる利用をゴルフ場とするスポーツ施策を新たに実施することは、
困難であると考えます。また、現状において茅ヶ崎市が用地を購入し、公園とすること
は非常に困難な状態であります。
これまでの協議においては、茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や「みど
り」としての機能を確保していくこととしており、本基本方針にも反映しています。
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■まちづくりに求める機能に関する意見(8件)
(意見 28)
当方針は、曖昧・抽象的で、何の方針もないように感じます。それは公園にもゴルフ
場にもモール等々何でも良いと言う方針なのでしょうか
土地の利活用検討の視点についても曖昧と言うか相矛盾していると言うか方針がない
ように思える
跡地利活用の方向性と5.まちづくりに必要な機能と相無盾しているような気がしま
す。それは4.なら公園・ゴルフ場断承にならないか 5なら博物館・モール・病院・
・・体育館等々施設導入ということにならないか。
当パブコメについて課題が掲載ないのは方針がないからでしょうか。
(意見 29)
素案ではあるが、箇条書きが多用され簡潔な記述が目立ち、もう少し丁寧な説明資料
を提示すべきである。
(意見 30)
・土地利活用検討の視点について
一部民有地もあり、難しい問題かもしれないが、自然環境を有効に残すのか、活性化
ということで開発を進めるのか、基本的にこれを共生することは難しいのではないか。
視点には施策(ポリシー)が必要です。
(意見 31)
基本方針での3.土地の利用検討の視点、4.文省略 5.省略(文)の各項目はす
べて取り上げたい内容ですが現実的には、これの重点選択となると思うので行政側とし
てはそれの重点レベルを提示して改めてパブリックコメントを出すことが望ましい今回
のパブコメでコメントを求めるのは無理があると思う。
(意見 32)
1. テーマ「新たなまちづくりによる湘南地域の活性化の実現」について
テーマは「まちづくり」に焦点が当てられ、安全及び防災(特に、県内最悪のクラス
ター地域)の視点での広域避難場所の確保が大きく後退している。
このまま同一面積の広域避難場所を確保せずに開発を進めて、災害被害を招くような
ことがあれば“人災”と言える。
土地の利活用の視点では、「安全・安心」「環境・自然」「健康」が挙げられ、「活
性化」は4つの視点の内の1つに過ぎないのに、テーマが「新たなまちづくりによる湘
南地域の活性化の実現」となっているのはおかしい。
「湘南地域」ではなく「地域(住民)」あるいは「茅ヶ崎市民」を優先すべき。神奈
川県/湘南地域全体の活性化のためには、「地域住民は少々の事は我慢しろ、広域避難
- 13 -
場所は若干狭くなっても工夫しろ」と言っているのと同じ。
素案には地域住民の声を第一に考える姿勢が見えない。
2.「まちづくりのコンセプト」について
「まちづくり」と言う表現も恣意的で、新規に手を入れる事が前提になっている。現
況の保全は初めから対象外となっているのはおかしい。
敷地の概況(特に浜須賀小学校と合わせて、約8万8千人が収容可能な広域避難場所)
が全く反映されていない。「広域避難場所」である事、「茅ヶ崎市みどりの基本計画に
おいて湘南海岸保全配慮地区」である事をコンセプトから除外し、「災害に強い安全安
心なまちづくり」にすり替え、「まちづくり」即ち新たな開発に繋がる方向性になって
いる。
ここに暮らす地域住民の視点からの考えが見えない。「雄大な海と・・・」」「湘南
の観光資源を活かした・・・」「誰もが・・・」とは、ここに住む住民が主人公とは思
えないコンセプトになっている。市外から色々な人が来て賑やかになればいいと思われ
るコンセプトになっている。
3.「まちづくりに必要な機能」について
防災機能では、「延焼火災からの避難空間の確保」から一歩踏み込んで「広域避難場
所の確保」とすべき。「災害時の津波からの避難場所の確保」は当該地ではなく海岸か
ら離れた場所と考えているし、市の防災対策研修でも火災と津波災害では避難する場所
は違っている。
ゴルフ場の樹木を削減する事は防災(特に火災からの)対策上は大きなマイナスであ
る。
「ゆとり・自然」「にぎわい・交流」機能の内容を見ると、施設の導入、空間の創出、
事業活動の展開等々新たな開発を促進させるキーワードが並んでおり、反対である。
茅ヶ崎市はそれでなくともスポーツ公園、道の駅、新市庁舎建設とハコモノ行政が多
い。自然の保全特にみどり、安全・安心のための避難場所確保など地域住民にもっと配
慮した機能、内容に変更すべき。全国有数のクラスター地域にしてしまったのは、市の
責任である事の反省が全く見られない。
利活用の方向性としては、安全・安心及び防災の視点から「8万8千人の広域避難場
所の確保」を最優先すべき。神奈川県民、湘南地域住民の視点からではなく、地域住民
の安全・安心を第一に施策を進めるのが行政の役割のはず。
全ての項目に置いて地域住民に配慮した内容になっていないと考えます。再開発が前
提で、地域住民とは関係なく神奈川県あるいは湘南地域が賑やかになって、経済的効果
が増せばいいとの恣意的な考えが底流にあると疑いたくなります。是非再検討をお願い
します。
(意見 33)
今回提示されたまちづくりのコンセプトは、茅ヶ崎市の諸計画などに配慮されたもの
として評価できますが、土地利活用検討の視点に挙げられた地域活性化およびまちづく
- 14 -
りに必要な機能に挙げられた新事業案用の用地としては、当該地が果たして適切か、ま
た新事業用地とした場合に、クラスター火災時の避難スペースの確保ができるのか、ま
た、栃木、茨城などの関東地区で発生した集中豪雨水害被害を考える時、津波被害をは
じめ自然災害で発生する瓦礫などの一時保管場所の確保も必要となると考えます。茅ヶ
崎市でこの土地のほかの場所にこのような広い土地を確保することが果たしてできるか
どうかを慎重に見極める必要があると思います。
(意見 34)
前提
今回の利活用基本方針案につき、これだけ社会的影響、周辺環境にも大なる影響をも
たらす広大な敷地の利活用を、この地が現在持つあらゆる機能や価値、周辺住民の意思、
を再認識、徹底検証、調査せず、経済的理由のみにて開発主導による利活用が進められ
ていることは大変問題があると考える。
また、これまでの、行政の対応含め、この推進プロセスにも不透明かつ説明責任不足、
公平性、一貫性、合理性に欠ける事項が見受けられ、これに対する明確な対応も求めら
れる。おりしも現在、行政や閉ざされた選択の「透明性の確保」につき大きな問題とな
っている。
現ゴルフ場は、単なる「ゴルフ場運営の場」を超え、すでに大きな社会的・公共的機
能価値を持つ場となっていることをあらゆる角度から検証、確認し、行政の責任と役割
として、市民への説明・対話、その公共価値を最大限に機能維持、強化することが最重
要と考える。
一方、この地が単なる地権者における経済的問題を超え、公共的にも社会的にも守ら
なければならない最重要な場に至った経緯は、半世紀57年間の歴史と、まちの成長の
過程で、この地をここにしかない唯一の多様な価値空間として残らしめた、無秩序な乱
開発の放置の結果であることを認識すべきである。
本利活用基本方針案への意見・提言
本基本計画案は、あらゆる候補機能を満たすべき「複合的な開発」が前提となってい
るが、現在この地が有する最重要であり守らなければならない公共的な機能価値、およ
び地域の未来永続的な維持発展のための必要となる必須機能価値と、それに反しこの地
でなくても成立・機能達成できる機能が混在しており、全体最適、優先順位づけが明確
ではない。
また、欠けている大きな機能として、このまちの「歴史、住文化、ライフスタイルの
継承、その結果もたらされた「環境含む、景観の維持・継承」を加えるべきである。
優先順位付けとこの地における社会的価値を、客観的に検証確認し、現ゴルフ場が果
たしている機能・役割、総合価値、および今後の価値創造による付加可能な新たな価値
が、今後進める利活用推進によって、総合的に少しでも現状機能・価値より後退するこ
と(マイナス)はあってはならない。その検証と、市民への説明、理解、またその推進
プロセス含めた透明性の確保は、神奈川県、茅ヶ崎市、また、かかわるすべての団体・
組織・企業に求められる社会的責任ではないだろうか。
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以下、最重要視されるべき機能・価値から意見を述べる
(1)県内最大のクラスター地域における広域避難場所、防災拠点としての機能
県内最大のクラスター火災危険地域となった原因、責任はどこにあったのかの分析や
反省もなく、また今後の実効的な施設整備がなされていない仲(=安全が担保されない
中)、その中心にある最大無二の広域避難場所としての機能を、現状より少しでも後退
させることになった場合、そのことを認識しながら推進実行したそれぞれ行政(責任者)、
また防災担当責任者は、組織としても個人としても災害発生時、重大な社会的責任を負
う可能性があることを明確に意識すべきである。
また、あらゆる想定外の災害(地震、火災、水害、台風、竜巻、噴火etc)の発生
想定から、その後の救助、復旧、再生までのすべての過程で、この広域避難場所が防災
拠点となるための多様な機能を持つことの重要性を認識するべきである。
そのための現ゴルフ場の防災機能価値(=最大の空間、樹木、芝生、適度な高低差、
保水能力などが担う防災機能)を専門研究機関にて検証し、その機能を維持できず下回
る(空間縮小・緑量減退等に至る)新たな利活用・開発は、選択されるべきではないと
思う。
(2)地球温暖化対応、低炭素社会等への課題対応(=都市のみどりの保全と維持)
世界的な環境問題の中心となる地球温暖化対応は、国家、行政、企業市民に、すべて
の組織と個人に課された最重要テーマであり、世界的な指針と施策、国、行政の施策、
個人への啓蒙がなされている。当然ながら、国政、神奈川県、茅ヶ崎市も、当課題への
取り組み政策、指針、ビジョンを掲げ、あらゆる施策を実行しつつある。
にもかかわらず、そうした県や市の指針やビジョン、施策に逆行し、クラスター火災
危険域の原因ともなっている狭小住宅開発や、集合住宅、高齢者施設等の開発による緑
地の破壊は全く減少ぜず、むしろ近年加速している現状である。国土地理院が発表して
いる直近の航空写真の現状からみても、現ゴルフ場は茅ヶ崎都市部の唯一残された貴重
なまとまった緑地帯であり、何より社会的責任を果たさなければならない行政が、こう
した現状の中、自らこの広大な貴重な緑地帯を、現状より後退させることは、社会的課
題対応、行政の指針・施策に矛盾することであり、結果、社会的責任を果たしていない
状況となる。
乱開発から逃れた唯一貴重な「みどりの機能」の現状保全は守るべき最重要機能であ
る。
(3)環境保全、生物多様性の維持
地球温暖化対応とともに、環境、生物多様性の維持は、地域の重要テーマであり、現
ゴルフ場が果たしている役割・機能ははかりしれない。この機能価値も現状より劣化さ
せてはならない。現ゴルフ場も、周辺乱開発から逃れた貴重な鳥どりや多様な動植物が
生息しており、半世紀もの間に育成した樹木、定着した芝から構成される総合的な自然
環境がもたらす多様な効能、効用を再認識し、この機能価値も、現状を維持し、決して
現状劣化させてはならない。
(4)永続的な地域活性の核となる、この地の住文化、歴史、景観の継承維持
今後の超高齢者社会の先にあるものは、人口減少、経済縮小社会である。そのための
地方行政には、その地域ごとの継続可能な施策を求められている。「地域創生」「地域
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活性化」とは、新たな開発による再生を目指すものではなく、その地域の特性や文化、
ライフスタイルを最大限に生かした、「市民」中心の価値創造を求めている。
現ゴルフ場のある地域は、昭和32年ゴルフ場開設当時、周辺に住宅の集積はなく、
茅ヶ崎砂丘の原風景の中開設され、その後に人が集い街が形成された。ゴルフ場ゴルフ
場とともに街が形成、発展してきた日本で唯一の「ゴルフ場とともに発展した街」であ
り、ゴルファーのみでなく、ゴルフ場がある生活環境自体が、周辺住民・地域の住文化
(ライフスタイル)であり、この地域最大の「価値」となっている。
どのまちにも、歴史や文化、そこに住む人々の生活(ライフスタイル)、その「まち」
特有の価値が存在する。また、長い歴史、文化・自然環境が、そのまちの文化的景観、
自然景観を形成する。まさしく、そのゴルフ場のランドスケープは半世紀を超え継承さ
れた当時の原風景そのものであり、その後半世紀の間に、この海岸特有の自然環境に育
ち、独自の形状をなしている黒松他植生群、砂地に根付いた芝生の景観は、まさに環境
景観遺産に匹敵するこの地域の宝であり、景観「価値」にもなっている。
したがって、57年間このゴルフ場とともに共存してきたこのまちと住民のライフス
タイルのシンボルとなってきたゴルフ場の価値を後退させることは、地域創生における
最大の「価値」と「核」を失うこととなる。
この景観を維持し、歴史、文化、ライフスタイル等のこのまち最大の価値を継承しな
がら、あらたなイノベーションを図ることがこのまちの永続的な発展維持をもたらす「地
域活性」の最大唯一の方法である。
一方、ホノルル市との提携によって、これだけの「みどり」が開発破壊され、浜が浸
食された茅ヶ崎南部エリアの現状景観と、計画的な都市計画と文化形成、みどり豊か、
ゴルフ場や緑地公園が街の中心にあるホノルルの街景観とは、航空写真等の現状比較で
も明らかに相違する。ハワイ観光における代表的アクティビリティーは、サーフィンや
ゴルフであることも、街の文化・景観の重要なファクターとなる。この残された唯一の
ゴルフ場の「みどり」とスポーツ文化、景観が継承・維持できず、開発施策主導となる
茅ヶ崎の現状を、ホノルル市民は、どう評価するのだろうか?
(5)スポーツ文化・心身健康維持、健康長寿への舞台としての新たな機能価値
2020オリンピック、パラリンピックに向け整備すべきは、一時的な街の活性化や、
滞在施設など一時的な対応ではない。その後の世界一の超高齢化社会への対応であり、
世界が注目している社会的価値への対応である。それは、まさしくスポーツや健康への
意識の向上と市民の健康長寿への実証の場である。
「未病を治す」において、運動やスポーツ、コミュニケーション、そして何より「心」
の健康へ通じる癒しは最大の要素であり、高齢者のみでなく、少子社会における将来を
支える子供たちの心身健康、健全な心発育も最も重要視される。多世代スポーツ・生涯
スポーツ、老若男女コミュニケーションの場となる代表格であるゴルフそのものの効用
に加え、まさしく、新たな価値創造により「ゴルフ場」を舞台とした健康・コミュニケ
ーション施策、そして広大な緑地空間、芝生がもたらす「みどり」の心身への効用(う
つ・ひきこもり・認知症改善にも有効)は、この「まち」と「住民」の心身健康長寿に
恩恵を与え、かかせない「場」を、このゴルフ場は提供してくれる。
また、現ゴルフ場を活用している数万人を超える地元市民ゴルファーの健康が、少し
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でも長く保たれ、健康寿命が伸びること自体、大変な経済効果を生む。またそれ以上に、
このゴルフ場がより多くの市民に開放され、あらたなイノベーションによる健康アクテ
ィビティー提供による効果や、広大な「みどり」がもたらす効能を得ることでの心身健
康維持効果、社会保障費、医療費削減の経済効果ははかりしれない。持続的な発展にも
寄与できる。
また、子供から高齢者までの心身健康とスポーツ文化を実践できる街として、上記に
示した「地域活性」「地域創生」の原動力となり、誰もが「住んでいたいまち」「住ん
でみたいまち」としてこのまちの持続的発展にも寄与できる。
まとめ)
以上、重要視すべき最低限の機能価値を、述べたが、
何より、茅ヶ崎市は、究極の乱開発の結果、県内最高の人命危険区域に至ってしまっ
ている現状。その結果、以前の豊かな自然と住文化の価値の多くが減少し、更に無残な
緑や景観の破壊が今も加速していること、この現状を再認識することである。
無秩序な乱開発から、奇跡的に残されたこの「茅ヶ崎ゴルフ場」の空間や緑の価値・
機能を、再認識し、また、このゴルフ場が「地域のシンボル」として街の発展や住文化、
自然環境・景観含めたこの地域最大の「価値」であることを再認識し、どこにもマネの
できないこのまちのonlyoneの「価値」をどう未来に継承するのか?50年、1
00年先を見たみたいの子どもたちへ何を残すのか?を徹底検証すべきである。これは単
なる「ゴルフ場経営破綻=利活用事業開発」という経済問題ではない。茅ヶ崎とこのま
ちと住民の将来そのものがかかっている。
未来への「価値」の継承か、短期的利益や一部の利権による「価値」の破壊か?市民
はそうした眼でこの問題を注視している。
また、高齢化社会において、もっとも重要なのは、健康のまま、愛するまちに住み続
けられること。そのためにも、住み続けたい環境や思い出、自然が変わらず享受でき、
心身ともに健康で、幸せに過ごせる環境が維持され続けること。周辺住民は変わらない
環境を望んでいる。それを失う「心」を踏みにじる一方的な開発だけは避けるべき、「心」
のない「まだら開発」だけは許されるべきではない。
経済的成長、開発主導型のまちづくりは終わり、持続可能なまち「個人の幸せ」「も
のの豊かさから、心の豊かさ」重視のまちづくりへ。すべての世代が、心の豊かさ、健
康、真の幸せを享受でき、「ずっと住みたいまち、住んでみたいまち」へ
そのためにも、このゴルフ場の持つ価値を最大限に生かし、新たな価値創造を図るこ
とが最も有効であり、重要であると考える。一度みどりを失えばこのまちの再生は難し
い。
この選択は、今後の茅ヶ崎の方向性、政治、社会、文化を左右する、重要な「未来へ
の選択」であると考える。
(意見 35)
目先の利便、利益にとらわれず、100年の計をもって、僅かに残された、湘南海岸
屈指の緑地を保全し、子孫に引き渡す事を大前提にして頂きたい。東海岸地区を南北に
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走る通りは一中通り、ラチエン通りしかなく、ラチエン通りは特に狭小、危険である。
それでも鉄砲道以南は未だ閑静な住宅地であるが、開発状によって、大変な混雑、危険
な状態になる事が強く懸念される。
(3者の考え方)
今回のパブリックコメントや茅ヶ崎市が実施した住民説明会・アンケート調査では、
「広域避難場所」や「みどり」を残して欲しいという意見が多く寄せられました。
また、これまでの協議においても、茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や
「みどり」としての機能を確保していくこととしています。
今後は、こうした機能を確保しつつも、「にぎわい・交流」や「健康増進」などの機
能も視野に入れ、茅ヶ崎ゴルフ場のエリアだけではなく茅ヶ崎市や湘南地域全体の活性
化にも資するようなまちづくりをイメージし、検討していきたいと考えています。
「土地の利活用検討の視点」は、近年の社会情勢や当該地における状況、課題を整理
し、「跡地利活用の方向性」「まちづくりに必要な機能」については、事業アイデアを
踏まえて当該地における方向性を整理したものです。
跡地利活用の方向性のテーマとして「新たなまちづくりによる湘南地域の活性化の実
現」を掲げておりますが、ここでの「まちづくり」とは、地域の機能を維持発展させて
いくものとしています。そのうえで、雄大な海や豊かな自然、地域の観光資源を活かし
た魅力の向上をコンセプトとして示しているもので、その内容についてパブリックコメ
ントを通してみなさまのご意見を伺うものです。
また、まちづくりのコンセプトを具体化させるものとして、まちづくりに必要な機能
を設けておりますが、ご指摘のとおり求める機能が多数ありますので、優先すべき機能
を明らかにするため「まちづくりに求めたい機能」に改め、抽象的な記載から、より具
体的な記載とし、「必須機能」を追加しました。
また、併せて「今後のスケジュール」についても記載を追加しました。
◆修正部分の対照表
修 正 後
修 正 前
5 まちづくりに求めたい機能
5 まちづくりに必要な機能
防災
防災
・延焼火災からの避難場所としての公園
・延焼火災からの避難空間の確保
等の確保【必須機能】
・災害時の津波からの一時避難場所を確
・災害時の津波からの避難場所の確保
保できる施設等の整備【必須機能】
ゆとり・自然
ゆとり・自然
・湘南の松林や海浜と調和し、ゆとりを
・周辺の松林や海浜と調和し、ゆとりを
生み出すみどりの空間の保全・活用【
生み出すみどり空間の確保
必須機能】
・省エネ、創エネなどの環境やバリアフ
・省エネ、創エネなどの環境やバリアフ
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リーへ配慮した施設の整備
リーへ配慮した施設の導入
にぎわい・交流
にぎわい・交流
・湘南地域の観光資源の活用、来訪者の
・地域の観光資源を利用する来訪者のた
ための宿泊施設の整備等
めの滞在空間等の創出
・さがみロボット産業特区指定を踏まえ
・さがみロボット産業特区指定を踏まえ
た研究機関等の企業誘致
た事業活動の展開
・多世代が地域で交流できる場の提供
・多世代や地域が交流できる空間の創出
健康増進
健康増進
・人々の健康志向に対応した健康増進施
・人々の健康志向に対応した施設の導入
設の導入
・ロボット技術や最先端医療の研究・活
・ロボット技術や最先端医療の研究・展
動拠点の整備
開
その他
・茅ヶ崎市公共下水道幹線の継続使用【
必須機能】
・国道134号へ接道する道路の整備【
必須機能】
(注)まちづくりに求めたい機能~検討し (注)まちづくりに必要な機能~検討して
ていきます。
いく。
6 今後のスケジュール
6 今後のスケジュール
11月 「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針 10月 「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針
」策定
」策定
公募条件の検討
公募条件の検討
事業者との対話の実施
12月以降 事業者から提案を受け、提案書 12月以降 公募型プロポーザル方式による
の内容や提案価格等を総合的に評価する 事業者の募集開始 (神奈川県)
公募型プロポーザル方式による事業者の
募集開始
平成29年度以降 事業着手
■避難場所に対する機能についての意見(17件)
(意見 36)
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大規模火災の災害に対応した広域避難場所としての機能を確保する。
(意見 37)
安全・安心について
1.浜須賀小学校及び近隣住民の防災、避難施設の設置を最重点に考える。
2.海岸に遊びに来た人たちの避難施設の設置を設ける。
3.災害発生時における134号線の通行車両の避難場所として、鵠沼海岸、辻堂海浜
公園、又、柳島周辺と相模川から江の島までの交通避難所として考える。
(意見 38)
広域避難場所としてゴルフ場は現在広域避難場所に指定されている。災害時の避難場
所となるのはもちろん、134 号線に沿ってあり、災害時の物資の補給や災害物資基地とし
ても活用できる。ヘリコプターも十分発着できるので物資の空輸、ドクターヘリによる
被災者の輸送に貢献できる。もちろんテントや仮設などで多くの人も収容できるし、仮
設病院の設置もできるし、行政の仮施設に活用もできる。現在でもゴルフ場の池の水を
災害時に活用できるように自治会と契約していると思います。ゴルフ場の広域避難場所
としての活用の意義は、防災意識の高まっている昨今では、絶対必要です。
今までのゴルフ場に付加価値をつけて残す
現在、ゴルフ場は観光日本から武蔵野という会社が引き継いで、2年間の暫定で営業
しています。以前はメンバーコースでしたが、現在はパブリックとして誰でもプレイで
きます。以前はここで茅ヶ崎市民ゴルフ大会も開催されており、茅ヶ崎では唯一のパブ
リックコースになりました。ゴルフは若年から老年者までプレイでき、生涯スポーツと
して市民の健康に貢献しています。現在はジュニアゴルファー育成やフィールドトレッ
キングにも開放しています。敷地の中にだれでも利用できる健康施設や集会所、レスト
ラン等を併設して健康センターとしての役割も付加し、さらに海岸に隣接しているので、
海に関連した施設も作り、海岸に遊びに来た人や散歩の人にも利用できるようになれば
と思います。
ゴルフ場は市民以外でも来場者が多く観光資源である事は疑いもありませんし、利益
がでれば税金面でも市に貢献できると思います。
昨年、ホノルル市と茅ヶ崎市が姉妹都市になりましたが、ホノルルの市内には誰でも
利用できるパブリックゴルフ場があります。さんさんごご若年から老人までがゴルフを
楽み、豊かな生活をエンジョイしています。このような施設を茅ヶ崎でも残すべきです。
住みやすく、誰もが憧れる茅ヶ崎の施設としてのゴルフ場の存在は大きな意味を持って
います。
今まで培って来た歴史を壊してしまうのは簡単ですが、このゴルフ場が半世紀以上も
培って来たものに付加価値をつけて市民と共生する施設として残すことを提案します。
これ以上の宅地化、箱ものの建設、商業施設はごめんです。
今のゴルフ場をさらに発展した形で残す事は・・・
茅ヶ崎市のまちづくりのコンセプト、「災害に強い安全安心なまちづくり」「雄大な
- 21 -
海と豊かな自然を活かしたまちづくり」「湘南の観光資源を活かした魅力あるまちづく
り」「誰もがいつまでも元気でくらせるまちづくり」に叶うものであると信じます。
(意見 39)
「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案に関する意見」過日、9月14日(月)貴市
主催の首題ゴルフ場の利活用基本方針素案に関する説明会に出席しました結果を踏ま
え、あらためて意見を申し上げさせていただきます。当日、神奈川県財産経営課長より
種々ご説明を受けましたが、先ず、県の着眼点や思考が基本的に理解することができま
せん。つまり、県の財政事情や土地貸与の諸条件を一律にして考えるところから出発し
ており、県民や茅ヶ崎市民の意向を考慮した発言や配慮がなく、一方的な県の身勝手な
説明には残念ながら誠意を感じとることができず失望いたしました。今回、県はゴルフ
場でなく、防災拠点を含む総合的な事業開発を前提に進めたいという強い意向を感じ取
りましたので、下記の点につき、意見を申し上げさせていただきますので、十分なるご
配慮をもって茅ヶ崎市の歴史に禍根を残すことの無い様、多くの市民の意向に沿った利
活用のご検討をお願い申し上げます。
- 意見内容 -
当ゴルフ場が、県下最大のクラスター地区に存在し、且つ「広域避難場所」に指定さ
れていることを軽視した利活用の検討は、行政の基本的な責務に於いて絶対に行っては
ならない。これは近隣住民8万人の命を守るという人道的な見地から、県の財政事情や
貸与条件等を絡めることは常識を大きく逸脱した身勝手な見解と考えます。行政機関の
業務に於いては、「物事の本質」と「重要な根幹」を無視、或いは、軽視してはなりま
せん。
最善の策は、茅ヶ崎市並びに市民、神奈川県と県民の大半にとって、ゴルフ場として
存続させることが最も良い活用であると考えていますが、仮に、総合開発を検討する場
合、以下の条件を必要不可欠条件として事業者に公示いただき必ず順守いただくことを
切にお願いいたします。
(1)いかなる開発に於いても、現在の8万人収容を可能とする「広域避難場所」の収
容規模を縮小・削減することない条件で検討を行うこと。
(2)一人2平方メートルという広さ基準のみでなく、大災害時の延焼を防ぐ「空間」
を必ず確保すること。
(意見 40)
クラスター火災の危険の根本的解消は正直に言って時間がかかると思います。クラス
ター火災が起きることを前提での対策も必要で、それは広域避難場所でしょう。クラス
ター火災は起こさない、起きない、との姿勢はクラスター火災が起きた場合の対策にぬ
かりが生じるでしょう。これは311の福島原発事故での教訓です。そのための緑と広
い土地の維持は消極的ですが貴重で価値のある効用で売却によって失われてはならない
と思います。
- 22 -
(意見 41)
今回、茅ヶ崎市南部の航空写真を見て、あまりにも緑が少ないことに驚きました。そ
して近いうちに必ず起こるであろう大地震発生時に、火災から市民を守るための避難場
所として、茅ヶ崎ゴルフ場は絶対必要であるとあらためて強く感じました。
(意見 42)
茅ヶ崎ゴルフ場の今後の活用に関して、近隣住民として、非常に懸念しています。不
安を感じています。あのような広い緑の空間があるからこその、住環境だと考えます。
また、広域避難場所としても存続させる必要があると思います。住民のもしもの時の命
を守るのも、市の役目かと思います。
(意見 43)
ゴルフ場跡地の利活用のアイディアは多岐にわたると思いますが、自然環境保護と災
害対策を最重要視した施策を推進すべきです。
日本の社会は高齢化が進むも、政府は抜本的な施策を見出せずにいます。
取敢えず設備「箱物」を作ってという場当たり的対策はいづれも失敗し、税金の無駄
遣いとなっています。
(意見 44)
海岸地区(東側)には広い公園や緑地なくゴルフ場跡地はそれらに是非向けて欲しい。
防災(延焼火災の避難場所)として海岸地区にはないので、広域避難場所としての機能
を持つ跡地利用を考えて欲しい。
(意見 45)
災害時のクラスター火災の脅威にさらされている我々地域住民にとって、8万人を収
容できる施設は極めて重要です。行政は防災対策の最重要テーマとしてゴルフ場利活用
をあげ、具体策を構築していくのが義務ではないでしょうか。素案にはそれが全く見え
ません。
(意見 46)
建造物は、防災上の”避難タワー”等に限定したい。
(意見 47)
茅ヶ崎ゴルフ場の跡地に、住宅や商業施設ができるかもしれない、と言う噂は去年あ
たりからかなり流れておりました。私の知る限りでは、その噂を聞いた方々(私と同様、
近隣の方々です。)は異口同音に、そんなものができては困る、と言っておられました。
ゴルフ場周辺は次々にミニ開発が進み、かなりの密集地帯となっています。この地区に
さらに人が増えたら一体どうなるのでしょう。大地震の際のクラスター火災の心配が言
われていますが、ゴルフ場がなくなったら一体どこに逃げればいいのでしょうか。緑も
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どんどん失われてきています。たとえゴルフ場がなくても、とにかく今の緑と避難場所
としてのゆかりをこのまま残していただくことを強く希望いたします。
(意見 48)
茅ヶ崎のまちづくりの最優先課題は、海岸の緑の保全と砂浜の確保にあったが、2011
年3月の東北大震災後は、津波とJR東海道線南側地帯のクラスター問題が惹起こされ
たことである。現在、大規模火災から避難する広域避難場所として市の南側では3箇所、
北側では5箇所が定められている。特に茅ヶ崎市におクラスターは場内最大規模であり、
市南側のうち、一中通りから藤沢市との境の地域に大規模な火災が発生すると警告がさ
れている。市南側の広域避難場所の一つである「茅ヶ崎ゴルフ倶楽部と浜須賀小学校」
の場所のうち、ゴルフ倶楽部が転用された場合、約8万8千人を収容可能な場所が一瞬
のうちに消え去ることになる。これは市民にとって脅威であり、何としても大規模火災
からの避難空間の確保が喫緊の課題である。
(意見 49)
市は基本計画策定前に広域避難場所の縮小や松の伐採による被害想定調査を行い、安
全基準の設定を求めます。市は設定された安全基準が現状より被害拡大の恐れがないこ
とを科学的な知見に基づき立証する責任があります。周辺住民の理解を得て正式に設定
された安全基準を満たさないアイデアを採用すべきではありません。(なお、安全基準
を満たしてもみどりの環境保全の観点から施設の建設は反対です)
(意見 50)
ゴルフ場のスペースを現状とほぼ同じ状態で残すべき、緑が残りきれいに整備されて
いるものを。こわしてしまうのは大変もったいない。大きな理由として、数少ない広域
避難場所であること、ここを別のかたちで開発することは、防災、減災の面から考えて
も、考えられないこと、命を守ることが第一。又、茅ヶ崎の海沿いの環境が大きく変わ
ってしまう点にも絶対反対です。
(意見 51)
☆結論
茅ヶ崎ゴルフ場は県内有数の火災クラスター地区(菱沼海岸・浜須賀などの東海岸地
区)の一角にあり、住民の火災時の広域避難場所として大切であり、また、緑の基本計
画で指定された湘南海岸保全配慮地区の中にあって、数少なくなった街中の貴重なみど
りの保全・再生という面から、一角に小規模花壇や防災時の避難機能をもった多目的公
共ビルを建設する程度に止め、できるだけ現状のままで存続・保存すべきと考えます。
☆理由
今回提示されたゴルフ場土地利活用基本方針素案に示された「土地の概況」、「土地
利活用検討の視点」、および「まちづくりのコンセプト」を満たす土地利活用は、この
土地のもつ機能、すなわち、市民の安全・安心機能(火災災や地震などの防災機能)の
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維持、自然環境機能(特に、みどりや生きものと触れることによって得られる人々の潤
いや安らぎ、植物の二酸化炭素の吸収による温暖化防止対策やヒートアイランドに対す
る気温調節)の保全、さらに、東海岸地区から菱沼海岸地区の歴史・文化遺産・施設(氷
室ツバキ庭園、開高 健記念館やゆかりの人物館ほか)との連携による文化や観光資源
としても役立つ土地として最大限に活かしたまちづくりをすることにあると思います。
これまでの意見交換会や市民アンケートの回答の主な意見からも分かるように、多く
の市民(特に周辺住民)は、ゴルフ場に広域避難場所としての機能や公園(みどり空間)
としてゴルフ場の存続を望み、宅地開発や大規模商業施設開発に反対しています。
また、メンバーだけでなく、パブリックでこのゴルフ場を利用する県民の方々(特に
高齢者)も存続を希望しています。
(意見 52)
結論:「茅ヶ崎ゴルフ場は、少なくとも今後10年間、現状を維持すること」
1 現状ゴルフ場は、広大な緑地で、市民にとって、掛替えのない、憩いの場所であり、
財産である。一度失われたら、2度と再び、現状の回復は不可能である。
2 芝生の緑が豊かであり、大海原の沿岸の景観を、いつでも楽しむことの出来ている
現状を、将来の住民にも保証するべき義務が、現在の神奈川県、茅ヶ崎市、住民には
あると思う。
3 当該地は「広域避難場所」であり、火災、地震、悪天候などの災害についての対応
施設として指定されているとのこと。
現状を変更して商業施設、住宅などに転用する場合は、この重要な「広域避難場所」
の代替地を、先行して、近隣に確保しなければ、絶対に反対。以上
(3者の考え方)
今回のパブリックコメントや茅ヶ崎市が実施した住民説明会・アンケート調査では、
「広域避難場所」や「みどり」を残して欲しいという意見が多く寄せられました。
また、これまでの協議においても、茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や
「みどり」としての機能を確保していくこととしています。
今後は、こうした機能を確保しつつも、「にぎわい・交流」や「健康増進」などの機
能も視野に入れ、茅ヶ崎ゴルフ場のエリアだけではなく茅ヶ崎市や湘南地域全体の活性
化にも資するようなまちづくりをイメージし、検討していきたいと考えています。
広域避難場所の機能については、茅ヶ崎市が求める最も優先度の高い事項であります
ので、一定規模の空間を確保することはもとより、非常時において空間の構成が把握で
きるように、また、平常時から誰もが利用できるよう検討を進めていきます。
■みどりの環境に対する機能についての意見(12件)
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(意見 53)
現状の敷地形状を最大限利用して、残土処分を最低限にし、現在コースをセパレート
している松林は極力残す。
駐車場は現在のゴルフ場の芝を極力利用して保護マット等を等設置。
(意見 54)
まず、茅ヶ崎ゴルフ場がなぜこのような事態になったのかを知るべきだ。平成23年
度の売り上げは4億円弱、そのうちの地代が県と茅ヶ崎協同を含め1億7600万円と
売り上げの43%を占める。一般のゴルフ場の地代の平均は6.4%と比較すれば、ゴ
ルフ場閉鎖の原因がこれにあたる事は明白だ。何年にもわたって県や協同、茅ヶ崎市と
協議してきたが全く協力が得られずこの様な結果になった。ゴルフ場があれば県や協同
は黙っていても賃料は入るし、市は何もしなくても固定資産税や法人税、ゴルフ場利用
税は入って来た。しかし、県、市、協同もそこにあぐらをかき、協同に至っては土地を
売り払ってしまうつもりだ。さらに、市がゴルフ場の要請で市街化調整区域の指定に変
更していればこの事態は発生しなかった。市もゴルフ場の存続や存在意義になんの考慮
もなく放置していた。近年、当ゴルフ場がある意義は宅地化による緑の保全、広域避難
場所、生涯スポーツや健康の増進で貢献し、最近ではジュニアゴルファー育成やフィー
ルドトレッキングにも開放しており行政や市民生活に貢献している。今後の茅ヶ崎ゴル
フ場の利活用について
広大な緑を残す。まず考えなくてはならない事は、茅ヶ崎の海岸地域にはこのような
広大な緑地はないということです。緑の保存のおかげで自然が保たれ多くの鳥が見られ、
ヒートアイランド現象の抑制にもなっている。多くの市民は豊かな自然が破壊され、商
業施設や宅地開発による環境の破壊を恐れている。海岸方面でも年々、宅地化で緑が減
り豊かな自然が失われている現状をみれば、ゴルフ場の緑と広大な土地は残すべきです。
(意見 55)
この広大な緑地を残す事が一番大切です。この緑地には、我々人間だけで無く小動物
や鳥なども住んでいます。もし、少しでも開発される事になったら生態系の破壊やヒー
トアイランドなどの環境の破壊、広域避難場所としての機能の破壊。私達に緑が豊な茅
ヶ崎を返して下さい。Wise men say only fools rush in
(意見 56)
今後の計画が、湘南・茅ヶ崎地区の住民の利益に供するものであることを第一に、現
在の貴重な自然資産を無くさないでほしい。
小規模住居の過密な開発による緑の減少を食い止めるべく緑化面積は絶対現状維持す
る。
(意見 57)
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緑を守るそして市民の声を聞いて欲しいです開発ありきの土地利用には断じて反対し
ます。
(意見 58)
象徴のない街はつまらない。ゴルフ場の松は、茅ヶ崎のまたとない象徴です。一度葬
れば、もう再成するのは不可能です。守って下さい。
(意見 59)
大好きな永住の地、茅ヶ崎市海側から、これ以上緑を無くさないで下さい。私には素
晴らしい茅ヶ崎市に永住する方をお呼びした責任があります。是非宜しくお願い申し上
げます。
(意見 60)
ショッピングモールは十分有るし、住環境を整えるのは進んでるので現在は自然を保
つことが最重要課題と考える。
(意見 61)
新春恒例の箱根駅伝TV中継で茅ヶ崎付近を見て、東京や大阪、九州に住む親戚・友
人たちから毎年のように「緑いっぱいのいい所に住んでいるね」と羨ましがられます。
ゴルフ場のあの緑は市のシンボルです。これがもしなくなるのなら、他のどの街に住ん
でも同じことになり、いっそ何するにも便利な東京に移り住もうかとも思ってしまいま
す。あの緑は市のシンボルです。シンボルは一回失くすと回復はできません。シンボル
がいかに大事かを認識してください。ゴルフ場の緑を失くすことには絶対に反対です。
ましてや商業開発は止めてください。
お願いです。ゴルフ場のあの緑は<市章>に次ぐ<市のシンボルカラー>です。
(意見 62)
私は菱沼海岸の住民です。約20年前に東京からこの地、特に海のそば、正月の箱根
マラソンでも空からの景色が最も美しい緑と海、これにひかれてこの地に来ました。よ
ってこの地を再開発とうして緑をなくしてしまうことは、私にとっては茅ヶ崎への否定
ということになります。どうか稀有のイメージを大事に、緑と海を守って下さい。
(意見 63)
跡地利用の件ですが、現状維持が一番の望みです。全く変えない自然の姿であって欲
しいのです。長い時間、その場所で育った自然は、必ずその場所で暮らす人々を守って
くれます。新国立競技場のように平気で緑の木々を切りたおすから今回のような大問題
が発生して、計画が差しもどしになるのです。一度失った自然の再生は即出来ません。
これ以上茅ヶ崎の緑を自然を減らさないでいただきたいのです。生まれも育ちも・・・
ずっと茅ヶ崎に暮らす私にとって、何十年も前の松林や田んぼ、畑がなつかしいです。
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緑いっぱいの茅ヶ崎だったはずが・・・・・・
とにかく人工的な物は、もういりません!!立派な物はいりません!!欲しいのは自然の
姿です。是非、ゴルフ場跡地は現状のまま利用できる計画をお願い致します。
そして、多くの市民の思いを最優先とした計画にして下さい。お金をたくさんもってい
る大きな企業の考えに左右されたくありません!!
どうぞよろしくお願い致します。
(意見 64)
海岸松林と調和する自然観照の確保を第一に考慮して、”茅ヶ崎市”の貴重な個性を
象徴する場所にしたい。
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場はこれまで50年以上、観光日本株式会社が運営してきました。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しました。
また、事業アイデアを募集した結果、確かに7法人からゴルフ場を継続したい旨の提
案がありましたが、いずれも県有地の正規貸付料の負担を前提とした提案ではありませ
んでした。
そのため、今後、このままゴルフ場を存続していくことは難しいと判断し、これを機
に新たな利活用を検討する必要があると考え、基本方針を策定していくものです。
また、茅ヶ崎市では、「茅ヶ崎市みどりの基本計画」において、当該地区を湘南海岸
保全配慮地区に位置づけております。保全配慮地区とは、重点的に緑地の保全に配慮を
加えるべき地区としており、本市においては、みどりの保全を図り景観や生態系の向上
に向けた施策を重点的に実施する地区として位置づけております。
地区の方針のひとつとして、「防災拠点となる学校、ゴルフ場、公園のみどりの保全」
をあげております。
神奈川県及び茅ヶ崎協同株式会社にも、本市のまちづくりへの影響を理解していただ
いており、地域特有の既存植生の保全やみどりの空間における憩いの場の創出など、周
辺地区とのつながりや景観に配慮する土地利用のあり方について、協議を進めていると
ころでございます。
今回のパブリックコメントや茅ヶ崎市が実施した住民説明会・アンケート調査では、
「広域避難場所」や「みどり」を残して欲しいという意見が多く寄せられました。
また、これまでの協議においても、茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や
「みどり」としての機能を確保していくこととしています。
今後は、こうした機能を確保しつつも、「にぎわい・交流」や「健康増進」などの機
能も視野に入れ、茅ヶ崎ゴルフ場のエリアだけではなく茅ヶ崎市や湘南地域全体の活性
化にも資するようなまちづくりをイメージし、検討していきたいと考えています。
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■海や健康とのつながりについての意見(2件)
(意見 65)
環境・自然について
茅ヶ崎の海へ人を誘致するためには、134号線をまたいで海岸と一体となった計画
が必要。
健康について
子供が遊ぶ姿を、老人が見ているだけでパワーをもらえるのでは。海岸にも老人が散
歩しやすい、トイレ施設等があれば散歩する人も増えるのでは。
(意見 66)
辻堂海浜公園のように134号線、海浜へのアクセスを整備すれば、海岸遊歩道、砂
浜と一体化した行楽地域が形成することが出来る。
(3者の考え方)
当該地は、潮風を感じながら過ごせる優れたロケーションとなっています。また、砂
防林及び国道134号を挟んで「湘南海岸公園」につながる立地に恵まれた場所に位置
しております。
こうした条件を最大限に活かし、「雄大な海と豊かな自然を活かした海辺のまちづく
り」に向け、周辺の松林や海浜と調和したまちづくりとなるよう、基本方針にも位置づ
けているところです。
ご意見を踏まえ、基本方針の中で、「土地の利活用検討の視点」に「かながわシー
プロジェクトの推進」を位置付けるとともに、「まちづくりに求めたい機能」に「湘
南の松林や海浜と調和し、ゆとりを生み出すみどりの空間の保全・活用」を必須機能
の一つとして位置付けてまいります。
◆修正部分の対照表
修 正 後
3 土地の利活用検討の視点
地域活性化
・かながわシープロジェクトの推進
修 正 前
3 土地の利活用検討の視点
地域活性化
5 まちづくりに求めたい機能
5 まちづくりに必要な機能
ゆとり・自然
ゆとり・自然
・湘南の松林や海浜と調和し、ゆとりを
・周辺の松林や海浜と調和し、ゆとりを
生み出すみどりの空間の保全・活用【
生み出すみどり空間の確保
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必須機能】
■ゴルフ場の存続を希望する意見(110件)
(意見 67~71)
ゴルフ場の存続を希望します。
(意見 72~76)
現状の9ホールのゴルフ場を残してほしい。
(意見 77)
広域避難場所としての機能があるゴルフ場を絶対残すべき。
(意見 78)
現在の9ホールのゴルフ場のまま、緑と広域避難場所を残してください。
(意見 79)
現状の9ホールのゴルフ場を残してほしいと思います。緑も残り 広域避難場所も確保
できるので。(クラスターの問題 etc)
(意見 80)
一切の開発を行わず、9ホールのゴルフ場として存続させる。
(意見 81)
全ての開発をやめて現状のままゴルフ場で緑も多く残し利用してほしいです。
(意見 82~88)
一切の開発は行わず、現状の9ホールを残して緑と広域避難場所を残してください。
(意見 89)
茅ヶ崎ゴルフ場は、地域住民にとって、欠かせない存在です。是非、現状の9ホール
そのままの形で存続を希望します。
(意見 90)
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一切の開発を行わず、現状の9ホールのゴルフ場のまま、緑と広域避難場所を残してく
ださい。
開発されて無くなってしまった緑地は、二度と戻りません。次の世代のことを考えて
将来に残してあげてください。
(意見 91)
横浜から近いゴルフ場は少ないので残して下さい。
(意見 92)
ゴルフ場として、残して欲しいです。
お金をかけて何かを建てるのではなくて、ゴルフが手軽にできて、利用者を増やすや
り方を考えて欲しいです。
(意見 93)
現在までの、ゴルフ施設としての土地の活用が、県民、茅ヶ崎市民の双方にとって適
切且つ有効と考えられるので、更なる継続が望ましいと考えます。
(意見 94)
国道134号線沿いの茅ヶ崎ゴルフクラブは、9ホールながら2回まわっても飽きな
い非常にすばらしいホールのあるゴルフ場です。何回も行きましたが、潮の香りがする
気持のよい環境は、是非残してほしいとおもいます。
自宅は相模原ですが、1時間以内で行けますので、今後もゴルフ場の存続を強く希望
します。
(意見 95)
S37.38 年にキャディーのアルバイトをしていましたものですが。その当時キャディー
をしながら将来は一プレーヤーとしてゴルフが出来る境涯になりたいと頑張って来まし
たので小生はゴルフ場の継続を希望します。事業アイデアの募集結果で提案のあった法
人21法人の内ゴルフ場の継続7法人がいますが経営方針(案)を7法人から聞いてみ
てはいかがでしょうか、(当然のことと思いますが)もっと気楽に、低料金でプレーで
きるゴルフ場を希望します。なるべく税金をつかわない方法にする事が一番です。
(意見 96)
ゴルフ場として、是非とも存続して頂きたいです。わざわざ、他の施設として自然を
排除するというリスクを負うのか?その理由が理解できません。短絡的な事業採算、営
利の為だとおっしゃるのであれば、それは大きな過ちではないでしょうか?様々な利害
も生じていることと想像しますが、茅ヶ崎市が、神奈川県が保有する地域に密着した、
自然溢れるゴルフ場!これを破壊的するなどあってはならないことではないでしょう
か?是非とも、ゴルフ場として、自然を守り、存続させてください。お願い致します。
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(意見 97)
私は茅ヶ崎育ちです。将来は、また茅ヶ崎に戻るつもりです。
茅ヶ崎ゴルフ場のメンバーでもありました。事業者が不採算事業から撤退するのはし
ょうがないとしてこの得難いゴルフ場と自然を潰すのは忍び難いです。是非、残して下
さい。民間の開発者に任せたら 自然破壊 道路渋滞 海の前に建物が大きな壁が出来
て良いのでしょうか。
ゴルフ場としての継続を切望致します。
(意見 98)
湘南の緑と自然をゴルフ場としてぜひ残してほしい。一度破壊されれば二度と元の姿
には戻りません。
(意見 99)
一度失った緑や空間は二度と戻りません。次の世代にも自然や安心を残せるように開
発はせず、現在のゴルフ場のままの姿を残して下さい。
(意見 100)
永年、茅ヶ崎海岸の自然と景観の保全活動に、たずさわってきた小生としては、茅ヶ
崎ゴルフ場は、現行のゴルフ場として、継続出来る、条件を優先して、検討し、市民の
憩いの場として、また、健康増進の施設として、維持していく事を強く望みます。
特に検討課題の中にある、開発を中心とした、低層地区指定の変更や、緑の減少に連
る新たなコンクリート構築物は貴重な自然と、景観を守る上で、造ってはならない。自
然環境は、一度変えてしまうと、二度と元に戻らない。この事は海岸線を見れば、理解
出来ると思う。
まずは、ゴルフ場としての活用の可能性を追求し、継続できる、環境整備に全力で当
たるべき時です。開発は絶対認められない。
最悪、ゴルフ場継続が難しくなった場合は、その時点で、再検討すべきです。その場
合においても、土地は、本来、公共物で、自然物であることを前提に、検討されるべき
です。
茅ヶ崎ゴルフ場の自然と景観は、市民にとって、金銭に変えがたい価値がある事が重
要な認識です。
(意見 101)
商業施設などにせず、ゴルフ場として利用すべき。
(意見 102)
そのままゴルフ場でいいと思います。レジャー施設もショッピングモールもいらない
です。
- 32 -
(意見 103)
是非 このままゴルフ場として残していただきたいと思います。海、潮風、グリーン
は素晴らしい。この財産を壊すのは勿体ない同様の環境を湘南に作るのは不可能ではな
いでしょうか。
(意見 104)
歴史ある茅ヶ崎ゴルフ場を残すのは、茅ヶ崎市の財産になります。もし、潰したり、
ホール数を減らしたりすると、二度と戻らない施設であり、財産です。是非、ゴルフ場
として、残して欲しいです。
(意見 105)
茅ヶ崎ゴルフ場の存続を求めます。
茅ヶ崎ゴルフ場のみどりは茅ヶ崎市環境にとって大切な資産だと考えます。また茅ヶ
崎ゴルフ場は今まで利用してきた運動施設だからです。
(意見 106)
茅ヶ崎ゴルフ場は海岸線にある数少ないゴルフリンクスです。しかも設計は名匠の上
田治。これだけでも、そのままゴルフ場として残すべき歴史的資産価値が高いと思いま
す。事業者としてゴルフ場運営会社が多く応募しているのもそのためでしょう。上田治
の芸術的作品を残したいのです。さらに、近隣の住民の避難場所として、数多くの小動
物、鳥、昆虫などの生息地としても貴重な場所です。是非とも、ゴルフ場のまま残せる
ように、賢明な判断をお願いいたします。
(意見 107)
<住民として>
結論として、ゴルフ場をそのまま存続することが何よりも勝ると思い、そのために市
及び市長は最大限努力をしていただきたいと願います。
<考え方、意見>
基本方針素案内容(3,4,5)に基づいて検証してみると
描かれている各項目は現存のゴルフ場を残したまま活用すればほとんどすべてが実現
可能であり最短距離にあります。敢えてゴルフ場を潰して新たに開発する何よりも勝っ
ており、その必要性は見いだせません。
記載のロボット産業特区はゴルフ場とは関係なく、またオリンピックは一過性のイベ
ントでありゴルフ場を潰してまで開発する価値はありません。むしろ選手、関係者たち
にゴルフ場でくつろいでもらうなどゴルフ場を利用して協力する方が喜ばれるでしょ
う。(諸外国ではゴルフは市民権を得ています)
記載のホノルルとの姉妹都市について、まさかホノルルに倣って観光地化するつもり
はないと思いますが、少なくとも良いところを倣うことは意味があると思います。ホノ
- 33 -
ルルの住宅地にもゴルフ場があり、それが市民と共存しています。市は何回も視察して
いるのでその存在意義は勉強をしているとおもいますが、ホノルルとの数少ない共通点
です。それをも捨ててしまうのでしょうか?
記載の湘南の観光資源を生かした魅力あるまちづくりを目指すのであれば、こんなに
身近にあるゴルフ場は、他の地域には絶対に真似できないオンリーワンの魅力です。そ
れも既存であり再生不可能な本当に大切な財産を壊すことは自ら魅力を損なうことで
す。
この案は総花的であり、どこにでもあるような代わり映えのない内容となっておりま
すが、その大きな要因が、持続可能な魅力ある街づくりのために他の都市にはない唯一
無二のこのゴルフ場をどのように位置づけるのか、その重要性を熟考した形跡が見えな
いからと思います。
魅力あるまちづくりの最重要要素は、まず住民が街に魅力を感じ、誇りを持ち、心か
ら愛し、満足できること。そのためにも住民が望み、かつオンリーワンの環境は絶対に
持続すべきです。住民が満足するならば住民は茅ヶ崎を離れず、資産価値が上がり、お
のずと外から人が訪れてくるという好循環の方程式は世界中の魅力ある街で実証されて
います。真逆なこと(民意不在)をした失敗もいたるところで実証されています。
ゴルフ場を残すことは絶対に未来に禍根を残すことはないが、開発すれば必ず何かし
らの禍根が残るということを冷静に理解してください。
(意見 108)
<存続>・茅ヶ崎ゴルフ場は、いわば茅ヶ崎市の「文化財」です。
ゴルフ場はプレーヤーに対して、戦略的に設計され、そして維持・管理されて来た事
に留意されたい。
茅ヶ崎ゴルフ場は、ナインホールズ(9H)の名作と言われて久しい。(古い松・松
林の佇い、アリソンバンカーや?池の配置をみよ)
これを「開発」「造成」と称して、ブルトーザーで平らにすることは、一朝にして出
来ることだが、それは、今日迄の関係者・愛好家の永年の「営為」を永久に破壊し去る
ことに等しいのです。市としても、それは「文化財」の損失に当ると思います。
(意見 109)
景観が損なわれるため、このままゴルフ場を残していただきたいと思います。
(意見 110)
是非 このゴルフ場を、残してください。湘南の景観を崩さず。利権や収益にとらわれ
ずにゴルフ場を残してください。一度 壊した景観は2度と戻りません。
(意見 111)
このゴルフ場は茅ヶ崎の景観の一つでもあり、湘南のイメージを代表する施設と言え
ます、ゴルフ場以外に変わった場合には相応しい施設はありません。ぜひゴルフ場とし
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て残してもらいたい。
(意見 112)
茅ヶ崎に住み20年、この景観が良く東京から引っ越してきました。私はゴルフもし
ます。茅ヶ崎ゴルフにも何度もプレーしてます。閉鎖になる話を聞きガッカリなのと、
茅ヶ崎市に対して怒りもあります。茅ヶ崎ゴルフ場は赤字経営ではなく、黒字だそうじ
ゃないですか?何故ハワイと姉妹提携し、税金使いまくってゴルフ場を市が買い取らな
いんですか??一部の人だけですか?火災時、何千人の命は?私達近隣はどこに逃げる
んですか?絶対にゴルフ場として残すべきです。箱モノなどは北側に建てて下さい。海
側の景観をこれ以上変化させるのは絶対反対!
(意見 113)
茅ヶ崎ゴルフ場は他県の方々からも素晴らしいとほめて頂いています。茅ヶ崎の自慢
出来る所の一つで形が変ってしまうなんて信じられません。
広域避難所としても重要な場所ですしゴルフ場としてどうしても残して頂きたいです
年配者にもやさしく楽しめるこのゴルフ場はどうしても残してほしいです。ゴルフ場
でなくてはなりません
(意見 114)
ゴルフ場のまま残して欲しい。自然が残っているし、災害時に避難場所として使える
と思います。
(意見 115)
海岸近くに住んでいます。ゴルフ場の緑は、次々失われていく茅ヶ崎の数少ない自然
です。また、3.11の際、避難所について考えた時もゴルフ場は広域避難場所として
の役割が重要と感じました。今後も、広域避難場所として、自然緑の保全として、絶対
残すべきです!
(意見 116)
ゴルフ場の継続を要望します。
当該地区は津波発生時の浸水区域であり、利活用基本方針素案にある他の利用案(複
合施設、商業施設)では防災対策に多大な費用を要し、経済性・採算性に疑問がありま
す。ゴルフ場ならば津波の被害を受けても、損害は少なく復旧は早いと考えます。
(意見 117)
6月の東海岸北のコミセンでの住民意見交換会にも参加したが、そこで出された意見
・要望は、今日の説明会での意見交換会で出された意見・希望と殆ど同じである。意見
・希望は、広域避難場所の確保、緑の確保、公園の確保が圧倒的であり、その手段とし
て、ゴルフ場の存続が提示されていた。小生も同意見である。
- 35 -
(意見 118)
茅ヶ崎ゴルフ倶楽部は、昭和32年戦前広野・川奈他を設計監修したアリソンに学ん
だ上田治氏が設計した日本では数少ないシーサイドコースであり、歴史、文化的に貴重
な存在でゴルフ場の継続運営を希望します。
建ぺい率、容積率、高さ制限のある第一種低層住居専用地域にあり、現状複合施設建
設は無理で、且、市民の広域避難場所で緑・環境の維持からも199.183㎡の広大な
土地の有効利用はゴルフ場の継続のみと考えます。
具体的運営方法は開場当時に戻るか、県営あるいは市営とし川崎市営川崎国際生田緑
地ゴルフ場、又は東京都所有若洲ゴルフコースを参考にゴルフ場運営会社に委託し低価
格黒字化を目指していただきたいと思います。
2020年東京オリンピック開催を控え、県又は市営化による低年齢層のゴルフ普及
を協力促進し、茅ヶ崎ゴルフ倶楽部からオリンピック出場選手の輩出を夢みたいと思い
ます。
(意見 119)
小生今日まで約40年間当ゴルフ場でゴルフを楽しんで来ました。
ぜひゴルフ場としての存続を来望します。
単なるゴルフ場としてではなく、貴重な広域避難場所でもあり市全体の景観の一部と
して自然の広場ではないでせうか。
(意見 120)
(1) 東海道線南側中央部とは、茅ヶ崎ゴルフ場のみが広域避難場所として役立つ。
(2)地震で火災が発生すると、南側は住宅が密集しているので、消火が難しくすべて
の住宅が焼失する可能性が高い。
(3)多くの災害地では、夜間に泥棒が多く、安全確保が大変になる。茅ヶ崎ゴルフ場
を避難場所にせきれば、自宅の監視も比較的容易である。
(4)ゴルフ場は緑地であり、避難テントの設営など、比較的容易にできる。
(5)ゴルフ場は、健康・スポーツ面での活用が考えられる。
(意見 121)
県ワースト1のクラスターに住んでいる者として行政、住民が一体となって県ナンバ
ー1の防災・減災・方針を原点に立ってたて見直し実施し、安全・安心な地域づくりに
邁進しよう。
クラスター火災は地震等の天災ばかりでなく人災による365日・24時間いつでも
発生する可能性がある。したがって
① クラスターの自治会は原則として「全所帯を会員」になるよう要請し、
○クラスター火災は1人の不注意でも発生するので自治会員全員が常日頃心を一つ
にして防災に努力する。
- 36 -
○感震ブレーカーを全家庭に設置
○初期消火のため自治会全家庭に消火器等を準備する。
② クラスター火災が発生したら広域避難場所へ避難する。現茅ヶ崎ゴルフ場は
○延焼火災の熱から身を守るために最適である。
○火災の危険性がなくなってから、自衛隊、支援者の皆様等の駐屯地として最適で
ある。
○水、食料、諸機材等を運ぶレリコプター基地としても最適である。
○50年以上にわたって育った樹木、芝はかけがえのない先代からの財産である。
○その他
したがって「広域避難場所+避難所」を残すためにあらゆる角度からゴルフ場の存続
を望みます。公園にしたつもりでゴルフ場経営会社に資金援助する。
(意見 122)
現年、地震、火山噴火、ゲリラ豪雨等災害が多発しています。いざという時の避難場
所を縮小することは、時流に反しており、現状の9ホールのゴルフ場のまま広域避難場
所として、また、緑を残しておくべきだと思います。
(意見 123)
今回の案件は、数年前から土地の賃借料を巡って、㈱観光日本と主な地権者である茅
ヶ崎共同㈱/神奈川県/茅ヶ崎市と協議していたが、中々折り合いが合わず、今回の利活
用基本方針に至ったと思料しております。
しかしながら、現在の広域避難場所としての使命を謳っているものの、開発行為が含
まれている為、東海道線から海側のクラスター時の収容人数が減少することが100%
明らかであります。公募制による、緑を残しつつ、広域避難場所も兼ねていると、開発
業者や行政は、謳っているようですが、「一切の開発を行わず、現状のゴルフ場のまま、
緑と広域避難場所を残す事が、子供達や次世代にも湘南の緑や安心を残せる」ものと考
えます。
※単純明解
・クラスター時の収容人数⇒現状が100人とすれば、開発行為が含まれれば、100
人未満となる
・緑の面積⇒現状が100㎡とすれば、開発行為が含まれれば、100㎡未満となる
明らかですね。是非、「現状の9ホールのゴルフ場のまま、広域避難場所と緑を残し
てください。」以上。
(意見 124)
茅ヶ崎ゴルフ場は、以下の理由から、広域避難場所としての機能を有するゴルフ場と
して、現在のままの利用形態を継続すべきであると考えます。
まず、神奈川県及び茅ヶ崎市の最大の使命は、何よりも県民及び市民の生命・身体の
安全確保にあります。地域経済の発展は二の次です。現在、茅ヶ崎ゴルフ場は、県下最
- 37 -
大のクラスター地域において、約8万人を受け入れられる最大の広域避難場所として機
能しています。この広域避難場所であるゴルフ場用地を無くすないし縮小するという行
為は、災害時における県民及び市民の生命・身体の安全確保に明らかに反するものであ
ります。
次ぎに、地域行政においては、県民及び市民の声に耳を傾ける必要があり、特に様々
な人格権が尊重される今日においては、土地利用に際しては、近隣住民の意向を反映さ
せなければなりません。この点、茅ヶ崎ゴルフ場の閉鎖問題が発覚して以降、近隣住民
を中心に、約2万3千人もの人が、広域避難場所の機能を有するゴルフ場を存続させて
ほしいと、ゴルフ場閉鎖反対の署名を行っています。この署名は、すでに県及び市に提
出されています。県及び市は、これだけの数の住民の声を無視してはいけません。これ
らの署名者がパブリックコメントに意見を述べなかったとしても、ゴルフ場反対署名の
効力は維持されています。県及び市は、ゴルフ場存続の意思を示した約2万3千人もの
声を重く受け止める必要があります。
また、茅ヶ崎ゴルフ場は、茅ヶ崎市の南側地域において最大にして唯一残された緑地
です。
茅ヶ崎市においては、平成24年度に茅ヶ崎市景観・みどり・広報施策に関するアン
ケート調査報告書を公表しています。同報告書によると、茅ヶ崎のまちづくりで大切に
したいことでは、「安全・安心なまちづくり」が51.6%と過半数を占めおり、市内
において自然環境の視点から優先的に保全すべき場所では、「市街地に残るみどり」が
51.3%、次いで「海岸沿いのみどり」が46.3%となり、97%もの人が優先的
に市街地ないし海岸沿いのみどりを保全すべきと考えています。同報告書からも明らか
なとおり、茅ヶ崎市民は、ゴルフ場用地について、開発を望んでおらず、ゴルフ場のま
ま緑地を保全することを望んでいることは明らかであります。
茅ヶ崎市は、市民の声をまちづくりに反映させるために、アンケートを行い同報告書
を作成したはずです。今こそ、集めた市民の声を反映させるべき時なのではないでしょ
うか。
(意見 125)
ゴルフ場の継続を要望します。
当該地区は津波発生時の浸水区域であり、利活用基本方針素案にある他の利用案(複
合施設、商業施設)では防災対策に多大な費用を要し、経済性・採算性に疑問がありま
す。ゴルフ場ならば津波の被害を受けても、損害は少なく復旧は早いと考えます。
(意見 126)
茅ヶ崎ゴルフ場の閉鎖と今後の運用について意見を求められていると聞き、ゴルフを
愛するひとりとして、また地域の防災対策として重要であることについての個人的意見
を以下に記載します。
結論;茅ヶ崎ゴルフ場は原状のゴルフ場として残す。ただし運営方法等はゴルフプレ
ーを中心とするが、市民に公開された生まれ変わったゴルフ場とすることを要望する一
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人です。
理由:以下に記載する
①茅ヶ崎ゴルフ場は価値あるゴルフ場です:ゴルフをされない方は利用者も少なく広大
の緑地を利用している特別なスポーツと考える方が多いが、ゴルフは今やオリンピッ
ク競技種目であり、「特定な人のスポーツ」ではない高齢化社会を迎え高齢者の健康
保持にも有用なスポーツである。
茅ヶ崎ゴルフ場は長年の経営者の努力で砂地のゴルフ場として全国でも知られたゴル
フ場であり、ゴルフ場内に成育する松は長年の海風に耐えた経過が伺えその形状は特
徴あるもので貴重なものです。茅ヶ崎を別荘地とした著名人もよく訪れたゴルフ場で
す。茅ヶ崎ゴルフ場は茅ヶ崎の象徴的ゴルフ場で記念すべきゴルフ場ですので茅ヶ崎
の誇りとして残すべきです。
②広域防災避難所としての価値あるゴルフ場です:茅ヶ崎市の鳥瞰図をみると海岸地区
は家の密集地です。多くの防災研究者が指摘するように、茅ヶ崎ゴルフ場付近にはこ
の地域住民を収容する広域避難場所が見当たりません。自然災害や大規模火災に伴う
住民の避難場所としての確保が優先される地域です。
③市民の憩いの場を創生するよい機会です:茅ヶ崎市内には他の市町村に比べ人口の割
に広い公園が少ない。ゴルフ場近隣も住民数に比して気軽に集える広い公園がない。
子供達や市民が、散歩やイベントのために集える憩いの場を公開して提供できる絶好
の機会である。もしこのゴルフ場が一般の住宅開発にすると二度とこの価値あるゴル
フ場の自然環境は回復できません。茅ヶ崎市としてもこの価値をご理解頂き存続のた
めの調整支援と必要なら資金的対応も必要かと思います。
まとめ:以上の理由から茅ヶ崎ゴルフ場をゴルフ場として是非残して頂きたい。ただ
しゴルフ場だけに使用して存続させることはゴルフ場経営の観点から、また一般市民の
感情からも難しい状況と聞いています。したがって茅ヶ崎ゴルフ場をゴルフ場以外に利
用する具体的事例を検討して行く必要があるかと思います。同時に茅ヶ崎市としてもこ
の替え難い茅ヶ崎ゴルフ場を収支効率主眼の開発だけでなく茅ヶ崎の貴重な文化遺産を
残す視点からご検討頂き調整と必要なら資金的な対応も検討すべきと思います。
最後に、茅ヶ崎ゴルフ場の今後の併用利用事例案です:茅ヶ崎ゴルフ場をゴルフ場と
して存続すると同時に、一般市民にどのように開放していくかは、広域避難場所として
利用することは多くの方の意見が一致するところかと思います。他の利用方法について
は多くの意見があるかと思いますが、私案として具体的利用事例案を以下に記載します。
①ゴルフプレー後に散歩道として開放すると同時に海岸遊歩道とも接続して海岸を見な
がらの遊歩とゴルフ場の松をみながらの散策を連動するコースを創生する。
②ゴルフ場開放して各種イベントを開催する日を定期的に開催する。例えば、子供を対
象にゴルフ場の芝生を自由に散策して宝探しをする等。
③広域難場所を想定して防災経典として設置する機能を仮表示して、毎年避難訓練実施
時には全員でこの仮表示を確認して防災の意識向上を図る。
④国内には子供向けゴルフ研修場が少ない。茅ヶ崎ゴルフ場を子供向けのゴルフ練習と
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研修の場として開設し子供のゴルフ研修場として全国的な拠点をめざす。
ゴルフ場を一般に公開することは、ゴルフ場経営者にとっては困難な課題があるが地
域のゴルフ場として育成することは、世界では一般的であり、茅ヶ崎ゴルフ場が日本の
先駆として対応してもらうよう経営者に要請していく必要がある。このような要望に対
して理解あるゴルフ場経営者もいると聞きます。
(意見 127)
茅ヶ崎ゴルフ場は、東海道線より南側に居住している方々の広域避難場所です。跡地
に住宅や商業施設の建設をしてしまった場合、災害時の混乱がより一層拡大してしまう
ことが想像できます。また、商業施設の建設では、静かな住環境が売り物である茅ヶ崎
市のイメージが損なわれてしまうのはとても残念に思います。現状の9ホールのゴルフ
場を残すのが最もベターな選択と考えます。以上、よろしくお願いいたします。
(意見 128)
ゴルフ場は残してください。
海側最大の広域避難場所でしょう。安心です、緑豊かな松林は文化であり、湘南のシ
ンボルです。ここが開発され建造物ばかりでは50年築いた文化はなく、憧れの湘南茅
ヶ崎でなく、湘東と呼ばれ、移住者は激減寂れます。私も引越ししますか。県に仰合で
なく茅ヶ崎市として開発反対を切望します。緑は安らぎます。
(意見 129)
ゴルフ場の存続を希望します。
上田治設計の趣きのあるコースで、長年地域のゴルファーに愛されてきました。
千葉県では、エントリー層がプレーしやすいゴルフ場を運営することで、県内の他の
ゴルフ産業が活性化するように働きかけています。神奈川県内は千葉のようにゴルフ場
が多くないですが、生涯スポーツの見地からも自治体が環境整備するべきと考えます。
また、地域住民の多くが、広域避難場所としての存続を求めていることは無視できな
い事実と思います。先般、鬼怒川で水害が起きた際、太陽光発電による開発と自然堤防
の掘削が問題となりました。
例えば商業施設などの開発が行われた後、万が一、水害がおき被害者が多数出るよう
な大きな事故が起きた場合、避難場所を確保しなかった責任を自治体担当者は問われる
と思います。
鬼怒川の場合でも法的には問題なかったとされていますが、施工業者への告発が検討
されているとも聞きます。災害被害が起きた際に、「避難場所を潰した」という事実は
大きな非難の対象になるでしょう。
ゴルフ場運営は効率化し、自治体は地代などを優遇することで、緑と広域避難場所と
しての価値を存続させるのが好ましいと考えます。
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(意見 130)
*茅ヶ崎ゴルフ場について下記の如く考えを述べさせて頂きます。
1)現在茅ヶ崎駅周辺の雑多な建物や道路整備は地震や火事その他災害に対して、殆ど
無防備状態であり、多数の広域避難所の確保が必須である。特に火事は重大な問題で
ある。
2)現在の茅ヶ崎ゴルフ場は、災害に際し東海岸を中心として駅以南の人々にとっては
最大の広域避難所であり、最も利用価値のある防災拠点と考える。
3)万一、現ゴルフ場に商業施設や集合住宅等が出来た場合、災害時に道路の大混乱が
発生し、周辺住民の生命確保が極めて難しい状況になるのが容易に推察できる。
4)またこの茅ヶ崎の海岸線は戦後小生が小学生の時、約60年前に防砂林として小さ
な松が植林され、緑が育つ中、鎌倉や江ノ島の観光地とは違う湘南地方の静かな貴重
なオアシスとなっており、ゴルフ場前のR134から眺める富士山は蓋し絶景である。
5)このような視点から、少なくとも現状維持が必須であり、唯一残された貴重な広域
雛所として絶対にゴルフ場を継続しなければなりません。それが行政の正しい判断と
思います。
(意見 131)
湘南に3代にわたり風光、人間、食物、環境等住み心地よくエンヂョイさせて戴いて
る。茅ヶ崎は市政、乱開発、都市計画等で未発達であり市会も弱く湘南地区で一番遅れ
ている。そこで唯一の宝物茅ヶ崎ゴルフコースは二度と手に入らないマトマッタ緑地帯、
相模湾ベルトゾーンのへりに位置している名物である。この価値は全日本的視野でも最
高の存在価値があり、近隣住民のヒナン場所、防災としても価値は充分あり、土建屋の
開発にまかせるにはあまりに近視眼的でケチくさく未来志向でない!!
(結)このままゴルフコースを残すのか?最高の策を思料する。
(意見 132)
茅ヶ崎に住んでいると言うと、良い所に住んでいますねと言われます。しかし実態は
どうでしょう。南側は緑がどんどん減少し、人口が密集してクラスター火災が心配され
ています。現上でこれ以上の大規模開発は必要ありません。茅ヶ崎ゴルフ場は広域避難
場所であり貴重な緑地帯です。市民の安全のため、ゆとりある生活のため、このゴルフ
場をぜひ残していただきたいと思います。公園という考えもあるかもしれませんが、公
園では収入が無いばかりか、相当な維持費用もかかるものと思われます。
(意見 133)
茅ヶ崎ゴルフ場は長い間茅ヶ崎市民及び近隣県民に娯楽を提供して来た。緑地と広域
避難場所としても機能する為ぜひともゴルフ場として残してほしい。
(意見 134)
現状の9ホールゴルフ場を残すことを切に願います。
- 41 -
茅ヶ崎ゴルフ場はパブリックのゴルフ場として茅ヶ崎市民に深く長く愛されています。
また、自然の環境維持によって、市民の心を豊かにし、癒してくれています。
そして、災害時のクラスター火災時の大切な広域避難場所を守って欲しいと思います。
この広域避難場所によって災害時に何人の命を守ってくれるでしょうか?
是非市政の方、県政に携わる皆様、現状の9ホールゴルフ場を残すことにご賛同くだ
さい。
(意見 135)
緑の少ない茅ヶ崎市に一ヶ所でも多く残して欲しいと日ごろから思っています。どこ
を見ても、土地利用、計画性にとぼしい限り。多くの人が利用出来るゴルフ場にと願っ
てます。
(意見 136)
茅ヶ崎ゴルフ場は湘南の環境を象徴する緑豊かな場所です。この環境を担保するため
今のまま、ゴルフ場として利用すべきと思います。また、防災の観点からも必要な場所
と考え、行政というのは100年の計をもって行わないといけないと思います。目先の
経済性等だけを重視してはいけないと思います。茅ヶ崎ゴルフ場の利活用は緑を残し、
広域避難場所を確保する為にも現在のゴルフ場にしておくのが良いと思います。ショッ
ピングモールや病院割合近くに有りますし、これから人口減少を迎える日本、緑豊かな
ゆったりした場所がある事は、茅ヶ崎市の価値を高めると思います。
(意見 137)
茅ヶ崎ゴルフ場は湘南の環境を象徴する緑豊かな場所です。この環境を担保するため
今のまま、ゴルフ場として利用すべきと思います。また、防災の観点からも必要な場所
と考えます。
(意見 138)
茅ヶ崎に住んで70年程なりましたが、ここ15年程で緑が著しく少ない街となって
しまい残念です。これは住宅の乱開発が要因であり、行政の責任と思っております。
ゴルフ場の緑地がなくなる事を思うとゾットします!
ゴルフ場を残し緑地の保全をぜひお願いしたい。市や県でこの広さの緑地保全には相
当なコストが必要となるでしょう。ゴルフ場の運営方法を工夫し、ゴルフ利用者がこの
収入を管理?に当てるのがベストだと思います。
(意見 139)
ゴルフ場のまま存続することに賛成します。
毎年、箱根駅伝の上空からの映像を見ると、建てこんだ街並みの中にぽかっと緑の空
間が表れて、思っているより、茅ヶ崎ゴルフ用は貴重な緑地だと再認識させられます。
この貴重な緑地を維持するには、緑地として市で管理することも考えられますが、維持
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費などの事を考えると、ゴルフ場として使ってもらい、税金も徴収しながら緑を保全し、
なおかつ、いざというときは、避難場所として利用することが、最良の案だと思います。
こう考えて、ゴルフ場としての利用に賛成します。
(意見 140)
茅ヶ崎ゴルフ場は、市北部の里山公園に並ぶ茅ヶ崎市の数少ない緑が維持、保存され
ている地区である。東海道線以北には、大規模な緑を蓄えている場所は、里山公園の他
2カ所のゴルフ場が有るが、東海道線以南には、茅ヶ崎ゴルフ場のみで有る。
一方、この広大な面積を有する茅ヶ崎ゴルフ場のある東海道線以南の地域は、神奈川
県一番のクラスター地域でもあります。すなわち、茅ヶ崎ゴルフ場はこのクラスター地
域の、延焼火災対策に対して最も有用な場所であります。また、このような住宅密集地
の中にあるゴルフ場は、近隣住民にとっても手軽な健康維持に有効な場所です、またシ
ニア層にとっては、平坦な茅ヶ崎ゴルフ場は、健康維持に取って大変有用な場所で有り
ます。
一方、辻堂駅北にある様な商業施設が開発された場合、付近は交通渋滞の発生、排気
ガスの発生に拠る健康被害は、近隣住民にとっては、大変な迷惑である。
なお、緑の場所を確保し環境維持する場所として、公園として維持した場合、管理費
の負担が発生します。ゴルフ場として使用した場合、ゴルフ場が管理するため、住民負
担を必要有りません。すなわち、緑を維持し、環境悪化を防ぎ、健康増新を図る事が出
来、広域避難場所として使用する事が出来る、ゴルフ場、として存続させる事が最も有
効と考えます。
(意見 141)
私は、ゴルフ場として、また広域避難場所として現在の利用状態を継続すべきと考え
ます。
その理由は、第1に現在のゴルフ場は、茅ヶ崎南部の航空写真(2015,5,16 国土地理院
撮影)を一見すれば分かるとおり、密集した住宅街の中にわずかに残る緑地として存在
しています。この緑地帯を破壊してはなりません。この松林に囲まれた地域を開発の名
のもとにブルトーザーでも入れば、やっと残っている緑の土地は未来永劫に緑地として
復活することもないでしょう。一度失った自然は戻らない!ことを肝に銘ずるべきです。
県や市は、現状のゴルフ場を残すことはゴルフ場が市街化地域内にあるが故に地代は相
応にすべきと考えているようです。しかし一方で、県は先日、ゴルフ場の用途地域の建
物の高さ制限を外す意向まで発表して、県自ら市街化地域の規制を排除しようとしてい
ます。これは、県においては当地利用のためならば、いかようにも地域制限を変更する
ことができることを自認していることにほかありません。
それならば、当ゴルフ場用地を市街化地域ではなく、調整区域もしくは保安林地域に
変えることもできる筈です。そして、県も市も一時の開発による経済的効率に執着する
ことなく、将来に向かって県民・市民の健全な生活維持のため勇気ある決断をしてほし
いものです。
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(意見 142)
茅ヶ崎市街地の南部に残された貴重なまとまった緑地である茅ヶ崎ゴルフ場は付近住
民の貴重な広域避難場所です。避難場所としての機能を失いかねない開発は、いったん
始まってしまうと自然を元に戻すことはできません。
神奈川県も土地の賃料を上げて多少の収入増を目指すようなことをすれば、誰もこの
土地を利活用することは出来ないでしょう。土地の一部を開発することはまとまった緑
地の存在価値を失わせ広域避難場所にはなりません。21世紀に貴重な緑の自然の広場
を残して維持することは、県、市、等自治体の重要な仕事です。
ゴルフ場は昨今の高齢者の健康維持に大変役立っている施設あり、ジュニアの体力育
成等教育の面でも貢献しています。ゴルフ場を維持することは自然を適切に管理します
のでいざという時に直ちに付近住民の避難場所として役立ちます。
広域避難場所として緑を守る為にはゴルフ場でなくてはなりません。末永くゴルフ場
として維持して頂けるよう切に希望します。
(意見 143)
この一帯は国道134号線沿いでも貴重な緑地の一つであり、付近一帯の住環境保全
は基より、名勝としての湘南海岸の残すべき風景にも欠かせない。また、大規模災害発
生時には、その避難場所ともなり得るほか、場合によっては事後の廃棄物仮集積所(大
地震による津波の場合は除く)ともなる貴重な保存すべき予備的有効スペースである。
従って、住宅地や商工業施設として利用することは不適切である一方、単なる緑地公園
等の利用では、その態様にもよるものの、通常は維持のために膨大な経費が掛かること
が予想される。
このため、現在の民間ゴルフ場のまま運営、緑地としての維持管理をせしめつつ収益
性を維持することが最適と考える。
(意見 144)
現状のゴルフ場を是非残して欲しい。
住環境・防災面・高齢化社会でのゴルフ場の意義より現状のゴルフ場を是非残して欲
しい。
(意見 145)
存続を願います。茅ヶ崎は緑豊かな環境に恵まれ、老後、子育てには最高な住環境が
整っています。一方、藤沢や平塚は自然が少なく、特に駅前等には犯罪の温床となる場
面も少なくありません。両者に挟まれた我が町は、何としてもこの素晴らしい環境を守
るべきです。姉妹都市ハワイに恥をかかせるような事は何としても避けるべきであろう
と考えます。どうぞご理解の程、よろしくお願いします。
(意見 146)
- 44 -
茅ヶ崎市南部の広大な緑地の利活用については、
①このまちは静かで緑が多く心地良い住宅街としての環境を大事にすべきこと。
②広域避難所機能の維持を図ること。
③宅地、大型商業施設の開発は自然の豊かさが損なわれること。
等々のことから、ゴルフ場ができてから半世紀以上が経過して、多くの人に茅ヶ崎の
シンボルとして愛着を生み出していることから「現状のゴルフ場を残していただきたい」
(意見 147)
茅ヶ崎ゴルフ場の利活につきまして下記のとおりご提案したくよろしくお願いいたし
ます。
私は茅ヶ崎市に45年ほど住んでおりますが、この間茅ヶ崎市は大きく発展しました。
この発展は日本中どこでも同じように、松林をなくし、田畑をなくし住宅・マンション
・道路・施設の建設を推し進めた結果でもたらされたものと思います。茅ヶ崎市は気候
の良い、海に面し丘陵地帯の間の平らな土地に恵まれており、多くの住民が都市圏に通
勤、通学されておられます。これからもますます発展すると思いますが、今までと同じ
ような発想で市街化の開発を進めることは、本当に住民が望んでいるのでしょうか。湘
南を代表する街として多くの方が住みやすい・住みたい街になるようにしていくべきと
思います。そのためには次の通り提案させていただきます。
1)茅ヶ崎ゴルフ場近隣生活者の住民アンケート結果を反映してもらいたい。
2)若者の街としての海洋スポーツ、球技、陸上競技など、また年配者も参加できる
運動のイベントの充実
3)公園・散歩コースの整備
4)災害への対応が容易な静かな住宅地、若い人から年寄りまで多くの人が集まれ話
題の多いイベント活動を通じて活気のある街づくりを目指してもらいたく思いま
す。
茅ヶ崎ゴルフ場の利活につきましては、若者から年寄りまで楽しめる市民ゴルフを目
指して整備・運営していけばと思います。土地は県と市もすでに持っていますので、民
間会社に委託してゴルフ場の運営をすれば新たな税金も入ってきますし、維持のための
出費もないと思います。またゴルフ場で多くの方々の憩いの場としたり、お子様の活動
できるイベントを開催するなどの市民活動も費用も少なく多くの人に楽しんでもらえる
と思います。あるべき姿のみのご提案ですがよろしくお願いいたします。
(意見 148)
現状の9ホールのゴルフ場を残してほしい。
当ゴルフ場は高齢者の健康管理に大変貢献していると思っております。
(意見 149)
現在の9ホールのままでの存続をお願いいたします。
茅ヶ崎ゴルフ場は地域に根差したコミュニティ施設であり、9ホールあってこそ機能
- 45 -
しているものです。一生涯楽しめるゴルフは高齢化社会にも則したものであり、茅ヶ崎
ゴルフ場の機能存続を強く願います。
(意見 150)
茅ヶ崎ゴルフ場は、防衛大学を横須賀に持ってくるという国及び県の要請で、この茅
ヶ崎の地に昭和32年に移転し、高松の宮様の始球式で茅ヶ崎市営のゴルフ場としてス
タートしています。以来58年間の長きにわたり周辺住民の為のスポーツ施設として運
営されてきました。昭和42年以降は市が運営を断念し会員制クラブとしての運営とは
なりましたが、プレーヤーの7割は会員以外の周辺住民を中心としたゴルフ愛好家であ
り、閉鎖的な会員運営によるゴルフ場というよりも、地域に開かれたゴルフ場として市
民県民の方々に愛されてきたゴルフ場です。また、設計は2台巨頭と称される上田治氏
の手によるもので、大変貴重な昭和のゴルフ史の1ページを刻む文化遺産とも言うべき
ゴルフコースとして、ゴルフ評論家の方々はじめ多くのゴルフ愛好家には称賛されてい
るという事実もあります。
また、そのパブリック的な要素から、ジュニアゴルファーの育成の場としても利用さ
れてきており、教育面での貢献もしてきています。
また、昨今はゴルファーの高齢化と共に、高齢者の健康維持に大変役立っている施設
ともなっています。現在県が掲げる「未病を治す」「健康寿命日本一」という政策目標
には、無くてはならない重要な施設ともいえます。実際年間3万人以上の来場者があり、
その過半は高齢者です。
一方周辺には県下最大の延焼危険地域を持っている関係で、広域避難場所にも指定さ
れており、防災面での重要な機能を果たしています。戦後の乱開発により、既に茅ヶ崎
市の東海道線以南の地域にはこのようなまとまった緑地は存在せず、大変貴重な緑の資
源でもあります。
是非上記の様な価値を御評価頂き、現状の9ホールのゴルフ場として、末永く維持し
て頂けるよう1市民として切に願います。
(意見 151)
茅ヶ崎ゴルフ場は、その歴史から見ても、これまで果たしてきた役割から考えまして
も、この湘南の地に無くてはならない貴重なスポーツ施設であると同時に、高い公共性
を持った貴重な文化遺産とも言うべき存在だと言えます。
歴史的には、防衛大学を横須賀に持ってくるという国及び県の要請で、この茅ヶ崎の
地に昭和32年に移転し、高松の宮様の始球式で茅ヶ崎市営のゴルフ場としてスタート
しています。以来58年間の長きにわたり周辺住民の為のスポーツ施設として運営され
てきました。昭和42年以降は市が運営を断念し会員制クラブとしての運営とはなりま
したが、プレーヤーの 7 割は会員以外の周辺住民を中心としたゴルフ愛好家であり、閉
鎖的な会員運営によるゴルフ場というよりも、地域に開かれたゴルフ場として市民県民
の方々に愛されてきたゴルフ場です。また、設計は東の巨匠井上誠一氏と並び称される、
西の巨匠上田治氏の手によってデザインされたコースで、大変貴重な昭和のゴルフ史の
- 46 -
1ページを刻む文化遺産とも言うべきゴルフコースとして、ゴルフ評論家の方々はじめ
多くのゴルフ愛好家には称賛されているという事実もあります。
また、そのパブリック的な要素から、ジュニアゴルファーの育成の場としても利用さ
れてきており、世界ジュニアに出るようなジュニアゴルファーが育った施設としても有
名で、教育面での大きな貢献もしてきています。
また、昨今はゴルファーの高齢化と共に、高齢者の健康維持に大変役立っている施設
ともなっています。現在県が掲げる「未病を治す」「健康寿命日本一」という政策目標
には、無くてはならない重要な施設ともいえます。実際年間3万人以上の来場者があり、
その過半は高齢者です。このゴルフ場が無くなれば、実際にこれまでゴルフを通じて健
康維持をされてきた高齢者の多くに方々の健康には大きなマイナスの影響があるものと
思われ、この点も是非御評価頂ければと思います。
一方周辺には県下最大の延焼危険地域を持っている関係で、広域避難場所にも指定さ
れており、防災面での重要な機能を果たしています。戦後の乱開発により、既に茅ヶ崎
市の東海道線以南の地域にはこのようなまとまった緑地は存在せず、大変貴重な緑の資
源でもあります。
是非上記の様な価値を御評価頂き、現状の9ホールのゴルフ場として、末永く維持し
て頂けるよう要望いたします。
(意見 152)
わたしは茅ヶ崎ゴルフ場が好きで、東京から越してきました。
このゴルフ場に集う人たちのなかには、このゴルフ場が好きで移り住んできた人がた
くさんいます。
老後は毎日ここで、海風を感じ、緑に囲まれながら散歩代わりにゴルフをすることを
人生の夢にしています。
茅ヶ崎ゴルフ場は、58年の長きにわたり、会員制ではあるものの来場者の7割は周
辺住民を中心としたゴルフ好きの人たちでした。9ホールという規模の小ささ、気軽さ
もわり、パブリック要素の強いゴルフ場でした。
最近は、ジュニアゴルファー育成の場として教育面でも貢献しています。
またこのゴルフ場は、神奈川県が掲げる「未病を治す」「健康寿命日本一」にも合致
します。高齢化が進む近隣の方々の散歩代わりのゴルフの場になっており、年間300
00人の来場者のうちほとんどが高齢者です。
また東海道線南側の県でいちばんのクラスター延焼地域と隣接していることから広域
避難場所にも指定されています。
また近年の開発により「まとまった」緑が失われた湘南の、唯一残された緑地です。
ぜひこのようなことをお認めいただき、現状の「9ホールのゴルフ場」として残して
ください。なんとかよろしくお願いいたします。
(意見 153~154)
茅ヶ崎ゴルフ場は、58年の長きにわたり、会員制ではあるものの来場者の7割は周
- 47 -
辺住民を中心としたゴルフ好きの人たちでした。9ホールという規模の小ささ、気軽さ
もわり、パブリック要素の強いゴルフ場でした。最近は、ジュニアゴルファー育成の場
として教育面でも貢献しています。またこのゴルフ場は、神奈川県が掲げる「未病を治
す」「健康寿命日本一」にも合致します。高齢化が進む近隣の方々の散歩代わりのゴル
フの場になっており、年間 30000 人の来場者のうちほとんどが高齢者です。
また、東海道線南側の県で最大の「クラスター延焼地域」と隣接していることから広域
避難場所にも指定されています。
また、近年の開発により「まとまった」緑が失われた湘南の、唯一残された緑地です。
ぜひこのようなことをお認めいただき、一切の開発を行わず現状の9ホールのゴルフ
場として残してください。
(意見 155)
茅ヶ崎ゴルフ場は湘南地区で貴重な広域緑地であり、災害時(津波のときは浸水の可
能性があるが)避難や救難救助活動の拠点として、不可欠なものと確信する。また、商
業施設等に転換した場合、今でも混雑している134号線、鉄砲道等の道路が更に混雑
し、住民の生活と環境破壊をもたらすこと必定である。病院、老人施設等特定目的の施
設に転換するとしても、緑の破壊は避けられなく、せっかく現存する緑地をなくすこと
は後世に禍根を残すことになろう。
最善の利用方法は、ゴルフ場を存続させ、高齢化を見据えて市民(近隣市民を含む)
が気楽に利用できるレクリエイション施設、健康維持施設としてもっともっと活用でき
る施策を考察することではなかろうか。初心者でも高齢者でも子供でも参加できるゴル
フ大会を実施するとか、子供のゴルフ英才教育とか、他のゴルフ場では見られない立地
を生かした都市密着型市民ゴルフ場としてアピールすれば経営的にも十分採算が合うも
のと思う。
結論 ゴルフ場の他への転換は反対。
(意見 156)
今後さらに進むであろう高齢化社会の健康増進、ならびにジュニアゴルファー育成の
ためにも、茅ヶ崎ゴルフ場の存在は欠かせません。
(意見 157)
JR東海道線海より最後にのこされた、緑地茅ヶ崎ゴルフ場は防災、自然の保全を守
る上で現状のまゝ残すことが経済的な側面高令者を含めた市民および湘南地区住民の安
価なリクリエーションの場として又子供達の遊び場として活用出来る広場にも活用出来
る上から最適と考える。
緑地を再開発してしまえば、その復元に50年はかゝると云われ住環境の悪化は一層
進み市の魅力は失われる。
現状のまゝなら市民の交流の場として種々の活用が計られ市民や近隣の人々との交流
もはかられる。
- 48 -
特に民間による再開発は利益重視の建築物主体となるのが一般で古い土建開発が日本
の環境破壊を生みその修復に時間と経費が今?の財政悪化の元となっていることから考
え行政はこの点を重視し、市民の生命と健康維持を第一に考え対応すべきだ。
(意見 158)
前略 ごめん下さい。私は茅ヶ崎ゴルフクラブのメンバーです。緑と海、そして空気
のキレイな街、茅ヶ崎に移住して、23 年になります。茅ヶ崎ゴルフクラブには歩いて7
分位の所に住んでいます。移住してきてから、昔からの友人(東京の会社勤め)が、茅
ヶ崎ゴルフのメンバーだった年から、地元のメンバーと年7日位、ゴルフを楽しみまし
た。私たち将来の人生設計の為にメンバーになりましたし(茅ヶ崎ゴルフクラブの)。
そして私が企画したゴルフ会なども行い、これで健康で明るい生活が送れると思ってい
た矢先に、茅ヶ崎ゴルフ場の閉鎖の話が突然起こりました。残念です。”キレイな海、
キレイな緑。そしてキレイな空気”私が茅ヶ崎へ移住してきた大きな夢がひとつ消え去
ることは忍びない事です。今になって(定年まであと2年)、他への移住も簡単には出
来ません。どうぞ、人々が健康で生きていけるように「茅ヶ崎ゴルフクラブ」の存続を、
ひたすらお願いする所存です。ゴルフ場の存続は県にとっても町にとっても健康への大
きな活性化です。
(意見 159)
私は平成7年より茅ヶ崎市に住む61歳の男であります。基本的に現ゴルフ場はその
ままゴルフ場として継続使用を希望します。
理由①茅ヶ崎市には海しかない。②茅ヶ崎はよい所ですネと全国の人々から言われま
すが、遊びに来てもらっても海しか連れて行ける所が無い。③これからゴルフ場を造る
ことはまず不可能。④老人が増え安い料金でゴルフが出来るパブリックゴルフ場は大変
なみ力がある。④高齢者の働き先にもなる。⑤一担手放したらもうもどってこない。⑥
住宅や商業地は内陸部にいくらでも出来る。⑦茅ヶ崎には高齢者が気楽に安価で楽しめ
るゴルフ場があるということが広がればテレビ等で紹介され有名になり私も茅ヶ崎へ移
住し市民としての特権としての安価で優先的なゴルフを仲間と楽しむことが出来る。と
考える人が増える⑧先日もと会社の先輩に聞きましたが、茅ヶ崎市の高齢者は大変安価
で楽しめる種々の機会があることを知りすばらしい市であると痛感いたしました。茅ヶ
崎市民はいいネ~と言われました。⑨このように全国的にも有名な茅ヶ崎市に極めてリ
ーズナブルで立派なゴルフ場がせっかく有るのをつぶしてしまい住宅地や商業地にする
のは大変もったいないし、再三になりますが海の他にこれと言った行き先がないのであ
りますから、高齢者に安価で優先的にプレーを提供できる茅ヶ崎市営のパブリックゴル
フ場を開設運営し、月に1~2回コンペを開催し、市長や市の職員も参加し多少市長選
や市議会選のPRをしたら市長や市議会議員様の人気も上り当選・再選されるのではな
いでしょうか。⑩フロントやグリーン等の整備の仕事に市民を顧い入れれば顧用対策に
もなりその人達も感謝し、選挙でも良い投票をしてくれると思います。⑪だ足ですが私
も現在全く無職で(定年となり)今、国勢調査管とて働かせていただいておりますぜひ
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新ゴルフ場のフロント等で使っていただければ幸いに思います。以上
(意見 160)
昨日、一番及び二番に意見を発言されました方と同様に市側の意見及方向性が明確で
ない事が少々残念で有ります。市としての市民への配慮も有るのかとは思われますが市
側の方向性は明確に発表された方が良いと思います。
8月の公聴会にて市側のお話がありましたかと思われますが市が県及び協同㈱側より
借地する場合、かなり安く借地出来るとのお話がありましたかとの記憶が有りますが如
何でしょうか!
何れにしましても昭和32年11月の初心に立ち返り茅ヶ崎市が借地する事による市
民パブリックゴルフ場として運営する事が広域避難場所、緑地の確保及び高齢者が多く
なる市としての娯楽及び運動場としてベストな方法と考えております。少なくとも上記
理由によりゴルフ場運営会社にてでもゴルフ場を存続させる事が得策と考えておりま
す。
(意見 161)
私は70年以上この湘南の地に住んで、この地の変化の推移を見続けていました。茅
ヶ崎市・藤沢市などは全国でも有数の「住みやすい地域」と言われているそうです。な
ぜそこに住んでいる人達が住みやすい、つまり満足しているかの大きな理由は湘南の海
がある、それにつながる防砂林の松林があるからなのです。日常はあまり意識しなくと
も、そこにある空気が無意識のうちに人の心に入り込み、穏やかな気持ちにさせるので
はないでしょうか。ここには人工的な商業施設はもう要りません。また人工的な公園施
設もいりません。市として維持管理費のかからない今のゴルフ場が一番必要なのではな
いでしょうか。ゴルフ場の外側の防砂松林のなかに散歩道をつけてもいいでしょう。茅
ヶ崎市を質の高い市にしていくには、できるだけ今の緑を残して、質の高い生活環境を
維持向上させることが、将来の茅ヶ崎市の発展に役立つと信じております。環境保全、
緑地の確保、広域避難所、生活環境の向上、市の財政負担の軽減、茅ヶ崎市を全国一の
質の高い市にするために、ゴルフ場にするのが一番賢い考えだと思います。ゴルフ場に
することにより、経費はかからず、ある程度の賃貸料(地代)も望めます。
(意見 162)
行政の負担経費を増大させるような企画であってはならない。「条件を満たす施設と
してはゴルフ場が最も適した企画と思います。」但し、その形態及び運営方針について
は次のような条件を提案します。
1ゴルフが健全なスポーツとしての認識の広まりによりゴルフ人口の年齢層が拡大し
ています。サッカーや野球のように子供たちの参加を促進し、又高齢者も楽しめる
健康寿命の増進に最も適したスポーツの一つとして、ゴルフを広めるべく施設を行
政が提供する。
2茅ヶ崎市及び近隣地区の広い年齢層の住民全てが、低料金で利用できるようにする。
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3質の高いゴルフ場の維持と運営を実現できる企業及び NPO 等を公募し運営を委託す
る。
4これを実現するための行政が行う事項として用途地域の変更が不可欠と思います。
5県又は市はこれからの賃借料収入で民間所有の土地を長期にわたって買収し、現在
の地主構成を県又は市に単一化する。茅ヶ崎ゴルフ場が、「ゴルフ場として」新し
い健全な体制で生まれ変り実現することが、市民の健康増進、災害からの避難施設
の確保、緑化地域の確保、湘南海岸の景観の維持等の観点から最も適した企画であ
り実現していただきたいと思い以上提案いたします。
(意見 163)
ゴルフ場の現状のままの存続を求めます。県の職員から「ここまでひどいクラスター
にしたのは茅ヶ崎市」と言われ、防災緑地の専門家は「危機認識を持っていながら、茅
ヶ崎ゴルフ場に開発許可を出したなら行政による人災」と県に意見書を提出してくださ
った。クラスター火災の熱から身を守るには、「広域避難場所」が必要なのだが、茅ヶ
崎の過密人口と、過密ペット数に対応できるだけの「広域避難場所」が必要。茅ヶ崎ゴ
ルフ場」が開発で縮小されたら、周辺住民は、命の安全を脅かされ、緑の保全を失う。
茅ヶ崎ゴルフ場は「小和田海岸に大衆ゴルフ場を建設し、名実共に文化都市として愛さ
れる茅ヶ崎市を創造する念願により」市が県有地4万坪と、農協の払い下げ所有地を借
り受けて、昭和32年にスタートしたゴルフ場。ゴルフ場の土地は、農地に適さない起
伏のある砂丘地で、農地のために、どうしても防風林・防砂林が必要で、先人の方が苦
労して松を植樹された。その後、市が撤退して、観光日本㈱が運営事業を続けてきたが、
今までゴルフ場をやめるとか開発するという話はなく存続してきた。「なぜいきなりゴ
ルフ場が閉鎖になるのか?」周辺住民には、寝耳に水の話。当然、その理由を住民は知
りたかったが、市の説明は「観光日本よりゴルフ場の運営から撤退すると、県と茅ヶ崎
協同に伝えられた」というもの。しかし、「なぜ撤退することになったのか?」それは、
はっきり分からぬまま、時間だけが過ぎていった。というより、何らかの理由で、時間
稼ぎをさせられたと言ったほうがいい。昨年の平成26年5月30日に、県から市に「県
有地の買い取りを打診する書面」が届いた。内容は以下のように「県の利用要望がある
場合は県の利用を優先、県の利用要望もなく、市の取得意思もない場合は、一般競争入
札による民間活用を検討する」そして6月18日に、市は「買い取る意向がない」とい
う回答書を県に送った。つまり、「買い取る意向がない」と同時に「一般競争入札によ
る民間活用を検討する」ことを承知した。しかし、まずこの事実を市は議会にも、住民
にも報告しなかった。そのあと、8月18日の全員協議会で、木村副市長が、「茅ヶ崎
ゴルフ場については、約20万平方メートルもあり、市が購入するのは不可能で、まし
てや県から打診されたこともなく、軽々な発言はできない。」と答弁。この協議会には、
市長、企画部長も同席していた。8月25日の議会で、市長は「7月に茅ヶ崎市、神奈
川県、茅ヶ崎協同で協議を行い、今後の土地利用を考えるに当たって、計画段階から3
者の協議を進めていくことを確認した」と発言。しかし、それが市民に知らされたのは
4ヶ月後だった。市民参加については、「できるだけやわらかい段階から市民の皆さま
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に情報提供を行い、ご意見を伺う機会を設ける」と市長は発言。しかし、最初の「意見
交換会」がひらかれたのは、なんと1年後!の平成27年6月だった。市議会議員の中
で、こういう行政の情報公開のなさをチェックしたのは一人の議員だけだった。その後、
住民側には情報がないまま、平成27年1月にいきなり、市から全員協議会に報告があ
った。茅ヶ崎ゴルフ場の利活用に関する今後の進め方について、「利用方法はこれから
民間事業者から公募でアイデアを募集し、神奈川県、茅ヶ崎市、茅ヶ崎協同㈱の3者で
決める」というもの。しかし、住民側の調査が進んでくると、驚くべき事実がいくつも、
いくつも出てきた。市はゴルフ場周辺の住民にたいして、アンケート調査も行わないの
で、市民団体が行った。その結果は、緑・環境の維持(開発案であれば、周辺の松など
は切り倒される。緑の空間も減少する)。広域避難場所機能の維持。ゴルフ場としての
維持「ゴルフはやらないけど、ゴルフ場として残してほしい」という住民希望がたくさ
んあった。それには、はっきりとした理由がある。ゴルフ場が広域避難場所であること
「生命」については、最大の尊重を必要とする基本的人権。神奈川県で最大のクラスタ
ー火災地域に暮す住民には、命を守るために必要な場所。防災緑地の専門家も、茅ヶ崎
市のクラスターに驚いていた。そして、この広大な緑地は「もしもの災害時に命を守っ
てくれる」とも言っていた。じつは維持管理費がいちばん安い。「広域避難場所」の維
持としては「ゴルフ場の存続」がダントツに安い。「公園ならいい」という意見もよく
聞くが、しかし、公園として維持管理するには、億単位の年間維持費がかかる。市長は、
市営公園はやらない、とはっきり言っている。県も。県立公園はやらない。お金が入ら
ないし維持費がかかるので、県立公園をむしろ県は手放している。最後に残された緑の
空間であること市が無策なまま、乱開発された海岸側は、松林がほとんど伐採され緑が
残っていない。開発は、茅ヶ崎市の「みどりの基本計画」に反するものであり、保たれ
てきた貴重な生態系も破壊される。茅ヶ崎市のブランドであること「茅ヶ崎ゴルフ場」
の茅ヶ崎ブランドとしての歴史は、サーフィンより古いかもしれない。(神奈川の歴史
の古いゴルフ場第9位)今では海岸側で、茅ヶ崎らしい景観をもっとも残している最後
の場所になっている。そして、住民側の調査が進んでくると、事実をすり替えられてい
たことが分かった。私たち住民は、県と茅ヶ崎協同が、土地の賃料を2億に値上げして
きた。茅ヶ崎協同が賃料を受取拒否をしている。以上の事実を、最近まで知らなかった。
ゴルフ場として儲からなくて経営が続かないので、ゴルフ場がクローズしたと一般の住
人は思っていた。市にそう思い込まされていたし、住民は「ゴルフ場から観光日本が撤
退してしまった、それでは、ゴルフ場跡地には何を作るのが良いのか」と、問題をすり
替えられていた。しかし、事実を知るにつれて、住民は真相はまったく違うことに気が
ついた。ゴルフ場の経営が困難という原因が、県の根拠のない高額な賃料の提示(銀行
査定の現行賃料の0.5~1%値上げが正統価格との事。なぜ県はバブル時の2億円を
要求するのか?)。茅ヶ崎協同代表の考えによる所が大きいということを知った。そし
て、それならば、市の努力・工夫次第で、最初からゴルフ場の経営=広域避難場所の維
持が可能ではないかと、なぜ最初にそれを知らせないで除外していたのかと、非常に大
きな怒りとともに住民は知ることになった。
市はゴルフ場撤退問題をあくまでも経営破綻のように市民に伝え、「すでに道路部分
360万の減免をしており、それ以上の税金投入は市民が許さない」と答えている。し
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かし、これはまったく市の独断の判断であり、市民が許さないかどうかは、実際に市民
に問いかけてみなければ分からない。市が判断することではない。今まで「広域避難場
所」の維持管理は、ゴルフ場の運営会社である観光日本が行っていた。茅ヶ崎市の負担
はない。むしろ「ゴルフ利用税」や、県からの「固定資産税」などのお金が市の懐へ納
められていた。市は、負担はないどころか、むしろ税収入を得ながら、8万人の広域避
難場所を維持してきた。県は、県有地の賃料2億(無謀に高額)をふっかけてきた。黒
岩知事は、茅ヶ崎のクラスター火災のことは、何も知らなかった。県知事なのだから、
知ってのことかと思ったが、知らないことに驚いた。実は、市の行政努力でゴルフ場を
存続させ維持する方法は、可能性として始めからいくつもあった。たとえば、市営によ
る茅ヶ崎ゴルフ場の存続。市が地権者から土地を賃借し、民間に転貸して市営パブリッ
クゴルフ場として運営・維持管理を委託する方法。これは柳島スポーツ公園方式とハマ
ミーナ方式を組み合わせた方法。柳島スポーツ公園には、市が財政負担をできて、市営
のパブリックゴルフ場(=広域避難場所)に財政負担が出来ない理由はない。柳島地域
に75億、ゴルフ場には市道減免の340万では、税金の使い方に地域格差がありすぎ
る。「防災費に1億5千万プラスして、広域避難場所を維持する」それが出来ないとい
う理由はない。市は財政難と言っていますが、どこが財政難なのか?第3次総合計画に
おけるハコモノ予算からたった1億5千万円を捻出し、広域避難場所確保にあてること
が出来ない訳がない。「ゴルフ場には、税金を投入する十分な公共性がない」というの
が市の意見。しかし、「広域避難場所」として解放するゴルフ場は、それだけでも、十
分な公共性・公益性をもっている。ゴルフ場の「必須の確保義務のある広域避難場所」
としての機能を考えれば、住民には半公共施設の意味合いがある。そして、緑の維持管
理費としても、この1億5千万はもっとも安い。ゴルフ場では、すでに花火大会での、
駐輪場としての解放(たいへん評判が良かった)や、さまざまなイベントによる市民へ
の芝生の解放デーもある。クラスター火災地域を在籍中につくりあげておいて、市長は
ゴルフ場には市道減免の350万で精いっぱいと言う。あまりにつじつまのあわない話
が多すぎる。あまりに、住民に情報を公開しない市長や副市長、一部議員も不自然とい
ういきさつになっている。
すごく不思議に思っていることがあります。それは、価値感の問題かもしれません。
茅ヶ崎ゴルフ場は、茅ヶ崎の宝なんじゃないかと私は思いますが、市長は違うんでしょ
うか?今はむかしのゴルフ場と何もかもイメージが違ってきています。ウエアだって、
若い人はアンダーアーマーとか着てもっと気軽に身近にゴルフやります。緑があって、
芝があって、広域避難場所、すべてそろっている。何で開発なの?と思います。ゴルフ
場と住宅が隣接している町って、全国的に見ても少ないですよ。アメリカ、ホノルルで
も住宅は、ゴルフ場があることで明らかに価値が上がります。ゴルフ場を活用した、町
づくりをしたいと住民の盛り上がりがあるのに何で市が理解しないの? 分かってない
じゃん、感覚が分かっていない。市長がトータルにぜんぜん分かってない。たとえば鎌
倉市が、鎌倉ローンテニスクラブを開発しますか?田園テニス倶楽部を開発しますか?
鎌倉は、天皇皇后両陛下がプレーするテニスクラブが、なんと市民大会の会場です。そ
ういうのが、街の品格や質の高さにつながっている。茅ヶ崎、田舎モンすぎませんか?
茅ヶ崎ゴルフ場は9ホールながら素晴らしいコース、とプロが感動します。さすが上田
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さんの設計だと。9ホールのゴルフ場では人気トップですよ。知らないんですか? そ
れに景観が素晴らしい。植えた松の木が50年たって、海風にさらされて曲がりくねっ
た松が、まさしく茅ヶ崎。この風景は残さなければいけない、ほんとうにいいコースだ
と口を揃えます。単にゴルフ場だから残したいのでなく、素晴らしいから残したい。総
合的な価値が、いちばん分かってないのは茅ヶ崎市なんじゃないでしょうか?ゴルフ経
営の存続を募集すればいいのに、何でいきなり開発の募集?長い目でみた展望より、目
の前の短期な開発の収入を選んだのですか?せっかくオリンピックでも、ゴルフは競技
種目に復帰したのに。ジュニアが回れる、ジュニア育成のできる唯一のゴルフ場なんで
すよ。ゴルフはやらないけど、ゴルフ場周辺の松林の景観のよさや、緑の多さにひかれ
て自然環境にひかれて、居住を決めた住民がたくさんいます。ゴルフ場が街の品格や雰
囲気を作っているので、開発するとすべて台無し。緑が多いからヒートアイランドへの
影響は明らかに違ってきます。専門家は、ちゃんと分かっている。緑の保全配慮地区を
開発して、補助金や税金使って緑をふやすって、バカバカしくないですか?神奈川県だ
って、みどりをふやすと言っていたような。いまやゴルフ界の方が、よほど環境問題に
取り組んでます。やたら転売する、無責任な企業よりもマシです。市も、不動産屋の方
が一枚も二枚も上手で困ると言ってましたっけ。民間事業としても、ゴルフ場はむしろ
注目されています。そのうえ、いざという時の広域避難場所で、備蓄場所で、ヘリポー
トで仮設住宅も作れるし、テントもOK。ペット避難所としてもオールマイティの防災
公園です。余計な開発されていると、むしろ応用利用ができません。茅ヶ崎ゴルフ場は、
光害がないのが素晴らしいという話を聞きます。星空が素晴らしい。子供たちへのイベ
ント、工夫次第でたくさんできます。今年は花火大会で、自転車の駐輪所に開放した。
ケータリングなんかもできたらいいかもですね。開発されたら、むしろ町のみんなで楽
しめない。ゴルフ場だから、楽しめるアイデアが出来る。貴重な価値をなんでわざわざ
開発?なんで守らないの?茅ヶ崎ゴルフ場みたいな、伝統と松の景観のある、全国的に
も人気のあるゴルフ場。おまけに広域避難場所で、光害がなくて、ヒートアイランドを
解消。ジュニアが回れる、ジュニア育成のできる唯一のゴルフ場それが、海岸の住宅街
にある素晴らしさ。こういうものを市の財産として、マネージメントできないなんてね
え。花火のときのゴルフ場の夾竹桃、きれいでしたね。あの松も切られちゃうんですか
ね。どれだけの松が市によって切り倒されるんですか?あまりにも粋じゃない話で、市
民うんざりしてます。
ゴルフ場の現状のままの存続を求めます。あらゆる開発案に反対します。市は202
0東京オリンピックを土地利活用の視点に入れていますが、東京オリンピックは ISO
20121 を適用することになっています。ISO 20121 は、2012年のロンドンオリンピッ
クで適用されて、経済性だけでなく、環境や社会に配慮した「レガシー(イベントの後
に残される結果)」を強く意識した運営が行われ、高い評価を得ました。また、201
6年のリオデジャネイロ・オリンピックなどでも、本規格が適用され、さらに、東京2
020オリンピック・パラリンピック招致委員会が、招致活動に当たって IOC(国際オリ
ンピック委員会)に提出した立候補ファイルにおいても、本規格の適用が明記されてい
ます。「史上最も環境に優しい大会」として高い評価結果を受けた2012年ロンドン
オリンピックの結果を受けて、東京オリンピックでも ISO 20121 の採用が決定しました。
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そのことから、市民の災害時の広域避難場所を差し出して選手村を作るのは、国際的な
非難を浴びる結果となり、ゴルフ場の「オリンピック開発」は、ISO 20121 の遵守に国
際的に反することになります。今までにも、冬期オリンピックで環境が守れないためデ
ンバーは会場を返上していたり、鳥の生息地を守るために会場を変更したり、などの例
があります。茅ヶ崎ゴルフ場は世界が認める地震大国ニッポンの、市民の広域避難場所
です。災害時のクラスター延焼大火災の想定は、地震のない欧米にはないと思われるの
で、「地震災害の大火災のための広域避難場所を開発する」というのは、神奈川県と茅
ヶ崎市が行う世界に類のない開発になるでしょう。市民の命の安全を守る広域避難場所、
そこを選手村やオリンピック用のホテルにするというのは、世界中がはじめて直面する
問題になります。また同時に緑の環境も破壊される開発となります。鳥の生息地ですら
守られるのに、住民の命の安全を守る広域避難場所が、オリンピックのために開発され
る国がニッポンであり、神奈川県であり、茅ヶ崎市であると、行政の姿勢が海外メディ
アを通じて世界的に発信されていくでしょう。<ゴルフ場の現状のままでの存続を求め、
あらゆる開発案に反対します。
茅ヶ崎ゴルフ場の現状のままの存続を求めます。
住民が求めるのは「まちづくり」でなく「住みやすい暮らし」です。茅ヶ崎ゴルフ場
は昭和32年に、高松宮様の始球式で開場した伝統のあるゴルフコース。神奈川県の歴
史の古いゴルフ場ランキング9位で、名設計家の上田治 設計監修コースとして名を連
ね、プロゴルフ選手にも設計の妙味と景観の美しさで評判は高い。半世紀近い年月の中
で、茅ヶ崎東部の海岸側の街は、茅ヶ崎ゴルフ場を中心に形作られてきたといって過言
ではない。ゴルフ場周辺の松林の景観のよさや、緑の多い自然環境にひかれて、居住を
決めた住民が多い。また周辺の松林などの緑が防砂林、防風林、134号線の騒音から
の防音林の役割を果たしていて、住みやすい環境を作っている。近隣の地域も、ゴルフ
場が近くにあることで自然環境が守られたり、ヒートアイランド化を防ぐなど、恩恵は
計り知れない。50年以上の歳月のあいだに、街とゴルフ場はすでにしっかりと一体化
していて、開発で手を入れて分断することは、素案にある「まちづくり」どころか致命
的な「まち壊し」になる。ゴルフ場の現状のままの存続以外の事業者の開発は、すべて
の住環境のバランスを大きく破壊する結果になる。すでにゴルフ場を中心として、快適
な「まちづくり」は出来上がっているので、開発で変える必要はない。ゴルフ場周辺地
域の松林や緑の景観は、茅ヶ崎市のイメージアップに大きく貢献している。ゴルフ場が
あることで海岸側の住民が増えていったことで、市は税金の収入が増しているし、さら
に県からも固定資産税の収入を得ていた。しかし、市は住宅密集地が出来上がることに
適切な策を早期に取らずにいたために、ゴルフ場周辺のみならず近隣地域も、県下で最
大のクラスター火災地域となった。市は、その火災時の広域避難場所にゴルフ場を指定
し、実際にはわずか360万の市道の減免で広域避難場所を維持してきた。 実は、茅
ヶ崎市の行政自体こそ、長年にわたって、ゴルフ場から計り知れない金銭的な恩恵を受
けていた。しかし、住民数が満杯になり頭打ちになり、取れる税金はマックスになった
と踏んだのだろうか、ゴルフ場の開発事業によって特定の事業者や市や県のふところを
暖めることに方針を変えたようだ。 確かに、特定の事業者とその関係者、市と県は、
ふところが潤うだろう。しかし、開発事業によって住環境が一変して、地域一帯のイメ
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ージも激変して土地の資産価値、財産価値を下げられる市民・住民にとっては、個人個
人の財産を「搾取」されることに等しい。資産価値が下がった、そのロスト分を市はど
う考えるのか?保障できるのか? その上、広域避難場所の広い空間も失い、安全も「搾
取」される。憲法第13条の「基本的人権」を侵害する開発による「搾取」である。個
人の資産と安全な住環境を「搾取」する開発案は、どのようなものも認められない。個
人の資産価値を守り、広域避難場所として現状維持ができるのは、ゴルフ場の存続だけ
である。茅ヶ崎ゴルフ場の現状のままの存続を求めます。ゴルフ場周辺の松林や緑は、
住民の生活を守れる最低限が残っている状態で、これ以上の松や緑の伐採は「防砂」「防
風」「防音」の面で、実質的な生活被害を及ぼします。ここは海岸のそばの砂丘地帯で
あり、もともとゴルフ場の松も「防砂」「防風」の目的で植栽されている。むしろ先人
はたいへんに苦労して松を植えたと聞いています。市は基本計画策定以前に、広域避難
場所の縮小や松の伐採による被害想定調査を行い、住民・市民に情報公開する責任があ
ります。
(意見 164)
昨今広い土地が確保できるとなにかと、モールなどの商業施設が作られがちです。
134号線沿いでも茅ヶ崎、辻堂あたりは緑が多く自然豊かな場所だと思います。
自然、防災、健康といった街づくりのコンセプトにゴルフ場の存続は合致していると
思います。
(意見 165)
茅ヶ崎ゴルフ場の存続を求めます。今あるゴルフ場は「防災」、「ゆとり・自然」、
「にぎわい・交流」、「健康」すべての機能を有しており、市民に喜ばれるまちづくり
が可能だからです。
市は必要な機能として諸施設の導入を挙げていますが、貴重なみどりを破壊してまで
施設をつくる必要性は認められません。
茅ヶ崎ゴルフ場の存続を求めます。茅ヶ崎ゴルフ場のみどりは住環境にとって大切で
あり、また長い年月をかけて形成した景観は市が誇れる貴重な資産だからです。
市はみどりの基本計画に於いて茅ヶ崎ゴルフ場を含めた周辺の海岸地区をみどりの保
全配慮地区に指定しています。県はみどり計画で当該地区をみどりと景観の保全を図る
「なぎさ緑化域」に指定していますが、市も県にならい、みどりの基本計画に於いて「な
ぎさ緑化域」に指定しています。
市は環境基本計画における環境保全及び創造の基本理念として健全で恵み豊かな環境
を享受し、これを将来の世代に継承し、自然と人との豊かなふれあいの実現をめざすこ
とを掲げており、目指すべき将来の茅ヶ崎市は、まちづくりから市民生活、事業活動に
至るまで、あらゆる場面で環境への配慮が根底に据えられることとしています。
市の市街化地区のみどりは平成17年から平成20年の3年間で13.84%から8.
68%と約3分の2に減少しています。平成30年の目標は8.84%ですが、平成2
0年以降も宅地開発が進んでいるので6%を割っている可能性もあります。航空写真で
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見た海岸地区のまとまったみどりは茅ヶ崎ゴルフ場を含めた国道134号線沿いの松し
かありません。茅ヶ崎ゴルフ場のみどりは約1%ですので、これが開発されれば海岸地
区のみどりは見るも無残な絶滅種の状態になります。
(意見 166)
お正月の箱根駅伝の航空映像に映し出される広大な緑地と松並木、そして茅ヶ崎ゴル
フ場の存在は、湘南茅ヶ崎を語る上で計り知れない茅ヶ崎ステイタスを日本中に印象付
けています。「茅ヶ崎には何があるの?」との質問に答えられない人でも、ここは湘南
茅ヶ崎の最大の魅力としてすすめられる風景です。
海外でもゴルフ場のあるまちの土地評価額は高く、ましてや近隣にある住宅地は高価
であり憧れの町であります。そこには緑を守り自然を愛する文化の高さを感じるからで
もあります。それは茅ヶ崎市においても同じであり、それを失うことは茅ヶ崎全市のス
テイタスを揺るがせる重大な問題と考えます。
1.広域避難場所として機能できる高いポテンシャルを持つ唯一の防災拠点
JR茅ヶ崎駅以南は県下最大、もしかしたら日本一とも言われる火災延焼クラスター
地域です。防災緑地、第一人者である愛媛大学防災情報センター二神透准教授は「この
危険を知りながら開発許可を出したなら、岡山の土砂災害の様に災害では無く行政によ
る人災」と県知事に上申書を提出、その後2年の継続決定。今月には愛媛から現地茅ヶ
崎までいらしてゴルフ場の広さと樹木により火災の輻射熱から8万8千人を守る事は出
来ますと検証され、火災延焼シュミレーションで「3ケ所同時出火・風速10mで約6
時間で南側は全焼」でした。つまり将来の南側住人に取ってもいちばん失くしてはなら
ない広大な緑の広域避難場所なのです。命を護る事より経済を優先した結果の惨事は今
も後を絶ちません。私達住人は今こそはっきりと1㎡たりとも開発はさせない!と行政
に対して意思表示すべきと考えます。
2.土地の記憶を伝え、心身を守る緑の大切さ
ゴルフ場に住む沢山の可愛い動植物と、何よりも茅ヶ崎の強風の中で育った曲がりく
ねった幹で風に負けない様にしっかりと根を張っている美しい松林は、茅ヶ崎特有で宝
物です。海辺の防砂林とゴルフ場に最大4列に並ぶ松林は津波により運ばれる漂流物か
ら町を守り、芝生は津波のスピードを、土地の高低差は津波の威力を軽減します。東北
仙台ではコンクリートの防波堤が凶器にもなった事も踏まえて松と植物を植え土地に高
低差をつけ、まるで茅ヶ崎ゴルフ場の様な海岸線を造っているのです。完璧な防災の考
え方です。幸いなことに私達住人は今そのものをかけがえのない緑、いちど失ったら二
度ともどす事は出来ません。
以上2項目の理由は、茅ヶ崎ゴルフ場周辺の住民にとって、最低限であり絶対条件な
ものですが、これらの機能の維持・充実の不安が解消されないまま、今日まで開発志向
で話が進められております。
一体、誰の考えでこんな開発方針を決めてしまうのでしょうか?茅ヶ崎南部 85,000 人
の住民に関係する場所の都市計画が、一部の地権者と住民以外の利益のために変更され
ることのどこに公共性が在るのでしょうか。
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これまで何度同じ事が繰り返されていることですが、今後、もし大火災が起こり、多
くの犠牲者が増えたとしても、国・県・市責任の所在を計画にせず、「想定外」の一言
で終わらせ責任をとらないといった展開は、もう許されません。例え市長が全責任を取
りますと宣言しても私達の家族の命には取って代われないのです。
少なくとも全茅ヶ崎市民を納得させられる開発理由を明解にした後、全市民で決をと
るべきではないでしょうか。この素案に茅ヶ崎市の宝である緑の広域避難場所を開発す
る明確な理由は見つかりません。率直に、開発ありきの素案を出す事自体に反対であり、
市民全員の同意を得るまで白紙撤回を希望致します。
市はこの場所を防災拠点としての公益・公共性を持たせる、「津波タワー・防災備品
設備などを付加させる」それにより「柳島まで歩いて逃げろ!」などと高齢住人無視な
事は言わないですむのです。少なくともゴルフ場を市の協力のもと継続可能にし、茅ヶ
崎住民の誰でもがゴルフ場の緑の里山と芝の感触を楽しめる時間を持てるようにする事
で、ゴルフ場の形態を保ち維持していくことが茅ヶ崎住民の安全とステイタスを守る事
になるのではないでしょうか。お年寄には丁度良い緑の散歩道・子供達ははだしで芝の
上を走らせたいですね・・・夢は広がります。ゴルフ場継続がいちばん税金を使わず住
人に取って見返りの多い選択と考えます。それを選んだ市長・市議・県議は信頼という
政治家にとっていちばん大切なものを手に入れるのではないでしょうか。
(意見 167)
車を所持しない私のような者でも、横浜から電車に乗って気軽にプレーを楽しめる場
所として5年前に会員権を購入いたしました。以後、何回かコースを回る中で、我々団
塊世代の先輩として既に第一線を離れられた方々、近隣から自転車で駆けつける壮年ゴ
ルファー、更には、小・中学生プレイヤー等々、様々な方々とご一緒させていただきま
した。市政を進めるうえで難しい問題はあるでしょうが、広域避難場所や緑地の確保、
高齢化社会への対応やジュニアゴルファーの育成を含め、近隣の他ゴルフ以上に、国道
134号沿線に位置するこのゴルフ場の存在意義には大変大きなものがあると考えてお
ります。
従い、将来の土地利用の選択肢の一つとして、2017年4月以降についても現状9
ホ-ルの旧茅ヶ崎ゴルフクラブを存続していただけるよう、市当局の賢明なご判断をお
願いしたいと思います。
(意見 168)
神奈川県最大のクラスター火災危険区域とか?広域避難場所、貴重なみどりの保全の
ためにもゴルフ場の存続役割は当然に思うのですが??
県下最大ということは、それだけ重要な広域避難所であり、今の広さでさへ、絶対安
心安全という保障もできませんね。
確かに、実家に帰ると、周りに緑が見あたりません。ここはどこの街と迷うほどです。
小さな敷地に3階建てが密集し、ここは都心や下町かと思ってしまいます。
以前はどこにでも黒松林があり緑に囲まれたお屋敷がいっぱい点在していた茅ヶ崎、
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横浜に戻った方がはるかに緑を感じます。
最近は、サーファーも行儀が悪く、昔の別荘文化のあのあこがれの茅ヶ崎はどこにい
ったのでしょう?
あれだけの歴史を持ち、人々に愛され、別荘文化の象徴である茅ヶ崎ゴルフ場を開発
したら、もう茅ヶ崎への未練はありません。
「海と太陽とみどりの中で、人が輝き街が輝く湘南茅ヶ崎」みどりの中とはどこです
か?ゴルフ場をなくせば、周辺住民や多くの人々がみどりの消失とともに、輝きを失い
ます。長期的に、広い視野でよくよく考えてみてください。
お金の問題ではないはずです。
(意見 169)
先日、当コースを初めて利用させて頂きました。整備されたとても綺麗なコースで気
持ち良く回ることができました。リーズナブルだし自宅から比較的近い県内にあるので、
今後も利用したいと思い、調べておりましたところ、土地の利用方針を検討しているこ
とを知りました。”市民のための有効活用”とのことですが、この土地をゴルフ場とし
て継続利用していくのが最善の道と感じ、私の意見を書かさせて頂きました。
私は、これまで通りの”ただゴルフ場”ではなく、どうせなら近隣の方々、市民県民
誰もがこのゴルフ場の存在価値を認めて頂ける利用方法で存続できれば最高の形だと思
っています。
例えば、
・地域の方々への開放デー(散歩、グリーン以外での子供達のボール遊び解放や散歩
利用など)
・キッズデー(子供を連れ、孫を連れ、キッズにゴルフの楽しさや基本ルールを学ん
で頂き、親子関係を深めるのが目的)
・初心者デー(”下手だから”、”回りに迷惑を掛けそう”、”面倒くさそう”とゴ
ルフに一歩踏み込めない方々向けのプレー日)※間隔を大きく空けたり、サポート
メンバーを付けたり、色々と工夫・検討が必要。
134号の沿線活性化のために商業施設の案もあるようですが、茅ヶ崎の集客につな
がる魅力はそこではないと思います。(私の勝手なイメージは自然と市民との調和です)
ゴルフ場が残る事により緑地の確保、市民の避難区域利用を継続でき、茅ヶ崎としての
魅力、自然との調和イメージを継続できるのではないかと考えます。多種多様な試みを
進めていけば”茅ヶ崎はゴルフ場一つ取っても変わった試みをしていて面白いね!流石
だね!”と、必然的に茅ヶ崎のイメージアップ、集客アップが見込まれると思うのです。
商業施設はどこにでも作れます。茅ヶ崎にしかできないことを試みては如何でしょう
か?市民ではないのに勝手なことを書かさせて頂き、申し訳ありませんでした。失礼致
します。
(意見 170)
茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案を拝見しました。
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a.土地利活用検討の視点 b.跡地利活用の方向性 c.まちづくりに必要な機能に網羅
されている事項はそれぞれ誠に大切で必要なものと存じます。
これらの事項を勘案したうえで、以下の理由をもって、現パブリックゴルフ場の存続
を希望します。
現ゴルフ場は 1.防災、安全確保に大変重要な役割をはたしている。 2.樹木を
含む緑地が良好な環境保全、癒し空間確保に寄与している。 3.老若男女の市民、県
民の健康推進に寄与している。 4.巨大津波時の緩衝ゾーンとして寄与する。 5.
自治体の財政改善に継続的に寄与する。
以上ですが、このうち1.項の防災、安全確保につきまして昨年11月26日茅ヶ崎
ゴルフ場の講演で、愛媛大学防災情報研究センター二神透准教授のお話を拝聴する機会
がありました。東エリアは広域にクラスター火災危険地域が存在するそうですが、ゴル
フ場の樹木と、広域の緑地がクラスター火災の防災には大変有効であるとのご説明を、
実データやシミュレーションで行って頂きました。大変説得力のあるものでした。東エ
リア在住の市民の方々のためにも、現パブリックゴルフ場の存続が望ましいと思います。
(意見 171)
ゴルフ場を現在の状態のままでの利用継続、存続を希望します。
その理由を以下に示します。
①広域避難所としての重要性
震災時の大規模火災において、住宅地から100m以上離れた安全な場所を広域にわ
たって確保できるゴルフ場は広域避難場所として非常に重要です。この存在は県内最
大級のクラスターが分布する、1中通りから西の南側地域にとって唯一の救いです。
ゴルフ場が、開発されますと、建物や、駐車場ができ、安全を確保するのが困難にな
ります。
②名所遺産としての重要性
茅ヶ崎という名を冠したゴルフ場は、茅ヶ崎ゴルフ場のみであり、箱根駅伝のTV中
継でも、毎回、紹介される名所であります。また、名匠、上田治氏によるゴルフコー
スは、狭い地形を利用し、独特で、芸術的であり、遺産としての価値も十分にありま
す。パシフィックホテルというランドマークがなくなって久しい今、海岸における、
非常に貴重な名所であります。
③多様な生物の生息地としての重要性
ゴルフ場には、広大な松林、池、草地を有しており、多様な生物が生息つまり営巣、
繁殖をしています。
このような環境がなくなると、外路樹等での病害虫の大発生を招きます。また近年、
数が激減しているスズメやトンボの飛来地であり、それら生物にとって貴重なオアシ
スになっています。
これらの生物は害虫を食べてくれる貴重な存在です。
また、海岸付近での市の保有林がほとんどなくなってしまっている点からもゴルフ場
に保存されている松林は非常に貴重です。
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以上をふまえて、現状の9ホールのままでのゴルフ場の利用継続と存続をお願いします。
(意見 172)
茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針案について、以下のようにコメントいたします。
1.延焼火災への対策として広大な避難場所が必要であり、現状のゴルフ場のまま残す
ことが最も県民・市民の安全に資するものと思われる。
2.津波が発生した際、人が多く集まる複合施設や商業施設が建っていると犠牲者が多
く出る危険性が高いため、現状のゴルフ場のまま残すことが最も県民・市民の安全に
資するものと思われる。
3.茅ヶ崎市ではお屋敷が姿を消しつつあり、緑が年々減少している中で、茅ヶ崎ゴル
フ場は貴重な緑の宝庫である。現状のゴルフ場のまま残すことが緑を守る有力な手段
であり、県・市の環境維持や県民・市民の健康維持に最も資するものと思われる。
4.茅ヶ崎市は、ゴルフ場付近のラチエン通りを含め狭い道が多い。斯様な状況下で、
車が多く集まる複合施設や商業施設が建設されると交通事故が増え、また排気ガスも
より多くなるため、現状のゴルフ場のまま残すことが最も県民・市民の安全、健康維
持に資するものと思われる。
5.県や市が新たな開発で余計な費用を使うことは納税者たる県民・市民にとって大き
なマイナスである。ゴルフ場から賃料が支払われている限り、1~4に記したような
安全・健康・環境等の維持が追加コストなしで可能であることから、現状のゴルフ場
のまま残すことが県・市にとって最も良い選択であると思われる。
以上の理由から、現状の9ホールのゴルフ場のまま残すよう、要望致します。
(意見 173)
私は、下記の理由によって茅ヶ崎 Golf 倶楽部を残すべきと思います。
その理由は;
①特に、JR東海道線以南の住宅密集地に住む市民の為の災害時避難場所として。80
00人の収容が可能と聞いてます。この跡地を住宅地などに転用した場合、避難場所
が全くなくなるといった最悪の事態を想像すると、他都県への移住も考慮したいと思
うようになってしまいます。
②また、Golf 場温存は、最も経済的な環境保全対策と思います。公園と違って Golf 倶楽
部からの収入が継続して見込める。公園などへの転用の場合は、逆に保全費用などが
毎年発生し、市の負担増に繋がる。
③名門・茅ヶ崎 Golf 倶楽部は県外の人にとって、サザンビーチやサーフィンと並んで有
名で、県外からの茅ヶ崎市での遊興に繋がっている。東京都・埼玉県・千葉県の私の
友人の多くが「茅ヶ崎 GC で一度だけでも Play してみたい。」と言ってきます。
④将来の人口減が見込まれる中、跡地を住宅地として利用するといった意見も聞こえて
きますが、近視眼的な経済優先の方策は、将来必ず破たんを来すと思います。経済合
理性の点からも、茅ヶ崎の海岸線の景観が一変することに因る茅ヶ崎市の将来のイメ
ージ・ダウンとブランド喪失が大いに危惧されます。
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⑤茅ヶ崎市の長期的経済効果を図る為にも、「茅ヶ崎市が10年、20年後にどういっ
た City-Brand を目指すのか?」の構想(Vision)が優先的に検討・策定されるべきだと
思います。
⑥茅ヶ崎市への飛躍的人口流入による経済活性化と歳入拡充を目指すとすれば、例えば、
東京都在住の外国人家族の転居促進の為の優遇策や City-Brand の徹底的な追求と情宣
活動が必要になってくると思います。高収入外国人が安心して家族を置ける茅ヶ崎市
のイメージ向上も大切と思います。私自身も10数年間家族と海外(英国・米国)に住
んだ経験から「家族の居住地域の安心・安全を非常に重視します。その他に子供の義
務教育の環境も重要。」と実感しました。 以上
(意見 174)
茅ヶ崎ゴルフ場の今後どうするかという質問に個人的な意見を述べさせていただきま
す。この土地の規制が多いことです 。広域避難場所、浸水区域、北側が小学校、広域
活用実験研究所、津波浸水地域、下水道幹線埋設等の諸条件で規制されているので、個
人的には現在のままのゴルフ場の利用が最適だと考えます。私はパブリックコースにし
た方がベターだと考えます。個人的には9ホール(現在は18ホール)の時代に2回ば
かり使用させて頂きました。箱根湖畔ゴルフコースは茅ヶ崎と同じく神奈川県から土地
を借用しているゴルフ場です。見学、経営相談等は相談に乗って頂けると思います。
(意見 175)
私は、長年にわたり茅ヶ崎ゴルフ場を利用している藤沢市在住の一市民です。
茅ヶ崎ゴルフ場は58年前、高松宮殿下の始球式で開場し、その後常陸宮殿下、同妃
殿下も名誉会員であった由緒あるゴルフ場で、元々横須賀観音崎に。当時の駐留米軍の
指令によりゴルフ場建設中、工事半ばに保安大学(現防衛大学)の建設の為、国から立
ち退きを要求され、国の仲介で県有地である現在地に移転建設の運びとなった歴史があ
ります。
以来58年間の長きにわたり周辺住民の為のスポーツ施設として運営されてきまし
た。当初の茅ヶ崎市営から昭和42年以降は会員制クラブとして運営されてきましたが、
プレーヤーの約7割が会員以外の周辺住民が中心としてプレーを楽しむ、地域に開かれ
たゴルフ場として市民、県民に親しまれてきました。
従いまして、昨年4月に茅ヶ崎ゴルフ場の閉鎖問題が生じた際は会員のみならず、一
般住民も立ち上がり、「茅ヶ崎ゴルフ場の存続を図る会」や「広域避難場所を守る会」
が自然発生的に組織され、茅ヶ崎市民を中心に2万数千名の署名が集まり、黒岩知事に
直接提出されました。
これだけ広く一般の方々が『茅ヶ崎ゴルフ場を存続する』ことに賛同し、署名が集ま
ったのには次の三つの理由があると推定されます。それは『茅ヶ崎ゴルフ場の存続』が
① 湘南地区の緑の保全という環境的視点から大きな意義を持つこと
② 茅ヶ崎市民にとって地震発生時に県下最大の、延焼による被災リスク(いわゆるク
ラスター)時の78000人分の広域避難場所として大きな意義を持つこと
- 62 -
③ メンバー制ではあるが、他に類を見ないパブリック性の強いゴルフ場として、湘南
を中心とした神奈川県民の健康維持に大きな意義を持つこと。これは県の高齢者の
「健康寿命日本一」「未病を治す」の施政方針にも寄与できること。
以上の3点が『茅ヶ崎ゴルフ場の存続』が単なるメンバーの利益や権利の確保ではな
く、広く一般住民の共感を得ることにつながった結果が2万数千名の署名になったと思
います。この重みを是非ご理解いただきたいと思います。
私が現在住んでいる藤沢市片瀬海岸では、今から20年以上前、長洲知事・葉山藤沢
市長時代に海岸の防風林である松林を切って駐車場にしました。(現在湘南海岸公園西
部駐車場)その結果、地元民は、風が吹く度に砂が舞い上がり、地元では長洲知事・葉
山市長は「防風林を切った知事・市長」として有名です。
是非茅ヶ崎ゴルフ場を開発せず現状のまま残して下さい。
(意見 176)
土地所有者は土地利用を賃貸対象で考えているとは思いますが、ゴルフ場が存続すれ
ば、土地所有者は賃貸料を長く継続的に収入として期待できます。土地所有者の方々に
は、茅ヶ崎市民の安全・安心や健康増進のため、また他市の神奈川県民(ゴルフ愛好家
ほか)に、健康維持やリクリエーションの場を提供すると思ってご協力いただくようお
願いしたいと思います。
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場はこれまで50年以上、観光日本株式会社が運営してきました。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しました。
長いゴルフ場経営において、防災の分野での「広域避難場所」としての指定や、ゴル
フ場の形態に伴う「みどり」空間創出においては、多大なる貢献をいただいておりまし
たが、社会経済状況の変化等に伴う結果として撤退表明に至った事実を受け止めなけれ
ばなりません。
また、事業アイデアを募集した結果、確かに7法人からゴルフ場を継続したい旨の提
案がありましたが、いずれも県有地の正規貸付料の負担を前提とした提案ではありませ
んでした。
そのため、今後、このままゴルフ場を存続していくことは難しいと判断し、これを機
に新たな利活用を検討する必要があると考え、基本方針を策定していくものです。
当該ゴルフ場が閉鎖されますと、茅ヶ崎市のまちづくりにとっては、災害時における
広域避難場所(収容可能人数:88,090人)の確保や隣接する地域における生活環
境の変化などに大きな影響があることから、周辺地域への貢献が可能な土地利用のあり
方について協議を進めております。
これまでの協議においては、茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や「みど
り」としての機能を確保していくとともに、災害時の津波からの一時避難場所を確保し
ていくこととしています。
- 63 -
なお、茅ヶ崎市では、(仮称)柳島スポーツ公園の整備やしおさい公園の移管に向けた
取組みなどによりスポーツ施策を進めるとともに、浜見平地区のハマミーナまなびプラ
ザ内に体育室を設けるなど、スポーツに触れることのできる新たな施策を実施している
ところであり、主たる利用をゴルフ場とするスポーツ施策を新たに実施することや茅ヶ
崎市が用地を購入することは非常に困難な状態です。
■土地利用に関する提案(公園・緑地)(21件)
(意見 177)
事業性を完全に省き、住民の福祉、防災を最優先にし、公園として運営する。
(意見 178)
茅ヶ崎ゴルフ場跡地利用への要望
神奈川県でも最悪の災害クラスターである茅ヶ崎市南部地域にあって、地域住民が広
域避難場所として最も頼りにしていた茅ヶ崎ゴルフ場が閉鎖されることは極めて残念な
ことである。ゴルフ場閉鎖が決定した以上、地権者が神奈川県と茅ヶ崎市、茅ヶ崎協同
㈱といういわば公共事業者であることを考えれば、我々市民の要望に沿った跡地利用で
あることが最低条件と考えて下記要望する。
記
・ゴルフ場周囲の現状緑地帯は、広域避難及び災害時の干渉林としてそのまま残し、
干渉林内部に遊歩道や公園を整備する。3、40年前の茅ヶ崎市南部地域は大屋敷が多
かったこともあり非常に緑豊かで、災害時の避難場所にもなりうる場所に事欠かなかっ
た。無秩序宅地化によりこういう場所が激減した今では、ゴルフ場跡地は我々市民の生
命を守る最後の砦である。
・緑地帯内側の現状ゴルフコースは、通常は市民の憩う大型公園として、災害発生時
は広域避難スペースとして活用する。広域避難スペースは、普段は市民の憩う大型公園
として活用するとともに、防災拠点としてのモデル施設(大規模津波避難タワー、防災
センター等)を建設・整備するもよい。
(意見 179)
【提案・跡地利用の視点】
○名称、コンセプト:「みんなで創る市民(アダプト・里親)緑地公園」或いは「市
民の庭公園」市民のアイデアで創造し、市民が里親として無償で(或いは会員登録して
会費を支払って)管理する自然系の公園(一部は農園(福祉農園、学校農園)。
○背景
- 64 -
1
茅ヶ崎市は、海のイメージが強く居住環境の評価が高いのではないかと思います
が、実情としては、市民の極一部しか利用できないゴルフ場面積(スリーハンドレ
ット60ha、湘南カントリー80ha、湘南シーサイドカントリー66ha)に
比べて公共空間である公園面積(162カ所、56ha)は1/3~1/4程度と
極端に狭小であり、老若男女、市民が誰でも緑の恵みを享受できる空間が少ない。
2 柳島の開発計画など緑としても貴重な農地が減少している。また、富士見ファー
ム赤羽根市民農園を除くと設備の整った市民農園が無く、絶対数としても市民の需
要を満たしていない。
3 農地の減少は市街化区域の農地の減少が大きな要因のようですが、近年特に敷地
面積の大きな宅地が小区画に分割されて分譲される姿を目にすることが多いので、
屋敷林的な緑の減少も加速しているように感じます。
4 鉄砲道の街路樹(椿)の根元には、近在の方々が工夫して植栽しています。アダ
プト制度といった市の公式のプログラムではないのではないかと思います。公共の
緑地空間を無償で工夫して管理することは茅ヶ崎市民には自然体で受け入れられる
のではないでしょうか。※蛇足ですが、なぜ鉄砲道の街路樹は「椿」(サザンカ?)
なのでしょうか。茅ヶ崎→海→夏という連想だと「サルスベリ(百日紅)」あたり
が相応しいように思うのですが・・・。
5 早朝、夕方に散歩、ウォーキング、ランニングする方が多く、海岸ではヨガ教室
なども開かれており、年齢を問わず戸外で運動することが海岸近くに住む市民の生
活習慣というか文化になっていると感じます。幅広い年齢層で健康への関心が高い
ということだと思います。また、ガーデニングを楽しむ方が多いのも茅ヶ崎ゴルフ
場周辺の特徴ではないかと思います。
○考え方
跡地利用に伴う市の費用負担を考えると、用途地域の見直しまで視野に入れて、民間
事業者がペイする商業系、住居系開発を基本として、防災機能、環境配慮を付加してい
くという枠組みにならざるを得ないのかもしれませんが、高齢化が進むことを前提に数
十年スパンで住みよい茅ヶ崎市、住んでみたい茅ヶ崎市を考えた場合には、地域住民を
主体に市民全体で維持管理する自然系の公共空間を新しく創っていく、というコンセプ
トに挑戦する価値があるのではないでしょうか。「背景」の3、4の次のステップとし
て、市民が共有する花や木々の空間を市民自ら創造的に管理していくという発想は民間
事業者からは生まれてこないと思います。市営のゴルフ場であったという出自を思うと、
総花的な土地利用ではなく、時代の変化を的確に捉えた茅ヶ崎ならではの新しいコンセ
プトを考えていくべきだと思います。
○概ねの枠組み
整備費を少なくするため、今の地形の起伏を活かして、海岸に近いという地質、気象
条件に適した植栽、順路などを整備する。どのような植栽をどのように配置するのかは
市民からアイデア募集する。また、市民から整備費用の寄付、植栽の現物寄付、労力提
供などを募り、計画作り、組織作りから整備段階までの手作りを目指す。
維持管理は、市職員、市の雇用者はあくまでインストラクターとして必要費用を極力
少なくし、市民ボランティア中心とする(ボランティアは会員登録制とし、年会費を徴
- 65 -
収。スタッフジャンパーなど被服貸与 etc.)。
将来、より自立できるようボランティア指導員・インストラクターの養成プログラム
を実施する。・ガーデニングのモデル区画があってもよいかもしれません。
一部は農地とし、一般的な市民農園(小区画の個人への貸与)ではなく、あくまで公
共用地として、幼稚園、保育園、学童保育、小学校など団体利用の農園とする。栽培指
導、栽培管理する方は近在の農家の方など市民ボランティアとし、植栽部分と同様に指
導員養成プログラムを実施する。
(意見 180)
茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案には、利活用の方向性のテーマとして、「新た
なまちづくりによる湘南地域の活性化」がうたわれています。しかしゴルフ場跡地に「新
たなまちづくり」が必要でしょうか。周辺は民家が密集しており、クラスター火災が起
きればゴルフ場以外に逃げ場はありません。「新たなまちづくり」と称して開発されれ
ば、ますます密集して危険が増加することになりかねません。「湘南地域の活性化」も
同称に開発を伴うものとなるでしょう。「まちづくり」や「活性化」よりも、まず、第
一に市民の安全を考えていただきたいと思います。また、市民のゆとりとして緑の空間
も残していただきたいと思います。以上の観点から、跡地は現状のまま、ゴルフ場とし
て、あるいは公園として残していただくことを希望します。
(意見 181)
「子どもの本当にやりたいことがある公園」にして下さい
子どもの元気なくして茅ヶ崎の明るい未来はないです。現在、子どもたちは商売のタ
ーゲットになり、頭と心と体のほんの一部を使ったあそびしかできていません。遊びで
頭と心と体を思う存分つかったこどもが将来活躍できる大人に成長します。思いきりか
けまわる。思いきりつくっていい。思いきり掘っていい。思いきりアイディアを出して
いい。
公園 失敗できる場所。年上の子にあこがれる場所。大人が見守ってくれる場所。大
人がこども心を思い出し英気をやしなえる場所。あらゆる年令の人たちの居場所となる
自然がいっぱいの公園にしましょう。川崎にあるこども夢パークを参考にしてはどうで
しょうか?
(意見 182)
防災公園をつくりましょう。大きな津波がくれば、何万人という茅ヶ崎市民が被害に
会うことになります。目先の利益にこだわるのではなく、今生きている人とこれから生
きていく人に未来をつくっていきましょう。また、津波がくるまでは、市民の森林公園
として利用します。特に、今の子どもたちは自然と接して、遊ぶ場所が近くになくて、
内向きになっています。子どもたちが自主的に自然と遊べる場をつくり、自然の中で遊
びます。そこに秘密基地をつくります。この時のワクワク感が人を育てます。子どもた
ちの心の中に、私たち大人がつくった、大人の論理が強要され、されが子どもたちの心
- 66 -
のひずみを生み、いじめが生じています。未来の社会をつくる子どもたちに、健康なこ
ころをつくる自然な場所をつくります。茅ヶ崎ゴルフ場の利活用は、我々市民の千載一
遇のチャンスです。目先にこだわるのではなく、未来の市民のためにつくりましょう。
(意見 183~184)
《ゴルフ場又は緑地公園として活用すること》クラスター地域に住むものとして、地
震その他の要因による火災時の広域避難場所は絶体に必要である(8.8万人用の)広
域避難場所が近くにあるところで引っ越して来た。県、市におかれては、人命最優先の
観点から、現状のゴルフ場又は緑地公園を広域非難場所として維持してほしい。税収を
優先させた商業施設の案には絶体に反対する。
(意見 185)
ゴルフ場跡地に大きな施設を作る計画があることを伺って大変驚きました。地球が温
暖化し、年々夏の気温が上がり、異常気象になっている中で緑の木々、自然は大切に守
ってゆかなければならないと思います。異常気象は私達人間が自然を壊しているから起
こっていることを真剣に考えなくてはいけないと思います。ゴルフ場跡地にはリスが住
んでいると伺っています。どうぞ施設等作らないで自然を残し、公園等として緑を守っ
て頂けますように、心からお願い申し上げます。
(意見 186)
広域避難場所としてある程度の広さは、公園とかで残して欲しいです。法律を変えて
まで高い建物は必要無い。高い建物が出来たとしても県外から来た人達が寄るのは一時
的だと思います。それならば、せっかくホノルルと姉妹都市になったのだからハワイみ
たいな環境に近づけた方が人が集まると思います。
とりあえず、高い建物は、茅ヶ崎の海沿いには必要無い。
(意見 187)
公園にして欲しいです。なるべく木を残し、自然溢れる公園。遊具などは沢山なくて
も良いと思います。
木々に囲まれた広場、茅ヶ崎にはそう多くありません。遊具がなくとも、自然と遊び
を作り出せるような環境さえあれば、自分たちの力で遊びを作り出せる力があるのが子
供たちです。無機質なものに囲まれている現代においては、遊び場ですら大人の都合で
作られた遊具で遊ぶことを余儀無くされています。
何もないところから遊びを作る知恵も、他年齢で遊ぶために絞り出すアイディアも、
危険を回避する能力も、昔は遊びの中から自然に身についていたのだろうと思います。
自然豊かな中で仲間たちと遊び、学び、育ち合える子供時代を過ごせることが、いかに
幸せかと思うのです。こういったことの叶う、自然豊かな遊び場になることを希望しま
す。
また、全国各地にある冒険遊び場をご存知でしょうか?正に茅ヶ崎市内にもこういっ
- 67 -
た遊び場があったらと思います。神奈川県内のプレーパークのリンクを貼らせて頂きま
すので、是非ご覧下さい。http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6074/p17094.html
茅ヶ崎市でも委託事業として茅ヶ崎に冒険遊び場を作ろう会がありますが、主な活動
は堤にある市民の森での活動ですので、海側にもこういった場所がありますと、より多
くの子供たちにこういった遊びの提案をできるのではないでしょうか?
シニアの層の方々は伝承遊びコマや竹馬、ゴム跳び、めんこやお手玉など身に染み付
いている方が殆どだと思うので、こういったことを子供たちに伝えられるような場があ
ったらと常々思っていました。今後、福祉会館と海岸青少年会館が一緒になると伺って
いますので、公園自体の在り方も従来通りの作り方ではなく、年代を越えて交わること
のできる場作りが求められているのではないでしょうか?海外では保育園と老人ホーム
が隣り合わせになっていることも珍しくないと聞きます。こういった視点を取り入れる
ことも非常に時代のニーズに合っていると思います。
最後に建物を建てることに関しては反対ですが、もし何か複合的な施設を作るにして
も、大人から子供まで広く集まれる場を作っていただけたらと思います。その場所を使
う人が限られてしまうような施設は要りません。何かを新たに創らず、既にある緑が温
存されますように。災害時に必要な広域避難場所として利用されることを願います。
(意見 188)
全国的に見ても最悪な火災クラスター地域である茅ヶ崎南側の避難場所を確保すると
同時に、ただでさえ緑の極端に少なくなった同地域において、貴重な自然を後世に残し
ていくことが、長期的に見て茅ヶ崎市の価値を高めていくことと考えます。ついては、
茅ヶ崎ゴルフ場は全域を緑地として残し活用する方法を検討されるよう強く希望しま
す。
(意見 189)
マンションなどの人工物は要りません。せっかく海のそばにある広大な土地ですので、
緑のある公園などがいいと思います。市民がのんびりお弁当を広げて潮騒の音を楽しめ
る場所になることを楽しみにしております。
(意見 190)
茅ヶ崎市松浪地区は市内最大のクラスター地域です。広域避難場所の確保は最大の課
題と考えます。又は松浪地区には広い公園が有りませんので公園緑地の確保も絶対必要
です。以前の市の跡地利活用の素案に比べ、今回の内容は街づくりに重点を置いた内容
に変化しています。防災対策を考えた時、住みやすい街、安全な街、活気の有る街で有
り、安心して住める街が望ましい街と考えますので最優先に広域避難場所に出来る公園
緑地を確保するまちづくりをお願いします。
(意見 191)
ゴルフ場存続強く希望します。万が一叶わない場合 、跡地を公園以外に転用しないで
- 68 -
ください。
(意見 192)
安全面より、避難地として、市営の公園として残していただきたいと思います。
(意見 193)
海浜公園にしてほしいです。現在の地形を生かして、広域避難場所としても機能する
ように。よろしくお願いいたします。
(意見 194)
「ゴルフ場利活用素案」を読んで意見を述べます。先日、三浦半島の三崎近くにある
小網代の森を歩いてきました。自然が残るとても良いところでした。
神奈川県は70haの小網代の森を「この貴重な自然を後世に残す必要があると考え、
小網代の森を保全するため、土地の買い取りを進め、平成22年に保全に必要な土地地
の確保が完了」したのです。これは神奈川県の英断だったと思います。この判断を見れ
ば、茅ヶ崎ゴルフ場の「緑と広い土地」は市街地に残された貴重な財産であると思えま
す。新たに購入する必要のない、すでに保有している貴重な財産で、「緑と広い土地」
を活用する方向でこの財産をもっともっと役立たせることが可能ではないでしょうか。
*県の持つ財産は、それが何の役に立つかが問題です。どういう効用が有るのかが。売
却して換金するのも一つの効用です。私は売却でなく「緑と広い土地を全面保全」した
上で自然教育や健康維持のための場としての「新しいタイプの開発」を望みます。私的
企業であるゴルフ場への優遇措置といったレベルを超えた、市が主体 0 的に積極的に全
面的に取り組むに値する事業たりうると思います。「緑と広い土地を全面保全」が確定
すれば、地元の市民ボランティア、自治会、各種環境NPOグループ、地元商店や企業
の協力を得て「茅ヶ崎の海辺の緑の庭」として21世紀を象徴する茅ヶ崎の新しいシン
ボルとして、市を挙げての素晴らしい協働事業となるでしょう。*茅ヶ崎市も市長を始
め行政が一致して売却によらない緑と広域避難場所の確保を県など地権者に訴えていま
す。売却による効用は一時的です。民間企業への売却は買い取った企業の利益確保を優
先的な効用として利活用される道しかありません。売却の誘惑に負けずに後世の人々、
今の子どもたちに感謝される事業、「新しいタイプの開発」を英断されるよう期待して
います。*クラスター火災の危険の根本的解消は正直に言って時間がかかると思います。
(意見 195)
せっかくの広い土地なので、あのままの広さをたもって松林の多い、できるだけ自然
な公園にするのがよいと思います。
(意見 196)
もしゴルフ場としての運営が難しいのであれば、宅地や商業施設などの開発は一切行
わず、「全域を緑地公園等」として市民・県民の安全と生活の質向上の為に役立てる形
- 69 -
としてください。災害時の火災発生の危険性の高い茅ヶ崎市海側にこれ以上の宅地造成
や商業地開発等を推進する意味はどこにもありません。住民の命を守る広域での緑地を
現在の広さのまま、「全域」の緑地として残していただきたいと強く希望いたします。
(意見 197)
広域避難場所としてある程度の広さは、公園とかで残して欲しいです。法律を変えて
まで高い建物は必要無い。高い建物のが出来たとしても県外から来た人達が寄るのは一
時的だと思います。それならば、せっかくホノルルと姉妹都市になったのだからハワイ
みたいな環境に近づけた方が人が集まると思います。とりあえず、高い建物は、茅ヶ崎
の海沿いには必要無い。
(3者の考え方)
今回のパブリックコメントや茅ヶ崎市が実施した住民説明会・アンケート調査では、
「広域避難場所」や「みどり」とあわせて「公園」としての機能についての意見が多く
寄せられました。
また、これまでの協議においても、茅ヶ崎ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や
「みどり」としての機能を確保していくこととしています。
茅ヶ崎市の人口一人当たりの都市公園面積は、県下においても低い水準となっており、
公園施設の配置は望まれるところであり、「広域避難場所」の機能や「みどり」の保全
を維持するうえでも、公園は有効な土地利用であると考えております。
しかし、神奈川県として、自ら公園として維持管理していく考えはありません。
また、現状におきましては茅ヶ崎市が用地を購入することは非常に困難な状態です。
そこで、こうした機能を確保するためにも、まちづくりに求めたい機能に延焼火災か
らの避難空間の一部として「公園等の確保」を必須機能の一つとして位置づけることと
しました。
◆修正部分の対照表
修 正 後
修 正 前
5 まちづくりに求めたい機能
5 まちづくりに必要な機能
防災
防災
・延焼火災からの避難場所としての公園
・延焼火災からの避難空間の確保
等の確保【必須機能】
■土地利用に関する提案(スポーツ施設)(8件)
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(意見 198)
本来ゴルフ場であった地の利から公園等に類するスポーツ公園や民間運用のスポーツ
アカデミー施設を誘致する方向性が自然である。
(意見 199)
茅ヶ崎ゴルフ場の跡地の利用及び活用について他の土地の所有者の了解をいただき市
が主体となって全面的に管理しては、いかがでしょうか。
跡地の利用方法については、具体的な内容を作成し市民等に示しヒアリングを通して
定めていってはいかがでしょうか。一つの考え方として市民等の利用者のことを配慮し、
居住を見的とせず公園、スポーツ施設健康管理施設等の立地條件を配慮して施設を建設
してはいかがでしょうか。
但し、施設等の建設には資金が必要となります。資金については別途出資者を募る方
法またわ施設の利用料金等によることも一つの方法かと思われます。
(意見 200)
ゴルフ場後の利用方について
湘南ベルマーレのサッカー専用スタジアムを作ってもらいたいです。現在、ベルマー
レはすごく面白いサッカーをしていて、近年は成績も良くJ1の舞台で戦っています。
サポーターも増え、現在の湘南BMWスタジアム平塚はJ1の中でも収容人数が最低で
チケットの完売が多く発生しています。また施設の老朽化も激しく、クラブ、サポータ
ーは本気で新しいスタジアムを模索しています。
ゴルフ場後地でしたら、海にも近いし湘南らしい素晴らしい環境のスタジアムができ
ると思いますし、観光客を呼び込む面でも、試合時にはアウェイサポーターも合わせる
と15000人から20000人の観客が訪れるので沢山の方が茅ヶ崎に来てもらえる
し、知ってもらう機会にもなると思います。
このように思っている人は私だけではなく、沢山の地元民が思っている事だと思いま
す。建設費用の問題や、その他にも色々クリアしなければならない事は多々あると思い
ますが、一つの案として考えて頂けると嬉しいです。長文駄文読んで頂きありがとうご
ざいました。
(意見 201)
サッカーJ1湘南ベルマーレのホームタウンになっています。親企業を持たない市民
クラブとして今凄く魅力あるチームになりましま。地元の子供がベルマーレのユースに
なりそしてトップの選手に成長する。そして日本代表にまで登り詰めました。野球や他
のチームと違い本当に身近な存在になっています。
そこで提案です。平塚にあるBMWスタジアムが老朽化及び収容人数が限界になり問
題化しています。また陸上競技場でありサッカー観戦に向かずJ1で一番見難いスタジ
アムと言われています。改修か?新しいスタジアムを建設するか?で揺れています。私
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はゴルフ場跡地にサッカー専用スタジアムとスポーツ施設、災害時の避難としても使用
出来、宿泊施設も併設した施設の建設を希望します。試合があれば毎試合 1 万人以上の
人が茅ヶ崎に訪れる。アウェイチームのサポーターは泊まりで来るので茅ヶ崎の街が土
曜日の夜も活気づき日曜日には茅ヶ崎を観光して帰ってもらう。そんな事が現実になる
んです。今がチャンスです。J1のチームがある街茅ヶ崎。日本にJ1チームは18し
かありません。その1つになれるチャンスです。その先には茅ヶ崎から日本代表の選手
を創出する。楽しみで仕方ありません。
神奈川茅ヶ崎に子供達の夢のサッカー専用スタジアムを是非よろしくお願いいたしま
す。そして週末も活気ある街にしてください。南口で料理屋をやっている親からも熱い
熱い要望でした。※サザンのコンサートも出来ますね。夢ばかり広がります!
(意見 202)
ゴルフ場跡地には湘南ベルマーレのホームスタジアムを核とした総合運動公園にして
欲しい。防災施設としての役割、子供から老人までが楽しめるスポーツ施設の整備、ホ
テルを併設して観光拠点としての役割を担う施設を整備して欲しい。湘南地域の活性化
のため湘南ベルマーレというコンテンツを有効活用して欲しい。
(意見 203)
ゴルフ場跡地の活用策の中には防災公園とあることから、その中にサッカー専用スタ
ジアムの建設していただきたいです。隣接する平塚市にはJリーグの湘南ベルマーレが
ありますが、ホームスタジアムは陸上競技場で、周辺地域にもサッカー専用スタジアム
はありません。ベルマーレは現在リーグ戦平均で1試合1万2千人以上の入場者がある
ことから、これを茅ヶ崎市が専用スタジアムを建設し誘致することで、観戦者による周
辺地域への経済効果も期待できるのではないでしょうか。
またゴルフ場の跡地は大地震発生時は津波の襲来が予想されるため、防災公園の中に
建設するのであれば、単なる公園ではなく周辺地域からの避難場所としても有効ではな
いかと思います。
(意見 204)
今回、茅ヶ崎ゴルフ場の利活用を考えるにあたり、私が市民として望むことは、茅ヶ
崎市が安全で、健康に生活できる、活気ある地区になるような施設を新設して欲しいと
いうことです。そこで今回ご提案するのは、サッカー、ラグビーを行う湘南地域初の球
技専用スタジアムです。突然のご提案になりますが、以下3点に分けて施設設備におけ
る有用性をご説明させていただきます。
【1:災害基地、防災公園としての役割】
首都圏に東北大震災のような地震が起こった場合、美しい海に面している茅ヶ崎市も
大きな津波に襲われる可能性があり、全域が津波の浸水想定区域である茅ヶ崎ゴルフ場
近辺には、市民が危険を回避する避難場所が必要になります。一定の高さを持った専用
スタジアムであれば、客席を利用した、津波を回避する避難タワーとしての機能を有し、
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施設内に災害時の物資を備蓄することで、防災公園の要になりうると考えられます。球
技場には屋根を設置し、太陽光発電のパネルを設置することで、日常の発電だけでなく、
発災時には非常用電源としても使用できます。また横浜国際総合競技場(日産スタジア
ム)のように、通常は海に来られた方向けの大型駐車場として利用しながら、津波発生
時には水が周辺に流れ込むことを出来る限り防ぐ、遊水池機能を備えさせることも考え
られます。
【2:スポーツを通した健康への取り組み】
神奈川県は、未病産業の創出に向けた取組みをしていると聞きます。そこで県にも援
助をしていただき、ドイツのゴールドプランのように、医療施設の充実というより、病
気になる前にスポーツを通して健康であることを主眼とした取り組みを、茅ヶ崎市とし
て市民へ推進していくべきだと考えます。現在建設中の柳島の陸上競技場、そしてサッ
カー、ラグビー用の専用球技場と、お互いの相乗効果を狙い、見て、楽しみ、身近に感
じる総合的なスポーツ都市を目指し、茅ヶ崎市が日本で一番健康な土地になってほしい
と思います。幸い、お隣の平塚市には総合スポーツクラブである湘南ベルマーレがあり
ます。湘南ベルマーレというJ1リーグチームを誘致し、茅ヶ崎市発のプロスポーツク
ラブを持つことで、話題性も含めより具体的な方向性が見えてきます。
【3:イベント開催で、より活気のある都市へ】
来年1月から半年間、横浜アリーナが改修予定、また2020年の東京オリンピック
に向けて、他の首都圏のライブ会場になっているアリーナも改修、閉鎖していくと聞い
ています。2万人規模のスタジアムをつくることにより、コンサートなどのイベント開
催で、地域のにぎわい創出、活性化の効果も期待できると考えられます。海が見え、風
を感じることのできるスタジアムは観客の立場を考えると最高です。今年も aiko さんが
海岸で LIVE を行いました。桑田佳祐さんも、横浜アリーナではなく湘南茅ヶ崎スタジア
ムでツアーファイナルを迎えたいと思います。観光の新しい柱となりうると考えます。
以上、長々と書かせていただきましたが、スタジアムを新設することにより、茅ヶ崎
市をより豊かにする様々なメリットが創出されると思います。途中で書きましたが、湘
南地区にはこういった有益な施設が少ないです。県の協力を取り付け、スタジアムの新
設であれば、形上はサッカーの振興ということで toto の助成金も利用できます。是非、
スタジアム新設に向けて、ご検討の程をよろしくお願いいたします。
(意見 205)
茅ヶ崎GCはゴルフ場およびフットゴルフのコースとして、双方の運営にて継続すべ
しと考えます。
女子プロゴルフの隆盛の今日、女子プロゴルファーやなでしこジャパンを呼んでエキ
シビジョンマッチなどテレビで放映すれば、たちまち日本のサッカーファンやゴルフフ
ァンを巻き込み、茅ヶ崎GCがフットゴルフの日本の聖地(サッカーの国立競技場のよ
うな)になり、日本中から人が集まり茅ヶ崎の知名度、神奈川の知名度が全国区のブラ
ンドになると思います。この千載一遇のチャンスを逃すことなかれ!
(3者の考え方)
- 73 -
現在、茅ヶ崎市では、(仮称)柳島スポーツ公園の整備やしおさい公園の移管に向けた
取組みなどによりスポーツ施策を進めるとともに、浜見平地区のハマミーナまなびプラ
ザ内に体育室を設けるなど、スポーツに触れることのできる新たな施策を実施している
ところであり、スポーツ施策を新たに実施することは、困難であると考えます。
具体的な用途については、「広域避難場所」「みどり」の機能を確保し、有益な土地
利用となるよう、協議を進めております。
いただいたご意見につきましては、今後の取組みの参考とさせていただきます。
■土地利用に関する提案(その他施設)(10件)
(意見 206)
公有地を半世紀以上私企業や特定個人が専有(利用賃借料は払っていても)したこと
は、今回の返還を機に絶対に公共的利用な可能な施設にすべきである。
例えば、公園、スポーツ施設、緑地で誰でも立ち入ることが出来るものであれば良い。
100歩ゆずっても公的な大学等の研究施設までである。
リゾートホテル等は近隣諸都市で十分であり、これ以上この地域に増やすことはない。
レストラン、ゴルフ場存続は論外。
何をという具体的提案はないが、私的な団体企業に貴重なこの土地を貸与し、営業に
供することは、何十年又はそれ以上専有を許すことになり市民の為にならない。
この際、何とか市民の土地としての利用を考えるべきである。
(意見 207)
提案のあった事業の中には単なる営利事業と思われるものも見受けられますが、資料
6項以降にあるような、公共の利に供す物になる事を一市民として切に願っております。
資料3視点の中の「みどりの保全による CO2 吸収とヒートアイランド現象の抑制」は、
現況を大きく変えないで利用出来ればイニシャルコストを抑える効果もあり、大いに共
感する所です。
現況を大きく変えない具体案として、
1.ドックランを含む大規模動物保護~里親譲渡センター 未だに人間の身勝手で多く
のペット動物が冊処分せざるを得ない状況にある事は、精神性、優しさと言った目に
見えぬ価値を大切にする我が国、日本人として非常に憂うべき事であり、神奈川県、
茅ヶ崎市が全国に先駆けてこの問題の恒久的完全解決に取り組んで頂くことを切望し
ます。県内にも2年連続殺処分0を達成した施設があり、一県民として関係各位のご
努力に敬服する所でありますが、本県の例では職員とボランティアさんの人的努力に
依る所が大きいようです。一方旭川市のように優れた「施設」が大きな役割を果たし
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ている例もあるので参考にされると良いでしょう。やや余談になりますが、「施設」
を作っても、飼育放棄や野良を減らし。里親希望者を増やす「仕組」を作らないと成
果は半減します。一層の広報・啓蒙活動や、サクラ猫などの既存施策の充実はありま
すが、ペットショップに行く人の足を「里親募集」に向けるより積極な施策が必要と
思います。アダムスミス以来の経済原理を利用して自然に足を向けることが合理的で
しょう。即ちペットのブリーディング~販売に高い課税を掛け、その費用を保護活動
に充てる。
2.フットゴルフ場 家族で楽しめる手軽さもあり発展が見込まれるスポーツです。ゴ
ルフコースをほぼそのまま利用できる点で、本件にぴったりでは無いでしょうか。
以上現況を大きく変えない利用案を2つ提案しましたが、広大な用地ですから、2つ
の案は十分に併用可能と思います。営利事業者の私利私欲に屈することなく、全国に、
世界に誇れるような施設とする赦慮、ご英断に期待しております。
追記
この地域はスーパーその他商業施設は充実していますが、唯一、ホームセンターが近
くに無く不便しております。提案1の動物保護センターの付帯設備としても、ペット用
品のショップを含めホームセンターを用地の一部に誘致しても良いと思います。
(意見 208)
トイレ、シャワーの整備は絶対必要。(有料も考える)
夏季の海の家も考える。
維持管理費用として、店舗はなくてはならないと思うが、地元の魅力ある商品?を開
発し、ここでしか見られない商品の販売。(他では見られないハワイの商品の品ぞろえ
の多さ。又姉妹都市の商品等)
(意見 209)
茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案について意見させていただきます。神奈川県有
地があるのであれば神奈川県立茅ヶ崎北陵高校の代替地にしてはいかがでしょうか。茅
ヶ崎北陵高校は代替地の選定に頭を悩ませているように思えます。北部の丘陵地から海
沿いに校舎を移して、改めて出発してみてはいかがでしょうか。茅ヶ崎ゴルフ場の跡地
は、学校を建てれば、周辺市街地の延焼火災からの避難空間の確保と災害時の津波から
の避難場所の確保の機能を満たせると考えます。また、周辺の松林や海浜と調和し、ゆ
とりを生み出すみどり空間の確保も可能です。省エネ、創エネなどの環境やバリアフリ
ーへ配慮した施設の導入も目指せるでしょう。学校を核として、多世代や地域が交流で
きる空間の創出や、人々の健康志向に対応した施設の導入も図れると考えます。また、
さがみロボット産業特区指定を踏まえた事業活動の展開やロボット技術や最先端医療の
研究、展開については高校のカリキュラムに取り入れるなどしてロボット産業、または
医療系の企業と連携をとっていけばよいのではないでしょうか。学校になると、地域の
観光資源を利用する来訪者のための滞在空間等の創出についての機能は外れるかもしれ
ませんが、高校生や地域の方、ロボット産業や医療系の企業の方が交流、滞在できる施
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設など、学校以外の施設も併設して機能の幅を広ければよいかと思います。海のそばに
みどりあふれる学校を建てることができて、高校生、地域の方、ロボット産業や医療系
の企業の方などが交流できる場がもてたら素敵だと思います。
(意見 210)
神奈川県立茅ヶ崎北陵高等学校の移転先候補地として当該地を含めることはできない
でしょう。当該地面積の約6割を所有する神奈川県に対して「国道134z号沿線の活
性化に関する基本方針(素案)」の中で「本市のまちづくりを担う責任と役割を果たす
よう、協力を求めていきます。」と述べられています。当該地の「利活用検討の視点」
「跡地利活用の方向性」「まちづくりに必要な機能」の中で書かれております「安全・
安心」「環境・自然」「防災」等に合致すると思います。ご検討願います。
(意見 211)
ゴルフ場は6ホール。境界との景観を良くして、キッズレクゴルフ、パットゴルフ、
市民の遊歩道、ゴルフカフェ、市民も使えるレストラン、銭湯、市民が健康になれる場
にしてほしい。市民が使え、茅ヶ崎市の価値が高まる場にしてほしい。ホテルはやめて
ほしい。パシフィックホテル、茅ヶ崎グランドホテルも継続できなかったことから考え
てもホテルは無理。江の島近くにあった結婚式もできるホテルでさえも現在はマンショ
ンとなっていることを考えるとホテルは継続が無理。新しいゴルフ場でのビジネスモデ
ルを考えてほしい。ゴルフ場の専門家の知恵を結集して新しいゴルフ場として継続させ
てほしい。また、私は神奈川国体の時にはセーリングの競技役員を務めさせていただい
た。セーリングの会場の主な場は江の島から葉山にかけての場所。葉山と江の島で同時
開催のレースも多い。葉山、逗子にはヨットハーバーはあるが、茅ヶ崎にはない。茅ヶ
崎にオリンピックの宿泊所を作っても船で江の島までは行けない。車の渋滞から茅ヶ崎
に選手村などを設けても江の島まで通うのが大変だと思う。県のセーリング連盟の意見
を聞いてほしい。また、ゴルフもオリンピック種目であり、茅ヶ崎で新しいカタチのゴ
ルフ場を発信していってほしい。緑地は何より大切。今ある緑を未来の子どもたちに!!
今の緑を活かして茅ヶ崎の価値を高めてほしい。
(意見 212)
2015.5.6 に国土地理院の撮影をした茅ヶ崎市の南部の航空写真を見れば、ゴルフ場の
緑と貴重な空間が、茅ヶ崎市のまた湘南地域の貴重な宝であることは一目瞭然である。
素案に必要な機能として防災、自然、にぎわい、健康を上げてあるのは同感であるがが、
それが今回の「まちづくり」と結びつかないのが問題である。私案では茅ヶ崎協同の地
は茅ヶ崎協同でどうぞまちづくりをおやりください。県有地茅ヶ崎市所有地で6ホール
のゴルフ場を作り、出来る限りの収益を上げると共に避難空間と自然と湘南の景観を確
保する、ゴルフ場の運営は市民の手で作るNPOで運営しセルフ、風呂ナシ、ロッカー
無しの運動ゴルフ程度を考える。又日曜日の午後ピクニック的に一般家庭に解放し子供
達に自由に跳ね回らせる。小学校と連携し自然観察の場とする。クラブハウスは新設し
- 76 -
地産の産物を中心とした眺望絶佳のレストランを設け134号線の通貨客を楽しませ
る。江の島、海岸、富士山と三拍子揃った景観はここしかない。今でも足りない市民集
会所と又は津波避難タワーの機能も出来る範囲で持たせる。最低でも収入確保しそれで
も環境避難場所の維持に足りない経費は税金を投入することには市民の理解を得られよ
う。又そうすることが賢明な、為政者の義務である。要は選挙によって撰ばれた黒岩県
知事と服部市長のリーダーシップにかかっている。失われた自然に戻らない。悔を千載
に残さぬ様、汚名を後世に残さぬ様願うばかりである。
(意見 213)
サザンオールスターズ・ミュージアムの建設。
(意見 214)
以前より茅ヶ崎ゴルフ場跡には“公営墓地を!”と何度か提案してきました。しかし
ながら、一向に議題にならないのは何故でしょう?
(意見 215)
①茅ヶ崎ゴルフ場跡地に観光施設を作り、国道134号沿線の観光開発に結び付ける。
②市民の憩いの場所として公園や施設を作り、利活用する。
③茅ヶ崎市の防災施設を作り、また避難場所として利活用する。
④市民の健康増進を高めるための運動場や運動施設を作る。
⑤土地を市民に売却して豊かな町づくりに利活用する。
⑥高齢者のための医療・介護施設を作り、高齢者の福祉に利活用する。
⑦市民のためのショッピングセンター等の商業施設を作り、市民の生活の向上に利活用
する。
その他利活用の方法はいろいろあると思いますが、私としては自然環境に良いこの土
地を「観光開発」とこれから高齢化が進んで行くため高齢者の医療・介護を伴う「高齢
者福祉」に利活用していただきたいと願っております。
(3者の考え方)
具体的な用途については、「広域避難場所」「みどり」の機能を確保し、有益な土地
利用となるよう、協議を進めております。
いただいたご意見につきましては、今後の取組みの参考とさせていただきます。
なお、土地利用の段階で、土地を個人の方に売却することは、考えていません。また、
茅ヶ崎北陵高等学校の移転先としての活用は、神奈川県では考えていません。さらに、
公営墓地の整備については、神奈川県及び茅ヶ崎市では予定はありません。
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■土地利用に反対する意見(15件)
(意見 216)
いっさいの開発を望みません。
(意見 217)
絶対マンションや商業施設は反対です。
(意見 218)
茅ヶ崎にはこれ以上、マンションやショッピングセンターは必要ありません。そして
ゴルフ場を存続させるための良いアイデアは、みんなで知恵を出し合えば必ず見つかる
はずです。
失った自然は二度と元には戻りません。湘南茅ヶ崎のシンボルのひとつとして、茅ヶ
崎ゴルフ場の存続を強く望みます。
(意見 219)
社会が縮小していくなかで、新規の事業開発をするメリットはたかだかしれたもので
す。失って二度と戻らないものもあります。ひと昔前まではゴルフ場というと、乱開発
の象徴のように言われていましたが、最近では違いますよ。よく現実を見てください。
そこを住みかにする多くの生き物の命が失われてしまいます…。
(意見 220)
宅地に切り売りするのは反対です。と言っても自治体所有のものでないので、全面的
には無理ではないと思います。しかし、茅ヶ崎市が後世に胸を張って残せるものを計画
して欲しいと思います。
(意見 221)
国道1号線より上流側の須賀地区、工業団地地区などはまったく魅力がありません。
水害のリスクも高い地域でもあり、住宅、商業施設などは作らないでください。
(意見 222)
最も皆が疑問に感じているのは、何故自然を確保した今の侭の状態が駄目で、新たに
何かしなければいけない理由は何かハッキリしていない。
自然を破壊しない、何か良い案が新たに有れば良いが、都市開発や建築物を新たに考
えるのは止めて欲しい。
どんなに事情が有っても、地権者の欲望にしか受け取れないので、今の侭の状態を続
ける事を切に願います。
今の状態で何が悪いのか明確に公表して貰いたい。
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(意見 223)
ゴルフ場は県の所有地が大部分を占めると言っても、直接利害を受けるのは我々茅ヶ
崎市民であることを肝に銘じ、施策策定に当たるようお願いします。
圏央道延線や湘南エリアの拠点作りといったアイディアも提案されるでしょうが、決
して既存住民の生活が損なわれることのないようお願いします。
広域避難場所の確保は、地域住民にとっては死活問題です。避難者が安心して生活で
きる場所の確保は絶対確保して下さい。地域の人口増に繋がり、災害時の避難をより困
難にすると予想されるマンションや大型団地の建設は認めるべきではありません。
(意見 224)
茅ヶ崎市は活性化していないのでしょうか?何をもって活性化するというのですか?
大規模商業施設や住宅開発などの大多数の市民は望んでいません。
(意見 225)
ショッピングモール街にするという噂を聞きましたが、そんなことは絶対にやめて下
さい。お願いします。
(意見 226)
商業施設や宅地開発をすることは、決して茅ヶ崎市を住みやすく豊かにするものだと
は思いません。今、実際にここで生活している近隣住民の意見をよく聞いて、価値ある
茅ヶ崎市を守って頂きたく、多くの声を拾い上げていって下さい。
(意見 227)
近隣住民の方々で、宅地や商業施設などの開発を望んでいる方はまずいないと思いま
す。住民に関係のない事業者のための開発には反対いたします。
(意見 228)
市は箱もの行政の道を歩んでいるものとしか見られない。21世紀に入り早15年、
市民と票を天秤にかける行政運営から脱し、健全な地方公共団体の範として、この大規
模、緑地の利活用若しくは保全に取り組んで欲しい。
(意見 229)
マンション・戸建て住宅等の宅地化やショッピングモール等の商業地化だけは絶対に
避ける。茅ヶ崎市、とくに線路南側は無秩序宅地化による狭隘な道路と住宅密集という
典型的な災害クラスターを形成してしまった。これを反省して、せっかくの跡地にこれ
以上の宅地化や商業地化は厳に防がなければならない。
(意見 230)
市および土地所有者への要望
- 79 -
山崎副市長が8月9日の意見交換会の席上で約束された資料7のまちづくりへの配慮
(将来の土地転換を最小にとどめるため、極力県有地として継続所有してもらうこと。
当該地に相応しくない大規模商業施設や大規模住宅開発の抑制(市の権限でできる)を
行なうこと、また、県有地の売却があった場合は公共施設として使うことを前提として
県と交渉するというスタンスを今後もしっかりと守ってほしいと思います。
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場の今後の土地利用については、当該地周辺におけるインフラの整備状
況や将来の住宅需要等を考慮した中で、一時に来訪者が集中する大規模集客施設の形成
や新たな大規模住宅ストックの形成は好ましくないと考えております。
今後の土地利用については、「広域避難場所」「みどり」の機能を確保し、有益な土
地利用となるよう、協議を進めてまいります。
いただいたご意見につきましては、今後の取組みの参考とさせていただきます。
■所有権に関する意見(1件)
(意見 231)
この「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針素案」では、神奈川県・茅ヶ崎協同株式会社
・茅ヶ崎市の茅ヶ崎ゴルフ場における土地所有権について判りません。又、この三者が
共同開発をどの様にするのか、そして茅ヶ崎市はどの程度迄開発に関わる権利があるの
か判りません。これをまず明確にして「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用」を進める必要がある
のではないかと思います。そして、この茅ヶ崎ゴルフ場の開発をする場合、「都市計画」
に沿って開発を進めることが重要ではないかと思います、この点充分検討をお願いした
いと思います。
(3者共通の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場の土地所有権につきましては、その約6割を神奈川県が、約4割を茅
ヶ崎協同株式会社が所有しております。その他に、茅ヶ崎ゴルフ場を経営していた観光
日本株式会社が所有する敷地があるほか、当該地内に敷設されている道路と水路の用地
を茅ヶ崎市が所有しています。
茅ヶ崎ゴルフ場の土地利用にあたっては、都市計画に沿った手続きを行うことが前提
であり、今後においても、3者により十分協議していきます。
- 80 -
■用途地域に関する意見(6件)
(意見 232)
建てるとしても二階まで。「まちづくりに必要な機能の導入」と称して、第1種低層
住居専用地域という用途地域の変更はするべきでない。
(意見 233)
賃料の見直しについて、用途地域(第一種低層住宅専用地域)の変更を検討していく
とのことであるが、是非そうして欲しいと思います。
(意見 234)
茅ヶ崎美住町に居を構えて20年になりますが、この20年の間に住環境は大きく変
化し、悪化していると認めざるを得ません。
環境改善の対策が施されず放置された場合、20年後の茅ヶ崎市のイメージからは湘
南の文字は消えてしまうでしょう。ゴルフ場周辺は地域住民の憩いの場として保全すべ
きと思っています。
陽光が降り注ぐ相模湾に面し、松林の中に散在する民家の風景は「これぞ湘南」と言
えたのでしょう。
しかし、この地の住民は、行政を含め自然の恩恵にドップリ漬かってきたが故に、こ
れを適正に評価してきたとは思えません。
その最大の犯人「敢えて言わせて」は行政にあります。
ゴルフ場土地の活用が議論されている現在、官民を挙げて住環境改善に正面から向き
合う必要があります。
市内の町並みから受ける狭隘感は、道路の幅員や公園緑地の割合によっても変わりま
すが、建物の建ペイ率の規制強化によって改善可能と思われます。
建ペイ率の変更「60から50パアセント」を速やかに実現されますよう願います。
(意見 235)
20haの土地の利用なので、防災面は当然に地域交通の安全、環境(音、緑地帯の
確保、公園等)を十分に検当の上、近隣住民のみならず市民、県民に公表と意見を重ね
て募り都市計画決定をして下さい。一低層住居という規制を開発利益(地主の県、市)
と開発業者(含めG/C)の利益の為に安易に見直すべきではないと考えます。どのよ
うな用途にするべきは、2の次としても、近隣の道路環境を整備することも重要で東西
を貫通する道、R134号へつながる南北の道を適正に配することが望ましい。
(意見 236)
このゴルフ場は現在第1種住宅専用地区となっていますが、市街化調整区域である海
岸砂防林につながっています。みどりの基本計画にある湘南海岸公園整備を進めるにあ
たって、市街化調整区域への設定変更ができないのでしょうか。
- 81 -
市街化調整区域の地価(固定資産税評価額)は、第1種住宅専用地区に比べれば大幅
に安いため、土地の売却時には問題はあると思いますが、固定資産税も安いというメリ
ットがあります。(市税収入は減りますが・・)
(意見 237)
茅ヶ崎ゴルフ場については、近隣住民にとって日常生活を送る上では特段必要施設で
あるという認識をもっているかは分からないが、当該ゴルフ場が閉鎖することを想定し
た場合、近隣住民生活に直接的に影響をもたらすことが想像される。具体的には、用地
利用が決まるまでの間、維持管理が停滞し荒地化する。また、不法投棄、ホームレスの
住着き、未成年者の溜り場などの住環境の悪化や暴漢犯罪などの発生リスクが高まるこ
とも懸念される。とりわけ当該ゴルフ場は上空写真からも見て取れるように、湘南地区
を代表する防砂林としての役割や、海沿いで数少ない広大かつ静粛な自然景観を保持す
る大きな役割を担っていることが分かる。茅ヶ崎市においては、この広大な自然景観と
いう財産を今後ともに保ち続けることが、何よりも重要であり、土地利用において現状
の第一種低層住居専用地域に指定されていることが自体が一番の問題であると考えられ
る。今後の無秩序な開発を防止する上でも、調整区域への区域変更を模索することが最
重要課題であろう。区域変更の結果、土地賃料の値下げが現実的となれば、ゴルフ場運
営を継続したまま自然景観を保持することも可能となり、地域、自然環境又は財政的負
担なしに、この大きな問題を解決する道筋が見えるのでないかと考えられる。
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場の区域は、市街化区域内の第一種低層住居専用地域に指定されていま
す。市街化区域と市街化調整区域の境界を定める区域区分については、昭和45年6月
の当初決定以降、決定権者である神奈川県が示す基準に基づいて、県内市町が統一的な
考え方により概ね5年間隔で見直しを行っています。
区域区分の決定権者である神奈川県に都市計画の案を申し出ることの出来る茅ヶ崎市
としては、市街化調整区域への編入(逆線引き)について、 “当分の間、市街化が見込
まれず、保全が必要な自然的環境が残された土地”が対象となり、ゴルフ場としての土
地利用が人工的で都市的に利用されていると分類されるため、神奈川県から示されてい
る基準に適合しないものと考えております。
また、地権者としても、市街化調整区域への編入(逆線引き)については、望んでい
ません。
用途地域の指定については、土地利用の実態と「ちがさき都市マスタープラン」等で
示すまちづくりの方向性を見合わせて指定してきており、必要に応じ、適切な用途地域
への変更を含めた検討を行うこととしています。当該地については、土地利用の方向性
が定まったうえで、その目的に応じた適切な手法が必要となった場合に検討するものと
考えております。
- 82 -
■意見交換会に関する意見(7件)
(意見 238)
当市主催意見交換会・説明会と当パブコメとの整合性はどう考えているのでしょうか。
(また意見交換会説明会の意見はどのように考えているのでしょうか)
意見交換会等の開催が周知をはじめ不十分との声もあります。再度意見交換会等開催
できないのでしょうか、
説明会で県より「県全体で考える」「県各部からの意見なし」「市からも意見なし」
・・・等の説明がありました。どうなっている。
市長から県知事から直接話を聞けないでしょうか。1度もその場がなかったと思います。
市からは、当素案は「ヤワラカイ」うちからの提案であり、「ゴルフ場継承」も含め
考えると回答がありました。すなわち白紙ということであれば!市民の need を集約しそ
の反映と説明に期待します。
(意見 239)
これまでに実施してきた意見交換会で出ていた意見交換会の周知の仕方・実施場所・
対象市民・実施時期等々の意見を反映せずいきなり頭突に説明会を実施することに異和
感を感じます。再度意見交換会を開催できなかったのでしょうか。
当パブコ・ゴルフ場利活用については、1年余前から問題になっていたと思いますが、
その市の取組みが遅く感じますし、今実施のパブコの実施も遅れていると思います。十
分な情報公開や、もっと早期の取り組みができなかったのでしょうか
問題があったと思われる意見交換で出ました意見交換の市民の意見がまったく反映さ
れていないように感じます。
市民活用団体・広域避難場所を守る会のゴルフ場利活用アンケートでは緑・環境の維
持89.0%広域避・維持84.8%ゴルフ場とか・・・継続59.8%等々とありま
す。アンケートを尊重されないでしょうか。(県・市・株茅に提出済)
当市実施アンケート及び意見交換会での意見についてはどのように考ているでしょう
か
また他のパブコメではアンケート結果等を公表(掲載)していますが今回はないのは
どうしてでしょうか
公表時にはグラフや%等の数字での公表を望む。
(意見 240)
基本方針素案の説明会の開催方法について
周辺地区住民の関心が高い割には「説明会開催の知らせ」が充分に周知されていない。
知らなかった人も多いことと、月曜日の開催は余りにも配慮が足りない。
方針策定について
- 83 -
地区の防災面、自然環境に対する危機感に対して、平成 28 年度以降のスケジュールが
優先され迫っている。約20haを越える大規模土地の利活用問題であるから、充分な
検討が必要。
要望
とにかく、周辺住民の要望をどう汲み取るのか、そこに市の視点を遣って進めていた
だきたい。スケジュールありきではありません。
(意見 241)
市長をはじめとする市の態度には、住民の声に真摯に耳を傾け基本計画に反映しよう
とする姿勢が見られない。以下の理由により、このパブコメ自体を中止として、基本方
針策定のスケジュールを延期してください。
茅ヶ崎市が、県下で最大のクラスター地域の想定があるにもかかわらず、茅ヶ崎ゴル
フ場の広域避難場所が開発で縮小された場合、収容人数分の代替えとなる場所を問い合
わせたところ、「藤沢市が指定する広域避難場所が考えられる」という市長回答だった。
自分の市の広域避難場所を開発して、藤沢へ逃げれば良いという態度に納得がいかない
ので、もう一度問い合わせると「海岸もある」という回答。茅ヶ崎ゴルフ場周辺は、避
難場所すら近隣に持たない地域もあるのに、ペットの避難場所での収容をどう考えてい
るのか、避難場所すら足りてないのにどうするのか、市の担当部署に聞いたら答えられ
なかった。平成27年3月の時点でも、市のHPに「茅ヶ崎ゴルフ場が現状として広域
避難場所の機能を有している」と書かれていなかったので、私が担当課に加筆させまし
た。また、市はクラスター火災のシミュレーションを持っているのなら、ゴルフ場の周
辺住民には詳しい情報の配布をするのが行政としてするべき仕事なのに、これもやって
いない。周辺住民への茅ヶ崎ゴルフ場についてのアンケート調査を行ったのも、市民の
グループであり、市は一度も行っていない。このように市長はじめとして市は、住民の
命の安全にはなはだ無責任な状態で、安全への根拠を示せない状態なので、パブコメ自
体を中止して下さい。市長をはじめとする市の態度には、住民の声に真摯に耳を傾け基
本計画に反映しようとする姿勢が見られない。住民には茅ヶ崎ゴルフ場の今後に関する
情報は、まったくといっていいほど伝えられず「意見交換会」が開かれることもなかっ
た。また、柳島スポーツ公園は市で初めて PFI 方式で行われ、独立採算で事業を行えて、
利益は事業者が受け取ることができる。この方式があるのなら、広域避難場所である茅
ヶ崎ゴルフ場も、市と連携した維持管理や経営の可能性を探れるのだが、最初からゴル
フ場を存続するための可能性への情報の提供、可能性への話し合いの場はもたれず、始
めから「開発ありき」「事業者優先」の方向性と情報だけが、市民に伝えられていた。
「民主的・公平・オープンに行われる」 この3原則を無視し、内々の都合で進めて行く
市長、副市長、茅ヶ崎協同、県のやり方には、とうてい市民、住民は納得することなど
出来ない。このように市長はじめとして市は、住民との情報の共有が欠落し、公平にオ
ープンにおこなう民主性に疑問が多々ある状態なので、パブコメ自体を中止して下さい。
市長をはじめとする市の態度には、住民の声に真摯に耳を傾け基本計画に反映しようと
する姿勢が見られない。平成27年1月19日の全員協議会に「民間事業者の提案を参
- 84 -
考にして、県、茅ヶ崎協同㈱、本市の3者が土地利用に関する基本方針を策定する」と
いう報告がされてからも、そこから6ヶ月もたってから、やっと市は市民の意見を聞く
「意見交換会」を初めて開いた。また、昨年7月の市民集会では、「ゴルフ場はやらせ
ない」とも発言している茅ヶ崎協同の人物が、県と市との3者会議でなぜ協議をしてい
るのか。茅ヶ崎協同が協議に入っているのでは、まともでフェアな協議が行われている
と思えない。
(意見 242)
質問1 最初に「ゴルフ場跡地利活用について住人との意見交換会」の回覧板がまわさ
れた地域を教えてください。
2 なぜ茅ヶ崎全市に自治会を通じて回覧が回さなかったのかその理由は?
3 北側の住人のほとんどがゴルフ場の問題など知りません、それを承知でお知らせし
なかったのでしょうか?
4 近隣住人の問題と判断したならば、なぜパブコメの時だけ全市民の意見を聞くので
すか?
5 そこに茅ヶ崎行政の不透明さと思惑を感じるのはわたくしたちだけでしょうか?信
頼に値する方法と思われたのでしょうか?
6 どなたの発案でどなたが決定されているのでしょうか?以上のことは少なくともお
答えになる義務がありその内容に千ヶ崎善市民が納得できなければ白紙撤回が妥当と
考えます。
(意見 243)
先日9月14日の説明会は、どうもありがとうございました。説明会は初めての参加
でした。以前にもあったようですが、その時は、問題意識が私の中で薄く「参加しよう」
まで(時間をさいてまで)思いませんでした。ですが、今回は自分の時間の何よりも最
優先して参加させていただきました。様々な貴重なご意見を聴き、本当に行ってよかっ
たと思います。ですから、まだまだ説明会をひらいていただきたいと思います。もっと
もっといろいろな方々の意見を聴きたいのです。今回時間の都合で発言できなかった方
が多数いらしたり、言い足りない方もいらしたようです。とても大切な問題だと思うの
で、茅ヶ崎市民全員にちゃんとこのゴルフ場跡地利用がよくわかるように広報活動もし
ていただきたいと思います。同じ市内なのに北側の方々は「そんな問題があるの?」と
いった声もきかれますし、南側の方々も「説明会があるの?」と全く知らない人が多す
ぎます。ホームページでよびかけている、パブリックコメントも求めている、だけでは
足りないと身近な住民の方々と話しても思います。まずは広報活動の充実を強く望みま
す。
(意見 244)
・ゴルフ場を守る市民の会の人達の一方的な要望のみでした!!
(3者の考え方)
- 85 -
茅ヶ崎ゴルフ場はこれまで50年以上、観光日本株式会社が運営してきました。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しました。
そのため、今後の利活用については、神奈川県、茅ヶ崎市及び茅ヶ崎協同株式会社の
3者で協議を進めるとともに、平成27~28年度の2年間に限り、観光日本株式会社
に対し、暫定的にゴルフ場用地としての貸付けを継続しています。
その後、土地利用についての協議を行うため、茅ヶ崎市では、当該地に対する市民の
みなさまのご意向を把握することを目的に、平成27年6月に、広域避難場所として直
接影響のある地区を中心に「住民意見交換会」を実施するとともに、ホームページを通
じたアンケート調査を実施しております。
また、8月にはいただいたご意見をもとに茅ヶ崎市として踏まえるべき内容をお知ら
せし、ご意見をいただく「意見交換会」を実施しております。
これらを踏まえて、3者により作成した「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用基本方針(素案)」
について、パブリックコメントを実施し、その実施期間中に、内容についてのご説明を
行う「説明会」を9月に開催したものです。
意見交換会等の周知については、広報紙のほか広報掲示板やホームページでのお知ら
せ、回覧板やメール配信による周知のほか、これまでご意見をいただいた方へ直接ご案
内を送付させていただくなど、様々な方法によりご案内させていただいております。
なお、アンケートの結果は8月に開催した「意見交換会」でその概要をお知らせして
おりますが、詳細については次のとおりです。
住民意見交換会参加者
アンケート回答
:
:
延べ
意見交換会
インターネット
123名
43通
163通
主な意見
・ ゴルフ場としての存続
129件
・ 公園(みどり空間)の設置
103件
・ 広域避難場所としての機能維持(クラスター対策)
99件
・ 茅ヶ崎らしい(海に近接する)空間の創出
10件
・ 研究機関・教育機関の誘致
9件
・ オリンピック関連施設(選手村・ホテル等)
5件
・ スポーツ施設(プール・健康施設等)
5件
・ 宅地開発(マンション・高級住宅)・商業施設等
5件
・ イベントスペース
3件
・ 治安の維持
3件
・ バーベキュー場
2件
・ 宅地開発・大規模商業施設開発への反対
43件
・その他(霊園・神社・図書館や美術館の集約・バイク練習場・スマートシティ)
※「ゴルフ場としての存続」は、「公園(みどり空間)」「広域避難場所」の手法としてゴ
ルフ場が適しているとの回答であり、純粋にゴルフ場を希望する意見は、40件となって
います。
- 86 -
また、これまでの協議においては、ゴルフ場が担ってきた「広域避難場所」や「みど
り」としての機能を確保していくこととしています。
■今後の進め方に関する意見(8件)
(意見 245)
多くが神奈川県と茅ヶ崎協同の土地でありますが、その土地の評価は近隣に多くの住
民が住んでいることや、茅ヶ崎ゴルフ場を利用してきた湘南地域の方々の関わりに因る
ものでもあります。地代を契機に端を発した問題ではありますが、地権者と住民が両輪
であることを踏まえて、公募条件や審査条件を設定できないでしょうか?
茅ヶ崎市はプランニングセルなど挑戦的なまちづくり手法を試してきた自治体であ
り、またこれだけの規模のケースであれば、まさにこれまでの蓄積を活かすべきであり、
挑戦的なまちづくりを行う無二のチャンスであるとも思います。職員にも意欲と実力を
兼ね備えた方々が多々おられます。また神奈川県も市町村の挑戦を支える時代であり、
今後の時勢において、公有地の管理・処分をする際に有効な知見となると思います。基
本方針の中に、土地利用だけでなく、挑戦的なまちづくりを行うことも組み込めないも
のでしょうか?
(意見 246)
ゴルフ場閉鎖の理由が、県からの土地貸付料の値上げによる経営難とのことですが、
県が平成27年1月に行った事業アイディア募集でゴルフ場の継続を提案した法人が応
募21法人のうち7法人と1/3を占めており、このことは、経営のやり方次第でゴル
フ場として存続が可能であることを示しています。ゴルフ場の存続には、提案事業者の
作成した事業経営バランスシートをよく吟味してみることが大切であると思います。
売上収益面の検討と併せて、支出経費や財務管理面において貸付料がどの程度の割合
を占めているのか?それをどこまでに抑えれば、経営が成り立つのかを確認し、差額に
ついての対処方法等を検討することが大切と思います。10月以降の基本方針案に基づ
く事業募集にあたっては、応募事業者にこれらの事業性に関わる資料データを提出して
いただき、慎重に検討・審査することをお願いします。
(意見 247)
当該地区の各種法令の指定状況や自然環境資源の現況(貴重な動植物の生息生育状況)
などの地域特性の詳細を正確に説明する必要がある。事業者の募集に際しても十分な説
明を行って『法令の遵守』と『環境への配慮』を重視した選考を実行すること。
- 87 -
事業候補者の選考に際しては、市民又は第三者機関の参画を検討していただきたい。
(意見 248)
茅ヶ崎協同㈱が基本方針作成や応募アイデアの選考に係ることは公正な審査が期待で
きず望ましくありません。外すべきです。
茅ヶ崎協同㈱の代表取締役は浜須賀会館で開催された市長と市民の意見交換会で「ゴ
ルフ場に土地を貸すのは儲からないので貸さない」と市長・副市長・職員や住民の前で
はっきり述べています。
同社が地権者として係わる必要があるのはゴルフ場用地の一体利用が必要不可欠な9
ホールのゴルフ場を存続させる場合のみです。所有地をゴルフ場に貸さないことを公言
している以上一体利用の必要性はなく、同社所有地のみの利活用を同社単独で考えれば
よいのであって、自社の利益のために県民の土地の利活用にまで口をはさむ資格はあり
ません。
同社が企業としての利益追求の立場から公益性を無視して、応募した7件のゴルフ場
存続案に強く反対するのは明らかで、公正な審査を阻害する弊害を危惧します。県と市
が土地の利活用を先に決め、それに加わるかどうかの選択権を同社に与えることが市民
・県民目線に立った同社の適切な取り扱いです。
(意見 249)
茅ヶ崎協同が基本方針作成や応募アイデアの選考に係ることは、公正な審査が期待で
きないため、茅ヶ崎協同ははずしてください。茅ヶ崎協同の代表取締役は、浜須賀会館
で開催された市と市民の意見交換会で「ゴルフ場に土地を貸すのは儲からないので貸さ
ない」と市長・副市長・職員や住民の前ではっきり述べています。茅ヶ崎協同が地権者
として係わる必要があるのは、9ホールのゴルフ場を存続させる場合のみであって、茅
ヶ崎協同が県民の土地の利活用にまで口をはさむ資格はありません。また、茅ヶ崎協同
が7件のゴルフ場存続案に強く反対するのは明らかで、公正な審査を阻害する可能性が
あります。市民には議事の内容を明らかにして、県と市、茅ヶ崎協同の協議内容を明白
に伝えることが出来ない状態での基本方針策定は中止、または延期にしてください。
当該地区の各種法令の指定状況や自然環境資源の現況(貴重な動植物の生息生育状況)
などの地域特性の詳細を正確に説明する必要がある。事業者の募集に際しても十分な説
明を行って『法令の遵守』と『環境への配慮』を重視した選考を実行すること。
事業候補者の選考に際しては、市民又は第三者機関の参画を検討していただきたい。
(意見 250)
提案ですが、ゴルフ場経営を2年間延長しましたが、㈱武蔵屋に2~3年さらに経営
延長をお願いし、この間、充分住民、市民の意見集約を行うべきです。
(意見 251)
今後、ゴルフ場としてだけではなく、市民にも開放できるスペースとして、利用方法
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を考える方向で、アイデアを出し合い、緑をへらさないまちづくりを将来のためにも考
えてほしい。タイムリーな具体的な情報をもっと流していただきたい。ゆっくり時間を
かけて、多くの市民の意見をきいてください。
(意見 252)
今後の進め方として、プロポーザル方式で、事業者を募集、決定するとのことであるが、
決定する前に、市民との説明・意見交換会を、是非開催して欲しい。
業者への丸投げで、乱開発されることを最も恐れる。
(3者の考え方)
茅ヶ崎ゴルフ場はこれまで50年以上、観光日本株式会社が運営してきました。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しました。
そのため、今後の利活用については、神奈川県、茅ヶ崎市及び茅ヶ崎協同株式会社の
3者で協議を進めるとともに、平成27~28年度の2年間に限り、観光日本株式会社
に対し、暫定的にゴルフ場用地としての貸付けを継続しています。
事業アイデアの募集については、当該地での事業成立の可能性を確認するため、提案
者の資格については提案内容を自ら実施する法人又はテナントへの転貸により実施する
法人として、提案にあたり必要な費用については提案者の負担にすることとし、神奈川
県、茅ヶ崎協同株式会社及び茅ヶ崎市の3者により実施しました。
茅ヶ崎市では、今回の茅ヶ崎ゴルフ場の閉鎖が本市のまちづくりにとって大きな影響
があることから、市民のみなさまのご意見を伺う機会としてこれまで4回の「意見交換
会」とホームページによるアンケート調査を実施してまいりました。
また、地域の団体や個人の方から直接多くのご意見もお寄せいただいております。
3者の協議では、そうしたご意見をはじめ、これまで当該地が担ってきた機能、経済
活動の結果によって当該地がおかれている状態等を踏まえ、基本方針を作成し、パブリ
ックコメント及びその内容を説明する機会を設けてきたものです。
なお、事業アイデアを募集した結果、確かに7法人からゴルフ場を継続したい旨の提
案がありましたが、いずれも県有地の正規貸付料の負担を前提とした提案ではありませ
んでした。
本基本方針が定まりますと、公募型プロポーザルを実施することとなります。公募条
件を決定するにあたり、改めての市民のみなさまとの意見交換会の開催は考えていませ
んが、神奈川県、茅ヶ崎市及び茅ヶ崎協同株式会社だけではなく、条件や実現可能性な
どについて、都市計画や建築が専門の学識経験者などの意見を聴取しながら、進めてい
きます。
みなさまのご意見を踏まえ求めたい機能の達成に向けこれからも協議を行い、必要な
場面において市民のみなさまにお知らせしてまいります。
- 89 -
■ゴルフ場の経営に関する意見(7件)
(意見 253)
浜須賀自治会の防災通信によると、クラスター火災リスクが、茅ヶ崎が日本一高く、
その中で浜須賀、松浪地区が最もリスク高いとのこと
2014年11月15日 防災講座での消防署員の説明では消防車は地震後のクラス
ター火災には出動不可能とのこと、茅ヶ崎ゴルフ場に避難すべし、但しゴルフ場は閉鎖
計画であり以後の策ないとのこと、
2015年9月14日 説明会ではゴルフ場への土地貸出価格は公平性を最優先判断
基準とするとの説明があった。行政は安全優先、命を守ること優先にしていない。信じ
がたい行政判断である。
(意見 254)
県が、財政事情や貸与条件を「広域避難場所」まで一律に拡大して考慮する行為許さ
れるものではありません。そもそも、その様な思考を行う前に、自らの「財政改革」、
「業務と人員合理化」、「福利厚生施設の売却」等々、民間企業が過去に実施してきた
この様な行為を率先して行い、県民に公表した上で、理解を求めるべきであると考えま
す。この様な行政改革に、県や知事は真摯に取り組んでいるのでしょうか?(企業経営
者は、常に経営や倒産の危機を身に感じて経営しているのが実態です)。
(意見 255)
茅ヶ崎ゴルフ場の基本方針素案ですが、あまりにも最初の時点から意味が分からない
ことが多すぎて、市民への市の情報提供が少なすぎたり、県の言っていることとの食い
違いが多くて、パブコメが書けません。県が県有地の賃料をいきなり2億にすると言っ
てきたのはなぜですか?お金がほしいからですか?県は、茅ヶ崎がクラスター火災地域
であること、そのための広域避難場所と知っていた上で、値上げしたのですか?県の人
が「ここまでひどいクラスターにしたのは茅ヶ崎市」だと言っていました。知事は知ら
なかったとの話も聞きました。防災緑地の専門家の先生は「危機認識を持っていながら
ここに開発許可を出したら行政による人災」と意見書を提出しています。市は、常に茅
ヶ崎協同は県に同調すると公言していますが、県に確認したところ「そのような事実は
ありません。協同は協同の意思で発言しています」とのことでした。なぜ返答がくい違
っているのですか?市は2億の賃料はありえないと思って、金額を減らすことをお願い
したのですか?なぜ山崎企画部長(現:副市長)は、減免のお願いを何度も拒否したの
ですか?その理由を聞きたいです。副市長が動かないので、市長が減免のお願いをした
ようですが、しかし自発的にではなく市民の要請です。なぜ市はゴルフ場問題を、たん
なる経営破綻がすべての原因のように市民に伝えたのですか?実際は、ほかの理由がい
- 90 -
くつもあります。市は道路部分の360万減免をしており、これ以上の税金投入は民意
が取れないと言っていますが、民意が取れるか取れないのかが、市民に実際に聞いてみ
ないと分からないではないですか?なぜ独断の判断ができるのですか?初期段階で、ゴ
ルフ場問題は、たんなる経営破綻がすべての原因でないと市民に伝えられていたら、ま
ったく違う展開になっています。なぜ真相を伝えなかったのですか?市の努力次第、工
夫次第、市民との協力次第で、ゴルフ場は経営が出来て存続ができることが、分かって
きたのですが、なぜ市は始めからそういう可能性を提示しなかったのですか?
(意見 256)
現在、茅ヶ崎ゴルフ倶楽部は、従前の観光日本㈱からの転貸により㈱武蔵野が運営に
当たっているが、神奈川県が本年4月に行った事業アイデア募集には、ゴルフ場の継続
に七法人が応募したことからもゴルフ場存続という希望がいて来たことになる。ゴルフ
場の敷地並びに倶楽部の建物は、多くの市民の貴重な空間であり、癒しの空間であり、
かけがえのない湘南の遺産であり、万が一の場合の重要なセーフティーゾーンである。
ゴルフ倶楽部の存続に当たり提起されている最大の課題は貸付料にあるが、この問題は、
行政、運営会社、利用者及び市民などが互に情報と知恵を出し合えば解決が可能と考え
る。また用途地域と国道134号沿いの飛砂防備保安林の課題もゴルフ場の存続させる
方向が示されれば、共に一変に解決を見ることとなると考える。結論は、最終的には市
が買収する方向で早急に検討を進めてもらいたい
(意見 257)
ゴルフ場の事業者への要望として、月に 1 回ぐらいの割合で、プレイヤー以外の一般
市民にもゴルフ場を開放して場内を散策できるようにしてほしいと思います。(ワンコ
イン入場、歩行通路はカート道、履物はスニーカーや運動靴着用、ペットは禁止)。
また、ゴルフ場の駐車場や練習グリーンの周辺に花壇(小規模海浜植物園など)を設
けて、近隣の住民の方にみどりの里親になってもらうことはできないでしょうか。
(意見 258)
当ゴルフ場は、今後の益々の高齢化社会において、市民・県民の健康の促進、維持を
目的とし、社会保障費の低減を実現できる施設ではないかと考えます。平日のご高齢者
への割引きや、マイナンバー制度を活用した健康保険の未利用者への優遇等、どうでし
ょうか。
(意見 259)
茅ヶ崎ゴルフ場は、前経営者の未熟な運営の為に種々問題を起し、結果、現在の無用
な議論を招くこととなった。長年、地域に根ざし、多数の地元在住高齢者に健康と娯楽
を提供してきたゴルフ場の役割は測り知れない。健全な企業理念と熟達した経営能力を
持つ運営会社を得れば、今後長期にわたり市民、県民、とりわけ医療費のかさむ高齢者
に健康維持、健全な娯楽の場を提供し続ける事が可能である。費用対効果も優れている。
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(3者の考え方)
9月14日に開催した住民説明会においても、「利活用に当たっては、まず安全安心
を最優先で考えてほしい」との意見が多くあり、こうした機能は重要と考え、基本方針
の中で「まちづくりに求めたい機能」として位置付けています。
また、神奈川県では、貸付料について他の民間事業者との公平の観点から、基準に基
づく貸付料を負担していただく必要があると考えています。
茅ヶ崎市として、茅ヶ崎ゴルフ場の経営に対する措置として、平成21年度にゴルフ
場を経営する観光日本株式会社から提出されたゴルフ場の経営継続のための嘆願書を受
け、当該地の土地を貸付けている神奈川県に対し、ゴルフ場の継続のための配慮をいた
だくための文書を提出するとともに、本市として出来る手段として、環境の保全、防災、
景観形成上重要な緑地を有しているとともに、さまざまなイベントを通じて地域への貢
献も高いことから、当該地内に敷設されている道路の占用料について減免する措置を実
施してまいりました。
しかし、観光日本株式会社より、平成26年4月に平成26年度末をもって当該ゴル
フ場から撤退する旨について、関係者に通知があったものです。
なお、神奈川県では、行政改革の取組みとして、職員数の削減(平成9年度知事部局
職員 13,551 人に対し平成 27 年度は 7,461 人)や出先機関数の見直し(平成9年度 279
機関に対し平成 27 年度は 117 機関)により、かなりのレベルまでスリム化を図っている
ほか、職員給与の削減(平成 10 年度から平成 27 年度の合計 1,573 億円)や福利厚生施
設(公舎、保養所、食堂)の廃止など、不断の努力を重ねています。
■茅ヶ崎市史に関する意見(1件)
(意見 260)
茅ヶ崎ゴルフ場の歴史について、市の報告と市史について食い違いがあります。以下
の歴史的背景を考えると、一般ゴルフ場と同じ賃料の要求は当てはまりません。市史で
は、観光日本㈱の追浜ゴルフ場(半分完成していたゴルフ場)が、米軍飛行場 に接収さ
れた見返りに、防衛庁の口利きで茅ヶ崎ゴルフ場は茅ヶ崎市に誘致された、とあります。
茅ヶ崎市に9ホールのゴルフ場を作ることになり、造成費用がかかるので絶対市営を条
件に「県の賃料はいらない」ということでスタートした。開場式では、高松宮さまが始
球式をされた。ゴルフ場は市営ゴルフ場として建設されたが、観光日本㈱がゴルフ場整
地費、クラブハウス建設費82百万円を立替え、委託経営を行った。市営ゴルフ場とし
て開場して、9ホールの造成費用が回収された時点で、コースそのものの所有権は、市
に帰属するということだった。開業から10年たった時に、市は造成費用は回収できて
いなかったので、市は市営のゴルフ場からは手を引きたい、経営をはじめとするすべて
を観光日本㈱が、引き受けてくださいという約束が、柾木市長のときに取り交わされた。
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そこから県が賃料を取るということが始まった。現在、賃料については、県が大盤振る
舞いでまけて安くしているという姿勢だが、このような歴史的な背景を考えたなら、一
般のゴルフ場と同じ考え方の賃料を要求するのは当てはまらない。しかも6300万は
市に交付されていた。観光日本㈱がゴルフ場整地費、クラブハウス建設費82百万円を
立替えている。歴史的に見れば、市は観光日本に助けてもらってきている。そのあたり
の経緯は、もっと正確に調べて住民に情報公開をしてほしい。
(3者の考え方)
ご指摘のとおり、神奈川県は、昭和30年9月から昭和42年3月までは茅ヶ崎市へ
市直営のゴルフ施設として無償貸付けしています。
昭和42年4月以降は、観光日本株式会社へ県から直接有償貸付けしています。
しかしながら、観光日本株式会社は、ゴルフ人口の減少などを踏まえ、今後も現行貸
付料(正規貸付料の5割以上の減額)を前提としてもゴルフ場を運営していくことは厳
しいと判断し、昨年4月に撤退を表明しましたところです。
茅ヶ崎市史に掲載されている新聞の記事には、次の内容が掲載されています。なお、
市史に掲載されている記事は、当時の新聞の情報を掲載しているものです。
~昭和34年部分の記事~
茅ヶ崎ゴルフ場は、市直営の約束で県有地をただで借りているが、実際は民間会社へ
の委託経営。これでは県有地を民間会社にただで貸しているようなもの・・・とかつて
県議会で問題となったが、茅ヶ崎市でも“現状のままでは会社が立替えたゴルフ場建設
費の利子を払うだけで、永久に市有ゴルフ場にはならぬ”と六日の市議会で利子の引き
下げを決める。
このゴルフ場は県有地十三万二千平方メートルを無償で、農協所有地八万三千五百平方
メートルを月坪五円で市が借り受け、工費八千二百万円でクラブハウスや九ホールのリ
ンクを建設して三十二年十一月に開業した。ところが、市ゴルフ場運営委員の話を総合
すると、観光日本株式会社の追浜ゴルフ場が飛行場に接収された見返りに、防衛庁の口
ききで茅ヶ崎市に誘致されたもので、県、市、同社の話し合いは非常に複雑だ。そして
契約には八千二百万円の工費は観光日本が立替え、ゴルフ場経営は同社に委託されてい
る。
~昭和42年部分の記事~
(略)市は五日開かれた臨時市議会で「いずれゴルフ場から手を引く」と言明、その
間の暫定特別予算を提出して可決された。
深川市助役は、県から無償で敷地に借りていた十三万二千平方メートルは先月末で、
返還、同敷地は県と実際にゴルフ場を経営している観光日本株式会社との賃貸契約に切
替えた。(略)なお、同ゴルフ場が開設当時の二十九年市が観光日本から八千二百万円
借りて建てた建物はその後、資金の償還が出来ていないため市に所有権はなく、同社の
ものになる見込み。
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■情報公開に関する意見(1件)
(意見 261)
今まで行われたすべての3者協議の議事録の公開を求めます。また、県、市、茅ヶ崎
協同の3者協議に、ゴルフ場周辺住民を加えてください。なぜかというと、住民側の希
望を正確に市は県に報告していないし、県の説明と市の説明が異なっていることが多い
ことが判明したからです。パブコメを求めるレベルの案件に「議事録がない」「議事録
の公開がない」のはありえないし、市民にオープンに公開できない状態で、素案だけ示
されても協議の具体的ないきさつや内容がまるで分からない。このような状態では、パ
ブコメの書きようがなく、この素案自体に内容についての説明が著しく不足している。
(神奈川県・茅ヶ崎市の考え方)
これまで行われてきた3者協議の記録等の公開につきましては、神奈川県情報公開条
例又は茅ヶ崎市情報公開条例に基づく制度により対応させていただくこととなります。
■パブリックコメントの実施方法に関する意見(1件)
(意見 262)
記入用紙に「③県内在住・・・」小さく記入があります。県も関係している事業であること
は分かっています。しかし、県民の意見を聞く必要がありますか。当パブリックコメン
トは市が市民の意見を集約するものではないでしょうか。また表紙にはゴシックで茅ヶ
崎市と記入あり。
市からの回答等の時は県民・市民と別々に集約したらと思います。
また、当パブコメ表紙には茅ヶ崎市(のみ)ゴシックで明確に記入があり、次のペー
ジには、県・KK・市と記入が分かりずらいですし、どうなっているのか
(3者の考え方)
茅ヶ崎市の市民参加条例の規定におけるパブリックコメントについては、茅ヶ崎市民
を対象としておりますが、本件については、神奈川県及び茅ヶ崎協同株式会社と本基本
方針を作成していることやこれまで当該地を利用されてきた茅ヶ崎ゴルフ場の会員は茅
ヶ崎市にとどまらないことなどから、本パブリックコメントについては応募資格を神奈
川県内まで拡大して実施しました。
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手続きに際しては、茅ヶ崎市のパブリックコメント手続きに則り実施させていただい
ているため、パブリックコメントの実施主体は茅ヶ崎市であり、基本方針の作成者は神
奈川県、茅ヶ崎協同株式会社及び茅ヶ崎市の3者とさせていただいております。
■その他の意見(6件)
■市民(県民)要件を満たさなかった方からの意見(3件)
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