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御意見の内容及び御意見に対する考え方

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御意見の内容及び御意見に対する考え方
(別紙)
御意見の内容及び御意見に対する考え方
No
1
2
御意見の内容
御意見に対する考え方
貴重な御意見をありがとうございま
す。
どんなに高度化した運転支援システムを開発しても、使うのは人間なのである。人間はミスをするし怠けるの
である。運転の安全をシステムに依存させることは非常に危険であると認識しなければならない。ドライバー
モデル搭載車とは、ロボット運転手が運転する車。必ず故障する。その時、車に乗っている人間は、一体どう
いう行動を起こすだろうか?パニックにならないだろうか?何でも、やり過ぎは行けないと思うのだが。もしどう 御指摘のとおり、人間はミスをするも
のと考えており、本事業の成果は、ま
してもやりたいなら遊園地の中だけなど制限された場所でのみにすべきと提言します。
ずは、人間のミスをカバーするため
の高度な運転支援システムに活用さ
れるものであると考えています。
悪条件下でも識別できる技術を得ることは、日本が技術立国として再び国際的な競争力を取り戻すために、
非常に重要であると思います。
わが国は高性能なセンサを有しながら、これらをシステムに組み込み、最大限にそのメリットを使い切る分野
で欧米に遅れをとっていると感じています。
センサの動作環境を最適化しつつ、その出力情報から不要なものは取り除き、意味のある情報に、すばやく、
低消費電力で、安く、変換できる超小型デバイスこそが、ITS 分野のキラーとなると考えています。
・理由
たとえば、Google Car に搭載されている、Velodyne 社の装置
http://www.argocorp.com/cam/special/Velodyne/HDL-64e.html
は、非常に大きく、また降雨や夜間、西日などの悪天候下での特性については保証されていないものと思わ
れます。
これらの装置を超えるセンシング装置を安く製品化することが、国際的な競争力を高める上では非常に重要と
考えます。
貴重な御意見をありがとうございま
す。
御意見を参考にし、本事業を実施し
てまいります。
3
事業全体について
事業目的、政策の位置づけで述べられている、交通事故のない社会の達成は重要な政策であり、自動車
産業を主な産業の柱としている日本にとっては、この課題を世界に先駆けて達成させ、世界をリードしていか
なければならないと考え、是非とも開発された技術の世界標準化を進めてもらいたい。
貴重な御意見をありがとうございま
す。
御意見を参考にし、本事業を実施し
てまいります。
近年、話題となっている ISO26262 をはじめ、諸外国では標準化など国家戦略として産業保護に努めてお
り、日本も立ち遅れないよう対抗しうる政策を取ってもらいたい。
しかしながら、この意見は国家間対立を望むのではなく、世界の自動車産業を日本が永続的に牽引して貰
いたいと願うものである。
事業の内容について
1.ドライバーモデル、2.周辺環境認識技術、3.セキュリティ、フェールセーフ のいずれも交通事故の無い
社会の実現に貢献しうる高度運転支援システムには必要不可欠であると思われる。
特に、近年発生している歩行者列への進入や道路の逆行、更には急病時の運転動作停止などの深刻な
事故を回避するためには、現在事業化されている自動速度制御に加え、回避行動を伴う自動走行が必要と
なる。しかしながら操舵を伴う自動走行は現行法との関係もあり、是非とも国の事業として進めていただきた
い。
また、フェールセーフ技術の開発において、故障発生率が定義されているが自動車全体の安全性を確保す
るとい観点から、本事業においても自動走行制御の安全性をどのように定義していくのか(自動車全体定義
からのブレークダウンか、個々のシステムからの積み上げか)についても是非議論していただきたい。
4
車車間通信・路車間通信は今後の車の発展に置いて重要な技術である。
ただし、車と外部ネットワークとの接点ともなるため、昨今のサイバーテロの事例にも見られるような悪意をも
った攻撃の危険性も否定できない。
この点において、わが国の自動車産業の発展、優位性確保の観点でも本事業は意義のある開発と考える。
ただし、商業性の点からは世界標準にも合致した汎用性も必要と考える。
世界の動向を精査すると同時に、日本としての主張も検討して頂きたい。
貴重な御意見をありがとうございま
す。
御意見を参考にし、本事業を実施し
てまいります。
5
■自動走行に関するデータの活用
将来は、車両とコミュニティの結びつきを強くし、安全・安心な社会の構築をするべきと考えます。
そのためには、自動走行に関する情報や車両情報、国が保有する各種関連情報などのビッグデータを、
インフラと共有できる仕組みを構築していただきたい。
貴重な御意見をありがとうございま
す。
御意見を参考にし、本事業を実施し
てまいります。
■グローバル化を念頭にいれた開発
またこの取り組みに関しまして、グローバルに展開することが重要なポイントと考えています。
プロジェクトを進めるに当たっては世界の動向を踏まえ、常に標準化戦略を意識して進めて頂きたい。
■環境認識技術のインタフェースの早期公開
環境認識技術開発にあたっては、開発技術の実利用時に必要となる対象判別等の技術開発をスムース
に進めるため、開発技術の外部出力インタフェースについて、開発が全て完了した段階ではなく、
開発中途段階からも積極的に公開頂くような配慮を頂きたい。
■ドライバーモデル開発のためのデータ内容
ドライバーモデル開発にあたっては、収集するニアミス時のデータがより有用なものとなるよう、
可視画像や車両制御情報等に加えて赤外画像などの多様な種類のデータ採用の可否も検討頂きたい。
6
1-(1)の事業の目的
貴重な御意見をありがとうございま
す。
・意見内容
本実施計画の成果が、高齢者の運転支援として実質的に効果が得られるためには、次世代高度運転支援 御指摘のように、本事業において開
システムを搭載した車の普及が前提であるが、効果が上がるまでの道のりが遠いと感じており、対策が急務 発する技術の普及は重要であり、
低コスト化も念頭に置きながら、本
であることと矛盾してしまう可能性がある。
事業を実施してまいります。
・理由
一般社団法人日本自動車工業会の「軽自動車の使用実態調査報告書」(2012 年 3 月)
http://www.jama.or.jp/release/news/attachement/20120404_kei.pdf
の中で、”調査結果からは、軽自動車ユーザーの高齢化や、ダウンサイジング(普通・小型車から軽自動車
への代替)が進行している事実が明らかになるとともに、軽自動車が交通不便地域や働く女性、高齢者にと
って、なくてはならない生活必需品であることが再認識できました。”かつ、”高齢者の軽自動車購入時の重
視点をみると、60歳以上は「経済性面」が7割を超える。”とあります。低価格車に次世代高度運転支援シス
テムを搭載するとなると、かなりの低コスト化が求められる。この課題に対して、自動車/部品メーカーへの
負担を強いることにならないように、導入期においては、政府の補助金等も考えて欲しい。
7
1-(4)の②次世代周辺環境認識技術の開発及び実証
貴重な御意見をありがとうございま
す。
・意見内容
現在の ADAS(先進運転支援システム)は、顕在化した危険を回避する技術であるが、将来の自動運転の実 御意見を参考にし、本事業を実施
してまいります。
現に向けて今後は数秒先の危険を予測して回避する技術へと進化していくと予測される。
これにより前方障害物の認識と距離や移動速度等の物体情報を得られるセンシング技術が必要不可欠とな
ってくる。
上記内容を達成する為には、本テーマが目標とする、あらゆる条件下での周辺環境認識技術の開発が必須
であると共に急務でもあると考える。
一方現状の主要なセンシングデバイスである、ミリ波レーダーや画像単独では、物体形状やその距離/速
度情報が十分に得られない為、その複合もしくはそれに代わるセンシングデバイスが必要とされている。
また、検出条件としては、本事業内容にもあるように遠距離かつ広角な要件を満足する事が求められてい
る。
前出の内容を満たす単独のセンシングデバイスとして、レーザーレーダーが有望であるが、遠距離・広角・
高精度を満足するセンサは先行する海外メーカーの物は実用化しているが、量産車両に展開できる大きさ
やコストではない為、本案件に記載のある車載搭載可能な大きさかつ事業性を有するコストへの留意は必
須と考える。
本事業により開発される開発技術によって、自動運転への扉が開かれる事になると思われるので、取組み
に対し大いに期待したい。
また、このセンシング技術が業務用や一般車両の多くに搭載され、交通死亡事故の減少や交通渋滞の低減
を達成することで、すべての人が安心、安全で快適に暮らすことができる社会となることを期待する。
・理由
なし。
8
「1-(4)-1ドライバーモデルの有効性の検証」は、交通事故の軽減および事故に伴う社会損失の低減化を
図るものとして、社会的に意義のある研究事業であると考える。
貴重な御意見をありがとうございま
す。
この事業を進めるためには、大規模データベースの構築が不可欠である。将来を見据えた動的なデータベ
ース更新も考慮して、画像や各種プローブデータなどのネットワークを介した情報収集が必要な技術となろ
う。さらにはその収集したデータベースからドライバーモデルを構築するための自動解析技術(特に動画解
析技術)が必要となり、そのドライバーモデルを搭載して安全運転をサポートするカーナビを製作せねばなら
御意見を参考にし、本事業を実施
してまいります。
ず、その安全運転のサポートが有効に機能するようなマン・マシン・インタフェースがデザインされていなけれ
ばならない。
以上のように、この事業は多分野にわたる技術を統合しなければ達成できない性格のものであり、ひとつの
企業体で成し得るものではない。今回提示されたプログラムにより、さまざまな企業体の技術を統合すること
が可能になり、豊かな成果を期待できる。
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