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当日発表資料(全体版)

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当日発表資料(全体版)
ー群馬を社会実装実験のフィールドにしたー
完全自動運転社会を実現する
次世代モビリティシステムを提案
ー電動・自動運転自動車による次世代モビリティシステムー
「組織」連携に向けた群馬大学の対応
産業界とのパートナーシップの拡大を組織的かつ機動的に推進し、産学連携を戦略的
に展開するための中核として、学長直轄の「研究・産学連携推進機構」を設置
学 長
研究・産学連携推進機構
研究・産学連携戦略本部
URA室
高度研究推進・支援部門
高度研究戦略室
機器分析センター
高度人材の育成
高度人材育成センター
• 創業者および創業支援人材の育成
研究支援人材育成コンソーシアム室
産学連携・知財部門
知財管理活用
共同研究推進
産学連携に関するリスク管理
産学連携・知財活用センター
• 知財管理活用
• 共同研究推進
研究推進課・
産学連携推進課
高度研究の推進
高度人材育成部門
リスクマネジメント室
• 産学連携に関するリスク管理
本機構がプロジェクトの統括に当たり、連携企業・自治体等との協働を組織的に推進
役
連携プロジェクト
への対応
員
会
IR室
学 長
研究・産学連携推進機構
産業界・
自治体等
高度研究推進・支援部門
•
•
組
織
連
携
高度研究戦略室
機器分析センター
研究・産学連携戦略本部
教育研究活動の
高度化
• 研究推進担当
• 人材育成担当
• 産学連携担当
高度人材育成
の拡充
URA室
産学連携・知財部門
•
•
産学連携・知財活用センター
リスクマネジメント室
高度人材育成部門
•
•
高度人材育成センター
研究支援人材育成
コンソーシアム室
社会貢献の実質化
本プロジェクトの
プラットホーム
「次世代モビリティ社会実装研究センター」設置予定
「共同研究講座」等の設置により、連携プロジェクトの推進、高度人材の育成を目指す。
本プロジェクトで群馬大学が社会実装を目指す先端的技術シーズ
・小型・バス型電動自動運転自動車の製造・安全走行技術
・モーター駆動のメカトロニクス精密制御技術
・自動運転のための画像認識技術ならびに人工知能化技術
・軽量金属材料、カーボン材料の製造ならびに加工技術
・ビッグデータ解析技術
・社会実装のための社会情報シミュレーション技術
群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター(設置予定)
「人文系」「理工系」の壁を打破し産学官共創で人材育成と研究を行う拠点を整備
大学・企業・自治体等とコンソーシアムを形成しローカルイノベーション・エコシステムを構築
IoTとモビリティメカノ技術を融合し、地域ニーズに合った完全自動
電動移送・移動システムと高齢者や地域の安全安心をサポートす
るシステムを開発する。これらの社会実装研究を通して、地域情報
の収集とそのビッグデータ解析からニーズを抽出し、これらの検証
データを基にした確度の高い新産業を継続的に創出する。
完全自動運転社会の実現を指向した
次世代モビリティ社会実装研究コンソーシアムの形成
「群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター」を核とするコンソーシアムを形成。
コンソーシアム内に本センターと協働して研究・開発に当たる「研究開発協議会」「製造・生
産システム協議会」「社会実装連携協議会」を設置。
本センターは各協議会と協働する共創場を提供し関連する技術シーズの高度化と実用化
を推進すると共に開発した次世代モビリティの社会実装への展開を図る。
次世代モビリティ社会実装研究コンソーシアムによるオープンイノベーション共創場の構築
大学・研究開発法人等
次世代モビリティ関連技術
の研究開発に関する協議会
基盤技術の提供
実装実験結果の提供
連携・協力
情報共有
連携・協力
群馬大学
情報共有
次世代モビリティ
社会実装研究センター
関連企業等
次世代モビリティの製造・生
産システムに関する協議会
連携・協力
情報共有
次世代モビリティの提供
地域自治体等
次世代モビリティの社会実
装連携に関する協議会
群馬大学が提案する完全自動運転社会実現に向けた「組織」対「組織」の連携
群馬大学が保有する
省エネ電動自動運転自動車の開発に必要なメカトロ制御技術・材料開発技術・IT技術等を
当該関連企業・研究開発機関に提供すると共にその生産技術の高度化を図る。
小型・バス型電動自動車製作技術と完全自動運転技術を当該関連企業が保有する技術と
融合することにより製造・生産システムの実用化を図る。
群馬県をフィールドとした自動運転の社会実装実験から得られるデータを当該関連企業・自
治体に提供すると共に完全自動運転社会実現に必要な社会実装システムを共同開発する。
輸送用機械器具製造業、電子部品製造業、学術・研究開発機関
材料開発技術
メカトロ制御技術
IT技術
小型・バス型電動
自動車製造・完全
自動運転技術
社会実装実験
関連データ
群馬大学
社会実装システムの開発
自動車・附
属品製造業
製造・生産システムの実用化
輸送用機械
器具製造業
生産技術の高度化
情報通信業
運輸業
郵便業
保険業
医療業
娯楽業
自治体
協議会との協働によるローカルイノベーション・エコシステムの構築
基盤技術
の高度化
実用化へ
の展開
H29
H30
H31
メカトロニクス精密制御技術の開発
大学・研
究開発法
人等研究
開発協議
会の設置
軽量金属・カーボン材料開発
H32
高度化
高度化
画像認識・人工知能化技術の開発
ビッグデータ解析技術
高度化
高度化
軽量金属材料、カーボン材料の製造・加工技術の実用化
関連企業
等製造・
生産シス
テム協議
会の設置
電動自動運転自動車生産技術の実用化
自動運転システム生産技術の実用化
社会実装シミュレーション技術の実用化
社会実装
富岡市「世界遺産」周辺
自動運転実装実験
自治体等
社会実装
連携協議
会の設置
実装
桐生市「市街地」 自動運転実装実験
県内「過疎地域」との連携
協議
実装
県内「過疎地域」 自動運転
実装実験
「次世代モビリティ製造・生産システム」の
構築と「社会実装システム」の広域展開
H28
「次世代モビリティ社会実装研究センター」における人材育成(1)
— 学生教育 —
大学院理工学府と社会情報学研究科に「次世代モビリティ社会実装研究教育プログラム」
を開設。
コンソーシアム協議会の研究開発法人,自治体,企業等から客員教員を招いて,大学教員
と協働で産学官連携カリキュラムを構築。
このカリキュラムでは次世代モビリティの開発に関連した理工系科目から,社会実装実験を
行う上で必要な法律・政策等の人文社会系科目まで幅広く講義。
共同研究講座で行う共同研究を通して学生を教育すると共に産学連携リサーチアシスタン
ト(RA)制度を利用して学生をインターンとして派遣する人材供給システムを構築。
次世代モビリティ社会実装研究センター
大学院理工学府院生
社会情報学研究科院生
産学連携RA
インターン
画像認識
共同研究講座
大学院 メカトロ 材料 制御
IT・クラウド
連携企業
理工学府
次世代モビリティ社会実装研究教育プログラム
人材供給
産学官連携カリキュラム
システム
自治体
の構築
合意形成
社会情報
学研究科 法律 交通 行政
研究開発法人
政策
「次世代モビリティ社会実装研究センター」における人材育成(2)
— 社会人教育 —
センター内に次世代モビリティ開発・社会実装に携わる若手研究者・企業技術者・自治体職
員を対象にした「次世代モビリティ開発人材養成講座」を開設。
大学に加えてコンソーシアム協議会の研究開発法人,自治体,企業等から講師を招いて
「座学」と「実習」により高度研究者・技術者・行政担当者を養成。
大学院理工学府の教員と研究開発法人・企業研究者を講師とした技術開発に関する科目
及び社会情報学研究科の教員と自治体職員を講師とした社会実装に関する科目を提供。
講座を修了した高度研究者・技術者・行政担当者が講師となって講座を担当する人材循環
システムを構築。
次世代モビリティ社会実装研究センター
若手研究者
企業技術者
自治体職員
大学院
理工学府
次世代モビリティ
技術開発に関する
「座学」と「実習}
共同研究講座
連携企業
次世代モビリティ開発人材養成講座
高度研究者
高度技術者
行政担当者
社会情報
学研究科
合意形成などの社
会実装に関する
「座学」と「実習」
自治体
人材循環
システム
の構築
研究開発法人
「産学パートナーシップ創造展」
群馬大学出展ブース展示物の紹介
低速電動バス
二人乗り低速EV
JST社会技術研究開発センターのプロジェクト
「地域力による脱温暖化と未来の街―桐生の構
築」の一環で、群馬大学次世代EV研究会の技術
シーズを活用して製作したバスと二人乗りEV。
地域の観光や高齢者に優しい公共交通、子供た
ちの環境教育などに活用されている。
地域の自然エネルギーと組み合わせて充電し、
世界遺産等の観光地の周遊や、高齢者の比率
が高い地域あるいは島しょ部での移動手段とし
て期待できる。
低速電動バスeCOM-8(愛称:MAYU)
桐生市内伝統的建築群保存地域での運行試験
←MAYUの運用開始式
(伝統的建築群保存地域指定
記念式典にて)
群馬県知事と桐生市長も参加
→
八木節祭りパレード
2012年7月14日
ナンバー取得
産学官民連携で子供から高齢者まで地域丸ごと活性化
地域の企業・教育委員会と協力したMAYUの活用
大学×桐生高校SSH×小学校
MAYUを教材として高校生が小学校で模擬授業
大学・
地域企業
高校生
小学生
2015年桐生高校SSH
高齢者地域での運行による地域コミュニティの活性化
2015年度:群馬大と桐生市
で運行試験を実施
外出や外食・買い物が増えて、人
と話す機会が増えた方が多い
⇒ MAYUがコミュニティを活性化
群馬県内各地域へ
の展開
社会実装研究を通して地域情報を収集
群馬県みなかみ町、
谷川岳一ノ倉沢を
走る低速バス
(みなかみ町議会HPより)
地域の活性化策を提案
群馬県みどり市
「花桃祭り」
前橋市フラワー
パーク周辺
次世代モビリティの国内各地域・海外への展開
ローカルイノベーション:群馬から世界へ
マレーシア(3台)
群馬県/みなかみ町(2台)
富山県/
宇奈月温泉(3台)
谷川岳での観光利用
群馬県/桐生市(4台)
マレーシアのマハティー
ル元首相が銀座で試乗
温泉街での観光利用
市内観光、MAYUで結婚式も
群馬県/玉村町(1台)
マレーシアでも導入
eCOM-piyo
長崎県/五島市(2台)
社会実装研究を通して
地域の新産業を創出
市内観光、県立女子大と協働
自律走行ロボット
自ら環境を認識し行動するロボット。
カメラ、レーザレンジファインダ、ジャイロスコープなどを
装備し、人間の介在を必要とせずに特定の物体の発見、
目的地への移動などのタスクを遂行することができる。
自律走行ロボットの競技会「つくばチャレンジ2014」と
「つくばチャレンジ2015」で完走。
「つくばチャレンジ2014」に出場し完走
つくばチャレンジ[Real World Robot Challenge (RWRC)]は、自
ら考え行動するロボット(自律ロボット)が、実際に人が生活す
る街の中で、速度を競うのではなく、『安全かつ確実に動く』こ
とを目指す技術 チャレンジ。
スタートからゴールまで約1.5kmの距離を自律的に走行する。
途中に設けられたエリアに居る特定の服装をした5人を見つけ
ることも課題に入っている。
つくばチャレンジ2014出走50台中
予選突破(トライアル達成) 16台
このうち2台が本学のロボット(写
真右と左)。
本選完走(課題達成) 4台
このうち1台が本学のロボット(写
真左)走行距離2.2km 。
本選完走(課題達成)
予選突破(トライアル達成)
自動運転技術に関する研究
自動車の自動運転に関する総合的な技術を保有
乗用車を用いた
Lv. 2運転支援型自動運転での
走行技術の研究
車車、路車協調に着目した
車両制御システムの研究
Lv.4 完全自動運転を想定した
走行台車の研究
ドライビングシミュレータによる
車両制御とドライバの
インタラクションに関する研究
自動運転車両の配車・管制
システムに関する研究
次世代モビリティに応用可能な材料開発
水に浮く発泡アルミニウム
高効率色素増感太陽電池
炭素・ケイ素複合材料:ヤヌスキューブ
水に浮く“超”軽量アルミニウムの開発
自動車部材への適用例
傾斜機能化(ヘテロ構造)
◎複数特性両立 ◎変形制御
薄肉緻密材との組合せが容易
◎軽量性 ◎高剛性
摩擦攪拌接合(FSW)利用
◎高生産性 ◎低コスト ◎高機能化
高効率色素増感太陽電池の開発
Glass
FTO(SnO2:F)
Catalyst(Pt)
Electrolyte
Sensitizer
(Dye)
• 大気中での製造が可能
• 資源的制約がない
⇒ 製造コストが低く、大面積化が容易
Counter electrode
II3-
高性能有機ケイ素色素
TiO2(~20 nm)
FTO(SnO2:F)
Glass
• 光電変換効率 14.3% (世界最高値)
• 光電圧 1.0 V
ChemComm., 2015
炭素・ケイ素複合材料:ヤヌスキューブの開発
ヤヌスキューブとは
有機置換基
多彩な種類
ケイ素
強固な無機骨格
酸素
( 水晶と同じ )
炭素
有機置換基
異なった種類
1 nm
※ヤヌス: 始まり と終わり を司り 、 2 つの顔を持つローマ神話の門と扉の神
読売新聞 2016年6月3日
産学連携の可能性
1 . ナノ パーティ クルとして、 ポリ マーに混合、 耐熱性、 強度を向上させる
2 . 3 次元シランカッ プリ ング剤として、 表面修飾、 ハイブリ ッ ド 材料の接合剤として使用
3 . シリ カゲル+カッ プリ ング剤に代わる強度向上剤→エコタイヤへの応用
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