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オーナー経営者の意識調査 - 太陽グラントソントン~グラントソントン加盟

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オーナー経営者の意識調査 - 太陽グラントソントン~グラントソントン加盟
グラント・ソントン 2002/2003 IBOS サマリー
事業経営に関するオーナー経営者の意識調査
International Business Owners Survey
作成:Grant Thornton ASGグループ
グラント・ソントン加盟事務所
2003年4月
© Grant Thornton ASG
調査の概要:
IBOS 事業経営に関するオーナー経営者の意識調査
1.
調査の目的:
世界の雇用人口で過半数を占める中堅企業・中小企業(従業員数500名未満)を対象
に事業および経営環境に対するオーナー経営者の意識をグローバルに19カ国で調査、
比較することでオーナー経営者の抱える課題を浮き彫りにする。
2.
調査対象:
中堅企業・中小企業のオーナー経営企業
3.
調査参加国:
19カ国
4.
調査期間:
2002年9月1日~11月21日
5.
調査方法:
電話調査または郵送による調査(日本は郵送による調査)
6.
サンプリング方法:日本では、日経リサーチ所有の事業所データ‐から、従業員数30名以上
500名未満の中堅企業・中小企業をランダムに抽出した4000社。回収率18%。
7.
有効回答数:
19カ国 6,058人
8.
調査機関:
日本では(株)日経リサーチが実施。各国の調査の一貫性を保つため、
国際的な調査機関であるWirthlin Worldwideが取りまとめた
© Grant Thornton ASG
調査対象企業の企業規模
~19名
オーストラリア
カナダ
フランス
ドイツ
ギリシャ
香港
インド
アイルランド
イタリア
日本
メキシコ
オランダ
ロシア
シンガポール
南アフリカ
スペイン
スウェーデン
英国
米国
19カ国平均
© Grant Thornton ASG
20~49名
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4
2
50~199名
30
0
0
0
0
0
0
0
0
21
0
0
0
29
0
0
0
0
8
8
200~249名
70
89
68
63
71
72
57
78
70
50
60
68
80
71
81
66
70
69
29
50
0
11
11
11
15
17
12
10
15
10
19
14
19
0
19
14
18
17
11
12
250~499名
0
0
21
25
15
11
32
12
15
19
21
18
0
0
0
20
12
15
16
17
500名~
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
32
12
調査対象企業の主要事業
農業、狩猟
鉱業、採石
業、林業、
業
漁業
オーストラリア
カナダ
フランス
ドイツ
ギリシャ
香港
インド
アイルランド
イタリア
日本
メキシコ
オランダ
ロシア
シンガポール
南アフリカ
スペイン
スウェーデン
英国
米国
19カ国平均
14
6
3
1
3
0
1
3
1
0
4
1
1
0
15
1
0
1
1
2
© Grant Thornton ASG
0
2
2
0
1
1
0
0
0
0
1
0
0
0
2
1
0
0
0
0
製造業
11
27
28
32
32
33
41
31
34
28
37
21
29
27
28
54
36
27
19
26
建設業
19
9
12
10
10
10
9
6
10
24
10
9
11
16
10
7
10
10
3
10
電気、ガ
ス、水道事
業
0
2
3
3
0
0
2
2
1
2
0
3
1
0
2
1
4
1
1
2
卸売業
9
2
10
11
13
10
6
11
7
10
11
9
9
7
6
10
5
4
13
10
小売業
14
11
6
6
9
8
7
13
7
9
3
5
5
12
7
2
8
9
7
7
自動車、家
具家財等
修理業
2
1
2
0
0
0
1
1
0
0
3
1
1
0
0
1
3
1
0
0
ホテル業
3
4
1
1
16
1
7
5
1
1
9
0
2
0
4
8
1
2
1
2
ビジネス
レストラン 輸送、倉 金融仲介 不動産業、 サービス、
業
庫、通信業
業
賃貸業 法律サービ
ス
1
4
0
0
1
6
1
3
0
1
2
1
2
0
2
0
1
1
0
1
3
6
10
3
1
6
2
5
7
5
5
5
10
6
6
2
8
5
2
4
3
2
1
1
1
6
6
4
6
1
2
1
4
2
0
0
4
1
7
4
4
1
2
2
0
2
1
1
0
1
0
1
3
1
1
0
6
2
1
1
10
8
8
16
9
8
7
7
13
6
7
21
7
20
6
7
4
16
12
11
テクノロ
ジー
2
2
2
2
4
3
6
3
1
2
3
9
4
7
4
1
3
4
20
9
健康、教
育、福祉
サービス、
人的サービ
ス業
4
12
9
10
2
3
5
3
10
10
4
10
11
2
6
4
4
15
11
10
目 次
<日本のオーナー企業の経済見通しと事業拡大の可能性>
1.今後1年の自国の経済見通し
2.国内市場での取組み
3.事業拡大の障害
4.輸出比率
5.海外ビジネス展開への障害
~市場に対する知識不足、政情不安定、文化・言語的な問題~
~海外で代表者を見つけること、役所での煩雑な事務手続や政府の規制~
~資金的制約、輸送手段の制約~
6.事業資金
7.銀行借入
<会計基準・企業統制の新たな規制に対して>
8.新たな会計規制・法令の影響
9.新たな会計規制・法令への対応
<オーナー経営の交代>
10.今後10年以内のオーナー経営の交代の可能性
11.交代がある場合の主な要因
<まとめ>
© Grant Thornton ASG
日本のオーナー企業の経済見通しと事業拡大の可能性
© Grant Thornton ASG
1.今後1年の自国の経済見通し
今後1年の自国の経済見通し
50
オーストラリア
米国
42
カナダ
41
今後1年の自国の経済見通
しは、日本が最も悲観的
日本が最も悲観的で
日本が最も悲観的
ある。19カ国平均(業況判
断指数DI*)が+3なのに対
し、日本は-
-71。
。
•
米国は同時多発テロ、イラ
ク戦争などの不安要因があ
るにも関わらず+
+42と比較
的楽観的。
34
南アフリカ
28
25
メキシコ
インド
19
17
スウェーデン
ロシア
14
ギリシャ
4
英国
3
2
19カ国平均
フランス
-8
シンガポール
-9
-11
アイルランド
オランダ
-15
-19
イタリア
スペイン
-30
香港
-37
ドイツ
日本
•
-71
-100
© Grant Thornton ASG
-50
0
50
100
* DI:Diffusion Index
景気判断DI「良い」との回答比率から「悪
い」との回答比率を引いた指数
2.国内市場での取組み
国内市場での新たな可能性に低意欲
低意欲
日本
30%
25%
新たな国内市場で現在の商品を展開:
新たな国内市場で新たな商品を展開:
カ国中
19カ国中
下から3位
下から4位
新たな国内市場で新たな商品を展開する
新たな国内市場で現在の商品を展開する
© Grant Thornton ASG
オランダ
シンガポール
スウェーデン
オランダ
日本
スウェーデン
フランス
日本
ロシア
イタリア
イタリア
インド
シンガポール
フランス
メキシコ
ロシア
インド
メキシコ
19カ国平均
19カ国平均
ギリシャ
カナダ
カナダ
ギリシャ
香港
スペイン
米国
米国
英国
英国
南アフリカ
南アフリカ
スペイン
香港
アイルランド
アイルランド
ドイツ
オーストラリア
オーストラリア
ドイツ
0
20
40
60
カ国平均
19カ国平均
47%
39%
80
0
20
40
60
80
単位:%
3.事業拡大の障害
事業拡大に対する最大の障害は「競争激化の環境」
「競争激化の環境」
)、19カ国平均48%
– 日本企業が第1位(
日本企業が第 位(67%)
位(
。
経済が成長過程にある国では資金調達が障害となっている
– 先進国では競争激化の環境、経済が成長過程にある国では資金調達が障害
経済が成長過程にある国では資金調達が障害
資金調達コスト
日本
シンガポール
香港
米国
スウェーデン
オーストラリア
インド
メキシコ
スペイン
ロシア
ギリシャ
アイルランド
オランダ
英国
カナダ
イタリア
南アフリカ
フランス
ドイツ
19カ国平均
© Grant Thornton ASG
26
51
23
16
13
15
24
40
13
27
24
8
16
11
15
12
45
10
28
20
運転資金の不足
30
37
28
23
9
22
23
39
15
42
24
13
13
18
19
26
27
20
24
24
長期資金の不足
28
39
33
20
10
11
20
42
18
38
18
11
16
14
12
19
23
13
26
22
諸規制・行政手続 熟練労働力の確保
25
48
40
33
21
36
28
36
20
52
35
22
44
36
34
44
46
32
62
35
24
27
18
35
32
32
18
30
31
37
27
22
23
38
41
33
39
33
25
31
輸送手段の
インフラ
競争激化の環境
12
16
13
11
9
7
16
23
13
13
18
20
16
13
8
21
18
8
9
11
67
60
57
57
26
46
39
38
38
37
36
34
34
34
31
31
27
26
26
48 単位:%
4.輸出比率
単位:%
輸出を行っているか
国際自由貿易協定をプラスと考えるか
59
56
54
51
50
48
47
44
41
40
39
39
38
37
36
35
35
33
シン ガポール
スペイ ン
香港
ギリシャ
フラ ン ス
アイ ルラ ン ド
ドイ ツ
スウェ ーデン
メキシコ
イ タリア
南アフリカ
インド
オラ ン ダ
カ ナダ
英国
19カ 国平均
米国
オーストラ リア
シン ガポール
メキシコ
アイ ルラ ン ド
0
20
スペイ ン
39
カ ナダ
38
36
スウェ ーデン
米国
ドイ ツ
24
19カ 国平均
23
23
23
南アフリカ
インド
18
17
14
オラ ン ダ
英国
オーストラ リア
9
日本
8
ロ シア
40
© Grant Thornton ASG
60
80
100
•
輸出が大規模企業
に集中し、中堅・中小
中堅・中小
企業は、これに対す
るサプライヤーに転
じていることが読み
じている
取れる。
•
国際自由貿易協定
については、小規模
小規模
経済圏の国々がプラ
スと考える傾向にあ
スと考える傾向
り、新たなビジネスの
機会につながってい
ることが考察される。
28
28
25
イ タリア
フラ ン ス
14
日本
日本では輸出企業の
割合は、14%で
で19カ
カ
国中最低の比率となっ
国中最低の比率
ている。
50
49
48
48
47
香港
ギリシャ
20
ロ シア
•
0
20
40
60
80
100
5.海外ビジネス展開への障害
Q: 海外ビジネス展開への障害を強く感じている
日本
19カ国中
19カ国平均
市場に対する知識不足
50%
1位
28%
政情不安定
47%
2位
28%
文化・言語的問題
44%
1位
21%
海外で代表者を見つけること
44%
2位
26%
役所の煩雑な手続や政府の規制
31%
8位
29%
資金的制約
30%
5位
21%
輸送手段の制約
25%
2位
6%
ほとんどの項目で日本は上位
ほとんどの項目で日本は上位。国際展開への強い障害を意識している。特に上位となっている項目
日本は上位
のうち「市場に対する知識不足」「文化・言語的問題」「外国で代表者を見つけること」「輸送手段の制
約」などは、中小~中堅サイズのオーナー経営者にとっては大企業以上に大きな課題
中小~中堅サイズのオーナー経営者にとっては大企業以上に大きな課題であると考え
中小~中堅サイズのオーナー経営者にとっては大企業以上に大きな課題
られる。
© Grant Thornton ASG
5.海外ビジネス展開への障害
~市場に対する知識不足、政情不安定、
文化・言語的な問題~
単位:%
市場に対する知識不足
政情不安定
シン ガポール
50
シン ガポール
日本
50
日本
41
メキシコ
米国
69
ギリシャ
29
44
31
オラ ン ダ
ロ シア
30
オーストラ リア
オーストラ リア
28
19カ 国平均
22
米国
22
ドイ ツ
スウェ ーデン
21
オーストラ リア
ロ シア
21
インド
20
オラ ン ダ
19
ギリシャ
17
インド
0
25
© Grant Thornton ASG
40
60
80
11
スウェ ーデン
20
フラ ン ス
11
カ ナダ
10
15
12
11
スウェ ーデン
20
12
南アフリカ
22
16
カ ナダ
8
13
イ タリア
フラ ン ス
12
14
ドイ ツ
アイ ルラ ン ド
10
14
イ タリア
27
26
ギリシャ
14
10
14
香港
16
英国
カ ナダ
18
15
オラ ン ダ
フラ ン ス
スペイ ン
28
スペイ ン
20
メキシコ
南アフリカ
ドイ ツ
21
19カ 国平均
32
28
アイ ルラ ン ド
22
米国
19カ 国平均
香港
35
シン ガポール
46
香港
29
44
日本
47
メキシコ
32
南アフリカ
文化・言語的な問題
英国
9
ロ シア
9
9
スペイ ン
アイ ルラ ン ド
9
イ タリア
0
7
インド
英国
20
40
60
80
5
4
0
20
40
60
80
5.海外ビジネス展開への障害
~海外で代表者を見つけること、
役所での煩雑な事務手続や政府の規制~
海外で代表者を見つけること
役所の煩雑な事務手続きや政府の規制
47
シン ガポール
44
日本
28
メキシコ
44
香港
33
南アフリカ
54
メキシコ
シン ガポール
40
ドイ ツ
40
19カ 国平均
26
米国
26
南アフリカ
オーストラ リア
25
オーストラ リア
39
ロ シア
38
36
ロ シア
22
日本
31
アイ ルラ ン ド
22
米国
30
スウェ ーデン
21
ギリシャ
21
カ ナダ
ドイ ツ
21
オラ ン ダ
18
スペイ ン
17
アイ ルラ ン ド
香港
17
英国
カ ナダ
17
14
12
フラ ン ス
0
© Grant Thornton ASG
24
21
20
19
スウェ ーデン
17
フラ ンス
16
14
スペイ ン
10
イ タリア
25
イ ンド
13
オラ ン ダ
27
ギリシャ
英国
イ ンド
29
19カ 国平均
13
イ タリア
20
40
60
80
0
20
40
60
80
単位:%
5.海外ビジネス展開への障害
~資金的制約、輸送手段の制約~
単位:%
輸送手段の制約
資金的制約
47
シン ガポール
43
メキシコ
33
シン ガポール
25
日本
23
ロ シア
32
南アフリカ
香港
32
メキシコ
18
香港
18
30
日本
29
南アフリカ
ドイ ツ
24
オーストラ リア
24
22
米国
17
米国
28
イ ンド
19カ 国平均
16
アイ ルラ ン ド
16
ロ シア
14
オラ ン ダ
14
19カ 国平均
21
イ ンド
14
ギリシャ
21
ギリシャ
14
14
カ ナダ
ドイ ツ
11
オラ ン ダ
12
フラ ン ス
11
フラ ン ス
12
オーストラ リア
11
10
アイ ルラ ン ド
英国
9
イ タリア
9
7
スウェ ーデン
6
スペイ ン
0
© Grant Thornton ASG
イ タリア
9
カ ナダ
9
英国
8
スウェ ーデン
8
6
スペイ ン
20
40
60
80
0
20
40
60
80
6.事業資金
単位:%
現在の資金源で
今後3年間の事業をサポートできる
現在の資金源で
今後3年間の事業をサポートできない
88
87
87
86
86
85
85
83
83
82
82
81
81
80
79
77
72
69
66
アイルランド
米国
スペイン
スウェーデン
オーストラリア
シンガポール
カナダ
南アフリカ
オランダ
英国
イタリア
19カ国平均
ギリシャ
ドイツ
フランス
インド
日本
メキシコ
香港
メキシコ
香港
インド
ドイツ
フランス
イタリア
英国
南アフリカ
ギリシャ
19カ国平均
オランダ
オーストラリア
アイルランド
米国
カナダ
日本
シンガポール
スペイン
58
ロシア
0
20
40
© Grant Thornton ASG
60
28
26
22
19
18
15
14
13
12
12
11
10
10
10
9
9
8
8
6
4
ロシア
スウェーデン
80
100
0
20
事業資金調達については
意外に楽観的
Q: 現在の資金源で今後3年
の事業をサポートできるか?
日本
できる
できない
19カ国 19カ国
中
平均
72%
下から
4位
81%
8%
下から
4位
11%
ただし、可否ともに19カ国中、
下位である。
40
60
80
100
7.銀行借入
過去1年で、銀行借り入れで困難なことがあった
過去12ヶ月中、銀行借り入れで困難なことがあったか
15
19カ国平均
70
29
メキシコ
香港
ロシア
22
22
日本
22
南アフリカ
フランス
オーストラリア
オランダ
米国
イタリア
カナダ
ギリシャ
スペイン
10
3
14
12
70
76
16
10
11
79
9
67
76
23
14
72
77
11
15
80
12
83
はい
© Grant Thornton ASG
40%
いいえ
22%
15%
いいえ
60%
70%
借り入れてない
18%
14%
23
60%
80%
借り入れてない
19カ国平均
はい
15
74
20%
日本
7
78
2
0%
18
75
83
8
7
Q: 過去1年で、銀行借り入れで困難なことが
あったか?
31
60
8
アイルランド
前項6で、今後3年の事業をサポートできる
とした企業では、過去1年で、銀行借入で
困難なことがあったとする企業は2割強
困難なことがあったとする企業は 割強
11
48
11
8
シンガポール
28
23
67
11
11
英国
27
46
52
15
14
インド
スウェ ーデン
43
25
23
ドイツ
14
100%
単位:%
会計基準・企業統制の新たな規制に対して
© Grant Thornton ASG
8.新たな会計規制・法令の影響
新しい会計規制が事業に影響を及ぼす割合
31
メキシコ
39
30
オランダ
米国
15
19カ国平均
13
フランス
12
10
スウェーデン
9
インド
9
イタリア
8
香港
8
カナダ
8
オーストラリア
8
ギリシャ
7
ロシア
6
スペイン 2
シンガポール 2
0%
日本
35
43
36
33
51
52
33
40
21
47
42
44
影響あり
10%
13%
少し影響あり
40%
43%
影響なし
21%
36%
56
39
日本の意識レベルは19カ国平均に比べて低い
が、半数の企業が「影響あり」「少し影響あり」と
答えており、オーナー経営企業は、新しい会計
オーナー経営企業は、新しい会計
規制・法令の多くが対象外であるにもかかわら
ず問題意識が高い。
51
41
45
35
45
44
44
41
41
27
52
33
63
42
20%
19カ国平均
42
30
53
40%
影響あり
© Grant Thornton ASG
36
50
10
日本
アイルランド
34
39
10
英国
34
43
18
ドイツ
24
34
20
南アフリカ
Q: 新たな会計規制・法令は自社にも影響をお
よぼすか?
60%
少し影響あり
80%
影響なし
100%
単位:%
9.新たな会計規制・法令への対応
Q: 新たな会計規制・法令にどのような対応を行っているか?
日本
実施中
内部管理制度の強化
19カ国平均
実施予定 計画なし
実施中
実施予定
54%
28%
15%
66%
17%
計画なし
内部管理制度
• 19カ国平均で最も高いのは内部管理制度
の強化
17%
正式な役員報酬規定導入
25%
47%
27%
29%
14%
55%
社外取締役の選任
15%
37%
46%
28%
11%
60%
監査委員会の設置
7%
44%
47%
34%
13%
53%
監督委員会の設置
5%
42%
51%
23%
11%
63%
に「内部管理制度の
• 日本で高い比率は、1に「内部管理制度の
強化」、2 に「正式な役員報酬規定導入」
に「正式な役員報酬規定導入」
強化」
単位:%
新たな会計規制・法令に対する対応(日本)
54
内部管理制度の強化
内部統制の強化
監督委員会の設置
0
正式な役員報酬規定導入
29
46
社外取締役の選任
28
47
監査委員会の設置
27
37
7
44
5
42
20
51
40
60
実施している
© Grant Thornton ASG
66
内部統制の強化
内部管理制度の強化
15
47
15
社外取締役の選任
監査委員会の設置
28
25
正式な役員報酬規定導入
新たな会計規制・法令に対する対応(19カ国平均)
監督委員会の設置
80
実施予定
100
計画なし
0
17
14
55
11
34
60
13
23
53
11
20
17
63
40
60
実施している
実施予定
80
計画なし
100
オーナー経営の交代
© Grant Thornton ASG
10.今後10年以内のオーナー経営の交代の可能性
今後10年以内にオーナー経営の交代の
可能性はあるか
42
スウェーデン
58
38
ロシア
60
36
メキシコ
64
英国
33
66
ドイツ
32
65
米国
29
71
カナダ
29
68
フランス
28
25
19カ国平均
24
74
香港
24
76
オーストラリア
23
18
81
17
83
15
13
イタリア
83
88
11
89
6
0%
24%
84%(第5位)
74%
オーナー経営の交代の可能性は下から
下から5位と
下から 位と
低く、日本は保守的傾向が強い
保守的傾向が強い。
低く
保守的傾向が強い
84
12
スペイン
15%
77
アイルランド
インド
いいえ
78
シンガポール
ギリシャ
はい
19カ国平均
75
19
日本
日本
67
南アフリカ
オランダ
Q: 今後10年以内にオーナー経営の交代の
可能性はあるか?
89
20%
40%
はい
© Grant Thornton ASG
60%
いいえ
80%
100%
単位:%
11.交代がある場合の主な要因
単位:%
合併・次世代への • 日本では、合併・次世代への 事業承継が多い。
事業承継が多い
経営者の交代がある場合の主な要因
事業売却
14
10
個人投資家を募る
7
株式公開
18
16
次世代への承継
7
マネジメント・バイアウト
従業員への売却
3
23
10
7
21
合併
その他
10
0
25
12
10
20
日本
© Grant Thornton ASG
• 個人投資家を募るとの回答は、
19
19カ国平均が
カ国平均が13
13%であるのに %であるのに 19
カ国平均が13
対し、日本は0
対し、日本は0であり、オーナー
企業にとって個人投資家による
事業の継続という選択肢は一般
的ではない。
13
0
30
19カ国平均
40
50
まとめ
•
全般的な回答結果から、日本のオーナー系企業の非常に保守的な状況
非常に保守的な状況が考察される。長引く
非常に保守的な状況
不況の影響から 「1.今後
「1.今後1
「2.国内市場での取組
「1.今後1年の自国の経済見通し」は悲観的であり、「2.国内市場での取組
年の自国の経済見通し」は悲観的
み」についても意欲が低い。
み」についても意欲が低い
•
「3.事業拡大の障害」については、『競争激化の環境』を上げた企業が
『競争激化の環境』を上げた企業が67
『競争激化の環境』を上げた企業が67%
67%にのぼり、ビジネス
のグローバル化の影響も受け、より競争力が求められていると言える。調査に参加した企業の
うち、輸出を行っているのは
輸出を行っているのは14
14%
%と参加国中最低の水準
参加国中最低の水準となっている。国際ビジネス展開への
輸出を行っているのは14
参加国中最低の水準
障害として『文化・言語的な問題』『市場に対する知識不足』『海外で代表者を見つけること』など
が上位にあがっており、人材面での弱さもグローバルでの競争におけるネック
人材面での弱さもグローバルでの競争におけるネックとなっていると思
人材面での弱さもグローバルでの競争におけるネック
われる。
•
一方、「8.新たな規制・法令の影響」については半数が『影響あり』
半数が『影響あり』と答えており、「9.新たな規
半数が『影響あり』
制・法令への対応」として『内部管理制度の強化』『正規の役員報酬規定の導入』などについて
は半数以上の企業が実施或いは実施を予定しており、最近の国内外における各種不祥事件に
対する厳しい結果などから、コンプライアンス意識の向上
コンプライアンス意識の向上が予感される。
コンプライアンス意識の向上
•
また、事業承継についても、「10.10年間での経営の交代の可能性」がないとした企業が85%
を占め、非常に保守的であるが、承継方法は『次世代への承継』(23%)のほか、『合併』(25%)
『株式公開』(18%)などの選択肢も上位となっており、より近代的な経営への移行を視野に入れ
より近代的な経営への移行を視野に入れ
る企業が増加しつつあることが考察される。
る企業が増加しつつあることが考察される
•
今後、90年代の米国と同様、経営基盤の強化されたオーナー系企業という器に、さらなる大企
さらなる大企
業のリストラにより優れた人材が流入することでオーナー系企業の競争力が高まり、日本企業
全体の活力が上昇するという循環が起こることが期待される。
全体の活力が上昇
© Grant Thornton ASG
グラント・ソントン
2002/2003 IBOS(International Business Owners Survey)
事業経営に関するオーナー経営者の意識調査
についてのお問い合せは・・・
グラント・ソントン ASGグループ
グループ
マーケティング・コミュニケーション担当: 田代 知子
tel:
fax:
: 03-3595-0304
: 03-3595-0395
email:
: [email protected]
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