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素問霊枢以来二千数百年の古典鍼灸理論の終焉か?
そして西洋医学に代わる拓かれた医学、新鍼灸法の展望…
中医学鍼灸、伝統鍼灸が基本とする素問霊枢は人体機能上最重要なものを欠いて
いる。骨格・脳を一奇恒の腑として挙げただけで説明がない。編者が意図的に隠
ぺいしたとしか思えない。理論通りに刺鍼しても、骨格、脳、内臓、動・静脈の
状況を解剖学的に確認できない。脊髄診断なくして何が治るのか?脈診の始祖で
透視治療をした古代中国の神医・扁鵲でさえ、体内の臓腑、形を視ることができ
れば種々の診断法は不要である。脈診は細い竹筒から空の雲を見るものと語った
とある。明らかに解剖学的診断と治療をしていた。今日の鍼灸は人体内が全く視
えない、内臓も骨格も脳も血流も知ることができない。新鍼灸法は創始者・茂木
昭による透視診断に基づき理論化した、解剖学的扁鵲治療の再現である。平成の
世に扁鵲の透視治療を再現する鍼灸師・手技治療家の輩出を目標にしている。
あなたは街の鍼の先生に終わりますか? 全国の病者に信頼される
名人治療家になりますか? 治療家としての責任感いかんである
新鍼灸法は唯一正確な正常・異常判定法…筋肉反射テスト・TR テストを指導する
西洋医学に代わり全疾患に著効を上げる鍼灸臨床を求める鍼灸師へ!
一.現代西洋医学は医学上の根源的限界がある。ステロイド、鎮痛剤、神経
ブロックの治せない西洋医学とどんぐりの背比べをしている古典鍼灸、
中医学鍼灸から治る鍼灸の発見を!感染症から多くの医原病を作り出す
西洋医学の責任は、効果を追究しない鍼灸師の臨床姿勢にある。
二.西洋医学に対抗できない鍼灸は東洋医学とも言えず、西洋医学を凌駕す
る医学が鍼灸の社会的使命である。その鍼灸を新鍼灸法は実践している。
三.飛躍的臨床向上の秘訣 ⇒ 社会的使命を担う鍼灸を目指すのなら、古
典鍼灸、中医学鍼灸、科学派鍼灸の各頂点に立つ指導者を網羅した臨床
効果を自身の目で検証すること。鍼灸臨床理論は自身の数多くの臨床体
験の中から発見するものである。
新鍼灸法修得を希望するのならば、第一歩は筆者(茂木 昭)の臨床見
学をすること。鍼灸師、学生を問わず、真摯に鍼灸を志すなら常時全公
開している。古代の古典鍼灸か?未知の鍼灸か?治すことを忘れた鍼灸
だが、その生命は治すことにある。西洋医学では全国、津々浦々の病に
呻吟する大勢の病者を真に救えない。筆者は全国に50人の扁鵲の透視
治療を再現する臨床家の育成を目標として、既に新鍼灸法と律動法で約
20人の空間透視診断を実践する臨床家を輩出してきた。
見学詳細は研究会 HP から
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1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
未来の鍼灸治療像
新鍼灸法の概略
鍼灸は治っているのか、否か
古典鍼灸理論・中医学鍼灸と科学派鍼灸、西洋医学の効果
なぜ、新鍼灸法か
新鍼灸法・半身症候鍼灸法の診断と治療
高度鍼灸法のための鍼灸観と新鍼灸法修得法
1.未来の鍼灸治療像
なぜ鍼灸が変わらなければならないか?主流医療である西洋医学にはこれ以上望めない
医学的限界が存在するからである。科学の進歩による多種科学的診断法の開発と手術法の開
発があるだけで、治す技術は何も向上していない。治せないから手術がある。画像診断に写
らない異常、微細骨折、主に血液、尿中以外の全身組織の感染症の診断ができない。多くの
疾患の診断ができ、治せる可能性があるのは診断上に限界が全く存在していない鍼灸、手技
治療だけである。だから西洋医学に代わる役割が新しい鍼灸に課せられているのである。
これまで知ってきた鍼灸臨床では、未来に向ける高度の鍼灸効果は上げられない。
既成の鍼灸法は人体を体表からの触診等四診の観察と、体内は解剖学によらず臓象学説、
陰陽五行説理論で説明しているが、刺鍼後、古典理論上正常になったとしても実際の解剖学
的に検証するものがないから古典理論は思弁的仮説理論と指摘されてもしかたがない。従来
の鍼灸診断は人体に対してマネキン人形を視るような診断で、体内が全く分からないことに
も気付いていないのである。古書の指示する有効経穴を追うことになる。体表からは見られ
ないからその代替として古典理論が誕生したのである。
多くの一般的疾患を治せない西洋医学でさえ、体内を視る多種の画像診断が存在している
が、鍼灸は解剖学的体内組織の診断が全くできない。古代医師・扁鵲の行った解剖学的人体
の透視などは不可能だと決めつける前に、従来、鍼灸師は患者に対面した診断時に体内の解
剖学的組織を知ろうという意識を持っただろうか?治療家の前に立つ病者は解剖学的内臓、
骨格、脳の生体機能が営まれ、そして全身を循環する温かい動脈・静脈が流れて機能してい
るのである。扁鵲及び、曹操の脳腫瘍を透視した華佗が実践した透視診断は決して不可能で
はない。現実に筆者・茂木 昭は新鍼灸法では透視に基づいた理論を体系化し、それを指導
している。透視診断をする扁鵲的治療の実践家は大勢要らない。50 人の透視ができる高度鍼
灸師が出現すれば全国の大勢の病人が救われるからである。
2.新鍼灸法の概略
(1) 診断法
① 正常・異常の診断法については、A・K(アプライド・キネシオロジー)活用の筋肉
反射テストにより正常・異常を確実に知る。効果の有無も、更には取穴の有効性も事
前に知る。
② 西洋医学が体内診断を画像診断によるところを、新鍼灸法では体内透視法により得た
情報、理論による治療理論を体系化してきた。治療後の改善結果、気の改善も知るこ
とができる。
③ 内臓系、筋肉系、内分泌系、脳脊髄系の全身組織の機能障害を透視診断、触診により
把握し、筋肉反射テストによってそれらの正常・異常を検証できる。
3
(2) 気の調整法
診断法⑴の①~③の手順により異常、障害組織をすべて改善するべき気の流動概念による
気の調整のための 1~2 箇所の刺鍼により、現時点での治癒力に対する 100%の生体機能の
改善を図れる。
(3) 人体全組織の機能障害を改善する気の調整
新鍼灸法での気の概念。それは人体を縦断する方向に三分割される領域の人体内を上下に
流動する気であり、主に動脈・静脈を中心とした生体エネルギーの流動である。体表上、あ
るいは着衣上から透視知覚できる体内を上下方向に流動しているものである。その気の流動
と全身組織、器官の機能、動きは一体となって機能している。
この気の流動の改善に一致して全組織の血液循環、動きが瞬時に変化する。気が全身組織、
器官をすべて連繋させ全身を支配しているのであるのならば、気の正常化により全身の組織、
器官を同時に改善するものでなくてはならない。古典鍼灸理論では経絡への気血の循環を基
本としながら、更にそれとは別の各疾患、障害別の選穴法を必要としている矛盾がある。
新鍼灸法では、正確に診断された、この人体内3領域の気の流動が正常化されれば、すべ
ての疾患、障害を改善することができるし、新鍼灸法から見たら、この3領域の気の調整が
されなければ、人体組織、器官全体を正確に改善させることはできない。
(4) 透視診断について
新鍼灸法理論の多くはこの透視診断に基づき、気の流動そして体内組織の機能状態の診断
まで具体的に検証されている。どのような検証かは、実際の臨床の場面でなくては説明でき
ない。各セミナーで常時、披露しているし、DVD でも、動画でも一部公開している。
(5) 新鍼灸法での診断ポイント
1.筋肉系 2.骨格系 3.脳・脊髄系 4.内臓系 5.内分泌系 6.動脈・静脈系 7.精神疾患
と脳
以上のほとんどの人体組織、器官が診断の対象となる。
(6) 骨格系について
呼吸器系は胸郭の骨格系の容器内に収容され、その胸郭の捻じれにより障害が起きる。呼
吸器、心臓疾患は胸椎、肋骨の変位と胸髄の機能の影響が強い。脊椎の重要性は背部兪穴を
思えば直ぐ理解できるはずである。腎臓は上部腰椎と下部肋骨の変位に影響されている。婦
人科器官は骨盤腔に収容されているから骨盤の変位に直接影響され、子宮の骨盤位なども仙
骨、腸骨による骨盤腔の変位から起きる。肺気腫、喘息に胸椎、肋骨の変位、婦人科疾患で
骨盤の変位を診断せず効果を期待する方に無理がある。
(7) 新鍼灸法で重視する診断対象と診断理論
i. 脊椎・骨盤・頭蓋骨の変位
脊椎は脊髄神経と交感神経、副交感神経の一部が椎間孔より出ているので、筋肉系疾患、
内臓疾患に深く関係している。頭痛などは関連する頭頂骨、後頭骨等の障害部位の頭蓋骨の
陥没、膨張がある。その部位の脳の血流改善により一瞬にして頭蓋骨の変形が解除され左右
同じ形になる。うつ病で暗い表情も脳底部の下垂、下垂体の変位を解除すると一瞬にして緊
張が解かれ笑顔がこぼれるくらい関係が深い。
ii. 各組織、器官の診断
(臨床技量の向上にともない対象とする各診断ポイント)
①大脳の内転・外転 ②大脳・小脳の左右下垂と上昇変位 ③小脳テントの外転・内転
④大脳の左右、収縮・膨張 ⑤中大脳動脈、後大脳動脈の狭窄、梗塞 ⑥脳腫瘍 ⑦脳出血
⑧眼球(角膜、水晶体、硝子体、網膜、膝状体) ⑨中耳、内耳 ⑩各副鼻腔 ⑪大脳髄質、
4
皮質、脳髄膜 ⑫側脳室・第3脳室 ⑬頸髄、胸髄、腰髄、仙髄の炎症、腫瘍 ⑭脊椎の変
位、圧迫骨折、椎間板ヘルニア、脊椎分離、すべり症 ⑮四肢骨の微細骨折 ⑯肩甲骨、鎖
骨、肋骨の微細骨折 ⑰四肢疼痛部位の感染症診断 ⑱肺の内旋・外旋変位 ⑲心臓の収
縮・拡張変位、左右心房、左右心室 ⑳横隔膜の弛緩 ㉑肝臓の上方・下方 ㉒腎臓の内旋・
外旋変位 ㉓胃の左右回旋変位 ㉔小腸の左右回旋変位 ㉕大腸の内旋・外旋変位 ㉖子宮
の左右回旋、側屈、下垂変位、卵巣の内旋・外旋 ㉗膀胱の膨張・収縮 ㉘前立腺の膨張 ㉙
胸腺 ㉚下垂体の変位 ㉛甲状腺(TSHの分泌)㉜四肢の動脈・静脈の障害
以上が重要診断領域であるが、適宜、基本診断部位、各疾患別部位の診断を選択する。
iii. 診断ポイント
① 微細骨折
X線、MRIで検出不能な骨折である。手技的操作による診断法であるが、多くの難治疾
患の原因になっている。スポーツ障害、事故による打撲など、永年の持病体質も形成する。
② 感染病原体診断
基本的にはプレパラートを使用し、筋肉反射テストで同定する。
微細骨折と並んで感染症は全疾患の代表的 2 大原因である。幼少時のワクチン接種による
感染が非常に多い。ポリオの感染も少なくない。幼児からの脳、脳神経系の障害、情緒障害
では、風疹が非常に多くワクチンの場合もあるが、母体からの胎内感染が多い。四肢の疼痛
では、歯科、眼科、耳鼻科での診療からの感染も多く、身近の感染では、健康診断等の採血
からの感染も非常に多い。その場合、注射部位の左右の肘窩、前腕が感染源になっている。
③ 内臓・脳の動き診断
これは新鍼灸法あるいは同一創始者による手技治療法・律動法での理論である。カイロプ
ラクテイック、オステオパシーで一部知られている。これらは肺の呼吸運動に伴う動きであ
る。正常の場合は偏りのない円滑な動きをしているが異常時にはこれらの内臓、器官が変位
状態で動きを停止している。1.脳の外転・内転、屈曲・伸展 2.肺の内旋・外旋 3.腎臓の
内旋・外旋 4.心臓の収縮・拡張 5.子宮の左右回旋 6.小腸・大腸の内旋・外旋など。
(8) 気の流動障害領域
新鍼灸法(半身症候鍼灸法)における人体内、気の流動障害領域
暗い部位が障害領域である
全身 3 領域の気の流れが正常にならず、全組織、生体機能が高度に改善、向上することはない
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3.鍼灸は治っているのか、否か?
人々の疾患、障害の治療、健康に、より貢献するための鍼灸ならば、各鍼灸理論による現
状の臨床に甘んじていてはならない。多くの疾患、障害を解決できていないことが明白な西
洋医学と肩を並べていて、鍼灸は治しているなどとは公言できない。各鍼灸理論が先にあっ
てそれを疾病、障害に合わせるのではなく、疾患、障害の正しい病態診断が先にあって、最
大限にそれを解決できる治療理論でなくてはならない。現代人には知覚できない古典的気の
理論による、古典編纂医師と同様な治療効果を求めるのは無理がある。実際に古代医師が古
典理論に依拠した鍼灸で高度効果を上げていたのかも定かではない。現代鍼灸は少なくとも
治療家自身の感性を極度まで向上させ、自身の感覚、知識に依拠した自身で納得できる治療
が最大の治療効果を上げうるものと考えている。
鍼灸界特有な閉鎖的鍼灸臨床から、指導者は臨床を広く公開し、学習者も臨床を公開する
気のない指導者になぜ依存せず、積極的に臨床を見聞する意思を持たねばならない。筆者は
多くの患者にとり大切な臨床時間をあえて見学者に公開している。従来の鍼灸学習法は臨床
を見聞する場が閉ざされたまま一部の自信ある者が開業し臨床に携わってきた。例えばイン
ターン制度がない西洋医学を想像することなど考えられないはずである。
近年、鍼灸の危機を示す兆候が一つ現れている。それは美容鍼灸である。顔面部は脳神経
系、脳循環系が完璧に支配している部位であるから、もし顔面の刺鍼に美容的効果があるの
なら、美容以前に眼科疾患、鼻炎、嗅覚障害、難聴、めまい、頭痛、うつ病など多くの疾患
が高度なレベルで治せているはずである。逆に医療専門の鍼灸でも高度鍼灸であれば、顔面
に 1 本の刺鍼もせずに、同時に最高度の顔貌の美容効果を生むものである。美容鍼灸の台頭
は鍼灸師の効果のあいまいな世界への逃避現象を表している。
一部とは言え、今日の鍼灸治療に対するあいまいな風潮は、ますます日本鍼灸の末期的現
象であることを警告したい。細鍼であれ診断無き顔面への多数穴刺鍼は、眩暈を初め脳血管
系脳神経系、また全身機能の種々の変調まで生じる。
現代鍼灸学の根幹となっている素問霊枢が果たして治る鍼灸か?悠久な歴史を持つ伝統
ある医学という認識も、二千数百年前から進歩を停止している医学とも言える。もし、それ
以上に進歩し、より効果を上げる医学から見たら、原因理論が相違したのであるから、その
理論は覆される。治療結果が低ければ誤謬で、すべて詭弁理論ともなりうる。伝統か?過去
の遺物か?
気血が経絡を循環すると説明するが、その血である血液が循環する動・静脈の循環網の記
述が弱い。国内、中国内の指導者の誰も気血の経絡循環状況を身体上に指し示すことができ
ず、刺鍼周辺に「気が至った」
「気の去来」があるなどと指導者は得意気に語る。
鍼灸は人体全体医学だと言う。それならば各疾患に対する選穴法、特効穴の存在は矛盾し、
一般にも「鍼灸はツボ治療」と見られているが、これも鍼灸が実際の臨床では人体を部分視
した刺鍼をしていることの反映である。
灸と鍼の問題では、鍼と灸を使い分けるとも言う。古典でも併用説、単独使用説等の理論
があるが、鍼は体を冷やし、灸は温めるためる性格があると言う。血流の向上により温まる
のであるから、身体が温まらない鍼では血流が改善しないことになり、血流が改善しない鍼
では病気は治らないことになる。灸を必要とする鍼は本物ではない。鍼を必要とする灸も本
物ではない。これも鍼灸効果があいまいで民間療法レベルを脱せない理由にもなっている。
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4.古典鍼灸理論・中医学鍼灸と科学派鍼灸、西洋医学の効果
(1) 古典鍼灸理論の欠陥
まず、理論に骨格診断法、脳の診断法がないことは生体の治療法として致命的である。カ
イロプラクティック医学等から見たら、骨格診断法がなければ、何を診断し何を治療するの
か、効果を何によって確認するのか?そのような治療などあり得ないと言うだろう。しかし、
鍼灸界の常識は、いかに膨大な理論が存在していても骨格診断だけは不要だと言う。
次に列挙すると、
① 最大の問題点は西洋医学にも共通するが、生理機能的な正常・異常の判定法がないこ
と。
触診での種々な見方、脈診、望診の正常・異常を判定するが、基本は自覚症状である痛み、
しびれ、麻痺を異常としている。実際は正常側が痛み、異常側が無症状のことがより多いの
である。胃についても炎症部位を特定できない。噴門、底部、体部、幽門か?眼球について
炎症部位が、角膜、水晶体、硝子体、網膜、乳頭部か?診断ができない。
② 骨格系、脳の診断法がない。
人体組織、解剖組織の診断ができない。そして本来、臨床上最も重要な脳、脊髄、骨格、
動・静脈を奇恒の腑として名だけ記載があるが、その具体的記述が一切ない。解剖学的診断
理論がなく、あるのは抽象的、思弁的な機能論である。
前立腺肥大、膀胱括約筋、尿道、尿管の診断。子宮、卵巣、卵管の診断。肺の上葉・中葉・
下葉の診断。眼球の角膜、水晶体、硝子体、網膜、視神経乳頭、黄斑。聴覚の外耳、中耳、
内耳の診断、下垂体の捻転、萎縮、大脳の膨張、萎縮。心臓冠動脈、各弁膜の診断。あらゆ
る解剖学的部位の診断法がない。頭痛の原因の脳血管部位、眩暈の脳血管障害部位、腫瘍の
診断ができない。椎間板ヘルニアの診断法もない。歯科、眼科受診後多発する原因不明とさ
れる上肢、下肢の痛み、頭痛も原因が感染であることも一切診断できない。
③ 経絡循環を正常化すると言うが、身体上の経脈、絡脈の流れを誰も知覚できない
④ 動脈・静脈の循環を診断できない
経絡循環を説明しながら、確実に体内に存在し、その存在が確認できる動脈・静脈の診断
法がない。
⑤ 種々疾患に対する選穴法の矛盾と繁雑な治療理論
選穴法の上病下取法、下病上取法、遠洞刺法、巨刺法。配穴法の遠近配穴法、前後配穴、
上下配穴法等々は、気血循環理論と矛盾する。
種々雑多な治療理論の存在。経脈で治らなければ、経別、経筋、奇経、孫絡、浮絡、皮部、
巨刺、遠道刺、繆刺…、生体はあらゆる部位への刺鍼でも反応する。これではあらゆる理論
も正当化され、それを理論としたら治療理論でない刺鍼が存在しなくなる。
⑥ 素問において標本を使い分けると言う
標治法は病急のとき、病緩なら本治法とあるが、経絡循環を正常化するのが基本理論なら
ば、急性の標治法、慢性の本治法と使い分ける必要がない。
⑦ 事前に効果を予測できない
古典理論全般に何々に対し何々を取れ方式で、それで効果がなければ、何々を取れと言う。
効果を診断時点で予測できず、教条的で術者自ら行う確信的診断理論がない。
⑧ 治療理論の解説があるのみで感覚能力差を無視する
鍼灸における各臨床理論、各基礎理論は、術者の技量、感覚能力差、診断する治療家の
身体バランス差により成立するもので、熟練臨床家と初心者の感覚差を埋める訓練法も全く
ない。感覚の鈍い者も鋭敏で熟達した者も共通に理解できる人体診断理論は下工理論である。
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⑨ 脈診について
身体内の臓腑と経絡を解剖学的に直接感知せず、手関節の橈骨動脈で経絡を診断するとい
う脈診は、脈診の名人扁鵲さえ、細い竹筒より空の雲を見るようなものと言っている。橈骨
動脈を診ても、心臓細部の状態を診断できない。筆者ならば患者の体を触れず、数メートル
離れた所から患者の脈状も、心臓の負荷診断も知覚することができるのだが。
⑩ 人体組織では心臓、気血の循環以外、生体の動きを認めない
生体は呼吸時、肺ばかりでなく、脳も、腎臓も、腸も、肝臓も主に横隔膜呼吸に連動する
拡張・収縮、回旋、内旋・外旋等の動きをしている。脳脊髄液循環理論も古典にはない。
⑪ 精神作用の所在として心臓を挙げる
脳については全身組織の中枢としての脳機能、精神現象の所在としての認識が弱い。筆者
は動脈・静脈の循環障害、脳脊髄液循環を透視診断するし、脳腫瘍の位置も特定する。種々
の精神疾患と脳の関係もその都度、特定している。
⑫ 鍼灸界では感染症診断は西洋医学の特性であるとして、踏み込もうとしない
身体打撲、外傷以外の急性、慢性の多種の疾患の実体はほとんど感染症が基本にあること。
腫瘍についても良性のものは大部分感染症である。A.B.C 型各肝炎ウイルス感染は病院診断
より更に多い。ポリオワクチンからの不顕性感染も少なくなく、種々疾患に誤診されている。
⑬ 骨折診断ができない
西洋医学では種々骨折について、画像診断で読影不能の多くの微細骨折の診断ができない
が、鍼灸古典理論では更に一切の骨折診断法がない。
(2) 中医学鍼灸の限界
中国では中国西医学界から中医学否定論が出ているし、中医薬大学病院でも中薬のほうが
メーンになっている。
□筆者の河南中医薬大学付属病院での臨床披露
1993 年夏、河南中医薬大学病院にて、求めに応じ透視治療を披露する。腰髄腫瘍手術後の
後遺症から強度の腰痛、坐骨神経痛で入院中の患者を治療した。中医師二人を伴って病棟の
外 50 メートルの地から、遠隔診断に次ぐ遠隔治療を行い治療後、病室で確認する。下肢の
筋力が回復し、先に同患者を治療した医師より強くなる。周囲が驚き大部屋の患者、医師が
集まってきた。当時筆者は扁鵲が行ったという透視診断・透視治療については知らなかった。
(3) 中国西医学界から批判される中医学
最近の隣国、中医学については、中国西医学界から批判にさらされている。メス的機能を
備えた小刀鍼や水鍼という薬品を注入する鍼まで出現し、純粋な鍼灸の適用疾患が狭まって
いる。中医薬大学付属病院でも、腰痛に対して刺鍼で痛みが取れなければ、続けて神経ブロ
ック注射をすることもある。国策としての存在がなければ、日本と同様に街の治療院になる
はずだ。
(4) 科学派鍼灸
疼痛緩和を主目的とする国内、病院内鍼灸では、治してはいけないかのような場面に出会
う。鍼灸の役割は補助であって、仮に西洋医学を超えた効果を上げたら、病院内で採用され
なくなるだろう。鍼灸の適応疾患の種類が非常に少なく、鍼灸が多種疾患に対応できないか
のように鍼灸界が勘違いしてしまう危険性がある。
(5) 西洋医学は多くの疾患を治せない。
炎症、腫瘍が各内臓、脳にあるとするが、その原因は何か、なぜそれが発病したのか、な
8
ぜその部位なのか?説明できないと根本からの治療ができない。動脈瘤、脳梗塞、卵巣嚢腫、
副鼻腔炎、アトピー皮膚炎、食物アレルギーの原因、どれ一つ真の原因が分かっていない。
何よりも種々の症状の発生がなぜ右側なのか、左側なのかそのすべてを説明できない。
新鍼灸法では食物アレルギーの食品を特定できるし、筆者は確実に効果を上げている。ア
レルギー性以外にも「…性」疾患を乱発する。アレルギー性鼻炎は、治るなら、ただ鼻炎で
よい。病名は、すべて西洋医学が治せないことの言い訳に使用している。
多くの内臓、脳疾患原因にも感染症がある。脳神経系、脳疾患には常在性の風疹が多い。
医療からの感染症も非常に多く、出産後や胃潰瘍の術後に他の臓器の障害が起こることが多
いが、最初の手術時の感染が他の臓器に広がり、内臓癌の転移と診断されることもある。疼
痛などから始まった医療や、採血時の感染からも癌診断と下され、次々に病状が悪化して、
難病治療の苦痛からいたましい姿の患者が日々来院する。既往症を幼少時から詳細に聞き出
し、さらに身体的外傷、打撲事故の有無からの関連まで診断時に究明する診断も欠かせない。
反対に難病名の診断をされても単純な疾患であることも数多い。ジストニアの原因では、
頭部の外傷、打撲、向精神薬の常習以外では感染症が多い。歯科治療時の感染、子宮頸がん
ワクチン接種時の感染なども多い。採血時の肘窩からの感染症も日々遭遇する。
大衆から信頼を失っている西洋医学に代わり、社会の期待に応えうる医療の存在は?
唯一その可能性がある医療が存在する。先に挙げた鍼ならば新鍼灸法である。それは今ま
で存在していなかった医療である。昼間見ていなければ夜間、初めて見る広大な大地も、照
射する一条のサーチライトが照らし出された視界のみが大地全体だと勘違いする。西洋医学
は、西洋医学というサーチライトの映し出された視界を外れた人体の存在を知らない。
新鍼灸法は西洋医学というサーチライトの視界外を見る診断法を所有するから日々の臨
床は人体機能、病理理論の新発見の連続である。その治療効果から各科の医師も来院するし、
面識のない医師からの患者紹介もある。多くの頭痛は 1 回の治療でほとんど解消している。
眩暈も多くは 1 回の治療で解消する。いずれも脳内の確実な診断ができなくてはならない。
喘息を初め長期にわたり西洋が治せない多くの疾患を確実に治している。西洋医学では、鍼
灸と同様に症状、あるいは病気のみ治すことを目的として、種々疾患、病気の本体である病
的体質を確実に向上させ、治療により日々、患者を強健体質に変えていくことを知らない。
5.なぜ、新鍼灸法か?
(1) 真の鍼灸とは、多くの分野で西洋医学と入れ替わりうる医療である
鍼灸において生体現象を知るには、自由診療の患者を一日 20 人以上診て治すことが最低
必要で、それが入門である。30 人を超してようやく治る鍼灸が分かりかけ、治療に自信が見
えてくる。そして 40 人を目指すことである。真の人体機能とその疾患、障害の様子が手を
取るように視えてくる。すると全体を支配している新鍼灸法でいう気の流動と全身の組織、
器官機能との連繋が視えてくるので、全身組織が同時に回復するかどうかも視えてくる。後
は気の診断に基づく 1~2 穴の切皮刺鍼で、
診断時視えていた全組織の血流が数秒で各臓器、
組織に活発に循環して全身機能が同時に回復する様子をとらえることができる。
それからが本格的人体の学習、本格的鍼灸臨床であり、一日 50 人を超すと未知の新しい
医学が拓かれてくる。このころになると西洋医学、古典鍼灸の理論上の誤りが、舞台裏を見
るようにすべて視えてくる。そしてその過程で、西洋医学の効果がなぜ限界なのか、理由を
知ることができる。A・B・C 型各肝炎ウイルスを確実に治す薬品はなく、MRSA を初め多
剤耐性菌が増加している。蓄膿症が完治せず、中耳炎が完治しないことも、西洋医学で診断
できない常在性の感染症だからである。唯一最大の特効薬であるのは本人の白血球である。
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つまり全身にわたる血液循環の改善を確実に図れるのが最高度の鍼灸治療なのである。
鍼灸は薬剤とは違う。発見、開発をしなければならない薬剤に比較して、人体には既に体
内に疾患、病を治すシステムが存在している。そのシステムは、地中の蝉の幼虫が地上に出
す空気穴のように、必ず体表のいずれかのポイントと連結している。その体表の生体の反応
ポイントを検出すればよいのである。体内に存在するものを検出するだけであるから薬剤開
発より比較にならないほど容易に、新しい効果を開発することができる。
この新鍼灸法は、長年にわたりセミナーで公開してきた。定期的セミナー以外にも各地で
公開セミナーを開催してきた。セミナー会場も北海道から、四国、広島、京都、名古屋、宇
都宮、横浜、池袋と開催した。
当研究会では最近、セミナー内容と各疾患の診断と治療も動画で配信しているので「鍼灸」
「新鍼灸法」で検索することをお勧めする。新鍼灸法セミナーでは、「遠隔透視診断・遠隔
治療」の動画も掲載している。新鍼灸法と同じく筆者が創始し、主宰する手技療法・律動法
でも、研究科在籍者 15 人全員が行った患者から 3~5 メートル離れた地点からの脊椎、骨盤
の診断、腎臓、肺、婦人科、脳の左右の異常側の遠隔診断がすべて正解だった。次にその同
じ距離からの腰椎 5 番の律動調整の遠隔治療にも成功した。上に挙げた異常個所も全員がす
べて正常化させている。この遠隔透視、遠隔治療の動画は国内外おそらく初の試みであろう。
このように素問霊枢以前の神医扁鵲が駆使した遠隔透視治療・遠隔治療を 15 人全員が再現
したのである。平成 27 年 8 月の第 5 回夏期錬成セミナーでは新たに二人の参加者が遠隔透
視診断を修得する。10 月の基礎シリーズ参加者 2 人が数回の参加にもかかわらず、腎臓の異
常側、脳の左右差、頭蓋骨の左右差の基礎的遠隔透視診断を成功させている。本人はその体
験を「鳥肌が立った」と表現していた。
筆者自身の遠隔透視治療では、一般者対象の平成 27 年 8 月の講演会会場で参加者 70 人全
員を同時に透視診断し、全員の同時集団治療を行って全員の疾患を改善している。10 月現在、
新鍼灸法と律動法研究会参加者で遠隔透視診断修得者は 20 人になっているが、扁鵲の透視
診断修得者 50 人を養成することが筆者の目標である。
(2) 新鍼灸法でこそ西洋医学を超え、社会の要請に応えられる
セミナーでは人体をどのように解釈し、どのように効果を上げられるかを実際の現場で披
露し、正しい鍼灸に課せられた効果がいかに厳しいものであるか実証している。内臓、脳、
脊椎、脊髄疾患にしても、感染症にしても西洋医学の画像診断、血液検査以上の診断力を有
し、精神疾患では、精細な脳診断から脳・精神機能の関連性診断により多くの患者を治して
きた。面識のない病院からの紹介も少なくない。
(3) 新鍼灸法とは
それを半身症候鍼灸法という。筆者茂木 昭が平成 5 年に創案、以降、永年のデータに基
づき、自らの透視診断を駆使し完成した治療法である。創始者が現存しているのだから、生
体理論、診断理論を古典理論のような教条的な解説はしていない。体内透視にしても学習者
自らの感覚で段階を追って修得して行ける指導、方法を採っている。その理論は適時、透視
診断と実際の臓器、骨格系の状態を治療前後の比較から解説している。
近年のセミナー参加者の修得の進歩は驚異的である。半身症候鍼灸法というこの新鍼灸法
は、0番鍼を後頭部に1ミリ、それも1~2箇所の浅刺鍼で置鍼時間は 10 秒、それは伏臥
時の治療後の診断のチェック時間でもある。着衣のまま、治療前後の診断時間を含め治療時
間は5~6分である。あらゆる疾患、障害に効果を上げている。生体は刺鍼後 3 秒で全身の
血液循環が改善して、灸をせずとも下肢から内臓全てが温かくなる。全身の血流が活発にな
り、筋肉にも張りが出て全身が締ってくる。
10
犬猫の治療では受付を制限しているが、それでもすべての障害の治療を要望してくる。
犬猫のペットの治療は現在、一日数匹に制限している。通院患者以外のペットは断わり、治
療後も他には紹介しないように伝えているが、噂を聞き問い合わせがくる。いきなり、一度
に 5 匹の犬を車に乗せ来院した人もいた。無条件で受け入れていたら、数年後には犬猫のほ
うが多くなり、人間の治療ができなくなることが目に見えている。動物病院からのいやみも
時に患者から聞いている。
そのペットの疾患も骨折から、各種内臓疾患、内臓の悪性腫瘍、骨折、関節炎、難聴、眼
科疾患等々全疾患に及ぶ。継続する血便、下痢が翌日には止まった等の例も数多い。手術を
宣告されていた膝関節炎が治り、階段を走って上がる。2階より転落し複雑骨折して四肢に
ギプスをしてきた子犬が、初診治療後ギプスをしたまま跳ね回る等、いずれの疾患において
も飼い主が驚きの声を発する効果を上げている。通院患者からのペットの依頼にも、承諾の
言動以外、その疾患、病状について事前には一切聞いたことはないが、今日までに一度も飼
い主が効果に驚かなかった疾患はなかった。
多くの臨床を通じ、風邪、食中毒等の感染症をはじめ内臓疾患、運動器疾患等、犬猫の疾
患は人間の疾患、病気とほとんど変わらないことが分かる。呼吸器の結核菌等の感染症、悪
性腫瘍も多い。視覚から判断できる治療効果も人間より顕著で飼い主が驚いている。治療後
数秒で変化する。毎回必ず、血流が良くなることで全身が温まり、内臓腹部も締り、張りが
出てくる。毛根が締り、毛つやがよくなる。血流が良くなるので、体毛の色が濃くなる。こ
れらの反応と、瞬間にして元気になる行動を飼い主が明瞭に理解している。
ここで注目して頂きたいのは、動物医院の治療は西洋医学であるということである。多疾
患にわたるその治療で、動物病院より圧倒的に効果を上げているということである。
そのことからも新鍼灸法が人間に関しても、同じ西洋医学より多分野で高度の効果を上げ
ていることが想像できると思う。
飛行機を利用する遠方からの患者でも一人の治療時間は初診でなければ 4~6分で、刺鍼
は着衣のまま後頭部に1~2箇所の浅刺である。ただその診療のため一日がかり、二日がか
りで来院する。慢性疾患なら、数か月に一回、半年に一回、一日で帰る患者もいれば、数日
滞在し受診する患者もいる。診断から刺鍼、チェックまですべて一人で行う筆者一人の一日
の患者数は 100 人を超すこともあるがすべて自由診療である。最高時は 120 人であった。
扁鵲の透視治療の再現を掲げている透視診断については、脳腫瘍の診断、下垂体の診断、
動脈・静脈の循環について前述した。扁鵲のように塀の外からの病人の診断も完璧に行う。
更に遠隔治療については従来あまり触れずに来たが、20 年以上にわたりロシア、デンマーク、
イギリス、アメリカ、東南アジア、中国、ブラジル、オーストラリア、メキシコ等世界中に
及び、多くの人命も助けてきた。ロサンゼルス空港に到着時、心臓の疾患の症状を訴えてき
た患者はその後、帰国まで快適に旅行したと言う。ブラジル、サンパウロの医師は、飛行機
事故後の後遺症で片足が前に向かず杖を使う歩行をしていたが、3回の治療後、前に向き、
杖なしで歩行できるようになる。インドネシアに出張していた人がベッドから落ち足を骨折
し、依頼があった。その遠隔治療後は、そのまま現地で治療せず帰国できたと言う。水難事
故、交通事故での意識不明者が遠隔治療直後、意識回復するなど、枚挙にいとまがない。だ
が通院患者の治療ができなくなるので、現在は一切断っている。
(4) 病者を救う権利の取得
鍼灸師の皆さん。我々はすでに鍼灸という手段を使い、無限の治療効果を上げる治療を許
可されている。病者を救う義務ではなく、権利を取得している。たとえ国の医療の主流が西
11
洋医学であっても、病院医療を超える効果を上げることも禁止されていない。
(5) 高度鍼灸修得のための要件
高度鍼灸は、権威、他者の指導に追従していくものではない。すべて治療家自身の知覚と
推理で診断し、効果を検証するシステムを有するものである。
① 古典鍼灸理論を離れる洞察力があるか、否か?
その理論の正しさを自ら実証して、確信を持つ臨床をすること。生体現象の多くが未知の
世界であるから日々効果を向上させる医療でなくてはならない。医療は古代遺跡ではない。
② 日々の臨床が、未知の生体現象を発見できるものであること
今日、現代医学がいくら発展したと言っても、それは一面である。多方面から見れば、そ
れの解明は氷山の一角、ひとかけらに過ぎない。臨床家自身が自己の体内での動脈、静脈が
全内臓、脳等の組織を潤し還流する状態を知覚できるだろうか?先ず重要なことは、自己の
体内の診断ができるようになり、それを自己治療することである。そして向上した技術を患
者に対して行う。この繰り返しが人体の新たな発見を生み、治療の進歩となる。
(6) 治る鍼灸の原理
ではなぜ治っていないのか、どうしたら治る鍼灸になるのか?
それには正しい異常・正常判定法を所有すること。矛盾する理論をすべて排すること。
西洋医学も同じだが、鍼灸法に厳密な意味の正常・異常の診断法がないのだから、多くの疾
患を治せなくても当然である。診断上重要な 2 ポイントは以下に挙げた。
❶正常・異常の診断法
❷骨格診断法
① 正常・異常を判定する診断法の有無
西洋医学、古典理論鍼灸共に従来の一切の医学には確実な正常・異常の判定法が存在しな
かった。唯一存在するアプライド・キネシオロジー(A・K)での筋肉反射テストを使用す
ることである。簡便かつ的確な筋肉反射テストとして筆者が開発したTRテストがある。セ
ミナーで受講生の多くが2~3分の解説後、実習の第 1 回目から基本をマスターしている。
参考資料に筆者監修 DVD「鍼灸のための筋肉反射テスト」たにぐち書店がある。
② 障害、疾患の症状が同時に生体の治癒反応、治癒現象であることを理解できるか、否
か?
③ 異常状態、病的組織の原因診断法の有無
従来の医療では、例えば眼疾患、頭痛の原因が脳血管障害であると言っても、十年前の腹
部手術時の肝炎ウイルス、MRSA の感染から脳への感染拡大かも知れない。X線診断で腰椎
の変形があり、それが腰痛の原因だと言っても、その因果関係の検証法もない。
④ 知覚鈍麻効果の鍼灸を止める(鍼灸最大の売りであるが)
a) 1分以上の置鍼を止める(鍼灸治療最大の特性である知覚鈍麻により症状が消失さ
せても、直ぐ症状が戻り、治癒力を阻害させ治癒を遅延させる。これは真の治療で
はない)
b) 散鍼を止める
知覚神経の機能低下からの症状の鈍麻である。一時的症状の軽減から、脊髄神経系、
自律神経系の機能低下による内臓、骨格系の機能低下、弛緩を生み、治癒を遅らせる。
⑤ 古典的脈診を止める
脈診で、心臓の各心房、各心室、冠動脈の梗塞、各弁膜の障害等心臓の機能を正確に診断
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できない脈診は無駄である。古典理論的脈診は正確な人体診断の弊害となる。
⑥ 指導者さえ、自身で検証できない陰陽理論、五行診断、経絡診断は止める
小学生でも知っている実際の解剖知識に基づく内臓、組織の微細な炎症部位診断をする。
内臓の機能状態、動脈・静脈の循環状態、脳梗塞、脳出血を診断できなくてはならない。
これらの排すべきものを排し、止めるべきものを止め、思考から不鮮明なものを排すると、
臨床家としての判断力、感性が一気に覚醒され真の生命現象が見えてくる。それが真の治療
家像である。遠隔・透視診断をできるのは筆者のみでなく、研究会・研究科在籍者 15 人、
ほかに 5 人がすべて修得してきたことは前述した通りである(平成 27 年 10 月時点)
。
⑦ 治療前、治療後の明確な変化を知ること
以上の事項を排することからのみ、高度鍼灸効果が得られるが、正しい鍼灸臨床がされた
かどうかの判定が重要である。
その高度鍼灸臨床における、身体の変化を知覚する実技を半身症候鍼灸研究会で指導し、
またセミナーで修得した優秀者には、研修センターでの臨床研修も受け入れている。
❶骨格診断無き医療は、高度医療に非ず
人体は骨格系という容器とその柱、梁の中に全組織が収容され、その中の、脳と内臓機
能で構成されている。頭蓋骨、脊椎、骨盤のいずれかに対し歪みの逆方向への軽いタッチ
刺激のみで、瞬時に多くの内臓疾患、運動器疾患が改善される。脳の歪みのわずかな操作
で一瞬にして顔面の歪み、頭蓋骨の変形が是正され、脳動脈の循環が向上し、目が輝く。
❷脊髄の診断も重要
あらゆる筋肉、関節機能は中枢として左右の脊髄灰白質が支配している。迷走神経を除
く内臓の自律神経もすべて脊髄と連結している。多くの難治疾患では脊髄髄膜の微薄な腫
瘍が原因していることが実に多い。
❸動脈・静脈診断
動脈・静脈の循環機能の診断は、きわめて重要である。動脈の障害か、静脈か?あるい
は両方の障害か?これを中心領域、右半身領域、左半身領域別に気の流動状態として診断
する。この新鍼灸法では、すべての身体・心理的異常の根幹は血液循環の障害であり、す
べての完璧な治療目的を端的に言えばこの動脈・静脈の循環状態を正常にすることに尽き
るという見方をする。
新鍼灸法で言う生体の「気」の概念は、経絡とは異質のもので、全身の組織、器官にエネ
ルギーを送る動・静脈を中心とした、人体全体を上下に流動する気の動きをとらえた理論で
ある。
⑧ 多くの疾患を治せる鍼灸治療
生体全体に対面して、まず着衣上から体内の正しい気の診断と、内臓、骨格、脳を同時に
診断できる診断法を有すること。
(7) 新鍼灸法・半身症候鍼灸法の特徴
多分野で西洋医学に代わる新鍼灸法
東洋医学ではなく、すべてに西洋医学を凌駕する新鍼灸法・半身症候鍼灸
① 適応症はあらゆる疾患、障害にわたり、種々の指定難病疾患にも効果を上げている。
多種疾患に効果を上げられるということはどういうことか?
逆に西洋医学では多くの疾患が原因不明、そして実証性のない診断をしているのである。
例えば突発性難聴、四肢関節の痛みが、歯科、眼科診療による感染症であることが非常に多
い。
半身症候鍼灸法では、筋肉反射テストによって、各障害とその原因、骨格の微細骨折まで
13
診断し、実際の骨格の精細な触診、可動性テストで検証している。感染症についてはプレパ
ラートをサンプルに使用し短時間に多種類同定するが、その感染源まで解明している。ワク
チン、採血からの感染なら、注射部位の肘窩で反応する。その他組織の微細部位(例、眼球
ならば角膜、水晶体、硝子体、網膜、乳頭、膝状体まで障害部位を診断できるのである。習
熟すると脳腫瘍の大きさ、部位まで正確に診断できる)。精神疾患ではその精神的障害を起
こしている血行障害部位、脳の原因部位を特定することができる。
② 確実な正常・異常の診断法の存在(筋肉反射テストによる)
新鍼灸法では確実な正常・異常かの診断法がある。治療の基本は異常を正確に検出し、そ
れを正常化することに尽きる。
③ 高精度の筋肉反射テストは、診断時点で効果を上げ得るものか否か 100%の確率で判
定できる。従って刺鍼後、新たな選穴、刺鍼点を変えることもない。
④ 刺鍼は経穴ではない、人体機能全体を改善する反応点である
刺鍼点は1~2箇所である。刺鍼は極細の0番のみ。深さ1~2ミリ。九鍼の活用、細鍼、
太鍼の使い分けなど全く無用。刺鍼点の選定は気の流動のパターン6種に分類される。多数
穴刺鍼は一時的神経機能の鈍麻による症状の軽減で、生体の全身機能調整能力を混乱させる。
⑤ 半身症候鍼灸法の命名
この半身症候鍼灸の由来について。気象不順のとき生体の症状分布を見ると、症状が右半
身のみ、あるいは左半身のみと、半身のみに顕著に出現することが多い。他には上半身と下
半身では逆に対角線に出現することもある。特に降雨時、台風の低気圧のとき、このような
片側に症状が出現する例が多発した。永年そのデータを取ってきた結果、一定の症状出現の
法則を発見したのである。それは平成5年のことであった。
⑥ 半身症候鍼灸法の治効理論と「気」
半身症候鍼灸での症候側、病位側は体部の同側の軟部組織と深く関係があり、さらにそれ
が神経機能を支配する同側の脊髄左右灰白質、人体の正中部位を支配する脊髄白質。そして
関連する大脳皮質、髄質、脳幹部との関係。更に左右の脳室と第三脳室との関連がある。
この右半身、左半身、そして人体の正中領域のいずれかと、その複合された領域の気の障
害側パターンに生じる機能低下側現象を半身症候現象と名付けた。この半身症候障害側の気
の流れが正常化すると全身器官、組織のすべてが正常化すること、そして数万例以上の臨床
データから例外がないことも検証している
6.新鍼灸法・半身症候鍼灸法の診断と治療
(1) 半身症候鍼灸法の診断法
① 正常・異常診断 TRテスト(筋肉反射テスト)
この筋肉反射テストは、すべての鍼灸法、西洋医学に存在しなかった確実な正常・異常判
定法である。鍼灸に正確な正常・異常の診断法がないということは、鍼灸師が目標にする正
常状態というものを誰も知らないということになる。
TRテストによって正しい脈状を知ることができるが、そのほかに次の3種の診断法ある。
❶正常・異常の判定
TRテストで判定する。一般的A・Kの筋肉反射テストは正常な筋力が異常個所に触れる
と、筋力が低下するもので、①三角筋筋力、②ハムストリングス筋筋力、③母指・小指対立
筋筋力テストも使う。半身症候鍼灸法では、だれでも修得しやすいTRテスト(母指・示指
骨間筋の弾力の低下で判定する)を主に使用する。
O リングテスは A・K から活用したものであるが、正確な診断はできない。
14
筋肉反射テスト・TRテスト
手順 1.自己の母指・示指骨間
筋を片方の示指を固定して
母指でごく微細に軽く挟む
ように沈める。平常時の微細
な弾力を確認する。その弾力
をロックしていると言い、正
常時の基準とする。計量器で
いえば 0 点である。A 図
手順 2.自己の一方の手で診断部位に軽く触れる。B 図
手順 3.次に自己の手の母指・示指骨間筋を再度ごく軽く沈める。A 図
手順 4.診断個所が正常なら、骨間筋の弾力は不変で沈まない。しかし、異常なら正常な弾力
を失い沈んでいく。ロックが壊れるという A 図
※なぜ自己の手の筋力の変化で判定できるのか? 生体に触れた後A・K理論からも 20
秒はその反応が手に継続するからである。
❷病理診断と悪性腫瘍の診断
○一方の手指を触れて診断するのと同様に手順 2.で触れた部位が異常のとき、骨間筋は
弾力が消失し、沈む。A 図 続けて病理組織プレパラートに触れてから、手順 3.の骨間筋を
沈める。A 図 そのとき、骨間筋が元の弾力に反応して、沈まなくなったら、そのプレパラ
ートの組織が反応したのであるから、その触れた部位の組織はプレパラートと同種の病的状
態にある。脳梗塞組織のプレパラートであれば脳梗塞と診断できる。反応せずに骨間筋が沈
んだままならその病理的異常ではないことになる。
○その異常部位が良性か悪性か?
病理プレパラートと同様の方法で癌細胞プレパラートを使い同様の反応を見る。悪性なら
反応し良性なら反応しない。
❸感染症診断と感染源診断
病理診断と同様の方法で、感染ウイルス、細菌プレパラートが反応するか否かを見る。次
にその異常個所に感染症が判明した後、その感染症の異常反応部位のすべてが消失する部位
が検出されればそこが感染源である。ワクチンからの感染であれば、ワクチン接種部位、上
腕や肘窩部などを特定することができる。食中毒の頭痛なら小腸・大腸で反応する。
❹微細骨折診断
高度鍼灸診断において最も基本となる2大原因は、感染症と微細骨折診断である。症状の
ある脊椎、四肢部位に微細骨折の存在しないところはほとんどないと言える。内臓であって
も、呼吸器疾患は上部胸椎、心臓なら中部胸椎の微細骨折、圧迫骨折が存在する。関節にお
いても靭帯損傷はすべてその元に骨の損傷がある。骨格に損傷がない靭帯、筋肉の障害はな
い。微細骨折可動性テストと TR テストを併用する。この微細骨折(マイクロフラクチャ―)
診断は微細骨折可動性テストによるが実技実習の場でしか解説できない。
② 半身症候側種類
右半身症候は脊柱より右半身側に病位(気の上行下行の流動障害)
左半身症候は脊柱より左半身側に病位(気の上行下行の流動障害)
15
中心症候は脊柱の正中線より左右 1.5 ㎝外側内に病位(気の上行下行流動障害)
以上 3 種とその複合の全 6 種(次の 6 種のうちのいずれかの病位がある)
。
1.中心症候 2.右半身症候 3.左半身症候 4.右半身・中心症候5.左半身・中心症候
6.両側半身症候
以上の 6 種のいずれかの異常診断に基づく刺鍼である。
③半身症候側診断法
❶座位の患者の上半身の側方に立ち、左右
の手を各胸部、背部を 2~3 ㎝空けて挟むよ
うにする。その手を顔面と後頭部からそれぞ
れ 2~3 ㎝離し、手指先を垂直に頭部から胸
部、腹部とその空間を黒板にチョークで線を
引くときのスピードで上方より擦過する。
❷次に TR テストをする。テストに異常が
表示されればその部位の半身症候の異常と
なる。その要領でそれを患者の正中部位、右
半身部位、左半身部位と順次に診断する。右
半身に異常があれば右半身症候である。左半身にあれば左半身症候、中心部位に異常があれ
ば中心症候である。後の 3 種とその複合で、計 6 種のどれかが該当する。
④ 半身症候側刺鍼点
1.右半身症候 →右天柱付近の反応点への刺鍼
2.左半身症候 →左天柱付近の反応点への刺鍼
3.中心症候
→脳戸付近の反応点への刺鍼
4.その他 3 種の複合半身症候
それぞれの脳戸と天柱付近の 1~2 個所の刺鍼である。例、右半身症候・中心症候→右天柱
付近と脳戸付近 左半身症候・中心症候→左天柱付近と脳戸付近 両側半身症候→両側天柱
付近
⑤ 刺鍼後の再チェック
刺鍼後の置鍼は 10 秒くらいでよい。その間、伏臥でのナクラステスト、ハムストリング
筋力テストを行い全体の骨関節系疾患の回復を確認する。置鍼に 10 分~30 分の一般的鍼灸
の置鍼は機能回復していないから、知覚鈍麻させる時間を必要とするのである。
(2) 治療後
① 治療後、すべての異常状態が改善されていなければならない
診断時チェックした部位のチェックをして確実に治療されたかどうか調べる。もし、効果
が不じゅうぶんなときは、より効果を上げる選穴を考えることはない。ただ診断の誤りであ
るから、半身症候診断を再度チェックして正しい診断の下に刺鍼し直すのである。
② 毎回健康度と体質が向上変化されていかなければならない
症状が消失した、楽になった、治ったでは正しい治療とは言えない。老人の円背も毎回確
実に伸びて、老人の難聴も改善していくものでなくてはならない。
7.高度鍼灸法のための鍼灸観と新鍼灸法修得法
① 半身症候鍼灸法の世界は無限である
この新鍼灸法、半身症候鍼灸は筆者が平成 5 年創案後、今日に至るまで日々未知の人体機
能現象を発見してきた。その理論は現代医学理論を覆すものが数多くある。そして今日、西
洋医学が、医原病ともいえる医療自ら創出した主に感染症障害、病気が増大している。
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古典に言う、腎がなぜ先天の気なのかも分かるし、胸椎2番の傍側がなぜ風門としたのか
分かってくる。古典理論には一部優れたことが挿入されている。
② 半身症候鍼灸臨床の基本は、体質を治し難治疾患を治すもの
治療は各疾患を治すと同時に、毎回健康度を向上させていくものでなくてはならない。
80 才の老人の円背も伸び、以前より背が高くなる。老人の難聴も改善する。
③ 今日の社会で鍼灸師が盛業するコツ
❶まず治る鍼灸法を見つけ出すこと
治る鍼灸の発見にもかかわってくるのだが、高度治療家、鍼灸名人になるための基本を
お話しする。それは自己の身体感性を向上させることが、最大のポイントである。
❷治療界にある、様々な数ある助言にも惑わされないこと!
例を挙げると、「手を温かくする方法」
「治療家の手の作り方」など書籍などで見るが、
手は意図的に温かくするものではない。正確な診断ができることに伴いその手指、手掌の
知覚神経機能が向上し、最高の血流状態となることから必然的に穏やかな温感状態になっ
ている。触診は手で知覚するものではない。手を通し、身体、脳で知覚するものである。
④ 医療機関の傍に開業するとよい
何科でもよい。すべての科の医院、病院に対抗できるからである。治らない患者が大勢通
院しているのである。
⑤ 古典理論にも、現代鍼灸界でも、治療技術向上のための体作り、感性の指導がない
各指導者の感性を疑うのである。半身症候鍼灸法での最近の受講生はごく短期に筆者が凄
い、凄いと声を上げるほど治療家としての変身を遂げている。
⑥ なぜ鍼灸師は高度臨床修得を断念、挫折するのか?
なぜ臨床技術向上を計ろうとせず、鍼灸家の道をあきらめるのか?治療というものは特殊
な性格があるとは言え、他のあらゆる分野においても最初はできない、知らないから身につ
けていくのだが、治療界の学習者は治療を安易に見ているものが非常に多いということに尽
きるだろう。誤りを指摘されると自分の能力に不安を感じ、そのプレッシャーにつぶされる。
その理由は、最初から治療というものは難しいであろうという先入観を抱きつつ、学習に向
かう。自己防衛意識が強く腰が引けている。
治療ということは、患者にとっても健康体という明るい性格に変身することでもある。治
療家も臨床を通して理想の治療家像に性格を変えていく必要がある。
鍼灸師の皆さんへ!
あなたは一生の内に自分自身の体、脳をどれだけ知り尽せるだろうか?大脳組織の動・静
脈流の停滞部位、硬化部位、常在性の感染病原体の感染部位、先天的血行障害部位。左右の
大脳は気象に対するバランス作用もあり常時完璧な人はいない。性格自体、多くは完璧では
ない。これも脳の血行障害部位と関連する。少年期、幼年期の頭部打撲の影響、時々咳が出
る、自分の左右肺の常在菌の定着部位、背中が張る体質、膝が痛む体質、幼少時、内臓疾患
での手術からの感染症の影響。これらの自分自身の体質、性格を分析できるのだろうか?
鍼灸は自己の体の診断と治療ができる。自己の体で人体を知り、治療技術を向上させるこ
とは同時に自身の治療的感性を向上させる。そして患者より常時健康度の高い体を作る。治
療とは患者との気の健康度の差で、術者の方が高いとき患者を正確に診断できるのである。
筆者は平成の世に扁鵲の透視診断を再現する名人治療家を 50 人輩出する目標を掲げてい
る。既に数メートルの距離から脊椎、骨盤、頭蓋骨、脳、内臓の左右差を正確に診断し、更
にその距離からそのすべてを治療できる治療家を 20 人弱養成した。
17
下の写真は、以前の公開セミナー時、恒例の遠隔治療の実演披露。
治療の前後、精細なチェックにより確実な治療効果を検証する。
左、横浜開港記念館でのセミナ
ー。外からのビル内の受講生に
遠隔治療、平成7年
写真左、新大阪でのセミナ
ー風景
平成8年、
右、新大阪セミナー会場の
外からビル内の受講生へ
の遠隔治療、平成8年
参考書籍・DVD
「鍼灸のための筋肉反テス
ト」
たにぐち書店
鍼灸界初の正確な正常・異
常判定法!
検査部位への接触で正常・
異常を。感染症、悪性・良
性鑑別まで正確な診断と確
実な選穴まで検出できる。
テスト法と臨床での各活用
法も収録。
4,860 円(税込)
18
「鍼灸臨床現場シリーズ」
天柱・脳戸周辺の反応点のみです
べてを治す半身症候鍼灸法の特徴
と要点。悪性腫瘍、各種感染症、
椎間板ヘルニア、楽器演奏の治療、
犬・猫の治療、遠隔治療他 18 症例
収録。半身症候鍼灸の実際を紹介。
上下 2 本組
10,800 円(税込)
「鍼灸臨床現場
「鍼灸臨床現場
シリーズ」第 2
シリーズ」第 3
巻
巻
16 症例の紹介上
16 症例の紹介上
下 2 枚組DVD
下 2 枚組DVD
10,800 円(税込)
10,800 円(税込)
たにぐち書店
たにぐち書店
「 奇跡の新鍼灸と手技治療」
知道出版
半身症候鍼灸法と律動法
のテキストである。
両治療法の詳細な診断から治療
の手順まで多くの写真を掲載し
解説している。広く治療法の真
髄にも言及。鍼灸界人気の書籍
である。
(
「生命のささやき」の
改題)2,160 円(税込)
「気の治療学」中央通信社
新鍼灸法と律動法に関する知識。
筋肉反射テストやL5、頭蓋骨の調
整法を一般の方にもわかりやすく紹
介し、各種の健康知識、生活上の有
害物質、有害飲食物の一覧と判定法
を紹介。本書自体の治療効果として
のエネルギーも評判になっている。
1,080 円(税込)
19
「手技治療のための
筋肉反射テスト」
本書は従来の筋肉反射テス
トを理解し易く解説。更に誰
でも修得できる TR テストの
徹底指導を記載した。写真多
数収録。たにぐち書店
1,940 円(税込)
律動法の基本を精
運動器疾患、内臓疾
細に基本から臨床
患、精神疾患まで、
例に至るまで手に
全 40 症例を収録。律
取るように分かり
動法の臨床現場をす
やすく映像で初め
べて公開、全 3 巻、3
て解説した、 画期
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律動法
エンタプライズ刊
13,650 円
現在再版改訂版
編集中。
20
律動法研究会
周気堂治療室
セミナー会場
東海道新幹線・新横浜で横浜線に乗り換え、1 つ目菊名から 2 駅目です。
東横線綱島駅は特急・通勤特急のみ停車しません。急行は止まります。
東横線綱島駅北口バス乗り場、③か④番から 5 つ目、高田住宅前下車 2 分
律動法研究会
信身治療センター
東横線綱島駅下車東口より徒歩 2 分あゆみ BOOKS の前のビル2F
一般社団法人・律動法協会
半身症候鍼灸研究会
律動法研究会 (周気堂治療室内)
〒223-0065 横浜市港北区高田東 1-24-1 TEL045-531-2716 FAX045-531-2729
www.hanshoshin.com www.ritsudou.com
e-mail [email protected]
信身治療センター(臨床研修センター)
〒223-0052 横浜市港北区綱島東 1-6-15 吉原ビル 2F
TEL・FAX045(546)1179
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