21インフィネラ ATN TM メトロエッジ・プラットフォーム

２１インフィネラ ATNTM メトロエッジ・プラットフォーム
インフィネラ ATNTM メトロエッジ・プラットフォーム：デジタル光ネットワー
クの最先端メトロ WDM 拡張
コアデジタル光ネットワークをメトロエッジに拡張することで、エンド・ツー・
エンドのソリューションによるメリット、設備費・所有費用の削減、シンプル
な運用、サブ波長スイッチング・伝送を可能にします。
インフィネラ ATN メトロエッジ・プラットフォームは最先端の CWDM/DWDM
アグリゲーション・伝送ソリューションで、10Gb/s 最大 40 波までの拡張性に
対応できるよう設計されています。ATN プラットフォームは、インフィネラ
DTNTM プラットフォームとの統合を複数のレベルで実現し、また単体のメトロ
WDM システムとしても利用できます。
シンプルな利用・運用をサポートするための様々な機能を備えたインフィネラ
ATN は、費用効果が高く効率的なマルチサービスのアグレゲーション・伝送プ
ラットフォームで設置も簡単、サービス開通も迅速です。クライアントサイド
及びラインサイドのプラガブルな光学技術を搭載した柔軟なサービス適応ライ
ンカードは、管理を簡素化し、モジュールのスペアを削減します。
インフィネラ ATN は DTN ノードへのダイレクトな波長接続性をサポートし、
装置にかかる費用を削減し、統合型 ATN/DTN ネットワーク全域で独自の帯域
仮想化 TM 機能を提供します。装置にかかる費用、運用にかかる間接費の軽減
及び完全なエンド・ツー・エンドの管理・視認性は、統合型 ATN/DTN ネット
ワークソリューションがもたらすメリットです。
高密度ユニバーサル・プラットフォーム・ソリューション
図 1 はインフィネラの ATN プラットフォームのシェルフ・レイアウトです。幅
19 インチのコンパクトな 3RU シェルフは、ETSI と ANSI 環境の両方での展開
を可能にします。シェルフ 1 台で多くの光フィルター、光増幅器、最大 8 つの
マルチサービス・インターフェース・モジュール(SIM)、共通装置を収容できま
す。カードもコンパクトで、非常に高いスペース効率を実現しています。サブ
テンディング・シェルフを使って拡張できるよう設計されているので、8x10Gb/s
までのサービスであればシェルフ 1 台で収容可能です。また電力効率が非常に
高く、経常的に発生する所有費用の削減につながります。
シンプルな運用
ATN メトロエッジ・プラットフォームはそのスタートから運用の簡素化を目的
として考えられ、設計されています。柔軟でプラガブルなマルチサービス・ラ
インカード、自動ネットワーク検出、自動光電力管理、簡素化された設定を主
な特徴とする ATN プラットフォームは、ネットワークの計画、展開、スペア、
管理を簡素化します。
インフィネラの DNA ネットワーク管理プラットフォームは、エンド・ツー・エ
ンドの設定と監視能力を ATN ネットワークと統合型 ATN/DTN ネットワークの
両方で提供します。機能としては、故障管理、構成管理、エンド・ツー・エン
ド性能管理とサービス設定を備えています。迅速なコミッショニング、簡素化
された設定、リソース可視化、故障・PM 監視により、ダウンタイムを最小限に
し、ネットワーク資産を最大限に活用できます。
10Gb/s 波長のマルチサービス・アグリゲーション
サービス・プロバイダーには分かっているように、メトロエッジ・アプリケー
ションの成功の鍵は、様々なタイプのサービスを効率的に波長に集積すること
です。こうすることで運用者は十分なネットワーク・リソースを初期トラフィ
ック需要にあてながら、その一方で将来の容量増大をサポートする効率的な拡
張性を確保できます。
インフィネラ ATN プラットフォームが提供する一連のサービス・インターフェ
ース・モジュール(SIM)によって、SONET/SDH、OTN、イーサネット、SAN、
ビデオサービスなどのサービスを効率的に適応できます。完全にプラガブルな
光インターフェースは運用と予備品を簡素化し、CWDM と DWDM の両方のア
プリケーションでの柔軟な利用を実現します。サービスは、トランポンダー、
マックスポンダー、ADM-on-blade モジュールのいずれかを使い、個々の波長
で伝送されます。
SIM-A-8-2.5GMT モジュール(図 2 参照)は 10Gb/s までの効率的なマルチサービ
ス・アグリゲーションを提供し、8 つの SFP クライアントポートをサポートし
ます。非常に柔軟で効率的な SIM-A-8-2.5GMT では、GbE、1/2/4G Fibre
Channel と OC3/12/48、又は STM1/4/16 SONET/SDH の TDM アグリゲーシ
ョンは波長 10Gb/s まで可能です。OTN のアグリゲーションとフレーミングは
インフィネラ DTN ノードと互換性があるため、混合型 ATN/DTN ネットワー
クはサブ波長グルーミングをサポートし、マルチポイント・サービス終端装置
の柔軟性を確保します。この特徴によって、他の DWDM の実行では共通して
問題となる無駄な帯域が排除され、ネットワーク効率が高まります。
波長 10Gb/s のマルチポイント・イーサネット・アグリゲーション
追加アグリゲーション・モジュールである SIM-A-8-1 GE は、全て又は一部の
GbE サービスのためのマルチポイント・アグリゲーションをイーサネット
ADM-on-blade 機能に提供します。このモジュールは 8 つの SFP クライアント
ポートと 2 つの 10Gb/s OTN ネットワークポートを持ち、イーサネット・サー
ビスのリングベースのアグリゲーションに高効率なソリューションを提供しま
す。このモジュールを実行するメリットは、マルチリングのアド・ドロップ・
ポイントを持つネットワークでの効率的な帯域活用です。
統合型 ATN/DTN ネットワーク
統合型 ATN/DTN ネットワークの展開により、運用者は他では得られないメリ
ットを享受できます（図 3 参照）。DTN ノードと ATN ノードが同じ場所にある
場合、SIM は不要なためコスト削減、構成の簡素化、相互接続ファイバーの低
減につながります。ATN と DTN に共通の OTN フレーム構造は、インフィネ
ラの帯域仮想化の技術を使うことで、DTN ネットワーク全域でのサブ波長サー
ビスを可能にします。つまりこのサービスを DTN ネットワーク内の複数箇所の
終端装置で利用する、又はグルーミングされたこのサービスを遠隔 ATN 拡張ノ
ード上のエンド・ポイントで利用することができます。このためメトロと中距
離のネットワークを相互接続する際、サードパーティー装置のスイッチポート
の必要性が低くなり、多くの場合、こうした箇所での帯域管理装置が不要とな
ります。
アプリケーション
インフィネラ ATN プラットフォームは中・長距離ネットワーク拡張、メトロコ
ア拡張、ブロードバンドバックホール、無線バックホールやデータセンター接
続性などの多くのアプリケーションで使用可能です。中・長距離ネットワーク
拡張の代表的なアプリケーションを上に示しました（図 4 参照）。このアプリケ
ーションの中で、ATN プラットフォームは費用効率が高く、省スペース・省電
力のメトロエッジ・ソリューションを提供し、顧客つまりエッジオフィスから
中・長距離 PoP までの様々なサービスのための接続性とアグリゲーションを確
保します。このアプリケーションは、伝統的キャリア又はケーブル・マルチサ
ービス・オペレーター(MSO)のネットワークに適用できます。
距離（リーチ）と拡張性の要件により、CWDM 又は DWDM が使用可能です。
コアネットワーク内にあるインフィネラ DTN ソリューションを実行するネッ
トワークで利用する場合の重要なメリットは、回路と波長を端から端まで管理
できることです。つまりネットワーク運用を簡素化し、相互接続ポイントでの
インターミディエイト・ラインカードと個々の帯域管理プラットフォームを不
要にします。
インフィネラ ATN プラットフォームのもう一つ重要なアプリケーションは、無
線又はブロードバンドアクセスのネットワーク内でイーサネット・トラフィッ
クを中央ハブにバックホールするものです。図 5 に示した 3G/4G 無線バックホ
ール・アプリケーションでは、複数のイーサネット対応セルサイト（ノード B）
から出たトラフィックが 1 本の 10Gb/s 波長に集約され、リージョナル・ネット
ワーク・コントローラー(RNC)に伝送されます。このアプリケーションは通常、
イーサネット・アグリゲーション ADM 機能を使い、効率的な帯域活用を図り
ます。
ATN メトロエッジ・ソリューションの主要要素
共通装置
ATN シャーシ(ATC-A)：
ATC-A はラック搭載可能な 19 インチ３RU シャーシで、多くのプラガブルなア
クティブモジュールとパッシブモジュールを収容しています。シングル幅とダ
ブル幅の SIM 又は OFM を収容する 8 つのフレックス・スロット（1 番から 8
番）で構成され、AAM モジュール専用スロット 2 つ、AMM ATN マネジメン
トモジュール用固定スロット 1 つ、サマリーアラーム LED インジケーター、テ
レメトリインターフェースを備えています。
ATN パッシブシェルフ(ATC-P)：ATC-P は OFM を収容するオプションの 2RU
モジュラーシェルフです。
ATN マネジメントモジュール(AMM)：AMM はノードコントローラーとして機
能します。ATN ネットワークの管理接続性のための光監視信号(OCS)ポート、
外部 DCN 接続ポート、複数のシャーシ実行のための管理シェルフ相互接続ポー
トを備えています。
電力変換モジュール(PCM)：PCM が標準 48V DC 又は 120/220V AC から ATN
ノードのアクティブコンポーネントへの電力変換を行います。冗長モジュール
はシェルフでサポートされています。
A-FANTRAY：ファントレイ・モジュールの冗長ファンとエアフィルターが
ATC-A シェルフ内に強制水平気流を送り込みます。
サービス・インターフェース・モジュール
サービス・インターフェース・モジュール(SIM):
マルチサービス・モジュールである ATN SIM は、様々なクライアント・トラフ
ィックレートとプロトコルを終端させ、ATN 光回線内での伝送に適応させます。
SIM は全て全面から挿入可能なフロント・プラガブルで、幅広いプラガブル
XFP/SFP をサポートします。SIM のタイプは次の通りです：
トリビュタリ光モジュール(TOM):
レート 2.5Gb/s と 10Gb/s の様々な CWDM
及び DWDM プラガブル光モジュールによって、SIM 又は DTN TAM モジュー
ル上でのネットワーク波長の適用を可能にします。
光モジュール
光フィルターモジュール(OFM): 多様な光フィルターモジュールは波長アグリ
ゲーションをサポートするよう設計され、ターミナルと OADM 構成の CWDM
及び DWDM バリアントにも対応しています。OADM は 1ch と 2ch のバリアン
ト(CWDM)及び２ch 又は 4ch のバリアント(DWDM)の波長をアド/ドロップし
ます。8ch(CWDM)と 10ch カスケーダブル(DWDM)mux/demux モジュールも
端末と HUB に提供されます。
ATN 増幅モジュール(AAM)：多様な C-Band micro-EDFA 光増幅モジュールが
最大+17dBm の前置増幅器とブースタ増幅器のアプリケーションに対応してお
り、出力を集約して最大 30dB ゲインまで高めます。
仕様
項目
パラメータ
仕様
物理仕様
高さ (全長)
5.25 inches/133.4 mm 3RU
幅
17.4 inches / 441 mm
奥行き
11.5 inches / 293 mm
重量
50.3 lbs / 22.8 kg
シャーシ最大実装時
電力
消費電力
210W (標準値、シャーシが満充電の場合)
360W (最大)
環境条件
入力電圧範囲
120-240V AC / -40- to -60V DC
動作温度
+5° to +40° C (-5° to +55° C
保存温度
-40° to 70° C
湿度
5% to 85 % 非結露
短時間)
規格・コンプライアンス情報
項目
準拠
排出
FCC Class A、 CISPR Class A Compliant、 CE
環境
NEBS Level 3
レーザー安全性
ANSI / IEC Class1M、 EN60825
製品安全性
UL/EN/IEC 60950
インフィネラの製品設計は、省エネルギーとリサイクルを推進させる最先端技
術に基づいています。
インフィネラ ATN は EU WEEE、RoHS 5/6 など世界の環境規制に準拠していま
す。
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P1 サイドバー
インフィネラ ATN の主なメリット：
・ATN/DTN のシームレスな統合によるメトロ・長距離ネットワークの運用・
管理の簡素化
・高密度 CWDM/DWDM メトロエッジ・プラットフォームによる省スペース・
省電力化
・プラガブルな光インターフェースを持つマルチサービス、マルチレートのア
グリゲーションラインカードによる運用ソリューションの簡素化と予備品の軽
減化
・制御プレーンなど高自動化によるシンプルで効率的な運用のための光電力管
理
・Micro-EDFA がマルチスパン及びロングシングルスパンのアプリケーション
のための高効率な光増幅ソリューションを提供
・柔軟な光フィルターオプションがネットワークコストを最適化し、トラフィ
ック増大とネットワークトラフィック需要の変化に対応
・インフィネラ・デジタルネットワーク・アドミニストレーター(DNA)管理プ
ラットフォームによるエンドツーエンドの監視及び設定
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図 1：インフィネラ AATN メトロエッジ・プラットフォーム
図 2：マルチサービス、完全プラガブルな 10Gb/s サービス・インターフェース・
モジュール
図 3：統合型 ATN/DTN ネットワークでのマルチサービスなアグリゲーション、
スイッチング及び伝送
図 4：中・長距離ネットワーク拡張
図 5：イーサネット無線バックホール