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第1回議事録(PDF:630KB)
平成28年度第1回埼玉県障害者施策推進協議会 日時:平成28年6月3日(金)午前10時~12時 場所:埼玉教育会館201・202会議室 出席委員:寺島委員、松永委員、岩崎委員、麩澤委員、吉井委員、岡村委員、永井(紀)委員、 種村委員、國松委員、田村委員、永井(陽)委員、佐川委員、大島委員、小材委員、 小沼委員、柴生田委員、白石委員、村田委員、萩原委員 19名 欠席委員:細野委員 1名 1 開会 (1)会議の成立 委員19名が出席しているため本協議会は成立。 (2)会議の公開 傍聴者2名 (事務局) それでは始めに、障害者福祉推進課の荻原から挨拶申し上げます。 (荻原課長) 皆様、改めまして、おはようございます。障害者福祉推進課長の荻原と申します。どうぞよろ しくお願いいたします。 障害者施策推進協議会の開催にあたりまして、 一言ご挨拶申し上げます。 委員の皆様方には、御多用のところ御出席いただきまして感謝申し上げます。また、本県の障 害者施策の推進にあたりまして、日ごろから、格別の御理解と御支援をいただき厚くお礼を申し 上げます。 昨年度は、年3回の協議会および年10回のワーキングチームを開催し、個別の施策の現状と 課題について大変熱心に御議論していただきましたこと、心から感謝を申し上げます。 本日は、第4期埼玉県障害者支援計画の1年目である平成27年度の実績及び平成28年度の 県予算の概要などについて報告をした後、本年度の協議会の進め方について御審議いただくこと としておりますのでよろしくお願いいたします。 また、平成28年4月1日には、障害者差別解消法及び埼玉県共生社会づくり条例及び手話言 語条例の2つの条例が施行されました。県といたしましては、このような条例の趣旨を踏まえ、 障害を理由とした差別を解消し、障害者に対する県民の理解を深めるための取組を一層進めて参 ります。 どうか皆様には、引き続き、より一層の御支援、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げ まして、開会の挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 ~事務局職員紹介~ ~配布資料確認~ それでは議事に入らせていただきます。本協議会規則第6条第1項に基づきまして、議長は会 長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 (寺島会長) それでは規定によりまして、本日の会議の議長を務めさせていただきます、寺島です。よろし くお願いいたします。 最初に協議会規則第9条第2項の規定によりまして、議事録署名委員を指名させていただきま す。國松委員と田村委員にお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。 (國松委員、田村委員) はい、分かりました。 (寺島会長) よろしくお願いいたします。 それでは次第の「2 報告」に入らせていただきます。はじめに「(1)第4期埼玉県障害者支 援計画(1年目)の実績について」です。事務局から説明願います。 (事務局) はい、障害者福祉推進課、障害者計画団体担当千葉と申します。それでは次第2の(1)につ いてご報告させていただきます。 資料1-1をご覧ください。第4期埼玉県障害者支援計画は、3年を1期とした計画となって います。計画年度は平成27年度から平成29年度までの3か年となっていまして、現在その1 年目が終了して、2年目の6月です。このことについて、計画の中で定めている各事業内容に対 しての評価がまとまりましたので、ご報告させていただきます。 まず、表の見方についてです。現在、障害者支援計画の中で施策が全部で232あります。こ れらそれぞれに施策の内容がありますが、必ずしも施策の記述に対して1つの課、1つの事業と なっているわけではなく、施策の内容によっては、複数の課、複数の事業を組み合わせて実施さ れているものもあります。ですので、左側の事業内容に対して、担当する課がどこであり、その 課の事業としては何が関係するかを、また、平成27年度の当初の予算額、そして平成28年度 の予算額でその推移を表しているものです。一番右側の評価の欄が平成27年度に行なった事業 に対する各課の自己評価となっています。 なお、この評価についてですが、障害者施策というものは3年計画で全てが解決するというも のばかりではありません。 長期で解決するものの中、 第4期の3年間で予定している内容のうち、 1年目の予定している内容に対してどれだけ達成することができたか、実施することができたか という考え方の評価になっています。 また、こちらに入っている予算額についてです。同じものが出てきますが、各施策内容につい て単独した予算がそれぞれついているという考え方ではありません。各課が持っている事業の中 で、こちらの事業に対応している事業な何かということを表しているので、場合によっては課単 位の事業では複数の施策にかかるものがあります。これはそれぞれ単独でなっているものではな く、同じものが出てくるということをご了解いただきたいと思います。 それでは自己評価です。Aが多いのですが、この中でも特に評価がB、Cとなっているものに ついて説明いたします。Aは順調、Bはやや遅れている、Cは遅れているという自己評価です。 このうち、B、Cになっているものについて、ご紹介させていただきます。 5ページをご覧ください。施策番号34番。これは「Ⅱ 地域生活を充実し、社会参加を支援 する 1 地域生活支援体制の充実 (2)サービス提供体制の充実」で34番「医療的ケアを 必要とする超重症心身障害児を在宅で介護する家族に対するレスパイトケアを充実するため、対 象児をショートステイ及びデイサービスで受け入れた施設等を支援します」というものです。 こちらがBとなっている理由ですが、この事業は市町村に対して補助金を交付して支援をする という事業です。平成27年度の実績として、対象は13市町村、ショートステイが利用日数6 67日、12市町となっています。同じくデイサービスが利用日数161日、4市町となってい ます。Bとなっている理由としては、県内63市町村あり、利用実績が少なめであったためとい うことです。 続きまして、同じく5ページ。 「 (3)福祉を支える人材の養成・研修の充実」の43番「高等 技術専門校や民間教育訓練機関への委託により、介護に従事する人材の育成を図ります」です。 こちらは、複数事業が関連していますが、理由は同じものとなっています。主な取組としては、 求職者を対象とした介護福祉士の養成を2年間、介護実務者の養成を6カ月、介護初任者に2カ 月の職業訓練を実施します。また在職者を対象とした介護のスキルアップ研修、介護福祉士試験 準備講習などを実施するというものです。事業の実績としては、当初の目標を3,300人で設 定していたところ、実績が2,751人(速報値)となっています。内訳は施設内の訓練が10 1人、一般の委託訓練が1,662人、在職者の訓練が969人、障害者の委託訓練が19人と なっています。評価がBの理由は、雇用情勢の改善に伴い、委託職業訓練の受講希望者の大幅な 拡大が見込めないというところで、目標に達しなかったというものです。 続いて9ページをご覧ください。 「4 コミュニケーションの支援 (2)情報バリアフリー化 の推進・情報提供の充実」の中の施策78番「各種障害福祉サービスを利用する際に、必要な情 報を手軽に手に入れることができるよう、インターネットを利用して障害児(者)福祉情報を提 供します」というものです。具体的には、県の障害者福祉推進課で作成している『障害者福祉ガ イド』という資料があります。これを適宜最新の状態に更新してホームページ等でご報告するも のですが、最新情報を収集してとりまとめたところですが、ホームページの更新まで年度内に間 に合わなかったということで、評価としてはCとさせていただきました。 今度は16ページをご覧ください。 「Ⅳ 共に育ち、共に学ぶ教育を推進する 2 自立できる 力の強化 (2)高等教育を受けられやすくするための環境整備」の147、148番の施策で す。理由が同じですので一括でご報告します。147番「施設、設備などのバリアフリー化に向 け、県内の大学などへ働き掛けます」 、148番は「障害者の進学の道が広がるよう、県内の大学 などへ障害者の受入拡大を働き掛けます」 、これはいわゆる大学への働きかけのことを指します。 バリアフリー化については、今年の4月1日に施行された障害者差別解消法においても、過重 な負担のかかるものについては「努力義務」とされている部分です。ご理解はいただいておりま すが、早急な対応というところまでは至らなかったということで、B評価としています。こちら は改めて、障害者差別解消法が施行されたこともありますので、その普及啓発を通じて今後対応 させていただきたいと考えています。 同じく148番も障害者差別解消法においては、教育関係の所管官庁である文部科学省におい て、 「対応指針」 、民間の大学さんに守っていただきたい指針を策定公表されています。この中で 障害のある大学進学希望者や、学内の障害のある学生に対しては全体としての受入姿勢や方針を 示すこととされています。またこのことについて大学関係の方にご理解いただきまして、普及啓 発を努めていきたいと考えています。 B、Cの評価についての説明は以上です。質疑等、よろしくお願いいたします。 (寺島会長) はい、ただいまの資料のご説明について、何かご意見等がありましたらお願いいたします。 (事務局) すみません。先に資料の1-2から1-4まで併せて説明させていただきたいと思います。 では資料1-2をご覧ください。第4期埼玉県障害者支援計画におきましては、各施策体系の 中で数値目標を定めているものがあります。3年計画の中で3年をもって目標達成するというも のではありますが、すでに達成されているものがありますので、それをご報告いたします。 上から3段目。身体障害者補助犬給付数。年間7頭を予定していますが、すでに1年めで達成 しているものです。また、上から8段目県営住宅のバリアフリー化ですが、平成28年度末で6, 500戸という目標でしたが、平成27年度末ですでに6,839戸で、目標を超えています。 また、 その他の項目についても全体的に当初計画策定時よりは前進しているものがありまして、 平成29年度末の達成に向けて順調に推移しているところです。なお、いくつかの項目について は、本日6月3日現在で数字が整わないものもありますので、整い次第改めてまたご報告させて いただきたいと思います。 続きまして資料1-3をご覧ください。埼玉県障害者支援計画におきましては、法でいうとこ ろの障害者計画と障害者福祉計画を一括しているものです。このうち、障害福祉計画というもの は、市町村で予定している障害福祉サービスの量をあらかじめ定めて、適切にサービスを実施す ることを求められているものです。これを、計画においても県内の63市町村の集計を積み上げ たものを県内のサービス供給予定として目標を設定しました。これに対して、平成27年度の実 績は一番左の欄です。 こちらはあくまでも市町村の見込みに対する現実の実施量です。先ほどの数値目標のように、 数値が低いから取組が遅れている、数値を超えているので取組が非常に進んでいるという意味で はありません。例えば100%すでに超えているものについては、このような見込みの中で行政 の予算の予想、業務量の予測をたてて進めていきます。より需要が高いものについては今後も充 実が必要ということもありますし、少ないものについては、少ないこと自体はいけないわけでは ありませんが、利用率が低いものについてはその利用について周知に努めさせていただいて、適 切なご利用を促していくという形になります。 63市町村は必ず利用希望者があった場合には、そのサービスを提供しなくてはいけないこと から、少なくとも需要予測をゼロで立てるわけにはいきません、最低でも1以上の予測を立てる ことになります。相談支援の欄にはかなり低い数字が並んでいますが、例えば地域移行支援は年 間で14人、7.5%となっていますが、これはどうしても63市町村で少なくとも1名以上の 予測を立てなければいけないことから、低いものについてはより低く出やすい傾向があるという ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして資料1-4です。こちらは地域生活支援事業の中で、市町村のほかに都道府県が実 施すべき項目があり、それらの県の実施状況です。こちらも3年を目途に実施予定のものですの で、1年目の進捗状況はご覧のとおりです。100%をすでに達成しているものもありますが、 概ね順調に推移しています。ゼロの項目がありますので、こちらをご報告いたします。 「5 広域的な支援事業 ② 精神障害者地域生活支援事業広域調整会議等事業」、アとイがあ りますが、イを先にご報告いたします。こちらは地域移行、地域生活支援事業のうち、アウトリ ーチチームの設置数です。アウトリーチチームというのは、365日、24時間サポートできる 体制ということで、県と民間さんのご協力をいただいて、委託などの形式で行なうことを予定し ているものです。こちらを話し合いの中で、人数規模、予算規模を調整中でして、まだ実施まで は至っていないため、1年目はゼロとなっています。 担当から話を伺ったところ、全国的にも1年目から設置、運営まで至った所はまだないそうで して、3年の中で進めさせていただきたいと考えています。 そして「ア 地域生活支援広域調整会議等事業」の事業評価というのは、今のアウトリーチ事 業が実際に始まったときに、その内容についての評価、中を見ていくというものです。まだアウ トリーチがゼロの状態ですので、この評価委員会もゼロとなっている状況です。 数値関係については以上です。よろしくお願いいたします。 (寺島委員) これまでの説明について何かご意見、質問がありましたら、お願いいたします。 では、私から。大学のことが気になりました。 「高等教育を受けられやすくするための環境整備」 があったのですが、予算ゼロということは、つまり文書や通知を出すということがこの働きかけ というものでしょうか。 (事務局) 差別解消法が始まる段階で依頼文書を出しましたが、先ほどご報告させていただきましたとお り、差別解消法の施行後においては、国のほうからご協力いただきたいという形あるものがすで に明示されていますので、ご理解をお願いするというステップになるかと思います。 (寺島委員) 将来予算化のようなことはないのですか。周知をするような部署を作るというということはな いのでしょうか。 (事務局) 現在のところはありません。 (寺島委員) なるほど。何かご意見がありますでしょうか。はい、お願いいたします。 (柴生田委員) 細かい点なのですが、2点ほどお伺いさせていただきたいと思います。 資料1-2について。補助犬の関係が3段目にあります。年に7頭とありますが、補助犬は盲 導犬から出発しているかと思いますが、埼玉では今、どのような数字として、その中に入ってい るのかなと気になりました。 もう1つは、資料1-3ですが「日中活動系の生活介護」について。平成27年度でサービス 量が100.4%とあります。整備目標で人日分が少なくなっていますが、下の生活介護では人 数が多くなっていて、見方が少し分かりませんでした。すみません、2点ほどお伺いしたいと思 います。 (事務局) ただいまのご質問のうち身体障害の補助犬についてです。補助犬は、皆様ご承知の通り、盲導 犬、介助犬、聴導犬という種類があります。実績については現在7頭ずつということですが、県 内全体で稼働しているという数字については、古い数字になりますが昨年度盲導犬は45頭、引 退したら次という形でして、今現在では47頭ということになります。 介助犬については、現在3頭稼働しています、聴導犬は8頭稼働しています。先ほどの各年7 頭という記述についてですが、年度ごとに予算7頭ずつを引退したために代わりをという形で進 めている状況です。 (事務局) 2番目のご質問のパーセンテージについてです。 確かに人数と人日分がありますので、2つの進捗率を分けたほうがいいということもあったの ですが、この障害福祉サービスの欄はサービス供給量の伸びを把握する欄でして、1人の方が何 日利用したとなれば、人日分の方がどちらかというと実人数よりも実際に提供したサービス量の 数字になりますので、そちらの伸びで表したものです。 お話しいただきましたので、またこの数字の表記について考えさせていただきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 (寺島委員) 他にありますでしょうか。言い忘れましたが、手話通訳が入っていますので、先にお名前を言 って、ご発言をお願いいたします。他にありますでしょうか。 (吉井委員) 埼玉自立生活協会の吉井と申します。2点ほど、お願いいたします。 5ページの34番。在宅の超重症心身障害児の家族に対するレスパイトケアの事業の項目で、 B評価になっています。これは、ショートステイとデイサービスをあわせた数字なのですね。デ イサービスということは、生活介護のことなのだなと思いますのですが、資料1-3の生活介護 の部分を見ると、100.4%、達成しているとなっているのです。これは、短期入所の医療型 というものとを合わせて見なければいけないということでしょうか。 もう1点は、教育について。大学に対する働きかけがCとなっていました。中等教育のことは 何も評価されていません。これはどうなっていますでしょうか。 (事務局) 障害者支援課の熊谷です。1点目の在宅での超重症心身障碍児の家族に対するレスパイト事業 についてご説明いたします。この事業については、先ほど事務局からショートステイとデイサー ビスでと説明したところなのですが、事業の対象としているのはショートステイで今お話があり ました通り医療型の短期入所、病院や医療型障害児入所施設が実施しているショートステイ、短 期入所です。デイサービスについては、生活介護ではなくて市町村事業である日中一時支援を対 象にしています。 (事務局) 2つめのご質問についてお答えいたします。 障害者支援計画の147、148については、ここで言う高等教育というのは高等学校を指す のではありません。高等学校よりも下、小中高についてはそれ以前の教育の関連の施策に含まれ ていて、ここで言う高等教育というのは高校より上、大学以上の機関ことを指しています。よろ しくお願いいたします。 (寺島委員) いかがでしょうか、吉井委員。 (吉井委員) 最初の回答について。日中一時支援で医療的行為が必要な方を預かるというのは、それほどた くさんないのでしょうか。 (事務局) 障害者支援課の熊谷です。日中一時支援について、申し訳ありません、少し言葉が足りなかっ たかと思います。基本的に看護師さん、医療サービスを揃えていらっしゃる日中一時支援、事業 所を対象としています。そういう意味ではおっしゃる通り、県内津々浦々、どこにあるわけでも ありません、この事業に参画していただいている日中一時支援事業は県内で6カ所です。今後さ らに事業所を活用できるようにいろいろな方面に営業をかけているところです。以上です。 (吉井委員) そうすると、生活介護事業所のほうがもっと医療的ケアを受け入れできると思います。看護師 さんが配置されていると思うので、そこも含めて統計をとらないと、正しい数字も分からないと 思うのです。 (事務局) 障害者支援の熊谷です。すみません。統計で言いますと、どういうことでしょうか。教えてい ただきますでしょうか。 (吉井委員) 重症の医療的ケアを要している人が、日中にデイサービスに行って、家族の介護の軽減をする ための事業なのですね、この34番は。だとすれば生活介護なども併せて集計をしないと。それ とやはりショートステイとデイサービスだけではなくて、在宅でも家族の介護の軽減はできてい ると思うので、全身性や生活サポート事業、本来レスパイトサービスと呼んでいた生活サポート 事業、そういうものも含めて見ないと、ただショートステイと日中一時だけで統計を取るという のは、ちょっと集計的に足りないと思います。 (寺島会長) これはおそらくほとんど事業費が決まっている内容だと思いますので、この2つの数値からみ ると、どうも生活介護を必要とされている方がたくさんいて、すでに100%を超えるほどの方 たちが希望されている。しかも1年目に。そしてあと2年続くわけです。おそらくこの数値を使 って、サービス量を増やしていく必要があるという判断を、この後されるのではないかと思うの です。 とりあえずそういうことも含めて、各地域でこういうデータを組み合わせたらどういうことが 言えるかなど、それによってこのように改善すればいいのではないか、あるいは統計の取り方を こうすればいいのではないかというご意見をいただければいいのではないかという気がします。 よろしいでしょうか。他にどうぞ。 (麩澤委員) 障害者協議会から来ています麩澤と申します。 第4期の埼玉県の計画の中の「Ⅰ 理解を深め、権利を守る 2 差別解消の推進 (1)権 利擁護の推進」について、2ページ、施策12番です。成年後見制度の問題が入っています。 ここの事業名と担当課、成年後見制度、事業推進となっています。この中に事業内容という形 で書いてあります。確かにこの事業内容については評価Aということできちんとできていますが、 成年後見制度は年々、いろいろな法整備によって変更になっています。その中で利用支援事業や 市民後見人、育成ではなくて、現在、実施というものも入っています。今後そのような部分につ いての事業内容の見直し、そういうところまで幅を広げることができるかなということが疑問で す。よろしくお願いいたします。 (事務局) 事務局です。資料にありますとおり、こちらは地域包括ケア課という高齢福祉主管課のほうが 中心になってさせていただいている事業です。今申し出いただきました内容を持ち帰らせていた だきまして、見直し、ご返答を改めまして事務局から伝えたいと思います、よろしくお願いいた します。 (寺島会長) 他にありますか。はい。 (佐川委員) 埼玉県精神障害者家族会の佐川と申します。いくつかご質問させていただきたいと思います。 1つは資料1-1の、当初予算、平成27年度、平成28年度と出ていますが、この単位とい うのは何を示しているのでしょうか。 (事務局) 申し訳ありません。単位は千円です。 (佐川委員) 次に、こちらは実施状況ということで、今日拝見したのですが、27年度の実績というのはま だ完了できていないということで、今日は出されていないのでしょうね。評価、実施状況となり ますと、これは予算ですので、先ほどこの数字の説明もありましたが、それは1つのメルクマー ルではないかと思います。28年度の予算も27年度のどのような実績が踏まえて作られている のかが、少し分かりにくいと思いますので、ご説明いただければと思います。 あと13ページです。117番について。こちら117番、118番。27年度、ゼロになっ ています。評価としてはAとなっていますが、これはどのような根拠で実績を。数字に換算でき ないということもあるかと思いますが、この辺をご説明いただければと思います。 21ページについて。196番。 「患者本位の治療及び患者の人権の確保を図ります」でAとな っています。具体的な評価の基準をもう少しはっきりとした方が。実際は精神障害をお持ちの方 はなかなか福祉施設の受入れが困難なのです。この辺を今説明いただけますと、Aという評価の 何かこう。以上です。 (事務局) 事務局です。最初に予算額のお話について。今は6月ですので、今年度1年間の予定を、平成 28年度予算を紹介するにあたって、比較対象として昨年度の予算規模がどうだったかというこ とから、比較表を出したものです。 平成28年度の予算は昨年秋から冬にかけて作成するものなので、まだ27年度の決算額が出 ない状況で作成します。28年度の予算額は27年度の最終決算額が考慮されない状態で作成さ れます。なおそれとは別に最終的な実績額をお知りになりたい、これは5月末にまとまった直後 の状況ですので、こちらで調べて次の機会にご報告させていただきたいと思います。よろしくお 願いいたします。 続きまして、施策117ワークシェアリングについて。これは施策内容が、ワークシェアリン グそのものについて情報共有を図ることを掲げているものです。これについては情報が入り次第、 共有させていただくというもので、適宜実施しているというものです。 続きまして193「精神障害者の身体合併症に対応するため、地域の中核的な医療機関との連 携を図り、受入体制を整備します」について。この事業内容は実際に合併症患者をどのぐらい受 け入れたのかという実績から判定しているものです。実績としまして平成27年度は63人です。 28年度も引き続き継続していくということで、埼玉医科大学病院に毎日空床分を確保して受け 入れ体制を図っている状況です。 続いて196「精神科病院に対する実地指導を強化することなどにより、患者本位の治療及び 患者の人権の確保を図ります」について。前段部分、実地指導の強化という部分が取組内容にな ります。実績としては精神科病院への検査・指導について県内の全精神科病院59病院に対し、 年1回実施しています。また検査時点で196名の入院患者に対して、精神保健指定による実地 審査を実施しています。また、同じく精神保健福祉審議会という会議は年1回開催していて、施 策検討をお願いしているところです。精神科病院から入院している患者さんからの退院請求や処 遇のご相談が平成27年度886件の相談がありましたが、それに対応している状況です。この ような活動から評価をAとしているものです。よろしくお願いいたします。 (寺島会長) よろしいでしょうか。 (佐川委員) このAというのは、前年を比較して評価されているのでしょうが、正直言って今のご説明だけ では分からない部分がありますので、また今後いろいろ29年度も踏まえて27年度をご説明い ただければと。今日でなくても結構ですが、お願いしたいと思います。 (寺島会長) はい、ありがとうございます。他に、はい、お願いします。 (種村委員) 埼身協の種村です。 資料1-2の県営住宅のバリアフリー化というものについて。このバリアフリー化というのは 既存の建物をバリアフリー化したのか、それとも新しい建物を建てるに際してバリアフリー化を 県営住宅として建築したのかということがまず1つ。 そして同じ内容で資料1-1の22ページ。 「3 福祉のまちづくりの推進」の中で、 203番。 こちらはユニバーサルデザイン推進事業と福祉のまちづくり普及推進事業で、建築安全課で、建 築基準法施行という話でした。その2つです。まずバリアフリー化された県営住宅は今まで既存 の建物をバリアフリー化したということであれば、その内容がどうなのかということ、また新た にということでしょうかと。 建築基準法の話に戻りますと、22ページの203番。建築基準法、バリアフリー法という形 で、面積で網をかけられた規制があります。その中で、実際に他の県営住宅ですとかなり網がか かるような大きな建物かと、 私は想像するのですが、その部分と民間にかかるその部分の調査等、 つまり県や行政から建物にあたっては許認可を出すわけですですから、ある程度の形を把握でき るかできないかを含めて分かりましたらお願いいたします。 (寺島会長) お願いいたします。 (事務局) 事務局です。まずバリアフリー化された県営住宅の数字について。これは共用しているもの全 てということになっていますので、特に新規だけとか、既存だけということではなく、両方とい うことになります。ただ申し訳ございません、この場では新規がいくつでという数字を、今持っ ていませんので、確認次第、ご連絡させていただきます。 (寺島会長) 二番目については。 (事務局) 事務局です。2番目の質問で、建築法関係になりますと、203は複数課が関連しているとこ ろですが、建築安全課所管の部分になってしまうのです。申し訳ございません、本日お答えする ことが難しいため、また改めてお答えいたします。よろしくお願いいたします。 (寺島会長) 他にありますでしょうか。はい、どうぞ。 (小材委員) 埼玉県自立自閉症協会の小材と申します。14、15ページです。 「教職員の質の向上」という ことでいろいろ組まれていて、すべて評価がAです。予算額がゼロのものがあります。それで、 検証するにあたり予算がゼロというのは少し不思議であることと、予算がゼロで実施しているの はどうしてなのか、なぜ評価がAなのかということをお答えいただきたいのです。よろしくお願 いいたします。 (寺島会長) では、お願いいたします。 (事務局) 特別支援教育課です。今、おっしゃっていただいたのは、義務教育指導課、高等教育指導課と いう所で直接ではないのですが、予算の件については持ち帰って確認させていただければと思い ます。各種教職員研修としては初任者研修など含めた年次研修等の中で、講義の内容として職員 の教育、特別支援教育に関する演習を入れているということです。そのような形で実施をしてい ます。 予算については持ち帰らせていただきます。 (寺島会長) よろしいでしょうか。はい、他にありますでしょうか。 (村田委員) 埼玉県精神障害者社会福祉事業所運営協議会の村田と申します。障害者支援と相談支援がらみ で少しご質問させていただきます。 資料1-2、上から4つめ「入院中の精神障害者の平均退院率」について。確か市町村の計画 でもその下の11番め、 「障害者入所施設から地域生活へ移行する人数」があると思います。 入院中の精神障害者の退院の目標について、施策としても資料1-4「5 広域的な支援事業 精神障害者自立地域生活支援事業広域調整等事業」の中で、実績があまり、アウトリーチチーム であったものがありました。 この部分で、疾病対策課だと思うのですが、県で把握している精神障害者の入院患者の情報に ついて、市町村が今つかめているのであろうかと。市町村の目標数値を足してこの数値になって いると、先ほどご報告がありました。各市町村がそもそもの住民ニーズを把握できているのかと いうことを一つ質問させてください。県でしか把握できていないのであれば、今後市町村にどの ようにこの情報を渡していくのか、その方策があればお聞かせください。 2点目に施策番号の26番。4ページになります。市町村の相談支援体制の部分で「基幹相談 支援センターの設置など」と記載されています。この基幹相談支援センターの設置状況や予算の 執行の中で基幹相談支援センターを設置したときにどのように補助をしていくのか、補助という 形ではなくて、何が県としての予算支援にあたるのか、教えてください。 相談支援体制はかなり困難事例が増しています。その棲み分けということで、困難事例を対応 する基幹相談支援センターの設置部分が、必要性はあるのですが、各市町村、なかなか設置でき ずにいるものですから、お願いいたします。 (寺島会長) はい。お願いいたします。 1つの質問は、精神障害者の入院状況は市町村が把握しているかどうかです。 (事務局) はい。事務局です。1つめの質問について。資料の市町村の積み上げとご報告したのは、資料 1-3の障害福祉サービスの提供量についてのお話でして、資料1-2は県の施策の目標数値で すので、市町村の積み上げではありません。状況は勘案していますが、県として必要だと思われ る目標数値を設定しているものです。なお、内訳など現在の状況というのは数値のほうも集計中 というところで、まだ本日現在では上がっておりませんので、判明しだいご報告させていただき たいと思います。 (事務局) 障害者支援課です。基幹相談支援センターについて、県内はいくつかあるかと把握しているの ですが、基幹相談支援センターとして調査したことはなくて、相談支援センター自体は分かるの ですが、基幹がいくつかあるかは調べて回答したいと思います。 あと、補助の仕方についてですが、市町村の生活支援事業ということで県でもいろいろな任意 事業や必須事業をやっています。それの1つとしてやっているものが相談支援の補助金です。よ ろしくお願いいたします。 (寺島会長) よろしいでしょうか。 (村田委員) 質問の趣旨が非常にわかりづらくて申し訳ありません。市町村が数を精神障害者の入院数、施 策数について進んでいないものについては1、2など積み上げて県の目標値するというご説明が あった。精神障害者がらみの部分であろうと判断してしまいました。そもそもの各市町村がその 目標をつくる、1と言わなければいけないのかもしれないけれど、大元の住民が入院している数 は把握しているのでしょうかという質問が最初の質問です。 そして2点目の基幹相談支援センターについては、地域生活支援事業の中に相談支援センター の設置のための補助であったのかという解釈でよろしいでしょうか。 (寺島会長) 最初の質問は、今お答えすることができますか。市町村がそもそもそういう数字を持っている のかということですが、いろいろ問題もありますので。 (事務局) すみません、お答えします。先ほど申しましたように、補助金の中で必須ではなくて任意です ので、設置しているところとしていない所が当然あります。設置している所は補助金で賄ってい るという形になります。 (寺島会長) 今のは、2番目のものですね。 (事務局) そうです、2番目の基幹相談支援センターのお話です。 (寺島会長) 一般財源化しているという意味ですか。 (事務局) 県で、市町村からの補助金申請です。 (寺島会長) 最初のほうはお答えできますか。 では後日ご報告いただくということで、お願いいたします。他に何か。はい、どうぞ。 (松永委員) 国際医療福祉大学の松永です。1点お伺いいたします。資料1-1です。8ページ「 (3)住宅 の整備など」の64番「住宅に困窮する障害者などの居住の安定を図るため、公営住宅の供給を 推進し障害者などへの公営住宅への入居を支援します」について。これは、事業名等は「公営住 宅エレベーター設置事業費」となっています。昨年、一昨年、12月ごろにこのBグループ、ワ ーキングチームが県の建築課の方に公営住宅についてお話を伺ったときに、公営住宅はなかなか 造ることは難しいし、当事者の方々は障害があって公営住宅に入居をお願いしているところです が、なかなか入るのは難しいという状況にあると、明らかにしました。 きょうされんの最近行なったデータでは障害のある人たちの年収100万円未満が6割という ことが報道されていました。一般の住宅を借りるのもなかなか難しいところです。ここは、公営 住宅エレベーター設置事業費ではなく、事業内容にありますように「供給を推進し、入居を支援 する事業」にお願いしたいと思います。以上です。 あともう1点、なぜエレベーター設置事業費になっているのかも、ご回答をぜひお願いしたい と思います。 (寺島会長) では、事務局、お願いいたします。 (事務局) 事務局です。施策64番について説明させていただきます。 計画を策定するにあたって掲げる事業を進められるかということで、障害者の居住の安定を増 やすと。例えば既存のものであっても1階しか住めない方というと、かなり狭まります。その方 が2階や5階に住めるようにするということも、1つの供給の拡大です。住宅課から説明があり ましたとおり、新規に建てる、増やすというのはなかなか現実的に難しいため、例えばエレベー ターの設置というのは、それがない場合には住めなかった部屋が、障害者の方にも住めるように なるという取組です。 それをもって供給を推進していると、現在では捉えているという状況です。 よろしくお願いいたします。 (寺島会長) 他にありますでしょうか。 たくさんのご意見がありました。それでは27年度の予算、28年度予算がどうなっているの かということで予算の変更点について、説明をよろしくお願いいたします。 (事務局) 障害者福祉推進課の船橋です。私からは平成28年度埼玉県予算の概要等について説明させて いただきます。 はじめに資料2-1「埼玉県における障害者の現状」をご覧ください、こちらは障害者の手帳 所持者数、手帳を所持していない障害者の方々の合計になっています。 「 (1)障害者手帳所持者数」について、申し訳ございません、さいたま市の集計が間に合って いないので推計になります。身体障害者手帳所持者数が平成27年度末で20万8,156人。 療育手帳所持者数が4万5254人。精神障害者保健福祉手帳所有者が4万4,861人、合計 29万7,793人で約30万人となっています。 次に「 (2)難病患者、発達障害者及び高次脳機能障害者」についてですが、平成27年度末の 数字です。特定疾患医療給付受給者数が4万5,853人、発達障害者数が6万1,000人(推 計) 、高次脳機能障害者数が1万5,000人(推計)で、合計12万1,853人、約12万2, 000人となっています。ちなみに、平成26年度末の数は12万933人で、26年度から2 7年度にかけては約1,000人増えています。 「 (3)埼玉県の障害者数」について。手帳所持者数、難病患者等の合計で推計約41万9,0 00人となっています。これは重複がありますので、実人数は減ると思われます。 「2 障害者数の動向」について。平成17年度末からの10年間で、身体障害者手帳所持者 数は14.4%、療育手帳所持者数は49.5%、精神障害者保健福祉手帳所持者数は162. 6%の増加になっています。 続いて資料2-2「埼玉県予算の推移(当初予算、民生費及び障害者福祉関係課) 」をご覧くだ さい。こちらは、県全体の当初予算と民生費、障害福祉関係の予算の比較をしています。 平成28年度の予算ですが、1兆8,805億2,600万となっています。こちら、27年 度比で515億2,800万、2.8%増となっています。次に民生費が3,476億6,40 0万円で、平成27年度比306億4,900万、9.7%増となっています。次に障害関係、 こちらは県全体の障害福祉関係の予算ではなくて、障害福祉推進課と障害者支援課の予算額を合 算したものですが、476億3,200万で、平成27年度比38億4,200万、8.8%増 となっています。 次に資料2-3「埼玉県障害者支援計画の推進」をご覧ください。 埼玉県障害者支援計画にはかなりの事業がありますが、そのうちの一部となっています。事業 担当課は障害者福祉推進課、障害者支援課、社会福祉課、福祉政策課となっています。 「2 予算額」は301億2,537万9,000円です。この額はここに記載されている事 業の合算になります。 「3 事業概要」のうちの新規の予算と一部新規について説明をさせていただきます。 「 (1) 障害者への理解促進と差別解消 ア 障害者差別解消推進事業(新規)」について。 こちらは今年4月に施行された障害者差別解消法に基づいて県民、 事業者、 市町村への普及啓発、 県民からの相談に的確に対応するための相談窓口の設置、障害者差別に対する相談等について情 報を共有する障害者差別解消支援地域協議会を開催するものです。 次に「イ 障害者虐待対策事業(一部新規) 」について。障害者虐待防止法に基づき、障害者支 援施設の従事者や管理者、市町村職員等の専門性強化を図るための研修を実施するとともに、障 害者権利擁護センターにおいて24時間体制の通報受付を行なう。この「また」以降が新規にな ります。 行政の虐待対応体制を一層強化するため、市町村の対応力の拡充と情報交換等を目的に、 担当者を集めた連絡会議を開催する」 。こちらは、行政の虐待対応体制を一層強化するために、市 町村の対応力の拡大と情報交換等を目的に、担当者を招集した連絡会議を開催するものです。 次に2ページの一番下をご覧ください。 「ケ 精神障害者地域移行支援事業(一部新規) 」です。 「精神科入院経験者などのピアサポーターの協力を得て、精神科入院患者の退院意欲の向上を図 り、病院から地域への移行を促進する。また」以降が新規になります。 「また、退院に向け生活環 境の調整が必要な患者について、 入院後早期に相談支援事業所等が支援を開始することによって、 病状安定後のスムースな退院を促進する」です。こちらは派遣ということで人件費として新規に なっています。 続いて3ページの「コ 高次脳機能障害支援事業費(一部新規) 」です。 「高次脳機能障害者及 び家族に対する支援等を行なうための相談事業や研修かいの開催、地域支援のための事業や市町 村等への支援コーディネーターの派遣事業を実施する」について。こちらは最後の「市町村等へ の支援コーディネーターの派遣」が新規となります。派遣は市町村、相談支援事業所ということ で、こちらも人件費が必要となっています。 次「ソ 発達障害児・者への支援(一部新規) 」です。 「発達障害の早期発見・早期支援を充実 させるため、人材の育成、親への支援、診療、療育体制の強化、支援拠点の設置・運営に取り組 む」について。最後の「支援拠点の運営」が新規となります。平成29年1月開設予定の発達障 害総合支援センターの運営費が新規となっています。 続いて3ページの一番下「ツ パラリンピック障害者アート 文化プログラムの推進(新規) 」 です。 「オリンピック・パラリンピックの気運を醸成し、オリンピック・パラリンピックレガシー として障害者に対する『心のバリアフリー』を浸透していくため、障害者アートフェスティバル の実績を活かし、発展させたイベントを開催する」について。これは、1つ上のチのアートフェ スティバルを発展させたものでして、多少チは減っていますが、こちらに予算を大幅につけてい るということになります。 内容としては文化プログラムのキックオフイベントにカウントしてダンス界で名高い方のプロ デュースによる障害者ダンスチームと県内高校生のコラボレーション公演を予定しています。 続いて4ページの「ト 民間からのスポーツ・芸術文化活動への支援促進(新規) 」について。 「スポーツや芸術文化活動にチャレンジする障害者に対し、企業等が資金面や雇用面で支援する 仕組みを構築し、オリンピック・パラリンピックレガシーとして障害者の社会参加を一層促進す る」というものです。これは民間からの支援促進ということでクレジットカード会社などとの協 定を結ぶことによって、カードの売上金額の一部やポイント相当額を県に寄付する仕組を促進す るということと、指定寄付による支援制度を創設し、企業などから資金や物品の寄付、障害者雇 用を訪問等により働きかけるというものです。この寄付金についてはシラコバト長寿社会福祉基 金に含み入れまして、その中から障害者のスポーツ、文化・芸術活動を支援する団体に対して活 動費を補助するものです。 私からの説明は以上です。よろしくお願いいたします。 (寺島会長) はい。どうもありがとうございました。今の説明に対してご質問がありましたらお願いいたし ます。 では私から。この支援計画の予算額と障害関係の予算額は差があるのですが、これは支援計画 にどんな予算が加わって、障害者の関係の予算額になっているのでしょうか。301億2,53 7万9,000円が支援計画の推進予算ですね。それから障害関係の予算だと476億3,20 0万円なので、170億円ほどの差があると思います。これにはどんな予算が加わればこの数字 になるのでしょうか。 (事務局) すみません、この資料はまったくリンクしていないのです、申し訳ありません。 最後に申し上げた資料の内容については、障害者支援計画に位置づけられている施策に対する 事業の一部を記載してあるものです。それを合算したものになっています。それでさらに先ほど 寺島会長がおっしゃっていた資料2-2の障害関係というのは、障害者福祉推進課と障害者支援 課のすべての合算額となっています。このため、2つの資料は中身が全く違っています。 (寺島会長) 例でいいのですが、どのようなことがこの予算として計上されて障害関係の予算になっている のか。例でいいので、そのほうが分かりやすいので、お願いします。 (事務局) これについて、資料2-3に加える事業はかなりあるわけですが、さらに我々の人件費などが 計上されます。 (寺島会長) 他に質問はございませんでしょうか。 ではよろしいでしょうか。はい。 (松永委員) 国際医療福祉大学の松永です。この資料を拝見して、質問ではなくて意見なのです。批判的な 意見はいろいろ出るのですが、今回はこれはやってくださってよかったなというものがありまし たので、それを皆様にご説明させていただこうと思います。 こういうことをやってくださって良かったなと思うことの第1番は、4ページの「(3)就労支 援 ア 定着支援事業」です。もうご承知かと思いますが、障害者保護支援法、最近改正されて、 定着支援事業を行なうようにと、新たに作られたのがこの定着支援事業ですが、埼玉県は国より も先にやっていたのだなと。それがまったくうれしい限りです。 でも農業参加チャレンジ事業、千葉県が一生懸命やって、ご存じかもしれませんが、養豚業な どと一緒に社会福祉法人が一生懸命農業をやって第六次産業と言われています。これも先取りし たものだなと思いました。オも発達障害者に特化したこれは、世の中でいろいろ言われているの ですが、ここだけを取り上げて就労支援をやっている所もすごく少ないのではないかなと思いま した。 逆にお願いですが、1ページの3の事業内容の(1)の「イ 障害者虐待対策事業」について。 私はこれは栃木県で県の事業を県庁の方と担当しています。やっていて思うことの一番は虐待を 行なう者の最多数は養護者なのです。県の事業を栃木で一緒にさせていただいて、これは養護者 の研修は入っていないのかということが、参加者からも聞かれるところです。児童虐待の6割は 障害児で、ほとんどが親御さんです。埼玉も将来的には研修の対象に入れていただきたいなと思 いました。以上です。 (寺島会長) では次の議題に進みます。 「平成28年度の埼玉県障害者施策推進協議会の進め方について」と いう議題です。事務局からお願いいたします。 (事務局) はい、事務局の千葉です、よろしくお願いいたします。 平成28年度の協議会の進め方についての事務局からの提案です。委員の皆様の任期は2年を 1期とさせていただいています。2期連続で3年目、4年目の方もいらっしゃいますが、1回の 任期は2年とさせていただいています。 昨年度は委員の改選の年でしたので、平成28年度は2年目となり、1期としては最終年度に 当たります。また、平成29年度は新たに平成30年度以降の第5期埼玉県障害者施策支援計画 を策定する年度にあたりますので、そこにこれまでのモニタリングのご検討いただいた結果の反 映に努めることになり、そのとりまとめが必要となります。これらのことから、平成28年度は これまでのワーキングの議論も継続していただくのですが、最終的にはとりまとめの作業をお願 いしたいと思います。 スケジュール案としては昨年度同様、現在のところ年3回の開催を予定しています。本日6月 3日が1回目の協議会で平成27年度の状況のご確認です。この後、Bチームはすでに5月に行 なっていますが、第1回の各チームのワーキングで、モニタリングの中でまだ継続となっている 内容についての審議を行なっていただきます。その後に秋になったら、昨年度からのワーキング の内容の一定の形を、文書化、とりまとめしていただくのですが、この内容についてはいろいろ ご意見あるかと思いますので、 その内容を審議して、2回目の協議会で各チームの状況をご報告、 他チームの委員からご意見などもいただくことになります。その後さらに3回目としてチームご とのとりまとめを作成、3月に全体としての取りまとめ案を確定いただくという流れを予定して います。 なお、 備考に記載しましたが、 現在も3回というスケジュールで調整させていただいています。 これは本会議、ワーキングについて委員の皆様のご要望がありまして、スケジュール調整が可能 な場合には、適宜対応させていただきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 (寺島会長) 今のご説明に対して、何かご意見ありましたらお願いします。はい。 (吉井委員) 埼玉自立生活協会の吉井と申します。 昨年から提案していましたが、モニタリングのときに一般の方の傍聴を許可していただきたい と思います。協議会は傍聴可能ですが、ワーキングについては傍聴ができなくなりました。私は 1人でも多くの方の障害者総合支援法の基本でもあります、私たちのことを私たち抜きで決めな いでということで、オープンな場所で協議をしていきたいと思います。一昨年度に行なわれたサ ポーターという形ではなくても、傍聴だけでも。やはり自分の耳で聞いて、実際の感想を協議会 の委員に届けていただければ、より多くの意見が出されると思います。ぜひワーキングも傍聴で きるようにしていただきたいと思います。 (寺島会長) はい。これについて事務局よりご意見ありますか。 (事務局) 障害者福祉推進課長の荻原です。 ワーキングチームについては、まさにとりまとめいただくワーキングの作業ということですの で、傍聴という形も含めて、他の方が入られますと、なかなか収拾がつかなくなる場合もありま す。あくまでも施策推進協議会の委員として、会を代表してお越しいただいて、作業、ワーキン グとしてまとめていただいているということです。一般の方、団体の方に対しては、代表して委 員の皆様からその様子をお伝えいただき、その上でまた必要があれば意見を持ってきていただく という形で進めさせていただきたいと思っております。 従いまして、ワーキングチームについては傍聴をしない方向でさせていただきたいと思ってお ります。 (吉井委員) 自立生活協会の吉井です。ワーキングで私たちは会を代表してここへ来ているわけですが、私 は県民の代表だと思っています。便宜上、会を当事者団体の中から1人出して来ているわけです が、県全体を見たときに、私は県の代表だという意識で来ていますので、自分が所属する会の方 針や考え方をここに反映するだけではないと思っているのです。 この資料2-1にもありますように、これだけ多くの方が障害を持っているのですね。なんら かの会に所属している方というのはほんの一部だと思います。何も所属していない方でも関心が ある方はいらっしゃると思うのです。それは来る、来ないは別にして意見を出すという意味では なく、やはりオープンにしていかないと私はおかしいと思います。そういう開かれた場を作ると いうことを考えていただきたいと思います。 (寺島会長) これについて、委員の皆様にご意見を聞いてよろしいでしょうか。 何かこれについてご意見をお持ちの委員さんはいらっしゃいますでしょうか。 (麩澤委員) 障害者協議会の麩澤と申します。 この点は、ワーキングチームの以前の状況を見てみますと、ワーキングチームの中に委員以外 の方が意見を述べてしまったということが、一番大きな問題だったと思うのです。それで、委員 の意見が消されてしまうとか、委員の時間的な部分が非常にタイトになってしまうという部分が あったと思います。そして確かに委員会そのものがなかなか難しいという、特に委員の方は時間 的な問題で、回数も少ないということもありました。そういう形で、傍聴もしなくなったという 記憶をしています。 やはり限られた時間の中で議論しなければいけないということなので、ある程度はやむを得な いかなという気はします。 (寺島会長) 他にご意見はありませんでしょうか。 特にないですか。どちらでもいいので、ありませんでしょうか。はい、どうぞ。 (小材委員) 埼玉県自立協会の小材です。麩澤委員と同意見なのですが、前回サポーターで参加するという ところに、私自身がサポーターとして参加させていただいたことがありました。やはり委員の方 は代表としてお見えになっているので、やはりその方の意見を尊重するべきだと思いますし、県 民全体へというのであれば、パブリックコメントなどいろいろな形で行政の方、事務局も対応く ださっています。特に今年度はとりまとめという仕事内容になりますので、私は麩澤委員の意見 と同様で、傍聴うんぬんも含めて見合わせたほうがいいのではないかと思います。 (寺島会長) 他の皆様はいかがでしょうか。いいでしょうか。今のだと2対1で、反対の方が多いのですが。 今、お二人の委員の方から今年はしないでいいのではないかということですので、それでよろ しいでしょうか、皆様は。 いいでしょうか。では申し訳ありません、今年は昨年通りで、ワーキングチームに関しては公 開しないということにします。 ではその次は、新しい資料はワーキングチームのBについて。 (松永委員) 時間もありませんし、まだ議事がありますので、Bチームの活動報告をさせていただきます。 平成28年度、第1回のワーキングチームをBチームはすでに一度開催しています。A4の1 枚資料をご覧ください。 検討内容は大きく2つあります。障害のある人の今後の生活の場に対する調査をBチームで行 なうということに結論としてなりました。聴覚障害と視覚障害を分けています。 「聴覚障害のある 人の将来の生活の場に関するアンケート」と「視覚障害ある人の将来の生活の場に関するアンケ ート調査」を行なうということになりまして、後日、私の方で修正案を委員の皆様にお送りする ということになっています。 資料2で、埼玉県で手をつなぐ育成会へのアンケートを配布しまして、施設入所をご希望の方 が今でも大変多いということがよく分かりました。結論の1つとしてそれが言えたと思います。 2番は、 ワーキングチームの進め方について事務局からご説明がありまして、承認されました。 その他に出たご意見としては、精神障害者の敷地内グループホームの設置計画についての質問 がありましたが、事務局からは「現時点ではない」という回答でした。 その他、書き忘れたのですが、國松委員から県内市町村の障害者支援計画のモニタリング状況 一覧、モニタリングをしているかどうかのアンケート結果が示されました。驚いたことに埼玉県 内で市町村ではそれほどモニタリングをしていませんでした。國松委員、半数ぐらいでしたでし ょうか。半数ぐらいしかモニタリングはせず、計画をして、そのまま翌年度までという状態にな っていまして、これも少し驚きでした。 別紙A3の紙について。Bチームは大変守備範囲が広く、今までどのような意見が出されて、 確認事項、回答事項もどれほどもあって、それに対する意見はどうなったのかを、私の方で手元 資料としてまとめたところです。あまりにも広い守備範囲ですので、委員の皆様も「これについ てはどこまでお話したかな」とだんだん分からなくなってくると思いますので、メモとしてまと めたものです。 以上です。 (寺島会長) はい、ありがとうございます。何かご意見、コメントありましたらよろしくお願いいたします。 (永井委員) すみません、手をつなぐ育成会の永井と申します、お願いいたします。 今、松永先生がおっしゃった中にありましたように、今現在も入所を希望される方が多いとい うのは、私たちの団体のアンケートではっきりしたものなのですが、このことについて聞いてみ たいことがあります。 グループホームをたくさん作りましょうということは非常に素晴らしいことで、当初は喜んで いたのです。私のまわりにもたくさん最重度の方がいるのです。私はずっと「最重度の人もグル ープホームに住めるのでしょうか」と悩んでいました。どなたに質問してもなかなかはっきりし た答えが返ってこないままでいます。現在、松永先生もおっしゃっていましたが、保護者による 虐待が結構あるといいうこと、それも同じようなことが起きているのかなと思うのです。やはり 夜も寝られないで、疲弊しきったお母様が結構いるのです。その中で児童も成人も含めて最重度 の知的障害の方が生き場所、住んでいく場所、そこのところがスポンと抜けているのではないか と思います。その部分を、この会に参加させていただいたことで、こうして意見を言えることだ と、非常にうれしく思っているのですが、ぜひそれを生の声として皆様の心の中に留めておいて いただければと思います。よろしくお願いいたします。 (寺島会長) 他に何かご意見、コメントがありますでしょうか。 私は以前フランスの盲ろう者の調査に行きました。盲とろうですから、ほとんど知的障害も伴 っているのですが、グループホームに住んでいました。グループホームと施設が一体になってい まして、施設の職員とグループホームの職員が兼ねているのです。グループホームで夜一緒にご 飯を作って、寝るまで職員がいて、朝行ってはまだ朝食を作って、一緒に食べて、一緒に施設に 行くのです。 その職員は昼までしかいなくて、昼は別の職員がかわりのことをやっているという、 切れないでグループホームと施設が一体になったような、住んでいる場所と働いている活動の場 所は違うというので、一応大規模施設ではないのですが、途切れないサービスを提供している。 それをたまたま見学しました。 なかなかいいなと思ったのです。グループホームと施設はどうしてもサービスが切れてしまう のです。職員が同じだったら事情がよく分かっていますし、そういう人が一緒に食事を作って帰 ってくるという、この形はいいのではないかなという気がしました。盲とろうですので、ほとん ど重度の介護が必要になりますが、日常生活行動は大丈夫なのです。医療なども問題ないのです が常に見守ってあげないと生活できないということでした。 そのような新しいパターンというものを、せっかくだから埼玉県でやってみるといいのではな いかなと思ったりしています。 何かご意見ありましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。はい、どうぞ。 (柴生田委員) 柴生田と申します。今のワーキングチームの関係でなくてもよろしいでしょうか。 一般市民、県民の感覚の話なのですが、これからの計画の中でパラリンピック障害者アートな どが、県の計画であったと思います。 もうずいぶん以前のことですが、国体と障害者のスポーツ大会がこちらでありました。もう9 年前になります、コバトンがこのときにスタートしたのです。私、そのときにたまたま障害者の ボランティアの関係の団体リーダーをしていたものですから、コバトンが車いすに座っていてバ スケットボールを持っているというお人形をいただいたのです、お礼みたいな感じでしょうか。 今、日本全体にもこうしたマスコットが浸透しているようですので、あれは何かとても良かっ たなと思っていたのです、今後も、せっかく発案されていたものを、何か活用していただければ、 埼玉の人たち、障害を持たない小さいお子さんたちからも一緒になれるものが増えるのではない かなと思いまして、何か活用を、よろしくお願いいたします。 (寺島会長) コバトンの人形を配るということでしょうか。 (柴生田委員) そうですね、コバトンが車いすに乗って、バスケットボールを抱えているという、そうしたも のを県で作られていました。そうしたものはあまり県外ではないのかなと思いました。すみませ ん。活用方法はいろいろあると思います。 (寺島会長) 民間からのスポーツ、芸術、文化活動を支援促進として、クレジット会社などから、コバトン 基金に寄付をもらうって、 そういうコバトン車いす人形を作ってもらえるといいかもしれません。 では最後の議題が1つ残っていますので、これをやりましょう。その他のマイナンバーの件に ついて、よろしくお願いいたします。 (事務局) 事務局です。その他ということで、マイナンバー関係でお知らせさせていただきたいと思いま す。資料最後の参考資料A4両面印刷のものをご覧ください。 このたびマイナンバー制度が施行されたことに伴いまして、いろいろな登録が必要となります。 この推進協議会におきましても、労働局からお越しいただいている萩原委員を除いて皆様に報酬 と旅費相当分の費用弁償をさせていただいています。うち、報酬については、お支払の時点で所 得税を控除した額をご入金させていただいています。 これを後日、税務署へ報告が必要になるため、マイナンバー制度ができたことにより、番号を お知らせいただく必要があります。こちらについては、今日はまずご案内です。12月になって 実際にご紹介させていただきたいと思いますが、番号についてご確認いただくとともに、ご準備 をお願いいたします。 なお、番号の通知のほかに、それを使って最終的にカードを作られますと、そのカードの情報 だけで結構なのですが、カードを作られていない方については、カード以外でご本人証明の書類 が裏面にいくつかあります。 このようないくつか書類が必要になりますので、 カードを作られる、 作られないというどちらかの方法でご報告をお願いすることになります、事前の連絡ということ で、よろしくお願いいたします。なお、提供いただきました番号や書類について厳密に保管させ ていただきます、よろしくお願いいたします。 (寺島会長) カードが全然来ないのですよね、申し込んでいるのですが、まだ来ないです。 コメントが何かありましたらよろしくお願いいたします。 (事務局) おそらく通知カードというものは、皆様の所へ一度は届いているかと。もしなければ、役所へ ご確認いただきたいのですが。 (寺島会長) はい。では時間が若干ありますので、全体でご意見、コメントが何かありましたら。 (國松委員) はい、すみません、障埼連の國松です。 私はまだマイナンバーのことは承知していないので、言われたようにやるつもりはありません。 絶対というお話になったらそのときはよろしくお願いしたいと思います。 先ほどフランスのお話をされましたが、日本の場合は、実際にグループホームと入所では、そ れほど違いはないのです、つまり小規模だというだけの話です。私などがアンケートで調べた様 子でよくわかりました。 入所施設もグループホームもなんの地域とは関係ない、県外に出しているような話があるわけ ですから、これを地域と言えるのかと、徹底的に言えない問題だと思います。 そのような中で気になったのは5月11日に障害者総合支援法の衆議院の厚労委員会で議論さ れていたときに、人から聞いてびっくりして調べました。議事録の中に入所施設が足りないとい うことで、国民に申し述べている意見がいくつかあったと。その中に埼玉県も入っていると、埼 玉県の話も出てきて、対象が1,300人や1,400人の話で、厚労省から「人数については 重複されているものもありますし」と回答があったのです。もしこれがそうだとすると、これが 埼玉の話だとしますと、前回の1,400人というのは実数だという回答をいただいたのです。 つまり訂正されたのです、重複していたということは、何回も私は聞いていたのですが、はじめ て訂正したのです。訂正という単純なものではなくて、これは本当のところ謝ってもらわなくて はいけない内容なのです。 それをどういうわけか、その話がどう伝わっているのかわかりませんが、厚労省の回答で出て いるのです。これは議事録に載っていて、本来なら議事録を削除してもらわなければいけないよ うな内容なのです。私たちはそれを訂正したということと、きちんと承ったのですが、その問題 がほかの所にそういう話が出て行って、訂正していないとしたらまずいのかなと感じています。 資料もありますので、もしかすると対処していただいたほうがいいのかなと思っております、 よろしくお願いいたします。 (寺島会長) ではそれは後でお調べください。埼玉県だけの資料でもありませんよね。厚労省の全体の資料 ですよね。 (國松委員) 分からないのですね。県というところが、どのような把握のされ方をしているのかなと。数字 がそういう形で出ているのか出ていないのか分かりませんが、私が人づてで聞いたところでは、 埼玉県ほどきちんと整理されている所はないと聞いているので。もしかすると埼玉の話なのかな という感じで受け取ったのです。断定できるものではないので、そのあたりを確認していただい てと思っているので、よろしくお願いいたします。 (寺島会長) 確認をお願いいたします。 (小材委員) 皆様にきちんと考えていただきたいなと思うことがありまして、発言させていただきます、埼 玉県自閉症協会の小材です。 大きな災害が起きました。そこで必ず問題になるのが、避難所に行けない人たちに対する支援 が足りないと。もちろん私たちも自分たちでなんとかできるようにと準備はしていますが、毎回 毎回問題が、同じことが繰り返されます。そういうことがぜひ起きないように、埼玉県では、担 当を見るとBグループになっているのですが、そちらについても取り上げていただけると。これ からもっと大きな災害が起きるだろうと言われていますので福祉避難所についてなど。埼玉県は 他の県に比べると進んでいるとは思うのですが、一般の方に周知されていないので、熊本県のほ うでも福祉避難所としての運営ができなかったと、実際に聞いております。 ぜひこの施策推進協議会でも災害においての対策等も考えていただけるとありがたいなと思っ て意見を述べさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 (寺島会長) ではご意見として承っておきまして、可能でしたらぜひお願いします。Bチーム、大変ですね。 では、他に。はいどうぞ。 (麩澤委員) 障害者協議会の麩澤です。 全体的な流れについて。昨年度のモニタリングのまとめというのが、法的には出さなくてもい いと思うのですが、簡単に、昨年度のものはまとめて次年度に繰り越して報告するとか、はっき りとした委員会としての昨年度のモニタリングの立場を明確にしたいという気持ちがあるのです が、いかがでしょうか。 (寺島会長) 最終回の協議会で出されたものをまとめるということですね。 (麩澤委員) そうですね、少なくとも最終回の委員会で出した結果報告をまとめて、これが27年度のモニ タリング結果というものを、きちんと報告しなければいけないのではないかということです。 皆様のご意見を。 (寺島会長) 委員の皆様のご意見をいただければと思うのですが。何かご意見ありますか。 (國松委員) すみません、1つ忘れていましたことを。 先ほど吉井委員の話を混ぜ返すことわけではありませんが、吉井委員の思いの中で分かること があるのです。やはり各団体の意見をどこかで聞いてほしいということがあると思うのです。私 の状況の中でお話しすると、3年間に最初と終わりの、最初の1回だけの各団体の意見聴取では なくて、あと1回ぐらいはあってもいいのかなという感じがするのです、3年間の1回目と3年 目ということで。 そんな感じでぜひ広い範囲での意見を聴取したことを考えていきたいなと思います。よろしく お願いいたします。 (寺島会長) わかりました。今のご意見は、承っていくということで。 もともとの議題はモニタリングの結果をまとまった冊子にしたほうがいいのではないかという ご意見に対しての何かございませんか。 事務局からありますか。 (事務局) 事務局からです。麩澤委員のご意見について、やったほうが望ましいという意見は理解させて いただくのですが、想定として資料3でご案内している通り、2年を1期としていまして、例え ばBチームのアンケートやAチームのアンケートがありましたが、ある程度年度をまたぐのもや むを得ないという形で行なっています。 ですから、 3月の時点でまとまったものが出せるという、 今年のスケジュールにはなかった事情があります。 これは今から作ろうとなりますと、そちらを作る作業がまた始まってしまいますので、どうし てもこれから2回目以降は2年1期のとりまとめをお願いしたいとさせていただきたいと考えて いますので、大変申し訳ありませんが、2年のとりまとめの中で含めるようにお願いできればと 思います。大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。 (寺島会長) 1年目を含めて2年のとりまとめに反映させていくということで。 時間になりました。よろしいでしょうか。 ではこれで終わらせていただきます。事務局にお返しいたします。 (事務局) 事務局です、申し訳ありません。今後の予定についてご確認です。先ほど資料3でご報告しま した通り、次の協議会は12月となっていますが、これはまた流動的です。秋の皆様のスケジュ ールを確認いたしまして設定いたします。1回目のワーキングチームですが、Bはすでに終了し ていますが、Aチーム、Cチームはすでにご連絡させていただいています通り、6月最終週、7 月最初の週にそれぞれ行なう予定です、よろしくお願いいたします。 また3回目のワーキング、協議会については年明けを予定していますので、日程調整について ご連絡させていただきます、よろしくお願いいたします。 (事務局) 委員の皆様、大変ありがとうございました。以上をもちまして、平成28年度第1回埼玉県障 害者施策推進協議会を閉会させていただきます、誠にありがとうございました。 平成28年6月3日 長 寺島 彰 議事録署名委員 國松 公造 議事録署名委員 田村 文子 議