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ユーカラは、 あなた方の祖先の英雄談の謡い物でしょう。 散文ではなく詩で

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ユーカラは、 あなた方の祖先の英雄談の謡い物でしょう。 散文ではなく詩で
解説
I
ユ
は じ めに
.
「 ユ
ヨ
っ
ラ シ ア諸 民族 の 英 雄叙事 詩 に つ い て
ー
カ ラは
ー
て ますか。
もつ 国 民 は
支那人が も
ヨ
、
「 マ ハ
ド人 が
ラ ン ドの
祖先
の
、
、
「
、
パ
-
パで も
ロ ッ
ー
ラ 夕+
ー
て ます か
っ
,
江 に 熱く 語
民族 が お り
中国
ユ
ー
ます
ラシア
の
そ して
、
アム
、
ー
と ん どの 地域 の 諸民 族は 2 0
経過 し
そ して
、
民族 にお
3 4
年
70
、
両端
ユ
一
叙事 詩 を
,
東 洋で は イ ン
o
て い ました
っ
フ ィ ン
。
カ ラを 加 えて
ー
、
京 助 が 禾逝 を 惜 し ま れ た 若 き 知 里 幸
カ ラ 集』 第
ー
‥
Ⅰ
金成 ま つ
「
巻の
ユ
カ ラ 集+
ー
戦後 の 混乱 かち 日本 社 会が 漸 く に して 起ち 直 ろ
、
ギリシャ
,
カフ カ
、
ル 川 を挟 む
ロ
、
-
ロ
と アイ ヌ の 間 の 広 大 な 空 間 に勢多 の
マ
ー
語 り継 がれ て きた
,
こ とを知
の こ と ・ パ ル ト海 沿 岸中 ら ヨ
′
ズにも
、
o
。
シア
ロ
中央ア ジ ア
の
乾燥 地域 や オ ア シ ス 地
広 大な シ
ベ
リア
、
シ ア 側 と 中 国側 に も
の
へ
の 西 か ら北 東 まで
サハ リ ンにも
、
編入
L
的な変容 に は 著 し い も の が あり
,
,
こ の 間 どの
。
_
お お ざっ ぱ に言 えば
、
この放
「
と社会 主義 的 な近 代化 を
そ の 体 制 の 瓦解 を経験す る こ と U な っ た
、
ている
っ
ロ ツ ^
-
,
世紀 を 通 じて 社 会 主義体 制
年 余 り を経 て
い て も社会 的文化
て い ました
っ
これ にアイヌの ユ
私抜
。
これは金 田
+
人が も
マ
ー
。
こう い う 長 い 叙 事 詩 を 日本人 が も
o
モ ン ゴ ル に 憐接 す る ア ル タ イ 山 脈 の 高 原 に も
の地域にも
散文 で は なく 詩 で し ょ う
とい う 二 大叙事 詩 を も
も 朝鮮 半 島 は も ち ろ ん
モ ンゴル
,
ょう。
1)
、
、
。
『ア イ ヌ 叙 事 詩
、
に も ' ウ ラ ル 山脈 の 西 に も 東 に も
域にも
ロ
、
ヤ ナ+
マ ∵
ー
人
ャ
そ れ ぞ れ に 豊 かな 口 東 文芸 が 育 ま れ
・
、
満州
、
い
い た こ ろ の こ とで あ る。
私た ち は
、
ギリ シ
、
初 版 は 昭和
い る。
解題 に記 さ れ て
今
物で し
朝 鮮 ? 満 州 ? 蒙古 ? ど こ に あ り ま す ?
。
が や 抹 り叙 事 詩 で し た
カ レ ワ ラ+
た こ と ばで
っ
、
「 ラ
,
世 界 の 五 大叙 事 詩 だ と 信 じ て
う と して
の 英 雄談 の 謡 い
パ 文 学 に やか ま し い 叙事 詩 じ ゃ あ り ませ ん か
ロ ッ
ー
あな た方
、
今 日で
、
は 人々 の 生活 は 表 面 的 に は 多く の 点 で 世 界の 他 の 地域 の 人 々 の そ れ と大 き な 隔た りはな い
.
しか し なが ら
口承 文芸 に つ い て は
、
、
そ
の
世 紀の 半 ばく ら い ま で は まだ 諸処で 人々
く と も 20
喜び を 与 え て
た の で は なか ろ うか
い
と の で き る 口 東文芸 の
の 四 半 世 紀以 降 の
変わ っ
て しまい
、
20
の
・
主 と し て ソ連時 代 か ら最 近 に い た る まで
、
グロ
ー
い るか
らで あ る
20
。
の
,
今日
、
手 にする
,
、
こ
テキ ス トの 出版の 多
世紀 の 後 半 の
バ ル な社 会的文化 的な変 化 を通 じて
世 紀か. ら 訣 別 し た 現 在 で 臥
少な
、
生済 に 何 も の に も 替 ぇ難 い 楽 し み や
こ の よ う な 推 卿が 許 さ れ る の は
。
くが そ の 時 期に採 録 さ れ た資料に 基づ い て
最後
本 質 的 な 部分 杖 前 世 紀 か ら 温 存継 東 さ れ
と りわ け
、
状況 旺
口承 文 芸 の
そ の 有 り様 に つ い て 新たな ア プ
ロ
ー
一
、
層
チが
求 め られ よぅ
。
口 承 文 芸 の 多様 な ジ ャ ン ル の な か で
事 辞+
は ユ.
-
ラシ アの
数多 の 民 族
、
叙 事詩 す な わち
一
,
般的な解釈 と し て
に お い て も 大 きな 比 重 を 占 め て い る
-
1
-
0
,
。
ただ
∴
、
「
英雄叙
こ こで 予 め
。
r
英 雄 叙 事 詩J が 何 で あ る か を 定 義す る
多 甲民 族 で は そ
の 言語
口 条 文芸 の ジ ャ ン ル
こ と は 適切 で は な い
歴 史的 背 景 や 軽 緯
,
もそ れ ぞ れ に あ り
軽済 や社 会
、
ている
。
られ て
iこ もか か わ らず
い る と言
数多 の ヴ ァ リ エ
だ ろ うか
い
。
そ の よう な
ン を 含め る こ と に よ
ョ
に
,
て
っ
また
成立
、
、
「
ユ
般にと
一
っ
て
唯
て は 勇 士 と も勇 者 と も 呼 ばれ る が
っ
れ に も 多様 な 解 釈 が あ る が )
で は なく
、
史上
の存在で
あ
,
しか も
そ れ は 萌 代的 な 意 味 で の
、
こ と も+
また
。
反対 に 幼児 や 年端
の い か
ない 愛 す
こ
たり
歴
っ
、
の
もが 並 外 れ て 巨 大 で あ る
き 少 年 セあ る 土 と も あ り
ベ
きら に
,
は
二■
世界
誘う
へ
ので
,
そ れ は ま た 英雄 た ち の 騎 乗 す る 馬 や
義 美由れ し た 時 間 や 速 度
そ うした 登 坂人物 が
。
聴 き 事 を 夢想
、
英 雄+ (
英 雄 に 相 対 す る 存在 は 敵 も 味 方 ち
。
の 夷雄た
そ
,
■
麗 な 姿や 簿 ち れ る 場 合 も あ る
か で 大漁劇 を 演 じ
「
o
天 に 起 渡す る 神 話 的 な 存 在 で あ る こ と
,
叙事詩 に お ける 英雄 は 独 りで は な い
,
トナ カ イ な ど に う い て も 同 様 で あ る '′そ し て
,
ヨ
o
。
民族 や 社 会集 団 の 始祖 や 統 率 者で あ
,
女性 も彼 に 比肩 し う る 力 と知 力 と威 厳 を臭えて n る 。
また
ラシ ア の
ー
神 話 的存 在や文 化英 雄 な どで ある ∴ そ れ は 生 身 の 人 間 に 近 い 春在
超人 的な存 在 で ある
、
。
たり
っ
で あ る こ と も ̄
も ある
ムが当て
比 較基 準で ある とす
の
一
っ
と い う 常 に 固 執す る こ と も場 合 に よ う て は 無 益 な論 議 に な り か ね な い
英 雄+
テ キ ス トに よ
⊥
夕
の
比 較 研 究 の 素材 は よ り 豊 か に な ろ う
,
そ
。
の 背 景 も異 な
なか に
の
,
こ の こ
て も 当て は ま ろ う
つ い
′
る こ れ ま で の 思 考 の 枠 組 み を 取 り 杖ず し て み る と き が き て い る の で は な か ろ う か
また
また
、
い るからである。
英 雄 叙 事 詩+
「
、
文化 的 所 産 が 人 類 文 化
パ や 先 進文 明 地域 の
ロ ッ
ー
シ
ー
の 方法 も
伝東
ラシア の 諸
ー
文 化 的特 性 な どが 異 な り
、
英 雄 叙 事 詩+
、
ユ
、
そ れ ぞ れ 個 別 の 叙 事 詩 に つ い て 「 英 雄 叙 事 詩+
,
えは しな
「
り口も
マ も語
ー
なぜなら
叙事 詩 も多様性 に 富 ん で
、
と 往 こ れ ま で 知 ら れて い る 世界 の 古今 東 西 の
れ ら壮 それ ぞ れ に 主 人公 も テ
。
ある
。
′
,
ことも
、
燥小で艶
- 空間の な
、
聴 き手 を 庖 了す る 詩 と 声 の 実 現
^
はこ 音 を 失 っ た 文 字 の 世 界 で は 想 像 し が た い 真 に 豊 潤 な 「 こ と ば+ の
饗宴 で あ
たに違
っ
い
R
ないこ
土
ラ シ ア にお ける 叙事 詩研 究の課 題 の
-
つ
一
条 件 な ぞ を も 鹿野 に む1 れ た 比 転研 究 を 通 じ て
明する こ と に あろ う
ま
止
一
で は-
:
、
か
今
。
、
ラシ ア
土i
-
チし
ー
、
み の なか で 「 英雄
口 哀文 学 ヒ お け る そ め 普 遍性 を 廃
の 諸民族
き シ ㌢i こ 汝 ど の よ う な 民 族 が ど の よ う 怒 生 活 女化 を 受 け継 い で き たセあーろ う
ら・こ■ウ ラ ル 轟
′
ー
ロ
、
。
範 囲 を ウ ラ ル 山 脈か ら東 の
う 言藩 グル
数多 の テキス ト とそ の 語 り の ス タイ ル
,
諸多 め 民 族め こ と ば の 営
、
と は 何 セ あらた か と い う 問 題 に ア プ
叙 事 詩+
は
、
テi
ラ彩多蕗
'
+
.
ヲか区 別 き れ る
ア ジ ア に 限定 し て 考 え て み る な ら
トウシグ
・
。
⊥
:・
ス
=
満如簿I
菌 め サ テ ル 轟 グj v・
-
2
-
-
モ
シ ゴ ル帯
-
、
l
,
ま ず h 書 籍 分類 か
,
八 レオタジ ク諸轟と い
プ の着帯 に転ア イ シ
▲
ウゴ
ー
) レ番 派 と
サ 毛 デイ 語 派
ミ
ハ ン テイ
、
サ
ミ
ー
、
で あり
、
ブ グル
プが あ り
ー
トニ ア
ハ ン テ ィi
ハ ンガ リ
,
語 な どが
ー
マ ンシ は西 シベ
リア
この
仲間 で あ る )
サ モ デイ 語 派 に は ネ ネ ッ
。
う ち ネネ ッ
ガ ナサ ン な ど
、
任地は
の
ハ ン テイ
。
ヨ
の 2
ー
住 す る 数多 の 民 族
カ ザフ
、
ウズ
ベク
川 流域 の ヤク
の言語がある
の 言告
が含 ま れる が
トル ク メ ン
、
ト
ー
セ リク プ
、
マ ン シ は 長 く主 と
、
し て い る ム ヤク
自 称)
の
ていた
、
い る。
フ
キルギス
,
い るが
、
競落
の痕跡をと
の ア ル タイ、
少数 民族 が い る が
どめ
、
伝統 はブ リヤ
アの エ
チ
、
ョ
ル
、
ベ リ ア の レナ
トフ
ァ ラルな
共和 国 を な し て
い るが
ど
,
オ ア シ ス 地域 に は 古 く か
、
ト
ー
特に
,
サ ヤ ン 山脈 地 域 に は トウ ヴ ァ
,
馬飼 育 の
ハ カ ス・
、
,
そ の 文 化は こ の 地域 に お ける 先 史 以来の 民
、
製 陶な ど の 伝 統技術 を も
,
っ
o
に は 定 住 的 な 農業
ング
シ
、
東シ
の
ウ イ グ ル な ど は南 接 す る 中国 東 に も 居 住
か つ て は高度 に発 達 し た冶 金
ー
プ に は モ ン ゴ ル と バ イ カル 湖地 域
れ も も っ と も 代表 的 な 遊 牧 牧 畜 を 営 み
⊥
,
ルク
ユ
中央 ア ジ ア
、
、
衣 食や儀 礼 な どで は な お 牧 畜 民的な
,
南 シ ベ リア
ァ ラルなどの
モ ン ゴル語 の グル
の
カス
南部で は農 牧業 が癒 着 で あり
カザ
,
共 和 国を構 成 して
トフ
族接触
ハ
、
、
、
、
ル
ョ
トウ ヴ ァ
、
ウイ グル
、
い
ト は 遊 牧牧 畜 民 と し て は も っ と も 北 に 居 住 し ・ 今 日 で は サ ハ ( ヤ ク
ー
伝統を 色濃く もっ て
シ
また
。
キルギス
て いえば
っ
の 諸 民族 は そ れ ぞ れ 今 日 で は 独 立 し た
か つ て は 乾 燥地 域 で は 遊 牧 牧畜
ら 都市 が栄え て い た
タイ
の アル
,
テ
。
こ
。
リ ア と い う広 範 な地域 に居
ベ
ウ ラ ル 山 脈 か ら東 に 限
、
す
シア
ガナ サ ン の 書籍 が 含 ま れ る
、
中央 ア ジ ア か ら シ
、
カ ラカ ル バ ク
、
南 シ ベ リア
、
中央 ア ジ ア
。
カ フ カズ
、
、
,
北極海 沿 岸 に 近 い ツ ン ドラ地 帯 で は トナカイ 牧 畜 を 行
、
プ に は ヴ ォ ル ガ 流域
者
ロ ッ パ ロ
ー
そ れ よ り 南方 で は トナカ イ飼 育 や狩猟 な ど に依存 す る 生活 形 態 を 維持 して き た
語グル
フィ ン
、
最後
、
コ
、
そ の 文 化 の 基盤 に は 南か ら の イ ラ ン 文化 が流 入
、
エネッ
、
た
っ
他
、
うち
リ
マ
、
こ の
。
歴史 的 文化 的に 早 く か ら ロ シ ア の 影 響下 に あ
して い る
ウ ドム ル ト -
、
( さ らに 北や西 で はカ レリア
先住 民 で あ るが
の
して 狩猟 民 的な 生活文 化 を 営 ん で き たが
の
前 者 に は モ ル ドヴ ァ
、
マ ン シ な ど の 民 族 の 言 語 が含 ま れ る 。
,
エス
、
なわ ち
の 2 つ のサ
ス
・
ヴェ
ー
ト に顕著 で あ る が
満 州 欝 グル
ンキ
ネギダル
・
、
,
エ
ー
ヴェ
ン
、
アム
-
一
、
ル
・
ェ
と 狩 猟 に よ る・ 移 動 生 活 が 営 ま れ て い た が
オホ
ー
現 代に
般 に は 仏教 ( ラ
サ ハ リ ン 地域
、
、
,
、
また . 中 国 東 北 部 の 蘇 ジ
''
満 族な どの 言語 で あ る d 土 ヴェ ンキ
トの 言 語 が あ る
㌣
い
マ 教)
た
ヴェ
・
、
ナ
ナイ
ュ
ン ( 赫 哲)
‥
、
、
ウリチ
オロチ
マス
.
ヨ
、
い る
、
トウ
。
東シ
3
ベ リ
オ
,
ン ( 部倫 春)
ロ
㌔
ン で は トナ カ イ 飼 育 が 行 わ れ ・・ 前 者 で は そ れ
,
後者 で
-
ズム
ニ
は 東 北 シ ベ リ ア の ツ ン ド ラ 地 帯 に 大 規模
c
極東 の
アム
ー
漁 を 主 とする 定住 的な漁労文 化 が発 達し て お り
-
ず
が . 地域的
ウ デゲ
、
い
p
シヤ マ
。
す なわ ち
。
ツ ク 海 沿 岸 で 定住 的 な 漁 労 が 行 な わ れ て い た
サ ハ リ ン 地 域 で は 河 川 流 域 セサ ケ
。
が広く 普及 して
の
-
て いる
っ
プ の 諸 言 語 も ま た 広 範 な 分布 を み せ て い る
ウイ ル 夕 な ど+
な トナカ イ 牧 畜
ブリ ヤ
そ の 伝 統 を今 日 に ま で 保 持 し て き た
、
農牧業 の 浸 透 が 古 く か ら 見 ら れ
、
の
-
ル
、
・
沿
海州
地域 で 杖 狩猟
の 日 本海腐 の 山岳
育がみられ た
へ
偏りが
の
中国黒 竜 江 省 で 杜松 花江
。
す る 生活を営 ん で
い
た が∴
ウス リ
、
民族は ア ム
こ の
サ ハ リ ン で は ウ イ ル タ に よ る.ト ナ カ イ 飼
、
ー
て 狩猟 を 行
っ
てきた
っ
ア レ ウ トの 言語 が あ る が
立 した書 籍 と して
こ の 諸 民族 で は オ ホ
、
の 漁 労 が 顕著 で あ っ
河川 で
アム
、
ー
ル
シ ベ リ ア の オ ビ川 流域 の ケ
狩 猟 が 維持 さ れ て き た
ユ
族が 広範
端 か ら南
に居 住 し て い る
し か しな が ら
。
東 に 拡 が る 乾燥
,
極 東 か ら太 平洋 沿 岸地 域
系 の 牧 農民 と 兼 シ
ベ
接 触 が起っ て
リア
の
.
ユ
t
-
。
ノ
。
エ スキ モ
,
内 陸部 で
、
の
ー
、
トナ
よ う な 言 語 分 類 に 含 め られ な い 独
の
リ ア 極 北部 の
ベ
東シ
、
らの 諸族 で は 河 川 流域
カ ギル
ユ
西
,
漁労 を 中 心 に
の
また
,
こ
世界
、
う したこ とも
こ とが で
16
、
ク タ .と な
-
7
、
各地
,
ウ ラ ル 山脈
、
農牧 環 の 世 界
、
きよ う
。
こ の よ う なお お ま か な線
引き
ベ リ ア の テ
の 接 触交 流や 交易 関係 は 相 当
世紀 ころか らは
て おり
っ
、
の世
ルク
南シ
,
シ ア 人 を は じ め とす る ヨ
ロ
太 平 洋岸 で は甲軟か ら の
、
社会 や文 化 に 深 甚 な影 響 を 与 え
の
モ ンゴ
,
狩 猟民
、
の南
ユ
そ れ に 加 えて
極 東 で 旺 中国か ら の 侵 蝕
、
に依存 する 非 常 に多 く の 民
ク率 の 遊 牧 牧畜
地 域的 に も 民 族 史的に も相 互
、
櫨民 地 化 が進 み
口 車 文 芸や
,
そ の 痕 跡 は さ ま ざ章な 形で
看取す る
こ
。
ラ シ ア諸 民族 の叙事 蒔
こ の よ う な状 況 娃 ユ
がある
ン
と 森 林 ツ ン ド ラ 地 帯 の ト ナカ イ 飼 養
サ ハ を 区分 す る
い て も重 要 な フ ァ
叙 事 詩に お
とが で きる
い る
、
イテ リ メ
、
ごく お お ざ っ ぱ に 眺 め る な ら
の 狩猟 漁労 民 の
に 古 い 時 代 か ら認 め ら れ て お り
人 の東 漸
ヤ ク
多様 な経済 的基 盤
の テ エ ル
森林 地 帯
、
は絶対 的 な も の で は 毛頭 な く
ロ ッパ
ヴフ
これ
。
リ
ツ ク海 域 で の 海 獣 狩猟
の ニ
、
,
半乾 燥地 域
、
界
ⅡⅠ
リ ン 地域
ハ
コ
以上
、
ョ
。
、
ー
オロ チ
。
。
の モ ン ゴ ル 牧畜 民 の 世 界
ー
また
。
トの 言寿 が ある
-
リア
、
サ
・
た
ラ シ ア に は こ の よう に言 帯 を 異 に し
ー
クチ
ュ
ナイ と
-
満 族 埠清 朝 を 通 じ て 漢 族 化
,
′
パ レオ ア ジ ア 諸藩 に 旺 東 北 シ ベ リ ア に チ
,
また
o
満 族 と 言 語 文 化 的 に 近 似 し た シ ボ ( 錫 伯) 族 が 新 蛮 省 に い る
、
ン は興安嶺 を 舞台に 騎馬 に よ
カイ 牧 畜
い る
ン が 川 漁 と 狩猟 に 依 存
ェ
を挟ん で隣接するナ
ル 川 ( 畢 龍 江)
-
言語 文化 的 に 非 常 に 近縁 な 関係 に あ る と み られ て
し て し ま っ たが
のホジ
川流 域
叙事 詩が も っ
ー
ラ シ ア に 知 られ て い る叙 事 詩 に
と も盛 ん で
系 の 遊牧 民 の 世 界 で あ る
。
つ い
特 徴 的に み られ る の は
,
そ の 伝 統は 南 シ ベ リ ア の 諸 民族
て 考 察 す る 上 で深 い か かわ り
まず
、
、
東シ
て い る . ・ 代表 的 な 叙 事 詩 と し て シ カ ザ フ お よ ぴ カ ラ カ ル パ ケ ・
ど に 広 く 盛A J な
ベ タ お よび ア
、
,
。
「 ア ル/ て ミ シ
ルタイ
の †マ
ー
ュ
+
「
、
ダイ
・
イ ジ グ+
カ ラ+
カザフ
、
の ・「 コ
ト ル ク メ ン の・
、
「
の テ
リ アq ) サ
ハ に も共通 し
ベ
トル ク メ ン
ブ ラ ン ドゥ
ギ
ョ
ル
・
・
4
-
バ シ
,
ユ
オ グ ル イ+
ュ
+
、
キル な
ュ
バ ト ウ ル+
の 「 マ ナ ス +. な ど が あ る ふ い く つ か の 民 族 に 共 通. に み ら れ る 、 「 アルパ ミ シ
-
ル ク帝
乾 燥地 域
、
,
ウス
キ ル ギス
,
「
イ ジ グ+
はテ
ル タ 諸 族 の 抗 争 と移 動 を 反 映 す る 歴 史性 の 強 い 叙 事 詩 で あ 尋
ユ
は 数世 代に わ た る 英雄 の 長大 な叙 事詩 で
ナス+
る と こ ろで あっ た
を 参 照)
ザ フ 英 雄 叙 事 詩+
葬儀や 死 者
られ た
マ
の 場 合 と 同様
がそ れ を聴 い
主 ( ヌ シ)
たとい う
い
ト
・
て
方
一
いか
-
サ
る クル ン
・
(ヤク
ハ
ク ル ス トウ
そ の 吟 語 形 式 も 多様 に あ り
、
-
O O JI
1997
そ の 代 表 的 な も の に ブリ ヤ
採 録 は 数多 あ る[ 上 村
あり
1 9 9 9]
:
北方
。
ー
を 参 照)
の 狩 猟 民世 界で は エ
o
伝東
ー
る
ル
一
・
サ
ハ
連の 説 話が あ り
ー
ス
・
ン に 知ら れ て お り
ホジ
ェ
西シ
ベリア の諸族お
の 特徴 が ある
、
、
両者
。
また
。
が あり
ベ
リア
の 諸民族で
い る。
一
.
( 本書
東の
「
5
-
(
ゲ セ ル+
これ
、
西
そ の テ キス トの
、
エ
ヴェ
ン キの 叙 事詩 に は 隣
比 較研 究 は 興 味 深
の
、
。
い
「 メ ル ゲ ン と プ ジ+
、
る が+
だ けで な
また+ 極 東 の アム
の登場す
散 文説 話 の 形 式 で あ
中国希 釈 で 紹介 さ れ て
い る
。
多く
の テ
キ
は豊富 な 口 東文 芸が知 ら れ
の 斉藤 君子 「 ハ ン テ ィ の 叙 事 詩
-
o
、
般 的 に 叙事 詩
,
そ の な か に叙 事詩 の ジ ャ ン ル を見 い だす こ と が で きる が
、
また
ている
っ
国 防な
「
、
そ れ に 類 似 す る 叙 事 辞が 中 国 東 北 部 の
、
そ の 採録 柱中国 で 盛 ん に 行われ
、
よび北 東 シ
ス トが 出版 さ れて お り
れ に 固有
特に
満州 静 系 の 諸 民族 に
る た め に 本 来 の 替 り の 様 子 が 明 らか で な い
,
ン キ お よび エ ペ ン に 叙 事 詩 が
ヴェ
そ の テ キ ス ト が 早 く か ら紹 介 さ れ て 削
、
と し て 知 られ
て 多 く の 示 唆を 与 える も の と 思 われ る
リ ン地 域 で は トウ ン グ
語 り部
o
よう な こ と は ハ カ ス や
モ ンゴル で は
。
「 ジ ャ ン ガ ル+
トの
の
つ い
こ の
トお よび 内モ ン ゴル 東 部の
ー
叙 事詩
涜布に
タイ ガ の
、
で 獲物 を 本 ん だ ん
トが 出版 さ れ て
の テキス
オ ロ ンホ と の 著 し い 共通性 が 認 め られ
、
する と
。
-
の
、
た
1 6 1 7L
:
接するサハ
く
っ
場合 と 法 具な る 特 徴を も
そ の い くつ か の テ キ ス トが 出版 され て い る
、
出
、
こ に ふ さわ し い 演 目が 択 ばれ た が
い て である。
を杜 じ め多 く
の テ ユ ル ク帝 系 の
南
、
c
py
、
トウ ヴ ァ に は ア ル タ
。
ガの 主 が育 ん
そ れ を 語 れ ばタイ
,
ゴル で あ る カ ル ム イ ク や 新海省 トル グ
モ ン
ラ フ) で 夜 の 慰 み や
-
同 じ よ う な状 況 は ト ウ ヴ ァ に も 見
、
毎 晩英 雄叙 事 詩 を 語
,
に つ い て は 本 書 の 山下 宗 久 「 サ ハ の 英 雄 叙 事 詩+
は盛 ん で あ る が
カ
と い う ジ ャ ン ル が 英雄
ヌ イ マ フ+
で は 英 雄 叙 事 詩 は 「 オ ロ ン ホ+
ト)
ー
ル + (1 9 8 5 )
…
「
、
の 後 に は 狩 り が首 尾 よ く い く と 信 じ られて
トリ の 範 囲 にお
ト に も共 通 して 認 め ら れ た[q
ベリア の
れ
また
。
葬儀で は ま た別 に そ
、
そ れ は そ れ ぞ れ の 語 り部 の レバ
東シ
・
お 返 し に 豊 か な 獲物 を 狩 人 に く れ る と い う の で あ る
、
に く れ る と い う場 合が ある
ー
の 英 雄 叙 事 詩+
カ ラ カ ル /てク
好ん で 替 られ 聴か れ た
叙事 詩語 り
、
に は そ の 場 に応 じ た特別 な 演 目 があ り
ブリヤ
の 注 目す
柱 か つ て は トウ ヴ ァ の 各 地 で 狩 り の 折
ル)
ー
の集まる とこ ろで
場な どの 人
語 り 部 は狩 人 に狩 り に 連 れ て
、
「 ア ル イ プ トイ グ
の
ドイ ル ル イ グ
ー
イ 地 域の 他 の 諸 民 族
おり
カス
ハ
追 善式 な どで 語 ら れて
の
い や 葬儀 の
産祝
「
そ れ は 1 9 60 年 代 に は ま だ多く の ハ カス の 村々 ( ア
.
叙 事詩 (
o
坂 井弘 紀
、
研 究者
口 ツ / て人 の
一
の 「 マ
キル ギ ス
、
。
諸族 で は
ア ル タイ 地 域 の
叙事 詩 に 当る
これに つ い て は本書
(
。
早 く か らヨ
,
また
。
それぞ
,
= ま貴 重 な 資料 で あ る )
。
と こ ろで
要な も の で
の主
の 採録
叙事 詩
、
やテ キス ト の 出版 に は 近年 大 き な努 力 が払 わ れ て き て
と し て 『ソ 連 諸 民 族 の 叙事 詩』 ( E p
M
o sc o w
)が
原語
n aro
d
)
の テキス
トに
ダイ カ
ラ』+ ( 1 9 7 3)
・
ブ ラ ン ドイ
.1 9 9 0
「
、
ヤク
イ ク 英雄叙 事 詩
ト』+ ( 1 9 9 4)
イ ア
もう
(rh
'
a
の
d
n ar
ナ ウカ 社 で あ る
れて
民族 の フ
の
もう丁
い る。
とで あり
F正
い る。
ム ジ メ ル ヂ ン』+ (♪
1 9 9 1)
■
詩 E 『ク イ
ス・:
三
デ ピ 1J イ
㌢
-
・
ニ
の ロ シ ア 官 許ふ
間 軌 ( 1 9 9 3) i
∵
ヤク
-
「
■
の テ
り の 臨 場感
の
L
ヴェ
「
,
ト』 1
リア
r
、
エ 』+・r,( 1 9 9 3 )
k
) シリ
a
の シ リ.
ベ ラ ル
彼の巻
、
極東
トウ ヴ ァ 民 話+- ( 1 9 9 4)
■
『剛 毅 な 正 ) レ
・
「
カルム
フ の 英 雄叙 事 詩
『ナ ル
,
ウク ライ ナ
の フ ォ
ズで はシ
-
ユ
,
ラ トヴ
、
ク
-
ロ ア遺
ー
ー
ク
「
、
-
ア 部で
ロ
-
、
リア と極 東地 域 の
ベ
ウク ラ イ ナ人 を
、
数巻が 予定 さ
60
、
( 1 9 9 1)
ー
「 民族
、
、
リア
極東
ヲ
,
「ヤク
i
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の 伝 象 ∴ 伝 説 、・
1
.
rチ
+
ト英 雄叙 事
-
「 シ ベ
の ロ シア
巻ほ
『ア ラ
ト英 雄 叙 事 帝
昔話
リア 、 極東
、
伝 説 と世
-
神話+ ( 1 9 9 4)
ナすの フ
トウ ヴ ァ 英 雄叙 事 詩+- ( 1 9 9 g )
6
シビ
これ まで に 2 0
。
ト魔 法 昔 話+ ( 1 9 9 3 )
r シベ
・
集』
儒 集 は ノ ヴォ
。
ダヤ 人
「 プり ヤ
、
の ロ シ ア 英 雄 詩+
ソ ゴ ト 7 』+ ( 1 9 9 6 )
.
「 コ
、
に コ ン パ ク トデ ィ ス ク が 付 さ れ て い る こ
r サ ハ ( ヤ グ ・ ト)
■
撃 オ ホ ル 妄テ ル ン ダ+- ( 韮9 9 6 )
、
カ ス 英雄 叙 事 詩 『ア
ズ で ある
ー
ス人
ー
ー
、
1988
、
ル 』+ ( 1 9 8 5)
-
3 + ( 1 9 9 0)
-
片 鮮 を 味 わ う こ と- が で き る
「 ブ リヤ
,
トル ク メ ン英 雄叙
4 + (1 9 8 4
-
「 ハ
、
極 東諸 民族
ン キ の 英 雄 叙 事 詩+ ( 1 9 9 0)
「 シ ベ
トル ク メ
キ ス ト と ロ シ ア 語 訳 と 詳 細 な 解説 に 加 え て
ト
ー
`
、
( 1 9 8 7)
「
、
,
フ 英 雄 叙 事 詩 『コ
カザ
ク ロ ア を集 大 成 し よ う と い う 意 図 の も と に
ミ
、
o st o
魔 法 蕎 静 と 動 物 昔 話+ ( 1 9 9 3 ) ,(
ヰ 英雄 叙事 詩
ン グマ ン
、
「
,
ロ ッ パ ロ シ ア の
ー
、
ちら
、
出版
、
。
V
こ
,
「 ア ル タ イ 英 雄 叙 事 詩 『マ
ク ル ス トウ
・
なかに
シ ベ リ ア 支部 シ ベ リ ア 諸 民 族 フ ォ
ー
ロ シア人
の巻に はソ ノ シ
これに よ っ て寄
、
どが 出版 され て
「
ー
特徴 ほ 言 語
つ の
音 楽+ a ) 解 説 と 初 期
ォ
ヨ
リア
o
前 者 と は別 に
。
先住諸 民族 と 植民者 や 移住 者 で ある
含 めたす ベ て
『シ ベ
Sibi ri i D al T n e g
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科 学 ア カデ ミ
ル ス ウ の ソ 連 ( ロ シ ア)
出版 は同地
ズに は他に
ー
ズ
ー
ラシア諸民族の 叙
ー
こ の
r パ ル カ ル とカ ラ チ ヤ エ
,
Li t e r a t u r y
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『マ ナス』 1
『ナ ル
ト英 雄 叙 事 詩
ッ
( 1 9 9 0)
こ の シリ
。
クル ン
『グ ル グ リ』+
フ ィ ン の 叙 事 詩 も含 ま れ て い る
・
y a t ni ki f o l kl o r
m
r オセ
I
、
ト』+ ( 1 9 7 4)
キ ル ギス 英 雄叙事詩
重要 な体 系 的な企 画 は
つ の
一
「
、
o st o ch n o
世 界文 学研 究所
キ ル 民 族 叙 事 詩+ ( 1 9 7 7)
ュ
タ ジ ク民族叙 事詩
F ジ ャ ン ガ ル』+
な どが あ る
カ レリ ア
、
「
、
ア ル イ グ』+ ( 1 9 8 8)
・
「 バ シ
,
の シリ
V
a
ー
い る。
恋 愛叙 事 詩+ ( 1 9 7 2)
・
ロ ン ホ 『固 陳 な る
トの オ
ー
ミ 民 族叙 事 詩+ ・ ( 1 9 8 7)
ル テイ ン
( 1 9 7 5)
オ グ ル イ』+I ( 1 9 8 3)
・
1 9 9 5)
、
ベ ク 英雄
ウズ
早 い 時期
、
『ユ
年に
1992
巻 末 に 注釈 が 付 さ れ て
、
d a k t s iy
e
そ
ず れ も 大 作 の 叙 事詩 が 取 り 上 げら れ
い
r ア デイ ゲ英 雄 叙 事 詩 『ナ ル
、
り †ト ウ ル』+
『ギ ョ ル
事詩
r
、
R
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編集 は科 学 ア カデ ミ
。
ズには
ー
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タイ トル は
こ の
。
こ の シリ
。
シ ア語 の 対訳
ロ
ン 恋 愛 叙 事 詩+ ( 1 9 7 1)
-
ある
S S S R) G l a
n xl o v
と改 名さ れ た
v r a ヱii
E
o v
の ナ ウカ 社 で
はモ ス ク ワ
a
o s n
年 か ら発 刊 され た
197 2
事 詩』 ( E p o s
つ い て 触れ る な ら
全 般 的 な傾 向 が 明 ら か な企 画 に
、
い る。
,
オ
+
ク
,
ロ
ア
、
:
ニ
「 ア ル タイ 英雄
叙 事 詩+ ( 1 9 9 7 )
ロ
シ ア 叙 情 歌+ ( 1 9 9 7 )
( 1 9 9 7)
、
な どで あ る
族共 和国 で もそ
リア
こ の
b
極東 の
、
( 1 9 9 7)
「 シ ベ
、
フ ォ
他 に は 個 別 に数 多 く
ク
ー
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ア
ロ
ニ マ
:
ク
ー
ア
ロ
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リア
:
極東
,
歌
呪 文+
、
テ ル ング
、
キス トの 出版があり
また
,
の
エ
、
各民
,
の 蓄 積 は 相 当 に あ る も の と推 測 さ れ る 。
アイ ヌ の 叙事詩 に
,
浩翰 な研究 が あ る が
を含めて い る
「
カムイ
ては
一
ユ
・
金田
、
京助
一
知 里美 志 保
、
いずれ も叙事 詩 の なか に 「 カ ム イ
、
、
「 ユ
カ
では
カ ラ+
神謡+
にある
人 称 叙 述 体+
挿 入 さ れ て 謡わ れ る が
容は
つ い
こ れ ら は そ れぞ れ 「
。
共 通 の 特徴 は 「
.
.
聖 伝+
「
、
ユ
カ ラ+
のL 「
サケ
「 オ イ ナ+
、
つ
一
に 英雄 叙事 詩 が ある と い う特徴 は
て い る こ とが 指摘 で き る
較 研 究す る
て く れ よう
こ とは
は 当然 で あ ろう
ユ
-
した が
っ
て
、
記 紀や 沖縄
そ の 民族 文化 の 内容
と い う リ フ レイ ン が
+
ユ
-
古く
、
、
の 叙 事詩 を も こ の
い
だす
こ との でき
ロ シ ア に お け る 中央 ア ジ ア の
の
比較 研究 に よ
っ
て
の 英雄叙 事詩 の 比較研究が そう で あり
叙 事 詩 に 由来 し て
い る こ とや
ヴ ェ ンキ に 認 め ら れ る
詩研究 は
ユ
そ
、
の
「 叙 事 詩+
を比
よう な
マ ク ロ な視野 に含め る べ き こ と
,
な い よう な事 柄 に属 す
、
東シ
叙事 詩研 究 の も
こ と が多い .
、
っ
。
例 えば
ブリ ヤ
ベ.リ ア の
、
中央 ア ジア
の
、
7
-
そ の 意 味で
て 重 要 で ある
。
、
そ れによ
の テ ユ ル ク帝
ベ ッ
っ
さ
て 民族
系の 諸 族
トの 同名 の
叙事 詩 に極似す る 叙 事詩 が 隣接 す る
叙事 詩 に は ユ
ー
い る の で
音 譜 学 な どに と っ て た い
-
っ
ト の 「 ゲ セ ル+ 物 語 が チ
ー
サハ
、
向 を 跡づ け る 辛が か りが隠 さ れて
ラ シ ア の 民族 学 や 歴 史学
。
と も重要 な 関心事 の ひ とつ は異
そ の 相 互 の 関連 を明 らか に し
あっ た
,
今 日 で はも はや 環実 か ら は記 憶が薄 れ フ ィ
、
こ と な ど の 飼が示 す よ う に
の 歴 史 的な 動
ー
カ
そ れ ぞ れ の 民 族や 文 化 の 背 景 考知 る う え だ け で な く
,
の 歴 史的 な関 連を 解明す る こ と に
域の 諸 民族
ユ
世 界観 を 知 る 上 で 非 常 に 興 味 深 い 多 く の 辛 が か り を与 え て く れ る
クによっ て拾
な る 民 族 の 叙事詩
文化
「
、
ラ シ ア 諸 民 族 の 叙事 詩 に も共 通 し
叙 事 詩 の テ キス トの 詳細 な研 究は 民 族文 化 の 復元 も し く は再 構 築 に と
らに
歌 われ る 内
。
も ま た 少年 英 雄 を 主 人 公
広 範 に類 例 を 求 め なが ら アイ ヌ
、
語 り 継 が れ て き た 民 族 の 習 俗 や 価 値 観な ど は
ー
ヘ
その
。
o
ラ シ ア の 諸 民族 の 叙 事 詩 は
ル ドワ
と訳 さ れて い る
カ ラ+
ア イ ヌ 文 化 と い う枠 で 杜解 明で きな い 諸 々 の 問題 に 多 く の 示 唆を 与 え
,
加 えて
。
。
上 にみた
、
「 ユ
に は幾 つ か 性 格 を異 にす る 説話 が含 まれ
こ の よ う に ア イ ヌ の 「 叙 事詩+
。
、
で は 文化 英雄 の 神 話
。
として い る
オイ ナ+
を 欠 い て い る こ とで ある
ヘ+
基 本的 に動物 説 話
「
、
英 雄叙 事 詩+
さ ら に前 二 者 で は 「 サ ケ
o
はそ
ラ+
「
I
・
久保寺逸 彦な どの 先 達 の
、
で は 少 年 英 雄 の 武 勇 辞 で あ る 、 サ ハ リ ン ア イ ヌ の 「 ハ ウ キ+
ラ+
-
チ ン』+ ( 1 9 9 7 )
-
シ ア 人 年 中行 事 の フ ォ
ロ
ウ デゲ
「
、
ウ
フ
・
叙事詩研 究 の 課彦
.
さて
の
「 シ ベ
、
「 シ ョ ル 英 雄 叙 事 詩+
( 1 9 9 8)
へ+
Ⅳ
「 ハ カ ス 英 雄 叙 事 詩 『ア イ
、
へ
エ
ラ シ ア と い う広大 な地
ある
Q
そ の 意 味で 叙 事
ん重 要 な テ
ー
マ で ある 。
叙事詩研 究の 課 題 と な らん で
らない
一
。
そ の 担 い 手 に お け る 昨今 の 状 況 に触れて お か な けれ ばな
、
は確か であるが
他 方 で は 新た な 生成
、
多 様 な創 作作 品 に 取 り込 ま れ た り
い る
この こ と杜特 に
。
の
、
っ
の
動 きが
母体で あ る
メ ディ ア を 通 じ て 再 現 さ れ
成 に肝要 な役割 を も
っ
、
そ
の
る 社 会 的背 景
例え ば
、
多 様 な メ ディ ア
ナシ
の
ョ
叙 事 詩 な どが
民 族文 化 と して
2)
の
ナ リズ ム の 高揚
、
叙 事詩 が 文学
、
こ ろ で は 民 族 意識 の 統
民族 本 来 の 固有
、
同 様 の 傾 向 はサ
。
一
,
ペ ラや 映 画
な どの
も
ハ にお い て
、
また
、
般 的 に 柱 ポ ス ト社 会 主 義 に お け
研 究者 を は じ め と す る 意 識 的
普及 な ど と い う 諸 要 因 に 加 え て
オ
、
再 認 識が 民族 的 ア イ デ ン テ ィ テ ィ の 形
よう な動 き は
こ の
D
た る 歴史
の崩壊 に い
中央 ア ジ ア で は 民 族 的 な 伝 統 文 化 の 再 評 価 の
、
て い る こ とが報告 さ れて い る
モ ン ゴル 国 に お い て も 認 め られ る
ト 社 会 主 義体 制
そ れ は 口 東文 芸 が 何 よ り も まず
年 代 後 半 以 降 知 譲 人 の 間 で 顕著 に な り
1 9 70
エ
民族 国家 と して 新 生 した と
,
い る。
こ とに よ ろう。
、
民 族 芸能 と して 伝 統 的 な 祭 典 や祭 事 な どで 実 演 さ れ て
ており
高揚に 重 要 な役割 を 果 た し て
言語
、
再 現 や保 存 な ど の 動 きが 認 め ら れ
、
トロ イ カ か ら ソ ヴ ィ
ペ レス
、
的社 会的 な状 況 と深 く か か わ
合
の 文 化 的遺 産 と し て 消 失 の 運 命 に あ る の
方 で は 叙 事詩 を 含 め た 口車 文 芸が 過去
、
積極 的な働 きか け
諸 民族 文化 に 対 す る 国 際的 な 関心
、
の高
ま り な どの か らみ 合 い の な か か ら派 生 し て き て い る 極 め て 現 代 的 な事 象 と して 捉 え ら れ よ
う
o
1)
年)
金成ま つ 筆 録
・
金田
一
京助 訳注
『ア イ ヌ 叙 事 詩 ユ
ー
カ ラ 集 Ⅰ』 三 省 堂
昭和
34
年 (5 1
p 10
.
ユ)
日 本 口 東 文 章 学 会 第 3 9 回 研 究 例 会 ( 2 0 0 0 年 3 月 1 1 日 於 国 学 院 大 学) に お い て 「 現
ュ
ラシア の フ ィ
ル ドか ら+ を テ マ と す る 研 究発 表 が 行
代 にお ける 口車文 芸 の 条件
上 村 明 は モ ン ゴ ル 国 坂 井 弘 紀 は 中央 ア ジ ア
山下宗
わ れた
そ こ で斉藤 君 子 は ロ シ ア
い
久 は サハ に つ い て そ れ ぞれ 各地 の 現状 に つ て 報告 を行 っ た
、
ニ
。
ー
ー
ー
,
、
、
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