コンプライアンス - NTT Data

C
S
R
を果たしていくための基盤
CSRを果たしていくための基盤
コンプライアンス
NTTデータグループは法令や社会的規範を遵守し、
ステークホルダーの皆様から信頼される企業グループであるために、
社員一人ひとりの法令遵守やコンプライアンス意識の向上を促し、不正な行為を防ぐためのさまざまな活動を展開しています。
NTTデータグループ全役員・社員を対象とした
e-ラーニング
「委託契約適正化IBT研修」
を実
施しました。
グループ倫理綱領の浸透などを中心として
法令遵守の強化に努めています。
NTTデータは、
ステークホルダーの皆様か
ら信頼される企業グループをめざし、1998年
に企業倫理の確立による健全な事業活動を
行うことを基本方針とする
「NTTデータグルー
プ倫理綱領」
を策定しました。
また、倫理綱領
コーポレート・ガバナンス／コンプライアンス
コンプライアンス推進体制
※ 新会社法
これまで総称として
“会社法”
と呼ば
れていた「商法第2編」
「有限会社
法」
「商法の特例に関する法律（商
法特例法）
」
などの法律を統合・整理
し、現在の情勢に適した内容へと改
変したもの。
これまでの
“会社法”
から
の大きな変更点としては、①有限会
社の廃止・株式会社への統一、②合
同会社の新設、③最低資本金規制
の撤廃、④取締役会に関する制限
の緩和、⑤類似商号規制の廃止な
どが挙げられています。
e-ラーニング
「委託契約適正化IBT研修」の画面
の全社への浸透と徹底を図るため、2002年
には
「取引倫理委員会」
「社員行動倫理委員
会」の2つの倫理委員会を設置しました。
アンケート調査をもとに
社員の意識・課題を分析しています。
さらに、総務部が中心となり、社内体制の
企業不祥事が続発する昨今の社会情勢
強化や役員・社員のコンプライアンス意識を
を踏まえ、2006年3月、新たな施策を企画・立
醸成する啓発・教育活動を実施するなど、企
案していくための基礎データとなる社員アン
業倫理向上および法令遵守の強化に努めて
ケートを実施しました。アンケートは
「新任課長
います。
代理研修」の参加者を対象として、
コンプライ
アンスや不祥事に対する社員の意識や具体
法令の施行や改正にあわせて
継続的な教育・啓発を実施しています。
社員のコンプライアンス意識を醸成してい
的なコメントを調査・収集しました。
今後は、
調査結果を踏まえた具体的な施策
を策定していきます。
くために、新入社員、2年目社員、5年目社員、
新任課長代理、新任課長、新任部長という
階層ごとの研修で企業倫理に関する講義を
内部通報制度「ホイッスル・ライン」
を
設けています。
行うほか、各組織、各グループ会社のビジネス
法令や企業倫理などに違反あるいは違反
特性に応じたコンプライアンス関連研修を随
するおそれのある行為に対して、社員・協働者
時実施しています。
また、法令遵守のための
といったNTTデータグループで働く全ての方か
ポイント整理、
ルールの策定と社内への情報
ら相談・申告を受け、
リスクの発生を未然に防
提供、
その他営業担当者やプロジェクトマネー
止するため、2003年4月から、内部通報制度
ジャ向けの法令・契約に関する各種研修を実
として
「ホイッスル・ライン」
を開設しています。
施し、適法・適正な事業活動に努めています。
運用にあたっては「ホイッスル・ライン運用
2006年度は、
2006年5月の
「新会社法※」
ルール」にプライバシーの保護、
身分保障、守
施行を受け、定款、取締役会規則、株式取扱
秘義務を遵守することおよび違反行為に対し
規則などの関連諸規程について所要の改正
ての措置・処分について定めています。なお、
を行いました。
寄せられた情報については監査役へ報告す
さらに、社会問題となった、
いわゆる偽装請
負問題への対応として、
取引先企業への請負
るとともに経営会議に報告し、健全な企業経
営に活かしています。
業務の点検を実施したほか、2006年11月に
NTT DATA CSR Report 2007
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