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01月20日 - FXプライム

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01月20日 - FXプライム
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
Techno- fundamental Analysis
Weekl y FX Strategy MORI Report
MORI Report
週間 FX ストラテジー・リポート
2014 年 1 月 20 日(月)
フォレックス・ウォッチ 代表 森 好治郎
今週の主なコンテンツ ―――
■先週の総括: Summary of the last week 2014/01/13-01/17
・・・P.2
■市場のテーマと注目点 <2014 年 1 月第 4 週>
・・・P.3
■安倍首相による基調講演と施政方針演説、好循環実現に向けた本気度試すイベントに
・・・P.4
■IMM ファンド筋:
円の売り越し幅は 12/24 をピークに 3 週連続で縮小
・・・P.5-6
■Technical Analysis:
USDJPY:
「21 日平均線」(=104.48 処)を巡る上抜け攻防が焦点に
・・・P.7-8
EURUSD:
「遅行線」が基準線から下放れる場合は 1.3469 処を試す展開へ
・・・P.9-10
EURJPY:
日々線を下抜けつつある「遅行線」の挙動次第の展開へ
・・・P.11-12
<作成日時: 2014/01/19 21:50>
『MORI Report』をご利用のお客様へ
『MORI Report』は、毎週月曜日・早朝に発行する週刊 FX ストラテジー・レポートです。
当レポートのコンセプトは、膨大な情報が行き交うなかで市場テーマと注目点を把握し、いち早くトレンドを見出し
ていくことにあります。ストラテジストの視点を通じて、マーケットにおける“潮目の変化”を多角的な観点から観察
できるよう心掛けております。
レポート内容は、①市場テーマと注目点、②季節要因、イベント・スケジュールでの留意点、③投機的なポジション
の偏り具合、④テクニカル面での注目されるサイン――― などにより構成されています。
尚、テクニカル分析の詳細については、『FX-Technical Outlook』(毎週月曜午前発行)をあわせてご参照下さ
いますようお願い申し上げます。
新たな 1 週間を始めるにあたり、個人投資家の皆様の売買戦略構築の際の一助となれば幸いです。
※
本資料は信頼できると思われる情報・データに基づいて作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではあ
りません。また、本資料は情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。売買に関
する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさいますようお願いいたします。万一、お客様がこれらの内容を参考に行った
取引から損失・損害が生じた場合にも、当社、ならびに情報提供元を含むすべての関連会社は、これに係る一切の責任
を負いませんので予めご了承ください。なお、その目的を問わず本資料を無断で引用または複製することを禁じます。
※
本レポートに関する一切のお問合せ等は FX プライムまでご連絡ください。
― 1 ―
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
■先週の動き: Summary of the last week
U SDJPY
EU RU SD
EU RJPY
Close
Change
<2014/01/13-01/17>
High
Open
103.93
1.3671
142.11
Low
104.92
1.3699
142.90
(01/16)
(01/14)
(01/16)
N ikkei 225 N Y Dow-30
S& P500
15,734.46
-177.60
16,458.56
+21.51
102.85
1.3517
140.50
XTR-DAX
1,838.70
-3.67
Close
(01/13)
(01/17)
(01/13)
104.32
1.3542
141.21
JGB-10
9,742.96
+269.72
Change
+0.17
-0.0127
-1.05
U . S. TB-10
0.6700
-0.0250
Bunds-10
2.8194
-0.0385
1.7560
-0.0910
※ 為替レー トは、Interba nk Gl oba l R a ng e ( Tok y o 09:00 ― N ew York 17:00) を表示していま す 。
<01/13 Mon.> 週明けの USDJPY は、早朝の 104.12 円が
戻り高値となり、CME 日経平均先物の下落を受けて 11 時過ぎ
に 103.26 円まで急落、このあと 103.40 円を挟む一進一退が続
いた。 NY 序盤は、欧州通貨に対する円高に連れて 102.97 円
へ下落、さらに NY ダウの大幅安や米長期金利の低下を受けて
一時 102.85 円まで下押した。 EURUSD は、対ドルで強まった
ポンド安に連れて 1.3637 ㌦まで急落したあと 1.3670 ㌦へ反発、
EURJPY は 140.50 円まで急落したあと 140.80 円へ反発した。
<01/14 Tue.> USDJPY は、本邦 11 月経常赤字拡大やサ
ントリーによる米企業買収報道を手掛かりにジリ高推移し、正午
過ぎに 103.53 円を付けたが、日経平均の下げ幅が 500 円超へ
拡大するなか伸び悩んだ。 欧州午前はクロス円の買い戻しに
連れて 103.70 円まで上昇、さらに米 12 月小売売上高が予想を
上回る強い内容となり、NY ダウの大幅反発に乗じて 104.29 円
まで急伸した。 EURUSD は欧州勢参入後に 1.3649 ㌦まで下
押したあと、オーストラリア中銀総裁の楽観的な景気見通しを受
けて 1.3699 ㌦まで急伸したが、一巡後は揉み合いとなった。
<01/15 Wed.> USDJPY は、朝方の 104.09 円が押し目とな
り、日経平均の大幅反発に乗じた買いで午後序盤に 104.47 円
を付けたが、一巡後はクロス円の下げで 104.24 円へ軟化した。
NY タイムは、1 月の NY 連銀製造業業況指数が強い結果となっ
たことや米国株の大幅高を受けて一時 104.70 円まで急伸した。
EURUSD は、東京序盤の 1.3673 ㌦が戻り高値となり、対ドル
での欧州通貨売りが強まった NY 午前には 1.3582 ㌦まで急落、
EURJPY は 14 日の 142.64 円から 141.78 円まで反落した。
<01/16 Thu.> USDJPY は、堅調な本邦 11 月機械受注を
受けた株高や、予想外に弱い豪雇用統計を引き金とする豪ドル
安主導のドル買いで 104.92 円まで続伸したあと、日経平均の反
落により 104.65 円へ軟化。 このあと 104.70 円を挟む揉み合い
が続いたが、12 月の米コア CPI がインフレの抑制を示したこと
や 1 月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数の先行き見通し
が悪化したことで、米長期金利の低下に連れて 104.15 円まで急
落した。 EURUSD は、NY 午前の広範なドル売りで 1.3650 ㌦
まで急伸したあと、EURJPY の下げで 1.3583 ㌦まで反落した。
<01/17 Fri.> USDJPY は、序盤に株安を嫌気して 104.20
円まで下押したが、実需の買いでサポートされたあと株価反発を
受けて 104.42 円へ上昇。 欧州午前に 104.47 円を付けたあと、
クロス円の下げに連れて再び 104.20 円まで下押したが、売り一
巡後は底堅く推移し 104.32 円で着地した。 EURUSD は、東京
終盤の 1.3621 ㌦が戻り高値となり、ユーロ圏翌日物金利が政
策金利を上回ったことを受け ECB の追加緩和思惑が浮上したこ
とや、米 3 連休前の持ち高調整売りで 1.3517 ㌦まで下落した。
― 2 ―
106.0
105.45
01/02
5
USDJPY Daily Chart
Global Range
2013/09/13-2014/01/17
104.92
01/16
103.38
12/03
104.0
3
102.85
01/13
102.0
4
101.62
12/05
100.0
1
99.01
10/17
98.0
96.67
10/07-08
96.0
1.40
2
96.94
10/25
EURUSD Daily Chart
Global Range
2013/09/13-2014/01/17
1.3894
12/27
1.3832
10/25
1.3812
12/18
1.38
1.3699
01/14
1.3646
10/03
1.36
1.3525
12/03
1.3472
10/16
1.34
1.3517
01/17
1.3295
11/07
1.32
147.5
145.67
12/27
EURJPY Daily Chart
Global Range
2013/09/13-12/14/01/17
142.90
12/18
143.16
01/08
142.5
140.97
12/17
137.5
138.45
12/04
135.52
10/22
134.95
09/19
134.12
11/20
132.5
131.24
10/08
127.5
131.22
11/07
140.50
01/13
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
■市場のテーマと注目点: This week's issues and highlights. <2014 年 1 月第 4 週>
●今週の予想レンジ: USDJPY=103.89-105.21(⇒「21 日平均線」を巡る上抜け攻防が焦点に)
EURUSD=1.3436-1.3608(⇒「遅行線」の挙動に注意)、EURJPY=140.15-142.71
※予想レンジは 300 ㌽の範囲内で提示していますが、オーバーシュートする可能性にはご留意下さい。
●今週の注目点:
先週(01/13~01/17)のマーケットは、前週
末の米雇用統計ショックにより「株安・円高」で
始まったあと、米 12 月小売売上高の強い結果
を受けて「株高・円安」に振れる場面もみられた
が、市場のリスクオン・ムードは続かなかった。
この週は、サントリー・ホールディングスによ
る米大手酒造メーカー買収報道や、本邦貿易
赤字拡大を背景とする 11 月経常収支が 2 カ月
連続の赤字化といった円安材料が浮上した。
また、ユーロ圏ではスペインなどが国債入札
で旺盛な需要を集めたほか、世銀は日米の景
気回復やユーロ圏のプラス成長復帰の寄与に
より 14 年の世界経済見通しを上方修正した。
しかし、昨年末に加速した「株高・円安」の反
動的な調整を脱するには至らず、代わって投
資対象が出遅れていた新興国株や欧州株、そ
してコモディティーに向かう格好となった。
こうした状況下で迎える今週の注目ポイント
は、➊日銀政策決定会合と安倍首相施政方針
演説、➋世界経済フォーラム年次総会での要
人発言、➌市場のリスク選好を左右する米企
業決算発表、―――などが挙げられよう。
今週は米国で重要なマクロ指標の発表が少
ないうえ、米金融当局者は翌週に FOMC 開催
を控えて発言自粛期間に入るため、基本的に
は様子見ムードになるとみられる。
もっとも、米株式市場参加者の関心は第 4
四半期の企業決算発表に向かうため、市場の
リスク選好を左右するイベントとなりそうだ。
国内では 20-22 日に日銀金融政策決定会
合、23 日に東京都知事選挙の告示、24 日に
通常国会(好循環実現国会)が召集され、安倍
首相が施政方針演説を行う予定となっている。
いずれも海外勢の関心が高いイベントであ
り、日銀決定会合では昨年 10 月末に公表した
「展望リポート」の中間評価と黒田総裁の会見
が注目され、市場の追加緩和期待がどう変化
するかが短期的に円相場を左右しそうだ。
また、安倍首相は 22 日に世界経済フォーラ
ムで基調講演を行ったあと、24 日に国会で施
政方針演説を行う予定となっており、経済の好
循環実現に向けた成長戦略や、法人税減税な
ど踏み込んだ内容が出るかが焦点となる。
★01/20-01/24 の主なイベントおよび経済指標
<01/20 Mon.>
(日)11 月-鉱工業生産・確報値
(日)12 月-コンビニエンスストア売上高
(中)10-12 月期 GDP
(中)12 月-鉱工業生産、小売売上高、部固定資産投資
(独)12 月-生産者物価指数
(米)「キング牧師生誕記念日」により休場
<01/21 Tue.>
(日)12 月-首都圏新規マンション販売
(亜)東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉会合
(欧)スペイン国債入札
(独)1 月-ZEW 景況感指数
(IMF)世界経済見通し・改定版
(米)企業決算: テキサスインスツルメンツ
ベライゾン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、AMD
<01/22 Wed.>
(日)11 月-全産業活動指数
(日)11 月-景気動向指数 CI 改訂
(日)日銀金融政策決定会合~2 日目
「展望リポート(経済・物価情勢の展望)」中間評価
黒田総裁-政策発表会見
(豪)10-12 月期-消費者物価指数
(英)9-11-ILO 方式失業率
(英)1 月の金融政策委員会議事要旨
(米)週次・住宅ローン借換え申請件数<抵当銀協>
(米)企業決算:イーベイ、サンディスク
(加)金融政策委員会-金利発表
(国際会議)世界経済フォーラム年次総会~25 日迄
安倍首相-基調講演
<01/23 Thu.>
(日)週次-対外及び対内証券売買契約等の状況
(日)1 月-日銀金融経済月報
(日)1 月-主要銀行貸出動向アンケート<日銀>
(中)1 月-製造業 PMI<HSBC>
(韓)10-12 月期 GDP
(欧)(独)(仏)1 月-総合/製造業 PMI・速報値
(欧)(独)(仏)1 月-サービス部門 PMI・速報値
(米)週次-新規失業保険申請者件数
(米)12 月-シカゴ連銀全米活動指数
(米)11 月-住宅価格指数<連邦住宅金融局>
(米)12 月-中古住宅販売件数
(米)12 月-景気先行指数<コンファレンスボード>
(米)企業決算:マクドナルド、マイクロソフト
<01/24 Fri.>
(日)通常国会召集 「好循環実現国会」
13 年度補正予算案・14 年度予算案を一括提出
安倍首相-施政方針演説
(欧)ECB-銀行の LTRO 資金の次週返済計画
(米)企業決算:P&G
(注)スケジュールは変更・中止の可能性もあります。
― 3 ―
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
■安倍首相による基調講演と施政方針演説、好循環実現に向けた本気度試すイベントに
昨年末にほぼ一本調子で進行した「株高・円
4.0
世界の主要株価指数・月間騰落率
安」は、年初から調整モードが続いている。
%
<終値ベース 2013年末⇒ 2014年1月17日>
12 月の米雇用統計ショック(01/10)が米経済の
2.0
加速期待という強気シナリオを揺るがしたが、同
1.96
2.00
月の小売売上高(01/14)は前月比 0.2%増と事前
1.19
0.73
0.50
予想の 0.1%増を上回ったうえ、GDP の算出に使
0.0
-0.52
-0.71
用されるコアベースの売上高が前月比 0.7%増と
市場予想の 0.3%増を上回り、米景気の勢いが昨 -2.0
年終盤に増した可能性を示した。
-3.42
また、次回FOMCの討議資料となる地区連銀 -4.0 (米)
(米)
(米)
(加)
(英)
(独)
(仏)
(日)
S&P500
NASDAQ
NYダウ
トロント300 FTSE100
DAX
CAC40
日経225
経済報告(01/15)は、「昨年 11 月下旬から年末に
円の対主要通貨相場(NYクローズベース)
%
かけ米経済は大部分の地区と業種で拡大が続い
円高
2013/12/31 ⇒ 2014/01/17
4.0
3.88
た」と景気認識を引き上げた。 雇用情勢について
は「12 地区中、3 分の 2 の地区で雇用の増加を確
円安
3.0
認した」と記し、12 月の雇用統計ショックが寒波に
2.69
よる一時的な影響であるとの見方を裏付けた。
2.36
2.0
2.18
さらに、米銀大手の好決算も追い風となり、世
1.65
界的な株高と同時に円安を促したが、市場のリス
1.0
クオン・ムードは続かなかった。
0.90
突発的に悪材料が浮上したわけではない。
0.24
0.0
USD
EUR
GBP
CHF
AUD
CAD
NZD
米議会では、14 年 9 月までをカバーする総額
1.1 兆㌦の包括的歳出法案が 16 日までに上下両 4.02011年 3.7373
米10年物国債利回りの推移
02/08
3.5866
2010/09/01-2014/01/17
院を通過し、オバマ大統領の署名を経て成立する %
債券価格
04/11
2
3
下 落
運びとなっており、14 会計年度の予算協議(債務
3.0019
2.9956
1
上限問題も含め)は事実上終了することになる。
12/27
09/05
3.2044
3.0
03/16
米長期金利の指標となる 10 年債利回りは、12
上 昇
2012年
2.3855
2.3753
月の消費者物価指数(01/16)でコア指数が前月
2013年
10/27
03/19
2.485 4
1 2.0611
4
2.3851
比 0.1%の上昇にとどまり、前年比も 1.7%上昇と
10/23
03/11
10/07
1.8695
基調インフレが引き続き抑制されていることを示し 2.0
09/14
3
1.7953
たこともあり、週末には 2.819%まで低下した。
1.7180
2
01/31
1.6324
1.5843
09/22
5
05/01
そして、米投資家心理を映す「恐怖指数(VIX)」
11/16
1月17日
1.3908
2.8194%
データ: ロイター
07/24
は、12.44 と歴史的な低水準に位置している。
1.0
つまり、足下の経済及び市場環境は、熱くもなく
冷たくもない心地よい状態にあり、差し迫ったリスク要因もないため、リスク選好にとってベスト・ミックスの
「ゴルディロックス相場」にあるといえる。 もっとも、昨年末にみられたようなブル相場ではなく、適度な水準
調整を交えながらの循環物色的な動きが生じており、日経平均の上昇と円安が一服するなか、国内では日
経ジャスダック指数、海外では新興国株の上昇が顕著となっている。
また、昨年大きく下落したコモディティーが買われ、南欧債務国の国債入札には旺盛な需要が集まってお
り、リスク選好が健在であることを示している。
こうしたマネーフローの裏返しが、足下の日経平均と円相場であると解釈されるが、問題は調整度合いと
なってくる。 米国では、自動車大手 3 社(ビッグスリー)で構成する米自動車政策会議が今月 9 日、TPP
(環太平洋連携協定)に為替操作規制を設けるよう呼び掛けたほか、ルー米財務長官は 16 日の講演後の
質疑応答で「日本は為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、注視し続け
る」と述べている。 安倍政権が、アベノミクスの「第 1 の矢」(大胆な金融緩和)への依存度を高め過ぎれば
市場の不安定化を招き、資産買い入れの縮小に踏み出した米国にも跳ね返る。
今週は安倍首相が、世界経済フォーラム年次総会で基調講演を行ううえ、通常国会の冒頭で施政方針
演説を行う予定となっており、経済の好循環実現に向けた本気度が試されるイベントとなりそうだ。
― 4 ―
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
■IMM ファンド筋: 円の売り越し幅は 12/24 をピークに 3 週連続で縮小
CFTC(米先物取引委員会)が 01/17 に公表した『Commitments of Traders Report』によれば、01/14
時点における IMM ファンド筋の主要 6 通貨に対する米ドルの総合ポジションは 231.30 億㌦の買い越しと
なり、12/31 時点の 174.44 億㌦から 2 週連続で拡大していたことが明らかになった。
今回の統計(=01/08~01/14)は、ネガティブ・サプライズとなった米 12 月雇用統計発表後のポジション・
データとなり、統計最終日の 01/14 は米小売売上高が予想を上回る強い内容となったことを受け、米国株
の大幅反発とともに円が全面的に売り戻される展開となっていた。
IMM ファンド筋の米ドルに対する売りの主体および売り越し額は、『日本円』の 143.71 億㌦(前週▲
154.21)を筆頭に、『カナダドル』が 62.17 億㌦(同▲56.14)、『豪ドル』が 45.28 億㌦(同▲50.48)、『スイス
★IMMファンド筋: 主要6 通貨に対するネッ トポジション状況( 1 月1 4 日時点)
フラン』が 4.68 億㌦(同+6.50)と続
ネッ トベース
継続期間( 週)
取組高占有率
2 0 0 0 年以降のピーク
いている。
日本円
売り越し
12/10/23~
-47.44% -60.14% 13/12/24
65週
ユーロ
買い越し
13/12/03~
2.46%
売買内訳によれば、この週にショ
7週
51.82% 06/08/08
英ポンド
買い越し
13/11/26~
5.41%
8週
60.16% 07/06/26
ートを積極的に積み上げたのはカ
スイスフラン
買い越し
13/08/13~
-7.46%
23週
54.12% 04/11/16
ナダドルとスイスフラン(⇒昨年 8 月
カナダドル
売り越し
13/02/26~
-35.18% -54.45% 07/01/09
47週
豪ドル
売り越し
13/05/14~
-38.66% -47.82% 13/12/31
36週
以来 23 週ぶりの売り越しに転じた)
の 2 通貨となり、日本円と豪ドルはショートカバー
100
IMMファンド筋の主要6通貨の対ドル持ち高状況
2014/01/14時点 (単位: 億ドル)
に動いていたことが示されている。
買
い
50
日本円は、売り買い双方の持ち高が解消され 越
し
るなか売り越し幅が 3 週連続で縮小している。
12.40
12.14
0
足下では、市場エネルギーのバロメータとなる
-4.68
総取組高が漸減傾向にあるなか、10 万枚超の売
-45.28
-62.17
買高と方向感不在のレンジバウンドが続いてお 売 -50
り、回転売買による相場動向であることを示唆し り
越 -100
ている。 次なる焦点は、総取組高が増勢に転じ し
-143.71
る局面の相場動意の方向性となり、日々公表され
-150
日本円
ユーロ
ポンド
フラン
加ドル
豪ドル
る出来高や総取組高の変化も注視していきたい。
87.5
600
(単位:US億㌦)
IMM通貨先物市場(米ドル/主要6通貨)
一方、米ドルに対する買いの主体および買い越
ファンド筋のネットポジション集計額とドル・インデックス
2013/01/15-2014/01/14
し額は、『ユーロ』の 12.40 億㌦(前週+24.68)と
ド
買
ル
『英ポンド』の 12.14 億㌦(同+18.63)の 2 通貨と 高 85.0
400 い
越
■ドル・インデックス(左目盛)
し
なっている。
ユーロは、ロング解消とショート構築により買い
82.5
200
越し幅が 3 週連続で縮小している。
もっとも内訳では、ロングの 8.7 万枚に対してシ ド
売
0
り
ョートが 8.0 万枚と、売り買い双方ともに高水準の ル安 80.0
越
し
持ち高を抱えた状態にあり、どちらサイドにポジシ
77.5
-200
ョン的なバイアスを掛けるかが焦点となってくる。
01/15
04/16
07/16
10/15
01/14
14/01/14
米国先物市場におけるファンド筋のポジション状況
ロングポジション(買い持ち)
ロング
前週比
%
日本円
ユーロ
ドルインデックス
英ポンド
スイスフラン
カナダドル
オーストラリアドル
メキシコペソ
ダウ平均株価
ナスダック100
S&P500
日経平均株価
米10年物国債
クルードオイル
9,794
87,393
27,865
53,670
12,601
34,369
10,236
32,495
42,654
25,113
9,656
37,569
282,806
459,951
162,705
-1,546
-726
-1,296
-1,009
-6,212
3,834
-3,977
-5,954
3,734
579
1,333
-3,389
29,631
5,122
23,461
△
ショートポジション(売り持ち)
ショート
前週比
%
△
3.9 -1.0 129,553 -10,655
29.6 -7.3 80,140
6,519
63.4
0.9 24,290 -7,235
24.5 -3.6 41,842
5,341
27.8 -16.9 15,980
1,894
17.7 -1.7 102,524 11,447
7.8 -3.8 60,993 -10,072
28.8 -4.1 18,778 -2,064
31.4
0.9 18,791
-927
28.3 -0.0
7,535
1,766
5.0 -0.9
8,478
4,364
35.9 -2.1 11,481 -2,207
10.6 -0.9 324,699 -56,521
20.9 -7.2 100,778 -23,040
24.5 -11.9 91,741 -8,616
51.3
27.2
55.3
19.1
35.3
52.9
46.5
16.6
13.8
8.5
4.4
11.0
12.1
4.6
13.8
ネットポジション(買いー売り)
ネット
前週比
%
△
-9.6 -119,759
-3.7
7,253
-12.3
3,575
0.4
11,828
1.8
-3,379
-5.1 -68,155
-11.7 -50,757
-1.2
13,717
-1.6
23,863
1.8
17,578
1.5
1,178
-1.7
26,088
-5.1 -41,893
-3.1 359,173
-12.4
70,964
9,109 -47.4
8.5 252,427
-7,245
2.5 -3.6 294,974
5,939
8.1 13.2
43,935
-6,350
5.4 -3.9 218,757
-8,106 -7.5 -18.7
45,316
-7,613 -35.2
3.4 193,744
6,095 -38.7
7.9 131,298
-3,890 12.1 -2.9 112,998
4,661 17.6
2.5 135,887
-1,187 19.8 -1.9
88,623
-3,031
0.6 -2.4 193,445
-1,182 24.9 -0.4 104,755
86,152 -1.6
4.2 2,680,117
28,162 16.3 -4.1 2,198,151
32,077 10.7
0.5 664,721
ゴールド
※ネットポジションのマイナス表示は売り越し(プラスは買い越し)を示す。Δ(デルタ)は各ポジション比率の前週比増減を示す。
― 5 ―
総取組高
総取組高
前週比
終値
終値
前週比
22,271
0.96
0.00
56,404 1.3673
0.0056
-2,707
80.76
-0.22
24,089 1.6428
0.0029
3,229 1.1082
0.0077
36,794 0.9122 -0.0151
9,177 0.8921
0.0041
-4,010 0.07595 -0.00040
8,399 16,299
-155
2,155 3,574.00
24.25
51,872 1,832.80
2.30
-2,996 15,685
-225
465,947
124
0.855
578,355
92.59
-1.08
281,700 1,245.4
15.8
CFTC Commitments of Traders Reportより作成
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
■詳細データ: IMM 通貨先物市場における通貨別のファンド筋のポジション状況
<日本円> ネットショート 119,759 枚
<ユーロ> ネットロング
7,253 枚
前週比 +9,109 枚、ポジション比率▲54.9%
前週比 ▲7,245 枚、ポジション比率+2.5%
ロング
9,794 枚 ショート 129,553 枚
ロング
87,393 枚 ショート 80,140 枚
総取組高 129,553 枚(前週比▲11,832 枚)
総取組高 243,434 枚(前週比 +4,864 枚)
130
50,000
1枚=12,500,000円
IMM通貨先物市場:日本円
ファンド筋のネットポジションと終値の推移
2013/01/15-2014/01/14
円
高
120
1.40
買
い
越
し
0
ユ
ー
ロ
高
IMM通貨先物市場:ユーロ
ファンド筋のネットポジションと終値の推移
2013/01/15-2014/01/14
100,000
1枚=125,000ユーロ
50,000
■ユーロ(左目盛)
買
い
越
し
1.35
110
円
安
-50,000
0
売
り
-100,000 越
し
100
ユ
ー 1.30
ロ
安
-50,000
売
り
越
し
■日本円(左目盛)
100円=US¢
90
01/15
04/16
07/16
-150,000
01/14
10/15
1.25
01/15
<英ポンド> ネットロング 11,828 枚
前週比 ▲6,350 枚、ポジション比率+5.4%
ロング
53,670 枚 ショート 41,842 枚
総取組高 218,757 枚(前週比+24,089 枚)
1.70
ポ
ン 1.65
ド
高
07/16
-100,000
01/14
10/15
<スイスフラン> ネットショート 3,379 枚
前週比 ▲8,106 枚、ポジション比率▲7.5%
ロング
12,601 枚 ショート 15,980 枚
総取組高 45,316 枚(前週比 +3,229 枚)
50,000
IMM通貨先物市場:ポンド
ファンド筋のネットポジションと終値の推移
2013/01/15-2014/01/14
04/16
買
い
越
し
■ポンド(左目盛)
0
ス 1.150
イ
ス
フ
ラ
ン
高 1.100
15,000
IMM通貨先物市場:スイスフラン
ファンド筋のネットポジションと終値の推移
2013/01/15-2014/01/14
買
い
越
し
0
1.60
1.55
ポ
ン
ド
安 1.50
-50,000 売
り
越
し
1枚=62,500£
1.45
01/15
04/16
07/16
10/15
-100,000
01/14
ス 1.050
イ
ス
フ
ラ
ン
安
1.000
01/15
-15,000
■スイスフラン(左目盛)
売
り
越
し
1枚=125,000 SF
04/16
07/16
10/15
-30,000
01/14
<カナダドル> ネットショート 68,155 枚
<オーストラリアドル> ネットショート 50,757 枚
前週比 ▲7,613 枚、ポジション比率▲35.2%
前週比 +6,095 枚、ポジション比率▲38.7%
ロング
34,369 枚 ショート 102,524 枚
ロング
10,236 枚 ショート 60,993 枚
総取組高 193,744 枚(前週比+36,794 枚)
総取組高 131,298 枚(前週比 +9,177 枚)
カ
ナ
ダ
ド
ル
高
1.050
IMM通貨先物市場:カナダドル
ファンド筋のネットポジションと終値の推移
2013/01/15-2014/01/14
1枚=100,000 C$
50,000
■カナダドル(左目盛)
1.100
100,000
買
い
越
し
1.000
豪
ド 1.050
ル
高
1枚=100,000 A$
IMM通貨先物市場:豪ドル
ファンド筋のネットポジションと終値の推移
2013/01/15-2014/01/14
150,000
100,000
1.000
買
い
越
し
50,000
0
カ
ナ
ダ
ド
ル
安
0.950
-50,000
0.900
01/15
04/16
07/16
10/15
-100,000
01/14
売
り
越
し
0.950
豪
ド
ル
安 0.900
0.850
01/15
0
■豪ドル(左目盛)
-50,000
04/16
07/16
10/15
売
り
越
し
-100,000
01/14
※上記データは、CFTC(米先物取引委員会)が公表する『Commitments of Traders Report 』に基づい
て筆者が作成したものです。(データ入手先は http://www.cftc.gov/cftc/cftccotreports.htm )
ネットポジション比率は総取組高に対する割合を示し、▲はショートポジションを示します。
― 6 ―
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
2 .0 7
2 0 1 3 年のレンジ
先週のレンジ
■Technical Analysis: USDJPY、「21 日平均線」(=104.48 処)を巡る上抜け攻防が焦点に
先週(01/13~01/17)のドル/円は、前週末の NY クローズの 104.15 円から東京 9 時の 103.93 円へプ
ライス・ギャップ(窓)を伴って始まったあと、01/10 の安値 103.83 円を下抜けて 102.85 円まで急落したが、
01/14 には窓埋めを完了する 104.29 円へ反発した。 01/16 に 104.92 円まで上値を伸ばしたが 105.00
処の防戦売りに阻まれ、週末 01/17 は 104.20 円ま
★USDJPYの主要なテクニカル・ポイント
で反落し、NY クローズは前週末比+0.17 円の
105.59
61.8 % of 124.14⇒ 75.57
104.32 円で着地している。
★ 105.45 14-Jan.02 高値( 96.67⇒105.45)
この週の安値 102.85 円(01/13)は、103.08 処 ○ 105.42 14-Jan.10 高値(103.91⇒105.42)
(=61.8% of 101.62⇒105.45)を達成する水準 ★ 105.41 13-Dec.30 高値( 96.67⇒105.41)
◎ 105.21 Pivot Resistance -1
であったが、価格と日柄の両面からやや不安定な
104.92 14-Jan.16 高値(102.85⇒104.92)
状態といえそうだ。 今週の焦点は、「21 日平均 ☆ 104.48 21日移動平均線
<→>
線」(=104.48 処)を巡る攻防となり、同線を NY ク ◎ 104.32 14-Jan.17 NYクローズ
104.14
(日足)転換線
<→>
ローズで上抜く場合は再び 105.00 処を試す展開
104.13
38.2
%
of
102.85⇒
104.92
が想定されるが、サポートに転換した「窓(=
104.03 Pivot Point
104.15~103.93)」が NY クローズで破られる場合
103.96
(日足)基準線
<↑>
は 102.52 処に向けた一段安に備えたい。
◎ 103.89
50.0 % of 102.85⇒ 104.92
日足均衡表では、前週の急落局面で「遅行線」 S 103.14 Pivot Support -1
103.08
61.8 % of 101.62⇒ 105.45 達成
が日々線(上向き)でサポートされ、一段安を回避
★ 102.85 14-Jan.13 安値(105.45⇒102.85)
する格好となっており、今週も「遅行線」と日々線の
注 102.52
76.4 % of 101.62⇒ 105.45
位置関係が注目される。
102.51
(週足)転換線
<↑>
「遅行線」が日々線に同調する場合は重要な高 ● 101.62 13-Dec.05 安値(103.38⇒101.62)
101.53 (日足)雲の上限
<↑>
値 105.45 円(01/02)を目指す展開が想定される
100.63
(週足)基準線
<→>
が、日々線に衝突したあと転換線を下抜く場合は
100.06 (日足)雲の下限
<↑>
102.52 処を試す一段安に備えたい。
97.59 (週足)雲の上限
<↑>
日柄面では、重要な安値 96.67(10/07)から「一
90.44 (週足)雲の下限
<→>
巡」(76 日目)の節目を 01/21 に迎えるため、同日 ★ 86.54 13-Jan.02 安値( 86.79⇒ 86.54)
※各レートは 01/17 のNYクローズ時点を示す
前後を境とする急変動の可能性には注意したい。
1 8 .8 7
・USDJPY: 「一目均衡表(週足ベース)」
110
一期一節
33 weeks
複合6-2
63 weeks
USDJPY Global Range
Ichimoku Equilibrium Weekly Chart
2011/01/03-2014/01/17
●一目均衡表「基本数値」
基本数値
記号
呼称
9
×
一節
17
△
二節
26
○
一期
(三節)
複合 4
33
一期一節
複合 5
42
一期二節
複合 6
65
76
一巡
複合 7
(三期)
複合 8
129
複合 9
172
複合10 200-257
101.49
07/08
単純 1
単純 2
単純 3
100
100.62
09/11
95.81
08/08
92.57
04/02
90
85.53
11/04/06
105.45
14/01/02
103.74
13/05/22
96.67
10/07
93.75
06/13
84.18
12/03/15
一期一節
33 weeks
1月4週
80.57
06/22-25
80
78.26
11/03/17
77.66
06/01
75.57
11/10/31
70
一期一節
34 weeks
77.13
12/09/13
一巡
76 weeks
複合8
129 weeks
― 7 ―
2月3週
4月3週
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
・USDJPY: 「一目均衡表(日足ベース)」
110
USDJPY Global Range
Ichimoku Equilibrium Daily Chart
2013/03/01-2014/01/17
一期一節
34 days
複合8-1
128 days
遅行線
105
103.74
05/22
転換線
基準線
101.49
07/08
102.85
01/13
100.62
09/11
99.95
04/11
100
105.45
01/02
複合6+1
66 days
96.69
03/12
96.35
04/15
95
96.67
10/07-08
95.81
08/08
93.75
06/13
92.57
04/02
一期二節
43 days
一期二節
41 days
一巡
76 days
01/21
90
85
・USDJPY: 「エリオット波動分析(週足・NY クローズベース)」
130
123.90
2007/06
120.68
2005/12
120
USDJPY Elliott Wave Analysis
Weekly NY-close line
2004/10/01~2014/01/17
2
110.50
2008/08
110
110.03
2006/05
103.23
2013/05
4
100
100.32
2009/04
102.02
2005/01
105.19
2013/12
3
94.60
2010/04
99.00
2008/03
1
4
94.13
2013/06
90
88.74
2009/01
3
84.70
2011/04
86.52
2009/11
80
83.42
2012/03
1
80.40
2010/10
75.81
2011/10
5
70
― 8 ―
77.91 2
2012/09
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
0 .0 1 8 2
2 0 1 3 年・ 年間レンジ
先週のレンジ
■Technical Analysis: EURUSD、「遅行線」が基準線から下放れる場合は 1.3469 処を試す展開へ
先週(01/13~01/17)のユーロ/ドルは、週明けに日足-「転換線」を上抜けて 01/14 に 1.3699 ㌦まで上
昇したが、「21 日平均線」(下向き)が NY クローズのレジスタンスとなり、01/15 に 1.3582 ㌦まで反落した。
日足-「雲の上限」が NY クローズ のサポートとなり 1.3650 ㌦まで戻したが、週末 01/17 は「雲の下限」が
破られて 1.3517 ㌦まで急落、NY クローズは前週
★EURUSDの主要なテクニカル・ポイント
末比▲0.0127 ㌦の 1.3542 ㌦で着地している。
★ 1.3894 13-Dec.27 高値(1.2755⇒1.3894)
この週の安値 1.3517 ㌦(01/17)は、価格面では
1.3891 =【1.3842+1.3940】/2<仲値計算値>
1.3524 処(=61.8% of 1.3295⇒1.3894)に応答 ★ 1.3776 14-Jan.02 高値(1.3740⇒1.3776)
1.3706
(日足)基準線
<↓>
し、日柄面では重要な安値 1.2745 ㌦(04/04)から
○ 1.3699 14-Jan.14 高値(1.3548⇒1.3699)
「一期二節」(42 週目)の節目に当たり、ひとまず下 ☆ 1.3659 21日移動平均線
<↓>
げ止まる格好となっている。
R 1.3655 Pivot Resistance -1
1.3647
(週足)転換線
<↑>
もっとも、前週末の NY クローズは安値圏にとど
1.3629
61.8
%
of
1.3699⇒
1.3517
まっており、「21 日平均線」(下向き)を上抜かない
1.3611 (日足)雲の上限
<→>
限り戻り売りを想定する必要がありそうだ。
◎ 1.3608
50.0 % of 1.3699⇒ 1.3517
日足均衡表では、1 月 2 週の下げを食い止めた
1.3608
(日足)転換線
<↓>
「抵抗帯」(⇒「雲の下限」=1.3564 処)が NY クロ
1.3586 Pivot Point
1.3564 (日足)雲の下限
<→>
ーズで破られたことにより、「遅行線」は急降下して
◎ 1.3542 14-Jan.17 NYクローズ
基準線を下抜けつつある。
「遅行線」が早期に基準線(上向き)へ回帰する ★ 1.3517 14-Jan.17 安値(1.3894⇒1.3517)
1.3500
(週足)基準線
<↑>
場合は 1.3629 処(=61.8% of 1.3699⇒1.3517) S 1.3473 Pivot Support -1
に向けた自律反発が想定されるが、下方に位置す 注 1.3436 76.4 % of 1.3295⇒ 1.3894
1.3399 13-Nov.21 安値(1.3564⇒1.3399)
る雲の下限(=1.3469 処)を下抜く場合は 1.3436
◎
1.3357 =1.3894-【1.3832⇒1.3295】<N>
処(=76.4% of 1.3295⇒1.3894)や N-計算値の
● 1.3295 13-Nov.07 安値(1.3832⇒1.3295)
1.3357 処(=1.3894-【1.3832⇒1.3295】)を目指
1.3157 (週足)雲の上限
<→>
す一段安に備えたい。
1.2923 (週足)雲の下限
<↑>
0 .1 1 4 9
★
・EURUSD: 「一目均衡表(週足ベース)」
1.2745 13-Apr.04 安値(1.3711⇒1.2745)
※各レートは 01/17 のNYクローズ時点を示す
1.60
EURUSD Global Range
Ichimoku Equilibrium Weekly Chart
2011/01/03-2014/01/17
複合6
65 weeks
一期二節
43 weeks
1.50
1.4940
11/05/04
一巡-1
75 weeks
1.4550
08/29
1.4248
10/27
複合6+1
66 weeks
1.40
1.3894
1.3832 13/12/27
10/25
1.3711
13/02/01
1.3838
07/12
1.3486
02/24-29
1.3417
06/19
1.3172
09/17
1.30
1.3295
11/07
1.3145
10/04
1.2661
11/13
1.2624
12/01/13
1.20
1.2755
07/09
一期一節
32 weeks
1.2042
12/07/24
一期二節
43 weeks
1.10
1.2745
04/04
複合6
65 weeks
― 9 ―
●一目均衡表「基本数値」
基本数値
記号
呼称
9
×
一節
17
△
二節
26
○
一期
(三節)
複合 4
33
一期一節
複合 5
42
一期二節
複合 6
65
76
一巡
複合 7
(三期)
複合 8
129
複合 9
172
複合10 200-257
単純 1
単純 2
単純 3
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
・EURUSD: 「一目均衡表(日足ベース)」
複合9+1
173 days
1.400
1.375
●一目均衡表「基本数値」
基本数値
記号
呼称
単純 1
9
×
一節
単純 2
17
△
二節
単純 3
26
○
一期
(三節)
複合 4
33
一期一節
複合 5
42
一期二節
複合 6
65
76
一巡
複合 7
(三期)
複合 8
129
複合 9
172
複合10
200-257
EURUSD Global Range
Ichimoku Equilibrium Daily Chart
2013/03/01-2014/01/17
1.350
1.3894
13/12/27
1.3812
12/18
1.3832
10/25
基準線
1.3646
10/03
1.3453
08/20
1.3417
06/19
1.3517
01/17
1.3472
10/16
転換線
遅行線
1.3243
05/01
1.325
1.3295
11/07
1.300
1.275
対等日数
44 days
1.3105
09/06
1.2796
05/17
1.2745
04/04
1.2755
07/09
対等日数
44 days
複合6
65 days
対等日数
44 days
02/06
1.250
・EURUSD: 「エリオット波動分析(週足・NY クローズベース)」
1.75
5
EURUSD Elliott Wave Analysis
Weekly NY-close line
1999/08/20~2014/01/17
1.5938
2008/07
B
1.5007
2009/10
1.50
1.4806
2011/04
c
0.7555
3
c'
2
a
1.3554
2004/12
a'
b'
b
1.25
1.2590
2008/11
A
1.1718
2005/12
1.3804
2013/10
x
1.1968
2010/06
1
1.2155
2012/07
4
C
1
1.00
0.9575
2001/01
0.8383
2000/11
0.8478
2001/07
2
0.75
― 10 ―
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
2 0 1 3 年のレンジ
先週のレンジ
■Technical Analysis: EURJPY、日々線を下抜けつつある「遅行線」の挙動次第の展開へ
先週(01/13~01/17)のユーロ/円は、週明けに 01/06 の安値 141.50 円やプライスギャップを下抜けて
140.50 円まで急落したが、日足-「遅行線」が日々線(上向き)でサポートされ、翌 01/14 には 142.64 円まで
急反発した。 01/16 には「21 日平均線」(上向き)を上抜けて 142.90 円まで急伸したが、週末 01/17 は再
び 140.97 円まで反落し、NY クローズは前週末比
★EURJPYの主要なテクニカル・ポイント
145.80 =124.94+【 94.12⇒104.55】×2
▲1.05 円の 141.21 円で着地している。
この週の安値 140.50 円(01/13)は、価格と日柄 ★ 145.67 13-Dec.27 高値(124.94⇒145.67)
の両面からやや不安定となっており、目先的には ★ 144.98 14-Jan.02 高値(144.44⇒144.98)
143.70
61.8 % of 145.67⇒ 140.50
一段の下落余地を想定する必要のありそうだ。
○ 143.16 14-Jan.08 高値(141.50⇒143.16)
日足チャート上では、145.67 円(12/27)をトップ
(日足)基準線
<→>
143.09
50.0 % of 145.67⇒ 140.50
とする「ヘッド・アンド・ショルダーズ」が形成されて
142.90 14-Jan.16 高値(140.50⇒142.90)
おり、このあとネックライン(=140.97⇒140.50)が
◎ 142.71 21日移動平均線
<↓>
破られる場合は 140.15 処(=38.2% of 131.22⇒
R 142.57 Pivot Resistance -1
145.67)やフォーメーション・ターゲットの 135.57 処
141.83
(日足)転換線
<→>
に向けた一段安に備えたい。
141.54 Pivot Point
日足均衡表では、「転換線」(下向き)が再び NY ◎ 141.21 14-Jan.17 NYクローズ
クローズで破られたことにより、「遅行線」が日々線 ★ 140.50 14-Jan.13 安値(145.67⇒140.50)
S 140.17 Pivot Support -1
を下抜けつつある。 転換線(上向き)が「遅行線」 ◎ 140.15 38.2 % of 131.22⇒ 145.67
のサポートとなる場合は、143.09 処(=50.0% of
139.90
(週足)転換線
<↑>
145.67⇒140.50)に向けた自律反発が想定される
139.90
50.0 % of 134.12⇒ 145.67
138.54 (日足)雲の上限
<↑>
が、転換線が破られる場合はやや下方に位置する
136.85
(週足)基準線
<→>
基準線を試す一段安に備えたい。
136.74 (日足)雲の下限
<↑>
日柄面では、重要な高値 135.52 円(10.22)から ● 131.22 13-Nov.07 安値(135.52⇒131.22)
「複合 6」(65 日目)の節目を 01/21 に迎えるため、
127.56 (週足)雲の上限
<↑>
114.38 (週足)雲の下限
<↑>
同日を境とする急変動の可能性にも注意したい。
2 .4 0
3 2 .0 3
★
・EURJPY: 「一目均衡表(週足ベース)」
113.64 13-Jan.08 安値(115.99⇒113.64)
※各レートは 01/17 のNYクローズ時点を示す
一期一節
32weeks
150
145
EURJPY Global Range
Ichimoku Equilibrium Weekly Chart
2011/01/03-2014/01/17
一期一節
32weeks
133.82
05/22
複合8
129 weeks
123.28
11/04/11
100
124.94
06/13
118.74
02/25
111.57
10/31
111.43
12/03/21
100.80
10/04
100.33
11/16
97.04
01/16
85
134.95
09/19
127.71
02/06
130
115
145.67
13/12/27
一期二節
43weeks
94.12
12/07/24
一期一節
32weeks
― 11 ―
●一目均衡表「基本数値」
基本数値
記号
呼称
9
×
一節
17
△
二節
26
○
一期
(三節)
複合 4
33
一期一節
複合 5
42
一期二節
複合 6
65
76
一巡
複合 7
(三期)
複合 8
129
複合 9
172
複合10
200-257
単純 1
単純 2
単純 3
Weekly FX Strategy MORI Report
by GMO
・EURJPY: 「一目均衡表(日足ベース)」
150
140
複合6
65 days
EURJPY Global Range
Ichimoku Equilibrium Daily Chart
2013/03/01-2014/01/17
01/21
一期二節
43 days
●一目均衡表「基本数値」
基本数値
記号
呼称
単純 1
9
×
一節
単純 2
17
△
二節
単純 3
26
○
一期
(三節)
複合 4
33
一期一節
複合 5
42
一期二節
複合 6
65
76
一巡
複合 7
(三期)
複合 8
129
複合 9
172
複合10 200-257
145.67
13/12/27
遅行線
基準線
142.90
12/18
転換線
140.50
01/13
135.52
10/22
134.95
09/19
133.82
05/22
132.74
07/24
132.42
08/23
131.10
04/11
131.24
10/08
130
125.98
03/08-12
131.22
11/07
128.03
08/12
125.65
04/15
124.94
06/13
一期二節
42 days
120
複合6-1
64 days
一期二節
43 days
複合6
65 days
02/06
119.12
04/03
110
・EURJPY: 「エリオット波動分析(週足・NY クローズベース)」
180
5
EURJPY Elliott Wave Analysis
Weekly NY-close line
1999/08/20~2014/01/17
168.05
2007/07
169.43
2008/07
160
3
140.57
2003/05
140
120
126.05
2003/11
1
B
3
122.69
2011/04
4
4
A
110.55
2012/03
115.03
2009/01
1
106.71
2010/09
2
101.12
2001/06
2
97.45
2012/01
91.21
2000/10
95.40
2012/07
C
80
― 12 ―
1
144.47
2013/12
138.31
2009/08
112.77
2001/01
100
5
153.70
2008/03
Fly UP