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オール・フラッシュOracle FS1 Storage System

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オール・フラッシュOracle FS1 Storage System
Oracle All Flash FS Storage System
I/O 負荷の高いデータベースでは、OLTP 応答時間、検索時間、アプ
リケーションの開発時間、バックアップ時間など、企業はもっとも
重要なリソースである時間を奪われてしまう場合があります。複数
のワークロードが同時に発生すると、これらの時間にさらに影響を
与えてしまい、最終的には、製品化および収益化までの期間にまで
遅れが生じてしまいます。Oracle All Flash FS Storage System
は、事実上、レイテンシをミリ秒未満にすることによって、データ
ベース待機イベントをなくし、企業の収益増加を促進するためのア
クティビティに費やす時間を増やします。
オールフラッシュ・アーキテクチャの All Flash FS は、Oracle
Database および Oracle Applications を高速化し、業界最高レベル
のフラッシュ容量で拡張性の制限を緩和します。これにより、大規
模データベースをフラッシュに配置したり、一台の All Flash FS
に数百のデータベースを統合するなどの柔軟性をもたらします。ま
た、価格を最低限に抑えてもっとも効率性の高いプラットフォーム
を実現しているため、スピードとコストをトレードオフする必要は
ありません。All Flash FS により、貴重なデータすべてをフラッシュ
で常に高速化することが予算内で実現できます。
おもな機能
 最大限のパフォーマンスを提供し、レ
イ テ ン シ を 最 小 限 に 抑 え る
All-flash-all-the-time ア ー キ テ ク
チャ
 Oracle Database お よ び Oracle
Applications 用に事前にチューニング
とテストが完了済みのワンクリックの
フラッシュ・プロビジョニング
 ビジネスバリューに応じて、効率性、
パフォーマンス、およびコストを同時
に最適化するフラッシュ I/O 管理
 非常にセキュアなマルチテナント環境
に、100%のデータ分離機能を提供可能
なフラッシュ・ドメイン
 即座にフラッシュの導入が可能なパッ
ケージングにより、搬入から電源オン
までを数時間から数分に短縮
 ミッ ショ ン・ クリ テ ィカ ルな アプ リ
ケーションに対しても単一障害点のな
いエンタープライズ・グレードのスト
レージ可用性
 最大 912TB のオールフラッシュ容量
 Oracle Database、Oracle Applications、
および Oracle VM との共同開発
顧客満足度を向上させ、さらに、アプリケーション・ユーザーや開
発者からビジネス・アナリストや意思決定者まで、企業全体で生産
性を向上させることにより、より良いビジネス上の成果を実現でき
るようになります。
オールフラッシュのパフォーマンス
Oracle All Flash FS Storage System は、最小限のレイテンシ、非常に高い IOPS
とスループット、最大限のフラッシュ拡張性、エンタープライズ・クラスの高
可用性データ・サービス、およびエンド・ツー・エンドのセキュリティを統合
し、業界をリードするフラッシュ技術をベースに、フラッシュ・ストレージ独
自のパフォーマンス特性を提供するようにゼロから設計されています。All
Flash FS のフラッシュ・ストレージは、2~912TB の拡張性を持ち、データベー
ス・インデックスおよびアプリケーション・メタデータ用のパフォーマンス・
フラッシュと、混合ワークロード用の容量フラッシュの 2 つのフラッシュ層オ
プションを備えています。このストレージ・システムは、きめ細かい拡張オプ
ションを提供し、もっとも効率的な GB 単価および IOPS 単価と、All-Flash の
エンタープライズ・クラスのすべてのストレージ・ソリューションの中で、もっ
とも低い最小構成価格を実現しています。All Flash FS により、本番環境の
Oracle Database インスタンスでもパフォーマンスを劣化させずに、OLTP 応答
時間、データ検索、分析ワークロード、およびバックアップの高速化が可能に
なります。それにより、直接リアルタイムのデータ・ストリームで分析を同時
実行し、優れたシナリオ・モデルを作成する一方で、アプリケーションの開発チー
ムは無制限かつリアル
おもな利点
 アプリケーションの高速化、I/O 待機時
間の大幅な低減により、顧客満足度を
向上、製品化までの期間を短縮、ユー
ザーの生産性を向上
 パフォーマンスやレイテンシを劣化さ
せることなく、OLTP アプリケーション、
分析、およびバックアップ・ワークロー
ドを快適に実行
 エンタープライズ向けの拡張性を実現
し、管理するシステム数を削減
 オールフラッシュ・ストレージを最小
コストで提供することにより、パ
フォーマンスと価格のトレードオフを
排除
 フラッシュおよびクラウド対応のマル
チテナントにおいて、大規模のセキュ
アな SAN 統合を実現
 Oracle Database と Oracle Applications
の実装を簡素化および高速化し、ベス
ト・プラクティスを迅速に永続化
 Oracle ソフトウェアに対する投資収益
率を最大化
タイムにデータベース・コピーを使用できるため、従来よりもバグを少なくし、
予定どおりにプロジェクトを完了することができます。
オールフラッシュのプロビジョニング
事前にチューニングされた LUN の作成までに要する時間は、ログインからわずか
3 分です。All Flash FS は、事前定義されたアプリケーション・ストレージ・プ
ロファイルとともに提供されます。このプロファイルは、Oracle Database、Oracle
Applications のみならず、Oracle 以外のエンタープライズ・アプリケーション
においても、フラッシュをチューニングし、すぐに使用できるようストレージを
最適化します。シンプルなワンクリック・プロビジョニングにより、最小限の管
理で、フラッシュ・パフォーマンスの最適化と Oracle Applications の管理が可
能になり、
デプロイが簡素化および迅速化されます。
Oracle Database の All Flash
FS アプリケーション・プロファイルにより、インデックス・ファイル、データベー
ス・テーブル、アーカイブ・ログ、REDO ログ、制御ファイル、一時ファイルなど
のデータベース・コンポーネントがプロビジョニングされ、データベース・コン
ポーネントの詳細な知識は必要なく、自動的に Oracle Database のパフォーマン
スが最適化されます。新しいフラッシュ・アプリケーション・プロファイルの追
加、既存のプロファイルの修正も可能なうえ、すべてのプロファイルを他の All
Flash FS Storage System にエクスポートして、グローバルに分散されたデータ
センター間のストレージ・プロビジョニングを標準化することも可能です。
オールフラッシュの I/O 管理
All Flash FS は、同業他社で使用されている従来の先入れ先出し(FIFO)方式で
はなく、ビジネスの優先順位に基づいて、I/O キューを管理します。システム上
で競合度が高い場合、オラクルの特許取得済みサービス品質(QoS)アルゴリズ
ムにより、同じ All Flash FS 上に複数データベースを効率的に共存させること
ができ、ビジネスでの重要性に基づいて専用のストレージ・サービスを利用でき
ます。
オールフラッシュのセキュリティ
フラッシュ・ストレージのドメインを使用すると、複数の仮想オールフラッ
シュ・ストレージ・ドメインを、一台の All Flash FS に共存させることができ
ます。各フラッシュ・ドメインは、他のストレージ・ドメインからデータを分離
する"データ・コンテナ"で、プライベートあるいはパブリック・クラウドの導入、
法令遵守要件、またはチャージバック・モデルのために、マルチテナント環境で
専用リソースを提供して、セキュアな独立性を実現します。フラッシュ・ストレー
ジ・ドメインを利用すると、物理的には 1 台の All Flash FS 内で、複数の独自
環境設定をカスタマイズすることで、電力、冷却、管理費用を軽減できます。さ
らに、All Flash FS では、データベースからフラッシュ・ドライブ・セルまでの
エンド・ツー・エンドのデータ整合性検証では、T10-PI が使用されています。
2 |ORACLE ALL FLASH FS STORAGE SYSTEM
即座にオールフラッシュの導入が可能なパッケージング
All Flash FS は、一台のオールフラッシュ・システム内で 912TB までの拡張性を
持つ、柔軟性のある構成要素を提供します。All Flash FS は、他の Oracle エン
ジニアド・システムと同様に構築およびテストされてから、ラックに搭載され、
ケーブル配線とテストが完了した状態で出荷されます。また、到着とともにデー
タセンターに設置され、搬入から電源オンまでは 30 分未満で完了します。
Oracle Database および Oracle Applications との共同開発
All Flash FS は、Oracle Database および Oracle Applications と共同開発され
ており、Oracle Database Hybrid Columnar Compression(HCC)などの独自の機
能を活用できます。HCC は、業界でもっとも高度なデータベース・ストレージ用
のデータ削減機能であり、最大 50 分の 1 にデータを圧縮し、検索を最大 5 倍高
速化すると同時に、ストレージ・フットプリントを 3 分の 1~5 分の 1 に縮小し
ます。HCC がサポートされているのは、All Flash FS などの Oracle ストレージ・
システム上のみです。
Oracle Enterprise Manager 12c 向けの All Flash FS プラグインを使用すると、
"一つの画面"から管理できるため、特に Oracle Database 管理者が、企業内で、
複数の All Flash FS を使用する場合などには、簡単かつ効率的に管理できるよ
うになります。
Oracle All Flash FSコントローラの仕様
キャッシュおよびI/Oポート-Oracle All Flash FSコントローラ(高可用性ペア)
Oracle All Flash FSコントローラ
CPU
4つのインテルE5-2620 CPU(24コア、2.0GHz)
キャッシュ
384GB RAMキャッシュ/32GB NV-DIMM
最大キャッシュ持続時間(電源障害後)
無限持続時間(スーパー・キャパシタを備えたOracle FS1エネルギー・ストレージ・モジュールとオラク
ル設計のフラッシュバック式DIMMモジュールを使用)
ホスト・ポート
12ポート–16Gbit FC
ストレージ・ポート
標準12ポート(6つの6Gbit 4レーンSAS-2 HBA)
Oracle All Flash FSストレージ・ドライブ・エンクロージャの仕様
最大ディスク構成

SSD容量:最大912TB

最大30のドライブ・エンクロージャ
ドライブ・エンクロージャ・タイプ
Oracleストレージ・ドライブ・エンクロージャDE2-24P
24の2.5インチ・ドライブ・ベイを備えた2Uラック・サイズ
ドライブ・エンクロージャ
SSDのタイプ/使用
ドライブ・エンクロージャ・レイアウト
総容量
400GBドライブx13
5.2TB
400GBドライブ×7
2.8TB
1.6TBドライブ×19
30.4TB
1.6TBドライブ×13
20.8TB
1.6TBドライブ×7
11.2TB
パフォーマンスSSD(2.5インチSAS-2)
容量SSD(2.5インチSAS-2)
3 |ORACLE ALL FLASH FS STORAGE SYSTEM
Oracle All Flash FSコントローラの寸法、電力、および環境の仕様
ラック・オプション
説明
すべてのコンポーネントのラックへのマウント、ケーブル配線、テストが完了し、完全なシステムとして
ラック搭載
出荷。
すべてのコンポーネントのラックへのマウント、ケーブル配線、テストが完了。お客様所有のラックに搭
ラック非搭載
載するため、コンポーネントをラックから外し、個別にパッケージ。
Oracle All Flash FSコントローラ(ノードあたり)
電源仕様
周波数
50Hzおよび60Hz
定格線間電圧
100~240VAC
定格入力電流
100~127VAC 12.0A、200~240VAC 5.9A
最大出力
830ワット
寸法/重量
高さ
8.74cm(3.4インチ)、2U(ノードあたり)
幅
44.5cm(17.5インチ)
奥行
52.8cm(20.8インチ)(PDUハンドルを含む)
重量
18.5kg(40.8ポンド)
環境仕様
動作時
非動作時
温度
5°C~35°C
–40°C~70°C
相対湿度
10%~90%(結露なし)
最大93%(結露なし)
Oracle All Flash FSストレージ・ドライブエンクロージャの寸法、電力、および環境の仕様
寸法
高さ
8.89cm(3.5インチ)、2U(ノードあたり)
幅
45cm(17.7インチ)
奥行
55.5cm(22インチ)
重量(すべてのスロット装着時の最大重量)
24kg(52.9ポンド)
環境仕様 - 電力および熱量
電力(ドライブの種類とアクティビティに応じて異なります)
標準:379ワット、最大:889ワット
BTU(標準/最大)
標準:1,293BTU/時、最大:3,033BTU/時
環境仕様
動作時
非動作時
温度
5°C~35°C
–40°C~70°C
相対湿度
10%~85%(結露なし)
5%~95%(結露なし)
4 |ORACLE ALL FLASH FS STORAGE SYSTEM
Oracle All Flash FS Storageの準拠規格(以下の要件に対応)
準拠規格¹˒²˒³

安全性:UL/CSA 60950-1、EN 60950-1、IEC 60950-1(CBスキーム、各国の規定に準拠)

EMC

排出量:FCC CFR 47 Part 15、ICES-003、EN55022、EN61000-3-11、EN61000-3-12

イミュニティ:EN55024

排出量およびイミュニティ:EN300 386

北米(NRTL)、欧州連合(EU)、国際CBスキーム北米(NRTL)、
欧州連合(EU)、国際CBスキーム
認定規格²
EU指令

BIS HSE Exemption(インド)、BSMI(台湾)、RCM(オーストラリア)

Customs Union、EAC(Customs Union)、CCC(PRC)

MSIP(韓国)、VCCI(日本)

2006/95/EC 低電圧指令

2004/108/EC EMC指令

2011/65/EU RoHS指令

2012/19/EU WEEE指令
1. 上記の標準および認定規格は、最新の公式バージョンに基づきます。詳細については、販売担当者までお問い合わせください。
2. 他国の準拠規格/認定規格も適用されます。
3. 準拠規格や認定規格の遵守は、コンポーネント・レベルでのみ実現されている場合があります。
保証
Oracle All Flash FS には、1 年間の保証が付属しています。詳しくは、Oracle
Hardware Warranty Support を参照してください。
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oracle.com/support を参照してください。
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