Comments
Description
Transcript
改質アスファルトルーフィングシート
改質アスファルト ルーフィングシート 常温粘着工法 建築防水工法 カタログの記載内容は、新しい知見により断りなく変更する場合がありますので、ご了承ください。 建設資材カンパニー 建材事業部 営業推進部 〒105-8449 東京都港区芝浦1丁目2番1号 シーバンスN館 TEL ( 03 ) 5419−6206 FAX ( 03) 5419−6265 http://www.ube.co.jp 東京建材支店 大阪建材支店 名古屋建材支店 広島建材支店 九州建材支店 東北建材営業所 札幌建材営業所 〒105-8449 〒530-0003 〒461-0005 〒730-0031 〒810-0001 〒980-0014 〒007-0801 東京都港区芝浦1丁目2番1号 シーバンスN館 TEL 03-5419-6203 大阪市北区堂島1-6-20 (堂島アバンザ20F) 名古屋市東区東桜1-1-10(アーバンネット名古屋ビル20F) 広島市中区紙屋町2-1-22(広島興銀ビル) 福岡市中央区天神1-2-12 ( 天 神 1 2 2ビ ル 8 F ) 仙 台 市 青 葉 区 本 町 2 - 2 - 3 (鹿島広業ビル) 札幌市東区東苗穂一条1-2-44 TEL 06-6346-1363 TEL 052-961-1375 TEL 082-244-7234 TEL 092-781-2309 TEL 022-262-6235 TEL 011-784-8183 販売取扱店 2013. 10. 2000 E 建築防水工法の特長 はじめに 背景に、 かねてより特殊ゴム化アスファルトタイプの防水材、UBE防水シート(RAシー ト)の製造販売に取組んでまいりました。 防水層を形成します。 強靱で柔軟な RAシートは特殊アスファルトで含浸したポリエステル長繊維不織布と特殊ゴム化アスファルト 粘着層を組み合わせた2層構造の防水シートです。耐熱性が高く、 また耐水性及び寸法安定性に 優れていますので強靱ですばらしい耐久性を発揮します。 のがありますが、防水工法においても、公害、エネルギー、労働問題等により、火や接着 ルト防水に対する認識評価が急速に高まってきております。 当社では、 このような現状に対応して、数多くの施工実績の中からここに独自のRA 分に発揮されるRAシート防水工法は、今後ともより一層皆様のお役に立てるものと確 下地追従性を発揮します。 優れた 施工仕様 各種納まり部の の物性 UBE防水シート 施工に際しては火や接着剤を殆ど使用しない常温粘着工法なので施工は安全、無公害であり、 大幅な工期短縮が可能です。 チェックポイント 短縮をお約束します。 安全かつ工期 工事完了後の ポリエステル長繊維不織布の無方向性と特殊ゴム化アスファルト粘着層の柔軟性の 相乗効果により下地の複雑な動きやクラックに優れた追従性があります。 防水工事に対する 工事着手前並びに 信しております。 特殊ゴム化アスファルトは通常のアスファルトに比べれば勿論のこと、従来のゴム化アスファルト に比べても著しい改質効果を持っています。軟化点は80℃を超え、高温時でもダレ現象を 起こしませんし、 また−30℃以下の脆化温度を有していますので低温時においても 十分に柔軟性があります。 各工法の説明 シート防水工法をご紹介いたします。特殊ゴム化アスファルト防水の優れた特長が十 温度範囲が広い優れた自着層です。 適用 標準施工手順 剤を殆ど使用しないで施工する常温粘着工法、その中でも特に特殊ゴム化アスファ RAシート防水 広い分野で既に多くの施工実績をあげております。近年、建築工法の進展は著しいも 粘着工法タイプの防水シートです。 粘着層による常温 RAシートは優れた粘着層ー特殊ゴム化アスファルト粘着層ーを持っていますので、 離型紙を剥がし下地に転圧するだけで完全に下地と接着します。またシート相互のジョイント 部分は完全に一体化し、水密性は完璧になります。 工法用副資材 っており、販売開始以来、一般建築物の屋上防水をはじめ土木用防水、地下防水など幅 材料紹介 RAシートは、当社独自の特殊ゴム化アスファルトに合成繊維不織布をはじめ各種の 基材を圧着加工した2層構造の粘着層タイプの防水シートで数多くの優れた特長を持 工法一覧表 当社では、総合化学のメーカーとして長年にわたり蓄積してきた技術力、 ノウハウを 施工物件例 2 工法一覧表 1 工法の概要 4 5 6 保護打設防水工法の標準仕様 一般歩行用屋上並びに室内(浴室・厨房など) RC、SRC、 デッキプレート版、PCa下地 RAプライマー RAシート 絶縁層 保護層 PC床板を用いた立体駐車場(アスコン、 保護打設)防水工法の標準仕様 PCa下地(富士車輛立体駐車場防水仕様) RAプライマー RAテープ (増張り) RAシート 絶縁層 保護層 2層防水による高級防水仕様 重歩行用屋上並びに機械室など特に重要な建築物の 歩行用屋上 RC、SRC、デッキプレート版、PCa下地 RAプライマー RAシート RAプライマー RAシート 絶縁層 露出防水工法の標準仕様 非歩行用屋上 RC、SRC、PCa下地 RAプライマー RAシート RAコート 2層防水による高級防水仕様 非歩行用屋上 RC、SRC、PCa下地 RAプライマー RAシート RAプライマー RAシート RAコート 目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を 織り込んだ仕様 非歩行用屋上 下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合 RAプライマー RAテープ (増張り) RAシート RAコート 目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を 織り込んだ2層防水による高級仕様 非歩行用屋上 下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合 RAプライマー RAテープ (増張り) RAシート RAプライマー 脱気工法によるフクレ防止を 織り込んだ仕様 非歩行用屋上 施工後、フクレが発生し易い下地の場合 (特にデッキプレート版など水分が残り易い下地) RA水性ボンド 通気層 UBE脱気筒 RAシート RAコート 脱気工法によるフクレ防止を 織り込んだ2層防水による高級防水仕様 非歩行用屋上 施工後、フクレが発生し易い下地の場合 (特にデッキプレート版など水分が残り易い下地) RA水性ボンド 通気層 UBE脱気筒 RAシート 軽歩行用防水の標準仕様 RC、SRC、PCa下地 RAプライマー RAシート RAトップ 2層防水による高級防水仕様 RC、SRC、PCa下地 RAプライマー RAシート 目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を 織り込んだ仕様 下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合 RAプライマー 目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を 織り込んだ2層防水による高級仕様 下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合 脱気工法によるフクレ防止を 織り込んだ仕様 材料紹介 保護層 標準施工手順 RAシート RAトップ RAプライマー RAテープ (増張り) RAシート RAプライマー 施工後、 フクレが発生し易い下地の場合 (特にデッキプレート版など水分が残り易い下地) RA水性ボンド 通気層 UBE脱気筒 RAシート RAトップ 脱気工法によるフクレ防止を 織り込んだ2層防水による高級防水仕様 施工後、 フクレが発生し易い下地の場合 (特にデッキプレート版など水分が残り易い下地) RA水性ボンド 通気層 UBE脱気筒 RAシート 保護打設断熱防水の標準仕様 (USD法) 一般歩行用屋上 RC、SRC、 デッキプレート版、PCa下地 RAプライマー RAシート 露出断熱防水の標準仕様 非歩行用屋上 RC、SRC、 デッキプレート版、ALCパネ下地 RA水性ボンド 断熱材 RAシート RAトップ RAプライマー RAシート RAトップ RA水性ボンド 断熱材 保護層 RAシート RAトップ 施工物件例 RAテープ (増張り) UBE防水シート RAトップ の物性 RAシート 各種納まり部の RAプライマー 施工仕様 RAコート チェックポイント RAシート 工事完了後の RAプライマー 防水工事に対する 工事着手前並びに RAコート 各工法の説明 RAシート 断熱防水工法 RA-401 RA-403 RAシート防水 工法用副資材 3 3 露出防水工法 (硅砂入保護塗料仕上げ) RA-301 RA-301W RA-302 RA-302W RA-304 RA-304W 4 2 露出防水工法 (保護塗料仕上げ) RA-201 RA-201W RA-202 RA-202W RA-204 RA-204W 3 1 保護防水工法 RA-101 RA-101P RA-101W 2 適用(用途・下地) 工法一覧表 工法の特長 工 法 No. 4 材料紹介 サイズ 品 名 幅 (mm) 長さ (m) 重 量(kg) 包装形態 構 造 適 用 材料紹介 厚さ (mm) 工法一覧表 RAシート/RAテープ 特殊アスファルト含浸 ポリエステル不織布 2.0 1,000 15 35 クラフト紙包装 特殊ゴム化アスファルト (粘着層) 建築用防水本体 50 15 1.15 ダンボール箱(24巻入) WT110 0.9 100 15 2.3 ダンボール箱(12巻入) WT133 0.9 330 15 6.9 ダンボール箱(2巻入) MTS205 0.5 50 20 0.8 ダンボール箱(24巻入) ポリエステル不織布 MTS207 0.5 75 20 1.2 ダンボール箱(12巻入) 特殊ゴム化アスファルト (粘着層) 離型紙 目地部補強増張り用テープ ●断熱材の目地部増張り用 UBE防水シート ダンボール箱(12巻入) ●PCa、 ALCパネルの の物性 1.6 離型紙 各種納まり部の 20 役物廻り補強用テープ 施工仕様 100 特殊ゴム化アスファルト (粘着層) チェックポイント 0.5 合繊基材 工事完了後の MTS210 特殊ゴム化アスファルト (粘着層) 防水工事に対する 工事着手前並びに 0.9 RAテープ 片面タイプ 離型紙 WT105 各工法の説明 両面タイプ 標準施工手順 離型紙 RAシート防水 (含浸不織布タイプ) SS20R 工法用副資材 RAシート テープ 施工物件例 5 6 RAシート防水工法用 副資材 UBE RA副資材は、RAシートの特長を生かすために開発 された製品です。製品のほとんどがRAシートの粘着層と 同じ特殊ゴム化アスファルトを主成分としていますので、 RAシートとよくなじみ一層優れた防水効果を発揮します。 下地処理剤で下地表面の除去できないゴミやホコリを 下地面に固着させ、シートの接着力を向上させます。 また主成分はRAシートの粘着層と同じものを使用してい ますので、乾燥後も粘着感が残り、RAシートとの一体感が あります。 シートジョイント部及び立上り用接着剤で主成分はRA プライマーと同様にRAシートの粘着層と同じものを使用 していますので、乾燥後も粘着感が残り、RAシートジョイ ント部の水密性はより一体感があります。 露出防水着色仕上げ用 R Aシートの 表 層 仕 上 げに使 用 するアクリル 系 水 溶 性 タイプ の 塗 料 で 、特 に 優 れた 反 射 機 能 を 持 ち 大 幅 な 遮 熱 効 果を発 揮します。 露出防水着色仕上げ用 RA高反射コート RAシートの表層着色仕上げに使用するアクリル系水溶 性タイプの塗料で、優れた日射反射率を持ち、防水層の 湿度上昇を大幅に抑制します。 仕 様 20kg石油缶入り 仕 様 15kg石油缶入り 主成分 特殊ゴム化アスファルト系 溶剤タイプ 主成分 特殊ゴム化アスファルト系 溶剤タイプ 主成分 特殊骨材入アクリルエマルジョン 主成分 アクリルエマルジョン 粘 度 65cps(B型粘度計) 粘 度 1,100cps(B型粘度計) 第四類 第一石油類 溶剤 トルエン 50% 吸入すると中毒をおこすおそれがありますので 換気および火気には、充分注意してください。 吸入すると中毒をおこすおそれがありますので 換気および火気には、充分注意してください。 5℃以下では使用しないでください。 保管条件は、0℃以上40℃以下としてください。 5℃以下では使用しないでください。 保管条件は、0℃以上40℃以下としてください。 RAクロス R A 水 性ボンドは、アクリル 系 水 溶 性タイプ の 断 熱 材 、 RAクロス接着用ボンドで、乾燥後も粘着感が残り、施工 性に優れます。また、水で倍釈すれば、プライマーとして 利用できます。 軽歩行用RAシート防水の表層着色仕上げに使用する、硅 砂入りアクリル系水溶性タイプの塗料で、RAコートと同様 に耐伸性・耐候性に優れます。また、 ノンスリップ性のすば らしい仕上りになります。 RAシートジョイント部、役物回り、端末部に使用するシーリ ング材で、ゴムアスファルト系ですのでRAシートとの接着 性も優れ、RAシートの水密性がより向上します。 RA204・RA304工法(脱気工法)の通気層に使用する ポリエステル系の不織布で、耐久性、通気性、強度特性 が優れます。 固型分 80% 粘 度 165,000cps (リオンビスコテスター) 水溶性タイプなので5℃以下では使用しないで ください。保管条件は、0℃以上40℃以下として ください。 第二類 引火性固体 施工は、2℃以上の温度で、保管は0℃以上 40℃以下で行なってください。 RAコート (着色仕上材) 粗面下地(砂付下地・熱アス撤去下地・保護モルタル下地) の下地調整材で、 RAシートを施工する場合の優れた調整 効果があります。また乾燥時間が短いので作業性が良く、 簡易防水の効果もあります。 RAシートの表層着色仕上げに使用するアクリル系水溶性 タイプの塗料で耐候性に優れます。特に皮膜は柔軟でRA シートの保護化粧材として優れた性能を発揮します。 仕 様 15kg石油缶入り 吸入すると中毒をおこすおそれがありますので 換気および火気には、充分注意してください。 鉛ドレン レッドドレン レッドドレンは、耐候性、耐薬品性等に優れ、複雑な下地に フイットしやすい鉛製のドレンです。 仕 様 厚さ:1.5mm 外形:φ45mm、 φ65mm、 固型分 80% カラー シルバー・グレイ・グリーン 粘 度 35,000cps (リオンビスコテスター) 固型分 37%(シルバー)、55% つば:300mm×300mm 粘 度 65ku(シルバー)、 80ku(ストーマー粘度計) 高さ:150mm 第四類 第二石油類 溶剤 キシレン 15% 吸入すると中毒をおこすおそれがありますので 換気および火気には、充分注意してください。 φ95mm(3種類) 水を良く吸収しますので、保管時の水漏れに は充分注意してください。 フクレ防止工法用 UBE 脱気筒 施工物件例 RAペースト 仕 様 20kg石油缶入り UBE防水シート 固型分 70% の物性 粘 度 10,000mPas 2 各種納まり部の カラー グレイ・グリーン・エンジ 仕 様 目付量80g/m 幅105cm 長さ100m クラフト紙包装 施工仕様 固型分 52% 仕 様 330ccカートリッジ ダンボール箱(24本入り) チェックポイント 仕 様 18kg石油缶入り 工事完了後の RAシール 防水工事に対する 工事着手前並びに RAトップ (硅砂入り着色仕上材) 各工法の説明 RA水性ボンド 仕 様 17kg石油缶入り 標準施工手順 第四類 第一石油類 溶剤 トルエン 70% カラー ライトグレー RAシート防水 仕 様 15kg石油缶入り 工法用副資材 仕 様 15kg石油缶入り 粘 度 110ku(ストーマー粘度計) 7 RA遮熱コート 材料紹介 RAボンド 工法一覧表 RAプライマー フクレ防止工法に使用、下地の水分を外気に拡散します。 材 質 ステンレス製 仕 様 高さ:18.5cm 外径:φ25cm 筒径:φ58mm 施工は、2℃以上の温度で、保管は0℃以上 40℃以下で行なってください。 8 標準施工手順 防水施工に先立ち、以下の事項が完了している事を確認してから 開始してください。 ●パラペットなどの立上り面のジャンカ、パネルの目違いなどは モルタルで仕上げてあるか、サンダー、またはグラインダーなど で平滑にしてあること。 ●コンクリート打継部、異種下地間の接合部、デッキプレート下地 の接合部はRAテープ(片面タイプ)を増張りして絶縁します。 ●ALCパネル、PCaの目地部分はRAテープ(片面タイプ)を増張 りして絶縁します。 5 RAシートの張り付け及び ジョイント部分の処理 シート割り付けの注意 ●下地の乾燥は十分であるかの確認をしてください。一般的には、 モルタル下地は打設後10日以上、コンクリート下地は打設後 1ヶ月以上が望ましい状態です。(高周波水分測定器で測定し、 含水率は10%以下が望ましい状態です。) ●シートの短辺方向のジョイント部分が同じ位置に集まらないよう に割り付けます。 ALCパネル目地の増張り 標準施工手順 ●P C a ・ A L Cパネルなどの目地 部 分とシートのジョイント部 分 が重ならないように割り付けます。 空気を押し出す 離型紙を引き剥がす ラップの白い墨出し線にそってRAボンドを0.3kg/m 塗布します。 (RAボンドのオープンタイムは通常約20分です。) 2 UBE防水シート ●ローラー刷毛・ゴムベラなどで均一にムラなく塗布します。 (通常下地は0.2kg/m 、ALCパネル下地などは0.4kg/m )塗布 します。 の物性 プライマーの塗布 各種納まり部の 十分にコーキングを行ないます。 施工仕様 5 シートの3枚重ね部分の空隙は水みちとなるので、RAシールで ケレンがけ チェックポイント トさせながら蛇行に気をつけて、1枚目と同様に貼り付けます。 3枚目以降も同様に張り付けます。 工事完了後の 4 2枚目のシートは、1枚目のシートと10cmのラップでジョイン 2 ドレーン回り ●立ち上り部分については、RAプライマーを塗布乾燥後、さらに RAボンドを0.3kg/m 塗布します。 施工物件例 ●RAプライマーのオープンタイムは通常約30分です。 なお、 乾燥する前に降雨があった時は、下地の乾燥後塗り直します。 シートの張り付け手順及び ジョイント部分の処理 2 蛇行のないことを確 1 1枚目のシートを墨出し線に合せて仮敷し、 RAシールでコーキングする 認します。 長辺方向を半分に折り返して(残り半分 2 シートの位置が定まると、 は動かないように固定しておきます。)、折り返し部分の離型紙に 切れ目を入れ、引き剥がしながら下地に張りつけます。 その際、シートの下に空気を抱きこませないように、また、シワ が出来ないように、シートの表面を両手で押さえながら空気を 追い出します。 プライマー塗布 9 防水工事に対する 工事着手前並びに ●出隅 ・ 入隅 ・ドレーン回り・ パイプ回りなどの役物廻りはRA テープ(両面タイプ)で補強張りします。 2 各工法の説明 3 1枚目のシートを張り終ったら、シートの片側についている10cm 補強張り RAシート防水 ●接着を妨げるほこり、レイタンス、油じみ、突起物などは完全に 除去してから清掃を十分に行ってください。 離型紙をカットする 工法用副資材 ●立ち上り部、溝部は必ず長手方向に張り、コーナー部でのジョイ ントは避けるように割り付けます。 2 固定 ●シートを張る前に必ず水上 ・ 水下を確認してから寸法 ・ 位置を決 めて墨出しを行ない、できるだけジョイント部分が少なくなる ように割り付けます。 ●水勾配が悪く、水溜まりの発生する部分は無いか。又、この部分 のレベル調整がされているか。 4 離型紙を剥がす 材料紹介 ●下地表面は凹凸ができないように、金ゴテを用いて平滑に仕上げ てあること。 3 絶縁・増張り 工法一覧表 1 下地の点検と処理 6 ジョイント部分及び立ち上り部分はハンドローラーで、平場は 大型ローラー(自重25kg程度)で、コーナー部分はステッチャー ローラーで速やかによく転圧します。 出 隅 10 標準施工手順 各工法の説明 張り仕舞の処理 保護防水工法 工法一覧表 6 1 ●シートのジョイント部分、役物廻り、端末部分はRAシールで 十分にコーキングを行ないます。 4 保護層 ●必要に応じて立ち上り部分は金物で、シートの張り仕舞を固定 させます。 2 RAシート 3 絶縁層 材料紹介 1 RAプライマー シート張り RAシート防水 工法用副資材 RA-101 標準施工手順 工法の特長 ●保護防水工法の標準仕様 RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) 2 防水層 RAシート RAシール 0.1本/m 1.下地の清掃 4.補強増し張り 3 絶縁層 絶縁シート 2.プライマー塗布 5.RAシート張り 4 保護層 モルタル又はコンクリート 3.ボンド塗布 6.貼り仕舞の処理 別途工事 (注):下地がPCaの場合、PCaの長辺 ・ 短辺方向の目地にRAテープ(片面タイプ)を増張りして防水 層と絶縁します。 UBE防水シート ●標準施工手順通りに施工します。 2 の物性 0.3kg/m 各種納まり部の 保護打設の注意事項 絶縁層 平場の保護層 RAシート施工後に他の工事により、シート 自体が損傷を受けることを防止するため、 及び、保護層の膨張収縮による動きが原因 でシートの損傷を防止するため、施工後直 ちにシートの上全面にアスファルトフェル ト又はポリエチレンシートを敷きつめて、 保護層と絶縁します。 絶縁層の敷き込み モルタル押えの場合 1 クラック分散のため、溶接金網を敷き込 みます。 2 モルタルの厚みは30mm以上とします。 3 伸縮目地は、立上り面より600mm内外 (排水溝がある場合は1,000mm内外) とし、一般部では1,500mm内外に設け ます。目地幅は20mmとします。 立上り面の保護層 施工物件例 11 2 RAボンド(ジョイント部塗布) 仕上げ (保護層打設、RAコート・RAトップの塗布) 各種防水工法の説明ページをご参照ください。 転 圧 0.3kg/m 施工仕様 8 RAボンド(立上り面のみ塗布) 2 チェックポイント ●異 物によりシートが破 断した部 分がないかどうかチェックし、 もしあれば、 補 強 張りを行ないます。 0.2kg/m 施工上のチェックポイント 点 検 ●ジョイント部分の接着状況のチェックを行ない、RAシールに よるコーキング処理が完全に行なわれているかどうかを確認し ます。もし、不十分な部分があればもう一度コーキング処理を 行ないます。 RAプライマー(全面塗布) 工事完了後の 7 プライマー 標準使用量 防水工事に対する 工事着手前並びに 三枚重ね部分のシール処理 1 ●一般歩行用屋上並びに室内(浴室、厨房など) ●RC、SRC、デッキプレート版、PCa下地 押え金物取り付け 使用材料 工 程 適 用 ジョイント部分のボンド塗布 各工法の説明 ジョイント部分のシール処理 1 立上り面は保護モルタルとし(メタルラス 使用)厚さ20mm以上とします。 2 メタルラスは、上端部を躯体に直接固定 したあと200mm間隔で千鳥状にトン ボでRAシート面に固定します。(接着剤 使用) コンクリート押えの場合 1 厚さ60mm以上の軽最コンクリートを打 設します。 伸縮目地は、 モルタル押えの場合と基本 2 的に同じです。但し、一般部では 3,000mm内外に設けます。 12 各工法の説明 1 保護防水工法 2 露出防水工法 (保護塗料仕上げ) 工法一覧表 3 RAコート 5 保護層 2 RAシート 4 絶縁層 2 RAテープ (片面タイプ) 工法の特長 ●PCaアスコン押え仕様 工 程 使用材料 プライマー RAプライマー(全面塗布) 2 捨張り RAテープ(MT233) ●PCaによる立体駐車場の屋上 RAボンド(立上り面のみ塗布) 0.2kg/m 2 0.3kg/m 2 RAボンド(ジョイント部塗布) 0.3kg/m RAシール 0.1本/m 4 絶縁層 アスファルトフェルト30kg品 5 保護層 アスファルトコンクリート50m/m以上 2 ガムテープ又は アスファルトで 張り付け 立上り部の納まり 0.3kg/m 2 3 着色仕上材 RAシート RAボンド(ジョイント部塗布) 0.3kg/m RAシール 0.1本/m RAコート(全面塗布) 0.3kg/m (2回塗り) 2 2 金物笠木 RAシート (注):下地がPCaの場合、PCaの長辺・短辺方向の目地にRAテープ(片面タイプ)を増張りして 防水層と絶縁します。 RAシール 施工物件例 RAシール 露出防水工法の注意事項 保護打設の注意事項 絶縁層 防水層 ●標準施工手順通りに施工します。 RAテープ RAコート アスコン打設時 RAシート施工後、他の工事 ●舗装に供するアスコン打設時の温度は による防水シートの損傷防 160℃以下とする。 止とアスコン層の膨張収縮 ●アスコン打設にあたっては、 アスコン搬 による動きから絶縁のため、 入ダンプにより既設防水層が損傷しな アスコン打設時の温度に耐 いように、コンパネなどで養生・保護し えるア スファルトフェルト た専用通行路を設けてください。 (30kg品)を全面に敷きつ ● アスファルトフェルト養生シート上を直 めます。 接走行する場合は、 急ブレーキ・急発進 ・旋回等をして防水層を損傷させない よう注意してください。 2 施工上のチェックポイント 別途工事 RAボンド(立上り面のみ塗布) 2 RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) ●非歩行用屋上 ●RC、SRC、PCa下地 RAシート 0.2kg/m UBE防水シート ●PCaの長辺方向、及び短辺方向の目地は RAテープ(片面タイプ)を増張りして防水 層と絶縁します。 適 用 RAプライマー(全面塗布) の物性 防水層 プライマー 標準使用量 各種納まり部の 3 1 使用材料 施工仕様 施工上のチェックポイント 工 程 チェックポイント RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) ●露出防水の標準仕様 ●RAシート自体厚みがあるので損傷に対し て強く、万一損傷を受けた場合にも他の 防水材に比べて修復が簡単に出来ます。 工事完了後の 1 標準使用量 できるだけ早く塗布します。(2日以内) 1 RAコートは防水層完成後、 2 RAコートは開蓋後、充分撹拌し、 ローラー刷毛で塗りむらのないよう 均一に塗布します。 RAシール 押え金物 RAシート RAシール 3 RAコートはエマルジョンタイプ ですから、外気温5℃以下では使 用しないようにします。また、塗 膜が充分乾燥するまでに、降雨 が予想される場合は施工を避け てください。 RAコートの塗布 短辺方向 13 防水工事に対する 工事着手前並びに 適 用 長辺方向 各工法の説明 工法の特長 標準施工手順 1 RAプライマー RAシート防水 RA-201 工法用副資材 RA-101P 材料紹介 1 RAプライマー 3 RAシート 14 各工法の説明 2 露出防水工法 (保護塗料仕上げ) 2 露出防水工法 (保護塗料仕上げ) 工法一覧表 5 RAコート 4 RAシート(第2層) 3 RAプライマー 4 RAコート 1 RAプライマー 3 RAシート 2 RAテープ (片面タイプ) 工法の特長 ●2層防水による高級防水仕様 使用材料 工 程 1 プライマー 標準使用量 0.2kg/m RAボンド(立上り面のみ塗布) 0.3kg/m 2 2 RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) 5 防水層 (第2層) 着色仕上材 0.1本/m RAプライマー(全面塗布) 0.2kg/m RAボンド(立上り面のみ塗布) 0.3kg/m 2 RAシート RAボンド(ジョイント部塗布) 0.3kg/m RAシール(3枚重ね部およびジョイント部) 0.1本/m RAコート(全面塗布) 0.3kg/m (2回塗り) 2 立上り面 15 RAシール RAシール 押え金物 RAシート RAシール RAシート 増張り RAテープ 【片面タイプ】 長辺・短辺方向 の目地 RAボンド(立上り面のみ塗布) 2 0.3kg/m 2 RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) 適 用 ●非歩行用屋上 ●下地がALCパネルなどの多孔質のもの や粗面な場合。 3 防水層 施工上のチェックポイント ●ALCパネルの長辺方向、及び短辺方向の 目地はRAテープ(片面タイプ)を増張りし て防水層と絶縁します。 4 着色材 RAシート RAボンド(ジョイント部塗布) 0.3kg/m RAシール 0.1本/m RAコート(全面塗布) 0.3kg/m (2回塗り) 2 2 RAテープ ALCパネルの目地増張り (RAテープ) 水上 金物笠木 2 2 (注):下 地がP C a の 場 合 、P C a の 長 辺・短 辺 方 向 の目地にR Aテープ( 片 面タイプ)を増 張りして 防水層と絶縁します。 立上り部の納まり 平 場 2 0.4kg/m (2回塗り) 施工物件例 ●RAシート2層の張り方 第2層目のRAシートは水下から水上に向 けて張り付けますが、第1層目のRAシート のジョイント部をさけて張り付けます。 ●RAコート(RA201工法と同じ) 4 RAシール(3枚重ね部) 2 RAプライマー(全面塗布) UBE防水シート 施工上のチェックポイント プライマー 0.3kg/m プライマー の物性 3 RAボンド(ジョイント部塗布) ●一層張り工法なので、ALCパネルなど の軽量下地に対して重量負担がかかりま せん。 1 各種納まり部の ●非歩行用屋上 ●RC、SRC、PCa下地 RAシート 標準使用量 施工仕様 適 用 防水層 (第1層) 使用材料 チェックポイント 2 ●ALCパネルなどの動きやすい下地に対 して R A シートは 優 れ た 下 地 追 従 性 を 発揮します。 工 程 工事完了後の RAプライマー(全面塗布) ●目地部の動きに耐えるよう、 下地処理 (絶縁処理)を織り込んだ仕様。 防水工事に対する 工事着手前並びに ●RAシート自体厚みがあるので損傷に対し て強く、万一損傷を受けた場合にも他の 防水材に比べて修復が簡単に出来ます。 第2層目 第1層目 各工法の説明 工法の特長 標準施工手順 1 RAプライマー RAシート防水 RA-202 工法用副資材 RA-201W 材料紹介 2 RAシート(第1層) ● 下地全面を樹脂モルタルで処理をして施工する 場合は、RA-201工法と同じ施工手順です。 樹脂モルタル 長辺方向 RAシール 水下 短辺方向 16 各工法の説明 2 露出防水工法 (保護塗料仕上げ) 3 RAシート 2 通気層 施工写真 コーナー部の納まり 材料紹介 1 RA水性ボンド 工法一覧表 各部分の納まり図 4 RAコート RAクロスはコーナー部に突き付けて納めます。 RAシート RAクロス RAクロスの張り付け 標準施工手順 RA水性ボンド 各工法の説明 工法の特長 1 RA水性ボンド(平場のみ塗布) 0.2kg/m RAプライマー(立上り面、役物廻り塗布) 0.2kg/m 2 2 RAクロス UBE脱気筒回りは、RAテープ(両面タイプ)で 補強張りを行ない、RAシートで2重張りします。 不織布(平場のみ) 2 RAテープ(両面タイプ) RAシート 0.3kg/m 2 RAクロス RAシート RAボンド(ジョイント部塗布) 0.3kg/m RAシール 0.1本/m RAコート(全面塗布) 0.3kg/m (2回塗り) RA水性ボンド 2 2 施工上のチェックポイント (1)ローラー刷毛、ヘラなどで塗ムラのな いよう均一に塗布します。 (2)塗布後のオープンタイムはとらずに RAクロス(不織布)を流し張りして行 きます。 (3)RA水性ボンドはエマルジョンタイプ なので外気温5℃以下では使用しない ようにします。また、一度凍らせると もとには戻りませんので、保管その他 には充分注意します。 通気層 RAクロス(不織布) 1 RAクロスは水平方向から張付けて、 突き合せジョイントとします。 2 RAクロスは浮きがないように完全に 下地へ張付けます。 UBE脱気筒の設置位置 1 片流れの場合は、水上部分に設置し ます。 2 両流れの場合は、棟頂点の部分に設置 します。 防水層 (1)RAクロス張付後、防水層(RAシート) を直ぐ追いかけて施工します。 R Aクロスを 露 出 さ せ てままそ の 日 の工程を終わらせないようにします。 は み 出した R Aクロ スは 切り取り、 防 水 端 部は、ガムテープで雨養生し ておきます。 UBE脱気筒回りの補強張り ドレーン回りの納まり RAシール RAシート RAシール(両面タイプ) RAクロス RAボンド RA水性ボンド 施工物件例 特殊ボンド(RA水性ボンド) UBE防水シート 50m に1個設置 の物性 着色仕上材 UBE脱気筒の設置 RAシール 各種納まり部の 4 防水層 UBE脱気筒 施工仕様 UBE脱気筒 RAボンド(立上り面のみ塗布) 3 UBE脱気筒回りの納まり チェックポイント 通気層 ●非歩行用屋上 ●施工後、フクレが発生し易い下地の場合 ( 特にデッキプレート版 など水 分 が 残り 易い下地)脱気工法 標準使用量 RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) 2 適 用 特殊ボンド 使用材料 工事完了後の ●RAクロス(不織布)を入れることにより、下 地に対する亀裂抵抗性が更に高まります。 工 程 (2)R Aシートは、 R Aクロスの 上に直接 張ります。 仕上り状態 17 防水工事に対する 工事着手前並びに ●通気層及び脱気装置を設けることにより、 完全にフクレを防止できるので、美観を損 なわない仕上りを期待できます。 RAシート防水 工法用副資材 RA-204 18 各工法の説明 3 露出防水工法 (硅砂入保護塗料仕上げ) 4 断熱防水工法 工法一覧表 5 保護層 4 断熱材 3 RA水性ボンド 2 RAシート 2 RAシート 1 RAプライマー 1 RAプライマー 工法の特長 標準施工手順 工法の特長 RAシート防水 RA-401 工法用副資材 RA-301 材料紹介 3 RAトップ 1 プライマー 0.2kg/m RAボンド(立上り面のみ塗布) 0.3kg/m 2 2 防水層 RAトップ(全面塗布) 1.5kg/m (2回塗り) (1)RAトップは防水層完成後、できるだけ早く塗布し ます。(2日以内) (3)RAトップはエマルジョンタイプなので外気温5℃ 以下では使用しないようにします。 また、塗膜が 充分乾燥するまでに降雨が予想される場合は、施 工を避けます。 RA201W工法の着色仕上げ材を、硅砂入り着色仕上げ材 に替えたもので、工程及び使用材料は同一です。 又、以下に示す工法についても、硅砂入り着色仕上げ材 を使用した工法です。 RA-301W RA-302 RA-304 RA-302W RA-304W 防水層 2 RAシート RAボンド(ジョイント部塗布) 0.3kg/m RAシール 0.1本/m 0.1kg/m 施工上のチェックポイント 3 特殊ボンド RA水性ボンド(全面塗布) 断熱材(発泡ポリスチレン系) 4 断熱材 押出し成型製品(発泡ポリスチレン系) 5 保護層 モルタル又はコンクリート (断熱ブロックでも可) (1)断熱材は、RAシートの上にRA水性ボンドをロー ラー刷毛 ・ ゴムベラなどで、0.1kg/m 2塗布して から張り付けます。 2 2 別途工事 (2)断熱材の目地部は、施工時の降雨、保護層打設時 の水の浸入を防ぐためにRAテープ(片面タイプ) 増張りします。 保護打設の注意事項 絶縁層 平場の保護層 RAシート施工後に他の工事により、シート 自体が損傷を受けることを防止するため、 及び、保護層の膨張収縮による動きが原因 でシートの損傷を防止するため、施工後直 ちにシートの上全面にアスファルトフェル ト又はポリエチレンシートを敷きつめて、 保護層と絶縁します。 絶縁層の敷き込み 19 0.3kg/m 施工物件例 (2)RAトップは開蓋後充分撹拌し、ローラー刷毛で塗 むらのないよう均一に、2回に分けて塗布します。 2 ●一般歩行用屋上 ●RC、SRC、 デッキプレート版、PCa下地 2 RAトップ RAボンド(立上り面のみ塗布) 2 UBE防水シート 0.1本/m 0.2kg/m の物性 RAシール RAプライマー(全面塗布) 各種納まり部の 硅砂入り 着色仕上材 0.3kg/m プライマー 標準使用量 施工仕様 3 RAボンド(ジョイント部塗布) 2 1 使用材料 RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) 適 用 RAシート 工 程 チェックポイント 2 ●保護打設断熱防水の標準仕様 ●RAシートの上に断熱材を張り付けてから 保護層を設けた、歩行可能な断熱防水工法 で、防水層の耐久性をアップさせた仕様。 工事完了後の RAプライマー(全面塗布) RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) ●軽歩行屋上 ●下地がRC、SRC、PCaの場合 施工上のチェックポイント 標準使用量 防水工事に対する 工事着手前並びに 適 用 使用材料 工 程 各工法の説明 ●軽歩行用防水の標準仕様 ●防水層の耐久性をアップさせた工法です。 ●シート自体厚みがあり、 しかも柔軟性があ るので軽歩行用として優れた工法です。 立上り面の保護層 モルタル押えの場合 1 立上り面は保護モルタルとし(メタルラス 使用)厚さ20mm以上とします。 1 クラック分散のため、溶接金網を敷き込 みます。 2 メタルラスは、上端部を躯体に直接固定 したあと200mm間隔で千鳥状にトン 2 モルタルの厚みは30mm以上とします。 ボでRAシート面に固定します。(接着剤 3 伸縮目地は、立上り面より600mm内外 使用) (排水溝がある場合は1,000mm内外) とし、一般部では1,500mm内外に設け ます。目地幅は20mmとします。 コンクリート押えの場合 1 厚さ60mm以上の軽最コンクリートを打 設します。 2 伸縮目地は、モルタル押えの場合と基本 的に同じです。但し、一般部では 3,000mm内外に設けます。 20 防水工事に対する 工事着手前並びに 工事完了後のチェックポイント 各工法の説明 4 断熱防水工法 3 RAシート 2 断熱材 水勾配が設計通りになっているか確認してください。 露出防水工法で1/50以上、保護防水工法で1/50∼1/100の勾配が標準です。 工 程 特殊ボンド ●非歩行用屋上 0.2kg/m RAプライマー(役物回り、立上り面のみ塗布) 0.2kg/m 2 発泡ポリウレタン又は発泡ポリエチレン(20 m/m) 断熱材 硅砂入り 着色仕上材 RAボンド(ジョイント部塗布) 0.3kg/m RAシール 0.1本/m RAトップ(全面塗布) 1.5kg/m (2回塗り) 2 2. 防水工事完了後のチェックポイント 2 ラス・金網工事 各部分の納まり図 コーナー部の納まり ドレーン回りの納まり パイプ回りの納まり コーナー部は直角すみ切りとして、 断熱材を突き付けて張ります。 断熱材はドレーン部分の増し張りテープ(両 面タイプ)に突き付けて張り、更にその部分 をRAテープ(両面タイプ)で増し張りして納 めます。 パイプ回りは、断熱材をパイプに突き付けて張り、 RAテープ(両面タイプ)で増し張りして納めます。 RAシート RAテープ(両面タイプ) RAシール 断熱材 RAシート 断熱材 RAシール RAテープ (両面タイプ) RAシート 断熱材 モルタル・ コンクリート 打設工事 左官・タイル工事 配管工事・ 溶接溶断工事 21 水張り試験は、防水層完成後1両日養生してから行ないます。 ドレーンを封じ、防水層の立上がり端末部を越えない範囲まで水をため、漏水の有無を確認します。 施工物件例 (3)断熱材の目地部は、施工時の降雨による雨水の浸 入を防ぐために、RAシート(片面タイプ)を増張り します。 水張り試験 UBE防水シート 2 RAシート 防水層 2 4 0.3kg/m の物性 3 壁面立上り端末部は水切りを設けてあるか。 防水層の端末部は金物で固定できる納まりになっているか。 各種納まり部の 断熱材 (1)断熱材は発泡ポリウレタン又は、発泡ポリエチレン にRA水性ボンドをローラー刷毛 ・ゴムベラなどで 0.2kg/m 塗布してから張り付けます。 (2)約30 m/m以上の発泡ポリエチレン系断熱材の張り 付けに際しては、接着剤を下地 ・ 断熱材の両方に 塗布して、張り付けてください。 ALCパネル、PCaは、部材間のムーブメントは小さく、部材接合部は平坦に仕上っているか。 施工仕様 RAボンド(立上り面のみ塗布) ALC版・PC版 納まり RAテープ【片面タイプ】(断熱材目地増張り) 施工上のチェックポイント パイプなどの貫通管は、ツバまたはアンカーをとりつけた後、躯体の中に埋め込み動かない ように堅固に固定されているか。 2 RAテープ 【両面タイプ】(役物回り) 2 貫通パイプ チェックポイント ●下地がRC、SRC、デッキプレート版、PCa 、ALCパネル下地 RA水性ボンド 工事完了後の 1 標準使用量 防水工事に対する 工事着手前並びに 適 用 使用材料 ルーフドレーンはシート防水用ドレーンが使用されているか。 各工法の説明 ●露出断熱防水の標準仕様 標準施工手順 下地の勾配 RAシート防水 下地の乾燥 下地は充分乾燥していること。(高周波水分測定器で測定し、含水率は10%以下が望ましい。) 下地はコンクリート打設後1ヶ月以上養生が必要です。 デッキプレート型枠コンクリートの場合、乾燥が悪いので養生期間を長くとります。 ルーフドレーン 工法の特長 RAシール 下地ごしらえ 下地の表面は、金ゴテで凹凸なく平滑に仕上げてあること。 PCa、ALCパネルの目地は段違いのないようにモルタルを充填し、平滑に仕上げてあること。 立上りコーナー部・入隅部・稜線部及び出隅部は面取りをしてあること。 工法用副資材 RA-403 現場打ちコンクリート(RC、SRC)、 デッキプレート型枠コンクリート、PCa構造の場合は、露出 及び保護防水工法が適用でき、ALCパネル構造の場合は、露出防水工法が適用できます。 防水施工に先だち、以下の事項が完了している事を確認してください。 材料紹介 1 RA水性ボンド 下地構造と 防水仕様 工法一覧表 1. 防水工事着手前でのチェックポイント 4 RAトップ 防水層の直ぐ上にラスや金網を置いたり立てかけて、防水層を傷つけないようにします。 ラスを直接防水層の上に敷いて踏み付けないようにします。 一輪車などでモルタルを搬入する場合、ベニヤ板で仮設通路を作ります。 ポンプ圧送する場合、木製台座(木馬)などをコンクリート用ホースの下に置きます。 左官コテ切りのないよう注意します。 水系張りのための釘打ちを防水層の上からしないようにします。 配管を動かしたり、移動させたりしてパイプ回りの水仕舞部分を損傷しないようにします。 防水工事後、防水層を貫通させて新しく配管工事をしないようにします。 22 各種納まり部の 施工仕様 以上 m 100m ALC版、PC版の目地 異種下地間の施工 RAシート RAテープ(両面タイプ)で図のように補強張りします。 RAシート RAテープ (片面タイプ) ALCパネル 標準施工手順 鉄筋コンクリート ALCパネル パラペットの仕舞 ドレーン回りの施工 RAテープ(両面タイプ)で図のように補強張りします。 各工法の説明 入隅角の施工 絶縁紙 RAテープ(両面タイプ)で図のように補強張りします。 RAシート ラス張り モルタル RAシール モルタル RAシール RAシート 天場にラスをかけられない場合及び 300mm以上の立ち上りはレンガ またはブロック積みとします。 エキスパンションジョイント RAシール 施工物件例 パイプ回り UBE防水シート 押え金物 RAシート の物性 300mm 以下 各種納まり部の RAシート 笠木 施工仕様 300mm 以下 RAシール レンガ積み チェックポイント RAテープ 笠木 工事完了後の 笠木 押え金物 笠木 RAシール ステンレス製既製バンド等で 締め付け、上部RAシール処理。 RAシート RAテープ RAシール 23 300∼600mm RAシール この間は接着剤は 浮かし貼り 塗布しない。 100mm 100mm RAシート RAシート 防水工事に対する 工事着手前並びに RAシール RAシール RAシート防水 工法用副資材 RAテープ (片面タイプ) 材料紹介 コーナーはジョイントの個所をできるだけ少なくし、 ジョイント のラップ幅は100mm以上とします。 シートをコーナーで2つ折りにして徐々に張り、空気を内包さ せないよう注意します。 出隅角の施工 工法一覧表 コーナー部の施工 RAシート 24 UBE防水シートの 物性 各種納まり部の施工仕様 RAシール ラス張り RAシート RAシート RAシート 比 重 1.15 JIS-K2249 軟 化 点 (℃) 91 針入度 (25℃) 125 針入度指数 8.6 引 火 点 (℃) > 280 フラース脆化点 (℃) <−30 JIS-K2207 600 500 SS20 400 タテ ヨコ 152 110 300 伸 び 率 (%) タテ ヨコ 53 59 200 引裂強さ (N) タテ ヨコ 43 44 100 10 70 80 90 (単位:N/40mm) 試験方法: 公団規格に準拠 40mm幅の短冊状試験片を 被着体に貼りつけ、2kg荷重 の ロ ー ル で 2 往 復 転 圧し 、 168時間放置後試験しました。 引張速度 200mm/min 試験温度 25℃ 100mm 120mm 被着体 スレート板 m 40m プライマー塗布後シート張り付け 8mm m 40m 亀裂発生箇所 ●亀裂幅が小さい時(5mm幅の場合)、シート自体の伸び は殆ど認められません。 施工物件例 試験片 水下 UBE防水シート 226 の物性 182 400mm 300mm 各種納まり部の RAシート、基材面 (接着剤塗布) 施工仕様 モルタル面 (プライマー塗布) チェックポイント RAシート 60 工事完了後の RAテープ (両面タイプ) 50 ●亀裂幅が大きくなっても粘着層の応力分散効果により、 シートの変形は少なく基材は破断しません。 金属板 端木 90mm RAシート 180℃剥離試験 被着体 SS20 RAシール 水下 25 防水工事に対する 工事着手前並びに 金属製雨どい 40 試験方法: 図で示すような試験体を引張試験機で引張り、下地の亀裂 幅と荷重の関係および試験体の状況を観察しました。 引張剪断試験 SS20 30 亀裂幅 (mm) 3 接着性 水下 20 各工法の説明 引張強さ (N/cm) 被着体 SS20 (亀裂幅40mmまで異常なし) 700 試験方法:引張強さ・ 伸び率:JIS A 6013に準拠 引裂強さ:JIS A 6013に準拠 RAシート 押え金物 800 標準施工手順 RAシール 引張速度 5mm/min 900 2 引張特性 軒先仕舞 応力 (N) (単位:N/25mm) モルタル面 (プライマー塗布) RAシート、基材面 (接着剤塗布) 78 110 RAシート防水 押え金物 試験方法 工法用副資材 モルタル 押え金物 数値 材料紹介 RAシール RAシール 項目 4 耐下地亀裂抵抗性 工法一覧表 1 特殊ゴム化アスファルトの性状 側壁との取り合い 試験方法: ASTM - D903に準拠 引張速度 300mm/min (引剥速度150mm/min) 試験温度 25℃ 26 UBE防水シートの物性 7 耐薬品性 SS20 漏水なし 水圧3kg/cm 漏水なし 2 2 SS20 各種薬品を所定の濃度に調整し、試験片を常温で所定期間 浸漬後測定しました。 125 41 30日 127 42 90日 123 41 30日 132 43 90日 118 42 30日 119 40 90日 116 43 ブランク 10%Nacl 10%H2SO4 加圧 過飽和Ca(OH)2 劣化後 40%伸長劣化 ブランク 227 218 245 215 水道水 226 224 70℃温水 244 214 SS20 伸長量 (mm) 0.5 変 形 なし 試験方法: JASS - 8に準拠 50℃24時間浸漬、乾燥各5回後の伸長量を測定しました。 試験片長 300mm 試験方法:公団規格に準拠 ジョイント部の処理 ジョイント幅……40mm 接着剤塗布後ハンドローラーで転圧 伸長量 (mm) − 0.5 ヨコ + 0.7 試験方法: JIS - A6008に準拠 80℃、168時間加熱後の伸長量又は収縮量を求めました。 試験片長 300mm 27 132 合格 10 促進暴露試験 SS20 引張強さ (N/cm) ブランク 500時間 照射後 耐下地亀裂抵抗性試験 1,000時間 照射後 1,500時間 照射後 2,000時間 照射後 125 伸 び 率 (%) 41 剥離接着力 (N/25cm) 78 引張強さ (N/cm) 127 伸 び 率 (%) 39 剥離接着力 (N/25cm) 75 引張強さ (N/cm) 37 剥離接着力 (N/25cm) 74 体積固有抵抗 (Ω・cm) 絶縁破壊電圧 (KV) 8.4 x 10 13 > 50 試験方法: 体積固有抵抗:JIS - C2336に準拠 印加電圧:DC500V 絶縁破壊電圧:JIS - C2110に準拠 電極:ASTM - D295規格品(1/4" ) 短時間破壊試験方法(昇圧速度3KV/sec) 126 伸 び 率 (%) 34 剥離接着力 (N/25cm) 78 引張強さ (N/cm) SS20 122 伸 び 率 (%) 引張強さ (N/cm) 13 電気的特性 37 注:伸びは最大応力時の伸びであり、破断伸びは約55%です。 試験方法:JIS-A6008に準拠 加熱温度 80℃、168時間 SS20 タテ 41 施工物件例 加熱収縮性 226 125 UBE防水シート 10%H2SO4 40%伸長加熱 試験方法: 英弘精機製HC - JD型保温材熱伝導率測定装置を使用し、 熱伝導率を測定して、これから伝熱係数を算出しました。 の物性 236 伸 び 率 (%) 0.08 各種納まり部の 245 熱伝導率 (Kcal/m・hr・℃) 施工仕様 10%Nacl SS20 チェックポイント 90日 引張強さ (N/cm) 12 熱伝導率 工事完了後の 寸法安定性 ( 加熱後 伸 び 率 (%) 試験方法: HONEYWELL社製高速度電子式水分透過率測定器を使用 して、透湿係数を算出しました。 113 伸 び 率 (%) 32 剥離接着力 (N/25cm) 76 試験方法:サンシャインウェザオメーター使用 機内温度50℃、60分照射のうち9分スプレー。 所定時間促進暴露後、シートの引張特性および接着力を測定。 引張強さ・伸び率……JASS - 8に準拠 180℃剥離接着力……ASTM-D903に準拠 モルタル面(プライマー塗布)に対する接着力 防水工事に対する 工事着手前並びに 6 寸法安定性 ( 単位:N/4cm幅、 ラップ長さ4cm 30日 過飽和Ca(OH)2 450 Ø (引張剪断強度) 合格 SS20 引張強さ (N/cm) 0.0013 39 9 加熱劣化試験 ブランク 透湿係数 (g/m・hr・mmHg) 各工法の説明 アクリル透明板 SS20ラップジョイント部の耐薬品性 伸 び 率 (%) 127 試験方法:JIS-A6008に準拠 オゾン濃度50pphm、温度40℃、168時間 試験方法:JASS - 8に準拠 RAシート 引張強さ (N/cm) 41 標準施工手順 伸び率(%) 伸 び 率 (%) 125 RAシート防水 ジョイント部の処理 ジョイント幅……100mm 接着剤塗布後ハンドローラーで転圧 引張強さ(N/cm) 引張強さ (N/cm) SS20 工法用副資材 試験方法: 公団規格に準拠 450mmØの円筒下部のフランジに、ジョイントを有する UBE防水シート(SS20)を取付け、水を張り1kg/cm2および ジョイント部の漏水性を調べました。 3kg/cm2の圧力をかけ、 ブランク (引張特性) SS20の耐薬品性 11 水蒸気透過性 材料紹介 水圧1kg/cm 8 オゾン劣化試験 工法一覧表 5 シート接合部の漏水試験 28 施工物件例 工法一覧表 RA-201工法(改修) ミツミ電機株式会社 厚木事業所 様 神奈川県厚木市 22,800m 2 材料紹介 2 RA-101工法 標準施工手順 第一ホテル東京ベイ 様 千葉県浦安市 12,000m RA-101工法(浴室) RAシート防水 工法用副資材 RA-101工法 新農業改善事業 多目的研修施設農業者 トレーニングセンター 様 愛媛県北宇和郡 2,030m 神奈川県武道館 様 神奈川県横浜市 3,300m 2 2 各工法の説明 工事完了後の チェックポイント 施工仕様 各種納まり部の の物性 UBE防水シート 2 防水工事に対する 工事着手前並びに RA-204 工法 べイヒルトンホテル NKホール 様 千葉県浦安市 500m 施工物件例 RA-101工法 金属屋根 下地 千葉ポートアリーナ 様 千葉県千葉市 8,000m 2 RA-301工法 アーク森ビル 様 29 東京都港区 2,400m 2 30