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原文(日/仮訳) - 新メカニズム情報プラットフォーム
Botschaft der Tunesischen Repulic Berlin № /Coop №149 口述書 在ベルリン・チュニジア共和国大使館は、国連気候変動枠組条約事務局に心からの敬意 を表すると共に、チュニジアのコペンハーゲン合意への参加に関する 2010 年 2 月 11 日付けのチュニジア外務大臣の口述書№526 を補足する、チュニジアがコペンハーゲン 合意の第 5 パラグラフに基づき、実施を提案する開発途上国国内における適切な緩和行 動(NAMAs)を記述したフランス語、アラビア語および英語で作成された追加文書を 送付いたします。これらの別表Ⅱ(AppendixⅡ)のリストを補足する「NAMAs」に関 する情報は、添付のフランス語、アラビア語および英語で作成された付属文書に記載さ れています。 弊大使館といたしましては、チュニジアが提案する国内における適切な緩和行動 (NAMAs)は、その遂行のために、資金、技術移転、能力強化の面において国際的支 援を必要とすることにご留意いただきたく存じます。また、京都議定書のクリーン開発 メカニズムの適用も充分に可能であると考えております。 在ベルリン・チュニジア大使館は、略儀ながら、書中をもちまして、国連気候変動枠組 条約事務局への心からの敬意を表させていただきます。 於 Berlin、2010 年 5 月 17 日 国連気候変動枠組条約事務局 P.O Box 260124 D-53153 Bonn Botschaft der Tunesischen Repulic Berlin, Lindenallee 16 - 14050 Berlin - tel :030/364 10 70 - fax : 030/30 82 06 83 チュニジア共和国 *** 環境・持続可能開発省 内容:外務省より UNFCCC 事務局に宛てられた、チュニジアのコペンハーゲン合意へ の参加の決定に関する口述書の追加文書の草案の一部 本文書は、チュニジア共和国より国連気候変動枠組条約事務局に宛てられた 2010 年 2 月 11 日付けのチュニジアのコペンハーゲン合意への参加の決定に関する口述書の追加 として、チュニジアがコペンハーゲン合意の第 5 パラグラフに基づき、実施を提案する 国内における適切な緩和行動(NAMAs)に関する情報を上記事務局に伝達することを 目的としている。 自発的性格を有し、かつ、チュニジアの持続可能な開発との方針に完全に合致するこの NAMAs は UNFCCC の第 4 条の第 1 項および第 7 項に則って遂行されることを強調し なければならない。 また、コペンハーゲン合意の適切な規定に基づき、チュニジアが提案する NAMAs は、 その遂行のために、資金、技術移転、キャパシティ・ビルディングの面において国際的 支援を必要とすることを強調しなければならない。さらに、京都議定書のクリーン開発 メカニズムの適用も除外されるものではない。 これらの別表Ⅱ(AppendixⅡ)のリストを補足する「NAMAs」に関する情報は、本追 加文書に添付される付属文書に記載されている。 別表Ⅱ 開発途上国国内における適切な緩和行動 国内における適切な緩和行動-チュニジア 非附属書 I 国 行動 チュニジア 固体・液体廃棄物の再利用を含む再生可能エネルギー開発行動 -集光型太陽熱発電(CSP) -太陽電池発電 -建物内太陽電池発電 -太陽熱温水強化 -風力発電 -固体・液体廃棄物のエネルギー再利用(発電およびバイオ燃料) -家庭廃棄物、浄水場、下水処理場の廃棄物から発生するメタン のエネルギー利用 -バイオマス発電 -太陽エネルギーと風力エネルギーの海水脱塩化と揚水のための 利用 代替エネルギー開発行動 -天然ガスの工業、第三次産業、住居における利用の拡大 -低炭素型代替エネルギーの開発 -クリーンエネルギー、特に運輸分野における圧縮天然ガス利用 エネルギー効率・エネルギー合理的利用行動 -都市公共交通手段(地下鉄、電車、保護ゾーンにおけるバス)の 開発 -大都市における都市圏交通計画の推進 -運輸需要統合のためのロジスティクスゾーンと経済拠点の設立 -マルチモーダル輸送とピギーバック輸送の開発 -経済活動における鉄道輸送のポジションの強化 -エネルギー効率基準を遵守する建物や住居の建設 -ソーラー住宅の建設 -建物におけるエネルギー効率の改善 -家電製品認証制度 -省エネルギー型電球の普及と使用の拡大 -コージェネレーションおよびトリジェネレーションの開発 -工業、運輸、第三次産業におけるエネルギー効率化プログラム契 約の拡大 -公共照明におけるインバータおよびその他のエネルギー効率利用 機器の普及と使用の奨励 -運輸分野におけるモーター診断ステーションの増設 -石油生産に伴い発生するガスの回収と利用 工業生産分野における行動 -工業系企業環境意識向上プログラムの強化 -リン酸塩産業における、N2O 排出を含む、工業生産による温室効 果ガス排出の削減 植林/再造林、農業、および、森林伐採ならびに土壌劣化による排 出量削減の分野における行動 -2009 年の 12.8%から 2020 年の 16%を目標とする森林カバー率の 向上。これは 2012 年よりの年間 27,000 ヘクタール、計 25 万ヘ クタールの森林および田園の再造林を基本とする。 -2009 年の 17%から 2024 年の 20%を目標とする森林面積に占める 保護ゾーンの拡大。これは、森林地域の 20 箇所の新保護ゾーンの 規定と整備を基本とする。 -2014 年を目処とした 50 万ヘクタールを目標とするバイオ農業専 用地域の面積の増大。 -国際基準に則った農業経営のレベル向上。2009 年の 12 万ヘクタ ールに対して、少なくとも 20 万ヘクタールを目標とする、灌漑 地域の近代的節水技術のより効率的な利用。 -2050 年の国家水利用戦略の推進を含む海水脱塩化プログラムお よび処理済廃水再利用プログラムの強化。最新の省エネルギー技 術、節水技術の農業、砂漠化対策、土壌保護、森林・田園地域再 造林への利用による。