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RZ/A1Hグループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05

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RZ/A1Hグループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05
アプリケーションノート
RZ/A1H グループ
CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC)リリースノート
R01AN3104JJ0205
Rev.2.05
2016.10.06
要旨
本書は、RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP KPIT GCC(以降、BSP)のパッケージについて記載します。
動作確認ボード
Renesas Starter Kit+ for RZ/A1H (YR0K77210S003BE)
過去バージョンからの変更履歴
Ver.
No.
種別
内容
V2.05
1
全体
8
ソフトウェア環境のツールのバージョンを
更新
stdint.h と stdbool.h の参照先を
ENV/KPIT/optlibinc に変更し、インストー
ル手順からヘッダファイルのコピーを削除
データワードサイズとして 16bit, 32bit 以
外の値を使用した際に、左右のチャネルが反
転する可能性がある不具合を修正
トップ階層の App フォルダ以下に全サンプ
ルプログラムのプロジェクトフォルダを移
動
各サンプルプログラムが参照する SPIBSC
ブートローダイメージを共通フォルダ
Tool/FlashImage に変更
ex1 サンプルプログラムを SSIF サンプルプ
ログラムにリネーム
Display サンプルプログラムを vdc5_vdec サ
ンプルプログラムにリネーム
TouchPanel サンプルプログラムを追加
9
Blinky サンプルプログラムを追加
10
OS 起動時に MMU 無効の状態で LDREX/STREX
を実行してしまう不具合を修正(RZ/A1H の
LSI 内部バスはアトミック・アクセスに非対
応のため、AXI バスに対して直接アトミッ
ク・アクセスが発生する MMU 無効の状態で排
他アクセス命令の対象にしてはいけない)
2
3
SSIF
4
サンプルプ
ログラム
5
6
7
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
備考
修正箇所:サンプルプログラム
フォルダの
system_Rensas_RZ_A1.c,
startup_Renesas_RZ_A1.S
参照ドキュメント:RZ/A1H
ユーザーズマニュアルハード
ウェア編 Rev.2.00「5.8 AXI
プロトコルの制御信号」
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
11
12
Kernel_HW 依
存部
13
V2.04
1
全体
V2.03
1
全体
2
DMA
3
IOIF, SCIF
4
RIIC
5
6
SCIF
7
SCUX
8
9
SOUND,
RIIC_CH3
10
サンプルプ
ログラム
ヒープ先頭アドレス判定の修正
リンカスクリプトファイルの end シンボル
の位置が.heap 領域の先頭アドレスと合って
いないサンプルプログラムを修正
ヒープ終端アドレス判定の修正
_top_of_heap 関数のリターン値を SP レジ
スタ値から__heap_end シンボルのアドレス
に修正
11
12
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
サンプルプログラムプロジェクトフォルダ
内の RTX_Conf_CM.c の OS_CLOCK マクロの値
が OS タイマの周波数と異なるために、
osKernelSysTick 関数が正しくない時間を返
す不具合を修正
OS アップデート:CMSIS-RTOS RTX V4.80 対
応
os_resume 関数実行中にタイマ割り込みが発
生するとスケジューラが停止してしまう不
具合を修正
ブートローダとして何も実行しないイメー
ジが入っていたため、
RZ_A1H_sflash_boot_init_kpitgcc.x を正し
いブートローダイメージファイルに差し替
え
モジュールストップ解除後に、スタンバイコ
ントロールレジスタのダミーリードの手順
が不足している不具合を修正
割り込みコンテキストからの API 実行時に
排他制御されない不具合を修正
free 関数の呼び出しを排他制御していない
不具合を修正
連続転送時にリスタートコンディションを 2
回発行する場合がある不具合を修正
連続転送時にエラーが発生した場合のエ
ラー復帰処理の実装を修正
DMA 転送指定時に DMA の空きチャネルを
使用せず、DMA チャネル 0 のみを使用する
不具合を修正
SRC の初期化解除直後の変換結果の先頭部
分が無音になる不具合を修正
SCUX_IOCTL_SET_FLUSH_STOP の実行
後に、SRC によって変換されたデータの末
尾が出力されない問題を修正
RIIC_CH3 ドライバ追加
SOUND ドライバの RIIC 通信を RIIC_CH3
ドライバの呼び出しに変更
フラッシュ書き込み手順の変更
書き込み開始前に「y」入力を待たないよう
に変更
Rev.2.05
修正箇所:サンプルプログラム
フォルダの RTX_Conf_CM.h
修正箇所:OS 本体
「4.制限事項」参照
「3.5.2 シリアルフラッシュ
書き込みの実行」参照
「3.6.2 NOR フラッシュ書き
込みの実行」参照
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの ld ファイル
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの
GCC/newheap.c
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
大域変数の初期値設定処理でアボートが発
生する場合がある不具合を修正
リンカスクリプトファイルの初期値あり変
数領域の宣言に ALIGN 指定を追加
ブート処理に C++グローバルコンストラク
タ初期化処理を追加
リンカスクリプトファイルに init_array 等の
領域宣言を追加し、__libc_init_array 関数に
コンストラクタ初期化関数呼び出しを追加
ライブラリファイル名変更
ドライバ等ライブラリのファイル名に lib の
プレフィックスを追加、リンカの-l オプショ
ンでリンクするように変更
プラットフォームやコンパイラ依存のファ
イルを整理
CMSIS-RTOS RTX の既存ファイルに追加し
ていたプラットフォーム依存、コンパイラ依
存の関数を各サンプルプログラムの GCC
フォルダ以下の新規作成ファイルへ移動
サンプルプログラムプロジェクトフォルダ
にある RTX_Conf_CM.c で OS_RUNPRIV を
0 に設定した場合にハングアップする不具合
を修正
Idle スレッドのスリープモードへの遷移命令
を、ソフトウェアスタンバイモード併用時の
処理に置き換え
13
14
15
16
17
18
19
Kernel_HW
依存部
20
21
V2.02
22
1
2
3
VDC5(Displ
ay)
サンプルプ
ログラム
Kernel_HW
依存部
4
5
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
コンパイラの最適化有効時に次のインライ
ンアセンブラが正常に展開されない不具合
を修正
__set_SP, __get_LR, __set_LR
次のインラインアセンブラを使用するとリ
ンクエラーになる不具合を修正
__enable_fault_irq, __disable_fault_irq
OS アップデート:NEON 対応
OS アップデート:Tick-less operation 対応
RZ/A1H Group Video Display Controller 5
Driver を Ver.1.0 に更新
NOR フラッシュブート(ULINK2 書き込み)対
応
L2 キャッシュ操作後に正しくステータス変
化待ちのウェイトをしていない不具合を修
正
IRQ_Handler が割り込み要因 1022、1023 の
場合にデータアボート例外が発生する不具
合を修正
制限事項(No.1、No2)追加
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの ld ファイル
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの ld ファイル、
GCC/cstartup.c
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの.cproject
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの
system_Renesas_RZ_A1.c
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの
RTX_Conf_CM.c
参照ドキュメント:RZ/A1H
ユーザーズマニュアルハード
ウェア編 Rev.2.00「55.3.1 ス
リープモード」
修正ファイル:
Include/core_caFunc.h
修正ファイル:サンプルプログ
ラムフォルダの
Include/core_caFunc.h
修正ファイル:OS 本体とサン
プルプログラムフォルダの
system_Renesas_RZ_A1.c
修正ファイル:OS 本体
「4.制限事項」参照
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
コンパイラオプション「-mfloat-abi=hard」
を指定した場合、一般レジスタ r0-r3 を使用
せず、VFP レジスタ s0-s3 を使用してしまう
不具合を修正
サンプルプログラムプロジェクトフォルダ
の RTX_Conf_CM.c の OS_MAINSTKSIZE
を変更しても、main スレッドのスタックサ
イズに反映されない不具合を修正
新規作成
6
7
V2.01
α
-
-
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
目次
1.
パッケージ内容 ................................................................................................................................. 6
2.
フォルダ構成 ..................................................................................................................................... 8
3.
BSP について .................................................................................................................................... 9
4.
制限事項 .......................................................................................................................................... 17
5.
注意事項 .......................................................................................................................................... 18
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
1.
パッケージ内容
本パッケージには次のものが含まれています。
1.1
ソフトウェア
・ソースコード
No.
1
1.2
名称
BSP ソース一式
フォルダ名
BSP
ドキュメント
・マニュアル
No.
1
文書名
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05
(e2studio / KPITGCC)リリースノート
版数
Rev.2.05
2
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
BSP(Kernel_HW 依存部) KPITGCC
ユーザーズマニュアル
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
DMA ドライバ ユーザーズマニュアル
Rev.1.03
4
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
RIIC ドライバ ユーザーズマニュアル
Rev.1.04
5
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
RSPI ドライバ ユーザーズマニュアル
Rev.1.04
6
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
SCIF ドライバ ユーザーズマニュアル
Rev.1.04
7
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
SSIF ドライバ ユーザーズマニュアル
Rev.1.04
8
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
ADC ドライバ ユーザーズマニュアル
Rev.1.03
9
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
ポテンショメータサンプルプログラム
アプリケーションノート
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
VDC5_VDEC サンプルプログラム
アプリケーションノート
Video Display Controller 5 Driver User's
Manual
Rev.1.03
12
Digital Video Decoder Driver User's
Manual
Rev.1.00
13
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
SCUX ドライバ ユーザーズマニュアル
Rev.1.04
14
RZ/A1 グループ
CMSIS-RTOS RTX KPIT GCC
拡張ガイド
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
IOIF ユーザーズマニュアル
Rev.1.02
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
Rev.1.04
3
10
11
15
16
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
Rev.1.04
ファイル名
(日)r01an3104jj0205-rza1h.pdf(本書)
(英)r01an3104ej0205-rza1h.pdf
(日)r01us0135jj0103-rza1h.pdf
(英)r01us0135ej0103-rza1h.pdf
(日)r01us0137jj0104-rza1h.pdf
(英)r01us0137ej0104-rza1h.pdf
(日)r01us0138jj0104-rza1h.pdf
(英)r01us0138ej0104-rza1h.pdf
(日)r01us0139jj0104-rza1h.pdf
(英)r01us0139ej0104-rza1h.pdf
(日)r01us0140jj0104-rza1h.pdf
(英)r01us0140ej0104-rza1h.pdf
(日)r01us0142jj0104-rza1h.pdf
(英)r01us0142ej0104-rza1h.pdf
(日)r01us0136jj0103-rza1h.pdf
(英)r01us0136ej0103-rza1h.pdf
(日)r01an2525jj0103-rza1h.pdf
(英)r01an2525ej0103-rza1h.pdf
Rev.1.03
(日)r01an2523jj0103-rza1h.pdf
(英)r01an2523ej0103-rza1h.pdf
Rev.1.00
(日)r01an1822jj0100-rza1h.pdf
(英)r01an1822ej0100-rza1h.pdf
(日)r01an1823jj0100-rza1h.pdf
(英)r01an1823ej0100-rza1h.pdf
(日)r01us0141jj0104-rza1h.pdf
(英)r01us0141ej0104-rza1h.pdf
(日)r01an2520jj0102-rza1h.pdf
(英)r01an2520ej0102-rza1h.pdf
Rev.1.02
(日)r01an2521jj0102-rza1h.pdf
(英)r01an2521ej0102-rza1h.pdf
(日)r01an2524jj0104-rza1h.pdf
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
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18
SOUND ドライバ
アプリケーションノート
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
RIIC CH3 ドライバ
アプリケーションノート
RZ/A1H CMSIS-RTOS RTX BSP
TouchPanel サンプルプログラム
アプリケーションノート
(英)r01an2524ej0104-rza1h.pdf
Rev.1.03
(日)r01an2641jj0103-rza1h.pdf
(英)r01an2641ej0103-rza1h.pdf
Rev.1.00
(日)r01an3179jj0100-rza1h.pdf
(英)r01an3179ej0100-rza1h.pdf
・サンプルプログラム動作手順
No.
サンプルプロ
グラム名
1
Blinky
2
SSIF
3
ポテンショ
メータ
4
SCUX
5
VDC5_VDEC
6
TouchPanel
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
ファイル名
保存先
(日)readme_j.txt, readme_sfwrite_j.txt, readme_nfwrite_j.txt
(英)readme_e.txt, readme_sfwrite_e.txt, readme_nfwrite_e.txt
App¥Blinky¥sample1
(日)readme_j.txt, readme_sfwrite_j.txt, readme_nfwrite_j.txt
(英)readme_e.txt, readme_sfwrite_e.txt, readme_nfwrite_e.txt
App¥SSIF¥sample1
(日)readme_j.txt, readme_sfwrite_j.txt, readme_nfwrite_j.txt
(英)readme_e.txt, readme_sfwrite_e.txt, readme_nfwrite_e.txt
App¥ADC¥sample1
(日)readme_j.txt, readme_sfwrite_j.txt, readme_nfwrite_j.txt
(英)readme_e.txt, readme_sfwrite_e.txt, readme_nfwrite_e.txt
App¥SCUX¥sample1
(日)readme_j.txt, readme_sfwrite_j.txt, readme_nfwrite_j.txt
(英)readme_e.txt, readme_sfwrite_e.txt, readme_nfwrite_e.txt
App¥vdc5_vdec¥sample1
(日)readme_j.txt, readme_sfwrite_j.txt, readme_nfwrite_j.txt
(英)readme_e.txt, readme_sfwrite_e.txt, readme_nfwrite_e.txt
App¥TouchPanel¥sample1
Rev.2.05
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
2.
フォルダ構成
本パッケージのフォルダ構成と内容物の詳細を以下に示します。
Top
├─Documentation
│ ├─ReleaseNote
│ └─Specification
└─Software
└─BSP
├─App
│ │ .project
│ ├─ADC
│ │ └─sample1
│ ├─Blinky
│ │ └─sample1
│ ├─inc
│ ├─lib
│ ├─SCUX
│ │ └─sample1
│ ├─SSIF
│ │ └─sample1
│ ├─TouchPanel
│ │ ├─lib
│ │ └─sample1
│ └─vdc5_vdec
│
├─lib
│
└─sample1
├─CMSIS_RTOS_RTX_RSK_GCC
│ │ .project
│ ├─Include
│ └─RTOS
│
└─RTX
│
├─Boards
│
│ └─Renesas
│
│
└─RZ_A1H_RSK
│
│
├─INC
│
│
├─iodefines
│
│
└─RenesasBSP
│
│
│ version.txt
│
│
├─drv_inc
│
│
├─drv_lib
│
│
└─drv_src
│
│
├─adc
│
│
├─dma
│
│
├─ioif
│
│
├─riic
│
│
├─riic_ch3
│
│
├─rspi
│
│
├─scif
│
│
├─scux
│
│
├─sound
│
│
├─ssif
│
│
└─vdc5_vdec
│
├─INC
│
├─LIB
│
└─SRC
├─ENV
│ │ .project
│ └─KPIT
│
└─optlibinc
└─Tool
└─FlashImage
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
:リリースノート
:ドキュメント(第1.2章参照)
:BSP ソースフォルダ
:BSP サンプルプログラム TOP
:ポテンショメータサンプルプログラム本体
:Blinky サンプルプログラム本体
:サンプルプログラム共通ヘッダ
:サンプルプログラム共通ライブラリ
:SCUX サンプルプログラム本体
:SSIF サンプルプログラム本体
:TouchPanel サンプルプログラムドライバ
:TouchPanel サンプルプログラム本体
:VDC5_VDEC サンプルプログラムドライバ
:VDC5_VDEC サンプルプログラム本体
:ボード共通ヘッダ
:チップ依存ヘッダ
:BSP 用ドライバ
:BSP バージョン情報
:ドライバヘッダ
:ドライバライブラリ
:ADC ドライバ
:DMA ドライバ
:IOIF
:RIIC ドライバ
:RIIC CH3 ドライバ
:RSPI ドライバ
:SCIF ドライバ
:SCUX ドライバ
:SOUND ドライバ
:SSIF ドライバ
:VDC5_VDEC ドライバ
:OS ヘッダ
:OS ライブラリ
:OS 本体
:KPIT GCC optlib ライブラリ用追加ヘッダ
:SPIBSC ブート用ブートローダバイナリ
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
3.
BSP について
BSP ソース一式を使用するために必要な情報を記載します。
ソフトウェア情報
3.1

ベース OS
RTX for Cortex-A9 (8th June 2016)

ドライバ
IOIF, DMA, SCIF, SSIF, RSPI, RIIC, RIIC_CH3, ADC, SCUX, SOUND, VDC5_VDEC

サンプルプログラム
Blinky, SSIF, ポテンショメータ, SCUX, VDC5_VDEC, TouchPanel
ツール情報
3.2

ビルド環境

統合開発環境
e2studio (Version: 5.1.0.022)

開発ツール
Renesas ARM-NONE Toolchain v16.01

実行環境
Segger J-Link ARM(v4.78i)
ハードウェア情報
3.3

デバイス
RZ/A1H

ターゲットボード

ボード名
Renesas Starter Kit+ for RZ/A1H (R0K77210C000BE)

動作モード
Clock in = 13.33MHz, CKIO = 66.67MHz
I Clock = 400.00MHz
G Clock = 266.66MHz
B Clock = 133.33MHz
P1 Clock = 66.67MHz
P0 Clock = 33.33MHz
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート

セットアップ方法
※ジャンパ、スイッチの詳細はターゲットボードに付属の「RZ/A1H Group Renesas Starter Kit+
User's Manual For e2studio」を参照
表 1 コネクタ接続
部品番号
接続機材
CN20
スピーカ(ヘッドフォン)
CN18
USB シリアルケーブル
CN14
JTAG ケーブル
CN5
AC アダプタ
表 2 デバッグシリアルポート設定
ボーレート
115200
キャラクタ長
8bit
パリティ
なし
ストップビット
1bit
フロー制御
なし
改行コード
CR
表 3 ターゲットボードのジャンパ設定
ジャンパ
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
設定
ブートモード 0
ブートモード 3
JP11
1-2
1-2
JP12
1-2
1-2
JP18
1-2
1-2
JP21
1-2
1-2
PWR SEL
2-3
2-3
Rev.2.05
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
表 4 ターゲットボードのスイッチ設定(SW4)
設定
DIP
スイッチ
ブートモード 0
ブートモード 3
SW4-1
OFF
OFF
SW4-2
OFF
OFF
SW4-3
OFF
OFF
SW4-4
OFF
OFF
SW4-5
OFF
OFF
SW4-6
OFF
OFF
SW4-7
OFF
OFF
SW4-8
OFF
OFF
表 5 ターゲットボードのスイッチ設定(SW6)
設定
DIP
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
スイッチ
ブートモード 0
ブートモード 3
SW6-1
ON
OFF
SW6-2
ON
ON
SW6-3
ON
OFF
SW6-4
ON
ON
SW6-5
ON
ON
SW6-6
ON
ON
Rev.2.05
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
Blinky サンプルプログラム動作確認(内蔵 RAM ダウンロード)
3.4
ビルド方法
3.4.1
1.
e2studio のワークスペースを新規作成(※1)
①
任意の場所(※2)に作業フォルダを作成(フォルダ名は任意)
②
手順①で作成したフォルダ下に展開したソースファイル(BSP ソースフォルダ下のすべてのファ
イル群)をコピー
例) 作業フォルダを「C:¥Workspace」とした場合のフォルダ構成
C:
└─Workspace
├─App
├─CMSIS_RTOS_RTX_RSK_GCC
├─ENV
└─Tool
③
e2studio を起動
④
[ファイル]メニュー→[ワークスペースの切り替え]→[その他]を選択
⑤
「ワークスペース・ランチャー」ダイアログの「参照」をクリック
⑥
手順①で作成した場所を選択し、「OK」をクリック
⑦
自動で e2studio が再起動し、『ようこそ』画面が表示される
⑧
『ようこそ』画面を閉じる
※1:既存のワークスペースがある場合は、既存のワークスペースを流用せず、必ず新規に作成するこ
と
※2:Windows のパス名の文字数制限(260 文字)を超えないようにドライブのルートに近い場所に作業
フォルダを作成すること
2.
[ウィンドウ]メニュー→[ビューの表示] →[プロジェクト・エクスプローラー]を選択
3.
[プロジェクト・エクスプローラー]を右クリック→[インポート]を選択
4.
「インポート」ダイアログの「インポート・ソースの選択」で、「一般」→「既存プロジェクトをワー
クスペースへ」を選択し、「次へ」ボタンをクリック
5.
「インポート」ダイアログの『ルート・ディレクトリの選択』をチェックし、「参照」をクリック
6.
「フォルダーの参照」ダイアログで、ソースファイルのコピー先のトップ(手順 1-①で作成したフォ
ルダ名)を選択し、「OK」をクリック
7.
「インポート」ダイアログの「ネストしたプロジェクトを検索」のチェックをつける
8.
「インポート」ダイアログの「プロジェクトをワークスペースにコピー」のチェックを外す
9.
「インポート」ダイアログの「終了」をクリック
10. 「プロジェクト・エクスプローラー」に表示されている『Blinky_smp1』プロジェクトを選択し、右ク
リック→[プロジェクトをクリーンにする]を選択
11. 手順 10 と同様に右クリック→[プロジェクトのビルド]を選択
次のファイルが生成される
App¥Blinky¥sample1¥HardwareDebug¥Blinky_smp1.x
R01AN3104JJ0205
2016.10.06
Rev.2.05
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RZ/A1H グループ CMSIS-RTOS RTX BSP V2.05 (e2studio / KPIT GCC) リリースノート
3.4.2
サンプルプログラム実行
※ターゲットボードのジャンパおよびスイッチ設定は表 3~表 5の『ブートモード 0』の設定とする
※この手順を実行する前に Blinky サンプルプログラムの実行ファイルを作成(「3.4.1 ビルド方法」参照)
しておくこと
※この手順を実行する前に「RZ/A1H Group Renesas Starter Kit+ User's Manual」の"5.16 USB Serial Port"の手順
に従い、PC に『RSK USB Serial Port』のセットアップを行うこと
※「e2studio デバッグ」パースペクティブを表示している状態とする
1.
j-Link を CPU ボードの CN14 および PC の USB コネクタに接続する
2.
CPU ボードの CN18 を USB シリアルケーブルで PC に接続する
3.
e2studio を起動
4.
[実行]メニュー→[デバッグの構成]を選択
5.
「デバッグ構成」ダイアログのリストにある「Renesas GDB Hardware Debugging」→『Blinky_smp1
HardwareDebug』を選択し、「デバッグ(D)」をクリック
(ターゲットボードと e2studio が接続され、実行ファイルのダウンロードが始まる)
6.
「再開」ボタン(緑色の再生マーク)を 2 回クリック
3.4.3
サンプルプログラム実行結果
サンプルプログラムの実行を開始すると、LED0 が点滅します
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Blinky サンプルプログラム動作確認(シリアルフラッシュブート)
3.5
3.5.1
ビルド方法
1.
第3.4.1章の手順 1~10 を行う
2.
[プロジェクト・エクスプローラー]に表示されている『Blinky_smp1』プロジェクトを右クリック→[プ
ロパティ]を選択
3.
「プロパティ」ダイアログの『C/C++ビルド』の『設定』を選択
4.
「ツール設定」タブの『Linker』→『その他』を選択
5.
「ファイル」に下記の通り設定します
"${ProjDirPath}/${ProjName}_sflashboot.ld"
6.
「プロジェクト・エクスプローラー」に表示されている『Blinky_smp1』プロジェクトを選択し、右ク
リック→[プロジェクトをクリーンにする]を選択
7.
手順 6 と同様に右クリック→[プロジェクトのビルド]を選択
3.5.2
シリアルフラッシュ書き込みの実行
※ターゲットボードのジャンパおよびスイッチ設定は表 3~表 5の『ブートモード 3』の設定とする
※この手順を実行する前に Blinky サンプルプログラムの実行ファイルを作成(「3.5.1 ビルド方法」参照)
しておくこと
※「e2studio デバッグ」パースペクティブを表示している状態とする
1. J-Link を CPU ボードの CN14 および PC の USB コネクタに接続する
2. e2stusio を起動
3.
[実行]メニュー→[デバッグの構成]を選択
4. 「デバッグ構成」ダイアログのリストにある「Renesas GDB Hardware Debugging」→
『Blinky_smp1_sflash HardwareDebug』を選択し、「デバッグ(D)」をクリック
(ターゲットボードと J-Link が接続され、バイナリのダウンロードが始まる)
5. 「デバッグ」ビューの「ダウンロード」ボタンのプルダウンから「RZ_A1H_sflash_boot_init_kpitgcc.x」
を選択
6. 「デバッグ」ビューにて、『Blinky_smp1_sflash HardwareDebug』を選択→右クリック→「切断」を
選択
(ターゲットと J-Link が切断される)
7. ターゲットボードの電源を切る
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3.5.3
サンプルプログラム実行
※ターゲットボードのジャンパおよびスイッチ設定は表 3~表 5の『ブートモード 3』の設定とする
※この手順を実行する前に「RZ/A1H Group Renesas Starter Kit+ User's Manual」の"5.16 USB Serial Port"の手順
に従い、PC に『RSK USB Serial Port』のセットアップを行うこと
1. CPU ボードの CN18 を USB シリアルケーブルで PC に接続
2. ターゲットボードの電源を入れる
3.5.4
サンプルプログラム実行結果
サンプルプログラムの実行を開始すると、LED0 が点滅します。
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Blinky サンプルプログラム動作確認(NOR フラッシュブート)
3.6
3.6.1
ビルド方法
1.
第3.4.1章の手順 1~10 を行う
2.
[プロジェクト・エクスプローラー]に表示されている『Blinky_smp1』プロジェクトを右クリック→[プ
ロパティ]を選択
3.
「プロパティ」ダイアログの『C/C++ビルド』の『設定』を選択
4.
「ツール設定」タブの『Linker』→『その他』を選択
5.
「ファイル」に下記の通り設定します
"${ProjDirPath}/${ProjName}_nflashboot.ld"
6.
「プロジェクト・エクスプローラー」に表示されている『Blinky_smp1』プロジェクトを選択し、右ク
リック→[プロジェクトをクリーンにする]を選択
7.
手順 6 と同様に右クリック→[プロジェクトのビルド]を選択
3.6.2
NOR フラッシュ書き込みの実行
※ターゲットボードのジャンパおよびスイッチ設定は表 3~表 5の『ブートモード 0』の設定とする
※この手順を実行する前に Blinky サンプルプログラムの実行ファイルを作成(「3.6.1 ビルド方法」参照)
してくこと
※「e2studio デバッグ」パースペクティブを表示している状態とする
1. j-Link を CPU ボードの CN14 および PC の USB コネクタに接続する
2. e2studio を起動
3.
[実行]メニュー→[デバッグの構成]を選択
4. 「デバッグ構成」ダイアログのリストにある「Renesas GDB Hardware Debugging」→
『Blinky_smp1_nflash HardwareDebug』を選択し、「デバッグ(D)」をクリック
(ターゲットボードと J-Link が接続され、バイナリのダウンロードが始まる)
5. 「デバッグ」ビューにて、『Blinky_smp1_nflash HardwareDebug』を選択→右クリック→「切断」を
選択
(ターゲットと J-Link が切断される)
6. ターゲットボードの電源を切る
3.6.3
サンプルプログラム実行
※ターゲットボードのジャンパおよびスイッチ設定は表 3~表 5の『ブートモード 0』の設定とする
※この手順を実行する前に「RZ/A1H Group Renesas Starter Kit+ User's Manual」の"5.16 USB Serial Port"の手順
に従い、PC に『RSK USB Serial Port』のセットアップを行うこと
1. CPU ボードの CN18 を USB シリアルケーブルで PC に接続
2. ターゲットボードの電源を入れる
3.6.4
サンプルプログラム実行結果
サンプルプログラムの実行を開始すると、LED0 が点滅します。
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4.
制限事項
No.
種別
内容
1
標準 C ライブ
ラリ
KPIT GNU Tools GNUARM-NONE の標準 C ライブラリはマルチスレッドに非対応です。
ライブラリ関数を複数スレッドから同時に実行した場合、処理結果は不定です。
malloc や calloc や realloc などのヒープを操作するライブラリ関数を使用する場合
は、スレッド切替えを防止するために割り込み禁止の状態で実行してください。
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Rev.2.05
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5.
注意事項
No.
種別
内容
1
Kernel_HW 依
存部
デバッグシリアルポート(printf の出力先)と SCIF ドライバのチャネル 2 が同じポー
トを使用しています。チャネル 2 をオープンすると競合が発生するのでご注意くだ
さい。
2
SCUX,SSIF
SCUX ドライバで出力先として設定した SSIF のチャネルを、SSIF ドライバでオープ
ンすると競合が発生するので、排他使用してください。
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ホームページとサポート窓口
• ルネサス エレクトロニクスホームページ
http://japan.renesas.com/
• お問合せ先
http://japan.renesas.com/contact/
すべての商標および登録商標は,それぞれの所有者に帰属します。
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2016.10.06
Rev.2.05
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改訂記録
Rev.
2.03
2.04
2.05
発行日
2015.12.14
2016.02.19
2016.10.06
ページ
-
改訂内容
ポイント
e2studio 版 V2.03 リリース
ブートローダを差し替え
OS アップデート(RTX 4.80)
各種不具合修正
フォルダ構成変更
サンプルプログラム追加(Blinky, TouchPanel)
動作確認手順の対象を Blinky サンプルプログラムに変更
A-1
製品ご使用上の注意事項
ここでは、マイコン製品全体に適用する「使用上の注意事項」について説明します。個別の使用上の注意
事項については、本ドキュメントおよびテクニカルアップデートを参照してください。
1.
未使用端子の処理
【注意】未使用端子は、本文の「未使用端子の処理」に従って処理してください。
CMOS製品の入力端子のインピーダンスは、一般に、ハイインピーダンスとなっています。未使用
端子を開放状態で動作させると、誘導現象により、LSI周辺のノイズが印加され、LSI内部で貫通電
流が流れたり、入力信号と認識されて誤動作を起こす恐れがあります。未使用端子は、本文「未使用
端子の処理」で説明する指示に従い処理してください。
2.
電源投入時の処置
【注意】電源投入時は,製品の状態は不定です。
電源投入時には、LSIの内部回路の状態は不確定であり、レジスタの設定や各端子の状態は不定で
す。
外部リセット端子でリセットする製品の場合、電源投入からリセットが有効になるまでの期間、端子
の状態は保証できません。
同様に、内蔵パワーオンリセット機能を使用してリセットする製品の場合、電源投入からリセットの
かかる一定電圧に達するまでの期間、端子の状態は保証できません。
3.
リザーブアドレス(予約領域)のアクセス禁止
【注意】リザーブアドレス(予約領域)のアクセスを禁止します。
アドレス領域には、将来の機能拡張用に割り付けられているリザーブアドレス(予約領域)がありま
す。これらのアドレスをアクセスしたときの動作については、保証できませんので、アクセスしない
ようにしてください。
4.
クロックについて
【注意】リセット時は、クロックが安定した後、リセットを解除してください。
プログラム実行中のクロック切り替え時は、切り替え先クロックが安定した後に切り替えてくださ
い。
リセット時、外部発振子(または外部発振回路)を用いたクロックで動作を開始するシステムでは、
クロックが十分安定した後、リセットを解除してください。また、プログラムの途中で外部発振子
(または外部発振回路)を用いたクロックに切り替える場合は、切り替え先のクロックが十分安定し
てから切り替えてください。
5.
製品間の相違について
【注意】型名の異なる製品に変更する場合は、製品型名ごとにシステム評価試験を実施してくださ
い。
同じグループのマイコンでも型名が違うと、内部ROM、レイアウトパターンの相違などにより、電
気的特性の範囲で、特性値、動作マージン、ノイズ耐量、ノイズ輻射量などが異なる場合がありま
す。型名が違う製品に変更する場合は、個々の製品ごとにシステム評価試験を実施してください。
ご注意書き
1. 本資料に記載された回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応用例を説明するものです。お客様の機器・システムの設計におい
て、回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用する場合には、お客様の責任において行ってください。これらの使用に起因して、お客様または第三
者に生じた損害に関し、当社は、一切その責任を負いません。
2. 本資料に記載されている情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、誤りがないことを保証するものではありません。万一、本資料に記載されている情報
の誤りに起因する損害がお客様に生じた場合においても、当社は、一切その責任を負いません。
3. 本資料に記載された製品デ-タ、図、表、プログラム、アルゴリズム、応用回路例等の情報の使用に起因して発生した第三者の特許権、著作権その他の知的財産権
に対する侵害に関し、当社は、何らの責任を負うものではありません。当社は、本資料に基づき当社または第三者の特許権、著作権その他の知的財産権を何ら許
諾するものではありません。
4. 当社製品を改造、改変、複製等しないでください。かかる改造、改変、複製等により生じた損害に関し、当社は、一切その責任を負いません。
5. 当社は、当社製品の品質水準を「標準水準」および「高品質水準」に分類しており、
各品質水準は、以下に示す用途に製品が使用されることを意図しております。
標準水準:
コンピュータ、OA機器、通信機器、計測機器、AV機器、
家電、工作機械、パーソナル機器、産業用ロボット等
高品質水準:輸送機器(自動車、電車、船舶等)、交通用信号機器、
防災・防犯装置、各種安全装置等
当社製品は、直接生命・身体に危害を及ぼす可能性のある機器・システム(生命維持装置、人体に埋め込み使用するもの等) 、もしくは多大な物的損害を発生さ
せるおそれのある機器・システム(原子力制御システム、軍事機器等)に使用されることを意図しておらず、使用することはできません。 たとえ、意図しない用
途に当社製品を使用したことによりお客様または第三者に損害が生じても、当社は一切その責任を負いません。 なお、ご不明点がある場合は、当社営業にお問い
合わせください。
6. 当社製品をご使用の際は、当社が指定する最大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性、実装条件その他の保証範囲内でご使用ください。当社保証範囲を超えて当社製
品をご使用された場合の故障および事故につきましては、当社は、一切その責任を負いません。
7. 当社は、当社製品の品質および信頼性の向上に努めていますが、半導体製品はある確率で故障が発生したり、使用条件によっては誤動作したりする場合がありま
す。また、当社製品は耐放射線設計については行っておりません。当社製品の故障または誤動作が生じた場合も、人身事故、火災事故、社会的損害等を生じさせ
ないよう、お客様の責任において、冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計等の安全設計およびエージング処理等、お客様の機器・システムとしての出荷保証
を行ってください。特に、マイコンソフトウェアは、単独での検証は困難なため、お客様の機器・システムとしての安全検証をお客様の責任で行ってください。
8. 当社製品の環境適合性等の詳細につきましては、製品個別に必ず当社営業窓口までお問合せください。ご使用に際しては、特定の物質の含有・使用を規制する
RoHS指令等、適用される環境関連法令を十分調査のうえ、かかる法令に適合するようご使用ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じた損害に
関して、当社は、一切その責任を負いません。
9. 本資料に記載されている当社製品および技術を国内外の法令および規則により製造・使用・販売を禁止されている機器・システムに使用することはできません。ま
た、当社製品および技術を大量破壊兵器の開発等の目的、軍事利用の目的その他軍事用途に使用しないでください。当社製品または技術を輸出する場合は、「外
国為替及び外国貿易法」その他輸出関連法令を遵守し、かかる法令の定めるところにより必要な手続を行ってください。
10. お客様の転売等により、本ご注意書き記載の諸条件に抵触して当社製品が使用され、その使用から損害が生じた場合、当社は何らの責任も負わず、お客様にてご負
担して頂きますのでご了承ください。
11. 本資料の全部または一部を当社の文書による事前の承諾を得ることなく転載または複製することを禁じます。
注1. 本資料において使用されている「当社」とは、ルネサス エレクトロニクス株式会社およびルネサス エレクトロニクス株式会社がその総株主の議決権の過半数
を直接または間接に保有する会社をいいます。
注2. 本資料において使用されている「当社製品」とは、注1において定義された当社の開発、製造製品をいいます。
http://www.renesas.com
■営業お問合せ窓口
※営業お問合せ窓口の住所は変更になることがあります。最新情報につきましては、弊社ホームページをご覧ください。
ルネサス エレクトロニクス株式会社 〒135-0061 東京都江東区豊洲3-2-24(豊洲フォレシア)
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総合お問合せ窓口:http://japan.renesas.com/contact/
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