Comments
Description
Transcript
資料4-1 避難所開設・運営マニュアル
資料4 (案) 避難所開設・運営マニュアル H26.8 避難所運営委員会 施設管理者 区役所(区災害対策本部) ※区役所から派遣された 避難所主任及び職員 連携 (学校等) 連携 連携 自主防災組織 避難所名 ○○小学校 も く じ 避難所運営の全体像 ················································ 1 Ⅰ 災害がおこる前に(日頃からの確認事項) ··········································· 2 Ⅱ 避難所開設(当日) ············································ 3 1.避難・参集 ················································ 3 2.避難所の開設準備 ·········································· 3 3.避難所の開設 ·············································· 4 4.運営班の活動準備 ·········································· 5 5.不測の事態への対処 ········································ 5 Ⅱ 運営(2日目~3週間) ········································ 6 1.避難者組織(居住組)の編成 ································ 6 2.避難所運営委員会の設置 ···································· 6 3.避難所運営委員会の役割と運営班の主な活動 ·················· 6 4.避難所運営委員会の構成 ···································· 8 5.運営班の活動 ·············································· 9 (1)総務班 ················································ 9 (2)管理班 ················································ 10 (3)食料・物資班 ·········································· 11 (4)救護班 ················································ 12 (5)衛生班 ················································ 12 6.避難生活の長期化に伴う留意点 ······························ 14 Ⅲ 避難所の閉鎖に向けて ·········································· 15 1.避難者の意向調査 ·········································· 15 2.避難所の縮小 ·············································· 15 3.避難所の統合 ·············································· 15 4.避難所の閉鎖 ·············································· 15 Ⅳ 資料編 ························································ 16 参考1 時系列にみた避難所の状況 参考2 発生時間帯・季節による留意事項 参考3 対象者別の配慮事項(例) 資料1 避難所設営図 資料2 備蓄物資等一覧 資料3 施設の安全チェックシート 資料4 取材受付用紙 資料5 ボランティアニーズ受付票 資料6 避難者名簿 資料7 資料8 避難スペースの配分 資料9 移送者リスト 資料10 避難所生活ルール(例) 資料11 食糧・物資要請リスト 資料12 物資受払簿 資料13 避難所ペット台帳 在宅被災者名簿 避難所運営の全体像 開 設 (当日) ① ② ③ ④ 展開期 (2日目~3週間) 安定期 (3週間~) 【活動方針】 ① 避難所運営委員会を設置します。 ② 委員会を中心に、避難所運営マニュアルに基 づき、避難者(居住組)が協力して避難所の 運営を行います。 ③ 避難者の数や要望などに応じて、適宜運営体 制や居住スペースを見直します。 ④ 支援ニーズを災害対策本部に伝えます。 ⑤ ボランティア受入れ体制を整え、ボランティ アを活用します。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 避難所の閉鎖 に向けて 【活動方針】 避難所の安全を確認します。 避難者を落ち着かせ、避難所に誘導します。 負傷者・災害時要援護者の救援を優先しま す。 避難所運営委員会の活動体制を準備します。 【活動方針】 避難者の減少に応じて、避難所の縮小・統合、 運営班の再編成を行います。 避難者の生活再建に向けて取り組みます。 学校教育の再開に向けて協力します。 避難者間トラブルへの対応など、多様化する ニーズに対応します。 避難者の健康管理に力を入れます。 ボランティア受入れ等に関する調整を行い ます。 【活動方針】 ① 避難者の合意形成を図ります。 ② 適切な残務処理を行います。 ③ 清掃をして、避難所を撤収します。 1 Ⅰ 災害がおこる前に(日頃からの確認事項) 確認事項1 ○避難所の鍵の管理者 氏名 所属 連絡先 確認事項2 ○避難所設営図の確認 あらかじめどのスペースを使用するかを決め、広さと収容可能人員を把握しましょう。 参照:資料1 避難所設営図 確認事項3 ○避難所運営委員会の組織と各運営班の役割の確認 あらかじめ避難所運営委員会を定め、各運営班の役割を決めておきましょう。 参照:マニュアル7頁~8頁 確認事項4 ○備蓄物資の確認 あらかじめ備蓄物資の保管場所、種類、数量等を確認しておきましょう。 参照:資料2 収容避難所内備蓄物資・救助資機材・その他一式 2 Ⅰ 避難所開設(当日) 1.避難・参集 (1)避難・参集基準 大地震等の災害後、避難が必要な場合、避難所運営委員会の各役員は、自ら及び家 族などの安全を確保したのち、迅速に避難所へ参集し、避難者へ『落ち着いて行動 する』よう呼びかけます。 (2)施設の解錠 学校の開校時間内は、学校管理者が校庭、体育館、校舎を避難所として開放します。 開放時間外は、地域保管者、避難所担当職員(あらかじめ決められた区の職員)や 学校管理者が「鍵」を持参し校庭及び体育館、校舎を解錠します。 2.避難所の開設準備 (1)施設の安全点検と避難者の一時待機 避難者は、施設の安全が確認されるまで、校庭で、町会単位(家族ごと)に集まっ て待機します。 「施設の安全チェックシート」に基づき、区の避難所担当職員、施設管理者、避難 所運営委員会員のうち、2人以上で、危険箇所に注意しながら目視による点検を行 います。 危険箇所がある場合は、テープを張るなどして、立入禁止とします。 一見して危険と判断できる場合は、区災害対策本部へ連絡し、他の避難所への移動 等、必要な対応を検討します。 参照:資料3 施設の安全チェックシート (2)避難スペースの確保 避難者の協力を得て、体育館の落下物・散乱物等の除去を行い、避難スペースを確 保します。 体育館には、最低限車いすが通れる通路(幅1.0m程度)を確保します。 避難所設営図に基づき、体育館以外で避難所として利用する場所に、張り紙やテー プで、利用目的を誰にでもわかるように明示します。 3 (3)資機材・物資・食料等の確認 放送室、放送設備を点検します。使用不能な場合はメガホン・拡声器等を利用する こととします。 備蓄品(物資・食料)を、配布に備えて確認します。 設備や備蓄品が足りない場合は、必要なものを把握して、区災害対策本部に要請し ます。 (4)受付の設置 避難者を受け入れるための受付を、決められた場所に設置します。 3.避難所の開設 (1)避難者の受入れ・名簿登録 避難者を、まず、体育館へ誘導します。(水害時は原則3階以上) 体育館が満員の場合は、校舎の 1 階から利用します。 体育館が利用できない場合は、校舎の安全点検を踏まえて、校舎へ避難者を誘導し ます。 避難者の受入れは、原則、居住組(町会等)単位で行います。 (2)名簿登録 避難者を誘導する際、受付で避難者名簿に氏名・住所等を記入してもらいます。 多人数が集中した場合は、体育館等に入ってから、班長等が回って名簿に記入して もらうこととします。 (3)避難者の応急救護 ①負傷者への対応 応急医薬品セットを活用し、救護班担当が、避難者と協力して軽傷者の応急手当て を行います。 重傷者がいる場合は、防災行政無線などにより消防署・区本部などへ連絡し、医療 機関への搬送を要請します。 ②災害時要援護者への対応 必要に応じて専用の部屋を用意し、誘導します。 (4)区災害対策本部への報告 避難所が開設したらすぐに、区災害対策本部へ開設報告をします。これは、原則、 避難所担当職員が行いますが、避難所担当職員が不在の場合や緊急の場合は、学校 職員または総務班長が行います。 4 (5)地域住民への周知 在宅避難者に対しては、看板の設置のほか、町会を通じて避難所の開設を広く知ら せます。 4.運営班の活動準備 各運営班は、体制を整え活動内容や手順の確認など活動の準備を始めます。 5.不測の事態への対処 (1)体育館や校舎が避難所として利用できない場合 区災害対策本部へ連絡し、指示があるまで待機します。 区災害対策本部の指示により、避難者を別の避難所へ誘導します。 (2)避難者が多数の場合 体育館のほか、校舎(普通教室等)を活用します。 避難者があふれる場合は、区災害対策本部へ連絡し、他の避難所候補施設を活用し ます。 (3)大規模な延焼火災が発生した場合 避難所周辺において、大規模な延焼火災が発生した場合、区対策本部へ直ちに報告 し、指示に従い最寄りの広域避難場所へ避難します。 5 Ⅱ 運 営(2日目~3週間) 1.避難者組織(居住組)の編成 町会毎に組を編成します。町会等への未加入避難者や帰宅困難者などは、30世帯 を目安として臨時の組を編成するよう促します。 組は、食料・日用品等の必要数の把握や配布のための情報集約・伝達の単位となり ます。 2.避難所運営委員会の設置 あらかじめ避難所運営委員会を定めていますが、実際の避難者により、必要に応じ て避難所運営委員会を再編します。 3.避難所運営委員会の役割と運営班の主な活動 避難所運営委員会は、避難者が安全で健康に配慮した避難生活を営み、迅速に生活 再建を図ることを目的として避難所を運営します。 避難所運営委員会 施設管理者 区役所(区災害対策本部) ※区役所から派遣された 避難所主任及び職員 連携 (学校等) 連携 連携 自主防災組織 6 ■ 各運営班の主な活動 班の構成 総務班 管理班 活動内容 区災害対策本部との調整 避難所運営委員会の事務局 情報の収集・発信・伝達 取材対応 ボランティアの受入れ・管理 避難者名簿の作成・管理 避難所レイアウトの設定・変更 生活ルールの周知 相談窓口の設置 防火・防犯 食料・物資班 備蓄物資の供給 食料・物資の調達 炊き出し 食料・物資の受入 食料の管理・配布 物資の管理・配布 救護班 応急手当の支援 医療班の派遣要請 医療機関への搬送要請 災害時要援護者への支援 外国人への対応など 衛生班 ゴミに関すること 風呂に関すること トイレに関すること 掃除に関すること 衛生管理に関すること ペットに関すること ※避難所の規模や地域の実情の応じて、班を統合、または細分化するなどの 検討をしましょう!! 7 4.避難所運営委員会の構成 ○○小学校 役員 構成員 委員長 副委員長 班長 8 総務班 副班長 班長 管理班 副班長 運 営 班 避難所運営委員会の構成(記入しましょう!) 班長 食料・物資班 副班長 班長 救護班 副班長 班長 衛生班 副班長 備 考 5.運営班の活動 (1)総 務 班 ①区災害対策本部との調整 区災害対策本部との連絡調整の窓口となり、連絡事項の把握・整理にあたります。 ②避難所運営委員会の事務局 会議の段取りや各種調整等、避難所運営本部会議の事務局としての役割を果たしま す。 避難所運営・活動体制を周知します。 ③情報の収集・発信・伝達 行政機関から必要な情報を得ます。災害発生当初に、通信手段が絶たれた場合には、 行政機関へ出向いたり、他の避難所と連絡をとるなどして、情報収集に努めます。 発災直後はあらゆる情報が不足します。避難者が手分けして、テレビ・ラジオ・新 聞などから効率よく情報を収集します。 避難所外の地域で、在宅被災者の組織がある場合は、そちらに情報を伝達し、地域 住民全体が情報を得られるようにします。 避難所外の被災者が、正確な情報を得ることができるように、避難所の入口付近等 に掲示板を設置し、避難所内に掲示しているものと同じ情報を掲示します。 避難所内での情報伝達は、原則として文字情報(貼り紙など)を用います。 施設内の入口近くなど、避難者全員が目に付きやすい位置に掲示板を設置します。 視覚や聴覚に障害のある人や外国人など情報が伝わりにくい災害時要援護者に対 しては、それぞれに対応した伝達手段をとるなど配慮します。 ④取材対応 取材者に「取材者用受付用紙」を提出してもらい、取材への対応の可否は、避難所 運営委員会で決定します。 取材には、原則、避難所運営委員長が対応します。 参照:資料4 取材者受付用紙 ⑤ボランティアの受入れ・管理 各運営部で必要なボランティアの需要を把握し、災害ボランティアセンターへ要請 します。 派遣されたボランティアについて名簿を作成し管理します。 直接来訪したボランティアは、災害ボランティアセンターで登録するよう指示しま す。 参照:資料5 ボランティアニーズ受付票 9 (2)管理班 ①避難者名簿の作成・管理 1)避難者名簿の作成 避難所生活を円滑に営むために、世帯単位で避難者の名簿を作成します。 避難者の入退出は、名簿上で管理します。 2)在宅被災者名簿の作成 避難所において食料等の配布数を把握するため、食料などの配布機会を捉えて、在 宅被災者の名簿を作成します。 3)名簿の管理 避難者などの名簿は文書及び電子データで管理し、避難所生活に関する使用以外に は用いません。 参照:資料6 避難者名簿 資料7 在宅被災者名簿 ②避難所レイアウトの設定・変更 災害発生時刻、被害状況、避難状況に見合った避難所レイアウトを早期に設定しま す。 避難者の減少等に応じて、避難スペースの縮小、避難所レイアウトの変更などを行 います。 受付を設置し、管理します。 参照:資料8 避難スペースの配分 資料9 移送者リスト ③生活ルールの周知 より良い避難所生活を送るために、避難所生活のルールを定め、決められた「伝言 板」に掲示して、周知を図ります。 避難所の起床時間や消灯時間などは、避難所運営委員会が定めます。 生活ルールは、状況に応じて適宜変更していきます。 参照:資料 10 避難所生活ルール(例) ④相談窓口の設置 避難生活が落ち着いてきたら、区災害対策本部などの協力を得て、避難者よろず相 談窓口、生活再建相談窓口などを設置し、避難者の生活相談にあたります。 ⑤防火・防犯 火気の取扱場所を制限し、取り扱いに注意を払うよう呼びかけます。 指定場所以外での喫煙を禁止します。 防犯に留意するよう、避難所内及び在宅被災者に呼びかけます。 防火・防犯のために、当番制を決めて、夜間の巡回を行います。 10 (3)食料・物資班 ①備蓄物資の供給 備蓄倉庫から必要な物資を確保し、原則として班を通じて配布します。 ②食料・物資の調達 避難者及び在宅被災者の状況に応じて飲料水・食料・物資の必要量を調査し、区災 害対策本部へ要請します。 参照:資料11 食糧・物資要請リスト ③炊き出し 状況が整いしだい校庭において、炊き出しの準備をします。 調理は衛生的な場所で行い、加熱調理を原則とし、生ものは避けます。 避難者の中から、調理師・栄養士などの有資格者を募り、事故のないよう注意しま す。 ④食料・物資の受入 車両の乗り入れがしやすい場所で、荷降ろしが可能な専用スペースを設けます。専 用スペースは雨天時の作業も考慮して、屋根のある場所(テントでも可)に設定し ます。 食料・物資を受け入れる際には、その品目別の個数を記入する受払簿に、日時や送 付元、受け入れ時の担当者名を記入します。 参照:資料12 物資受払簿 食料・物資は、到着しだい内容物や数量等を確認し、用途に応じて分類して保管し ます。 効率よく避難所内に搬入するために、大量の人員が必要となることから、当番制で 対応します。 ⑤食料の管理・配布 食料の配布は、次の要領で行います。 配布場所 校庭の指定場所、その他 配布時間 毎日定時 組(町会)単位 町会、管理組合、隣近所のまとまり、個人 要配慮者を優先する 事前に要望を把握し、調達する際に要請する 避難者 在宅被災者 全員に配布できない場合の原則 要援護者への配慮 配布方法 ⑥物資の管理・配布 物資は分類して管理し、物資の種類と在庫を常に把握します。 11 <物資の分類> ・全員に平等に配布するもの(衣類・毛布など) ・必要な人が取りにくるもの(おむつ、生理用品など) ・全員が共同で使用するもの(トイレットペーパーなど) 物資の配給は、全員に平等に配布すべきものは、町会ごとに行います。また、必要 な人が限定されるモノについては、配布場所を指定して、各自が取りに来る方式と します。 (4)救護班 ①応急手当の支援 応急医薬品セットを活用し、避難者と協力して軽傷者への応急手当を行います。 必要に応じて区本部へ市販薬の調達を要請します。 ②救護班の派遣要請 避難者に医師・看護師・介護士等の有資格者がいる場合は、協力を依頼し、保健室 などを活用して救護室を開設します。 必要に応じて区本部へ救護班の派遣要請を行います。 ③医療機関への搬送要請 重症者など手当てができない傷病者または病院等に移送が必要な傷病者について は、119番通報するか、区本部へ連絡し指示を受ける。 ④災害時要援護者への支援 災害時要援護者に配慮した生活環境をつくるため、要配慮者の移動介助を行うとと もに筆談ボード、コミュニケーションボード、ホワイトボードなどを活用します。 区本部及び地区社会福祉協議会などへ介助ボランティアの確保を要請します。 必要に応じて、高齢者福祉施設(福祉避難所等)などへの緊急入所を支援します。 (5)衛生班 ①ゴミに関すること ゴミ集積所及び分別の広報を行います。 避難者各自がゴミを分別して所定の場所に置くよう広報します。 ゴミの収集が滞る場合など、問題が生じた場合には、区災害対策本部と協議して対 処します。(焼却処分など) 12 ②風呂に関すること 当初は、入浴可能な親類・知人等で、入浴するよう広報します。 仮設風呂・シャワーが設置されたら、使用・清掃ルールを定め、広報します。 ③トイレに関すること 既設トイレの活用 上下水道が維持されている場合は、体育館や校舎のトイレを避難者用に活用します。 なお、当初の利用は1階のみとし、他の階のトイレは指示があるまで使用しないよ う広報します。 断水している場合は、トイレの各ブースに簡易トイレを設置して使用します。また、 学校プールの水をバケツ等に汲み置き使用します。 仮設トイレの設置 既に備蓄している仮設トイレを所定の場所に設置します。不足する場合は、区災害 対策本部へ調達を要請します。 トイレットペーパー、トイレットペーパー廃棄用ゴミ袋などを調達します。 トイレは、毎日午前と夕方の2回、当番制で清掃します。 ④掃除に関すること 避難者居室スペースは、各組、各部屋ごとに清掃当番を設け、避難者が相互に協力 して、毎日1回、時間を決めて清掃を行うよう要請します。 共有スペースは、居住組を単位として当番制をつくり、交代で清掃します。 ⑤衛生管理に関すること 食品の衛生管理を徹底するために、次の事項を実施します。 1)手洗いの励行 2)消費期限・賞味期限の管理 3)食器の衛生管理 4)生ごみの適正処理 5)避難者へ食品衛生に関する情報の提供 ⑥ペットに関すること 避難所居住スペースへのペット(人に飼育されている犬、猫等の小動物)の持ち込 みを禁止します。ただし、補助犬は除きます。 ペットはケージ内に入れ(あるいはリードで繋ぎ)、指定場所において飼育するよ うにします。 「ペット台帳」及び「ペットの飼育ルール」を作り、広報・周知します。 参照:資料 13 避難所ペット台帳 13 6.避難生活の長期化に伴う留意点 避難生活が長期化した場合、各班は次の点に留意して活動します。 運営班 総務班 管理班 食料・物資班 救護班 衛生班 活動の留意点 避難者の多様な要望にこたえられるよう、ボランティアの確保・調 整に努めます。 男女のニーズの違いのほか、妊産婦、乳幼児、食事制限のある人な ど多様なニーズの把握のため、声を出しにくい人の声を拾うための 意見箱の設置など工夫すること。 避難者の減少に伴いボランティアの再配置、引き上げを行います。 避難所の生活ルールなど、必要な見直しを図ります。 避難者の減少に伴い、運営班の再編、避難スペースの縮小、避難所 レイアウトの変更などを行います。 避難者名簿等の個人情報の取扱い、管理には十分注意すること。 トイレ、更衣室、入浴設備などの設置場所は、昼夜問わず安心して 使用できる場所を選び、照明をつけるなどして安全に配慮するこ と。 炊き出しにより、温かい食事や汁物の追加献立を工夫し、避難者の 栄養管理に配慮します。 避難所において、生活必需品などの物資を供給する際。生理用品や 下着など女性用品については、女性担当者から配付するなど工夫す ること。 災害時要援護者を支援する人材を確保するとともに、区と協力して 適切な施設への移転を検討します。 避難者の精神的なケアについて、区と協力して専門家による相談窓 口を設置します。 感染症対策など衛生管理を行います。 妊産婦、乳幼児など健康上の配慮を行う。 暑さや寒さなどに備えた避難所環境の改善を図るとともに利用の ルールについて周知を図ります。 医療・保健・福祉などの専門家と連携し、個別の状況に応じた対応 を行うことが望ましい。 14 Ⅲ 避難所の閉鎖に向けて 1.避難者の意向調査 区と協力して避難者の生活再建に向けた意向調査を実施します。(管理班) 意向調査は、各世帯ごとに次の事項などを調査します。 ア)住居の見通し(住居の修理、建替え、公営住宅等への入居など) イ)仮設住宅への入居希望 ウ)今後の生活見通し 2.避難所の縮小 管理班は、段階的に避難所利用スペースを縮小し、学校教育の再開に協力します。 3.避難所の統合 避難者の状況を踏まえ、区災害対策本部と協力して、学校教育の再開を目的に避難 所の統合を行います。(総務班) 避難所の統合に伴い避難所運営委員会を再編します。(総務班) 避難所の統合に伴い、新たに居住組編成を行い、避難者名簿を作成します。(管理 班) 必要に応じてボランティアの支援を受けて、災害時要援護者への支援を行います。 (救護班) 4.避難所の閉鎖 ①避難所運営委員会は、避難者の状況を把握し、区災害対策本部と協力して避難所閉 鎖に向けた準備を行います。 ②避難者に向けて避難所閉鎖の広報を行います。(総務班) ③避難者の協力を得て、避難所の清掃を行い学校施設管理者に施設を引き渡します。 (衛生班) ④避難所で保管していた書類や物資等は区災害対策本部へ引き継ぎます。(総務班) 15